JP3256261B2 - Dc−dc変換器 - Google Patents

Dc−dc変換器

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JP3256261B2
JP3256261B2 JP05436992A JP5436992A JP3256261B2 JP 3256261 B2 JP3256261 B2 JP 3256261B2 JP 05436992 A JP05436992 A JP 05436992A JP 5436992 A JP5436992 A JP 5436992A JP 3256261 B2 JP3256261 B2 JP 3256261B2
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フィリップ・アルフレッド・ペロル
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アジャンス・スパシアル・ヨーロペアンヌ
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    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DC−DC変換器に関
し、特に、MOS形電界効果トランジスタ(以下、単に
MOS FETという)を備えるプッシュプル形式のD
C−DC変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、DC−DC変換器は、基本的に
は、逆極性に接続された2つの一次巻線を備え、その一
次巻線の各々が適当なスイッチング手段を介して、定電
圧電源に接続される変圧器を含めて構成される。
【0003】各交番時、かかるスイッチ手段は、随意
に、その回路内で自己発振して、該変圧器内の磁束を対
応して逆動作させ、これにより該変圧器の二次巻線から
交流電圧を発生させ、次いで、その交流電圧を適当な方
法で整流しかつフィルタしている。
【0004】このような変換器においては、装置の寸法
(従って、重量)は、前記一次巻線を交番時に切り替え
る作動周波数の増加により、低減することができる。こ
の作動周波数が増加するとき、MOS FETは高周波
において優れたスイッチ機能を備えているため、そのス
イッチング手段として該MOS FETを使用すること
が特に有利である。
【0005】しかし、これら構成要素、特に高出力のM
OS FETは、ドレインとソースとの間、及びドレイ
ンとゲートとの間の双方で無視し得ない漂遊容量を生じ
させる。その理由は、かかる構成要素とともに採用され
るスイッチングサイクルは、スイッチング速度における
これら漂遊容量の充電及び放電時間を考慮しなければな
らないからである。
【0006】かかる交互の充電及び放電は不可避である
ため、前記変換器の回路は、かかる現象に拘わらず、損
失を生ぜず、又、波形率を可能な限り劣化させることな
く(これらは該変換器の作動効率を左右するパラメータ
である)、スイッチング機能が発揮されるように設計す
ることが特に重要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この点
に関し、損失を生ぜずに、MOS FETの漂遊容量の
充電及び放電が、確実に行なわれるようにすることは可
能であるが、充電及び放電時間(これは、その間に該変
換器が出力を送出していないスイッチング、又はスイッ
チング間隔段階に対応する)は、選択されたスイッチン
グ周波数に合うように調整することが重要である。
【0008】このように、例えば、200kHzにて作
動するプッシュプル変換器の場合、各変換回路における
最大導通時間は2.5μsであり、この場合、該トラン
ジスタの導通時間が過度に短くなり、その結果、波形率
が過度に劣化される可能性があるため、スイッチング間
隔は1μs以上となることは許容し得ないという問題点
があった。
【0009】この問題点は、スイッチング手段としてM
OS FETを使用する場合、該MOS FETの静電
容量が該変圧器の漂遊容量を決定するため一層重大なも
のとなる。このことは、スイッチング間隔の持続時間
は、該変圧器の特性から決定することは不可能であるこ
とを意味する(この点に関し、米国特許第4,443,
840号には、従来のトランジスタを使用し、変圧器と
出力整流器の固有の共振を利用して、スイッチング間隔
の持続時間を作動周波数に合うように調整する変換器が
記載されているが、かかる機能はMOS FETを使用
しては実現不可能であった。)
【0010】本発明の1つの目的は、スイッチング手段
の静電容量が、変圧器の静電容量より大きい変換器にお
けるスイッチング間隔の持続時間を、作動周波数に合う
ように調整する手段を提供することにあり、これは、典
型的には、MOSFETによりスイッチング動作を行う
変換器に適用されるものである。
【0011】この種の変換器は、例えば、本出願人によ
るフランス特許第2,627,644号(FR−A−2
627644)に記載されている。この明細書によれ
ば、MOS FETの漂遊容量が考慮されるスイッチン
グモードについて記載しているが、スイッチング間隔の
持続時間を、選択されたスイッチング周波数の関数とし
て調整する手段に関しては、何等示唆されていない。
【0012】更に、以下に説明するように、スイッチン
グ間隔の持続時間を調整すべく本発明により提供される
手段は、回路の構成に関係なくかつ関係する各種の電気
的パラメータに影響されず、共振形変換器(すなわち、
瞬間的な発振により作動する変換器)及び非共振形変換
器(すなわち、強制的な発振により作動する変換器)の
双方に同様に適用可能であり、又、電流制御変換器及び
電圧制御変換器の双方にも同様に適用可能である。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の構成は、中央タップの両側に逆極性に接続
された2つの一次巻線を有する変圧器と、その一方の端
子が前記変圧器の前記中央タップに接続された定電圧電
源と、2つの電界効果トランジスタスイッチング手段と
から成り、前記スイッチング手段の各々が前記定電圧電
源の他方の端子と前記一次巻線のそれぞれの間に直列に
接続されるとともに、前記一次巻線のそれぞれを、周期
的にかつ交互に、スイッチングし得るように制御され、
前記スイッチング手段、例えば、MOS FETが、ス
イッチング動作時、充電しかつ放電することを必要とす
る漂遊容量を発生させ、これにより、一方のスイッチン
グ手段がスイッチオフになるときとその後、他方のスイ
ッチング手段がスイッチオンになるときの間にスイッチ
ング時間を付与するようにしたDC−DC変換器におい
て、次のとおりである。ここで、前記スイッチング手段
については、前記MOS FETに限定しない。
【0014】前記変圧器が空隙を有する磁気回路を備
え、前記一次巻線の各々が、該磁気回路内の許容可能な
鉄損値によってほぼ決定される巻線数を有し、前記空隙
の寸法は、該一次巻線の磁化インダクタンスが、前記ス
イッチング時間を、1つのしきい値以下の値で持続す
る、値まで低下し得るように、形成されるDC−DC変
換器である。
【0015】換言すれば、該一次巻線の巻数は、所要の
磁化インダクタンスではなく、許容可能な損失によって
決定される(この選択は、以下に説明する理由で正しい
ことが分かる)。
【0016】既に、空隙を有する磁気回路を使用する変
換器が提供されているが(欧州特許第0,303,99
4号,EP−A−0303994参照)、ここに提案さ
れた回路は、前述のように、変圧器の漂遊容量以上の漂
遊容量を有する高出力のMOS FETに限って問題と
なる、スイッチングのオフ及びオン動作間のスイッチン
時間ではなく、該変圧器の一次側インダクタンスを低
減しようとするものである。
【0017】ここで、eを空隙の寸法、le を磁気回路
の平均長さ及びμを磁気回路の材料の固有の透過率とし
た場合、比e/le は1/μより著しく大きくすること
が最も有利である。
【0018】以下に更に詳細に説明するように、かかる
状況時、スイッチング間隔の持続時間は、純然たる幾何
学的特性(空隙の寸法)によって決まり、温度(固有の
透磁率は温度の関数として著しく変化するファクタであ
る)及び鉄心毎に著しく異なる透磁率の分布の双方とは
無関係である。
【0019】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実
施例について詳細に説明する。図1は、スイッチング手
段がMOS FETにより行われるプッシュプル形DC
−DC変換器の構成を示す回路図である。該変換器は、
基本的には、直流の入力電圧VINを受ける中央タップの
両側に逆極性に接続された2つの一次巻線P1 、P2
有する変圧器を備えている。2つの二次巻線S1 、S2
は発生される交流電圧をダイオードD1 、D2 により整
流し、出力電圧VOUT を送出する。
【0020】又、適当なフィルタ手段(図示せず)を設
けることもできる。更に、2つのプッシュプル形鉄心の
一次巻線P1 、P2 及び二次巻線S1 、S2 は、実際に
は単一の鉄心上に巻き付けられているが、図面を明確に
するため、別個に示してある。
【0021】この一次巻線P1 、P2 の各々は、この場
合、それぞれの出力用MOS FETにより構成された
それぞれのスイッチング手段T1 又はT2 と協働する。
又、図面には、該変圧器の巻線の巻線部分間、各スイッ
チングトランジスタT1 、T2 のドレインとソースとの
間、ゲートとドレインとの間、ゲートとソースとの間に
は、各種の漂遊容量が点線で示してある。
【0022】前記一次巻線P1 、P2 の中央タップは、
該変換器に電力を供給する直流電圧電源VINに接続さ
れ、該一次巻線の各々の他の端子(反対側の端子)は、
対応するスイッチングトランジスタT1 又はT2 を介し
て選択的に接地接続されている。逆の形態とし、中央タ
ップを接地接続する一方、該一次巻線の反対側の両端子
を交互に選択的にスイッチングトランジスタT1 、T2
を介して電圧電源VINに接続することも同様に可能であ
る。
【0023】従来形式であるこの形態において、2つの
スイッチングトランジスタT1 、T2 は、そのゲートG
にそれぞれの制御信号を付与することで適当に制御さ
れ、これらスイッチングトランジスタT1 、T2 がプッ
シュプル状に機能することを許容する、すなわち、スイ
ッチングトランジスタT1 、T2 の一方をオンに切り替
えるためには、他方は当然オフにしなければならない。
【0024】例えば、前記フランス特許第2,627,
644号には、1つの適当な制御モードが記載されてお
り、本発明はいかなるモードにも限定されるものではな
いが、1つの特定の実施例について該特許を更に参照す
ることができる。
【0025】何れの場合でも、スイッチングトランジス
タの一方がオフであるときと他方のスイッチングトラン
ジスタがオンであるときとの間では、前述のように、ト
ランジスタに関係する漂遊容量が、充電又は放電を許容
するのに十分な時間が経過するようにすることが必要で
ある。
【0026】図2は、図1の変換器の2つの変換回路
何れかに対応する等価回路図である(「変換回路」とい
う用語は、P1、S1、T1及びD 1 、又はP2、S2、T
2及びD2のいずれかを示す)。
【0027】この等価回路図においては、次の符号を使
用する。VINは入力電圧、VOUT は出力電圧、Rp は一
次巻線の抵抗値、Rc は磁気回路内の損失を示す等価抵
抗値、Lp は磁化インダクタンス(空隙により修正した
値。以下参照)、L1 は漏洩インダクタンス、Cp は変
圧器の漂遊容量、Rs は二次巻線の抵抗値である。高い
作動周波数を考慮して、鉄心の材料は一般にフェライト
材である。
【0028】本実施例によれば、磁気回路の鉄心は、そ
の寸法を独立的に調整し得る空隙を備えており、以下に
詳細に説明するように、その他のパラメータの何れをも
修正せずに空隙の寸法を変えることで磁化インダクタン
スを変化させることができる。図2の等価回路におい
て、この磁化インダクタンスは、可変磁化インダクタン
スLp で示してある。
【0029】各種の構成要素が相互に作用する方法は以
下に説明してあり、この形態を左右する各種のファクタ
は本発明に従って設定される。従来の方法により、プッ
シュプル状態で機能する変圧器における方形波の場合、
マックスウェルの方程式により、磁気材料中の磁束B
は、巻線の端子に付与される電圧E、スイッチング周波
数Fs 、磁気材料の断面積S及び巻数Nの関数として示
される。 B = E/4・S・N・Fs ……………(1)
【0030】更に、磁気回路内の損失Pc は、次式で示
すようにスイッチング周波数Fs 及び磁束Bの関数とし
て示される。 Pc = k・Ba ・Fs b ……………(2) ここで、k、a、bは使用する材料の関数であるパラメ
ータであり、a、bはフェライトの場合、一般に2であ
る。
【0031】一次インダクタンス(磁化インダクタン
ス)Lmが次式から求められる。 Lm=A1 2 …………(3) ここで、A1は空隙の存在及び磁気回路の幾何学的形状
に関係する寸法上の特性である係数cにより、修正され
る磁気回路の材料の透磁率μeの関数である特性であ
る。 A1=μe・c
【0032】該式(4)を式(3)に適用することによ
り得られる磁化インダクタンスLm 自体を使用して、変
換器のスイッチング特性が求められる。
【0033】磁気回路内の損失を制限する状態に対応す
る方法で、巻数Nを選択すると仮定した場合、パラメー
タA1 のみを利用して、該変換器のスイッチング特性を
調整することができ、鉄心の幾何学的形状が変化しない
ならば、A1 の範囲内でμe のみを変化させることが可
能である。
【0034】本発明に従いかかる調整を行う方法につい
ては、以下に説明する。第一に、特に、二次巻線のスプ
リット(分割)、矯正及び積み重ねにより、特に高電圧
を適用する場合には、可能な限り、変圧器の漂遊容量を
最小限になし得るように注意しなければならない。
【0035】選択されたスイッチング周波数に対して、
変圧器が磁気回路内及び巻銅線内の損失状態を満足させ
得るような方法で特定されたならば、次に磁化インダク
タンスLm が決定され、変換器の各々の鉄心の漂遊容量
を計算しかつ測定することができる。
【0036】より正確には、その漂遊容量は、該変圧器
の巻線の漂遊容量と並列に接続される変圧器を駆動する
MOS FETのドレイン・ソース間及びドレイン・ゲ
ート間の静電容量に起因するものである。
【0037】プッシュプルを構成する各変換回路内にお
いて、該変圧器に加えて該MOSFETを備える組立部
分の共振周波数は次式から求められる。 Fn=π/2・(Lm・Ceq) ここで、Ceqは前述のように総容量である
【0038】これにより、プッシュプル変換器の一方の
変換回路から他方の変換回路に切り替えるのに必要な時
間間隔の持続時間、すなわち、換言すれば、スイッチン
グトランジスタの一方がオフであり、他方のスイッチン
グトランジスタの電圧を零まで低下させるのに必要とさ
れる時間間隔の持続時間を検出することも可能である。
【0039】設計工程のこの段階において、この時間間
隔の持続時間は、選択されたスイッチング周波数に対し
て過度に長く、従って波形率は著しく劣化する。
【0040】本実施例によれば、スイッチング間隔の持
続時間が制御され、かつ変圧器の設計計算値を著しく変
えることなく、スイッチング周波数を調整する値が得ら
れる。これは磁気材料内に空隙を備え、かつ磁化インダ
クタンスに対して満足し得る値が得られるまで、空隙の
寸法を増加させることにより行われる。
【0041】このパラメータの導入により、材料の透磁
率は次式に従って修正される。 (1/μe )=(1/μ)+(e/le )……(6) ここで、μe は、空隙の存在により、修正された磁気回
路の材料の透磁率、μは該材料の固有の透磁率、eは空
隙の寸法、le は磁気回路の平均長さである。
【0042】図3には、パラメータμe が所定の磁気回
路に対する空隙の寸法の関数として変化する傾向が示し
てある。一定の巻数の場合、N・Lm の積は、μe に比
例する関数である。
【0043】スイッチング間隔の持続時間を求めるこの
方法は、変圧器の漏洩インダクタンスL1 に何等の影響
も及ぼさないことが確認されており、このことは、この
インダクタンスを共振形態のパラメータとして使用する
場合に重要なことである。
【0044】一旦巻いたならば、変圧器の幾何学的特性
のみにより、漏洩インダクタンスL1 が決まる。故に、
この値は、実際には、次式で示す巻数に依存する。 L1 = K・N2 ………………(7) ここで、Kは巻き寸法及びその巻間の距離の関数である
が、μとは無関係のパラメータである。
【0045】勿論、空隙の存在により所定の導通時間に
おける磁化電流が増す。しかし、この増加の結果、MO
S FETの導通損失は相対的に僅かに対応して増加す
るに過ぎない。この点に関し、図4には、導通終了時に
おける空隙の寸法の関数として磁化電流Imag が変化す
る状態が示してあり、電流は次式で示される。 Imag = E・Tc /Lm ………………(8) ここで、Eは変圧器の中間点に付与される電圧であり、
c は導通時間間隔の持続時間である。
【0046】具体的な実施例において、前記フランス特
許第2,627,644号に記載したのと同一形式の共
振変換器は、900kHzまで上昇させ得るスイッチン
グ周波数にて作動するように構成してある。該変換器
は、3F3型の材料から成る34×17×11ETD型
の磁気回路を使用して構成され、フィリップ(Phil
ips)社により販売されており、そのA1 =2250
±25%、μ=1450±25%である。
【0047】前記変圧器の一次巻線N=10であると仮
定すれば、磁化インダクタンスはLm =A1 ×N2 =2
250×100=0.225mH±25%となる。
【0048】空隙が磁気回路内に存在する場合、前記式
(3)、(4)、(6)から、Lm の値が空隙の寸法e
の関数として求められる。これら値はプロットして図5
の曲線に示してあり、ここに示した値は、平均長さle
=79mmの磁気回路に対応する値である。
【0049】空隙を形成することにより、値μe の分散
範囲は著しく縮小される。それは、比e/le は数パー
セントの値にまで調整し、式(6)の右辺の主たる項を
構成し、μe の±25%の分散が軽微なものになるから
である(1/μe は0.1%以下で、その効果は極めて
僅かである)。
【0050】更に、μe は温度と共に著しく変化するが
(典型的に、50℃ないし100℃の範囲内で50
%)、温度変化の影響も又無視し得る程度である。同様
に、e/le の値(それは温度とともに変化しない純粋
の幾何学的値である)が式(6)の右辺で大きな値であ
る限り、これら変化は無視し得る程度の影響しか及ぼさ
ない。
【0051】実際的な実施例において、各種の異なる厚
さ(10μm、25μm等)の校正された紙状のもの
存在しており、空隙の寸法を設定するために使用するこ
とができるが、これによりかかる空隙を形成しかつ
その寸法を正確に調整することが容易になることが理解
される。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
DC−DC変換器によれば、該変換器内の変圧器が空隙
を有する磁気回路を備え、前記一次巻線の各々が、該磁
気回路内の許容可能な鉄損値によってほぼ決定される
線数を有し、前記空隙の寸法は、該一次巻線の磁化イン
ダクタンスが、前記スイッチング時間を、1つのしきい
値以下の値で持続する、値まで低下し得るように、形成
されるので、スイッチング時のスイッチング時間を、前
記変換器の波形率を可能な限り劣化させない範囲内で、
小さくすることができる。このため、スイッチング時の
前記スイッチング時間に起因する損失をなくすことがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】変換器の構成要素と関係する各種の漂遊容量と
ともに、MOS FETを使用するプッシュプル形変換
器の構成を示す回路図である。
【図2】図1の変換器の変圧器鉄心の1つを示す等価回
路図である。
【図3】所定の磁気回路内の鉄心の透磁率が空隙の寸法
の関数として変化する傾向を示す図である。
【図4】磁化電流が所定の磁気回路に対し空隙の寸法の
関数として変化する傾向を示す図である。
【図5】磁化インダクタンスが空隙の寸法の関数として
変化する傾向を示し、計算例に適用可能な図である。
【符号の説明】
1 ダイオード D2 ダイオード P1 一次巻線 P2 一次巻線 S1 二次巻線 S2 二次巻線 T1 スイッチングトランジスタ T2 スイッチングトランジスタ Cp 変圧器の漂遊容量 Fs スイッチング周波数 L1 漏洩インダクタンス Lp 磁化インダクタンス Rc 等価抵抗値 Rp 一次巻線の抵抗値 Rs 二次巻線の抵抗値 E 電圧 N 巻数 S 磁気材料の断面積 VIN 入力電圧 VOUT 出力電圧

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央タップの両側に逆極性に接続された
    2つの一次巻線を有する変圧器と、その一方の端子が前
    記変圧器の前記中央タップに接続された定電圧電源と、
    2つの電界効果トランジスタスイッチング手段とから成
    り、 前記スイッチング手段の各々が前記定電圧電源の他方の
    端子と前記一次巻線のそれぞれの間に直列に接続される
    とともに、前記一次巻線のそれぞれを、周期的にかつ交
    互に、スイッチングし得るように制御され、前記スイッ
    チング手段がスイッチング動作時、充電しかつ放電する
    ことを必要とする漂遊容量を発生させ、これにより、一
    方のスイッチング手段がスイッチオフになるときとその
    後、他方のスイッチング手段がスイッチオンになるとき
    の間にスイッチング時間を付与するようにしたDC−D
    C変換器において、 前記変圧器が空隙を有する磁気回路を備え、前記一次巻
    線の各々が、該磁気回路内の許容可能な鉄損値によって
    ほぼ決定される巻線数を有し、前記空隙の寸法は、該一
    次巻線の磁化インダクタンスが、前記スイッチング時間
    を、1つのしきい値以下の値で持続する、値まで低下し
    得るように、形成されることを特徴とするDC−DC変
    換器。
  2. 【請求項2】 前記磁気回路の空隙について、該空隙の
    寸法がe、前記磁気回路の平均長さがle、前記磁気回
    路の材料の透磁率がμであるとき、比e/leが、1/
    μより著しく大きいことを特徴とする請求項1に記載の
    DC−DC変換器。
  3. 【請求項3】 前記電界効果トランジスタスイッチング
    手段が、MOS形電界効果トランジスタにより行われる
    ことを特徴とする請求項1に記載のDC−DC変換器。
JP05436992A 1991-02-05 1992-02-05 Dc−dc変換器 Expired - Lifetime JP3256261B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9101267A FR2672447B1 (fr) 1991-02-05 1991-02-05 Convertisseur continu-continu, en particulier convertisseur push-pull a mosfets.
FR9101267 1991-02-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0568371A JPH0568371A (ja) 1993-03-19
JP3256261B2 true JP3256261B2 (ja) 2002-02-12

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ID=9409356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05436992A Expired - Lifetime JP3256261B2 (ja) 1991-02-05 1992-02-05 Dc−dc変換器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5249113A (ja)
JP (1) JP3256261B2 (ja)
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