JP3251856B2 - 受信装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルＴＤＭＡ通
信に用いられる受信装置に関し、特に大きい干渉信号が
存在する環境においても、良好な受信性能を得ることが
できる受信装置に関する。
信に用いられる受信装置に関し、特に大きい干渉信号が
存在する環境においても、良好な受信性能を得ることが
できる受信装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の受信装置のブロック図は、本発明
の請求項１記載の受信装置のブロック図と同じで、図１
に示す通りである。受信装置は、電波を受信するアンテ
ナ101と、アンテナから受信された信号をｎサンプリン
グタイミング分保存するタップドディレイライン102
と、所望信号の同期ワードを保存する第１のメモリ装置
Ａ105と、タップドディレイライン102に保存された受信
信号と第１のメモリ装置Ａ105に保存された所望信号の
同期ワードと相関をとり、同一周波数干渉信号が存在す
る時でも良好な相関結果を与える相関器104と、相関器
の出力をｍサンプリングタイミング分もしくは同期ワー
ド時間分保存する第２のメモリ装置Ｂ103と、第２のメ
モリ装置Ｂ103に保存された相関結果を元に同期位置を
検出する同期位置検出装置106とから構成されている。
ただし、ｎ、ｍは整数とする。
の請求項１記載の受信装置のブロック図と同じで、図１
に示す通りである。受信装置は、電波を受信するアンテ
ナ101と、アンテナから受信された信号をｎサンプリン
グタイミング分保存するタップドディレイライン102
と、所望信号の同期ワードを保存する第１のメモリ装置
Ａ105と、タップドディレイライン102に保存された受信
信号と第１のメモリ装置Ａ105に保存された所望信号の
同期ワードと相関をとり、同一周波数干渉信号が存在す
る時でも良好な相関結果を与える相関器104と、相関器
の出力をｍサンプリングタイミング分もしくは同期ワー
ド時間分保存する第２のメモリ装置Ｂ103と、第２のメ
モリ装置Ｂ103に保存された相関結果を元に同期位置を
検出する同期位置検出装置106とから構成されている。
ただし、ｎ、ｍは整数とする。
【０００３】以下では図２に示すようなフレームフォー
マットで、データを送受信するときについて、説明す
る。
マットで、データを送受信するときについて、説明す
る。
【０００４】データを送受信する際、送信側と受信側で
同期をとる必要があるが、一般には図２に示すように、
信号中に本来の情報信号202の他、同期のための同期ワ
ード201を挿入しておき、受信側ではあらかじめ保持し
ている送信側と同一の同期ワードと受信信号の相関をと
り、相関の高い点を同期位置とする。
同期をとる必要があるが、一般には図２に示すように、
信号中に本来の情報信号202の他、同期のための同期ワ
ード201を挿入しておき、受信側ではあらかじめ保持し
ている送信側と同一の同期ワードと受信信号の相関をと
り、相関の高い点を同期位置とする。
【０００５】受信信号系列をR(t)とし、時刻Ｔにおいて
同期ワードがちょうど受信されることを考える。所望信
号の同期ワードSWDを、 SWD={SWD(0),SWD(1),SWD(2),SWD(3),....,SWD(n-1)} とし、第１のメモリ装置Ａ105に保存するとすると、時
刻ｔにおける受信信号との相関値CORR(t)は
同期ワードがちょうど受信されることを考える。所望信
号の同期ワードSWDを、 SWD={SWD(0),SWD(1),SWD(2),SWD(3),....,SWD(n-1)} とし、第１のメモリ装置Ａ105に保存するとすると、時
刻ｔにおける受信信号との相関値CORR(t)は
【数１】 と表せ、相関器104はこのCORR(t)を計算し、第２のメモ
リ装置Ｂ103に保存する。
リ装置Ｂ103に保存する。
【０００６】フェージングやノイズ、マルチパスの影響
を考えないときの、CORR(t) を図４に示す。受信信号中
に所望信号のみが含まれているときの相関値は401で示
され、同一周波数干渉信号のみ含まれているときの相関
値は402で示され、受信信号に所望信号と同一周波数干
渉信号が同じ電力で含まれているときの相関値は403で
示されている。同一周波数干渉波しか存在しない相関値
402のときは、同期がとれても復号処理できないためこ
こでは無視する。所望信号のみが含まれているとき、及
び所望信号と同一周波数干渉信号その両方が含まれてい
るときは、時刻Ｔにおいてもっとも高い相関値を示す。
同期位置検出装置106は、図４中○で示すようなもっと
も高い相関値を示す時刻Ｔにおいて同期位置検出信号を
出力し、この同期信号をもとに受信装置は復調を行な
う。
を考えないときの、CORR(t) を図４に示す。受信信号中
に所望信号のみが含まれているときの相関値は401で示
され、同一周波数干渉信号のみ含まれているときの相関
値は402で示され、受信信号に所望信号と同一周波数干
渉信号が同じ電力で含まれているときの相関値は403で
示されている。同一周波数干渉波しか存在しない相関値
402のときは、同期がとれても復号処理できないためこ
こでは無視する。所望信号のみが含まれているとき、及
び所望信号と同一周波数干渉信号その両方が含まれてい
るときは、時刻Ｔにおいてもっとも高い相関値を示す。
同期位置検出装置106は、図４中○で示すようなもっと
も高い相関値を示す時刻Ｔにおいて同期位置検出信号を
出力し、この同期信号をもとに受信装置は復調を行な
う。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の手法を用いて受信するとき、フェージング変動やマ
ルチパスの影響を考えると、所望信号の受信電力に対
し、同一周波数干渉信号の受信電力の方が非常に大きく
なる場合があった。
来の手法を用いて受信するとき、フェージング変動やマ
ルチパスの影響を考えると、所望信号の受信電力に対
し、同一周波数干渉信号の受信電力の方が非常に大きく
なる場合があった。
【０００８】図５にフェージングの影響で所望信号の受
信電力が小さく、同一周波数干渉信号の受信電力が大き
くなったときの相関演算結果を示す。所望信号のみの場
合の所望信号との相関値は501で示され、同一周波数干
渉信号のみの場合の相関値は502で示され、所望信号と
同一周波数干渉信号が等しい電力で合成されたときの相
関値は503で示されている。本来、時刻Ｔにおいてもっ
とも相関値が大きくなるはずが、時刻Ｔ―１において最
大となっており、同期位置検出装置106は同期位置を時
刻Ｔ―１と誤って検出してしまう。
信電力が小さく、同一周波数干渉信号の受信電力が大き
くなったときの相関演算結果を示す。所望信号のみの場
合の所望信号との相関値は501で示され、同一周波数干
渉信号のみの場合の相関値は502で示され、所望信号と
同一周波数干渉信号が等しい電力で合成されたときの相
関値は503で示されている。本来、時刻Ｔにおいてもっ
とも相関値が大きくなるはずが、時刻Ｔ―１において最
大となっており、同期位置検出装置106は同期位置を時
刻Ｔ―１と誤って検出してしまう。
【０００９】これは図３のようなとき、所望信号の同期
ワードと同一周波数干渉信号の同期ワードの相互相関が
比較的高いため、フェージング変動で相関値が低くなっ
た所望信号との相関値より大きくなるためである。
ワードと同一周波数干渉信号の同期ワードの相互相関が
比較的高いため、フェージング変動で相関値が低くなっ
た所望信号との相関値より大きくなるためである。
【００１０】フェージング変動の影響は、フレーム毎の
相関値を平均化処理することにより除去されるが、平均
化する間は正しく同期が確立できず、情報の受信が正し
くできないという問題があった。従って従来の受信装置
を干渉キャンセラを適用するような同一周波数干渉信号
が大きい環境では正しく同期をとれず、信号を受信する
ことができなかった。
相関値を平均化処理することにより除去されるが、平均
化する間は正しく同期が確立できず、情報の受信が正し
くできないという問題があった。従って従来の受信装置
を干渉キャンセラを適用するような同一周波数干渉信号
が大きい環境では正しく同期をとれず、信号を受信する
ことができなかった。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
発明は、アンテナからの受信信号を遅延させ保存するタ
ップドディレイラインと、所望の信号の同期ワードを保
存する第１のメモリ装置と、同一周波数干渉信号の同期
ワードを保存する第３のメモリ装置と、前記タップドデ
ィレイラインに保存されている受信信号と第１のメモリ
装置に保存される所望信号の同期ワードの相関値を計算
する第１の相関装置と、前記タップドディレイラインに
保存されている受信信号と第３のメモリ装置に保存され
る同一周波数干渉信号の同期ワードの相関値を計算する
第２の相関装置と、前記第１の相関装置の出力を保存す
る第２のメモリ装置と、前記第２のメモリ装置に保存さ
れた相関値をもとに同期位置検出信号を発生する第１の
同期位置検出装置と、前記第２の相関装置の出力を保存
する第４のメモリ装置と、前記第４のメモリ装置に保存
された相関値をもとに同期位置検出信号を発生する第２
の同期位置検出装置と、前記第１の同期位置検出装置と
前記第２の同期位置検出装置によって検出された同期位
置を所望信号と同一周波数干渉信号の受信電力を元に重
みづけを行なったのち加算した時間で同期位置検出信号
を出力する第３の同期位置検出装置とを備えたことを特
徴とする受信装置としてものであり、同一周波数干渉信
号が存在する場合においても同一周波数干渉信号の同期
ワードによる相関演算から得られる同期位置検出信号
と、所望信号の同期ワードによる相関演算から得られる
同期位置検出信号とを、所望信号の推定受信電力と干渉
信号の推定受信電力で重みづけして平均をとることか
ら、精度の高い同期位置検出信号が得られ、受信性能の
向上が可能となる作用を有する。
発明は、アンテナからの受信信号を遅延させ保存するタ
ップドディレイラインと、所望の信号の同期ワードを保
存する第１のメモリ装置と、同一周波数干渉信号の同期
ワードを保存する第３のメモリ装置と、前記タップドデ
ィレイラインに保存されている受信信号と第１のメモリ
装置に保存される所望信号の同期ワードの相関値を計算
する第１の相関装置と、前記タップドディレイラインに
保存されている受信信号と第３のメモリ装置に保存され
る同一周波数干渉信号の同期ワードの相関値を計算する
第２の相関装置と、前記第１の相関装置の出力を保存す
る第２のメモリ装置と、前記第２のメモリ装置に保存さ
れた相関値をもとに同期位置検出信号を発生する第１の
同期位置検出装置と、前記第２の相関装置の出力を保存
する第４のメモリ装置と、前記第４のメモリ装置に保存
された相関値をもとに同期位置検出信号を発生する第２
の同期位置検出装置と、前記第１の同期位置検出装置と
前記第２の同期位置検出装置によって検出された同期位
置を所望信号と同一周波数干渉信号の受信電力を元に重
みづけを行なったのち加算した時間で同期位置検出信号
を出力する第３の同期位置検出装置とを備えたことを特
徴とする受信装置としてものであり、同一周波数干渉信
号が存在する場合においても同一周波数干渉信号の同期
ワードによる相関演算から得られる同期位置検出信号
と、所望信号の同期ワードによる相関演算から得られる
同期位置検出信号とを、所望信号の推定受信電力と干渉
信号の推定受信電力で重みづけして平均をとることか
ら、精度の高い同期位置検出信号が得られ、受信性能の
向上が可能となる作用を有する。
【００１２】また、本発明の請求項２記載の発明は、複
数のアンテナを持ち、第１のアンテナからの受信信号を
遅延させ保存する第１のタップドディレイラインと、第
２のアンテナからの受信信号を遅延させ保存する第２の
タップドディレイラインと、所望の信号の同期ワードを
保存する第１のメモリ装置および第５のメモリ装置と、
同一周波数干渉信号の同期ワードを保存する第３のメモ
リ装置および第７のメモリ装置と、前記第１のタップド
ディレイラインに保存されている前記第１のアンテナか
らの受信信号と前記第１のメモリ装置に保存される所望
信号の同期ワードの相関を計算する第１の相関装置と、
前記第１のタップドディレイラインに保存されている前
記第１のアンテナからの受信信号と前記第３のメモリ装
置に保存される同一周波数干渉信号の同期ワードの相関
を計算する第２の相関装置と、前記第２のタップドディ
レイラインに保存されている前記第２のアンテナからの
受信信号と前記第５のメモリ装置に保存される所望信号
の同期ワードの相関を計算する第３の相関装置と、前記
第２のタップドディレイラインに保存されている第２の
アンテナからの受信信号と第７のメモリ装置に保存され
る同一周波数干渉信号の同期ワードの相関を計算する第
４の相関装置と、前記第１の相関装置の出力を保存する
第２のメモリ装置と、前記第２のメモリ装置に保存され
た相関値をもとに同期位置検出信号を発生する第１の同
期位置検出装置と、前記第２の相関装置の出力を保存す
る第４のメモリ装置と、前記第４のメモリ装置に保存さ
れた相関値をもとに同期位置検出信号を発生する第２の
同期位置検出装置と、前記第３の相関装置の出力を保存
する第６のメモリ装置と、前記第６のメモリ装置に保存
された相関値をもとに同期位置検出信号を発生する第４
の同期位置検出装置と、前記第４の相関装置の出力を保
存する第８のメモリ装置と、前記第８のメモリ装置に保
存された相関値をもとに同期位置検出信号を発生する第
５の同期位置検出装置と、前記第１の同期位置検出装置
と前記第２の同期位置検出装置と前記第４の同期位置検
出装置と前記第５の同期位置検出装置によりそれぞれ出
力された同期位置検出信号を各アンテナの所望波、同一
周波数干渉波の受信電力毎に重みをつけて加算した時間
で同期位置検出信号を出力する第３の同期位置検出回路
とを備えたことを特徴とする受信装置としたものであ
り、複数のアンテナから得られ る所望信号の同期ワード
による相関演算から得られる同期位置検出信号と同一周
波数干渉信号の同期ワードから得られる同期位置検出信
号をそれぞれのアンテナの所望信号、同一周波数干渉信
号の受信電力で重みづけして平均化してやることによ
り、前記請求項１記載の発明よりさらに精度のよい同期
位置検出信号が得られ、受信性能が向上するという作用
を有する。
数のアンテナを持ち、第１のアンテナからの受信信号を
遅延させ保存する第１のタップドディレイラインと、第
２のアンテナからの受信信号を遅延させ保存する第２の
タップドディレイラインと、所望の信号の同期ワードを
保存する第１のメモリ装置および第５のメモリ装置と、
同一周波数干渉信号の同期ワードを保存する第３のメモ
リ装置および第７のメモリ装置と、前記第１のタップド
ディレイラインに保存されている前記第１のアンテナか
らの受信信号と前記第１のメモリ装置に保存される所望
信号の同期ワードの相関を計算する第１の相関装置と、
前記第１のタップドディレイラインに保存されている前
記第１のアンテナからの受信信号と前記第３のメモリ装
置に保存される同一周波数干渉信号の同期ワードの相関
を計算する第２の相関装置と、前記第２のタップドディ
レイラインに保存されている前記第２のアンテナからの
受信信号と前記第５のメモリ装置に保存される所望信号
の同期ワードの相関を計算する第３の相関装置と、前記
第２のタップドディレイラインに保存されている第２の
アンテナからの受信信号と第７のメモリ装置に保存され
る同一周波数干渉信号の同期ワードの相関を計算する第
４の相関装置と、前記第１の相関装置の出力を保存する
第２のメモリ装置と、前記第２のメモリ装置に保存され
た相関値をもとに同期位置検出信号を発生する第１の同
期位置検出装置と、前記第２の相関装置の出力を保存す
る第４のメモリ装置と、前記第４のメモリ装置に保存さ
れた相関値をもとに同期位置検出信号を発生する第２の
同期位置検出装置と、前記第３の相関装置の出力を保存
する第６のメモリ装置と、前記第６のメモリ装置に保存
された相関値をもとに同期位置検出信号を発生する第４
の同期位置検出装置と、前記第４の相関装置の出力を保
存する第８のメモリ装置と、前記第８のメモリ装置に保
存された相関値をもとに同期位置検出信号を発生する第
５の同期位置検出装置と、前記第１の同期位置検出装置
と前記第２の同期位置検出装置と前記第４の同期位置検
出装置と前記第５の同期位置検出装置によりそれぞれ出
力された同期位置検出信号を各アンテナの所望波、同一
周波数干渉波の受信電力毎に重みをつけて加算した時間
で同期位置検出信号を出力する第３の同期位置検出回路
とを備えたことを特徴とする受信装置としたものであ
り、複数のアンテナから得られ る所望信号の同期ワード
による相関演算から得られる同期位置検出信号と同一周
波数干渉信号の同期ワードから得られる同期位置検出信
号をそれぞれのアンテナの所望信号、同一周波数干渉信
号の受信電力で重みづけして平均化してやることによ
り、前記請求項１記載の発明よりさらに精度のよい同期
位置検出信号が得られ、受信性能が向上するという作用
を有する。
【００１３】
【００１４】
（第１の実施の形態）図１は本発明の第１の実施の形態
における受信装置のブロック図である。図１において、
受信装置は、電波を受信するアンテナ101と、アンテナ
から受信された信号をｎサンプリングタイミング分保存
するタップドディレイライン102と、所望信号の同期ワ
ードを保存する第１のメモり装置Ａ105と、前記タップ
ドディレイライン102に保存された受信信号と前記メモ
リ装置Ａ105に保存された所望信号の同期ワードと相関
をとり、同一周波数干渉信号が存在する時でも良好な相
関結果を与える相関器104と、相関器の出力をｍサンプ
リングタイミング分または同期ワード受信時間分保存す
る第２のメモリ装置Ｂ103と、第２のメモリ装置Ｂ103に
保存された相関結果を元に同期位置を検出する同期位置
検装置106とから構成されている。ただし、ｎ、ｍは整
数とする。
における受信装置のブロック図である。図１において、
受信装置は、電波を受信するアンテナ101と、アンテナ
から受信された信号をｎサンプリングタイミング分保存
するタップドディレイライン102と、所望信号の同期ワ
ードを保存する第１のメモり装置Ａ105と、前記タップ
ドディレイライン102に保存された受信信号と前記メモ
リ装置Ａ105に保存された所望信号の同期ワードと相関
をとり、同一周波数干渉信号が存在する時でも良好な相
関結果を与える相関器104と、相関器の出力をｍサンプ
リングタイミング分または同期ワード受信時間分保存す
る第２のメモリ装置Ｂ103と、第２のメモリ装置Ｂ103に
保存された相関結果を元に同期位置を検出する同期位置
検装置106とから構成されている。ただし、ｎ、ｍは整
数とする。
【００１５】従来例と同様、図２に示すようなフレーム
フォーマットで、データを送受信するときについて、説
明する。
フォーマットで、データを送受信するときについて、説
明する。
【００１６】データを送受信する際、送信側と受信側で
同期をとるが、図２に示すよう、信号中に本来の情報信
号202の他、同期のための同期ワード201を挿入してお
き、受信側ではあらかじめ保持している送信側と同一の
同期ワードと受信信号の相関をとり、相関の高い点を同
期位置とする。
同期をとるが、図２に示すよう、信号中に本来の情報信
号202の他、同期のための同期ワード201を挿入してお
き、受信側ではあらかじめ保持している送信側と同一の
同期ワードと受信信号の相関をとり、相関の高い点を同
期位置とする。
【００１７】受信信号系列をR(t)とし、時刻Ｔにおいて
同期ワードがちょうど受信されることを考える。所望信
号の同期ワードSWD、同一周波数干渉信号SWIをそれぞ
れ、 SWD={SWD(0),SWD(1),SWD(2),SWD(3),...,SWD(n-1)} SWI={SWI(0),SWI(1),SWI(2),SWI(3),...,SWI(n-1)} とし、受信信号には所望信号と同一周波数干渉信号が同
じレベルで含まれるとする。
同期ワードがちょうど受信されることを考える。所望信
号の同期ワードSWD、同一周波数干渉信号SWIをそれぞ
れ、 SWD={SWD(0),SWD(1),SWD(2),SWD(3),...,SWD(n-1)} SWI={SWI(0),SWI(1),SWI(2),SWI(3),...,SWI(n-1)} とし、受信信号には所望信号と同一周波数干渉信号が同
じレベルで含まれるとする。
【００１８】受信側ではこの所望信号の同期ワードSW Ｄ
をメモリ装置Ａ105に保存しておく。このとき、送信信
号中の同期ワードSWＤ、SWＩとして、例えばＣＤＭＡの
拡散コードとして利用されているGold系列を用いる。も
しくは同期ワード中の一部としてGold系列を用いる。こ
れにより同期ワード同士の相互相関を小さく抑えること
ができ、フェージングにより所望信号の受信電力が小さ
くなったときでも、同期位置以外での干渉信号との相互
相関値が小さいため、正しい同期位置を検出することが
可能となる。
をメモリ装置Ａ105に保存しておく。このとき、送信信
号中の同期ワードSWＤ、SWＩとして、例えばＣＤＭＡの
拡散コードとして利用されているGold系列を用いる。も
しくは同期ワード中の一部としてGold系列を用いる。こ
れにより同期ワード同士の相互相関を小さく抑えること
ができ、フェージングにより所望信号の受信電力が小さ
くなったときでも、同期位置以外での干渉信号との相互
相関値が小さいため、正しい同期位置を検出することが
可能となる。
【００１９】なお、Gold系列以外の相互相関が小さくと
れるような系列を用いても一般性を失わない。例えば、
時刻ｔにおける受信信号との相関値CORR(t)は前記数式
１で表したとおりである。相関器104はこのCORR(t)を出
力し、第２のメモリ装置Ｂ103はCORR(t)の値を保存す
る。
れるような系列を用いても一般性を失わない。例えば、
時刻ｔにおける受信信号との相関値CORR(t)は前記数式
１で表したとおりである。相関器104はこのCORR(t)を出
力し、第２のメモリ装置Ｂ103はCORR(t)の値を保存す
る。
【００２０】フェージングやノイズ、マルチパスの影響
を考えないとき、CORR(t)は従来の受信装置を用いた時
と同じく図４の403のようになる。また、フェージング
により所望信号の受信電力が小さくなったときの相関値
もやはり図４の403のようになる。これはSWD、SWIの相互
相関が少ないため、図３のような場合でも相関値が高く
ならないためである。従って同期位置検出装置106は正
しく同期位置Ｔにおいて同期位置検出信号を発生するこ
とができ、受信装置は正しく情報の受信が行なえる。
を考えないとき、CORR(t)は従来の受信装置を用いた時
と同じく図４の403のようになる。また、フェージング
により所望信号の受信電力が小さくなったときの相関値
もやはり図４の403のようになる。これはSWD、SWIの相互
相関が少ないため、図３のような場合でも相関値が高く
ならないためである。従って同期位置検出装置106は正
しく同期位置Ｔにおいて同期位置検出信号を発生するこ
とができ、受信装置は正しく情報の受信が行なえる。
【００２１】（第２の実施の形態）図６は本発明の第２
の実施の形態における受信装置のブロック図である。図
６において、無線区間から情報を受信するアンテナ601
と、所望信号の同期ワードを保存する第１のメモリ装置
Ａ602と、アンテナ601から受信された信号をｎサンプリ
ングタイミング分保存するタップドディレイライン606
と、第１のメモリ装置Ａ602に保存された所望信号の同
期ワードとタップドディレイライン606に保存された受
信信号の相関値を計算する第１の相関装置Ａ603と、同
一周波数干渉信号の同期ワードを保存する第３のメモリ
装置Ｂ608と、第３のメモリ装置Ｂ608に保存された同一
周波数干渉信号の同期ワードとタップドディレイライン
606に保存された受信信号の相関値を計算する第２の相
関装置Ｂ607と、第１の相関装置Ａ603の出力をｍサンプ
リングタイミング分保存する第２のメモリ装置Ａ２（60
4）と、第２の相関装置Ｂ607の出力をｍサンプリングタ
イミング分保存する第４のメモリ装置Ｂ２（609）と、
第２のメモリ装置Ａ２（604）に保存された相関結果を
元に同期位置を検出する第１の同期位置検出装置Ａ605
と、第４のメモリ装置Ｂ２（609）に保存された相関結
果を元に同期位置を検出する第２の同期位置検出装置Ｂ
610と、第１の同期位置検出装置Ａ605と第２の同期位置
検出装置Ｂ610の出力を所望信号、同一周波数干渉信号
の受信電力から重みづけをしてやり出力する第３の同期
位置検出装置Ｃ611とから構成されている。なお、図６
には、所望信号の同期ワードとの相関演算の結果得られ
る所望信号の推定電力612と、同一周波数干渉信号の同
期ワードとの相関演算の結果得られる干渉信号の推定電
力613も示されている。
の実施の形態における受信装置のブロック図である。図
６において、無線区間から情報を受信するアンテナ601
と、所望信号の同期ワードを保存する第１のメモリ装置
Ａ602と、アンテナ601から受信された信号をｎサンプリ
ングタイミング分保存するタップドディレイライン606
と、第１のメモリ装置Ａ602に保存された所望信号の同
期ワードとタップドディレイライン606に保存された受
信信号の相関値を計算する第１の相関装置Ａ603と、同
一周波数干渉信号の同期ワードを保存する第３のメモリ
装置Ｂ608と、第３のメモリ装置Ｂ608に保存された同一
周波数干渉信号の同期ワードとタップドディレイライン
606に保存された受信信号の相関値を計算する第２の相
関装置Ｂ607と、第１の相関装置Ａ603の出力をｍサンプ
リングタイミング分保存する第２のメモリ装置Ａ２（60
4）と、第２の相関装置Ｂ607の出力をｍサンプリングタ
イミング分保存する第４のメモリ装置Ｂ２（609）と、
第２のメモリ装置Ａ２（604）に保存された相関結果を
元に同期位置を検出する第１の同期位置検出装置Ａ605
と、第４のメモリ装置Ｂ２（609）に保存された相関結
果を元に同期位置を検出する第２の同期位置検出装置Ｂ
610と、第１の同期位置検出装置Ａ605と第２の同期位置
検出装置Ｂ610の出力を所望信号、同一周波数干渉信号
の受信電力から重みづけをしてやり出力する第３の同期
位置検出装置Ｃ611とから構成されている。なお、図６
には、所望信号の同期ワードとの相関演算の結果得られ
る所望信号の推定電力612と、同一周波数干渉信号の同
期ワードとの相関演算の結果得られる干渉信号の推定電
力613も示されている。
【００２２】受信信号系列をR(t)とし、所望信号の同期
ワードSWD、同一周波数干渉信号SWIをそれぞれ、 SWD={SWD(0)、SWD(1)、SWD(2)、SWD(3),...,SWD(n-1)} SWI={SWI(0)、SWI(1)、SWI(2)、SWI(3),...,SWI(n-1)} とすると、受信信号と所望信号の同期ワードとの相関値
CORRD(t)、同一周波数干渉信号との相関値CORRI(t)は、
それぞれ
ワードSWD、同一周波数干渉信号SWIをそれぞれ、 SWD={SWD(0)、SWD(1)、SWD(2)、SWD(3),...,SWD(n-1)} SWI={SWI(0)、SWI(1)、SWI(2)、SWI(3),...,SWI(n-1)} とすると、受信信号と所望信号の同期ワードとの相関値
CORRD(t)、同一周波数干渉信号との相関値CORRI(t)は、
それぞれ
【数２】
【数３】 で与えられ、それぞれ第１の相関装置Ａ603、第２の相
関装置Ｂ607で計算される。
関装置Ｂ607で計算される。
【００２３】CORRD(t)、CORRI(t)はそれぞれ、第２のメ
モリ装置Ａ２（604）、第４のメモリ装置Ｂ２（609）に
保存され、前記第１の実施の形態と同様に第１の同期位
置検出装置Ａ605と第２の同期位置検出装置Ｂ610が同期
位置検出タイミングTD、TIを出力する。
モリ装置Ａ２（604）、第４のメモリ装置Ｂ２（609）に
保存され、前記第１の実施の形態と同様に第１の同期位
置検出装置Ａ605と第２の同期位置検出装置Ｂ610が同期
位置検出タイミングTD、TIを出力する。
【００２４】一方、第１の相関装置Ａ603、第２の相関
装置Ｂ607は同期ワードと受信信号の相関演算の過程に
おいて時刻TD、TIにおける所望信号の推定受信電力PD(61
2）、と同一周波数干渉信号の推定受信電力PI(613）を
得ることができるので、これを同期位置検出装置Ｃ611
にわたす。同期位置検出装置Ｃ611は、このTD、TI、PD、PI
を用いて、時刻TDPD+TIPI／PD+PIを同期位置として、こ
の時刻に同期位置検出信号を出力し、受信装置は復調を
行なう。
装置Ｂ607は同期ワードと受信信号の相関演算の過程に
おいて時刻TD、TIにおける所望信号の推定受信電力PD(61
2）、と同一周波数干渉信号の推定受信電力PI(613）を
得ることができるので、これを同期位置検出装置Ｃ611
にわたす。同期位置検出装置Ｃ611は、このTD、TI、PD、PI
を用いて、時刻TDPD+TIPI／PD+PIを同期位置として、こ
の時刻に同期位置検出信号を出力し、受信装置は復調を
行なう。
【００２５】所望信号や干渉信号のみしか存在しないと
きはそれぞれの同期位置を出力するが、所望信号、干渉
信号ともに存在するときは受信電力による重みづけを行
なうため、従来より精度の高い同期を得ることができ、
受信装置の性能の向上がはかることができる。
きはそれぞれの同期位置を出力するが、所望信号、干渉
信号ともに存在するときは受信電力による重みづけを行
なうため、従来より精度の高い同期を得ることができ、
受信装置の性能の向上がはかることができる。
【００２６】また、本実施の形態では干渉信号が一つの
場合を示したが複数存在することが考えられるとき、他
の干渉信号の同期ワードを用いて同様の操作を行なうこ
とも可能である。
場合を示したが複数存在することが考えられるとき、他
の干渉信号の同期ワードを用いて同様の操作を行なうこ
とも可能である。
【００２７】（第３の実施の形態）図７は本発明の第３
の実施の形態における受信装置のブロック図である。図
７において、受信装置は、無線区間から情報信号を受信
する第１のアンテナ０（701）および第２のアンテナ１
（702）と、所望信号の同期ワードを保存する第１のメ
モリ装置Ａ０（703）および第５のメモリ装置Ａ１（70
5）と、同一周波数干渉信号の同期ワードを保存する第
３のメモリ装置Ｂ０（708）および第７のメモリ装置Ｂ
１（713）と、アンテナ０、アンテナ１から受信された
信号をそれぞれｎサンプリングタイミング分保存するタ
ップドディレイライン０（706）およびタップドディレ
イライン１（709）と、第１のメモリ装置Ａ０（703）に
保存された所望信号の同期ワードと第１のタップドディ
レイライン０（706）に保存された受信信号の相関値を
計算する第１の相関装置Ａ０（702）と、第３のメモリ
装置Ｂ０（708）に保存された同一周波数干渉信号の同
期ワードとタップドディレイライン０（706）に保存さ
れた受信信号の相関値を計算する第２の相関装置Ｂ０
（707）と、第５のメモリ装置Ａ１（714）に保存された
所望信号の同期ワードと第２のタップドディレイライン
１（711）に保存された受信信号の相関値を計算する第
３の相関装置Ａ１（710）と、第７のメモリ装置Ｂ１（7
13）に保存された同一周波数干渉信号の同期ワードと第
２のタップドディレイライン１（711）に保存された受
信信号の相関値を計算する第４の相関装置Ｂ１（712）
と、第１の相関装置Ａ０（702）の出力をｍサンプリン
グタイミング分保存する第２のメモリ装置Ａ２０（70
4）と、第２の相関装置Ｂ０（707）の出力をｍサンプリ
ングタイミング分保存する第４のメモリ装置Ｂ２０（71
5）と、第３の相関装置Ａ１（714）の出力をｍサンプリ
ングタイミング分保存する第６のメモリ装置Ａ２１（72
5）と、第４の相関装置Ｂ１（712）の出力をｍサンプリ
ングタイミング分保存する第８のメモリ装置Ｂ２１（71
6）と、第２のメモリ装置Ａ２０（704）に保存された相
関結果を元に同期位置を検出する第１の同期位置検出装
置Ａ０（705）と、第８のメモリ装置Ｂ２１（716）に保
存された相関結果を元に同期位置を検出する第５の同期
位置検出装置Ｂ１（720）と、第４のメモリ装置Ｂ２０
（715）に保存された相関結果を元に同期位置を検出す
る第２の同期位置検出装置Ｂ０（717）と、第６のメモ
リ装置Ａ２１（725）に保存された相関結果を元に同期
位置を検出する第４の同期位置検出装置Ａ１（719）
と、同期位置検出装置Ａ０（705）と同期位置検出装置
Ｂ０（717）の出力と同期位置検出装置Ａ１（719）と同
期位置検出装置Ｂ１（720）の出力を各アンテナでの所
望信号、同一周波数干渉信号の受信電力から重みづけを
してやり出力する同期位置検出装置Ｃ718とから構成さ
れている。この例ではアンテナの数を２つとしているが
更に多くのアンテナを用いても同様の作用が得られる。
の実施の形態における受信装置のブロック図である。図
７において、受信装置は、無線区間から情報信号を受信
する第１のアンテナ０（701）および第２のアンテナ１
（702）と、所望信号の同期ワードを保存する第１のメ
モリ装置Ａ０（703）および第５のメモリ装置Ａ１（70
5）と、同一周波数干渉信号の同期ワードを保存する第
３のメモリ装置Ｂ０（708）および第７のメモリ装置Ｂ
１（713）と、アンテナ０、アンテナ１から受信された
信号をそれぞれｎサンプリングタイミング分保存するタ
ップドディレイライン０（706）およびタップドディレ
イライン１（709）と、第１のメモリ装置Ａ０（703）に
保存された所望信号の同期ワードと第１のタップドディ
レイライン０（706）に保存された受信信号の相関値を
計算する第１の相関装置Ａ０（702）と、第３のメモリ
装置Ｂ０（708）に保存された同一周波数干渉信号の同
期ワードとタップドディレイライン０（706）に保存さ
れた受信信号の相関値を計算する第２の相関装置Ｂ０
（707）と、第５のメモリ装置Ａ１（714）に保存された
所望信号の同期ワードと第２のタップドディレイライン
１（711）に保存された受信信号の相関値を計算する第
３の相関装置Ａ１（710）と、第７のメモリ装置Ｂ１（7
13）に保存された同一周波数干渉信号の同期ワードと第
２のタップドディレイライン１（711）に保存された受
信信号の相関値を計算する第４の相関装置Ｂ１（712）
と、第１の相関装置Ａ０（702）の出力をｍサンプリン
グタイミング分保存する第２のメモリ装置Ａ２０（70
4）と、第２の相関装置Ｂ０（707）の出力をｍサンプリ
ングタイミング分保存する第４のメモリ装置Ｂ２０（71
5）と、第３の相関装置Ａ１（714）の出力をｍサンプリ
ングタイミング分保存する第６のメモリ装置Ａ２１（72
5）と、第４の相関装置Ｂ１（712）の出力をｍサンプリ
ングタイミング分保存する第８のメモリ装置Ｂ２１（71
6）と、第２のメモリ装置Ａ２０（704）に保存された相
関結果を元に同期位置を検出する第１の同期位置検出装
置Ａ０（705）と、第８のメモリ装置Ｂ２１（716）に保
存された相関結果を元に同期位置を検出する第５の同期
位置検出装置Ｂ１（720）と、第４のメモリ装置Ｂ２０
（715）に保存された相関結果を元に同期位置を検出す
る第２の同期位置検出装置Ｂ０（717）と、第６のメモ
リ装置Ａ２１（725）に保存された相関結果を元に同期
位置を検出する第４の同期位置検出装置Ａ１（719）
と、同期位置検出装置Ａ０（705）と同期位置検出装置
Ｂ０（717）の出力と同期位置検出装置Ａ１（719）と同
期位置検出装置Ｂ１（720）の出力を各アンテナでの所
望信号、同一周波数干渉信号の受信電力から重みづけを
してやり出力する同期位置検出装置Ｃ718とから構成さ
れている。この例ではアンテナの数を２つとしているが
更に多くのアンテナを用いても同様の作用が得られる。
【００２８】前記第２の実施の形態と同様に第１の同期
位置検出回路Ａ０（705）、第２の同期位置検出回路Ｂ
０（717）、第４の同期位置検出回路Ａ１（719）、第５
の同期位置検出回路Ｂ１（720）の出力する同期位置タ
イミングTD0、TI0、TD1、TI1を、アンテナ０（701）で
の所望信号の推定受信電力ＰD0(721）、アンテナ０（70
1）での同一周波数干渉信号の推定受信電力ＰI0(72
2）、アンテナ１（709）での所望信号の推定受信電力Ｐ
D1(723）、アンテナ１（709）での同一周波数干渉信号
の推定受信電力ＰI1(724）を用いて、次の時刻 TD0PD0+TI0PI0+TD1PD1+TI1PI1／PD0+PI0+PD1+PI1 に第３の同期位置検出装置Ｃ718は同期位置検出信号を
出力し、受信装置は復調を行なう。
位置検出回路Ａ０（705）、第２の同期位置検出回路Ｂ
０（717）、第４の同期位置検出回路Ａ１（719）、第５
の同期位置検出回路Ｂ１（720）の出力する同期位置タ
イミングTD0、TI0、TD1、TI1を、アンテナ０（701）で
の所望信号の推定受信電力ＰD0(721）、アンテナ０（70
1）での同一周波数干渉信号の推定受信電力ＰI0(72
2）、アンテナ１（709）での所望信号の推定受信電力Ｐ
D1(723）、アンテナ１（709）での同一周波数干渉信号
の推定受信電力ＰI1(724）を用いて、次の時刻 TD0PD0+TI0PI0+TD1PD1+TI1PI1／PD0+PI0+PD1+PI1 に第３の同期位置検出装置Ｃ718は同期位置検出信号を
出力し、受信装置は復調を行なう。
【００２９】アンテナ数を増やすことにより前記第２の
実施の形態より精度が増すと考えられる。また、本実施
の形態では干渉信号が一つの場合を示したが複数存在す
ることが考えられるとき、他の干渉信号の同期ワードを
用いて同様の操作を行なうことも可能である。
実施の形態より精度が増すと考えられる。また、本実施
の形態では干渉信号が一つの場合を示したが複数存在す
ることが考えられるとき、他の干渉信号の同期ワードを
用いて同様の操作を行なうことも可能である。
【００３０】
【発明の効果】以上のように本発明は送信側と受信側で
同期を行なって通信する受信装置に関するものであり、
従来の受信装置より高速に精度よく同期を行なうことが
できるため、受信性能も向上する。本発明の受信装置を
用いれば、大きい干渉信号が存在する環境においても、
良好な受信性能を得ることができるため、例えば干渉キ
ャンセラ等に利用でき、フェージング等により所望信号
の受信電力が小さいときでも同期が正しくとれ、従来よ
り高い受信性能を得られるという効果がある。
同期を行なって通信する受信装置に関するものであり、
従来の受信装置より高速に精度よく同期を行なうことが
できるため、受信性能も向上する。本発明の受信装置を
用いれば、大きい干渉信号が存在する環境においても、
良好な受信性能を得ることができるため、例えば干渉キ
ャンセラ等に利用でき、フェージング等により所望信号
の受信電力が小さいときでも同期が正しくとれ、従来よ
り高い受信性能を得られるという効果がある。
【図１】本発明の第１の実施の形態における受信装置の
ブロック図、
ブロック図、
【図２】送受信する信号のフレームフォーマットを示す
図、
図、
【図３】同一周波数干渉信号と所望信号の同期ワードで
相関をとったとき、相互相関が高いと不都合が起きる場
合の例を示す図、
相関をとったとき、相互相関が高いと不都合が起きる場
合の例を示す図、
【図４】静特性時の受信信号（所望信号と同一周波数干
渉信号の和）と所望信号の同期ワードの相関値を示す
図、
渉信号の和）と所望信号の同期ワードの相関値を示す
図、
【図５】動特性時の受信信号（所望信号と同一周波数干
渉信号の和）と所望信号の同期ワードとの相関値を示す
図、
渉信号の和）と所望信号の同期ワードとの相関値を示す
図、
【図６】本発明の第２の実施の形態における受信装置の
ブロック図、
ブロック図、
【図７】本発明の第３の実施の形態における受信装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
101、601、701、709 アンテナ 102、606、706、711 タップドディレイライン 103、602、703 第１のメモリ装置 104 相関器 105、604、704 第２のメモり装置 106 同期位置検装置 603、702 第１の相関装置 605、705 第１の同期位置検出装置 607、707 第２の相関装置 608、708 第３のメモリ装置 609、715 第４のメモリ装置 610、717 第２の同期位置検出装置 611、718 第３の同期位置検出装置 612、721、723 所望信号の推定電力 613、722、724 干渉信号の推定電力 710 第３の相関装置Ａ１ 712 第４の相関装置Ｂ１ 713 第７のメモリ装置Ｂ１ 714 第５のメモリ装置Ａ１ 716 第８のメモリ装置Ｂ２１ 719 第４の同期位置検出装置Ａ１ 720 第５の同期位置検出装置Ｂ１ 725 第６のメモリ装置Ａ２１
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平８−125650（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−95189（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−23318（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04L 7/08 H04B 1/10 H04L 1/00 H04L 27/22
Claims (2)
- 【請求項１】 アンテナからの受信信号を遅延させ保存
するタップドディレイラインと、所望の信号の同期ワー
ドを保存する第１のメモリ装置と、同一周波数干渉信号
の同期ワードを保存する第３のメモリ装置と、前記タッ
プドディレイラインに保存されている受信信号と第１の
メモリ装置に保存される所望信号の同期ワードの相関値
を計算する第１の相関装置と、前記タップドディレイラ
インに保存されている受信信号と第３のメモリ装置に保
存される同一周波数干渉信号の同期ワードの相関値を計
算する第２の相関装置と、前記第１の相関装置の出力を
保存する第２のメモリ装置と、前記第２のメモリ装置に
保存された相関値をもとに同期位置検出信号を発生する
第１の同期位置検出装置と、前記第２の相関装置の出力
を保存する第４のメモリ装置と、前記第４のメモリ装置
に保存された相関値をもとに同期位置検出信号を発生す
る第２の同期位置検出装置と、前記第１の同期位置検出
装置と前記第２の同期位置検出装置によって検出された
同期位置を所望信号と同一周波数干渉信号の受信電力を
元に重みづけを行なったのち加算した時間で同期位置検
出信号を出力する第３の同期位置検出装置とを備えたこ
とを特徴とする受信装置。 - 【請求項２】 複数のアンテナを持ち、第１のアンテナ
からの受信信号を遅延させ保存する第１のタップドディ
レイラインと、第２のアンテナからの受信信号を遅延さ
せ保存する第２のタップドディレイラインと、所望の信
号の同期ワードを保存する第１のメモリ装置および第５
のメモリ装置と、同一周波数干渉信号の同期ワードを保
存する第３のメモリ装置および第７のメモリ装置と、前
記第１のタップドディレイラインに保存されている前記
第１のアンテナからの受信信号と前記第１のメモリ装置
に保存される所望信号の同期ワードの相関を計算する第
１の相関装置と、前記第１のタップドディレイラインに
保存されている前記第１のアンテナからの受信信号と前
記第３のメモリ装置に保存される同一周波数干渉信号の
同期ワードの相関を計算する第２の相関装置と、前記第
２のタップドディレイラインに保存されている前記第２
のアンテナからの受信信号と前記第５のメモリ装置に保
存される所望信号の同期ワードの相関を計算する第３の
相関装置と、前記第２のタップドディレイラインに保存
されている第２のアンテナからの受 信信号と第７のメモ
リ装置に保存される同一周波数干渉信号の同期ワードの
相関を計算する第４の相関装置と、前記第１の相関装置
の出力を保存する第２のメモリ装置と、前記第２のメモ
リ装置に保存された相関値をもとに同期位置検出信号を
発生する第１の同期位置検出装置と、前記第２の相関装
置の出力を保存する第４のメモリ装置と、前記第４のメ
モリ装置に保存された相関値をもとに同期位置検出信号
を発生する第２の同期位置検出装置と、前記第３の相関
装置の出力を保存する第６のメモリ装置と、前記第６の
メモリ装置に保存された相関値をもとに同期位置検出信
号を発生する第４の同期位置検出装置と、前記第４の相
関装置の出力を保存する第８のメモリ装置と、前記第８
のメモリ装置に保存された相関値をもとに同期位置検出
信号を発生する第５の同期位置検出装置と、前記第１の
同期位置検出装置と前記第２の同期位置検出装置と前記
第４の同期位置検出装置と前記第５の同期位置検出装置
によりそれぞれ出力された同期位置検出信号を各アンテ
ナの所望波、同一周波数干渉波の受信電力毎に重みをつ
けて加算した時間で同期位置検出信号を出力する第３の
同期位置検出回路とを備えたことを特徴とする受信装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17286296A JP3251856B2 (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17286296A JP3251856B2 (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 受信装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH104402A JPH104402A (ja) | 1998-01-06 |
| JP3251856B2 true JP3251856B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=15949681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17286296A Expired - Fee Related JP3251856B2 (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 受信装置 |
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|---|---|---|---|---|
| JP5343439B2 (ja) | 2008-07-31 | 2013-11-13 | アイコム株式会社 | フレーム同期検出回路およびそれを用いるｆｓｋ受信機 |
| JP5213046B2 (ja) * | 2009-01-22 | 2013-06-19 | 株式会社ネットコムセック | シンボル同期追従装置及び方法 |
-
1996
- 1996-06-13 JP JP17286296A patent/JP3251856B2/ja not_active Expired - Fee Related
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