JP3252334B2 - 折りたたみ式ブレース構造 - Google Patents
折りたたみ式ブレース構造Info
- Publication number
- JP3252334B2 JP3252334B2 JP34029092A JP34029092A JP3252334B2 JP 3252334 B2 JP3252334 B2 JP 3252334B2 JP 34029092 A JP34029092 A JP 34029092A JP 34029092 A JP34029092 A JP 34029092A JP 3252334 B2 JP3252334 B2 JP 3252334B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brace
- braces
- strength bolt
- slot
- rotatably supported
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄骨造建築物におけるブ
レース構造に係るものである。
レース構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄骨造ブレース構造は、予め所要
ブレースの個所数、位置を決定してブレースが配設され
る。前記ブレースの配置は、建築物の耐用年限中基本的
に動かすことがはない。
ブレースの個所数、位置を決定してブレースが配設され
る。前記ブレースの配置は、建築物の耐用年限中基本的
に動かすことがはない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら場合によ
っては、建築物の機能の変更により、ブレースが機能
上、障害となることがある。このような場合、前記した
ようにブレースを撤去することは許されず、機能変更に
対処することは難しい。本発明は前記従来技術の有する
問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とする処
は、建築物の機能変更に対応ができるように、ブレース
の位置が変えられ、建物が有効的に活用される折りたた
み式ブレース構造を提供する点にある。
っては、建築物の機能の変更により、ブレースが機能
上、障害となることがある。このような場合、前記した
ようにブレースを撤去することは許されず、機能変更に
対処することは難しい。本発明は前記従来技術の有する
問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とする処
は、建築物の機能変更に対応ができるように、ブレース
の位置が変えられ、建物が有効的に活用される折りたた
み式ブレース構造を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る折りたたみ式ブレース構造は、柱側に
回動自在に枢支された第1のブレース材と、大梁側に回
動自在に枢支された第2のブレース材とよりなり、前記
両ブレース材可摺動的に嵌合され一方のブレース材には
長手方向に延びる溝孔が穿設され、他方のブレース材に
は同溝孔内を移動する滑動用ピンが配設され、前記両ブ
レース材に夫々穿設された高力ボルト孔に亘ってボルト
が緊解自在に嵌挿されたものである。
め、本発明に係る折りたたみ式ブレース構造は、柱側に
回動自在に枢支された第1のブレース材と、大梁側に回
動自在に枢支された第2のブレース材とよりなり、前記
両ブレース材可摺動的に嵌合され一方のブレース材には
長手方向に延びる溝孔が穿設され、他方のブレース材に
は同溝孔内を移動する滑動用ピンが配設され、前記両ブ
レース材に夫々穿設された高力ボルト孔に亘ってボルト
が緊解自在に嵌挿されたものである。
【0005】
【作用】本発明は前記したように構成されているので、
ブレース構造物の設計に際しては、所要のブレース個所
数が決定したら、実際には同ブレース個所数より数個所
余分にブレースを配置したことによって、ブレースには
余分に設置した分だけ自由度があることとなる。
ブレース構造物の設計に際しては、所要のブレース個所
数が決定したら、実際には同ブレース個所数より数個所
余分にブレースを配置したことによって、ブレースには
余分に設置した分だけ自由度があることとなる。
【0006】而して前記ブレースは夫々柱側枢支部及び
大梁側枢支部を中心として、且つ一方のブレース材の長
手方向に延びる溝孔と他方のブレース材に配設された滑
動用ピンを案内として折りたたまれるので、常時は所要
のブレース本数のみ機能させ、他の余分に設けたブレー
スは折りたたんでおき、建築物の機能に変更が生じて、
現状のブレースに障害が生じた場合、折りたたんである
ブレースと交替することによって機能変更に対する対応
が可能となる。
大梁側枢支部を中心として、且つ一方のブレース材の長
手方向に延びる溝孔と他方のブレース材に配設された滑
動用ピンを案内として折りたたまれるので、常時は所要
のブレース本数のみ機能させ、他の余分に設けたブレー
スは折りたたんでおき、建築物の機能に変更が生じて、
現状のブレースに障害が生じた場合、折りたたんである
ブレースと交替することによって機能変更に対する対応
が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。Aは柱Pにピン1を介して下端を回動自在に枢支さ
れた角筒状の第1のブレース、Bは大梁Qにピン1′を
介して回動自在に枢支された角筒状の第2のブレースで
ある。
る。Aは柱Pにピン1を介して下端を回動自在に枢支さ
れた角筒状の第1のブレース、Bは大梁Qにピン1′を
介して回動自在に枢支された角筒状の第2のブレースで
ある。
【0008】第1のブレースAの側面には長手方向に延
びる溝孔2が穿設され、先端部及び中間部に高力ボルト
孔3が穿設されている。第2のブレースBは前記第1の
ブレースAに可摺動的に嵌装され、前記溝孔2に可摺動
的に貫通された滑動用ピン4がブレース長手方向と直角
方向に横貫されるとともに、前記第1のブレースBにお
ける高力ボルト孔3の対応位置に高力ボルト孔3′が穿
設されている。
びる溝孔2が穿設され、先端部及び中間部に高力ボルト
孔3が穿設されている。第2のブレースBは前記第1の
ブレースAに可摺動的に嵌装され、前記溝孔2に可摺動
的に貫通された滑動用ピン4がブレース長手方向と直角
方向に横貫されるとともに、前記第1のブレースBにお
ける高力ボルト孔3の対応位置に高力ボルト孔3′が穿
設されている。
【0009】前記第1、第2両ブレースA、Bは滑動用
ピン4が溝孔2に沿って滑動するように可摺動的に嵌装
されている。ブレースを機能させる場合は図1のMの状
態にして前記両ブレースA、Bの各高力ボルト孔3、
3′を高力ボルト5で緊結する。前記両ブレースA、B
を折りたたむ時には、前記高力ボルト5を外して矢印X
方向に押して、前記各ブレースA、Bをピン1、1′を
中心として図1に示すようにA′、B′に示すように回
動せしめA″、B″に示すように折りたたむ。この際前
記溝孔2と滑動用ピン4とによって、前記両ブレース
A、Bが分離する惧れはない。
ピン4が溝孔2に沿って滑動するように可摺動的に嵌装
されている。ブレースを機能させる場合は図1のMの状
態にして前記両ブレースA、Bの各高力ボルト孔3、
3′を高力ボルト5で緊結する。前記両ブレースA、B
を折りたたむ時には、前記高力ボルト5を外して矢印X
方向に押して、前記各ブレースA、Bをピン1、1′を
中心として図1に示すようにA′、B′に示すように回
動せしめA″、B″に示すように折りたたむ。この際前
記溝孔2と滑動用ピン4とによって、前記両ブレース
A、Bが分離する惧れはない。
【0010】図3は本発明の適用例を示し、所要ブレー
ス数が2ケ所のところにブレースを1個所余分に3個所
設置している。(図3(イ)参照) 図3(ロ)、図3(ハ)及び図3(ニ)はブレースA、
Bを折りたたむことによる機能のバリエーションを示
し、部分Yが機能的に自由な部分である。
ス数が2ケ所のところにブレースを1個所余分に3個所
設置している。(図3(イ)参照) 図3(ロ)、図3(ハ)及び図3(ニ)はブレースA、
Bを折りたたむことによる機能のバリエーションを示
し、部分Yが機能的に自由な部分である。
【0011】
【発明の効果】本発明に係る折りたたみ式ブレース構造
は前記したように柱側及び大梁側に回動自在に枢支さ
れ、且つ互いに摺動自在に嵌合された一双のブレース材
のうち、一方のブレース材には長手方向に延びる溝孔を
設け、他方のブレース材には同溝孔内に摺動的に嵌合さ
れた滑動ピンを配設したことによって、ブレースの折畳
み、展開を可能ならしめ、建物において所要のブレース
設置個所より余分にブレース設置し、この余分に設置し
た分だけ自由度があるので、建物の機能に変更が生じて
現状のブレースに障害が生じた場合、折りたたんである
ブレースと交替して機能変更に対する対応を可能ならし
めることができる。
は前記したように柱側及び大梁側に回動自在に枢支さ
れ、且つ互いに摺動自在に嵌合された一双のブレース材
のうち、一方のブレース材には長手方向に延びる溝孔を
設け、他方のブレース材には同溝孔内に摺動的に嵌合さ
れた滑動ピンを配設したことによって、ブレースの折畳
み、展開を可能ならしめ、建物において所要のブレース
設置個所より余分にブレース設置し、この余分に設置し
た分だけ自由度があるので、建物の機能に変更が生じて
現状のブレースに障害が生じた場合、折りたたんである
ブレースと交替して機能変更に対する対応を可能ならし
めることができる。
【0012】従ってブレースの位置を気にしないで工場
等の機能のレイアウトを自由にでき、更にブレースの折
りたたみ、及び展開作業は専門職を要することなく、素
人にでも簡単に遂行できるものである。
等の機能のレイアウトを自由にでき、更にブレースの折
りたたみ、及び展開作業は専門職を要することなく、素
人にでも簡単に遂行できるものである。
【図1】本発明に係る折りたたみ式ブレース構造の一実
施例を示す立面図である。
施例を示す立面図である。
【図2】ブレースの要部を示す斜視図。
【図3】(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は所要ブレース数
2、設置ブレース数3の場合における折りたたみブレー
スの機能説明図である。
2、設置ブレース数3の場合における折りたたみブレー
スの機能説明図である。
A 第1のブレース B 第2のブレース P 柱 Q 大梁 1 ピン 1′ ピン 2 溝孔 3 高力ボルト孔 3′ 高力ボルト孔 4 滑動用ピン 5 高力ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 柱側に回動自在に枢支された第1のブレ
ース材と、大梁側に回動自在に枢支された第2のブレー
ス材とよりなり、前記両ブレース材は可摺動的に嵌合さ
れ一方のブレース材には長手方向に延びる溝孔が穿設さ
れ、他方のブレース材には同溝孔内を移動する滑動用ピ
ンが配設され、前記両ブレース材に夫々穿設された高力
ボルト孔に亘ってボルトが緊解自在に嵌挿されてなるこ
とを特徴とする折りたたみ式ブレース構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34029092A JP3252334B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 折りたたみ式ブレース構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34029092A JP3252334B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 折りたたみ式ブレース構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185112A JPH06185112A (ja) | 1994-07-05 |
JP3252334B2 true JP3252334B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=18335531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34029092A Expired - Fee Related JP3252334B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 折りたたみ式ブレース構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3252334B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3516930B2 (ja) * | 2001-04-13 | 2004-04-05 | 株式会社大本組 | スケルトン・インフィル対応型鉄筋コンクリート造架構 |
US6655097B1 (en) * | 2002-03-28 | 2003-12-02 | Billy E. Poolaw | Method and apparatus for maintaining a column in an upright position |
KR102622064B1 (ko) * | 2022-02-14 | 2024-01-05 | 김미영 | 거푸집 시공 및 조립 공정의 간소화가 가능한 내진보강용 철골 유닛 |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP34029092A patent/JP3252334B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06185112A (ja) | 1994-07-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2181404C (en) | Shore | |
US8191919B2 (en) | Locking device for a stroller | |
JP6913230B2 (ja) | 折り畳み可能なテント | |
US6533311B2 (en) | Baby carriage | |
KR960706006A (ko) | 휴대형 천막 조립체(portable shelter assemblies) | |
JP3252334B2 (ja) | 折りたたみ式ブレース構造 | |
EP1533206B1 (en) | Folding push chair | |
KR102213644B1 (ko) | 수납식 무대 장치 | |
JP4170940B2 (ja) | 可搬式作業台 | |
JP3200765B2 (ja) | 回動体支持用の平行リンク機構およびそれを備えたテーブル | |
JP2002188285A (ja) | 作業台 | |
JPH05187067A (ja) | バルコニー付き建築用開口部パネル及びバルコニー付きユニットルーム | |
JPH11140816A (ja) | アスファルトフィニッシャの複数ステージ兼用ルーフ | |
JPH10299247A (ja) | 折り畳み台座の開閉支持脚 | |
JP2000185895A (ja) | 旋回安全ガ―ド | |
KR101275888B1 (ko) | 중장비의 탑승용 사다리 | |
KR200233672Y1 (ko) | 고소 작업대 | |
JPH0718923A (ja) | 折り畳み式テントフレーム | |
JP2001317077A (ja) | ブーム及びこれを備えたオフセット形バックホー | |
JPH06264557A (ja) | 折りたたみ式屋根フレーム | |
KR102472124B1 (ko) | 차량용 러닝보드 | |
KR200306798Y1 (ko) | 건축 작업용 작업대 | |
JPH1136574A (ja) | 折畳み式作業台 | |
JP3131592B2 (ja) | 折畳式作業台の安全装置 | |
KR910007348Y1 (ko) | 절첩식 발판사다리 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |