JP3247997B2 - 超音波加工用定圧試料台 - Google Patents

超音波加工用定圧試料台

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JP3247997B2 JP36143591A JP36143591A JP3247997B2 JP 3247997 B2 JP3247997 B2 JP 3247997B2 JP 36143591 A JP36143591 A JP 36143591A JP 36143591 A JP36143591 A JP 36143591A JP 3247997 B2 JP3247997 B2 JP 3247997B2
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修逸 斎藤
忠義 太田
重則 冨岡
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ULTRASONIC ENGINEERING CO., LTD.
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ULTRASONIC ENGINEERING CO., LTD.
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  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬脆材料の超音波によ
る衝撃破砕加工に関する。
【0002】
【従来の技術】硬脆材料の超音波衝撃破砕加工に用いら
れる定圧試料台は、従来油圧あるいはバネまたは天秤に
より所定の加圧力(送り力と呼ぶこともある)を与えて
いる。油圧を用いるものは油漏れを防ぐことが困難で、
作業管理上支障が多い。また、バネを用いるものは加工
の進行に伴う加圧力の変化量を実用上好ましいレベル以
下に抑え込もうとすると、バネ全長が長大なものとなり
装置組み込み上難点がある。天秤を用いるものも大型と
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】油圧装置の持つ高感
度の優れた再現性をそのまま維持しつつ、油漏れのない
加圧力発生手段を求めることである。バネの利用は油漏
れを解消するが、著しく長大なものとならざるを得な
い。たとえば、加圧特性から要求されるバネ常数0.1
kgw/mmのバネで1kgwtのワークを保持しよう
とすると、自由長からの引き伸ばし量または圧縮量は1
0mmであり、少なくとも初期長40mmは必要であ
る。また、バネは0.01mmあたり1grw程度の微
小領域での加圧力分解能を維持できるか疑わしい。
【0004】
【問題点を解決するための手段】磁気反撥力を利用する
場合の手段は、ベースとこれに対し上下方向に滑動しか
つ上下軸まわりに回転可能でその下端面に円板状永久磁
石を持つ回転軸と、上記回転軸と同軸のスピンドル端面
に上記円板状永久磁石と一定磁気間隙を隔てて同極の円
板状磁石を対向配置し、かつ前記ベースに固定したマイ
クロメータヘッドと、前記回転軸側面から張り出したフ
ランジのベースからの上下方向位置を検出するギャップ
センサと、前記回転軸の上端面に取り付けた載物台を設
けるものである。磁気吸引力を利用する場合の手段は、
ベースとこれに固定したポストと嵌め合い上下方向に滑
動しかつ上下軸まわりに回転可能でその下端面に強磁性
体のフランジを持つ中空回転軸と、上記中空回転軸と同
軸に上記強磁性体フランジと一定の磁気間隙を保つ複数
の円板状永久磁石を円周方向に対向配置し、かつ上記ベ
ースとねじ係合した目盛付きリングと、前記中空回転軸
の下端から張り出したフランジの前記ベースからの上下
方向位置を検出するギャップセンサと、前記中空回転軸
の上端面に取り付けた載物台を設けるものである。
【0005】
【作用】磁気力を同極性を向かい合わせた1組の永久磁
石で与えると、お互いに反撥し合う性質がある。しかも
磁気反撥力の大きさは、磁気間隙の大きさに依存し磁気
間隙の減少により大きな反撥力を発生できるものであ
る。これは磁気浮上の原理による。たとえば、直径Φ3
0mm厚さ2mmの1組のレアアース磁石は約1kgの
重量を支えるここができ、このときに有するバネ常数は
ほぼ0.1kgw/mmで磁気間隙は約4mmである。
上記1組の磁石をバネと考えると、その全長は8mmで
あり同じ程度のバネ常数を持つ機械バネに比べ、5分の
1にすぎない。また、磁気力を永久磁石とこれに対向し
た強磁性体で与えるとお互いに吸引する性質がある。磁
気吸引力の大きさは磁気間隙の大きさに依存し、その減
少により大きな吸引力を発生する。またその構成上非接
触であり、加圧力の分解能が高い。次に本発明の作用を
説明する。便宜上図2について説明する。加工開始前の
準備段階として、加工に際し最適な加工圧を出せる磁気
間隔を、目盛付きリングを微細に回して設定する。加工
の進行に伴い、中空回転軸とその上の載物台が上昇する
と穴の加工深さとツールの摩耗長の和だけ上記初期磁気
間隙が減少する。この結果加工力が最適値より増大し安
定な加工の進行を妨げる。これを防ぐため、ギャップセ
ンサにより磁気間隙の減少量を検出し、これを打ち消す
ようにツールを保持する加工ヘッドを別の手段によつ
て、上記減少量に等しい量だけ押し下げるものである。
【0006】
【実施例】図1にダイヤモンドダイスの超音波加工に使
用する本発明の一実施例を示す。1は回転軸3の上面に
設けた載物台で、図示しない手段により回転し硬脆材料
の試料12を保持し、砥粒スラリー11を供給しつつ超
音波振動ホーン9によって駆動されるツール10に対し
下方から上向きの一定加圧力を与えることにより、超音
波衝撃破砕加工(形成と磨き)を行うものである。上記
回転軸3はベース2に対し上下方向に活動し、その下端
にフランジ13を張り出し中央に永久磁石4を接着す
る。上記永久磁石4に対向して、同軸上に同極性同志を
向き合わせたさらに一つの永久磁石5を設け、マイクロ
メータヘッド6のスピンドル14に接着する。マイクロ
メータヘッド6はベース2に取り付けられ、それを回す
ことにより磁気間隙Cの大きさを微細に調整する。こ
れにより永久磁石4にはベースから上方に向かう磁気反
撥力が作用し、上記載物台1を通じ試料12に加工に最
適な加圧力を与えることができる。この磁気反撥力は非
接触で作用するため、油圧機構のピストンとシリンダ間
の油膜の粘性抵抗に比較してはるかに小さな摩擦しか持
たないため、加圧力の再現性が高く極めて高感度であ
る。上記加圧力は磁気間隙Cに依存するため、上下位
置を固定したツールを用いて穴あけ加工を行う状態を想
定すると載物台3が上昇し、増加した磁気間隙に対応し
て加圧力が減少する。これを防ぐため、ギャップセンサ
7と指示器8を設け、このセンサ7と上記フランジ13
の間隙Cを一定に保たねばならない。これは手動ある
いは自動で上記ツール10を押し下げ、上記指示器8の
指示値即ち間隙Cを一定化することにより実行され
る。一連の穴あけプロセスで間隙Cを一定化するため
に必要としたツール10の押し下げ量は、明らかに穴の
加工深さとツール10の摩耗長の和である。したがっ
て、本発明の試料台と組み合わせたNC化ツールによ
り、穴の加工深さとツール10の摩耗長の和を機上で知
ることができる。この特性は自動化に道を拓く。図1は
磁気反撥力を利用しているが、磁気吸引力を利用したも
のも実現できる。この一例を図2に示す。図2において
図1と同じ番号の部品は、図1におけると同じ機能を持
つものとする。図2と図1の主な相違点は磁気力発生手
段が図1におけるごとく、同一極性の永久磁石を1組向
かい合わせる代わりに、フランジ13を鉄などの強磁性
体とし、永久磁石4を磁気間隙Cを以て配置したこと
である。フランジ13は磁気間隙Cの大きさに応じ上
方に吸引され、試料12に必要な加圧力を伝える。また
図1のマイクロメータヘッド6の代わりに上記永久磁石
4を保持し、ベース2とねじ結合する目盛付リング15
を持つ。この一部のテーパ面16に円周等分目盛を設
け、上記ベース2上の指標線17と合う目盛により、電
磁間隙Cを調整し磁気吸引力の大きさを変える。この
とき、上記フランジ13が上記ベース2に対し占める上
下方向の位置を一定にする必要があり、図1におけると
同じくギャップセンサ7と指示器8により間隙Cを定
める。なお、上記載物台1は、上記ベース2にとりつけ
られたポスト18に沿って上下に滑動するものとする。
【0007】
【効果】本発明の結果、油漏れに煩わされることなく、
高感度で再現性のよいコンパクトな超音波加工用定圧試
料台が得られた。このため、20μm前後の極細線用ダ
イヤモンド線引きダイスなどの超音波成形加工を安定に
実行できるようになった。また、上下動をNC化したツ
ールと組み合わせてダイヤモンド線引きダイスの成形時
に、実質的なツール摩耗量をインプロセスで測定するこ
とができるようになり、加工途次のツール再研磨形成量
を正確に制御する道が拓かれ、加工時間の短縮に役立
つ。
【図面の簡単な説明】
図1は磁気反撥力を、図2は磁気吸引力をそれぞれ利用
した本発明の実施例である。
【符号の説明】
1 ………………… 載物台 2 ………………… ベース 4、5 …………… 永久磁石 7 ………………… ギャップセンサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースとこれに対し上下方向に滑動しかつ
    上下軸まわりに回転可能でその下端面に円板状永久磁石
    を持つ回転軸と、上記回転軸と同軸のスピンドル端面に
    上記円板状永久磁石と一定磁気間隙を隔てて同極の円板
    状永久磁石を対向配置し、かつ前記ベースに固定したマ
    イクロメータヘッドと、前記回転軸側面から張り出した
    フランジのベースからの上下方向位置を検出するギャッ
    プセンサと、前記回転軸の上端面に取り付けた載物台と
    からなる超音波加工用定圧試料台
  2. 【請求項2】ベースとこれに固定したポストと嵌め合
    い、上下方向に滑動しかつ上下軸まわりに回転可能で、
    その下端面に強磁性体のフランジを持つ中空回転軸と、
    上記中空回転軸と同軸に、上記強磁性体フランジと一定
    の磁気間隙を保つ複数の円板状永久磁石を円周方向に対
    向配置し、かつ前記ベースとねじ係合した目盛付きリン
    グと前記中空回転軸の下端面から張り出したフランジの
    前記ベースからの上下方向位置を検出するギャップセン
    サと前記中空回転軸の上端面に取り付けた載物台とから
    なる超音波加工用試料台
JP36143591A 1991-12-27 1991-12-27 超音波加工用定圧試料台 Expired - Fee Related JP3247997B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103128603A (zh) * 2013-02-01 2013-06-05 中北大学 超声磁力复合高效光整加工装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103128603A (zh) * 2013-02-01 2013-06-05 中北大学 超声磁力复合高效光整加工装置

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