JP3251537B2 - 通信方法、及び通信システム - Google Patents

通信方法、及び通信システム

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JP3251537B2 JP27168097A JP27168097A JP3251537B2 JP 3251537 B2 JP3251537 B2 JP 3251537B2 JP 27168097 A JP27168097 A JP 27168097A JP 27168097 A JP27168097 A JP 27168097A JP 3251537 B2 JP3251537 B2 JP 3251537B2
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    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/20Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver
    • H04B1/205Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver with control bus for exchanging commands between units

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1又は2以上のノ
ード端末が各々に接続された複数の中継装置間をデータ
伝送路を介して接続して構成され、ノード端末間、中継
装置間、又はノード端末と中継装置間でデータ交換を行
う通信システムに係り、特に、例えば、相互に異なる中
継装置に各々属するノード端末間でデータ交換を行う場
合であっても、発信元ノード端末から指定された宛先ノ
ード端末へ通信データを確実に送信することができる通
信方法、及び通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1又は2以上のノード端末が各々
に接続された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して
接続して構成され、ノード端末間、中継装置間、又はノ
ード端末と中継装置間でデータ交換を行う通信システム
が一般に知られている。
【0003】上記従来の通信システムにおいて、例えば
ある発信元ノード端末から宛先ノード端末へ向けて通信
データを送信する際における通信経路管理は、集中管理
装置を用いた集中管理方式を採用するのが一般的であ
る。
【0004】この集中管理方式について述べると、ま
ず、通信システムに接続されている集中管理装置は、各
中継装置がそれぞれ複数有するデータチャネルの使用/
空き状態を常時監視している。このとき、ある中継装置
に接続されているあるノード端末が通信データの送信要
求を生じると、これを受けて中継装置は、集中管理装置
へ向けてデータチャネルの使用要求を送信する。する
と、集中管理装置は、発信元ノード端末から宛先ノード
端末へ至る複数の通信経路のなかから、空き状態にある
か又は空き状態に変更可能なデータチャネルを順次探索
し、探索されたデータチャネルを使用要求を送信した中
継装置に対して割り当てる。これにより、発信元ノード
端末から宛先ノード端末へ至る通信経路が確保され、こ
の通信経路に沿って発信元ノード端末から宛先ノード端
末へ確実に通信データを送信することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の通信システムにおける通信経路管理方法によれ
ば、例えばノード端末間でデータ交換を行う場合には、
ある中継装置に接続されているあるノード端末が通信デ
ータの送信要求を生じる毎に、このノード端末が接続さ
れる中継装置は、集中管理装置へ向けてデータチャネル
の使用要求を送信し、これを受けて集中管理装置は、発
信元ノード端末から宛先ノード端末へ至る複数の通信経
路のなかから、空き状態にあるか又は空き状態に変更可
能なデータチャネルを順次探索し、探索されたデータチ
ャネルを使用要求を送信した中継装置に対して割り当て
るという煩雑な処理手順を実行しなければならず、この
ため、使用可能な通信経路を確保する際の所要時間が比
較的長くかかるという解決すべき課題を内在していた。
【0006】本発明は、上記した実情を鑑みてなされた
ものであり、複数の中継装置の各々は、従来の集中管理
装置を用いた中継装置間の通信経路の集中管理に代え
て、上流の中継装置から受信した通信データ中に含まれ
、前記データ伝送路における伝送のための複数のチャ
ネルの使用/空き状態が記述された経路情報と、自身の
中継装置に接続されている前記1以上のノード端末のそ
れぞれに割り当てられている複数のチャネルの使用/空
き状態とを比較して、自身の中継装置に対して入出力さ
れる入出力データの通信経路を確保することで、該入出
力データの通信チャネルの割り当て管理を独自に分散し
て実行することにより、各中継装置における経路管理に
係る処理負荷を軽減するとともに、各中継装置における
経路管理に要する処理時間を短縮し、この結果、例え
ば、相互に異なる中継装置に各々属するノード端末間で
データ交換を行う場合であっても、発信元ノード端末か
ら指定された宛先ノード端末へ通信データを確実に送信
することができる通信方法、及び通信システムを提供す
ることを課題とする。
【0007】そして、本発明は、複数の中継装置のう
ち、通信データの送信要求を生じた経路要求中継装置
は、通信データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に
存在する各中継装置の出力側経路の空き状態を内容とす
る経路情報を参照して求められる、各中継装置の経路情
報間で共通の空き経路に基づいて、通信データが通過す
る確定経路を選択し、選択された確定経路を内容とする
確定経路情報を要求経路範囲に存在する中継装置宛に送
信する一方、要求経路範囲に存在する中継装置の各々
は、受信した確定経路情報に基づいて各自の経路情報を
改定し、これをもって、通信データの通過経路を確保す
る際の中継装置間の通信手順を簡素化し、この結果、例
えば、相互に異なる中継装置に各々属するノード端末間
でデータ交換を行う場合であっても、発信元ノード端末
から指定された宛先ノード端末へ通信データを確実に送
信することができる通信方法、及び通信システムを提供
することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、1以上のノード端末が各々に接
続された複数の中継装置間をループ状のデータ伝送路を
介して接続して構成された通信システムに用いられ、前
記ノード端末間、前記中継装置間、又は前記ノード端末
と前記中継装置間でデータ交換を行う際の通信方法であ
って、前記複数の中継装置の各々は、上流の中継装置か
ら受信した通信データ中に含まれる、前記データ伝送路
における伝送のための複数のチャネルの使用/空き状態
が記述された経路情報を受信し、その経路情報と、自身
の中継装置に接続されている前記1以上のノード端末の
それぞれに割り当てられている複数のチャネルの使用/
空き状態とを比較し、前記経路情報に基づき、自身の中
継装置に接続されているノード端末宛てのデータが存在
する場合、前記経路情報における当該ノード端末に対す
るデータ通信に係る1以上のチャネルと、当該ノード端
末に割り当てられている複数のチャネルのうちの空いて
いる1以上のチャネルとを対応付けて、通信経路を確保
し、自身の中継装置に接続されているノード端末に他の
中継装置に接続されているノード端末宛てのデータが存
在する場合、自身の中継装置に接続されている当該ノー
ド端末割り当てられている複数のチャネルのうちのその
データ通信に係る1以上のチャネルと、前記経路情報に
おける複数のチャネルのうちの空いている1以上のチャ
ネルとを対応付けて、通信経路を確保することを要旨と
する。
【0009】請求項1の発明によれば、複数の中継装置
の各々は、上流の中継装置から受信した通信データ中に
含まれる、データ伝送路における伝送のための複数のチ
ャネルの使用/空き状態が記述された経路情報を受信
し、その経路情報と、自身の中継装置に接続されている
1以上のノード端末のそれぞれに割り当てられている複
数のチャネルの使用/空き状態とを比較し、経路情報に
基づき、自身の中継装置に接続されているノード端末宛
てのデータが存在する場合、経路情報における当該ノー
ド端末に対するデータ通信に係る1以上のチャネルと、
当該ノード端末に割り当てられている複数のチャネルの
うちの空いている1以上のチャネルとを対応付けて、通
信経路を確保し、自身の中継装置に接続されているノー
ド端末に他の中継装置に接続されているノード端末宛て
のデータが存在する場合、自身の中継装置に接続されて
いる当該ノード端末割り当てられている複数のチャネル
のうちのそのデータ通信に係る1以上のチャネルと、経
路情報における複数のチャネルのうちの空いている1以
上のチャネルとを対応付けて、通信経路を確保すること
により、該入出力データの通信チャネルの割り当て管理
を独自に分散して実行するので、したがって、各中継装
置における経路管理に係る処理負荷が軽減されるととも
に、各中継装置における経路管理に要する処理時間が短
縮されて、この結果、例えば、相互に異なる中継装置に
各々属するノード端末間でデータ交換を行う場合であっ
ても、発信元ノード端末から指定された宛先ノード端末
へ通信データを確実に送信することができる。
【0010】また、請求項2の発明は、前記経路情報に
基づき、自身の中継装置に接続されているノード端末宛
てのデータが存在する場合、又は自身の中継装置に接続
されているノード端末に他の中継装置に接続されている
ノード端末宛てのデータが存在する場合、前記経路情報
を更新して下流の中継装置に送ることを要旨とする。
【0011】請求項2の発明によれば、経路情報に基づ
き、自身の中継装置に接続されているノード端末宛ての
データが存在する場合、又は自身の中継装置に接続され
ているノード端末に他の中継装置に接続されているノー
ド端末宛てのデータが存在する場合、経路情報を更新し
て下流の中継装置に送ることにより、当該入出力データ
の通信チャネルの割り当て管理を独自に分散して実行す
るので、したがって、各中継装置における経路管理に係
る処理負荷が軽減されるとともに、各中継装置における
経路管理に要する処理時間が短縮されて、この結果、例
えば、相互に異なる中継装置に各々属するノード端末間
でデータ交換を行う場合であっても、発信元ノード端末
から指定された宛先ノード端末へ通信データを確実に送
信することができる。
【0012】さらに、請求項3の発明は、前記経路情報
に基づき、自身の中継装置に接続されているノード端末
宛てのデータが存在する場合、前記経路情報における当
該ノード端末に対するデータ通信に係る1以上のチャネ
ルを使用状態から空き状態に更新し、自身の中継装置に
接続されているノード端末に他の中継装置に接続されて
いるノード端末宛てのデータが存在する場合、前記経路
情報における複数のチャネルのうちの空いている1以上
のチャネルを空き状態から使用状態に更新し、下流の中
継装置に送ることを要旨とする。
【0013】請求項3の発明によれば、経路情報に基づ
き、自身の中継装置に接続されているノード端末宛ての
データが存在する場合、経路情報における当該ノード端
末に対するデータ通信に係る1以上のチャネルが使用状
態から空き状態に更新され、自身の中継装置に接続され
ているノード端末に他の中継装置に接続されているノー
ド端末宛てのデータが存在する場合、経路情報における
複数のチャネルのうちの空いている1以上のチャネルが
空き状態から使用状態に更新され、下流の中継装置に送
られる。
【0014】さらにまた、請求項4の発明は、自身の中
継装置に接続されているノード端末を発信元とするデー
タ入力が存在する場合であって、該データ入力の宛先
が、自身の中継装置に接続されているノード端末である
場合には、当該一対のノード端末に各々対応付けられて
いる一対の経路情報を確定することを妨げないことを要
旨とする。
【0015】請求項4の発明によれば、自身の中継装置
に接続されているノード端末を発信元とするデータ入力
が存在する場合であって、該データ入力の宛先が、自身
の中継装置に接続されているノード端末である場合に
は、当該一対のノード端末に各々対応付けられている一
対のチャネル間が接続されることにより、1つの中継装
置にそれぞれ接続されている発信元ノード端末と宛先ノ
ード端末との間のデータ交換を実現することができる。
【0016】しかも、請求項5の発明は、1以上のノー
ド端末が各々に接続された複数の中継装置間をループ状
データ伝送路を介して接続して構成された通信システ
ムに用いられ、前記ノード端末間、前記中継装置間、又
は前記ノード端末と前記中継装置間でデータ交換を行う
際の通信方法であって、前記複数の中継装置の各々は、
上流の中継装置から受信した通信データ中に含まれる
前記データ伝送路における伝送のための複数のチャネル
の使用/空き状態が記述された経路情報を受信し、その
経路情報と、自身の中継装置に接続されている前記1以
上のノード端末のそれぞれに割り当てられている複数の
チャネルの使用/空き状態とを比較し、前記通信データ
中に、自身の中継装置に接続されているノード端末宛の
優先度の高い優先データが存在するか否かに基づいて、
自身の中継装置に対して入出力される入出力データの
信経路を確保することを要旨とする。
【0017】請求項5の発明によれば、複数の中継装置
の各々は、上流の中継装置から受信した通信データ中に
含まれる、データ伝送路における伝送のための複数のチ
ャネルの使用/空き状態が記述された経路情報を受信
し、その経路情報と、自身の中継装置に接続されている
1以上のノード端末のそれぞれに割り当てられている複
数のチャネルの使用/空き状態とを比較し、通信データ
中に、自身の中継装置に接続されているノード端末宛の
優先度の高い優先データが存在するか否かに基づいて、
自身の中継装置に対して入出力される入出力データの
信経路を確保することにより、該入出力データの通信チ
ャネルの割り当て管理を独自に分散して実行するので、
したがって、各中継装置における経路管理に係る処理負
荷が軽減されるとともに、各中継装置における経路管理
に要する処理時間が短縮されて、この結果、例えば、通
信データ中に、自身の中継装置に接続されているノード
端末宛の優先度の高い優先データが存在する場合には、
この優先データに対し、宛先となるノード端末に対応付
けられているチャネルを優先的に割り当てる如く構成す
れば、きわめて実用的な通信方法を実現することができ
る。
【0018】また、請求項6の発明は、前記通信データ
中に、自身の中継装置に接続されているノード端末が宛
先となる優先度の高い優先データが存在するとき、該優
先データを、該宛先となるノード端末に対応付けられる
複数のチャネルの使用/空き状態にかかわらず、所望の
チャネルを介して優先的に割込み出力させる如く通信経
路を確保することを要旨とする。
【0019】請求項6の発明によれば、通信データ中
に、自身の中継装置に接続されているノード端末が宛先
となる優先度の高い優先データが存在するとき、該優先
データを、該宛先となるノード端末に対応付けられる
数のチャネルの使用/空き状態にかかわらず、所望のチ
ャネルを介して優先的に割込み出力させる如く通信経路
を確保するので、優先度を忠実に反映させたきわめて実
用的な通信方法を実現することができる。
【0020】さらに、請求項7の発明は、1以上のノー
ド端末が各々に接続された複数の中継装置間をループ状
データ伝送路を介して接続して構成され、前記ノード
端末間、前記中継装置間、又は前記ノード端末と前記中
継装置間でデータ交換を行う通信システムであって、前
記複数の中継装置の各々は、上流の中継装置から前記デ
ータ伝送路における伝送のための複数のチャネルの使用
/空き状態が記述された経路情報を含む通信データを受
信する受信手段と、自身の中継装置に接続されている
記1以上のノード端末のそれぞれに割り当てられている
複数のチャネルの使用/空き状態を判定する使用状態判
定手段と、前記経路情報に基づき、自身の中継装置に接
続されているノード端末宛てのデータが存在する場合、
前記経路情報における当該ノード端末に対するデータ通
信に係る1以上のチャネルと、当該ノード端末に割り当
てられている複数のチャネルのうちの空いている1以上
のチャネルとを対応付けて、通信経路を確保し、自身の
中継装置に接続されているノード端末に他の中継装置に
接続されているノード端末宛てのデータが存在する場
合、自身の中継装置に接続されている当該ノード端末割
り当てられている複数のチャネルのうちのそのデータ通
信に係る1以上のチャネルと、前記経路情報における複
数のチャネルのうちの空いている1以上のチャネルとを
対応付けて、通信経路を確保するように前記経路情報を
確定する経路情報確定手段と、を備えることを要旨とす
る。
【0021】請求項7の発明によれば、まず、複数の中
継装置の各々に設けられる受信手段は、上流の中継装置
からデータ伝送路における伝送のための複数のチャネル
の使用/空き状態が記述された経路情報を含む通信デー
タを受信する。一方、使用状態判定手段は、自身の中継
装置に接続されている1以上のノード端末のそれぞれに
割り当てられている複数のチャネルの使用/空き状態を
判定する。そして、経路情報確定手段は、経路情報に基
づき、自身の中継装置に接続されているノード端末宛て
のデータが存在する場合、経路情報における当該ノード
端末に対するデータ通信に係る1以上のチャネルと、当
該ノード端末に割り当てられている複数のチャネルのう
ちの空いている1以上のチャネルとを対応付けて、通信
経路を確保し、自身の中継装置に接続されているノード
端末に他の中継装置に接続されているノード端末宛ての
データが存在する場合、自身の中継装置に接続されてい
る当該ノード端末割り当てられている複数のチャネルの
うちのそのデータ通信に係る1以上のチャネルと、経路
情報における複数のチャネルのうちの空いている1以上
のチャネルとを対応付けて、通信経路を確保するように
経路情報を確定する。
【0022】すなわち、複数の中継装置の各々は、従来
の集中管理装置を用いた中継装置間の通信経路の集中管
理に代えて、自身の中継装置に対して入出力される入出
力データの通信チャネルの割り当て管理を独自に分散し
て実行するので、したがって、各中継装置における経路
管理に係る処理負荷が軽減されるとともに、各中継装置
における経路管理に要する処理時間が短縮されて、この
結果、例えば、相互に異なる中継装置に各々属するノー
ド端末間でデータ交換を行う場合であっても、発信元ノ
ード端末から指定された宛先ノード端末へ通信データを
確実に送信することができる。
【0023】さらにまた、請求項8の発明は、前記経路
情報に基づき、自身の中継装置に接続されているノード
端末宛てのデータが存在する場合、又は自身の中継装置
に接続されているノード端末に他の中継装置に接続され
ているノード端末宛てのデータが存在する場合、前記経
路情報を更新する更新経路情報生成手段と、その更新経
路情報生成手段により更新された経路情報を下流の中継
装置に送る送信手段と、を更に備えることを要旨とす
る。
【0024】請求項8の発明によれば、更新経路情報生
成手段は、経路情報に基づき、自身の中継装置に接続さ
れているノード端末宛てのデータが存在する場合、又は
自身の中継装置に接続されているノード端末に他の中継
装置に接続されているノード端末宛てのデータが存在す
る場合、経路情報を更新する。送信手段は、その更新経
路情報生成手段により更新された経路情報を下流の中継
装置に送る。
【0025】このように、複数の中継装置の各々は、従
来の集中管理装置を用いた中継装置間の通信経路の集中
管理に代えて、自身の中継装置に対して入出力される入
出力データの通信チャネルの割り当て管理を独自に分散
して実行するので、したがって、各中継装置における経
路管理に係る処理負荷が軽減されるとともに、各中継装
置における経路管理に要する処理時間が短縮されて、こ
の結果、例えば、相互に異なる中継装置に各々属するノ
ード端末間でデータ交換を行う場合であっても、発信元
ノード端末から指定された宛先ノード端末へ通信データ
を確実に送信することができる。
【0026】しかも、請求項9の発明は、前記更新経路
情報生成手段は、前記経路情報に基づき、自身の中継装
置に接続されているノード端末宛てのデータが存在する
場合、前記経路情報における当該ノード端末に対するデ
ータ通信に係る1以上のチャネルを使用状態から空き状
態に更新し、自身の中継装置に接続されているノード端
末に他の中継装置に接続されているノード端末宛てのデ
ータが存在する場合、前記経路情報における複数のチャ
ネルのうちの空いている1以上のチャネルを空き状態か
ら使用状態に更新することを要旨とする。
【0027】請求項9の発明によれば、更新経路情報生
成手段は、経路情報に基づき、自身の中継装置に接続さ
れているノード端末宛てのデータが存在する場合、経路
情報における当該ノード端末に対するデータ通信に係る
1以上のチャネルを使用状態から空き状態に更新し、自
身の中継装置に接続されているノード端末に他の中継装
置に接続されているノード端末宛てのデータが存在する
場合、経路情報における複数のチャネルのうちの空いて
いる1以上のチャネルを空き状態から使用状態に更新
る。
【0028】さらに、請求項10の発明は、自身の中継
装置に接続されているノード端末を発信元とするデータ
入力が存在する場合であって、該データ入力の宛先が、
自身の中継装置に接続されているノード端末である場合
には、当該一対のノード端末に各々対応付けられている
一対の経路情報を確定することを妨げないことを要旨と
する。
【0029】請求項10の発明によれば、自身の中継装
置に接続されているノード端末を発信元とするデータ入
力が存在する場合であって、該データ入力の宛先が、自
身の中継装置に接続されているノード端末である場合に
は、当該一対のノード端末に各々対応付けられている一
対のチャネル間が接続されることにより、1つの中継装
置にそれぞれ接続されている発信元ノード端末と宛先ノ
ード端末との間のデータ交換を実現することができる。
【0030】また、請求項11の発明は、1又は2以上
のノード端末が各々に接続された複数の中継装置間をデ
ータ伝送路を介して接続して構成された通信システムに
用いられ、前記ノード端末間、前記中継装置間、又は前
記ノード端末と前記中継装置間でデータ交換を行う際の
通信方法であって、前記複数の中継装置のうち、通信デ
ータの送信要求を生じた経路要求中継装置は、前記通信
データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に存在する
中継装置を対象として、各自の出力側経路の空き状態を
内容とする経路情報の返信を要求し、前記要求経路範囲
に存在する中継装置から返信された各自の経路情報に基
づいて、前記通信データが通過する確定経路を選択し、
当該選択された確定経路を内容とする確定経路情報を前
記要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信する一方、
前記要求経路範囲に存在する中継装置の各々は、前記経
路要求中継装置から受信した確定経路情報に基づいて、
各自の経路情報を改定することにより、前記経路要求中
継装置からの通信データの送信に先だって、当該通信デ
ータの通過経路を確保することを要旨とする。
【0031】請求項11の発明によれば、複数の中継装
置のうち、通信データの送信要求を生じた経路要求中継
装置は、まず、通信データの発信元から宛先に至る要求
経路範囲に存在する中継装置を対象として、各自の出力
側経路の空き状態を内容とする経路情報の返信を要求す
る。次に、要求経路範囲に存在する中継装置から返信さ
れた各自の経路情報に基づいて、通信データが通過する
確定経路を選択する。そして、選択された確定経路を内
容とする確定経路情報を要求経路範囲に存在する中継装
置宛に送信する。
【0032】一方、要求経路範囲に存在する中継装置の
各々は、経路要求中継装置から受信した確定経路情報に
基づいて、各自の経路情報を改定する。
【0033】これにより、経路要求中継装置からの通信
データの送信に先だって通信データの通過経路を確保す
ることができ、しかも、通信データの通過経路を確保す
る際の中継装置間の通信手順が簡素化されて、この結
果、例えば、相互に異なる中継装置に各々属するノード
端末間でデータ交換を行う場合であっても、発信元ノー
ド端末から指定された宛先ノード端末へ通信データを確
実に送信することができる。
【0034】さらに、請求項12の発明は、前記経路要
求中継装置は、前記通信データの発信元から宛先に至る
要求経路範囲に存在する中継装置を対象として、各自の
出力側経路の空き状態を内容とする経路情報の返信を要
求し、前記要求経路範囲に存在する中継装置から返信さ
れた各自の経路情報に対して論理演算を行うことによ
り、前記要求経路範囲に存在する中継装置の経路情報間
で共通の空き経路を求め、当該求められた前記要求経路
範囲に存在する中継装置の経路情報間で共通の空き経路
の中から、前記通信データが通過する確定経路を選択
し、当該選択された確定経路を内容とする確定経路情報
を前記要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信するこ
とを要旨とする。
【0035】請求項12の発明によれば、経路要求中継
装置は、通信データの発信元から宛先に至る要求経路範
囲に存在する中継装置を対象として、各自の出力側経路
の空き状態を内容とする経路情報の返信を要求し、要求
経路範囲に存在する中継装置から返信された各自の経路
情報に対して論理演算を行うことにより、要求経路範囲
に存在する中継装置の経路情報間で共通の空き経路を求
め、求められた共通の空き経路の中から通信データが通
過する確定経路を選択し、選択された確定経路を内容と
する確定経路情報を要求経路範囲に存在する中継装置宛
に送信する。
【0036】さらにまた、請求項13の発明は、前記要
求経路範囲に存在する中継装置の各々は、前記経路要求
中継装置から受信した確定経路情報に基づいて、前記選
択された確定経路を空き経路から使用経路へ更新するこ
とにより、各自の経路情報を改定することを要旨とす
る。
【0037】請求項13の発明によれば、要求経路範囲
に存在する中継装置の各々は、経路要求中継装置から受
信した確定経路情報に基づいて、選択された確定経路を
空き経路から使用経路へ更新することにより、各自の経
路情報を改定する。
【0038】しかも、請求項14の発明は、1又は2以
上のノード端末が各々に接続された複数の中継装置間を
データ伝送路を介して接続して構成された通信システム
に用いられ、前記ノード端末間、前記中継装置間、又は
前記ノード端末と前記中継装置間でデータ交換を行う際
の通信方法であって、前記複数の中継装置のうち、通信
データの送信要求を生じた経路要求中継装置は、前記通
信データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に存在す
る中継装置を対象として、各自の出力側経路の空き状態
を内容とする経路情報の返信を要求し、前記要求経路範
囲に存在する中継装置から返信された各自の経路情報に
対して論理演算を行うことにより、前記要求経路範囲に
存在する中継装置の経路情報間で共通の空き経路を求
め、当該求められた前記要求経路範囲に存在する中継装
置の経路情報間で共通の空き経路の中から、前記通信デ
ータが通過する確定経路を選択し、当該選択された確定
経路を内容とする確定経路情報を前記要求経路範囲に存
在する中継装置宛に送信する一方、前記要求経路範囲に
存在する中継装置の各々は、前記経路要求中継装置から
受信した確定経路情報に基づいて、前記選択された確定
経路を空き経路から使用経路へ更新することで、各自の
経路情報を改定することにより、前記経路要求中継装置
からの前記通信データの送信に先だって、当該通信デー
タの通過経路を確保することを要旨とする。
【0039】請求項14の発明によれば、経路要求中継
装置は、まず、通信データの発信元から宛先に至る要求
経路範囲に存在する中継装置を対象として、各自の出力
側経路の空き状態を内容とする経路情報の返信を要求す
る。次に、要求経路範囲に存在する中継装置から返信さ
れた各自の経路情報に対して論理演算を行うことによ
り、要求経路範囲に存在する中継装置の経路情報間で共
通の空き経路を求め、求められた共通の空き経路の中か
ら通信データが通過する確定経路を選択する。そして、
選択された確定経路を内容とする確定経路情報を要求経
路範囲に存在する中継装置宛に送信する。
【0040】一方、要求経路範囲に存在する中継装置の
各々は、経路要求中継装置から受信した確定経路情報に
基づいて、選択された確定経路を空き経路から使用経路
へ更新することにより、各自の経路情報を改定する。
【0041】これにより、経路要求中継装置からの通信
データの送信に先だって通信データの通過経路を確保す
ることができ、しかも、通信データの通過経路を確保す
る際の中継装置間の通信手順が簡素化されて、この結
果、例えば、相互に異なる中継装置に各々属するノード
端末間でデータ交換を行う場合であっても、発信元ノー
ド端末から指定された宛先ノード端末へ通信データを確
実に送信することができる。
【0042】また、請求項15の発明は、1又は2以上
のノード端末が各々に接続された複数の中継装置間をデ
ータ伝送路を介して接続して構成され、前記ノード端末
間、前記中継装置間、又は前記ノード端末と前記中継装
置間でデータ交換を行う通信システムであって、前記複
数の中継装置のうち、通信データの送信要求を生じた経
路要求中継装置は、前記通信データの発信元から宛先に
至る要求経路範囲に存在する中継装置を対象として、各
自の出力側経路の空き状態を内容とする経路情報の返信
を要求する経路情報返信要求手段と、前記要求経路範囲
に存在する中継装置から返信された各自の経路情報に基
づいて、前記通信データが通過する確定経路を選択する
選択手段と、当該選択手段で選択された確定経路を内容
とする確定経路情報を前記要求経路範囲に存在する中継
装置宛に送信する確定経路情報送信手段と、を備える一
方、前記要求経路範囲に存在する中継装置の各々は、前
記経路要求中継装置から前記確定経路情報を受信する確
定経路情報受信手段と、当該確定経路情報受信手段で受
信した確定経路情報に基づいて、各自の経路情報を改定
する経路情報改定手段と、を備え、前記経路要求中継装
置からの通信データの送信に先だって、当該通信データ
の通過経路を確保することを要旨とする。
【0043】請求項15の発明によれば、経路要求中継
装置において、まず、経路情報返信要求手段は、通信デ
ータの発信元から宛先に至る要求経路範囲に存在する中
継装置を対象として、各自の出力側経路の空き状態を内
容とする経路情報の返信を要求する。次に、選択手段
は、要求経路範囲に存在する中継装置から返信された各
自の経路情報に基づいて、通信データが通過する確定経
路を選択する。そして、確定経路情報送信手段は、選択
手段で選択された確定経路を内容とする確定経路情報を
要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信する。
【0044】一方、要求経路範囲に存在する中継装置の
各々において、確定経路情報受信手段は、経路要求中継
装置から確定経路情報を受信し、当該確定経路情報受信
手段で受信した確定経路情報に基づいて、経路情報改定
手段は各自の経路情報を改定する。
【0045】これにより、経路要求中継装置からの通信
データの送信に先だって通信データの通過経路を確保す
ることができ、しかも、通信データの通過経路を確保す
る際の中継装置間の通信手順が簡素化されて、この結
果、例えば、相互に異なる中継装置に各々属するノード
端末間でデータ交換を行う場合であっても、発信元ノー
ド端末から指定された宛先ノード端末へ通信データを確
実に送信することができる。
【0046】さらに、請求項16の発明は、前記経路要
求中継装置は、前記要求経路範囲に存在する中継装置か
ら返信された各自の経路情報に対して論理演算を行うこ
とにより、前記要求経路範囲に存在する中継装置の経路
情報間で共通の空き経路を求める空き経路演算手段をさ
らに備え、前記選択手段は、当該空き経路演算手段で求
められた前記要求経路範囲に存在する中継装置の経路情
報間で共通の空き経路の中から、前記通信データが通過
する確定経路を選択することを要旨とする。
【0047】請求項16の発明によれば、経路要求中継
装置において、空き経路演算手段は、要求経路範囲に存
在する中継装置から返信された各自の経路情報に対して
論理演算を行うことにより、要求経路範囲に存在する中
継装置の経路情報間で共通の空き経路を求める。そし
て、選択手段は、空き経路演算手段で求められた共通の
空き経路の中から、通信データが通過する確定経路を選
択する。
【0048】さらにまた、請求項17の発明は、前記経
路情報改定手段は、前記確定経路情報受信手段で受信し
た確定経路情報に基づいて、前記選択された確定経路を
空き経路から使用経路へ更新することにより、各自の経
路情報を改定することを要旨とする。
【0049】請求項17の発明によれば、経路情報改定
手段は、確定経路情報受信手段で受信した確定経路情報
に基づいて、選択された確定経路を空き経路から使用経
路へ更新することにより、各自の経路情報を改定する。
【0050】また、請求項18の発明は、1又は2以上
のノード端末が各々に接続された複数の中継装置間をデ
ータ伝送路を介して接続して構成され、前記ノード端末
間、前記中継装置間、又は前記ノード端末と前記中継装
置間でデータ交換を行う通信システムであって、前記複
数の中継装置のうち、通信データの送信要求を生じた経
路要求中継装置は、前記通信データの発信元から宛先に
至る要求経路範囲に存在する中継装置を対象として、各
自の出力側経路の空き状態を内容とする経路情報の返信
を要求する経路情報返信要求手段と、前記要求経路範囲
に存在する中継装置から返信された各自の経路情報に対
して論理演算を行うことにより、前記要求経路範囲に存
在する中継装置の経路情報間で共通の空き経路を求める
空き経路演算手段と、当該空き経路演算手段で求められ
た前記要求経路範囲に存在する中継装置の経路情報間で
共通の空き経路の中から、前記通信データが通過する確
定経路を選択する選択手段と、当該選択手段で選択され
た確定経路を内容とする確定経路情報を前記要求経路範
囲に存在する中継装置宛に送信する確定経路情報送信手
段と、を備える一方、前記要求経路範囲に存在する中継
装置の各々は、前記経路要求中継装置から前記確定経路
情報を受信する確定経路情報受信手段と、当該確定経路
情報受信手段で受信した確定経路情報に基づいて、前記
選択手段で選択された確定経路を空き経路から使用経路
へ更新することにより、各自の経路情報を改定する経路
情報改定手段と、を備え、前記経路要求中継装置からの
通信データの送信に先だって、当該通信データの通過経
路を確保することを要旨とする。
【0051】請求項18の発明によれば、経路要求中継
装置において、まず、経路情報返信要求手段は、通信デ
ータの発信元から宛先に至る要求経路範囲に存在する中
継装置を対象として、各自の出力側経路の空き状態を内
容とする経路情報の返信を要求する。次に、空き経路演
算手段は、要求経路範囲に存在する中継装置から返信さ
れた各自の経路情報に対して論理演算を行うことによ
り、要求経路範囲に存在する中継装置の経路情報間で共
通の空き経路を求める。さらに、選択手段は、空き経路
演算手段で求められた共通の空き経路の中から、通信デ
ータが通過する確定経路を選択する。そして、確定経路
情報送信手段は、選択手段で選択された確定経路を内容
とする確定経路情報を要求経路範囲に存在する中継装置
宛に送信する。
【0052】一方、要求経路範囲に存在する中継装置の
各々において、確定経路情報受信手段は、経路要求中継
装置から確定経路情報を受信する。これを受けて、経路
情報改定手段は、確定経路情報受信手段で受信した確定
経路情報に基づいて、選択された確定経路を空き経路か
ら使用経路へ更新することにより、各自の経路情報を改
定する。
【0053】これにより、経路要求中継装置からの通信
データの送信に先だって通信データの通過経路を確保す
ることができ、しかも、通信データの通過経路を確保す
る際の中継装置間の通信手順が簡素化されて、この結
果、例えば、相互に異なる中継装置に各々属するノード
端末間でデータ交換を行う場合であっても、発信元ノー
ド端末から指定された宛先ノード端末へ通信データを確
実に送信することができる。
【0054】さらに、請求項19の発明は、1又は2以
上のノード端末が各々に接続された複数の中継装置間を
データ伝送路を介して接続して構成された通信システム
に用いられ、前記ノード端末間、前記中継装置間、又は
前記ノード端末と前記中継装置間でデータ交換を行う際
の通信方法であって、前記複数の中継装置のうち、通信
データの送信要求を生じた経路要求中継装置は、前記通
信データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に存在す
る各中継装置の出力側経路の空き状態を内容とする経路
情報を参照して求められる各中継装置の出力側経路情報
間で共通の空き経路を、前記要求経路範囲に存在する中
継装置から当該経路要求中継装置宛に返信させ、当該返
信された各中継装置の出力側経路情報間で共通の空き経
路の中から、前記通信データが通過する確定経路を選択
し、当該選択された確定経路を内容とする確定経路情報
を前記要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信する一
方、前記要求経路範囲に存在する中継装置の各々は、前
記経路要求中継装置から受信した確定経路情報に基づい
て、各自の経路情報を改定することにより、前記経路要
求中継装置からの通信データの送信に先だって、当該通
信データの通過経路を確保することを要旨とする。
【0055】請求項19の発明によれば、複数の中継装
置のうち、通信データの送信要求を生じた経路要求中継
装置は、まず、通信データの発信元から宛先に至る要求
経路範囲に存在する各中継装置の出力側経路の空き状態
を内容とする経路情報を参照して求められる各中継装置
の出力側経路情報間で共通の空き経路を、要求経路範囲
に存在する中継装置から経路要求中継装置宛に返信させ
る。次に、要求経路範囲に存在する中継装置から返信さ
れた各中継装置の出力側経路情報間で共通の空き経路の
中から、通信データが通過する確定経路を選択する。そ
して、選択された確定経路を内容とする確定経路情報を
要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信する。
【0056】一方、要求経路範囲に存在する中継装置の
各々は、経路要求中継装置から受信した確定経路情報に
基づいて、各自の経路情報を改定する。
【0057】これにより、経路要求中継装置からの通信
データの送信に先だって通信データの通過経路を確保す
ることができ、しかも、通信データの通過経路を確保す
る際の中継装置間の通信手順が簡素化されて、この結
果、例えば、相互に異なる中継装置に各々属するノード
端末間でデータ交換を行う場合であっても、発信元ノー
ド端末から指定された宛先ノード端末へ通信データを確
実に送信することができる。
【0058】さらにまた、請求項20の発明は、1又は
2以上のノード端末が各々に接続された複数の中継装置
間をデータ伝送路を介して接続して構成された通信シス
テムに用いられ、前記ノード端末間、前記中継装置間、
又は前記ノード端末と前記中継装置間でデータ交換を行
う際の通信方法であって、前記複数の中継装置のうち、
通信データの送信要求を生じた経路要求中継装置は、前
記通信データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に存
在する各中継装置の出力側経路の空き状態を内容とする
経路情報を参照して求められる各中継装置の出力側経路
情報間で共通の空き経路を、前記要求経路範囲に存在す
る中継装置から当該経路要求中継装置宛に返信させ、当
該返信された各中継装置の出力側経路情報間で共通の空
き経路の中から、前記通信データが通過する確定経路を
選択し、当該選択された確定経路を内容とする確定経路
情報を前記要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信す
る一方、前記要求経路範囲に存在する中継装置の各々
は、前記経路要求中継装置から受信した確定経路情報に
基づいて、前記選択された確定経路を空き経路から使用
経路へ更新することで、各自の経路情報を改定すること
により、前記経路要求中継装置からの通信データの送信
に先だって、当該通信データの通過経路を確保すること
を要旨とする。
【0059】請求項20の発明によれば、複数の中継装
置のうち、通信データの送信要求を生じた経路要求中継
装置は、まず、通信データの発信元から宛先に至る要求
経路範囲に存在する各中継装置の出力側経路の空き状態
を内容とする経路情報を参照して求められる各中継装置
の出力側経路情報間で共通の空き経路を、要求経路範囲
に存在する中継装置から経路要求中継装置宛に返信させ
る。次に、要求経路範囲に存在する中継装置から返信さ
れた各中継装置の出力側経路情報間で共通の空き経路の
中から、通信データが通過する確定経路を選択する。そ
して、選択された確定経路を内容とする確定経路情報を
要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信する。
【0060】一方、要求経路範囲に存在する中継装置の
各々は、経路要求中継装置から受信した確定経路情報に
基づいて、選択された確定経路を空き経路から使用経路
へ更新することで、各自の経路情報を改定する。
【0061】これにより、経路要求中継装置からの通信
データの送信に先だって通信データの通過経路を確保す
ることができ、しかも、通信データの通過経路を確保す
る際の中継装置間の通信手順が簡素化されて、この結
果、例えば、相互に異なる中継装置に各々属するノード
端末間でデータ交換を行う場合であっても、発信元ノー
ド端末から指定された宛先ノード端末へ通信データを確
実に送信することができる。
【0062】しかも、請求項21の発明は、1又は2以
上のノード端末が各々に接続された複数の中継装置間を
データ伝送路を介して接続して構成され、前記ノード端
末間、前記中継装置間、又は前記ノード端末と前記中継
装置間でデータ交換を行う通信システムであって、前記
複数の中継装置のうち、通信データの送信要求を生じた
経路要求中継装置は、前記通信データの発信元から宛先
に至る要求経路範囲に存在する各中継装置の出力側経路
の空き状態を内容とする経路情報を参照して求められる
各中継装置の出力側経路情報間で共通の空き経路を、前
記要求経路範囲に存在する中継装置から当該経路要求中
継装置宛に返信要求する経路情報返信要求手段と、前記
要求経路範囲に存在する中継装置から返信された各自の
経路情報に基づいて、前記通信データが通過する確定経
路を選択する選択手段と、当該選択手段で選択された確
定経路を内容とする確定経路情報を前記要求経路範囲に
存在する中継装置宛に送信する確定経路情報送信手段
と、を備える一方、前記要求経路範囲に存在する中継装
置の各々は、前記経路要求中継装置から前記確定経路情
報を受信する確定経路情報受信手段と、当該確定経路情
報受信手段で受信した確定経路情報に基づいて、各自の
経路情報を改定する経路情報改定手段と、を備え、前記
経路要求中継装置からの通信データの送信に先だって、
当該通信データの通過経路を確保することを要旨とす
る。
【0063】請求項21の発明によれば、経路要求中継
装置において、まず、経路情報返信要求手段は、通信デ
ータの発信元から宛先に至る要求経路範囲に存在する各
中継装置の出力側経路の空き状態を内容とする経路情報
を参照して求められる各中継装置の出力側経路情報間で
共通の空き経路を、要求経路範囲に存在する中継装置か
ら経路要求中継装置宛に返信要求する。次に、選択手段
は、要求経路範囲に存在する中継装置から返信された各
中継装置の出力側経路情報間で共通の空き経路の中か
ら、通信データが通過する確定経路を選択する。そし
て、確定経路情報送信手段は、選択手段で選択された確
定経路を内容とする確定経路情報を要求経路範囲に存在
する中継装置宛に送信する。
【0064】一方、要求経路範囲に存在する中継装置の
各々において、確定経路情報受信手段は、経路要求中継
装置から確定経路情報を受信し、当該確定経路情報受信
手段で受信した確定経路情報に基づいて、経路情報改定
手段は各自の経路情報を改定する。
【0065】これにより、経路要求中継装置からの通信
データの送信に先だって通信データの通過経路を確保す
ることができ、しかも、通信データの通過経路を確保す
る際の中継装置間の通信手順が簡素化されて、この結
果、例えば、相互に異なる中継装置に各々属するノード
端末間でデータ交換を行う場合であっても、発信元ノー
ド端末から指定された宛先ノード端末へ通信データを確
実に送信することができる。
【0066】そして、請求項22の発明は、1又は2以
上のノード端末が各々に接続された複数の中継装置間を
データ伝送路を介して接続して構成され、前記ノード端
末間、前記中継装置間、又は前記ノード端末と前記中継
装置間でデータ交換を行う通信システムであって、前記
複数の中継装置のうち、通信データの送信要求を生じた
経路要求中継装置は、前記通信データの発信元から宛先
に至る要求経路範囲に存在する各中継装置の出力側経路
の空き状態を内容とする経路情報を参照して求められる
各中継装置の出力側経路情報間で共通の空き経路を、前
記要求経路範囲に存在する中継装置から当該経路要求中
継装置宛に返信要求する経路情報返信要求手段と、前記
要求経路範囲に存在する中継装置から返信された各自の
経路情報に基づいて、前記通信データが通過する確定経
路を選択する選択手段と、当該選択手段で選択された確
定経路を内容とする確定経路情報を前記要求経路範囲に
存在する中継装置宛に送信する確定経路情報送信手段
と、を備える一方、前記要求経路範囲に存在する中継装
置の各々は、前記経路要求中継装置から前記確定経路情
報を受信する確定経路情報受信手段と、当該確定経路情
報受信手段で受信した確定経路情報に基づいて、前記選
択手段で選択された確定経路を空き経路から使用経路へ
更新することにより、各自の経路情報を改定する経路情
報改定手段と、を備え、前記経路要求中継装置からの通
信データの送信に先だって、当該通信データの通過経路
を確保することを要旨とする。
【0067】請求項22の発明によれば、経路要求中継
装置において、まず、経路情報返信要求手段は、通信デ
ータの発信元から宛先に至る要求経路範囲に存在する各
中継装置の出力側経路の空き状態を内容とする経路情報
を参照して求められる各中継装置の出力側経路情報間で
共通の空き経路を、要求経路範囲に存在する中継装置か
ら経路要求中継装置宛に返信要求する。次に、選択手段
は、要求経路範囲に存在する中継装置から返信された各
中継装置の出力側経路情報間で共通の空き経路の中か
ら、通信データが通過する確定経路を選択する。そし
て、確定経路情報送信手段は、選択手段で選択された確
定経路を内容とする確定経路情報を要求経路範囲に存在
する中継装置宛に送信する。
【0068】一方、要求経路範囲に存在する中継装置の
各々において、確定経路情報受信手段は、経路要求中継
装置から確定経路情報を受信し、当該確定経路情報受信
手段で受信した確定経路情報に基づいて、経路情報改定
手段は、選択手段で選択された確定経路を空き経路から
使用経路へ更新することにより、各自の経路情報を改定
する。
【0069】これにより、経路要求中継装置からの通信
データの送信に先だって通信データの通過経路を確保す
ることができ、しかも、通信データの通過経路を確保す
る際の中継装置間の通信手順が簡素化されて、この結
果、例えば、相互に異なる中継装置に各々属するノード
端末間でデータ交換を行う場合であっても、発信元ノー
ド端末から指定された宛先ノード端末へ通信データを確
実に送信することができる。
【0070】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る通信方法、
及び通信システムの一実施形態について、図に基づいて
詳細に説明する。
【0071】図1は、本発明の第1、第2、及び第3実
施形態に共通の通信システム全体を示す概略ブロック構
成図、図2は、本第1実施形態に係る通信システムの要
部となる中継装置のブロック構成図、図3乃至図6は、
本第1実施形態に係る通信システムに用いられる自己の
出力側経路情報の生成過程を概略的に表す状態遷移図、
図7は、本発明の第1実施形態に係る通信システムに用
いられるデータフォーマットを表す図、図8は、本発明
の第1実施形態に係る通信システムの要部となる各中継
装置の動作フローチャート図、図9は、本発明の第2及
び第3実施形態に係る通信システムの要部となる中継装
置のブロック構成図、図10は、本第2及び第3実施形
態に係る通信システムを構成する各中継装置の出力側経
路情報を示す図、図11乃至図12は、本第2及び第3
実施形態に係る通信システムを構成する要求経路範囲内
に存在する各中継装置の出力側経路情報に基づいて、通
信データの通過経路を確保する際の流れを示す図、図1
3は、本第2及び第3実施形態に係る通信システムを構
成する各中継装置の、要求経路確定後の出力側経路情報
を示す図、図14は、本第2及び第3実施形態に係る通
信システムに用いられるデータフォーマットを表す図で
ある。なお、本発明に係る通信システムについて、車両
に搭載される各種機能機器間をデータ伝送路を介して連
結接続する車載ネットワークに適用した形態を例示して
説明する。
【0072】まず、本発明に係る通信システム1は、図
1に示すように、中継装置として位置付けられる複数の
ルートハブRH1,RH2,RH3,RH4,RH5間
を、ループ状のデータ伝送路3を介して相互にデータ交
換可能に接続して構成されており、ルートハブRH1に
は、通信システム1全体の同期制御や、通信システム1
を構成する各ルートハブRH、及び次述する各機能機器
Nのアドレス設定動作等を統括管理するシステムコント
ロールユニット(SCU)5が接続されている。なお、
通信システム1のネットワークトポロジとしては、上述
したループ形式以外にも、例えばバス形式、スター形式
等の適宜の形態を採用することができる。
【0073】複数のルートハブRHの各々には、ノード
端末として位置付けられる1又は2以上の各種機能機器
N1乃至N15がそれぞれ接続されており、ルートハブ
RH間、機能機器N間、又は機能機器NとルートハブR
H間において、例えば図1中の矢印方向への通信データ
の伝送を許容するデータ伝送路3を介して、相互にデー
タ交換可能に構成されている。機能機器Nとしては、例
えば本発明に係る通信システムを車両に適用する場合に
は、携帯電話、ファックス(FAX)、ディジタルT
V、ラジオ受信機、ナビゲーション装置(NV)、DV
D(Digital Video Disc、又はDi
gital Versatile Disc)−ROM
装置、CD(Compact Disc)再生装置、D
AT(Digital Audio Tapereco
rder)、MD(Mini Disc)再生装置、デ
ィジタル信号プロセッサ(DSP)内蔵のオーディオア
ンプ、CAN(Controller Area Ne
twork)インターフェース、方位センサや車速セン
サ等の各種センサ、モニタ装置、及び車載パーソナルコ
ンピュータ等の各種の機能機器を適宜採用することがで
きる。
【0074】複数のルートハブRHの各々は、例えば、
ファックス(FAX)、又は携帯電話(TEL)等から
の無線電波や、ディジタルTV、又はラジオ受信機から
の放送電波を各種機能機器Nから入力するチューナ系、
音声信号や映像信号、又は道路渋滞情報等をナビゲーシ
ョン装置(NV)等の各種機能機器Nから入力する娯楽
系、各種センサ等の機能機器Nから制御情報等を入力す
る制御系、画像信号をモニタ装置等へ出力する画像信号
系、音声信号をディジタル信号プロッサ(DSP)内蔵
のオーディオアンプ等へ出力する音声信号系の如く、そ
れぞれが機能単位毎に分割されている。
【0075】複数のルートハブRH、及び機能機器Nの
各々には、例えば、通信システム1の電源立ち上げ時に
おけるシステムコントロールユニット(SCU)5のア
ドレス設定動作により、それぞれが相互に識別可能とな
る如く各自に固有のアドレスがあらかじめ付与設定され
ており、これらのアドレスが、ルートハブRH間、各種
機能機器N間、又は各種機能機器NとルートハブRH間
でデータ伝送路3を介してデータ交換を行う場合におい
て、宛先、送信元、又は発信元を指定する際に用いられ
る。図1の例では、複数のルートハブRHの各々に対
し、RH1,RH2,RH3,RH4,RH5の如く各
自に固有の自己アドレスが設定される一方、複数の機能
機器Nの各々に対し、N1,N2,N3…,N15の如
く各自に固有の自己アドレスが設定されている。
【0076】ここで、本通信システム1内を伝送される
通信データのフレームフォーマットについて、図7を参
照して説明すると、通信データの信号フレーム内には、
各種情報が記述される複数の情報記述領域が設定されて
おり、この複数の情報記述領域は、宛先アドレスが記述
される宛先アドレス部と、送信元アドレスが記述される
送信元アドレス部と、発信元アドレスが記述される発信
元アドレス部と、各種のコマンドや制御情報等が記述さ
れるコマンド部と、各ルートハブRHにそれぞれ接続さ
れている各種機能機器Nに対して各々割り付けられてい
る複数のチャネルの使用/空き状態が記述される経路情
報記述領域とを含んで構成されている。
【0077】次に、中継装置として位置付けられるルー
トハブRH内部のブロック構成について、ルートハブR
H3を代表的に例示して図2を参照しつつ説明すると、
ルートハブRH3は、データ伝送路3bを介して上流側
に位置するルートハブRH2から送信される、各種の命
令や機能機器Nの操作情報、又はソースデータ等を含む
通信データ、又は後述する機器入力I/F13から送出
される通信データを入力するネットワーク入力インター
フェース(以下、「インターフェース」を「I/F」と
省略する。)7と、ネットワーク入力I/F7を介して
入力した通信データを一時的に記憶保持するネットワー
クバッファ9と、データ伝送路3cを介して下流側に位
置するルートハブRH4へ通信データを送信出力するネ
ットワーク出力I/F11と、第1乃至第3の3つの入
力ポートP1,P2,P3を備え、第1乃至第3入力ポ
ートP1,P2,P3を介して接続されている機能機器
N8,N9から送出される通信データを入力し、入力し
た通信データに対して適宜の変換処理を施し、変換処理
後の通信データをネットワーク入力I/F7へ送出する
機器入力I/F13と、ルートハブRH3自身に接続さ
れている各種機能機器N7,N8,N9に通信線23を
介して接続され、各種機能機器N7,N8,N9の操作
状態に関する操作情報を常時監視入力し、入力した操作
情報を後述する経路制御部15へ送出する一方、経路制
御部15から送出される各種機能機器N7,N8,N9
の操作情報を入力し、入力した操作情報を各種機能機器
N7,N8,N9へ分配して送出する操作制御装置21
と、操作制御装置21から入力した各種機能機器N7,
N8,N9の操作情報を反映させながら、各種機能機器
N7,N8,N9に対して各々割り付けられている入出
力ポートのサブチャネルの使用/空き状態を常に最新の
状態に更新記憶する使用状態記憶部17と、ネットワー
ク入力I/F7を介して上流側に位置するルートハブR
H2におけるチャネルの使用/空き状態を内容とする上
流空き情報を入力し、入力した上流空き情報及び使用状
態記憶部17から読み出したサブチャネルの使用/空き
状態を比較参照して、ルートハブRH3自身におけるチ
ャネルの使用/空き状態を内容とする自己の出力側経路
情報を生成し、生成した自己の出力側経路情報をネット
ワーク出力I/F11へ送出する自己の出力側経路情報
生成機能、及び、ネットワーク入力I/F7を介して上
流側に位置するルートハブRH2から各種の命令や機能
機器Nの操作情報、又はソースデータ等を含む通信デー
タを入力し、入力した機能機器Nの操作情報のうち、ル
ートハブRH3自身に接続されている各種機能機器N
7,N8,N9の操作情報を抽出して操作制御装置21
へ送出する操作情報抽出機能を備える経路制御部15
と、第1乃至第3の3つの出力ポートP4,P5,P6
を備え、ネットワーク出力I/F11から送出される通
信データを入力し、入力した通信データに対して適宜の
変換処理を施し、変換処理後の通信データを、第1乃至
第3出力ポートP4,P5,P6のなかから指定された
第4出力ポートP4を介して機能機器N7へ分配出力す
る機器出力I/F19とを備えて構成されている。
【0078】ここで、中継装置として位置付けられるル
ートハブRHにおける自己の出力側経路情報の生成過程
の説明に先立って、通信データ中の経路情報記述領域に
記述される経路情報フレームの構成、及び第1乃至第3
入出力ポートの構成について、図3を参照して説明す
る。なお、図3の例では、例えば、データ伝送路3の伝
送容量は192ビット/単位時間、すなわち、データ伝
送路3を介して単位時間当たりに64ビットの通信デー
タを3チャネル分だけ伝送可能であり、各チャネルをさ
らに8ビット単位の8つのサブチャネルに分割して使用
可能であり、第1乃至第3入出力ポートの各々は最大1
チャネルまでの通信データを入出力可能であり、各サブ
チャネルに対応する情報記述領域には、使用状態のとき
に「1」が記述される一方、空き状態のときに「0」が
記述されるものと仮定する。
【0079】経路情報フレームは、3チャネルCH1,
CH2,CH3分の各種機能機器Nの使用/空き状態を
記述可能な情報記述領域を備えており、各チャネルCH
は、さらに8ビット構成のサブチャネルに分割され、合
計して24個のサブチャネルS1乃至S24を含んで構
成されている。
【0080】第1乃至第3入力ポートP1,P2,P3
の各々は、8ビット構成のサブチャネルがそれぞれ割り
当てられており、第1乃至第3入力ポートは、合計して
24個のサブチャネルI1乃至I24を含んで構成され
ている。
【0081】一方、第1乃至第3出力ポートP4,P
5,P6の各々には、8ビット構成のサブチャネルがそ
れぞれ割り当てられており、第1乃至第3出力ポート
は、合計して24個のサブチャネルU1乃至U24を含
んで構成されている。
【0082】次に、各ルートハブRHにおける通信デー
タの処理手順について、ルートハブRH3を代表的に例
示して、図4乃至図6に示す自己の出力側経路情報の生
成過程を概略的に表す状態遷移図を参照して順次説明す
る。
【0083】はじめに、受信した通信データ中に、宛先
として自身に接続されている機能機器Nが指定されてい
るデータが存在する場合を例示して説明すると、図4に
示すように、自身の上流側に位置するルートハブRH2
から送信された上流経路情報フレームを含む通信データ
を受けて、ルートハブRH3は、まず、今回受信した通
信データの上流経路情報フレーム中に、使用状態を示す
「1」が記述されているか否かを判定する。この判定の
結果、上流経路情報フレーム中の例えば8つのサブチャ
ネルS9乃至S16に使用状態を示す「1」が記述され
ているとき、さらに、各サブチャネルS9乃至S16に
対応するデータの宛先として、自身に接続されている機
能機器Nが指定されているか否かを判定する。この判定
の結果、各サブチャネルS9乃至S16に対応するデー
タの宛先として、自身に接続されている機能機器Nが指
定されている場合には、ルートハブRH3は、データの
宛先として指定されている機能機器Nの操作情報を参照
し、該当する機能機器Nに対応付けられている出力ポー
トのサブチャネル中に、所要数以上の空き状態を示す
「0」が記述されているか否かを判定する。この判定の
結果、該当する機能機器Nに対応付けられている出力ポ
ートのサブチャネル中に、所要数以上の「0」が記述さ
れている場合、つまり、所要数以上の空き状態にあるサ
ブチャネルが存在する場合には、図5乃至図6に示すよ
うに、ルートハブRH3は、各サブチャネルS9乃至S
16に対応するデータの出力先として、上記空き状態に
あるサブチャネルを割り当てる処理を実行する。
【0084】具体的には、本例では、上流経路情報フレ
ーム中に含まれる4つのサブチャネルS9乃至S12に
対応するデータの宛先として機能機器N7が指定されて
おり、宛先として指定された機能機器N7に対応付けら
れている第1出力ポートP4のサブチャネルU3,U
4,U7,U8が空き状態にあるため、各サブチャネル
S9乃至S12に対応するデータの出力先として、第1
出力ポートP4のサブチャネルU3,U4,U7,U8
がそれぞれ割り当てられる。このように、ルートハブR
H3で受信した通信データのうち、宛先として機能機器
N7が指定されているデータは、ルートハブRH3にお
いて、上流経路情報フレーム中に含まれる所定のサブチ
ャネルS9乃至S12と、機能機器N7に対応付けられ
ている出力ポートのサブチャネルU3,U4,U7,U
8との経路情報を確定する処理が実行されて、ルートハ
ブRH3内部におけるデータの通信経路が確保されるこ
とにより、機能機器N7へと出力される。なお、上流経
路情報フレーム中のサブチャネルS9乃至S12に対応
するデータの宛先として、機能機器N7のみが指定され
ている場合、つまり、データが個別宛先送信対象の場合
には、上述したデータ出力先の割り当て処理が実行され
たとき、サブチャネルS9乃至S12に対応するデータ
の出力は完了するので、図6に示すように、自己経路情
報フレーム中のサブチャネルS9乃至S12は、空き状
態を示す「0」に書替え更新される。
【0085】一方、自身に接続されている機能機器Nか
ら出力された通信データの宛先として、他のルートハブ
RHに属する機能機器Nが指定されている場合を例示し
て説明すると、図4に示すように、ルートハブRH3
は、自身に接続されている各種機能機器N8,N9の操
作情報を常時監視入力し、入力した操作情報を参照し
て、各種機能機器N8,N9に各々対応する第1、第2
入力ポートP1,P2のサブチャネル中に、使用状態を
示す「1」が記述されているか否かを判定する。この判
定の結果、第1、第2入力ポートP1,P2のサブチャ
ネル中の例えば8つのサブチャネルI1,I2,I5,
I6,I9,I10,I13,I14に使用状態を示す
「1」が記述されているとき、さらに、各サブチャネル
I1等に対応するデータの宛先として、他のルートハブ
RHに属する機能機器Nが指定されているか否かを判定
する。この判定の結果、各サブチャネルI1等に対応す
るデータの宛先として、他のルートハブRHに属する機
能機器Nが指定されている場合には、ルートハブRH3
は、上流経路情報フレーム中に含まれるサブチャネルの
使用/空き状態を参照し、上流経路情報フレーム中に空
き状態を示す「0」が記述されたサブチャネルが8つ存
在するか否かを判定する。この判定の結果、上流経路情
報フレーム中に空き状態を示す「0」が記述されたサブ
チャネルが8つ存在する場合には、図5乃至図6に示す
ように、ルートハブRH3は、各サブチャネルI1等に
対応するデータの出力先として、上流経路情報フレーム
中に空き状態を示す「0」が記述されたサブチャネルを
割り当てる処理を行う。
【0086】具体的には、本例では、各種機能機器N
8,N9に各々対応する第1、第2入力ポートP1,P
2のサブチャネルのうち、8つのサブチャネルI1,I
2,I5,I6,I9,I10,I13,I14に使用
状態を示す「1」が記述されており、上流経路情報フレ
ーム中に空き状態を示す「0」が記述された少なくとも
8つのサブチャネルS1乃至S8が存在するため、各サ
ブチャネルI1等に対応するデータの出力先として、上
流経路情報フレーム中に含まれる上述した8つのサブチ
ャネルS1乃至S8がそれぞれ割り当てられる。この割
り当て処理によってサブチャネルS1乃至S8に対して
データが割り当てられるので、図6に示すように、自己
経路情報フレーム中のサブチャネルS1乃至S8は、使
用状態を示す「1」に書替え更新される。このように、
各種機能機器N8,N9から出力された通信データのう
ち、宛先として他のルートハブRHに属する機能機器N
が指定されているデータは、ルートハブRH3におい
て、各種機能機器N8,N9に各々対応する第1、第2
入力ポートP1,P2のサブチャネルI1,I2,I
5,I6,I9,I10,I13,I14と、上流経路
情報フレーム中に含まれる所定のサブチャネルS1乃至
S8との経路情報を確定する処理が実行されて、ルート
ハブRH3内部におけるデータの通信経路が確保される
ことにより、他のルートハブRHへと出力される。
【0087】上述したように、本発明の第1実施形態に
係る通信方法、及び通信システムによれば、複数の中継
装置の各々は、集中管理装置を用いた中継装置間の通信
経路の集中管理に代えて、他の中継装置から受信した他
の中継装置のチャネルの使用/空き状態を内容とする他
の経路情報と、自身に接続されている1又は2以上のノ
ード端末に対応付けられるチャネルの使用/空き状態と
を比較参照して、自身の中継装置に対して入出力される
入出力データの経路情報を確定することにより、該入出
力データの通信チャネルの割り当て管理を独自に分散し
て実行するので、したがって、各中継装置における経路
管理に係る処理負荷が軽減されるとともに、各中継装置
における経路管理に要する処理時間が短縮されて、この
結果、例えば、相互に異なる中継装置に各々属するノー
ド端末間でデータ交換を行う場合であっても、発信元ノ
ード端末から指定された宛先ノード端末へ通信データを
確実に送信することができる。
【0088】次に、中継装置として位置付けられるルー
トハブRHの動作について、図2に示すルートハブRH
3における通信データの処理手順を代表的に例示して、
図8に示す動作フローチャートに沿って説明する。
【0089】まず、通信システム1の電源が立ち上げら
れると、経路制御部15は、初期設定処理として、自己
経路情報フレーム中に含まれるサブチャネルを全て空き
状態に設定する処理を実行する(ステップS1)。
【0090】ステップS1の初期設定処理が完了する
と、操作制御装置21は、ルートハブRH3自身に接続
されている各種機能機器N7,N8,N9の操作状態に
関する操作情報を常時監視入力し、入力した操作情報を
経路制御部15へ送出する。この操作情報を受けて、経
路制御部15は、操作制御装置21から入力した各種機
能機器N7,N8,N9の操作情報を参照し、各種機能
機器N7,N8,N9に対して各々割り付けられている
入出力ポートのサブチャネルの使用/空き状態を、常に
最新の状態に維持する如く使用状態記憶部17に更新記
憶させ、使用状態記憶部17の記憶内容に基づいて、各
種機能機器N7,N8,N9に各々対応付けられている
入出力ポートのサブチャネルのそれぞれについて、その
使用/空き状態を全て把握する(ステップS2)。
【0091】さて、ネットワーク入力I/F7は、デー
タ伝送路3bを介して上流側に位置するルートハブRH
2から送信される、ルートハブRH2におけるチャネル
の使用/空き状態を内容とする上流空き情報を含む通信
データを受信入力し(ステップS3)、入力した上流空
き情報を含む通信データを経路制御部15へ送出する。
これを受けて経路制御部15は、上流空き情報と、使用
状態記憶部17から読み出した各種機能機器N7,N
8,N9に対して各々割り付けられている入出力ポート
のサブチャネルの使用/空き状態とを比較参照して、ル
ートハブRH3自身に対して入出力される入出力データ
の経路情報を確定することにより、該入出力データの通
信チャネルの割り当て管理を独自に分散して実行する一
方、ルートハブRH3自身におけるチャネルの使用/空
き状態を内容とする自己の出力側経路情報を生成する
(ステップS4)。
【0092】なお、ステップS4で生成される自己の出
力側経路情報は、前に詳述したように、上流空き情報に
記述されているルートハブRH2のチャネルの使用/空
き状態を基礎として、ルートハブRH3自身に接続され
ている機能機器Nを宛先とするデータ出力が存在する場
合には、上流空き情報のうちの該当するサブチャネルを
使用状態から空き状態に更新させる一方、ルートハブR
H3自身に接続されている機能機器Nを発信元とするデ
ータ入力が存在する場合には、上流空き情報のうち空き
状態にある所定のサブチャネルを使用状態に反転更新さ
せることにより生成される。したがって、ルートハブR
H3は、集中管理装置を用いたデータの通信経路の集中
管理に代えて、ルートハブRH3自身に対するデータの
入出力収支を参照しつつ、ルートハブRH3自身が独自
にデータの通信経路を分散管理するので、したがって、
ルートハブRH3における経路管理に係る処理負荷が軽
減されるとともに、ルートハブRH3における経路管理
に要する処理時間が短縮されて、この結果、例えば、相
互に異なるルートハブRHにそれぞれ属する機能機器間
でデータ交換を行う場合であっても、発信元から指定さ
れた宛先へ通信データを確実に送信することができる。
【0093】ステップS4において自己の出力側経路情
報が生成されると、経路制御部15は、生成した自己の
出力側経路情報をネットワーク出力I/F11へ送出
し、これを受けてネットワーク出力I/F11は、自己
の出力側経路情報を含む通信データを、データ伝送路3
cを介して下流側に位置するルートハブRH4へ送信出
力する(ステップS5)。
【0094】ステップS5において自己の出力側経路情
報の送信出力が完了すると、ルートハブRH3に内蔵さ
れる図示しないノード端末電源確認回路は、ノード端末
の電源がオンからオフに切り換えられたか否かを判定す
る(ステップS6)。ステップS6の判定の結果、ノー
ド端末の電源がオン状態を維持しているとき、経路制御
部15は、処理の流れをステップS2へ戻し、以下の処
理を繰り返し実行する一方、ノード端末の電源がオンか
らオフに切り換えられているとき、全ての処理を終了さ
せる。
【0095】次に、本発明の第2実施形態に係る通信方
法、及び通信システムについて、図9乃至図14を参照
して以下に説明する。なお、本第2実施形態に係る通信
システム31は、上述した第1実施形態に係る通信シス
テム1とみかけ上のシステム構成は共通しているが、中
継装置として位置付けられるルートハブRHの機能が一
部相違しており、この相違点を中心に説明を進める。ま
た、本第2実施形態に係る通信システム31の説明に供
する図面は、図10又は図13に示すように、便宜上第
1実施形態に係る通信システム1からルートハブRH5
が削除されていることを付言しておく。
【0096】本第2実施形態に係る通信システム31に
おいて、通信システムを構成する複数の中継装置のう
ち、通信データの送信要求を生じた経路要求中継装置
は、まず、通信データの発信元から宛先に至る要求経路
範囲に存在する中継装置を対象として、各自の出力側経
路の空き状態を内容とする経路情報の返信を要求し、返
信された各中継装置の経路情報に基づいて、通信データ
が通過する確定経路を選択し、選択された確定経路を内
容とする確定経路情報を要求経路範囲に存在する中継装
置宛に送信する機能を備える一方、要求経路範囲に存在
する中継装置の各々は、受信した確定経路情報に基づい
て、各自の経路情報を改定する機能を備えており、これ
ら各機能を発揮することにより、本第2実施形態に係る
通信システム31は、通信データの通過経路を確保する
際の中継装置間の通信手順を簡素化するようにしてい
る。
【0097】上記各機能を発揮するために、第1実施形
態に係る通信システム1に用いられるルートハブRHに
内蔵された使用状態記憶部17に代えて、本第2実施形
態に係る通信システム31に用いられるルートハブRH
では、各自の出力側経路の空き状態を内容とする経路情
報を記憶する経路情報記憶部29が採用される一方、経
路制御部15が備える機能として、ルートハブRH自
身、又は自身に接続されているノード端末が通信データ
の送信要求を生じたときには、要求経路範囲に存在する
中継装置を対象として各自の経路情報の返信を要求し、
返信された各中継装置の経路情報に基づいて、通信デー
タが通過する確定経路を選択し、選択された確定経路を
内容とする確定経路情報を要求経路範囲に存在する中継
装置宛に送信する一方、経路要求中継装置から確定経路
情報を受信したときには、受信した確定経路情報に基づ
いて各自の経路情報を改定する機能が追加されている。
【0098】また、第1実施形態に係る通信システム1
内を伝送される通信データのフレームフォーマットのう
ち、経路情報記述領域に代えて、第2実施形態に係る通
信システム31内を伝送される通信データのフレームフ
ォーマットでは、経路情報が記述される経路情報記述領
域が採用されている。
【0099】次に、各ルートハブRHにおける通信デー
タの処理手順について、例えば、ルートハブRH1に接
続されている機能機器N1を発信元とし、ルートハブR
H4に接続されている機能機器N12を宛先とする、通
信容量として4つのサブチャネル(SC)を使用する通
信データの送信要求が、ルートハブRH1で生じた場合
を例示して、図10乃至図13を参照して説明する。な
お、この場合には、ルートハブRH1が経路要求ルート
ハブRHとなる一方、ルートハブRH1乃至ルートハブ
RH3が要求経路範囲に存在するルートハブRHとな
る。
【0100】まず、経路要求ルートハブRH1は、通信
データの発信元から宛先に至る要求経路範囲における経
路の空き状態を調査し、空き状態の経路を通信データの
経路として確保することを目的として、要求経路範囲に
存在するルートハブRH1乃至ルートハブRH3を対象
とし、各自の出力側経路の空き状態を内容とする経路情
報の返信を要求する。このときの各ルートハブRH1乃
至ルートハブRH3の経路情報の一例が図10に示され
ており、各ルートハブRH1乃至ルートハブRH3は、
経路要求ルートハブRH1宛に各自の経路情報を順次返
信する。
【0101】各ルートハブRH1乃至ルートハブRH3
から返信された各自の経路情報を受けて、経路要求ルー
トハブRH1の経路制御部15は、図11に示すよう
に、まず、ルートハブRH1自身の経路情報と、ルート
ハブRH2の経路情報との第1の論理和(OR)演算を
行う。この第1の論理和演算により、ルートハブRH1
からルートハブRH3に至る迄の空き経路が求められ、
具体的にはサブチャネル(SC)番号17乃至24の8
つのサブチャネル(SC)が空き経路となっていること
が判る。
【0102】さらに、経路要求ルートハブRH1の経路
制御部15は、図11に示すように、第1の論理和演算
結果と、ルートハブRH3の経路情報との第2の論理和
(OR)演算を行う。この第2の論理和演算により、経
路要求中継装置としてのルートハブRH1から宛先中継
装置としてのルートハブRH4に至る要求経路範囲にお
ける空き経路が求められ、具体的にはサブチャネル(S
C)番号17乃至24の8つのサブチャネル(SC)が
空き経路となっていることが判る。
【0103】そして、経路要求ルートハブRH1の経路
制御部15は、図11に示すように、第2の論理和演算
により求められた要求経路範囲における8つの空き経路
(SC17乃至SC24)の中から、例えば左詰めの経
路選択方式を用いて、4つの空き経路(SC17乃至S
C20)を確定経路として選択するとともに、選択され
た確定経路を内容とする確定経路情報を経路情報記憶部
29の所定のアドレスに記憶させる。これにより、経路
要求ルートハブRH1において、通信データの通過経路
が確定される。
【0104】引き続き、経路要求ルートハブRH1の経
路制御部15は、図12に示すように、要求経路範囲に
存在するルートハブRH1乃至ルートハブRH3の各々
に対し、選択された確定経路をそれぞれ確保させること
を目的として、確定経路情報を要求経路範囲に存在する
ルートハブRH1乃至ルートハブRH3の各々宛に送信
する。
【0105】これを受けて、要求経路範囲に存在するル
ートハブRH1乃至ルートハブRH3の各々は、図12
に示すように、各自の経路情報のうち、経路要求ルート
ハブRH1から送信された確定経路(SC17乃至SC
20)を使用経路として改定する。この結果、各ルート
ハブRHの経路情報は、図13に示すように、確定経路
(SC17乃至SC20)に該当するサブチャネルが空
き経路から使用経路に改定された経路情報に更新され、
これにより、発信元から宛先に至る通信データの通過経
路が確保されることになる。
【0106】このように、本第2実施形態に係る通信方
法、及び通信システムによれば、複数の中継装置のう
ち、通信データの送信要求を生じた経路要求中継装置
は、まず、通信データの発信元から宛先に至る要求経路
範囲に存在する中継装置を対象として各自の出力側経路
の空き状態を内容とする経路情報の返信を要求し、返信
された各中継装置の経路情報に基づいて、通信データが
通過する確定経路を選択し、選択された確定経路を内容
とする確定経路情報を要求経路範囲に存在する中継装置
宛に送信する一方、要求経路範囲に存在する中継装置の
各々は、受信した確定経路情報に基づいて各自の経路情
報を改定し、これをもって、経路要求中継装置からの通
信データの送信に先だって通信データの通過経路を確保
することができ、しかも、通信データの通過経路を確保
する際の中継装置間の通信手順が簡素化されて、この結
果、例えば、相互に異なる中継装置に各々属するノード
端末間でデータ交換を行う場合であっても、発信元ノー
ド端末から指定された宛先ノード端末へ通信データを確
実に送信することができる。
【0107】さらに、本第2実施形態に係る発明の変形
例である第3実施形態として、要求経路範囲に存在する
ルートハブRHの出力側経路情報間で共通の空き経路を
求める際の手順を、下記の形態に改変することもでき
る。
【0108】すなわち、まず、経路要求ルートハブRH
1は、自己の出力側経路情報を、自身の下流側に存在す
るルートハブRH2へ送信する。これを受けてルートハ
ブRH2は、経路要求ルートハブRH1の出力側経路情
報と、ルートハブRH2自身の出力側経路情報との第1
の論理和(OR)演算を行い、この第1の論理和演算結
果を、自身の下流側に存在するルートハブRH3へ送信
する。この第1の論理和演算により、ルートハブRH1
とルートハブRH2との出力側経路情報間で共通の空き
経路が求められる。
【0109】ルートハブRH2から送信された第1の論
理和演算結果を受けて、ルートハブRH3は、第1の論
理和演算結果と、ルートハブRH3自身の出力側経路情
報との第2の論理和(OR)演算を行い、この第2の論
理和演算結果を、自身の下流側に存在するルートハブR
H4へ送信し、これを受けてルートハブRH4は、第2
の論理和演算結果を、経路要求ルートハブRH1へ返信
する。この第2の論理和演算により、要求経路範囲に存
在するルートハブRHの出力側経路情報間で共通の空き
経路を求めることができる。
【0110】本第3実施形態に係る通信方法、及び通信
システムによれば、複数の中継装置のうち、通信データ
の送信要求を生じた経路要求中継装置は、まず、通信デ
ータの発信元から宛先に至る要求経路範囲に存在する各
中継装置の出力側経路の空き状態を内容とする経路情報
を参照して求められる各中継装置の出力側経路情報間で
共通の空き経路を、要求経路範囲に存在する中継装置か
ら経路要求中継装置宛に返信させ、返信された各中継装
置の出力側経路情報間で共通の空き経路に基づいて、通
信データが通過する確定経路を選択し、選択された確定
経路を内容とする確定経路情報を要求経路範囲に存在す
る中継装置宛に送信する一方、要求経路範囲に存在する
中継装置の各々は、受信した確定経路情報に基づいて各
自の経路情報を改定し、これをもって、経路要求中継装
置からの通信データの送信に先だって通信データの通過
経路を確保することができ、しかも、通信データの通過
経路を確保する際の中継装置間の通信手順が簡素化され
て、この結果、例えば、相互に異なる中継装置に各々属
するノード端末間でデータ交換を行う場合であっても、
発信元ノード端末から指定された宛先ノード端末へ通信
データを確実に送信することができる。
【0111】以上詳細に説明したが、本発明は、上述し
た実施形態の例に限定されることなく、請求の範囲内に
おいて適宜の変更を加えた形態で実現することができ
る。
【0112】すなわち、例えば、本発明に係る通信シス
テムにおいて、受信した通信データ中に、宛先として自
身の中継装置に接続されているノード端末が指定された
データが存在する場合であって、このデータが、例えば
緊急性を要する優先度の高い音声情報であり、かつ、宛
先となるノード端末が、スピーカが接続されたディジタ
ル信号プロッサ(DSP)内蔵のオーディオアンプであ
る場合には、この音声情報を含む通信データを受信した
中継装置は、宛先ノード端末の使用/空き状態にかかわ
らず、宛先ノード端末に対して割り付けられている複数
のサブチャネルのうち、所定のサブチャネルを強制的に
空き状態に設定し、この空き状態のサブチャネルを介し
て優先度の高い音声情報を出力させる如く構成すること
もできる。
【0113】また、例えば、本発明に係る通信システム
において、受信した通信データ中に、宛先として自身の
中継装置に接続されているノード端末が指定されたデー
タが存在する場合であって、このデータが、例えば緊急
性を要する優先度の高い画像情報であり、かつ、宛先と
なるノード端末が、ディジタル画像情報をスクリーン上
に表示可能なモニタ装置である場合には、上述の音声情
報の形態と同様に、優先度の高い画像情報を含む通信デ
ータを受信した中継装置は、宛先ノード端末の使用/空
き状態にかかわらず、宛先ノード端末に対して割り付け
られている複数のサブチャネルのうち、オンスクリーン
用サブチャネルを強制的に空き状態に設定し、この空き
状態のオンスクリーン用サブチャネルを介して優先度の
高い画像情報を出力させる如く構成することもできる。
【0114】上述した音声情報、又は画像情報の優先割
込みを実現するには、通信データのフレームフォーマッ
ト中に優先度を記述する優先度記述領域を追加設定する
とともに、中継装置の構成として、受信した通信データ
の優先度を判定し、受信した通信データの優先度が高い
場合には、宛先ノード端末に対して割り付けられている
複数のサブチャネルのうち、所要のサブチャネルを強制
的に空き状態に設定する優先割込制御手段を追加すれば
よい。
【0115】さらに、本発明の第1実施形態に係る通信
システム1によれば、各ルートハブRHは、各自が独自
にデータの通信経路を分散管理するので、例えば、デー
タ伝送路3の伝送容量を、192ビット/単位時間、す
なわち、データ伝送路3を介して単位時間当たりに64
ビットの通信データを3チャネル分だけ伝送可能である
と仮定した場合、図1中のルートハブRH1からルート
ハブRH3へデータ伝送路3a,3bを介して3チャネ
ル分の通信データを伝送したとき、この伝送時と同一時
間帯に、ルートハブRH4からルートハブRH5へデー
タ伝送路3dを介して3チャネル分の通信データを伝送
することにより、通信システム1内でデータ伝送路3の
2倍の伝送容量の6チャネル分の通信データを伝送する
ことができる。
【0116】同様に、本発明の第2及び第3実施形態に
係る通信システムによれば、経路要求ルートハブRH
は、要求経路範囲における通信データの通過経路を集中
管理するので、例えば複数の経路要求ルートハブRHが
それぞれ独自に経路要求を行った場合であって、各自の
使用経路が相互に重なることがなければ、通信システム
内全体でデータ伝送路の2倍以上の伝送容量の通信デー
タを伝送することができる。
【0117】さらにまた、本発明に係る通信システムに
よれば、通信データが優先データの場合には、自身のル
ートハブRHを発信元とするか、又は自身のルートハブ
RHに接続されている機能機器Nを発信元とする優先デ
ータの送信要求を生じた経路要求ルートハブRHは、優
先データが所定の宛先に至るまでの経路のうち、あらか
じめ設定された経路を強制的に空き経路に設定すること
により、優先データの通過経路を優先的に確保する如く
構成することもできる。
【0118】また、本発明の第2及び第3実施形態に係
る通信システム中、要求経路範囲に存在する中継装置の
経路情報間で論理和演算(OR)を行うことにより、要
求経路範囲に存在する中継装置の経路情報間で共通の空
き経路を求める形態を例示して説明したが、本発明はこ
の形態に限定されることなく、要求経路範囲に存在する
中継装置の経路情報間で論理積演算(AND)を行うこ
とにより、要求経路範囲に存在する中継装置の経路情報
間で共通の空き経路を求めることもできる。
【0119】最後に、本発明に係る通信システムによれ
ば、各中継装置は、各自に接続されているノード端末間
におけるチャネル間の接続処理を実行することにより、
各中継装置に接続されているノード端末間でデータ交換
を行うことができることは言うまでもない。
【0120】
【発明の効果】請求項1又は2の発明によれば、複数の
中継装置の各々は、従来の集中管理装置を用いた中継装
置間の通信経路の集中管理に代えて、自身の中継装置に
対して入出力される入出力データの通信チャネルの割り
当て管理を独自に分散して実行するので、したがって、
各中継装置における経路管理に係る処理負荷が軽減され
るとともに、各中継装置における経路管理に要する処理
時間が短縮されて、この結果、例えば、相互に異なる中
継装置に各々属するノード端末間でデータ交換を行う場
合であっても、発信元ノード端末から指定された宛先ノ
ード端末へ通信データを確実に送信することができる。
【0121】また、請求項4の発明によれば、自身の中
継装置に接続されているノード端末を発信元とするデー
タ入力が存在する場合であって、該データ入力の宛先
が、自身の中継装置に接続されているノード端末である
場合には、当該一対のノード端末に各々対応付けられて
いる一対のチャネル間が接続されることにより、1つの
中継装置にそれぞれ接続されている発信元ノード端末と
宛先ノード端末との間のデータ交換を実現することがで
きる。
【0122】しかも、請求項5の発明によれば、複数の
中継装置の各々は、請求項1又は2の発明の構成に加え
て、通信データ中に、自身の中継装置に接続されている
ノード端末宛の優先度の高い優先データが存在するか否
かに基づいて、自身の中継装置に対して入出力される入
出力データの通信チャネルの割り当て管理を独自に分散
して実行するので、例えば、通信データ中に、自身の中
継装置に接続されているノード端末宛の優先度の高い優
先データが存在する場合には、この優先データに対し、
宛先となるノード端末に対応付けられているチャネルを
優先的に割り当てる如く構成すれば、きわめて実用的な
通信方法を実現することができる。
【0123】さらに、請求項6の発明によれば、通信デ
ータ中に、自身の中継装置に接続されているノード端末
が宛先となる優先度の高い優先データが存在するとき、
該優先データを、宛先となるノード端末に対応付けられ
るチャネルの使用/空き状態にかかわらず、所望のチャ
ネルを介して優先的に割込み出力させる如く経路情報を
確定するので、優先度を忠実に反映させたきわめて実用
的な通信方法を実現することができる。
【0124】さらにまた、請求項7又は8の発明によれ
ば、複数の中継装置の各々は、従来の集中管理装置を用
いた中継装置間の通信経路の集中管理に代えて、自身の
中継装置に対して入出力される入出力データの通信チャ
ネルの割り当て管理を独自に分散して実行するので、し
たがって、各中継装置における経路管理に係る処理負荷
が軽減されるとともに、各中継装置における経路管理に
要する処理時間が短縮されて、この結果、例えば、相互
に異なる中継装置に各々属するノード端末間でデータ交
換を行う場合であっても、発信元ノード端末から指定さ
れた宛先ノード端末へ通信データを確実に送信すること
ができる。
【0125】しかも、請求項10の発明によれば、自身
の中継装置に接続されているノード端末を発信元とする
データ入力が存在する場合であって、該データ入力の宛
先が、自身の中継装置に接続されているノード端末であ
る場合には、当該一対のノード端末に各々対応付けられ
ている一対のチャネル間が接続されることにより、1つ
の中継装置にそれぞれ接続されている発信元ノード端末
と宛先ノード端末との間のデータ交換を実現することが
できる。
【0126】そして、請求項11、請求項14、請求項
15、及び請求項18乃至請求項22の発明によれば、
経路要求中継装置からの通信データの送信に先だって通
信データの通過経路を確保することができ、しかも、通
信データの通過経路を確保する際の中継装置間の通信手
順が簡素化されて、この結果、例えば、相互に異なる中
継装置に各々属するノード端末間でデータ交換を行う場
合であっても、発信元ノード端末から指定された宛先ノ
ード端末へ通信データを確実に送信することができると
いうきわめて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1、第2、及び第3実施形
態に共通の通信システム全体を示す概略ブロック構成図
である。
【図2】図2は、本第1実施形態に係る通信システムの
要部となる中継装置のブロック構成図である。
【図3】図3は、本第1実施形態に係る通信システムに
用いられる自己の出力側経路情報の生成過程を概略的に
表す状態遷移図である。
【図4】図4は、本第1実施形態に係る通信システムに
用いられる自己の出力側経路情報の生成過程を概略的に
表す状態遷移図である。
【図5】図5は、本第1実施形態に係る通信システムに
用いられる自己の出力側経路情報の生成過程を概略的に
表す状態遷移図である。
【図6】図6は、本第1実施形態に係る通信システムに
用いられる自己の出力側経路情報の生成過程を概略的に
表す状態遷移図である。
【図7】図7は、本発明の第1実施形態に係る通信シス
テムに用いられるデータフォーマットを表す図である。
【図8】図8は、本発明の第1実施形態に係る通信シス
テムの要部となる各中継装置の動作フローチャート図で
ある。
【図9】図9は、本発明の第2及び第3実施形態に係る
通信システムの要部となる中継装置のブロック構成図で
ある。
【図10】図10は、本第2及び第3実施形態に係る通
信システムを構成する各中継装置の出力側経路情報を示
す図である。
【図11】図11は、本第2及び第3実施形態に係る通
信システムを構成する要求経路範囲内に存在する各中継
装置の出力側経路情報に基づいて、通信データの通過経
路を確保する際の流れを示す図である。
【図12】図12は、本第2及び第3実施形態に係る通
信システムを構成する要求経路範囲内に存在する各中継
装置の出力側経路情報に基づいて、通信データの通過経
路を確保する際の流れを示す図である。
【図13】図13は、本第2及び第3実施形態に係る通
信システムを構成する各中継装置の、要求経路確定後の
出力側経路情報を示す図である。
【図14】図14は、本第2及び第3実施形態に係る通
信システムに用いられるデータフォーマットを表す図で
ある。
【符号の説明】
1 第1実施形態に係る通信システム 3 データ伝送路 5 システムコントロールユニット(SCU) 7 ネットワーク入力I/F(受信手段、確定経路情報
受信手段) 9 ネットワークバッファ 11 ネットワーク出力I/F(送信手段、確定経路情
報送信手段) 13 機器入力I/F 15 経路制御部(状態判定手段、経路情報確定手段、
自己経路情報生成手段、経路情報返信要求手段、選択手
段、経路情報改定手段、及び空き経路演算手段) 17 使用状態記憶部 19 機器出力I/F 21 操作制御装置 23 通信線 29 経路情報記憶部 31 第2及び第3実施形態に係る通信システム RH ルートハブ(中継装置) N 機能機器(ノード端末) P 入出力ポート

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上のノード端末が各々に接続された
    複数の中継装置間をループ状のデータ伝送路を介して接
    続して構成された通信システムに用いられ、前記ノード
    端末間、前記中継装置間、又は前記ノード端末と前記中
    継装置間でデータ交換を行う際の通信方法であって、 前記複数の中継装置の各々は、上流の 中継装置から受信した通信データ中に含まれる
    前記データ伝送路における伝送のための複数のチャネル
    の使用/空き状態が記述された経路情報を受信し、 その経路情報と、 自身の中継装置に接続されている前記
    1以上のノード端末のそれぞれに割り当てられている複
    数のチャネルの使用/空き状態とを比較し、 前記経路情報に基づき、自身の中継装置に接続されてい
    るノード端末宛てのデータが存在する場合、前記経路情
    報における当該ノード端末に対するデータ通信に係る1
    以上のチャネルと、当該ノード端末に割り当てられてい
    る複数のチャネルのうちの空いている1以上のチャネル
    とを対応付けて、通信経路を確保し、 自身の中継装置に接続されているノード端末に他の中継
    装置に接続されているノード端末宛てのデータが存在す
    る場合、自身の中継装置に接続されている当該ノード端
    末割り当てられている複数のチャネルのうちのそのデー
    タ通信に係る1以上のチャネルと、前記経路情報におけ
    る複数のチャネルのうちの空いている1以上のチャネル
    とを対応付けて、通信経路を確保 することを特徴とする
    通信方法。
  2. 【請求項2】 前記経路情報に基づき、自身の中継装置
    に接続されているノード端末宛てのデータが存在する場
    合、又は自身の中継装置に接続されているノード端末に
    他の中継装置に接続されているノード端末宛てのデータ
    が存在する場合、前記経路情報を更新して下流の中継装
    置に送ることを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  3. 【請求項3】 前記経路情報に基づき、自身の中継装置
    に接続されているノード端末宛てのデータが存在する場
    合、前記経路情報における当該ノード端末に対するデー
    タ通信に係る1以上のチャネルを使用状態から空き状態
    に更新し、自 身の中継装置に接続されているノード端末
    に他の中継装置に接続されているノード端末宛てのデー
    タが存在する場合、前記経路情報における複数のチャネ
    ルのうちの空いている1以上のチャネルを空き状態から
    使用状態に更新し、下流の中継装置に送ることを特徴と
    する請求項2に記載の通信方法。
  4. 【請求項4】 自身の中継装置に接続されているノード
    端末を発信元とするデータ入力が存在する場合であっ
    て、該データ入力の宛先が、自身の中継装置に接続され
    ているノード端末である場合には、当該一対のノード端
    末に各々対応付けられている一対の経路情報を確定する
    ことを妨げないことを特徴とする請求項に記載の通信
    方法。
  5. 【請求項5】 1以上のノード端末が各々に接続された
    複数の中継装置間をループ状のデータ伝送路を介して接
    続して構成された通信システムに用いられ、前記ノード
    端末間、前記中継装置間、又は前記ノード端末と前記中
    継装置間でデータ交換を行う際の通信方法であって、 前記複数の中継装置の各々は、上流の 中継装置から受信した通信データ中に含まれる
    前記データ伝送路における伝送のための複数のチャネル
    の使用/空き状態が記述された経路情報を受信し、 その経路情報と、 自身の中継装置に接続されている前記
    1以上のノード端末のそれぞれに割り当てられている複
    数のチャネルの使用/空き状態とを比較し、 前記通信データ中に、自身の中継装置に接続されている
    ノード端末宛の優先度の高い優先データが存在するか否
    かに基づいて、自身の中継装置に対して入出力される入
    出力データの通信経路を確保することを特徴とする通信
    方法。
  6. 【請求項6】 前記通信データ中に、自身の中継装置に
    接続されているノード端末が宛先となる優先度の高い優
    先データが存在するとき、該優先データを、該宛先とな
    るノード端末に対応付けられる複数のチャネルの使用/
    空き状態にかかわらず、所望のチャネルを介して優先的
    に割込み出力させる如く通信経路を確保することを特徴
    とする請求項5に記載の通信方法。
  7. 【請求項7】 1以上のノード端末が各々に接続された
    複数の中継装置間をループ状のデータ伝送路を介して接
    続して構成され、前記ノード端末間、前記中継装置間、
    又は前記ノード端末と前記中継装置間でデータ交換を行
    う通信システムであって、 前記複数の中継装置の各々は、上流の 中継装置から前記データ伝送路における伝送のた
    めの複数のチャネルの使用/空き状態が記述された経路
    情報を含む通信データを受信する受信手段と、 自身の中継装置に接続されている前記1以上のノード端
    末のそれぞれに割り当てられている複数のチャネルの使
    用/空き状態を判定する使用状態判定手段と、前記経路情報に基づき、自身の中継装置に接続されてい
    るノード端末宛てのデータが存在する場合、前記経路情
    報における当該ノード端末に対するデータ通信に係る1
    以上のチャネルと、当該ノード端末に割り当てられてい
    る複数のチャネルのうちの空いている1以上のチャネル
    とを対応付けて、通信経路を確保し、自身の中継装置に
    接続されているノード端末に他の中継装置に接続されて
    いるノード端末宛てのデータが存在する場合、自身の中
    継装置に接続されている当該ノード端末割り当てられて
    いる複数のチャネルのうちのそのデータ通信に係る1以
    上のチャネルと、前記経路情報における複数のチャネル
    のうちの空いている1以上のチャネルとを対応付けて、
    通信経路を確保するように前記 経路情報を確定する経路
    情報確定手段と、 を備えることを特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】 前記経路情報に基づき、自身の中継装置
    に接続されているノード端末宛てのデータが存在する場
    合、又は自身の中継装置に接続されているノード端末に
    他の中継装置に接続されているノード端末宛てのデータ
    が存在する場合、前記経路情報を更新する更新経路情報
    生成手段と、 その更新経路情報生成手段により更新された経路情報を
    下流の中継装置に送る送信手段と、 を更に 備えることを特徴とする請求項7に記載の通信シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記更新経路情報生成手段は、前記経路
    情報に基づき、自身の中継装置に接続されているノード
    端末宛てのデータが存在する場合、前記経路 情報におけ
    る当該ノード端末に対するデータ通信に係る1以上のチ
    ャネルを使用状態から空き状態に更新し、自身の中継装
    置に接続されているノード端末に他の中継装置に接続さ
    れているノード端末宛てのデータが存在する場合、前記
    経路情報における複数のチャネルのうちの空いている1
    以上のチャネルを空き状態から使用状態に更新すること
    を特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 自身の中継装置に接続されているノー
    ド端末を発信元とするデータ入力が存在する場合であっ
    て、該データ入力の宛先が、自身の中継装置に接続され
    ているノード端末である場合には、当該一対のノード端
    末に各々対応付けられている一対の経路情報を確定する
    ことを妨げないことを特徴とする請求項に記載の通信
    システム。
  11. 【請求項11】 1又は2以上のノード端末が各々に接
    続された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続
    して構成された通信システムに用いられ、前記ノード端
    末間、前記中継装置間、又は前記ノード端末と前記中継
    装置間でデータ交換を行う際の通信方法であって、 前記複数の中継装置のうち、通信データの送信要求を生
    じた経路要求中継装置は、 前記通信データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に
    存在する中継装置を対象として、各自の出力側経路の空
    き状態を内容とする経路情報の返信を要求し、 前記要求経路範囲に存在する中継装置から返信された各
    自の経路情報に基づいて、前記通信データが通過する確
    定経路を選択し、 当該選択された確定経路を内容とする確定経路情報を前
    記要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信する一方、 前記要求経路範囲に存在する中継装置の各々は、 前記経路要求中継装置から受信した確定経路情報に基づ
    いて、各自の経路情報を改定することにより、 前記経路要求中継装置からの通信データの送信に先だっ
    て、当該通信データの通過経路を確保することを特徴と
    する通信方法。
  12. 【請求項12】 前記経路要求中継装置は、 前記通信データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に
    存在する中継装置を対象として、各自の出力側経路の空
    き状態を内容とする経路情報の返信を要求し、 前記要求経路範囲に存在する中継装置から返信された各
    自の経路情報に対して論理演算を行うことにより、前記
    要求経路範囲に存在する中継装置の経路情報間で共通の
    空き経路を求め、 当該求められた前記要求経路範囲に存在する中継装置の
    経路情報間で共通の空き経路の中から、前記通信データ
    が通過する確定経路を選択し、 当該選択された確定経路を内容とする確定経路情報を前
    記要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信することを
    特徴とする請求項11に記載の通信方法。
  13. 【請求項13】 前記要求経路範囲に存在する中継装置
    の各々は、 前記経路要求中継装置から受信した確定経路情報に基づ
    いて、前記選択された確定経路を空き経路から使用経路
    へ更新することにより、各自の経路情報を改定すること
    を特徴とする請求項11に記載の通信方法。
  14. 【請求項14】 1又は2以上のノード端末が各々に接
    続された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続
    して構成された通信システムに用いられ、前記ノード端
    末間、前記中継装置間、又は前記ノード端末と前記中継
    装置間でデータ交換を行う際の通信方法であって、 前記複数の中継装置のうち、通信データの送信要求を生
    じた経路要求中継装置は、 前記通信データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に
    存在する中継装置を対象として、各自の出力側経路の空
    き状態を内容とする経路情報の返信を要求し、 前記要求経路範囲に存在する中継装置から返信された各
    自の経路情報に対して論理演算を行うことにより、前記
    要求経路範囲に存在する中継装置の経路情報間で共通の
    空き経路を求め、 当該求められた前記要求経路範囲に存在する中継装置の
    経路情報間で共通の空き経路の中から、前記通信データ
    が通過する確定経路を選択し、 当該選択された確定経路を内容とする確定経路情報を前
    記要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信する一方、 前記要求経路範囲に存在する中継装置の各々は、 前記経路要求中継装置から受信した確定経路情報に基づ
    いて、前記選択された確定経路を空き経路から使用経路
    へ更新することで、各自の経路情報を改定することによ
    り、 前記経路要求中継装置からの通信データの送信に先だっ
    て、当該通信データの通過経路を確保することを特徴と
    する通信方法。
  15. 【請求項15】 1又は2以上のノード端末が各々に接
    続された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続
    して構成され、前記ノード端末間、前記中継装置間、又
    は前記ノード端末と前記中継装置間でデータ交換を行う
    通信システムであって、 前記複数の中継装置のうち、通信データの送信要求を生
    じた経路要求中継装置は、 前記通信データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に
    存在する中継装置を対象として、各自の出力側経路の空
    き状態を内容とする経路情報の返信を要求する経路情報
    返信要求手段と、 前記要求経路範囲に存在する中継装置から返信された各
    自の経路情報に基づいて、前記通信データが通過する確
    定経路を選択する選択手段と、 当該選択手段で選択された確定経路を内容とする確定経
    路情報を前記要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信
    する確定経路情報送信手段と、 を備える一方、 前記要求経路範囲に存在する中継装置の各々は、 前記経路要求中継装置から前記確定経路情報を受信する
    確定経路情報受信手段と、 当該確定経路情報受信手段で受信した確定経路情報に基
    づいて、各自の経路情報を改定する経路情報改定手段
    と、 を備え、 前記経路要求中継装置からの通信データの送信に先だっ
    て、当該通信データの通過経路を確保することを特徴と
    する通信システム。
  16. 【請求項16】 前記経路要求中継装置は、 前記要求経路範囲に存在する中継装置から返信された各
    自の経路情報に対して論理演算を行うことにより、前記
    要求経路範囲に存在する中継装置の経路情報間で共通の
    空き経路を求める空き経路演算手段をさらに備え、 前記選択手段は、 当該空き経路演算手段で求められた前記要求経路範囲に
    存在する中継装置の経路情報間で共通の空き経路の中か
    ら、前記通信データが通過する確定経路を選択すること
    を特徴とする請求項15に記載の通信システム。
  17. 【請求項17】 前記経路情報改定手段は、 前記確定経路情報受信手段で受信した確定経路情報に基
    づいて、前記選択された確定経路を空き経路から使用経
    路へ更新することにより、各自の経路情報を改定するこ
    とを特徴とする請求項15に記載の通信システム。
  18. 【請求項18】 1又は2以上のノード端末が各々に接
    続された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続
    して構成され、前記ノード端末間、前記中継装置間、又
    は前記ノード端末と前記中継装置間でデータ交換を行う
    通信システムであって、 前記複数の中継装置のうち、通信データの送信要求を生
    じた経路要求中継装置は、 前記通信データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に
    存在する中継装置を対象として、各自の出力側経路の空
    き状態を内容とする経路情報の返信を要求する経路情報
    返信要求手段と、 前記要求経路範囲に存在する中継装置から返信された各
    自の経路情報に対して論理演算を行うことにより、前記
    要求経路範囲に存在する中継装置の経路情報間で共通の
    空き経路を求める空き経路演算手段と、 当該空き経路演算手段で求められた前記要求経路範囲に
    存在する中継装置の経路情報間で共通の空き経路の中か
    ら、前記通信データが通過する確定経路を選択する選択
    手段と、 当該選択手段で選択された確定経路を内容とする確定経
    路情報を前記要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信
    する確定経路情報送信手段と、 を備える一方、 前記要求経路範囲に存在する中継装置の各々は、 前記経路要求中継装置から前記確定経路情報を受信する
    確定経路情報受信手段と、 当該確定経路情報受信手段で受信した確定経路情報に基
    づいて、前記選択手段で選択された確定経路を空き経路
    から使用経路へ更新することにより、各自の経路情報を
    改定する経路情報改定手段と、 を備え、 前記経路要求中継装置からの通信データの送信に先だっ
    て、当該通信データの通過経路を確保することを特徴と
    する通信システム。
  19. 【請求項19】 1又は2以上のノード端末が各々に接
    続された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続
    して構成された通信システムに用いられ、前記ノード端
    末間、前記中継装置間、又は前記ノード端末と前記中継
    装置間でデータ交換を行う際の通信方法であって、 前記複数の中継装置のうち、通信データの送信要求を生
    じた経路要求中継装置は、 前記通信データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に
    存在する各中継装置の出力側経路の空き状態を内容とす
    る経路情報を参照して求められる各中継装置の出力側経
    路情報間で共通の空き経路を、前記要求経路範囲に存在
    する中継装置から当該経路要求中継装置宛に返信させ、 当該返信された各中継装置の出力側経路情報間で共通の
    空き経路の中から、前記通信データが通過する確定経路
    を選択し、 当該選択された確定経路を内容とする確定経路情報を前
    記要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信する一方、 前記要求経路範囲に存在する中継装置の各々は、 前記経路要求中継装置から受信した確定経路情報に基づ
    いて、各自の経路情報を改定することにより、 前記経路要求中継装置からの通信データの送信に先だっ
    て、当該通信データの通過経路を確保することを特徴と
    する通信方法。
  20. 【請求項20】 1又は2以上のノード端末が各々に接
    続された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続
    して構成された通信システムに用いられ、前記ノード端
    末間、前記中継装置間、又は前記ノード端末と前記中継
    装置間でデータ交換を行う際の通信方法であって、 前記複数の中継装置のうち、通信データの送信要求を生
    じた経路要求中継装置は、 前記通信データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に
    存在する各中継装置の出力側経路の空き状態を内容とす
    る経路情報を参照して求められる各中継装置の出力側経
    路情報間で共通の空き経路を、前記要求経路範囲に存在
    する中継装置から当該経路要求中継装置宛に返信させ、 当該返信された各中継装置の出力側経路情報間で共通の
    空き経路の中から、前記通信データが通過する確定経路
    を選択し、 当該選択された確定経路を内容とする確定経路情報を前
    記要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信する一方、 前記要求経路範囲に存在する中継装置の各々は、 前記経路要求中継装置から受信した確定経路情報に基づ
    いて、前記選択された確定経路を空き経路から使用経路
    へ更新することで、各自の経路情報を改定することによ
    り、 前記経路要求中継装置からの通信データの送信に先だっ
    て、当該通信データの通過経路を確保することを特徴と
    する通信方法。
  21. 【請求項21】 1又は2以上のノード端末が各々に接
    続された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続
    して構成され、前記ノード端末間、前記中継装置間、又
    は前記ノード端末と前記中継装置間でデータ交換を行う
    通信システムであって、 前記複数の中継装置のうち、通信データの送信要求を生
    じた経路要求中継装置は、 前記通信データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に
    存在する各中継装置の出力側経路の空き状態を内容とす
    る経路情報を参照して求められる各中継装置の出力側経
    路情報間で共通の空き経路を、前記要求経路範囲に存在
    する中継装置から当該経路要求中継装置宛に返信要求す
    る経路情報返信要求手段と、 前記要求経路範囲に存在する中継装置から返信された各
    自の経路情報に基づいて、前記通信データが通過する確
    定経路を選択する選択手段と、 当該選択手段で選択された確定経路を内容とする確定経
    路情報を前記要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信
    する確定経路情報送信手段と、 を備える一方、 前記要求経路範囲に存在する中継装置の各々は、 前記経路要求中継装置から前記確定経路情報を受信する
    確定経路情報受信手段と、 当該確定経路情報受信手段で受信した確定経路情報に基
    づいて、各自の経路情報を改定する経路情報改定手段
    と、 を備え、 前記経路要求中継装置からの通信データの送信に先だっ
    て、当該通信データの通過経路を確保することを特徴と
    する通信システム。
  22. 【請求項22】 1又は2以上のノード端末が各々に接
    続された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続
    して構成され、前記ノード端末間、前記中継装置間、又
    は前記ノード端末と前記中継装置間でデータ交換を行う
    通信システムであって、 前記複数の中継装置のうち、通信データの送信要求を生
    じた経路要求中継装置は、 前記通信データの発信元から宛先に至る要求経路範囲に
    存在する各中継装置の出力側経路の空き状態を内容とす
    る経路情報を参照して求められる各中継装置の出力側経
    路情報間で共通の空き経路を、前記要求経路範囲に存在
    する中継装置から当該経路要求中継装置宛に返信要求す
    る経路情報返信要求手段と、 前記要求経路範囲に存在する中継装置から返信された各
    自の経路情報に基づいて、前記通信データが通過する確
    定経路を選択する選択手段と、 当該選択手段で選択された確定経路を内容とする確定経
    路情報を前記要求経路範囲に存在する中継装置宛に送信
    する確定経路情報送信手段と、 を備える一方、 前記要求経路範囲に存在する中継装置の各々は、 前記経路要求中継装置から前記確定経路情報を受信する
    確定経路情報受信手段と、 当該確定経路情報受信手段で受信した確定経路情報に基
    づいて、前記選択手段で選択された確定経路を空き経路
    から使用経路へ更新することにより、各自の経路情報を
    改定する経路情報改定手段と、 を備え、 前記経路要求中継装置からの通信データの送信に先だっ
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