JP3254558B2 - 人孔復管口補修機 - Google Patents
人孔復管口補修機Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人孔(マンホール
とも云う)の側面に形成された復管の管口に生じた亀裂
或は破損等の補修を行うため、この復管の管口にフラン
ジ付き円筒形の補修材を付着するのに用いる人孔復管口
補修機に関するものである。
とも云う)の側面に形成された復管の管口に生じた亀裂
或は破損等の補修を行うため、この復管の管口にフラン
ジ付き円筒形の補修材を付着するのに用いる人孔復管口
補修機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地中に埋設した人孔の側面には復
管が枝状に設けられ、この復管は下水道等に連結される
ことにより、汚水等を人孔内へ導くようにしている。
管が枝状に設けられ、この復管は下水道等に連結される
ことにより、汚水等を人孔内へ導くようにしている。
【0003】この復管には、陶管、コンクリート製のヒ
ューム管、合成樹脂から成るエンビ管等があるが、老朽
化或は地震等によって、特に人孔との接続口である復管
の管口に破損や亀裂が生じやすい。
ューム管、合成樹脂から成るエンビ管等があるが、老朽
化或は地震等によって、特に人孔との接続口である復管
の管口に破損や亀裂が生じやすい。
【0004】従来、上記のように復管の管口に破損や亀
裂が生じた場合、人孔内からモルタルやシール剤等を充
填することにより修復していたのであるが、これらの修
復手段は耐久性に欠けるもので、数年ともたないのが現
状であった。
裂が生じた場合、人孔内からモルタルやシール剤等を充
填することにより修復していたのであるが、これらの修
復手段は耐久性に欠けるもので、数年ともたないのが現
状であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
点を解消するために成されたもので、人孔の側面に設け
られた復管の管口に生じた亀裂或は破損等の補修を行う
ため、この復管の管口にフランジ付き円筒形の補修材を
接着剤を介して付着する際に、補修材を加熱及び押圧し
て接着するようにした人孔復管口補修機を提供すること
を目的とする。
点を解消するために成されたもので、人孔の側面に設け
られた復管の管口に生じた亀裂或は破損等の補修を行う
ため、この復管の管口にフランジ付き円筒形の補修材を
接着剤を介して付着する際に、補修材を加熱及び押圧し
て接着するようにした人孔復管口補修機を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の人孔復管口補修機は、人孔の側面に設け
られた復管の管口周辺に接着剤を介して当てられたフラ
ンジ付き円筒形補修材の内側に伸縮性ラバーを加熱状態
で挿設して該ラバーを膨張することにより前記補修材を
前記管口周辺に圧着する人孔復管口補修機であって、フ
ランジ部と円筒部とを有する伸縮性ラバーのフランジ部
を人孔の内周面に沿って湾曲して成る本体フランジの外
周に密着させる一方、前記ラバーの円筒部の周端を前記
本体フランジの中心に固設した可撓性本体チューブの外
端に固設された小径カバーの外周に密着させることによ
り該ラバー内を密閉し、さらに前記本体チューブの外周
に設けられたヒータが前記ラバー内に空気を導入したこ
とによる膨張に伴って該ラバー方向に伸縮自在にされ、
前記本体フランジの外側に固着された大径カバーのフラ
ンジの周端が前記人孔の内周面に沿って当接支持される
湾曲形状とされ、この状態で押え棒の一端を支持し得る
支持部材を前記本体フランジの中心に固設して前記大径
カバーから突出させ、さらに前記本体フランジに前記ラ
バーの内腔に空気を導入するエアーカプラーと前記ヒー
タに通電する電極とを固設して前記大径カバーから突出
させたものである。
めに、本発明の人孔復管口補修機は、人孔の側面に設け
られた復管の管口周辺に接着剤を介して当てられたフラ
ンジ付き円筒形補修材の内側に伸縮性ラバーを加熱状態
で挿設して該ラバーを膨張することにより前記補修材を
前記管口周辺に圧着する人孔復管口補修機であって、フ
ランジ部と円筒部とを有する伸縮性ラバーのフランジ部
を人孔の内周面に沿って湾曲して成る本体フランジの外
周に密着させる一方、前記ラバーの円筒部の周端を前記
本体フランジの中心に固設した可撓性本体チューブの外
端に固設された小径カバーの外周に密着させることによ
り該ラバー内を密閉し、さらに前記本体チューブの外周
に設けられたヒータが前記ラバー内に空気を導入したこ
とによる膨張に伴って該ラバー方向に伸縮自在にされ、
前記本体フランジの外側に固着された大径カバーのフラ
ンジの周端が前記人孔の内周面に沿って当接支持される
湾曲形状とされ、この状態で押え棒の一端を支持し得る
支持部材を前記本体フランジの中心に固設して前記大径
カバーから突出させ、さらに前記本体フランジに前記ラ
バーの内腔に空気を導入するエアーカプラーと前記ヒー
タに通電する電極とを固設して前記大径カバーから突出
させたものである。
【0007】また、前記本体フランジと前記小径カバー
とを一定の長さで連結した延長防止ワイヤーを設けるこ
とにより、前記ラバーが膨張したときの該ラバーが軸方
向へ延長するのを防止するのが好ましい。
とを一定の長さで連結した延長防止ワイヤーを設けるこ
とにより、前記ラバーが膨張したときの該ラバーが軸方
向へ延長するのを防止するのが好ましい。
【0008】さらに、前記押え棒は、前記復管口補修機
を前記復管の管口に挿着した状態で前記支持部材に一端
を支持すると共に他端を人孔の反対側内周面に支持して
長さ調整自在とするのが好ましい。
を前記復管の管口に挿着した状態で前記支持部材に一端
を支持すると共に他端を人孔の反対側内周面に支持して
長さ調整自在とするのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0010】図1は本発明による人孔復管口補修機を復
管の管口に装着した(ただし、伸縮性ラバーは膨張して
いない)状況を示す全体断面図である。図2は本発明に
よる人孔復管口補修機の外観を示す側面図である。図3
は本発明による人孔復管口補修機の斜視図である。図4
は本発明に用いるフランジ付き円筒形補修材の斜視図で
ある。図5は本発明に用いる押え棒の全体図である。図
6は本発明の人孔復管口補修機を復管の管口に装着する
と共に押え棒で保持した状況を示す施工図である。
管の管口に装着した(ただし、伸縮性ラバーは膨張して
いない)状況を示す全体断面図である。図2は本発明に
よる人孔復管口補修機の外観を示す側面図である。図3
は本発明による人孔復管口補修機の斜視図である。図4
は本発明に用いるフランジ付き円筒形補修材の斜視図で
ある。図5は本発明に用いる押え棒の全体図である。図
6は本発明の人孔復管口補修機を復管の管口に装着する
と共に押え棒で保持した状況を示す施工図である。
【0011】本実施例に使用するフランジ付き補修材1
は、図4に示すように、グラスウールと不織布を積層し
た伸縮性を有する材料で形成され、フランジ部2と円筒
部3とを有する形状とされている。
は、図4に示すように、グラスウールと不織布を積層し
た伸縮性を有する材料で形成され、フランジ部2と円筒
部3とを有する形状とされている。
【0012】そして、この補修材1は、図1に示すよう
に、人孔4の側面に設けられた復管5の管口周辺に接着
剤を介して当てられ、この状態で補修材1の内側に伸縮
性ラバー6を挿設し、この伸縮性ラバー6を加熱状態で
膨張することにより補修材1を管口周辺に圧着するもの
である。
に、人孔4の側面に設けられた復管5の管口周辺に接着
剤を介して当てられ、この状態で補修材1の内側に伸縮
性ラバー6を挿設し、この伸縮性ラバー6を加熱状態で
膨張することにより補修材1を管口周辺に圧着するもの
である。
【0013】そこで、上記の伸縮性ラバー6を有する本
実施例の復管口補修機を説明すると、図1に示すよう
に、その内部本体は、人孔4の内周面に沿って湾曲して
成る本体フランジ7と、この本体フランジ7の中心に固
設された可撓性の本体チューブ8と、この本体チューブ
8の外端に固設された小径カバー9とから形成されてい
る。
実施例の復管口補修機を説明すると、図1に示すよう
に、その内部本体は、人孔4の内周面に沿って湾曲して
成る本体フランジ7と、この本体フランジ7の中心に固
設された可撓性の本体チューブ8と、この本体チューブ
8の外端に固設された小径カバー9とから形成されてい
る。
【0014】上記の本体フランジ7は両端に幅部材7c
を有することにより隙間をとった二重の湾曲板7a、7
bを有し、外側の湾曲板7aの中心の凸面側に、本体チ
ューブ8を挿着した固定部材11を設け、この固定部材
11の貫通孔にボルト12を挿入し、該ボルト12の反
対側、即ち外側の湾曲板7aの穿孔を経て凹面側に突出
させたボルト12の端部を、後述する押棒10のための
支持部材13の端部に締着してある。なお、支持部材1
3は本体フランジ7に対して溶着してある。
を有することにより隙間をとった二重の湾曲板7a、7
bを有し、外側の湾曲板7aの中心の凸面側に、本体チ
ューブ8を挿着した固定部材11を設け、この固定部材
11の貫通孔にボルト12を挿入し、該ボルト12の反
対側、即ち外側の湾曲板7aの穿孔を経て凹面側に突出
させたボルト12の端部を、後述する押棒10のための
支持部材13の端部に締着してある。なお、支持部材1
3は本体フランジ7に対して溶着してある。
【0015】本体フランジ7の内側の湾曲板7bの中央
はその周辺を開口(7d)することにより本体チューブ
8を内側の湾曲板7bの凸面側に突出可能としてある。
はその周辺を開口(7d)することにより本体チューブ
8を内側の湾曲板7bの凸面側に突出可能としてある。
【0016】また、本体チューブ8の後端は上記と同様
の固定部材11を挿着してあり、この固定部材11の貫
通孔にボルト12を挿入して該ボルト12の端部をナッ
ト14で締着すると共に、ボルト12の先端突出部を小
径カバー9の中心の孔に挿入してその突出端部にOリン
グ15を嵌着すると共に、シールキャップ16で被嵌す
るようにしてある。
の固定部材11を挿着してあり、この固定部材11の貫
通孔にボルト12を挿入して該ボルト12の端部をナッ
ト14で締着すると共に、ボルト12の先端突出部を小
径カバー9の中心の孔に挿入してその突出端部にOリン
グ15を嵌着すると共に、シールキャップ16で被嵌す
るようにしてある。
【0017】上記の本体チューブ8としては、例えば断
面円形の可撓性チューブから形成しあり、本体フランジ
7と小径カバー9との間で屈曲性を有する。
面円形の可撓性チューブから形成しあり、本体フランジ
7と小径カバー9との間で屈曲性を有する。
【0018】また、本体フランジ7と小径カバー9との
間は、本体チューブ8の周部にて複数の延長防止ワイヤ
17で連結され、伸縮性ラバー6の円筒部6bの長さを
一定に保つようにしてある。
間は、本体チューブ8の周部にて複数の延長防止ワイヤ
17で連結され、伸縮性ラバー6の円筒部6bの長さを
一定に保つようにしてある。
【0019】さらに、本体チューブ8の外周にヒーター
18が設けられている。このヒーター18としては、複
数の長尺シリコンラバーを用いて本体チューブ8の外周
に弾性部材19で支持することにより外方へ弾性付勢さ
れ、後述する伸縮性ラバー6の膨張に伴って該伸縮性ラ
バー6の内周に接近した状態を保つことができる。
18が設けられている。このヒーター18としては、複
数の長尺シリコンラバーを用いて本体チューブ8の外周
に弾性部材19で支持することにより外方へ弾性付勢さ
れ、後述する伸縮性ラバー6の膨張に伴って該伸縮性ラ
バー6の内周に接近した状態を保つことができる。
【0020】伸縮性ラバー6はフランジ部6aと円筒部
6bとを連続的に接続し、または一体成形して成り、そ
のフランジ部6aを本体フランジ7の外周にバンド21
で締め付けて密着させる一方、円筒部6bの周端を小径
カバー9のフランジ9aの外周にバンド21で締め付け
ることにより密着させてあり、このような構成によって
本体チューブ8及びその外周のヒーター18を包囲した
状態でその内腔を密閉状態にしてある。なお、伸縮性ラ
バー6の両端部は夫々に折返し片6c、6cを形成した
状態で上記のバンド21、21を締結するようにしてあ
る。
6bとを連続的に接続し、または一体成形して成り、そ
のフランジ部6aを本体フランジ7の外周にバンド21
で締め付けて密着させる一方、円筒部6bの周端を小径
カバー9のフランジ9aの外周にバンド21で締め付け
ることにより密着させてあり、このような構成によって
本体チューブ8及びその外周のヒーター18を包囲した
状態でその内腔を密閉状態にしてある。なお、伸縮性ラ
バー6の両端部は夫々に折返し片6c、6cを形成した
状態で上記のバンド21、21を締結するようにしてあ
る。
【0021】さらに、本体フランジ7の外側には大径カ
バー22が複数のボルト23で固定されている。そのた
め、本体フランジ7の外側面には上記のボルト23を締
着するナット24が固定されている。
バー22が複数のボルト23で固定されている。そのた
め、本体フランジ7の外側面には上記のボルト23を締
着するナット24が固定されている。
【0022】図2及び図3に示すように、大径カバー2
2にはフランジ22aが形成され、このフランジ22a
が上記の本体フランジの外周に密着された伸縮性ラバー
6のフランジ部6aの外周を包囲すると共に、フランジ
周端22b(図2、図3参照、ただし図2は、フランジ
周端22bが凹状に見える側面を描いてある)が人孔4
の内周面に沿って当接支持される湾曲形状とされること
により、上記の伸縮性ラバー6の円筒部6bを人孔4の
復管5に挿着したとき、大径カバー22のフランジ周端
22bが人孔4の内周面に当接した支持状態となる。
2にはフランジ22aが形成され、このフランジ22a
が上記の本体フランジの外周に密着された伸縮性ラバー
6のフランジ部6aの外周を包囲すると共に、フランジ
周端22b(図2、図3参照、ただし図2は、フランジ
周端22bが凹状に見える側面を描いてある)が人孔4
の内周面に沿って当接支持される湾曲形状とされること
により、上記の伸縮性ラバー6の円筒部6bを人孔4の
復管5に挿着したとき、大径カバー22のフランジ周端
22bが人孔4の内周面に当接した支持状態となる。
【0023】また、このように大径カバー22のフラン
ジ周端22bを人孔4の内周面に当接することにより、
伸縮性ラバー6を膨張したとき、この伸縮性ラバー6が
人孔4の内周面に沿って外方へ膨出するのを防止するこ
とができ、膨張された伸縮性ラバー6のフランジ部6a
は、全面的に人孔4の内周面側を押圧することができ
る。
ジ周端22bを人孔4の内周面に当接することにより、
伸縮性ラバー6を膨張したとき、この伸縮性ラバー6が
人孔4の内周面に沿って外方へ膨出するのを防止するこ
とができ、膨張された伸縮性ラバー6のフランジ部6a
は、全面的に人孔4の内周面側を押圧することができ
る。
【0024】本体フランジ7には、伸縮性ラバー6の内
腔に空気を導入するためのエアーカプラー25とヒータ
ー18に通電するための電極26とが固設され、夫々の
エアーカプラー25と電極26とが大径カバー22から
突出してある。
腔に空気を導入するためのエアーカプラー25とヒータ
ー18に通電するための電極26とが固設され、夫々の
エアーカプラー25と電極26とが大径カバー22から
突出してある。
【0025】さらに、上記の大径カバー22から突出さ
せた支持部材13の端部には押え棒30の一端を挿入し
て支持する凹部13aが形成されている。
せた支持部材13の端部には押え棒30の一端を挿入し
て支持する凹部13aが形成されている。
【0026】押え棒30は、図5に示すように、外管を
成す押えネジガイド31と外周に雄ネジを形成した押え
ネジ32から成り、押えネジガイド31の端部にはナッ
ト33が回動自在に設けられ、該ナット33に押えネジ
32を螺合することにより両者の長さを調整することが
できる。なお、押えネジガイド31のナット33の外周
にはハンドル棒34が突設され、このハンドル棒34の
操作によってナット33を回動することができる。
成す押えネジガイド31と外周に雄ネジを形成した押え
ネジ32から成り、押えネジガイド31の端部にはナッ
ト33が回動自在に設けられ、該ナット33に押えネジ
32を螺合することにより両者の長さを調整することが
できる。なお、押えネジガイド31のナット33の外周
にはハンドル棒34が突設され、このハンドル棒34の
操作によってナット33を回動することができる。
【0027】また、押えネジガイド31の他端には復管
口補修機の支持部材13の凹部13aに挿着される突き
棒35を有し、押えネジ32の他端には人孔4の内周に
当てる滑り止め用の当て部材36が固設されている。
口補修機の支持部材13の凹部13aに挿着される突き
棒35を有し、押えネジ32の他端には人孔4の内周に
当てる滑り止め用の当て部材36が固設されている。
【0028】なお、上記の復管口補修機の構成において
は、本体チューブ8及び伸縮性ラバー6が可撓性を有す
るため、人孔4の側面に設けられた復管5の取付け角度
に応じて撓むものであるが、予め、復管5の取付け角度
に応じて、本体フランジに対する本体チューブ8及び伸
縮性ラバー6の取付け角度を傾斜状に設けておいてもよ
い。
は、本体チューブ8及び伸縮性ラバー6が可撓性を有す
るため、人孔4の側面に設けられた復管5の取付け角度
に応じて撓むものであるが、予め、復管5の取付け角度
に応じて、本体フランジに対する本体チューブ8及び伸
縮性ラバー6の取付け角度を傾斜状に設けておいてもよ
い。
【0029】さらに、伸縮性ラバー6の円筒部6bの膨
出前における外径は、復管5の内径よりもやや小径とす
る必要があるが、復管5の内径に応じて、さらに小径或
はさらに大径に形成してもよい。この場合、伸縮性ラバ
ー6の円筒部6bの外径及び小径カバー9の外径を調整
する。
出前における外径は、復管5の内径よりもやや小径とす
る必要があるが、復管5の内径に応じて、さらに小径或
はさらに大径に形成してもよい。この場合、伸縮性ラバ
ー6の円筒部6bの外径及び小径カバー9の外径を調整
する。
【0030】上記のように構成された復管口補修機の使
用方法について説明すると、図1に示すように、FRP
剤に熱硬化剤を含有した熱硬化性付着剤を上記の補修材
1の外表面全体に塗布して人孔4の復管5の周辺に付着
させる。
用方法について説明すると、図1に示すように、FRP
剤に熱硬化剤を含有した熱硬化性付着剤を上記の補修材
1の外表面全体に塗布して人孔4の復管5の周辺に付着
させる。
【0031】そして、この復管5内、即ち補修材1の内
腔に伸縮性ラバー6の円筒部6bを挿着する。ただし、
この時点では、伸縮性ラバー6内には空気は導入されて
なく伸縮性ラバー6は縮小してあるため、その円筒部6
bを復管5内に挿入するのは容易である。
腔に伸縮性ラバー6の円筒部6bを挿着する。ただし、
この時点では、伸縮性ラバー6内には空気は導入されて
なく伸縮性ラバー6は縮小してあるため、その円筒部6
bを復管5内に挿入するのは容易である。
【0032】また、図6に示すように、大径カバー22
のフランジ22aの湾曲した周端22bが人孔4の内周
面に当接支持するように当てがい、縮長状態の押え棒3
0の突き棒35を復管口補修機の支持部材13の凹部1
3aに挿着して、ハンドル棒34の回動操作により押え
棒30を伸長すると共に、押え棒30の当て部材36を
人孔4の反対側の内周面に当て、この押え棒30のつっ
ぱり効果で復管口補修機の保持を行う。
のフランジ22aの湾曲した周端22bが人孔4の内周
面に当接支持するように当てがい、縮長状態の押え棒3
0の突き棒35を復管口補修機の支持部材13の凹部1
3aに挿着して、ハンドル棒34の回動操作により押え
棒30を伸長すると共に、押え棒30の当て部材36を
人孔4の反対側の内周面に当て、この押え棒30のつっ
ぱり効果で復管口補修機の保持を行う。
【0033】このような状態で、エアーカプラー25か
らエアーコンプレッサーの圧縮空気を導入して伸縮性ラ
バー6を膨張することにより、補修材1を復管5の管口
周辺に押圧すると共に、電極26に電源を接続してヒー
ター18に通電すると、昇温した伸縮性ラバー6を介し
て補修材1の熱硬化性付着剤の硬化が促進され、これに
より補修材1を堅固に接着することが可能となる。この
とき、補修材1は硬化された接着剤と共に復管5周辺の
表面層を成して亀裂或は破損等を修復することが可能と
なる。
らエアーコンプレッサーの圧縮空気を導入して伸縮性ラ
バー6を膨張することにより、補修材1を復管5の管口
周辺に押圧すると共に、電極26に電源を接続してヒー
ター18に通電すると、昇温した伸縮性ラバー6を介し
て補修材1の熱硬化性付着剤の硬化が促進され、これに
より補修材1を堅固に接着することが可能となる。この
とき、補修材1は硬化された接着剤と共に復管5周辺の
表面層を成して亀裂或は破損等を修復することが可能と
なる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の人孔復管
口補修機によれば、膨張前の伸縮性ラバーを復管内に挿
着すると共に、大径カバーのフランジ周端を人孔の内周
面に均等に当てて支持し、この状態で人孔の反対面に支
持した押え棒によって該補修機を所定位置に保持するこ
とができるため、手放しで補修作業を行うことができる
だけでなく、膨張した伸縮性ラバーが大径カバーのフラ
ンジ周端から外方へ膨出するのを防止することができ
る。これは、伸縮性ラバー内に設けられた延長防止用ワ
イヤによって該伸縮性ラバーが長手方向に延長されるの
を防止した効果とあいまって、膨出した伸縮性ラバーを
補修材の内側から管口周辺に対して的確に押圧すること
を可能とするものである。
口補修機によれば、膨張前の伸縮性ラバーを復管内に挿
着すると共に、大径カバーのフランジ周端を人孔の内周
面に均等に当てて支持し、この状態で人孔の反対面に支
持した押え棒によって該補修機を所定位置に保持するこ
とができるため、手放しで補修作業を行うことができる
だけでなく、膨張した伸縮性ラバーが大径カバーのフラ
ンジ周端から外方へ膨出するのを防止することができ
る。これは、伸縮性ラバー内に設けられた延長防止用ワ
イヤによって該伸縮性ラバーが長手方向に延長されるの
を防止した効果とあいまって、膨出した伸縮性ラバーを
補修材の内側から管口周辺に対して的確に押圧すること
を可能とするものである。
【0035】また、伸縮性ラバーの内部に設けられたヒ
ータによって補修材に塗布された熱硬化性付着剤の硬化
が促進され、短時間での強力な接着が可能となる。
ータによって補修材に塗布された熱硬化性付着剤の硬化
が促進され、短時間での強力な接着が可能となる。
【0036】さらには、大径カバーと小径カバー間の本
体チューブ及び伸縮性ラバーが屈曲性を有するため、復
管が人孔に傾斜状に設けられている場合でも、この補修
機の挿着が可能となり、適用範囲が広範囲に拡がるもの
である。
体チューブ及び伸縮性ラバーが屈曲性を有するため、復
管が人孔に傾斜状に設けられている場合でも、この補修
機の挿着が可能となり、適用範囲が広範囲に拡がるもの
である。
【図1】図1は本発明による人孔復管口補修機を復管の
管口に装着した(ただし、伸縮性ラバーは膨張していな
い)状況を示す全体断面図である。
管口に装着した(ただし、伸縮性ラバーは膨張していな
い)状況を示す全体断面図である。
【図2】図2は本発明による人孔復管口補修機の外観を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図3】図3は本発明による人孔復管口補修機の斜視図
である。
である。
【図4】図4は本発明に用いるフランジ付き円筒形補修
材の斜視図である。
材の斜視図である。
【図5】図5は本発明に用いる押え棒の全体図である。
【図6】図6は本発明の人孔復管口補修機を復管の管口
に装着すると共に押え棒で保持した状況を示す施工図で
ある。
に装着すると共に押え棒で保持した状況を示す施工図で
ある。
1…補修材、2…補修材のフランジ部、3…補修材の円
筒部、4…人孔、5…復管、6…伸縮性ラバー、6a…
伸縮性ラバーのフランジ部、6b…伸縮性ラバーの円筒
部、6c…伸縮性ラバーの折返し片、7…本体フラン
ジ、7a…外側の湾曲板、7b…内側の湾曲板、8…本
体チューブ、9…小径カバー、11…固定部材、12…
ボルト、13…支持部材、13a…支持部材の凹部、1
4…ナット、15…Oリング、16…シールキャップ、
17…延長防止ワイヤ、18…ヒーター、19…弾性部
材、21…バンド、22…大径カバー、22a…大径カ
バーのフランジ、22b…大径カバーのフランジ周端、
23…ボルト、24…ナット、25…エアーカプラー、
26…電極、30…押え棒、31…押えネジガイド、3
2…押えネジ、33…ナット、34…ハンドル棒、35
…突き棒、36…当て部材。
筒部、4…人孔、5…復管、6…伸縮性ラバー、6a…
伸縮性ラバーのフランジ部、6b…伸縮性ラバーの円筒
部、6c…伸縮性ラバーの折返し片、7…本体フラン
ジ、7a…外側の湾曲板、7b…内側の湾曲板、8…本
体チューブ、9…小径カバー、11…固定部材、12…
ボルト、13…支持部材、13a…支持部材の凹部、1
4…ナット、15…Oリング、16…シールキャップ、
17…延長防止ワイヤ、18…ヒーター、19…弾性部
材、21…バンド、22…大径カバー、22a…大径カ
バーのフランジ、22b…大径カバーのフランジ周端、
23…ボルト、24…ナット、25…エアーカプラー、
26…電極、30…押え棒、31…押えネジガイド、3
2…押えネジ、33…ナット、34…ハンドル棒、35
…突き棒、36…当て部材。
Claims (3)
- 【請求項1】人孔の側面に設けられた復管の管口周辺に
接着剤を介して当てられたフランジ付き円筒形補修材の
内側に伸縮性ラバーを加熱状態で挿設して該ラバーを膨
張することにより前記補修材を前記管口周辺に圧着する
人孔復管口補修機であって、フランジ部と円筒部とを有
する伸縮性ラバーのフランジ部を人孔の内周面に沿って
湾曲して成る本体フランジの外周に密着させる一方、前
記ラバーの円筒部の周端を前記本体フランジの中心に固
設した可撓性本体チューブの外端に固設された小径カバ
ーの外周に密着させることにより該ラバー内を密閉し、
さらに前記本体チューブの外周に設けられたヒータが前
記ラバー内に空気を導入したことによる膨張に伴って該
ラバー方向に伸縮自在にされ、前記本体フランジの外側
に固着された大径カバーのフランジの周端が前記人孔の
内周面に沿って当接支持される湾曲形状とされ、この状
態で押え棒の一端を支持し得る支持部材を前記本体フラ
ンジの中心に固設して前記大径カバーから突出させ、さ
らに前記本体フランジに前記ラバーの内腔に空気を導入
するエアーカプラーと前記ヒータに通電する電極とを固
設して前記大径カバーから突出させたことを特徴とする
人孔復管口補修機。 - 【請求項2】前記本体フランジと前記小径カバーとを一
定の長さで連結した延長防止ワイヤーを設けることによ
り、前記ラバーが膨張したときの該ラバーが軸方向へ延
長するのを防止するようにしたことを特徴とする請求項
1記載の人孔復管口補修機。 - 【請求項3】前記押え棒は、前記復管口補修機を前記復
管の管口に挿着した状態で前記支持部材に一端を支持す
ると共に他端を人孔の反対側内周面に支持して長さ調整
自在としたことを特徴とする請求項1記載の人孔復管口
補修機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20146497A JP3254558B2 (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 人孔復管口補修機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20146497A JP3254558B2 (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 人孔復管口補修機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1143961A JPH1143961A (ja) | 1999-02-16 |
JP3254558B2 true JP3254558B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=16441529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20146497A Expired - Fee Related JP3254558B2 (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 人孔復管口補修機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3254558B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102493490A (zh) * | 2011-12-10 | 2012-06-13 | 徐州工程学院 | 能感知自身电阻变化的窨井盖 |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP20146497A patent/JP3254558B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1143961A (ja) | 1999-02-16 |
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