JP2000183968A - パケット通信システムおよびそれを構成するノードとエッジ装置 - Google Patents

パケット通信システムおよびそれを構成するノードとエッジ装置

Info

Publication number
JP2000183968A
JP2000183968A JP35875298A JP35875298A JP2000183968A JP 2000183968 A JP2000183968 A JP 2000183968A JP 35875298 A JP35875298 A JP 35875298A JP 35875298 A JP35875298 A JP 35875298A JP 2000183968 A JP2000183968 A JP 2000183968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
edge device
address
terminal
destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35875298A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Irie
一成 入江
Norihisa Ota
紀久 太田
Koichi Shudo
晃一 首藤
Seitaro Sakihara
盛太郎 崎原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP35875298A priority Critical patent/JP2000183968A/ja
Publication of JP2000183968A publication Critical patent/JP2000183968A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノードにおけるデカプセル化およびカプセル
化による処理負荷が発生する。 【解決手段】 予め、ノード10において、各エッジ装
置3a,3bのIPアドレスと、各エッジ装置が収容す
る各コンピュータ端末1a〜1dのMACアドレスとを
対応付けた情報を収集して登録しておき、コンピュータ
端末1aから、ARP要求パケットにより、相手先端末
のMACアドレスの問い合わせがあれば、ARP応答パ
ケットを返送する際に、相手先端末を収容するエッジ装
置3bのIPアドレスも相手先端末のMACアドレスと
共に通知し、エッジ装置3aにおいて、そのMACアド
レスとIPアドレスを対応付けて登録しておく。以降の
受信パケットに関しては、エッジ装置3aは、登録内容
を参照して、相手先端末を収容するエッジ装置3bのI
Pアドレスを抽出して、そのIPアドレスを宛先とする
IPパケットにカプセル化してノードに送出する。これ
によりノード10では単にIPパケットのルーティング
を行なうだけで良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
してコンピュータ端末間でパケットを伝送するコンピュ
ータ通信技術に係わり、特に、PPP(Point-to-Point
Protocol)による効率的なパケット転送を行なうに好
適なパケット通信システムおよびそれを構成するノード
とエッジ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホームユーザ向けのコンピュータ
通信システムとして、ダイヤルアップの通信回線とモデ
ムを利用し、コンピュータ間でデータをパケット化して
PPPにより伝送する技術が広く用いられている。
【0003】このPPPでは、IPパケット(Internet
Protocolで扱うパケット)を、HDLC(High Level D
ata Link Contorol Procedure:ハイレベルデータリン
ク制御手順)フレームにマッピングして伝送している。
すなわち、開始フラグと終了フラグの間にパケットをマ
ッピングし、通信回線上を伝送する。そして、通信開始
の際には、呼接続やユーザ認証等の処理を行う。
【0004】このようなダイヤルアップ回線とモデムを
利用してコンピュータ間でデータをPPPにより伝送す
る従来の技術例を図16に示す。図16は、従来のPP
Pを用いたコンピュータ通信システムの構成例を示すブ
ロック図である。
【0005】図16において、160,161はコンピ
ュータ端末、162はモデム、163はモデム162と
コンピュータ端末160とのインタフェース(通常、RS2
32C等の標準インタフェースが用いられる)、164は加
入者システム(加入者ネットワーク/公衆回線)、165
はモデムおよびPPP機能を有するRAS(Remote Acc
ess Service)サーバ(図中、「RAS」と記載)、16
6はLAN(Local Area Network)、167はルータ、
168はアプリケーションサーバ(図中、「Serve
r」と記載)である。
【0006】コンピュータ端末160,161、モデム
162、インタフェース163によりユーザ側のシステ
ムが構成され、RASサーバ165、LAN166、ル
ータ167、アプリケーションサーバ168によりセン
タ側のシステムが構成されている。以下、動作を説明す
る。
【0007】コンピュータ端末160は、発信する場
合、PPPによりモデム162を経由してセンタ側のR
ASサーバ165との呼接続を行う。すなわち、RAS
サーバ165を電話番号で呼び出し、PAP(Password
authentication Protocol)やCHAP(Challenge Ha
ndshake Authentication Protocol)などによる必要な
認証手順を経て、デフォルトルータアドレス等の情報を
RASサーバ165から受けた後、リンクを確立する。
【0008】リンク確立後は、コンピュータ端末160
とRASサーバ165間でIPパケットの伝送が可能と
なる。これにより、LAN166に接続されているルー
タ167を経由してコンピュータ端末160とセンタ側
システムのサーバ168との間、あるいは、コンピュー
タ端末160,161間の通信が可能となる。尚、この
ようなPPPを利用してIPパケットを伝送する技術に
関しては、例えば、丸山修孝著「わかりやすい通信プロ
トコルの技術」(1998年、オーム社発行)の第17
1頁〜第173頁等に記載されている。
【0009】次に、PPPにおけるフレーム構造を図1
7を用いて説明する。図17は、PPPのフレーム構造
例を示す説明図である。図17において、171はコン
ピュータ端末からのIPパケット、172はPPPフレ
ームである。
【0010】一般のイーサネット(Ethernet)LANに
おけるコンピュータ通信では、イーサネットフレーム上
に各種プロトコルデータを乗せ、ヘッダにあるイーサネ
ットアドレス(MAC(Media Access Control)アドレ
スに)により端末(コンピュータ)を識別しているが、P
PPでは、図17で示すように、IPパケット部分のみ
が、PPPフレームとして、開始フラグおよびヘッダ
と、FCS(Frame Check Sequence)および終了フラグと
の間にマッピングされて伝送される。尚、FCSは誤り
訂正符号である。
【0011】このPPPについては既に手順やフォーマ
ットの詳細がIETF(Internet Engineering Task Fo
rce)により標準化されており、コンピュータ通信分野
では一般に普及しているので、図16におけるシステム
での呼接続や認証の手順等については説明しない。ま
た、図16では、アナログ回線を想定し、モデム162
を利用する場合について説明したが、ディジタル回線の
場合はモデム162ではなく、ターミナルアグプタ(T
A)を介してディジタル接続される。この場合、対向す
るRASサーバ165側についても同様である。
【0012】以上述べたように、ダイヤルアップ回線と
モデムを利用したPPPによる通信技術においては、公
衆回線を通してモデム経由でコンピュータ通信が可能と
なるが、通常、端末間の通信プロトコルが単一(IP)
であり、また、セキュリティの確保がユーザに依存し、
さらに、端末のMACアドレス情報が失われる。そのた
め、PPPによる通信では、所定のグループに属する複
数のコンピュータ間での通信(グループ通信)を、任意
のプロトコルで、かつ、高いセキュリティレベルで行う
ことができない。
【0013】このような問題を解決するための技術が、
本願発明の発明者が出願した特願平10−341329
号に記載されている。以下、図18により、その技術を
説明する。図18は、PPPによる高いセキュリティレ
ベルでのグループ通信を行なう通信装置およびそれを用
いた通信システムの構成例を示すブロック図である。
【0014】図18において、1a〜1dはコンピュー
タ端末、2はイーサネットインタフェース、3a’,3
b’はPPP通信を行なうエッジ装置、4はRS232
Cインタフェース、5はモデム、6はネットワーク、7
はRASサーバ(図中、「RAS」と記載)、8はイー
サネットによるLAN、9は管理装置、10はノード、
11はサーバである。
【0015】コンピュータ端末1a〜1dとイーサネッ
トインタフェース2、エッジ装置3a’,3b’、RS
232Cインタフェース4、および、モデム5によりユ
ーザ側システムが構成され、公衆回線等からなるネット
ワーク6により加入者システムが構成され、RASサー
バ7とLAN8、管理装置9、ノード10、および、サ
ーバ11によりセンタ側システムが構成されている。
【0016】ユーザ側システムにおいて、エッジ装置3
a’,3b’のそれぞれは、エッジ装置3a’で示すよ
うに、端末収容部3c、アドレス情報収集処理部3d、
情報通知処理部3e、パケット変換処理部3f、PPP
通信処理部3gを有し、端末収容部3cにより、1以上
のコンピュータ端末1a〜1dを収容する。このエッジ
装置3a’,3b’と各コンピュータ端末1a〜1d間
は、イーサネットインタフェース2により接続され、イ
ーサネットパケットでの通信が行なわれる。
【0017】また、エッジ装置3a’,3b’は、PP
P通信処理部3gにより、RS232Cインタフェース
4を介してモデム5を制御し、ネットワーク6(加入者
システム)を通してセンタ側システムのRASサーバ7
との間で、PPPによるIPパケットの通信を行なう。
このPPPで呼び出すセンタ側システムのRASサーバ
7の電話番号等は、エッジ装置3a,3bにおいて予め
設定/登録しておく。また、デフォルトルータとしては
ノード10のアドレスを指定する。
【0018】センタ側システムのRASサーバ7は、ネ
ットワーク6を介して、ユーザ側システムのエッジ装置
3a’,3b’とPPPによるIPパケットの通信を行
なうと共に、センタ側システムにおいて、LAN8を介
して、管理装置9、ノード10、サーバ11のそれぞれ
との間で、イーサネットパケットの通信を行なう。
【0019】このような構成により、この通信システム
において、エッジ装置3a’,3b’は、収容した複数
のコンピュータ端末から送られてくるデータリンク層の
パケット(イーサネットパケット)をIPデータとする
IPパケットを作成してPPPにより送信し、また、P
PPにより受信したIPパケットからイーサネットパケ
ットを取り出して、イーサネットアドレス(MACアド
レス)に基づき配信する。このことにより、PPPを用
いて、イーサネットアドレス(MACアドレス)を利用
したブロードキャスト配信等を行なうことができる。
【0020】また、エッジ装置3a’,3b’は、イー
サネットパケットを含むIPパケットのヘッダに、自装
置が属するグループの識別子(グループID)を付与し
てPPPにより送信し、また、PPPにより受信したI
Pパケットのヘッダに付与されたグループIDが、自装
置が属するグループIDと同一であった場合のみ、受信
したIPパケットからイーサネットパケットを取り出し
て、イーサネットアドレスに基づき配信する。このよう
にエッジ装置3a’,3b’において設定するグループ
IDに基づき、受信したIPパケット(イーサネットパ
ケット)の配信を制御するので、特に、ブロードキャス
トパケットの、不正に接続されたコンピュータ端末への
配信を防止することができる。
【0021】また、管理装置9は、エッジ装置3a’,
3b’からの通知に基づき、各エッジ装置3a’,3
b’が属するグループIDと各エッジ装置3a’,3
b’の識別情報および各エッジ装置3a’,3b’で収
容している各コンピュータ端末1a〜1dの識別情報と
を対応付けて登録し、ノード10’は、RASサーバ7
を介して各エッジ装置3a’,3b’とのIPパケット
の送受信を行ない、受信したIPパケットに付与された
グループIDおよびこのIPパケット内のデータリンク
層のパケット(イーサネットパケット)のアドレス情報
と、管理装置9の登録内容との照合に基づき、受信した
IPパケットの転送制御を行なうことにより、IPパケ
ットに付与したグループIDで特定されるグループ内で
の通信をPPPにより行なう。
【0022】特に、ノード10’は、IPパケットの転
送制御として、例えば、エッジ装置3a’,3b’から
ユニキャストで送られてきたイーサネットパケットの送
信先が自LAN内でない場合、登録装置9の登録内容を
参照して、送信先端末および送信元端末の各グループI
D(それぞれのコンピュータ端末を収容するエッジ装置
3a’,3b’のグループID)とIPパケットに付与
されたグループIDとが一致するか判別し、一致した場
合、送信先のコンピュータ端末を収容するエッジ装置3
a’,3b’のアドレスをIPヘッダ(グループIDが
付与されている)、イーサネットパケットをIPデータ
とするIPパケットを作成し、RASサーバ7を介して
PPPによりエッジ装置3a’,3b’に送出する。こ
のことにより、ユニキャストでの通信におけるセキュリ
ティを、センタ側で効率的に制御することができる。
【0023】尚、例えば、エッジ装置3a’,3b’か
らブロードキャストで送られてきたイーサネットパケッ
トに関しては、ノード10’は、グループIDの照合・
判別を行なわず、IPヘッダにブロードキャスト用のI
Pアドレス(例えば、「255.255.255.25
5」)を設定して、RASサーバ7を介して各エッジ装
置3a’,3b’に送信し、各エッジ装置3a’,3
b’で、グループIDの照合・判別を行ない、同一グル
ープIDに属するコンピュータ端末1a〜1dに配信す
る。
【0024】しかし、このような通信システムでは、ノ
ード10’において、IPパケットの転送制御として、
送信先のコンピュータ端末を収容するエッジ装置3
a’,3b’のアドレスをIPヘッダ、イーサネットパ
ケットをIPデータとするIPパケットの作成を行なわ
なければならず、処理時間を要し、スループットが低下
してしまう。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、PPPによる任意のプロトコルでの高いセキュリ
ティレベルでの通信などを行う場合、ノード側でのIP
パケットの作成に時間を要してしまう点である。本発明
の目的は、これら従来技術の課題を解決し、PPPによ
る任意のプロトコルでの高いセキュリティレベルでの通
信などを効率的に行なうことを可能とするパケット通信
システムおよびそれを構成するノードとエッジ装置を提
供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のパケット通信システムおよびそれを構成す
るノードとエッジ装置では、予め、ノードにおいて、各
エッジ装置のIPアドレスと、各エッジ装置が収容する
各端末のMACアドレスとを対応付ける情報を収集して
登録しておく。そして、ユーザ端末から、イーサネット
パケット(ARP要求パケット)により、相手先端末の
MACアドレスの問い合わせがあれば、その問い合わせ
に対応するARP応答パケットをノードからエッジ装置
(エッジ装置A)に返送する際に、相手先端末を収容す
るエッジ装置(エッジ装置B)のIPアドレスも相手先
端末のMACアドレスと共に通知し、ユーザ端末を収容
するエッジ装置(エッジ装置A)において、その相手先
端末のMACアドレスとエッジ装置BのIPアドレスを
対応付けて登録しておく。
【0027】そして、以降、ユーザ端末からの相手先端
末へのイーサネットパケットを受信すると、エッジ装置
Aは、登録内容を参照して、相手先端末を収容するエッ
ジ装置(エッジ装置C)のIPアドレスを抽出して、そ
のIPアドレスを宛先とするIPパケットにカプセル化
してノードに送出する。これにより、ノードでは、単に
そのIPパケットのアドレス情報に基づくルーティング
を行なうだけで良く、受信したIPパケットのデカプセ
ル化、および、相手先端末を収容するエッジ装置CのI
Pアドレスの探索とIPパケットへのカプセル化が不要
となりスループットが向上する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図1は、本発明のパケット通
信システムおよびそれを構成するノードとエッジ装置の
本発明に係る構成の第1の実施例を示すブロック図であ
る。本例のパケット通信システムはPPPによる通信を
行なうものであり、以下、PPP通信システムと記載す
る。
【0029】本図1において、1a〜1dはコンピュー
タ端末、2はイーサネットインタフェース、3a,3b
はエッジ装置、4はRS232Cインタフェース、5は
モデム、6はネットワーク、7はRASサーバ(図中、
「RAS」と記載)、8はイーサネットによるLAN、
9は管理装置、10はノード、そして、11はサーバで
ある。
【0030】コンピュータ端末1a〜1dとイーサネッ
トインタフェース2、エッジ装置3a,3b、RS23
2Cインタフェース4、および、モデム5によりユーザ
側システムが構成され、公衆回線等からなるネットワー
ク6により加入者システムが構成され、RASサーバ7
とLAN8、管理装置9、ノード10、および、サーバ
11によりセンタ側システムが構成されている。
【0031】ユーザ側システムにおいて、エッジ装置3
a,3bのそれぞれは、エッジ装置3aで示すように、
端末収容部3c、アドレス情報収集処理部3d、情報通
知処理部3e、パケット変換処理部3f、PPP通信処
理部3g、および、ARP処理部3h、テーブル管理部
3i、第2パケット作成処理部3jを有し、端末収容部
3cにより、1以上のコンピュータ端末1a〜1dを収
容する。尚、このエッジ装置3a,3bと各コンピュー
タ端末1a〜1d間は、イーサネットインタフェース2
により接続され、イーサネットパケットでの通信が行な
われる。
【0032】さらに、エッジ装置3a,3bは、PPP
通信処理部3gにより、RS232Cインタフェース4
を介してモデム5を制御し、ネットワーク6(加入者シ
ステム)を通してセンタ側システムのRASサーバ7と
の間で、PPPによるIPパケットの通信を行なう。こ
のPPPで呼び出すセンタ側システムのRASサーバ7
の電話番号等は、エッジ装置3a,3bにおいて予め設
定/登録しておく。また、デフォルトルータとしてはノ
ード10のアドレスを指定する。
【0033】センタ側システムのRASサーバ7は、ネ
ットワーク6を介して、ユーザ側システムのエッジ装置
3a,3bとPPPによるIPパケットの通信を行なう
と共に、センタ側システムにおいて、LAN8を介し
て、管理装置9、ノード10、サーバ11のそれぞれと
の間で、イーサネットパケットの通信を行なう。
【0034】以下、エッジ装置3aにおける端末収容部
3c、アドレス情報収集処理部3d、情報通知処理部3
e、パケット変換処理部3f、PPP通信処理部3gに
よるPPP通信システムの動作を説明する。
【0035】エッジ装置3aは、イーサネットインタフ
ェース2で接続された配下のコンピュータ端末1a,1
bのアドレス情報(MACアドレス)をアドレス情報収
集処理部3dにより収集して、情報通知処理部3eによ
り、SNMP(Simple Network Management Protocol)
等の通信プロトコルを利用して、センタ側システムの管
理装置9に通知する。この通知のタイミングとしては、
エッジ装置3aの電源オン時、あるいは、コンピュータ
端末1a,1bからのパケットの受信時等がある。
【0036】このように、エッジ装置3a,3bが、コ
ンピュータ端末のアドレス情報を管理装置9へ自動的に
通知するので、コンピュータ端末1a,1bのユーザ
は、コンピュータ端末を追加あるいは変更する際、その
アドレスをセンタ側システムに申請する必要がなくな
る。また、コンピュータ端末がユーザ間を移動した場合
も、移動先のエッジ装置から管理装置9に新規のコンピ
ュータ端末として通知されても、管理装置9において
は、アドレス重複チェックにより、移動であることを確
認でき、情報更新により、端末移動をサポートすること
も可能となる。
【0037】また、管理装置9では、予めユーザから指
定されたグループ登録情報に基づいて、エッジ装置3
a,3bと、それぞれの配下のコンピュータ端末1a〜
1dとをグループ内でリンクさせてグループ情報を作成
し、図9に示すような管理表90に登録すると共に、そ
のグループ登録情報を、グループ識別用IPとしてノー
ド10とエッジ装置3a,3bにSNMPプロトコル等
により通知する。
【0038】図9は、図1における管理装置で登録され
る管理表の構成例を示す説明図である。管理表90は、
グループID、エッジ装置ID、配下端末IDの各項目
欄からなり、グループIDにおける各グループ(A,
B,・・・)別に、各エッジ装置の識別子(LEC
(1),(2),(3),(4),(5)・・・)がエ
ッジ装置IDの欄に登録され、さらに、各エッジ装置毎
に、配下の端末の識別子として、MACアドレスが登録
されている。尚、ここでは、各エッジ装置の識別子(L
EC(1),(2),(3),(4),(5)・・・)
は、各エッジ装置のIPアドレスである。
【0039】図1において、さらに、エッジ装置3a
は、パケット作成処理部3fにより、収容した各コンピ
ュータ端末1a,1bから送られてくるイーサネットパ
ケットをIPデータとするIPパケットを作成し、PP
P通信処理部3gでPPPによりRASサーバ7に送信
し、また、PPP通信処理部3gでPPPによりRAS
サーバ7から受信したIPパケットから、パケット作成
処理部3fにより、イーサネットパケットを取り出し
て、イーサネットアドレス(MACアドレス)に対応す
るコンピュータ端末1a,1bに配信する。このように
して、本例では、PPPを用いて、イーサネットアドレ
ス(MACアドレス)を利用したパケット配信を行なう
ことができる。
【0040】また、エッジ装置3aのパケット作成処理
部3fでは、イーサネットパケットからのIPパケット
の作成時、このIPパケットのヘッダ(IPヘッダ)
に、自エッジ装置3aが属するグループの識別子(グル
ープID)を付与する。そして、RASサーバ7からP
PPにより受信したIPパケットのヘッダに付与された
グループIDが、自装置が属するグループIDと同一で
あった場合のみ、受信したIPパケットからイーサネッ
トパケットを取り出して、イーサネットアドレスに基づ
き、各コンピュータ端末1a,1bに配信する。このよ
うに、エッジ装置3aにおいて、受信したIPパケット
(イーサネットパケット)の配信を、グループIDに基
づき制御することにより、特に、ブロードキャストパケ
ットの、不正に接続されたコンピュータ端末への配信を
防止することができる。
【0041】また、センタ側システムのノード10にお
いても、パケット作成処理部(図中、「パケット作成
部」と記載)10aが設けられており、例えば、エッジ
装置3aからのRASサーバ7を介してのPPPによる
ユニキャストのパケットの受信時、管理装置9に登録さ
れているグループ情報に基づき、受信したパケットのイ
ーサネットアドレスの送信先(宛先)と送信元のそれぞ
れのコンピュータ端末が同じグループに属するか否かを
判別し、同一グループの場合のみ、送信先のコンピュー
タ端末を収容するエッジ装置をIPヘッダにおける宛先
に有し、受信したイーサネットパケットをIPデータと
するIPパケットを作成し、RASサーバ7を介してP
PPによる送信を行なう。このことにより、グループ外
のコンピュータ端末への誤配信をセンタ側で防止するこ
とができる。
【0042】次に、エッジ装置3a,3bからのPPP
での通信に用いるパケットについて、図2〜図4を用い
て説明する。図2は、図1におけるエッジ装置で用いる
パケットの構成例を示す説明図である。本図2におい
て、21はイーサネットパケット、22はIPパケッ
ト、23はPPPフレームである。
【0043】図1のエッジ装置3a,3bでは、コンピ
ュータ端末1a〜1dからのイーサネットパケット21
を、IPパケット22のデータ領域に乗せ、さらに、こ
のIPパケット22をPPPフレーム23(HDLCフ
レーム)にマッピングする。このようにすることによ
り、従来のPPPでは単一プロトコル(通常はIPプロ
トコル)のみサポートされるのに対して、本例のPPP
では、イーサネットプロトコル、あるいは、任意のプロ
トコルの使用が可能となる。
【0044】図3は、図2におけるイーサネットパケッ
トのフレーム構成の詳細例を示す説明図である。本図3
に示すように、図1のエッジ装置3a,3bでは、コン
ピュータ端末1a〜1dから送信されてきた元のイーサ
ネットパケット21aのフレーム構成の内、プリアンブ
ルとCRC(Cyclic Redundancy Check;「巡回冗長検
査」、その計算結果であるFCS(Frame Check Sequen
ce)ともいう)部分を除いたもの、すなわち、相手先M
ACアドレスと送出元MACアドレスおよびプロトコル
タイプからなるヘッダと、データ部分からなるイーサネ
ットパケット21を、IPパケットのデータ領域に乗せ
てカプセル化する。
【0045】図4は、図2におけるIPパケットのフレ
ーム構成の詳細例を示す説明図である。本図4に示すよ
うに、図1のエッジ装置3a,3bでは、IPパケット
22のヘッダ22a内におけるオプション部22cに、
グループID(IDentifier/IDentification、識別子)
を割当てる。
【0046】次に、図1におけるエッジ装置3aの構成
を、図5を用いて説明する。図5は、図1におけるエッ
ジ装置の構成例を示すブロック図である。本図5におい
て、51はCPU(Central Processing Unit)を具備
してイーサネットパケットのIPパケットへのカプセル
化およびPPP処理を行うプロセッサ部(図中、「CP
U」と記載)、52はデータRAM(図中、「RAM」
と記載)、53はプロセッサ部51の処理プログラムを
格納するプログラムメモリ(図中、「P−メモリ」と記
載)、54はイーサネットインタフェース(図中、「E
−I/F」と記載)、55はモデムインタフェース(図
中、「M−I/F」と記載)、56はバスである。
【0047】プログラムメモリ53に格納された処理プ
ログラムに基づくプロセッサ部51の処理により、図1
のエッジ装置3aにおける端末収容部3cと、アドレス
情報収集処理部3d、情報通知処理部3e、パケット作
成処理部3f、PPP通信処理部3g、および、ARP
処理部3hと、テーブル管理部3i、第2パケット作成
処理部3jが構成される。
【0048】すなわち、エッジ装置3aは、コンピュー
タ端末1a,1bからのイーサネットパケットを、イー
サネットインタフェース54からバス56経由でデータ
RAM52に取り込み、このデータRAM52をバッフ
ァとして、プロセッサ部51においてIPパケット化処
理およびPPP処理を行い、モデムインターネット部5
5からモデム5を介してネットワーク6側に転送する。
【0049】また、モデム5を介して送られてきたネッ
トワーク6からのIPパケットに対しては、モデムイン
タフェース55から、バス6経由でデータRAM52に
取り込み、このデータRAM52をバッファとして、プ
ロセッサ部51において処理し、イーサネットパケット
として、イーサネットインタフェース54を介して各コ
ンピュータ端末1a,1bに送信する。
【0050】次に、図1におけるノード10の構成を、
図6を用いて説明する。図6は、図1におけるノードの
構成例を示すブロック図である。本図6において、61
はカプセル化処理等を行うプロセッサ部(図中、「CP
U」と記載)、62はデータRAM(図中、「RAM」
と記載)、63はプロセッサ部61の処理プログラムを
格納するプログラムメモリ(図中、「P−メモリ」と記
載)、64はイーサネットインタフェース(図中、「E
−I/F」と記載)、65はバスである。
【0051】プログラムメモリ63に格納された処理プ
ログラムに基づくプロセッサ部61の処理により、図1
のノード10におけるパケット作成処理部10a、およ
び、ARP判別部10c、アドレス抽出部10d、AR
P応答パケット作成部10e、IPカプセル化部10f
からなるARP応答部10b等が構成される。
【0052】そして、ノード10は、RASサーバ7お
よびLAN8を経由して送られてくる図1のエッジ装置
3a,3b(コンピュータ端末1a〜1d)からのパケ
ットを、イーサネットインタフェース64から、バス6
5経由で、データRAM62に取り込み、このデータR
AM62をバッファとして、プロセッサ部61において
フィルタリングおよびカプセル化処理して、再びイーサ
ネットインタフェース64に転送する。
【0053】これらの図5のエッジ装置3aおよび図6
のノード10を設けた図1のPPP通信システムにおけ
るパケットの伝送動作について、図7、図8を用いて説
明する。
【0054】図7は、図1におけるコンピュータ端末間
のユニキャストパケットの伝送フォーマット例を示す説
明図、図8は、図7におけるユニキャストの伝送に係わ
る図1のPPP通信システムの動作例を示すシーケンス
図である。
【0055】尚、図7に示す伝送フォーマットは、イー
サネットパケットのヘッダ情報の内、アドレス情報部の
みを示しており、他のヘッダ情報(プロトコルタイプ等)
は記載を省略している。また、IPパケットのIPヘッ
ダ(図中、「H」と記載)におけるIPアドレスはエッ
ジ装置あるいはノードのIPアドレスに対応するアドレ
スである。
【0056】以下、図7におけるコンピュータ端末(P
C)間でのユニキャストパケットの伝送に関して説明す
る。図7において、コンピュータ端末(図中、「PC−
A」と記載)1aからのユニキャストのイーサネットパ
ケット71(PC−Bは送信先イーサネットアドレス
(MACアドレス)、PC−Aは送信元イーサネットア
ドレス(MACアドレス))は、エッジ装置3aにおい
て、送信元がエッジ装置3a、送信先がノード10のI
Pパケットにカプセル化される。この時、エッジ装置3
aは、ヘッダのオプション領域にグループIDを付加す
る。
【0057】そして、エッジ装置3aは、このようにし
て作成したIPパケットを、PPPにより、PPPフレ
ーム72として、接続先のRASサーバ7に送る。尚、
PPPフレーム72において、「FLAG」は1バイト
のデータ「7E」からなり、「H」は送信先のノード1
0のIPアドレスと送信元のエッジ装置3aのIPアド
レスからなり、「ID」はグループIDからなり、その
次の「PC−B」、「PC−A」等は、イーサネットパ
ケット71からなる。
【0058】エッジ装置3aからのPPPフレーム72
を受信したRASサーバ7は、PPPフレーム72に、
ノード10を送信先(RSN)、RASサーバ7を送信
元(RAS)とするヘッダを付与してイーサネットパケ
ット73を生成して、図1のLAN8に送出して、ノー
ド10に届ける。
【0059】イーサネットパケット73を受信したノー
ド10では、イーサネットパケット73のイーサネット
アドレス(「PC−B」,「PC−A」)を元に、図1
の管理装置9で管理しているグループ情報を検索し、イ
ーサネットアドレス(「PC−B」,「PC−A」)の
それぞれが同一グループであれば、「PC−B」をイー
サネットアドレスとするコンピュータ端末1dを収容す
るエッジ装置3bを送信先、ノード10を送信元とする
IPヘッダと、受信したイーサネットパケットからなる
IPデータとによるIPパケットを作成(カプセル化)
し、かつ、このIPパケットをデータ部、宛先をRAS
サーバ7とするイーサネットパケット74を生成してL
AN8に送出する。
【0060】このように、ノード10におけるアドレス
チェックの際、グループIDをキーとして同一グループ
に属するエッジ装置配下の端末アドレスのみを検索する
だけでよいので、アドレス検索処理時間が少なくて済
む。RASサーバ7は、受信したイーサネットパケット
74に基づきPPPフレーム75を作成して、PPPに
より、IPパケットのヘッダで宛先として指定されたエ
ッジ装置3b宛に送信する。
【0061】PPPフレーム75を受信したエッジ装置
3bでは、PPPフレーム75からIPパケットにカプ
セル化されているイーサネットパケット76を抽出し
て、イーサネットパケット76で宛先として指定されて
いる配下のコンピュータ端末1dに転送する。
【0062】以上の各パケットの伝送処理動作を図8に
基づき説明する。エッジ装置3aは、収容しているコン
ピュータ端末からのイーサネットパケット(EP)を受
信すると(ステップ801)、このイーサネットパケッ
トをIPデータ、ノード10を宛先とするIPヘッダか
らなるIPパケット(IP)を作成、すなわちカプセル
化して(ステップ802)、PPPによりRASサーバ
7に送信する(ステップ803)。
【0063】RASサーバ7は、エッジ装置3aから受
信したPPPフレーム内のIPパケットを、その宛先情
報に基づき、IPパケットをデータ部とするイーサネッ
トパケット(ep)を作成して、ノード10に転送する
(ステップ804)。RASサーバ7からのイーサネッ
トパケット(ep)を受信したノード10は、そのデー
タ部にあるIPパケット(IP)内のイーサネットパケ
ット(EP)のヘッダで指定されている宛先を判別する
(ステップ805)。
【0064】そして、宛先のコンピュータ端末と送信元
のコンピュータ端末のそれぞれの所属グループを、図1
の管理装置9で管理しているグループ情報に基づき判別
する(ステップ806)。尚、この管理装置9で管理し
ているグループ情報は、予め、ノード10に取り込んで
おいても良い。同一のグループに属していなければ(ス
テップ807)、イーサネットパケット(EP)を破棄
し(ステップ808)、同一のグループに属していれ
ば、判別した宛先が、LAN8内か否かを判別する(ス
テップ809)。
【0065】LAN内であれば、IPパケット(IP)
内のIPデータとされていたイーサネットパケット(E
P)をLAN8内に配信し(ステップ810)、LAN
8内でなければ、受信したイーサネットパケット(E
P)をIPパケット(IP)にカプセル化する(ステッ
プ811)。この場合、IPパケットの送信先をエッジ
装置3b、送信元をノード10とする。そして、イーサ
ネットパケット(ep)として、RASサーバ7に送出
する(ステップ812)。
【0066】RASサーバ7は、イーサネットパケット
(ep)で受信したIPパケット(IP)を、PPPに
より、送信先であるエッジ装置3bに転送する(ステッ
プ813)。そして、エッジ装置3bは、受信したIP
パケット(IP)にカプセル化されていたイーサネット
パケット(EP)から送信先アドレス情報(宛先)を読
み出し(ステップ814)、その宛先のコンピュータ端
末1dにイーサネットパケット(EP)を転送する(ス
テップ815)。
【0067】このように、本例のPPP通信システムで
は、エッジ装置3a,3bにおいて、コンピュータ端末
1a〜1dからのイーサネットパケットを、エッジ装置
3a,3bからのIPパケットとしてそのデータ領域に
乗せると共に、IPヘッダ部にグループIDを付加し、
このIPパケットをPPPフレームに乗せてセンタ側の
ノード10宛にRASサーバ7を介して送信し、また、
ノード10からの受信パケットに対しては、PPPフレ
ームからIPパケットを取り出してグループIDをチェ
ックし、同一グループである場合のみ、IPデータ領域
のイーサネットパケットをコンピュータ端末1a〜1d
側に転送する。
【0068】また、ノード10では、受信IPパケット
からカプセル化されているイーサネットパケットのアド
レスをチェックし、宛先アドレスのコンピュータ端末が
エッジ装置3a,3bに収容されていれば、このエッジ
装置3a,3b宛に、このイーサネットパケットをIP
パケットにカプセル化して転送し、宛先アドレスの端末
がLAN8にあるときはイーサネットパケットをLAN
8に転送する。このことにより、登録されたメンバのエ
ッジ装置に接続されているコンピュータ端末間でのみ通
信を行うグループ通信を、PPPの使用によりダイヤル
アップ回線を経由して行なうことが可能となる。
【0069】このように、イーサネットパケットをIP
パケットのデータとしてPPPフレームにカプセル化し
て伝送することにより、プロトコルフリーの通信環境を
提供でき、さらに、グループIDを付与してそのチェッ
クによりメンバ間の通信セキュリティの向上が図れる。
すなわち、同じグループメンバとして登録されたコンピ
ュータ間でのみ、任意のプロトコルによる、セキュリテ
ィレベルの高い通信を行なうことができる。また、グル
ープIDのチェックの際、グループIDをキーとして同
一グループに属するエッジ装置配下の端末アドレスのみ
を検索するだけでよいので、アドレス検索処理/時間の
大幅低減が可能となる。
【0070】以上に説明した処理動作は、図1のエッジ
装置3aにおける端末収容部3c、アドレス情報収集処
理部3d、情報通知処理部3e、パケット変換処理部3
f、PPP通信処理部3g、および、ノード10におけ
るパケット作成部10aを用いた処理動作である。
【0071】このような処理においては、ノード10で
のIPパケットの転送制御として、エッジ装置3a,3
bのアドレスをIPヘッダ、イーサネットパケットをI
PデータとするIPパケットの作成(カプセル化)を行
なう。そのため、処理時間を要し、スループットが低下
してしまう。
【0072】図1における本例のエッジ装置3a,3b
には、エッジ装置3aに示すように、さらに、ARP処
理部3h、テーブル管理部3i、第2パケット作成処理
部3jが設けられており、また、ノード10には、AR
P判別部10c、アドレス抽出部10d、ARP応答パ
ケット作成部10e、IPカプセル化部10fからなる
ARP応答部10bを設けている。
【0073】このような構成とすることにより、図1に
おけるPPP通信システムでは、ノード側でのIPパケ
ットへのカプセル化に要する時間を不要とし、スループ
ットを向上させることができる。以下、その処理動作を
説明する。エッジ装置3aでは、コンピュータ端末1a
からの、コンピュータ端末1dのアドレスを問い合わせ
るARP要求パケットを、ノード10宛のIPパケット
にカプセル化して送出する。この処理動作は通常のもの
である。
【0074】ノード10は、自分宛のエッジ装置3aか
らのIPパケットを受信し、デカプセル化して、カプセ
ル化されていたイーサネットパケットが、相手先端末の
MACアドレスを問い合わせるためのARP(Address
Resolution Protocol)要求パケットであることをAR
P判別部10cで判別すると、アドレス抽出部10dに
より、管理装置9の登録内容を参照して、まず、通常の
処理として、そのARP要求パケットで要求されている
コンピュータ端末1dのMACアドレスを抽出し、次
に、そのMACアドレスに対応付けられたエッジ装置3
bのIPアドレスを抽出する。
【0075】そして、ノード10は、ARP応答パケッ
ト作成部10eにより、このように抽出したコンピュー
タ端末1dのMACアドレスを送信元、コンピュータ端
末1aを宛先として、ARP要求パケットに対応するA
RP応答パケットを作成し、さらに、IPカプセル化部
10fにより、このARP応答パケットを、エッジ装置
3bのIPアドレスを送信元、エッジ装置3aのIPア
ドレスを宛先とするIPパケットにカプセル化した後、
RASサーバ7宛のイーサネットパケットにカプセル化
してLAN8に送出する。
【0076】エッジ装置3aでは、RASサーバ7から
PPPによりARP応答パケットをカプセル化したIP
パケットを受信すると、ARP処理部3hにより、この
受信したIPパケットの送信元アドレスと、このIPパ
ケットcにカプセル化されたARP応答パケットの送信
元アドレスから、コンピュータ端末1dがエッジ装置3
bに収容されていることを判別し、その結果に基づき、
コンピュータ端末1dのMACアドレスとエッジ装置3
bのIPアドレスとを対応付けて、テーブル管理部3i
により登録する。
【0077】このような登録を行なった後、エッジ装置
3aでは、コンピュータ端末1aからコンピュータ端末
1dへの、通常のイーサネットパケットのIPパケット
へのカプセル化時、テーブル管理部3iにより登録した
対応付け情報があれば、このイーサネットパケットに対
しては、第2パケット作成処理部3jにより、エッジ装
置3bのIPアドレスを宛先とするIPパケットにカプ
セル化して、PPPによりRASサーバ7に送信する。
【0078】このようなIPパケットに対しては、ノー
ド10は、このIPパケットに設定されたIPアドレス
に基づくルーティングのみを行なうので、先に説明した
IPパケットのイーサネットパケットへのデカプセル化
処理、および、新たなアドレスでのIPパケットへのカ
プセル化処理が不要となり、処理時間が軽減でき、スル
ープットが向上する。
【0079】以下、このような図1におけるPPP通信
システムの処理動作を、図10〜図14を用いてより詳
細に説明する。図10は、図1におけるPPP通信シス
テムの本発明に係わる処理動作例を示すシーケンス図で
ある。
【0080】本例は、ARP要求パケットに基づく動作
例を示しており、コンピュータ端末(図中、「PC−
1」と記載)1aからコンピュータ端末(図中、「PC
−2」と記載)1dのMACアドレスを問い合わせるA
RP要求パケット(宛先はBCm=ブロードキャストM
ACアドレス、送信元はP−1m=コンピュータ端末1
aのMACアドレス)がエッジ装置3a(図中、「RT
U−1」と記載)に送出されると、エッジ装置3aで
は、そのARP要求パケットを、ノード10(図中、
「RSN」と記載)のIPアドレス(N−1i)を宛
先、エッジ装置3aのIPアドレス(E−1i)を送信
元とするIPパケットにカプセル化してPPPによりR
ASサーバ7(図中、「RAS」と記載)に送信する。
【0081】RASサーバ7では、受信したIPパケッ
トを、ノード10のMACアドレス(N−1m)を宛
先、RASサーバ7のMACアドレス(A−1m)を送
信元とするイーサネットパケットにカプセル化して図1
のLAN8を介してノード10に送信する。
【0082】ノード10では、受信したARP要求パケ
ットに対して、同一グループである場合は(本図10で
は、図示していないが、図7でのIPパケットと同様に
グループIDが付与されているものとする)、代理応答
によりコンピュータ端末1dのMACアドレスおよびコ
ンピュータ端末1dが接続されているエッジ装置3bの
IPアドレスを通知する。
【0083】すなわち、ノード10では、受信したAR
P要求パケットを解析して、その問い合わせ内容に基づ
き、コンピュータ端末1dのMACアドレスを、図1の
管理装置9からの情報に基づき判別し、宛先をコンピュ
ータ端末1aのMACアドレス(P−1m)、送信元を
コンピュータ端末1dのMACアドレスとするARP応
答パケットを作成し、また、そのARP応答パケット
を、宛先をエッジ装置3aのIPアドレス(E−1
i)、送信元をエッジ装置3bのIPアドレス(E−2
i)とするIPパケットにカプセル化し、さらに、その
IPパケットを、宛先をRASサーバ7のMACアドレ
ス(A−1m)、送信元をノード10のMACアドレス
(N−1m)とするイーサネットパケットにカプセル化
して、RASサーバ7に送信する。
【0084】RASサーバ7は、ノード10からのIP
パケットを、その宛先アドレス(E−1i)に基づきP
PPによりエッジ装置3aに送信する。エッジ装置3a
は、受信したIPパケットの送信元アドレス(E−2
i)と、そのIPパケットにカプセル化されているAR
P応答パケットにおける送信元アドレス(P−2m)に
基づき、コンピュータ端末1dが、エッジ装置3bの配
下として収容されていることを認識して、その対応付け
をテーブルに登録し、ARPパケットをコンピュータ端
末1aに渡す。
【0085】ARP応答パケットを受信したコンピュー
タ端末1aが、このARP応答パケットで通知された相
手先のコンピュータ端末1dのMACアドレスを用いて
コンピュータ端末1d宛のイーサネットパケットを作成
して、エッジ装置3aに送出すると、エッジ装置3a
は、テーブルの登録内容を参照して、コンピュータ端末
1dを収容しているエッジ装置3bのIPアドレス(E
−2i)を抽出し、このIPアドレス(E−2i)を宛
先、エッジ装置3aのIPアドレス(E−1i)を送信
元とするIPパケットに、コンピュータ端末1aからの
イーサネットパケットをカプセル化して、PPPにより
RASサーバ7に送信する。
【0086】RASサーバ7では、受信したIPパケッ
トには、管理外のIPアドレスが宛先となっているの
で、デフォルトルータとしてのノード10のMACアド
レスを宛先とするイーサネットパケットにして、そのI
PパケットをLAN8に送出する。このことにより、こ
のようなエッジ装置3aからのIPパケットは、RAS
サーバ7を介して全てノード10に届けられる。
【0087】このIPパケットを受信したノード10
は、そのIPパケットのアドレス情報に基づきルーティ
ングを行なう。すなわち、受信したIPパケットを、そ
のまま、RASサーバ7宛に返送する。RASサーバ7
は、そのIPパケットの宛先のエッジ装置3b宛にPP
PによりIPパケットを送信する。
【0088】エッジ装置3bは、受信したIPパケット
をデカプセル化して、そのイーサネットパケットの宛先
のコンピュータ端末1dに送出すると共に、RASサー
バ7からのIPパケットのアドレス情報とそれにカプセ
ル化されたイーサネットパケットのアドレス情報から、
送信元のコンピュータ端末1aのMACアドレス(P−
1m)とエッジ装置3aのIPアドレス(E−1i)を
判別して、対応付けてテーブルに登録する。
【0089】これにより、コンピュータ端末1dからコ
ンピュータ端末1aへのイーサネットパケットの送出時
には、エッジ装置3bは、テーブルを参照することによ
り、コンピュータ端末1aを収容するエッジ装置3aの
IPアドレスを特定することができ、エッジ装置3aの
IPアドレスを宛先とするIPパケットを作成して、ノ
ード10にルーティング動作させることができる。
【0090】このようにエッジ装置3a,3bに、各エ
ッジ装置のIPアドレスとそれぞれに収容されたコンピ
ュータ端末のMACアドレスとを対応付けて登録するこ
とに、ノード10での処理がルーティング動作だけで、
ノード10でのIPパケットのイーサネットパケットへ
のデカプセル化、および、イーサネットパケットのIP
パケットへのカプセル化が不要となり、スループットが
向上する。
【0091】このように、エッジ装置3a,3bに、各
エッジ装置のIPアドレスとそれぞれに収容されたコン
ピュータ端末のMACアドレスとを対応付けて登録した
後の、PPP通信システムの処理動作例を、図11〜図
12を用いて説明する。
【0092】図11は、図1におけるPPP通信システ
ムでのコンピュータ端末間のユニキャストパケットの伝
送フォーマット例を示す説明図、図12は、図1におけ
るPPP通信システムでのコンピュータ端末間のブロー
ドキャストパケットの伝送フォーマット例を示す説明
図、図13は、図1におけるPPP通信システムでのエ
ッジ装置と管理装置間のユニキャストパケットの伝送フ
ォーマット例を示す説明図、図14は、図1におけるP
PP通信システムでのエッジ装置と管理装置間のブロー
ドキャストパケットの伝送フォーマット例を示す説明図
である。
【0093】各図11〜図14において、伝送フォーマ
ットは、イーサネットパケットのヘッグ情報のうちアド
レス情報部のみを示している。他のへッグ情報(プロト
コルタイプ等)は記載を省略した。また、PC−A,P
C−Bはコンピュータ端末1a、,1d、RTU−1,
−2はエッジ装置3a,3b、RAS−1はRASサー
バ7、RMSは管理装置9、RSN−1はノード10を
表している。
【0094】図11においては、ARP処理が終了した
コンピュータ端末1a(PC−A)からのユニキャスト
イーサネットパケットは、エッジ装置3a(RTU−
1)において、送信元IPアドレスがエッジ装置3a
(E−1i)、宛先IPアドレスが相手エッジ装置3b
(E−2i)で、グループID(ID−k)を付加した
IPパケットに乗せられてPPPによりRASノード7
を介してセンタ側に転送される。これを受信したノード
10では、ルーテイング処理により、RASサーバ7を
経由してエッジ装置3b(RTU−2)側に転送し、コ
ンピュータ端末1d(PC−B)に届ける。
【0095】図12においては、コンピュータ端末1a
(PC−A)からのブロードキャストパケットが、エッ
ジ装置3aにおいてIPパケットに乗せ、送信元がエッ
ジ装置3a(E−1i)、宛先がノード10(N−1
i)のIPパケット(ユニキャスト)としてPPPにより
RASサーバ7を介してセンタ側に転送する。
【0096】これを受信したノード10では、ブロード
キャストIPパケット(宛先がBCi:ブロードキャス
トIPアドレス)として、RASサーバ7を経由して、
エッジ装置3b(RTU−2)等のユーザ側に転送す
る。また、エッジ装置3bでは、IPデータからパケッ
トとグループIDを抽出してグループIDをチェック
し、同一グループであればイーサネットインタフェース
経由で配下のコンピュータ端末3b(PC−B)宛に転
送する。所属していなければ破棄する。
【0097】図13においては、エッジ装置3a(RT
U−1)自身から管理装置9へのユニキャスト通信の例
を示しており、管理用の通信として用いられる。すなわ
ち、エッジ装置3a(RTU−1)からのユニキャスト
パケットは、エッジ装置3a自身においてカプセル化さ
れ、宛先がノード10宛(N−1i)のIPパケットと
してセンタ側に転送される。
【0098】これを受信したノード10では、パケット
を取り出し、送受アドレス情報をグループ情報と照合
し、同一グループであることを照合し、宛先が管理装置
9のMACアドレス(S−m)のイーサネットパケット
としてセンタ側のLAN8に転送する。管理装置9は、
汎用のワークステーションを想定し、LAN8に直結す
るため、カプセル化(IPパケットに乗せる処理)をせず
に転送する。
【0099】尚、管理装置9からエッジ装置3aへのユ
ニキャスト通信は、逆の手順により転送する。また、エ
ッジ装置3aと管理装置9は同一グループ(管理用のグ
ループ)として予め登録しておく。
【0100】図14においては、エッジ装置3a(RT
U−1)から管理装置9へのブロードキャスト通信の例
である。エッジ装置3aからのブロードキャストパケッ
トは、エッジ装置3a自身においてカプセル化し、宛先
がノード10宛(N−ii)のIPパケットとしてセン
タ側に転送する。
【0101】これを受信したノード10(RSN−1)
では、パケットを取り出し、グループIDから管理用グ
ループの通信であることをチェックし、イーサネットパ
ケットとして、管理装置9が接続されているLAN8に
転送する。一方、管理装置9からのブロードキャストパ
ケットは、ノード10においてIPパケットにカプセル
化し、グループIDを付加して、RASサーバ7(RA
S−1)を経由してエッジ装置3a(RTU−1)に転
送する。これを受信したエッジ装置3aでは、イーサネ
ットパケットおよびグループIDを取り出し、グループ
IDをチェックし、エッジ装置3a自身が受信する。
【0102】このように、本例では、エッジ装置3a,
3bを管理装置9およびノード10に、RASサーバ7
を介して接続することにより、ダイヤルアップ回線を利
用しPPPにより、容易に利便性およびセキュリティの
高いグループ通信システムを構築できると共に、ARP
処理の工夫によりスループット向上が可能である。
【0103】尚、本発明は、PPPによる通信システム
に限定されるものではなく、以下、その例を説明する。
図15は、本発明のパケット通信システムの本発明に係
わる処理動作例を示すシーケンス図である。
【0104】本例は、図1の通信システムにおいて、エ
ッジ装置3a,3bを、RASサーバ7を介さず、すな
わちPPPを用いず、インターネットを介してノード1
0間でIPにより直接接続した場合のシステム構成で
の、ARP要求パケットに基づく動作例を示しており、
コンピュータ端末(図中、「PC−1」と記載)1aか
らコンピュータ端末(図中、「PC−2」と記載)1d
のMACアドレスを問い合わせるARP要求パケット
(宛先はBCm=ブロードキャストMACアドレス、送
信元はP−1m=コンピュータ端末1aのMACアドレ
ス)がエッジ装置3a(図中、「RTU−1」と記載)
に送出されると、エッジ装置3aでは、そのARP要求
パケットを、ノード10(図中、「RSN」と記載)の
IPアドレス(N−1i)を宛先、エッジ装置3aのI
Pアドレス(E−1i)を送信元とするIPパケットに
カプセル化してLAN8に送出する。
【0105】ノード10は、このIPパケットを受信し
て、それにカプセル化されていたARP要求パケットを
解析して、その問い合わせ内容に基づき、コンピュータ
端末1dのMACアドレスを、図1の管理装置9からの
情報に基づき判別し、宛先をコンピュータ端末1aのM
ACアドレス(P−1m)、送信元をコンピュータ端末
1dのMACアドレスとするARP応答パケットを作成
し、また、そのARP応答パケットを、宛先をエッジ装
置3aのIPアドレス(E−1i)、送信元をエッジ装
置3bのIPアドレス(E−2i)とするIPパケット
にカプセル化してエッジ装置3a宛に送信する。
【0106】エッジ装置3aは、受信したIPパケット
の送信元アドレス(E−2i)と、そのIPパケットに
カプセル化されているARP応答パケットにおける送信
元アドレス(P−2m)に基づき、コンピュータ端末1
dが、エッジ装置3bの配下として収容されていること
を認識して、その対応付けをテーブルに登録し、ARP
パケットをコンピュータ端末1aに渡す。
【0107】ARP応答パケットを受信したコンピュー
タ端末1aが、このARP応答パケットで通知された相
手先のコンピュータ端末1dのMACアドレスを用いて
コンピュータ端末1d宛のイーサネットパケットを作成
して、エッジ装置3aに送出すると、エッジ装置3a
は、テーブルの登録内容を参照して、コンピュータ端末
1dを収容しているエッジ装置3bのIPアドレス(E
−2i)を抽出し、このIPアドレス(E−2i)を宛
先、エッジ装置3aのIPアドレス(E−1i)を送信
元とするIPパケットに、コンピュータ端末1aからの
イーサネットパケットをカプセル化して送出する。
【0108】ノード10は、デフォルトルータとなって
おり、そのIPパケットを受信して、そのIPパケット
のアドレス情報に基づきルーティングを行なう。すなわ
ち、受信したIPパケットを、そのまま、宛先のエッジ
装置3b宛に転送する。
【0109】エッジ装置3bは、受信したIPパケット
をデカプセル化して、そのイーサネットパケットの宛先
のコンピュータ端末1dに送出すると共に、そのIPパ
ケットのアドレス情報とそれにカプセル化されたイーサ
ネットパケットのアドレス情報から、送信元のコンピュ
ータ端末1aのMACアドレス(P−1m)とエッジ装
置3aのIPアドレス(E−1i)を判別して、対応付
けてテーブルに登録する。
【0110】これにより、コンピュータ端末1dからコ
ンピュータ端末1aへのイーサネットパケットの送出時
には、エッジ装置3bは、テーブルを参照することによ
り、コンピュータ端末1aを収容するエッジ装置3aの
IPアドレスを特定することができ、エッジ装置3aの
IPアドレスを宛先とするIPパケットを作成して、ノ
ード10にルーティング動作させることができる。
【0111】以上、図1〜図15を用いて説明したよう
に、本例のパケット通信システムおよびそれを構成する
ノードとエッジ装置では、登録されたメンバのエッジ装
置3a,3bに接続されているコンピュータ端末1a〜
1d間でのみ通信を行うグループ通信において、PPP
の使用によるグイヤルアップ回線を経由したグループ通
信が可能であると共に、イーサネットパケットをIPパ
ケットのデータとしてPPPフレームにカプセル化して
伝送することにより、プロトコルフリーの通信環境を提
供でき、新しく付加したグループIDのチェックによ
り、メンバ間の通信セキュリティの向上が図れる。
【0112】さらに、本例では、ARP処理の工夫によ
り、コンピュータ端末1a〜1d間のパケットをエッジ
装置3a,3b間で直接IP転送でき、ノード10での
カプセル化処理を省略し、ルーティング処理のみとする
ことにより、ノード10での処理負荷を軽減してスルー
プット向上が実現できる。また、グループIDのチェッ
クの際、グループIDをキーとして同一グループに属す
るエッジ装置配下の端末アドレスのみを検索するだけで
よいので、アドレス検索処理/時間の大幅低減が可能と
なる。
【0113】尚、本発明は、図1〜図15を用いて説明
した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲において種々変更可能である。例えば、また、本
例では、アナログ回線を想定し、モデムを利用する場合
について説明したが、ディジタル回線の場合はモデムで
はなく、ターミナルアグプタ(TA)を介してディジタル
接続される。この場合、対向するRASサーバ側につい
ても同様である。また、ユーザ側が使用するサーバをセ
ンタ側(LAN8内)に置き、そのサーバを常時稼働さ
せることもできる。
【0114】
【発明の効果】本発明によれば、相互に通信するコンピ
ュータ端末を複数のエッジ装置に収容して、センタ側の
ノードを介して、コンピュータ端末間の通信を行なう通
信システムにおいて、ノードでのパケットのカプセル化
とデカプセル化の処理を不要とすることができ、データ
の転送処理時間を短縮して、スループットを向上させ、
PPPによる任意のプロトコルでの高いセキュリティレ
ベルでの通信などを効率的に行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパケット通信システムおよびそれを構
成するノードとエッジ装置の本発明に係る構成の第1の
実施例を示すブロック図である。
【図2】図1におけるエッジ装置で用いるパケットの構
成例を示す説明図である。
【図3】図2におけるイーサネットパケットのフレーム
構成の詳細例を示す説明図である。
【図4】図2におけるIPパケットのフレーム構成の詳
細例を示す説明図である。
【図5】図1におけるエッジ装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図6】図1におけるノードの構成例を示すブロック図
である。
【図7】図1におけるコンピュータ端末間のユニキャス
トパケットの伝送フォーマット例を示す説明図である。
【図8】図7におけるユニキャストの伝送に係わる図1
のPPP通信システムの動作例を示すシーケンス図であ
る。
【図9】図1における管理装置で登録される管理表の構
成例を示す説明図である。
【図10】図1におけるPPP通信システムの本発明に
係わる処理動作例を示すシーケンス図である。
【図11】図1におけるPPP通信システムでのコンピ
ュータ端末間のユニキャストパケットの伝送フォーマッ
ト例を示す説明図である。
【図12】図1におけるPPP通信システムでのコンピ
ュータ端末間のブロードキャストパケットの伝送フォー
マット例を示す説明図である。
【図13】図1におけるPPP通信システムでのエッジ
装置と管理装置間のユニキャストパケットの伝送フォー
マット例を示す説明図である。
【図14】図1におけるPPP通信システムでのエッジ
装置と管理装置間のブロードキャストパケットの伝送フ
ォーマット例を示す説明図である。
【図15】本発明のパケット通信システムの本発明に係
わる処理動作例を示すシーケンス図である。
【図16】従来のPPPを用いたコンピュータ通信シス
テムの構成例を示すブロック図である。
【図17】PPPのフレーム構造例を示す説明図であ
る。
【図18】PPPによる高いセキュリティレベルでのグ
ループ通信を行なう通信装置およびそれを用いた通信シ
ステムの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a〜1d:コンピュータ端末、2:イーサネットイン
タフェース、3a,3b,3a’,3b’:エッジ装
置、3c:端末収容部、3d:アドレス情報収集処理
部、3e:情報通知処理部、3f:パケット作成処理
部、3g:PPP通信処理部、3h:ARP処理部、3
i:テーブル管理部、3j:第2パケット作成処理部、
4:インタフェース(RS232C)、5:モデム、
6:加入者システム(加入者ネットワーク/公衆回線)、
7:RASサーバ、8:LAN、9:管理装置、10,
10’:ノード、10a:パケット作成処理部、10
b:ARP応答部、10c:ARP判別部、10d:ア
ドレス抽出部、10e:ARP応答パケット作成部、1
0f:IPカプセル化部、11:サーバ、21,21
a:イーサネットパケット、22:IPパケット、22
a:IPヘッダ、22b:IPデータ、22c:オプシ
ョン(グループID)、23:PPPフレーム、51:
プロセッサ部、52:データRAM(RAM)、53:
プログラムメモリ(P−メモリ)、54:イーサネット
インタフェース(E−I/F)、55:モデムインタフ
ェース(M−I/F)、56:バス、61:プロセッサ
部、62:データRAM(RAM)、63:プログラム
メモリ(Pメモリ)、64:イーサネットインタフェー
ス(E−I/F)、65:バス、71,73,74,7
6:イーサネットパケット、72,75:PPPフレー
ム、90:管理表、160,161:コンピュータ端
末、162:モデム、163:インタフェース(RS2
32C等)、164:加入者システム(加入者ネットワ
ーク/公衆回線)、165:RAS(Remote Access Serv
ice)サーバ、166:LAN(Local Area Network)、
167:ルータ、168:アプリケーションサーバ、1
71:IPパケット、172:PPPフレーム。
フロントページの続き (72)発明者 首藤 晃一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 崎原 盛太郎 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA15 HA08 HD06 JA09 LA08 LB05 5K033 AA01 AA08 CC01 DA05 EC03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ端末から受信したデータリンク層
    の第1パケットをIPパケットaにカプセル化し、ネッ
    トワークを介してPPPにより送出するエッジ装置(エ
    ッジ装置A)と、該エッジ装置Aから上記IPパケット
    aをPPPによりネットワークを介して受信し、該IP
    パケットaをデータリンク層の第2パケットにカプセル
    化してLANに送出するRASサーバと、該RASサー
    バから上記LANを介して上記第2パケットを受信し、
    該第2パケットで送られてきた上記IPパケットaをデ
    カプセル化して上記第1パケットを取り出し、該第1パ
    ケットの宛先の端末を収容して該宛先の端末に上記第1
    パケットを配信するエッジ装置(エッジ装置B)を、予
    め登録された情報を参照して判別し、判別したエッジ装
    置B宛のIPパケットbに上記第1パケットをカプセル
    化し、該IPパケットbを上記RASサーバ宛のデータ
    リンク層の第3パケットにカプセル化して上記LANに
    送出するノードとからなり、上記RASサーバは、上記
    IPパケットbをPPPにより上記エッジ装置Bに送信
    し、該エッジ装置Bは、受信したIPパケットbをデカ
    プセル化して上記第1パケットを取り出し上記宛先の端
    末に配信するパケット通信システムであって、上記ノー
    ドは、上記エッジ装置AでIPパケットにカプセル化し
    た上記ユーザ端末からのデータリンク層のパケットが、
    上記ユーザ端末からの相手先端末のアドレスを問い合わ
    せるARP要求パケットであることを判別する手段と、
    上記予め登録された情報を参照して、上記相手先端末の
    MACアドレスと該相手先端末を収容するエッジ装置
    (エッジ装置C)のIPアドレスを抽出する手段と、上
    記ARP要求パケットに対応するARP応答パケット
    を、上記抽出した相手先端末のMACアドレスを送信
    元、上記ユーザ端末を宛先とするデータリンク層のパケ
    ットとして作成する手段と、上記ARP応答パケット
    を、上記エッジ装置Cを送信元、上記エッジ装置Aを宛
    先とするIPパケットcにカプセル化する手段とを有し
    て、上記IPパケットcを上記RASサーバ宛のデータ
    リンク層のパケットにカプセル化して上記LANに送出
    し、上記エッジ装置Aは、上記RASサーバから受信し
    た上記IPパケットcの送信元アドレスと該IPパケッ
    トcにカプセル化された上記ARP応答パケットの送信
    先アドレスから、上記相手先端末が上記エッジ装置Cに
    収容されていることを判別する手段と、該手段の判別結
    果に基づき、上記相手先端末のMACアドレスと上記エ
    ッジ装置CのIPアドレスとを対応付けて登録する手段
    と、上記ユーザ端末から上記相手先端末への上記データ
    リンク層のパケットの上記IPパケットへのカプセル化
    時、上記登録した対応付け情報があれば、上記エッジ装
    置CのIPアドレスを宛先とするIPパケットdにカプ
    セル化する手段とを有し、上記ノードでは、上記IPパ
    ケットdに対しては、該IPパケットdに設定されたI
    Pアドレスに基づくルーティングのみを行なうことを特
    徴とするパケット通信システム。
  2. 【請求項2】 ユーザ端末から受信したデータリンク層
    のEパケットをIPパケットaにカプセル化してネット
    ワークに送出するエッジ装置(エッジ装置A)と、上記
    IPパケットaを受信して、該IPパケットaをデカプ
    セル化して上記Eパケットを取り出し、該Eパケットの
    宛先の端末を収容して該宛先の端末に上記Eパケットを
    配信するエッジ装置(エッジ装置B)を予め登録された
    情報を参照して判別し、判別したエッジ装置B宛のIP
    パケットbに上記Eパケットをカプセル化して上記ネッ
    トワークに送出するノードとからなり、上記ユーザ端末
    からのデータリンク層のパケットをIPパケットにカプ
    セル化して転送するパケット通信システムであって、上
    記ノードは、上記エッジ装置AでIPパケットにカプセ
    ル化した上記ユーザ端末からのデータリンク層のパケッ
    トが、上記ユーザ端末からの相手先端末のアドレスを問
    い合わせるARP要求パケットであることを判別する手
    段と、上記予め登録された情報を参照して、上記相手先
    端末のMACアドレスと該相手先端末を収容するエッジ
    装置(エッジ装置C)のIPアドレスを抽出する手段
    と、上記ARP要求パケットに対応するARP応答パケ
    ットを、上記抽出した上記相手先端末のMACアドレス
    を送信元、上記ユーザ端末を宛先とするデータリンク層
    のパケットとして作成する手段と、上記ARP応答パケ
    ットを、上記エッジ装置Cを送信元、上記エッジ装置A
    を宛先とするIPパケットcにカプセル化する手段とを
    有して、上記IPパケットcを上記ネットワークに送出
    し、上記エッジ装置Aは、上記ネットワークを介して受
    信した上記IPパケットcの送信元アドレスと該IPパ
    ケットcにカプセル化された上記ARP応答パケットの
    送信先アドレスから、上記相手先端末が上記エッジ装置
    Cに収容されていることを判別する手段と、該手段の判
    別結果に基づき、上記相手先端末のMACアドレスと上
    記エッジ装置CのIPアドレスとを対応付けて登録する
    手段と、上記ユーザ端末から上記相手先端末への上記デ
    ータリンク層のパケットの上記IPパケットへのカプセ
    ル化時、上記登録した対応付け情報があれば、上記エッ
    ジ装置CのIPアドレスを宛先とするIPパケットdに
    カプセル化する手段とを有し、上記ノードでは、上記I
    Pパケットdに対しては、該IPパケットdに設定され
    たIPアドレスに基づくルーティングのみを行なうこと
    を特徴とするパケット通信システム。
  3. 【請求項3】 ユーザ端末から受信したデータリンク層
    の第1パケットをIPパケットaにカプセル化しネット
    ワークを介してPPPにより送出するエッジ装置(エッ
    ジ装置A)から上記IPパケットaを受信し、該IPパ
    ケットaをデータリンク層の第2パケットにカプセル化
    してLANに送出するRASサーバに接続され、上記R
    ASサーバからの上記第2パケットを受信して、該第2
    パケットで送られてきた上記IPパケットaをデカプセ
    ル化して上記第1パケットを取り出し、該第1パケット
    の宛先の端末を収容して該宛先の端末に上記第1パケッ
    トを配信するエッジ装置(エッジ装置B)を予め登録さ
    れた情報を参照して判別し、判別したエッジ装置B宛の
    IPパケットbに上記第1パケットをカプセル化し、該
    IPパケットbを上記RASサーバ宛のデータリンク層
    の第3パケットにカプセル化して上記LANに送出する
    ことにより、上記RASサーバから上記エッジ装置B
    へ、該エッジ装置Bから上記宛先の端末へ上記IPパケ
    ットbにカプセル化した上記第1パケットを配信するノ
    ードであって、上記エッジ装置AでIPパケットにカプ
    セル化した上記ユーザ端末からのデータリンク層のパケ
    ットが、上記ユーザ端末からの相手先端末のアドレスを
    問い合わせるARP要求パケットであることを判別する
    手段と、上記予め登録された情報を参照して、上記相手
    先端末のMACアドレスと該相手先端末を収容するエッ
    ジ装置(エッジ装置C)のIPアドレスを抽出する手段
    と、上記ARP要求パケットに対応するARP応答パケ
    ットを、上記抽出した相手先端末のMACアドレスを送
    信元、上記ユーザ端末を宛先とするデータリンク層のパ
    ケットとして作成する手段と、上記ARP応答パケット
    を、上記エッジ装置Cを送信元、上記エッジ装置Aを宛
    先とするIPパケットcにカプセル化する手段とを有
    し、上記IPパケットcを上記RASサーバを介して上
    記エッジ装置Aに送出し、上記ユーザ端末に上記相手先
    端末のMACアドレスを通知すると共に、上記エッジ装
    置Aに上記相手先端末のMACアドレスと該相手先端末
    を収容する上記エッジ装置CのIPアドレスを通知する
    ことを特徴とするノード。
  4. 【請求項4】 ユーザ端末から受信したデータリンク層
    のEパケットをIPパケットaにカプセル化してネット
    ワークに送出するエッジ装置(エッジ装置A)に接続さ
    れ、該エッジ装置Aからの上記IPパケットaを受信し
    て、該IPパケットaをデカプセル化して上記Eパケッ
    トを取り出し、該Eパケットの宛先の端末を収容して該
    宛先の端末に上記Eパケットを配信するエッジ装置(エ
    ッジ装置B)を予め登録された情報を参照して判別し、
    判別したエッジ装置B宛のIPパケットbに上記Eパケ
    ットをカプセル化して上記ネットワークに送出すること
    により、上記エッジ装置Bから上記宛先の端末へ上記I
    Pパケットbにカプセル化した上記第1パケットを配信
    するノードであって、上記エッジ装置AでIPパケット
    にカプセル化した上記ユーザ端末からのデータリンク層
    のパケットが、上記ユーザ端末からの相手先端末のアド
    レスを問い合わせるARP要求パケットであることを判
    別する手段と、上記予め登録された情報を参照して、上
    記相手先端末のMACアドレスと該相手先端末を収容す
    るエッジ装置(エッジ装置C)のIPアドレスを抽出す
    る手段と、上記ARP要求パケットに対応するARP応
    答パケットを、上記抽出した上記相手先端末のMACア
    ドレスを送信元、上記ユーザ端末を宛先とするデータリ
    ンク層のパケットとして作成する手段と、上記ARP応
    答パケットを、上記エッジ装置Cを送信元、上記エッジ
    装置Aを宛先とするIPパケットcにカプセル化する手
    段とを有し、上記IPパケットcを上記ネットワークを
    介して上記エッジ装置Aに送出し、上記ユーザ端末に上
    記相手先端末のMACアドレスを通知すると共に、上記
    エッジ装置Aに上記相手先端末のMACアドレスと該相
    手先端末を収容する上記エッジ装置CのIPアドレスを
    通知することを特徴とするノード。
  5. 【請求項5】 請求項3、もしくは、請求項4のいずれ
    かに記載のエッジ装置であって、上記ノードが送出した
    上記IPパケットcの送信元アドレスと、上記IPパケ
    ットcにカプセル化された上記ARP応答パケットの送
    信先アドレスとから、上記相手先端末が上記エッジ装置
    Cに収容されていることを判別する手段と、該手段の判
    別結果に基づき、上記相手先端末のMACアドレスと上
    記エッジ装置CのIPアドレスとを対応付けて登録する
    手段と、上記ユーザ端末から上記相手先端末への上記デ
    ータリンク層のパケットの上記IPパケットへのカプセ
    ル化時、上記登録した対応付け情報があれば、上記相手
    先端末に対応付けられたエッジ装置(エッジ装置D)の
    IPアドレスを宛先とするIPパケットdにカプセル化
    する手段とを有し、上記IPパケットdを上記ノードに
    送出し、該ノードでの、上記IPパケットdに設定され
    たIPアドレスに基づくルーティングにより、上記IP
    パケットdを上記エッジ装置Dに転送することを特徴と
    するエッジ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    のエッジ装置であって、上記IPパケットaのカプセル
    化の際、該IPパケットaのIPヘッダに、自装置が属
    するグループの識別情報(グループID)を付与する手
    段と、受信した上記ノードでカプセル化されたIPパケ
    ットbのIPヘッダに付与されたグループIDが自装置
    の属するグループIDと一致するか否かを判別する手段
    とを有し、一致した場合に上記IPパケットbをデカプ
    セル化してデータリンク層のパケットを取り出し宛先に
    送出することを特徴とするエッジ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    のノードであって、受信した上記IPパケットaから取
    り出したデータリンク層のパケットの送信先のグループ
    IDを、予め登録された情報に基づき判別する手段と、
    該手段で判別したグループIDが、上記IPパケットa
    のIPヘッダに付与されたグループIDと一致するか否
    かを判別する手段とを有し、該手段での照合結果が一致
    であれば、上記IPパケットaから取り出したデータリ
    ンク層のパケットの送信制御を行なうことを特徴とする
    ノード。
JP35875298A 1998-12-17 1998-12-17 パケット通信システムおよびそれを構成するノードとエッジ装置 Pending JP2000183968A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35875298A JP2000183968A (ja) 1998-12-17 1998-12-17 パケット通信システムおよびそれを構成するノードとエッジ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35875298A JP2000183968A (ja) 1998-12-17 1998-12-17 パケット通信システムおよびそれを構成するノードとエッジ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000183968A true JP2000183968A (ja) 2000-06-30

Family

ID=18460937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35875298A Pending JP2000183968A (ja) 1998-12-17 1998-12-17 パケット通信システムおよびそれを構成するノードとエッジ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000183968A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003043276A1 (fr) * 2001-11-13 2003-05-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme de connexion d'un fournisseur, systeme d'echange de donnees par paquets, serveur de dns, procede d'echange de donnees par paquets, et programme d'ordinateur associe
JP2008258688A (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Matsushita Electric Works Ltd ネットワークシステム
JP2009219127A (ja) * 2001-03-28 2009-09-24 Qualcomm Inc 無線通信システムにおける伝送フレーミングのための方法および装置
JP2010074554A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Fujitsu Ltd 移動体通信システム及び同システムにおける信号送信方法並びに送信ノード
JP2010178313A (ja) 2009-02-02 2010-08-12 Panasonic Electric Works Co Ltd ネットワークシステム
US7796595B2 (en) 2004-05-17 2010-09-14 Panasonic Corporation Packet generation method, communication method, packet processing method and data structure
US7856648B2 (en) 2004-01-17 2010-12-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for processing VOD data in mobile station
JP2013504960A (ja) * 2009-09-18 2013-02-07 ゼットティーイー コーポレーション バーチャル・プライベート・ネットワークの実現方法及びシステム
JP2013504959A (ja) * 2009-09-18 2013-02-07 ゼットティーイー コーポレーション バーチャルプライベートネットワークの実現方法及びシステム
US8713400B2 (en) 2001-10-12 2014-04-29 Qualcomm Incorporated Method and system for reduction of decoding complexity in a communication system
US8718279B2 (en) 2003-07-08 2014-05-06 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for a secure broadcast system
US8724803B2 (en) 2003-09-02 2014-05-13 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for providing authenticated challenges for broadcast-multicast communications in a communication system
US8971790B2 (en) 2003-01-02 2015-03-03 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for broadcast services in a communication system
US8983065B2 (en) 2001-10-09 2015-03-17 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for security in a data processing system
CN108009061A (zh) * 2017-12-04 2018-05-08 东北大学 一种改变复杂网络中节点控制类别的方法
JP2022525205A (ja) * 2019-03-20 2022-05-11 新華三技術有限公司 異常ホストのモニタニング

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013255245A (ja) * 2001-03-28 2013-12-19 Qualcomm Inc 無線通信システムにおける伝送フレーミングのための方法および装置
US9100457B2 (en) 2001-03-28 2015-08-04 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for transmission framing in a wireless communication system
JP2009219127A (ja) * 2001-03-28 2009-09-24 Qualcomm Inc 無線通信システムにおける伝送フレーミングのための方法および装置
US8983065B2 (en) 2001-10-09 2015-03-17 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for security in a data processing system
US8713400B2 (en) 2001-10-12 2014-04-29 Qualcomm Incorporated Method and system for reduction of decoding complexity in a communication system
US8730999B2 (en) 2001-10-12 2014-05-20 Qualcomm Incorporated Method and system for reduction of decoding complexity in a communication system
WO2003043276A1 (fr) * 2001-11-13 2003-05-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme de connexion d'un fournisseur, systeme d'echange de donnees par paquets, serveur de dns, procede d'echange de donnees par paquets, et programme d'ordinateur associe
US8971790B2 (en) 2003-01-02 2015-03-03 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for broadcast services in a communication system
US8718279B2 (en) 2003-07-08 2014-05-06 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for a secure broadcast system
US8724803B2 (en) 2003-09-02 2014-05-13 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for providing authenticated challenges for broadcast-multicast communications in a communication system
US7856648B2 (en) 2004-01-17 2010-12-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for processing VOD data in mobile station
US7796595B2 (en) 2004-05-17 2010-09-14 Panasonic Corporation Packet generation method, communication method, packet processing method and data structure
JP2008258688A (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Matsushita Electric Works Ltd ネットワークシステム
US8588133B2 (en) 2008-09-18 2013-11-19 Fujitsu Limited Mobile communication system, signal transmission method thereof, and transmitting node
JP2010074554A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Fujitsu Ltd 移動体通信システム及び同システムにおける信号送信方法並びに送信ノード
JP2010178313A (ja) 2009-02-02 2010-08-12 Panasonic Electric Works Co Ltd ネットワークシステム
JP2013504959A (ja) * 2009-09-18 2013-02-07 ゼットティーイー コーポレーション バーチャルプライベートネットワークの実現方法及びシステム
KR101399002B1 (ko) 2009-09-18 2014-05-27 지티이 코포레이션 가상 사설 네트워크의 실현 방법 및 시스템
JP2013504960A (ja) * 2009-09-18 2013-02-07 ゼットティーイー コーポレーション バーチャル・プライベート・ネットワークの実現方法及びシステム
US8661525B2 (en) 2009-09-18 2014-02-25 Zte Corporation Implementation method and system of virtual private network
CN108009061A (zh) * 2017-12-04 2018-05-08 东北大学 一种改变复杂网络中节点控制类别的方法
CN108009061B (zh) * 2017-12-04 2020-04-14 东北大学 一种改变复杂网络中节点控制类别的方法
JP2022525205A (ja) * 2019-03-20 2022-05-11 新華三技術有限公司 異常ホストのモニタニング
JP7228712B2 (ja) 2019-03-20 2023-02-24 新華三技術有限公司 異常ホストのモニタニング

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101026519B (zh) 基于用户信息字符串动态创建vlan接口
US6016318A (en) Virtual private network system over public mobile data network and virtual LAN
US8411672B2 (en) Methods and apparatus for providing emergency telephone service to IP-based telephone users
US6377990B1 (en) System for providing internet access from locations different from those for which the user's software was configured
US8484715B2 (en) Method and system for network access and network connection device
JP2000183968A (ja) パケット通信システムおよびそれを構成するノードとエッジ装置
US6807166B1 (en) Gateway for internet telephone
JP4593856B2 (ja) データ伝送の容易化
US20020026528A1 (en) System and method for selectively bridging and routing data packets between multiple networks
JP2002077254A (ja) 移動端末への情報配信サービス方法およびゲートウェイ装置
US20040243710A1 (en) Method of user data exchange in the data network and a data network
US20040081109A1 (en) Communication system
JP2002523977A (ja) リモートアクセスサーバー用装置及び方法
JP2002502188A (ja) ネットワーク上のデスティネーションへ送信されたデータの経路決めをするドメイン名を使用するためのシステムおよび方法
US20070195804A1 (en) Ppp gateway apparatus for connecting ppp clients to l2sw
US7440465B2 (en) Home gateway for executing a function of a security protocol and a method thereof
JP4843183B2 (ja) データネットワークへのデータ端末装置のコネクションのための方法
Teraoka et al. Design, implementation, and evaluation of Virtual Internet Protocol
JP2003110596A (ja) データ通信サービス提供方法
WO1999035811A1 (en) Internet access by telephone
US20080049765A1 (en) Method and system for inter working a point-to-point link and a LAN service
KR20010039791A (ko) 통신장치 및 방법, 및 매체
JP3791217B2 (ja) Ppp通信システム
JP3390384B2 (ja) Tcp/ipにおけるコネクション設定方法および方式
JPH09331325A (ja) ネットワーク管理方式