JP3253396B2 - 操安性能試験車及びその製造方法 - Google Patents

操安性能試験車及びその製造方法

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JP3253396B2
JP3253396B2 JP03134093A JP3134093A JP3253396B2 JP 3253396 B2 JP3253396 B2 JP 3253396B2 JP 03134093 A JP03134093 A JP 03134093A JP 3134093 A JP3134093 A JP 3134093A JP 3253396 B2 JP3253396 B2 JP 3253396B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操安性能試験車及びそ
の製造方法に関し、特に重量・重心バランスの調整を容
易にし、かつサスペンション装置等のチューニングコン
トロールの自由度を高くしたものに関する。
【従来の技術】操安性能の実車走行試験において、重量
配分等の車両基礎諸元の影響を抽出することは困難であ
り、サスペンション装置等の開発に当り、既存車を改造
して走行試験を行うには種々の限界がある。
【0002】通常、試験車と最終開発車では、車両基礎
諸元に差があるため、その性能開発にも限界があり、コ
ンピュータシュミレーションによる解析にも限界があ
る。従来、操安性能試験車では、複数種類のサスペンシ
ョン装置を選択的に装着できたり、パランスウェイトに
より重量バランスや慣性モーメントを可変したりするこ
との可能なものは実用に供されている。そして、従来の
操安性能試験車は、一般に、一体のモノコック構造の車
体に、通常の自動車と同様にパワーユニットを配置(F
F型、FR型、MR型、RR型)した構成が採用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の操安性能試験車
では、一体構造の車体を採用しているため、ボディ剛性
の可変幅を大きくできないこと、パワーユニットを通常
車体前部や車体後部に配置する関係上、重量・重心バラ
ンスの調整に必要なバランスウェイトの重量が大きくな
ること、慣性モーメントの調整幅が小さくなること、等
の問題がある。しかも、従来の操安性能試験車では、全
体的に、車両基本諸元を変更するチューニングコントロ
ールの自由度が低く、多大の労力と時間がかかるという
問題もある。本発明の目的は、重量と重心と慣性モーメ
ントのバランスの調整が容易で、かつ、チューニングコ
ントロールの自由度の高い操安性能試験車及びその製造
方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の操安性能試験
車は、操縦安定性能の試験の為の操安性能試験車におい
て、フロントサスペンションが設けられる車体前部と、
乗員が乗車する車体中央部と、リヤサスペンションが設
けられる車体後部とを分解可能に連結してなる車体を設
け、前記車体中央部に、パワーユニットを、運転席と反
対側に位置させて配置したものである。
【0005】ここで、少なくとも、前記車体前部と車体
後部とを、骨組み構造と、これに分解可能に連結される
表皮パネルとからなるスケルトンモノコック構造に夫々
構成した構成(請求項2)、前記車体中央部を、2枚の
強化繊維補強合成樹脂パネル間にアルミハニカム材をサ
ンドイッチしたパネルからなるモノコック構造にした構
成(請求項3)、前記パワーユニットを車体前後方向に
向けた縦置き状に配置した構成(請求項4)、前記車体
中央部の後部のうち、パワーユニットと反対側に燃料タ
ンクを配置した構成(請求項5)、前記車体前部に複数
種類のサスペンション機構を取付け可能な複数の取付け
部を備えたフロントクロスメンバを設けるとともに、車
体後部に複数種類のサスペンション機構を取付け可能な
複数の取付け部を備えたリヤクロスメンバを設けた構成
(請求項6)、前記フロントクロスメンバを、所定の第
1姿勢と、この第1姿勢から水平面内で180度方向転
【0006】した第2姿勢とに、択一的に取付け可能に
した構成(請求項6に従属の請求項7)、前記車体前部
に、複数のバランスウェイトを取付ける為のバランスウ
ェイト設置部を設けた構成(請求項8)、前部車体後部
に、複数のバランスウェイトを取付ける為のバランスウ
ェイト設置部を設けた構成(請求項9)、ブレーキ装置
の前輪用倍力装置及びマスタシリンダと、これと独立の
後輪用倍力装置及びマスタシリンダとを設け、これら2
組の倍力装置及びマスタシリンダを車体中央部に配置し
た構成(請求項10)、前輪用倍力装置と後輪用倍力装
置とをバランスレバーで連結するとともに、後輪用ブレ
ーキ圧供給系に複数段に切り換え可能なカットバルブを
設け、このカットバルブを車体中央部に配置した構成
(請求項10に従属の請求項11)、ブレーキ装置の前
輪用ブレーキホースの少なくとも一部をフロントクロス
メンバに配設し、また、後輪用ブレーキホースの少なく
とも一部をリヤクロスメンバに配設した構成(請求項6
に従属の請求項12)、等の種々の態様に構成すること
ができる。
【0007】請求項13の操安性能試験車の製造方法
は、フロントサスペンションが設けられる車体前部と、
乗員が乗車する車体中央部と、リヤサスペンションが設
けられる車体後部とを分割して製造し、前記車体前部と
車体中央部と車体後部とを分解可能に連結して車体を構
成し、前記車体中央部に、パワーユニットを、運転席と
反対側に位置させて配置するものである。
【0008】請求項14の操安性能試験車の製造方法
は、請求項13の方法において、前記車体前部と車体後
部に、バランスウェイトを設置するバランスウェイト設
置部を夫々設け、前記車体の車体重量を、目標車両重量
から、パワーユニット及びその他の装備品の重量と、バ
ランスウェイト搭載前の状態から重心変化を最大とする
のに必要なバランスウェイトの重量とを減算した値に略
等しく設定するものである。請求項15の操安性能試験
車の製造方法は、請求項13の方法において、前記車体
中央部のルーフを着脱可能に取り付け、前記ルーフとし
て剛性の異なる複数のルーフから選択した1つを用いる
ものである。
【0009】請求項16の操安性能試験車の製造方法
は、請求項13の方法において、前部車体中央部の側面
部の前後の支柱間に取付けるドアの取付け構造を変更す
ることによって、車体剛性を変えるものである。請求項
17の操安性能試験車の製造方法は、請求項15の方法
において、前記パワーユニットのトランスファ装置を車
幅中央側に配置するものである。請求項18の操安性能
試験車の製造方法は、請求項16の方法において、前記
車体後部にもパワーユニットを配置するパワーユニット
配置部を設け、車体中央部に配置するパワーユニット
を、車体後部のパワーユニット配置部に移設したとき
に、トランスファ装置から後方へ延びていたプロペラシ
ャフトを移設後のパワーユニットのトランスファ装置か
ら前方へ延びるプロペラシャフトとして活用するもので
ある。
【0010】
【発明の作用及び効果】請求項1の操安性能試験車にお
いては、車体前部と、車体中央部と、車体後部とを分解
可能に連結してなる車体の車体中央部に、パワーユニッ
トを、運転席と反対側に位置させて配置したので、試験
車の中央部に重心を設定しやすくなり、且つ、重心回り
の慣性モーメントも小さくなるため、バランスウェイト
による重量バランスの調整が極めて容易になること、バ
ランスウェイトの重量も少なくて済むこと、等の効果が
得られる。車体は、車体前部と、車体中央部と、車体後
部とを分解可能に連結した構造であるため、車体中央部
の構造を、車体前部及び車体後部と異なる材料(例え
ば、請求項3に記載の材料)で構成することが可能にな
り、車体前部や車体後部に影響を及ぼすことなく、車体
中央部の機械的性能を自由に設定することが可能にな
る。
【0011】ここで、請求項2では、前記車体前部と車
体後部とを、骨組み構造と、これに分解可能に連結され
る表皮パネルとからなるスケルトンモノコック構造に夫
々構成するため、車体前部と車体後部の表皮パネルを取
り外すことで,フロント及びリヤサスペンション装置等
の着脱や調整に有利である。また、表皮パネルを交換す
ることで、空力特性の変更を行うことができる。請求項
3では、車体中央部を、2枚の強化繊維補強合成樹脂パ
ネル間にアルミハニカム材をサンドイッチしたパネルか
らなるモノコック構造に構成するため、軽量な構造でも
ってその剛性・強度を十分に確保できる。
【0012】請求項4では、パワーユニットを縦置きに
設置するため、前輪と後輪への駆動力伝達系が簡単化す
る。請求項5では、車体中央部の後部のうち、パワーユ
ニットと反対側に燃料タンクを配置したので、車幅方向
の重量バランスをとる上で有利である。請求項6では、
車体前部に複数種類のサスペンション機構を取付け可能
な複数の取付け部を備えたフロントクロスメンバを設け
るとともに、車体後部に複数種類のサスペンション機構
を取付け可能な複数の取付け部を備えたリヤクロスメン
バを設けたため、フロントクロスメンバとリヤクロスメ
ンバを交換することなく、種々のサスペンション機構を
選択的に取付けて試験を行うことができる。
【0013】請求項7では、フロントクロスメンバを、
所定の第1姿勢と、この第1姿勢から水平面内で180
度方向転換した第2姿勢とに、択一的に取付け可能に構
成したため、第1姿勢と第2姿勢とで、前輪の中心位置
を異ならせることができ、その結果ホイールベースを簡
単に変更できるようになる。請求項8では、車体前部
に、複数のバランスウェイトを取付ける為のバランスウ
ェイト設置部を設けたため、そのバランスウェイトによ
り、重量パランスや重量位置調整が簡単になる。請求項
9では、前部車体後部に、複数のバランスウェイトを取
付ける為のバランスウェイト設置部を設けたため、その
バランスウェイトにより、重量パランスや重量位置調整
が簡単になる。
【0014】請求項10では、ブレーキ装置の前輪用倍
力装置及びマスタシリンダと、これと独立の後輪用倍力
装置及びマスタシリンダとを設け、これら2組の倍力装
置及びマスタシリンダを車体中央部に配置することで、
ブレーキペダルから前後輪用の倍力装置及びマスタシリ
ンダまでの操作力伝達系を簡単化できる。請求項11で
は、前輪用倍力装置と後輪用倍力装置とをバランスレバ
ーで連結し、後輪用ブレーキ圧供給系に複数段に切り換
え可能なカットバルブを設けるため、後輪用ブレーキ圧
を複数段に切り換え可能になる。請求項12では、ブレ
ーキ装置の前輪用ブレーキホースの少なくとも一部をフ
ロントクロスメンバに配設し、後輪用ブレーキホースの
少なくとも一部をリヤクロスメンバに配設するため、ブ
レーキホースの配置が簡単になる。
【0015】請求項13の操安性能試験車の製造方法に
おいては、フロントサスペンションが設けられる車体前
部と、乗員が乗車する車体中央部と、リヤサスペンショ
ンが設けられる車体後部とを分割して製造し、前記車体
前部と車体中央部と車体後部とを分解可能に連結して車
体を構成し、前記車体中央部に、パワーユニットを、運
転席と反対側に位置させて配置するため、基本的に請求
項1と同様の作用・効果が得られる。
【0016】請求項14の操安性能試験車の製造方法に
おいては、前記車体前部と車体後部に、バランスウェイ
トを設置するバランスウェイト設置部を夫々設け、車体
の車体重量を、目標車両重量から、パワーユニット及び
その他の装備品の重量と、バランスウェイト搭載前の状
態から重心変化を最大とするのに必要なバランスウェイ
トの重量とを減算した値に略等しく設定するため、車体
重量を極力軽量化して、重量回りの慣性モーメントを小
さく設定し、重量バランスの調整(重心位置の調整を含
む)と慣性モーメントの調整とを極力軽量なバランスウ
ェイトを介して行うことができる。
【0017】請求項15では、車体中央部のルーフを着
脱可能に取り付け、そのルーフとして剛性の異なる複数
のルーフから選択した1つを用いるため、ルーフを介し
て車体の剛性の調整を簡単に行うことができる。請求項
16では、前部車体中央部の側面部の前後の支柱間に取
付けるドアの取付け構造を変更することによって、車体
剛性を変えることができる。請求項17では、パワーユ
ニットのトランスファ装置を車幅中央側に配置すること
で、前後の差動装置へドライブシャフトを連結するのに
有利である。請求項18では、車体後部にもパワーユニ
ットを配置するパワーユニット配置部を設け、車体中央
部に配置するパワーユニットを、車体後部のパワーユニ
ット配置部に移設したときに、トランスファ装置から後
方へ延びていたプロペラシャフトを移設後のパワーユニ
ットのトランスファ装置から前方へ延びるプロペラシャ
フトとして活用することもできる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基い
て説明する。本実施例に係る操安性能試験車は、操縦安
定性や空力特性等に関連する諸パラメータを種々変更し
て試験する為の試験車であるが、以下の説明は、この操
安性能試験車の構成と、その製造方法の両方を含むもの
である。図1〜図3に示すように、操安性能試験車1の
車体2は、車体前部3と、車体中央部4と、車体後部5
とを3分割して構成したものを、分解可能に連結して一
体化される。
【0019】車体中央部4の構造について説明する。車
体中央部4の剛性を高く、かつ極力軽量な構造とする為
に、車体中央部4は、2枚の炭素繊維補強合成樹脂パネ
ル間にアルミハニカム材をサンドイッチしたパネルを素
材としたモノコック構造に構成されている。車体中央部
4の前端部には隔壁6が形成され、また、後端部には隔
壁7が形成され、隔壁7の中央部は、車室8側へ台形状
に突出状に形成されている。更に、車体中央部4の剛性
・強度アップの為、車幅方向中央の車体中心線上におい
て、前記隔壁6の略上端部と、隔壁7の中段部とに亙る
センタストラット9が設けられている。
【0020】車体中央部4のルーフは、別体構造であっ
て、剛性の異なる複数のルーフ部材10のうちから選択
された1つのルーフ部材10が着脱自在に嵌合的に装着
される。この嵌合構造は、ルーフ部材10の外周部に
は、合計6個のV形凹部が形成され、また、ルーフ開口
部11の内周面には、前部合計6個のV形凹部に対向す
る合計6個のV形凹部が形成され、これら相対向する6
組のV形凹部に鋼球体を夫々介装して締結することで荷
重伝達可能に構成されている。このように、ルーフ部材
10の剛性を選択的に変えることにより、車体2の剛性
を変えることができる。
【0021】車体中央部4の前部には、フロントウイン
ドガラス12が装着され、また、左右のドア開口部13
には、ヒンジを介さずにドア14が取外し可能に嵌合的
に装着され、左右の両ドア14も車体剛性に寄与する部
材として活用され、前記左右の両ドア14も荷重伝達可
能に装着されている。前記左右のドア14に関しては、
その車体中央部4のドア開口部13への取付け構造を変
えることで、荷重伝達性能を変えて、車体剛性を変え得
るように構成してある。図1に示すように、前記車体中
央部4の後端部には、車体後部5に連結する為の合計1
0個の連結部15が設けられ、これら連結部15を車体
後部5の骨組み構造に設けられる対応する連結部に夫々
ボルト・ナットを介して分解可能に連結されることにな
る。同様に、車体中央部4の前端部には、車体前部3に
連結する為の合計6個の連結部16が設けられ、これら
連結部16を車体前部3の骨組み構造に設けられる対応
する連結部に夫々ボルト・ナットを介して分解可能に連
結される。
【0022】車体中央部4のフロアパネル17上のうち
の、右側部分には運転席のシート装置18が配置され、
中央側部分と左側部分にかけてパワーユニット20が前
後方向に向けて縦置き状に配置される。このパワーユニ
ット20は、エンジン21と自動変速機22と自動変速
機22の出力ギヤに駆動力分配用の遊星歯車機構23a
を介して連動連結されたトランスファ装置23とからな
り、トランスファ装置23は、車幅中央のセンターライ
ン上に配置され、トランスファ装置23のフロント駆動
出力軸はフロント差動装置24に連結され、また、トラ
ンスファ装置23のリヤ駆動出力軸は、ドライブシャフ
ト25を介して、リヤ差動装置26に連結される。
【0023】前記パワーユニット20に関して、トラン
スファ装置23と差動装置24,26の連結/非連結を
介して、4輪駆動、前輪2輪駆動、後輪2輪駆動の3通
りの駆動形態を採用可能であり、しかも、前記駆動力分
配用の遊星歯車機構23aの切り換えにより、4輪駆動
の場合の前輪と後輪に対する駆動力配分比率を大きく変
えることができるように構成してある。尚、車体中央部
4のフロア17上の左側後部には、バランスウェイトを
必要に応じて配置する為のバランスウェイト設置部27
も設けられている。更に、フロアパネル17の後端部分
の下側のうち、右側のシート装置18の下方には、燃料
タンク28が配設され、左側には、バッテリ29が配設
される。
【0024】更に、車体中央部4には、ステアリングハ
ンドル30とそれから延びるステアリングコラム31、
前輪用ブレーキ装置の倍力装置34とマスタシリンダ3
5、後輪用ブレーキ装置の倍力装置36とマスタシリン
ダ37、ブレーキペダル39、後輪用ブレーキ装置のブ
レーキ圧供給系に設けられた複数段に切り換え可能なカ
ットバルブ40、図示していないインストルメントパネ
ル等が配設される。前記前輪用倍力装置34と後輪用倍
力装置36とがバランスレバー38で連結され、バラン
スレバー38の左右方向の途中部には、ブレーキペダル
39の下端部が連結され、ブレーキペダル39の下端部
は、バランスレバー38の途中部にスクュー機構を介し
て位置可変に連結されている。
【0025】前部車体前部3と車体後部5とは、軽量化
を図る為、鋼管材や型鋼部材からなる立体的な骨組み構
造50,52と、これに分解可能に連結される合成樹脂
又は金属製の表皮パネル51,53とからなるスケルト
ンモノコック構造に夫々構成されている(図4、図5参
照)。前記操安性能試験車1の空力特性変更の為、車体
前部3と車体後部5の表皮パネル51,53としては、
空力特性の異なる複数種類の表皮パネルが製作され、そ
のうちの選択された1つの表皮パネル51,53が夫々
装着される。そして、車体前部3と、車体中央部4と、
車体後部5とを夫々別個に組立てから、これらがボルト
・ナットにより連結されることになる。この連結の際、
車体前部3の側面の表皮パネル51の一部分は、車体中
央部4の側面の外側に所定長さオーバーラップされると
ともに、車体後部5の側面の表皮パネル53の一部分
は、車体中央部4の側面の外側に所定長さオーバーラッ
プされる。
【0026】前記車体前部3には、左右1対の前輪54
が配設され、また、これら前輪54間には、骨組み構造
の直方体枠状のクロスメンバ55が配設されて、車体前
部3の骨組み構造50に連結支持され、このクロスメン
バ55のうちの車幅方向中央部には、前輪用差動装置2
4が配設され、この前輪用差動装置24から左右に延び
る左右1対のドライブシャフト56は、左右の前輪54
の車軸スピンドルに夫々連結されている。前記クロスメ
ンバ55の後端部には、パワーステアリング装置のラッ
ク・ピニオン機構及びパワーシリンダとを含むステアリ
ングユニット32が配設され、ステアリングユニット3
2は、タイロッド33を介して左右の前輪54に夫々連
結されている。
【0027】前記クロスメンバ55の左右両端部には、
複数種類のサスペンション装置のサスペンションリンク
部材やアーム部材やストラッド等を連結するための複数
の連結部が夫々設けられ、試験用に選択された1種類の
サスペンション装置のリンク部材やアーム部材やストラ
ッド等により左右の前輪54がクロスメンバ55に連結
される。前記クロスメンバ55は、図示のように、前輪
54の軸心位置を点P1とする第1姿勢と、この第1姿
勢から、水平面内において180度反転させることによ
り、左右の前輪54の軸心位置を点P1よりも所定距離
後方移動させた点P2とする第2姿勢とに切り換え可能
に構成されている。このように、クロスメンバ55の姿
勢変換により、ホイールベースを簡単に変更することが
出来る。
【0028】前記車体前部3の中段高さ位置であってク
ロスメンバ55の上方位置には、水平状の段付きの棚板
57が設けられ、その棚板57上の前部には、バランス
ウェイト58を設置する為のバランスウェイト設置部5
9が設けられ、また、棚板57上の後部には、クロスメ
ンバ55の上側に位置するバランスウェイト設置部60
が設けられている。図4に示すように、前記前輪54用
ブレーキ装置のブレーキ圧供給系のブレーキホース41
の大部分は、クロスメンバ55の後端部に沿って左右方
向向きに配設され、このブレーキホース41は、左右の
前輪54のブレーキシリンダ45に夫々接続される。
【0029】前記車体後部5には、左右1対の後輪61
が配設され、また、これら後輪61間には、骨組み構造
の直方体枠状のクロスメンバ62が配設されて、車体後
部5の骨組み構造52に連結支持され、このクロスメン
バ62のうちの車幅方向中央部には、後輪用差動装置2
6が配設され、この後輪用差動装置26から左右に延び
る左右1対のドライブシャフト63は、左右の後輪61
の車軸スピンドルに夫々連結されている。また、車体後
部5の下端面には、フロアパネル64が設けられてい
る。
【0030】前記クロスメンバ62の左右両端部には、
複数種類のサスペンション装置のサスペンションリンク
部材やアーム部材やストラッド等を連結するための複数
の連結部が夫々設けられ、試験用に選択された1種類の
サスペンション装置のリンク部材やアーム部材やストラ
ッド等により左右の後輪61がクロスメンバ62に連結
される。前記クロスメンバ62は、図示のように、後輪
61の軸心位置を点P3とする第1姿勢と、この第1姿
勢から、水平面内において後方へ所定距離平行移動させ
て軸心位置を点P4とする第2姿勢とに切り換え可能に
構成されている。尚、クロスメンバ62は必要に応じて
フロアパネル64にも連結される。このように、クロス
メンバ62の位置切り換えにより、ホイールベースを簡
単に変更することが出来る。
【0031】前記車体後部5のフロア64上の前部中央
部には、車体中央部4に配置されたパワーユニット20
を後方へ所定距離移動させて移設する為のパワーユニッ
ト設置部65が設けられていて、このパワーユニット設
置部65にパワーユニット20を移設した場合に、ドラ
イブシャフト25をトランスファ装置23からフロント
差動装置24に駆動力を伝達する為のドライブシャフト
としてそっくり活用できる位置に、パワーユニット設置
部65が設けられている。これにより、パワーユニット
20を移設した場合にも、ドライブシャフト25を有効
活用することができる。更に、フロア64上の前部に
は、バランスウェイト66を設置する為のバランスウェ
イト設置部67が設けられ、また、クロスメンバ62と
その後方の上側には、上面蓋開閉式のボックス状のバラ
ンスウェイト設置箱68が設けられ、その内部には、バ
ランスウェイト70,72を設置する為のバランスウェ
イト設置部69,71が設けられている。
【0032】後輪用ブレーキ装置のブレーキ圧供給系の
ブレーキホースは、マスタシリンダ37からカットバル
ブ40まで延びるブレーキホース42と、カットバルブ
40からクロスメンバ62まで延びるブレーキホース4
3と、クロスメンバ62の後端部に沿って配設され左右
の後輪61用ブレーキシリンダ46に夫々接続されるブ
レーキホース44とで構成されている。
【0033】前記操安性能試験車1の車体2の車体重量
は、目標車両重量から、パワーユニット20及びその他
の装備品の重量と、バランスウェイト搭載前の状態から
重心変化を最大とするのに必要なバランスウェイトの重
量とを減算した値に略等しく設定される。このように、
車体重量を設定することにより、車体重量を極力小さく
設定し、車体2の慣性モーメントを極力小さく設定する
ことができる。
【0034】以上説明した操安性能試験車1の作用につ
いて説明する。車体2を、車体前部3と、車体中央部4
と、車体後部5とに分割して構成し、それらを分解可能
に連結する構成とし、車体中央部4にパワーユニット2
0を配置するため、重心を車体中央部4に位置させやす
くなり、重量バランスの調整と、重心位置の調整と、慣
性モーメントの調整とを、行いやすくなる。しかも、こ
の調整に際し、比較的軽量な複数のバランスウェイトを
介して、簡単に調整可能になる。
【0035】この操安性能試験車1の車体2を、車体前
部3と、車体中央部4と、車体後部5とに分割して構成
してあるため、操安性能試験車1の中央部に重心を設定
しやすくなり、且つ、重心回りの慣性モーメントも小さ
くなるため、バランスウェイトによる重量バランスの調
整が極めて容易になること、バランスウェイトの重量も
少なくて済むこと、等の効果が得られる。車体2は、車
体前部3と、車体中央部4と、車体後部5とを分解可能
に連結した構造であるため、車体中央部4の構造を、車
体前部3及び車体後部5と異なる材料・構造で構成する
ことが可能になり、車体前部3や車体後部5に影響を及
ぼすことなく、車体中央部4の機械的性能を自由に設定
することが可能になる。
【0036】ここで、車体前部3と車体後部5とを、骨
組み構造50,52と、これに分解可能に連結される表
皮パネル51,53とからなるスケルトンモノコック構
造に夫々構成するため、軽量化することができるととも
に、車体前部3と車体後部5の表皮パネル51,53を
取り外すことで,フロント及びリヤサスペンション装置
等の着脱や調整に有利であり、表皮パネル51,53を
交換することで、空力特性を変更できる。車体中央部4
を、2枚の炭素繊維補強合成樹脂パネル間にアルミハニ
カム材をサンドイッチしたパネルからなるモノコック構
造に構成するため、軽量な構造でもってその剛性・強度
を十分に確保できる。
【0037】更に、パワーユニット20を前後方向に向
けて縦置きとするため、駆動力伝達系が簡単化し、車体
中央部4の後部のうち、パワーユニット20と反対側に
燃料タンク28を配置したので、車幅方向の重量バラン
スをとる上で有利である。また、車体前部3に複数種類
のサスペンション機構を取付け可能な複数の取付け部を
備えたフロントクロスメンバ55を設けるとともに、車
体後部5に複数種類のサスペンション機構を取付け可能
な複数の取付け部を備えたリヤクロスメンバ62を設け
たため、フロントクロスメンバ55とリヤクロスメンバ
62を交換することなく、種々のサスペンション機構を
選択的に取付けて試験を行うことができる。
【0038】更に、フロントクロスメンバ55を、図2
に図示の第1姿勢と、この第1姿勢から水平面内で18
0度方向転換した第2姿勢とに、択一的に取付け可能に
構成したため、第1姿勢と第2姿勢とで、前輪54の軸
心位置を異ならせることができ、その結果ホイールベー
スを簡単に変更できるようになる。前記車体前部3に、
複数のバランスウェイトを取付ける為のバランスウェイ
ト設置部59,60を設けたため、そのバランスウェイ
トにより、重量バランスや重量位置調整が簡単になる
し、車体後部5に、複数のバランスウェイトを取付ける
為のバランスウェイト設置部67,69,71を設けた
ため、そのバランスウェイトにより、重量バランスや重
量位置調整が簡単になる。
【0039】図6〜図8は、フロント荷重割合の可変幅
と、ホイールベース・重量の可変幅と、ホイールベース
・トレッドの可変幅について、従来の一般的な自動車
と、本案の操安性能試験車1とを比較して図示したもの
である。本案の操安性能試験車1では、前記複数のバラ
ンスウェイト設置部59,60,27,67,69,7
1に適宜バランスウェイトを設置することにより、前輪
54の荷重割合を大きく変えることが可能である(図6
参照)。更に、フロントクロスメンバ55の姿勢切り換
えを介して、また、リヤクロスメンバ62の位置切り換
えを介して、ホイールベース・重量の可変幅を実用的な
範囲で大きく変えることができる(図7参照)。更に、
種々のサスペンションリンクやアーム類の長さを変える
ことにより、トレッドを大きく変えることができ、前記
のようにホイールベースも大きく変えることができるた
め、ホイールベースとトレッドとをパメラータとする可
変幅を実用的な範囲で大きく変えることができる(図8
参照)。
【0040】ここで、前記車体中央部4の構造として
は、スチール構造も採用可能であり、フロント及びリヤ
クロスメンバ55,62の構造は、種々の構造のものを
採用であり、その他前記実施例の構成の一部に適宜変更
を付加して実施する場合もあることは勿論であり、本発
明は、前記実施例のものに限定される訳ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る操安性能試験車の連結前の側面図
である。
【図2】図1の操安性能試験車の連結状態における側面
図である。
【図3】図1の操安性能試験車の連結状態における平面
図である。
【図4】図1の操安性能試験車の車体前部の骨組み構造
を示す要部平面図である。
【図5】図1の操安性能試験車の車体後部の骨組み構造
を示す要部平面図である。
【図6】従来の自動車と本案の操安性能試験車のフロン
ト荷重割合の可変幅を説明する説明図である。
【図7】従来の自動車と本案の操安性能試験車のホイー
ルベース・総重量の可変幅を説明する説明図である。
【図8】従来の自動車と本案の操安性能試験車のホイー
ルベース・トレッドの可変幅を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 操安性能試験車 2 車体 3 車体前部 4 車体中央部 5 車体後部 20 パワーユニット 23 トランスファ装置 28 燃料タンク 34 倍力装置 35 マスタシリンダ 36 倍力装置 37 マスタシリンダ 38 バランスレバー 39 ブレーキペダル 50,52 骨組み構造 51,53 表皮パネル 55 フロントクロスメンバ 59,60,67,69,71 バランスウェイト
設置部 62 リヤクロスメンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 63/00 B62D 39/00

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦安定性能の試験の為の操安性能試験
    車において、 フロントサスペンションが設けられる車体前部と、乗員
    が乗車する車体中央部と、リヤサスペンションが設けら
    れる車体後部とを分解可能に連結してなる車体を設け、 前記車体中央部に、パワーユニットを、運転席と反対側
    に位置させて配置したことを特徴とする操安性能試験
    車。
  2. 【請求項2】 少なくとも、前記車体前部と車体後部と
    を、骨組み構造と、これに分解可能に連結される表皮パ
    ネルとからなるスケルトンモノコック構造に夫々構成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の操安性能試験車。
  3. 【請求項3】 前記車体中央部を、2枚の強化繊維補強
    合成樹脂パネル間にアルミハニカム材をサンドイッチし
    たパネルからなるモノコック構造に構成したことを特徴
    とする請求項1に記載の操安性能試験車。
  4. 【請求項4】 前記パワーユニットを車体前後方向に向
    けた縦置き状に配置したことを特徴とする請求項1に記
    載の操安性能試験車。
  5. 【請求項5】 前記車体中央部の後部のうち、パワーユ
    ニットと反対側に燃料タンクを配置したことを特徴とす
    る請求項1に記載の操安性能試験車。
  6. 【請求項6】 前記車体前部に複数種類のサスペンショ
    ン機構を取付け可能な複数の取付け部を備えたフロント
    クロスメンバを設けるとともに、車体後部に複数種類の
    サスペンション機構を取付け可能な複数の取付け部を備
    えたリヤクロスメンバを設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の操安性能試験車。
  7. 【請求項7】 前記フロントクロスメンバを、所定の第
    1姿勢と、この第1姿勢から水平面内で180度方向転
    換した第2姿勢とに、択一的に取付け可能に構成したこ
    とを特徴とする請求項6に記載の操安性能試験車。
  8. 【請求項8】 前記車体前部に、複数のバランスウェイ
    トを取付ける為のバランスウェイト設置部を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の操安性能試験車。
  9. 【請求項9】 前部車体後部に、複数のバランスウェイ
    トを取付ける為のバランスウェイト設置部を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の操安性能試験車。
  10. 【請求項10】 ブレーキ装置の前輪用倍力装置及びマ
    スタシリンダと、これと独立の後輪用倍力装置及びマス
    タシリンダとを設け、これら2組の倍力装置及びマスタ
    シリンダを車体中央部に配置したことを特徴とする請求
    項1に記載の操安性能試験車。
  11. 【請求項11】 前輪用倍力装置と後輪用倍力装置とを
    バランスレバーで連結するとともに、後輪用ブレーキ圧
    供給系に複数段に切り換え可能なカットバルブを設け、
    このカットバルブを車体中央部に配置したことを特徴と
    する請求項10に記載の操安性能試験車。
  12. 【請求項12】 ブレーキ装置の前輪用ブレーキホース
    の少なくとも一部をフロントクロスメンバに配設し、ま
    た、後輪用ブレーキホースの少なくとも一部をリヤクロ
    スメンバに配設したことを特徴とする請求項6に記載の
    操安性能試験車。
  13. 【請求項13】 フロントサスペンションが設けられる
    車体前部と、乗員が乗車する車体中央部と、リヤサスペ
    ンションが設けられる車体後部とを分割して製造し、 前記車体前部と車体中央部と車体後部とを分解可能に連
    結して車体を構成し、 前記車体中央部に、パワーユニットを、運転席と反対側
    に位置させて配置することを特徴とする操安性能試験車
    の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記車体前部と車体後部に、バランス
    ウェイトを設置するバランスウェイト設置部を夫々設
    け、 前記車体の車体重量を、目標車両重量から、パワーユニ
    ット及びその他の装備品の重量と、バランスウェイト搭
    載前の状態から重心変化を最大とするのに必要なバラン
    スウェイトの重量とを減算した値に略等しく設定するこ
    とを特徴とする請求項13に記載の操安性能試験車の製
    造方法。
  15. 【請求項15】 前記車体中央部のルーフを着脱可能に
    取り付け、 前記ルーフとして剛性の異なる複数のルーフから選択し
    た1つを用いることを特徴とする請求項13に記載の操
    安性能試験車の製造方法。
  16. 【請求項16】 前部車体中央部の側面部の前後の支柱
    間に取付けるドアの取付け構造を変更することによっ
    て、車体剛性を変えることを特徴とする請求項13に記
    載の操安性能試験車の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記パワーユニットのトランスファ装
    置を車幅中央側に配置することを特徴とする請求項15
    に記載の操安性能試験車の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記車体後部にもパワーユニットを配
    置するパワーユニット配置部を設け、車体中央部に配置
    するパワーユニットを、車体後部のパワーユニット配置
    部に移設したときに、トランスファ装置から後方へ延び
    ていたプロペラシャフトを移設後のパワーユニットのト
    ランスファ装置から前方へ延びるプロペラシャフトとし
    て活用することを特徴とする請求項16に記載の操安性
    能試験車の製造方法。
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