JP3247728B2 - メダル振分け装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パチンコホールに於け
るスロットマシン、アレンジボール及び雀球等のメダル
を用いた遊技機並びにこれら各遊技機の間（台間）に設
置されるメダル貸出機とにメダルを補給するためのメダ
ル補給ラインの下方に設けるメダル振分け装置に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、パチンコホールに於いて、スロッ
トマシン、アレンジボール及び雀球等の遊技機に使用可
能なメダルを貸し出すメダル貸出機は遊技機の間に台間
型として設置されている。このメダル貸出機及び遊技機
内部のメダル量が減少すると、メダル貸出機及び遊技機
が並ぶ島上部を移動する補給ラインによりメダルを自動
的にメダル貸出機及び遊技機のホッパ内に投入する自動
補給システムによりメダルの補充を実施していた。過去
においては、メダル貸出機及び遊技機内部のメダル量が
減少したときに、店の店員がメダル貸出機及び遊技機を
開けて夫々の内部ホッパにメダルを投入する手動式のも
のもあったが、現在ではコスト低減のため上述の自動補
給システムを有するメダル貸出機及び遊技機が業界では
主流となっている。

【０００３】このメダルの自動補給システムを有するメ
ダル貸出機及び遊技機を具体的に説明すると、メダル貸
出機及び遊技機が並ぶ島の上部にベルトコンベヤ等によ
りメダルを搬送するメダル補給ラインが設けてあり、メ
ダル貸出機及び遊技機の夫々の上部にメダルを投入する
ことができる投入口が形成してある。この投入口にメダ
ル補給ラインからメダルを落としこみ、メダル貸出機及
び遊技機内部のホッパにメダルを補充していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のメダル補給方法では、上部のメダル補充ラインによ
り直線的に移送されてくるメダルを夫々のメダル貸出機
及び遊技機の上部に設けた投入口に直接投入する構造の
ため、投入口全てにメダル補給ラインからのメダルを分
岐させ、投入口に投入する機構を有する分岐部を設ける
必要があった。このため、機構的に複雑な分岐部を数多
く設けることとなり、保守管理を頻繁に実施する必要が
あり、信頼性確保が困難であった。更に、広いスペース
も必要となり、メダル補給ラインの構造も大型化及び複
雑化する原因となっていた。

【０００５】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、機構が複雑なメダル補給ライン中の分岐部
の数を減らして、保守管理が容易で、省スペース化を図
ることができ、信頼性が優れたメダル振分け装置を提供
することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明に係るメダル振分
け装置は、メダルを使用する遊技機とそれら遊技機の台
間に設置されるメダル貸出機とにメダルを補給するため
のメダル補給ラインの下方に設けるメダル振分け装置で
あって、前記メダル補給ラインからメダルが投入される
投入口と、この投入口を上部に有し、メダルがその内部
を通過する補給通路と、この補給通路の上部に設けら
れ、前記補給通路下方と前記補給通路外部とにメダルを
振分けるための第１の通路切替弁と、この第１の通路切
替弁の下方で前記補給通路内に設けられ、メダルを左右
に振分けるための第２の通路切替弁とを有し、第１の通
路切替弁により補給通路外部に案内されたメダルをメダ
ル貸出機に案内する貸出機連通路と、第２の通路切替弁
によりメダルをメダル貸出機の左右両隣にある遊技機各
々に案内するための第１の遊技機案内通路と第２の遊技
機案内通路とを有すると共に、第１の通路切替弁及び第
２の通路切替弁を各々別個に駆動する駆動手段と、前記
メダル貸出機内部に保有するメダル量を測定する貸出機
残量メダル測定機と、前記メダル貸出機に隣接する遊技
機各々の残量メダルの測定を別個に行う２つの遊技機残
量メダル測定機とを設け、前記貸出機残量メダル測定機
によるメダル減少信号に伴って前記駆動手段により第１
の通路切替弁を作動し、前記いずれかの遊技機残量メダ
ル測定機からのメダル減少信号に伴って前記駆動手段に
より第２の通路切替弁を作動するように制御する制御部
とを有して形成したことを特徴とする。

【０００７】

【作用】本発明においては、メダル貸出機及び２台の遊
技機の上部に１つの投入口を設けてあるので、遊技機及
びメダル貸出機の上部でメダルを搬送するメダル補給ラ
インからこの投入口にメダルを投入することができ、更
に、この投入口にはメダルがその内部を通過する補給通
路が接続してあるので、補給通路内に沿ってメダルを落
下させることができる。

【０００８】また、この補給通路内の上部には第１の通
路切替弁及び貸出機連通路を設けてあるので、投入口か
ら投入されたメダルを第１の通路切替弁を駆動させるこ
とにより補給通路の下方と外部との二つに分別すること
ができる。即ち、第１の通路切替弁の操作により投入口
から投入されたメダルは補給通路内をそのまま通過して
下方へ落下し、第２の通路切替弁に案内することができ
る。また、第１の通路切替弁を操作することにより投入
口から投入されたメダルは貸出機連通路から外部に排出
されてメダル貸出機内部に案内することができる。

【０００９】また、前記補給通路内で、第１の通路切替
弁の下方には第２の通路切替弁を有しているので、第１
の通路切替弁を操作して補給通路内を落下してきたメダ
ルを補給通路左右の第１，２の遊技機案内通路のうちの
いずれかに分別することができる。即ち、第２の通路切
替弁を傾斜させ、第１の遊技機案内通路を遮断すること
により、メダルを第２の遊技機案内通路へ投入すること
ができ、また、第２の遊技機案内通路を第２の通路切替
弁で遮断することにより、メダルを第１の遊技機案内通
路へ投入することができる。更に、第１，２の遊技機案
内通路を前記メダル貸出機に隣接する左右２台の遊技機
内部へ接続してあるので、分別したメダルを左右の遊技
機内部へ投入することができる。

【００１０】更にまた、本発明においては、前記メダル
貸出機内部に保有するメダル量を測定する貸出機残量メ
ダル測定器と前記両遊技機内部に保有するメダル量を各
々測定する２つの遊技機残量メダル測定機とを設けてい
るので、前記メダル貸出機及び前記両遊技機の内部に保
有するメダル量の情報を得ることができ、これにより、
このメダル量が所定の量より少なくなった場合、メダル
減少信号を発生させることができる。

【００１１】また、第１の通路切替弁及び第２の通路切
替弁を各々別個に駆動する駆動手段と、前記貸出機残量
メダル測定機によるメダル減少信号に伴って前記駆動手
段により第１の通路切替弁を作動し、前記遊技機残量メ
ダル測定機からのメダル減少信号に伴って前記駆動手段
により第２の通路切替弁を作動するように制御する制御
部とを有している。これにより、前記メダル貸出機又は
前記両遊技機のうちのいずれかの遊技機内部のメダル残
量が減少して一定量以下になった場合に、前記貸出機残
量メダル測定機及びいずれかの前記遊技機残量メダル測
定機から前記制御部へメダル減少信号を出力することが
できると共に、この制御部が第１，２の通路切替弁を駆
動させる信号を前記駆動手段へ出力することができる。
このため、前記駆動手段が第１，２の通路切替弁を駆動
させて、前記貸出機連通路又は第１，２の遊技機案内通
路のいずれかへメダル補給ラインから前記投入口に投入
されたメダルを送り出すことができ、前記メダル貸出機
又はこのメダル貸出機に隣接する左右の遊技機の内部に
メダルを補給することができる。

【００１２】

【実施例】次に、本発明の実施例に係るメダル振分け装
置について添付の図面を参照して具体的に説明する。図
１は、本発明の実施例に係るメダル振分け装置を示す概
略斜視図、図２は、本発明の実施例に係るメダル振分け
装置を示す概略正面図である。

【００１３】この実施例におけるメダル振分け装置は、
メダルを使用する遊技機７０，７１とそれら遊技機７
０，７１の台間に設置されるメダル貸出機７２とにメダ
ルを補給するためのメダル補給ラインの下方に設けるも
のである。更に、具体的には前記メダル補給ラインから
メダルが投入される投入口１３と、この投入口１３を上
部に有し、メダルがその内部を通過する補給通路１０
と、この補給通路１０の上部に設けられ、補給通路１０
の下方と外部とにメダルを振分けるための第１の通路切
替弁２０と、この第１の通路切替弁２０の下方で補給通
路１０内に設けられ、メダルを左右に振分けるための第
２の通路切替弁２１と、第１，２の通路切替弁２０，２
１の端部に設けた夫々の軸２２，２４とを有し、第１の
通路切替弁２０により補給通路１０外部に排出されたメ
ダルをメダル貸出機７２に案内する貸出機連通路１６
と、第２の通路切替弁２１によりメダルをメダル貸出機
７２の左右両隣にある遊技機７０，７１各々に案内する
ための第１の遊技機案内通路１１，８４，８５と第２の
遊技機案内通路１２，８６，８７と、第１，２の遊技機
案内通路８５，８７の先端においてメダルを遊技機７
０，７１内部に排出する排出口８１，８２とを有してい
る。

【００１４】更にまた、この実施例におけるメダル振分
け装置は、第１の通路切替弁２０及び第２の通路切替弁
２１を各々別個に駆動する駆動手段３３，４３と、メダ
ル貸出機７２内部にメダルを保存するホッパ６１と、こ
のホッパ６１に保有するメダル量を測定する貸出機残量
メダル測定機５１と、このメダル貸出機７２に隣接する
遊技機７０，７１各々の内部にメダルを保存するホッパ
６０，６２と、このホッパ６０，６２に保有するメダル
量の測定を別個に行う２つの遊技機残量メダル測定機５
２，５３とを設け、貸出機残量メダル測定機５１による
メダル減少信号に伴って駆動手段３３により第１の通路
切替弁２０を作動し、遊技機残量メダル測定機５２，５
３のうちいずれか一方からのメダル減少信号に伴って駆
動手段４３により第２の通路切替弁２１を作動するよう
に制御する制御部５０とを有して形成してある。

【００１５】なお、この駆動手段３３，４３は、第１，
２の通路切替弁２０，２１の端部に有する軸２２，２４
に連結した軸２３，２５と、この軸２３，２５を一方の
端に設け、軸２３，２５を中心として回転可能なアーム
３１，４１と、このアーム３１，４１の他方の端に進退
軸としての円柱状のロッド３２，４２を連結させ、制御
部５０からの信号で電滋力により上下動させる電滋ソレ
ノイド３０，４０とを有して形成してある。

【００１６】ここで、本発明の実施例に係るメダル振分
け装置を更に詳しく説明すると、図１に示すように、断
面形状が方形で内部が空洞の角筒をその中心軸を鉛直に
してメダル貸出機の背面上部に設置することにより、メ
ダルがその内部を通過する補給通路１０が形成してあ
り、この補給通路１０の上面には形状が方形で上方から
メダルを投入することができる投入口１３が開口してあ
る。この補給通路１０の下部には斜め下方左右に分岐し
た第１の遊技機案内通路１１と第２の遊技機案内通路１
２とを正面から見た形状が逆Ｙ字形となるように設けて
ある。

【００１７】また、この補給通路１０の上部には平面視
が方形で形状が板状になっており、その一つの端部には
軸２２を有し、その対向辺は端部程、板厚が薄くなって
いる第１の通路切替弁２０が設置されている。また、補
給通路１０のメダル貸出機７２に臨む正面上部で第１の
通路切替弁２０が設置された位置には、この第１の通路
切替弁２０により補給通路１０の外部に排出されたメダ
ルをメダル貸出機７２に案内する貸出機連通路１６が設
けてある。

【００１８】更に、第１の通路切替弁２０の下方で補給
通路１０内の下部には、第１の通路切替弁２０と同様の
形状を有し、平面視が方形で形状が板状になっており、
その１つの端部に軸２４を有し、その対向辺は端部程、
板厚が薄くなっている第２の通路切替弁２１が形成され
ている。この第２の通路切替弁の端部に設けた軸２４は
第１の通路切替弁２０の軸２２と平面視で直角に交差す
るように設置されている。また、第１の通路切替弁２０
の軸２２はアーム３１の一端に有する軸２３と連動して
おり、このアーム３１は軸２３を中心軸として回転可能
に設置され、その他端は形状が円柱状のロッド３２に連
結されている。また、このロッド３２は形状が直方体の
電磁ソレノイド３０の進退軸として電磁力で上下動する
ことができる。即ち、軸２３、アーム３１及びロッド３
２を進退軸とする電磁ソレノイド３０により第１の通路
切替弁２０を駆動することができる駆動手段３３を形成
している。

【００１９】同様に、軸２５、アーム４１及びロッド４
２を進退軸とする電磁ソレノイド４０により第２の通路
切替弁２１を駆動することができる駆動手段４３を形成
している。更にまた、駆動手段３３，４３により第１，
２の通路切替弁の駆動を操作できるように制御部５０と
電磁ソレノイド３０，４０との間に信号が入出力可能に
接続されてある。

【００２０】また、本発明の実施例に係るメダル振分け
装置は、図２に示すようにメダル貸出機７２及び遊技機
７０，７１の背面に設置されてある。このメダル振分け
装置の貸出機連通路１６は、メダル貸出機７２の背面か
ら内部へ形成されてあり、この貸出機連通路１６の下方
にはホッパ６１が設置され、貸出機連通路１６から排出
されたメダルがホッパ６１内に投入されて貯留すること
ができるようになっている。更に、このホッパ６１内に
はメダル残量が所定の量より減少した場合にメダル減少
信号を制御部５０へ出力する貸出機残量メダル測定機５
１が設置されてある。

【００２１】一方、このメダル振分け装置の第１，２の
遊技機案内通路１１，１２は同一の断面形状を有する第
１，２の遊技機案内通路８４，８６に接続されて、メダ
ル貸出機７２の背面上部から遊技機７０，７１の背面中
央付近にまで延長してある。更に、第１，２の遊技機案
内通路８４，８６は同一の断面形状を有する第１，２の
遊技機案内通路８５，８７に接続されて、遊技機７０，
７１の背面中央付近から背面下部付近にまで延長され、
その先端には円形の排出口８１，８２が遊技機７０，７
１内部に向けて設けてある。この排出口８１，８２の下
方で遊技機７０，７１の内部にはホッパ６０，６２が設
置され、排出口８１，８２から排出されたメダルがホッ
パ６０，６２内に投入されて貯留することができるよう
になっている。

【００２２】更に、このホッパ６０，６２内には、メダ
ル残量が所定の量より減少した場合にメダル減少信号を
制御部５０へ出力する貸出機残量メダル測定機５２，５
３が設置されてある。このように構成されたメダル振分
け機においては、メダル貸出機７２及び２台の遊技機７
０，７１の上部に投入口１３を設けてあるので、遊技機
７０，７１及びメダル貸出機７２の上部でメダルを搬送
するメダル補給ラインからメダルを投入することがで
き、更に、この投入口１３にはメダルがその内部を通過
する補給通路１０が鉛直に接続してあるので、補給通路
１０内に沿ってメダルを落下させることができる。

【００２３】また、この補給通路１０内の上部には第１
の通路切替弁２０及び貸出機連通路１６を設けてあるの
で、投入口１３から投入されたメダルを第１の通路切替
弁２０を駆動させることにより補給通路１０の下方と外
部との二つに分別することができる。即ち、第１の通路
切替弁２０は標準状態で鉛直にしてあることにより投入
口１３から投入されたメダルは補給通路１０内をそのま
ま通過して下方に落下し、第２の通路切替弁２１に案内
することができる。また、第１の通路切替弁２０を操作
して補給通路１０を閉塞することにより投入口１３から
投入されたメダルは貸出機連通路１６から外部に排出し
てメダル貸出機７２内部に案内することができる。

【００２４】また、補給通路１０内で、第１の通路切替
弁２０の下方には第２の通路切替弁２１を有しているの
で、補給通路１０内を落下してきたメダルを、更に補給
通路１０左右の第１，２の遊技機案内通路１１，１２の
うちのいずれかに分別することができる。即ち、第２の
通路切替弁２１を操作し、第１の遊技機案内通路１１を
遮断することにより、メダルを第２の遊技機案内通路１
２へ投入することができ、また、第２の遊技機案内通路
１２を遮断することにより、メダルを第１の遊技機案内
通路１１へ投入することができる。更に、第１，２の遊
技機案内通路１１，１２は別の遊技機案内通路８４，８
５，８６，８７に接続され、メダル貸出機７２に隣接す
る左右２台の遊技機７０，７１内部へ排出口８１，８２
により接続してあるので、分別したメダルを左右の遊技
機７０，７１内部へ投入することができる。

【００２５】更にまた、本実施例においては、メダル貸
出機７２内部のホッパ６１に保有するメダル量を測定す
る貸出機残量メダル測定器５１と両遊技機７０，７１内
部のホッパ６０，６２に保有するメダル量を各々測定す
る２つの遊技機残量メダル測定機５２，５３とを設けて
いるので、メダル貸出機７２及び遊技機７０，７１内部
のホッパ６１，６０，６２に保有するメダル量の情報を
得ることができる。これにより、このメダル量が所定の
量より少なくなった場合、貸出機残量メダル測定機５１
及び遊技機残量メダル測定機５２，５３から制御部５０
へメダル減少信号を出力することができる。

【００２６】また、第１の通路切替弁２０及び第２の通
路切替弁２１を各々別個に駆動し、軸２３，２５、アー
ム３１，４１及びロッド３２，４２を進退軸とする電滋
ソレノイド３０，４０からなる駆動手段３３，４３と、
貸出機残量メダル測定機５１から出力したメダル減少信
号に伴って駆動手段３３により第１の通路切替弁２０を
作動すると共に、遊技機残量メダル測定機５２，５３か
ら出力したメダル減少信号に伴って駆動手段４３により
第２の通路切替弁２１を作動するように制御する制御部
５０とを有している。これにより、メダル貸出機７２又
は両遊技機７０，７１のうちのいずれかの遊技機内部の
メダル残量が減少して一定量以下になった場合に、貸出
機残量メダル測定機５１及び遊技機残量メダル測定機５
２，５３のうちいずれか１つから制御部５０へメダル減
少信号が入力されると共に、この制御部５０が駆動手段
３３，４３の電滋ソレノイド３０，４０を操作する信号
を駆動手段３３，４３へ出力することができる。その
際、電滋ソレノイド３０，４０はこの信号に基づいて電
滋力により進退軸としてのロッド３２，４２を上下動さ
せ、このロッド３２，４２に端部が連結させてあるアー
ム３１，４１が軸２３，２５を中心として回転する。更
に、この軸２３，２５が回転することにより、軸２３，
２５と連動する軸２２，２４も回転し、第１，２の通路
切替弁２０，２１を駆動させることができる。これによ
り、貸出機連通路１６、第１の遊技機案内通路１１又は
第２の遊技機案内通路１２のうちのいずれか１つへメダ
ル補給ラインから投入口１３に投入されたメダルを送り
出すことができ、メダル貸出機７２又はこのメダル貸出
機７２に隣接する左右の遊技機７０若しくは遊技機７１
のうちいずれか１つの内部にメダルを補給することがで
きる。

【００２７】このように本実施例においては、メダル貸
出機７２及び遊技機７０，７１の３つのうち任意の１つ
にメダル補給ラインから１つの投入口１３を使用してメ
ダルを補給することができ、機構が複雑なメダル補給ラ
イン中の分岐部の数を減らすことができる。従って、メ
ダル補給に関する保守管理が容易となり、信頼性が向上
し、省スペース化を図ることができる。

【００２８】なお、上述した実施例においては、ホッパ
６０，６１，６２の中に貸出機残量メダル測定機５１及
び遊技機残量メダル測定機５２，５３のみを設けてメダ
ル補給を実施するとして説明しているが、メダルの測定
機は特にこれらのみに限定されるものではなく、貸出機
残量メダル測定機５１及び遊技機残量メダル測定機５
２，５３の他にメダルが一定量まで補給されたことを検
出する満杯メダル測定機を同時にホッパ６０，６１，６
２内に設けておき、メダル補給が実施されて、ホッパ６
０，６１，６２内がメダルで満杯になったときにはこの
満杯メダル測定機が満杯である旨を検知し、メダルの補
給を停止させるようにすることもできる。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば機
構が複雑なメダル補給ライン中の分岐部の数を減らし
て、保守管理が容易で、省スペース化を図ることがで
き、信頼性が優れたメダル振分け装置を提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係るメダル振分け装置を示す
概略斜視図である。

【図２】本発明の実施例に係るメダル振分け装置を示す
概略正面図である。

【符号の説明】

１０；補給通路 １１；第１の遊技機案
内通路 １２；第２の遊技機案内通路 １３；投入口 １６；貸出機連通路 ２０；第１の通路切替弁 ２１；第２の通路切替
弁 ２２；軸 ２３；軸 ２４；軸 ２５；軸 ３０；電磁ソレノイド ３１；アーム ３２；ロッド ３３；駆動手段 ４０；電磁ソレノイド ４１；アーム ４２；ロッド ４３；駆動手段 ５０；制御部 ５１；貸出機残量メダ
ル測定機 ５２；遊技機残量メダル測定機 ５３；遊技機残量メダ
ル測定機 ６０；ホッパ ６１；ホッパ ６２；ホッパ ７０；遊技機 ７１；遊技機 ７２；メダル貸出機 ８１；排出口 ８２；排出口 ８４；第１の遊技機案内通路 ８５；第１の遊技機案
内通路 ８６；第２の遊技機案内通路 ８７；第２の遊技機案
内通路

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) A63F 7/02 A63F 5/04

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 メダルを使用する遊技機とそれら遊技機
   の台間に設置されるメダル貸出機とにメダルを補給する
   ためのメダル補給ラインの下方に設けるメダル振分け装
   置であって、前記メダル補給ラインからメダルが投入さ
   れる投入口と、この投入口を上部に有し、メダルがその
   内部を通過する補給通路と、この補給通路の上部に設け
   られ、前記補給通路下方と前記補給通路外部とにメダル
   を振分けるための第１の通路切替弁と、この第１の通路
   切替弁の下方で前記補給通路内に設けられ、メダルを左
   右に振分けるための第２の通路切替弁とを有し、第１の
   通路切替弁により補給通路外部に案内されたメダルをメ
   ダル貸出機に案内する貸出機連通路と、第２の通路切替
   弁によりメダルをメダル貸出機の左右両隣にある遊技機
   各々に案内するための第１の遊技機案内通路と第２の遊
   技機案内通路とを有すると共に、第１の通路切替弁及び
   第２の通路切替弁を各々別個に駆動する駆動手段と、前
   記メダル貸出機内部に保有するメダル量を測定する貸出
   機残量メダル測定機と、前記メダル貸出機に隣接する遊
   技機各々の残量メダルの測定を別個に行う２つの遊技機
   残量メダル測定機とを設け、前記貸出機残量メダル測定
   機によるメダル減少信号に伴って前記駆動手段により第
   １の通路切替弁を作動し、前記いずれかの遊技機残量メ
   ダル測定機からのメダル減少信号に伴って前記駆動手段
   により第２の通路切替弁を作動するように制御する制御
   部とを有して形成したことを特徴とするメダル振分け装
   置。