JP3249108B1 - 対象物識別方法および対象物識別システム - Google Patents

対象物識別方法および対象物識別システム

Info

Publication number
JP3249108B1
JP3249108B1 JP2001031862A JP2001031862A JP3249108B1 JP 3249108 B1 JP3249108 B1 JP 3249108B1 JP 2001031862 A JP2001031862 A JP 2001031862A JP 2001031862 A JP2001031862 A JP 2001031862A JP 3249108 B1 JP3249108 B1 JP 3249108B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
radioactivity
irradiation
date
identification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001031862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002236183A (ja
Inventor
義久 畑
Original Assignee
義久 畑
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 義久 畑 filed Critical 義久 畑
Priority to JP2001031862A priority Critical patent/JP3249108B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3249108B1 publication Critical patent/JP3249108B1/ja
Priority to EP02001647A priority patent/EP1231462A3/en
Priority to US10/067,471 priority patent/US20020106045A1/en
Publication of JP2002236183A publication Critical patent/JP2002236183A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N23/00Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
    • G01N23/22Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by measuring secondary emission from the material

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】対象物の放射能の減衰特性を利用することによ
り、その対象物に対して人為的に設定された識別子をそ
の対象物自体に表示し得ない場合であっても、その対象
物自体の識別を行い得るようにする。 【解決手段】各対象物に放射線を照射するとともに、各
照射日時tn,tn+1,tn+2と各対象物の識別子
との関連を記憶部に記憶させる。放射線の照射後に任意
の対象物を識別することが必要となった場合に、その対
象物の放射能axを測定し、少なくとも、その放射能の
測定値と、その測定日時txと、照射後における対象物
の放射能が絶対的または相対的な日時と共に減衰するこ
とを表す減衰曲線であって予め定められたものの特性と
に基づき、照射日時を逆算する。その逆算された照射日
時に対応する識別子を記憶部において検索し、これによ
り、対象物を識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物を識別する
技術に関し、特に、放射線を用いて対象物を識別する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】放射線を用いて対象物を識別する技術の
一従来例が特開平10−16458号公報に開示されて
いる。これは、対象物としてのデータ記録媒体の真偽を
判定する方法に関する。
【0003】具体的には、この従来方法は、対象物の真
偽を正確に判定し、それにより、対象物に対する偽造、
変造、改ざん等の不正行為を防止することを課題として
なされたものである。その課題を解決するために、この
従来方法は、(a)対象物にラジオアイソトープを付加
する工程と、(b)対象物に真の識別データを記録する
工程と、(c)対象物にラジオアイソトープが付加され
た日時である付加日時と、その付加日時におけるそのラ
ジオアイソトープの放射能の測定値と、対象物に記録さ
れた真の識別データとを互いに関連付けて、その対象物
から独立して設けられたメモリに記録する工程と、
(d)付加日時の後のある時期に、対象物に付加された
ラジオアイソトープの放射能を測定する工程と、(e)
その測定値から、放射能の減衰曲線により表される特性
を考慮することにより、付加日時を逆算する工程と、
(f)対象物から実際の識別データを読み取る工程と、
(g)その読み取られた実際の識別データに関連付けて
前記メモリに記録されている付加日時と、逆算された付
加日時とを互いに照合することにより、対象物に記録さ
れている識別データの真偽を判定する工程とを含むよう
に構成されている。
【0004】一方、例えば、複数の部品を使用して製品
を生産する工場においては、各部品に対して識別子(例
えば、部品ID、部品番号)が人為的に付与されること
により、複数の部品の管理および生産の指示が行われ
る。このような状況において、各部品上にそれの識別子
を人間または機械が可読可能な形態で表示すれば、各部
品の識別を簡単かつ確実に行い得る。例えば、同じ部品
が複数の工程を流通する場合において、いずれかの工程
においてその部品が予定外に製品から離脱することがあ
っても、その部品上に表示されている識別子を参照する
ことにより、その部品を特定することが可能なのであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工場内
で使用されるすべての部品上に識別子を表示可能である
とは限らない。部品の形状上の制約や、材質上の制約ま
たは意匠上の制約などから、識別子の表示が不可能であ
るかまたは許容されない場合があるのである。
【0006】そこで、本発明者は、対象物に対して人為
的に設定された識別子であってその対象物自体には表示
されていないものを特定することにより、その対象物を
識別する技術について研究を行った。その結果、本発明
者は、識別が必要である対象物に放射線を照射してその
対象物を放射化すれば、その対象物の放射能が一定の特
性を有して日時と共に変化するという事実に気が付き、
さらに、その事実を利用すれば、その対象物に放射線が
照射された照射日時を逆算可能であり、かつ、その照射
日時と対象物の識別子とを予め関連付けておけば、その
照射日時から対象物を識別可能であるという知見を得
た。
【0007】一方、前記公報は、識別が必要である対象
物に付加されたラジオアイソトープの放射能が一定の特
性を有して日時と共に変化するという事実を利用すれ
ば、その対象物にラジオアイソトープが付加された付加
日時を逆算可能であるという事実を教えている。
【0008】しかしながら、その公報に記載の従来方法
は、前述のように、対象物の真偽を正確に判定し、それ
により、対象物に対する偽造、変造、改ざん等の不正行
為を防止することを課題としてなされており、対象物の
放射能に着目すればその対象物を識別することが可能と
なるという事実は教えていない。すなわち、この従来技
術が教えているのは、ある対象物が真正物であるか否か
の識別を、対象物に付加されたラジオアイソトープの放
射能の減衰特性を利用して行うことであって、ある対象
物が真正物であることを前提にして、その対象物自体の
識別を、対象物の放射能の減衰特性を利用して行うこと
は教えていない。
【0009】しかも、この従来技術は、対象物に対して
人為的に設定された識別子をその対象物自体に表示し得
ない場合に、その対象物の放射能の減衰特性を利用すれ
ば、その対象物自体の識別を行い得ることを教えていな
い。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】このよ
うな事情を背景として、本発明は、対象物の放射能の減
衰特性を利用することにより、その対象物に対して人為
的に設定された識別子をその対象物自体に表示し得ない
場合であっても、その対象物自体の識別を行い得ること
を課題としてなされたものであり、本発明によって下記
各態様が得られる。各態様は、請求項と同様に、項に区
分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を
引用する形式で記載する。これは、本明細書に記載の技
術的特徴のいくつかおよびそれらの組合せのいくつかの
理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的
特徴やそれらの組合せが以下の態様に限定されると解釈
されるべきではない。
【0011】(1) 対象物に対して人為的に設定され
た識別子であってその対象物自体には表示されていない
ものを特定することにより、その対象物を識別する方法
であって、前記対象物に放射線を照射する放射線照射工
程と、前記識別子と前記対象物の識別に必要な識別必要
情報との関連を、その対象物から独立して設けられた記
憶部に記憶させる記憶工程と、前記照射後に前記対象物
を識別することが必要となった場合に、その対象物の放
射能を測定し、少なくとも、その放射能の測定値と、そ
の測定日時と、前記照射後における前記対象物の放射能
が絶対的または相対的な日時と共に減衰することを表す
減衰曲線であって予め定められたものの特性とに基づ
き、前記識別必要情報を取得する識別必要情報取得工程
と、その取得された識別必要情報に対応する前記識別子
を前記記憶部において検索する検索工程とを含む対象物
識別方法。この方法によれば、対象物の放射線の減衰特
性を利用することにより、その対象物自体の識別を行い
得る。さらに、この方法によれば、対象物がそれを識別
するために測定される放射能を有する状態が、その対象
物に放射線を照射することにより実現される。ここに、
放射線の照射は、照射されるべき対象物の形状の如何を
問わず、行い得る。したがって、この方法によれば、対
象物に対して人為的に設定された識別子をその対象物自
体に表示し得ない場合であるか否かにかかわらず、対象
物を識別し得る。本項および下記の各項において「識別
子」は、例えば、対象物に固有の番号(数字)とした
り、対象物に固有の記号(文字)としたり、それらを複
合したものとすることが可能である。また、本項および
下記の各項において「日時」は、日付と日時との両方を
意味する概念で使用される。また、本項および下記の各
項において「絶対的な日時」は、基準日時への参照なし
で任意の瞬間を時間軸上で特定し得る日時を意味し、一
方、「相対的な日時」は、基準日時からの隔たりとして
任意の瞬間を時間軸上で特定し得る日時を意味する。相
対的な日時は、時間の長さと言い換えることが可能であ
る。 (2) 前記識別必要情報が、前記放射線照射工程にお
いて前記対象物に放射線が照射された照射日時を含み、
前記識別必要情報取得工程が、前記放射線照射工程にお
いて前記対象物に放射線を照射した照射条件またはその
照射直後におけるその対象物の放射能の測定値と、前記
測定日時と、その測定日時における放射能の測定値と、
前記減衰曲線の特性とに基づき、前記照射日時を逆算す
る逆算工程を含み、前記検索工程が、その逆算された照
射日時に対応する前記識別子を前記記憶部において検索
する工程を含む(1)項に記載の対象物識別方法。本項
および下記の各項における「照射条件」は、例えば、放
射線の照射時間と、放射線の照射強度(例えば、フラッ
クス)と、照射される放射線のエネルギーと、照射され
る放射線の種類との少なくとも1つを含むように解釈す
ることが可能である。 (3) 前記減衰曲線が、複数の前記対象物について個
々に予め定められるとともに、各減衰曲線が、各対象物
の放射能が前記絶対的な日時と共に減衰することを表す
ものであり、前記識別必要情報が、それら複数の減衰曲
線を特定するための複数の情報を含み、前記識別必要情
報取得工程が、前記複数の減衰曲線のうち、前記測定日
時と、その測定日時における放射能の測定値とに関して
成立するものを選択する選択工程を含み、前記検索工程
が、その選択された減衰曲線に対応する前記識別子を前
記記憶部において検索する工程を含む(1)項に記載の
対象物識別方法。 (4) 前記放射線照射工程が、複数の前記対象物に前
記放射線を逐次、互いに同じ照射条件で照射するととも
に、同じ照射日時には1つの対象物のみに放射線を照射
するものである(1)ないし(3)項のいずれかに記載
の対象物識別方法。この方法によれば、同じ照射日時に
放射線が複数の対象物に一緒に照射されることがないた
め、対象物ごとに放射線の照射条件(正確には、照射直
後における対象物の放射能の大きさ)を異ならせること
が不可欠ではなくなる。したがって、この方法によれ
ば、放射線の照射条件を画一的に設定可能となり、放射
線の照射工程の簡易化を容易に行い得る。 (5) 前記対象物が、予め定められた製品を製造する
ためにその製品の一部として使用される部品である
(1)ないし(4)項のいずれかに記載の対象物識別方
法。この方法によれば、製品を構成する複数の部品の管
理を容易にかつ確実に行い得る。 (6) 前記部品が、前記製品を工場内で生産するため
にその工場内に搬入され、その生産の終了後にその製品
と共にその工場から搬出されるものであり、当該対象物
識別方法が、その工場内に限って実施される(5)項に
記載の対象物識別方法。この方法によれば、部品が工場
から搬出された後にもその部品が放射線を放出し続ける
ことが不要となるため、部品から放出される放射線が工
場外における環境に影響を与えることを防止し得る。 (7) 前記放射線照射工程が、前記部品に前記放射線
を、その部品が前記工場から搬出されるときにその部品
の放射能が法定の許容量を実質的に超えないように予め
定められた照射条件で照射するものである(6)項に記
載の対象物識別方法。この方法によれば、部品から放出
される放射線が工場外における環境に影響を与えること
をより確実に防止し得る。 (8) 対象物に対して人為的に設定された識別子であ
ってその対象物自体には表示されていないものを特定す
ることにより、その対象物を識別するシステムであっ
て、前記対象物に放射線を照射する放射線照射装置と、
その対象物の放射能を測定する放射能測定装置と、前記
識別子と前記対象物の識別に必要な識別必要情報との関
連をメモリにおいて記憶するとともに、少なくとも、前
記照射後における前記対象物についての前記放射能測定
装置による放射能の測定値と、その測定日時と、前記照
射後における前記対象物の放射能が絶対的または相対的
な日時と共に減衰することを表す減衰曲線であって予め
定められたものの特性とに基づき、前記識別必要情報を
取得し、その取得された識別必要情報に対応する前記識
別子を前記メモリにおいて検索するコンピュータとを含
む対象物識別システム。このシステムによれば、前記
(1)項に係る方法を好適に実施し得る。 (9) 前記識別必要情報が、前記放射線照射装置によ
り前記対象物に放射線が照射された照射日時を含み、前
記コンピュータが、前記放射線照射装置により前記対象
物に放射線が照射された照射条件またはその照射直後に
おけるその対象物の放射能の測定値と、前記測定日時
と、その測定日時における放射能の測定値と、前記減衰
曲線の特性とに基づき、前記照射日時を逆算し、その逆
算された照射日時に対応する前記識別子を前記メモリに
おいて検索する手段を含む(8)項に記載の対象物識別
システム。 (10) 前記減衰曲線が、複数の前記対象物について
個々に予め定められるとともに、各減衰曲線が、各対象
物の放射能が前記絶対的な日時と共に減衰することを表
すものであり、前記識別必要情報が、それら複数の減衰
曲線を特定するための複数の情報を含み、前記コンピュ
ータが、前記複数の減衰曲線のうち、前記測定日時と、
その測定日時における放射能の測定値とに関して成立す
るものを選択し、その選択された減衰曲線に対応する前
記識別子を前記メモリにおいて検索する手段を含む
(8)項に記載の対象物識別システム。 (11) 前記放射線照射装置が、複数の前記対象物に
前記放射線を逐次、互いに同じ照射条件で照射するとと
もに、同じ照射日時には1つの対象物のみに放射線を照
射するものである(8)ないし(10)項のいずれかに
記載の対象物識別システム。このシステムによれば、前
記(4)項に係る方法を好適に実施し得る。 (12) 前記対象物が、予め定められた製品を製造す
るためにその製品の一部として使用される部品である
(8)ないし(11)項のいずれかに記載の対象物識別
システム。このシステムによれば、前記(5)項に係る
方法を好適に実施し得る。 (13) 前記部品が、前記製品を工場内で生産するた
めにその工場内に搬入され、その生産の終了後にその製
品と共にその工場から搬出されるものであり、当該対象
物識別システムが、その工場内に限って使用される(1
2)項に記載の対象物識別システム。このシステムによ
れば、前記(6)項に係る方法を好適に実施し得る。 (14) 前記放射線照射装置が、前記部品に前記放射
線を、その部品が前記工場から搬出されるときにその部
品の放射能が法定の許容量を実質的に超えないように予
め定められた照射条件で照射するものである(13)項
に記載の対象物識別システム。このシステムによれば、
前記(7)項に係る方法を好適に実施し得る。 (15) 前記放射能測定装置が、その形態がハンディ
タイプであるとともに、前記放射能の測定値をワイヤレ
スで前記コンピュータに送信するものである(8)ない
し(14)項のいずれかに記載の対象物識別システム。
このシステムによれば、放射能測定装置のモビリティが
向上し、その結果、作業者は、放射能の測定を効率よく
行い得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のさらに具体的な実
施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1には、本発明の第1実施形態である部
品識別方法が実施される工場内における複数の部品の流
れが概念的に示されている。本実施形態においては、そ
の部品識別方法が本発明に係る対象物識別方法の一例で
あり、それら複数の部品がそれぞれ本発明における対象
物の一例である。
【0014】同図においては、互いに外観が共通する3
種類の部品A,B,Cが使用されることによって1つの
製品が生産される様子が例示されている。この例におい
ては、それら3種類の部品A,B,Cは、個別にパレッ
ト(または通い箱)に収容されて工場内に搬入される。
各パレット上には、それに収容されている部品の固有情
報が機械可読な形態で表示されている。
【0015】その搬入後、それら3種類の部品A,B,
Cは照射ステーションST1を経て組付け場所に搬送さ
れる。その組付け場所においては、複数の工程が互いに
連鎖して行われるようになっており、それら3種類の部
品A,B,Cは、必要な作業が行われつつ、それら複数
の工程を順に移動させられ、それにより、最終的に製品
Pが完成する。完成された製品Pは工場から搬出され
る。
【0016】この工場内には、上記照射ステーションS
T1の他に、識別ステーションST2も設置されてい
る。それら2つのステーションST1,ST2は、この
部品識別方法を実施するために設置されたものであり、
その機能については後に詳述する。
【0017】図2には、この部品識別方法を実施するの
に好適な部品識別システムのハードウエア資源の構成が
概念的に示されている。この部品識別システムは本発明
に係る対象物識別システムの一例である。
【0018】この品部品識別システムは、同図に示すよ
うに、部品IDリーダ10と、放射線照射装置12と、
放射能測定装置14と、コンピュータ20とを備えてい
る。コンピュータ20には部品表データベース(以下、
「部品表D/B」で表す。)24が接続されている。部
品IDリーダ10と放射線照射装置12とは、前記照射
ステーションST1に配置され、一方、放射能測定装置
14は、前記識別ステーションST2に配置されてい
る。
【0019】部品IDリーダ10は、各部品が収容され
ているパレットに表示されているバーコード等の識別情
報を画像として読み取る機器である。この部品IDリー
ダ10は、本実施形態においては、ハイディスキャナタ
イプとされている。この部品IDリーダ10は、ワイヤ
またはワイヤレス方式で、その読み取った識別情報、す
なわち、部品IDをコンピュータ20にリアルタイムで
送信する。
【0020】放射線照射装置12は、それに一時的に部
品が収容されるごとに、各部品に同じ照射条件で、放射
線源から放射された放射線を照射する装置である。この
放射線照射装置12は、同じ照射日時には1つの部品の
みに放射線を照射するように設計されている。さらに、
この放射線照射装置12は、各部品に放射線を、その部
品が工場から搬出されるときにその部品の放射能が法定
の許容量を実質的に超えないように予め定められた照射
条件で照射するように設計されている。上記「照射条
件」は、放射線の照射時間と、放射線の照射強度(例え
ば、フラックス)と、照射される放射線のエネルギー
と、照射される放射線の種類とを含むものである。
【0021】さらにまた、この放射線照射装置12は、
各回の照射が終了すると、その直後に、各回の照射が終
了した旨の照射終了信号を、ワイヤまたはワイヤレス方
式でコンピュータ20にリアルタイムで送信するように
設計されている。
【0022】放射能測定装置14は、それに一時的に部
品が収容されるごとに、その部品の放射能を測定する装
置である。この放射能測定装置14は、各回の測定が終
了すると、その直後に、各回の測定が終了した旨の測定
終了信号を、放射能の測定値を表す測定値信号と共に、
ワイヤまたはワイヤレス方式でコンピュータ20にリア
ルタイムで送信するように設計されている。
【0023】放射能測定装置14は、測定終了信号と測
定値信号とをワイヤレス方式でコンピュータ20に送信
するとともに、作業者によって携帯可能なハンディタイ
プとすることが可能である。この場合には、放射能測定
装置14を識別ステーションST2に固定的に設置する
ことが不可欠ではなくなり、作業者は、その放射能測定
装置14を携帯すれば、識別すべき部品を識別ステーシ
ョンST2に持ち込まなくても、部品識別を行い得、便
利である。
【0024】図3には、コンピュータ20のハードウエ
ア構成が概念的に示されている。コンピュータ20は、
よく知られているように、CPU等のプロセシングユニ
ット(同図においては「PU」で表す。)30とメモリ
32とがバス34により互いに接続されて構成されてい
る。メモリ32は、ROM,RAM,磁気ディスク,光
ディスク等の記録媒体を含むように構成される。このメ
モリ32には、部品管理プログラムおよび部品識別プロ
グラムを始めとし、各種プログラムが予め記憶させられ
ている。
【0025】図4には、部品表D/B24に登録される
各種情報が表形式で表されている。この部品表D/B2
4には、各部品ごとに、部品IDと部品情報とが互いに
関連付けて予め登録されている。部品情報は、例えば、
その部品が工場内に搬入される予定日時や、その工場か
ら搬出される予定日時、その部品が組み付けられる製品
の製品IDなどを含んでいる。
【0026】この部品識別方法は、放射線照射ステージ
と、部品識別ステージとを含むように構成されている。
【0027】図5には、放射線照射ステージの内容が工
程図で表されている。このステージは、各部品が工場に
搬入されるごとに実行される。
【0028】各回の放射線照射ステージにおいては、ま
ず、ステップS1(以下、単に「S1」で表す。他のス
テップについても同じとする。)において、作業者が照
射ステーションST1において部品IDリーダ10を操
作することにより、その照射ステーションST1に部品
が収容されているパレットに表示されている部品IDが
読み取られる。その読み取られた部品IDは、コンピュ
ータ20にリアルタイムで送信される。
【0029】次に、S2において、その読み取られた部
品IDに対応する部品情報がコンピュータ20により、
部品表D/B24において検索される。その検索された
部品情報は、コンピュータ20により、それの画面上に
表示される。
【0030】続いて、S3において、放射線照射装置1
2により、照射ステーションST1に搬入された今回の
部品に放射線が照射される。
【0031】その後、その放射線照射装置12が照射終
了信号をリアルタイムでコンピュータ20に送信する
と、S4において、コンピュータ20により、図4に概
念的に示すように、そのコンピュータ20が照射終了信
号を受信した日時である照射日時が今回の部品の部品I
Dに関連付けて部品表D/B24に記憶される。
【0032】以上で、この放射線照射ステージの一回の
実行が終了する。
【0033】本実施形態においては、この放射線照射ス
テージのうちのS2とS4とが、コンピュータ20によ
り前記部品管理プログラムが実行されることにより、実
行される。部品管理プログラムは、その機能の他にも、
例えば、照射日時の記憶に先立ち、部品表(部品IDと
部品情報との関係)を部品表D/B24に登録する機能
を果たす。
【0034】図6には、部品識別ステージの内容が工程
図で表されている。このステージは、作業者がある部品
を識別することが必要となった場合に実行される。
【0035】この部品識別ステージにおいては、まず、
S31において、識別ステーションST2に搬入された
今回の部品の放射能が放射能測定装置14により測定さ
れる。その測定が終了すると、その放射能測定装置14
は測定終了信号をリアルタイムでコンピュータ20に送
信する。これにより、コンピュータ20は、それの計時
機能を利用することにより、その測定日時を取得するこ
とができる。
【0036】次に、コンピュータ20により前記部品識
別プログラムが実行されることにより、S32ないしS
35が実行される。
【0037】S32においては、放射能測定装置14に
よる測定日時txと放射能axとから、前記照射日時t
0からその測定日時txまでの経過時間Δtが推定され
る。
【0038】図7には、3種類の部品A,B,Cが互い
に異なる照射日時tn,tn+1,tn+2において同
じ照射条件で放射線を照射された場合に、その後におけ
る各部品の放射能が絶対的な日時と共に減衰する様子が
3つのグラフでそれぞれ表されている。各グラフで表さ
れる曲線は、放射能の減衰曲線(または、放射線の照射
により部品に生成された放射性核種の崩壊曲線)と称さ
れており、その曲線の特性は、主に、放射線照射により
部品に生成された放射性核種の種類によって一義的に決
まる。
【0039】本実施形態においては、放射線照射により
各部品に生成される放射性核種がすべて同一となるとい
うことが前提になっている。したがって、本実施形態に
おいては、識別されるべき部品の種類を問わず、放射能
axと、照射日時t0の直後における部品の放射能a0
であって既知のものとの比率である減衰率と経過時間Δ
tとの間に一定の関係が成立する。
【0040】それらの知見に基づき、本実施形態におい
ては、それら減衰率と経過時間Δtとの関係がメモリ3
2に予め記憶されており、S32においては、今回の減
衰率が算出されるとともに、その算出された減衰率に対
応する経過時間Δtがその関係に従って取得される。
【0041】その後、S33において、測定日時txか
ら経過時間Δtを引き算することにより、照射日時t0
が推定される。すなわち、照射日時t0が逆算されるの
である。
【0042】続いて、S34において、その推定された
照射日時t0に関連付けて部品表D/B24に記憶され
ている部品IDがその部品表D/B24において検索さ
れる。この検索により、今回の部品が識別されることに
なる。
【0043】その後、S35において、その検索された
部品IDが、今回の部品を識別するための情報としてコ
ンピュータ20の画面上に表示される。
【0044】以上で、この部品識別プログラムの一回の
実行が終了し、前記部品識別ステージの一回の実行も終
了する。
【0045】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、照射日時が前記(1)項における「識別
必要情報」の一例を構成し、部品表D/B24が同項に
おける「記憶部」の一例を構成し、部品IDが同項にお
ける「識別子」の一例を構成しているのである。
【0046】さらに、本実施形態においては、図5にお
けるS3が前記(1)項における「放射線照射工程」の
一例を構成し、同図におけるS4が同項における「記憶
工程」の一例を構成し、図6におけるS31ないしS3
3が互いに共同して同項における「識別必要情報取得工
程」の一例を構成し、同図におけるS34が同項におけ
る「検索工程」の一例を構成しているのである。
【0047】さらに、本実施形態においては、図6にお
けるS32およびS33が互いに共同して前記(2)項
における「逆算工程」の一例を構成しているのである。
【0048】さらに、本実施形態においては、図5にお
けるS3が前記(4)項または(7)項における「放射
線照射工程」の一例を構成しているのである。
【0049】次に、本発明の第2実施形態を説明する。
ただし、本実施形態は、第1実施形態と共通する要素が
多く、異なるのは部品識別原理とそれに関連する要素の
みであるため、異なる部分についてのみ詳細に説明し、
共通する部分については同一の名称および符号を使用し
て引用することにより、詳細な説明を省略する。
【0050】第1実施形態においては、部品IDと照射
日時とが互いに関連付けて記憶されるとともに、照射日
時における対象物の放射能と測定日時における対象物の
放射能の測定値と減衰曲線の特性とに基づいて経過時間
Δtが推定され、その経過時間Δtと測定日時とによ
り、照射日時が逆算によって推定され、最終的に部品が
識別されるようになっている。
【0051】これに対して、本実施形態においては、各
部品ごとに、部品IDと減衰曲線を記述する関数式を特
定する番号との関係が記憶される。
【0052】減衰曲線の関数式は、各部品に放射線が照
射されることによって各部品に生成される放射性核種の
種類と、各部品への放射線の実際の照射日時と、その照
射直後における各部品の放射能とにより特定され、その
照射後における各部品の放射能が絶対的な日時と共に減
衰する様子を記述する。複数の部品についての複数の関
数式は、概念的には、図7に示すように、横軸に絶対的
な日時t、縦軸に放射能aが取られた座標系において、
1つの関数式が横軸に互いに、照射日時の差に応じた量
で互いに平行移動させられることにより得られる関係を
有するものとされている。
【0053】このような知見に基づき、本実施形態にお
いては、それら複数の関数式が部品表D/B24に記憶
される。さらに、部品IDと各関数式の番号とが互いに
関連付けて部品表D/B24に記憶される。本実施形態
においては、このように複数の関数式を部品IDに関連
付けて部品表D/B24に記憶させる工程が前記(1)
項における「記憶工程」の一例を構成し、部品表D/B
24が同項における「記憶部」の一例を構成しているの
である。
【0054】図8には、本実施形態における部品識別ス
テージの内容がフローチャートで概念的に表されてい
る。
【0055】この部品識別ステージにおいては、まず、
S51において、図6におけるS31におけると同様に
して、識別ステーションST2に搬入された今回の部品
の放射能が放射能測定装置14により測定される。その
測定が終了すると、その放射能測定装置14は測定終了
信号をリアルタイムでコンピュータ20に送信する。こ
れにより、コンピュータ20は、それの計時機能を利用
することにより、その測定日時を取得することができ
る。
【0056】次に、コンピュータ20により、本実施形
態における部品識別プログラムが実行されることによ
り、S52ないしS54が実行される。
【0057】S52においては、メモリ32から複数の
関数式が順に読み出されるとともに、読み出された関数
式に放射能測定装置14による測定日時txと放射能a
xとが代入される。それら代入された2つの値のもとで
今回の関数式が成立するまで、関数式の読み出しと代入
とが行われる。代入された2つの値のもとで今回の関数
式が成立した場合には、その関数式が、今回の測定日時
txと放射能axと適合するものとして選択される。
【0058】次に、S53において、その選択された関
数式を特定する番号に関連付けて部品表D/B24に記
憶されている部品IDがその部品表D/B24において
検索される。この検索により、今回の部品が識別される
ことになる。
【0059】その後、S54において、その検索された
部品IDが、今回の部品を識別するための固有情報とし
てコンピュータ20の画面上に表示される。
【0060】以上で、この部品識別プログラムの一回の
実行が終了し、前記部品識別ステージの一回の実行も終
了する。
【0061】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、図8におけるS51およびS52が互い
に共同して前記(1)項における「識別必要情報取得工
程」の一例を構成し、同図におけるS53が同項におけ
る「検索工程」の一例を構成しているのである。
【0062】さらに、本実施形態においては、図8にお
けるS52が前記(3)項における「選択工程」の一例
を構成しているのである。
【0063】以上、本発明のいくつかの実施形態を図面
に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、前
記[課題を解決するための手段および発明の効果]の欄
に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種
々の変形、改良を施した形態で本発明を実施することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である部品識別方法が実
施される工場内における部品の流れを概念的に説明する
ための図である。
【図2】上記部品識別方法を実施するための部品識別シ
ステムを示す系統図である。
【図3】図2におけるコンピュータ20の構成を概念的
に示すブロック図である。
【図4】図2における部品表D/B24に記憶されてい
る部品表の概要を概念的に表形式で示す図である。
【図5】前記部品識別方法における放射線照射ステージ
の内容を説明するための工程図である。
【図6】前記部品識別方法における部品識別ステージの
内容を説明するための工程図である。
【図7】図6の部品識別ステージにおける部品識別原理
を説明するためのグラフである。
【図8】本発明の第2実施形態である部品識別方法にお
ける部品識別ステージの内容を説明するための工程図で
ある。
【符号の説明】 10 部品IDリーダ 12 放射線照射装置 14 放射能測定装置 20 コンピュータ 24 部品表データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 5/00 G01N 23/221 B42D 15/10 A61B 6/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に対して人為的に設定された識別
    子であってその対象物自体には表示されていないものを
    特定することにより、その対象物を識別する方法であっ
    て、 前記対象物に放射線を照射する放射線照射工程と、 前記識別子と前記対象物の識別に必要な識別必要情報と
    の関連を、その対象物から独立して設けられた記憶部に
    記憶させる記憶工程と、 前記照射後に前記対象物を識別することが必要となった
    場合に、その対象物の放射能を測定し、少なくとも、そ
    の放射能の測定値と、その測定日時と、前記照射後にお
    ける前記対象物の放射能が絶対的または相対的な日時と
    共に減衰することを表す減衰曲線であって予め定められ
    たものの特性とに基づき、前記識別必要情報を取得する
    識別必要情報取得工程と、 その取得された識別必要情報に対応する前記識別子を前
    記記憶部において検索する検索工程とを含む対象物識別
    方法。
  2. 【請求項2】 前記識別必要情報が、前記放射線照射工
    程において前記対象物に放射線が照射された照射日時を
    含み、 前記識別必要情報取得工程が、前記放射線照射工程にお
    いて前記対象物に放射線を照射した照射条件またはその
    照射直後におけるその対象物の放射能の測定値と、前記
    測定日時と、その測定日時における放射能の測定値と、
    前記減衰曲線の特性とに基づき、前記照射日時を逆算す
    る逆算工程を含み、 前記検索工程が、その逆算された照射日時に対応する前
    記識別子を前記記憶部において検索する工程を含む請求
    項1に記載の対象物識別方法。
  3. 【請求項3】 前記減衰曲線が、複数の前記対象物につ
    いて個々に予め定められるとともに、各減衰曲線が、各
    対象物の放射能が前記絶対的な日時と共に減衰すること
    を表すものであり、 前記識別必要情報が、それら複数の減衰曲線を特定する
    ための複数の情報を含み、 前記識別必要情報取得工程が、前記複数の減衰曲線のう
    ち、前記測定日時と、その測定日時における放射能の測
    定値とに関して成立するものを選択する選択工程を含
    み、 前記検索工程が、その選択された減衰曲線に対応する前
    記識別子を前記記憶部において検索する工程を含む請求
    項1に記載の対象物識別方法。
  4. 【請求項4】 前記放射線照射工程が、複数の前記対象
    物に前記放射線を逐次、互いに同じ照射条件で照射する
    とともに、同じ照射日時には1つの対象物のみに放射線
    を照射するものである請求項1ないし3のいずれかに記
    載の対象物識別方法。
  5. 【請求項5】 前記対象物が、予め定められた製品を製
    造するためにその製品の一部として使用される部品であ
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の対象物識別方
    法。
  6. 【請求項6】 前記部品が、前記製品を工場内で生産す
    るためにその工場内に搬入され、その生産の終了後にそ
    の製品と共にその工場から搬出されるものであり、 当該対象物識別方法が、その工場内に限って実施される
    請求項5に記載の対象物識別方法。
  7. 【請求項7】 前記放射線照射工程が、前記部品に前記
    放射線を、その部品が前記工場から搬出されるときにそ
    の部品の放射能が法定の許容量を実質的に超えないよう
    に予め定められた照射条件で照射するものである請求項
    6に記載の対象物識別方法。
  8. 【請求項8】 対象物に対して人為的に設定された識別
    子であってその対象物自体には表示されていないものを
    特定することにより、その対象物を識別するシステムで
    あって、 前記対象物に放射線を照射する放射線照射装置と、 その対象物の放射能を測定する放射能測定装置と、 前記識別子と前記対象物の識別に必要な識別必要情報と
    の関連をメモリにおいて記憶するとともに、少なくと
    も、前記照射後における前記対象物についての前記放射
    能測定装置による放射能の測定値と、その測定日時と、
    前記照射後における前記対象物の放射能が絶対的または
    相対的な日時と共に減衰することを表す減衰曲線であっ
    て予め定められたものの特性とに基づき、前記識別必要
    情報を取得し、その取得された識別必要情報に対応する
    前記識別子を前記メモリにおいて検索するコンピュータ
    とを含む対象物識別システム。
  9. 【請求項9】 前記放射能測定装置が、その形態がハン
    ディタイプであるとともに、前記放射能の測定値をワイ
    ヤレスで前記コンピュータに送信するものである請求項
    8に記載の対象物識別システム。
JP2001031862A 2001-02-08 2001-02-08 対象物識別方法および対象物識別システム Expired - Fee Related JP3249108B1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001031862A JP3249108B1 (ja) 2001-02-08 2001-02-08 対象物識別方法および対象物識別システム
EP02001647A EP1231462A3 (en) 2001-02-08 2002-01-24 Method and system for identifying an object by use of decay characteristics of radioactivity of the same object
US10/067,471 US20020106045A1 (en) 2001-02-08 2002-02-05 Method and system for identifying object by use of decay characteristics of radioactivity of the same object

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001031862A JP3249108B1 (ja) 2001-02-08 2001-02-08 対象物識別方法および対象物識別システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3249108B1 true JP3249108B1 (ja) 2002-01-21
JP2002236183A JP2002236183A (ja) 2002-08-23

Family

ID=18895883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001031862A Expired - Fee Related JP3249108B1 (ja) 2001-02-08 2001-02-08 対象物識別方法および対象物識別システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20020106045A1 (ja)
EP (1) EP1231462A3 (ja)
JP (1) JP3249108B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10209264B2 (en) * 2017-04-25 2019-02-19 David R. Hall Method of detecting drug taggants in biological samples to assess drug decay

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE363180B (ja) * 1972-06-05 1974-01-07 I D Kort Ab
US3924125A (en) * 1974-06-20 1975-12-02 Us Navy Activated aluminum tracer tag
US4363965A (en) * 1980-10-03 1982-12-14 The Franklin Institute Detection and identification method employing mossbauer isotopes
US4445225A (en) * 1980-10-21 1984-04-24 Intex Inc. Encoding scheme for articles
US4571492A (en) * 1982-09-29 1986-02-18 Kane Noel S Method to detect, identify, authenticate and date an article
US4765655A (en) * 1986-04-22 1988-08-23 Crihan Ioan G Radioisotope marking of art objects in view of their rapid identification
US4742340A (en) * 1986-12-04 1988-05-03 Isomed, Inc. Method and apparatus for detecting counterfeit articles
US4851687A (en) * 1987-01-13 1989-07-25 Scientific Innovations, Inc. Detection of nitrogen in explosives
US5162095A (en) * 1987-07-15 1992-11-10 L'etat Francais Method and installation for the analysis by neutron activation of a flow of material in bulk
FR2641867B1 (fr) * 1989-01-13 1991-03-08 Commissariat Energie Atomique Procede et dispositif de detection de substances et en particulier d'explosifs, par irradiation neutronique de ceux-ci
US5078952A (en) * 1989-06-16 1992-01-07 Science Applications International Corporation Multi-sensor explosive detection system
US5098640A (en) * 1990-01-10 1992-03-24 Science Applications International Corporation Apparatus and method for detecting contraband using fast neutron activation
US5124554A (en) * 1990-02-20 1992-06-23 Rolls-Royce And Associates Limited Explosives detector
JP2739370B2 (ja) * 1990-03-06 1998-04-15 富士写真フイルム株式会社 放射線画像記録再生システム
US5200626A (en) * 1990-03-28 1993-04-06 Martin Marietta Energy Systems, Inc. Hidden explosives detector employing pulsed neutron and x-ray interrogation
RU2064697C1 (ru) * 1993-05-20 1996-07-27 Виктор Константинович Ляпидевский Способ маркировки и идентификации объектов
US5760394A (en) * 1996-05-17 1998-06-02 Welle; Richard P. Isotopic taggant method and composition
JP3467368B2 (ja) * 1996-07-02 2003-11-17 株式会社ミクロ電子システム データ記録媒体及びその真偽判定システム
US6087952A (en) * 1998-03-06 2000-07-11 Mobile Information Systems, Inc. Remote mobile data suite and method

Also Published As

Publication number Publication date
US20020106045A1 (en) 2002-08-08
EP1231462A2 (en) 2002-08-14
JP2002236183A (ja) 2002-08-23
EP1231462A3 (en) 2003-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5525818B2 (ja) 物品判定システム及び物品判定方法
JP2011191308A (ja) 座標測定システムに実行可能プログラムを提供する方法、システム、および記憶媒体
JP2009063510A (ja) 環境放射能測定管理システム及び放射能強度の分析方法
DE69028209D1 (de) Verfahren und vorrichtung zur echtheitsprüfung von geld
EP3118701B1 (en) Process management system and access control method
JP3249108B1 (ja) 対象物識別方法および対象物識別システム
CN101661008A (zh) 荧光x射线分析装置
JP2005122560A (ja) デッドロック事前検出プログラム
Scott et al. Software configuration management
CN115796210A (zh) 样本检测方法及相关设备
CN115774890A (zh) 一种智能检测方法、装置及存储介质
CN113793120A (zh) 材料管理系统及方法
CN112381512A (zh) 一种核验系统及核验方法
JP2017215733A (ja) 工程管理サーバ、工程管理方法、工程管理プログラム
JP6956611B2 (ja) 測定方法、測定装置の補正量設定方法および測定装置
JP6767786B2 (ja) 測定支援システム及び測定支援方法
JP2007241347A (ja) プログラムの品質管理装置、及びプログラムの品質管理レポートの生成方法
CN111290334A (zh) 一种基于物联网的机械加工测量系统及方法
JP3695152B2 (ja) コスト指標算出装置
JP2545635B2 (ja) 鉄鋼製品の製造可否判定方法及びその装置
KR101224219B1 (ko) 세라믹 물성정보의 데이터 신뢰도 관리 시스템
JP2023120655A (ja) 放射能汚染測定装置
JP2007087162A (ja) 受注管理システム及びこれを実現するためのコンピュータプログラム
JPH08297569A (ja) ソースプログラム修正支援装置
CN117575531A (zh) 一种信息检查方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees