JP3247982B2 - 凸型面ガラスパネルの液晶除去装置 - Google Patents
凸型面ガラスパネルの液晶除去装置Info
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- JP3247982B2 JP3247982B2 JP01350696A JP1350696A JP3247982B2 JP 3247982 B2 JP3247982 B2 JP 3247982B2 JP 01350696 A JP01350696 A JP 01350696A JP 1350696 A JP1350696 A JP 1350696A JP 3247982 B2 JP3247982 B2 JP 3247982B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルに余分
に付着した液晶を除去する装置に関するものである。
に付着した液晶を除去する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の凸型面ガラスパネルの液晶除去装
置を図３に示す。
置を図３に示す。
【０００３】図３において、液晶注入後の凸型面ガラス
パネル１の両面をスペーサ２で挟み、複数枚の凸型面ガ
ラスパネル１とスペーサ２を整列させてカセット３に収
容する。カセット３を箱４で囲う。箱４は、上半部が長
方形状のわくからなり、下半部が四角錐台形状の面から
なり、最下部にダクト７が設けられている。
パネル１の両面をスペーサ２で挟み、複数枚の凸型面ガ
ラスパネル１とスペーサ２を整列させてカセット３に収
容する。カセット３を箱４で囲う。箱４は、上半部が長
方形状のわくからなり、下半部が四角錐台形状の面から
なり、最下部にダクト７が設けられている。
【０００４】箱４の上半部の内部両側面にノズル５ａ，
５ｂを配置する。ノズル５ａ，５ｂには、それぞれ複数
個の吹き出し穴６ａ，６ｂが一列状に設けられ、複数個
の吹き出し穴６ａ，６ｂは、それぞれ凸型面ガラスパネ
ル１の両側に対向する。
５ｂを配置する。ノズル５ａ，５ｂには、それぞれ複数
個の吹き出し穴６ａ，６ｂが一列状に設けられ、複数個
の吹き出し穴６ａ，６ｂは、それぞれ凸型面ガラスパネ
ル１の両側に対向する。
【０００５】ノズル５ａ，５ｂの吹き出し穴６ａ，６ｂ
から風圧の高い空気を吹き出し、凸型面ガラスパネル１
に余分に付着した液晶に所要時間吹き付けることによっ
て、図２の拭き取り難い箇所８等に付着した液晶を吹き
飛ばしていた。
から風圧の高い空気を吹き出し、凸型面ガラスパネル１
に余分に付着した液晶に所要時間吹き付けることによっ
て、図２の拭き取り難い箇所８等に付着した液晶を吹き
飛ばしていた。
【０００６】吹き飛ばされた液晶は、箱４の最下部のグ
クト７から外部へ排出され、回収される。
クト７から外部へ排出され、回収される。
【０００７】なお、他の従来の技術が記載された文献と
しては、次の２つの公報を挙げることができる。
しては、次の２つの公報を挙げることができる。
【０００８】まず、実開平２−９０８２３号公報には、
水平に配置したベースと、このベースに形成された吸気
口と、前記ベースの下方側に配置して前記吸気口に接続
された吸気機構と、前記吸気口の近傍に位置して前記ベ
ースの上面から起立しかつ上端部に噴出ノズルを備えた
送気管と、この送気管の上方に設けられ前記ベースの上
面に向けて空気を送風するエアーシャワーユニットと、
上下端に開口部を有する基板移送用のキャリアとを具備
し、前記キャリア内に基板を起立状態に収納し、このキ
ャリアを前記ベースの上に前記吸気口と対向しかつ内部
に前記送気管を通して載置し、この状態で前記送気管の
噴出ノズルから基板に向けて清掃用の気体を噴出すると
ともに、前記エアーシャワーユニットにより前記キャリ
アの上端の開口部に向けて空気を送風し、かつ前記吸気
機構によりキャリア内の空気を吸入する基板のダスト除
去装置が、記載され、基板の両側の表面に付着したダス
トを、周囲に舞い上げることなく、また面倒で煩しい手
作業を要することなく除去することができる。
水平に配置したベースと、このベースに形成された吸気
口と、前記ベースの下方側に配置して前記吸気口に接続
された吸気機構と、前記吸気口の近傍に位置して前記ベ
ースの上面から起立しかつ上端部に噴出ノズルを備えた
送気管と、この送気管の上方に設けられ前記ベースの上
面に向けて空気を送風するエアーシャワーユニットと、
上下端に開口部を有する基板移送用のキャリアとを具備
し、前記キャリア内に基板を起立状態に収納し、このキ
ャリアを前記ベースの上に前記吸気口と対向しかつ内部
に前記送気管を通して載置し、この状態で前記送気管の
噴出ノズルから基板に向けて清掃用の気体を噴出すると
ともに、前記エアーシャワーユニットにより前記キャリ
アの上端の開口部に向けて空気を送風し、かつ前記吸気
機構によりキャリア内の空気を吸入する基板のダスト除
去装置が、記載され、基板の両側の表面に付着したダス
トを、周囲に舞い上げることなく、また面倒で煩しい手
作業を要することなく除去することができる。
【０００９】次に、実開平６１−１５３３４０号公報に
は、搬送作業装置の一対の挟持用取手に洗浄液を噴射す
るための洗浄ノズルと、この洗浄ノズルの上部に設けら
れ挟持用取手に付着した洗浄液を吹き飛ばすためのエア
ーナイフと、これらの下部に設けられた洗浄液受槽とを
具備して成る洗浄装置を所定の処理液槽に並設した浸漬
型基板処理装置が記載され、処理液が最終洗浄工程の超
純水中に持ち込まれることがなくなる。
は、搬送作業装置の一対の挟持用取手に洗浄液を噴射す
るための洗浄ノズルと、この洗浄ノズルの上部に設けら
れ挟持用取手に付着した洗浄液を吹き飛ばすためのエア
ーナイフと、これらの下部に設けられた洗浄液受槽とを
具備して成る洗浄装置を所定の処理液槽に並設した浸漬
型基板処理装置が記載され、処理液が最終洗浄工程の超
純水中に持ち込まれることがなくなる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】従来の凸型面ガラスパ
ネルの液晶除去装置においては、カセットを囲った箱の
内部両側面に配置されたノズル５ａ，５ｂから空気が左
右共に水平に対称的に吹き出されるため、左右一対のノ
ズルから吹き出された風が、図２に示すように、凸型面
ガラスパネルの中央付近で衝突し、吹き溜まり状態とな
り、中央付近に液晶の残留９が生じるという欠点があっ
た。
ネルの液晶除去装置においては、カセットを囲った箱の
内部両側面に配置されたノズル５ａ，５ｂから空気が左
右共に水平に対称的に吹き出されるため、左右一対のノ
ズルから吹き出された風が、図２に示すように、凸型面
ガラスパネルの中央付近で衝突し、吹き溜まり状態とな
り、中央付近に液晶の残留９が生じるという欠点があっ
た。
【００１１】そこで、本発明は、従来の凸型面ガラスパ
ネルの液晶除去装置の欠点を改良し、複数枚の凸型面ガ
ラスパネルを整列して収容されたカセットを囲った箱の
両側部に配置されたノズルから気体が吹き出されても、
凸型面ガラスパネルの中央付近に液晶の残留が生じない
ように図るものである。
ネルの液晶除去装置の欠点を改良し、複数枚の凸型面ガ
ラスパネルを整列して収容されたカセットを囲った箱の
両側部に配置されたノズルから気体が吹き出されても、
凸型面ガラスパネルの中央付近に液晶の残留が生じない
ように図るものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の手段を採用する。
決するため、次の手段を採用する。
【００１３】（１）複数枚の凸型面ガラスパネルを整列
してカセットに収容し、カセットを囲う箱の両側部にノ
ズルを配置し、各ノズルの気体を吹き出す角度を調整可
能にすると共に両ノズルの配置に高低差を設け、各ノズ
ルに一列状に設けられた複数個の吹き出し穴を複数枚の
凸型面ガラスパネルに対向させる凸型面ガラスパネルの
液晶除去装置。
してカセットに収容し、カセットを囲う箱の両側部にノ
ズルを配置し、各ノズルの気体を吹き出す角度を調整可
能にすると共に両ノズルの配置に高低差を設け、各ノズ
ルに一列状に設けられた複数個の吹き出し穴を複数枚の
凸型面ガラスパネルに対向させる凸型面ガラスパネルの
液晶除去装置。
【００１４】（２）各ノズルから気体を吹き出す時間を
タイマー制御によりずらす前記（１）記載の凸型面ガラ
スパネルの液晶除去装置。
タイマー制御によりずらす前記（１）記載の凸型面ガラ
スパネルの液晶除去装置。
【００１５】（３）箱の最下部に設けたダクトから強制
排気を行う前記（１）記載の凸型面ガラスパネルの液晶
除去装置。
排気を行う前記（１）記載の凸型面ガラスパネルの液晶
除去装置。
【００１６】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図１
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【００１７】図１において、液晶注入後の凸型面ガラス
パネル１の両面をスペーサ２で挟み、複数枚の凸型面ガ
ラスパネル１とスペーサ２を整列してカセット３に収容
する。カセット３を箱４で囲う。箱４は、大部分が長方
形状のわくからなり、底部が四角錐台形状の面からな
り、最下部にダクト７が設けられている。以上の構造
は、従来の技術と類似する。
パネル１の両面をスペーサ２で挟み、複数枚の凸型面ガ
ラスパネル１とスペーサ２を整列してカセット３に収容
する。カセット３を箱４で囲う。箱４は、大部分が長方
形状のわくからなり、底部が四角錐台形状の面からな
り、最下部にダクト７が設けられている。以上の構造
は、従来の技術と類似する。
【００１８】箱４の外部両側面にノズル５ａ，５ｂを設
置する。ノズル５ａ，５ｂは、いずれも空気を吹き出す
角度が調整可能であり、また、ノズル５ａの位置は、ノ
ズル５ｂの位置より若干低い。ノズル５ａ，５ｂには、
それぞれ複数個の吹き出し穴が一列状に設けられ、複数
個の吹き出し穴は、それぞれ凸型面ガラスパネル１の両
側に対向する。
置する。ノズル５ａ，５ｂは、いずれも空気を吹き出す
角度が調整可能であり、また、ノズル５ａの位置は、ノ
ズル５ｂの位置より若干低い。ノズル５ａ，５ｂには、
それぞれ複数個の吹き出し穴が一列状に設けられ、複数
個の吹き出し穴は、それぞれ凸型面ガラスパネル１の両
側に対向する。
【００１９】凸型面ガラスパネル１を複数枚整列して収
容されたカセット３を囲った箱４の最下部に設けられた
ダクト７から強制排気を開始し、箱４の一側面に設置さ
れたノズル５ａから風圧の高い空気を凸型面ガラスパネ
ル１に水平方向に、タイマー制御により所要時間吹き付
ける。次に、箱４の他端面に設置されたノズル５ｂから
風圧の高い空気を凸型面ガラスパネル１に水平方向より
若干斜め下方向に、タイマー制御により所要時間吹き付
ける。このようにノズル５ａ，５ｂを使用すると、図２
を参照して説明した従来の技術のように、凸型面ガラス
パネルの中央付近に液晶の残留９が生じることがなく、
凸型面ガラスパネル１に付着した液晶を吹き飛ばすこと
ができる。
容されたカセット３を囲った箱４の最下部に設けられた
ダクト７から強制排気を開始し、箱４の一側面に設置さ
れたノズル５ａから風圧の高い空気を凸型面ガラスパネ
ル１に水平方向に、タイマー制御により所要時間吹き付
ける。次に、箱４の他端面に設置されたノズル５ｂから
風圧の高い空気を凸型面ガラスパネル１に水平方向より
若干斜め下方向に、タイマー制御により所要時間吹き付
ける。このようにノズル５ａ，５ｂを使用すると、図２
を参照して説明した従来の技術のように、凸型面ガラス
パネルの中央付近に液晶の残留９が生じることがなく、
凸型面ガラスパネル１に付着した液晶を吹き飛ばすこと
ができる。
【００２０】また、カセット３を囲った箱４の最下部に
設けられたダクト７から、ノズル５ａ，５ｂから吹き出
された風の乱気流の発生防止と通風の向上のため、強制
排気を行う。吹き飛ばされた液晶もダクト７から回収さ
れる。
設けられたダクト７から、ノズル５ａ，５ｂから吹き出
された風の乱気流の発生防止と通風の向上のため、強制
排気を行う。吹き飛ばされた液晶もダクト７から回収さ
れる。
【００２１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、少なくとも一方のノズルの気体を吹き出す角
度を調整可能にすると共に両ノズルの配置に高低差を設
け、各ノズルに一列状に設けられた複数個の吹き出し穴
を複数枚の凸型面ガラスパネルに対向させるので、凸型
面ガラスパネルの拭き取り難い箇所と中央付近の液晶の
残留を風圧の高い気体で吹き飛ばすため、確実に液晶を
除去することができる。また、吹き飛ばされた液晶をダ
クトから回収することができる。
によれば、少なくとも一方のノズルの気体を吹き出す角
度を調整可能にすると共に両ノズルの配置に高低差を設
け、各ノズルに一列状に設けられた複数個の吹き出し穴
を複数枚の凸型面ガラスパネルに対向させるので、凸型
面ガラスパネルの拭き取り難い箇所と中央付近の液晶の
残留を風圧の高い気体で吹き飛ばすため、確実に液晶を
除去することができる。また、吹き飛ばされた液晶をダ
クトから回収することができる。
【図１】本発明の一実施形態の側面図である。
【図２】本発明の適用対象となる凸型面ガラスパネルと
スペーサの斜視図である。
スペーサの斜視図である。
【図３】従来の凸型面ガラスパネルの液晶除去装置の斜
視図である。
視図である。
１ 凸型面ガラスパネル ２ スペーサ ３ カセット ４ 箱 ５ａ，５ｂ ノズル ６ａ，６ｂ 吹き出し穴 ７ ダクト ８ 拭き取り難い箇所 ９ 液晶の残留
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G02F 1/13
Claims (3)
- 【請求項１】 複数枚の凸型面ガラスパネルを整列して
カセットに収容し、カセットを囲う箱の両側部にノズル
を配置し、少なくとも一方のノズルの気体を吹き出す角
度を調整可能にすると共に両ノズルの配置に高低差を設
け、各ノズルに一列状に設けられた複数個の吹き出し穴
を複数枚の凸型面ガラスパネルに対向させることを特徴
とする凸型面ガラスパネルの液晶除去装置。 - 【請求項２】 各ノズルから気体を吹き出す時間をタイ
マー制御によりずらすことを特徴とする請求項１記載の
凸型面ガラスパネルの液晶除去装置。 - 【請求項３】 箱の最下部に設けたダクトから強制排気
を行うことを特徴とする請求項１記載の凸型面ガラスパ
ネルの液晶除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01350696A JP3247982B2 (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 凸型面ガラスパネルの液晶除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01350696A JP3247982B2 (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 凸型面ガラスパネルの液晶除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09211407A JPH09211407A (ja) | 1997-08-15 |
| JP3247982B2 true JP3247982B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=11835033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01350696A Expired - Fee Related JP3247982B2 (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 凸型面ガラスパネルの液晶除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3247982B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4940531B2 (ja) * | 2002-09-26 | 2012-05-30 | Ｄｉｃ株式会社 | 液晶材料を再利用するための処理方法 |
| WO2004069438A1 (fr) * | 2003-02-08 | 2004-08-19 | Quanta Display Inc. | Appareil de nettoyage a bain d'air automatique et procede d'assemblage d'un dispositif d'affichage a cristaux liquides |
| CN109467308A (zh) * | 2018-10-11 | 2019-03-15 | 深圳市尊泰自动化设备有限公司 | 一种用于3d玻璃加工的模具流转系统 |
| CN112452924B (zh) * | 2020-10-13 | 2021-07-02 | 广州市丰兆电子科技有限公司 | 一种智能制造用故障警报装置 |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP01350696A patent/JP3247982B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09211407A (ja) | 1997-08-15 |
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