JP3250440B2 - 音声・映像データ記録・再生装置 - Google Patents

音声・映像データ記録・再生装置

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JP3250440B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の編集装置等
の外部機器から供給される音声・映像データを記録し、
記録した前記音声・映像データを外部機器からの要求に
応じて再生する音声・映像データ記録・再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】以
下、従来技術を説明する。図12は、従来の音声・映像
データ記録・再生装置8の構成例を示す図である。従来
の音声・映像データ記録・再生装置8は、例えば図12
に示すように、ハードディスクアレイ装置あるいは光磁
気ディスク(MO;Magnetic Optical Disc )装置等の
ランダムアクセスが可能な記録媒体(図示せず)に対し
て音声・映像データを記録・再生する記録・再生装置2
4と、RAM204を用いてROM202に記憶されて
いる制御用のプログラムを実行するマイクロプロセッサ
(CPU)、制御信号インターフェース回路(制御デー
タIF)2101 〜210n(図12においてはn=
3)、および、それぞれ映像音声信号インターフェース
回路(音声・映像データIF)2201 〜220n およ
びバッファメモリ222 1 〜222n から構成される入
出力制御回路2241 〜224n が、CPUバス218
を介して相互に接続され、構成される。
【0003】音声・映像データ記録・再生装置8におい
て、マイクロプロセッサ200は、記録・再生装置24
に記録された音声・映像データ(音声データおよび映像
データまたはこれらのいずれか)それぞれが記録媒体に
おいて占める記録領域(占有記録領域)および空き記録
領域を管理する。占有記録領域および空き記録領域をそ
れぞれ示す占有記録領域データおよび空き記録領域デー
タ(これらを合わせて、単に記録領域データとも記す)
は、RAM204に記憶され、さらに、記録・再生装置
24の記録媒体の所定の記録領域に記録される。
【0004】また、マイクロプロセッサ200は、記録
時には、編集装置、ビデオテープレコーダ(VTR装
置)あるいは伝送装置等の複数の音声・映像機器それぞ
れから制御データIF2101 〜210n を介して入力
される入出力制御信号に基づいて記録・再生装置24お
よび入出力制御回路2241 〜224n を制御し、音声
・映像機器から入出力制御回路2241 〜224n を介
して入力されてくる音声・映像データを記録・再生装置
24に記録させる。
【0005】また、マイクロプロセッサ200は、再生
時には、音声・映像機器それぞれから制御データIF2
101 〜210n を介して入力される入出力制御信号に
基づいて記録・再生装置24および入出力制御回路22
1 〜224n を制御し、音声・映像機器が要求する音
声・映像データを記録・再生装置24から再生し、入出
力制御回路2241 〜224n を介して音声・映像機器
に供給する。
【0006】しかしながら、図12に示した音声・映像
データ記録・再生装置8においては、記録・再生装置2
4に対して記録・再生される音声・映像データと、音声
・映像機器から制御データIF2101 〜210n を介
して入力されてくる制御信号と、占有記録領域データお
よび空き記録領域データとが、同一のCPUバス218
を介して各構成部分間で送受信されるので、CPUバス
218にバスネックが生じる。
【0007】また、マイクロプロセッサ200が、音声
・映像機器と入出力制御回路224 1 〜224n との間
の伝送プロトコル制御、記録領域データに係る処理、お
よび、制御データIF2101 〜210n に入力される
入出力制御信号の処理等の全てを行う必要があるため、
制御データIF2101 〜210n および入出力制御回
路2241 〜224n の数をあまり増やすことができな
い。また、記録領域データおよび音声・映像データが同
一の記録・再生装置24に記録されるため、記録・再生
装置24自体に負荷も増大する。
【0008】本発明に係る音声・映像データ記録・再生
装置は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたも
のであり、音声・映像データが記録媒体において占める
記録領域(占有記録領域)および空き記録領域の管理、
外部の音声・映像機器から入力される入出力制御信号に
係る処理、および、音声・映像機器との間の音声・映像
データの入出力に係るプロトコル制御等といった、音声
・映像データ記録・再生装置において必須とされる処理
の負荷を、別々の構成部分に分散させた音声・映像デー
タ記録・再生装置を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、処理負担が特定の構成部
分に集中することを防ぎ、より多くの外部の音声・映像
機器との間で音声・映像データを高速に入出力すること
ができる音声・映像データ記録・再生装置を提供するこ
とを目的とする。また、本発明は、音声・映像データを
送受信するバスと、その他の制御データを送受信するバ
スとを分離し、バスネックが生じにくい音声・映像デー
タ記録・再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る音声・映像データ記録・再生装置は、
データ記録・再生装置と、前記データ記録・再生手段を
制御して音声・映像データを記録し、記録した前記音声
・映像データを再生する記録・再生制御装置とを有する
音声・映像データ記録・再生装置であって、前記データ
記録・再生装置は、ランダムアクセス可能な記録媒体の
指定された記録領域に対して音声・映像データを記録お
よび再生する記録・再生手段と、記録した音声・映像デ
ータが前記記録媒体において占める占有記録領域、およ
び、前記記録媒体の空き記録領域を管理する記録領域管
理手段と、それぞれ前記記録領域管理手段と第1のバス
を介してバス接続され、前記第1のバスを介して前記占
有記録領域および前記空き記録領域を受け、それぞれ前
記記録・再生手段と第2のバスを介してバス接続され、
前記第2のバスを介して音声・映像データを入出力する
複数の入出力制御手段とを有し、前記複数の入出力制御
手段それぞれは、前記記録領域管理手段から受けた前記
記録媒体の空き記録領域に基づいて、前記記録・再生制
御手段が記録を要求する音声・映像データの記録領域を
指定し、この音声・映像データを前記記録・再生手段に
記録する記録制御手段と、前記記録領域管理手段から受
けた前記占有記録領域に基づいて、前記記録・再生制御
手段が再生を要求する音声・映像データの記録領域を指
定し、この音声・映像データを前記記録・再生手段から
再生する再生制御手段とを有する。
【0011】好適には、前記記録領域管理手段は、前記
記録・再生手段に記録した音声・映像データの前記占有
記録領域を関連付けたリンクト・リスト形式の占有記録
領域リストを生成する占有記録領域リスト生成手段と、
前記記録領域リストに対応する音声・映像データが削除
可能な場合に第1の値をとる識別フラグを前記記録領域
リストに付加する識別フラグ付加手段と、前記記録領域
リストが示す前記占有記録領域を解放する要求を受けた
際に、前記識別フラグの値が前記第1の値である場合に
のみ、対応する前記記録媒体の記録領域を解放し、前記
記録領域リストを削除する記録領域解放手段と、前記記
録・再生手段の前記空き記録領域を関連付けたリンクト
・リスト形式の空き記録領域リストを生成する空き記録
領域リスト生成手段とを有する。
【0012】本発明に係る音声・映像データ記録・再生
装置は、非常に大きな記録容量を有し、音声・映像デー
タの記録・再生に適したデータ記録・再生装置、およ
び、編集装置、伝送装置あるいはビデオテープレコーダ
等の音声・映像機器であって、入出力制御信号を用を上
記データ記録・再生手段に対して出力してこれを制御す
る記録・再生制御装置から構成される。
【0013】データ記録・再生装置において、記録・再
生手段は、MOディスク装置、あるいは、多数の大容量
のハードディスク装置から構成され、全体として数十〜
数百ギガバイト程度の記録容量を実現したハードディス
クアレイ装置等であって、ランダムアクセス可能な上記
記録媒体の指定された記録領域に入力された音声・映像
データを記録し、指定された記録領域に記録されている
音声・映像データを再生する。
【0014】記録領域管理手段は、記録した音声・映像
データが記録・再生手段の記録媒体において占める占有
記録領域、および、記録媒体の空き記録領域を管理す
る。音声・映像データは、記録媒体上で必ずしも連続し
た記録領域を占めず、離れ離れの記録領域に分割されて
記録される場合があるので、占有記録領域は、音声・映
像データの部分がそれぞれの記録されている記録領域の
関連をリンクト・リスト(linked list) の形式で示す占
有記録領域データにより管理される。空き記録領域は、
占有記録領域と同様の理由から、離れ離れに存在する複
数の空き記録領域を関連付けたリンクト・リスト形式の
空き記録領域データにより管理される。
【0015】複数の入出力制御手段それぞれは記録・再
生制御手段と接続されており、記録・再生制御手段との
間で音声・映像データを送受信し、入出力制御信号を受
信する。また、複数の入出力手段は、第1のバス(制御
用バス)を介して記録領域管理手段にバス接続され、第
1のバスを介して記録領域管理手段から占有記録領域デ
ータおよび空き記録領域を受信する。また、複数の入出
力手段は、第2のバス(音声・映像データ用バス)を介
して記録・再生手段にバス接続され、第2のバスを介し
て記録・再生手段との間で音声・映像データを送受信す
る。
【0016】複数の入出力制御手段それぞれにおいて、
再生制御手段は、入出力制御信号を記録・再生制御手段
から受信し、入出力制御信号が再生を要求する音声・映
像データの占有記録領域を記録領域管理手段から得て、
得た占有記録領域を記録・再生手段に指定して再生さ
せ、再生させた音声・映像データを記録・再生制御手段
に供給する。記録制御手段は、入出力制御信号を記録・
再生制御手段から受信し、入出力制御信号が記録を要求
する音声・映像データを記録する空き記録領域を検索
し、検索した空き記録領域に入力される音声・映像デー
タを記録する。
【0017】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本
発明に係る音声・映像データ処理システム1の構成を示
す図である。図1に示すように、本発明に係る音声・映
像データ処理システム1は、編集装置、伝送装置あるい
はビデオテープレコーダ等の音声・映像機器41 〜4n
および音声・映像データ記録・再生装置2から構成され
る。
【0018】図2は、図1に示した音声・映像データ記
録・再生装置2の構成を示す図である。図2に示すよう
に、音声・映像データ処理システム1は、バスブリッジ
回路206によりバス同士が接続された制御装置20お
よび入出力装置22と、記録・再生装置24から構成さ
れる。
【0019】制御装置20は、マイクロプロセッサ20
0、ROM202、RAM204およびn個の制御デー
タIF2101 〜210n (図2はn=3の場合を例
示)が、CPUバス218を介して相互に接続されて構
成される。入出力装置22は、n個の入出力制御回路2
241 〜224n から構成され、入出力制御回路224
1 〜224n それぞれは、音声・映像データIF220
1〜220n およびバッファメモリ2221 〜222n
から構成される。
【0020】音声・映像データ処理システム1におい
て、音声・映像機器41 〜4n それぞれは、再生時に、
再生を要求する音声・映像データを示すデータを含む入
出力制御信号を音声・映像データ記録・再生装置2に対
して出力し、要求した音声・映像データを再生させ、再
生させた音声・映像データを受信する。音声・映像機器
1 〜4n それぞれは、記録時に、記録を要求する入出
力制御信号を音声・映像データ記録・再生装置2の制御
データIF2101 〜210nに対して出力し、記録を
要求する音声・映像データを入出力制御回路2241
224n に対して供給し、記録・再生装置24に記録さ
せる。
【0021】音声・映像データ記録・再生装置2は、音
声・映像機器41 〜4n に対して音声・映像データ(A
V)を供給し、音声・映像機器41 〜4n による編集の
結果として得られた音声・映像データを記録する。音声
・映像データ記録・再生装置2の制御装置20におい
て、マイクロプロセッサ200は、例えば汎用あるいは
RISC(Reduced Instruction Set Computer)構成のマ
イクロプロセッサ、および、その周辺回路から構成さ
れ、RAM204を用いてROM202に記憶されてい
るプログラムを実行する。
【0022】マイクロプロセッサ200は、記録された
音声・映像データが記録・再生装置24の記録媒体(M
Oディスクあるいはハードディスク等;図示せず)にお
いて占める記録領域(占有記録領域)と、空き記録領域
とを管理し、占有記録領域を示す占有記録領域データ、
および、空き記録領域を示す空き記録領域データをRA
M204に記録し、さらに、バスブリッジ回路206お
よびサブバス226を介してこれらのデータを記録・再
生装置24の所定の記録領域に記録させる。また、マイ
クロプロセッサ200は、CPUバス218、バスブリ
ッジ回路206およびサブバス226を介して、入出力
装置22の入出力制御回路2241〜224n のプロト
コル制御等の動作、および、記録・再生装置24に対す
る音声・映像データの記録領域の指定等を行う。
【0023】制御データIF2101 〜210n それぞ
れは、接続された音声・映像機器4 1 〜4n から入力さ
れる入出力制御信号を受け入れ、CPUバス218を介
してマイクロプロセッサ200に対して出力する。バス
ブリッジ回路206は、制御装置20のCPUバス21
8と入出力装置22のサブバス226との間のデータの
入出力のタイミングを調整する。
【0024】入出力装置22において、入出力制御回路
2241 〜224n それぞれは制御装置20のマイクロ
プロセッサ200の制御に従って動作し、記録時には、
所定のプロトコル(例えばSCSI;Small Computer S
ystem Interface )に従って、音声・映像機器41 〜4
n から入力される音声・映像データを、サブバス226
を介して記録・再生装置24に対して出力し、記録・再
生装置24の記録媒体の指定の記録領域に記録する。ま
た、入出力制御回路2241 〜224n それぞれは、再
生時には、記録・再生装置24の記録媒体の指定の記録
領域から音声・映像データを再生させ、サブバス226
を介して入力された音声・映像データを所定のプロトコ
ルに従って音声・映像機器41 〜4n に対して供給す
る。
【0025】入出力制御回路2241 〜224n におい
て、音声・映像データIF2201〜220n それぞれ
は、再生時には、記録・再生装置24により再生され、
サブバス226およびバッファメモリ2221 〜222
n を介して入力された音声・映像データを音声・映像機
器41 〜4n に対して出力する。また、音声・映像デー
タIF2201 〜220n は、記録時には、音声・映像
機器41 〜4n から入力された音声・映像データをバッ
ファメモリ2221 〜222n およびサブバス226を
介して記録・再生装置24に対して出力し、記録させ
る。
【0026】バッファメモリ2221 〜222n それぞ
れは、再生時には、サブバス226から入力される音声
・映像データをバッファリングして音声・映像データI
F2201 〜220n に対して出力し、記録時には、音
声・映像データIF2201〜220n から入力された
音声・映像データをバッファリングしてサブバス226
を介して記録・再生装置24に対して出力する。
【0027】記録・再生装置24は、ハードディスクア
レイ装置あるいは光磁気ディスク(MO;Magnetic Opt
ical Disc )装置等であって、マイクロプロセッサ20
0の制御に従って動作し、ランダムアクセスが可能な記
録媒体(図示せず)に対して入出力制御回路2241
224n からサブバス226を介して入力された音声・
映像データを、マイクロプロセッサ200により指定さ
れた記録領域に記録する。また、記録・再生装置24
は、記録媒体のマイクロプロセッサ200により指定さ
れた記録領域から再生した音声・映像データをサブバス
226を介して入出力制御回路2241 〜224n それ
ぞれに対して出力する。
【0028】以下、音声・映像データ記録・再生装置2
の動作を中心に、音声・映像データ処理システム1の動
作を説明する。以下、音声・映像機器41 が音声・映像
データ記録・再生装置2に対して音声・映像データの記
録・再生を要求する場合を例に説明するが、音声・映像
機器4 2 〜4n が音声・映像データ記録・再生装置2に
対して音声・映像データの記録・再生を要求する場合の
動作も同じである。
【0029】まず、記録時の音声・映像データ処理シス
テム1の動作を説明する。音声・映像機器41 は、再生
を要求する音声・映像データの名称(ファイル名)およ
びデータ長等の所定のデータを含む入出力制御信号を、
接続されている音声・映像データ記録・再生装置2の制
御装置20の制御データIF2101 に対して出力す
る。
【0030】制御データIF2101 は、音声・映像機
器41 からの入出力制御信号をマイクロプロセッサ20
0に対して出力する。マイクロプロセッサ200は、制
御データIF2101 〜210n から入力された入出力
制御信号に含まれるファイル名およびデータ長等に基づ
いて、空き記録領域データに基づいて、入力される音声
・映像データを記録する記録領域を記録・再生装置24
に指定する。
【0031】また、マイクロプロセッサ200は、入出
力制御回路2241 を制御して、所定のプロトコルで入
力される音声・映像データを受け入れさせ、記録・再生
装置24の記録媒体の指定した記録領域に記録させる。
また、マイクロプロセッサ200は、音声・映像機器4
1 から入力されたファイル名等を用いて、音声・映像デ
ータの検索に用いるファイルエントリ、および、記録し
た音声・映像データの占有記録領域データを生成し、空
き記録領域データを更新する。
【0032】次に、再生時の音声・映像データ処理シス
テム1の動作を説明する。音声・映像機器41 は、再生
を要求する音声・映像データのファイル名等を含む入出
力制御信号を制御データIF2101 に対して出力す
る。制御データIF2101 は、この入出力制御信号を
マイクロプロセッサ200に対して出力する。
【0033】マイクロプロセッサ200は、入出力制御
信号のファイル名に基づいて、記録時に生成されるファ
イルエントリを検索し、検索の結果として得られたファ
イルエントリに対応する占有記録領域データに基づい
て、再生を要求された音声・映像データが記録されてい
る記録領域を記録・再生装置24に指定し、記録・再生
装置24を制御して、指定した記録領域から音声・映像
データを再生させる。さらに、マイクロプロセッサ20
0は、入出力制御回路2241 を制御し、所定のプロト
コルで再生した音声・映像データを音声・映像機器41
に対して出力させる。
【0034】第2実施形態 以下、本発明の第2の実施形態を説明する。第1の実施
形態に示した音声・映像データ記録・再生装置2(図1
および図2)においては、CPUバス218とサブバス
226とが分離されているため、記録領域データ生成に
係るデータと音声・映像データとが同一バス上に存在せ
ず、CPUバス218上ではバスネックが発生しない。
しかしながら、音声・映像データと、音声・映像機器4
1 〜4n および制御データIF2101 〜210n の間
のプロトコル制御に係るデータ等とはサブバス226上
で混在し、サブバス226にバスネックが生じる可能性
がある。
【0035】また、音声・映像データ記録・再生装置2
の各構成部分の処理負担の全てをマイクロプロセッサ2
00が負うので、従来の技術として示した音声・映像デ
ータ記録・再生装置8(図12)においてと同様に、音
声・映像データ記録・再生装置2(図1および図2)に
おいても、制御データIF2101 〜210n および入
出力制御回路2241 〜224n の数を大幅に増加させ
ることはできない。
【0036】第2の実施形態で説明する音声・映像デー
タ記録・再生装置3は、第1の実施形態に示した音声・
映像データ記録・再生装置2をさらに改良したものであ
って、音声・映像データとプロトコル制御に係るデータ
等の他のデータとが同一バス上で殆ど混在することがな
いように構成したものである。また、音声・映像データ
記録・再生装置3は、特定のマイクロプロセッサ(デー
タ処理手段)にプロトコル制御および記録領域管理等の
処理に係る負荷が集中せず、接続可能な音声・映像機器
の数を大幅に増やすことができるように構成したもので
ある。
【0037】図3は、第2の実施形態における本発明に
係る音声・映像データ記録・再生装置3の構成を示す図
である。但し、図3はn=4の場合の音声・映像データ
記録・再生装置3を例示する。また、図3以下の各図に
おいては、図1および図2に示した各構成部分と同一の
構成部分には同一の符号を付してある。
【0038】音声・映像データ記録・再生装置3は、音
声・映像データ処理システム1において音声・映像デー
タ記録・再生装置2(図1および図2)の代わりに用い
られる装置であって、n個の入出力制御装置381 〜3
n が、メインCPUバス32を介して管理データ記録
装置36を有するデータ管理装置34にバス接続され、
また、データバス30を介して記録・再生装置24にバ
ス接続されて構成されている。
【0039】音声・映像データ記録・再生装置3は、こ
れらの構成部分により、音声・映像機器41 〜4n それ
ぞれから入力される入出力制御信号に従って、記録・再
生装置24の記録媒体に音声・映像機器41 〜4n それ
ぞれから入力された音声・映像データを記録し、音声・
映像機器41 〜4n それぞれからの要求に応じて記録し
た音声・映像データを再生し、音声・映像機器41 〜4
n それぞれに供給する。
【0040】図4は、図3に示したデータ管理装置34
の構成を示す図である。図4に示すように、データ管理
装置34は、マイクロプロセッサ(CPU)340、R
OM342、RAM344およびSCSIインターフェ
ース(SCSIIF)348が、メインCPUバス32
を介してバス接続されて構成され、SCSIIF348
には、例えばハードディスク装置等の管理データ記録装
置36が接続される。
【0041】データ管理装置34において、マイクロプ
ロセッサ340、ROM342およびRAM344は、
ROM342に記憶されているプログラムを実行するコ
ンピュータとして動作し、記録・再生装置24の記録媒
体の記録領域を管理し、記録・再生装置24の占有記録
領域および空き記録領域を生成してRAM344に記憶
し、さらに、管理データ記録装置36に記録する。ま
た、データ管理装置34は、入出力制御装置381 〜3
n それぞれからの要求に従って、記録のために音声・
映像機器41 〜4n から入力された音声・映像データに
記録領域を割り当て、再生を要求された音声・映像デー
タの占有記録領域を入出力制御装置381〜38n それ
ぞれに通知する。
【0042】図5は、図3に示した記録・再生装置24
の記録媒体の記録領域に記録されている音声・映像デー
タA,Bの占有記録領域、データ管理装置34が生成す
る音声・映像データA,Bの占有記録領域データ(ファ
イルエントリとエコードエントリ)、および、空き記録
領域データ(フリースペースリスト)を例示する図であ
る。図6は、図3に示したデータ管理装置34が生成す
る記録領域データの内容を例示する図である。例えば、
図5(A)に示すように、ハードディスクアレイ装置2
4の記録媒体には音声・映像データA,Bが記録されて
おり、音声・映像データBは記録媒体の先頭から80ブ
ロック〜129ブロックおよび230ブロック〜329
ブロック(1ブロックは例えば1ギガバイト(GB))
に記録され、音声・映像データAは記録媒体の先頭から
170ブロック〜229ブロックに記録され、他の記録
領域は空き記録領域になっている。
【0043】図5(A)に示すように音声・映像データ
A,Bが記録される事態は、例えば、音声・映像データ
Aを記録する際には、記録媒体の80ブロック以降が最
も記録領域の先頭に近い空き記録領域として存在し、音
声・映像データAの全部が170ブロック〜229ブロ
ックに記録され、その後、80ブロック〜129ブロッ
クに記録されていた音声・映像データが削除され、この
記録領域が解放されて空き記録領域となり、この部分に
音声・映像データBの先の方の部分が記録され、後の方
の部分が230ブロック以降に記録された場合に生じう
る。
【0044】このように、1つの音声・映像データが複
数の記録領域に分割されて記録される場合があるので、
データ管理装置34は、音声・映像データA,Bそれぞ
れの占有記録領域データを、図5(B),(C)に示す
リンクト・リスト(linked list) の形式のファイルエン
トリおよびレコードエントリとして作成する。また、デ
ータ管理装置34は、音声・映像データA,Bそれぞれ
について、図6(A)に示すように、ファイル名、およ
び、最初のレコードエントリを示すリンクデータ(ファ
イルエントリ)をRAM344に記憶する。
【0045】さらに、データ管理装置34は、RAM3
44に記憶されたレコードエントリに、そのレコードエ
ントリが対応する音声・映像データを削除してもよいか
否かを示す識別フラグ(削除可能フラグ)を付加する。
なお、削除可能フラグの値の内、ONは削除可能を示
し、OFFは削除不可能を示す。このように、削除可能
フラグをレコードエントリに付加する理由は、例えば、
記録・再生装置24に記録されている音声・映像データ
の一部が、他のレコードエントリにより参照されている
場合に、参照されている音声・映像データが不要に削除
されることがないようにするためである。
【0046】レコードエントリそれぞれは、図6(B)
に示すように、次のレコードエントリを示すリンクデー
タ、記録領域の先頭位置を示す先頭位置データ、およ
び、記録領域の長さを示す記録長データから構成され
る。なお、リンクデータが終了値(END) である場合に
は、次のレコードエントリが存在せず、そのレコードエ
ントリが示す記録領域には音声・映像データの最後の部
分が記録されている。
【0047】また、データ管理装置34は、ハードディ
スクアレイ装置24の空き記録領域(フリースペース)
を示す空き記録領域データを、図5(D)に示すよう
に、リンクト・リストの形式のリスト(フリースペース
リスト)として生成する。フリースペースリストは、図
6(C)に示すように、次の空き記録領域のリンクデー
タ、空き記録領域の先頭位置を示す先頭位置データ、お
よび、空き記録領域の長さを示す記録長データから構成
される。
【0048】なお、データ管理装置34のマイクロプロ
セッサ340は、上記各データを更新するたびに、更新
したデータをSCSIIF348を介して管理データ記
録装置36に記録する。音声・映像データ記録・再生装
置3の立ち上げ時には、データ管理装置34は、管理デ
ータ記録装置36に記録された上記各データを管理デー
タ記録装置36から再生し、再生した上記各データ、お
よび、立ち上げ後に音声・映像機器41 〜4n から入力
される入出力制御信号等に基づいて上記各データを更新
する。
【0049】図7は、図3に示した入出力制御装置38
1 〜38n それぞれの構成を示す図である。図7に示す
ように、入出力制御装置38i は、マイクロプロセッサ
(CPU)380、ROM382、RAM384、制御
データIF210(制御データIF2101 〜210n
(図2)に同じ)およびアドレス発生回路394が、入
出力制御装置38i において閉じたローカルCPUバス
388を介してバス接続され、デュアルポートRAM3
90がメインCPUバス32(図3)とローカルCPU
バス388とを接続し、記録再生装置制御インターフェ
ース(記録・再生装置IF)392がローカルCPUバ
ス388とデータバス30とを接続し、データバス30
にバッファメモリ222(バッファメモリ2221 〜2
22n に対応する)および音声・映像データIF220
(音声・映像データIF2201 〜220n に同じ)が
接続されて構成されている。入出力制御装置381 〜3
n の音声・映像データIF220には、それぞれ音声
・映像機器4i (図1)が接続される。
【0050】入出力制御装置38i は、これらの構成部
分により、記録時には、音声・映像機器4i からのファ
イル名およびデータ長等のデータを含む入出力制御信号
に従い、データ管理装置34にアクセスし、記録・再生
装置24から記録を要求された音声・映像データを記録
する記録領域の割り当てを受け、割り当てられた記録領
域を記録・再生装置24に指定し、指定した記録領域
に、SCSI等の所定のプロトコルに従って入力されて
くる音声・映像データを記録する。
【0051】また、入出力制御装置38i は、再生時に
は、音声・映像機器4i からのファイル名等のデータを
含む入出力制御信号に従い、データ管理装置34にアク
セスして再生を要求された音声・映像データの占有記録
領域の通知を受け、通知された占有記録領域から音声・
映像データを再生し、再生した音声・映像データを音声
・映像機器4i に対して所定のプロトコルで出力する。
【0052】入出力制御装置38i において、マイクロ
プロセッサ380、ROM382およびRAM384
は、ROM382に記憶されているコンピュータとして
動作すし、入出力制御装置38i の各構成部分を制御
し、記録・再生装置24に対する音声・映像データの記
録・再生、および、音声・映像機器4i との間のプロト
コル制御を実行する。
【0053】デュアルポートRAM390は、メインC
PUバス32を介してデータ管理装置34側から入力さ
れてくるデータをローカルCPUバス388を介してマ
イクロプロセッサ380に供給し、ローカルCPUバス
388から入力されるデータをメインCPUバス32を
介してデータ管理装置34に供給する。記録・再生装置
IF392は、マイクロプロセッサ380から記録・再
生装置24に対して出力されるデータを記録・再生装置
24に供給し、記録・再生装置24からマイクロプロセ
ッサ380に対して出力されるデータをマイクロプロセ
ッサ380に供給する。アドレス発生回路394は、マ
イクロプロセッサ380の制御に従ってバッファメモリ
222のアドレスを発生し、バッファメモリ222のバ
ッファリング動作を制御する。
【0054】音声・映像機器4i が音声・映像データ記
録・再生装置3に音声・映像データの再生を要求する場
合の入出力制御装置38i の動作を以下に説明する。音
声・映像機器4i は、入出力制御装置38i の制御デー
タIF210に対して、再生を要求する音声・映像デー
タのファイル名等を含み、音声・映像データの再生を要
求する入出力制御信号を出力する。この入出力制御信号
は制御データIF210からマイクロプロセッサ380
に入力され、マイクロプロセッサ380は、デュアルポ
ートRAM390を介して再生を要求された音声・映像
データの占有記録領域をデータ管理装置34に問い合わ
せる。データ管理装置34は、問い合わされた音声・映
像データのファイル名を用いて、ファイルエントリ(図
5(B),(C))を検索し、対応するレコードエント
リを見つけて入出力制御装置38i に通知する。
【0055】また、レコードエントリを通知されたマイ
クロプロセッサ380は、データバス30および記録・
再生装置IF392を介して記録・再生装置24に再生
する音声・映像データの占有記録領域を指定して再生さ
せる。また、記録・再生装置24からデータバス30介
してバッファメモリ222に再生された音声・映像デー
タが入力されると、マイクロプロセッサ380は、記録
・再生装置24との間のプロトコル制御を行う。さら
に、マイクロプロセッサ380は、アドレス発生回路3
94を介してバッファメモリ222のバッファリング動
作を制御し、さらに、音声・映像機器4iとの間のプロ
トコル制御を行い、音声・映像データIF220を介し
て音声・映像機器4i に対して出力させる。
【0056】音声・映像機器4i が音声・映像データ記
録・再生装置3に音声・映像データの記録を要求する場
合の入出力制御装置38i の動作を以下に説明する。音
声・映像機器4i は、入出力制御装置38i の制御デー
タIF210に対して、記録を要求する音声・映像デー
タのファイル名およびデータ長を含み、音声・映像デー
タの記録を要求する入出力制御信号を出力する。この入
出力制御信号は制御データIF210からマイクロプロ
セッサ380に入力され、マイクロプロセッサ380
は、デュアルポートRAM390を介してデータ管理装
置34に記録領域の割り当てを要求する。データ管理装
置34は、空き記録領域および音声・映像データのデー
タ長に基づいて、記録領域を割り当て、デュアルポート
RAM390を介してマイクロプロセッサ380に通知
する。
【0057】記録領域割り当ての通知を受けたマイクロ
プロセッサ380は、データバス30および記録・再生
装置IF392を介して記録・再生装置24に記録領域
を指定する。音声・映像機器4i から音声・映像データ
IF220に対して音声・映像データが入力されると、
マイクロプロセッサ380は、音声・映像機器4i との
間でプロトコル制御を行う。また、マイクロプロセッサ
380は、アドレス発生回路394を制御してバッファ
メモリ222のバッファリング動作を制御し、記録・再
生装置24との間のプロトコル制御を行う。さらに、マ
イクロプロセッサ380は、音声・映像機器4i から入
力された音声・映像データを、データバス30を介して
記録・再生装置24に対して出力させ、音声・映像デー
タを記録・再生装置24に指定した記録させる。
【0058】以下、図3に示した音声・映像データ記録
・再生装置3を用いた音声・映像データ処理システム1
の動作を説明する。まず、音声・映像データ処理システ
ム1において音声・映像データ記録・再生装置3が、音
声・映像機器4i から供給された音声・映像データを記
録・再生装置24から再生する動作を説明する。
【0059】図8は、第2の実施形態において、音声・
映像データ記録・再生装置3が、図3に示した記録・再
生装置24から再生された入力された音声・映像データ
を、図1に示した音声・映像機器4i に供給する場合の
処理を示すフローチャートである。図9は、音声・映像
データ記録・再生装置3が、図3に示した記録・再生装
置24から再生された入力された音声・映像データを、
図1に示した音声・映像機器4i に供給する場合の、音
声・映像機器4i 、入出力制御装置38i 、データ管理
装置34および記録・再生装置24の間の信号シーケン
ス図である。
【0060】図8および図9に示すように、ステップ1
02(ST102)において、音声・映像機器4i は、
音声・映像データ記録・再生装置3に対して音声・映像
データA(例えば、図5(A))のファイル名FILE
_Aを含み、記録・再生装置24に記録されている音声
・映像データAを再生させる旨のOPEN_PLAYコ
マンドを出力する。入出力制御装置38i は、このOP
EN_PLAYコマンドを受信する。
【0061】ステップ104(ST104)において、
入出力制御装置38i は、データ管理装置34に対して
OPEN_PLAYコマンドを出力する。ステップ10
6(ST106)において、データ管理装置34は、管
理データ記録装置36に記録されているファイルエント
リ(FE)を読み出し、ファイル名FILE_Aを用い
て、音声・映像データAのレコードエントリ(RE)を
検索し、音声・映像データAのレコードエントリを見つ
け出す。ステップ108(ST108)において、デー
タ管理装置34は、見つけ出した音声・映像データAの
ファイルエントリおよびレコードエントリを入出力制御
装置38i に対して出力する。
【0062】ステップ110(ST110)において、
音声・映像機器4i は、音声・映像データAの再生を開
始させるPLAYコマンドを音声・映像データ記録・再
生装置3に対して出力する。入出力制御装置38i は、
このPLAYコマンドを受信する。ステップ112(S
T112)およびステップ114(ST114)におい
て、入出力制御装置38i は、データ管理装置34から
入力された音声・映像データAのファイルエントリおよ
びレコードエントリに基づいて、音声・映像データの占
有記録領域を算出し、記録・再生装置24に指定し、さ
らに、READコマンドを記録・再生装置24に対して
出力する。
【0063】ステップ116(ST116)において、
記録・再生装置24は指定された記録領域から音声・映
像データAを再生し、入出力制御装置38i に対して出
力する。入出力制御装置38i は、再生された音声・映
像データAを受信する。ステップ118(ST118)
において、入出力制御装置38i は、受信した音声・映
像データAをバッファメモリ222に書き込む。
【0064】ステップ120(ST120)において、
入出力制御装置38i は、バッファメモリ222から音
声・映像データAを読み出し、音声・映像データIF2
20に対して出力する。ステップ122(ST122)
において、入出力制御装置38i は、音声・映像データ
IF220を介して音声・映像機器4i に対して再生し
た音声・映像データを出力する。
【0065】次に、音声・映像データ処理システム1に
おいて音声・映像データ記録・再生装置3が、音声・映
像機器4i から再生を要求された音声・映像データを記
録・再生装置24に記録する動作を説明する。図10
は、第2の実施形態において、音声・映像データ記録・
再生装置3が、図1に示した音声・映像機器4i から入
力された音声・映像データを、図3に示した記録・再生
装置24に記録する場合の処理を示すフローチャートで
ある。図11は、第2の実施形態において、音声・映像
データ記録・再生装置3が、図1に示した音声・映像機
器4i から入力された音声・映像データを、図3に示し
た記録・再生装置24に記録する場合の、音声・映像機
器4i 、入出力制御装置38i 、データ管理装置34お
よび記録・再生装置24の間の信号シーケンス図であ
る。
【0066】図10および図11に示すように、ステッ
プ202(ST202)において、音声・映像機器4i
は、入出力制御装置38i に対して、音声・映像データ
B(例えば図5(A))を記録する準備を行わせるため
の、音声・映像データBのファイル名FILE_Bおよ
びデータ長を含むOPEN_RECコマンドを入出力制
御信号として音声・映像データ記録・再生装置3対して
出力する。音声・映像データ記録・再生装置3の入出力
制御装置38i は、このOPEN_RECコマンドを受
信する。
【0067】ステップ204(ST204)において、
入出力制御装置38i は、ファイル名FILE_Bおよ
びデータ長を含み、データ管理装置34に対して、音声
・映像データBを記録するための記録領域の割り当てを
要求するOPEN_WRITEコマンドを送信する。ス
テップ206(ST206)において、データ管理装置
34は、入出力制御装置38i から入力されたOPEN
_WRITEコマンドに含まれるファイル名FILE_
Bに基づいて、ファイルエントリ(図5(B),
(C))を生成し、RAM344に記憶し、管理データ
記録装置36に記録する。
【0068】ステップ208(ST208)において、
データ管理装置34は、音声・映像データBのデータ長
およびフリースペースリスト(図5(D))に基づい
て、音声・映像データBを記録する記憶領域を確保し、
レコードエントリ(RE;図5(B),(C))を生成
する。ステップ210(ST210)において、データ
管理装置34は、エコードエントリおよびファイルエン
トリを入出力制御装置38i に対して出力する。ステッ
プ212(ST212)において、音声・映像機器4i
は、音声・映像データ記録・再生装置3に対して音声・
映像データの記録を開始させるRECコマンドを出力す
る。入出力制御装置38i の制御データIF210は、
このRECコマンドを受信する。
【0069】ステップ214(ST214)において、
入出力制御装置38i の音声・映像データIF220
は、音声・映像機器4i から入力された音声・映像デー
タBを、バッファメモリ222に書き込む(ライトす
る)。ステップ216(ST216)において、入出力
制御装置38i は、データ管理装置34から受けたレコ
ードエントリおよびファイルエントリに基づいて、音声
・映像データBを記録する記録・再生装置24の記録媒
体の記録領域を算出する。
【0070】ステップ218(ST218)において、
入出力制御装置38i は、記録・再生装置IF392を
介して記録・再生装置24に音声・映像データBを記録
する記録領域を指定し、書き込みコマンドを入力して記
録・再生装置24を制御し、バッファメモリ222に記
憶されている音声・映像データBを指定した記録領域に
記録させる。ステップ220(ST220)において、
記録・再生装置24は、入出力制御装置38i から入力
された音声・映像データBを、記録媒体の指定された記
録領域に記録する。
【0071】次に、音声・映像データ記録・再生装置3
のデータ管理装置34がフリースペースリストの更新す
る処理を説明する。音声・映像機器4i から、削除の対
象となる音声・映像データのファイル名を含み、記録・
再生装置24に記録されている音声・映像データを削除
する旨の入出力制御信号が音声・映像データ記録・再生
装置3に対して出力されると、入出力制御装置38
i は、この入出力信号を受信し、データ管理装置34に
対して出力する。
【0072】データ管理装置34は、この入出力信号に
含まれるファイル名を用いてファイルエントリを検索
し、ファイル名に対応するエコードエントリの削除可能
フラグを検査する。データ管理装置34は、削除可能フ
ラグがONの場合のみにレコードエントリおよびファイ
ルエントリを削除し、対応する音声・映像データが記録
されている記録領域を解放し、フリースペースリストを
更新する。データ管理装置34は、さらに、更新したフ
リースペースリストを管理データ記録装置36に記録す
る。
【0073】以上、第2の実施例において説明したよう
に、本発明に係る音声・映像データ記録・再生装置3に
おいては、音声・映像データとプロトコル制御に係るデ
ータ等の他のデータとが同一バス上で殆ど混在すること
がない。従って、音声・映像データ記録・再生装置3に
おいては、特定のマイクロプロセッサにプロトコル制御
および記録領域管理等の処理に係る負荷が集中しないの
で、入出力制御装置38i の数および接続される音声・
映像機器4i の数を、第1の実施形態に示した音声・映
像データ記録・再生装置2に比べ、大幅に増やすことが
できる。
【0074】また、大量の音声・映像データがデータバ
ス30上で送受信される場合にも、プロトコル制御およ
び記録領域管理に係るデータが音声・映像データと衝突
することがなく、プロトコル制御および記録領域管理に
係る処理を迅速に実行することができ、音声・映像機器
i に対する音声・映像データの記録・再生に係る応答
が速い。
【0075】なお、音声・映像データ記録・再生装置3
は、音声・映像データの他、他のデータ、例えばコンピ
ュータ用のデータの記録・再生に用いることができる。
また、第2の実施形態においてフローチャート等に示し
た処理内容は例示であり、同一の機能および性能を保証
可能な限り、他の処理手順を採用することができる。ま
た、音声・映像データ記録・再生装置3においては、同
等の機能および性能が保証可能な限りにおいて、各構成
部分はソフトウェア的に構成されるかハードウェア的に
構成されるかを問わない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る音声
・映像データ記録・再生装置においては、音声・映像デ
ータが記録媒体において占める記録領域および空き記録
領域の管理、外部の音声・映像機器から入力される入出
力制御信号に係る処理、および、音声・映像機器との間
の音声・映像データの入出力に係るプロトコル制御等と
いった、音声・映像データ記録・再生装置において必須
とされる処理の負荷を、別々の構成部分に分散すること
ができる。
【0077】従って、本発明に係る音声・映像データ記
録・再生装置によれば、処理負担が特定の構成部分に集
中することがなく、より多くの外部の音声・映像機器と
の間で音声・映像データを高速に入出力することができ
る。また、本発明に係る音声・映像データ記録・再生装
置においては、音声・映像データを送受信するバスと、
その他の制御データを送受信するバスとが分離され、バ
スネックが生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声・映像データ処理システムの
構成を示す図である。
【図2】図1に示した音声・映像データ記録・再生装置
の構成を示す図である。
【図3】第2の実施形態における本発明に係る音声・映
像データ記録・再生装置の構成を示す図である。
【図4】図3に示したデータ管理装置の構成を示す図で
ある。
【図5】(A)〜(D)は、図3に示した記録・再生装
置の記録媒体の記録領域に記録されている音声・映像デ
ータA,Bの占有記録領域、データ管理装置が生成する
び音声・映像データA,Bの占有記録領域データおよび
空き記録領域データを例示する図である。
【図6】(A)〜(C)は、図3に示したデータ管理装
置34が生成する記録領域データの内容を例示する図で
ある。
【図7】図3に示した入出力制御装置それぞれの構成を
示す図である。
【図8】第2の実施形態において、音声・映像データ記
録・再生装置が、図3に示した記録・再生装置から再生
された入力された音声・映像データを、図1に示した音
声・映像機器に供給する場合の処理を示すフローチャー
トである。
【図9】音声・映像データ記録・再生装置が、図3に示
した記録・再生装置から再生された入力された音声・映
像データを、図1に示した音声・映像機器に供給する場
合の、音声・映像機器、入出力制御装置、データ管理装
置および記録・再生装置の間の信号シーケンス図であ
る。
【図10】第2の実施形態において、音声・映像データ
記録・再生装置が、図1に示した音声・映像機器から入
力された音声・映像データを、図3に示した記録・再生
装置に記録する場合の処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】第2の実施形態において、音声・映像データ
記録・再生装置が、図1に示した音声・映像機器から入
力された音声・映像データを、図3に示した記録・再生
装置に記録する場合の、音声・映像機器、入出力制御装
置、データ管理装置および記録・再生装置の間の信号シ
ーケンス図である。
【図12】従来の音声・映像データ記録・再生装置の構
成例を示す図である。
【符号の説明】
1…音声・映像データ処理システム、2,3…音声・映
像データ記録・再生装置、4i ,41 〜4n …音声・映
像機器、20…制御装置、200…マイクロプロセッ
サ、202…ROM、204…RAM、210,210
1 〜210n …制御データIF、206…バスブリッジ
回路、218…CPUバス、22…入出力装置、224
1 〜224n …入出力制御回路、220,2201 〜2
20i …音声・映像データIF、222,2221 〜2
22n …バッファメモリ、226…サブバス、34…デ
ータ管理装置、340…マイクロプロセッサ、342…
ROM、346…CPUバス、348…SCSIIF、
36…管理データ記録装置、38i ,381 〜38n
入出力制御装置、380…マイクロプロセッサ、382
…ROM、384…RAM、388…ローカルCPUバ
ス、390…デュアルポートRAM、392…記録・再
生装置IF、394…アドレス発生回路、24…記録・
再生装置、30…データバス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ記録・再生装置と、前記データ記録
    ・再生手段を制御して音声・映像データを記録し、記録
    した前記音声・映像データを再生する記録・再生制御装
    置とを有する音声・映像データ記録・再生装置であっ
    て、 前記データ記録・再生装置は、 ランダムアクセス可能な記録媒体の指定された記録領域
    に対して、音声・映像データを記録および再生する記録
    ・再生手段と、 記録した音声・映像データが前記記録媒体において占め
    る占有記録領域、および、前記記録媒体の空き記録領域
    を管理する記録領域管理手段と、 それぞれ前記記録領域管理手段と第1のバスを介してバ
    ス接続され、前記第1のバスを介して前記占有記録領域
    および前記空き記録領域を受け、それぞれ前記記録・再
    生手段と第2のバスを介してバス接続され、前記第2の
    バスを介して音声・映像データを入出力する複数の入出
    力制御手段とを有し、 前記複数の入出力制御手段それぞれは、 前記記録領域管理手段から受けた前記記録媒体の空き記
    録領域に基づいて、前記記録・再生制御手段が記録を要
    求する音声・映像データの記録領域を指定し、この音声
    ・映像データを前記記録・再生手段に記録する記録制御
    手段と、 前記記録領域管理手段から受けた前記占有記録領域に基
    づいて、前記記録・再生制御手段が再生を要求する音声
    ・映像データの記録領域を指定し、この音声・映像デー
    タを前記記録・再生手段から再生する再生制御手段とを
    有する音声・映像データ記録・再生装置。
  2. 【請求項2】前記記録領域管理手段は、 前記記録・再生手段に記録した音声・映像データの前記
    占有記録領域を関連付けたリンクト・リスト形式の占有
    記録領域リストを生成する占有記録領域リスト生成手段
    と、 前記記録領域リストに対応する音声・映像データが削除
    可能な場合に第1の値をとる識別フラグを前記記録領域
    リストに付加する識別フラグ付加手段と、 前記記録領域リストが示す前記占有記録領域を解放する
    要求を受けた際に、前記識別フラグの値が前記第1の値
    である場合にのみ、対応する前記記録媒体の記録領域を
    解放し、前記記録領域リストを削除する記録領域解放手
    段と、 前記記録・再生手段の前記空き記録領域を関連付けたリ
    ンクト・リスト形式の空き記録領域リストを生成する空
    き記録領域リスト生成手段とを有する請求項1に記載の
    音声・映像データ記録・再生装置。
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