JP3255297B2 - 露光方法及び装置、並びに半導体素子の製造方法 - Google Patents

露光方法及び装置、並びに半導体素子の製造方法

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JP3255297B2 JP02732492A JP2732492A JP3255297B2 JP 3255297 B2 JP3255297 B2 JP 3255297B2 JP 02732492 A JP02732492 A JP 02732492A JP 2732492 A JP2732492 A JP 2732492A JP 3255297 B2 JP3255297 B2 JP 3255297B2
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば感光基板のレベ
リング機構を有する投影露光装置等の露光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体基板又は液晶基板等をリソ
グラフィー技術を用いて製造する工程において、回路パ
ターン等のマスクパターンを投影光学系を介して基板上
に所定の倍率で転写する投影露光装置が使用されてい
る。このような投影露光装置においては、投影光学系に
よる結像面の焦点深度の範囲内にその基板の露光面を収
める必要がある。また、転写対象となるパターンの線幅
が例えば0.5μm以下と極めて微小化している。この
ような微小な線幅のパターンを良好に結像するためには
投影光学系の開口数(NA)を大きくする必要がある
が、開口数が大きくなると焦点深度、即ち許容されるデ
フォーカス量が非常に小さくなる。従って、この種の装
置においては、投影光学系の結像面に対して基板の露光
面を所定のデフォーカス量の範囲内で合致させるための
厳密な焦点合わせ機構が必須である。
【0003】その焦点合わせ機構は、基板の露光面の所
定の部分を投影光学系の光軸方向の焦点位置に設定する
フォーカシング機構と、その基板の露光面を投影光学系
による結像面に平行に設定するレベリング機構とより構
成されている。図6は従来のレベリング機構を有する投
影露光装置を簡略化して示し、この図6において、フラ
イアイレンズ1の像側焦平面に照明光ILの2次光源が
形成され、この2次光源から射出された照明光ILは、
アウトプットレンズ2、可変視野絞りとしてのレチクル
ブラインド3、主コンデンサレンズ4及びミラー5を経
てレチクルRのパターン領域PAに照射される。レチク
ルブラインド3とレチクルRとは共役である。
【0004】PLは投影光学系を示し、レチクルRのパ
ターンの像が投影光学系PLによりウェハW上に転写さ
れる。6はレベリングステージを示し、このレベリング
ステージ6はウェハWが載置される上部ステージ7を3
個の支点を介して下部ステージ8上に支持する構成であ
る。その3個の支点の内の2個を伸縮させることによ
り、ウェハWの露光面の傾斜角を任意に設定することが
できる。そのレベリングステージ6はウェハステージ9
上に載置されている。ウェハステージ9は、ウェハWを
投影光学系PLの光軸に垂直な2次元平面内で位置決め
するためのXYステージ及びウェハWの投影光学系PL
の光軸方向(Z方向)の位置決めを行うZステージとよ
り構成されている。
【0005】10は点光源を示し、この点光源10から
射出された光は、コリメータレンズ11により平行な検
出光DLに変換されてウェハWの露光面を斜めに照射す
る。点光源10としては、ウェハWに塗布された感光材
(レジスト等)に対する感光性が低い波長帯の光源を使
用することができる。ただし、感光材の表面からの光と
ウェハWの表面からの光との干渉を避けるために白色光
源を光源10として使用してもよい。
【0006】ウェハWで斜めに反射された検出光DL
は、固定視野絞り12を通過して集光レンズ13に入射
し、集光レンズ13により受光センサ14の受光面に集
束される。受光センサ14は、受光された光量の重心の
2次元座標に応じた検出信号を出力する。ウェハWが傾
斜すると受光センサ14の受光面での光量の重心位置が
変化することから、ウェハWの傾斜角を検出することが
できる。また、固定視野絞り12はウェハWの露光面中
のレベリング検出エリアを限定するために使用される絞
りであるが、従来、固定視野絞り12の開口部の大きさ
は投影光学系PLの最大露光フィールドの大きさに合わ
せて設定されている。
【0007】受光センサ14から出力される検出信号が
ステージコントローラ15に供給される。16は装置全
体の動作を制御する主制御装置を示し、ステージコント
ローラ15は、主制御装置16からの指令により、受光
センサ14における受光量の重心が所定の座標になるよ
うにレベリングステージ6の3個の支点の内の2個の支
点の伸縮量を調整する。主制御装置16は、更に投影対
象となるウェハWの種類に応じて、露光コントローラ1
7及び駆動手段18を介してレチクルブラインド3の開
口の形状を調整する。なお、図示省略するも、図6の投
影露光装置にはフォーカシング用の光学系も設けられて
おり、この光学系から出力される信号に基づいてウェハ
ステージ9中のZステージの動作を制御することによ
り、ウェハWのフォーカシングが行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来の露光装置には次のような不都合がある。即
ち、近年、LSIの大型化に伴い露光装置の露光フィー
ルドも大型化してきていると共に、回路パターンの微細
化により投影光学系の開口数NAが大きくなり、投影光
学系の結像面の焦点深度が浅くなってきている。そし
て、例えば超LSIのマスクパターンを必要とされる高
い解像力でウェハ上に転写するためには、露光フィール
ド全域に亘ってウェハ面を投影光学系の結像面に焦点深
度の範囲内で合わせる必要がある。従来のウェハのレベ
リング機構はこの目的のために、1回のマスクパターン
の露光ショット毎にウェハ面の傾きを投影光学系の結像
面に合わせるものである。即ち、従来のレベリング機構
は、ウェハの全面積に比べて狭い面積である露光フィー
ルド内では、ウェハ面がほとんど平坦とみなせるという
前提に基づいている。
【0009】しかしながら、上記のように露光フィール
ドが大型化しているために、露光フィールド内において
ウェハ面が平坦であるとはみなせなくなってきている。
従って、レベリング検出エリアをウェハの最大露光フィ
ールドに合わせていたのでは、その露光フィールドの中
でウェハの露光面の一部が部分的に投影光学系の結像面
の焦点深度の範囲から外れてしまい、結果として部分的
に解像力が劣る場合が生じるという不都合があった。
【0010】なお、上記の不都合は投影露光装置を例に
とって説明しているが、マスクパターンの像を投影光学
系を介さずに直接感光基板に投射するプロクシミティ方
式の露光装置においても、露光フィールドが拡大するに
つれて同様の不都合が生じている。本発明は斯かる点に
鑑み、露光フィールドが広い場合でもマスクパターンの
全体を高い解像度で感光基板上に露光できる露光方法
提供することを目的とする。更に本発明は、そのような
露光方法を実施できる露光装置、及びその露光方法を使
用して高精度に半導体素子を製造できる半導体素子の製
造方法を提供することをも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の露光
装置は、例えば図1に示す如く、光源(19)からの照
明光をほぼ均一な強度分布に成形すると共に、この均一
な照明光をマスクRに形成されたパターンに照射する照
明光学系(1,2,33,4)と、この照明光学系中の
そのマスクRと共役な面又はその近傍に配置され、その
照明光によるそのマスクRのパターンの照明領域を任意
に規定する可変視野絞り(3,18)と、感光基板Wの
表面を所定の露光基準面の近傍に配置するようにその感
光基板Wを保持する基板ステージ(9)とを備えた露光
装置において、その照明光学系中に設けられ、その照明
光の照度分布をその照明系の光軸よりもその周辺部の方
が高くなるように設定する光学部材(25,26)と、
その可変視野絞り(3,18)によって規定されたその
マスクRのパターンの一部が露光されるべきその感光基
板W上の部分領域のその露光基準面に対する傾きを検出
する傾き検出手段(10,11,12A,13,1
4,)と、その露光基準面に対してその感光基板Wを任
意に傾斜自在な駆動手段(6)と、その可変視野絞り
(3,18)によってそのマスクRのパターンを複数に
分割し、これら複数に分割されたパターンの各々をその
感光基板Wに露光していく際、その傾き検出手段からの
検出信号に基づいて、その露光基準面とその感光基板W
上の部分領域の表面とがほぼ一致するようにその駆動手
段(6)を制御する制御手段(15)とを備えたもので
ある。
【0012】また、本発明による第2の露光装置は、光
源(19)からの照明光をほぼ均一な強度分布に成形す
ると共に、この均一な照明光をマスクRに形成されたパ
ターンに照射する照明光学系(1,2,33,4)と、
この照明光学系中のそのマスクと共役な面又はその近傍
に配置され、その照明光によるそのマスクRのパターン
の照明領域を任意に規定する可変視野絞り(3,18)
と、感光基板Wの表面を所定の露光基準面の近傍に配置
するようにその感光基板Wを保持する基板ステージ
(9)とを備えた露光装置において、その可変視野絞り
(3,18)によって規定されたそのマスクRのパター
ンの一部が露光されるべきその感光基板W上の部分領域
のその露光基準面に対する傾きを検出する傾き検出手段
(10,11,12A,13,14,)と、その露光基
準面に対してその感光基板Wを任意に傾斜自在な駆動手
段(6)と、その可変視野絞り(3,18)によってそ
のマスクRのパターンの一部の領域を選択し、この選択
された領域を走査しながらそのマスクRのパターンをそ
の感光基板Wに露光していく際、その走査に応じてその
傾き検出手段による傾き検出領域を変更する変更手段
(12A)と、その傾き検出手段からの検出信号に基づ
いて、その露光基準面とその感光基板W上の部分領域の
表面とがほぼ一致するように連続的にその駆動手段
(6)を制御する制御手段(15)とを備えたものであ
る。また、本発明による露光方法は、照明光を用いてマ
スクのパターンの像を投影光学系を介して基板上に投影
すると共に、その照明光とその基板とを相対的に走査し
その基板を露光する露光方法において、複数の光を基
板上に照射してその反射光を検出することにより、その
基板上の複数の点のその投影光学系の光軸方向における
位置を検出可能な多点フォーカス検出手段(39〜46
a,46b,46c)を有し、その複数の点の中から
の光軸方向におけるその基板の面位置情報を検出するた
めの検出点を選択すると共に、その照明光とその基板と
の相対的な走査に応じて、その検出点を変更するもので
ある。また、本発明による第3の露光装置は、照明光を
用いてマスク(R)のパターンの像を投影光学系(P
L)を介して基板(W)上に投影すると共に、その照明
光とその基板とを相対的に走査してその基板を露光する
露光装置において、複数 の光を基板上に照射してその反
射光を検出することにより、その基板(W)上の複数の
点(P1,P2,…)のその投影光学系の光軸方向にお
ける位置を検出可能な多点フォーカス検出手段(39〜
46a,46b,46c)と、その複数の点の中からそ
の光軸方向におけるその基板の面位置情報を検出するた
めの検出点を選択すると共に、その照明光とその基板と
の相対的な走査に応じて、その検出点を変更する制御手
段(15)とを有するものである。更に、本発明による
半導体素子の製造方法は、本発明による第3の露光装置
を用いて露光を行う工程を含むものである。
【0013】
【作用】斯かる本発明の第1の露光装置によれば、例え
ばマスクRのマスクパターン全体の感光基板W上の露光
フィールドが図3(a)の領域(37)であるとする
と、この領域(37)を複数の小領域(37a,37
b,‥‥)に分割する。そして、先ず小領域(37a)
に対してレベリングを行ってからマスクRの対応するパ
ターンを露光し、以下順次小領域(37b,‥‥)に対
してレベリングを行ってから対応するパターンを露光す
るという動作を繰り返す。各小領域(37a,37b,
‥‥)は全体の露光フィールドの領域(37)に比べれ
ば小さいので、各小領域では感光基板Wは平坦であると
みなすことができる。従って、各小領域でそれぞれレベ
リングを行うことにより、全体の露光フィールドの領域
(37)の全面を露光基準面に対して所定の許容範囲内
で合致させることができ、マスクRのパターン全体の像
を高い解像度で感光基板W上に転写することができる。
【0014】また、第2の露光装置においては、そのよ
うに露光フィールドを分割してレベリングを行う代わり
に、露光フィールドの全面をスキャニングしながら連続
的に一部ずつ露光を行う。即ち、例えばマスクRのマス
クパターン全体の感光基板W上の露光フィールドが図3
(b)の領域(37)であるとして、この領域(37)
からウインドウ(38)で一部の領域を選択し、このウ
インドウ(38)で領域(37)の全面を連続的にスキ
ャニングする。そして、スキャニングする過程におい
て、そのウインドウ(38)で選択されている小領域の
レベリングを連続的に行いつつ、その小領域に対応する
マスクRのパターンを露光する。この場合でも、ウイン
ドウ(38)で囲まれている領域については感光基板W
は平坦であるとみなすことができるので、正確にレベリ
ングを行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明による露光装置の一実施例につ
き図1〜図3を参照して説明する。本例は投影露光装置
に本発明を適用したものであり、図1において図6に対
応する部分には同一符号を付してその詳細説明を省略す
る。図1は本例の投影露光装置を示し、この図1におい
て、点光源10、コリメータレンズ11、集光レンズ1
3及び受光センサ14よりウェハWの傾斜角が検出され
る。12Aは可変視野絞りであり、可変視野絞り12A
をウェハWと集光レンズ13との間に配置する。可変視
野絞り12Aは、液晶素子、エレクトロクロミック素子
又は複数枚の可動ブレード等によって、その開口の位置
及び形状をウェハW上でのレチクルパターンの投影領域
等に応じて変化させることにより、ウェハW上のレベリ
ング検出エリアを任意に設定することができる。なお、
可変視野絞り12Aは例えばコリメータレンズ11とウ
ェハWとの間に配置してもよい。
【0016】次に、本例のレチクルRを照明する照明光
IL用の照明系の構成につき説明する。図1において、
19はウェハW上のレジスト層を感光させる波長帯の照
明光ILを発生する露光用照明光源を示し、照明光IL
としては、水銀ランプの輝線(i線等)、ArFエキシ
マレーザ等のレーザ光又は金属蒸気レーザ若しくはYA
Gレーザ等の高調波等を使用することができる。その照
明光ILを楕円鏡20で反射して1度集束した後に、ミ
ラー21で反射してインプットレンズ22に向ける。楕
円鏡20とミラー21との間にはシャッター23を配置
し、このシャッター23を駆動モータ24で回転するこ
とにより必要に応じて照明光ILを遮蔽する。
【0017】インプットレンズ22により略々平行光束
に変換された照明光ILはオプティカルインテグレータ
としてのフライアイレンズ1に入射する。このフライア
イレンズ1の像側焦平面には、照明光ILのほぼ均一な
2次光源が配置されているとみなすことができる。この
2次光源が配置されている位置に回転板25を回転自在
に取り付けて、回転板25を駆動モータ26により所定
の回転位置に位置決めする。回転板25には、図2に示
すように、例えば6種類の開口絞り27〜32を等角度
間隔で形成する。これらの開口絞りの内で、円形開口絞
り27及び28はそれぞれ異なる直径の通常の円形の開
口部27a及び28aを有し、輪帯開口絞り29は輪帯
状の開口部29aを有する。また、2光束の傾斜照明用
開口絞り30及び31はそれぞれ直交する方向に配置さ
れた1対の微小開口部30a,30b及び31a,31
bを有し、4光束の傾斜照明用開口絞り32は光軸を中
心として等間隔に配置された4個の微小開口部32a〜
32dを有する。
【0018】図1のフライアイレンズ1による2次光源
形成面には、一例として回転板25中の円形の開口部2
7aが配置されている。この開口部27aより射出され
た照明光ILはアウトプットレンズ2により略々平行光
束に変換されてレチクルブラインド3に入射する。レチ
クルブラインド3の開口部は、レチクルRのパターン領
域PAと共役であり、レチクルブラインド3を出た照明
光ILをリレーレンズ33で一度集束する。この集束さ
れる面P1は回転板25の開口絞り面と共役であり、こ
の面P1に照明光IL用の可変開口絞り34を配置す
る。回転板25による開口絞りの選択又は可変開口絞り
34の設定の何れの方法によっても、照明光IL用の照
明系のコヒーレンシィを表すσ値を変更することができ
る。可変開口絞り34を通過した照明光ILの主光線を
主コンデンサレンズ4で平行光束に変換し、この主光線
が平行な照明光ILをミラー5で反射してレチクルホル
ダー35に支持されたレチクルRに導く。
【0019】16Aは装置全体の動作を制御する主制御
装置、17Aは露光コントローラを示し、露光コントロ
ーラ17Aは主制御装置16Aからの指示により、駆動
装置18を介してレチクルブラインド3の開口の位置及
び形状を設定する。36はレベリング検出光学系中の可
変視野絞り12Aの開口の位置及び形状を変化させる駆
動装置を示し、露光コントローラ17Aは主制御装置1
6Aからの指示により、駆動装置36を介して可変視野
絞り12Aの開口の位置及び形状を設定する。また、レ
ベリング検出光学系中の光電センサ14からの検出信号
をステージコントローラ15に供給し、ステージコント
ローラ15は主制御装置16Aからの指示により、光電
センサ14の受光面での光量分布の重心が所定の位置に
なるようにレベリングステージ6を介してウェハWの傾
斜角を調整する。
【0020】また、図示省略するも、図1においては、
レベリング検出光学系の外にフォーカシング用の光学系
も設けられている。フォーカシング用の光学系は例えば
特開昭60−168112号公報に開示されているよう
に、ウェハW上の所定の点の近傍にスリットパターン等
の像を斜めに結像する結像光学系と、そのスリットパタ
ーン等の像からの反射光を受けてその像を再結像する受
光光学系とより構成される。本例では、レベリング検出
を行うレベリング検出エリアが任意に設定できるので、
そのフォーカシング用のスリットパターン等の像を結像
する位置もそのレベリング検出エリアの中央部に設定で
きることが望ましい。そして、ウェハWが投影光学系P
Lの光軸方向に移動すると、そのフォーカシング用の光
学系中の受光光学系中で再結像されたスリットパターン
等の像の位置が変化することから、ウェハW上のレベリ
ング検出エリアの光軸方向の位置を検出することができ
る。ウェハWを投影光学系PLの光軸方向に平行に移動
するフォーカシング動作は、ウェハステージ9中のZス
テージを介して行うことができる。
【0021】従って、先ず光電センサ14を含むレベリ
ング検出光学系により、ウェハWの露光面の内のレベリ
ング検出エリアの投影光学系PLの結像面(分割された
レチクルパターンの投影像面)に対する傾斜角を検出し
て、その傾斜角が小さく(ほぼ零と)なるようにレベリ
ングステージ6によりウェハWの傾斜状態を調整する。
その後、そのフォーカシング用の光学系によりウェハW
中のレベリング検出エリアの例えば中央部の面と投影光
学系PLの結像面、即ち焦点位置との差を検出し、その
差が小さく(ほぼ零と)なるようにウェハステージ9中
のZステージによりウェハWの位置を調整(焦点合わ
せ)することにより、最終的にウェハWの現在の露光領
域のレベリングが完了する。尚、レベリング動作と焦点
合わせ動作とを同時に行っても構わない。
【0022】次に、本例の露光装置による2つの露光方
法について説明する。 [第1の露光方法]従来はレチクルRの全パターンを1
回の露光でウェハW上の或る1個のショット領域に転写
して、以下ステップ・アンド・リピートによりウェハW
の指定された領域に、順次そのレチクルRの全パターン
を各1回の露光により転写していた。それに対して、こ
の第1の露光方法では、レチクルRの全パターンをウェ
ハW上の或る1個のショット領域に転写する際に、その
レチクルRの全体パターンを複数に分割して、ウェハス
テージ9のXYステージは固定した状態で、レチクルブ
ラインド3及び、1つの分割パターンの投影領域に応じ
て可変視野絞り12Aの開口の位置及び形状を連動して
変化させ、その検出値に応じてレベリングステージ6を
傾斜させることにより、その分割されたレチクルRのパ
ターンの像を順次ウェハW上に転写する。
【0023】図3(a)を参照して、例えばレチクルR
の全体パターンを4個に分割してウェハW上に転写する
場合について説明する。この場合、図3(a)の領域3
7が、ウェハW上のレチクルRの全体パターンの像が転
写される領域、即ち従来の1個のショット領域であると
すると、その領域37を4個の小領域37a〜37dに
分割する。そして、最初に図1のシャッター23で照明
光ILを遮断した状態で、可変視野絞り12Aの開口を
ウェハW上の第1の小領域37aからの反射光のみを通
過させるように設定して、その小領域37aのレベリン
グを行う。レベリングにより、その小領域37aの面が
投影光学系PLの結像面に平行になり、且つフォーカシ
ングによりその小領域37aの例えば中央部が投影光学
系PLの結像面に合致し、最終的にその小領域37aの
面が投影光学系PLの結像面に所定の許容幅内で合致す
る。その後、レチクルブラインド3の開口の状態を調整
することにより、小領域37aに対応するレチクルR上
のパターンにのみ照明光ILが照射されるようにして、
シャッター23を開いて露光を行う。
【0024】次に、シャッター23を閉じてから、可変
視野絞り12Aの開口をウェハW上の第2の小領域37
bからの反射光のみを通過させるように設定して、その
小領域37bのレベリング(フォーカシングを含む)を
行う。その後、レチクルブラインド3の開口の状態を調
整することにより、小領域37bに対応するレチクルR
上のパターンにのみ照明光ILが照射されるようにし
て、シャッター23を開いて露光を行う。以下同様に、
ウェハステージ9中のXYステージを固定した状態で、
順次ウェハW上の第3の小領域37c及び第4の小領域
37dにレベリングを行って露光を行うことにより、レ
チクルRの全パターンの露光が終了する。その後、ウェ
ハステージ9中のXYステージによりウェハW上の他の
指定されたショット領域を投影光学系PLの下部に移動
して、分割露光を繰り返す。
【0025】上述のように本例によれば、従来の1ショ
ット分の露光フィールドに対応する領域37を複数の小
領域に分割し、各小領域37a〜37dについてそれぞ
れレベリングを行って、対応するレチクルR上の分割さ
れたパターンを露光している。この場合、従来の1ショ
ット分の露光フィールドに対応する領域37が広く、面
が歪んでいるような場合でも、分割された各小領域37
a〜37dの内部の面は平坦であるとみなすことができ
る。従って、各小領域37a〜37dについて順次レベ
リングを行うことにより、各小領域37a〜37dの面
を所定の許容範囲内で投影光学系PLの結像面に合致さ
せることができ、投影光学系PLの本来の解像度でレチ
クルRの全体パターンの像をウェハW上の領域37上に
転写することができる。また、領域37が広くなるのに
応じて、小領域への分割数を多くすることにより、常に
高解像度でレチクルR上の全パターンの像をウェハW上
に転写することができる。尚、レチクルブラインド3の
設定精度を考慮して、分割パターンより少し大きく照明
視野を規定し、そのはみ出した部分の露光量を減光フィ
ルター等で減らしておくことが望ましい。このはみ出し
部分は隣接した分割パターンとオーバーラップして露光
されることになり、このことを考慮して減光量(はみ出
し部分の露光量)を決定する。また、複数個の回路パタ
ーンが形成された、いわゆるマルチ・ダイ・レチクルを
使用する場合には特に本発明における露光方法は有効で
あり、このときには上記のようにはみ出し部分(つなぎ
部分)での露光量を調整する必要はない。さらに本実施
例では、4つの分割パターンを露光していくとき、XY
ステージを移動させる必要はないものとしたが、実際に
はレベリングステージの傾斜に伴ってレチクルパターン
の投影像に対してウェハ(ショット領域)がXY平面内
でシフト(横ずれ)し得る。そこで、例えばレベリング
ステージの傾斜量(すなわち各ピボットの駆動量)と横
ずれ量との関係を予め求めておき、露光時には当該関係
に基づいて横ずれ量をほぼ零とした後に露光を行うよう
にすることが望ましい。
【0026】[第2の露光方法]この露光方法ではレチ
クルRの全体パターンをウェハW上の或る1個のショッ
ト領域に転写する際に、ウェハステージ9のXYステー
ジは固定した状態で、レチクルブラインド3及び可変視
野絞り12Aの開口の位置及び形状を連動して連続的に
変化させる。そして、そのレチクルRの全パターンを所
定のウインドウにより連続的に走査(スキャニング)し
ながら、そのウインドウにより選択されたパターンを連
続的にウェハW上に転写する。
【0027】図3(b)を参照して、例えばレチクルR
の全体パターンを矩形のウインドウで走査しながらウェ
ハW上に転写する場合について説明する。この場合、図
3(b)の領域37が、ウェハW上のレチクルRの全体
パターンの像が転写される領域、即ち従来の1個のショ
ット領域であり、38が連続的に領域37を走査する仮
想的なウインドウであるとする。このとき、図1のシャ
ッター23を開いた状態で、可変視野絞り12Aの開口
をウェハW上の仮想的なウインドウ38からの反射光の
みを通過させるように設定して、そのウインドウ38に
指定された領域のレベリングを行う。この場合、その可
変視野絞り12Aの開口の状態を連続的に変化させるこ
とによりそのウインドウ38を次第に移動させると共
に、ステージコントローラ15によるレベリングステー
ジ6のサーボを連続的に作動させておく。
【0028】その可変視野絞り12Aの動きと連動し
て、レチクルブラインド3の開口の状態を連続的に調整
することにより、ウインドウ38に対応するレチクルR
上のパターンにのみ照明光ILが照射されるようにし
て、照明光ILによる露光を行う。そして、ウインドウ
38が領域37の全面を走査することにより、レチクル
R上の全パターンの像がウェハW上の領域37に転写さ
れる。この場合にも、ウインドウ38の面積は領域37
に比べて狭く、ウインドウ38内ではウェハWの面は平
坦であるとみなすことができるので、最終的に領域37
の全面を投影光学系PLの結像面に所定の許容範囲内で
合致させることができる。尚、本実施例では連続的に全
体パターンの照明視野を切り変えることとしたが、全体
パターンの照明視野(レチクルブランド3におけるウイ
ンドウ38の位置)を所定方向に一定量(ウインドウ3
8の移動方向に関する幅にほぼ相当する量)ずつ段階的
に切り変えていくようにしても良い。
【0029】次に、本発明の他の実施例につき図4及び
図5を参照して説明する。本実施例では、図1のコリメ
ータ方式のレベリング検出光学系の代わりに、レベリン
グ検出光学系とフォーカシング用の光学系とを兼用した
結像式の多点フォーカス検出光学系を使用する。図4は
本実施例の要部を示し、この図4において、39は光源
であり、この光源39の光で多数のスリットが形成され
た開口板40を照明する。その多数のスリットの内の第
1のスリット40aを通過した光を、ミラー41aを介
して光軸が投影光学系PLの光軸に対して傾斜した結像
レンズ42aに向け、この結像レンズ42aによりウェ
ハW上の位置P1の近傍にそのスリット40aの像を結
像する。そして、その位置P1の近傍から反射された光
を集光レンズ43a及び振動ミラー44aを介して開口
板45の第1のスリット45aの近傍に集束し、このス
リット45aを通過した光を第1の受光素子46aで光
電変換する。
【0030】同様に、開口板40の第2のスリット40
b及び第3のスリット40cの像をそれぞれウェハW上
の位置P2及びP3の近傍に結像し、これら位置P2及
びP3の近傍からの反射光をそれぞれ開口板45の第2
のスリット45b及び第3のスリット45cの近傍に集
束し、これら第2のスリット45b及び第3のスリット
45cを通過した光をそれぞれ第2の受光素子46b及
び第3の受光素子46cで光電変換する。実際には図5
(a)に示すように、レチクルRの全体パターンの像が
転写される領域37上には均等に、例えば13個の多数
のスリットの像が投影されている。
【0031】図4に戻り、ウェハWが投影光学系PLの
光軸方向に移動すると、開口板45上に再結像されるス
リットの像の位置が移動することから、ウェハW上の各
点P1,P2,‥‥の光軸方向の位置を検出することが
できる。実際には、本例では開口板45の各スリット4
5a,45b,‥‥の近傍に再結像されるスリットの像
は振動ミラー44a,44b,‥‥により同期して振動
している。従って、受光素子46a,46b,‥‥から
出力される光電変換信号を、それら振動ミラーの振動の
周波数に同期して検波することにより、光電変換信号の
SN比が改善されると共に、ウェハW上の各点P1,P
2,‥‥の光軸方向の位置に応じてそれぞれ位相変調さ
れたフォーカス信号が得られる。これらフォーカス信号
より逆にウェハW上の各点P1,P2,‥‥の光軸方向
の位置、即ち高さを求めることができる。
【0032】図4の実施例の他の構成は図1と同様であ
る。本例においても、以下のような2つの露光方法があ
る。 [第3の露光方法]図1の実施例の第1の露光方法に対
応する方法であり、先ず図5(a)に示すように、従来
の1ショット分の露光フィールドに対応する領域37を
例えば4分割する。そして、分割された第1の小領域3
7aの内部では点P1,P2及びP4〜P6の5点にス
リットの像が投影されているものとする。この場合、そ
の5点の投影光学系PLの光軸方向の位置から、その小
領域37aの面と投影光学系PLの結像面との傾斜角及
び光軸方向の間隔を検出することができる。従って、そ
の傾斜角が小さくなるように図1のレベリングステージ
6を傾斜させ、且つその間隔が小さくなるようにウェハ
ステージ9中のZステージを駆動することにより、その
小領域37aは投影光学系PLの結像面に所定の許容範
囲内で合致する。
【0033】このようにレベリング(フォーカシングを
含む)が済んだ状態で、図1のレチクルブラインド3の
開口を調整して小領域37aに対応するレチクルRのパ
ターンにのみ照明光ILが照射されるようにすることに
より、その小領域37aへの露光が行われる。尚、レチ
クルブラインド3の開口調整はレベリング動作と並行し
て行うことが望ましく、レベリング動作終了後直ちに露
光を開始できる。同様に、領域37を分割した他の小領
域にも、それぞれレベリングを行った上で露光が行われ
る。本例においても、領域37を分割した複数の小領域
ではウェハWの面はそれぞれ平坦であるとみなすことが
できるので、レベリングを正確に行うことができる。更
に、本例では1組の光学系によりレベリング検出光学系
とフォーカシング用の光学系とを兼用することができる
ので、構成が簡略化される利点がある。また、ウェハW
上でのレベリング検出エリアを変更するとき、各エリア
毎にそのほぼ中央でのZ方向の位置を検出できるといっ
た利点がある。第1の実施例ではスリット像の位置を光
学的にシフトさせるための系が必要になる。
【0034】[第4の露光方法]図1の実施例の第2の
露光方法に対応する露光方法である。例えば図5(b)
の領域37がレチクルRの全パターンの像が転写される
領域であり、この領域37に13個のスリットの像が投
影されているものとする。この場合には、連続的に領域
37の全面を走査するウインドウ38を設定する。そし
て、図5(b)の状態では、ウインドウ38内の5個の
点P4〜P8の近傍にスリットの像が投影されているの
で、それら5個の点の投影光学系PLの光軸方向の位置
からそのウインドウ38で囲まれた面のレベリングを行
うことができる。また、ウインドウ38が連続的に移動
するのに応じて13個のスリット像の中からそのウイン
ドウ38の内部に在るスリット像を順次選択してレベリ
ングを行うことにより、連続的に正確にレベリングを行
うことができる。
【0035】なお、図4の実施例では多数の小さなスリ
ットの像をウェハW上に投影しているが、その代わりに
例えば従来の1ショット分の露光フィールドに対応する
領域の全面に縞状のパターンの像を投影し、この縞状の
パターンの像を2次元の光電センサの受光面に再結像す
るようにしてもよい。その縞状のパターンの像の部分的
な歪によりその部分における投影光学系の光軸方向の位
置を検出することができる。
【0036】また、上述実施例は投影露光装置に本発明
を適用したものであるが、本発明は投影光学系を介する
ことなくレチクルRのパターンを直接にウェハW上に投
射するプロクシミティ方式の露光装置にも同様に適用す
ることができる。このように、本発明は上述実施例に限
定されず本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を
取り得る。
【0037】
【発明の効果】本発明の第1及び第2の露光装置によれ
ば、広い露光フィールドの部分毎にレベリングを行うよ
うにしているので、最終的に露光フィールドの全面を露
光基準面に対して許容範囲内で合致させることができ
る。従って、高い解像度を維持したまま、広い露光フィ
ールドを露光できる利点がある。また、本発明の露光方
法、第3の露光装置、及び半導体素子の製造方法によれ
ば、精度良く基板の面位置を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による露光装置の一実施例を示す一部断
面図を含む構成図である。
【図2】実施例の回転板を示す正面図である。
【図3】(a)は図1の実施例で分割して露光を行う場
合の説明図、(b)は図1の実施例で連続的に走査して
露光を行う場合の説明図である。
【図4】本発明の他の実施例の要部を示す構成図であ
る。
【図5】(a)は図4の実施例で分割して露光を行う場
合の説明図、(b)は図4の実施例で連続的に走査して
露光を行う場合の説明図である。
【図6】従来の投影露光装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 フライアイレンズ 3 レチクルブラインド R レチクル PL 投影光学系 6 レベリングステージ 9 ウェハステージ 10 点光源 12A 可変視野絞り 14 光電センサ 15 ステージコントローラ 16A 主制御系 17A 露光コントローラ 39 光源 40 開口板 45 開口板 46a,46b,46c 受光素子

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの照明光をほぼ均一な強度分布
    に成形すると共に、該均一な照明光をマスクに形成され
    たパターンに照射する照明光学系と、該照明光学系中の
    前記マスクと共役な面又はその近傍に配置され、前記照
    明光による前記マスクのパターンの照明領域を任意に規
    定する可変視野絞りと、感光基板の表面を所定の露光基
    準面の近傍に配置するように前記感光基板を保持する基
    板ステージとを備えた露光装置において、前記照明光学系中に設けられ、前記照明光の照度分布を
    前記照明系の光軸よりもその周辺部の方が高くなるよう
    に設定する光学部材と、 前記可変視野絞りによって規定された前記マスクのパタ
    ーンの一部が露光されるべき前記感光基板上の部分領域
    の前記露光基準面に対する傾きを検出する傾き検出手段
    と、 前記露光基準面に対して前記感光基板を任意に傾斜自在
    な駆動手段と、 前記可変視野絞りによって前記マスクのパターンを複数
    に分割し、該複数に分割されたパターンの各々を前記感
    光基板に感光していく際、前記傾き検出手段からの検出
    信号に基づいて、前記露光基準面と前記感光基板上の部
    分領域の表面とがほぼ一致するように前記駆動手段を制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 光源からの照明光をほぼ均一な強度分布
    に成形すると共に、該均一な照明光をマスクに形成され
    たパターンに照射する照明光学系と、該照明光学系中の
    前記マスクと共役な面又はその近傍に配置され、前記照
    明光による前記マスクのパターンの照明領域を任意に規
    定する可変視野絞りと、感光基板の表面を所定の露光基
    準面の近傍に配置するように前記感光基板を保持する基
    板ステージとを備えた露光装置において、 前記可変視野絞りによって規定された前記マスクのパタ
    ーンの一部が露光されるべき前記感光基板上の部分領域
    の前記露光基準面に対する傾きを検出する傾き検出手段
    と、 前記露光基準面に対して前記感光基板を任意に傾斜自在
    な駆動手段と、 前記可変視野絞りによって前記マスクのパターンの一部
    の領域を選択し、該選択された領域を走査しながら前記
    マスクのパターンを前記感光基板に露光していく際、
    記走査に応じて前記傾き検出手段による傾き検出領域を
    変更する変更手 段と、 前記傾き検出手段からの検出信号に基づいて、前記露光
    基準面と前記感光基板上の部分領域の表面とがほぼ一致
    するように連続的に前記駆動手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする露光装置。
  3. 【請求項3】 照明光を用いてマスクのパターンの像を
    投影光学系を介して基板上に投影すると共に、前記照明
    光と前記基板とを相対的に走査して前記基板を露光する
    露光方法において、複数の光を基板上に照射してその反射光を検出すること
    により、前記基板上の複数の点の前記投影光学系の光軸
    方向における位置を検出可能な多点フォーカス検出手段
    を有し、 前記複数の点の中から 前記光軸方向における前記基板の
    面位置情報を検出するための検出点を選択すると共に、
    前記照明光と前記基板との相対的な走査に応じて、前記
    検出点を変更することを特徴とする露光方法。
  4. 【請求項4】 前記照明光が照射される前記基板上の露
    光領域内に存在する計測点を選択することを特徴とする
    請求項3に記載の露光方法。
  5. 【請求項5】 前記走査に応じて前記露光領域の形状を
    変化させることを特徴とする請求項3又は4に記載の露
    光方法。
  6. 【請求項6】 前記面位置情報は、前記投影光学系の光
    軸方向における前記基板の位置情報を含むことを特徴と
    する請求項3〜5の何れか一項に記載の露光方法。
  7. 【請求項7】 前記面位置情報は、前記投影光学系の結
    像面に対する前記基板の傾き状態に関する情報を含むこ
    とを特徴とする請求項3〜5の何れか一項に記載の露光
    方法。
  8. 【請求項8】 前記面位置情報を検出するための複数の
    ビームが前記投影光学系の光軸に対して斜め方向から前
    記基板上に照射され、前記複数の計測点は、前記投影光
    学系の下部に配置されていることを特徴とする請求項3
    〜7の何れか一項に記載の露光方法。
  9. 【請求項9】 照明光を用いてマスクのパターンの像を
    投影光学系を介して基板上に投影すると共に、前記照明
    光と前記基板とを相対的に走査して前記基板を露光する
    露光装置において、複数の光を基板上に照射してその反射光を検出すること
    により、前記基板上の複数の点の前記投影光学系の光軸
    方向における位置を検出可能な多点フォーカス検出手段
    と、 前記複数の点の中から前記光軸方向における前記基板の
    面位置情報を検出するための検出点を選択すると共に、
    前記照明光と前記基板との相対的な走査に応じて、前記
    検出点 を変更する制御手段と、を有することを特徴とす
    る露光装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記照明光が照射さ
    れる前記基板上の露光領域内に存在する計測点を選択す
    ることを特徴とする請求項9に記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 前記走査中に前記露光領域を変更する
    変更手段を更に有することを特徴とする請求項10に記
    載の露光装置。
  12. 【請求項12】 前記面位置情報は、前記投影光学系の
    光軸方向における前記基板の位置情報を含むことを特徴
    とする請求項9〜11の何れか一項に記載の露光装置。
  13. 【請求項13】 前記面位置情報は、前記投影光学系の
    結像面に対する前記基板の傾き状態に関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項9〜11の何れか一項に記載の
    露光装置。
  14. 【請求項14】 前記多点フォーカス検出手段は、前記
    面位置情報を検出するための複数のビームを前記投影光
    学系の光軸に対して斜め方向から前記基板上に照射する
    照射系と、前記基板からの前記ビームの反射光を検出す
    る検出系と有し、前記複数の計測点は、前記投影光学系
    の下部に配置されていることを特徴とする請求項9〜1
    3の何れか一項に記載の露光装置。
  15. 【請求項15】 前記光源と前記投影光学系との間に配
    置された照明系を更に有し、 前記照明系は、前記照明光の照度分布を前記照明系の光
    軸よりもその周辺部の方が高くなるように設定する光学
    部材を有することを特徴とする請求項9〜14の何れか
    一項に記載の露光装置。
  16. 【請求項16】 請求項9〜15の何れか一項に記載の
    露光装置を用いて露光を行う工程を含むことを特徴とす
    る半導体素子の製造方法。
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