JP3250640B2 - プラグ形漏電遮断器 - Google Patents

プラグ形漏電遮断器

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JP3250640B2 JP19358194A JP19358194A JP3250640B2 JP 3250640 B2 JP3250640 B2 JP 3250640B2 JP 19358194 A JP19358194 A JP 19358194A JP 19358194 A JP19358194 A JP 19358194A JP 3250640 B2 JP3250640 B2 JP 3250640B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、漏電遮断器に電源コ
ンセントに差し込むプラグを一体構成したプラグ形漏電
遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の漏電遮断器として、特公平4−
39169号公報に記載されたものがある。この漏電遮
断器は、主回路を流れる漏電を検出する漏電検出ブロッ
クと、この漏電検出ブロックからの信号にて駆動されて
主回路に挿入されている接点を開成するリレーと、一端
を上記接点と接続され他端が負荷と接続される端子ブロ
ックと、表面にアースターミナルを突設したコンセント
の栓刃挿入口に挿入接続して電源を受ける栓刃とをハウ
ジング内に収納配設して漏電遮断器本体を形成した構成
となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなプラグ形漏
電遮断器は、例えば一般家庭の手洗い所に設備される温
水洗浄便座などの電源に用いられているが、量産により
安価に提供される性格のものであり、必要な漏電保護機
能を維持しつつも低コストであることが要求される。し
たがって、その製作工程においては配線作業や組立作業
が簡単であり、ひいてはこれらの作業の自動化が容易で
あることが望まれる。そのためには、リード線(可撓導
線)を引き回す配線や、ねじ締めを伴う部品の固定はで
きるだけ少なくする工夫が必要である。そこで、この発
明は、リード線による配線作業や部品のねじ締め作業を
少なくしてコストの低減を図ったプラグ形漏電遮断器を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、各構成部間の導通は形状の定まらない
リード線の使用をできるだけ避けてリジッドな導体を介
して行うこと、及びはんだ付けにより電気的な接続と機
械的な保持とを同時に達成できるようにすることを基本
として、以下の各手段を講じるものである。すなわち、
この発明は、漏電遮断器に電源コンセントに差し込むプ
ラグを一体構成したプラグ形漏電遮断器において、イン
サート成形によりケースに固着した前記プラグの刃を延
長してZCTを貫通させたるとともに、主回路を開閉す
るリレーを搭載した主回路プリント板を設け、この主回
路プリント板にZCTの2次出力を増幅して前記リレー
のコイルを励磁する増幅部を搭載した増幅回路プリント
板を連結インサート成形によりケースに固着したプラグ
の刃を延長してZCTを貫通させるものとする(請求項
1)。
【0005】その場合、ZCTを貫通させたプラグの刃
の延長部の先端と主回路プリント板とは成形導体を介し
て接続するのがよい(請求項2)また、負荷側端子は
主回路プリント板に結合するのがよい(請求項3)。更
に、負荷側端子には分岐導体を一体形成して、この分岐
導体を増幅回路プリント板上のテスト回路導体パターン
に直に接続するのがよい(請求項4)更にまた、リレ
ーを搭載した主回路プリント板とこれに結合した増幅回
路プリント板とはケースとこれを覆うカバーとで挟んで
保持するのがよい(請求項5)
【0006】
【作用】特公平4−39169号公報に記載された従来
構成においては、ねじでベースに固定したプラグの刃に
主回路のリード線を接続し、このリード線を1次導体と
してZCTに通すようにしている。しかし、不定型のリ
ード線をZCTに通す作業は面倒で手間が掛かるもので
ある。そこで、この発明においては、プラグの刃をイン
サート成形によりケースに固着してねじ締めを不要にす
る一方、このプラグの刃を延長してZCTを貫通させる
構成とする。これにより、ケースの内側に突出したプラ
グの刃の延長部にZCTの貫通孔を嵌め合わせるだけで
1次導体をZCTに通すことができ、組立作業がきわめ
て簡単となる。
【0007】また、上記した従来構成においては、主回
路を開閉するリレーをベースにねじで固定し、ZCTを
通した上記主回路リード線をこのリレーの可動接点端子
に接続する一方、ZCTの2次出力を増幅してリレーの
コイルを励磁する増幅部とコイル端子との間をリード線
を介して接続し、また増幅部の制御電源もプラグの刃か
らリード線を介して取り入れている。しかし、これらの
ねじ締め作業及び接続作業もまた煩雑で手間の掛かるも
のである。そこで、この発明においては、上記増幅部を
搭載した増幅回路プリント板の他に、リレーを搭載した
主回路プリント板を別途設け、これに増幅回路プリント
板を連結する構成とする。
【0008】これにより、リレーを主回路プリント板に
はんだ付けすることで、リレーの機械的な固定、並びに
リレーの可動・固定接点端子と主回路との接続及びコイ
ル端子とリレー励磁回路との接続を同時に行い、また主
回路プリント板に増幅回路プリント板を連結すること
で、増幅部の電源端子部と主回路との接続及び増幅部の
出力端子部とリレー励磁回路との接続を同時に行うこと
が可能となり、ねじ締めやリード線を引き回して接続す
るなどの面倒な作業が不要となる。その場合、ZCTを
貫通させたプラグの刃の延長部の先端と主回路プリント
板との接続を成形導体を介して行えば、この成形導体の
一端を予め主回路プリント板に接続しておくことで、主
回路プリント板をケースに挿入した際にその他端をプラ
グの刃の延長部先端に正確に位置させることができ、そ
の間の接続作業が簡単となる。
【0009】また、上記した従来構成においては、リレ
ーの固定接点端子と一体の負荷側端子はねじでベースに
固定している。しかし、この発明においては、負荷側端
子は主回路プリント板に結合し、これにより機械的な固
定と主回路に対する電気的な接続とを同時に行い、その
際、更に負荷側端子に分岐導体を一体形成して、この分
岐導体と主回路プリント板に連結した増幅回路プリント
板上のテスト回路導体パターンとを直に接続して、作業
を一層簡便なものとする。そして、リレーを搭載した主
回路プリント板とこれに連結した増幅回路プリント板と
はケースとこれを覆うカバーとで挟んで保持する構成と
し、これにより全ての部品の固定は最終的にケースとカ
バーとを結合するねじのみで行えることとする。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図15に基づいてこの発明の実
施例を説明する。まず、図1及び図2は漏電遮断器の全
体構造を示すもので、図1はケースとカバーの側壁を破
断して内部を示した左側面図、図2の(A)は図1のA
−A線から見た内部上面図、(B)はカバーを除いて見
た内部正面図、(C)は下面図である。また、図3及び
図4は上記漏電遮断器の外観を示し、図3は正面図、図
4の(A)は右側面図、(B)は裏面図である。
【0011】これらの図において、漏電遮断器はモール
ド成形品のケース1、カバー2及び端子カバー3からな
る絶縁箱内に、ZCT4、リレー5を搭載した主回路プ
リント板6、及びZCT4の出力を増幅する増幅部を搭
載した増幅回路プリント板7が収容された構造となって
おり、電流は図示しない電源コンセントに差し込まれた
プラグ8の刃9から接続導体10、リレー5の常閉接点
(b接点)、負荷側端子11及び電源コード12を経て
図示しない負荷(例えば温水洗浄便座)に供給される。
そして、ZCT4により地絡が検出されるとリレー5が
駆動され、上記b接点が開いて電流が遮断される。図3
に示すように、漏電遮断器の正面には銘板シート13が
接着され、その一部にテスト押ボタン部13a、リセッ
ト押ボタン部13b及び漏電表示部13cが構成されて
いる。
【0012】図5は漏電遮断器の回路図である。回路は
プラグ8からZCT4を貫通し、リレー接点5aを経て
負荷側端子11に至る主回路と、ZCT4の出力を増幅
してリレー5を駆動する増幅部とからなっているが、主
回路は主回路プリント板6にまとめられ、また増幅部は
増幅回路プリント板7にまとめられている。ここで、漏
電により主回路を流れる電流に不平衡が生じると、ZC
T4の2次巻線に出力が生じる。この出力は駆動IC1
4を介してサイリスタ15のゲートに加えられ、これを
オンさせる。その結果、リレー5のコイル5bが励磁さ
れて主回路に挿入された接点5aが開くと同時に、漏電
表示LED16が点灯する。増幅部の電源は、主回路か
ら入力されるダイオードスタック17により構成されて
おり、その入力側の線間にはバリスタ18が接続されて
いる。
【0013】作動した漏電遮断器をリセットするには、
リセットスイッチ19をオンする。これにより、コンデ
ンサ20の放電電流が逆方向に流れ、サイリスタ15が
オフする。また、漏電遮断器の動作をテストするにはテ
ストスイッチ21をオンし、相間を短絡してZCT4を
貫通するテスト巻線に電流を流す。これにより、ZCT
4に模擬的に2次出力が生じ、回路が正常であれば漏電
発生時と同様に漏電遮断器が作動する。それでは、この
ような漏電遮断器の各部の構成について、以下に更に詳
細に説明する。
【0014】図6及び図7はケース1を示すもので、図
6の(A)は正面図、(B)はそのB−B線に沿う断面
図、(C)は同じくC−C線に沿う断面図、図7の
(A)は背面図、(B)はその右側面図である。これら
の図において、ケース1は底板22の周囲に周壁23が
巡らされた方形箱形の容器であるが、後述するように電
源コード12の端子部が収容される下部は門形に切り欠
かれ、空間24となっている。そして、この空間24と
ケース1の内部空間とは周壁の左右に渡る区画壁25に
より仕切られている。空間24は端子カバー3の取り付
けにより補完されるが、図7(A)に示すようにケース
1の背面には端子カバー3の後述する縁壁を受け入れる
溝26が空間24の周囲を巡るように設けられている。
【0015】周壁23の外側には背の低いもう一つの周
壁27が溝28を隔てて平行に巡らされている。この周
壁27は周壁23の外側に重ねて被せられるカバー2の
端面を受けるものであるが、その際に溝28にはカバー
2の合わせ面の縁壁が後述するように嵌合する。周壁2
7は左右の一部が逆台形状に切り欠かれ、この部分に位
置するように周壁23の側面にカバー2を係止するため
の断面3角の突起23aが形成されている。なお、ケー
ス1の上部には溝28の底部に左右2個の横長の排水穴
28aがあけられているが、その目的については後述す
る。
【0016】底板22はその一部分22aが内側に方形
状に持ち上げられ、背部に下部が開口した空間29を形
成している。この部分22aには後述するようにリレー
5が支持され、また空間29は電源コンセントに付属す
るアース端子などの突起物の逃げともなる。底板22の
上部には、プラグ8の左右一対の刃9がインサート成形
により固着されている。刃9は図示しない電源コンセン
トに対する差込み部9aとこれより幅の狭い延長部9b
とからなり、直角に2回屈曲されたこれらの接続部分で
底板22内に埋め込まれている。延長部9bの先端は接
続導体10の接続のために断面が小さくなっている。ま
た、図6(B)から分かるように、延長部9bの高さに
は差があり、接続導体11をその先端に接続したときに
接続部間に大きな相間距離が得られるようになってい
る。
【0017】ところで、ケース1の内側にはケース収容
部品を支持ないしは位置決めする種々の突起や溝が底板
22と一体に設けられているので、図6に基づいてこれ
らについて説明する。刃9の延長部9bを囲んで背の低
い円柱状の突起30が3個ある。これはZCT4を支持
するものである。その下側に背の高い円柱状の突起31
が左右に2個ある。これは増幅回路プリント板7を支持
するものである。底板22の持上げ部22a上に方形の
範囲を囲うように角柱状の背の低い突起32が4個あ
り、背の高い突起32が1個ある。更に、図6(A)の
左側の突起31の下側面に角柱状の突部31aがある。
これらは、持上げ部22aに支持されるリレー5をその
内側に位置決めするものである。突起33はまた、突起
31と同じ高さになっており、これらと一緒に増幅回路
プリント板7を支持する。
【0018】図6(A),(B)において、底板22の
左端には同一線上の上下2個の溝34が櫛歯状に左右に
並んでいる。これらには2本の接続導体10ががそれぞ
れ支持される。底板22における持上げ部22aの左側
には隙間35を隔てて薄板状の突起36がある。その隙
間35には主回路プリント板6が挟み込まれる。突起3
6の下方には区画壁25とも一体に、隙間37を隔てて
左右一対の薄板状の突起38があり、また区画壁25の
左端には平角形の溝39がある。これらの隙間37及び
溝39には左側の負荷側端子11が挿入される。図6
(A),(C)において、突起38の右側には区画壁2
5と一体に左右一対の角柱状の突起40がある。また、
突起40の右側には区画壁25と平行に隙間41を隔て
て薄板状の突起42があり、区画壁25の右端には平角
形の溝43がある。これらの突起40には右側の負荷側
端子11の基部が支持され、更にその隣接部が隙間41
及び溝43に挿入される。
【0019】ケース1の説明を終り、次にカバー2につ
いて説明する。図8及び図9はカバー2を示すもので、
図8の(A)は左側面図、(B)は正面図、(C)は下
面図、図9の(A)は内面図、(B)はそのB−B線に
沿う断面図、(C)は同じくC−C線に沿う断面図であ
る。これらの図において、カバー2は前面板46の周囲
に周壁47が巡らされた方形箱状で、周壁47の端面
(ケース1との突き合わせ面)にはケース1の溝28と
嵌合する薄肉の縁壁47aが形成されている。また、周
壁47は左右の一部にケース1の周壁27の逆台形状の
切欠と嵌合する耳片47bが形成され、この部分にはケ
ース1の周壁23における突起23aが嵌入する長方形
の窓穴48が設けられている。そして、耳片47bの近
傍で周壁47の両側面には数条の指掛け用の突条47c
が形成されている。更に、周壁47aは下部の一部が切
り欠かれ、この部分に電源コード12をカバー2に固定
する軟質樹脂からなるコンジット49(図1)と嵌合す
る馬蹄形のフランジ50が一体形成されている。
【0020】カバー2の前面板46には、これに接着さ
れる銘板シート13(図3)の押ボタン部13a及び1
3bに対応して、押ボタン片51及び52が形成され、
また漏電表示部13cに対応して漏電表示穴53があけ
られている。押ボタン片51,52は正方形状の押圧部
51a,52aと短冊状の可撓部51b,52bとから
なり、これらはその輪郭に沿うスリット54により前面
板46から切り抜き形成され、可撓部51b,52bの
基部で前面板46とつながっている。押圧部51a及び
52aの裏面は図9(A),(B)に示すように円形に
盛り上げられ、この部分でリセットスイッチ19及びテ
ストスイッチ21の後述する可動接点を押圧操作するよ
うになっている。押圧部51a,52aをスリット54
を介して囲む前面板46の切り抜き面は、正面側が図8
(A)及び図9(B)に示すように面取りされている。
この面取り部46aを設けた理由については後述する。
【0021】一方、図9に示すように、前面板46の裏
面には、押ボタン片51,52の両側に左右一対の板状
の突起55が設けられ、またその内側に円柱状の2個の
突起56が斜め配置で設けられている。これらの突起5
5,56は後述するように、カバー2の内面に近接する
増幅回路プリント板7の上面に接し、これらの間隔を規
制するものである。また、フランジ50の上方位置には
左右一対の6角穴57が設けられ、またそれらの間の円
柱状の突部58にねじ穴59が設けられている。6角穴
57内には後述するように電源コード12の端子を負荷
側端子11に締め付けるための6角ナットが嵌め込ま
れ、またねじ穴58には端子カバー3をカバー2に締め
付けるねじがねじ込まれる。
【0022】カバー2の説明を終り、端子カバー3の説
明に移る。図10は端子カバー3を示すもので、(A)
は左側面図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)
は背面図、(E)は(B)のE−E線に沿う断面図、
(F)は同じくF−F線に沿う断面図である。図におい
て、端子カバー3はケース底板22の下部切欠を補完す
る底板61に同じく周壁23及び27を補完する板壁6
2及び63が立ち上げ形成された形状となっているが、
底板61の大部分61aはケース底板22の空間29に
連続する上部が開口した空間64を形成するために方形
状に持ち上げられている。そして、持上げ部61aの中
央にはカバー2の突部58に突き合わされる円柱状のボ
ス部65が設けられ、その中心にねじを通す丸穴66が
あけられている。また、底板61の周囲にはその輪郭に
沿って、ケース底板22の背面の溝26に嵌合する縁壁
61bが巡らされている。一方、板壁63にはカバー2
のフランジ50と突き合わされて、コンジット49の方
形端部と嵌合する門形のフランジ67が一体に設けら
れ、また板壁63の左右端面にはこれと突き合わされる
ケース周壁27の端面の突条27a(図6)と嵌合する
条溝63aがケースされている。
【0023】図11はケース1に端子カバー3を組み合
わせた状態を示すもので、(A)は正面図、(B)は底
面図である。端子カバー3はケース1にその背面から挿
入され、ケース1の溝26(図6)に端子カバー3の縁
壁61bが嵌合している。この状態でケース1の周壁2
3及び27と端子カバー3の板壁62及び63とは互い
に突き合わされ、隙間なく連続している。また、ケース
1の背面の空間29(図6(C))と端子カバー3の背
面の空間64(図10(E))も互いにつながり、連続
した空間を形成している。
【0024】以上で絶縁箱関係の説明を終り、次にプリ
ント板関係の説明に移る。図12はリレー5を搭載した
主回路プリント板6に接続導体10及び負荷側端子11
を結合したユニット(以下、主回路ユニットという)を
示すもので、(A)は上面図、(B)は左側面図、
(C)は正面図、(D)は底面図である。図において、
各極に1つのb接点を持つ2極式のリレー5の固定接点
端子5c、可動接点端子5d及びコイル端子5eは、主
回路プリント板6に差し込まれている。ここで、主回路
プリント板6の上端部(図12(B)の右端部)には後
述するように増幅回路プリント板7の基板の連結穴と嵌
合する連結突部6a及び6bが櫛歯状に形成されてい
る。そして、プリント板6上には固定接点端子5cの差
込み部から電源回路導体パターンが形成され、またコイ
ル端子5eの差込み部からリレー励磁回路導体パターン
が形成されていて、それらの端子部68及び69は連結
突部6a及び6bに臨んで配置されている。
【0025】一方、固定接点端子5c及び可動接点端子
5dの各突出端には、接続導体10の一方の端部及び負
荷側端子11の接続端部がそれぞれ図では見えない穴を
介して嵌め込まれ、はんだ付けにより結合されている。
また、コイル端子5eの突出端は基板上の導体パターン
69にはんだ付けされている。これらのはんだ付けによ
り、主回路プリント板6に対するリレー5、接続導体1
0、負荷側端子11の機械的な結合と、リレー5の固定
接点端子5cと接続導体10及び導体パターン68との
間、可動接点端子5dと負荷側端子11との間、コイル
端子5eと導体パターン69との間の電気的な接続とが
同時に行われている。
【0026】接続導体10は丸棒導体から図示形状に成
形されたもので、扁平に成形された両端部には穴加工が
施され、図12(C)に示すようにプラグ刃延長部9b
に接続される端部10aの穴70は延長部9a先端の断
面形状に嵌合する角形となっている。一方、負荷側端子
11は板導体から打抜き成形され、電源コード12が接
続される端子部11aには端子ねじが通る丸穴71があ
けられている。また、各負荷側端子11からは分岐導体
11bが一体形成され、上方に向かって立ち上げられて
いる。この分岐導体11bは増幅回路プリント板7上の
テスト回路と主回路とを結ぶもので、後述するように主
回路プリント板6に増幅回路プリント板7を連結する際
に同時にこれに接続される。
【0027】図13は増幅回路プリント板7を示すもの
で、(A)は正面図、(B)は裏面図、(C)は(A)
のC−C線に沿う断面図である。プリント板7上にはリ
セットスイッチ19、テストスイッチ21(図13
(A))、駆動回路IC14、サイリスタ15、漏電表
示LED16、ダイオードスタック17、バリスタ1
8、コンデンサ20(図13(B))や各種抵抗類が搭
載され、プリント配線により図5に示した回路が構成さ
れている。プリント板7の正面左側には主回路プリント
板6の連結突部6a及び6bにそれぞれ対応する連結穴
72及び73があけられている。そして、連結穴72及
び73の縁部に臨んで、一部分のみを示した電源回路導
体パターンの端子部74、及びリレー励磁回路導体パタ
ーンの端子部75が主回路プリント板6上の端子部68
及び69にそれぞれ対応するように配置されている。
【0028】また、プリント板7の下部左寄りには、負
荷側端子11の分岐導体11aに対応して2つの接続穴
76があけられ、これを囲んでテストスイッチ21に至
るテスト回路導体パターンの端子部77が配置されてい
る。更に、プリント板7の右端上部にはZCT4のリー
ド線の両端部が挿入される2個の接続穴78があけら
れ、これを囲んでZCT出力回路導体パターンの端子部
79が配置されている。更にまた、プリント板7の左端
にはZCT4を貫通して配線されるテスト巻線の両端部
が挿入される2個の接続穴80が上下に分けてあけら
れ、これを囲んでテスト回路導体パターンの端子部81
(下部は端子部77と共通)が配置されている。なお、
プリント板7の左端下部のかぎ形の穴82は、プリント
板7と重なる負荷側導体11の一部11c(図12
(C))を逃げるためのものでる。
【0029】リセットスイッチ19とテストスイッチ2
1とは同一構造で、図13(C)に示すように、固定接
点83はプリント板7上に形成されたはんだ面のみで構
成され、これと接離する可動接点84は一端でプリント
板7に保持されている。固定接点83を図示の通りはん
だ面のみで構成すれば、別部品の固定接点を取り付ける
よりもスイッチ19,21を薄形にでき、かつ部品を削
減できる。図14は可動接点84を拡大して示したもの
で、(A)は側面図、(B)は正面図である。可動接点
84はばね性のある導電薄板からなり、U字形の保持部
84aの前後に可撓部84bと端子部84cとが設けら
れ、可撓部84bの先端には固定接点83と接触する突
部84dが押し出し成形されている。この可動接点84
は保持部84aがプリント板7にあけられた角穴85
(図13(C))に正面から押し込まれ、端子部84c
が丸穴86を介してプラグ7上の導体パターンにはんだ
付けされて固定されている。
【0030】最後に、図15は銘板シート13を示し、
(A)は正面図、(B)はそのB−B線に沿う拡大断面
図である。銘板シート13は厚さ 0.1mm程度の弾性の
ある樹脂フィルムからなり、カバー2の押ボタン片押圧
部51a及び52aにそれぞれ対応するように、テスト
押ボタン部13a及びリセット押ボタン部13bが図1
5(B)に示すような正方形状に押し出し成形され、ま
た増幅回路プリント板7上の漏電表示LED16に対応
するように漏電表示部13cが透光性の乳白色に形成さ
れている。その他の範囲は適宜の着色でデザインされ、
その上に図示の文字や記号が印刷されている。押ボタン
部13a,13bは押ボタン片押圧部51a,52aよ
り僅かに大きいが、その辺縁はカバー前面板46の面取
り部46aのやや内側に位置するようになっている。こ
の銘板シート13は、押ボタン部13a,13b及び漏
電表示部13cの範囲を除いて塗布された接着剤により
カバー2の前面に貼り付けられる。
【0031】以上で各部構成の説明を終り、これら各部
の組立順序を再び図1及び図2を参照しながら以下に説
明する。漏電遮断器の組立には、まずZCT4の貫通孔
にテスト巻線87(図2(B))を挿通した上で、これ
をその貫通孔を介して図6に示したケース1内のプラグ
刃延長部9bにリード線4a(図2(B))を右向きに
して嵌め合わせ、3個の突起30上に載せる。次いで、
図12の状態に予め部分組立しておいた主回路ユニット
をケース1に挿入し、リレー5を突起32,突部31a
で位置合わせしながら底板持上げ部22a上に載せ、同
時に接続導体10の中間部を溝34に挿入し、主回路プ
リント板6の負荷側角部を隙間35に挿入し、左側の負
荷側端子11を隙間37及び溝39に挿入し、右側の負
荷側端子11を隙間41及び溝43に挿入する。そし
て、この状態で接続導体10の端部10aはプラグ刃延
長部9bに対向するので、これを穴70を介してその先
端に嵌め込んではんだ付けする。
【0032】次いで、図13の増幅回路プリント板7の
端子部79及び77,81にZCTリード線4a及びテ
スト巻線87を先にはんだ付けし、続いてこの増幅回路
プリント板7を連結穴72,73を介して主回路プリン
ト板6の連結突部6a,6bに嵌め込み、また接続穴7
6を介して負荷側端子11の分岐導体11bに嵌め込ん
で、これらの間をはんだ付けする。これにより、増幅回
路プリント板7は主回路プリント板6に直交するように
機械的に結合され、同時に電源回路導体パターンの端子
部68と74との間、リレー励磁回路導体パターンの端
子部69と75aとの間、負荷側端子11の分岐導体1
1bとテスト回路導体パターン端子部77との間の電気
的な接続が行われる。
【0033】次いで、上記ケース1には、前面に銘板シ
ート13を貼り付けた図9のカバー2をケース1に装着
する。その際、ケース1の隙間28にカバー2の縁壁4
7aを挿入し、また弾性変形させながら押し込んだ耳辺
47bを窓穴48を介してケース1の突起23aに係止
させる。この状態でカバー2の内側の突起55及び56
は増幅回路プリント板7に接し、その前面とカバー2の
内面との間隔を規制するとともに、主回路ユニットと増
幅回路プリント板7との結合体をケース底板22とカバ
ー前面板46との間に挟んで保持する。また、その場
合、ケース1の背の高い3本の突起31及び33は増幅
回路プリント板7の裏面に接し、これを下支えする。ケ
ース2の装着状態では、図1に示すように押ボタン片5
1,52の押圧部51a,52aはその盛上げ部を介し
てスイッチ19,21の可動接点84を軽く押してい
る。
【0034】カバー2を装着したら全体を裏返し、カバ
ー2の6角穴57に図1に示すようにナット88を挿入
し、電源コード12の圧着端子89及び負荷側端子11
の端子部11aを通して端子ねじ90をナット88にね
じ込み、電源コード12を負荷側端子11に接続する。
そして、電源コード12のコンジット49をカバー2の
フタンジ50に嵌め込む。最後に、端子カバー3をケー
ス1に装着し、丸穴66を通してねじ91(図2
(C))をカバー2のねじ穴59にねじ込むことによ
り、端子カバー3を介してケース1とカバー2とを結合
する。この状態で、端子カバー3のボス部65とカバー
2の凸部58とは、図2(C)に示すように突き合わさ
れる。また、端子カバー3の縁壁61bはケース1の裏
面の溝26に嵌合する。
【0035】以上の構成の漏電遮断器において、ZCT
4を貫通するプラグ刃9の延長部9aを流れる主回路電
流に漏電が生じると、ZCT4の2次出力により増幅回
路プリント板7上のサイリスタ15がオンし、リレー5
のコイル端子5e間が導通して電磁コイル5bが励磁さ
れる。これにより、リレー5の接点5aが開放し、主回
路プリント板6上で固定接点端子5cに接続された接続
導体10と可動接点端子5dに接続された負荷側端子1
1との間の主回路が開路して負荷への電流が遮断され
る。
【0036】その後、銘板シート13上のリセットボタ
ン部13bを押すと、カバー2の押ボタン片52の可撓
部52bが弾性変形して押圧部52aでリセットスイッ
チ19の可動接点84を弾性変形させ、これを固定接点
83に接触させる。その結果、コンデンサ20の放電回
路が形成され、サイリスタ15がオフして漏電遮断器が
不作動状態にリセットされる。また、リセット状態で銘
板シート13上のテストボタン部13aを押すとテスト
スイッチ21が同様にオンし、負荷側端子11の分岐導
体11a間が導通する。これにより、ZCT4に模擬的
な2次出力が生じるが、機能が正常であれば漏電遮断器
が作動する。
【0037】さて、以上述べた漏電遮断器は以下の優れ
た構成を有している。すなわち、まず、インサート成形
によりケース1に固着したプラグ8の刃9を延長し、こ
の延長部9bをZCT4の1次導体としている。したが
って、ケース1から突出する延長部9bにその上方から
ZCT4を嵌め合わせるだけでこれに1次導体を貫通さ
せることができ、ケースにプラグの刃をねじ止めし、こ
れに1次導体となるリード線をはんだ付けし、このリー
ド線の他端を持ってZCTをくぐらせるなどの面倒な作
業が不要である。
【0038】また、リレー5を搭載した主回路プリント
板6と増幅部を搭載した増幅回路プリント板7とを別々
に設け、これらを連結している。そのため、リレー5を
主回路プリント板6にはんだ付けすることで、リレー5
の機械的な固定と、その接点端子5c,5dと主回路と
の接続及びコイル端子5eと励磁回路との接続とが同時
に行え、またプリント板6,7同士を互いにはんだ付け
することで増幅部の電源回路と主回路との接続及び増幅
部の出力回路とリレー5の励磁回路との接続を同時に行
うことができる。したがって、リレーをケースにねじ止
めし、その各端子と主回路及び増幅部との間をリード線
を引き回して配線するなどの面倒な作業が不要である。
【0039】また、ZCT4を貫通させたプラグ刃延長
部9bと主回路プリント板6との間を接続する接続導体
10は導体丸棒の成形品であり形状が不変である。した
がって、その一端を主回路プリント板6に予めはんだ付
けしておくことで、ケース1への主回路プリント板6の
組み込みによってその他端をプラグ刃延長部9bの接続
端に正確に位置させることができ、その間の接続作業が
簡単である。このリジッドな接続導体10は同時にま
た、プラグ刃延長部9bに嵌め合わされたZCT4を軸
方向に押さえて抜止の作用をしている。
【0040】また、負荷側端子11を主回路プリント板
6に結合し、しかもこの負荷側端子11に増幅回路プリ
ント板7に直に接続する分岐導体11aを一体に立ち上
げ形成している。そのため、主回路プリント板6に負荷
側端子11をはんだ付けすることで、その機械的な固定
と主回路との接続が同時に行え、更に主回路プリント板
6に対する増幅回路プリント板7のはんだ付けの際にこ
れに分岐導体11aをはんだ付けすることで主回路とテ
スト回路との接続が同時に行える。したがって、ケース
への負荷側端子のねじ止めや、これと主回路及び増幅部
との間のリード線による配線などの面倒な作業が不要で
ある。更に、図示構成においては比較的小さい主回路プ
リント板6をケース1の底面に垂直に配置してこれに搭
載したリレー5を寝かせ、比較的大きい増幅回路プリン
ト板7を主回路プリント板6に直角に結合してカバー2
の前面に沿わせている。したがって、漏電遮断器の外形
を薄形とすることができ、手洗い所などの狭い場所でも
じゃまにならない。
【0041】上述構成において、リレー5を搭載した主
回路プリント板6に対して接続導体10及び負荷側端子
11を結合したものは、主回路ユニットとして部分組立
しておくことが可能である。したがって、各部を狭いケ
ース内で組み合わせるよりも作業性がよい。そして、こ
の主回路ユニットに増幅回路プリント板7を結合したも
のは一体的な組立体となるので、これをケース1とカバ
ー2の間に挟んで保持し、ケース1とカバー2とを端子
カバー3を介してねじ91で締め付けることにより、こ
の1本のねじ91で全ての部品の固定が達成される。
【0042】プラグ形漏電遮断器は手洗所など水の掛か
りやすい環境で使用されることが多いので、防水に十分
な配慮を施した構造が必要である。そこで、図示漏電遮
断器ではケース1の周縁の溝28にカバー2の縁壁47
aを嵌合させて内部への水の侵入を防いでいるが、しか
も溝28をケース1の下部に開放させるとともにその深
さ寸法を縁壁47aの高さ寸法より大きくして、縁壁4
7が挿入された状態で溝28の底部に空間を残すように
し、ケース1とカバー2との合わせ面から水が侵入した
場合にも前記空間排水通路とし、ケース1の下部に生じ
ている開口92(図2(C))から排出するようにして
いる。
【0043】また、プラグ形漏電遮断器は電源コンセン
トの形状によっては、例えば接地端子との干渉を避ける
ために上下を逆向きにして電源コンセントに差し込まざ
るを得ない場合がある。そこで、その場合の防水対策と
して図示漏電遮断器においては端子カバー3にケース1
の内側の周壁23と隙間なく連続する壁板62を設け、
カバー2と端子カバー3との合わせ面などから侵入した
水を壁板62から周壁23を伝わらせて下部に導き、溝
28の底部に設けた排水穴28aからケース1の背面側
に排出するようにしている。
【0044】図16は漏電遮断器が上述したように上下
逆向きに取り付けられた場合における防水性を更に高め
た端子カバー構造を示すもので、(A)は端子カバーの
底面図、(B)は背面図、(C)はそのC−C線に沿う
断面図である。逆取付けされた漏電遮断器に水が掛か
り、図2に示すように水滴87が漏電遮断器上に滞留す
ると、この水滴87はカバー2と端子カバー3との突き
合わせ面から内部に侵入する危険がある。そこで、図1
6の端子カバー3では、板壁63の上記突き合わせ面近
傍の2箇所に端子カバー3の背面側に開口する排水溝6
3aを設け、水滴87の排出を促している。すなわち、
漏電遮断器上の水滴87が次第に成長してその一部が排
水溝63aに落ち込むと、図17に示すように、水の表
面張力により水滴全体が一気に漏電遮断器の背面側に流
れ出す。従って、水滴87が滞留したまま、カバー2と
端子カバー3との突き合わせ面から内部に侵入するとい
うことがなくなる。
【0045】更に、図示漏電遮断器では銘板シート13
に押ボタン部13a,13bを一体形成し、この部分で
カバー2の押ボタン片51,52を覆って押ボタン部分
を防水構造としているが、押圧操作の際に正方形状に押
し出し成形した押ボタン部13a,13b部分のみを撓
ませようとすると、その隅部にどうしてもしわが生じ
る。そこで、図示構成では銘板シート13の押ボタン部
13a,13bの周辺部が対向する前面板46の切り抜
き面に面取り部46a(図8)を設けて、前記周辺部を
逃げるようにしている。このような面取り部46がある
と、押ボタン部13a,13bを押圧した際に銘板シー
ト13は押ボタン部13a,13bの周辺部分まで同時
に撓むため、上述したしわが発生しない。
【0046】
【発明の効果】以上述べた通り、この発明は、不定型な
リード線の使用をできるだけ避けてリジッドな導体で各
部間の導通を図るとともに、はんだ付けにより機械的な
結合と電気的な接続を同時に達成できる構成としたた
め、配線作業や組立作業が簡便となり、信頼性の高いプ
ラグ形漏電遮断器を安価に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すプラグ形漏電遮断器の
内部側面図である。
【図2】図1の漏電遮断器の(A)はA−A線から見た
内部上面図、(B)は内部正面図、(C)は底面図であ
る。
【図3】図1の漏電遮断器の外観を示す正面図である。
【図4】図1の漏電遮断器の外観を示すもので、(A)
は左側面図、(B)は背面図である。
【図5】図1の漏電遮断器の回路図である。
【図6】図1の漏電遮断器のケースを示し、(A)は正
面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、(C)
は同じくC−C線に沿う断面図である。
【図7】図6のケースの(A)は背面図、(B)はその
右側面図である。
【図8】図1の漏電遮断器のカバーを示し、(A)は左
側面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。
【図9】(A)は図8のカバーの裏面図、(B)は
(A)のB−B線に沿う断面図、(C)は同じくC−C
線に沿う断面図である。
【図10】図1の漏電遮断器の端子カバーを示し、(A)
は左側面図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)
は背面図、(E)は(B)のE−E線に沿う断面図、
(F)は同じくF−F線に沿う断面図である。
【図11】図6のケースに図10の端子カバーを装着した
状態を示し、(A)は正面図、(B)は底面図である。
【図12】図1の漏電遮断器の主回路ユニットを示し、
(A)は平面図、(B)は左側面図、(C)は正面図、
(D)は底面図である。
【図13】図1の漏電遮断器の増幅回路プリント板を示
し、(A)は正面図、(B)は裏面図、(C)は(A)
のC−C線に沿う断面図である。
【図14】図13の増幅回路プリント板上の可動接点を示
し、(A)は側面図、(B)は正面図である。
【図15】図1の漏電遮断器の銘板シートを示し(A)は
正面図、(B)はそのB−B線に沿う拡大断面図であ
る。
【図16】排水溝を設けた端子カバーを示し、(A)は底
面図、(B)は背面図、(C)は(B)のC−C線に沿
う断面図である。
【図17】図16の端子カバーの排水溝から水滴が排出さ
れる様子を示す漏電遮断器の底面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 カバー 3 端子カバー 4 ZCT 5 リレー 6 主回路プリント板 7 増幅回路プリント板 8 プラグ 9 刃 9b 延長部 10 接続導体 11 負荷側端子 11b 分岐導体 12 電源コード 19 リセットスイッチ 21 テストスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上浦 健一 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 江崎 実 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−181843(JP,U) 実開 昭56−85362(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 83/02 H01R 13/713

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】漏電遮断器に電源コンセントに差し込むプ
    ラグを一体構成したプラグ形漏電遮断器において、インサート成形によりケースに固着した前記プラグの刃
    を延長してZCTを貫通させたるとともに、 主回路を開
    閉するリレーを搭載した主回路プリント板を設け、この
    主回路プリント板に前記ZCTの2次出力を増幅して前
    記リレーのコイルを励磁する増幅部を搭載した増幅回路
    プリント板を連結したことを特徴とするプラグ形漏電遮
    断器。
  2. 【請求項2】前記プラグの刃の延長部の先端と前記主回
    路プリント板とを成形導体を介して接続したことを特徴
    とする請求項記載のプラグ形漏電遮断器。
  3. 【請求項3】負荷側端子を前記主回路プリント板に結合
    したことを特徴とする請求項記載のプラグ形漏電遮断
    器。
  4. 【請求項4】前記負荷側端子に分岐導体を一体形成し、
    この分岐導体を前記増幅回路プリント板上のテスト回路
    導体パターンに直に接続したことを特徴とする請求項
    記載のプラグ形漏電遮断器。
  5. 【請求項5】前記リレーを搭載した主回路プリント板と
    これに連結した前記増幅回路プリント板とを前記ケース
    とこれを覆うカバーとで挟んで保持したことを特徴とす
    る請求項〜請求項のいずれかに記載のプラグ形漏電
    遮断器。
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