JP3247394U - お好み焼き用のヘラ - Google Patents

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Figure 0003247394000001
【課題】食べるのに適した大きさに切り分けられたお好み焼きを口の中に容易に運び入れることができ、口を傷つけるおそれがなく、切り分け作業も容易に行うことが可能なお好み焼き用のヘラを提供する。
【解決手段】お好み焼き用のヘラHを、三角形状のヘラ本体1の角部1B,1Cの間の辺部に、ヘラ本体1の主面11,12に対して鈍角をなす方向に沿って延びる柄2を連ねた構成にする。ヘラ本体1は、角部1B,1Cの間の距離よりも柄2との連結箇所から先端の角部1Aまでの距離の方が長くなると共に、角部1Aと、角部1A,1Bの間の範囲および角部1A,1Cの間の範囲における端面10と主面11,12との境界部分とが、丸められた形態になっている。
【選択図】図1

Description

この考案は、鉄板で調理されたお好み焼きを切り分けて食する用途に使用されるヘラに関する。
お好み焼きの専門店の多くでは、従前より、顧客に小ぶりのヘラを渡し、焼きたてのお好み焼きを顧客自身が自由に切り分けられるように取り計らっている。切り分けられた一片をこのヘラの本体にすくい上げて口に運んでそのまま食することも慣習となっているが、このヘラ本体は調理用のヘラの本体と同様の角張った形状であるため、ヘラ本体を口に含んだときに口角やその外側にヘラ本体が当たり、非常に食べづらい。ヘラ本体に載るサイズにお好み焼きを切り分けても、それを一度に口に運び入れることができない場合もある。多くのヘラは金属製で、ヘラ本体の角や端縁の尖った部分が口を傷つけるおそれもある。
このように、従来のお好み焼き用のヘラは、食事の用途に適しているとは言い難い。
上述した問題のうちの最後の問題に着目して、ヘラ本体を円板状とし、このヘラ本体に段部を介して握持部(柄)を一体に設けた構成のヘラが知られている(特許文献1を参照。)。
実用新案登録第3146014号公報
特許文献1に記載された構成によれば、ヘラ本体の端面の全体が曲面になるので、ヘラ本体のどの箇所を口に入れても、口を傷つけるおそれはないと考えられる。しかし、円形にしてもヘラ本体の横幅は相当に広くなるから、ヘラ本体を口に含んだときに口角やその外側にヘラ本体が当たる問題や、ヘラ本体に載せたお好み焼きをスムーズに口に運び入れることができない問題を解決することは難しい。
特許文献1に記載されたヘラによって上記の問題を解決するには、ヘラ本体の大半が口の中に入るようにヘラ本体の直径を縮める必要があるが、ヘラ本体が小さくなると、お好み焼きを切り分ける際にヘラを当てることができる範囲も縮小され、切り分け作業に差し支えが生じる。
本考案は上記の問題に着目し、食べるのに適した大きさに切り分けられたお好み焼きを口の中に容易に運び入れることができ、口を傷つけるおそれもなく、お好み焼きを切り分ける作業もスムーズに行うことができるお好み焼き用のヘラを提供することを、課題とする。
本考案にかかるお好み焼き用のヘラは、三角形状のヘラ本体と、このヘラ本体の2つの角部の間の辺部に連なって当該ヘラ本体の主面に対して鈍角をなす方向に沿って延びる柄とを有する。ヘラ本体は、前記2つの角部の間の距離よりも前記柄との連結箇所から先端の角部(三角形の残りの一角に相当する。)までの距離の方が長くなると共に、当該先端の角部と、当該先端の角部と他の2つの角部との間の範囲における端面と主面との境界部分とが丸められた形態となっている。
上記構成のヘラ本体は、先端の丸められた角部から柄に近づくにつれて幅が広がる三角形状であるので、このヘラ本体の柄に近い部分の幅をヒトの一般的な大きさの口の開口部の幅に合わせておけば、ヘラ本体の大半の範囲の全幅部分を口に入れることができる。必ず口の中に入る先端の角部やそれに連なる端縁部分が丸められた形態となっているので、先端の角部や端縁部分が当たったことによって口の内部が傷つくおそれもない。
お好み焼きを切り分ける際には、柄を片手に持った状態でヘラ本体の先端の角部と他の2つの角部の一方との間の端面をお好み焼きにあてがい、軽い押圧力を加えながら柄を引くことによって、切り分け作業をスムーズに行うことができる。さらに、ヘラ本体を、先端を斜め下方に向けた傾斜姿勢にしてお好み焼きの切り分けられた一片の下に差し込んでから、ヘラ本体を水平姿勢に近い姿勢にすることによって、当該一片を容易にすくい上げることができる。
よって、利用者は、一口サイズに切り分けられたお好み焼きをヘラ本体にすくい上げて口にスムーズに運び入れることができ、ヘラ本体が口角やその外側に当たって食べにくい思いをすることや、口が傷つけられることなく、お好み焼きを味わうことができる。
さらに、上記のヘラ本体の先端の角部と他の2つの角部との間の範囲の端面を、表側から裏側に向かうにつれて外側に変位するテーパ面とすれば、その辺部の側からお好み焼きの切り分けられた片をすくい上げることも容易になり、利便性がより高められる。
本考案によるヘラは、違和感や痛みを与えることなく口に入れることができ、お好み焼きを切り分ける作業も、切り分けられた一片をすくい上げて口の中に運び入れる作業も、スムーズに行うことができるので、お好み焼きをヘラで食べることに不慣れな人でも容易に利用することができる。
本考案の一実施例にかかるお好み焼き用のヘラの外観を表した斜視図である。 上記のヘラの端面の形状を表した側面図である。 ヘラ本体の拡大平面図である。 図3中のA-A線に沿う断面図である。
図1は、本考案の一実施例にかかるお好み焼き用のヘラH(以下、単に「ヘラH」という。)の全体形状を表した図であり、図2は当該ヘラHの端面の形状を表した図である。図3は当該ヘラHのヘラ本体1を拡大して表した図であり、図4はヘラ本体1の断面形状を表した図である。以下、これら4図を参照して、この実施例のヘラHの構成および機能について説明する。
この実施例のヘラHは、鉄板で焼かれて完成したお好み焼きを一口サイズに切り分けて、切り分けられた一片(以下、「切り分け片」という。)を口に運び入れる目的に使用されるもので、三角形状のヘラ本体1と、このヘラ本体1の2つの角部1B,1Cの間の辺部に連なる柄2とを有する。ヘラ本体1は、上記角部1B,1C間の距離よりも柄2との連結位置から先端の角部1Aまでの距離の方が長く、角部1A,1Bの間の辺部の長さと角部1A,1Cの間の辺部の長さとが等しい二等辺三角形状の形態を有する。
ヘラ本体1の角部1A,1B,1Cはいずれも丸められている。また、図2~4に示すように、ヘラ本体1の主面11,12は平坦面で、裏側の主面12が表側の主面11よりも若干大きく、これらの面11,12の間の端面10が表側から裏側に向かうにつれて外側に変位するテーパ面となっている。さらに、端面10が形成されている範囲の全域にわたり、端面10と各主面11,12との間の境界部分(ヘラ本体1の縁に相当する部分)にR面取りが施されている。
主面11,12は、ヒトの一般的な大きさの口に入る大きさに設定されている。たとえば、角部1B,1Cの間の距離は45~50mm前後に設定され、角部1Aから柄2との連結箇所までの距離は50~60mm前後に設定される。
上記のサイズ設定はあくまでも一例であって、利用者の口の大きさに応じて選べるように、複数とおりのサイズのヘラを製作してもよい。また子供用として、上記の設定より小さなサイズのヘラを提供することも可能である。また、角部1Aから柄2との連結箇所までの距離は口の一般的な奥行きより長くしてもよく、そうした場合は、角部1B,1Cを丸める必要は必ずしもなく、角部1B,1Cと柄2との間の範囲の縁の面取りもしなくてよい。
柄2は、片手で摘まんで持つのに適した長さ(120~160mm前後)のもので、ヘラ本体1の主面11,12に対して鈍角をなす関係をもってヘラ本体1に連ねられている。したがって、図2に示すように、柄2を、裏面側を下に向けて水平姿勢にすると、ヘラ本体1は斜め上方へと傾斜する姿勢になる。
この実施例のヘラHは、耐熱性を備える樹脂材料(ポリアミド,シリコーンゴムなど)を用いた成形加工により、ヘラ本体1と柄2とを一体化した成形体として製作されたものである。ただし、ヘラHの材料は樹脂に限らず、金属材料の成形加工または切削加工により製作することもできる。また、ヘラ本体1を金属製とし、柄2を木製または樹脂製として、両者をネジ止めや溶着等の方法で連結する方法により製作することもできる。
上記構成のヘラHによれば、お好み焼きを切り分ける際には、利き手で柄2を持ち、右利きの人であればヘラ本体1の角部1A,1Bの間の辺部を、左利きの人であれば角部1A,1Cの間の辺部を、お好み焼きにあてがって軽い押圧力を加えながら柄2を引くことによって、所望の大きさにお好み焼きを切ることができる。その方法によれば、表側の主面10が利用者の側に向けられ、柄2が先端に向かうにつれて利用者に近づく状態になるので、柄2を手前に引きやすくなり、利用者は切り分け作業をスムーズに行うことができる。
さらに、切り分けられたお好み焼きが載る鉄板や皿などの面とお好み焼きの切り分け片との間に、先端部が斜め下方を向くように傾けたヘラ本体1を先端側から差し込み、その後にヘラ本体1を水平姿勢に近い姿勢にしてヘラHを持ち上げることによって、上記の切り分け片をすくい上げて移動させることができる。
すくい上げの作業では、ヘラ本体1を、角部1A,1Bの間の辺部または角部1A,1Cの間の辺部の側から切り分け片の下に差し込むこともできる。これらの辺部の端面10は表側から裏側に向かうにつれて外側に変位するテーパ面となっているので、そのテーパ面の表側の縁が浮くようにヘラ本体1を傾け、裏側の縁を鉄板等の面にあてて切り分け片に向けてスライドさせながらヘラ本体1を持ち上げることによって、切り分け片を容易にヘラ本体1の主面11に載せることができる。
上述したように、ヘラ本体1の主面11,12は、ヒトの一般的な大きさの口に入るサイズに設定されている。したがって、利用者は、ヘラ本体1に載せることができる程度の大きさにお好み焼きを切り分けて、上記の要領で切り分け片をヘラ本体1に載せ、ヘラ本体1と共に口に入れることができる。切り分け片を一度に口に入れることができない場合でも、口に入った部分を咀嚼しながら残りの部分を口に送り込むことができる。残りの部分をヘラ本体1に載せたまま、ヘラ本体1をいったん口から離し、先に口に入った部分を食べ終えてから、残りの部分を口に入れることもできる。
このように、本実施例のヘラHによれば、利用者は、お好み焼きを食べるのに適したサイズに切り分けながら、各切り分け片をスムーズに口の中に運び入れることができる。ヘラ本体1の先端の角部1Aから角部1B,1Cに近い範囲までを口の中に入れても、従来のヘラのように口角やその外側にヘラ本体1が当たることがなく、利用者に違和感や不快感を与えることがない。また、必ず口に入る先端の角部1Aが丸められた形態をとり、その角部1Aと他の角部1B,1Cとの間の辺部の縁もR面取りによる曲面となっているので、これらが口の内部に当たっても利用者に痛みを感じさせることがなく、口の中が傷つけられるおそれもない。
よって、従来タイプのヘラの使用が苦手であった人でも、この実施例のヘラHを容易に使用することができる。箸を使うのが苦手な外国人も、このヘラHによれば、難なくお好み焼きを切り分けて口に運び、楽しんで味わうことができる。
さらに、この実施例のヘラHによれば、ヘラ本体1の平坦かつ三角形状の主面10によって、この主面10より大きな切り分け片でも安定して支持することができるので、お好み焼きを一口サイズより大きなサイズに切り分けて皿に取り分ける目的にも、このヘラHを利用することができる。
ヘラHが使用される前や使用後は、ヘラHを図2に示した姿勢にしてテーブルなどの台の面の上に置くことによって、ヘラ本体1を当該面に接触させずに、その上の空間に保持することができる。これにより、台の面にある雑菌がヘラ本体1に付着することや、使用後のヘラ本体1に付着している残渣により台の面が汚れるのを防ぐことができ、衛生面でも優れた効果を奏する。
上記実施例やその変形例を含む本考案のヘラは、お好み焼きに限らず、もんじゃ焼き、ピザ,ケーキ、カステラ、羽根つき餃子などの食物を切り分ける目的や、それらの食物の切り分けられた一片をすくい上げて口に運び入れる目的に利用することもできる。また、汁物以外の食べ物に限られるが、スプーンの代用品として使用することもできる。
H お好み焼き用のヘラ
1 ヘラ本体
2 柄
1A,1B,1C 角部
10 端面
11,12 主面


Claims (2)

  1. 三角形状のヘラ本体と、このヘラ本体の2つの角部の間の辺部に連なって当該ヘラ本体の主面に対して鈍角をなす方向に沿って延びる柄とを有し、
    前記ヘラ本体は、前記2つの角部の間の距離よりも前記柄との連結箇所から先端の角部までの距離の方が長くなると共に、当該先端の角部と、当該先端の角部と他の2つの角部との間の範囲における端面と主面との境界部分とが、丸められた形態になる、
    お好み焼き用のヘラ。
  2. 前記ヘラ本体の前記先端の角部と他の2つの角部との間の範囲の端面が、表側から裏側に向かうにつれて外側に変位するテーパ面となっている、
    請求項1に記載されたお好み焼き用のヘラ。

JP2024001423U 2024-05-08 お好み焼き用のヘラ Active JP3247394U (ja)

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