JP3249469B2 - 舌清掃器具 - Google Patents
舌清掃器具Info
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- JP3249469B2 JP3249469B2 JP12919498A JP12919498A JP3249469B2 JP 3249469 B2 JP3249469 B2 JP 3249469B2 JP 12919498 A JP12919498 A JP 12919498A JP 12919498 A JP12919498 A JP 12919498A JP 3249469 B2 JP3249469 B2 JP 3249469B2
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- spatula
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- scraping
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/24—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for use in the oral cavity, larynx, bronchial passages or nose; Tongue scrapers
- A61B17/244—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for use in the oral cavity, larynx, bronchial passages or nose; Tongue scrapers for cleaning of the tongue
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は舌を清掃するため
の舌清掃器具に関するものである。
の舌清掃器具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、欧米では口臭治療が活発に行われ
ている。口臭の原因としては歯周病、舌のざらつき、口
腔の渇き、ストレス、刺激的な飲食物等が考えられてい
るが、口臭を解消する最も効果的な方法の１つとして、
舌をきれいに清掃することが注目されている。
ている。口臭の原因としては歯周病、舌のざらつき、口
腔の渇き、ストレス、刺激的な飲食物等が考えられてい
るが、口臭を解消する最も効果的な方法の１つとして、
舌をきれいに清掃することが注目されている。
【０００３】舌表面の乳頭状突起の窪みには口臭の原因
となる揮発性硫黄化合物を生成する歯垢が滞留している
ためである。そして、この歯垢やその中に潜むバクテリ
アは、口臭だけでなく、味覚や食欲の減退、虫歯や口内
炎の発生等にとっても問題となる。このため、舌の清掃
は、口腔の衛生管理や身体の健康にとってとても大切な
ことと言える。
となる揮発性硫黄化合物を生成する歯垢が滞留している
ためである。そして、この歯垢やその中に潜むバクテリ
アは、口臭だけでなく、味覚や食欲の減退、虫歯や口内
炎の発生等にとっても問題となる。このため、舌の清掃
は、口腔の衛生管理や身体の健康にとってとても大切な
ことと言える。
【０００４】舌をきれいに清掃する方法としては、一般
的には、歯ブラシを用いて清掃する方法がある。しかし
ながら、歯ブラシを用いた清掃法では、舌の乳頭状突起
間の割れ目や溝深くに潜む歯垢やバクテリアまで掻き出
すことは困難と言われている。
的には、歯ブラシを用いて清掃する方法がある。しかし
ながら、歯ブラシを用いた清掃法では、舌の乳頭状突起
間の割れ目や溝深くに潜む歯垢やバクテリアまで掻き出
すことは困難と言われている。
【０００５】そこで、舌清掃器具としては、薄くて、エ
ッジを持ったプラスチックや金属製のへらのような器具
（一般に「タングクリーナ」と称されている。）が種々
考案され、市販されている。
ッジを持ったプラスチックや金属製のへらのような器具
（一般に「タングクリーナ」と称されている。）が種々
考案され、市販されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、タングクリ
ーナを用いても、正しく使用しなければ、上記の割れ目
や溝深くに潜む歯垢やバクテリアまで掻き出すことはで
きない。また、タングクリーナを正しく使用しなかった
ために、舌の表面を傷付ける恐れもある。
ーナを用いても、正しく使用しなければ、上記の割れ目
や溝深くに潜む歯垢やバクテリアまで掻き出すことはで
きない。また、タングクリーナを正しく使用しなかった
ために、舌の表面を傷付ける恐れもある。
【０００７】一方、歯科医師等の口腔の衛生管理に携わ
る者には、舌の清掃がうまくできていない患者や、介護
が必要な高齢者や身体の不自由な人で、舌の清掃が困難
な人に対して、より専門的に、またより確実的に舌の汚
れを除去したいという要望がある。
る者には、舌の清掃がうまくできていない患者や、介護
が必要な高齢者や身体の不自由な人で、舌の清掃が困難
な人に対して、より専門的に、またより確実的に舌の汚
れを除去したいという要望がある。
【０００８】この発明は、かかる背景のもとになされた
もので、１つの目的は、舌の清掃が簡単にかつきれいに
行える舌清掃器具を提供することである。
もので、１つの目的は、舌の清掃が簡単にかつきれいに
行える舌清掃器具を提供することである。
【０００９】この発明の他の目的は、歯科医院等の歯科
治療設備のある所で、歯科治療設備に備えられている吸
引装置に装着可能であり、舌の清掃が良好に行える舌清
掃器具（舌清掃用バキュームチップ）を提供することで
ある。
治療設備のある所で、歯科治療設備に備えられている吸
引装置に装着可能であり、舌の清掃が良好に行える舌清
掃器具（舌清掃用バキュームチップ）を提供することで
ある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
可撓性のあるパイプと、パイプの根元側に接続された吸
引装置と、パイプの先端側に備えられた把持部と、パイ
プの先端側に連結されたパイプにつながった筒とを備
え、筒の先端には、舌の表面を掻くための掻き部材が備
えられ、掻き部材はへらを含み、へらは筒の先端に斜め
交差方向に開いた開口を横断するように、かつ、へらの
先端が開口の後方を向くように配置されていて、筒を通
して、掻き部材で掻かれる舌の表面を前記吸引装置によ
って吸引できるようにされていることを特徴とする舌清
掃器具である。
可撓性のあるパイプと、パイプの根元側に接続された吸
引装置と、パイプの先端側に備えられた把持部と、パイ
プの先端側に連結されたパイプにつながった筒とを備
え、筒の先端には、舌の表面を掻くための掻き部材が備
えられ、掻き部材はへらを含み、へらは筒の先端に斜め
交差方向に開いた開口を横断するように、かつ、へらの
先端が開口の後方を向くように配置されていて、筒を通
して、掻き部材で掻かれる舌の表面を前記吸引装置によ
って吸引できるようにされていることを特徴とする舌清
掃器具である。
【００１１】請求項２記載の発明は、吸引装置と、吸引
装置に後端側が連結された筒とを備え、筒の先端には、
舌の表面を掻くための掻き部材が備えられ、掻き部材は
へらを含み、へらは筒の先端に斜め交差方向に開いた開
口を横断するように、かつ、へらの先端が開口の後方を
向くように配置されていて、筒を通して掻き部材で掻か
れる舌の表面を前記吸引装置によって吸引できるように
されていることを特徴とする舌清掃器具である。
装置に後端側が連結された筒とを備え、筒の先端には、
舌の表面を掻くための掻き部材が備えられ、掻き部材は
へらを含み、へらは筒の先端に斜め交差方向に開いた開
口を横断するように、かつ、へらの先端が開口の後方を
向くように配置されていて、筒を通して掻き部材で掻か
れる舌の表面を前記吸引装置によって吸引できるように
されていることを特徴とする舌清掃器具である。
【００１２】請求項３記載の発明は、前記筒は取り外し
可能にされていることを特徴とする請求項１または２記
載の舌清掃器具である。
可能にされていることを特徴とする請求項１または２記
載の舌清掃器具である。
【００１３】請求項４記載の発明は、筒状体と、筒状態
の後端に設けられた吸引装置の吸引口に連結可能な連結
部と、筒状体の先端に備えられた舌の表面を掻くための
掻き部材とを有し、掻き部材はへらを含み、へらは筒状
体の先端に斜め交差方向に開いた開口を横断するよう
に、かつ、へらの先端が開口の後方を向くように配置さ
れていて、筒状体を通して、掻き部材で掻かれる舌の表
面を前記吸引装置によって吸引可能にされていることを
特徴とする舌清掃器具である。
の後端に設けられた吸引装置の吸引口に連結可能な連結
部と、筒状体の先端に備えられた舌の表面を掻くための
掻き部材とを有し、掻き部材はへらを含み、へらは筒状
体の先端に斜め交差方向に開いた開口を横断するよう
に、かつ、へらの先端が開口の後方を向くように配置さ
れていて、筒状体を通して、掻き部材で掻かれる舌の表
面を前記吸引装置によって吸引可能にされていることを
特徴とする舌清掃器具である。
【００１４】請求項５記載の発明は、前記へらの先端辺
には波形がつけられていることを特徴とする請求項１な
いし４のいずれかに記載の舌清掃器具である。
には波形がつけられていることを特徴とする請求項１な
いし４のいずれかに記載の舌清掃器具である。
【００１５】請求項６記載の発明は、前記掻き部材はへ
らに加えてブラシまたはブラシ状の突起を含むことを特
徴とする請求項１ないし５のいずれかに記載の舌清掃器
具である。
らに加えてブラシまたはブラシ状の突起を含むことを特
徴とする請求項１ないし５のいずれかに記載の舌清掃器
具である。
【００１６】
【００１７】上述の構成によれば、掻き部材で舌の表面
を掻きながら、その掻いている舌の表面を吸引装置によ
って吸引できるので、舌をきれいに清掃できる。掻き部
材で舌の表面を軽く掻けば、舌表面の乳頭状突起が順に
掻き起こされ、または掻き倒されて、乳頭状突起の窪み
や突起間の割れ目や溝が広がり、そこに入り込んだ歯垢
やバクテリアを吸引装置によって吸引することができ
る。
を掻きながら、その掻いている舌の表面を吸引装置によ
って吸引できるので、舌をきれいに清掃できる。掻き部
材で舌の表面を軽く掻けば、舌表面の乳頭状突起が順に
掻き起こされ、または掻き倒されて、乳頭状突起の窪み
や突起間の割れ目や溝が広がり、そこに入り込んだ歯垢
やバクテリアを吸引装置によって吸引することができ
る。
【００１８】
【００１９】また掻き部材には、へらに加えてブラシま
たはブラシ状の突起を含ませれば、それらブラシまたは
ブラシ状の突起が乳頭状突起の窪みに進入し、吸引力と
相挨って良好に清掃ができる。
たはブラシ状の突起を含ませれば、それらブラシまたは
ブラシ状の突起が乳頭状突起の窪みに進入し、吸引力と
相挨って良好に清掃ができる。
【００２０】掻き部材にはへらが含まれ、このへらは筒
の先端開口を横断するように配置されているので、へら
で掻かれている部分を良好に吸引することが可能であ
る。
の先端開口を横断するように配置されているので、へら
で掻かれている部分を良好に吸引することが可能であ
る。
【００２１】筒を取り外し可能にすると、たとえば家族
で使用する場合、使用者が変わる度に筒を取り替えら
れ、自分専用の掻き部材で舌を清掃することができるの
で、衛生的である。また、掻き部材が汚れた場合等、容
易に交換が可能である。
で使用する場合、使用者が変わる度に筒を取り替えら
れ、自分専用の掻き部材で舌を清掃することができるの
で、衛生的である。また、掻き部材が汚れた場合等、容
易に交換が可能である。
【００２２】
【発明の実施の形態】以下には、図面を参照してこの発
明の実施形態について詳細に説明をする。
明の実施形態について詳細に説明をする。
【００２３】図１はこの発明の一実施形態にかかる舌清
掃器具が装着された歯科治療用のチェアユニットの一部
を示す斜視図である。チェアユニット１には背もたれお
よびヘッドレストが傾倒可能なチェア２が備えられ、チ
ェア２の側方にはうがい用設備３が備えられている。う
がい用設備３に関連してホルダ４が取り付けられてお
り、ホルダ４にバキュームシリンジ５の先端部分が係止
されている。
掃器具が装着された歯科治療用のチェアユニットの一部
を示す斜視図である。チェアユニット１には背もたれお
よびヘッドレストが傾倒可能なチェア２が備えられ、チ
ェア２の側方にはうがい用設備３が備えられている。う
がい用設備３に関連してホルダ４が取り付けられてお
り、ホルダ４にバキュームシリンジ５の先端部分が係止
されている。
【００２４】バキュームシリンジ５は、図示しない真空
吸引装置に根元側が接続されたシリコンチューブ６と、
シリコンチューブ６の先端側に備えられた把持部７と、
把持部７の先端に形成された吸引口８とを備えている。
バキュームシリンジ５は、吸引口８に吸引ノズルを装着
し、歯科治療時に、患者の口腔内に溜まる唾液等を吸引
するのに主として使用される。
吸引装置に根元側が接続されたシリコンチューブ６と、
シリコンチューブ６の先端側に備えられた把持部７と、
把持部７の先端に形成された吸引口８とを備えている。
バキュームシリンジ５は、吸引口８に吸引ノズルを装着
し、歯科治療時に、患者の口腔内に溜まる唾液等を吸引
するのに主として使用される。
【００２５】この実施形態にかかる舌清掃器具の一例の
舌清掃用バキュームチップ１０は、上記バキュームシリ
ンジ５の先端の吸引口８に装着されて使用される。
舌清掃用バキュームチップ１０は、上記バキュームシリ
ンジ５の先端の吸引口８に装着されて使用される。
【００２６】図２は、舌清掃用バキュームチップ１０の
構成例を示す斜視図である。バキュームチップ１０はた
とえば樹脂で形成された筒状体１１を有し、筒状体１１
の後端は、上述したように、バキュームシリンジ５の吸
引口８に連結可能にされている。具体的には、筒状体１
１の後端１２の外径が吸引口８の内径より僅かに小さく
されており、後端１２を吸引口８に差し込めるようにさ
れている。筒状体１１の後端１２の形状は、上述のもの
に限らず、要は、バキュームシリンジ５の先端の吸引口
８に連結可能な形状または構成とされていればよい。た
とえば吸引口がねじによる連結構造の場合、筒状体１１
の後端１２には吸引口と螺合可能なねじが切られていて
もよい。
構成例を示す斜視図である。バキュームチップ１０はた
とえば樹脂で形成された筒状体１１を有し、筒状体１１
の後端は、上述したように、バキュームシリンジ５の吸
引口８に連結可能にされている。具体的には、筒状体１
１の後端１２の外径が吸引口８の内径より僅かに小さく
されており、後端１２を吸引口８に差し込めるようにさ
れている。筒状体１１の後端１２の形状は、上述のもの
に限らず、要は、バキュームシリンジ５の先端の吸引口
８に連結可能な形状または構成とされていればよい。た
とえば吸引口がねじによる連結構造の場合、筒状体１１
の後端１２には吸引口と螺合可能なねじが切られていて
もよい。
【００２７】この実施形態では、バキュームチップ１０
は、患者毎に交換される使い捨てタイプとされている。
しかし、このような構成に代えて、筒状体１１を金属筒
等で構成し、洗浄することにより繰り返し使用できるも
のとしてもよい。
は、患者毎に交換される使い捨てタイプとされている。
しかし、このような構成に代えて、筒状体１１を金属筒
等で構成し、洗浄することにより繰り返し使用できるも
のとしてもよい。
【００２８】筒状体１１の先端には、筒状体１１の長手
方向に斜め交差方向に開いた開口１３が形成されてい
る。そして開口１３には、開口１３を横断するように配
置されたへら１３およびブラシ（ブラシ状の突起でもよ
い）１５が備えられている。
方向に斜め交差方向に開いた開口１３が形成されてい
る。そして開口１３には、開口１３を横断するように配
置されたへら１３およびブラシ（ブラシ状の突起でもよ
い）１５が備えられている。
【００２９】図３は図２のＡ−Ａに沿うバキュームチッ
プ１０の先端部分の断面図である。図２および図３を参
照して説明すると、へら１４は開口１３を横断するよう
に、かつ、筒状体１１の長さ方向にほぼ直交方向に延び
るように設けられている。へら１４は、図３に示すよう
に、その先端が筒状体１１の後方に向くように配置され
ている。この理由は、バキュームチップ１０により舌の
表面を掻く場合、バキュームチップ１０を後方に向かっ
て引くからであり、その引く動作の際に、へら１４の先
端が舌の表面を良好に掻くことができるように配慮した
ものである。
プ１０の先端部分の断面図である。図２および図３を参
照して説明すると、へら１４は開口１３を横断するよう
に、かつ、筒状体１１の長さ方向にほぼ直交方向に延び
るように設けられている。へら１４は、図３に示すよう
に、その先端が筒状体１１の後方に向くように配置され
ている。この理由は、バキュームチップ１０により舌の
表面を掻く場合、バキュームチップ１０を後方に向かっ
て引くからであり、その引く動作の際に、へら１４の先
端が舌の表面を良好に掻くことができるように配慮した
ものである。
【００３０】この実施形態では、図２に示すように、へ
ら１４は筒状体１１と一体的に樹脂で形成されている。
そしてへら１４の先端辺には波形が付けられている。舌
の表面を良好に掻けるように配慮したものである。へら
１４はこの形態に限らず、先端辺は直線状であっても構
わない。
ら１４は筒状体１１と一体的に樹脂で形成されている。
そしてへら１４の先端辺には波形が付けられている。舌
の表面を良好に掻けるように配慮したものである。へら
１４はこの形態に限らず、先端辺は直線状であっても構
わない。
【００３１】ブラシ１５は、開口１３を縦断するよう
に、へら１４とほぼ直交方向に配置されている。なお、
ブラシ１５はへら１４と直交方向に配置せず、へら１４
と平行方向に配置してもよい。要はへら１４およびブラ
シ１５が舌の表面を良好に掻くことができ、舌表面の乳
頭状突起を順に掻き起こし、または掻き倒して、乳頭状
突起間を順に開いていくような形状および配置構造であ
ればよい。そして乳頭状突起間が開かれた際には、吸引
装置によって舌の表面が吸引されているから、そこに溜
まった歯垢やバクテリア等が吸い出される。
に、へら１４とほぼ直交方向に配置されている。なお、
ブラシ１５はへら１４と直交方向に配置せず、へら１４
と平行方向に配置してもよい。要はへら１４およびブラ
シ１５が舌の表面を良好に掻くことができ、舌表面の乳
頭状突起を順に掻き起こし、または掻き倒して、乳頭状
突起間を順に開いていくような形状および配置構造であ
ればよい。そして乳頭状突起間が開かれた際には、吸引
装置によって舌の表面が吸引されているから、そこに溜
まった歯垢やバクテリア等が吸い出される。
【００３２】筒状体１１には、吸引力調整機構１６が備
えられていてもよい。図４は図２のＢ−Ｂに沿う断面図
である。図２および図４を参照して説明すると、吸引力
調整機構１６は、筒状体１１に形成された小孔１７と、
小孔１７を露出／カバー可能な切欠リング１８とを含ん
でいる。リング１８を回動させて、小孔１７を露出させ
ることにより、小孔１７から空気が吸い込まれ得る。よ
って筒状体１１の先端開口１３における吸引力を弱める
ことができる。リング１８で小孔１７を塞げば、先端開
口１３の吸引力が強まる。
えられていてもよい。図４は図２のＢ−Ｂに沿う断面図
である。図２および図４を参照して説明すると、吸引力
調整機構１６は、筒状体１１に形成された小孔１７と、
小孔１７を露出／カバー可能な切欠リング１８とを含ん
でいる。リング１８を回動させて、小孔１７を露出させ
ることにより、小孔１７から空気が吸い込まれ得る。よ
って筒状体１１の先端開口１３における吸引力を弱める
ことができる。リング１８で小孔１７を塞げば、先端開
口１３の吸引力が強まる。
【００３３】吸引力調整機構１６は、上述の構成に限ら
ず、別な構成でもよい。
ず、別な構成でもよい。
【００３４】図５に、筒状体１１の先端に備えられる掻
き部材の他の構成例を示す。
き部材の他の構成例を示す。
【００３５】図５に示すように、筒状体１１の先端開口
１３を横断する複数のへら１９によって掻き部材が構成
されていてもよい。図５では、へら１９は平行に延びる
３つのへらを例示したが、へら１９が格子状に配置され
ていてもよい。
１３を横断する複数のへら１９によって掻き部材が構成
されていてもよい。図５では、へら１９は平行に延びる
３つのへらを例示したが、へら１９が格子状に配置され
ていてもよい。
【００３６】図６は、この発明の他の実施形態にかかる
舌清掃器具の図解図である。前述した実施形態は、歯科
治療設備等に適用可能なものであったが、図６に示す舌
清掃器具は、たとえば家庭で使用するものになってい
る。
舌清掃器具の図解図である。前述した実施形態は、歯科
治療設備等に適用可能なものであったが、図６に示す舌
清掃器具は、たとえば家庭で使用するものになってい
る。
【００３７】図６を参照して、舌清掃器具３０には、本
体３１と、本体３１から延びるパイプ３２と、パイプ３
２の先端側に備えられた把持部３３と、把持部３３の先
端に着脱可能に取り付けられたチップ３４とを備えてい
る。本体３１内には図示しない吸引装置（たとえばモー
タおよびポンプで構成されている）が内蔵されており、
この吸引装置にパイプ３２の根元側が接続されている。
パイプ３２は可撓性を有し、使用者が把持部３３を持っ
て、その先端のチップ３４を口腔内で自由に操作できる
ようにされている。
体３１と、本体３１から延びるパイプ３２と、パイプ３
２の先端側に備えられた把持部３３と、把持部３３の先
端に着脱可能に取り付けられたチップ３４とを備えてい
る。本体３１内には図示しない吸引装置（たとえばモー
タおよびポンプで構成されている）が内蔵されており、
この吸引装置にパイプ３２の根元側が接続されている。
パイプ３２は可撓性を有し、使用者が把持部３３を持っ
て、その先端のチップ３４を口腔内で自由に操作できる
ようにされている。
【００３８】チップ３３の具体的な構成は、前述した実
施形態にかかる舌清掃用バキュームチップ１０とほぼ同
様である。つまり、チップ３４は筒の形状をし、その先
端に開口が形成され、開口には掻き部材（へらやブラシ
やブラシ状の突起等）が備えられた構成となっている。
施形態にかかる舌清掃用バキュームチップ１０とほぼ同
様である。つまり、チップ３４は筒の形状をし、その先
端に開口が形成され、開口には掻き部材（へらやブラシ
やブラシ状の突起等）が備えられた構成となっている。
【００３９】チップ３４は把持部３３に対して着脱可能
であるから、家族が舌清掃器具３０を使用する場合に、
使用者に応じてチップ３４を交換すれば、気持ち良く使
用できる。また、チップ３４が汚れた場合等、簡単にチ
ップ３４を交換できる。図６に示す実施形態では、本体
３１と把持部３３とがパイプ３２で接続された構成とし
たが、これに限らず、電動歯ブラシのように、吸引装置
が把持部３３と一体的に構成されており、使用者が装置
全体を持って操作できるような構成とすることもでき
る。
であるから、家族が舌清掃器具３０を使用する場合に、
使用者に応じてチップ３４を交換すれば、気持ち良く使
用できる。また、チップ３４が汚れた場合等、簡単にチ
ップ３４を交換できる。図６に示す実施形態では、本体
３１と把持部３３とがパイプ３２で接続された構成とし
たが、これに限らず、電動歯ブラシのように、吸引装置
が把持部３３と一体的に構成されており、使用者が装置
全体を持って操作できるような構成とすることもでき
る。
【００４０】この発明は以上の実施形態に限定されるわ
けではなく、請求項記載の範囲内で種々の変更が可能で
ある。
けではなく、請求項記載の範囲内で種々の変更が可能で
ある。
【００４１】
【発明の効果】この発明によれば、良好に舌の清掃を行
うことのできる舌清掃器具を提供することができる。
うことのできる舌清掃器具を提供することができる。
【図１】この発明の一実施形態にかかる舌清掃器具が装
着された歯科治療用設備の一部を示す図である。
着された歯科治療用設備の一部を示す図である。
【図２】この発明の一実施形態にかかる舌清掃用バキュ
ームチップの斜視図である。
ームチップの斜視図である。
【図３】図２のＡ−Ａに沿う断面図である。
【図４】図２のＢ−Ｂに沿う断面図である。
【図５】掻き部材の他の構成例を示す図である。
【図６】この発明の他の実施形態にかかる家庭用舌清掃
器具の概略図である。
器具の概略図である。
５ バキュームシリンジ ８ 吸引口 １０ 舌清掃用バキュームチップ １１ 筒状体 １２ 後端 １３ 先端開口 １４，１９ へら １５，２０ ブラシ ２１ 吸引用小孔 ３０ 舌清掃器具 ３２ パイプ ３３ 把持部 ３４ チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61B 17/24 A61C 17/08 A46B 5/00 A46B 15/00
Claims (6)
- 【請求項１】可撓性のあるパイプと、パイプの根元側に
接続された吸引装置と、パイプの先端側に備えられた把
持部と、パイプの先端側に連結されたパイプにつながっ
た筒とを備え、 筒の先端には、舌の表面を掻くための掻き部材が備えら
れ、掻き部材はへらを含み、へらは筒の先端に斜め交差
方向に開いた開口を横断するように、かつ、へらの先端
が開口の後方を向くように配置されていて、筒を通し
て、掻き部材で掻かれる舌の表面を前記吸引装置によっ
て吸引できるようにされていることを特徴とする舌清掃
器具。 - 【請求項２】吸引装置と、吸引装置に後端側が連結され
た筒とを備え、 筒の先端には、舌の表面を掻くための掻き部材が備えら
れ、掻き部材はへらを含み、へらは筒の先端に斜め交差
方向に開いた開口を横断するように、かつ、へらの先端
が開口の後方を向くように配置されていて、筒を通して
掻き部材で掻かれる舌の表面を前記吸引装置によって吸
引できるようにされていることを特徴とする舌清掃器
具。 - 【請求項３】前記筒は取り外し可能にされていることを
特徴とする請求項１または２記載の舌清掃器具。 - 【請求項４】筒状体と、筒状体の後端に設けられた吸引
装置の吸引口に連結可能な連結部と、筒状体の先端に備
えられた舌の表面を掻くための掻き部材とを有し、掻き
部材はへらを含み、へらは筒状体の先端に斜め交差方向
に開いた開口を横断するように、かつ、へらの先端が開
口の後方を向くように配置されていて、筒状体を通し
て、掻き部材で掻かれる舌の表面を前記吸引装置によっ
て吸引可能にされていることを特徴とする舌清掃器具。 - 【請求項５】前記へらの先端辺には波形がつけられてい
ることを特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載
の舌清掃器具。 - 【請求項６】前記掻き部材はへらに加えてブラシまたは
ブラシ状の突起を含むことを特徴とする請求項１ないし
５のいずれかに記載の舌清掃器具。
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