JP3256556B2 - 位置決め装置 - Google Patents

位置決め装置

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JP3256556B2
JP3256556B2 JP07957591A JP7957591A JP3256556B2 JP 3256556 B2 JP3256556 B2 JP 3256556B2 JP 07957591 A JP07957591 A JP 07957591A JP 7957591 A JP7957591 A JP 7957591A JP 3256556 B2 JP3256556 B2 JP 3256556B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粗動及び微動を用いた位
置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7はかかる位置決め装置の構成図であ
る。テーブル1上にはスライダ2が静圧軸受3によりス
ライド自在に支持されている。このスライダ2には圧電
素子4が設けられるとともにミラー5が設けられてい
る。又、このスライダ2は粗動機構6の移動ロッド7と
連結している。なお、圧電素子4の変位位置にはミラー
4aが設けられている。
【0003】一方、レーザ発振器8がテーブル1上に設
けられるとともに各レーザ干渉計9、10、ビームスプ
リッタ11及びミラー12が設けられ、レーザ発振器8
から出力されたレーザ光がビームスプリッタ11により
2方向に分岐され、その一方の分岐レーザ光がレーザ干
渉計9を透過し、ミラー5で反射して再びレーザ干渉計
9に入射するようになっている。又、ビームスプリッタ
11により分岐された他方の分岐レーザ光がミラー12
で反射してレーザ干渉計10に至り、このレーザ干渉計
10を透過してミラー4aで反射して再びレーザ干渉計
10に入射するようになっている。そして、これらレー
ザ干渉計9、10の干渉出力はそれぞれレシーバ13、
14により各電気信号に変換されて位置制御装置15に
送られる。
【0004】この位置制御装置15は粗動及び微動の各
制御を実行する。すなわち、位置制御装置15の粗動制
御機能はレシーバ13からの電気信号からミラー5の位
置、つまりステージ2の位置を求め、この位置と目標位
置との偏差を求めてこの偏差に応じた粗動制御信号を送
出する。この粗動制御信号は粗動駆動回路16に送ら
れ、この粗動駆動回路16は粗動制御信号に従って粗動
機構6を駆動する。
【0005】又、位置制御装置15の微動制御機能はレ
シーバ14からの電気信号からミラー4aの位置、つま
り圧電素子4の変位位置を求め、この位置と目標位置と
の偏差を求めてこの偏差に応じた微動制御信号を送出す
る。この微動制御信号は微動駆動回路17に送られ、こ
の微動駆動回路17は微動制御信号に従って圧電素子4
に電圧を印加する。
【0006】しかしながら、上記位置決めでは粗動及び
微動の各制御ともフィードバック系を形成している。こ
のため、微動制御、粗動制御共にレーザ発振器8、レー
ザ干渉計9、10及びレシーバ13、14から構成され
るレーザ測長系をフィードバックセンサとして用いてい
るために、圧電素子4の変位位置の最終的な位置決めは
レーザ測長系の位置検出精度の制限を受ける。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように圧電素子
4の変位位置の最終的な位置決めはレーザ測長系の位置
検出精度の制限を受ける。そこで本発明は、レーザ測長
系の位置検出精度の制限を受けずに高精度に位置決めで
きる位置決め装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、微小変位する
微小変位素子と、この微小変位素子を移動させる粗動機
構と、微小変位素子の変位位置を測定する位置検出手段
と、微小変位素子を目標位置に向かって所定の変位量で
1ステップずつ微小変位させ、かつ所定ステップだけ微
小変位させた後に微小変位素子の変位をゼロに縮める
ープンループ制御手段と、微小変位素子が所定ステップ
だけ微小変位した後に変位量をゼロにすると共に、粗動
機構を移動制御して微小変位素子の所定ステップ分の変
位量だけ微小変位素子を移動させる粗動フィードバック
制御手段とを具備し、オープンループ制御手段による微
小変位素子の変位と、粗動フィードバック制御手段によ
る変位を繰り返すことにより微小変位素子を目標位置に
位置決めすることによって上記目的を達成しようとする
位置決め装置である。
【0009】
【作用】このような手段を備えたことにより、オープン
ループ制御手段による微小変位素子の変位と粗動フィー
ドバック制御手段による変位とを繰り返すことにより微
小変位素子を目標位置に位置決めする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。なお、図7と同一部分には同一符号
を付してその詳しい説明は省略する。
【0011】図1は位置決め装置の構成図であり、図2
は電気回路の構成図である。スライダ2上には圧電素子
4が設けられている。この圧電素子4は微動駆動回路1
7から印加された電圧に応じて微小変位する。
【0012】一方、レシーバ13の出力端子は微動粗動
制御回路20に接続されている。この微動粗動制御回路
20は粗動制御機能及び微動制御機能を有している。粗
動制御機能はレシーバ13からの電気信号からミラー4
aの位置、つまり圧電素子4の変位位置を求め、この位
置と目標位置との偏差を求めてこの偏差に応じた粗動制
御信号を送出する機能を有している。又、微動制御機能
は粗動制御機能によりスライダ2を移動しているときに
スライダ2の移動分だけ圧電素子4が縮むような電圧を
印加し、スライダ2を停止しているときに微小距離だけ
変位させる微動制御信号を送出する機能を有している。
従って、粗動制御機能はフィードバック制御系を形成
し、又微動制御機能はオープンループ制御系を形成して
いる。
【0013】粗動駆動回路16は微動粗動制御回路20
からの粗動制御信号を受けて粗動機構6を動作させる機
能を有するもので、図2に示すように補償回路16a、
D/A変換器16b、PWM制御回路16c及びアンプ
16dが直列接続された構成となっている。
【0014】微動駆動回路17は微動粗動制御回路20
からの微動制御信号に従って圧電素子4に電圧を印加す
る機能を有するもので、D/A変換器17a及びアンプ
17bが直列接続された構成となっている。
【0015】次に圧電素子4への印加電圧について説明
する。圧電素子4の印加電圧に対する変位特性には図3
に示すようにヒステリシスが生じる。しかしながら、微
小変位領域Aにおけるヒステリシスは小さく、例えば図
4に示すように圧電素子4の微小変位5nmを生じる印
加電圧Vsであれば、ヒステリシスによる誤差は 0.3n
mの範囲内になる。この範囲 0.3nmを無視できるオー
ダの位置決めにあたってヒステリシスによる誤差の影響
はほとんどない。従って、微動粗動制御回路20の微動
制御機能は圧電素子4に対して1ステップ 2.5nm以下
変位の微動制御信号を送出する。なお、粗動機構6及び
レーザ発振器8はコンピュータ21により動作制御され
ている。次に上記の如く構成された装置の作用について
説明する。
【0016】例えば、微動粗動制御回路20の微動制御
機能は圧電素子4を1nm変位させる微動制御信号を送
出する。この場合、圧電素子4が1nm/10Vの変位特
性を有すれば、1nm変位させるのに10Vの電圧を圧
電素子4に印加する微動制御信号を送出する。この微動
制御信号は微動駆動回路17に送られ、この微動駆動回
路17は変位1nmに応じた電圧Vsを圧電素子4に印
加する。この電圧印加により圧電素子4は図6に示すよ
うに1ステップ1nm変位する。再び微動制御機能は圧
電素子4を次のステップでさらに1nmだけ変位させる
微動制御信号つまり2nm変位させる微動制御信号を送
出する。以下、同様に微動制御機能は圧電素子4を1ス
テップ1nmだけ変位させる微動制御信号を5ステップ
送出する。従って、圧電素子4は5ステップで5nm変
位し、このとき圧電素子4には50Vの電圧が印加され
る。
【0017】微動粗動制御回路20の微動制御機能は圧
電素子4が5nm変位すると、圧電素子4への印加電圧
を「0」とし、これと同時に微動粗動制御回路20の粗
動制御機能はスライダ2を5nm変位させる粗動制御信
号を送出する。かくして、スライダ2は粗動機構6によ
り5nm変位する。
【0018】以下、同様に微動制御と粗動制御とが連動
して粗動制御により圧電素子4が1ステップ1nmづつ
変位して5ステップ5nm変位し、次に粗動制御により
5nm変位する。このようにして圧電素子4の変位位置
が目標位置に到達すると、位置決め制御は終了する。
【0019】このように上記一実施例においては、圧電
素子4をオープンループ制御により目標位置に向かって
微小変位させ、圧電素子4の微小変位に連動させて粗動
機構6を粗動させるようにしたので、圧電素子4の1ス
テップを1nmとし、5ステップごとに粗微動運動させ
たときにヒステリシスは上記の如く 0.3nmとなり、圧
電素子4の位置決め精度をオープンループで1nmオーダ
にすることができる。この場合、レーザ測長系の測定制
限の影響を受けることはない。そのうえ、圧電素子4の
ヒステリシスの影響も受けない。従って、圧電素子4の
変位特性を有効に使用できて高精度に位置決めができ
る。
【0020】なお、本発明は上記一実施例に限定される
ものでなくその要旨を変更しない範囲で変形すればよ
い。例えば、圧電素子に代えて電歪素子、磁歪素子など
を用いてもよく、又レーザ測長系に代えてリニアスケー
ルを用いてもよい。又、ヒステリシスのない圧電素子を
用いれば、さらに精度高い位置決めができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、
小変位素子のヒステリシスによる誤差を生ぜず、かつ
ーザ測長系の位置検出精度の制限を受けることなく、レ
ーザ測長系の分解能以下で高精度に位置決めできる位
置決め装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる位置決め装置の一実施例を示す
構成図。
【図2】同装置の回路構成図。
【図3】同装置における圧電素子の変位特性図。
【図4】同装置における圧電素子の低電圧領域の変位特
性図。
【図5】同装置における微動及び粗動による変位を示す
図。
【図6】同装置における微動及び粗動の連動を示す図。
【図7】従来装置の構成図。
【符号の説明】
2…スライダ、4…圧電素子、6…粗動機構、8…レー
ザ発振器、9…レーザ干渉計、13…レシーバ、16…
粗動駆動回路、17…微動駆動回路、20…微動粗動制
御回路。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 3/12 305 G05D 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小変位する微小変位素子と、 この微小変位素子を移動させる粗動機構と、 前記微小変位素子の変位位置を測定する位置検出手段
    と、 前記微小変位素子を目標位置に向かって所定の変位量で
    1ステップずつ微小変位させ、かつ所定ステップだけ微
    小変位させた後に前記微小変位素子の変位をゼロに縮め
    オープンループ制御手段と、前記微小変位素子が所定ステップだけ微小変位した後に
    変位量をゼロにすると共に、前記粗動機構を移動制御し
    て前記微小変位素子の所定ステップ分の変位量だけ前記
    微小変位素子を移動させる 粗動フィードバック制御手段
    と、を具備し、 前記オープンループ制御手段による前記微小変位素子の
    変位と、前記粗動フィードバック制御手段による変位と
    を繰り返すことにより前記微小変位素子を前記目標位置
    に位置決めする ことを特徴とする位置決め装置。
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