JP3256470B2 - 原子結合された(融着された)半導体材料を使用して拡大された波長応答範囲を有する低光レベルイメージ検出装置 - Google Patents

原子結合された(融着された)半導体材料を使用して拡大された波長応答範囲を有する低光レベルイメージ検出装置

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JP3256470B2 JP19005497A JP19005497A JP3256470B2 JP 3256470 B2 JP3256470 B2 JP 3256470B2 JP 19005497 A JP19005497 A JP 19005497A JP 19005497 A JP19005497 A JP 19005497A JP 3256470 B2 JP3256470 B2 JP 3256470B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に電磁放射線
の検出器に関し、特に半導体材料により構成されたイメ
ージ検出装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】イメージ増倍管および通常の背面照明さ
れたシリコンベース電荷結合装置(CCD)は、一般に
電磁放射線の検出器として使用されている。しかしなが
ら、これらの通常の装置は、波長応答範囲が典型的に可
視範囲(すなわち、約0.4マイクロメータ乃至0.8
マイクロメータ)に制限されている。特に、これら通常
の検出器の感度は、近赤外線(NIR)のような赤外線
(IR)範囲(すなわち、約0.8マイクロメータ乃至
2.0マイクロメータ)の光に対して低い。これが多く
の適用、特にいわゆる低光レベル(LLL)として大き
な欠点である。それは夜空がかなりの量のNIR照明に
よって特徴付けられるためである。
【0003】しかしながら、通常のCCD検出器は、比
較的簡単で低雑音の読出し構造という利点を提供し、こ
の低雑音読出しは積分ゲートの下方での電荷の直接収集
に固有である。特に、通常のCMOSまたはCCDイメ
ージ検出装置は、フォトゲート構造の下方で電荷キャリ
アを直接収集し、それによって通常のIR検出器におい
て使用される通常の電圧モードのリセット動作ではな
く、電荷の“無雑音”移動による各画素のリセットが可
能になる。トランジスタを通る直接注入による以外、通
常のハイブリッドIR焦点平面アレイ(FPA)技術で
このような電荷収集方式を実施することはできない。し
かしながら、直接注入技術は、トランジスタの抵抗が過
度に高くなり、その結果注入効率が劣化する非常に低い
光レベルでは実施不可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、可視光および赤外線のような2つのスペクトル領域
内の電磁放射線を検出することができる改良されたイメ
ージ検出装置を提供することである。本発明の第2の目
的は、NIR帯域において非常に感度が高く、かつさら
に低雑音のCCDまたはCMOSタイプの読出し構造を
使用する低光レベルイメージ検出装置を提供することで
ある。本発明のさらに別の目的は、低光レベルで非常に
感度の高く、かつ原子的に結合されている異なるバンド
ギャップを有する複数の半導体タイプから構成されてい
る改良されたイメージ検出装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による方法および
装置によって上記およびその他の問題が克服され、本発
明の目的が達成される。本発明のイメージ検出装置は、
情景の映像の形成を行うための複数の単位セルを有し、
各単位セルに対して、第1の表面に隣接して配置された
低雑音のフォトゲート読出し回路を有するシリコン半導
体材料の第1の層と、約1マイクロメータより長い波長
を有する電磁放射線を吸収して電荷キャリアを発生させ
るためにIII−V族半導体材料、II−VI族半導体材料、I
I−IV族半導体材料、およびIV族半導体材料の1つから
選択された半導体材料の第2の層とを具備し、第1の層
の第1の表面と反対側の第2の表面は前記第2の層の表
面に対してヘテロ接合境界面で原子的に結合され、半導
体材料の第2の層は半導体材料の第1の層のバンドギャ
ップより狭いか、それにほぼ等しいか、或はそれより広
いバンドギャップを有しており、発生された電荷キャリ
アがフォトゲート読出し回路による収集のために原子的
に結合されたヘテロ接合の境界面を横切って移動され、
前記低雑音フォトゲート読出し回路はCCD読出し回路
またはCMOS読出し回路のいずれかとして構成されて
いることを特徴とする。
【0006】本発明は、ワイヤボンディングを介在させ
ず、バンプハイブリット化せず、或はゲートまたはダイ
オードトランジスタ変調による相互接続を行わずに1つ
の半導体材料から別の半導体材料への直接フィールドま
たは拡散ベースの移送を使用する。本発明によるイメー
ジ検出装置は、シリコン(または他の広いバンドギャッ
プ半導体)CCDまたはCMOS回路によって感知され
た波長で、或は III−V族またはII−VI族半導体材料の
層のような結合されたIR応答性の吸収層によって感知
された長い波長で、情景がイメージ検出されることを可
能にする。例えば、II−VI族半導体材料は近赤外線NI
R(ほぼ0.8乃至2μm)、SWIR(ほぼ1乃至3
μm)、MWIR(ほぼ3乃至5μm)、LWIR(ほ
ぼ8乃至12μm)またはVLWIR(ほぼ12乃至2
5μm)に応答する。
【0007】本発明の技術は、シリコンベースのLLL
CCD技術を長波長(例えば、NIR)の検出に拡大
し、またIR検出能力を有するシリコンベースのCMO
Sイメージ検出装置を形成するために適用される。
【0008】本発明の技術にしたがって構成された放射
線検出器は、2次元イメージ検出アレイを形成するため
にヘテロ接合の結合を使用し、半導体材料を選択するこ
とによりLLLイメージ検出のために最適化されてもよ
い。さらに本発明の技術にしたがって構成された放射線
検出器は、電子的移送を容易にするために制御されたエ
ピタキシャル成長および適切なドーピングにより2つの
選択された半導体材料のバンドギャップエンジニアリン
グを使用することができる。
【0009】本発明によるイメージ検出装置の製造方法
は、半導体材料の第1の層の第1の表面上に電荷モード
の読出し回路のアレイを形成するために第1の層を処理
し、基板の表面上に電磁放射線を吸収し、読出し回路で
収集される電荷キャリアを発生する半導体材料の第2の
層を成長させ、第1の層の第1の表面と反対側の第2の
表面と、基板の表面上に成長された第2の層の露出され
ている表面を処理し、熱処理によって処理された層の表
面の1つを別のものに原子的に結合するステップを含ん
でおり、第2の層の半導体材料は、第1の層の半導体材
料のバンドギャップより狭いか、それにほぼ等しいか、
或はそれより広いバンドギャップを有していることを特
徴とする。
【0010】本発明によるイメージ検出構造は、通常の
シリコンベースのCCD検出をもっと長いIR波長に拡
大しながらCCD読出し構造に固有の低雑音動作を保持
する。したがって、イメージ検出構造はCCDとして構
成された場合には、通常のシリコンまたはGaAs C
CDの波長制限を克服し、一方においてこれらの装置の
低雑音動作を保持しながら、検出可能な波長範囲が、結
合された光学的に活性のIR応答層のNIR、SWI
R、MWIR、LWIRまたはVLWIRスペクトル領
域に拡大されることを可能にする。
【0011】さらに、本発明のCMOSおよびCCDの
両構造には、通常のIR検出器において使用される通常
の電圧モードのリセット動作ではなく、電荷の“無雑
音”転送による各画素のリセットが可能になるフォトゲ
ート構造における直接的な電荷キャリアの収集が有効で
ある。したがって、CMOSまたはCCDのいずれかの
モードの動作の低光レベルのためのリセットまたは“K
TC”雑音の除去により、例えば1乃至100電子範囲
における非常に低いレベルの感度での動作が可能にな
る。
【0012】さらに、本発明の背面照明の実施形態は、
90%を上まわる量子効率を得ることができ、それによ
って“光子”カウンタに近い動作が可能になる。
【0013】さらに、フォトゲートバイアス電位によっ
て構造を横切る電界の大きさを調節することによって、
この構造はアバランシェ・フォトダイオードイメージ検
出装置(API)として動作されることができる。すな
わち、アバランシェ増倍により電荷キャリアの増幅が行
なわれる。
【0014】狭いバンドギャップ材料(例えば、II−VI
族または III−V族材料の結合された層)において電子
および正孔を発生し、その後広いバンドギャップ材料
(例えば、p型シリコン)において電子を収集すること
によって、低雑音アバランシェ利得(過剰雑音係数,F
<4)を得ることができる。積分ゲートの下方における
電荷キャリアの収集によって可能になる負のフィードバ
ックによって雑音がさらに減少される。
【0015】最後に、本発明によるヘテロ接合の結合構
造は、IR−FPAに共通した通常のバンプ相互接続を
置換し、ウェハ規模レベルでの電子的な相互接続(すな
わち、結合されたメサ)を可能にする。ウェハ規模レベ
ルの構造により、通常個々のダイレベルで代わりに行な
われるボンディングの費用が有効に減少される。
【0016】上記を考慮すると、本発明は、1つの観点
において情景のイメージの形成に寄与する複数の単位セ
ルを有するイメージ検出装置を教示していることが明ら
かである。このイメージ検出装置は、CCDまたはCM
OS回路のようなフォトゲート電荷モードの読出し回路
を有する広バンドギャップの半導体材料(例えば、シリ
コン)の層を含み、この層の第1の表面上に回路が配置
されている。この層の第2の反対側の表面は、約1マイ
クロメータより長い(すなわち、NIR以上の)波長を
有する電磁放射線を吸収し、電荷キャリアを発生するた
めに選択された狭バンドギャップの半導体材料(例え
ば、InGaAsまたはHgCdTe)の層の表面にヘ
テロ接合境界面で結合されている。発生された電荷キャ
リアは、フォトゲート電荷モード読出し回路による収集
のためにヘテロ接合境界面を横切って転送される。狭バ
ンドギャップ材料の層は透明な基板の表面上に配置され
てもよく、また複数のメサ構造に分離されてもよい。本
発明のさらに別の実施形態において、放射線吸収層は、
低雑音で電荷モードのフォトゲート読出し回路を含む層
と等価か、或はそれより広いバンドギャップを有しても
よい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の上記の目的およびその他
の特徴は、以下の本発明の詳細な説明および添付図面か
ら明らかになるであろう。図1のaは、ヘテロ接合の結
合されたイメージ検出装置10の背面照明されたCCD形
態を示す。イメージ検出装置10は、透明な基板12、基板
12上でエピタキシャル成長されたNIR応答性検出層1
4、原子結合層または境界面16、および薄い高比抵抗シ
リコン層18を含んでいる。一例として III−V族の形態
に対して、基板12はInPから構成され、またエピタキ
シャル検出層14はInGaAsから構成される。さらに
別の一例としてII−VI族の形態に対して、基板12はCd
ZnTeから構成され、またエピタキシャル検出層14は
HgCdTeから構成される。検出層14に適した厚さ
は、約1乃至10マイクロメータの範囲のものであり、
実際の厚さは検出されることが所望されているIR波長
帯域の少なくとも一部分の関数であり、一方10マイク
ロメータはシリコン層18に適した厚さである。本発明の
この実施形態において、シリコン層18の上面は、通常の
CCD読出し構造にパターン化され、電荷キャリアが収
集されるフォトゲート金属被覆20a(記憶)と、収集さ
れた電荷キャリアを既知の構造の増幅回路(示されてい
ない)に移動する転送ゲート金属被覆20b(レジスタ)
とを含む。各フォトゲート20aは、イメージ検出装置10
の1つの画素または情景単位セル11を規定すると考えら
れることができ、このイメージ検出装置10は単位セルの
線形または2次元アレイで構成されることができる。N
IR放射線のような可視光およびIR放射線は、イメー
ジ検出装置10の背面に入射し、実質的に吸収されずに基
板12を通過する。NIR(およびそれより短い波長の放
射線、すなわち可視またはUV)は、狭いバンドギャッ
プ検出層14において吸収される。NIR検出層14から光
誘導された電荷キャリアは、薄い原子結合層16を通過し
て、各フォトゲート20aのそれぞれにおいて収集され
る。収集された電荷は、関連した転送ゲート20bによっ
てフォトゲート20aから実質的に移動される。
【0018】図1のbに示されているようにNIR(例
えば、IP)基板の選択的な除去により、色分離(可視
光からNIRの分離)を行なうことができる。2つの収
集フォトゲート20a(20a´および20a''で示されてい
る)を有する単一の画素が一例である。1つのフォトゲ
ートの下方では、シリコン(20a´)およびNIR層は
影響を受けない。この場合、可視およびNIR両放射線
から光誘導されたキャリアが収集される。同じ画素内の
第2のフォトゲート(20a'')の下方において、NIR
層は選択的に除去される(基板12の除去に続いて)。こ
の場合、可視放射線から光誘導されたキャリアだけがフ
ォトゲート20a''によって収集される。各単位セル11に
おいて2つの信号(可視放射線だけからの1つと、可視
およびNIR放射線の和からの1つ)が発生され、並列
に読み出されるか、或はNIRおよび可視放射線に対し
て別個の信号を生じるように減算されてもよい。
【0019】イメージ検出装置10の重要な特徴は、原子
結合層16の存在であり、この層により2つの異なる半導
体材料タイプ(シリコンおよびHgCdTeまたはIn
GaAs)が物理的かつ電気的に結合され、一方におい
て2つの異なる半導体材料間の格子およびエネルギバン
ドギャップ不整合を補償することが可能になる。光検出
器およびソースを構成するために異なる半導体材料を接
合するために融着を使用することは技術的に知られてお
り、例えば以下の文献(L.H.Tan et al.," High quantu
m efficiency and narrow absorption bandwidth of th
e wafer-fusedresonant In0.69Ga0.47As photodetecto
rs",IEEE Photon.Technol.Lett.,Vol.6,pp.811-813,199
4;Z.L.Liau,et al.,"Wafer fusion :A novel techniqu
e for optoelectronic device fabrication and integr
ation,"Appl.Phys.Lett.,vol.56,pp.737-739,1990;H.W
ada,et al.,"Electrical characteristics of directly
-bonded GaAs and InP," Appl.Phys.Lett.,vol.62,pp.7
38-740,1993;R.J.Ram,etal.,"Analysis of wafer fusi
ng for 1.3μm vertical cavity surface emitting la
sers," Appl.Phys.Lett.vol.62,pp.2474-2476,1993;J.
J.Dudley,et al.,"Low threshold,wafer fused long wa
velength vertical cavity lasers," Appl.Phys.Lett.v
ol.64,pp.1-3,1994 ;and I.H.Tan,et al.,"Modulating
and performance of wafer-fused resonant-cavity en
hanced photodetectors," IEEE J.Quantum Electron.,v
ol.31,pp.1863-1875,1995 )に記載されている。
【0020】2つの異なる半導体の融着を使用したイメ
ージ検出装置10は、シリコンベースのCCD検出器の遮
断周波数を結合された検出層14のそれに拡大しながら電
荷モードの収集および読出し技術に固有の低雑音で動作
することができる。
【0021】イメージ検出装置10の処理は、図4に示さ
れている。一般に、イメージ検出装置10を構成するに
は、低い照明レベルにおけるこれら2つの層の間の電荷
移動を容易にするためのシリコン層18および検出層14の
ドーピングが含まれる。さらに、この構成には、シリコ
ンCCD層18の薄化(最終的な結合温度が≧450℃の
時の金属被覆の前)、検出層14へのボンディング(水素
環境において)、およびフォトリソグラフィおよびコン
タクトのエッチング、金属被覆等を含むことのできる複
合材料の最終処理が含まれる。
【0022】特に、ブロックAにおいて、高比抵抗シリ
コン基板が処理され、通常のポリシリコンおよび電極並
びにゲート酸化物層を使用して要求されるシリコンCC
DまたはCMOS回路およびゲート構造が形成される。
ブロックBにおいて、基板12の一方の面上で所望の厚さ
に検出層14をエピタキシャル成長させる(例えば、MB
E,MOCVD)ことによって、狭いバンドギャップ検
出層14が形成される。その後、検出層14の露出表面はさ
らに処理され、後続的に形成される原子結合層境界面を
横切る電荷キャリアの移送を最適化するためにグレーデ
ィングおよびドーピングを行うことができる。背面コン
タクト層(所望ならば)は、基板の反対側の表面上に形
成されることができる。その代わりとして、基板がエッ
チングされ、例えば特別に成長されたp+ 層である背面
コンタクト層を露出させてもよい。また、所望ならば、
ブロックDにおいて、検出層14は立上ったメサ構造を形
成するようにさらに処理されることが可能であり(図6
に示されているように)、それは電荷キャリアの拡散制
限された収集により移送が生じた場合に有効である。こ
の場合、メサ描写は電気的な漏洩を最小にするように機
能する。メサの形成後、露出された狭いギャップ材料の
暗電流を最小にするために、パシベーション層がエッジ
に施されてもよい。その後、パシベーション層はメサの
上部から除去される。メサの上部は、電流移送を可能に
するために、その後シリコンに融着される(ブロック
E)。ブロックAでCCDまたはCMOS回路が形成さ
れたシリコン基板は、ブロックCにおいて公称的な10
マイクロメータの厚さに薄化される。次に、CCDまた
はCMOS回路の反対側の表面がイオン注入され、その
後注入されたドーピング層を活性化するように焼きなま
しが行われる。ブロックEにおいて、薄化されたシリコ
ン層18は、化学ボンディングを行うために400℃より
高い温度で加圧することによりN2 またはHg雰囲気中
(または真空中)で検出層14に結合される。
【0023】所望ならば、基板12はまた薄化されるか、
または完全にエッチングされて検出層を露出することが
できる。このプロセスは、InP基板の遮断周波数より
短い波長の検出を可能にする。元の場合には、基板中で
発生されたキャリアは再結合されるか、或は失われる。
エッチングして除去された基板により、UVからNIR
“遮断周波数”の範囲の放射線が放射された結果NIR
層中で発生したキャリアは、シリコンによって収集され
る。
【0024】H2 雰囲気は、InGaAs層14をシリコ
ン層18にボンディングする場合に使用されることが望ま
しい。アルミニウム金属被覆を使用するCCDおよびC
MOS回路に対して、アルミニウム接続層および層間誘
電体は、ブロックFにおいて必要に応じて融着プロセス
に続いて行われる。図5には、この最後のステップを省
略することのできる耐火金属被覆を使用した別のプロセ
スが示されている。
【0025】最小のバリアにより電荷キャリア移送を行
うことができるようにするために、異なる半導体材料の
選択およびバンドギャップエンジニアリングにおいてあ
る妥協、すなわちドーピングおよびバンドギャップのグ
レーディングの最適化が要求される。これに関して、I
nGaAs/SiまたはHgCdTe/Si境界面のバ
ンドギャップ構造が示されている図3を参照する。最適
化には、ドーピングおよびバンドギャップ最適化による
フェルミレベルの調節と、低インピーダンスのトンネル
コンタクトを達成するためにバリアを狭くすることの組
合せが含まれてもよい。図3は、広いバンドギャップの
半導体材料(すなわち、シリコン)とのp−p同一構造
型(isotype) ヘテロ接合を表している。CCDまたはC
MOS回路用の基板を形成している軽くドープされた広
いバンドギャップのシリコン材料は、電荷キャリアの排
出を容易にするために比較的高い電界により空乏化され
ることが好ましい。もっと重くドープされた吸収領域す
なわち検出層14は、電荷キャリアの収集を助けるように
低いが有限的な電界を達成するように設計されている。
【0026】さらに、フォトゲートバイアス電位によっ
てイメージ検出装置10を横切る電界の大きさを調節する
ことによりイメージ検出装置10は、電荷キャリア信号の
増幅がアバランシェ増倍により行なわれるアバランシェ
・フォトダイオードイメージ検出装置(API)として
動作されることができる。200kV/cmを越える電
界強度がシリコン層18においてアバランシェ増倍効果を
達成するのに適切である。
【0027】狭いバンドギャップ材料(例えば、II−VI
族または III−V族材料の結合層)において電子および
正孔を発生し、その後広いバンドギャップシリコン(p
型シリコン)中の電子を収集することによって、低雑音
のアバランシェ利得(過剰雑音係数,F<4)が得られ
る。統合フォトゲート20aの下方における電荷キャリア
の収集によって可能になる負のフィードバックによって
雑音がさらに減少される。
【0028】図2は、ヘテロ接合原子結合イメージ検出
装置10´のCMOS形態である。図2の実施形態におい
て、狭いバンドギャップ吸収層14は、イメージ検出装置
の放射線を受ける面上に配置されている。これは、最初
に犠牲基板上でエピタキシャル層を成長させ、次に原子
結合ステップの後に犠牲基板の全部または大部分を除去
することによって達成される。図1のaのように、融着
プロセスの結果生じたヘテロ接合原子結合層16は、原子
数個分の直径の広さに過ぎないものであり、NIR検出
層14と薄化されたシリコン層18とを連結し、どのような
格子不整合にも適合する。この実施形態は、適切なソー
ス、ゲートおよびドレイン拡散部分22がシリコン層18の
面に設けられている点で図1のaの実施形態とは異なっ
ており、フォトゲート24a、転送ゲート24bおよびリセ
ットゲート24cを形成する金属被覆に接続される。拡散
部分22aは、適切な絶縁材料を示す。
【0029】別の観点において、イメージ検出装置10´
の動作は、検出層14におけるIR放射線の吸収の結果生
じた電荷キャリアが原子結合層16を横切って移送され、
フォトゲート24aの下方で収集される点で図1のaのイ
メージ検出装置10と類似している。この実施形態では、
図1のaのCCD実施形態と同様に低雑音電荷モードの
電荷キャリア収集も可能である。さらに、シリコン層18
のスペクトル応答は、可視範囲を超えてNIRのような
赤外線領域に拡張される。
【0030】図6は、ウェハレベルでのヘテロ接合原子
結合プロセスが通常の個々の読出しおよび検出器アレイ
インジウムバンプ技術の代わりに使用されることのでき
る本発明のCMOS実施形態を示す。この実施形態にお
いて、シリコンベースの読出し層18は処理され、薄化さ
れ、また随意に転移層16aが反対側の面上で成長させら
れ、或はそこで注入される。例えば、ホウ素原子(p型
ドーパント)は、転移層16aを形成するために注入され
ることができる(例えば、10乃至25keV,1乃至
2×1012cm-3)。結合するHgCdTe検出層14
は、CdZnTeウェハ基板12上でエピタキシャル成長
され、その後複数のメサ14aに分割される(光学的に励
起されたキャリアの拡散注入の場合のために)。その後
広いバンドギャップ半導体材料(例えば、CdTe)の
ようなパシベーション14bの層がメサ14aの露出された
側面に供給される。次のステップでメサ14aの上部が転
移層16aに接触させられ、加圧され、原子結合層16が不
活性雰囲気中で、または半導体成分から失われがちな臨
界気体成分を含むものの中で>400°の温度で形成さ
れる。それは例えば、水銀蒸気の形態の水銀(HgCd
Teその他のHgを含む半導体に対して)、アルシンの
形態のヒ素(GaAsまたはその他のヒ素を含む半導体
に対して)、ホスフィンの形態のリン(InPまたは関
連したリンを有する半導体)、或は気体アンチモンを有
する化合物(GaSbまたは関連した半導体に対して)
である。混信を減少させ、かつIRで誘導された電荷キ
ャリアが発生されるメサ14aと、電荷キャリアが収集さ
れるフォトゲート24aとの間にできるだけ最短の、電荷
キャリア用の通路を提供するように、各メサ14aが各フ
ォトゲート24aのほぼ下に位置するように配置される。
前述されたドリフト収集されたキャリアの場合、メサ14
a中への検出層14の描写は不要であることを認識すべき
である。
【0031】図6に示された実施形態は、少なくとも2
つの重要な点で通常インジウムバンプ技術と異なってい
ることが容易に明らかであろう。第1に、キャップのp
+ 層が検出ベース層上(すなわち、メサ14aの上面上)
で成長させられる必要がない。第2に、個々のダイの読
出しチップ上へのインジウムバンプ接続とは対照的に、
ウェハ規模でボンディングを実行することができる。
【0032】本発明の種々の実施形態において、また図
2において説明されたように、基板12は選択的に除去さ
れてもよい。この場合、スペーサにより近接してマイク
ロレンズアレイが検出アレイから正しい焦点距離に配置
されることができる。図2には、このようなマイクロレ
ンズ26の1つが示されている。フォトリソグラフ的に規
定し、その後回折2進レンズ素子を基板面中にエッチン
グすることによって、基板12の放射線を受ける面内にマ
イクロレンズアレイを形成することも本発明の技術的範
囲内である。
【0033】複合的な結合された検出器および読出しウ
ェハは、試験される前に最終的な金属被覆を付加するよ
うに処理されてもよい。ウェハは、映像検出アレイとし
てそれぞれ使用されることのできる複合的なダイを生じ
るように実質的にさいの目に切られるか、或はレーザ切
断される。
【0034】本発明の教示は、寸法が10μm以下の単
位セルと適合する密度における、かつ1ビデオフレーム
時間当たり100光子をはるかに下まわる光子検出限界
によるNIRおよび可視イメージ検出技術のモノリシッ
ク統合に特に適用される。NIR検出層14およびシリコ
ンベースの背面照明された薄化CCDを結合する、例え
ば1000×1000の単位セルまたは画素等の大型ア
レイの感度は、通常のイメージ増倍管の100倍であ
る。これは、本発明がNIRにおいて100倍より高い
大気放射を利用するためである。さらに、ヘテロ接合境
界面を適切に調節することにより、通常のダイレベルの
インジウムバンプ接続の使用に代わる安価な構造とし
て、新しいイメージ検出構造がウェハレベルで構成され
ることができる。特に、本発明は、異なるバンドギャッ
プを有する異なる材料をウェハレベルでボンディングす
る能力を提供し、それによって通常のIR−FPAイン
ジウムバンプバイブリッド化を置換し、かつ費用を減少
させる一方で、IR−FPAの信頼性を高める。さら
に、本発明を使用することにより、少なくとも1つの成
長ステップ、すなわちハイブリッド化プロセス中のイン
ジウムバンプの適用の前に成長させられる狭いバンドギ
ャップの検出器のキャップ層を不要にする。
【0035】さらに本発明により可能にされた高感度に
より、検出範囲が実効的に10倍増大することができ
る。
【0036】さらに本発明は、本質的に無雑音のリセッ
トを行う(すなわち、“KTC”雑音を除去する)CM
OSまたはCCD背面照明アーキテクチャを実現するこ
とによって特に低光レベルの動作において通常のIR−
FPAアーキテクチャを改良する。
【0037】イメージ検出装置10および10´は、NIR
層14の代わりに長波長の遮断周波数(すなわち、SWI
R、MWIRまたはLWIR)を有する層を使用するこ
とによってさらに長波長の放射線を検出するように修正
されることができる。可視放射線内の遮断周波数を有す
る基板にすることにより、可視放射線を検出せずに、N
IRまたはさらに長波長の選択的な検出が可能になる。
その代わりとして、基板をエッチングして除去すること
によって、可視および長波長帯域の両方が同時に検出さ
れ、読み出されることができる。可視およびNIR(ま
たはさらに長波長)の両方の別々の検出および収集は、
上述のように基板の除去に続いて各画素のNIR検出層
の一部分を選択的にエッチングすることによって達成さ
れることができる。したがって、各単位セル11内におい
てこの描写と2つのフォトゲート20a´および20a''と
を組合せることによって、色分離が可能になる。
【0038】本発明の実施形態において、ドーピングレ
ベルおよびタイプは広範囲から選択されることができ
る。一般に、一方または両方の半導体の層のドーピング
の範囲は1×1013乃至1×1019cm-3であることが
できる。選択された値は、境界面のエンジニアリングお
よび装置設計に依存している。例えば、境界面の付近の
領域はフィールドを調節するために、すなわち、電荷を
収集するためにCCDまたはCMOS回路において高い
フィールドを維持する一方で、低レベルで“フィールド
補助”暗電流を維持するために吸収層(例えばInGa
As)中のフィールドを減少するようにドープされても
よい。このドーピングはまた原子融着層16における活性
欠陥のパシベーションを可能にする。この境界パシベー
ションドーピングには、原子、ラジカルまたは分子形態
の水素のような可動化学種との融着後の境界面のドーピ
ングが含まれることができる。
【0039】一例として、背面側から薄くされたCCD
をInGaAs検出器へ融着する場合を考える。この複
合的なイメージ検出装置は、以下のドーピングシーケン
ス、すなわち(1)5乃至15μmの空乏状態の1×1
13乃至1×1015cm-3の軽くドープされたp型層、
(2)それより多量の1×1016乃至1×1019cm-3
でドープされたp型層(ホウ素ドーピング)(1乃至5
μm)、(3)軽くドープされた(ほぼ1×1013乃至
1×1016cm-3)nまたはp型のInGaAs吸収層
(ほぼ1乃至5μm)、(4)シリコンにおける最終的
な広いバンドギャップのInPのp+ 層、および(5)
軽くドープされたInP基板12を含む。シリコン中のp
+ 層の代わりとして、或はそれに加えて、p+ にドープ
されたInPのような薄い広いバンドギャップの半導体
が、フィールドの減少または原子融着層のパシベーショ
ンを行うために境界面の吸収器側で成長されてもよい。
【0040】以上のように、本発明は、2つの材料の融
着(またはボンディング)の結果生成されるイメージ検
出回路の実施形態を教示したものである。1つの材料は
放射線を吸収し、別の材料が光発生されたキャリアを個
々のセル(画素)のアレイ中で収集し、各画素において
収集される光発生されたキャリアから生じた映像の“読
み出し”を行う。出力は電荷パケット、電圧または電流
のような種々の形態であってよい。吸収層および読出し
層を構成する材料は、異なっていてもよく、或は同じで
あってもよい。
【0041】いくつかの場合において、長波長応答特性
を有する半導体材料にイメージ検出装置を融着すること
によって、シリコンベースのイメージ検出装置の波長応
答範囲を拡大することが有効である。例示的な材料は、
HgCdTeのようなII−VI族材料、PbSe、PbS
またはPbTeのようなII−IV族材料、InGaAsま
たはGaSbのような III−V族材料、およびGeまた
はGex Si1-x のようなIV族材料である。
【0042】しかしながら、別の場合には、層14の吸収
材料はGaAs、InP、SiC、BNまたはダイヤモ
ンドのような広いバンドギャップの材料であってもよ
い。これらの場合、特定の放射線に対して非常に高い吸
収係数を有するこれらの層の特性によって利点が生じる
可能性がある。このような材料を非常に低雑音の読出し
層に結合することによって、大型フォーマットアレイの
製造が可能になる。一例として、シリコンはUV放射線
を検出することができるが、この放射線はほとんど境界
“デッド層”における再結合のために失われる。UVに
対して高い吸収係数を有するBNまたはダイヤモンドの
ような広いバンドギャップ材料の薄い層をシリコンに融
着することにより、UV放射線は、フィールドの影響下
においてシリコン中に拡散またはドリフトされるキャリ
アに変換される。この場合における“デッド層”は、原
子的に断裂した結合層16によって置換される。
【0043】本発明の融着されたイメージ装置の構造
は、CMOSまたはCCDのいずれの回路設計、並びに
従来技術の低雑音アナログイメージ読出し装置に適合す
るプロセスを使用することができる。これらは、赤外線
ベースおよび可視イメージ検出装置の両方のために開発
された回路を含んでいる。これらの実施形態に対して、
CMOSおよびCCDはシリコンにおいて、またはその
代わりとして III−V族材料において構成されてもよ
い。シリコンCMOSまたはCCD回路の実施形態の場
合、活性的なソース/ドレインが典型的に1×1017
至1×1020cm-3の範囲でドープされ、ゲートおよび
フィールド誘電体の厚さはそれぞれ典型的に200乃至
1000オングストロームおよび5000乃至10,0
00オングストロームであり(SiO2 またはSi3
4 )、その導電率を増加させるためにPt、Pdまたは
Wのような金属と“ケイ化物を構成”することのできる
多結晶シリコン(“ポリ”)から典型的に構成される多
数のゲートまたは接続層を含んでいてもよい。拡散領域
またはゲートの幅は、典型的に0.5乃至10μm範囲
である。最終的な接続層はアルミニウム、或はそのシリ
コンとの合金、銅、またはシリコンと銅の組合せを使用
することができる。最終的なアルミニウム金属被覆ステ
ップは、融着プロセス後に行なわれると有効である。そ
の理由は、550℃を越える温度のためにアルミニウム
が溶けて、下方に位置したシリコンとの合金を優先的に
生成し、接合部の“スパイク”を生じさせる可能性があ
るためである。この有害な効果は、最終的な金属被覆の
前に融着を行うことによって完全に回避されることがで
きる。別のプロセスは、ケイ化物−PtSi;PdSi
またはWSi;MoN、TiNまたはTaNのような導
電性の窒化物、或はPt、Pd、W、Ti、Mo、T
a、AuおよびAgのような耐火金属のみを使用して行
なわれるような全耐火金属被覆プロセスを使用する(図
5参照)。
【0044】このように、上記において特定の半導体お
よびその他の材料のタイプ、厚さ、ドーパント等に関し
て説明してきたが、これらは代表的な例に過ぎず、何等
本発明を限定するものではないことを認識すべきであ
る。さらに、図4および5において説明されたステップ
は、示された以外の順序で実行されることもでき、同じ
結果を達成することができる。
【0045】本発明は好ましい実施形態に関して図示お
よび説明されているが、当業者は本発明の技術的範囲を
逸脱することなく形態および詳細の変更を行うことが可
能であることを理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるヘテロ接合の結
合されたイメージ検出装置のCCD形態の拡大断面図
(一定比率によらない)、および本発明によるCCDヘ
テロ接合の結合されたイメージ検出装置の第2の(2
色)実施形態の拡大された部分断面図(実際のスケール
によらない)。
【図2】本発明の第2の実施形態によるヘテロ接合の結
合されたイメージ検出装置のCMOS形態の拡大断面図
(実際のスケールによらない)。
【図3】図1および2のヘテロ接合イメージ検出装置用
の典型的な半導体対のボンディングの前および後のエネ
ルギバンドギャップ図。
【図4】本発明の第1の典型的なプロセスのフロー図。
【図5】耐火金属が使用される本発明の第2の典型的な
プロセスのフロー図。
【図6】2つの異なる半導体材料を接合する通常のバン
プ技術の回避を示すメサ処理された検出および読出し層
を有するヘテロ接合の結合されたイメージ検出装置の拡
大断面図(実際のスケールによらない)。
フロントページの続き (72)発明者 ケン・ジェイ・アンドウ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 93110、サンタ・バーバラ、ラス・パル マス・ドライブ 1153 (72)発明者 ケニス・コサイ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 93117、ゴーレタ、オールド・ランチ・ ロード 234 (72)発明者 デイビッド・アール・ライガー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 93111、サンタ・バーバラ、ヤプル・ア ベニュー 4969 (56)参考文献 特開 昭56−166673(JP,A) 特表 昭63−503183(JP,A) Appl.Phys.Lett.,v ol.56,no.8,(1990年)pp. 737−739 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/14 - 27/148 H01L 29/762 - 29/768

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各単位セルに対して、第1の表面に隣接
    して配置された低雑音のフォトゲート読出し回路を有す
    シリコン半導体材料の第1の層と、約1マイクロメー
    タより長い波長を有する電磁放射線を吸収し電荷キャ
    リアを発生させるために III−V族半導体材料、II−VI
    族半導体材料、II−IV族半導体材料、およびIV族半導体
    材料の1つから選択された半導体材料の第2の層とを具
    備し、前記第1の層の第1の表面と反対側の第2の表面
    は前記第2の層の表面に対してヘテロ接合境界面で原子
    的に結合され、前記半導体材料の第2の層は前記半導体
    材料の第1の層のバンドギャップより狭いか、それにほ
    ぼ等しいか、或はそれより広いバンドギャップを有して
    おり、発生された電荷キャリアが前記フォトゲート読出
    し回路による収集のために前記原子的に結合されたヘテ
    ロ接合の境界面を横切って移動され、前記低雑音フォト
    ゲート読出し回路はCCD読出し回路またはCMOS読
    出し回路のいずれかとして構成されていることを特徴と
    する情景の映像の形成を行うための複数の単位セルを有
    しているイメージ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記各単位セルは、少なくとも2つのス
    ペクトル帯域内の放射線を吸収した結果生じた電荷キャ
    リアを収集する複数のフォトゲートから構成されている
    請求項1記載のイメージ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体材料の第2の層は複数のメサ
    構造に分離され、前記半導体材料の第1の層は前記複数
    のメサ構造のそれぞれの上面に原子的に結合されている
    請求項1記載のイメージ検出装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体材料の第2の層は、基板の表
    面上にエピタキシャル成長された層であり、その基板は
    そのまま保持されるか基板の厚さが減少されるか、ま
    たはその基板全体が除去される請求項1記載のイメージ
    検出装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記フォトゲート読出し回路に
    よる前記電荷キャリアの収集の促進、或はアバランシェ
    増倍による前記半導体の第1の層内における前記電荷キ
    ャリアの増幅の少なくとも一方を行うために少なくとも
    前記半導体材料の第1の層を通して電界を設定する手段
    を具備している請求項1記載のイメージ検出装置。
  6. 【請求項6】 半導体材料の第1の層の第1の表面上に
    電荷モードの読出し回路のアレイを形成するために前記
    半導体材料の第1の層を処理し、 基板の表面上に電磁放射線を吸収し、前記読出し回路で
    収集される電荷キャリアを発生する半導体材料の第2の
    層を成長させ、 前記第1の層の第1の表面と反対側の第2の表面と、前
    記基板の表面上に成長された第2の層の露出されている
    表面を処理し、 熱処理によって前記処理された層の表面の1つを別のも
    のに原子的に結合するステップを含んでおり、 前記第2の層の半導体材料は、前記第1の層の半導体材
    料のバンドギャップより狭いか、それにほぼ等しいか、
    或はそれより広いバンドギャップを有しているイメージ
    検出装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 さらに、前記基板を除去するステップを
    含んでおり、前記電荷モードの読出し回路のアレイは複
    数の単位セルを形成し、さらに前記各単位セル内の前記
    半導体材料の第2の層の一部分を除去するステップを含
    んでいる請求項記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記半導体材料の第1の層を処理する前
    記ステップは、前記第1の層の前記第1の表面上にCC
    D読出し回路のアレイまたはCMOS読出し回路のアレ
    イを形成する請求項記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の層の露出されている表面を
    するステップはさらに複数のメサ構造に前記第2の層
    を分離するステップを含み、また原子結合のステップ
    は、前記複数のメサ構造のそれぞれの上面に第1の層の
    処理された面を結合する請求項6記載の方法。
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