JP3253076B2 - 4個の連続的空隙を含有する中空フィラメント断面 - Google Patents

4個の連続的空隙を含有する中空フィラメント断面

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Description

【発明の詳細な説明】 本出願は、1991年7月24日の出願日を有する米国特許
出願番号07/735,241の一部継続出願である。
発明の背景 発明の分野 本発明は、別個位置に配置されている4個の連続的空
隙を含有する4側面断面形を有する連続的合成フィラメ
ントに関する。該フィラメントは、改良された汚染性能
および耐性を示すカーペットを製造するために特に適し
ている。
関連技術の記載 当該技術の専門家は、連続的合成フィラメントの「汚
染性能」を改良するための多種の方法をこれまでに提唱
している。「汚染性能」という語は、実際に起きる汚染
とは無関係であってもよい目に見える汚染に対する織物
物質の明白な耐性を意味する。
ある研究は、長さ全体にわたり伸びている連続的空隙
を有するフィラメントの製造を含む。チャンパネリア
(Champaneria)他の米国特許第3,745,061号により記載
されている如く、少なくとも3個の連続的な非円形空隙
を有するフィラメントを製造することは知られている。
これらの空隙はフィラメント容量の約10%〜約35%を構
成しており、そして実質的に内向きのないフィラメント
の断面輪郭の角に対して設定されている。
W.ロチェルフェルド(Lochelfeld)他のドイツ特許第
DL90,840/'72号は、4個の中空空間を有するフィラメン
トの紡糸方法を教示している。これらのフィラメントは
ほぼ円形である断面による高い安定性を有する。しかし
ながら、円形断面はこれらのフィラメントのかさを減少
させる傾向もある。
そのような従来のフィラメントは上記の如く幾分は効
果的な汚染性能を有するが、高いかさおよび耐性をも示
すさらに大きい汚染性能を有するフィラメントに関する
要望がある。本発明のフィラメントは汚染性能、かさ、
および耐性の改良された組み合わせを与えるものであ
り、そして大量の通行が課されるカーペット用に特に適
している。
発明の要旨 本発明は連続的フィラメントに関するものであり、そ
れは熱可塑性合成重合体を含んでなり、そして中空でな
い軸方向の芯および4個の実質的に等距離にある連続的
な非円形空隙、約6%〜25%の空隙含量、並びに実質的
に凸または凹曲線のない4側面断面輪郭により特徴づけ
られ、それぞれの空隙は輪郭の側面上に実質的に集中し
ている。空隙は実質的に円形または非円形を有してお
り、そして実質的に輪郭の側面上に集中している。好適
には、空隙の形は三角形状であり、そこではそれぞれの
空隙の頂点は芯の中央縦軸に向いており、そしてそれぞ
れの空隙の基部は輪郭の側面上に実質的に集中してい
る。
より好適には、空隙はV−形であり、それぞれの空隙
の頂点は芯の中央縦軸に向いており、そしてそれぞれの
切り欠きは輪郭の側面上に実質的に集中している。
空隙の寸法、すなわち円周、面積など、は実質的に等
しい。適している重合体には、ポリオレフィン類、例え
ばポリプロピレン、ポリアミド類、例えばナイロン66お
よびナイロン6、並びにポリエステル類、例えばポリエ
チレンテレフタレートが包含される。カーペット糸(ca
rpet yarns)を本発明のフィラメントから製造しそして
裏打ち(backings)中にタフト化でふさ状にして改良さ
れた汚染性能を示すカーペットを製造することができ
る。
本発明はまた、これらのフィラメントを製造するため
の紡糸口金も包含する。紡糸口金は、4側面スロット付
き毛管により連結されている上部および下部表面を有す
るプレートを含んでなる。一態様では、スロットは4個
の実質的に等間隔の円形部分を規定しており、そこでは
それぞれの部分は毛管の側面上に実質的に集中されてい
る。他の態様では、スロットが4個の実質的に等間隔の
非円形部分を規定しており、そこではそれぞれの部分は
毛管の側面上に実質的に集中されている。好適には、4
個の実質的に等間隔の三角形状部分が存在しており、そ
こではそれぞれの部分の頂点は毛管の中央縦軸に向いて
おり、そしてそれぞれの部分の基部は毛管の側面上に実
質的に集中されている。
図面の記載 図1はフィラメント断面の角に位置する空隙を有する
フィラメントを紡糸するための紡糸口金毛管の正面図で
ある。
図1−Aは図1に示されている型の毛管を通して紡糸
されたポリプロピレンフィラメントの顕微鏡写真から得
られた断面図である。
図2は本発明のフィラメントを紡糸するために適して
いる紡糸口金毛管の正面図であり、ここで空隙は三角形
状である。
図2−Aは図2に示されている型の毛管を通して紡糸
されたポリプロピレンフィラメントの顕微鏡写真から得
られた断面図である。
図3は本発明のフィラメントを製造するための方法を
示している工程図である。
図4は図2に示されている型の毛管を通して紡糸され
たナイロン66フィラメントの顕微鏡写真から得られた断
面図である。
図5は図2に示されている型の毛管を通して紡糸され
たポリエステルフィラメントの顕微鏡写真から得られた
断面図であり、ここで毛管の外径は0.0791インチであ
る。
図6は図2に示されている型の毛管を通して紡糸され
たポリエステルフィラメントの顕微鏡写真から得られた
断面図であり、ここで毛管の外径は0.0120インチであ
る。
図7は本発明のフィラメントを紡糸するのに適してい
る紡糸口金毛管の正面図であり、ここで空隙はV−形で
ある。
図7−Aは図7に示されている型の毛管を通して紡糸
されたナイロン66フィラメントの顕微鏡写真から得られ
た断面図である。
図8は先行技術のフィラメントを紡糸するための紡糸
口金毛管の正面図であり、ここで空隙はフィラメント断
面の角に位置している。
図8−Aは図8に示されている型の毛管を通して紡糸
されたナイロン66フィラメントの顕微鏡写真から得られ
た断面図である。
発明の詳細な説明 本発明のフィラメントは一般的には、希望する空隙の
構造およびフィラメントの全体的断面を提供するように
設計されている紡糸口金毛管を通して融解重合体を紡糸
することにより製造される。
フィラメントは、融解紡糸可能な合成熱可塑性重合体
から製造することができる。これらの重合体には、例え
ば、ポリオレフィン類、例えばポリプロピレン、ポリア
ミド類、例えばナイロン66およびナイロン6、並びにポ
リエステル類、例えばポリエチレンテレフタレートが包
含される。そのような重合体の共重合体および融解配合
物の両者とも適している。
一般的には、融解紡糸方法においては、融解重合体が
空気もしくは他の気体中にまたは適当な液体中に押し出
され、そこでそれが冷却されそして固化する。適当な急
冷用気体および液体には、例えば、室温の空気および冷
却された空気が包含される。個々の紡糸条件は使用され
る重合体およびフィラメントに関して希望される性質に
より変わるかもしれないことは認識されよう。
例えば、空隙のフィラメント百分率(空隙含量)は通
常は、速度および/または重合体融解粘度を増加させる
ことにより、増加させることができる。本発明では、フ
ィラメントは約6〜25%のそして好適には約8%〜25%
の間の空隙含量を有する。汚染性能は約6%〜25%の空
隙含量では徐々に増加し、約25%〜35%空隙含量の間で
は汚染性能において実質的に改良はない。約35%より高
い空隙含量においては、フィラメントは弱化する。重合
体紡糸ドープはまた一般的な添加剤、例えば酸化防止
剤、染料、光沢除去剤、静電防止剤など、を含有するこ
ともできる。
図2に関すると、本発明のフィラメントを製造するた
めに適している分割された防止口金毛管が示されてい
る。
4側面毛管は4個のスロット単位(1)、(2)、
(3)および(4)を含んでおり、それぞれが周囲
(5)および放射(6)スポークからなっており、その
中を重合体が流れる。スロットの間には、4個の実質的
に等間隔の部分(7)、(8)、(9)、および(10)
があり、その中にはいずれの重合体も流れない。これら
の部分が生ずるフィラメント中の空隙の形および寸法を
規定する。部分は種々の非円形を有しており、フィラメ
ント中の対応する非円形空隙を製造することができる。
一方、部分が円形を有しており、フィラメント中の対応
する円形を製造することもできる。好適には、4個の実
質的に等間隔の三角形状部分も存在している。それぞれ
の三角形状部分の頂点は毛管の中央縦軸に向けられてお
り、そしてそれぞれの部分の基部は実質的に毛管の側面
上に集中されている。
典型的な毛管は0.0791インチの外径(A)を有し、周
囲スポーク(5)は0.0080インチの幅(B)を有し、そ
して放射スポーク(6)は0.0065インチの幅(C)を有
する。放射スポークの端部間の空間(D)は典型的には
0.0100インチであるが、周囲スポークの端部間の空間
(E)は0.0079インチである。毛管の深さは0.035イン
チであり、そして長さ対直径(L/D)比(0.035/0.006
5)は約5.4である。上記の寸法は個々の重合体の融解粘
度およびおよび表面張力により変わるかもしれないこと
は理解されよう。
好適には、紡糸口金毛管は図7に示されている構造を
有しており、寸法は下記の実施例8に記されている。し
かしながら、他の紡糸口金デザインを使用して本発明の
フィラメントを製造できることも理解されよう。
該部分は生ずるフィラメントが角から離れて配向され
ておりそしてフィラメント断面輪郭の側面に並べられる
ような順序で配列されていることが必須である。部分は
図2−Aに示されている如くそれぞれの空隙が断面の側
面上に実質的に集中されるように配置される。1個の空
隙は輪郭のそれぞれの側面上に配置されておりそしてそ
れぞれの側面の角の間で実質的に等距離にある。フィラ
メントはさらに中空でない軸方向の芯により特徴づけら
れており、そして空隙は連続的であり、実質的に等間隔
であり、そして好適には等寸法である。軸方向の芯の中
に空隙を有するフィラメントも有効な汚染性能を示すこ
とは認識されているが、そのようなフィラメントの耐性
は中空でない軸方向の芯を有するフィラメントより劣っ
ているかもしれない。さらに、空隙の形にかかわらず、
空隙の最大寸法がフィラメントの端部近くの側面に位置
する時に最大の汚染性能が生ずると信じられている。
好適な構造では、図2−Aに示されている如く、部分
は三角形状の空隙を有するフィラメントを製造するよう
に配置されており、そこではそれぞれの空隙の頂点は芯
の中央縦軸に向けられており、そしてそれぞれの空隙の
基部はフィラメント断面輪郭の側面上に実質的に集中さ
れている。
より好適には、空隙は頂点と切り欠きすなわち解放端
部部分を有するV−形である。それぞれの空隙の頂点は
輪郭の中央縦軸に向けられており、そしてそれぞれの空
隙の切り欠きは輪郭の側面に向けられている。図7−A
に示されている如く、それぞれの空隙は輪郭のそれぞれ
の側面上に輪郭側面の角の間の大体等距離のところに置
かれている。
フィラメント断面輪郭が実質的に凸および凹曲線を有
していないことも重要であるが、4個の角がわずかに円
くなっていてもよい。フィラメント周囲が実質的に凸曲
線を有しているなら、フィラメントの全体的断面は円形
となる傾向がありそしてかさは悪影響を受ける。反対
に、フィラメント周囲が実質的に凹曲線すなわち内向き
曲線を有しているなら、汚染を集めそして汚染性能を減
じさせる傾向のある領域が生ずる。
本発明のフィラメントにより示される重要な改良はそ
れらの比較的大きい汚染性能である。さらに、フィラメ
ントは例えばかさ、光沢およびカーペット被覆力の如き
性質を保有しながら比較的大きい耐性も有している。
本発明のフィラメントは商業用および住宅用カーペッ
ト、特に水準ループパイルカーペット、を製造するため
に特に適している。フィラメントを使用して糸を製造
し、それを織物製作にかけそして次に当技術で既知の技
術によりカーペット裏打ち物質中でふさ状にすることが
できる。好適な織物製作方法には、ブリーン(Breen)
およびラウテルバッフ(Lauterbach)の米国特許第3,18
6,155号中に記載されいるような熱空気噴射積層方法が
包含される。
試験方法 空隙百分率測定 空隙の面積およびフィラメントの全体断面の面積を測
定するデュポン・シェープ・アナライザー、モデルVSA
−1を使用して、フィラメント断面の空隙百分率(空隙
含量)を測定した。デュポン・シェープ・アナライザー
は、個々のフィラメント断面のデジタル輪郭に関して数
値的分析を行うことにより、織物繊維糸断面を同定し
た。空隙面積を断面積により割算するという簡単な計算
で、フィラメントの断面の%空隙が得られる。
カーペット汚染性能 本発明のフィラメントからなる商業用水準ループおよ
び住宅用バーバ水準ループカーペットの汚染性能試験を
行った。試験はカーペットを実際の足による通行試験に
より相当な量の汚染に呈することを含んでいた。典型的
な足による通行水準は150,000〜1,000,000回の範囲であ
り、1週間当たり約60,000〜80,000回の通行の割合であ
った。カーペットの下におかれておりそして電子計測器
と連結されている感圧パッドにより、足による通行量が
計測された。カーペットが廊下を通行する人間により踏
まれた時に、計測器が通行量を記録した。
カーペット試料の寸法は変えることができる。カーペ
ット試料の幅は廊下幅を覆うために典型的には約6フィ
ートである。カーペットの長さは、利用可能な試料数に
よるが、典型的には約6〜30インチである。この場合に
は、商業用水準ループカーペットは15インチ×6フィー
トであると測定され、そして住宅用バーバルカーペット
は30インチ×6フィートであると測定された。正確な通
行量にとは無関係に、カーペットは夜毎に掃除機で掃除
された。
1週間基準で、ミノルタ・クロマ・メーターCR−100
測定装置を使用して、異なるカーペット試料に関して反
射測定を行った。CR−100は、反射された目的物の色を
測定するためのコンパクトな三色刺激性の色分析器であ
る。カーペット試料に関して5個の異なる領域で色を読
み取った。クロマ・メーターがそれぞれの読みに関して
ΔE、すなわち色の差、を計算する。
ΔE色偏差は、全体的な色の差を表している。式は、
色空間がユークリッド(三次元)でありそして下記式に
より示されている如く試料および標準の座標間の差を表
している三成分の平方の合計の平方根としてΔEを計算
すると仮定している: ΔE=[(ΔL*)+(Δa*)+Δ*)
1/2 ここでL*は可変性明色度であり、そしてa*およびb
*は色度座標である。汚染性能比較試験を行う時には、
全ての試料を同時に試験しそして同じ床位置を保とうと
することが重要である。廊下の入り口に最も近いカーペ
ット試料が過度の通行量を受けるのを防止するためにウ
オーク・オフ・マット(walk off mat)も使用される。
これが試験における心理的傾斜を防止する。この試験で
のカーペット試料は押し出し工程中に溶液染色されてい
た。試料は試験前にいずれの種類の水処理(染色、練り
など)にも呈されなかった。
フィラメント断面モデル 本発明のフィラメントの汚染性能における改良を測定
するために、異なるフィラメント断面を表示するための
モデルを製造した。このモデルの目的は、定量的方法で
汚染性能を測定することであった。この分析を行うため
に、2インチ×2インチの測定値の中空でない透明プラ
スチックの四角い塊を使用してモデルを構成した。次に
中空でない塊のそれぞれの半分に4個の円形穴(空隙)
をドリルで開けて、11%の累加的合計穴(空隙)含量を
有する塊を製造した。
塊の一方の半分では、それぞれの穴が塊の角に位置す
るような方法で穴がドリルで開けられた。この構造は従
来のフィラメントを表示しており、そこでは空隙がフィ
ラメント断面の角と並べられている。
塊の残りの半分では、それぞれの穴が塊の側面と並べ
られるような方法で穴がドリルで開けられた。この構造
は本発明のフィラメントを表示しており、そこではそれ
ぞれの空隙はフィラメント断面の側面上に実質的に集中
されている。
次に塊の外側表面に沿って4個の異なる視角で測定を
行って、それぞれの代表的断面モデルの汚染性能を測定
した。第一の測定は平らな側面(参照0゜角度)上で行
われ、そして次に15゜間隔で断面の角である45゜となる
まで行われた。45゜後の測定値は元の4点の鏡像であ
り、そして表面の周りで繰り返された。測定値はそれぞ
れの視角における汚染性能の百分率として記録された。
塊の合計幅を越える視角歪みの帯幅の合計を測定しそし
てそれを塊の合計幅により割算することにより、汚染性
能が計算された。それによると、塊の合計幅はそれぞれ
の視角で変化し、すなわち、0゜では合計幅は塊の実際
の幅(2インチ)であった。45゜では、合計幅は立方体
面を越える対角線の長さであった(2.8インチ)。式は
下記の如くであった: ここで、WDは視角歪みの幅でありそしてWBは塊の合計幅
である。
相対的粘度 ナイロン66の相対的粘度(RV)は、蟻酸溶液(90%の
蟻酸および10%の水)の中に溶解された8.4重量%ナイ
ロン66(乾燥重量基準)の溶液の絶対的粘度対蟻酸溶液
の絶対的粘度の比であり、ここで両者の絶対的粘度は25
℃において測定された。重量測定前に、重合体試料を50
%相対的湿度の空気中で2時間にわたりコンディショニ
ングした。
ヘキサフルオロイソプロパノール中で測定されたポリ
エチレンテレフタレートの相対的粘度(HRV)は、ヘキ
サフルオロイソプロパノールの中に溶解された4.75重量
%ポリエチレンテレフタレート(乾燥重量基準)対ヘキ
サフルオロイソプロパノールの絶対的粘度の比であり、
ここで両者の絶対的粘度は25℃において測定された。
以上の試験方法が下記の実施例で使用された。これら
の実施例は本発明を説明するためのものであるが、本発
明の範囲を限定しようとするものと考えるべきではな
い。
実施例 実施例1 この実施例では、異なる断面を有するポリプロピレン
フィラメントを製造した。
試料A 図2−Aに示されている断面を有するポリプロピレン
フィラメントを下記の方法により製造した。
10.8%のMFI(メルトフローインデックス)ポリプロ
ピレン重合体を含有している融解紡糸ドープを、重合体
を260℃において融解させそしてそれを約3%の淡いベ
ージュ色の濃縮物と共にスクリュー押し出し機中に共同
供給することにより、製造した。融解紡糸ドープを次に
4.1グラム/分/穴において図2に示されている外形を
有する紡糸口金を通して紡糸した。図2を関すると、紡
糸口金毛管の外径(A)は0.0791インチであった。周囲
スポーク(5)の幅(B)は0.0080インチであったが、
放射スポーク(6)の幅(C)は0.0065インチであっ
た。放射スポークの端部間の空間(D)は0.0100インチ
であったが、周囲スポークの端部間の空間(E)は0.00
79インチであった。毛管の深さは0.035インチであり、
そして長さ対直径(L/D)比(0.035/0.0065)は約5.4で
あった。
図3に関すると、フィラメントは紡糸口金(11)から
急冷用煙突(12)の中を120フィラメント/端部の速度
で通過し、そこでは冷却用気体が熱いフィラメント(1
3)の後方に約1.3フィート/秒の速度で吹き付けられて
いた。フィラメントを815ヤード/分(ypm)で回転して
いるプラーまたは供給ロール(14)により紡糸口金(1
1)から引っ張りそして冷却区域中に通した。約15℃の
空気中で急冷させた後に、仕上げアプリケーター(15)
を接触させることにより、フィラメントを水性液体(水
と非−水性の延伸−仕上げ物質との混合物)で処理し
た。次に、フィラメントは加熱された(65℃)供給ロー
ル(14)を越えて、2656ypmで回転している加熱された
(135℃)延伸ロール(16)を通過した。延伸後に、加
熱されたフィラメントをブリーンおよびラウテルバッフ
の米国特許3,186,155に記載されている型の熱空気噴射
積層方法(17)により挟んだ。積層空気温度は165℃で
あった。熱い流体は有孔表面を有する回転ドラム(18)
に対する糸ラインで消費され、該表面上で糸が冷却され
てしぼを硬化させた。ドラム(18)から、積層形の糸ラ
インが回転している芯(20)および(20a)上の一対の
駆動吸収ロール(19)を通過してパッケージ(21)およ
び(21a)を形成した。フィラメントの空隙百分率は約1
3%であった。
試料B(比較用) 融解紡糸ドープを図1に示されている構造を有する紡
糸口金を通して紡糸したこと以外は試料Aフィラメント
に関して記載されている方法により、図1−Aに示され
ている断面を有するポリプロピレンフィラメントを製造
した。図1に関すると、紡糸口金毛管の外径(F)は0.
0791インチであった。周囲スポーク(22)の幅(G)は
0.0080インチであったが、放射スポーク(23)の幅
(H)は0.0065インチであった。放射スポークの端部間
の空間(J)は0.0142インチであったが、周囲スポーク
の端部間の空間(K)は0.0060インチであった。毛管の
深さは0.035インチであり、そして長さ対直径(L/D)比
(0.035/0.0065)は約5.4であった。
上記のポリプロピレンフィラメント、試料Aおよび比
較用試料Bからなる糸束を次にそれぞれ別個の一次裏打
ちの中に挿入し、そしてラテックスを適用した。糸をル
ープ状で挿入して商業用および住宅用水準ループカーペ
ット試料を製造した。下表では、試料Aフィラメントか
ら製造された糸束からなるカーペットは試料A(商業
用)およびA−1(住宅用)カーペットと同定されてお
り、そして比較用試料Bフィラメントから製造された糸
束からなるカーペットは比較用試料B(商業用)および
B−1(住宅用)カーペットと同定されている。
カーペット汚染性能試験/商業用カーペット 商業用カーペット試料からなる糸は.55%水準におけ
る延伸仕上げ値を有していた。糸束は単独終結されてお
り、2500デニールのベース糸を含んでおり、そして1個
の糸束当たり120フィラメントを有していた。カーペッ
ト試料は20オンス/ヤードの基準重量および.187イン
チのパイル高さを有していた。糸上での一定水準の仕上
げ値を保つために、湿潤処理はカーペット構造中に含ま
れなかった。
商業用カーペット試料(AおよびB)をカーペット汚
染性能に関して試験した。それぞれの試料に、商業用カ
ーペットの典型的な寿命である491,000回の足による通
行を課した。汚染ΔE測定は491,000回の水準に到達す
るまで異なる間隔で行った。試験の結果は下表Iに示さ
れている。
カーペット汚染性能試験/住宅用カーペット 上記の2500デニール商業用糸の6個の端部の空気絡み
合いにより、住宅用カーペットバーバ糸を製造した。糸
束は15,000デニールを有しており、1個の糸束当たり72
0本のフィラメントであった。糸は.55%の延伸仕上げ値
を有していた。これらの重いデニール糸を1/4ゲージ水
準ループ機械で40オンス/ヤードにおいてふさ状にし
た。生じたカーペットに関するパイル高さは.375インチ
であった。カーペットは寸法安定性用に適用されたラテ
ックスの付いた一次裏打ちを有しており、そして糸上で
の一定水準の仕上げ値を保つために、湿潤処理はカーペ
ット構造中に含まれなかった。
住宅用カーペット試料(A−1およびB−1)を340,
000回の足による通行に関して床試験した。(住宅用途
は商業用途ほど多くの通行を必要としない)。試験の結
果は下表IIに示されている。
実施例2 この実施例では、ポリプロピレンフィラメントが実施
例1に記載されている二方法により製造されそして異な
るベース糸デニールを有する糸束が製造された。
試料C 試料Aフィラメントの製造に関して記載されている方
法により、図2−Aに示されている断面を有するポリプ
ロピレンフィラメントが製造された。
試料D(比較用) 比較用試料Bフィラメントの製造に関して記載されて
いる方法により、図1−Aに示されている断面を有する
ポリプロピレンフィラメントが製造された。
カーペット汚染性能試験/商業用カーペット 次に上記のポリプロピレンフィラメント、試料Cおよ
び比較用試料Dからなる糸束をそれぞれ別個の一次裏打
ちの中に挿入し、そしてラテックスを適用した。糸をル
ープ状で挿入して商業用ループカーペット試料を製造し
た。下表IIIでは、試料Cフィラメントから製造された
糸束からなるカーペットは試料CおよびC−1カーペッ
トと同定されており、そして比較用試料Dフィラメント
から製造された糸束からなるカーペットは比較用試料D
およびD−1カーペットと同定されている。糸束は1320
デニールのベース糸を含んでおり、そして1個の糸束当
たり70本のフィラメントを有していた。ベース糸(試料
CおよびD)の3個の端部またはベース糸(試料C−1
およびD−1)の4個の端部を空気絡み合わせすること
により、糸束を製造した。カーペット試料は22オンス/
ヤードの基準重量および.218インチのパイル高さを有
しており、そして352,000回の通行に関して試験した。
結果は表IIIに示されている。
実施例3(典型例) この実施例では、フィラメント断面モデルを使用し
た。測定を行って、異なる視角においてフィラメント断
面が供することのできる汚染性能を測定した。第一の測
定は0゜視角と称されている平らな表面上で行われた。
視覚的歪み幅を合計幅で割算することにより、計算を行
った。視覚的歪み幅および合計幅はそれぞれの視角に伴
い変化した。0゜測定を行った後に、測定を0゜の角度
から15゜、30゜および45゜の点で行った。45゜角度はフ
ィラメント断面の角の点である。これらの3回の角度測
定はフィラメント断面のスペクトルを表しており、それ
を4個の穴のの表面の周りで繰り返し続けた。結果は表
IVに挙げられている。
試料E−この試料は本発明のフィラメントを表してお
り、そこではそれぞれの空隙は実質的にフィラメント断
面の側面上に集中されている。
試料F−この試料は従来のフィラメントを表しており、
そこでは空隙はフィラメント断面の角に向いている。
実施例4 この実施例では、図4に示されているものと同様な断
面を有しているが、それより円形である空隙が主な差で
あるナイロン66フィラメントを下記の方法により製造し
た。
約41の相対的粘度(RV)を有するナイロン66重合体
(ポリヘキサメチレンアジパミド)を固相重合方法によ
り約72の比較的高いRVとなるまでさらに重合し、スクリ
ュー融解機中で288℃において融解させ、そして図2に
示されている構造を有する紡糸口金を通して4.3グラム
/穴/分で急冷用煙突中に紡糸した。
紡糸口金は下記の寸法を有していた。紡糸口金毛管の
外径(A)は0.0791インチであった。周囲スポーク
(5)の幅(B)は0.0080インチであったが、放射スポ
ーク(6)の幅(C)は0.0065インチであった。放射ス
ポークの端部間の空間(D)は0.010インチであった
が、周囲スポークの端部間の空間(E)は0.0079インチ
であった。毛管の深さは0.035インチであり、そして長
さ対直径(L/D)比(0.035/0.0065)は約5.4であった。
急冷用空気流速は約2.2フィート/秒であり、そして
空気の温度は10℃であった。フィラメントを水性液体
(水と非−水性の延伸−仕上げ物質との混合物)で処理
し、858ypmで回転している延伸ロールにより引っ張り、
そして205℃に加熱されている一対のロールにより2.7延
伸比で延伸した。延伸後に、加熱されたフィラメントを
実施例1に記載されている型の熱空気(230℃)噴射積
層方法で挟んだ。フィラメント当たりのデニールは約19
であった。フィラメントの空隙百分率は約9%であっ
た。
上記のフィラメントからなる糸束を製造した。糸束は
2個の端部で終わっており、1個の端部当たり約860デ
ニールでありそして1個の端部(束)当たり45本のフィ
ラメントを有していた。
実施例5 この実施例では、図4に示されているような断面を有
するナイロンフィラメントを下記の方法により製造し
た。
約41の相対的粘度(RV)を有するナイロン66重合体
(ポリヘキサメチレンアジパミド)を固相重合方法によ
り約92の比較的高いRVとなるまでさらに重合し、スクリ
ュー融解機中で288℃において融解させ、そして図2に
示されている構造を有する紡糸口金を通して4.3グラム
/穴/分で急冷用煙突中に紡糸した。
紡糸口金は実施例4中の紡糸口金と同じ寸法を有して
いた。
急冷用空気流速は約2.2フィート/秒であり、そして
空気の温度は10℃であった。フィラメントを水性液体
(水と非−水性の延伸−仕上げ物質との混合物)で処理
し、858ypmで回転している延伸ロールにより引っ張り、
そして205℃に加熱されている一対のロールにより2.7延
伸比で延伸した。延伸後に、加熱されたフィラメントを
実施例1に記載されている型の熱空気(230℃)噴射積
層方法で挟んだ。フィラメント当たりのデニールは約19
であった。フィラメントの空隙百分率は約11%であっ
た。
上記のフィラメントからなる糸束を製造した。糸束は
2個の端部で終わっており、1個の端部当たり約860デ
ニールでありそして1個の端部(束)当たり45本のフィ
ラメントを有していた。フィラメントの相対的粘度(R
V)対空隙含量は表Vに示されている。
実施例6 この実施例では、図5に示されているような断面を有
するポリエステルフィラメントを下記の方法により製造
した。
24のヘキサフルオロイソプロパノール中で測定された
相対的粘度(HRV)を有するポリエチレンテレフタレー
ト重合体をスクリュー融解機中で281℃において融解さ
せ、そして図2に示されている構造を有する紡糸口金を
通して3.0グラム/分/穴の速度で紡糸した。
紡糸口金は実施例4中の紡糸口金と同じ寸法を有して
いた。紡糸口金毛管の外径は0.0791インチであった。周
囲スポークの幅は0.0080インチであったが、放射スポー
クの幅は0.0065インチであった。放射スポークの端部間
の空間は0.0100インチであったが、周囲スポークの端部
間の空間は0.0079インチであった。毛管の深さは0.035
インチであり、そして長さ対直径(L/D)比(0.035/0.0
065)は約5.4であった。
1個の端部あたり6本のフィラメントがあった。押し
出されたフィラメントはある室の中を通過し、そこでそ
れらは室温空気で十字流で急冷されそして水性液体(水
と非−水性の延伸−仕上げ物質との混合物)で処理され
た。糸を560ypmの供給ロール速度で引っ張りそして2.5X
延伸比で延伸した。1本のフィラメント当たりのデニー
ルは約21であった。フィラメントの空隙百分率は約6%
であった。上記のフィラメントからなる糸束を製造し
た。
実施例7 この実施例では、図6に示されているような断面を有
するポリエステルフィラメントを下記の方法により製造
した。
24のヘキサフルオロイソプロパノール中で測定された
相対的粘度(HRV)を有するポリエチレンテレフタレー
ト重合体をスクリュー融解機中で281℃において融解さ
せ、そして図2に示されている構造を有する紡糸口金を
通して3.0グラム/分/穴の速度で紡糸した。
紡糸口金は、外径以外は、実施例4中の紡糸口金と同
じ寸法を有していた。紡糸口金毛管の外径は0.0120イン
チであった。
1個の端部あたり6本のフィラメントがあった。押し
出されたフィラメントはある室の中を通過し、そこでそ
れらは室温空気で十字流で急冷されそして水性液体(水
と非−水性の延伸−仕上げ物質との混合物)で処理され
た。糸を560ypmの供給ロール速度で引っ張りそして2.5X
延伸比で延伸した。1本のフィラメント当たりのデニー
ルは約21であった。フィラメントの空隙百分率は約9%
であった。上記のフィラメントからなる糸束を製造し
た。
実施例8 図7Aに示されているような断面を有するナイロンフィ
ラメントを下記の方法により製造した。
約41の相対的粘度を有するナイロン66重合体(ポリヘ
キサメチレンアジパミド)を固相重合方法により約78の
比較的高いRVとなるまでさらに重合し、スクリュー融解
機中で285℃において融解させ、そして図7に示されて
いる構造を有する紡糸口金を通して4.3グラム/穴/分
で急冷用煙突中に紡糸した。
図7に関すると、紡糸口金毛管の外径(L)は.0900
インチであった。周囲スポークの幅(M)は.0032イン
チであったが、放射スポークの幅(N)は.0024インチ
であった。放射スポークの長さ(O)は.0100インチで
あった。内部スポークの幅(P)は.0027インチであ
り、そして内部スポークの長さ(Q)は.0550インチで
あった。毛管の深さは.015インチであった。
急冷用空気流速は約2.2フィート/秒であり、そして
空気の温度は10℃であった。フィラメントを紡糸仕上げ
剤で処理し、858ypmで回転している延伸ロールにより引
っ張り、そして205℃に加熱されている一対のロールに
より2.7延伸比で延伸した。延伸後に、加熱されたフィ
ラメントをブリーンおよびラウテルバッフの米国特許3,
186,155に記載されている型の熱空気噴射積層方法によ
り挟んだ。束のデニールは1222であった。1本のフィラ
メント当たりのデニールは約19であった。フィラメント
の空隙百分率は約1.8%であった。
実施例9(比較用) (a)融解紡糸ドープを図8に示されている構造を有す
る紡糸口金を通して紡糸し、 (b)RVが72であり、そして (c)急冷速度が1.9フィート/秒であった こと以外は、実施例8のフィラメントを製造するために
記載されている方法により、図8Aに示されているような
断面を有するナイロンフィラメントを製造した。
図8に関すると、紡糸口金毛管の外径(R)は.0800
インチであった。周囲スポークの幅(S)は.0031イン
チであったが、放射スポークの幅(T)は.0024インチ
であった。放射スポークの距離(U)は.0080インチで
あった。内部スポークの距離(V)は.0150インチであ
った。毛管の深さは.004インチであった。
束デニールは1219であった。1本のフィラメント当た
りのデニールは約19であった。フィラメントの空隙百分
率は約15.3%であった。
カーペット汚染性能試験 試料A(実施例8)およびB(実施例9)を、3/16″
パイル高さを有する22オンス/平方ヤード水準ループパ
イルカーペットにした。カーペットをベルナイロンイエ
ロー3Gを用いて明るい黄色に染色した。それぞれのカー
ペットの半分にデュポン・カンパニーから供給されてい
る弗素化学製品である「デュラテク(DURATECH)」で処
理をした。
カーペット試料(AおよびB、弗素化学処理ありおよ
びなし)をカーペット汚染性能に関して試験した。汚染
デルタE測定を異なる間隔で測定した。試験の結果は下
表に示されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リン,ペリー・ハン−チエング アメリカ合衆国デラウエア州19973シー フオード・パークドライブ907 (56)参考文献 特開 昭55−142710(JP,A) 特開 昭60−231818(JP,A) 米国特許3745061(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01D 5/24 - 5/253 A47G 27/02 D01F 6/00 - 6/94

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空でない軸方向の芯と、該芯をとりまく
    4個の実質的に等間隔で配置された連続状の非円形空隙
    と、実質的に凸状または凹状の曲線を含まない4側面断
    面輪郭を有し、空隙含量が6〜25%であり、各空隙が輪
    郭の各側面に沿って配置されており且つそれぞれの側面
    の各コーナーから実質的に等距離にあることを特徴とす
    る、熱可塑性合成重合体を含んでなる連続状フィラメン
    ト。
  2. 【請求項2】中空でない軸方向の芯と、該芯をとりまく
    4個の実質的に等間隔で配置された連続状の円形空隙
    と、実質的に凸状または凹状の曲線を含まない4側面断
    面輪郭を有し、空隙含量が6〜25%であり、各空隙が輪
    郭の各側面に沿って配置されており且つそれぞれの側面
    の各コーナーから実質的に等距離にあることを特徴とす
    る、熱可塑性合成重合体を含んでなる連続状フィラメン
    ト。
  3. 【請求項3】中空でない軸方向の芯と、該芯をとりまく
    4個の実質的に等間隔で配置された連続状の三角形状空
    隙と、実質的に凸状または凹状の曲線を含まない4側面
    断面輪郭を有し、空隙含量が6〜25%であり、各空隙の
    頂点は芯の中央縦軸方向に向いており、そして各空隙の
    底辺は輪郭の各側面に沿って配置されており且つそれぞ
    れの側面の各コーナーから実質的に等距離にあることを
    特徴とする、熱可塑性合成重合体を含んでなる連続状フ
    ィラメント。
  4. 【請求項4】空隙が実質的に等寸法である請求の範囲第
    1、2または3項に記載の連続状フィラメント。
  5. 【請求項5】重合体がポリオレフィン類、ポリアミド類
    およびポリエステルよりなる群から選択される請求の範
    囲第1、2または3項に記載の連続状フィラメント。
  6. 【請求項6】重合体がポリプロピレンである請求の範囲
    第5項に記載の連続状フィラメント。
  7. 【請求項7】重合体がナイロン66である請求の範囲第5
    項に記載の連続状フィラメント。
  8. 【請求項8】重合体がポリエチレンテレフタレートであ
    る請求の範囲第5項に記載の連続状フィラメント。
  9. 【請求項9】請求の範囲第1、2または3項に記載のフ
    ィラメントを含んでなるカーペット糸。
  10. 【請求項10】請求の範囲第9項に記載の糸を含んでな
    るカーペット。
  11. 【請求項11】中空でない軸方向の芯と、該芯をとりま
    く4個の実質的に等間隔で配置された連続状の、それぞ
    れが頂点と底辺を有するV形空隙と、実質的に凸状また
    は凹状の曲線を含まない4側面断面輪郭を有し、空隙含
    量が6〜25%であり、各空隙の頂点は芯の中央縦軸に向
    いており、そして各空隙の底辺は輪郭の各側面に沿って
    配置されており且つそれぞれの側面のコーナーから実質
    的に等距離にあることを特徴とする、熱可塑性合成重合
    体を含んでなる連続状フィラメント。
  12. 【請求項12】空隙が実質的に等寸法を有する請求の範
    囲第11項に記載の連続状フィラメント。
  13. 【請求項13】重合体がポリオレフィン類、ポリアミド
    類およびポリエステルよりなる群から選択される請求の
    範囲第11項に記載の連続状フィラメント。
  14. 【請求項14】重合体がナイロン66である請求の範囲第
    13項に記載の連続状フィラメント。
  15. 【請求項15】請求の範囲第11項に記載のフィラメント
    を含んでなるカーペット糸。
  16. 【請求項16】請求の範囲第15項に記載の糸を含んでな
    るカーペット。
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