JP3249550B2 - ばね押圧ボール型ハウジングユニット - Google Patents

ばね押圧ボール型ハウジングユニット

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JP3249550B2
JP3249550B2 JP21612691A JP21612691A JP3249550B2 JP 3249550 B2 JP3249550 B2 JP 3249550B2 JP 21612691 A JP21612691 A JP 21612691A JP 21612691 A JP21612691 A JP 21612691A JP 3249550 B2 JP3249550 B2 JP 3249550B2
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量富 石川
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エイ・テイ・シイ株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D7/00Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock
    • F16D7/04Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type
    • F16D7/06Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type with intermediate balls or rollers
    • F16D7/10Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type with intermediate balls or rollers moving radially between engagement and disengagement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の自動工具交
換装置のツールポットに装着したり、軸方向のスライド
リミッタ又は回転方向のトルクリミッタとしてこの種の
機械部品に組込んで使用するばね押圧ボール型ハウジン
グユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械のばね押圧ボール型ハウジング
ユニットのツールポットには、ツールホルダのプルスタ
ッドを所定のトルク制限の下に保持するために、複数の
ばね押圧ボールをリテーナで保持している。この場合リ
テーナは、概ね付勢ばねとボールを収容するために、十
字に穴加工を施す等の複雑な加工がなされている。
た、リテーナにボールとばねを収容して、ボールにばね
力を付勢するために止め輪(止めねじ)を用いるのが一
般的であった(例えば実開平1−170533)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のばね押圧ボール
型のこの種のものは機械加工に手間がかかり、したがっ
て高価とならざるを得ない。加えて、穴内へ、ばねを圧
入状態で挿入しなくてはならないために、組付けが困難
な欠点があった。特開平2−256440号には、付勢のため
のばねに代えてゴムを用いる構造が示されている。しか
し、この構造も上記より簡略化されたが、ゴムの寿命に
難点があるなど、まだ不十分である。また、この種の構
造のものが安価になれば、軸方向のスライドリミッタや
回転方向のトルクリミッタとして各種ロボット装置など
広範囲な分野に使用できることとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
円筒ケーシング1に対して内挿する円板状又はリング状
ハウジング2であって、ハウジング2はリテーナ3とそ
れを挾着する2枚の挾着板4,4で構成し、リテーナ3
にはその中心から外周に向かう複数の放射状溝5を形成
し、溝5にボール6を収容し、このボール6をコイルば
ね7又は皿ばね8等の弾力材で内周側又は外周側へ付勢
て突出弾力保持可能に、その一端を閉止した溝5とし
てなる構造としたのである。
【0005】
【作用】このような構造であると、リテーナ3に設けら
れた複数の放射状溝5とそれを挾着する2枚の挾着板
4,4との組付けのみによって、従来の穴加工で形成さ
れていたばねとボールの収容穴に相当する機能が得られ
る。
【0006】
【実施例】図1,2は本発明のばね押圧ボール型ハウジ
ングユニットをツールポットに実施した例であって、図
1は図2中A−A相当断面図、図2は図1中B−B相当
断面図である。ツールポット10は自動工具交換装置にお
ける多数の工具の個々を保持するツールホルダ11の基部
側が挿入され、そのプルスタッド11a部分でスライドリ
ミット状態に拘束保持されている。本発明のばね押圧ボ
ール型ハウジングユニットは、このスライドリミット状
態に拘束保持するに適した構造であって、ハウジング2
はリテーナ3とそれを挾着する2枚の挾着板4,4で構
成している。リテーナ3はドーナツ板形状のものに、中
心から外周に向かう複数の放射状溝5を形成している。
この溝5にはボール6を収容し、コイルばね7で内周側
へ付勢するようにしている。リテーナ3の両側にこれも
ドーナツ状の挾着板4,4があり、一方は外周部がツー
ルポット10の円筒ケーシング1の内壁へ設けられた段部
に当接し、もう一方の挾着板は止リング12で固定されて
いる。放射状溝5はリテーナ3の両面に貫通しており
2に示す形状に切削加工で簡単に製作できる。このよう
な構造であるから、ツールホルダ11の基部側のプルスタ
ッド11a部分にある溝部11bに4個のボールがコイルばね
7で内周側へ付勢された状態で簡単に嵌まり、リテーナ
3のみで円筒ケーシング10に当接することなく、スライ
ドリミット状態に拘束保持されることになる。
【0007】図3,4は、本発明のばね押圧ボール型ハ
ウジングユニットをスライドリミッタに実施した例であ
って、図3は図4中C−C相当断面図、図4は図3中D
−D相当断面図である。このスライドリミッタ20は、軸
方向の力を制限して伝える機能を有しており、軸21に設
けた2個所の溝部21a,21bに4個のボール6がコイルば
ね7で内周側へ付勢されて嵌まる(図4上半部)。軸21の
右端部に取付フランジ22があり、これを軸方向に移動さ
せると、ボール6が軸の溝部から外径に乗り上げ(図4
下半部)、その移動量によって軸方向の力を設定するこ
とができる。
【0008】この例でも、ハウジング2はリテーナ3と
それを挾着する2枚の挾着板4,4で構成している。リ
テーナ3はドーナツ板形状のものに、中心から外周に向
かう4本の放射状溝5を形成している。この溝5にはボ
ール6を収容し、コイルばね7で内周側へ付勢するよう
にしている。リテーナ3の両側にこれもドーナツ状の挾
着板4,4があり、一方は外周部がスライドリミッタ20
の円筒ケーシング1の内壁へ設けられた段部に当接し、
もう一方の挾着板は軸受キャップ23を介して止リング12
で固定されている。
【0009】図5,6は、付勢に皿ばねを用いたスライ
ドリミッタの例であって、図5は図6中E−E相当断面
図、図6は図5中F−F相当断面図である。このスライ
ドリミッタ30も、軸方向の力を制限して伝える機能を有
しており、複数個のボール6が2枚宛背中合せにして用
いられた皿ばね8で内周側へ付勢されている。ハウジン
グ2がリテーナ3とそれを挾着する2枚の挾着板4,4
で構成されている点は上記同様であるが、2枚の挾着板
4,4の内面内周側がテーパ状に形成されている。内周
側への付勢は両側の皿ばね8,8の押圧による。軸31の
右端部に取付フランジ32があって、これを軸方向に移動
させると、ボール6が軸31の溝部31a,31bから外径に乗
り上げ、その移動量によって軸方向の力を設定すること
ができる。
【0010】図7,8は前記実施例の皿ばねに代えてコ
イルばねを用いたスライドリミッタの例である。図7は
図8中G−G相当断面図、図8は図7中H−H相当断面
図である。このスライドリミッタ40も、軸方向の力を制
限して伝える機能を有しており、複数個のボール6が、
内面内周側がテーパ状に形成されている2枚の挾着板
4,4とリテーナ3によって前記同様保持されている。
2枚の挾着板4,4はそれぞれ軸方向のセンター寄り
に、反対方向へ押圧されるコイルばね10,10によって軸
中央方向に押圧されている。
【0011】これまでの例はいずれも、弾力材でボール
を内周側へ付勢して軸方向スライドリミッタとした例で
あったが、軸直角外周側へ付勢することもできる。以下
にその実施例を示す。図9,10はコイルばね式トルクリ
ミッタの例である。図9は図10中I−I相当断面図、図
10は図9中J−J相当断面図である。このコイルばね式
トルクリミッタ50は、円筒ケーシング1に対して円板状
のハウジング2が内挿されており、このハウジング2が
リテーナ3とそれを挾着する2枚の挾着板4,4で構成
されていることはこれまでの例と同様である。しかしこ
の例ではリテーナ3が軸51と一体物であり、2枚の挾着
板4,4も軸51に固定され、リテーナ3には外周側から
溝5が設けられている。この溝5の円板中心側にコイル
ばね7が挿入されており、その外周縁部側にボール6が
あって常に突出すべく付勢されている。円筒ケーシング
1の内壁にボール6の嵌まる規則的な溝52があって、溝
52から内周側へ乗り上げ、その移動量によって回転方向
のトルクを設定することができる。
【0012】図11,12はスラスト皿ばね式トルクリミッ
タ60の例である。図11は図12中K−K相当断面図、図12
は図11中L−L相当断面図である。この例では中空軸61
にリテーナ3が一体物である。リテーナ3の両側に挾着
板4,4があり、これらは対称的にリテーナ3側が小径
のテーパとなっている。リテーナ3の両側から皿ばね
8,8が押圧してボール6を外周側へ常に付勢状態とな
っており、円筒ケーシング1の溝62へ嵌まる。
【0013】図13はばね押圧ボール型ハウジングユニッ
トをスライドリミッタとしてツールポットに実施した例
である。このツールポット70は、円筒ケーシング1に対
して円板状のハウジング2が内挿されており、このハウ
ジング2がリテーナ3とそれを挾着する2枚の挾着板
4,4で構成されていることはこれまでの例と同様であ
る。しかし、この例では内面内周側がテーパ状に形成さ
れているリテーナ3がコイルばね7で軸方向に付勢さ
れ、テーパ面に接しているボール6をプルスタッド11a
側へ常に付勢状態としている。2枚の挾着板4,4のう
ち、一方はテーパ面を有するが、他方は平坦である。
【0014】図14はスラスト皿バネ式のばね押圧ボール
型ハウジングユニットをスライドリミッタとしてツール
ポットに実施した例である。このツールポット80は、ボ
ール6が2枚宛背中合せにして用いられた皿ばね8で内
周側へ付勢されるようになっている点で図5の例と同様
である。この例でも、2枚の挾着板4,4のうち、一方
はテーパ面を有するが、他方は平坦である。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように、いずれの実施例
においても、各図から明らかなように、ハウジングはリ
テーナとそれを挾着する2枚の挾着板のみで形成でき、
リテーナにはボールとばね材が止め輪や止めねじなしに
保持できるため、製造組付けが容易で、安価、しかも、
耐久性に優れたばね押圧ボール型ハウジングユニットの
提供ができることとなった。軸方向のスライドリミッタ
又は回転方向等のトルクリミッタとして各種ロボット装
置など広範囲な分野に使用できる有用なものとなってい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ツールポットの図2中A−A相当断面図であ
る。
【図2】図1中B−B相当断面図である。
【図3】軸方向のスライドリミッタの図4中C−C相当
断面図である。
【図4】図3中D−D相当断面図である。
【図5】皿ばねを用いたスライドリミッタの図6中E−
E相当断面図である。
【図6】図5中F−F相当断面図である。
【図7】軸方向のスライドリミッタの他の例を示す図8
中G−G相当断面図である。
【図8】図7中H−H相当断面図である。
【図9】コイルばね式トルクリミッタの例であって図10
中I−I相当断面図である。
【図10】図9中J−J相当断面図である。
【図11】スラスト皿ばね式トルクリミッタの例であっ
て、図12中K−K相当断面図である。
【図12】図11中L−L相当断面図である。
【図13】ツールポットの要部破断側面図である。
【図14】ツールポットの要部破断側面図である。
【符号の説明】
1 円筒ケーシング 2 ハウジング 3 リテーナ 4 挾着板 5 放射状溝 6 ボール 7 コイルばね 8 皿ばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒ケーシング1に対して内挿する円板
    状又はリング状ハウジング2であって、該ハウジング2
    はリテーナ3とそれを挾着する2枚の挾着板4,4で構
    成し、リテーナ3にはその中心から外周に向かう複数の
    放射状溝5を形成し、該溝5はボール6を収容し、該ボ
    ール6をコイルばね7又は皿ばね8等の弾力材でボール
    を内周側又は外周側へ付勢して突出弾力保持可能に、そ
    の一端を閉止した溝5としてなることを特徴とするばね
    押圧ボール型ハウジングユニット。
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