JP3248420B2 - デジタル複写機 - Google Patents

デジタル複写機

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JP3248420B2
JP3248420B2 JP04512496A JP4512496A JP3248420B2 JP 3248420 B2 JP3248420 B2 JP 3248420B2 JP 04512496 A JP04512496 A JP 04512496A JP 4512496 A JP4512496 A JP 4512496A JP 3248420 B2 JP3248420 B2 JP 3248420B2
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知之 渥美
宏治 田中
秀伸 中村
武 森川
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動原稿搬送装置
を備えるデジタル複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、読み取った原稿をデジタル画像デ
ータとしてメモリ等に記憶し、複写時には、メモリ等か
ら画像データを読み出して複写するデジタル複写機が業
務用及び個人の使用に広く利用されている。デジタル複
写機には、原稿セットの手間を省くため、自動的に原稿
のセット、搬送等を行う自動原稿搬送装置(以下「AD
F」と呼ぶ)が備え付けられているものが多いが、最近
では、複写効率を向上させるため、原稿台ガラス上で読
み取り中の原稿以外に、他の原稿を、ADF内において
複写の邪魔にならないような位置に予め待機させておく
といったことが行われている。
【0003】このようなADFにおいて紙詰まり(以下
「ジャム」と呼ぶ)が発生した場合には、その発生のタ
イミングに応じて、給紙トレイから既に給紙され、AD
F中で待機している複数枚の原稿について適宜給紙トレ
イに戻して原稿のセットをしなおす必要がある。多いと
きには待機している原稿が4枚程度にもなる場合がある
ため、従来、ADFでのジャム発生時には、給紙トレイ
から既に給紙された原稿の内、給紙トレイにセットしな
おすべき原稿が何枚あるかを判断して表示装置に表示
し、その表示に従ってオペレータが原稿をセットしなお
すという作業を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法においては、給紙トレイに戻すべき原稿の枚数
を正しく表示しても、オペレータの操作ミスにより、戻
す必要のない原稿が給紙トレイに戻されたり、逆に必要
な原稿が戻されなかったりすることがあった。特に、戻
す必要のない原稿が給紙トレイに戻された場合には、重
複して余分なコピーがなされることになり、無駄な費用
が発生するという問題点を有していた。
【0005】一方、オペレータにミスをさせないため
に、全ての原稿を給紙トレイに戻すという方法も考えら
れるが、それでは時間を大きく無駄にしてしまう。本発
明は以上の問題点に鑑み、オペレータが給紙トレイに戻
す原稿の枚数を間違えた場合でも、原稿の重複コピーが
なされることのないデジタル複写機を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、本発明に係るデジタル複写機は、自動原稿搬送装
置を備えたデジタル複写機であって、原稿を画像データ
として読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段によ
り読み取られた画像データから、その特徴を抽出する抽
出手段と、前記抽出手段により抽出された特徴を、少な
くとも1枚の原稿について記憶する記憶手段と、前記自
動原稿搬送装置の搬送路上における紙詰まりの発生を検
知する検知手段と、前記検知手段により紙詰まりが検知
された場合に複写動作を中断する中断手段と、紙詰まり
が解消された場合に複写動作を再開する再開手段と、前
記再開手段により複写動作が再開された場合に、再開後
に前記抽出手段により抽出された原稿の特徴と、前記記
憶手段に記憶されている原稿の特徴とを比較する比較手
段と、前記比較手段による比較の結果、両者が同一の原
稿であった場合に、再開後に読み取られた原稿の複写を
行わないようにする複写制御手段とを有する。
【0007】このような構成を取るデジタル複写機にお
いて、抽出手段は、読み取り手段により読み取られた原
稿の画像データから、その特徴を抽出し、記憶手段は、
少なくとも一枚の原稿について、その特徴を記憶する。
ここで、検知手段により自動原稿搬送装置の搬送路上に
紙詰まりの発生が検知された場合には、中断手段により
複写動作が中断されるが、再開手段により複写動作が再
開された場合に、比較手段が、複写動作の再開後に前記
抽出手段により抽出された原稿の特徴と、前記記憶手段
に記憶されている原稿の特徴とを比較する。さらに、複
写制御手段が、前記比較手段による比較の結果、両者が
同一の原稿であった場合に、複写動作の再開後に読み取
られた原稿の複写を行わないようにすることにより、自
動原稿搬送装置の搬送路上において紙詰まりが発生した
場合に、操作者が、複写動作の再開のために再セットす
る原稿の枚数を誤り、既に複写が行われた原稿を再セッ
トしてしまった場合でも、余分な重複コピーの発生を防
止でき、無駄な費用の発生を防ぐことができる。
【0008】また、本発明において、前記比較手段によ
る比較の結果、両者が同一の原稿であった場合に、操作
者に対して警告を行う警告出力手段と、操作者からの指
示入力を受け付ける入力受付手段とを備えることも可能
である。この場合、前記複写制御手段は、警告出力手段
により警告が行われた場合に、再開後に読み取られた画
像データの複写を保留し、前記入力受付手段が複写を指
示する入力を受け付けた場合に複写を行い、それ以外の
場合には複写を行わないようにする。
【0009】このように構成することにより、紙詰まり
の発生前に既に複写が行われている原稿についても、例
えば紙詰まり発生の影響を受けて複写が良好に行われな
かった場合などに、複写のやり直しを行う機会を確保す
ることができる。また、異なる原稿であっても、同一の
原稿であると判定される可能性がある程度に、原稿の内
容が近似している場合などにも、操作者に確認の機会を
与える意味で有用である。
【0010】さらに、前記記憶手段は、予め定められた
原稿枚数について、前記抽出手段により抽出された特徴
を記憶するように構成することも可能である。この場合
には、前記比較手段は、再開後に前記抽出手段により抽
出された原稿の特徴と、前記記憶手段に記憶されている
原稿の特徴とを、予め定められた原稿枚数の範囲内で比
較する。
【0011】原稿の特徴の記憶については、紙詰まり発
生後の複写動作再開時における、操作者の操作ミスに、
より確実に対処するためには、より多くの原稿枚数につ
いてその特徴を記憶する必要がある。一方、過剰に多く
に原稿枚数について原稿の特徴の記憶を行い、さらに、
複写動作再開後に原稿の比較を行うとすると、原稿の特
徴の抽出および比較の処理に要するオーバーヘッドに伴
う複写の生産性の低下は避けられない。そこで、上記の
ように、使用される環境等により、特徴を記憶する原稿
枚数および比較を行う枚数を予め定めておくことによ
り、より的確に操作者の要求に応えることが可能とな
る。
【0012】また、本発明に係るデジタル複写機におい
ては、予め定められた原稿のいずれか一つの頂点を通過
する仮想線を、前記一つの頂点を中心として、所定の位
置から所定の増分角度ずつ変更しつつ回転させた場合
に、当該仮想線と、原稿上の所定の画素値を有する画素
とが最初に重なりあったときの、当該仮想線と前記頂点
を通過するいずれか一つの辺との交差角度と、そのとき
当該仮想線上に存在する前記所定の画素値を有する画素
の数とを原稿の特徴とすることが可能である。
【0013】原稿の特徴としては、様々なものを定義す
ることが可能であるが、上記の方法によれば、一本の仮
想線上に存在する画素の範囲内で、所定の画素値を有す
る画素の数を計測すればよく、また、角度と画素の数の
みを比較すればよいため、特徴の抽出および比較処理が
比較的少ないオーバーヘッドで行えること、および原稿
の一辺に平行な仮想線を想定する場合に比べて、原稿の
特徴が明確になり易いことなどの長所を有する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一
適用例としてのデジタル複写機の全体概略構成を示す図
である。同図に示されるデジタル複写機は、ADF50
0により原稿台ガラス18上に1枚づつ搬送される原稿
を画像データとして読み取り、読み取られた画像データ
に基づいてレーザビーム走査光学系(以下「光学系」と
呼ぶ)60を駆動し、感光体ドラム71上に静電潜像を
形成し、当該潜像を現像した後、シート搬送系(以下
「搬送系」と呼ぶ)80により搬送された転写用紙に転
写、定着することにより複写を行う装置である。
【0015】具体的には、原稿を読み取って画像データ
に変換する読み取り系10と、読み取り系10から送信
される画像データを処理する画像データ処理ユニット2
0と、メモリユニット30と、メモリユニット30から
送信される印字データに基づいて光学系60を駆動する
印字処理ユニット40と、半導体レーザ62から放射さ
れたレーザビームを感光体ドラム71上に走査する光学
系60と、感光体ドラム71上に形成された潜像の現
像、転写、定着を行う作像系70と、搬送系80と、原
稿を搬送し、両面原稿の場合にはその表裏を反転する機
能を備えたADF500とを含む。
【0016】読み取り系10、画像データ処理ユニット
20、メモリユニット30によって読み取り装置IRが
構成され、印字処理ユニット40、光学系60、作像系
70および搬送系80により複写装置PRが構成されて
いる。なお、各部の制御は図2に示す制御部100によ
って行われる。読み取り系10は、CPU103によっ
て制御され、原稿台ガラス18の下方を移動するスキャ
ナ19に組み付けられた露光ランプ11と、ミラー1
2、第二ミラー13a、第三ミラー13b、集光用レン
ズ14、CCDアレイ等を用いた光電変換素子16、ス
キャンモータM2等から構成されている。
【0017】画像データ処理ユニット20は、CPU1
02によって制御され、A/Dコンバータ、シェーディ
ング補正部、MTF補正部、ガンマ補正部等の画質補正
を行う部分や、変倍部、画像編集部等の画像補正を行う
部分からなる。メモリユニット30は、CPU106に
よって制御され、2値データを作成する2値化処理部3
02、画像メモリ304、それぞれ独立して動作可能な
圧縮器311および伸長器312を有する符号処理部3
05、マルチポートを有する符号メモリ306、必要に
応じて画像を回転させる回転処理部307、多値化処理
部308から構成されている。また、CPU106の接
続されているRAM126には、管理テーブルMT1等
が作成される。
【0018】印字処理ユニット40は、メモリユニット
30から送信される印字データに基づいて主走査方向に
1ラインづつ光学系60を駆動する。光学系60は、印
字処理ユニット40によって変調(オン、オフ)制御さ
れる半導体レーザ62と、半導体レーザ62から放射さ
れたレーザビームを偏向走査するポリゴンミラー65
と、偏向されたレーザビームの歪曲収差等を補正するf
θレンズ69とレーザビームを感光体ドラム71に導く
ミラー67a、67bとで構成されている。
【0019】作像系70は、矢印方向に回転される感光
体ドラム71の周囲に、回転方向に沿って帯電チャージ
ャ72、現像器73、転写チャージャ75、残留トナー
クリーナ76を配置したものである。搬送系80は、転
写用紙を積載収容した自動給紙カセット81a、81
b、転写用紙を1枚づつ給紙するためのローラ82a、
82b、シート搬送通路83、タイミングローラ84、
搬送ベルト85、トナー定着器86、排出ローラ87、
排紙トレイ88から構成されている。搬送系80と、感
光体ドラム71はメインモータM1によって駆動され
る。また、シート搬送通路83の要所にはシートサイズ
検出センサSE11、SE12が設置されている。
【0020】ADF500は、原稿トレイ501、ピッ
クアップローラ502、さばきローラ503、さばきパ
ッド504、レジスタローラ505、搬送ベルト50
6、反転ローラ507、排紙トレイ508から構成され
ている。レジスタローラ505の近傍には原稿サイズ検
出センサSE5が備えられ、これにより、原稿は原稿台
ガラス18上に搬送される直前にそのサイズを検出され
る。また、図示はしないが原稿搬送経路上の数箇所には
ジャムの発生を検知する通紙センサが配されており、そ
の検出結果はADF500を制御するCPU107へ入
力され、複写機他部のCPUへと送信される。
【0021】また、両面原稿の場合、原稿の第1面の読
み取り終了後、原稿は反転ローラ507の周囲を1回転
して原稿台ガラス18上に戻される。そのため、搬送ベ
ルト506は正逆回転可能な構成となっている。なお、
本実施の形態のデジタル複写機には、図3に示されるよ
うな操作パネル90が備えられている。同図に示される
ように、操作パネル90上には、液晶表示パネル91、
テンキー92、クリアキー93、割り込みキー94、ス
トップキー95、スタートキー96が設けられている。
【0022】デジタル複写機においては、一般的に、1
枚の原稿を画像データとして読み取り、その画像データ
に必要な補正を加えて印字データを生成し、この印字デ
ータを光学系60で出力し、1枚の転写用紙上に画像を
形成するが、以下、メモリユニット30における処理内
容を中心に、画像データの処理について説明する。原稿
トレイ501に載置された原稿は、最下層のものから1
枚づつ原稿台ガラス18上に搬送、停止され、前記読み
取り系10によってその画像を読み取られる。原稿読み
取り時に、前記画像データ処理ユニット20から転送さ
れた1ページ分の画像データD2は、2値化処理部30
2を経由して、まず、画像メモリ304に書き込まれ
る。その後、当該画像データは圧縮器311で圧縮さ
れ、符号データとして符号メモリ306に格納される。
符号メモリ306は、32キロバイト単位のメモリ領域
に区分されており、書き込みと読み出しを同時に制御す
ることを考慮し、各領域にはページごとの符号データが
格納される。
【0023】符号メモリ306に格納された符号データ
は、複写時には、CPU106の指示によって読み出さ
れ、伸長器312で伸長された後、画像データとして画
像メモリ304に書き込まれる。画像メモリ304に書
き込まれた画像データは、回転処理部307、多値化処
理部308を経由して印字データとして印字処理ユニッ
ト40へと転送され、CPU104の制御により、前記
光学系60を駆動して感光体ドラム71上に印字され
る。
【0024】符号メモリ306は、RAM126上に作
成された管理テーブルMT1によって管理されている。
図4および図5は、符号メモリ306と管理テーブルM
T1との関係を示す図である。図4は、符号メモリ30
6の内容を示し、図5は、管理テーブルMT1の内容を
表す。図4に示されるように、符号メモリ306は32
キロバイト単位のメモリ領域に区分されており、書き込
み(原稿読み取り時)と、読み出し(複写時)との同時
制御を可能とすることを考慮して、それぞれの領域にペ
ージごとの符号データが格納される。
【0025】また、管理テーブルMT1には、図5に示
されるように、符号メモリ領域を示す番号、ページ番
号、連結されている領域の番号、および圧縮方式、デー
タ長など圧縮伸長に必要な各種の情報が格納されてお
り、これらの情報に基づいて符号メモリ306を動的に
管理するように構成されている。図5に示す前連結は、
ページ内での32キロバイト毎の領域の前方向のつなが
りと最初の領域か否かを示すものである。前連結として
保持されている符号がFFであれば、最初の領域である
ことを示し、それ以外の場合は、前の領域番号を示す。
同様に、後連結は、ページ内での32キロバイト毎の領
域の後方向のつながりと最後の領域か否かを示すもので
あり、FFであれば最後の領域であることを示し、それ
以外の場合は、後の領域番号を示す。
【0026】CPU106は、画像メモリ304から画
像データを読み出して圧縮する際に、管理テーブルMT
1の情報を作成しながら圧縮器311を制御して画像メ
モリ304に格納されている画像データを符号データと
して符号メモリ306に書き込む。また、符号メモリ3
06から符号データを読み出すときには、CPU106
は前記符号メモリ306への書き込み処理とは逆の制御
を行う。即ち、管理テーブルMT1内の情報は、符号メ
モリ306から、符号データがコピー部数の回数だけ読
み出されると消去される。
【0027】次に、制御部100の具体的な処理内容に
ついて説明する。制御部100は、図2に示されるよう
に、7個のCPU101〜107を中心として構成さ
れ、CPU101〜107には、それぞれ必要なプログ
ラムを格納したROM111〜117およびプログラム
実行時のワークエリアとなるRAM121〜127が設
けられている。
【0028】CPU101は、操作パネル90の各種操
作キーからの入力の検知および液晶表示パネル91への
表示に関する制御を行う。CPU102は、画像データ
処理ユニット20の各部分の制御を行う。CPU103
は、読み取り系10の駆動制御を行う。CPU104
は、複写装置PRTの制御を行う。具体的には、印字処
理ユニット40、光学系60、作像系70、搬送系80
の制御を行う他、シートサイズ検出センサSE11、S
E12からの検出信号がCPU104に入力される。
【0029】CPU105は、制御部の全体的なタイミ
ング調整や動作モード設定のための制御を行う。具体的
には、他のCPUに対して起動、停止のコマンドおよび
動作モードの設定を行い複写機全体の動作を制御する。
CPU106は、メモリユニット30を制御することに
より、画像データ処理ユニット20から転送された画像
データD2に、必要な加工を施して印字データD3として
生成し、印字処理ユニット40へ転送する。具体的に
は、画像メモリ304および符号メモリ306への書き
込み制御処理および読み出し制御処理、圧縮伸長制御等
を行う。また、画像メモリ304に書き込まれたデータ
から原稿の特徴を抽出し、RAM126に保持する。そ
して、ADF500でのジャムの発生が検知された場合
に、すでに記憶されている原稿の特徴を比較用の領域に
移行し、複写動作の再開時に、読み取られた原稿との特
徴の比較を行うことにより、複写動作再開時に読み取ら
れた原稿が、既に複写の原稿であるか否かの判定を行
い、判定結果をCPU105等、他のCPUに送信す
る。
【0030】CPU107は、ADF500の制御を行
うもので、シリアルI/O200を介してCPU10
1、102、105、106と接続されている。原稿の
給紙、搬送、排出等の指示はCPU105によって行わ
れる。それぞれのCPUはシリアルI/O200を介し
て、割り込み処理により情報の送信および受信を行って
おり、それぞれのCPUはそれぞれに備えられたROM
に記憶されたプログラムに基づいて、個別に動作してい
る。以下、まずそれぞれのCPUについて、その処理内
容を説明する。
【0031】図6はCPU101の処理内容を示すフロ
−チャ−トである。CPU101は例えば電源を入れる
ことにより動作を開始し、初期設定処理(S11)を行
った後、ルーチンの時間が一定となるように監視するた
めの内部タイマをスタートさせる(S12)。以後、内
部タイマが終了するまでステップS13〜S16の繰り
返しループ処理を行う。尚、初期設定処理を行った後、
内部タイマをセットし、内部タイマの終了を待って行う
繰り返しループ処理については、CPU102〜105
およびCPU107について同一であるので以下説明を
省略する。
【0032】CPU101は、操作パネル90に対し
て、入力制御処理(S13)および表示制御処理(S1
4)を行う。表示制御処理では、図7に示されるよう
に、ADF500にジャムが発生した場合(S141:
Yes)に、ADF500から原稿を取り除く旨の指示
と、給紙トレイへ戻すべき原稿の枚数Rを操作パネル9
0上へ表示する(S142)。
【0033】その他の表示制御(S142)およびその
他の制御処理(S15)の内容については、ここでの詳
細な説明は省略する。なお、表示制御に必要な情報や、
ジャムの発生の通知等については、割り込み処理によっ
て行われる他のCPU102〜107との通信により得
られる。図8はCPU102の処理内容を示すフロ−チ
ャ−トである。
【0034】CPU102は、画像データの入力処理
(S23)を行った後、光電変換素子16の位置ずれに
よる時間差をあわすための位置合わせ処理(S24)を
行い、さらに画像処理(S25)、画像データの出力処
理(S26)、その他の制御処理(S27)を行う。そ
れぞれの処理内容の詳細については説明を省略する。な
お、CPU101と同様に、割り込み処理によってCP
U101およびCPU103〜107との通信が行われ
る。
【0035】図9は、CPU103の処理内容を示すフ
ロ−チャ−トである。CPU103は、読み取り系10
の走査を制御する走査制御処理(S33)を行う他、C
PU102との通信が割り込み処理によって行われる。
図10は、CPU104の処理内容を示すフロ−チャ−
トである。CPU104は、現像部、転写部等の作像系
70の制御(S43)、搬送系80の制御(S44)、
印字処理ユニット40の制御(S45)、その他の制御
処理(S46)を行う。それぞれの処理についての詳細
な内容については説明を省略する。なお、CPU105
との通信が割り込み処理を用いて行われる。
【0036】図11は、CPU105の処理内容を示す
フロ−チャ−トである。CPU105は、割り込みによ
る他のCPUとの通信により入力されたデータをチェッ
クした後にその内容を解析し(S53)、解析された内
容に応じて動作モードの変更があった場合はモード設定
処理(S54)を行い、さらに当該内容に応じてコマン
ドの設定(S55)を行う。入力データの解析処理及び
モード設定処理についての、ここでの詳細な説明は省略
する。
【0037】図12は、コマンド設定処理の詳細な内容
を示すフロ−チャ−トである。CPU105は、まず解
析された入力データの内容から、コピー開始指示がなさ
れたか否かを判定する(S501)。コピー開始の指示
がなされた場合には、当該コピー開始指示がジャム処理
後のものか否かを判定し(S502)、ジャム処理後の
ものであれば、再開コピーコマンドを設定し(S50
3)、ジャム処理後のものでなければ、コピー開始コマ
ンドを設定する(S504)。
【0038】さらにCPU105は、ADF500にお
いてジャムの発生が検出されたか否かの判定を行い(S
505)、ジャムが検出された場合には、コピー停止コ
マンドの設定を行う(S506)。その後CPU105
は、原稿読み込みタイミングであるか否かの判定を行い
(S507)、原稿読み込みタイミングであれば、書き
込み動作コマンドを設定する(S508)。ここで、書
き込み動作コマンドとは、原稿をスキャンして画像メモ
リ304へ書き込み、さらに圧縮して符号データとして
符号メモリ306へ書き込む動作を指示するものであ
る。
【0039】CPU105はさらに、読み取られた原稿
がADF500でのジャム発生前のものと一致するか否
かの判定を行う(S509)。原稿の画像データの特徴
の比較を実際に行うのがCPU106であるので、CP
U105は、割り込み処理によりCPU106から送信
された情報に基づいて、当該判定を行う。原稿がジャム
発生前のものと一致しない場合には、複写タイミングで
あるか否かの判定を行い(S510)、複写タイミング
であれば、読み出し動作コマンドを設定する(S51
1)。ここで、読み出し動作コマンドとは、符号メモリ
306から符号データを読み出し伸長して画像データと
して画像メモリ304へ送り、さらに印字処理ユニット
40へ送って、複写する動作を指示するものである。
【0040】ステップS509において、原稿がジャム
発生前のものと一致した場合には、読み出し動作コマン
ドの設定を行わないことによって、当該原稿が複写され
ないように制御を行う。なお、その他のコマンド設定
(S512)の内容について、ここでの詳細な説明は省
略する。コマンド設定処理の終了後、CPU105は、
設定されたコマンドに基づいて他のCPUに対して出力
する出力データのセット処理(S56)を行い、その他
の制御処理(S57)を行う。その他の制御処理の内容
についての詳細な説明は省略する。
【0041】図13は、CPU106の処理内容を示す
フロ−チャ−トである。CPU106については、内部
タイマの設定は行われない。従って、初期化処理(S6
01)の後、画像メモリ304への書き込み制御処理
(S602)を行う。画像メモリ304への書き込み制
御処理の内容についての詳細な説明は省略する。その
後、CPU106は、画像メモリ304に書き込まれた
データから原稿の特徴を抽出する処理を行う(S60
3)。
【0042】ここで、原稿台ガラス18上の原稿の特徴
の抽出方法について、図14および図15を参照しなが
ら説明する。最初に、原稿の原稿台ガラス18に対する
傾きを検出する。図14においてOXはCCDを用いた
スキャナ19の主走査方向であり、OYは、スキャナ1
9が移動し走査する副走査方向である。スキャナ19に
より読み取られた原稿のデータは一旦画像メモリ304
に格納される。そして同図に示される座標A(xa、y
a)および座標B(xb、yb)を検出し、一般的に知ら
れた下記の{数1}に従って原稿の傾きθを求める。
【0043】
【数1】 なお、座標AおよびBを求める方法については周知の技
術であるので、ここでの詳細な説明は省略する。次に、
原稿の特徴を抽出する。図15において、すでに原稿の
傾きθが検出されているものとし、原稿の先端ABか
ら、点Aを中心としてθ0だけ回転した、即ち、主走査
方向から角度θLだけ傾いたラインLに沿って黒い画素
の数を数え、黒い画素の数をNとする。
【0044】もしNが0であれば、さらにΔθだけ回転
した新たなラインLに沿って同様に黒い画素を数え、あ
らためてNとする。以上の処理を、0でないNを得るま
で繰り返し、0でないNが得られたときのラインの傾き
と黒い画素の数Nとを、その原稿の特徴とする。なお、
上記のθ0およびΔθについては、初期設定時に予め決
定しておけばよく、任意の設定が可能であるが、本実施
の形態ではθ0を15°、Δθを5°とした。
【0045】また、原稿の特徴の抽出方法としては、本
実施の形態で用いた方法以外にも様々な方法が考えられ
る。例えば、原稿上の存在する全ての黒い画素を数える
方法や、原稿の一辺に平行にラインLを設定する方法等
が考えられるが、1ライン上のデータで比較する方が処
理が簡単であり高速に抽出が行えること、及び原稿の辺
に平行にラインLを設定すると原稿の特徴があまりはっ
きりしない場合が多いことを考慮し、前述のような方法
をとることとした。
【0046】原稿の比較に際しては、別の原稿について
も同様の方法で原稿の特徴を抽出し、黒い画素の数N
と、それを得たときのラインの傾きとが両方とも一致し
た時に同一の原稿と判定する。図16は、CPU106
が行う特徴の抽出処理の詳細な処理内容を示すフロ−チ
ャ−トである。
【0047】本実施の形態では、直前に読み取られた原
稿の3枚分について、順次抽出した特徴が記憶されるよ
うに構成したが、ADF500の構成により、原稿を余
分に戻してしまう可能性が小さければ1枚だけを記憶し
ても良いし、反対により多くの原稿の特徴を記憶するよ
うにしても良い。即ち、オペレータの操作ミスを考慮し
て多めの原稿枚数について記憶させることも可能であ
り、複写時間の短縮を優先して少なめの原稿枚数につい
て記憶させることも可能である。
【0048】まず、記憶してある原稿の特徴の内、新し
いもの二つについて記憶位置を順次移動し(S63
1)、画像メモリ304に書き込まれた原稿について傾
きθを検出する(S632)。そして、原稿の先端の座
標からθL(画像メモリ304上ではθ0+θとして表さ
れる)を計算し(S633)、原稿上の角度がθLであ
るラインL上の黒い画素数Nを数える(S634)。も
し、Nが0なら(S635:Yes)角度をΔθだけ変
化させて(S636)、ステップS634に戻る。Nが
0でなければ、角度θLからθを減算することによりθ1
とし、画素数NをN1として、θ1およびN1を当該原稿
の特徴として記憶する(S637)。なお、前述のとお
り、θ0およびΔθは初期設定時に予め決定しておく。
【0049】特徴の抽出処理を終了すると、図13のフ
ロ−チャ−トに戻って、CPU106は、ADF500
でジャムが発生したか否かを判定する(S604)。A
DFでのジャム発生の検知は、実際にはCPU107に
より行われるので、ここでは、CPU107から割り込
み処理を用いて送信されてきたデータを参照することに
より当該判定を行う。ADF500でジャムが発生して
いない場合には、CPU106は、ADF500でのジ
ャム発生後の再開コピーであるか否かを判定し(S60
6)、ジャム発生後の再開コピーでない場合には、画像
データの符号データへの圧縮制御(S608)、符号デ
ータから画像データへの伸長制御(S609)、画像メ
モリ304からの読み出し制御(S610)、その他の
処理(S611)を行いステップS602へと戻る。ス
テップS608〜S611の各処理については、ここで
の詳細な説明を省略する。
【0050】ステップS604でADF500でのジャ
ムの発生が検出されていた場合には、RAM126上に
確保された領域(N1、N2、N3及びθ1、θ2、θ3)に
記憶されている原稿の特徴を、やはりRAM126上に
確保される比較用のエリア(NN1、NN2、NN3及び
θθ1、θθ2、θθ3)へとそれぞれ移行する(S60
5)。また、ステップS606でジャム発生後の再開コ
ピーであると判定された場合には原稿の特徴の比較処理
(S607)を行う。
【0051】図17は、特徴の比較処理の詳細な処理内
容を示すフロ−チャ−トである。通常のコピー動作時に
は、比較用のエリアNN1には0が設定されている。し
かし、ADF500におけるジャムの発生が検出される
と、前述の特徴抽出処理において、記憶されている原稿
の特徴が比較用のエリアに移行される(S605)。従
って、特徴の比較処理では、まずNN1が0であるか否
かを判定する(S6701)。NN1が0のときには比
較処理を行わないようにし、複写時間の短縮を図ってい
る。
【0052】ステップS6701においてNN1が0で
ないと判定された場合には、CPU106は、まずコピ
ー再開後に読み取られた原稿の特徴を、ジャム発生前に
読み取られた原稿の特徴と比較する。CPU106は、
まず原稿の黒い画素数N1を、特徴比較用のエリアに記
憶されている画素数NN3と比較し(S6702)、両
者が一致すれば、さらに原稿の特徴である角度θ1を、
特徴比較用のエリアに記憶されている角度θθ3と比較
する(S6703)。そして、黒い画素数N1と角度θ1
とについて、両方とも比較用のエリアに記憶されている
データと一致すると、原稿が一致したと判定してその旨
を送信データにセットする(S6704)。どちらか一
方でも一致しない場合には、次に、特徴比較用のエリア
に記憶されている原稿の特徴データ(NN2、θθ2)と
比較し(S6705〜6706)、両方とも一致する
と、原稿が一致したと判定してその旨を送信データにセ
ットする(S6704)。NN2、θθ2についても一致
しなかった場合には、さらに特徴比較用のエリアに記憶
されている特徴データ(NN1、θθ1)との比較を行い
(S6707〜6708)、一致した場合にはステップ
S6704へと進む。いずれの原稿とも一致しなかった
場合には、ステップS6709へと進む。
【0053】ステップS6709からの処理では、特徴
比較用の領域のクリア処理を行う。即ち、特徴が一致し
なくても、新しい原稿が読み込まれるごとに、読み込ま
れた新しい原稿が、比較を要する原稿である可能性は小
さくなるので、比較用のエリアの内、NN3から順番に
クリアしていき(S6709〜S6712)、最終的に
はNN1を0として(S6713)、ステップS670
1において比較が行われないようにする。
【0054】特徴の比較処理終了後は、図13のフロ−
チャ−トに戻って、ステップS608からの処理を行
う。特徴の比較処理において、原稿の一致が検出された
場合には、CPU105にその旨が送信され、前述の如
く当該原稿が複写されないように制御がなされるため、
同一の原稿の重複コピーが防止できる。図18はCPU
107の詳細な処理内容を示すフロ−チャ−トである。
【0055】CPU107は、ADF500における原
稿搬送動作や、内蔵する原稿の枚数を保持するカウンタ
の計数等の原稿搬送制御処理(S73)を行う。図19
は、原稿搬送制御処理の詳細な内容を示すフロ−チャ−
トである。CPU107は、まず原稿給紙タイミングで
あるか否かの判定を行う(S7301)。原稿の給紙
は、CPU105にからの指示により行うため、ここで
の判定は、当該指示が送信されているか否かの判定を意
味する。原稿給紙タイミングであれば、給紙動作を行い
(S7302)、ADF500が内蔵する原稿の枚数を
保持するカウンタPに1を加算する(S7303)。
【0056】次にCPU107は、給紙された原稿につ
いて、転写用紙への複写動作が終了したか否かの判定を
行う(S7304)。複写動作の終了は、実際にはCP
U104によって検知されるため、ここでの判定は、C
PU104から複写終了が通知されているか否かの判定
を意味する。ここで、複写動作が終了していれは、前述
のカウンタPから1を減算する。
【0057】以上のような処理を行うことにより、カウ
ンタPには、ADF500において給紙動作が行われ、
かつ、複写の終了していない原稿の枚数、即ちADF5
00が内蔵する原稿の枚数が保持されることになる。そ
の後CPU107は、ジャムの判定処理(S7306)
を行う。図20はジャム判定処理の詳細な処理内容を示
すフロ−チャ−トである。
【0058】CPU107は、まずADF500におい
て搬送ベルトオンエッジであるか否かを判定する(S7
61)。ここで搬送ベルトオンエッジであるとは、搬送
ベルト506が駆動を開始したタイミングであることを
意味する。搬送ベルトオンエッジであった場合には、C
PU107はジャム検出を行う時間間隔を設定するジャ
ム検出タイマのセットを行う(S762)。その後、ジ
ャム検出タイマが終了しているか否かの判定を行い(S
763)、ジャム検出タイマが終了していれば、ジャム
の検出処理を行う(S764)。具体的にはADF50
0に設置されている通紙センサを用いて、ジャムの発生
を検出する。次に、ADF500に設置されている原稿
サイズ検出センサSE5がオンとなっているか否かを判
定し、SE5がオンであれば、ジャム検出タイマのリセ
ットを行う(S766)。
【0059】ステップS764にてジャムの発生が検出
された場合には、割り込み処理を用いて他のCPUにそ
の情報が送信される。ジャム判定処理が終了すると、図
19のフロ−チャ−トに戻って、CPU107はジャム
が発生したか否かを判定し(S7307)、ジャムが発
生した場合には内蔵枚数を保持するカウンタPの数値を
取り出し(S7308)、Pに保持されている値に1を
加算した値を、再セットすべき原稿の枚数を保持するカ
ウンタRに格納する(S7309)。カウンタRの値
は、CPU101に送信され、操作者に、再セットする
べき原稿の枚数を指示するため、操作パネル90上に表
示される。なお、その他の原稿搬送制御処理(S731
0)については、詳細な説明を省略する。
【0060】以上のように構成されたデジタル複写機に
ついて、以下、その動作について説明する。図21およ
び図22は、基本的な画像データの書き込み動作シーケ
ンスおよび読出し動作シーケンスを示す図である。同図
においては、CPU102〜106の間でやり取りされ
る要求コマンド(Q)、レポート(A)、またはデータ
の流れを中心に説明する。
【0061】図21は、原稿を画像データとして読み取
り、符号データとして符号メモリ306に書き込みを行
う書き込み動作のシーケンスを示す図である。まず、全
体のシーケンスを管理しているCPU105からCPU
106に対してメモリ準備要求を出力する。これを受け
て、CPU106は、内部ハードウェアに対し、2値化
処理のためのモード(例えば、誤差分散法、地肌消去の
ためのしきい値等)の設定、画像メモリ304への書き
込み領域の開始アドレスおよびXYレングス情報等の設
定を行う。
【0062】これらの設定が終わって準備が完了する
と、CPU106からCPU105に対してメモリ準備
完了レポートを出力する。これを受けてCPU106か
らCPU105およびCPU102に対して読み取り要
求が出され、さらにCPU102からCPU103に対
してスキャン要求が出され、当該スキャン要求によって
スキャンが開始される。
【0063】スキャンによって原稿の画像領域に達する
と、CPU102により設定された画像処理モードに応
じて読み取りデータ(画像データD2)がメモリユニッ
ト30に出力される。スキャンによる原稿の読み取りが
終了すると、CPU106およびCPU102からCP
U105に対して読み取り完了レポートがそれぞれ出力
される。その後、CPU105からCPU106に対し
て圧縮要求が出され、これを受けてCPU106は画像
メモリ304からの読み出しアドレス、XYレングス情
報、符号メモリ306への書き込みアドレスおよび圧縮
器11のモード(例えばMH方式)等を設定し、起動を
かける。これによって圧縮処理が行われ、符号データが
符号メモリ306に格納される。
【0064】圧縮処理が終わると、CPU106からC
PU105に圧縮完了レポートが出される。図22は、
符号メモリ306から符号データを読み取り複写を行う
読出し動作のシーケンスを示す図である。まずCPU1
05からCPU106に対して伸長要求を出す。これを
受けて、CPU106は符号メモリ306からの読み出
しアドレス、データ量、画像メモリ304への書き込み
アドレス、XYレングス情報、および伸長器312のモ
ード設定(例えばMH方式)等を設定し、起動をかけ
る。これによって伸長処理が行われ、画像データが画像
メモリ304に書き込まれる。
【0065】伸長処理が終了すると、CPU106から
CPU105に伸長完了レポートが出される。次にCP
U105からCPU106に対し、画像メモリ304か
ら画像データを読み出すためのメモリ準備要求を出す。
これを受けて、CPU106は内部ハードウェアに対し
て、画像メモリ304から印字処理ユニット40へ画像
データD3を出力するための回路処理のための設定、画
像メモリ304の読み出し領域の開始アドレスおよびX
Yレングス情報等の設定を行う。
【0066】これらの設定が終了して準備が完了する
と、CPU106からCPU105に対してメモリ準備
完了レポートを出す。これを受けて、CPU105から
CPU106およびCPU104に対して複写要求が出
力され、CPU104からCPU105に用紙の搬送状
態を知らせる給紙レポートが出され、その後、画像メモ
リ304から読み出された画像データD3が複写装置P
RTに出力され、複写が行われる。
【0067】複写が終了すると、CPU106およびC
PU104からCPU105に対して複写完了レポート
およびイジェクト完了レポートが出される。これを受け
て、CPU105は、動作モードとの関連からCPU1
06に対するメモリクリア要求等を出力する。次に、A
DF500にジャムが発生した場合の補正方法の具体例
を示す。
【0068】ADF500が動作中に正しく原稿を原稿
台ガラス18上にセットできなかったり、排出できなか
ったり、若しくは給紙できなかったりしたときには、A
DF500にジャムが発生したものと判定されコピーは
中断する。このとき液晶表示パネル91には、オペレー
タに対してADF500から原稿を取り除く指示と、給
紙トレイに戻すべき原稿枚数Rが指示される。オペレー
タが原稿を戻して再びスタートキー96を押すことによ
り、中断されたコピー動作は再開される。
【0069】再開コピー時には図18のフロ−チャ−ト
で説明したCPU106による原稿の比較処理を行い、
読み取り系10にて読み取られた原稿の特徴が、再開コ
ピー開始前に読み取られ、RAM126に記憶されてい
る原稿の特徴と一致するか否かが判定される。一致した
場合には、その情報はCPU105へと送信され、図1
3のフロ−チャ−トで説明した読み出し動作コマンド設
定処理をスキップすることにより、当該原稿の複写を行
わないように制御する。
【0070】以上のような処理を行うことにより、AD
F500にジャムが発生した後、原稿を再セットする枚
数を間違えて、既に複写を終了している原稿をセットし
て複写を再開してしまった場合でも、同一原稿の重複コ
ピーによる余分な費用の発生を防ぐことができる。な
お、本実施の形態では、原稿の特徴が一致した場合に自
動的に複写を行わないようにしたが、複写処理は既に行
われているものの、ジャム発生の影響等により複写結果
が良好でなかった場合等に備えるため、CPUの処理内
容を変更することにより、原稿の一致が検出された場合
に操作パネル90上に警告を表示するようにすることも
可能である。この場合、警告を表示する際に複写を一旦
保留し、オペレータが再び複写した方が良いと判断した
場合に複写を指示する操作を行うことにより、原稿が一
致した場合でも再度複写のやり直しを行うことが可能と
なる。また、このようにしておくと、原稿が近似してい
た場合等、異なる原稿が同一の原稿であると判定された
場合に確実に複写を行うことが可能となる。
【0071】
【発明の効果】以上に説明したことから明らかなよう
に、本発明のデジタル複写機は、読み取り手段により読
み取られた原稿の画像データから、その特徴を抽出する
抽出手段と、前記抽出手段により抽出された特徴を、少
なくとも1枚の原稿について記憶する記憶手段と、AD
Fにジャムが発生し、さらにジャムが解消した後の複写
動作再開時において、再開後に前記抽出手段により抽出
された原稿の特徴と、前記記憶手段に記憶されている原
稿の特徴とを比較する比較手段と、前記比較手段による
比較の結果、両者が同一の原稿であった場合に、再開後
に読み取られた原稿の画像データの複写を行わないよう
にする複写制御手段とを有することにより、複写動作の
再開を行う際に、操作者が間違えて既に複写が行われた
原稿をADFに再セットした場合でも、前記記憶手段に
記憶されている原稿の特徴と同一の特徴を有する原稿に
ついては、複写が行われないように制御されるため、余
分な重複コピーの発生を防止でき、無駄な費用の発生を
防ぐことができるという効果がある。
【0072】また、本発明のデジタル複写機には、前記
比較手段による比較の結果、両者が同一の原稿であった
場合に、操作者に対して警告を行う警告出力手段と、操
作者からの指示入力を受け付ける入力受付手段を備える
ことも可能である。この場合には、前記複写制御手段
は、警告出力手段により警告が行われた場合に、再開後
に読み取られた画像データの複写を保留し、前記入力受
付手段が複写を指示する入力を受け付けた場合に複写を
行い、それ以外の場合には複写を行わないようにするこ
とにより、既に複写が行われた原稿についても、例えば
ジャム発生の影響を受けて複写が良好に行われなかった
場合などに、複写のやり直しを行う機会を確保すること
ができるという効果がある。また、異なる原稿であって
も、原稿同士が近似しているため、同一の原稿と判定さ
れてしまったような場合でも、確実に原稿の複写が行え
るという効果がある。
【0073】さらに、本発明のデジタル複写機において
は、前記記憶手段において、予め定められた原稿枚数に
ついて、前記抽出手段により抽出された特徴を記憶する
ように構成することも可能である。この場合には、前記
比較手段は、再開後に前記抽出手段により抽出された原
稿の特徴と、前記記憶手段に記憶されている原稿の特徴
とを、予め定められた原稿枚数の範囲内で比較する。こ
のように、使用される環境等により、特徴を記憶する原
稿枚数および比較を行う枚数を予め定めておくことによ
り、操作者の操作ミスへのより確実な対応と、原稿の特
徴の抽出および比較処理に要するオーバーヘッドによる
生産性の低下との均衡を図り、より的確に操作者の要求
に応えることが可能になるという効果がある。
【0074】また、本発明に係るデジタル複写機におい
ては、予め定められた原稿のいずれか一つの頂点を通過
する仮想線を、前記一つの頂点を中心として、所定の位
置から所定の増分角度ずつ変更しつつ回転させた場合
に、当該仮想線と、原稿上の所定の画素値を有する画素
とが最初に重なりあったときの、当該仮想線と前記頂点
を通過するいずれか一つの辺との交差角度と、そのとき
当該仮想線上に存在する前記所定の画素値を有する画素
の数とを原稿の特徴とすることが可能である。
【0075】この方法をとることにより、特徴の抽出お
よび比較処理が比較的少ないオーバーヘッドで行えると
いう効果がある。また、原稿の一辺に平行な仮想線を想
定する場合に比べて、原稿の特徴が明確になり易く、よ
り確実に原稿の同一性の判定を行うことができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一適用例としてのデジタル複写機の全
体概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態におけるデジタル複写機
の制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態のデジタル複写機におけ
る操作パネルの構成を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態のデジタル複写機におけ
る符号メモリのデータ構造を示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態のデジタル複写機におけ
る管理テーブルMT1のデータ構造を示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態のデジタル複写機におけ
るCPU101の処理内容を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図7】CPU101の行う表示制御処理の詳細な処理
内容を示すフロ−チャ−トである。
【図8】本発明の一実施の形態のデジタル複写機におけ
るCPU102の処理内容を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図9】本発明の一実施の形態のデジタル複写機におけ
るCPU103の処理内容を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図10】本発明の一実施の形態のデジタル複写機にお
けるCPU104の処理内容を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図11】本発明の一実施の形態のデジタル複写機にお
けるCPU105の処理内容を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図12】CPU105の行うコマンド設定処理の詳細
な処理内容を示すフロ−チャ−トである。
【図13】本発明の一実施の形態のデジタル複写機にお
けるCPU106の処理内容を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図14】本発明のデジタル複写機における、原稿の傾
き検出方法について説明するための図である。
【図15】本発明のデジタル複写機における、原稿の特
徴の抽出方法について説明するための図である。
【図16】CPU106の行う特徴の抽出処理の詳細な
処理内容を示すフロ−チャ−トである。
【図17】CPU106の行う特徴の比較処理の詳細な
処理内容を示すフロ−チャ−トである。
【図18】本発明の一実施の形態のデジタル複写機にお
けるCPU107の処理内容を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図19】CPU107の行う原稿搬送制御処理の詳細
な処理内容を示すフロ−チャ−トである。
【図20】CPU107の行うジャムの判定処理の詳細
な処理内容を示すフロ−チャ−トである。
【図21】本発明の一実施の形態のデジタル複写機にお
ける書き込み動作のシーケンス図である。
【図22】本発明の一実施の形態のデジタル複写機にお
ける読出し動作のシーケンス図である。
【符号の説明】
10 読み取り系 11 露光ランプ 12 ミラー 13a 第二ミラー 13b 第三ミラー 14 集光用レンズ 16 光電変換素子 18 原稿台ガラス 19 スキャナ 20 画像データ処理ユニット 30 メモリユニット 302 2値化処理部 304 画像メモリ 305 符号処理部 306 符号メモリ 307 回転処理部 308 多値化処理部 311 圧縮器 312 伸長器 40 印字処理ユニット 60 光学系 62 半導体レーザ 65 ポリゴンミラー 67a、67b ミラー 69 fθレンズ 70 作像系 71 感光体ドラム 72 帯電チャージャ 73 現像器 75 転写チャージャ 76 残留トナークリーナ 80 搬送系 81a、81b 自動給紙カセット 82a、82b ローラ 83 シート搬送通路 84 タイミングローラ 85 搬送ベルト 86 トナー定着器 87 排出ローラ 88 排紙トレイ 90 操作パネル 91 液晶表示パネル 92 テンキー 93 クリアキー 94 割り込みキー 95 ストップキー 96 スタートキー 100 制御部 101〜107 CPU 111〜117 ROM 121〜127 RAM 200 シリアルI/O 500 ADF 501 原稿トレイ 502 ピックアップローラ 503 さばきローラ 504 さばきパッド 505 レジスタローラ 506 搬送ベルト 507 反転ローラ 508 排紙トレイ
フロントページの続き (72)発明者 森川 武 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−134520(JP,A) 特開 昭63−58459(JP,A) 特開 昭59−114969(JP,A) 特開 平7−336505(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 107 G03G 21/00 370 - 500 G03G 21/14 H04N 1/00 G06T 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動原稿搬送装置を備えたデジタル複写
    機であって、 原稿を画像データとして読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段により読み取られた画像データから、
    その特徴を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された特徴を、少なくとも1枚
    の原稿について記憶する記憶手段と、 前記自動原稿搬送装置の搬送路上における紙詰まりの発
    生を検知する検知手段と、 前記検知手段により紙詰まりが検知された場合に複写動
    作を中断する中断手段と、 紙詰まりが解消された場合に複写動作を再開する再開手
    段と、 前記再開手段により複写動作が再開された場合に、再開
    後に前記抽出手段により抽出された原稿の特徴と、前記
    記憶手段に記憶されている原稿の特徴とを比較する比較
    手段と、 前記比較手段による比較の結果、両者が同一の原稿であ
    った場合に、再開後に読み取られた原稿の複写を行わな
    いようにする複写制御手段とを有することを特徴とする
    デジタル複写機。
  2. 【請求項2】 前記デジタル複写機はさらに、 前記比較手段による比較の結果、両者が同一の原稿であ
    った場合に、操作者に対して警告を行う警告出力手段
    と、 操作者からの指示入力を受け付ける入力受付手段とを有
    し、 前記複写制御手段は、 前記警告出力手段により警告が行われた場合に、再開後
    に読み取られた画像データの複写を保留し、前記入力受
    付手段が複写を指示する入力を受け付けた場合に複写を
    行い、それ以外の場合に複写を行わないようにすること
    を特徴とする請求項1記載のデジタル複写機。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、 予め定められた原稿枚数について、前記抽出手段により
    抽出された特徴を記憶し、 前記比較手段は、 再開後に前記抽出手段により抽出された原稿の特徴と、
    前記記憶手段に記憶されている原稿の特徴とを、予め定
    められた原稿枚数の範囲内で比較することを特徴とする
    請求項1又は2記載のデジタル複写機。
  4. 【請求項4】 前記抽出手段は、 予め定められた原稿のいずれか一つの頂点を通過する仮
    想線を、前記一つの頂点を中心として、所定の位置から
    所定の増分角度ずつ変更しつつ回転させた場合に、当該
    仮想線と、原稿上の所定の画素値を有する画素とが最初
    に重なりあったときの、当該仮想線と前記頂点を通過す
    るいずれか一つの辺との交差角度と、そのとき当該仮想
    線上に存在する前記所定の画素値を有する画素の数とを
    原稿の特徴とすることを特徴とする請求項1乃至3の何
    れかに記載のデジタル複写機。
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