JP3250339B2 - ゲインコントロールアンプ - Google Patents

ゲインコントロールアンプ

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JP3250339B2
JP3250339B2 JP25338893A JP25338893A JP3250339B2 JP 3250339 B2 JP3250339 B2 JP 3250339B2 JP 25338893 A JP25338893 A JP 25338893A JP 25338893 A JP25338893 A JP 25338893A JP 3250339 B2 JP3250339 B2 JP 3250339B2
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CRT(Cathode Ray T
ube)などのディスプレイのドライブ回路などに適用され
るゲインコントロールアンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】R(赤)・G(緑)・B(青)ビデオ系
ゲインコントロールアンプのICを用いて、広帯域まで
周波数特性を伸ばすには、図14に示すように、R,
G,B3チャネルをそれぞれ1チャネル1パッケージの
IC1〜IC3で構成することにより実現できる。これ
により、R,G,B間のクロストークが減り、また、基
板実装する際に、R,G,B全てを同一基板パターンに
設計することができることから、3チャネルの周波数特
性を揃えることができ、しかも周波数特性向上にも有利
である。
【0003】ところが、別ICでR,G,B全て同じゲ
インコントロール曲線を得るには、半導体プロセス上、
抵抗およびトランジスタの電流増幅率hFEのバラツキに
よりほとんど不可能である。実際、何の手当てもしなけ
れば、図15に示すように、R,G,B3チャネル全て
がバラツキのあるゲインコントロール特性を示すが、図
16に示すように、最小コントロール電圧に対するゲイ
ンが3チャネルとも合致したICがあれば、図14のシ
ステム構成にすることによって、図17に示すように、
R,G,B3チャネル同一のゲインコントロール特性を
得ることができる。
【0004】図14のシステムにおいては、ユーザ用ボ
リュームVRによりユーザゲインコントロール用抵抗値
を変動させることにより、コントラストコントロール電
圧を変化させることができ、R,G,Bのそれぞれのゲ
インを可変抵抗RA ,RB ,RC にて調整できる。具体
的には、ほぼ最大のゲインとなるようにコントロール電
圧を設定し、その後、可変抵抗RA ,RB ,RC のそれ
ぞれのボリュームでR,G,Bのゲインを合わせること
により、図17に示すように、ゲインコントロール曲線
が3チャネル全域に亘り、リニアリティの良い特性とな
る。
【0005】図18は、従来のゲインコントロールアン
プの一構成例を示す回路図である。図18において、Q
1 〜Q4 はnpn形トランジスタ、Ie01 〜Ie03 は電
流源、D1 〜D2 はダイオード、VB1,VB2は定電圧
源、VCONTは可変電圧源、R INは抵抗値RINV の入力抵
抗素子、RL は抵抗値RLVの負荷用抵抗素子をそれぞれ
示している。
【0006】このゲインコントロールアンプは、いわゆ
るギルバートアンプ回路により構成され、各素子は以下
のように接続されている。すなわち、トランジスタQ1
のベースは可変電圧源VCONTに接続され、エミッタは電
流源Ie01 に接続され、コレクタはダイオードD1 のカ
ソードに接続されている。トランジスタQ2 のベースは
可変電圧源VCONTと定電圧源VB1との接続中点に接続さ
れ、エミッタは電流源Ie02 に接続され、コレクタはダ
イオードD2 のカソードに接続されている。ダイオード
1 ,D2 のアノードは、定電圧源VB2に接続されてい
る。
【0007】トランジスタQ3 のベースはトランジスタ
1 のコレクタとダイオードD1 のカソードとの接続中
点に接続され、エミッタはトランジスタQ4 のエミッタ
に接続され、コレクタは定電圧源VB2に接続されてい
る。また、トランジスタQ3 およびQ4 のエミッタ同士
の接続中点は電流源Ieo3 に接続されている。トランジ
スタQ4 のベースはトランジスタQ2 のコレクタとダイ
オードD2 のカソードとの接続中点に接続され、コレク
タは抵抗素子RL を介して定電圧源V B2に接続されてい
る。
【0008】このような構成において、可変電圧源V
CONTにより、たとえば0〜5Vの範囲のレベルに設定さ
れたコントロール電圧がトランジスタQ1 のベースに供
給され、定電圧源VB1による所定レベルの電圧がトラン
ジスタQ2 のベースに供給されると、トランジスタQ1
のコレクタ側には電流(I0 +ΔI0 )が現れ、トラン
ジスタQ2 のコレクタ側には電流(I0 −ΔI0 )が現
れる。
【0009】トランジスタQ1 およびQ2 のコレクタ側
に現れた電流差に応じた信号が、出力段のトランジスタ
3 およびQ4 のベースに供給され、これにより、たと
えば電流源Ie03 の電流値を2I1 とした場合、トラン
ジスタQ3 のコレクタ側には電流(I1 −ΔI1 )が現
れ、トランジスタQ4 のコレクタ側には電流(I1 +Δ
1 )が現れる。そして、この回路からは、トランジス
タQ4 のコレクタ側から(I1 +ΔI1)・RLV(負荷
用抵抗素子RL の抵抗値)なる信号VOUT が出力され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のゲインコントロールアンプを図14の回路に用
いて最小ゲイン時に3チャネルを合わせようとすると、
トランジスタQ1 およびQ2 のreがコントロール電圧
を変化することで、最大、最小ゲイン時には、図19に
示すように、リニアリティが悪化してしまう。図19
(b)は同図(a)における最小ゲイン近傍領域を拡大
したものであるが、このように、通常では最小ゲイン時
のコントロール電圧の値は、R’、G’と電位差を生
じ、図14のシステムを用いてCRTのR,G,Bの発
光効率のバラツキを吸収するには誤差が大きく、ユーザ
のゲインコントロールの変化によっては色が変わるとい
う影響がある。
【0011】また、最小ゲイン時のコントロール電圧の
値を一定にするためには、IC内における(RINV ・I
0 )の値を一定電圧(温度特性でも一定)にする必要が
あることから、電源電圧の値およびバンドギャップ電圧
値に高精度を要求され、管理上、複雑になるなどの問題
がある。
【0012】これらを改善するための回路として、図2
0に示すように、トランジスタQ1のベースと可変電圧
源VCONTとの間に、コレクタ側がpnp形トランジスタ
1,P2 からなるカレントミラー回路に接続されたト
ランジスタQ5 およびQ6 からなる差動対を有するアン
プを接続するとともに、トランジスタQ2 のベースと定
電圧源VB1との間に、コレクタ側がpnp形トランジス
タP3 ,P4 からなるカレントミラー回路に接続された
トランジスタQ7 およびQ8 からなる差動対を有するア
ンプを接続したものが提案されている。しかし、この回
路においては、最大、最小ゲイン付近では、トランジス
タQ1,Q5 ,Q6 からなるアンプと、トランジスタQ
2 ,Q7 ,Q8 からなるアンプのループ系が、トランジ
スタQ1 ,Q2 がカットオフすることによりはずれるた
め、発振してしまうという欠点がある。
【0013】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、最小、最大ゲイン付近のリニア
リティを改善でき、RGBアンプの1チャネル1パッケ
ージICを3つ用いて各ICのバラツキ、CRTによる
発光効率によるバラツキを吸収できRGBドライブ調整
の簡単化を図れるゲインコントロールアンプを提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、トランジスタ差動対により構成される
信号入力段と、上記信号入力段の差動出力を増幅して出
力する差動出力段とを有し、上記信号入力段の一方のト
ランジスタのベースに、第1のレベルから当該第1のレ
ベルより大きい第2のレベル間のレベルに調整された信
号が入力されるゲインコントロールアンプにおいて、上
記信号入力段の一方の出力に対して、上記第1のレベル
の信号入力時に当該一方の出力に流れる電流を相殺し得
る、当該電流と同じ値の一定の電流を供給する電流供給
回路を有する。
【0015】本発明では、上記信号入力段の他方の出力
に対して、上記第2のレベルの信号入力時に当該他方の
出力に流れる電流を相殺し得る、当該電流と同じ値の
定の電流を供給する電流供給回路を有する。
【0016】
【作用】本発明によれば、信号入力段の一方のトランジ
スタのベースに第1のレベルから第2のレベル間のレベ
ルに調整された信号が入力される。信号入力段の差動出
力のうち一方の出力には、入力信号レベルが最小の第1
のレベルのときに所定の電流I1 が流れる。そして、こ
の一方の出力に対しては、常時、電流供給回路から電流
1 を相殺するような電流が流し込まれる。これによ
り、信号入力段の差動アンプの最小ゲイン時のリニアリ
ティの悪い領域を使用しないようにでき、リニアリティ
の良いゲインコントロール特性が得られる。
【0017】また、本発明によれば、信号入力段の差動
出力のうち他方の出力には、入力信号レベルが最大の第
2のレベルのときに所定の電流I2 が流れる。そして、
この他方の出力に対しては、常時、電流供給回路から電
流I2 を相殺するような電流が流し込まれる。これによ
り、信号入力段の差動アンプの最小ゲイン時および最大
ゲイン時のリニアリティの悪い領域を使用しないように
でき、リニアリティの良いゲインコントロール特性が得
られる。
【0018】
【実施例1】図1は、本発明に係るゲインコントロール
アンプの第1の実施例を示す回路図であって、従来例を
示す図18と同一構成部分は同一符号をもって表す。す
なわち、Q1 〜Q4 ,Q11,Q12はnpn形トランジス
タ、Ie01 〜Ie03は電流源、IM11 ,IM12 はカレン
トミラー回路用電流源、D1 〜D2 はダイオード、V
B11 〜VB14 は定電圧源、VCONTは可変電圧源、RIN1
は抵抗値RINV1の入力抵抗素子、RIN2 は抵抗値RINV2
の入力抵抗素子、RL1は抵抗値RLV1 の負荷用抵抗素
子、RL1は抵抗値RLV1 の負荷用抵抗素子、AMPはア
ンプ、VCCは電源電圧、TV はコントラストコントロー
ル電圧入力用端子をそれぞれ示している。
【0019】以下に、図1の構成において図18と異な
る接続関係について説明する。トランジスタQ1 のベー
スはアンプAMPの出力に接続され、アンプAMPの入
力はコントラストコントロール電圧入力用端子TV に接
続されている。そして端子TV には外付けのコントラス
トコントロール電圧用可変電圧源VCONTが接続されてい
る。トランジスタQ1 のエミッタとトランジスタQ2
エミッタとは抵抗素子RIN 1 を介して接続されており、
トランジスタQ2 のエミッタと抵抗素子RIN1 との接続
中点に対して電流源Ie01 が接続されている。なお、ア
ンプAMPは、最小ゲイン時を0V、最大ゲイン時を5
Vとし、0V〜5Vの間の所定の電圧値に設定されるコ
ントロール電圧に対してDCシフト、減衰作用を施すこ
とで0V〜5Vをa〜b〔V〕になるようにしてトラン
ジスタQ1 のベースに入力させる。負荷用抵抗素子
L1,RL2は、それぞれトランジスタQ4 ,Q3 のコレ
クタと電源電圧VCCとの間に接続されている。
【0020】トランジスタQ11のベースはトランジスタ
2 のベースに接続され、両者の接続中点は定電圧源V
B11 に接続されている。トランジスタQ11のエミッタは
抵抗素子RIN2 を介してトランジスタQ12のエミッタに
接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続されている。
また、トランジスタQ11のエミッタと抵抗素子RIN2
の接続中点に対して電流源Ie02 が接続されている。ト
ランジスタQ12のベースは定電圧源VB13 に接続され、
コレクタはカレントミラー回路用電流源IM11 に接続さ
れている。カレントミラー回路用電流源IM1 2 はトラン
ジスタQ1 のコレクタとダイオードD1 のカソードとの
接続中点に接続されている。また、カレントミラー回路
用電流源IM11 ,IM12 は定電圧源V B14 に接続されて
いる。
【0021】このような構成を有する本回路では、トラ
ンジスタQ1 のベースへの入力が最小レベルであるaV
の場合には、トランジスタQ1 のコレクタにI1 なる電
流が流れる。また、トランジスタQ1 のベースへの入力
が最大レベルであるbVの場合には、トランジスタQ2
のコレクタにはI2 なる電流が流れる。また、定電圧源
B11 およびVB13 の設定電圧は、その差がトランジス
タQ1のベースの最小レベルであるaVが入力された場
合と同様となっており、常時、トランジスタQ12のコレ
クタにI1 なる電流が流れるように構成されている。
【0022】次に、上記構成による要部の基本動作を、
図2〜図5を用いて説明する。可変電圧源VCONTによる
コントラストコントロール電圧が、図示しない制御系の
出力により0V〜5Vの範囲で指令に応じた値に変化さ
れる。このコントロール電圧は、端子TV を介してアン
プAMPに入力される。アンプAMP部分では、入力コ
ントロール電圧がDCシフトおよび所定の減衰作用を受
けて、入力レベル0V〜5Vが、図2に示すように、a
V〜bVに調整されてトランジスタQ1 のベースに入力
される。
【0023】このとき、コントロール電圧が0Vで、ト
ランジスタQ1 のベースにaVが供給されると、トラン
ジスタQ1 のコレクタにはI1 なる電流が流れる。ま
た、トランジスタQ11およびQ12の差動対においては、
図3に示すように、常時、トランジスタQ12のコレクタ
電流ICQ12 として一定の電流I1 が流れており、この
トランジスタQ12のコレクタ電流I1 はカレントミラー
回路を構成する電流源IM11 およびIM12 を介して入力
段のトランジスタQ11のコレクタとダイオードD1 のカ
ソードとの接続中点に流し込まれる。これにより、入力
段におけるダイオードD1 およびD2 に流れる電流
D1,I D2は、それぞれ「0」,「I0 −I1 」とな
る。また、コントロール電圧が5Vで、トランジスタQ
1 のベースにbVが供給された場合に入力段におけるダ
イオードD1 およびD2 に流れる電流は、「I0
1 」,「0」となる。
【0024】図3は、コントロール電圧と入力段のトラ
ンジスタQ1 に流れる電流I Q1の関係を示す図であ
る。図3に示すように、ダイオードD1 に流れる電流I
D1はトランジスタQ1 のコレクタ電流I Q1とトランジ
スタQ12のコレクタ電流I Q12 との差となり、コント
ロール電圧が0Vのときは、上述したようにダイオード
1 に流れる電流ID1は「0」となる。
【0025】また、図4は、コントロール電圧とダイオ
ードD1 およびD2 に流れる電流I D1とID2との関係を
示す図である。図4からわかるように、図1の回路は、
コントロール電圧が0V付近で、ダイオードD1 および
2 に流れる電流ID1およびID2の特性は、リニアリテ
ィが良い。出力信号でみると、電流特性がそのまま出力
として現れることから、図1の回路は、図5に示すよう
な出力振幅特性を得られ、リニアリティの良いゲインコ
ントロール曲線を得ることができる。
【0026】以上説明したように、本実施例によれば、
入力段のトランジスタQ1 のコレクタに、最小入力レベ
ルaVのときにトランジスタQ1 のコレクタに流れるI
1 なる電流を相殺するように、トランジスタQ11および
12からなるトランジスタ差動対で常時I1 なる電流を
発生させて、トランジスタQ1 のコレクタに流し込み、
図2に示すような、トランジスタQ1 およびQ2 からな
る差動アンプのリニアリティの悪い領域P1およひP2
のうち最小ゲイン近傍の領域P1を使用しないようにし
たので、リニアリティの良いゲインコントロール特性を
得ることができる。図5に示すように、本回路は、最大
ゲイン時のリニアリティは、従来回路と同様に悪いが、
(RINV ・I0 )の値を一定値にしなければならない制
約もなく、最小ゲイン時のリニアリティは良くなる。
【0027】また、この回路を、図14のシステムに適
用することにより、R,G,Bのゲインコントロール特
性を揃えることができる。これにより、R,G,B各1
チャネル1パッケージのIC化が可能となり、3チャネ
ル1パッケージよりも周波数特性を伸ばすことができ、
クロストークを軽減できるなどの利点がある。
【0028】図6は、図1の回路の応用回路例を示す回
路図である。この回路では、図1の回路のトランジスタ
1 のベース入力段、電圧源VB11および、電流源I
M11 およびIM12 からなるカレントミラー回路を具体的
な素子で示し、かつ、入力段の差動アンプにおいてダイ
オードD1 のカソードとトランジスタQ1 のコレクタと
の間、およびダイオードD2 のカソードとトランジスタ
2 のコレクタとの間に、それぞれダイオードD3 ,D
4 を、ダイオードD1 およびD2 のカソード側から順方
向となるように挿入し、さらにトランジスタQ1のコレ
クタ電圧をある電圧(E1 −VBE)よりも高くならない
ようにするリミッタを設けている。
【0029】トランジスタQ1 のベースとアンプAMP
との間には、電源電圧VCCと接地との間に直列に接続さ
れた電流I1 を供給する電流源Ie13 、pnp形トラン
ジスタP11およびP12と、同じくアンプAMPと接地と
の間に直列に接続された抵抗素子R11およびR12が並列
に配置されている。具体的には、電流源Ie13 とトラン
ジスタP11のエミッタとの接続中点がトランジスタQ1
のベースに接続され、トランジスタP11のコレクタはベ
ースおよびトランジスタP12のエミッタに接続されてい
る。トランジスタP12のコレクタは接地され、ベースが
抵抗素子R11とR12との接続中点に接続されている。こ
のような構成によって、端子TV を介してアンプAMP
に入力される入力コントロール電圧が、DCシフトおよ
び所定の減衰作用を受けて、入力レベル0V〜5Vが、
aV〜bVに調整されてトランジスタQ1 のベースに入
力される。
【0030】電圧源VB11 は、電源電圧VCCと接地との
間に直列に接続された電流I1 を供給する電流源
e14 、pnp形トランジスタP13およびP14と、抵抗
素子R13により構成されている。そして、電流源Ie14
とトランジスタP13のエミッタとの接続中点がトランジ
スタQ2 ,Q11およびQ12のベースに接続され、トラン
ジスタP13のコレクタはベースおよびトランジスタP14
のエミッタに接続されている。トランジスタP14のコレ
クタが接地され、ベースは抵抗素子R13を介して接地さ
れている。このような構成によって、所定電圧をトラン
ジスタQ2 ,Q11およびQ12のベースに供給する。
【0031】また、カレントミラー回路は、pnp形ト
ランジスタPM11 〜PM14 により構成されている。トラ
ンジスタPM11 およびPM13 のエミッタは電源電圧VCC
に接続され、両者のベースは接続されている。トランジ
スタPM11 のコレクタがベースおよびトランジスタP
M12 のエミッタに接続され、トランジスタPM12 のコレ
クタはトランジスタQ1 のコレクタとダイオードD3
カソードとの接続中点に接続されている。また、トラン
ジスタPM13 のコレクタはトランジスタPM14 のエミッ
タに接続されている。トランジスタPM14 のベースはコ
レクタおよびトランジスタPM12のベースに接続され、
ベースとコレクタとの接続中点はトランジスタQ12のコ
レクタに接続されている。このような構成によって、ト
ランジスタQ12のコレクタに現れるI1 なる電流は、カ
レントミラー回路を介してトランジスタQ1 のコレクタ
に流し込まれる。
【0032】入力段の差動アンプのコレクタ側にダイオ
ードD3 およびD4 、特にD3 を設けた理由は、コント
ロール電圧が0VのときトランジスタQ1 のコレクタ電
流ICQ1とカレントミラー回路のトランジスタPM12
コレクタ電流ICPM12とは理想的には等しいはずである
が、素子のバラツキ等で必ずしも一致しない。そこで、
トランジスタPM12 のコレクタ電流ICPM12がトランジ
スタQ1 のコレクタ電流ICQ1より多い場合にはダイオ
ードD1 に電流が流れ込まないように、ダイオードD3
を挿入してある。ダイオードD4 についても、同様の理
由による。
【0033】また、リミッタは、npn形トランジスタ
E1と供給電圧E1 の定電圧源VE1とから構成されてい
る。具体的には、トランジスタQE1のベースが定電圧源
E1に接続され、コレクタが電源電圧VCCに接続され、
エミッタが接地されている。このような構成によって、
上述したように、トランジスタQ1 のコレクタ電圧をあ
る電圧(E1 −VBE)より高くならないように制御して
いる。
【0034】この図6の回路においても、最小ゲイン近
傍の領域を使用せず、リニアリティの良いゲインコント
ロール特性を得ることができる。
【0035】
【実施例2】図7は、本発明に係るゲインコントロール
アンプの第2の実施例を示す回路図である。本実施例で
は、上述した実施例1の特徴である、トランジスタQ1
のベースへの入力が最小レベルであるaVの場合にトラ
ンジスタQ1 のコレクタに流れるI 1 なる電流と同じ値
の電流を、常時、トランジスタQ1 のコレクタに流し込
んで最小ゲイン近傍領域のゲインコントロール特性のリ
ニアリテイを改善する構成に加えて、トランジスタQ2
のベースへの入力が最大レベルであるbVの場合にトラ
ンジスタQ2 のコレクタに流れるI2 なる電流と同じ値
の電流を、常時、トランジスタQ2 のコレクタに流し込
んで最大ゲイン近傍領域のゲインコントロール特性のリ
ニアリテイを改善するための構成を設けている。具体的
には、電流I2 を生成するためのトランジスタQ13およ
びQ14からなる差動対と、この生成した電流をトランジ
スタQ2 のコレクタに流し込むためのカレントミラー回
路としての電流源IM21 およびIM22 を設けている。
【0036】トランジスタQ13のベースが定電圧源V
B11 に接続され、エミッタは抵抗素子RIN3 を介してト
ランジスタQ14のエミッタに接続され、コレクタは電流
源IM2 1 に接続されている。また、トランジスタQ13
エミッタと抵抗素子RIN3 との接続中点に対して電流源
e04 が接続されている。トランジスタQ14のベースは
定電圧源VB15 に接続され、コレクタは電源電圧VCC
接続されている。また、カレントミラー回路用電流源I
M21 ,IM22 は定電圧源VB14 に接続されている。
【0037】このような構成において、定電圧源VB11
およびVB15 の設定電圧は、その差がトランジスタQ1
のベースの最大レベルであるbVが入力された場合と同
様となっており、常時、トランジスタQ13のコレクタに
2 なる電流が流れるように構成されている。
【0038】次に、上記構成による要部の基本動作を、
図8〜図11を用いて説明する。なお、最小ゲイン時に
おける動作は実施例1と同様であるため、ここでは最大
ゲイン時を中心に説明する。可変電圧源VCONTによるコ
ントラストコントロール電圧が、図示しない制御系の出
力により0V〜5Vの範囲で指令に応じた値に変化され
る。このコントロール電圧は、端子TV を介してアンプ
AMPに入力される。アンプAMP部分では、入力コン
トロール電圧がDCシフトおよび所定の減衰作用を受け
て、入力レベル0V〜5Vが、図8に示すように、aV
〜bVに調整されてトランジスタQ1 のベースに入力さ
れる。
【0039】このとき、コントロール電圧が0Vで、ト
ランジスタQ1 のベースにaVが供給されると、トラン
ジスタQ1 のコレクタにはI1 なる電流が流れる。ま
た、コントロール電圧が5Vで、トランジスタQ1 のベ
ースにbVが供給されると、トランジスタQ2 のコレク
タにはI2 なる電流が流れる。トランジスタQ13および
14の差動対においては、図9に示すように、常時、ト
ランジスタQ13のコレクタ電流ICQ13 として一定の電
流I2 が流れており、このトランジスタQ13のコレクタ
電流I2 はカレントミラー回路を構成する電流源IM21
およびIM22 を介して入力段のトランジスタQ2 のコレ
クタとダイオードD2 のカソードとの接続中点に流し込
まれる。これにより、図10に示すように、コントロー
ル電圧が0Vで、トランジスタQ1 のベースにaVが供
給された場合に入力段におけるダイオードD1 およびD
2 に流れる電流ID1,ID2は、それぞれ「0」,「I0
−(I1 +I2 )」となる。また、コントロール電圧が
5Vで、トランジスタQ1 のベースにbVが供給された
場合に入力段におけるダイオードD1 およびD2 に流れ
る電流は、「I0 −(I1 +I2 )」,「0」となる。
【0040】図9は、コントロール電圧と入力段のトラ
ンジスタQ2 に流れる電流の関係を示す図であって、図
9に示すように、入力電圧がbVのときダイオードD2
に流れる電流は「0」となる。
【0041】また、図10は、コントロール電圧とダイ
オードD1 およびD2 に流れる電流ID1とID2との関係
を示す図である。図10からわかるように、図7の回路
は、コントロール電圧が0Vおよび5V付近で、ダイオ
ードD1 およびD2 に流れる電流ID1およびID2の特性
は、リニアリティが良い。出力信号でみると、電流特性
がそのまま出力として現れることから、図7の回路は、
図11に示すような出力振幅特性を得られ、最小および
最大ゲイン時ともにリニアリティの良いゲインコントロ
ール曲線を得ることができる。
【0042】以上説明したように、本実施例によれば、
入力段のトランジスタQ1 のコレクタに、最小入力レベ
ルaVのときにトランジスタQ1 のコレクタに流れるI
1 なる電流を相殺するように、トランジスタQ11および
12からなるトランジスタ差動対で常時I1 なる電流を
発生させて、トランジスタQ1 のコレクタに流し込むと
ともに、最大入力レベルbVのときにトランジスタQ2
のコレクタに流れるI 2 なる電流を相殺するように、ト
ランジスタQ13およびQ14からなるトランジスタ差動対
で常時I2 なる電流を発生させて、トランジスタQ2
コレクタに流し込み、図8に示すような、トランジスタ
1 およびQ2 からなる差動アンプのリニアリティの悪
い領域P1およひP2を使用しないようにしたので、実
施例1の効果に加えて、さらにリニアリティの良いゲイ
ンコントロール特性を得ることができる。
【0043】また、この回路を、図14のシステムに適
用することにより、R,G,Bのゲインコントロール特
性を揃えることができる。これにより、R,G,B各1
チャネル1パッケージのIC化が可能となり、3チャネ
ル1パッケージよりも周波数特性を伸ばすことができ、
クロストークを軽減できるなどの利点がある。
【0044】さらに、電流I1 ,I2 を換えて差動アン
プのリニアリティの良い部分およびダイナミックレンジ
の広い部分を変えるには、抵抗素子RIN、電流源Ie0
よる電流I0 および定電圧源VB11 の電圧値EA を変え
ることにより可能である。
【0045】図12は、図7の回路の第1の応用回路例
を示す回路図である。この回路では、図1の回路と同様
部分は図6の回路と同様の構成となっており、これらに
加えて図7の回路のトランジスタQ12およびQ14のベー
ス入力段である電圧源VB13 およびVB15 、電流源I
M21 およびIM22 からなるカレントミラー回路を具体的
な素子で示し、かつ、入力段の差動アンプにおいてダイ
オードD 1 のカソードとトランジスタQ1 のコレクタと
の間、およびダイオードD2 のカソードとトランジスタ
2 のコレクタとの間に、それぞれダイオードD3 ,D
4を、ダイオードD1 およびD2 のカソード側から順方
向となるように挿入し、さらにトランジスタQ1 および
2 のコレクタ電圧をある電圧(E1 +VBE)よりも高
くならないようにするリミッタを設けている。
【0046】電圧源VB13 は、電源電圧VCCと接地との
間に直列に接続された電流I1 を供給する電流源
e15 、抵抗素子R14、pnp形トランジスタP17およ
びP18と、抵抗素子R15により構成されている。そし
て、電流源Ie14 と抵抗素子R14との接続中点がQ12
ベースに接続され、トランジスタP17のエミッタは抵抗
素子R14に接続され、コレクタはベースおよびトランジ
スタP18のエミッタに接続されている。トランジスタP
18のコレクタが接地され、ベースは抵抗素子R15を介し
て接地されている。このような構成によって、所定電圧
をトランジスタQ12のベースに供給する。
【0047】また、電圧源VB15 は、電源電圧VCCと接
地との間に直列に接続された電流I 1 を供給する電流源
e16 、抵抗素子R16、pnp形トランジスタP19およ
びP 20と、同じくアンプAMPと接地との間に直列に接
続された抵抗素子R17およびR18が、トランジスタQ14
のベースとアンプAMP2 との間に並列に配置されてい
る。具体的には、電流源Ie16 と抵抗素子R16との接続
中点がQ14のベースに接続され、トランジスタP19のエ
ミッタは抵抗素子R16に接続され、トランジスタP 19
コレクタはベースおよびトランジスタP20のエミッタに
接続されている。トランジスタP20のコレクタは接地さ
れ、ベースが抵抗素子R17とR18との接続中点に接続さ
れている。このような構成によって、所定電圧をトラン
ジスタQ14のベースに供給する。
【0048】また、カレントミラー回路は、pnp形ト
ランジスタPM21 〜PM24 により構成されている。トラ
ンジスタPM21 およびPM23 のエミッタは電源電圧VCC
に接続され、両者のベースは接続されている。トランジ
スタPM21 のコレクタがベースおよびトランジスタP
M22 のエミッタに接続され、トランジスタPM22 のコレ
クタはトランジスタQ2 のコレクタとダイオードD4
カソードとの接続中点に接続されている。また、トラン
ジスタPM23 のコレクタはトランジスタPM24 のエミッ
タに接続されている。トランジスタPM24 のベースはト
ランジスタPM22 のベースおよびコレクタに接続され、
ベースとコレクタとの接続中点はトランジスタQ13のコ
レクタに接続されている。このような構成によって、ト
ランジスタQ13のコレクタに現れるI2 なる電流は、カ
レントミラー回路を介してトランジスタQ2 のコレクタ
に流し込まれる。
【0049】入力段の差動アンプのコレクタ側にダイオ
ードD3 およびD4 を設けた理由およびリミッタを設け
た理由は、上述したと同様に、コントロール電圧が0V
のときトランジスタQ1 ,Q2 のコレクタ電流ICQ1
ICQ2とカレントミラー回路のトランジスタPM12 ,P
M12 のコレクタ電流ICPM12,ICPM22とは理想的には
等しいはずであるが、素子のバラツキ等で必ずしも一致
しない。たとえばコレクタ電流ICPM12が多い場合、ト
ランジスタQ1 のコレクタ電位はトランジスタPM12
飽和するまで上昇する。そこで、トランジスタPM12
M12 のコレクタ電流ICPM12,ICPM22がトランジス
タQ1 ,Q2 のコレクタ電流より多い場合にはダイオー
ドD1 ,D2 に電流が流れ込まないように、ダイオード
3 ,D4 を挿入してあるとともに、トランジスタ
1 ,Q2 のコレクタ電位がある電位(E1 +VBE)以
上にならないように、リミッタを設けている。
【0050】また、リミッタは、pnp形トランジスタ
15,P16と供給電圧E1 の定電圧源VE1とから構成さ
れている。具体的には、トランジスタP15,P16のベー
スが定電圧源VE1に接続され、トランジスタP15のエミ
ッタがトランジスタQ2 のコレクタに接続され、トラン
ジスタP16のエミッタがトランジスタQ1 のコレクタに
接続され、両トランジスタP15,P16のコレクタは接地
されている。このような構成によって、上述したよう
に、トランジスタQ1 およびQ2 のコレクタ電圧をある
電圧(E1 +VBE)より高くならないように制御してい
る。
【0051】この図12の回路においても、最小および
最大ゲイン近傍の領域を使用せず、リニアリティの良い
ゲインコントロール特性を得ることができる。
【0052】図13は、図7の回路の第2の応用回路例
を示す回路図である。この回路が図12の回路と異なる
点は、リミッタをnpn形トランジスタQ15,Q16、ダ
イオードD11〜D14および電流源Ie05 ,Ie06 により
構成したことにある。具体的には、トランジスタQ15
16のベースは定電圧源VB12 に接続され、コレクタは
電源電圧VCCに接続されている。トランジスタQ15のエ
ミッタはダイオードD12のアノードに接続され、ダイオ
ードD12のカソードはダイオードD11のカソードおよび
電流源Ie05 に接続され、ダイオードD11のアノードが
トランジスタQ1 のコレクタに接続されている。また、
トランジスタQ16のエミッタはダイオードD14のアノー
ドに接続され、ダイオードD14のカソードはダイオード
13のカソードおよび電流源Ie05 に接続され、ダイオ
ードD13のアノードがトランジスタQ3 のコレクタに接
続されている。その他の構成は図12の回路と同様であ
り、図12の回路と同様の作用、効果を得ることができ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
差動アンプの最小、最大ゲイン時のリニアリティの悪い
領域を使用しないようにでき、リニアリティの良いゲイ
ンコントロール特性を得ることができる。
【0054】また、この回路を、R,G,B3チャネル
をそれぞれ1チャネル1パッケージで構成するシステム
に適用することにより、R,G,Bのゲインコントロー
ル特性を揃えることができる。これにより、R,G,B
各1チャネル1パッケージのIC化が可能となり、3チ
ャネル1パッケージよりも周波数特性を伸ばすことがで
き、クロストークを軽減できるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゲインコントロールアンプの第1
の実施例を示す回路図である。
【図2】図1の回路のトランジスタQ1 のベース電圧と
コレクタ電流との関係を示す図である。
【図3】図1の回路のコントロール電圧とトランジスタ
1 のコレクタ電流との関係を示す図である。
【図4】図1の回路のコントロール電圧とダイオードD
1 およびD2 に流れる電流との関係を示す図である。
【図5】図1の回路のコントロール電圧に対する出力振
幅特性を示す図である。
【図6】図1の回路の応用回路例を示す回路図である。
【図7】本発明に係るゲインコントロールアンプの第2
の実施例を示す回路図である。
【図8】図7の回路のトランジスタQ1 のベース電圧と
コレクタ電流との関係を示す図である。
【図9】図7の回路のトランジスタQ1 のベース電圧と
トランジスタQ2 のコレクタ電流との関係を示す図であ
る。
【図10】図7の回路のコントロール電圧とダイオード
1 およびD2 に流れる電流との関係を示す図である。
【図11】図7の回路のコントロール電圧に対する出力
振幅特性を示す図である。
【図12】図7の回路の第1の応用回路例を示す回路図
である。
【図13】図7の回路の第2の応用回路例を示す回路図
である。
【図14】R,G,B3チャネルをそれぞれ1チャネル
1パッケージで構成するシステムを示す図である。
【図15】R,G,B3チャネル全てにバラツキがある
場合のゲインコントロール特性を示す図である。
【図16】最小コントロール電圧に対するゲインが3チ
ャネル共合致した場合のゲインコントロール特性を示す
図である。
【図17】R,G,B3チャネル全てが同一のゲインコ
ントロール特性を示す図である。
【図18】第1の従来例を示す回路図である。
【図19】図18の回路の課題を説明するための図であ
る。
【図20】第2の従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 〜Q4 ,Q11〜Q16…npn形トランジスタ P11〜P20…pnp形トランジスタ Ie01 〜Ie06 ,Ie11 〜Ie16 …電流源 IM11 ,IM12 ,IM21 ,IM22 …カレントミラー回路
用電流源 D1 〜D4 ,D11〜D14…ダイオード VB11 〜VB15 …定電圧源 VCONT…可変電圧源 RIN1 〜RIN3 …入力抵抗素子 RL1,RL2…負荷用抵抗素子 R11〜R18…抵抗素子 AMP,AMP1 ,AMP2 …アンプ VCC…電源電圧 TV …コントラストコントロール電圧入力用端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 1/00 - 3/18 H04N 5/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランジスタ差動対により構成される信
    号入力段と、上記信号入力段の差動出力を増幅して出力
    する差動出力段とを有し、上記信号入力段の一方のトラ
    ンジスタのベースに、第1のレベルから当該第1のレベ
    ルより大きい第2のレベル間のレベルに調整された信号
    が入力されるゲインコントロールアンプであって、 上記信号入力段の一方の出力に対して、上記第1のレベ
    ルの信号入力時に当該一方の出力に流れる電流を相殺
    得る、当該電流と同じ値の一定の電流を供給する電流供
    給回路を有することを特徴とするゲインコントロールア
    ンプ。
  2. 【請求項2】 上記信号入力段の他方の出力に対して、
    上記第2のレベルの信号入力時に当該他方の出力に流れ
    る電流を相殺し得る、当該電流と同じ値の一定の電流を
    供給する電流供給回路を有する請求項1記載のゲインコ
    ントロールアンプ。
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