JP3251037B2 - オレフィン重合用触媒 - Google Patents

オレフィン重合用触媒

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JP3251037B2
JP3251037B2 JP27104891A JP27104891A JP3251037B2 JP 3251037 B2 JP3251037 B2 JP 3251037B2 JP 27104891 A JP27104891 A JP 27104891A JP 27104891 A JP27104891 A JP 27104891A JP 3251037 B2 JP3251037 B2 JP 3251037B2
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    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高活性オレフィン重合
用触媒の製造に使用できる触媒成分のマグネシウム含有
及びチタン含有前駆体に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】α−オレフィン、特にエ
チレン及びプロピレン重合体の製造は、商業的に受け入
れられている。これらの生成物は安価であり、多数の商
業上有用な特性を示す。エチレンを重合させる場合、そ
の方法は複雑ではない。というのは、エチレン分子が生
長する重合体鎖に付加する様式により生成物の型が影響
を受けず、そして重合体生成物が立体異性体の形態で存
在しないからである。
【0003】プロピレンの重合の場合には、メチル基が
存在するため、生長する重合体鎖に単位が付加する立体
規則性に依存する幾つかの型の生成物が生成する。大部
分の市販のポリプロピレンは結晶性であり、規則的な頭
一尾結合様式でプロピレン単位が立体規則的に付加する
ことにより得られる。単位がランダムに付加したポリプ
ロピレンは、アタクチックと呼ばれる。この非晶性の形
態は、あまり望ましくなく、多くの場合、例えば抽出に
よって除去しなければならない。
【0004】重合用触媒の活性も重要である。過去の3
価のチタン、クロム又はバナジウム触媒は活性が低く、
生成物は著しい割合の触媒残査を含有していた。商業上
満足すべき特性を得るために、このような残査を除去す
る必要があった。
【0005】より最近のチタンを基礎とする重合用触媒
は、立体規則的であり、抽出及び脱灰工程を回避するの
に充分な活性を有する。普通に用いられる用語におい
て、高活性触媒は、典型的にはマグネシウム、チタン及
びハライド部分を含有する固体プロ触媒(固体主触媒p
rocatalyst)と、通常は有機アルミニウム化
合物である助触媒と、選択率調節剤(SCA)とから形
成される。これらの成分の各々は、触媒及びそれから製
造される重合体に影響を及ぼすが、プロ触媒は最も大き
い影響を有すると思われる。
【0006】米国特許第4,330,649号明細書に
は、マグネシウム化合物を高級アルコール及びエステル
と共に加熱して溶液を生成させることにより得られるプ
ロ触媒が記載されている。この溶液をTiCl4及び電
子供与体(ED)に加えて、プロ触媒を形成させる。米
国特許第4,472,521号明細書には、マグネシウ
ムアルコキシドを芳香族炭化水素中でチタンアルコキシ
ドと反応させることが記載されている。TiCl4及び
EDを加えて固体を形成し、この固体を遷移金属ハロゲ
ン化物を用いて後処理する。米国特許第4,540,6
79号明細書には、エタノール中のMg(OC252
の懸濁液をCO2と接触させることにより触媒成分を製
造することが記載されている。炭化水素中の有機アルミ
ニウムを添加すると、粒状粒子が生成し、これらの粒子
は、TiCl4と接触させるときにチタン化合物のため
の支持体として用いられる。米国特許第4,728,7
05号明細書には、Mg(OC252をエタノール中
でCO2と接触させて可溶化し、得られた溶液を噴霧乾
燥するか、あるいはこの溶液を担体粒子の含浸に用いる
ことが記載されている。いずれの型の粒子も所望形態の
プロ触媒を製造するのに有用である。
【0007】米国特許第4,710,428号明細書に
は、異なる触媒が記載されており、ここでは一般式 Mg4(OR)6(ROH)10A (I) (式中、Rは低級アルキル基、Aは−2の総酸化段階状
態を有する少なくとも1種のアニオンである) で表されるマグネシウム化合物を形成させている。この
錯体を4価チタンのハロゲン化物、ハロゲン化炭化水素
及びEDと反応させて、プロ触媒を形成する。上記の錯
体を使用することは、この錯体が所望形態である結晶に
あるという点で有利であるが、これと対比して、Mg
(OC252はそうでない。この結晶は、主として従
来の技術によりオレフィン重合用触媒前駆体に、そして
触媒に変換することができる。この触媒は活性であり、
良好な特性を有する重合体生成物を生産する。改善され
た触媒前駆体及びオレフィン重合用触媒を調製すると、
改善された重合体生成物が得られる。
【0008】
【発明の概要】本発明によれば、高活性オレフィン重合
用触媒の前駆体として有用なマグネシウム含有及びチタ
ン含有錯体化合物、及びこのような触媒を用いる低級α
−オレフィンの重合方法が提供される。この触媒を用い
て得られるポリオレフィンは、良好な特性を有し、かつ
高収率で得られる。
【0009】したがって、本発明によれば、マグネシウ
ム部分、チタン部分及びアルコキシド部分を含有してお
り、マグネシウムアルコキシド、チタンアルコキシド及
びトリアルキルボレートを、アルカノール溶媒中で高め
られた温度において接触させ、得られた錯体アルコキシ
ド化合物アルコラートからアルカノールを除去すること
により調製することができ、各アルコキシド部分は独立
して4個まで(4を含む)の炭素原子を有するものであ
るオレフィン重合用プロ触媒前駆体が提供される。
【0010】次いでこのプロ触媒前駆体を、4価チタン
のハロゲン化物、所望によりハロゲン化炭化水素及びE
Dと接触させて、固体プロ触媒を形成することができ
る。引き続きこのプロ触媒を、有機アルミニウム助触媒
及びSCAと接触させて、高活性のオレフィン重合用触
媒を形成することができる。プロ触媒前駆体からプロ触
媒への変換、及びプロ触媒から触媒への変換は、主とし
て従来公知の方法で行なわれるが、プロ触媒前駆体は多
くの操作法により好適に形成することができ、その調製
方法に応じて種々の形態及び組成をとりうる。
【0011】さらに本発明によれば、少なくとも1種の
低級α−オレフィンを重合条件下で前記の触媒と接触さ
せることを包含する低級α−オレフィンの重合方法が提
供される。
【0012】
【発明の具体的説明】以下、本発明を具体的に説明す
る。本発明において、錯体アルコキシド化合物は、マグ
ネシウムアルコキシド(各アルコキシドは好適には4個
まで(4を含む)の炭素原子を有する)、チタンアルコ
キシド(各アルコキシドは好適には4個まで(4を含
む)の炭素原子を有する)及びトリアルキルボレート
(各アルキルは好適には4個までの炭素原子を有する)
から製造される。これらの反応関与物を高められた温度
で接触させ、得られた錯体アルコキシド化合物アルコラ
ートからアルカノールを除去する。各反応関与物中のア
ルコキシド部分は同一でも異なってもよく、そしていず
れか一つの反応関与物のアルコキシド部分は、他の反応
関与物のアルコキシド部分と同一でも異なってもよい。
メトキシド、i−プロポキシド又はi−ブトキシドのよ
うなアルコキシド部分が有用であるが、好ましいアルコ
キシド部分はエトキシドである。錯体アルコキシド化合
物の化学量論的関係は次式 Mg3Ti2(OR)14 (II) (式中、各Rは独立して4個まで(4を含む)の炭素原
子を有するアルキルであり、好ましくはエチル基であ
る) で表される。
【0013】マグネシウム、チタン及び硼素の接触は、
アルカノール溶液中で高められた温度及び好適には反応
混合物を非ガス状態に保持するのに充分な圧力下におい
て行われる。アルカノールは、必ずしも必要ではない
が、1種又は2種以上の反応関与物のアルコキシド部分
に対応することが好ましい。好適な反応温度は20℃〜
180℃、好ましくは50℃〜90℃である。接触は適
当な反応器中で行われ、従来公知の方法、例えば振と
う、攪拌又は還流により促進することができる。生成物
混合物の冷却に際して結晶性アルコラートとして得られ
る初期生成物は、次式 Mg3Ti2(OR)14・n(ROH) (IIa) (式中、nは0〜約6の数である) で表される。この結晶性生成物中には硼素は見当たらな
いが、錯体アルコキシドを生成させるこの工程には、ト
リアルキルボレートが必要である。トリアルキルボレー
トは好適には、チタン1モルに対し、約0.1〜約2モ
ル、好ましくは0.5〜1モルの量で供給される。マグ
ネシウムアルコキシドは好適には、チタン1モルに対
し、約0.5モル〜約4モル、好ましくは0.5〜2モ
ルの量で供給される。
【0014】得られた錯体アルコキシド化合物(式II
a)は、その製造に際して用いられる媒体への溶解度の
低い結晶性固体物質であり、周知の方法、例えば濾過又
は傾斜により回収できる。このアルコラートは、一般に
加熱を伴う従来の操作法によりアルカノールを除去する
ことによって、錯体アルコキシドプロ触媒前駆体(式I
I)に変換される。特に満足すべき方法は、炭化水素又
はハロゲン化炭化水素溶剤を用いる共沸蒸留による方法
である。式IIの錯体アルコキシドが可溶であり、かつア
ルカノールがそれと共沸混合物を形成する溶剤が有用で
ある。炭化水素の例はイソオクタンであり、ハロゲン化
炭化水素の例はクロロベンゼンである。共沸溶剤は、存
在するアルカノールより過剰量で添加され、得られた混
合物を加熱してアルカノールを共沸により除去する。得
られる錯体アルコキシドプロ触媒前駆体は、過剰の共沸
溶剤中で、共沸混合物の沸点においても、また周囲温度
に冷却する際にも、透明溶液を形成する。この溶液はプ
ロ触媒前駆体として役立つことができ、下記のようにし
てプロ触媒に変換することができる。
【0015】オレフィン重合用プロ触媒前駆体は、4価
チタンのハロゲン化物、所望によりハロゲン化炭化水素
及びEDと接触させることによりプロ触媒に変換するこ
とができる。4価チタンのハロゲン化物は、アリールオ
キシ−又はアルコキシ−ジ−又はトリハライド、例えば
ジエトキシチタンジクロリド、ジヘキシルオキシチタン
ジブロミド、イソプロピルオキシチタントリクロリド又
はフェノキシチタントリブロミド、あるいはテトラハロ
ゲン化チタン、例えばTiC14又はTiBr4であって
よい。テトラハロゲン化チタン、特にTiC14が好ま
しい。
【0016】プロ触媒の製造に所望により用いられるハ
ロゲン化炭化水素は、好適には12個まで、好ましくは
9個までの炭素原子を有し、少なくとも1個のハロゲン
原子を含有するか、あるいは脂肪族ハロゲン化炭化水素
の場合は少なくとも2個のハロゲンを含有する。脂肪族
ハロゲン化炭化水素の例には次のものが包含される。C
2Cl2、CH2Br2、CHCl3、CCl4、1,2−
ジブロモエタン、1,1,3−トリクロロプロパン、
1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロシクロヘキ
サン、ジクロロフルオロメタン及びトリクロロイソオク
タン。好適に用いられる芳香族ハロゲン化炭化水素に
は、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ジクロロベンゼ
ン及びクロロトルエンが包含される。脂肪族ハロゲン化
炭化水素のうち、CCl4及び1,1,2−トリクロロ
エタンが好ましいが、クロロベンゼンが特に好ましい。
【0017】プロ触媒において用いられる電子供与体
は、チタンを基礎とするオレフィン重合用触媒に従来用
いられるEDである。EDは活性水素不含であってよ
い。好適な電子供与体の例には次のものが包含される。
エーテル類、エステル類、ケトン類、アミン類、イミン
類、アミド類、ニトリル類、ホスフィン類、スチビン
類、アルシン類及びアルコラート類。好ましいEDはエ
ステル、特に芳香族モノカルボン酸又はジカルボン酸の
アルキルエステルである。好ましいEDは安息香酸エチ
ル、p−エチル安息香酸エチル及びフタル酸ジイソブチ
ルである。EDは化合物の混合物であってよいが、単独
化合物が好ましい。安息香酸エチル及びフタル酸ジイソ
ブチルが好ましい。
【0018】プロ触媒前駆体、4価チタンのハロゲン化
物、ハロゲン化炭化水素(用いる場合)及びEDを接触
させる方法は、重要ではあるが決定的ではない。EDを
プロ触媒前駆体に添加し、得られた混合物を4価チタン
のハロゲン化物の少なくとも一部分に添加すると、最良
の結果が得られる。また4価チタンのハロゲン化物を、
プロ触媒前駆体及びEDの混合物に添加することもでき
る。他の変法も適するが、あまり好ましくない。得られ
た固体を、典型的には追加の4価チタンのハロゲン化物
とハロゲン化炭化水素との50/50容量比混合物で少
なくとも1回、多くの場合2回以上洗浄する。しばしば
ハロゲン化と呼ばれるこの洗浄工程は、多くの場合、酸
ハロゲン化物、特に芳香族酸ハロゲン化物、例えば塩化
ベンゾイル又は塩化フタロイルを追加的に存在させるこ
とによって促進される。4価チタンのハロゲン化物及び
ハロゲン化炭化水素との接触に続いて、得られた固体プ
ロ触媒を軽質炭化水素で洗浄して、未反応チタン化合物
を除去することができる。
【0019】好ましい変更態様において、EDとプロ触
媒前駆体との初期接触は、ほぼ室温〜約150℃の温度
において行われる。これらの物質を室温で混合すること
が好ましい。充分な量の4価チタンのハロゲン化物及び
任意の酸ハロゲン化物を用いて、プロ触媒前駆体のアニ
オン部分の実質的部分をハロゲン化物部分に変換する。
EDとプロ触媒前駆体中に存在するMgとのモル比を約
0.01:1〜約10:1、好ましくは約0.06:1
〜0.4:1にするのに充分なEDが用いられる。最終
洗浄により、O2及び活性水素化合物の不在下で乾燥す
る際に安定であるプロ触媒、あるいは乾燥することなく
助触媒及びSCAとの反応によりオレフィン重合用触媒
を形成する際に有用であるプロ触媒が生成する。
【0020】助触媒は、チタンを基礎とするプロ触媒と
共に高活性オレフィン重合用触媒の製造に通常用いられ
るタイプの有機アルミニウム化合物である。好適な有機
アルミニウム化合物は、アルキルアルミニウム化合物、
例えばトリアルキルアルミニウム化合物、アルキルアル
ミニウムハライド化合物及びアルキルアルミニウムアル
コキシド化合物であって、これらの各アルキルは独立し
て2〜6個の炭素原子を有する。好ましいアルキルアル
ミニウム化合物は、ハロゲン化物部分を含有せず、特に
好ましいものはトリアルキルアルミニウム化合物、例え
ばトリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウ
ム及びジエチルヘキシルアルミニウムである。トリエチ
ルアルミニウムが殊に好ましい。有機アルミニウム化合
物は好適には、プロ触媒中のチタン1モルに対し約1モ
ル〜約150モルのアルミニウム、好ましくはチタン1
モルに対し約10モル〜約100モルのアルミニウムを
与えるのに充分な量で用いられる。
【0021】触媒製造に用いられるSCAは、チタンを
基礎とするオレフィン重合用触媒に利用される任意の普
通のものであってよい。好適なSCAは、ED、例えば
プロ触媒製造に用いられる前記のものであるが、次式 R’qSi(OR)4-q (式中、R’は10個までの炭素原子を有するアルキル
又はアリールであり、Rは前記の意味を有し、qは1又
は2である) で表される有機シランであってもよい。好ましいSCA
は、芳香族有機酸エステル、例えばp−エチル安息香酸
エチル、フタル酸ジイソブチル又はp−メチル安息香酸
エチル、あるいはアルキルアルコキシシラン、例えばジ
イソブチルジメトキシシラン、イソプロピルトリメトキ
シシラン又はシクロヘキシルメチルジメトキシシランで
ある。プロ触媒中のチタン1モルに対し約0.01モル
〜約100モルのSCA、好ましくはチタン1モルに対
し約0.5モル〜約20モルのSCAを与えるようにS
CAを供給することが好適である。
【0022】オレフィン重合用触媒の成分を、主として
従来公知の方法により接触させる。一つの変更態様にお
いて、重合帯域の外部で例えば成分を混合することによ
り接触させ、予め形成された触媒を重合反応器中に導入
する。別の変更態様においては、触媒成分を別個に重合
反応器中に導入し、触媒をその場で形成させる。このオ
レフィン重合用触媒は、低級α−オレフィンの重合条件
下での重合、特に4個までの炭素原子を有する直鎖状α
−オレフィン、すなわちエチレン、プロピレン及び1−
ブテンの重合に有用である。本発明の重合方法の操作
は、本発明の錯体プロ触媒前駆体から製造された触媒を
使用することによって、良好な特性を有するポリオレフ
ィン生成物を大量に提供する。このことは本触媒の高い
活性を反映するものである。重合生成物は、反応器に1
種だけのα−オレフィンを提供する場合には単独重合
体、例えばポリエチレン又はポリプロピレンである。あ
るいは、重合反応器に2種又は3種以上の単量体を供給
する場合には共重合体(又は三元共重合体)、例えばE
PR又はポリプロピレン耐衝撃性共重合体でありうる。
【0023】重合は、1個又は2個以上の流動触媒床を
用いる気相法として、あるいは希釈剤として不活性物
質、例えばプロパン又は重合の液化単量体例えばプロピ
レンを用いるスラリー相法として行うことができる。重
合体生成物の分子量、したがってある程度までは生成物
の特性は、この技術分野で知られているように、重合系
に分子状水素を供給することにより影響を受ける。本方
法は回分的に、あるいは連続的又は半連続的手段で実施
することができる。
【0024】
【実施例】本発明を以下の実施例を参照してさらに説明
する。実施例において、触媒の生産性(「収率」とも呼
ばれる)は、1時間の標準回分法において触媒1g当り
の重合体生成物のKgとして測定される。触媒の立体特
異性、具体的にはアイソタクチック選択性は、米国食品
医薬品局の規定に従って、キシレン可溶物(XS)を測
定することにより決定される。XSについての試験は、
フラスコ中で重合体試料をキシレンに還流下に溶解させ
ることからなる。次いでフラスコを、25℃で水浴中に
1時間、攪拌することなく静置する。次いで生成した沈
澱を濾過により除去し、濾液のアリコートを蒸発させた
のち、残査を乾燥して洗浄することにより、可溶物含量
を測定する。キシレン可溶物は、主として非晶質(アタ
クチック)重合体と少量の低分子量重合体から成る。重
合体生成物の嵩密度(BD)はg/cm3として測定さ
れる。
【0025】実施例I(プロ触媒前駆体) A.マグネシウムエトキシド(15g、131ミリモ
ル)、Ti(OC25215g(66ミリモル)及び
エタノール33.3gを、100℃の油浴中で一夜攪拌
した。追加のエタノール33.3gを加え、1時間攪拌
したが溶液は生成しなかった。トリエチルボレート
(9.6g、66モル)を加えると、数分の加熱で溶液
が得られた。攪拌した溶液を室温に冷却すると沈澱が形
成された。この沈澱を濾過により回収し、エタノールで
洗浄し、流通窒素中で乾燥した。透明な斜方晶結晶2
0.8gが得られた。分析:Mg 5.7%、Ti 1
0.5%、B0.4%。 B.マグネシウムエトキシド(60g、524ミリモ
ル)及びTi(O−iC374 78.2g(275
ミリモル)を135℃の油浴中で加熱しながら希釈剤の
不在下で一夜スラリー化した。得られた灰色スラッシ
を、エタノール168g及びB(OC253 18.
9g(130ミリモル)と共にスラリー化した。100
℃の油浴中で2時間加熱すると、ほとんど透明な溶液が
生成した。一夜冷却した後、沈澱が生成し、これを集
め、エタノールで洗浄し、流通N2中で乾燥したとこ
ろ、湿潤粉末160gが得られた。 C.3リットル容フラスコ中でMg(OC252
88g(1.64モル)、Ti(O−iC374
12g(1.1モル)、エタノール572g及びエタノ
ール中のMg(OC252・1.2B(OC253
3%溶液447g(Mg 0.55モル、B 0.66
モル)をスラリー化した。70℃で一夜攪拌した後、こ
の溶液を冷却すると沈澱が生成した。この沈澱を濾過に
より集め、エタノールですすぎ、流通N2中で簡単に乾
燥したところ、湿った結晶性固体約600gが得られ
た。 D.実施例I.Aの操作により製造した斜方晶結晶(3
7.8g)をクロロベンゼン170g中にスラリー化
し、次いで50gの重量になるまで煮沸した。得られた
溶液は透明かつ安定であった。 E.実施例I.Bの操作により製造したエタノールで湿
った粉末(160g)を、イソオクタン約500g中で
スラリー化し、得られた溶液を319gの重量になるま
で煮沸した。得られたわずかに曇った溶液を中多孔度フ
リットを通して濾過したところ、マグネシウム約3%を
含有する溶液が生成した。 F.実施例I.Cにより製造したエタノールで湿った粉
末(600g)を、イソオクタン1800ml中でスラ
リー化した。得られた混合物を、溶剤約1600mlが
回収されるまで、約69℃〜約93℃の頂部温度で蒸留
した。このわずかに曇った溶液を、中多孔度フリットを
通して濾過したところ、透明溶液963gが生成した。
分析:Mg=1.24ミリモル/ml、Ti=0.83
5ミリモル/ml及びB=<0.1ミリモル/ml。 G.実施例I.D−Fのプロ触媒前駆体を、マグネシウ
ム30〜50ミリモルを提供するのに充分な溶液を用い
て、TiCl4 150ml中で60分間110℃で熟
成させることにより、プロ触媒を製造した。また約40
ミリモル/リットルの濃度を与えるのに充分なフタル酸
ジイソブチルを存在させた。得られた固体生成物を、塩
化フタロイル6ミリモル/リットルを含有するクロロベ
ンゼンとTiC14との50/50容量比混合物150
mlを用いて110℃で洗浄した。次いでこれを、50
/50混合物を用いて110℃で30分間洗浄した。得
られた固体プロ触媒を、イソオクタンを用いて室温で2
回洗浄し、N2中で50℃において乾燥した。
【0026】前駆体溶液と第一洗浄溶液との接触は二つ
の方法により行なった。方法1では、前駆体溶液にフタ
ル酸ジイソブチルを加え、この混合物を攪拌したTiC
4混合物150mlに室温で滴下した。20分後、こ
の混合物を残りの熟成期間110℃に加熱した。方法2
は、前駆体溶液及びEDを、TiC14混合物に加える
前に室温で一夜保持した以外は同様である。H.実施例
I.Gのプロ触媒から、重合用触媒を製造した。助触媒
としてトリエチルアルミニウム、SCAとしてフタル酸
ジイソブチルを用いた。これらの触媒を用いて、プロピ
レンを液体プロピレン中のスラリー相法により重合させ
た。結果を表Iに示す。この表中、「起源」はプロ触媒
前駆体の製造に用いた実施例Iの特定の操作を示し、
「方法」はそれによりプロ触媒が形成される実施例I.
Gの方法を示す。本発明のプロ触媒以外のMg(OC2
52から製造した触媒を用いて得られた結果も示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】触媒の生産性はしばしば選択性と反比例
するので、活性の高い触媒はしばしば立体規則性の低い
重合体生成物を与える。しかし本発明の触媒は、良好な
生産性を示す一方で所望の高い立体特異性を保有してい
るので、充分に良好な特性を有する重合体がかなり大量
に得られ、抽出及び脱灰工程を必要としない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 07/600 781 (32)優先日 平成2年10月22日(1990.10.22) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 07/600 898 (32)優先日 平成2年10月22日(1990.10.22) (33)優先権主張国 米国(US) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 10/00 - 10/14 C08F 110/00 - 110/14 C08F 210/00 - 210/18 C08F 4/00 - 4/82

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネシウムアルコキシド、チタンアル
    コキシド及びトリアルキルボレート化合物をアルカノー
    ルを含む溶媒中で20〜180℃の高められた温度で接
    触させ、生じたプロ触媒前駆体を回収する(ここに、各
    アルコキシド又はアルキルはC1〜C4アルコキシド又は
    1〜C4アルキルである)ことを特徴とする、マグネシ
    ウム部分、チタン部分及びアルコキシド部分を含有する
    オレフィン重合用プロ触媒前駆体の製造方法。
  2. 【請求項2】 チタンアルコキシドがチタンテトラアル
    コキシドである請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 マグネシウムアルコキシドがマグネシウ
    ムジエトキシドであり、チタンテトラアルコキシドがチ
    タンテトラエトキシドである請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 トリアルキルボレートがトリエチルボレ
    ートである請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前駆体がアルカノールを除去することに
    より回収される請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 アルカノールが炭化水素又はハロ炭化水
    素との共沸蒸留により除去される請求項5に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の方法に
    従って製造されたオレフィン重合用プロ触媒前駆体。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のプロ触媒前駆体をテト
    ラハロゲン化チタン、電子供与体及び随意のハロ炭化水
    素と接触させることにより得られることを特徴とする、
    固体オレフィン重合用プロ触媒。
  9. 【請求項9】 テトラハロゲン化チタンが四塩化チタン
    である請求項8に記載のプロ触媒。
  10. 【請求項10】 電子供与体が芳香族モノカルボン酸又
    はジカルボン酸のアルキルエステルである請求項8に記
    載のプロ触媒。
  11. 【請求項11】 電子供与体が芳香族モノカルボン酸又
    はジカルボン酸のアルキルエステルである請求項9に記
    載のプロ触媒。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載のプロ触媒を有機アル
    ミニウム化合物助触媒及び選択率調節剤と接触させるこ
    とにより得られるオレフィン重合用触媒。
  13. 【請求項13】 助触媒がトリアルキルアルミニウム化
    合物である請求項12に記載のオレフィン重合用触媒。
  14. 【請求項14】 選択率調節剤が式:R'qSi(OR)
    4-q(式中、R'は10個までの炭素原子を有するアルキ
    ル又はアリールであり、Rは4個までの炭素原子を有す
    るアルキルであり、qは1又は2である)の有機シラン
    である請求項12に記載のオレフィン重合用触媒。
  15. 【請求項15】 4個までの炭素原子を有する低級α−
    オレフィンを重合させるにあたり、少なくとも1種の低
    級α−オレフィンを重合条件下に請求項12に記載の触
    媒と接触させることからなる低級α−オレフィンの重合
    方法。
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