JP3253793B2 - アクティブ測距装置 - Google Patents

アクティブ測距装置

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JP3253793B2
JP3253793B2 JP4038894A JP4038894A JP3253793B2 JP 3253793 B2 JP3253793 B2 JP 3253793B2 JP 4038894 A JP4038894 A JP 4038894A JP 4038894 A JP4038894 A JP 4038894A JP 3253793 B2 JP3253793 B2 JP 3253793B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外光を被写体に向か
って発射し、被写体から反射してくる赤外光を受光する
ことにより、被写体までの距離を測定するアクティブ測
距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にコンパクトカメラのオートフォー
カス装置用等に使用されるアクティブ測距装置は、赤外
光発光前の被写体からの入射光による光電変換素子電流
値を記憶し、この記憶値と赤外光発光時の被写体からの
反射光を含む被写体からの入射光による光電変換素子電
流値との差分に基づいて被写体までの距離を測定する測
距回路を備えている。なお、測距回路自体の方式として
は、受光素子としてPSDを使用してPSDの2つの出
力を別々の増幅回路で増幅後処理することにより、所謂
3角測量の原理で距離を算出する3角測距方式と、受光
素子としてSPDを使用してSPDの出力を1つの増幅
回路で増幅後処理することにより、反射光量の大小を弁
別して距離を算出するアンプリチュード方式とがある。
【0003】ところで、赤外光を得る発光素子として
は、主に赤外発光ダイオードが使用されており、遠くの
被写体に対しても測距に必要な光量の反射光が戻ってく
るように、発光素子には0.5〜1A程度の大電流が流さ
れる。また赤外発光素子は順方向電圧が比較的高いた
め、電池の電圧が電池の消耗に従って低下すると、赤外
発光素子を十分に駆動することができないばかりか、測
距装置の他の回路が動作するのに必要な電圧も十分供給
できない可能性がある。
【0004】そこで、従来より電池の電圧を昇圧回路に
よって昇圧して装置各部に供給することが行われてい
る。昇圧回路としては、コックロフト回路のようにコン
デンサに昇圧のエネルギーを蓄えるタイプもあるが、一
般には発振回路によって交流を作りトランスまたはイン
ダクタを使用して昇圧するタイプが使われる。特に最近
では、外部部品も少なくて済むIC化されたチョッパ型
のスイッチングレギュレータが広く用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな昇圧回路を使用した従来のアクティブ測距装置にお
いては、以下のような問題点がある。
【0006】昇圧回路はノイズを発生し易いため、アク
ティブ測距装置のように非常に微弱な信号を扱う装置に
おいては、このノイズによって測距精度が劣化する。
【0007】昇圧回路の昇圧電圧を直接に測距回路に供
給する構成では、安定した電圧を測距回路に供給するこ
とができず、測距誤差の要因となる。
【0008】安定した電圧を測距回路に供給するために
昇圧回路の後段に安定化電源回路を使用するにしても、
一般に昇圧回路においては昇圧電圧を定めるための基準
電圧が必要であり、他方、安定化電源回路にも基準電圧
が必要である。従って、これら別個の基準電圧を作るた
めに回路構成が複雑になる。
【0009】昇圧回路の基準電圧を安定化電源回路の出
力を利用することにより基準電圧の作成回路を単純化す
るにしても、昇圧回路の出力は当然安定化電源回路の出
力より高くしないといけないので、昇圧回路の出力の検
出を抵抗分割によって行うような構成が必要となるが、
このような構成では、スタンバイ時の出力のリーク電流
を避けるためにこの抵抗をオン,オフする回路が必要で
あり、回路構成が複雑化する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述したような
問題点を解決するために、以下のような構成を採用して
いる。
【0011】昇圧回路で発生するノイズによる測距精度
への悪影響を防止することを目的として、赤外光の発光
前に昇圧回路の昇圧動作を停止させると共に発光終了後
に速やかに昇圧回路の昇圧動作を再開させる制御信号を
昇圧回路に供給するタイミング制御回路を備えている。
【0012】また、昇圧停止時間をできるだけ短くして
単位時間当たりの発光,測距回数を極力多くできるよう
にすることを目的として、昇圧回路にチョッパ型のスイ
ッチングレギュレータを使用し、タイミング制御回路
は、強制信号によって赤外光の発光直前に昇圧回路の動
作クロックを停止することで昇圧動作を停止せしめ、且
つ、発光停止と同時に昇圧回路の動作クロックを再開せ
しめて昇圧動作を開始させるようにしている。
【0013】安定した電圧が測距回路に供給し得るよう
にすることを目的として、安定化電源回路を備え、昇圧
回路の出力を安定化電源回路を経由して測距回路に供給
するようにしている。
【0014】別個に基準電圧を作成する無駄を省くこと
を目的として、安定化電源回路の出力電圧を昇圧回路の
基準電圧として使用するようにしている。
【0015】安定化電源回路の出力を基準電圧としてこ
の基準電圧より高い電圧を目標値として昇圧回路が動作
し得るようにすることを目的として、昇圧回路内に、エ
ミッタが昇圧回路の出力に接続された第1のPNPトラ
ンジスタと、エミッタが安定化電源回路の出力に接続さ
れた第2のPNPトランジスタと、第1および第2のP
NPトランジスタのベース間に電圧差を生成する手段
と、第1および第2のPNPトランジスタのコレクタ電
流の和が所定の値となるよう設定するバイアス回路とを
含み、第1および第2のPNPトランジスタの一方のコ
レクタに、他方のコレクタ電流をカレントミラー回路で
反転したものか、あるいは定電流を接続し、この接続点
から昇圧回路の駆動または停止を制御する信号を得るよ
うにしている。
【0016】なお、第1および第2のPNPトランジス
タのベース間に電圧差を生成する手段は、第1および第
2のPNPトランジスタの一方のPNPトランジスタの
ベース・エミッタ間にパラレルに接続された抵抗とその
ベースに印加する電流源の少なくとも一方と、第1およ
び第2のトランジスタのベース間に接続された抵抗とに
より構成される。
【0017】また、赤外発光素子の駆動回路や発振回路
と測距回路とで電源を共有することによる測距回路への
悪影響を防止することを目的として、発振回路および赤
外発光素子の駆動回路の少なくとも一方を、安定化電源
回路を経由せず昇圧回路の出力で直接駆動するようにし
ている。
【0018】更に、赤外発光素子に大電流が流れること
により昇圧停止時に電圧が極端に低下して他の回路の許
容値以下になってしまうのを防止することを目的とし
て、チョッパ型昇圧回路であって、インダクタの前記電
池に接続されていない端子からそれぞれダイオードを介
して接続された2個のコンデンサを有し、該2個のコン
デンサの電圧の最小値を基準電圧と比較した出力か、ま
たはそれぞれの電圧を基準電圧と比較した出力の論理和
によって昇圧動作を制御する昇圧回路を備え、前記2個
のコンデンサの一方から前記測距回路へ電流を供給し、
他方から前記赤外発光素子の駆動回路へ電流を供給する
ようにしている。
【0019】
【作用】本発明のアクティブ測距装置においては、タイ
ミング制御回路が、制御信号によって、赤外光の発光前
に昇圧回路の昇圧動作を停止させてノイズの発生を抑止
し、発光終了後に速やかに昇圧回路の昇圧動作を再開さ
せる制御を行う。ここで、一般に昇圧回路はその出力に
コンデンサを有している為に昇圧動作が停止してもその
後短い時間の間であればコンデンサに蓄えられた電荷に
よって電流を供給し続けることができるため、次回の昇
圧動作再開時までの消費電流を考慮してコンデンサの容
量等を適切に定めておくことで、昇圧再開直前のコンデ
ンサの電圧を測距回路の動作可能最低電圧以上に保つこ
とができ、従って、測距回路は昇圧回路の昇圧動作が停
止している間も動作し続け、周囲光による光電変換素子
電流値の記憶やこの記憶値と赤外光発光時の被写体から
の反射光を含む被写体からの入射光による光電変換素子
電流値との差分をとる等の処理を、ノイズの発生してい
ない条件で実施することができる。
【0020】なお、コンデンサの電圧が低下していく
と、測距回路の入力端子がグランドを基準に入力基準電
圧が与えられている場合には入力端子と測距回路の正電
源端子との間(入力端子が正電源を基準に入力基準電圧
が与えられている場合には入力端子と測距回路の負電源
端子との間)に寄生容量があると、この寄生容量を通じ
て入力端子に微小ながらも電流が流れ、それが赤外光発
光時の被写体からの反射光による本来の光電変換素子電
流に重畳され、精度劣化の要因となる。しかしながら、
昇圧回路は赤外光の発光前に昇圧動作を停止し、その時
点からコンデンサの電圧降下が始まっているので、定常
光による光電変換素子電流値の記憶の少なくとも最終の
段階では寄生容量を通じて流れる電流が本来の定常光に
よる電流に加算されているため、結局、寄生容量による
電流はほぼ相殺されることになり、測定に余り誤差をも
らたすことはない。
【0021】しかし、実際の回路においては使用する電
流は完全に一定とはなり難いため、赤外光発光前と発光
中との間における電圧の低下率には差ができて最終的に
は少しの誤差になる可能性がある。そこで、本発明で
は、安定化電源回路を昇圧回路と測距回路の間に挿入し
ている。こうすると、昇圧回路の出力電圧が低下して
も、安定化電源回路の入出力間の電圧差が許容値以内で
あれば安定化電源回路の出力は変化しないので、良い特
性が得られることになる。この場合、安定化電源回路で
ノイズはフィルタされるのでノイズを防止するために昇
圧回路を停止する必要はないように一見考えられるが、
ノイズは線路によらずとも浮遊容量を介して入力端子と
静電結合することなどにより悪影響を与えるので、やは
り昇圧を停止してノイズの発生自体を抑止する必要があ
る。
【0022】また、赤外発光素子の駆動回路は比較的大
電流を消費するため安定化電源回路の出力に、微小電流
を増幅する測距回路と共に電源を供給する形で接続する
と、測距回路にノイズを与えてしまう可能性が高い。ま
た、発振回路もその性格上ノイズを発生するため測距回
路と電源を共有するのは同様に悪い結果を招き易い。そ
こで、これらの回路を直接昇圧回路の出力に接続し、測
距回路には安定化電源回路を介して電源を供給すること
で、これらの回路からの干渉を避けることができる。
【0023】更に、赤外光の発光前には測距回路で周囲
光の記憶動作が行われているが、ノイズの影響はその記
憶の最終段階で大きく影響するので、赤外光の発光直前
にノイズが停止していれば良い訳であるが、実際には回
路の時定数等の問題から安定するには時間がかかるた
め、例えば発光より120μs程度以前に昇圧の停止を
行う必要があること、及び、赤外光の発光時間は120
μs程度の時間であり、その間には測距回路でノイズの
影響を受けやすい動作(赤外光の反射光のみによる電流
値の検出等)が完了していることに着目して、できるだ
け昇圧回路の停止期間を短くして単位時間当たりの発
光,測距回数を増大し得るようにするために、昇圧回路
にチョッパ型のスイッチングレギュレータを使用し、タ
イミング制御回路は、制御信号によって赤外光の発光直
前に昇圧回路の動作クロックを停止することで昇圧動作
を停止せしめ、且つ、発光停止と同時に昇圧回路の動作
クロックを再開せしめて昇圧動作を開始させるようにす
る。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0025】図1は本発明のアクティブ測距装置の一実
施例のブロック図である。同図において、1は電池であ
り、その端子電圧は昇圧回路2に常時印加されている。
昇圧回路2は電池1の電圧を昇圧する回路で、後述する
ように出力端にコンデンサC1を備えており、コンデン
サC1の端子電圧が昇圧電圧としてスイッチ10を介し
て外部に取り出され、装置各部に供給される。ここで、
スイッチ10は本発明がアクティブオートフォーカスカ
メラに適用される場合にはシャッタ釦の操作と連動して
オンとなるスイッチである。
【0026】スイッチ10から取り出された昇圧回路2
の出力電圧は、直接に発振回路8,タイミング制御回路
9および赤外発光ダイオード等の赤外発光素子5の駆動
回路を構成するスイッチングトランジスタ6に供給さ
れ、また安定化電源回路3を経由して測距回路4に供給
される。
【0027】安定化電源回路3は昇圧回路2の昇圧電圧
から安定な基準電圧(その電圧値をVsとする)を生成
する回路である。なお、本実施例では安定化電源回路3
を使用したが、それを省略して昇圧回路2の出力電圧を
測距回路4に直接に供給するようにしても良い。また本
実施例では、発振回路8およびスイッチングトランジス
タ6を昇圧回路10の昇圧電圧で直接に駆動するように
したが、何れか一方またはその双方を安定化電源回路3
の出力で駆動するようにしても良い。
【0028】測距回路4は、PSD,SPDといった光
電変換素子7に接続されており、赤外発光素子5による
赤外光発光前の被写体からの入射光による光電変換素子
7の電流値を記憶し、この記憶値と赤外光発光時の被写
体からの反射光を含む被写体からの入射光による光電変
換素子7の電流値との差分に基づいて被写体までの距離
を測定する。
【0029】発振回路8は、昇圧回路2およびタイミン
グ制御回路9で必要となる例えば32KHzのクロック
Pを発生する回路であり、タイミング制御回路9はクロ
ックPを基準クロックとしてタイミングを制御し、装置
各部に対して制御信号a,b,cを供給する回路であ
る。ここで、制御信号aは赤外光発光前の周囲光の記憶
を測距回路4に行わせるための制御信号、制御信号bは
昇圧回路2の動作を強制停止させるための制御信号、制
御信号cは赤外発光素子5の発光と測距回路4における
赤外光発光時点の反射光の記憶等を制御する信号であ
る。
【0030】図2は図1の実施例の動作タイミングチャ
ートであり、以下、図1および図2を参照して本実施例
の全体的な動作を説明する。
【0031】スイッチ10がオフの状態においては、昇
圧回路2からの電源の供給がないため、発振回路8,タ
イミング制御回路9,安定化電源回路3および測距回路
4は不動作状態である。また、昇圧回路2には電池1の
電圧が常時印加されているため、出力端のコンデンサC
1には電池1の電圧より若干低い電圧Vaが保持されて
いる。
【0032】この状態でスイッチ10がオンされると、
コンデンサC1の電圧Vaが発振回路8,タイミング制
御回路9,安定化電源回路3に印加される。
【0033】発振回路8は印加された電圧Vaによって
動作を開始し、32KHzの周波数のクロックPを発生
し、タイミング制御回路9および昇圧回路2に印加す
る。
【0034】タイミング制御回路9は電圧Vaの印加時
に内部状態を初期化し、続いて印加されるクロックPに
基づいて所定のタイミングで順次に制御信号a,b,c
を発生する。
【0035】また安定化電源回路3は電圧Vaが印加さ
れると、昇圧回路2の出力電圧から基準電圧Vsを生成
する動作を開始し、この電圧Vsを測距回路4に印加し
始める。また、本実施例では昇圧回路2の昇圧電圧を所
定値Vb(>Vs)に制御するために昇圧回路2内で必
要とする基準電圧として安定化電源回路3の出力電圧を
使用しているため、上記電圧Vsは昇圧回路2にも印加
される。
【0036】昇圧回路2は、発振回路8からクロックP
の供給を受けると、昇圧動作を開始する。この結果、ス
イッチ10のオン後、コンデンサC1の電圧はVaから
急速にVbまで上昇し、Vbに達すると昇圧回路2内部
の機能によって昇圧動作を一時的に停止し、その後、昇
圧電圧がVbにほぼ等しくなるように昇圧回路2内部の
機能によって昇圧動作の再開,停止が自動的に繰り返さ
れる。
【0037】さて、タイミング制御回路9からの制御信
号aがハイレベル(“1”)になると、測距回路4は、
赤外光発光前の被写体からの入射光による光電変換素子
7の電流値の記憶動作を開始し、この動作を制御信号a
がロウレベルとなるまで約20ms続ける。そして、制
御信号aがロウレベルになるタイミングでハイレベルと
なる制御信号cによってスイッチングトランジスタ6が
駆動されて赤外発光素子5が発光すると、赤外光発光直
前に記憶していた記憶値と赤外光発光時の被写体からの
反射光を含む被写体からの入射光による光電変換素子7
の電流値との差分を検出し、その検出値に基づいて被写
体までの距離を測定する動作を行う。なお、制御信号c
のハイレベル期間は120μs程度であり、測距回路4
はその期間内に反射光にのみ基づく電流値の記憶と更に
記憶値をA/D変換する構成の場合にはA/D変換処理
(2重積分式のA/D変換器にあっては第1積分)を完
了するようになっている。
【0038】ここで、前述したように測距回路4では光
電変換素子7で発生する非常に微弱な信号を扱っている
ため、昇圧回路2からノイズが発生すると測距精度に悪
影響を与えることになる。そこで、本実施例のタイミン
グ制御回路9は、測距回路4が周囲光電流の記憶動作を
終了する120μs前から、反射光にのみ基づく電流値
の記憶とそのA/D変換処理(2重積分式のA/D変換
器にあっては第1積分)が終了するまでの約240μs
の期間だけ、制御信号bをハイレベルにすることによ
り、昇圧回路2の昇圧動作を停止させ、ノイズの発生を
抑止する。
【0039】なお、昇圧回路2の昇圧動作が停止する
と、コンデンサC1の電圧はVbから低下していくが、
安定化電源回路3の基準電圧Vsを下回らず、安定化電
源回路3の出力が昇圧動作停止中もVsを維持するよう
に設計されている。また、制御信号cがロウレベルにな
ると、昇圧回路2は直ちに昇圧動作を再開する、すなわ
ちチョッパ型の昇圧回路2では信号cの立ち下がりに同
期して図3におけるトランジスタQ1がオンになるよう
なタイミングで昇圧動作が再開されるため、コンデンサ
C1の電圧は速やかにVbまで上昇する。
【0040】図3は昇圧回路2および安定化電源回路3
の構成例を示す。なお、図3では図1中のスイッチ1
0,赤外発光素子5,スイッチングトランジスタ6は図
示を省略してある。
【0041】図3に示した昇圧回路2はチョッパ型のス
イッチングレギュレータであり、NPNトランジスタQ
1,Q6,Q7,PNPトランジスタQ2〜Q5,チョ
ークコイルL,ダイオードD1,コンデンサC1,抵抗
R1,定電流源I1,I2およびゲート回路G1で構成
されている。ここで、トランジスタQ2〜Q7,抵抗R
1,定電流源I1,I2で構成される部分(エミッタを
入力としベースに電圧差を持たせた作動回路)は、チョ
ークコイルL,NPNトランジスタQ1,ダイオードD
1およびコンデンサC1で構成される部分によって昇圧
された電圧と、安定化電源回路3から供給される基準電
圧Vsを用いて定めた電圧Vbとの比較回路を構成して
おり、昇圧電圧が電圧Vbより低いときハイレベルの信
号がトランジスタQ7のコレクタから取り出され、それ
以外はロウレベルの信号がトランジスタQ7のコレクタ
から取り出されてゲートG1の1つの入力に印加され
る。ゲートG1には、他に発振回路8からのクロックP
と、タイミング制御回路9からの制御信号bとが入力に
印加されており、トランジスタQ7のコレクタがハイレ
ベルで且つ制御信号bがロウレベルのときに限り、クロ
ックPをトランジスタQ1のベースに印加するようにな
っている。
【0042】また、安定化電源回路3は、PNPトラン
ジスタQ8,オペアンプOP1,抵抗R2〜R4,ツェ
ナーダイオードZD1およびコンデンサC2とで構成さ
れたシリーズレギュレータであり、その出力は測距回路
4に駆動電圧として供給されると共に、基準電圧Vsと
して昇圧回路2に供給されている。なお、ここでは基準
の電圧をツェナーダイオードZD1で生成する回路を例
示しているが、IC回路において一般に用いられるバン
ドギャップタイプの安定化電源でも良い。
【0043】図3に示した昇圧回路2において、コンデ
ンサC1は、チョークコイルLおよびダイオードD1を
通じて電池1の電圧によって常時充電されており、電圧
Vaを維持している。この状態において図1のスイッチ
10がオンされて前述したように発振回路8からクロッ
クPが発生すると、そのクロックがゲートG1を介して
トランジスタQ1のベースに印加される。これによりト
ランジスタQ1はオンし、電池1の電流はチョークコイ
ルLとトランジスタQ1を流れる。本実施例ではクロッ
クPの周波数は32KHzなので、トランジスタQ1が
オンしている時間は約16μsとなり、この時間の最後
にチョークコイルLを流れる電流は、電池1の電圧を3
Vとし、チョークコイルLのインダクタンス値を100
μHとすると、3×16/100から約0.5Aとな
る。
【0044】この後、クロックPの半周期の間はトラン
ジスタQ1がオフするが、このときチョークコイルLの
特性上電流はそのまま流れようとするため、この電流が
ダイオードD1を介してコンデンサC1に流れ込む。こ
のためコンデンサC1の電圧は上昇し、一方チョークコ
イルLの電流は減っていく。
【0045】以上のような動作がクロックPの各周期毎
に繰り返されることにより、コンデンサC1の電圧が急
速に上昇することになり、予め設定された電圧Vbを超
えると、トランジスタQ7のコレクタがロウレベルとな
るため、ゲートG1が閉ざされ、トランジスタQ1のベ
ースは常にロウレベルとなり、昇圧は停止する。
【0046】その後、コンデンサC1に蓄積された電荷
が発振回路8,タイミング制御回路9,安定化電源回路
3およびこの安定化電源回路3の出力電圧Vsで機能す
る測距回路4で消費されることにより、コンデンサC1
の電圧が低下していって設定電圧Vbを下回ると、トラ
ンジスタQ7のコレクタがハイレベルになるので、ゲー
トG1が開き、トランジスタQ1がクロックPによって
オン,オフ動作を繰り返し、コンデンサC1の電圧が再
び昇圧される。
【0047】また、タイミング制御回路9からの制御信
号bがハイレベルになると、ゲートG1が閉じるため、
トランジスタQ1のベースにはクロックPは印加されな
くなり、昇圧回路2は強制停止させられる。そして、制
御信号bがロウレベルになると、その時点ではトランジ
スタQ7のコレクタはハイレベルとなっているので、ゲ
ートG1が直ちに開き、クロックPがトランジスタQ1
のベースに印加されて昇圧動作が再開される。
【0048】次に昇圧回路2において昇圧電圧が電圧V
bより高いか否かを判定している部分の詳細を説明す
る。
【0049】図3において、電流源I1は入力のトラン
ジスタQ1とトランジスタQ5のベース電圧に差を与え
るための電流源で、この電流はベース電流を無視すると
全て抵抗R1に流れるため、抵抗R1にはR1×I1の
電圧が発生する。この電圧が設定電圧Vbと安定化電源
回路3から供給される基準電圧Vsとの差になるので、
例えば基準電圧Vsを3.2V,設定電圧Vbを3.7Vに
設定する場合、I1を10μA,R1を50KΩとすれ
ば良い。
【0050】電流源I2は回路のバイアスを設定するた
めのもので、例えばトランジスタQ2とトランジスタQ
5のコレクタ電流の和が10μAとなるようにバイアス
を設定する場合、I2を20μAとする。これは、ベー
ス電流を無視すればI2はI1とトランジスタQ3,Q
4のコレクタ電流の和であり、トランジスタQ3,Q4
のコレクタ電流はトランジスタQ2,Q5のコレクタ電
流にそれぞれ等しいからである。
【0051】以上のように設定した場合、トランジスタ
Q2のベース電圧はトランジスタQ5のベース電圧より
0.5V高いから、トランジスタQ2のエミッタ電圧がト
ランジスタQ5のエミッタ電圧より0.5V高いときにト
ランジスタQ2のコレクタ電流がトランジスタQ5のコ
レクタ電流と等しくそれぞれ5μA流れる。トランジス
タQ2の電圧がこの場合の電圧より高いと、トランジス
タQ2のコレクタ電流がトランジスタQ5のコレクタ電
流より大きくなり、トランジスタQ7のコレクタ電圧は
ロウレベルとなり、低いときは逆にハイレベルとなる。
このとき電流源I1が抵抗R1の温度特性と同じような
温度特性をもっていると、抵抗器の温度特性を相殺して
温度にかかわらずに基準電圧Vsに対して0.5Vの電圧
差に設定できる。
【0052】なお、この差電圧が負の温度特性をもって
も良ければ、図4に示すように、トランジスタQ2のベ
ース・エミッタ間に電流源I1の代わりに抵抗R5を入
れて回路を簡単にすることができる。
【0053】またICにおいて作り易いのは絶対温度に
比例した温度特性をもつ電流源であるため、図5に示す
ように、そのような温度特性の電流源I4と、トランジ
スタQ2のベース・エミッタ間に接続した抵抗R5によ
る電流を組み合わせることで、それぞれ正と負の温度特
性を相殺して、温度係数をもたない電圧を設定するよう
にしても良い。
【0054】図6に、図3におけるトランジスタQ6,
Q7のカレントミラー回路の代わりに、電流源I3(例
えば5μA)を使用した昇圧回路の例を示す。この場合
も図3の回路と同様にトランジスタQ3のエミッタ電圧
がトランジスタQ5のエミッタ電圧より0.5V高いとき
電流源とトランジスタQ5のコレクタ電流は一致し、そ
れよりトランジスタQ2のエミッタ電圧が高いときはト
ランジスタQ5のコレクタ電流は小さくなるから、コレ
クタ電圧は先の回路と同様にロウレベルになり、低けれ
ばハイレベルになる。この回路によれば、利得など特性
的には劣るが、回路はさらに簡略化できる。
【0055】図7は測距回路4の要部回路図であり、オ
ペアンプOP2,OP3,NPNトランジスタQ9,抵
抗R6〜R8,コンデンサC3,C4,タイミング制御
回路9からの制御信号aによってオン,オフ制御される
スイッチSW1,制御信号cによってオン,オフ制御さ
れるスイッチSW2および基準電圧を含んでいる。
【0056】図7の測距回路4において、タイミング制
御回路9からの制御信号aがハイレベルになると、スイ
ッチSW1がオンとなる。これにより、光電変換素子7
から流出する電流がオペアンプOP2に入力されて電圧
に変換され、その電圧値に応じてオペアンプOP3から
発生する電圧によりメモリ素子として機能するコンデン
サC4が充電され、且つ、この充電電圧に応じた電流値
だけトランジスタQ9が光電変換素子7の電流を抵抗R
6を通じてグランドに流すことにより、オペアンプOP
2の出力電圧値から定常光による電圧を相殺するような
フィードバックがかけられ、コンデンサC4に周囲光電
流に相当する電圧が蓄積され始める。
【0057】そして、制御信号aがハイレベルからロウ
レベルに変化した時点でスイッチSW1がオン状態から
オフ状態になり、コンデンサC4への充電が中断され、
コンデンサC4に赤外光発光直前の周囲光電流に相当す
る電圧が記憶され、以後、この記憶された電圧に応じた
電流値が入力電流から差し引かれていく。
【0058】従って、制御信号aがハイレベルからロウ
レベルに立ち下がると同時に制御信号cがロウレベルか
らハイレベルに立ち上がって前述したように赤外発光素
子5が駆動されることにより被写体からの反射光により
光電変換素子7から流出する電流がその分だけ増大する
と、オペアンプOP2の出力電圧は、赤外光の反射光の
みの光電変換素子電流値に相当する電圧となり、この電
圧が制御信号aがハイレベルとなることによりオンする
スイッチSW2でサンプリングされ、抵抗R8およびコ
ンデンサC3から構成されるホールド回路に保持され
る。その後、この保持された電圧が例えば2重積分方式
の図示しないA/D変換器によってA/D変換され、そ
の結果に基づき被写体までの距離が測定される。
【0059】なお、図7の測距回路はアンプリチュード
方式のものであり、三角測量方式の測距回路では、光電
変換素子7としてPSDが使用され、且つ、PSDの2
つの出力の各々に対して図7に示すような回路が備えら
れる。
【0060】図8は本実施例の別の実施例の要部回路図
である。図3に例示した昇圧回路2のように昇圧用のコ
ンデンサがC1の1個だけであると、IRED等のよう
な大電流を消費する赤外発光素子をこのコンデンサC1
の電圧で駆動すると、昇圧停止時に電圧が極端に低下し
て測距回路4等の他の回路の許容値以下になる可能性が
ある。
【0061】図8の実施例はこのような問題点を解消し
たものであり、チョークコイルLの電池1に接続されて
いない端子からそれぞれダイオードD1,D1’を介し
て接続された2個のコンデンサC1,C1’を有し、こ
の2個のコンデンサC1,C1’のそれぞれの電圧を安
定化電源回路3から供給される基準電圧Vsに基づく電
圧Vbと比較した出力の論理和をゲートG2でとり、こ
のゲートG2の出力をゲートG1に印加することによっ
て昇圧動作を制御するチョッパ型の昇圧回路2’を使
い、一方のコンデンサC1から測距回路4,安定化電源
回路3,発振回路8およびタイミング制御回路9へ電流
を供給し、他方のコンデンサC1’から赤外発光素子5
の駆動回路を構成するスイッチングトランジスタ6へ電
流を供給する構成を採用している。なお、図8におい
て、他の図と同一符号は同一部分を示し、Q2’〜Q
7’はトランジスタ、R1’は抵抗、I1’,I2’は
定電流源であり、これらはコンデンサC1’の電圧と基
準電圧Vsを用いて定めた電圧Vbとを比較するための
もう1つの比較回路を構成している。
【0062】図8の実施例において、コンデンサC1,
C1’の何れか一方の電圧が低下すると、トランジスタ
Q7,Q7’のコレクタのうちの一方のレベルがハイレ
ベルとなるため、ゲートG2の出力がハイレベルとな
り、昇圧動作が再開される。昇圧動作が開始されると、
コンデンサC1,C1’の電圧間にアンバランスがある
場合、最初は電圧の低い側にだけ電流が流れ込み、等し
くなると両コンデンサC1,C1’の電圧が電圧Vbま
で昇圧されていく。
【0063】図8の実施例では、昇圧回路2’内のチョ
ークコイルL,トランジスタQ1を両コンデンサC1,
C1’で共用しているため、昇圧回路を完全に2系列持
つ構成に比べて構成が簡易であり、商業生産上好適であ
る。また、昇圧制御をコンデンサC1,C1’の何れか
一方の電圧を検出して行う構成も考えられるが、その場
合には、電圧を検出していない方のコンデンサから大き
い電流が流れ、その為このコンデンサの電圧が激しくド
ロップしても、検出している側のコンデンサの電圧が余
り低下していないと昇圧が再開されない可能性がある。
これに対して本例では、両コンデンサC1,C1’の電
圧をそれぞれ検出して制御しているため、何れか一方の
コンデンサの電圧が低下すれば昇圧が再開されることに
なり、双方とも電圧Vaを維持するように昇圧制御する
ことが可能である。
【0064】なお、図8の例では、コンデンサC1,C
1’のそれぞれの電圧を基準電圧と比較した出力の論理
和によって昇圧動作を制御しているが、コンデンサC
1,C1’の電圧の最小値を基準電圧と比較した出力で
昇圧動作を制御するようにしても良い。また、スイッチ
10はコンデンサC1側にのみ設けたが、コンデンサC
1’側にも同様のスイッチを設けるようにしても良い。
【0065】
【発明の効果】以上説明した本発明のアクティブ測距装
置によれば、以下のような効果を得ることができる。
【0066】請求項1記載の構成によれば、昇圧回路を
使用したアクティブ測距装置において、昇圧回路からの
ノイズによる測距精度の劣化が防止でき、昇圧回路の動
作停止期間を最小限にすることができるため、単位時間
当たりの発光,測距回数を増加させることができ、昇
回路の動作中,停止中にかかわらず、測距回路に安定し
た電圧を供給でき、そして、昇圧回路の基準電圧を安定
化電源回路の基準電圧と別に作る必要が無くなり、回路
構成が単純化できる。請求項記載の構成によれば、抵
抗分割による構成を使用せずに基準電圧より高い電圧を
昇圧回路で検出して昇圧動作を制御できる。請求項
載の構成によれば、赤外発光素子の駆動回路や発振回路
からの測距回路への干渉を防止できる。請求項記載の
構成によれば、赤外発光素子に大電流が流れることによ
り昇圧停止時に電圧が極端に低下して測距回路等の他の
回路の電圧が許容値以下になってしまうのを、簡易な構
成によって防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】実施例の動作タイミングチャートである。
【図3】昇圧回路および安定化電源回路の構成例を示す
回路図である。
【図4】昇圧回路の別の構成例の要部を示す回路図であ
る。
【図5】昇圧回路の更に別の構成例の要部を示す回路図
である。
【図6】昇圧回路のまた更に別の構成例の要部を示す回
路図である。
【図7】測距回路の構成例を示す回路図である。
【図8】本発明の別の実施例の要部回路図である。
【符号の説明】
1…電池 2…昇圧回路 3…安定化電源回路 4…測距回路 5…赤外発光素子 6…スイッチングトランジスタ 7…光電変換素子 8…発振回路 9…タイミング制御回路 10…スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 3/06 G02B 7/00 - 7/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外光発光前の被写体からの入射光によ
    る光電変換素子電流値を記憶し、該記憶値と赤外光発光
    時の被写体からの反射光を含む被写体からの入射光によ
    る光電変換素子電流値との差分に基づいて被写体までの
    距離を測定する測距回路と、電池の電圧を昇圧して赤外
    発光素子の駆動回路および前記測距回路に供給する昇圧
    回路とを備えたアクティブ測距装置において、 前記赤外光の発光前に前記昇圧回路の昇圧動作を停止さ
    せると共に発光終了後に速やかに前記昇圧回路の昇圧動
    作を再開させる制御信号を前記昇圧回路に供給するタイ
    ミング制御回路を具備し、 前記昇圧回路にチョッパ型のスイッチングレギュレータ
    を使用し、 前記タイミング制御回路は、前記制御信号によって赤外
    光の発光直前に前記昇圧回路の動作クロックを停止する
    ことで昇圧動作を停止せしめ、且つ、前記発光停止と同
    時に前記昇圧回路の動作クロックを再開せしめて昇圧動
    作を開始させるものであり、且つ、 安定化電源回路を備え、前記昇圧回路の出力を前記安定
    化電源回路を経由して前記測距回路に供給する構成と
    し、且つ、 前記安定化電源回路の出力電圧を前記昇圧回路の基準電
    圧として使用する構成を有することを特徴とするアクテ
    ィブ測距装置。
  2. 【請求項2】 前記昇圧回路は、エミッタが昇圧回路の
    出力に接続された第1のPNPトランジスタと、エミッ
    タが前記安定化電源回路の出力に接続された第2のPN
    Pトランジスタと、前記第1および第2のPNPトラン
    ジスタのベース間に電圧差を生成する手段と、前記第1
    および第2のPNPトランジスタのコレクタ電流の和が
    所定の値となるよう設定するバイアス回路とを含み、前
    記第1および第2のPNPトランジスタの一方のコレク
    タに、他方のコレクタ電流をカレントミラー回路で反転
    したものか、あるいは定電流を接続し、この接続点から
    チョッパ型の昇圧回路の駆動または停止を制御する信号
    を得ることを特徴とする請求項記載のアクティブ測距
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ベース間に電圧差を生成する手段
    は、前記第1および第2のPNPトランジスタの一方の
    PNPトランジスタのベース・エミッタ間にパラレルに
    接続された抵抗とそのベースに印加する電流源の少なく
    とも一方と、前記第1および第2のトランジスタのベー
    ス間に接続された抵抗により構成されることを特徴とす
    る請求項記載のアクティブ測距装置。
  4. 【請求項4】 赤外光発光前の被写体からの入射光によ
    る光電変換素子電流値を記憶し、該記憶値と赤外光発光
    時の被写体からの反射光を含む被写体からの入射光によ
    る光電変換素子電流値との差分に基づいて被写体までの
    距離を測定する測距回路と、電池の電圧を昇圧して赤外
    発光素子の駆動回路および前記測距回路に供給する昇圧
    回路とを備えたアクティブ測距装置において、 前記赤外光の発光前に前記昇圧回路の昇圧動作を停止さ
    せると共に発光終了後に速やかに前記昇圧回路の昇圧動
    作を再開させる制御信号を前記昇圧回路に供給するタイ
    ミング制御回路を具備し、 前記昇圧回路にチョッパ型のスイッチングレギュレータ
    を使用し、 前記タイミング制御回路は、前記制御信号によって赤外
    光の発光直前に前記昇圧回路の動作クロックを停止する
    ことで昇圧動作を停止せしめ、且つ、前記発光停止と同
    時に前記昇圧回路の動作クロックを再開せしめて昇圧動
    作を開始させるものであり、且つ、 安定化電源回路を備え、前記昇圧回路の出力を前記安定
    化電源回路を経由して前記測距回路に供給する構成と
    し、且つ、 前記昇圧回路にその動作クロックを供給する発振回路お
    よび前記赤外発光素子の駆動回路の少なくとも一方を、
    前記安定化電源回路を経由せず前記昇圧回路の出力で直
    接駆動する構成としたことを特徴とするアクティブ測距
    装置。
  5. 【請求項5】 赤外光発光前の被写体からの入射光によ
    る光電変換素子電流値を記憶し、該記憶値と赤外光発光
    時の被写体からの反射光を含む被写体からの入射光によ
    る光電変換素子電流値との差分に基づいて被写体までの
    距離を測定する測距回路と、電池の電圧を昇圧して赤外
    発光素子の駆動回路および前記測距回路に供給する昇圧
    回路とを備えたアクティブ測距装置において、 前記赤外光の発光前に前記昇圧回路の昇圧動作を停止さ
    せると共に発光終了後に速やかに前記昇圧回路の昇圧動
    作を再開させる制御信号を前記昇圧回路に供給するタイ
    ミング制御回路を具備し、 前記昇圧回路はチョッパ型昇圧回路であって、インダク
    タの前記電池に接続されていない端子からそれぞれダイ
    オードを介して接続された2個のコンデンサを有し、該
    2個のコンデンサの電圧の最小値を基準電圧と比較した
    出力か、またはそれぞれの電圧を基準電圧と比較した出
    力の論理和によって昇圧動作を制御するものであり、且
    つ、 前記2個のコンデンサの一方から前記測距回路へ電流を
    供給し、他方から前記赤外発光素子の駆動回路へ電流を
    供給する構成としたことを特徴とするアクティブ測距装
    置。
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