JP3255595B2 - Ｍａｃブリッジング方法 - Google Patents
Ｍａｃブリッジング方法Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、広域フレーム転送
網上でＭＡＣ（Media Access Control）ブリッジネット
ワークを論理的に形成する際に必要とされるＭＡＣブリ
ッジングサーバにおけるＭＡＣブリッジング方法に関す
るものである。
網上でＭＡＣ（Media Access Control）ブリッジネット
ワークを論理的に形成する際に必要とされるＭＡＣブリ
ッジングサーバにおけるＭＡＣブリッジング方法に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のＭＡＣブリッジングサーバにおけ
るＭＡＣブリッジング方法では、フレーム転送動作とア
ドレス学習動作の両方を行っていたが、アドレス学習動
作においてパージ命令を送信するようなことはなかっ
た。
るＭＡＣブリッジング方法では、フレーム転送動作とア
ドレス学習動作の両方を行っていたが、アドレス学習動
作においてパージ命令を送信するようなことはなかっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のＭＡＣブリッジ
ングサーバにおけるＭＡＣブリッジング方法では、一の
ＭＡＣ端末収容装置を介して物理網に接続されていたＬ
ＡＮ上のＭＡＣ端末が該物理網上を移動し、他のＭＡＣ
端末収容装置に収容された場合、ＭＡＣブリッジングサ
ーバに正しいアドレス情報を登録することはできるが、
移動元のＭＡＣ端末収容装置には移動前の情報が残って
しまっていた。
ングサーバにおけるＭＡＣブリッジング方法では、一の
ＭＡＣ端末収容装置を介して物理網に接続されていたＬ
ＡＮ上のＭＡＣ端末が該物理網上を移動し、他のＭＡＣ
端末収容装置に収容された場合、ＭＡＣブリッジングサ
ーバに正しいアドレス情報を登録することはできるが、
移動元のＭＡＣ端末収容装置には移動前の情報が残って
しまっていた。
【０００４】このため、移動したＭＡＣ端末に対して、
ＭＡＣブリッジングサーバを介さずにＭＡＣフレームを
転送しようとすると、移動元のＭＡＣ端末収容装置に残
ったアドレス情報が消えない限り、移動元のＭＡＣ端末
収容装置を介して移動元のＬＡＮにＭＡＣフレームが転
送され続けてしまい、移動したＭＡＣ端末に到達しない
という問題があった。
ＭＡＣブリッジングサーバを介さずにＭＡＣフレームを
転送しようとすると、移動元のＭＡＣ端末収容装置に残
ったアドレス情報が消えない限り、移動元のＭＡＣ端末
収容装置を介して移動元のＬＡＮにＭＡＣフレームが転
送され続けてしまい、移動したＭＡＣ端末に到達しない
という問題があった。
【０００５】本発明の目的は、移動先のＭＡＣ端末収容
装置に適切にＭＡＣフレームを配信可能なＭＡＣブリッ
ジング方法を提供することにある。
装置に適切にＭＡＣフレームを配信可能なＭＡＣブリッ
ジング方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記課題を
解決するため、フレーム転送動作として、物理網フレー
ムを受信した際、該物理網フレームのペイロード部に格
納されたＭＡＣフレームのヘッダ部分を解析し、宛先Ｍ
ＡＣアドレスをキーとして転送テーブルを検索して物理
網アドレスを解決し、受信した物理網フレームの宛先物
理網アドレスを前記解決された物理網アドレスに置き換
え、この物理網フレームを再び物理網に送信し、アドレ
ス学習動作として、ＭＡＣフレームのヘッダ部分の解析
によって得られた送信元ＭＡＣアドレスと、受信した物
理網フレームの送信元物理網アドレスとの組の情報を転
送テーブルに記述するとともに、その前に送信元ＭＡＣ
アドレスをキーとして転送テーブルを検索し、得られた
物理網アドレスと受信した物理網フレームの送信元物理
網アドレスを比較し、これが一致しない場合は、転送テ
ーブルを検索して得られた物理網アドレスを有する物理
網送信ノードに対して、検索のキーとしたＭＡＣアドレ
スに関する転送テーブル情報を削除するためのパージ命
令を送信することを特徴とする。
解決するため、フレーム転送動作として、物理網フレー
ムを受信した際、該物理網フレームのペイロード部に格
納されたＭＡＣフレームのヘッダ部分を解析し、宛先Ｍ
ＡＣアドレスをキーとして転送テーブルを検索して物理
網アドレスを解決し、受信した物理網フレームの宛先物
理網アドレスを前記解決された物理網アドレスに置き換
え、この物理網フレームを再び物理網に送信し、アドレ
ス学習動作として、ＭＡＣフレームのヘッダ部分の解析
によって得られた送信元ＭＡＣアドレスと、受信した物
理網フレームの送信元物理網アドレスとの組の情報を転
送テーブルに記述するとともに、その前に送信元ＭＡＣ
アドレスをキーとして転送テーブルを検索し、得られた
物理網アドレスと受信した物理網フレームの送信元物理
網アドレスを比較し、これが一致しない場合は、転送テ
ーブルを検索して得られた物理網アドレスを有する物理
網送信ノードに対して、検索のキーとしたＭＡＣアドレ
スに関する転送テーブル情報を削除するためのパージ命
令を送信することを特徴とする。
【０００７】前記構成によれば、転送テーブルにＭＡＣ
フレームのヘッダ部分の解析によって得られた送信元Ｍ
ＡＣアドレスと、受信した物理網フレームの送信元物理
網アドレスとの組の情報を記述することで、アドレス学
習動作が行える。
フレームのヘッダ部分の解析によって得られた送信元Ｍ
ＡＣアドレスと、受信した物理網フレームの送信元物理
網アドレスとの組の情報を記述することで、アドレス学
習動作が行える。
【０００８】また、転送テーブルへの記述前に送信元Ｍ
ＡＣアドレスをキーとして転送テーブルを検索し、物理
網アドレスを解決することで、転送テーブルに記述され
ていた旧アドレス情報を解析することが可能となる。特
に、テーブル検索によって得られた物理網アドレスと受
信した物理網フレームの送信元物理網アドレスを比較す
ることで、検索キーとして用いたＭＡＣアドレスを保有
する端末が移動したかどうかを知ることができる。
ＡＣアドレスをキーとして転送テーブルを検索し、物理
網アドレスを解決することで、転送テーブルに記述され
ていた旧アドレス情報を解析することが可能となる。特
に、テーブル検索によって得られた物理網アドレスと受
信した物理網フレームの送信元物理網アドレスを比較す
ることで、検索キーとして用いたＭＡＣアドレスを保有
する端末が移動したかどうかを知ることができる。
【０００９】ここで、端末が移動した場合、即ちテーブ
ル検索によって得られた物理網アドレスと受信した物理
網フレームの送信元物理網アドレスが一致しない場合に
は、テーブル検索によって得られた物理網アドレスを参
照することで、移動元のＬＡＮを収容しているＭＡＣ端
末収容装置を物理網上で特定することができる。
ル検索によって得られた物理網アドレスと受信した物理
網フレームの送信元物理網アドレスが一致しない場合に
は、テーブル検索によって得られた物理網アドレスを参
照することで、移動元のＬＡＮを収容しているＭＡＣ端
末収容装置を物理網上で特定することができる。
【００１０】従って、転送テーブルを検索して得られた
物理網アドレスを有する物理網送信ノードに対して、検
索のキーとしたＭＡＣアドレスに関する転送テーブル情
報を削除するためのパージ命令を送信することで、移動
元のＬＡＮを収容しているＭＡＣ端末収容装置に、収容
していたＭＡＣ端末が移動したことを通知することがで
きる。
物理網アドレスを有する物理網送信ノードに対して、検
索のキーとしたＭＡＣアドレスに関する転送テーブル情
報を削除するためのパージ命令を送信することで、移動
元のＬＡＮを収容しているＭＡＣ端末収容装置に、収容
していたＭＡＣ端末が移動したことを通知することがで
きる。
【００１１】この結果、移動元のＬＡＮを収容している
ＭＡＣ端末収容装置は移動してしまったＭＡＣ端末のア
ドレス情報を消去することが可能となる。
ＭＡＣ端末収容装置は移動してしまったＭＡＣ端末のア
ドレス情報を消去することが可能となる。
【００１２】これにより、移動したＭＡＣ端末に対して
ＭＡＣブリッジングサーバを介さずにＭＡＣフレームを
転送しようとした場合に、移動元のＭＡＣ端末収容装置
を介して移動元のＬＡＮに転送しようとしても、移動元
のＭＡＣ端末収容装置がＭＡＣフレーム送信元のＭＡＣ
端末収容装置に対してアドレス情報の誤りを通知できる
ため、その後、ＭＡＣブリッジングサーバを介して移動
先のＭＡＣ端末収容装置に適切にＭＡＣフレームを転送
することが可能となる。
ＭＡＣブリッジングサーバを介さずにＭＡＣフレームを
転送しようとした場合に、移動元のＭＡＣ端末収容装置
を介して移動元のＬＡＮに転送しようとしても、移動元
のＭＡＣ端末収容装置がＭＡＣフレーム送信元のＭＡＣ
端末収容装置に対してアドレス情報の誤りを通知できる
ため、その後、ＭＡＣブリッジングサーバを介して移動
先のＭＡＣ端末収容装置に適切にＭＡＣフレームを転送
することが可能となる。
【００１３】この際、宛先ＭＡＣアドレスとして、自身
のＭＡＣアドレスが記述されているフレームに関しての
みアドレス学習動作を行うことにより、上述の処理を効
率的に行うことが可能となる。
のＭＡＣアドレスが記述されているフレームに関しての
みアドレス学習動作を行うことにより、上述の処理を効
率的に行うことが可能となる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【００１５】ここで、図１は本発明を適用するＭＡＣブ
リッジングサーバの装置構成、図２は本発明のＭＡＣブ
リッジング方法を示す動作シーケンス、図３は本発明に
よるネットワーク上での動作を説明するためのネットワ
ークモデル、図４は本発明によるネットワーク上での動
作シーケンス、図５は本発明によるネットワーク上での
動作を説明するための各装置におけるアドレステーブル
の設定例である。
リッジングサーバの装置構成、図２は本発明のＭＡＣブ
リッジング方法を示す動作シーケンス、図３は本発明に
よるネットワーク上での動作を説明するためのネットワ
ークモデル、図４は本発明によるネットワーク上での動
作シーケンス、図５は本発明によるネットワーク上での
動作を説明するための各装置におけるアドレステーブル
の設定例である。
【００１６】始めに、図１に示されたＭＡＣブリッジン
グサーバの装置構成について説明すると、物理フレーム
転送網としてのコアネットワーク１Ａに接続されたＭＡ
Ｃブリッジングサーバ１Ｂは、入力処理部１Ｃ、出力処
理部１Ｄ、転送処理部１Ｅ、転送テーブル制御部１Ｆ及
びアドレス学習処理部１Ｇから構成されている。
グサーバの装置構成について説明すると、物理フレーム
転送網としてのコアネットワーク１Ａに接続されたＭＡ
Ｃブリッジングサーバ１Ｂは、入力処理部１Ｃ、出力処
理部１Ｄ、転送処理部１Ｅ、転送テーブル制御部１Ｆ及
びアドレス学習処理部１Ｇから構成されている。
【００１７】このＭＡＣブリッジングサーバ１Ｂは図２
の動作シーケンスに従って動作する。
の動作シーケンスに従って動作する。
【００１８】即ち、ＭＡＣブリッジングサーバ１Ｂ内の
入力処理部１Ｃは、コアネットワーク１Ａから物理網フ
レームを受信すると、これを転送処理部１Ｅへ転送する
（２Ａ）。転送処理部１Ｅは、入力処理部１Ｃから物理
網フレームを受信するとペイロード部から宛先ＭＡＣア
ドレスを抽出し、これを転送テーブル制御部１Ｆに通知
する（２Ｂ）。さらに、転送処理部１Ｅは、物理網フレ
ームのペイロード部から送信元ＭＡＣアドレスを抽出
し、また、物理網フレームのヘッダ部分から送信元物理
網アドレスを抽出し、これらをアドレス学習部１Ｇに通
知する（２Ｃ）。
入力処理部１Ｃは、コアネットワーク１Ａから物理網フ
レームを受信すると、これを転送処理部１Ｅへ転送する
（２Ａ）。転送処理部１Ｅは、入力処理部１Ｃから物理
網フレームを受信するとペイロード部から宛先ＭＡＣア
ドレスを抽出し、これを転送テーブル制御部１Ｆに通知
する（２Ｂ）。さらに、転送処理部１Ｅは、物理網フレ
ームのペイロード部から送信元ＭＡＣアドレスを抽出
し、また、物理網フレームのヘッダ部分から送信元物理
網アドレスを抽出し、これらをアドレス学習部１Ｇに通
知する（２Ｃ）。
【００１９】転送テーブル制御部１Ｆは、転送処理部１
Ｅから宛先ＭＡＣアドレスを通知されると、これをキー
として転送テーブルを検索し、宛先ＭＡＣアドレスを有
するＭＡＣ端末を収容したＭＡＣブリッジング装置の物
理網アドレスを出力する。得られた物理網アドレスは転
送処理部１Ｅに通知される（２Ｄ）。
Ｅから宛先ＭＡＣアドレスを通知されると、これをキー
として転送テーブルを検索し、宛先ＭＡＣアドレスを有
するＭＡＣ端末を収容したＭＡＣブリッジング装置の物
理網アドレスを出力する。得られた物理網アドレスは転
送処理部１Ｅに通知される（２Ｄ）。
【００２０】転送処理部１Ｅは、転送テーブル制御部１
Ｆから物理網アドレスを通知されると、これを転送処理
中の物理網フレームの宛先物理網アドレス部分に記述
し、このフレームを出力処理部１Ｄに転送する（２
Ｅ）。また、出力処理部１Ｄはフレームをコアネットワ
ーク１Ａに転送する。
Ｆから物理網アドレスを通知されると、これを転送処理
中の物理網フレームの宛先物理網アドレス部分に記述
し、このフレームを出力処理部１Ｄに転送する（２
Ｅ）。また、出力処理部１Ｄはフレームをコアネットワ
ーク１Ａに転送する。
【００２１】一方、アドレス学習部１Ｇは、転送処理部
１Ｅから送信元ＭＡＣアドレス及び送信元物理網アドレ
スを受信すると、これらを転送テーブル制御部１Ｆへ通
知する（２Ｆ）。転送テーブル制御部１Ｆは、アドレス
学習部１Ｇから送信元ＭＡＣアドレス及び送信元物理網
アドレスを受信すると、これを転送テーブルに登録す
る。この際、同一ＭＡＣアドレスのエントリを予め検索
しておき、キーとしてのＭＡＣアドレスとともに検索結
果としての物理網アドレスをアドレス学習部１Ｇに通知
する（２Ｇ）。
１Ｅから送信元ＭＡＣアドレス及び送信元物理網アドレ
スを受信すると、これらを転送テーブル制御部１Ｆへ通
知する（２Ｆ）。転送テーブル制御部１Ｆは、アドレス
学習部１Ｇから送信元ＭＡＣアドレス及び送信元物理網
アドレスを受信すると、これを転送テーブルに登録す
る。この際、同一ＭＡＣアドレスのエントリを予め検索
しておき、キーとしてのＭＡＣアドレスとともに検索結
果としての物理網アドレスをアドレス学習部１Ｇに通知
する（２Ｇ）。
【００２２】アドレス学習部１Ｇは転送テーブル制御部
１ＦからＭＡＣアドレス及び物理網アドレスを受信する
と、直前に転送テーブル制御部１Ｆに送信した（２Ｆ）
アドレス情報のうち、ＭＡＣアドレスの値が同一のもの
について物理網アドレスの内容比較を行い、物理網アド
レスの内容が異なる場合は、転送テーブル制御部１Ｆか
ら通知されたＭＡＣアドレス及び物理網アドレスを元に
パージ命令用物理網フレームを生成し、このフレームを
出力処理部１Ｄに転送する（２Ｈ）。また、出力処理部
ＩＤはフレームをコアネットワーク１Ａに転送する。
１ＦからＭＡＣアドレス及び物理網アドレスを受信する
と、直前に転送テーブル制御部１Ｆに送信した（２Ｆ）
アドレス情報のうち、ＭＡＣアドレスの値が同一のもの
について物理網アドレスの内容比較を行い、物理網アド
レスの内容が異なる場合は、転送テーブル制御部１Ｆか
ら通知されたＭＡＣアドレス及び物理網アドレスを元に
パージ命令用物理網フレームを生成し、このフレームを
出力処理部１Ｄに転送する（２Ｈ）。また、出力処理部
ＩＤはフレームをコアネットワーク１Ａに転送する。
【００２３】このような装置構成及び動作のＭＡＣブリ
ッジングサーバのネットワーク上での動作を図３のネッ
トワークモデルを用いて説明する。
ッジングサーバのネットワーク上での動作を図３のネッ
トワークモデルを用いて説明する。
【００２４】図３中のＭＡＣブリッジ網３Ｄは、コアネ
ットワーク３Ａと称する広域フレーム転送網（例えばＩ
ＴＵ−Ｔ．Ｉ．３６４に準拠したＣＬＳＦネットワー
ク）及びイーサネット３Ｂ，３Ｃの上に論理的に構成さ
れている仮想広域網である。コアネットワーク３Ａの端
末装置としては、ＭＡＣブリッジング装置３Ｅ，３Ｆ、
ＭＡＣブリッジングサーバ３Ｇが存在する。
ットワーク３Ａと称する広域フレーム転送網（例えばＩ
ＴＵ−Ｔ．Ｉ．３６４に準拠したＣＬＳＦネットワー
ク）及びイーサネット３Ｂ，３Ｃの上に論理的に構成さ
れている仮想広域網である。コアネットワーク３Ａの端
末装置としては、ＭＡＣブリッジング装置３Ｅ，３Ｆ、
ＭＡＣブリッジングサーバ３Ｇが存在する。
【００２５】ここで、ＭＡＣブリッジング装置３Ｅ，３
Ｆは各々、コアネットワーク３Ａに対してイーサネット
３Ｂ，３Ｃを接続している。イーサネット３Ｂの端末装
置としてはＭＡＣブリッジング装置３Ｅ、ＭＡＣ端末３
Ｈ，３Ｉが存在し、イーサネット３Ｃの端末装置として
はＭＡＣブリッジング装置３Ｆ、ＭＡＣ端末３Ｊが存在
する。
Ｆは各々、コアネットワーク３Ａに対してイーサネット
３Ｂ，３Ｃを接続している。イーサネット３Ｂの端末装
置としてはＭＡＣブリッジング装置３Ｅ、ＭＡＣ端末３
Ｈ，３Ｉが存在し、イーサネット３Ｃの端末装置として
はＭＡＣブリッジング装置３Ｆ、ＭＡＣ端末３Ｊが存在
する。
【００２６】また、ＭＡＣアドレスとして、ＭＡＣブリ
ッジ網上の端末装置に、次のようなアドレスが割り振ら
れている。 ＭＡＣブリッジングサーバ３Ｇ：ＭＡＣ．０ ＭＡＣ端末３Ｈ：ＭＡＣ．１ ＭＡＣ端末３Ｉ：ＭＡＣ．２ ＭＡＣ端末３Ｊ：ＭＡＣ．３ コアアドレスとしては、コアネットワーク上の端末装置
に、次のようなアドレスが割り振られている。 ＭＡＣブリッジングサーバ３Ｇ：ＣＯＲＥ．２．１ ＭＡＣブリッジング装置３Ｅ：ＣＯＲＥ．１．１ ＭＡＣブリッジング装置３Ｆ：ＣＯＲＥ．１．２ このネットワークにおけるＭＡＣブリッジング方法の動
作を、図４のネットワーク動作シーケンス及び図５のア
ドレステーブル設定例を用いて説明する。
ッジ網上の端末装置に、次のようなアドレスが割り振ら
れている。 ＭＡＣブリッジングサーバ３Ｇ：ＭＡＣ．０ ＭＡＣ端末３Ｈ：ＭＡＣ．１ ＭＡＣ端末３Ｉ：ＭＡＣ．２ ＭＡＣ端末３Ｊ：ＭＡＣ．３ コアアドレスとしては、コアネットワーク上の端末装置
に、次のようなアドレスが割り振られている。 ＭＡＣブリッジングサーバ３Ｇ：ＣＯＲＥ．２．１ ＭＡＣブリッジング装置３Ｅ：ＣＯＲＥ．１．１ ＭＡＣブリッジング装置３Ｆ：ＣＯＲＥ．１．２ このネットワークにおけるＭＡＣブリッジング方法の動
作を、図４のネットワーク動作シーケンス及び図５のア
ドレステーブル設定例を用いて説明する。
【００２７】始めに、ＭＡＣブリッジング装置３Ｅには
図５(a) のアドレステーブル５Ａ、ＭＡＣブリッジング
装置３Ｆには図５(b) のアドレステーブル５Ｂ、ＭＡＣ
ブリッジングサーバ３Ｇには図５(c) のアドレステーブ
ル５Ｃ、のようなアドレス情報が設定されているものと
する。
図５(a) のアドレステーブル５Ａ、ＭＡＣブリッジング
装置３Ｆには図５(b) のアドレステーブル５Ｂ、ＭＡＣ
ブリッジングサーバ３Ｇには図５(c) のアドレステーブ
ル５Ｃ、のようなアドレス情報が設定されているものと
する。
【００２８】ここで、ＭＡＣ端末３ＨからＭＡＣ端末３
Ｉにフレーム転送を行うものとする。
Ｉにフレーム転送を行うものとする。
【００２９】ＭＡＣ端末３Ｈは宛先ＭＡＣアドレスＭＡ
Ｃ．２、送信元ＭＡＣアドレスＭＡＣ．１を付与したＭ
ＡＣフレームをイーサネット３Ｂ上に送信する（４
Ａ）。ＭＡＣフレームは、イーサネット３Ｂ上で同報さ
れる。
Ｃ．２、送信元ＭＡＣアドレスＭＡＣ．１を付与したＭ
ＡＣフレームをイーサネット３Ｂ上に送信する（４
Ａ）。ＭＡＣフレームは、イーサネット３Ｂ上で同報さ
れる。
【００３０】ＭＡＣ端末３ＩはＭＡＣフレームを受信す
ると、宛先ＭＡＣアドレスの解析を行い、これが自分
宛、即ちＭＡＣ．２の場合にはＭＡＣフレームを取り込
む（４Ｂ）。
ると、宛先ＭＡＣアドレスの解析を行い、これが自分
宛、即ちＭＡＣ．２の場合にはＭＡＣフレームを取り込
む（４Ｂ）。
【００３１】ＭＡＣブリッジング装置３ＥはＭＡＣフレ
ームを受信すると、宛先ＭＡＣアドレスをキーとしてア
ドレステーブルを検索し、ヒットした場合にはＭＡＣフ
レームを廃棄する。従って、アドレステーブル５Ａの内
容で、ＭＡＣ．２宛のＭＡＣフレームを受信した場合に
はＭＡＣフレームが廃棄される（４Ｃ）。
ームを受信すると、宛先ＭＡＣアドレスをキーとしてア
ドレステーブルを検索し、ヒットした場合にはＭＡＣフ
レームを廃棄する。従って、アドレステーブル５Ａの内
容で、ＭＡＣ．２宛のＭＡＣフレームを受信した場合に
はＭＡＣフレームが廃棄される（４Ｃ）。
【００３２】この状態で、ＭＡＣ端末３Ｉがイーサネッ
ト３Ｂからイーサネット３Ｃへ移動し（４Ｄ）、ＭＡＣ
端末３ＨからＭＡＣ端末３Ｉにフレーム転送を行うもの
とする。
ト３Ｂからイーサネット３Ｃへ移動し（４Ｄ）、ＭＡＣ
端末３ＨからＭＡＣ端末３Ｉにフレーム転送を行うもの
とする。
【００３３】ＭＡＣ端末３Ｈは宛先ＭＡＣアドレスＭＡ
Ｃ．２、送信元ＭＡＣアドレスＭＡＣ．１を付与したＭ
ＡＣフレームをイーサネット３Ｂ上に送信する（４
Ｅ）。
Ｃ．２、送信元ＭＡＣアドレスＭＡＣ．１を付与したＭ
ＡＣフレームをイーサネット３Ｂ上に送信する（４
Ｅ）。
【００３４】ＭＡＣブリッジング装置３ＥはＭＡＣ．２
宛のＭＡＣフレームを受信すると、宛先ＭＡＣアドレス
をキーとしてアドレステーブルを検索するが、アドレス
テーブル５Ａの内容ではＭＡＣ．２はヒットしてしまう
ため、ＭＡＣフレームが廃棄される（４Ｆ）。従って、
ＭＡＣ端末３ＨはＭＡＣ端末３Ｉにフレームを転送でき
ない。従来のＭＡＣブリッジングサーバを用いるとこの
状態が継続し、ＭＡＣ端末３ＨはＭＡＣ端末３Ｉにフレ
ームを転送できないままとなる。
宛のＭＡＣフレームを受信すると、宛先ＭＡＣアドレス
をキーとしてアドレステーブルを検索するが、アドレス
テーブル５Ａの内容ではＭＡＣ．２はヒットしてしまう
ため、ＭＡＣフレームが廃棄される（４Ｆ）。従って、
ＭＡＣ端末３ＨはＭＡＣ端末３Ｉにフレームを転送でき
ない。従来のＭＡＣブリッジングサーバを用いるとこの
状態が継続し、ＭＡＣ端末３ＨはＭＡＣ端末３Ｉにフレ
ームを転送できないままとなる。
【００３５】ここで、イーサネット３Ｃ内でＭＡＣ端末
３ＩがＭＡＣ端末３Ｊにフレーム転送を行うものとす
る。
３ＩがＭＡＣ端末３Ｊにフレーム転送を行うものとす
る。
【００３６】ＭＡＣ端末３Ｉは宛先ＭＡＣアドレスＭＡ
Ｃ．３、送信元ＭＡＣアドレスＭＡＣ．２を付与したＭ
ＡＣフレームをイーサネット３Ｃ上に送信する（４
Ｇ）。ＭＡＣ端末３ＪはＭＡＣフレームを受信すると、
宛先ＭＡＣアドレスの解析を行い、これが自分宛、即ち
ＭＡＣ．３の場合にはＭＡＣフレームを取り込む（４
Ｈ）。
Ｃ．３、送信元ＭＡＣアドレスＭＡＣ．２を付与したＭ
ＡＣフレームをイーサネット３Ｃ上に送信する（４
Ｇ）。ＭＡＣ端末３ＪはＭＡＣフレームを受信すると、
宛先ＭＡＣアドレスの解析を行い、これが自分宛、即ち
ＭＡＣ．３の場合にはＭＡＣフレームを取り込む（４
Ｈ）。
【００３７】ＭＡＣブリッジング装置３ＦはＭＡＣフレ
ームを受信すると、宛先ＭＡＣアドレスをキーとしてア
ドレステーブルを検索し、ヒットした場合にはＭＡＣフ
レームを廃棄する（４Ｉ）。
ームを受信すると、宛先ＭＡＣアドレスをキーとしてア
ドレステーブルを検索し、ヒットした場合にはＭＡＣフ
レームを廃棄する（４Ｉ）。
【００３８】さらに、ＭＡＣブリッジング装置３ＦはＭ
ＡＣフレームを受信すると、送信元ＭＡＣアドレスＭＡ
Ｃ．２をキーとしてアドレステーブルを検索するが、ア
ドレステーブル５Ｂの状態ではヒットしないため、送信
元ＭＡＣアドレスＭＡＣ．２をアドレステーブルに登録
する。この結果、アドレステーブルの内容は図５(e)の
アドレステーブル５Ｅのようになる。
ＡＣフレームを受信すると、送信元ＭＡＣアドレスＭＡ
Ｃ．２をキーとしてアドレステーブルを検索するが、ア
ドレステーブル５Ｂの状態ではヒットしないため、送信
元ＭＡＣアドレスＭＡＣ．２をアドレステーブルに登録
する。この結果、アドレステーブルの内容は図５(e)の
アドレステーブル５Ｅのようになる。
【００３９】また、ＭＡＣブリッジング装置３Ｆはアド
レステーブルにＭＡＣアドレスＭＡＣ．２を登録する
と、送信元ＭＡＣアドレスＭＡＣ．２、宛先ＭＡＣアド
レスＭＡＣ．０、送信元物理網アドレスＣＯＲＥ．１．
２、宛先物理網アドレスＣＯＲＥ．２．１で構成される
学習フレームをコアネットワークに送信する（４Ｊ）。
レステーブルにＭＡＣアドレスＭＡＣ．２を登録する
と、送信元ＭＡＣアドレスＭＡＣ．２、宛先ＭＡＣアド
レスＭＡＣ．０、送信元物理網アドレスＣＯＲＥ．１．
２、宛先物理網アドレスＣＯＲＥ．２．１で構成される
学習フレームをコアネットワークに送信する（４Ｊ）。
【００４０】ＭＡＣブリッジングサーバ３Ｇは学習フレ
ームを受信すると、送信元ＭＡＣアドレスＭＡＣ．２及
び送信元物理網アドレスＣＯＲＥ．１．２のアドレス情
報を転送テーブルに記述する。この結果、転送テーブル
の内容が図５(c) のアドレステーブル５Ｃから図５(f)
のアドレステーブル５Ｆに変化する。
ームを受信すると、送信元ＭＡＣアドレスＭＡＣ．２及
び送信元物理網アドレスＣＯＲＥ．１．２のアドレス情
報を転送テーブルに記述する。この結果、転送テーブル
の内容が図５(c) のアドレステーブル５Ｃから図５(f)
のアドレステーブル５Ｆに変化する。
【００４１】この際、ＭＡＣ．２のエントリの物理網ア
ドレスがＣＯＲＥ．１．１からＣＯＲＥ．１．２に更新
されるので、送信元物理網アドレスＣＯＲＥ．２．１、
宛先物理網アドレスＣＯＲＥ．１．１、パージすべきＭ
ＡＣアドレスＭＡＣ．２を記述したペイロードから構成
されるパージ命令通知をコアネットワークに送信する
（４Ｋ）。
ドレスがＣＯＲＥ．１．１からＣＯＲＥ．１．２に更新
されるので、送信元物理網アドレスＣＯＲＥ．２．１、
宛先物理網アドレスＣＯＲＥ．１．１、パージすべきＭ
ＡＣアドレスＭＡＣ．２を記述したペイロードから構成
されるパージ命令通知をコアネットワークに送信する
（４Ｋ）。
【００４２】ＭＡＣブリッジング装置３ＥはＭＡＣアド
レスＭＡＣ．２をパージする旨のパージ命令通知を受け
ると、これを実行する（４Ｌ）。この結果、ＭＡＣブリ
ッジング装置３Ｅのアドレステーブルが図５(a) のアド
レステーブル５Ａから図５(d) のアドレステーブル５Ｄ
に更新される。
レスＭＡＣ．２をパージする旨のパージ命令通知を受け
ると、これを実行する（４Ｌ）。この結果、ＭＡＣブリ
ッジング装置３Ｅのアドレステーブルが図５(a) のアド
レステーブル５Ａから図５(d) のアドレステーブル５Ｄ
に更新される。
【００４３】ここで、再びＭＡＣ端末３ＨからＭＡＣ端
末３Ｉにフレーム転送を行うものとすると、ＭＡＣ端末
３Ｈは宛先ＭＡＣアドレスＭＡＣ．２、送信元ＭＡＣア
ドレスＭＡＣ．１を付与したＭＡＣフレームをイーサネ
ット３Ｂ上に送信する（４Ｍ）。
末３Ｉにフレーム転送を行うものとすると、ＭＡＣ端末
３Ｈは宛先ＭＡＣアドレスＭＡＣ．２、送信元ＭＡＣア
ドレスＭＡＣ．１を付与したＭＡＣフレームをイーサネ
ット３Ｂ上に送信する（４Ｍ）。
【００４４】ＭＡＣブリッジング装置３ＥはＭＡＣ．２
宛のＭＡＣフレームを受信すると、宛先ＭＡＣアドレス
をキーとしてアドレステーブルを検索するが、図５(d)
のアドレステーブル５Ｄの内容ではＭＡＣ．２はヒット
しないため、ＭＡＣフレームがＭＡＣブリッジングサー
バ３Ｇに向けて転送される。即ち、ＭＡＣフレームが宛
先物理網アドレスＣＯＲＥ．２．１、送信元物理網アド
レスＣＯＲＥ１．１を付与された物理網フレームにカプ
セル化され、これがコアネットワーク内に送信される
（４Ｎ）。
宛のＭＡＣフレームを受信すると、宛先ＭＡＣアドレス
をキーとしてアドレステーブルを検索するが、図５(d)
のアドレステーブル５Ｄの内容ではＭＡＣ．２はヒット
しないため、ＭＡＣフレームがＭＡＣブリッジングサー
バ３Ｇに向けて転送される。即ち、ＭＡＣフレームが宛
先物理網アドレスＣＯＲＥ．２．１、送信元物理網アド
レスＣＯＲＥ１．１を付与された物理網フレームにカプ
セル化され、これがコアネットワーク内に送信される
（４Ｎ）。
【００４５】ＭＡＣブリッジングサーバ３Ｇは物理網フ
レームを受信すると、宛先ＭＡＣアドレスＭＡＣ．２を
抽出し、これをキーとして転送テーブルを検索し、物理
網アドレスＣＯＲＥ．１．２を出力する。この後、受信
した物理網フレームの宛先物理網アドレスをＣＯＲＥ．
１．１からＣＯＲＥ．１．２に付け換え、これをコアネ
ットワークに転送する（４Ｏ）。
レームを受信すると、宛先ＭＡＣアドレスＭＡＣ．２を
抽出し、これをキーとして転送テーブルを検索し、物理
網アドレスＣＯＲＥ．１．２を出力する。この後、受信
した物理網フレームの宛先物理網アドレスをＣＯＲＥ．
１．１からＣＯＲＥ．１．２に付け換え、これをコアネ
ットワークに転送する（４Ｏ）。
【００４６】ＭＡＣブリッジング装置３Ｆは物理網フレ
ームを受信すると、ＭＡＣフレームを抽出し、これをイ
ーサネット３Ｃへ転送する（４Ｐ）。ＭＡＣ端末３Ｉは
イーサネット３ＣでＭＡＣフレームを受信すると、宛先
ＭＡＣアドレスの解析を行い、これが自分宛、即ちＭＡ
Ｃ．２の場合にはＭＡＣフレームを取り込む（４Ｑ）。
ームを受信すると、ＭＡＣフレームを抽出し、これをイ
ーサネット３Ｃへ転送する（４Ｐ）。ＭＡＣ端末３Ｉは
イーサネット３ＣでＭＡＣフレームを受信すると、宛先
ＭＡＣアドレスの解析を行い、これが自分宛、即ちＭＡ
Ｃ．２の場合にはＭＡＣフレームを取り込む（４Ｑ）。
【００４７】従って、従来のＭＡＣブリッジング方法で
は、端末が移動した場合に通信が適切に行えなくなった
が、本発明のＭＡＣブリッジング方法を用いることによ
り、端末が移動した場合でもそのアドレス情報をＭＡＣ
ブリッジングサーバやＭＡＣブリッジング装置に適切に
伝えることが可能となり、この結果、再び通信が行える
ようになる。
は、端末が移動した場合に通信が適切に行えなくなった
が、本発明のＭＡＣブリッジング方法を用いることによ
り、端末が移動した場合でもそのアドレス情報をＭＡＣ
ブリッジングサーバやＭＡＣブリッジング装置に適切に
伝えることが可能となり、この結果、再び通信が行える
ようになる。
【００４８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ＭＡＣ端末が頻繁に広域移動するような場合でも、ＭＡ
Ｃフレームは誤配信されることなく、移動先に適切に配
信することができるようになる。このため、広域モバイ
ルサービスの提供が可能となる。
ＭＡＣ端末が頻繁に広域移動するような場合でも、ＭＡ
Ｃフレームは誤配信されることなく、移動先に適切に配
信することができるようになる。このため、広域モバイ
ルサービスの提供が可能となる。
【図１】本発明を適用するＭＡＣブリッジングサーバの
構成図
構成図
【図２】本発明のＭＡＣブリッジング方法を示す動作シ
ーケンス図
ーケンス図
【図３】ネットワーク上での動作を説明するためのネッ
トワークモデルの構成図
トワークモデルの構成図
【図４】ネットワーク上での動作シーケンス図
【図５】アドレステーブルの設定例を示す図
１Ａ：コアネットワーク、１Ｂ：ＭＡＣブリッジングサ
ーバ、１Ｃ：入力処理部、１Ｄ：出力処理部、１Ｅ：転
送処理部、１Ｆ：転送テーブル制御部、１Ｇ：アドレス
学習処理部、２Ａ：物理網フレーム転送、２Ｂ：宛先Ｍ
ＡＣアドレス通知、２Ｃ：送信元ＭＡＣアドレス及び送
信元物理網アドレス通知、２Ｄ：宛先物理網アドレス通
知、２Ｅ：物理網フレーム転送、２Ｆ：送信元ＭＡＣア
ドレス及び送信元物理網アドレス通知、２Ｇ：ＭＡＣア
ドレス及び旧物理網アドレス通知、２Ｈ：パージ物理網
フレーム転送、３Ａ：コアネットワーク、３Ｂ，３Ｃ：
イーサネット、３Ｄ：ＭＡＣブリッジ網、３Ｅ，３Ｆ：
ＭＡＣブリッジング装置、３Ｇ：ＭＡＣブリッジングサ
ーバ、３Ｈ，３Ｉ，３Ｊ：ＭＡＣ端末、４Ａ，４Ｅ，４
Ｇ，４Ｍ：フレーム送信、４Ｂ，４Ｈ，４Ｑ：フレーム
受信、４Ｃ，４Ｆ，４Ｉ：フレーム廃棄、４Ｄ：端末移
動、４Ｊ：学習フレーム送信、４Ｋ：アドレス学習及び
パージ命令通知、４Ｌ：パージ命令実行、４Ｎ，４Ｏ，
４Ｐ：フレーム転送。
ーバ、１Ｃ：入力処理部、１Ｄ：出力処理部、１Ｅ：転
送処理部、１Ｆ：転送テーブル制御部、１Ｇ：アドレス
学習処理部、２Ａ：物理網フレーム転送、２Ｂ：宛先Ｍ
ＡＣアドレス通知、２Ｃ：送信元ＭＡＣアドレス及び送
信元物理網アドレス通知、２Ｄ：宛先物理網アドレス通
知、２Ｅ：物理網フレーム転送、２Ｆ：送信元ＭＡＣア
ドレス及び送信元物理網アドレス通知、２Ｇ：ＭＡＣア
ドレス及び旧物理網アドレス通知、２Ｈ：パージ物理網
フレーム転送、３Ａ：コアネットワーク、３Ｂ，３Ｃ：
イーサネット、３Ｄ：ＭＡＣブリッジ網、３Ｅ，３Ｆ：
ＭＡＣブリッジング装置、３Ｇ：ＭＡＣブリッジングサ
ーバ、３Ｈ，３Ｉ，３Ｊ：ＭＡＣ端末、４Ａ，４Ｅ，４
Ｇ，４Ｍ：フレーム送信、４Ｂ，４Ｈ，４Ｑ：フレーム
受信、４Ｃ，４Ｆ，４Ｉ：フレーム廃棄、４Ｄ：端末移
動、４Ｊ：学習フレーム送信、４Ｋ：アドレス学習及び
パージ命令通知、４Ｌ：パージ命令実行、４Ｎ，４Ｏ，
４Ｐ：フレーム転送。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 博之 東京都新宿区西新宿３丁目19番２号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平８−181713（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−327720（ＪＰ，Ａ) 電子情報通信学会技術研究報告 ＩＮ 97−117（1997年10月17日) 1998年電子情報通信学会総合大会 Ｂ −７−67（1998年３月６日) 1997年電子情報通信学会通信ソサイエ ティ大会 Ｂ−７−23（1997年８月13 日) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04L 12/66 H04L 12/56 H04L 12/46
Claims (2)
- 【請求項１】 ＭＡＣプロトコルフレームとは異なる形
式のフレームを転送する物理網のインタフェースを有す
るＭＡＣブリッジングサーバにおけるＭＡＣブリッジン
グ方法において、 フレーム転送動作として、物理網フレームを受信した
際、該物理網フレームのペイロード部に格納されたＭＡ
Ｃフレームのヘッダ部分を解析し、宛先ＭＡＣアドレス
をキーとして転送テーブルを検索して物理網アドレスを
解決し、受信した物理網フレームの宛先物理網アドレス
を前記解決された物理網アドレスに置き換え、この物理
網フレームを再び物理網に送信し、 アドレス学習動作として、ＭＡＣフレームのヘッダ部分
の解析によって得られた送信元ＭＡＣアドレスと、受信
した物理網フレームの送信元物理網アドレスとの組の情
報を転送テーブルに記述するとともに、その前に送信元
ＭＡＣアドレスをキーとして転送テーブルを検索し、得
られた物理網アドレスと受信した物理網フレームの送信
元物理網アドレスを比較し、これが一致しない場合は、
転送テーブルを検索して得られた物理網アドレスを有す
る物理網送信ノードに対して、検索のキーとしたＭＡＣ
アドレスに関する転送テーブル情報を削除するためのパ
ージ命令を送信することを特徴とするＭＡＣブリッジン
グ方法。 - 【請求項２】 宛先ＭＡＣアドレスとして、自身のＭＡ
Ｃアドレスが記述されているフレームに関してのみアド
レス学習動作を行うことを特徴とする請求項１記載のＭ
ＡＣブリッジング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28358497A JP3255595B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | Ｍａｃブリッジング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28358497A JP3255595B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | Ｍａｃブリッジング方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11122323A JPH11122323A (ja) | 1999-04-30 |
| JP3255595B2 true JP3255595B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=17667411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28358497A Expired - Fee Related JP3255595B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | Ｍａｃブリッジング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3255595B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4652608B2 (ja) * | 2001-05-16 | 2011-03-16 | Ｋｄｄｉ株式会社 | モバイルｉｐのデータ転送方法 |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP28358497A patent/JP3255595B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (3)
| Title |
|---|
| １９９７年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会 Ｂ−７−２３（１９９７年８月１３日） |
| １９９８年電子情報通信学会総合大会 Ｂ−７−６７（１９９８年３月６日） |
| 電子情報通信学会技術研究報告 ＩＮ９７−１１７（１９９７年１０月１７日） |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11122323A (ja) | 1999-04-30 |
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