JP3251433B2 - 隣接しないタイムスロットで送信されるディジタル符号化された信号の等化方法 - Google Patents

隣接しないタイムスロットで送信されるディジタル符号化された信号の等化方法

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JP3251433B2 JP19163694A JP19163694A JP3251433B2 JP 3251433 B2 JP3251433 B2 JP 3251433B2 JP 19163694 A JP19163694 A JP 19163694A JP 19163694 A JP19163694 A JP 19163694A JP 3251433 B2 JP3251433 B2 JP 3251433B2
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    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals
    • H04L7/041Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
    • H04L7/042Detectors therefor, e.g. correlators, state machines

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各タイムスロットが同
期信号で始まり所定の時間毎にディジタル符号化マーカ
信号が入るデータ信号が続く、隣接しないタイムスロッ
トで送信されるディジタル符号化された信号の等化方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信は、技術上周知である。これま
で、知られている無線通信の形式は、セル式通信と呼ば
れるもので、各固定ユニットがセル(cellular)と称す
る割当地域内で信号を受信し、移動ユニットに伝送す
る。移動電話があるセルから他のセルに移動すると、通
信もそのセルの固定ユニットから他のセルの固定ユニッ
トに移される。
【0003】これまでセル式通信は、アナログ式が基本
で普及して来た。しかしながら、その結果、空路の混雑
が増大し、新規加入者を受け入れるための通信システム
の容量が重要な課題となって来ている。ディジタルセル
通信はセルシステム範囲内の加入者数を増大させるチャ
ンスを提供する。現在のアナログセルシステムとこのデ
ィジタルセルシステムの間を橋渡しするために1つの規
格が提案されている。
【0004】IS−54規格として知られているEIA
/TIA(Electronic Industry Association/Telecomm
unications Industry Association;電子工業会/電気
通信工業会)が提案している規格は、移動ユニットと基
地局ユニット間の通信はアナログとディジタルの両モー
ドで稼働出来ることと規定している。さらに詳細に云え
ば、ディジタル無線通信モードで使用する場合、ユニッ
トIS−54規格では、基地局ユニットと移動ユニット
間の通信は時分割多元接続(Time Division Multiplex
Access;TDMA)モードで行われることを規定してい
る。TDMAモードにおいては、ディジタル符号化され
た信号は複数の独立タイムスロットで伝送される。基地
局ユニットと移動ユニット間の通信は割当られたタイム
スロットで各フレームの範囲内において行われる。各タ
イムスロットにおいては、先ず、ディジタル化された同
期信号が送られ、次にディジタル化したデータ信号が送
られねばならない。さらに、ディジタル符号化データ信
号中に、所定時間毎に、ディジタル化されたマーカ信号
が送られる。これらはすべてIS5−54規格に記載さ
れて周知である。
【0005】ディジタル無線通信システムの問題の一つ
は、ディジタル符号化した信号の等化である。ディジタ
ル符号化信号は或るユニットから他のユニットに伝送さ
れる時、複数のデータパスを通るが、他のユニットに到
着した種々の信号がディジタル符号化信号間の伝搬の遅
れをもたらす。これは記号間干渉として知られている。
等化器は、複数の信号路から到着するディジタル符号化
した信号間のシンボル間干渉を補正するディジタルハー
ドウェア/ソフトウェアである。
【0006】先行技術においては、多くの等化戦略が開
示されている。例えば、「選択性フェージング環境にお
けるRLSアルゴリズムを用いた移動式無線等化器のB
ER性能」(アキヒロ ヒガシ,ヒロシ スズキ);
「陸上移動無線通信路用TDMA通信のための双方向等
化技術」(ヨウオング・リー、Grobecom、p.1459〜p.1
462,1991年);および「陸上移動通信における高ビッ
トレートデータ通信を目指す日本の適応等化技術の開
発」(セイイチ サンペイ,IEICE会報、E巻、p.
1512〜p.1521,1991年6月)が参照できる。
【0007】
【発明が解決しようとする問題】上述のごときディジタ
ル無線通信システムの問題の一つとして、ディジタル符
号化した信号の等化がある。従来、多くの等化方法が提
案されているが、一般的に等化性能と、信号処理量は背
反する関係にあり、いかに少ない信号処理量で、所望の
等化性能を得るかが課題となっている。先行技術の一つ
として、非最少位相系における誤り伝搬を低減して等化
性能の向上を図る「陸上移動無線通信路用TDMA通信
のための双方向等化技術」(ヨウオング リー;Grobec
om,p.1459〜1462,1991年)等がある。しかし、従来の双
方向等化では、前方、後方の2回の等化を必要とし、信
号処理量の低減が課題となっている。
【0008】以下に、本発明の好ましい実施例として、
IS−54規格によるアナログおよびディジタルの両モ
ードで使用できる無線通信システムを開示するが、本発
明が下述のように任意のディジタル無線システムで使用
できることは明らかである。
【0009】
【発明の概要】本発明による、複数の隣接しないタイム
スロットで送信されるディジタル符号化された信号の等
化方法は、各タイムスロットの最初にディジタル符号化
した同期信号を有する。この同期信号には、各スロット
中で所定時間毎にディジタル符号化したマーカ信号を挿
入したディジタル符号化信号が続く。この方法は、割当
られたタイムスロットのディジタル符号化同期信号(第
1の同期信号)と、割当られたタイムスロットのディジ
タル符号化データ信号と、直続の割当られていないタイ
ムスロットのディジタル符号化同期信号(第2の同期信
号)を記憶(保持)し、次に、記憶したディジタル符号
化信号の最小エネルギーの位置を定める。続いて、記憶
したディジタル符号化信号の等化を第1同期信号から最
小エネルギーポイントに向かって開始する。さらに、第
2の同期信号の終りから最小エネルギポイントに向って
記憶されたディジタル符号化信号の等化を開始する。
【0010】
【実施例】図1は、通信ユニット10のブロック図で、
通信ユニット10は、移動ユニットと固定ユニット間の
無線通信システムにおける移動ユニットのものである
が、同時に、固定ユニットの一部を示している。さらに
詳述すれば、当業者にはよく理解されるように、固定ユ
ニットは多数の遠隔ユニットを同時に処理する能力およ
びハンドオフ(hand off)機能を実現するための追加ユ
ニットを含んでいる。
【0011】通信ユニット10はRF(無線周波数)の
無線信号を受信するアンテナ12を有し、受信されたR
F信号はRF処理ユニット14により処理される。次い
で、この信号はRF処理ユニット14からベースバンド
プロセッサ20に送られる。このベースバンドプロセッ
サ20はAFE(アナログフロントエンド)ユニット2
2を含んでおり、このAFEはRF処理ユニット14か
らのRF信号を受け取る。AFEユニット22からの信
号は、次に、変復調装置のDSP(ディジタル信号プロ
セッサ)24に送られる。この変復調装置のDSP24
からの信号はVSELPのDSP26に送られる。FP
GA(フィールドプログラマブルゲイトアレイ)28は
変復調装置のDSP24およびVSELPのDSP26
と通信する。FPGA28は音声符復号器(オーディオ
コーデック)30とも通信する。FPGA28はまた制
御装置32と接続している。最後に、音声符復号器30
は、通常のスピーカおよびマイクロホンと接続してい
る。
【0012】先に記述したように、通信ユニット10は
その好ましい実施態様においてIS−54規格を実現し
ている。従って、通信ユニット10は符号化無線信号に
よりアナログおよびディジタルのいずれの信号も処理で
きる。前記の構成装置は一般に次のように作動する。
【0013】RF処理ユニット14はアナログまたはデ
ィジタル符号化RF信号を受理し、ベースバンドプロセ
ッサ20で処理出来るようにベースバンド信号に変換す
る。ディジタルモードで稼働の場合、このRF処理ユニ
ット14は受信したIF(中間周波数)信号を復調し、
アナログI,Q信号を生成する。
【0014】AFEユニット22は、I/Q信号用フィ
ルタ機能を伴うアナログからディジタルおよびディジタ
ルからアナログへの変換を実現する。さらに、このユニ
ットはRFコントロールのために4チャネル(中1チャ
ネルは不使用)のD/A変換を実現する。同ユニットは
またRSSI(Receive Signal Strength Indicator;
受信信号強度指示計)の測定用A/D変換器を1台有し
ている。
【0015】この好ましい実施態様における変復調装置
のDSP24は、ROMに符号化されたディジタル信号
プロセッサであり(TMS320c51)、アナログモ
ード処理と、ディジタルモードでの変復調機能並びにF
ACCH(Fast Access Control Channel;高速アクセ
ス制御チャンネル)/SACCH(Slow Access Contro
l Channel;低速アクセス制御チャンネル)のエラー制
御機能を実現する。FACCH/SACCHについては
IS−54規格に規定されており業界においては周知で
ある。変復調プロセッサ24はその直列ポートを介して
FPGAのI/O(入出力)復号器28とインタフェー
スで結合している。FPGA28は制御装置32と接続
している。変復調装置のDSP24はまた、アナログモ
ードで稼働時におけるVSELPのDSPプロセッサ2
6および音声符復号器30との通信のために時分割多重
式(time division multiplex;TDM)母線を維持し
ている。変復調装置のDSPプロセッサ24はRFプロ
セッサ14とAFE22を介して通信する。
【0016】VSELPのDSP26はROMに符号化
されたDSP(TMA320c51)であり、VSEL
P符復号器機能を実現する音声圧縮アルゴリズムであ
る。さらに、このプロセッサ26は、音声フレームに関
連してエラー制御機能とエコーのキャンセルを実行す
る。最後に、このプロセッサ26はTDMポートを通じ
て符復号器のDSP24と通信し、アナログモード中は
パワーを落とす。
【0017】音声符復号器30は音声信号のアナログか
らディジタルおよびディジタルからアナログへ変換し、
ろ波を行う。この装置はインターフェースによりスピー
カおよびマイクロホン(図示せず)に直接接続する。音
声サンプルはアナログモード稼働中、TDMポートを介
し変復調装置のDSP24と交換し、TDMからFPG
Aの入出力復号器28のパルスコード変調(PCM)変
換回路に送られる。さらに、ディジタルモード中、音声
符復号器30は、PCM母線を介してVSELPのDS
P26と結合する。
【0018】FPGAの入出力復号器28は、入出力ア
ドレスの復号のための第1のFPGA1 28aと、第
2のFPGA2 28bとPAL(Programmable Array
Logic;プログラマブルアレイロジック)(図示せず)
より成る。第1のFPGA128aはタイミング発生回
路と、広帯域データ復調器と、同期制御インタフェース
と、ベースバンド試験インタフェースとを含んでいる。
第2のFPGA228bは、制御装置32と結合するた
めのインタフェース装置(UPIF)を含み、さらに、
音声符復号器30およびVSEPLのDSP26とPC
Mポートを介して通信し、さらに、TDM/PCM変換
回路を有している。最後に、この第2のFPGA2 2
8bは、1台のサンプリングクロック(割込み制御)を
有している。
【0019】図2について説明する。同図は、アナログ
モードで稼働する際の通信ユニット10の信号の流れを
示している。図より明かなように、アナログモードで稼
働する際、VSELPのDSP26は完全に“オフ”の
状態になっている。アナログ無線信号はRFユニット1
4により受信され、AFEユニット22に供給される。
AFEユニット22からの信号は変復調装置のDSP2
4に供給される。変復調装置のDSP24は、そのTD
Mポートを通じて第2のFPGA2 28bと連絡して
いる。FPGA 28bはPCMポートを通じて符復号
器30と連絡している。
【0020】図3について説明する。図3には、ディジ
タルモードで稼働する際の通信ユニット10の信号の流
れが図示されている。このモードにおいて、VSELP
のDSP26は受信ディジタル符号化信号の処理に積極
的に関与している。
【0021】図11は、通信ユニット10がディジタル
モードで稼働する際の、特にIS−54規格を実現する
ディジタル符号化信号のタイミングを示す図である。基
地ユニットと移動ユニット間の通信は、F1,F2等で
表示する複数のフレームに分割され、各フレームは20
秒継続する。このディジタルモードにおいて、各20秒
フレームはさらにT1,T2,T3で表示した複数のタ
イムスロットに分割される。VSELPプロセッサ26
により実行されたように、同一周波数同一フレームにつ
き毎秒8キロビットのフルレートでの音声圧縮能力を用
いて、基地ユニットは3台の異なる移動ユニットと通信
することが出来る。さらに、VSELPのDSP26が
半速度圧縮、即ち、毎秒4キロビットで稼働の場合、基
地ユニットと複数の移動ユニットと間通信は、各フレー
ムを6つの異なるタイムスロットに分割した40ミリ秒
フレームを使用して実施でき、或いは6人のユーザにサ
ービスすることが出来る。
【0022】各タイムスロットTnは162個の符号
(symbols)または324ビットの伝送量を収容出来
る。基地ユニットと移動ユニットは個別の周波数チャン
ネルで交信出来、全二重通信を実行する。基地ユニット
から移動ユニットへの通信プロトコルはf(順方向)と
表示し、移動ユニットから基地ユニットへの通信プロト
コルはr(逆方向)と表示する。順方向プロトコルの場
合、IS−54規格では、ディジタル符号化信号は14
符号(symbols)の同期信号で始め、これに148符号
のデータ信号を続け、6符号のDVCC(マーカ信号)
を符号85から91の間のデータフィールドの中間に挿
入するよう規定している。従って、各順方向タイムスロ
ット内の162個の符号通信量に同期信号とデータ信号
を含んでいる。
【0023】図4は、RF処理ユニット14の詳細ブロ
ック図である。RF処理ユニット14はアンテナ12か
ら1台のデュプレクサを介して信号を受信し、受信した
信号をRF+IFステージ72に供給する。RF+IF
ステージ72は当分野の技術において良く知られている
ように、RFフィルタ、すなわち、受信信号をフィル
タ、増幅する低ノイズ増幅器と、受信RF信号を中間周
波数信号に変換するRF−IF変換器とを有している。
この変換はRX周波数合成器74により発生した信号と
の差周波信号に基づいている。RX周波数合成器74に
より選択された周波数は温度補償水晶発振器(TCX
O)70から適当な乗算器78を介し供給された信号に
基づいている。
【0024】RF+IFステージ72の出力は、次に、
自動利得制御信号AGCにより利得を選択する増幅及び
I/Q信号復調器76に供給される。増幅+I/Q信号
復調器76の出力はアナログI信号とアナログQ信号で
ある。
【0025】送信モードにおいて、RF処理ユニット1
4は上記と同様な構成要素より成る。アナログI信号と
アナログQ信号はI/Q変調器86に供給され、IF搬
送波信号上のアナログI信号とQ信号に変調される。次
いで、I/Q変調器86の出力は、RF+IFステージ
82に供給される。RF+IFステージ82は、I/Q
変調器86の出力をアンテナ12で発信するためのRF
信号に変換する。中間周波数から無線周波数に変換する
周波数はTX周波数合成器84により制御される。TX
周波数合成器84はまた然るべき乗算器88で乗算され
た温度補償水晶発振器70の出力信号を受け取る。
【0026】図5は、AFEユニット22の詳細なブロ
ックレベル図を示す。このAFEユニット22は第1の
LPF(低域フィルタ)91を有する。第1のLPF9
1は、RFユニット14から受信したアナログI/Q信
号を受ける。LPF91の出力は次にA−D変換器90
に供給され、そこからディジタルRxI信号とディジタ
ルRxQ信号が生じる。A−D変換器90はまた、クロ
ック92からクロック信号を受信する。クロック92
は、後述する標本(サンプリング)化位相調節信号によ
り調節される。AFEユニット22はD−A変換器97
を含む。このD−A変換器97は送信ディジタルI信号
とQ信号(TxI/Q)を受け、アナログTxI/Q信
号に変換する。D−A変換器97は、また、クロック9
2からのクロック信号を受信する。アナログTxI/Q
信号は、次に、第2のLPF(低域フィルタ)94に供
給される。この第2のLPF94の出力はTxアナログ
I/Q信号として供給されRFユニット14に送られ
る。
【0027】AFEユニット22は、またWBDD(wi
de band data demodulator;広帯域データデモジュレー
タ)99を有し、このWBDD99から広帯域データ信
号が発生される。この広帯域データ復調器の信号はアナ
ログ制御チャンネルである。これは、IS−54規格に
おいて、通信ユニット10がアナログおよびディジタル
通信の両方を処理出来ることを要求しているからであ
り、ディジタル通信中は使用しない。AFEユニット2
2はまたD−A変換器93を含み、このD−A変換器は
アナログTx電力、AFCおよびAGCの制御信号を受
け、これらのディジタル信号をアナログ信号に変換し、
RFユニット14を制御するためにRFユニット14に
供給する。最後に、AFEユニット22はRSSI(re
ceive signal strength indicator;受信信号強度イン
ジケータ)信号を受信し、A−D変換器95でディジタ
ル化する。
【0028】図6は、受信モードで稼働中の変復調装置
のディジタル信号プロセッサDSP24内に使用したソ
フトウェアの運転フローチャートを示している。受信モ
ードで稼働時、変復調装置のディジタル信号プロセッサ
DSP24は、同期獲得モード1と定常モード2の2つ
の運転モードを有する。同期獲得モード1の場合、動作
は各通信セションの開始時に生じる。一旦通信が成立す
ると、ソフトウェアは定常モード2に入る。この定常モ
ード2では、動作は各フレーム毎または20ミリ秒毎に
行われる。定常状態の間、変復調装置のディジタル信号
プロセッサDSP24は、最初に、後で詳述する図9の
タイミング回復動作42を行う。タイミング回復動作4
2の後、変復調装置のディジタル信号プロセッサDSP
24は、図10のブロックレベル図の形式で示した信号
で動作するが、これも詳細は後述する。
【0029】図7は、変復調装置のディジタル信号プロ
セッサDSP24が動作するための同期獲得モードの機
能ブロック図である。AFEユニット22から受信した
ディジタルI/Q信号は、正規化回路96に供給され
る。この正規化回路96はA−D変換器90からのディ
ジタル化I信号とQ信号の振幅を正規化する。
【0030】正規化回路96からのディジタル符号化信
号はバッファ回路である記憶装置98に保存される。記
憶装置98は、ディジタル化信号の同期信号部分長であ
る少なくとも15個の符号(または30サンプル)を保
存する。保存信号は、その後、整合フィルタの第1バン
ク100に供給される。この第1バンク中のフィルタは
各々、記憶装置98からのディジタル信号を受取り、該
信号を互いに異なる周波数範囲でろ波する。従って、整
合フィルタの第1バンク100の出力は、複数のろ波し
たディジタル信号である。この複数のろ波ディジタル信
号は複数の第1マグニチュード(絶対値)回路102に
供給される。複数の第1マグニチュード回路102の各
回路は、第1バンク整合フィルタ100よりのろ波ディ
ジタル信号の大きさを決定する。第1マグニチュード回
路102の出力は、第1の最大およびしきい値回路10
6に供給される複数のディジタル信号である。
【0031】第1の最大およびしきい値回路106の出
力は、最大マグニチュードのろ波ディジタル信号の検出
を行う。さらに、第1の最大およびしきい値回路106
は第1バンクのフィルタ100中の最大出力を持つ信号
を発生した整合フィルタを選択する。
【0032】第1の最大およびしきい値回路106の出
力は、整合フィルタの第2バンク108に供給される。
第2バンク整合フィルタ108の各々は、互いに微細な
周波数オフセットを有し、互いに異なるフィルタ係数を
有している。第2バンク整合フィルタ108の出力は、
複数の微細ろ波ディジタル信号であり、第2のマグニチ
ュード回路110に供給される。
【0033】この第2のマグニチュード回路110は、
第1のマグニチュード回路102と類似しており、複数
の回路よりなり、各回路が微細ろ波ディジタル信号を受
け、その振幅またはマグニチュードを決定する。第2マ
グニチュード回路110の出力は第2の最大およびしき
い値回路検出器112に供給される複数の信号である。
第2の最大およびしきい値検出器112は最大振幅を有
するディジタル信号をその出力信号として選択する。さ
らに、第2の最大およびしきい値回路112はその出力
を発生する第2バンクフィルタ108中の整合フィルタ
を選択する。最後に、第2の最大およびしきい値回路1
12の出力は、AFG(自動周波数制御)へ供給される
搬送周波数を補正するための初期搬送周波数オフセット
信号、及び、タイムスロット位置信号である。このタイ
ムスロット信号は、各後続フレームの開始および停止を
制御するために内部的に使用される。
【0034】図8は、定常モードで稼働中のソフトウェ
ア内蔵変復調装置のディジタル信号プロセッサDSP2
4の機能ブロック図を示している。定常モードにおい
て、変復調装置のディジタル信号プロセッサDSP24
は、SQRCフィルタ機能42と50(受信および送信
用)と、タイミングの回復回路42(受信用)と、DQ
PSK変調44と52(各々再受信と送信)と、フレー
ムのインターリーブ/デインタリーブ46と54(各々
受信および送信)と、FACCH復号化および符号化4
8と56(各々受信および送信)を実行する。さらに、
VSELPのディジタル信号プロセッサDSP26は通
信路の復号化62と符号化66(各々受信および送信)
と、音声の復号64および符号化68(各々受信と送
信)を実行する。
【0035】図9は、定常モードで稼働中の変復調装置
のディジタル信号プロセッサDSP24により実行され
るタイミングの回復機能42のブロック図を示してい
る。第2の最大・しきい値回路検出器112(図7)か
らのRxI信号とQ信号は1:4補間装置114に供給
される。この補間装置の114の出力は次に第3の整合
フィルタ116に供給される。整合フィルタ116はま
た記憶場所104からの記憶同期信号を受取る。整合フ
ィルタ116は単一フィルタであり、各入力サンプル記
号を記憶場所からの記憶同期信号に整合させる。整合
後、入力信号はT/8だけ移動または1入力サンプルだ
け移動し、次に、記憶場所からの記憶同期信号と再度整
合させる。かように整合フィルタ116の出力はT/8
のレートで動作する信号である。この整合フィルタ11
6の出力は次にピーク検出器118に送られる。このピ
ーク検出器118は整合フィルタ116からT/8のレ
ートで供給された複数の出力を受取り、最高ピーク値を
有する出力を決定する。
【0036】ピーク検出器118の出力はimax値で
あり、この使用法につき以下説明する。ピーク検出器1
18からの出力は第2オーダの位相ロックループ(PL
L)119に供給される。この第2オーダのPLL11
9は内部変数AVG−POSを有しており、この使用法
について以下に詳述する。第2オーダのPLL119の
出力は標本化位相調節信号であり、図5に示したAFE
22のクロック92に供給される。T/2の速度の受信
RxI/Q信号は、SQRCフィルタバンク117にも
供給される。第2オーダのPLL119の出力はSQR
Cフィルタバンク117中の然るべきSQRCフィルタ
を選択するために使用される。SQRCフィルタバンク
117の出力は次にDQPSKレシーバ44に供給され
る。
【0037】第2オーダのPLL119の出力はAvg-p
os(n+1)信号である。この信号をAFEユニット2
2に供給しアイドル期間中各フレーム毎に一回調節す
る。SQRCフィルタバンク117の各バンクの係数フ
ィルタは異なる標本化位相調節に切替わる。かようにし
て、第2オーダPLL119の出力はSQRCフィルタ
バンク117中から係数フィルタの1つを選択する。
【0038】図10は、DQPSKレシーバ44の詳細
ブロック図を示している。DQPSKレシーバ44はタ
イミング回復機能42の出力としての各符号を受信す
る。ディジタルRxI/Q信号は、プリプロセッサユニ
ット121に供給され、このユニット121が、速度計
算、エネルギー計算、およびCTRLの各制御信号を発
生する。CTRL信号は、DQPSKレシーバ44を二
つの運転モードで制御する。一つのモードでは、タイミ
ング回復機能42の出力からの各符号を微細全域フィル
タ120に供給する。この微細全域フィルタ120から
の各符号信号は差分検出器122に供給され、さらに差
分検出器122から位相スライサ126とアークタンジ
ェントプロセッサ128に供給される。
【0039】もう一つのモードでは、タイミング回復能
42からの各符号信号を等価器124に供給する。等価
器124は割当られたタイムスロット中に受信した全て
の記号に対し作動する。等価器124は、下述のオペレ
ーション実行後、各符号を1個づつ出力する。等価器1
24からの各符号信号は位相スライサ126に供給さ
れ、同時にアークタンジェントプロセッサ128に供給
される。
【0040】等価器124または差分検出器122から
の各符号信号は位相スライサ126とアークタンジェン
トプロセッサ128により同時に受信される。位相スラ
イサ126は、符号信号を演算処理し、予定立体配座点
(即ち、45°,135°,225°,315°)に入
力位相を量子化し、位相信号e0を発生する。アークタ
ンジェントプロセッサ128は同じ符号信号を受信し、
受信符号信号を演算処理し位相のアークタンジェントを
決定する。アークタンジェントプロセッサ128の出力
は位相信号eである。位相信号e0と位相信号eは第1
の減算器(または負入力付き加算器)130に供給さ
れ、この減算器が位相誤差信号(e−e0)を発生す
る。位相誤差信号(e−e0)は、第1の乗算器132
に供給され定数g1が乗ぜられる。
【0041】以後、第1の乗算器132の出力は第2の
加算器134に供給されるが、この加算器には、先行符
号の先行演算によって記憶装置136に保管されている
出力周波数信号が既に供給されている。第2の加算器1
34からは、周波数誤差信号または次の符号に対する周
波数の調節信号が出力される。周波数誤差信号は次式に
従って発生する。 Δf(n+1)=Δf(n)+g1(e(n)−e0(n))
【0042】第1の加算器130の出力はまた第2の乗
算器138に供給され、その乗算器に定数gが供給さ
れる。第2乗算器138の出力は第3の加算器140に
供給され、その加算器に先行符号からの周波数誤差信号
Δf(n)が供給される。第3加算器140の出力は第4
の加算器142に供給されるが、この加算器142に
は、記憶装置144に保管されている。先行ビットから
の搬送波位相φ信号が既に供給されている第4加算器1
42の出力は、搬送波位相誤差信号であり、次式により
計算される。 φ(n+1)=φ(n)+g2(e(n)−e0(n))+Δf(n)
【0043】オペレーション I.周波数およびタイムスロット位置の初期計算 先述の通り、ディジタル無線通信ユニット10は、レイ
リーフェージング、符号(symbol)間干渉および搬送波
オフセットのような誤差が問題となるディジタルセル
(cellular)方式の通信に特に適している。各通信セシ
ョンの開始時、遠隔ユニットとベースユニットは初期周
波数とタイムスロット位置を確立する必要がある。
【0044】図7について説明すると、IおよびQ信号
はA−D変換器90(図5)でディジタル化してから、
正規化ユニット96で正規化し、位相情報だけを保持す
る。ディジタル化したI,Q標本を記憶装置98または
30複合サイズの遅延ラインに保管する。このサイズが
選択されたのは、記憶装置98または遅延ラインが、1
5個の符号(symbol)またはT/2の標本化レートで3
0サンプルである同期ワードに対し14の位相変化を含
まなければならない理由からである。
【0045】記憶装置98の出力は、6個の15タップ
FIR複合フィルタより成る6個の整合フィルタの第1
バンク100に供給される。各出力は同じ同期ワードに
整合させるが、但し異なる搬送波周波数オフセットを有
する。オフセットの範囲は850MHzの+および−
2.5ppmオフセットまたは約1900Hzのオフセ
ットを含んでいる。各フィルタが15個の符号間隔のタ
ップを有する場合でも、遅延ライン98からの奇数およ
び偶数のサンプルが整合フィルタの各々に交代に入力
し、T/2の分解能が維持される。かように、各整合フ
ィルタの出力もまた、レートT/2の出力である。
【0046】第1バンク100の各フィルタは、符号か
ら符号への位相変化ではない同期ワード符号搬送波の位
相偏移バージョンに整合する。符号から符号への位相変
化を用いて、遅延ライン98または記憶装置98が自ら
の位相変化を含む必要性を除外する。好ましい実施態様
において、第1バンク100の各整合フィルタは、2.
5ppm、1900Hz範囲の可能な周波数オフセット
を含む下記の中心周波数オフセットを有している。 ここで、F1−F6は6個の15タップFIRフィルタ
の中心周波数である。
【0047】第1バンク100の各整合フィルタは、周
波数オフセットの計算、フレームの開始およびタイムス
ロットと符号タイミングをT/2の精度で同時に供給す
る。第1バンク100の特定整合フィルタが特定同期ワ
ードに一致すれば、記憶装置98の内容が他の整列用低
出力および同期ワードと正確に一致する時に、高出力が
得られる。かように、第1バンク100の整合フィルタ
は、1個のT/2サンプル範囲内でフレーム、スロット
および符号タイミングの良き表示を供給する。
【0048】若干の周波数オフセットがある場合、複数
または1バンクの整合フィルタ100が有るために、特
定のオフセット検出範囲が約±11度であること、即
ち、各整合フィルタのオフセットが信号のオフセット
と、この範囲内で一致する時にのみ高出力を有すること
を経験的に知ることができる。第1バンク100の整合
フィルタを使用し、同期および周波数のオフセットの計
算を同時に行うことが出来る。
【0049】最大振幅を生み出す整合フィルタが検出さ
れ選択されると、即ち、第1バンク100の中のその整
合フィルタが周波数と正確に同じか、または最も近似の
オフセットを有する場合、その信号が第2バンク108
の整合フィルタに供給される。第2バンク108の整合
フィルタは、126Hzの間隔を置いた4個の微細整合
フィルタより成るバンクである。第1の最大およびしき
い値回路検出器106の出力まはた周波数の概算値は中
心周波数を発見するために使用される。受信した同期ワ
ードサンプルはこの計算によりディジタルに回転させて
ベースバンド付近に持ってくる。回転させた同期サンプ
ルを、次に4個の微細整合フィルタより成る第2バンク
108を通す。(概算値をもたらしたフィルタを含む)
5個のフィルタの中で最高出力のフィルタが最終の精密
な周波数オフセット値を決定する。この最終の精密な周
波数オフセット値は、0.9度または63Hz以内の精
度でなければならない。
【0050】好ましい実施態様において、第2バンク1
08の整合フィルタの中心は、中心周波数が概算値から
プラスおよびマイナスにオフセットしている。さらに、
タイムスロット位置の精度は、第1バンク100のフィ
ルタがT/2以下の精度であるので、T/2以下の精度
である。2つの整合フィルタバンク100と108を用
い、粗い中心周波数を最初に設定し、次に精密に周波数
を調節することにより、高価な処理装置を使用すること
なく迅速に周波数を獲得出来る。
【0051】II.周波数の適応制御 最初の周波数が設定された後でも、遠隔ユニットの移動
性のために、ドリフトのような周波数オフセットが通信
セション中に発生し得る。従って、通信ユニット10は
通信セション中も周波数の適応制御をしなければならな
い。
【0052】図10は、DQPSKレシーバ44の一部
を示している。前述の通り、差分検出器122または等
化器124から出力された符号信号は位相スライサ12
6とアークタンジェントプロセッサ128の両方に供給
される。位相スライサ126は位相信号e0(n)を発生
し、アークタンジェントプロセッサ128は位相信号e
(n)を発生する。位相スライサ126とアークタンジェ
ントプロセッサ128の出力は第1加算器130に供給
され、前述のように、この加算器が位相誤差信号を算出
する。
【0053】周波数誤差信号Δf(n)は前述の通り計算
される。定数g1は同期獲得中は2-11であり、定常モー
ドでは2-13である。さらに、搬送波位相誤差信号φ(n
+1)は、次式で計算される。 φ(n+1)=φ(n)+g2(e(n)−e0(n))+Δf(n) 定数g2は同期獲得中は2-7であり、定常モードでは2
-8である。
【0054】両方の方程式共各符号毎に更新される。従
って、(n)は符号のインデックスである。周波数誤差
信号Δf(n)はD−A変換器118(図5)に供給さ
れ、温度補償水晶発振器(TCXO)70の制御に使用
される。周波数誤差信号に基づく調節は、割当タイムス
ロット後、即ち、アイドルスロット中に実行され、次の
フレームが始まるまで受信サンプルに影響を与えない。
割込み中、Δfの上位10ビットはAFE補正のために
使用され、この数はΔfから引き算されΔfが残留周波
数オフセットのみの現在合計値を維持する。
【0055】搬送波の位相誤差信号は、また、上記のよ
うにして計算される。搬送波の位相誤差信号(標本化誤
差信号とは異なる)は、周波数の搬送波位相を調節する
ために使用される。この搬送波の位相誤差は次のように
補正され、
【0056】
【数1】
【0057】図4の復調器76からのI/Q信号に適用
される。好ましい実施態様の場合、この計算は通信セシ
ョンの開始時にのみ行われる。しかしながら、前述の説
明から明らかなように、この計算は、周波数誤差信号Δ
fの場合の計算と同様に、各フレーム毎または各符号毎
に調節出来る。
【0058】III.標本化位相の適応制御 周波数の適応制御と同様に、通信セション中の標本化位
相も適応制御されねばならない。図9について説明する
と、同期ワードまわりの受信I/Qサンプルを補間器1
14に通す。この補間器114は8xTのサンプルを発
生する(補間器114の入力は既に2Tのレートであ
る)。補間器114の出力はフィルタ116によって、
標本化レートTで記憶装置104から供給される理想的
な同期ワードで、ろ波されて信号の整合化される。獲得
モードは、T/2の標本化位相以内に既に決定したタイ
ミングを有しているが、4x入力レートで補間すること
により、理論上整合フィルタ116はプラスまたはマイ
ナスの4標本範囲以内でのみ決定しなければならない。
標本化レート8XTでの4標本は、探索ウィンドウがT
/2であることを意味する。
【0059】しかしながら、遅延拡散のために、検出ピ
ークは遅延路に属し得る。そのために、そのタイミング
は理想的なタイミングの遅延バージョンであり得る。事
実、主信号が最大信号でないこともあり得る。従って、
最大信号、即ち、最大振幅ピーク値を決定するために、
期待される符号につきマイナス1およびプラス2符号だ
け延長し、またはマイナス8からプラス16までの標本
範囲に延長し探索する。
【0060】位相調節器94の標本化位相の調節は二次
タイミング回復ループ内で計算される。標本化位相は、
割当タイムスロットが終了し、次のフレームが開始する
以前に調節される。かように、標本化位相の調節はアイ
ドルタイム中に行われる。一次でなく二次のループを使
用する目的は、補正時のジッタを最小限にすることであ
る。瞬時の標本化位相補正または一次タイミング補正は
ジッタを生じ得る。さらに、一次タイミングの位相誤差
を、各フレームごとに整合フィルタバンク108の中か
ら最適整合フィルタを選択して補正する。フレーム間の
周波数オフセットは既述の通り調節する。
【0061】タイミング回復更新の方程式は次の通りで
ある。 ドリフト(n+1)=ドリフト(n)+β〔imax(n)−avg−pos
(n)〕 avg-pos(n+1)=avg-pos(n)+〔imax(n)−avg−pos(n)〕
+ドリフト(n+1) ここで、nはフレームのカウント数、imax(n)はフレー
ムnに対する整合フィルタ出力のピーク位置であり、β
値は、最初の100フレームについてβ=2-6、次の1
00フレームについてβ=2-7、200フレーム以後に
ついてはβ=2-8である。
【0062】標本化位相調節器94の調節は、〔 〕内
の引き数が負の引き数(この場合、ユニット10はタイ
ミングを進め、標本を早めねばならない)か正の引き数
(この場合、ユニット10はタイミングを遅らせて標本
を遅くすべきである)による。
【0063】引き数が負、即ち、avg-pos(n)>imax(n)
の場合、好ましい実施態様におけるタイミングの調節は
下式により制限されねばならない。 a.n<100の場合、−3×T/8 b.100≦n<200の場合、−1.25×T/8 c.n≧200の場合、−1.5×T/8
【0064】引き数が正、即ち、avg-pos(n)<imax(n)
の場合、好ましい実施態様におけるタイミングの調節は
下式により制限されねばならない。 a.n<100の場合、.5×T/8 b.100≦n<200の場合、.15×T/8 c.n≧200の場合、.0667×T/8
【0065】上記から明らかなように、進みの絶対値
は、前記方程式が第1レイへの移動方向にバイアスが加
えられるように、遅れ絶対値より大きい。これは、より
早い標本化を意味する。無遅れ信号路が源であると考え
られるのでこの進み絶対値にはより多くのバイアスがふ
くまれ、他方、遅れ方向は遅延路の源であると考えられ
る。
【0066】現フレームに対する標準化時間は、avg-po
sに最も近似のSQRCフィルタを選択して決定する。
標本化クロック92は、avg-pos(n+1)量で補正するが、
T/8で制限される。実際には、基地局のクロックの精
度が5ppmで、遠隔ユニットが100ppmなので、
補正はT/8と同じ大きさではあり得ない。
【0067】図10の他の微細フィルタバンク120を
通過した信号の場合、他の精密でディジタルなタイミン
グ補正を実施する。微細全域フィルタの各々は複合T/
2間隔4タップ式FIRフィルタである。最大・しきい
値回路検出器112から、粗フィルタバンクは、タイミ
ング回復方程式に従い、現フレームのタイミングをT/
8の精度で決定する。T/32のより高い精度は、1
1.25度の間隔をおいた5台の微細全域フィルタ12
0中の一台を使用して得る。微細フィルタの中心は次の
通りである。 -22.5 -11.25 0 +11.25 +22.5
【0068】IV.等化のための速度の推定 RLS適応技術を用い等化用最適パラメタ値を決定する
ためには、自動車の速度を計算することが必要である。
自動車の速度は、受信信号振幅の傾斜から概略算定出来
る。
【0069】図12について説明する。図12おいて、
曲線Sは、相手が発生した信号を移動中の自動車が送信
(または移動中の自動車が受信)した時の振幅を示して
いる。図12より明らかなように、曲線Sの傾斜は移動
ユニットの速度を示している。一般に、要求される情報
はかなり粗くてよく、例えば、低速、中速または高速で
あってよく、精度はそれほど重要ではない。速度が早く
なれば、フェージングがより迅速に生じ、傾斜が大きく
なる。
【0070】この傾斜を、複数の連続符号の短期エネル
ギー間の差を測定して計算する。短期エネルギーE(K)
は8個の連続サンプルの平均とする。1つのタイムスロ
ット中に162個の符号があり、隣接タイムスロット内
の同期フィールドの14個の符号が加わるので、176
個の符号が存在する。この176個の符号をT/2のレ
ートで処理する。従って、352(T/2)のサンプルが
ある。短期平均当たり8サンプルとすれば、44個の短
期平均サンプルとなる。傾斜計算の更新方程式は次の通
りである。
【0071】
【数2】
【0072】図13に示すように、5個の連続短期エネ
ルギーE(K)群の平均エネルギーを採る。第2群は第1
群より5個の短期エネルギー点だけ離す。第1群と第2
群間の差の絶対値を計算する。このプロセスを30回、
毎回1短期エネルギー点ずつ群を移動させて繰り返す。
平滑化は次式により達成出来る。 DiffAVE=α×DiffAVE+(1−α)×Diff ここで、αは平滑化定数である。差または傾斜の計算結
果から、移動ユニットの速度が計算出来る。
【0073】V.等化 前述の通り、符号間の干渉が発生したときは、等化を実
行しなければならない。この方法では、割当タイムスロ
ットからのディジタル信号は全て、同期ディジタル信
号、データ信号および(通信ユニット10に割当られた
ものではない)直続タイムスロットの同期信号も含めて
保存される(即ち、割当タイムスロットの162符号と
隣接タイムスロットの14符号が記憶保管される)。従
って、合計176個の符号が記憶される。さらに、同期
符号は、前述の通り、各タイムスロットの最初の14個
の符号とDVCCマーカ信号より成る。このマーカ信号
は計6個で符号85−91に配置されている。
【0074】等化性能は、双方向に実施することにより
著しく改善出来る。先ず、割当タイムスロット内の最小
エネルギー点の位置を定め(図14(a)参照)、次
に、RLS等化器を、割当タイムスロットの同期信号の
始めから前記最小エネルギー点まで順方向に進捗処理さ
せ、後続の非割当タイムスロットの同期信号の最後から
前記最小エネルギー点まで逆方向に進捗処理させてトレ
イニングする。
【0075】DVCC信号をトレイニングシーケンスと
して使用すると等化性能をさらに向上させることが出来
る。そうすることにより、図14(b)に示すように、
二つの最小エネルギー点(一つはデータ1のフィール
ド、もう一つはデータ2のフィールド)が検出される。
次に、RLS等化器を割当タイムスロットの同期信号の
始めから第1の最小エネルギー点に達するまで順方向に
進捗処理させ、さらに、DVCCマーカ信号から第1の
最小エネルギー点まで逆方向に進捗処理させてトレイニ
ングする。つぎに、RLS等化器を、DVCCマーカか
らデータ2フィールド中の第2の最小エネルギー点に達
するまで順方向に進捗処理させ、最後に、後続の非割当
タイムスロットの同期信号の最後から第2の最小エネル
ギー点に達するまで逆方向に進捗処理させてトレイニン
グする。
【0076】最後に、DVCCマーカ信号の復号が望ま
れる場合、RLS等化器を、同期信号からDVCCマー
カに達するまで順方向に先ず進捗処理させる。DVCC
マーカ信号を復号し、RLS等化器をDVCCマーカか
ら第1のデータフィールド(データ1)中の第1の最小
エネルギー点に達するまで逆方向に進捗処理させる。こ
れを図14(c)に示す。
【0077】上記方法をさらに向上させるために、検出
した最小エネルギー点をしきい値レベルと比較すること
が出来る。最小エネルギー点がしきい値レベルより上で
あれば、RLS等化器は最小エネルギー点が存在しない
かのように処理を進める。その場合、RLS等化器は、
割当タイムスロットの同期信号から出発し、データフィ
ールド、DVCCマーカ信号およびデータ2フィールド
を通してトレイニングする。
【0078】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、重大な誤り伝搬が、受信信号エネルギーの最少点で
生じる傾向があることに着目して、1受信タイムスロッ
ト内で、受信信号の最少エネルギー位置を検出し、受信
スロット前後のユニークワードを用いて、前方等化およ
び後方等化を検出点まで行うものであり、これによっ
て、等化性能を向上させ、なおかつ信号処理量の増加を
最小限に止めることができる。なお、最少エネルギー
は、あらかじめ設定されたスレッショルド値と比較さ
れ、スレッショルド値以上である場合は、一般的な前方
等化を行うことで、更に信号処理量の低減を図ってい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル無線通信システムの固定ユニットの
一部、または、遠隔ユニットのブロック図である。
【図2】図1に示した無線通信ユニットがアナログモー
ドで稼働する場合の信号のフローを示すブロック図であ
る。
【図3】図1に示した無線通信ユニットがディジタルモ
ードで稼働する場合の信号のフローを示すブロック図で
ある。
【図4】図1に示した通信ユニット用RF(無線周波)
ユニット部分の詳細ブロック図である。
【図5】図1に示した通信ユニット用AFE(アナログ
フロントエンド)部分の詳細ブロック図である。
【図6】図1に示した通信ユニットの同期獲得モードと
定常モードの二つのモードを有する変復調装置のディジ
タル信号プロセッサ(DSP)が受信モードで稼働する
場合に使用されるソフトウェアのオペレーションを示す
フローチャートである。
【図7】同期獲得モードで稼働する場合のソフトウェア
付き変復調装置のディジタル信号プロセッサ(DSP)
の機能ブロック図である。
【図8】定常モードで稼働する場合のソフトウェア付き
変復調装置のディジタル信号プロセッサ(DSP)の機
能ブロック図である。
【図9】図8に示した定常モード時のタイミング回復機
能の詳細機能ブロック図である。
【図10】図8に示した定常モード時のDQPSK受信
機の詳細機能ブロック図である。
【図11】ディジタルモードで稼働する場合の図1の同
種ユニット間の通信プロトコルのタイミング図である。
【図12】移動時の移動ユニットが受信した信号エネル
ギーの差を示す図である。
【図13】移動ユニットの速度を評価するためのタイム
スロット内エネルギーの測定を示すブロックレベル図で
ある。
【図14】等化器のトレイニングを示す図である。
【符号の説明】
10…通信ユニット、12…アンテナ、14…RFユニ
ット、20…ベースバンドプロセッサ、22…AFEユ
ニット、24…モデムのディジタル信号プロセッサ(D
SP)、26…VSELPのDSP、28…フィールド
プログラマブルゲイトアレイ(FPGA)、30…音声
コーデック、32…制御装置、42…タイミング回復回
路、44…DQPSK変調器(受信用)、46…デイン
ターリーブ、48…FACCHデコーダー、50…SQ
RC、52…PQPSK変調器(送信用)、54…デイ
ンターリーブ、56…FACCHエンコーダ、62…チ
ャンネルデコーダー、64…音声復号器、66…チャン
ネルエンコーダー、68…音声符号器、70…温度補償
水晶発振器、72…RX(RF+IF)ステージ、74
…RX周波数合成器、76…復調器、78…乗算器、8
0…ディスクリミネータ、82…TX(RF+IF+P
A)ステージ、84…TX周波数合成器、86…変調
器、88…乗算器、90…A−D変換器、91…ローパ
スフィルター、92…クロック、93…D−A変換器、
94…LPフィルター、95…A−D変換器、96…正
規化回路、97…D−A変換器、98…記憶装置、99
…WBDD、100…整合フィルターの第1バンク、1
02…第1マグニチュード回路、104…記憶装置、1
06…第1の最大およびしきい値回路、108…整合フ
ィルターの第2バンク、110…第2マグニチュード回
路、112…第2の最大およびしきい値回路、114…
補間装置、116…整合フィルター、117…フィルタ
ーバンク、118…ピーク検出器、119…位相ロック
ループ、120…微細全域フィルタ、121…プリプロ
セッサユニット、122…差分検出器、124…等価
器、126…位相スライサ、128…アークタンジェン
トプロセッサ、130…減算(又は加算)器、132…
乗算器、134…加算器、136…記憶装置、138…
乗算器、140…加算器、142…加算器、144…記
憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04L 27/38 H04L 27/22 C (72)発明者 ナンシェン リン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94587 ユニオンシティ ケルソ スト リート 4611 (72)発明者 ビスワ ゴッシュ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94087 サニーヴァレ アパートメント 416 イー・フレモントアベニュー 880 (72)発明者 ロバート カバラー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94709 バークレー ウォールナット ストリート 1305 (56)参考文献 特開 昭63−316935(JP,A) 特開 平1−212931(JP,A) 特開 平5−102885(JP,A) 国際公開92/22155(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/005 - 7/015 H04L 27/00 - 27/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各タイムスロットがディジタル符号化同
    期信号で始まり所定の時間毎にディジタル符号化マーカ
    信号が入るディジタル符号化データ信号が続く、隣接し
    ないタイムスロットで送信されるディジタル符号化され
    た信号の等化方法において、1つのタイムスロットのデ
    ィジタル符号化同期信号(以後<第1同期信号>と記
    す)と、ディジタル符号化データ信号と、直後のタイム
    スロットのディジタル符号化同期信号(以後<第2同期
    信号>と記す)を記憶保持し;前記の記憶ディジタル符
    号化信号の最小エネルギーポイントの位置を決定し;前
    記の第1同期信号より前記最小エネルギーポイントまで
    の前記記憶ディジタル符号化信号の等化を実行し;前記
    の第2同期信号より前記最小エネルギーポイントまでの
    前記記憶ディジタル符号化信号の等化を実行することを
    特徴とする、隣接しないタイムスロットで送信されるデ
    ィジタル符号化された信号の等化方法。
  2. 【請求項2】 前記の検出した最小エネルギーポイント
    を1つのしきい値レベルと比較し;前記の最小エネルギ
    ーポイントのエネルギーレベルが前記しきい値レベルよ
    り高い場合に、前記の第1同期信号から前記の第2同期
    信号までの前記の記憶ディジタル符号化信号の等化を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の、隣接しないタイ
    ムスロットで送信されるディジタル符号化された信号の
    等化方法。
  3. 【請求項3】 各タイムスロットがディジタル符号化同
    期信号で始まり所定の時間毎のディジタル符号化マーカ
    信号が入るディジタル符号化データ信号が続く、隣接し
    ないタイムスロットで送信されるディジタル符号化され
    た信号の等化方法において、1つのタイムスロットのデ
    ィジタル符号化同期信号(以後<第1同期信号>と記
    す)とディジタル符号化データ信号と、直後のタイムス
    ロットのディジタル符号化同期信号(以後<第2同期信
    号>と記す)を記憶保持し;前記の記憶ディジタル符号
    化信号の複数の最小エネルギーポイントの位置を決定
    し、前記の第1同期信号より前記の第1最小エネルギー
    ポイントまでの前記の記憶ディジタル符号化信号の等化
    を実行し;前記のマーカ信号より前記の第1最小エネル
    ギーポイントまでの前記の記憶ディジタル符号化信号の
    等化を実行し;前記のマーカ信号より第2最小エネルギ
    ーポイントまでの前記の記憶ディジタル符号化の等化を
    実行し;前記の第2同期信号より前記の第2最小エネル
    ギーポイントまでの前記の記憶ディジタル符号化信号の
    等化を実行することを特徴とする、隣接しないタイムス
    ロットで送信されるディジタル符号化された信号の等化
    方法。
  4. 【請求項4】 前記の複数の最小エネルギーポイントを
    1つのしきい値レベルと比較し;前記の各最小エネルギ
    ーポイントのエネルギーレベルが前記しきい値レベルよ
    り高い場合に、前記の第1同期信号から前記の第2同期
    信号までの前記の記憶ディジタル符号化信号の等化を行
    うことを特徴とする請求項3に記載の、隣接しないタイ
    ムスロットで送信されるディジタル符号化された信号の
    等化方法。
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