JP3253890B2 - ブラシレスモータ制御用エンコーダ装置 - Google Patents

ブラシレスモータ制御用エンコーダ装置

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JP3253890B2 JP11069597A JP11069597A JP3253890B2 JP 3253890 B2 JP3253890 B2 JP 3253890B2 JP 11069597 A JP11069597 A JP 11069597A JP 11069597 A JP11069597 A JP 11069597A JP 3253890 B2 JP3253890 B2 JP 3253890B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御装置から離れ
た位置に設けられたブラシレスモータに対して取付けら
れて制御装置にエンコーダ信号とモータ励磁用信号を出
力するブラシレスモータ制御用エンコーダ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】数値制御工作機械や産業ロボットの制御
では、被制御可動部の駆動源として用いられるブラシレ
スモータを離れた位置に配置した制御装置により制御す
る制御システムが用いられている。この制御システムで
は、各ブラシレスモータの回転子の現在位置を正確に知
るためとモータを適切に励磁するために、A相及びB相
のインクリメンタル信号と、C相の原点信号と、U,
V,W相に応じたモータ励磁用信号とを出力するインク
リメンタルエンコーダとが用いられている。従来のブラ
シレスモータ制御用エンコーダ装置では、図7に示すよ
うに、インクリメンタルエンコーダ1から出力されるA
相及びB相のインクリメンタル信号とC相の原点信号と
に対して第1の差動型ラインドライバ2を設け、また
U,V,W相に応じたモータ励磁用信号に対して第2の
差動型ラインドライバ3を設け、これら第1及び第2の
ラインドライバ2及び3に対して6本のツイストペア線
(伝送線路)4…を内蔵した伝送ケーブル5を用いてい
た。
【0003】図示しない制御装置は、起動時にはU,
V,W相用のモータ励磁用信号に基づいて電圧値が一定
の励磁電圧をブラシレスモータの励磁巻線に印加する。
モータ励磁用信号は各相の極性は示しているものの波高
値が一定であるため、この信号だけでは正弦波に近似し
た励磁電圧を励磁巻線に印加することができない。そこ
で従来は、モータが起動した後で、C相の原点信号の立
ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジの位置における
U,V,W相用の各モータ励磁用信号が示す極性とA相
及びB相のインクリメンタル信号とを用いて、正弦波に
近似した励磁電圧を励磁巻線に印加できるモータ励磁用
信号を作り、以後この信号に基づいて励磁巻線の励磁を
行っている。
【0004】しかしながら数値制御工作機械や産業用ロ
ボット等のように多軸の制御を行う場合等には、ブラシ
レスモータ制御用エンコーダ装置が多数用いられること
になり、ツイストペア線を内蔵した伝送ケーブル5の数
も増えることになる。ツイストペア線(伝送線路)4…
の内蔵本数が多いほど、伝送ケーブル5の太さは太くな
るため、ブラシレスモータ制御用エンコーダ装置が多数
用いられる場合には、伝送ケーブルだけでもかなりのス
ペースが必要になる問題が発生する上、伝送線路の数が
多いほど接続箇所が増えて、誤配線が発生する確率が高
くなる問題が生じる。
【0005】そこで特開平4−21098号公報に示さ
れるように、モータエンコーダ側にデータセクタを設
け、選択信号または切換信号に応じてインクリメンタル
信号とモータ励磁用信号の出力を切り換えることによ
り、伝送線路の数を減らす技術が提案された。この公報
には、エンコーダ側で切換信号を発生する場合について
も一例が記載されている。具体的には、制御器電源投入
後、所定の遅れ時間を経て動作するディレイ回路をモー
タ・エンコーダ側に設けて、エンコーダ側で切換信号を
出力させればよい旨この公報には記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらディレイ
回路を設けて制御器電源投入後の時間の経過により切換
信号を出力させる場合には、エンコーダ側の電源と制御
装置側の電源の電源投入時からの時間を正確に同期させ
る必要があり、この同期がずれると、カウントの誤差
(位置ずれ)が発生する問題がある。この同期がずれな
いようにするためには、かなり複雑な回路構成が必要に
なる。
【0007】本発明の目的は、制御装置側の電源とエン
コーダ側の電源の投入時期を同期させなくても、モータ
励磁用信号からエンコーダ信号への切換を確実に識別で
きるようにしたブラシレスモータ制御用エンコーダ装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、制御装置から
離れた位置にあるブラシレスモータによって駆動されて
インクリメンタル信号を含むエンコーダ信号とモータ励
磁用信号とを出力するインクリメンタルエンコーダを有
し、伝送線路を介して制御装置にエンコーダ信号及びモ
ータ励磁用信号を出力するブラシレスモータ制御用エン
コーダ装置を改良の対象とする。本発明では、切換信号
に応じてエンコーダ信号及びモータ励磁用信号の一方を
共通の伝送線路を介して制御装置に出力するように切り
換える信号切換回路と、ブラシレスモータの回転に先立
ってインクリメンタルエンコーダの電源が投入されたと
きに所定時間だけモータ励磁用信号を共通の伝送線路に
出力させ、その後はエンコーダ信号を共通の伝送線路に
出力させるように信号切換回路に切換信号を出力する切
換制御回路とを具備する。特に本発明では、切換制御回
路を、電源が投入されてから第1の期間(T1)の間モ
ータ励磁用信号を信号切換回路から出力させる第1の切
換信号と、第1の期間(T1)が経過した後第2の期間
(T2)の間信号切換回路の出力を停止させてモータ励
磁用信号からエンコーダ信号に出力を切り換えるための
切換動作を信号切換回路に行わせる第2の切換信号と、
第2の期間(T2)が経過した以降信号切換回路からエ
ンコーダ信号を出力させる第3の切換信号とを出力する
ように構成する。
【0009】本発明によれば、第2の切換信号の入力に
よりモータ励磁用信号の出力を停止し、第3の切換信号
が入力されるまで(第2の期間即ち信号停止期間が経過
するまで)その状態を維持し、第3の切換信号が入力さ
れるとエンコーダ信号を出力するため、制御装置側とエ
ンコーダ側の電源の投入時期とを同期させておかなくて
も、第2の期間の存在により制御装置側ではモータ励磁
用信号とエンコーダ信号の切換を確実に識別することが
でき、エンコーダ信号のカウント誤差が発生するのを防
止できる。
【0010】なお切換制御回路は、最初にHIGH及び
LOWの一方の極性となり、次にHIGH信号及びLO
Wの他方の極性となり、その後HIGH及びLOWの一
方の極性となる第1の切換用信号と、最初にHIGH及
びLOWの前記一方の極性となり、以後HIGH及びL
OWの前記他方の極性となる第2の切換用信号とを信号
切換回路に出力するように構成し、信号切換回路は、第
1の切換用信号及び第2の切換用信号の極性が共にHI
GH及びLOWの前記他方の極性になるまで第1の切換
信号が入力されていると判断し、第1の切換用信号及び
第2の切換用信号の極性が共にHIGH及びLOWの前
記他方の極性であるときに第2の切換信号が入力されて
いると判断し、その後第1の切換用信号及び第2の切換
用信号の極性が異なると第3の切換信号が入力されてい
ると判断するように構成すれば、構成が簡単になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
例を詳細に説明する。図1は本発明のブラシレスモータ
制御用エンコーダ装置を用いた制御システムの概略構成
を示している。同図において、11は、ブラシレスモー
タ12の回転子の現在位置を正確に知るためとモータを
適切に励磁するために、A相及びB相のインクリメンタ
ル信号と、C相の原点信号と、U,V,W相に応じたモ
ータ励磁用信号とを出力する磁気式または光学式のイン
クリメンタルエンコーダである。インクリメンタルエン
コーダ11からのエンコーダ信号SA〜SC及びモータ
励磁用信号SU〜SWは、一般にデータセレクタと呼ば
れる信号切換回路13の入力端子A1〜A3及びB1〜
B3に入力されている。信号切換回路13は、一般にシ
ーケンサ部と呼ばれる切換制御回路14からの第1及び
第2の切換用信号Sa及びSbを入力する切換信号入力
端子S1及びS2と、第1及び第2の切換用信号Sa及
びSbに応じてエンコーダ信号SA〜SC及びモータ励
磁用信号SU〜SWの一方を共通の信号線路La〜Lc
に出力する出力端子C1〜C3を備えている。図2に示
すように、切換制御回路14は、最初にHIGH及びL
OWの一方の極性となり、次にHIGH及びLOWの他
方の極性となり、その後HIGH及びLOWの一方の極
性となる第1の切換用信号Saと、最初にHIGH及び
LOWの前記一方の極性となり、以後HIGH及びLO
Wの前記他方の極性となる第2の切換用信号Sbとを出
力するように構成されている。切換制御回路14は、電
源が投入されてから第1の期間T1の間は、信号切換回
路13にモータ励磁用信号SU〜SWを選択させて信号
線路La〜Lcに出力させる第1の切換信号(SaがLO
W でSbがLOW )を出力し、その後の第2の期間T2の
間は、信号切換回路13にモータ励磁用信号SU〜SW
に代えてエンコーダ信号SA〜SCを選択して信号線路
La〜Lcに出力させるための切換動作を行なわせる第
2の切換信号(SaがHIGHでSbがHIGH)を出力し、そ
の後の期間T3の間は、信号切換回路13にエンコーダ
信号SA〜SCを選択させて信号線路La〜Lcに出力
させる第3の切換信号(SaがLOW でSbがHIGH)を出
力する。第2の期間T2において、信号切換回路13の
出力は、図2に示すようにすべてLOWとなっている。
そのため制御装置17側ではこの第2の期間T2を境に
してモータ励磁用信号からエンコーダ信号への切換を確
実に識別することができる。なおこの信号切換回路13
及び切換制御回路14は、例えば、通常「74HC15
7」の名称で呼ばれているCMOSロジックICにより
構成できる。
【0012】信号切換回路13の出力端子C1〜C3か
ら出力された信号は、ラインドライバ15に入力され
る。ラインドライバ15は入力された信号とその反転信
号を3本のツイストペア線16…を介して離れた位置に
ある制御装置17に出力する。なおこのラインドライバ
15としては、通常「26LS31」の名称で呼ばれて
いるCMOSロジックICを用いることができる。そし
て3本のツイストペア線16…が、エンコーダ信号SA
〜SC及びモータ励磁用信号SU〜SWを伝送する共通
の伝送線路を構成している。
【0013】制御装置17は、起動時にはU,V,W相
用のモータ励磁用信号SU〜SWに基づいて電圧値が一
定の励磁電圧をブラシレスモータ12の励磁巻線に印加
するように励磁回路18を制御する。モータ励磁用信号
SU〜SWは各相の極性は示しているものの波高値が一
定であるため、この信号だけでは正弦波に近似した励磁
電圧を励磁巻線に印加することができない。そこで制御
装置は、モータが起動した後で、C相の原点信号の立ち
上がりエッジまたは立ち下がりエッジの位置における
U,V,W相用の各モータ励磁用信号が示す極性とA相
及びB相のインクリメンタル信号とを用いて、正弦波に
近似した励磁電圧を励磁巻線に印加できるモータ励磁用
信号を作り、以後この信号に基づいて励磁回路18を制
御する。
【0014】この例によれば、切換制御回路14からの
切換信号に応じて信号切換回路13を切換動作させるこ
とにより、エンコーダ信号及びモータ励磁用信号を共通
の伝送線路16…を介して制御装置17に出力すること
ができるので、伝送線路の数を従来の半分に減ずること
ができる。
【0015】上記の装置では、モータ励磁用信号SU〜
SWからエンコーダ信号SA〜SCに切り換わった後
は、C相の原点信号PCの立ち上がりエッジまたは立ち
下がりエッジが入力されるまでは、正弦波に近似した励
磁電圧(正規の励磁電圧)を励磁巻線に印加することが
できない。そのため正規の励磁電圧の印加開始時期を速
めるために、図3の実施例では同期信号供給回路19を
設けて、C相の原点信号PCと同じ信号列にモータ励磁
用信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジと同
期した同期信号PSを供給し、同期信号PSの立ち上が
りエッジまたは立ち下がりエッジによっても正規の励磁
電圧の印加を開始できるようにしている。但し、C相の
原点信号PCと同期信号PSとが区別できなくなると、
原点を知ることができなくなるため、同期信号PSはC
相の原点信号と区別できるようにしている。図4に示す
ように、C相の原点信号PCの立ち上がりエッジと立ち
下がりエッジが発生するときのB相のインクリメンタル
信号の信号レベル(共にHIGHレベル)の関係と、同期信
号PSの立ち上りエッジと立ち下がりエッジが発生する
ときのB相のインクリメンタル信号の信号レベル(共に
LOW レベル)との関係が同じにならないようにすれば、
原点信号PCと同期信号PSとを簡単且つ確実に区別す
ることができる。
【0016】図5は、同期信号供給回路19の一例の具
体的な回路構成を示している。この同期信号供給回路1
9は、回転方向検知回路20と、同期信号発生回路26
とミキサ回路30とから構成される。以下図6に示した
信号波形を参照しながらこれらの回路について説明す
る。図6に示した信号波形は、モータが正方向に回転
(シャフトから見て反時計方向に回転)しており、U相
のモータ励磁用信号SUから同期信号PSを作る場合の
各部の波形である。回転方向検知回路20は、A相とB
相のインクリメンタル信号SA及びSBからモータの回
転方向を検知して、モータが正方向に回転しているとき
にはA相のインクリメンタル信号SAの反転信号#SA
を判定信号S25として出力し、モータが逆方向(シャフ
トから見て時計方向に回転)に回転しているときにはA
相のインクリメンタル信号SAを判定信号S25として出
力する。具体的には、回転方向検知回路20はインバー
タ21と、Dフリップフロップ22と、ゲート回路23
及び24と、オア回路25とから構成される。Dフリッ
プフロップ22は、信号SBの状態を信号SAの立ち上
がりで出力するため、モータが正方向に回転している場
合には、図6に示すような信号S22及びS22´としてハ
イ状態(H)とロウ状態(L)の信号を出力する。なお
モータが逆方向に回転している場合には、出力が反転し
て、信号S22及びS22´の波形はロウ状態(L)とハイ
状態(H)となる。インバータ21は、信号SAを反転
した信号S21を出力し、ゲート回路23は一方の入力信
号S22がハイ状態であるため、インバータ21からの信
号S21をそのまま信号S23として出力する。またゲート
回路24は、一方の入力信号S22´がロウ状態であるた
め、ロウ状態の信号S24を出力する。そしてオア回路2
5は、ロウ状態の信号S24とインクリメンタル信号SA
の反転信号#SAと同じ信号S23とを入力とし、インク
リメンタル信号SAの反転信号#SAを判定信号S25と
して出力する。
【0017】同期信号発生回路26は、2つのDフリッ
プフロップ27及び28とアンド回路29とから構成さ
れて、U相分のモータ励磁用信号SUの立ち上りエッジ
と判定信号S25すなわちインクリメンタル信号SAの反
転信号#SAの立ち上がりエッジとに同期した同期信号
を発生する。Dフリップフロップ27は、U相分のモー
タ励磁用信号SUの状態を判定信号S25の立ち上がりで
トリガして信号S27を所定期間出力する。またDフリッ
プフロップ28は、信号S27の状態を判定信号S25の立
ち上がりでトリガして反転した信号S28を出力する。そ
してアンド回路29で信号S27と信号S28のアンドを取
ることにより、同期信号PSを発生させる。本実施例に
おいて、モータ励磁用信号SUの立ち上りエッジと判定
信号の立ち上がりエッジとに同期した同期信号を発生さ
せる場合に、判定信号の立ち上がりエッジでトリガして
いるため、同期信号PSはモータ励磁用信号SUの立ち
上りエッジより判定信号S25(インクリメンタル信号S
Aの反転信号#SA)の1パルス周期分遅れて発生す
る。しかしながらこの程度の遅れは、製造上の誤差許容
範囲に入るものであり、制御装置が正弦波状のモータ励
磁用信号を作る場合に大きな問題を生じさせるものでは
ない。
【0018】ミキサ回路30は、オア回路31から構成
されて、同期信号PSとC相の原点信号PCとを同じ信
号列S30にして出力する。なおモータが逆方向に回転し
た場合には、各信号の位相は上記とは異なるが、判定信
号S25がインクリメンタル信号SAとなり、インクリメ
ンタル信号SAの立ち上がりエッジでモータ励磁用信号
SUの立ち上りエッジをトリガして同期信号を発生させ
る。制御装置は、予め同期信号PSの立ち上がりエッジ
の発生位置における各モータ励磁用信号SU,SV及び
SWの各極性の関係を記憶していればよい。
【0019】上記例では、モータ励磁用信号の立ち上が
りエッジと判定信号S25の立ち上り信号の両方の信号に
同期信号を同期させているが、C相の原点信号と区別で
きる同期信号を発生させることができれば、モータ励磁
用信号の立ち上がりエッジのみに同期させて同期信号を
発生させてもよいのは勿論である。またモータ励磁用信
号の立ち下がりエッジに同期させて同期信号を発生させ
てもよいのは勿論である。更に上記実施例では、U相分
のモータ励磁用信号を同期信号の発生のために利用して
いるが、C相の原点信号と区別できる同期信号を発生さ
せることができれば、他の相のモータ励磁用信号を利用
することができるのも勿論である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、切換制御回路からの切
換信号に応じて信号切換回路を切換動作させることによ
り、エンコーダ信号及びモータ励磁用信号を共通の伝送
線路を介して制御装置に出力することができ、伝送線路
の数を従来の半分に減ずることができる。特に、本発明
によれば、第2の切換信号の入力によりモータ励磁用信
号の出力を停止し、第3の切換信号が入力されるまで
(第2の期間即ち信号停止期間が経過するまで)その状
態を維持し、第3の切換信号が入力されるとエンコーダ
信号を出力するため、制御装置側とエンコーダ側の電源
の投入時期とを同期させておかなくても、第2の期間の
存在により制御装置側ではモータ励磁用信号とエンコー
ダ信号の切換を確実に識別することができる。そのため
エンコーダ信号のカウント誤差が発生するのを確実に防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンコーダ装置の実施例を用いた制御
システムの概略図である。
【図2】図1に示したエンコーダ装置の実施例の動作を
説明するための波形図である。
【図3】本発明の変形例の構成の概略図である。
【図4】C相の原点信号と区別できる同期信号の例を示
す波形図である。
【図5】同期信号供給回路の一例の回路構成を示す回路
図である。
【図6】図5の回路の動作を説明するための波形図であ
る。
【図7】従来のエンコーダ装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,11 インクリメンタルエンコーダ 2,3 データセレクタ 4,16 ツイストペア線 5 ケーブル 12 ブラシレスモータ 13 信号切換回路 14 切換制御回路 15 ラインドライバ 17 制御装置 18 励磁回路 19 同期信号供給回路 20 回転方向検知回路 26 同期信号発生回路 30 ミキサ回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置から離れた位置にあるブラシレ
    スモータによって駆動されてインクリメンタル信号を含
    むエンコーダ信号とモータ励磁用信号とを出力するイン
    クリメンタルエンコーダを有し、伝送線路を介して前記
    制御装置に前記エンコーダ信号及び前記モータ励磁用信
    号を出力するブラシレスモータ制御用エンコーダ装置で
    あって、 切換信号に応じて前記エンコーダ信号及び前記モータ励
    磁用信号の一方を共通の伝送線路を介して前記制御装置
    に出力するように切り換える信号切換回路と、 前記ブラシレスモータの回転に先立って前記インクリメ
    ンタルエンコーダの電源が投入されたときに所定時間だ
    け前記モータ励磁用信号を共通の伝送線路に出力させ、
    その後は前記エンコーダ信号を前記共通の伝送線路に出
    力させるように信号切換回路に前記切換信号を出力する
    切換制御回路とを具備し、 前記切換制御回路は、前記電源が投入されてから第1の
    期間(T1)の間前記モータ励磁用信号を前記信号切換
    回路から出力させる第1の切換信号と、前記第1の期間
    (T1)が経過した後第2の期間(T2)の間前記信号
    切換回路の出力を停止させて前記モータ励磁用信号から
    前記エンコーダ信号に出力を切り換えるための切換動作
    を前記信号切換回路に行わせる第2の切換信号と、前記
    第2の期間(T2)が経過した以降前記信号切換回路か
    ら前記エンコーダ信号を出力させる第3の切換信号とを
    出力するように構成されているブラシレスモータ制御用
    エンコーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記切換制御回路は、最初にHIGH及
    びLOWの一方の極性となり、次に前記HIGH及びL
    OWの他方の極性となり、その後前記HIGH及びLO
    Wの前記一方の極性となる第1の切換用信号と、最初に
    HIGH及びLOWの前記一方の極性となり、以後前記
    HIGH及びLOWの前記他方の極性となる第2の切換
    用信号とを前記信号切換回路に出力するように構成さ
    れ、 前記信号切換回路は、前記第1の切換用信号及び第2の
    切換用信号の極性が共に前記HIGH及びLOWの前記
    他方の極性になるまで前記第1の切換信号が入力されて
    いると判断し、前記第1の切換用信号及び第2の切換用
    信号の極性が共に前記HIGH及びLOWの前記他方の
    極性であるときに前記第2の切換信号が入力されている
    と判断し、その後前記第1の切換用信号及び第2の切換
    用信号の極性が異なると前記第3の切換信号が入力され
    ていると判断するように構成されている請求項1に記載
    のブラシレスモータ制御用エンコーダ装置。
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