JP3247306B2 - フォトマスクのパターンの微小欠陥検査方法及びその装置 - Google Patents

フォトマスクのパターンの微小欠陥検査方法及びその装置

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JP3247306B2
JP3247306B2 JP30447296A JP30447296A JP3247306B2 JP 3247306 B2 JP3247306 B2 JP 3247306B2 JP 30447296 A JP30447296 A JP 30447296A JP 30447296 A JP30447296 A JP 30447296A JP 3247306 B2 JP3247306 B2 JP 3247306B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォトマスクのパタ
ーンの微小欠陥検査方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトマスク1は半導体集積回路の製作
の際に使用される。このフォトマスク1は図1に示すよ
うに透明基板2を有する。透明基板2上には、例えば、
約10×20mmのチップ3が2個形成されている。こ
のチップ3には回路パターン4が高密度に形成されてい
る。この回路パターン4はクロムCr等の遮光膜からな
る。その回路パターン4の幅は例えば1μm〜3μmで
ある。
【0003】図2に拡大して示すように、その回路パタ
ーン4の一部に、ピンホール5及び突起8等の欠陥、断
線6及び欠け7等の傷、又は異物が存在する場合があ
る。このようなフォトマスク1を用いて露光を行うと、
所望の回路パターン4とは異なる回路パターンが半導体
基板(ウエーハ)に形成される。すなわち、パターン欠
陥を有する半導体集積回路が作成される。このため、作
成されたフォトマスク1に欠陥があるかないかを予め検
査している。
【0004】このフォトマスク1のパターンの欠陥検査
方法には各種の方法がある。
【0005】代表的には、隣接パターン比較法と設計デ
ータ比較法とが知られている。
【0006】隣接パターン比較法 この方法は、隣接する2個のチップ3を比較し、不一致
部分を発見したときに欠陥が存在すると判定するもので
ある。これは、隣接する2個のチップ3内の同一回路パ
ターン箇所には同一欠陥が存在する確率は極めて小さい
という仮定を前提としている。
【0007】設計データ比較法 この方法は、欠陥検査装置により回路パターンを観察
し、観察箇所とその観察箇所に対応する設計データとを
比較するものである。
【0008】これらの欠陥検査方法は目的、用途に応じ
て使い分けられている。
【0009】図3はそのフォトマスク1のパターン欠陥
検査装置の一例を示している。このパターン欠陥検査装
置は、CPU10、磁気ディスク装置11、磁気テープ
装置12、フロッピーディスクドライブ装置13、コン
ソールCRT14、パターンモニタ15、磁気カード装
置16、ミニプリンタ17、RS−232Cアダプタ1
8等の情報処理系、オートローダ制御回路19、テーブ
ル制御回路20、XモータM1、YモータM2、θモー
タM3、オートフォーカス制御回路21、ピエゾ素子2
1a、位置回路22、レーザー測長システム等の制御回
路22´、ビット展開回路23、データ比較回路24等
のパターン比較検査回路、各種のフォトマスク1を保管
したオートローダ25、照明光源26、照明野絞り2
7、集光レンズ28、XYテーブル29、対物レンズ3
0、フォトダイオードアレイ31、センサ回路32等の
検出光学系、反射ミラー33、34、接眼レンズ35等
の観察スコープからなる(Mask Defect Inspection Met
hod by Database Comparisonwith 0.25〜0.35μm Sensi
tivity, Jpn. J.Appl.Phys.Vol 33(1994)7156.の文献参
照)。フォトダイオードアレイ31によって、図4
(a)に示すように、フォトマスク1の約300μmの
幅が観測されている。このフォトダイオードアレイ31
は回路パターン像の結像箇所に配置されている。フォト
マスク1はXYテーブル29に載置され、照明光源26
によって照明される。
【0010】XYテーブル29は図4(b)に示すよう
に所定ピッチp毎に矢印A1方向に送られる。そして、
XYテーブル29は矢印A1方向の測定が終了すると矢
印A2方向に幅Wだけ送られた後、矢印A3方向に所定
ピッチp毎に送られる。同様の手順で、XYテーブル2
9は順次A4、A5…方向に送られて、フォトマスク1
の全領域が検査される。
【0011】オートフォーカス制御回路21は、対物レ
ンズ30とフォトダイオードアレイ31との距離が一定
に保たれるようにその光軸方向に対物レンズ30をオー
トフォーカス駆動する。これにより、正確な測定データ
を得ることができる。なお、θモータM3はフォトマス
ク1とフォトダイオードアレイ31との平行性が保たれ
るようにXYテーブル29を制御する。
【0012】磁気ディスク装置11には回路パターンと
しての図形データが予め記憶されている。フォトマスク
1の回路パターン4は対物レンズ30によりフォトダイ
オードアレイ31に拡大投影される。フォトダイオード
アレイ31には回路パターン像が形成される。フォトダ
イオードアレイ31はその回路パターン像を光電変換し
て、センサ回路32に測定データとして出力する。その
測定データはA/D変換されて、データ比較回路24の
第1入力端子に入力される。
【0013】一方、図形データが位置回路22の検出出
力に応じてビット展開回路23に送信される。ビット展
開回路23は図形データを2値化し、データ比較回路2
4の第2入力端子に送信する。データ比較回路24の第
3入力端子には位置回路22の出力が入力される。デー
タ比較回路24は2値のビットパターンデータを適当な
フィルタによって処理する。これにより、2値のビット
パターンデータが多値化される。
【0014】2値のビットパターンデータをフィルタに
よって処理するわけは、測定データは対物レンズ30の
解像特性、フォトダイオードアレイ31のアパーチャ効
果によってフィルターがかかった状態となっているから
である。
【0015】データ比較回路24は観察箇所とパターン
設計データの対応する箇所のデータとを所定のアルゴリ
ズムに従って比較する。これにより、設計データと測定
データとの不一致箇所が欠陥と判定される。この種のパ
ターン比較欠陥検査では、微細な欠陥検出を行うため、
検査手段の光学系の解像度の向上、比較を行うためのア
ルゴリズムの改良、測定信号の処理の改良等が行われて
いる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パター
ン欠陥の種類によってその欠陥の検出感度が大きく異な
る。図2に示すように、回路パターン4のパターン欠陥
がピンホール5である場合、特にその検出が難しく、
0.35μm以下のピンホール欠陥はほとんど検出でき
ない。
【0017】近時、フォトマスク1として図5に示す従
来の振幅型のものの代わりに図6に示す位相シフト型の
ものが採用されつつある。振幅型のフォトマスク1の場
合、照明光P1は図5(a)に示すようにクロムCrか
らなる遮光部36により完全に遮光される。透過部37
のみを通過した照明光P1がフォトダイオードアレイ3
1に導かれる。フォトダイオードアレイ31には光の振
幅強度によって回路パターン像が形成される。図5
(b)は結像箇所38における回路パターン像の光強度
分布を示している。その図5(b)において、36´は
遮光部36に対応する遮光像箇所、37´は透過部37
に対応する透過像箇所、39はその結像箇所38におけ
る回路パターン像の光強度分布を示す。
【0018】この従来の振幅型のフォトマスク1の場
合、回路パターン4の微小欠陥検出の感度を増大させる
ために、フォトダイオードアレイ31上に結像されるフ
ォトマスク1の回路パターン像の光の振幅強度を極力大
きくするようにしている。すなわち、解像力を増大させ
るために、フォトマスク1の照明光P1の波長λが短波
長とされ、かつ、対物レンズ30の開口数NAが大きく
されている。これは、像の光学強度は、照明条件が一定
であれば、λ/NAの値が小さいほど大きいという光学
理論に基づいている。
【0019】回路パターン欠陥がないと判断されたフォ
トマスク1は露光装置にセットされる。そして、この露
光装置の照明光P1によりウエハ上に回路パターン4の
像が形成される。その露光装置には、開口数NAが大き
い対物レンズが用いられる。しかし、以下に説明する理
由から、λ/NAの値は所定値以上に小さくできない。
【0020】ウエハ上には感光剤としてレジストが塗布
されている。このレジストの膜厚は露光後の下地のエッ
チングを考慮して1μm以上である。このレジストをそ
の膜厚方向に関して、像の輪郭を鮮明に保ちつつ露光す
るためには、1μm以上の焦点深度が必要である。
【0021】しかし、焦点深度と波長λと開口数NAと
の間には、焦点深度はλ/(NA)2に比例して浅くな
るという関係式がある。特に、開口数NAは焦点深度に
対して2乗で寄与する。焦点深度は0.6μm前後が限
界である。従って、従来の露光方法では、回路パターン
像の解像度の向上を図るのに限界がある。
【0022】このようなわけで、図6に示す位相シフト
フォトマスク40(ハーフトーンフォトマスク)が用い
られ、従来の露光装置を用いて、従来以上の解像力を得
る工夫が採用されつつある。
【0023】この位相シフトフォトマスク40の構造を
以下に説明する。
【0024】図6(a)に示すように、ガラス基板2上
に透過部41の屈折率よりも高い屈折率物質からなる遮
光部42が形成されている。この遮光部42は照明光P
1の一部を透過させる。この遮光部42を透過した照明
光P1の位相は透過部41を透過した照明光P1に対し
て遅延されている。
【0025】透過部41を透過した照明光P1と遮光部
42を透過した照明光P1とには位相差があるので、干
渉が生じる。従って、結像箇所38上での回路パターン
像は単なる光の振幅強度のみでなく、位相差に基づく干
渉作用により形成される。
【0026】図6(b)は結像箇所38における回路パ
ターン像の光強度分布を示している。その図6(b)に
おいて、41´は透過部41に対応する透過像箇所、4
2´は遮光部42に対応する遮光像箇所、43はその結
像箇所38における回路パターン像の光強度分布であ
る。
【0027】このフォトマスク40によれば、その光強
度の分布43の極小値δを、フォトマスク1の光強度の
分布39の極小値δ´に較べて小さくできる。従って、
照明光P1の波長λ以下の回路パターン像のコントラス
トの向上を期待でき、回路パターン像の輪郭が強調され
る。ウエハに塗布されるレジストは、コントラストを強
調する性質があるので、この効果は更に助長される。
【0028】しかしながら、この位相シフトフォトマス
ク40の場合、遮光部42を一部の光が透過する。従っ
て、露光波長と同一波長の検査光を用いて検査を行った
場合、0.35μm以下のピンホール等のパターン欠陥
の検出が更に一層困難である。
【0029】本発明の目的は、0.35μm以下のピン
ホール等の微小欠陥を確実に検査できるフォトマスクの
パターンの微小欠陥検査方法及びその検査装置を提供す
ることにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のフォト
マスクのパターンの微小欠陥検査方法は、露光用の照明
光により結像箇所に投影されるパターンが、透明基板上
に形成された透過部と該透過部を透過する照明光の位相
に対して位相を遅延させて一部の照明光を透過させる遮
光部とから形成されたフォトマスクパターンの微小欠陥
検査方法であって、検査光の波長における遮光部の透過
率Tが、信号検出限界Thrに対して以下に記載する関
係式を満たす露光用の波長とは異なる波長の検査光で照
明することにより得られた信号に基づき欠陥を検出する
ことを特徴とする。
【0031】T≧(Thr−0.01)1/1.8 ここで、信号検出限界Thrは、透過部を透過する検査
光による信号レベルが1であるとして求められている。
【0032】本発明によれば、検査の際に、フォトマス
クは露光波長と異なる波長、特にそれよりも長い波長の
照明光により照明される。遮光部を透過する照明光の位
相は透過部を透過する照明光の位相に対して遅延され
る。このように、露光波長よりも長い波長の照明光を用
いて検査を行うと、パターンに微小欠陥が存在する場合
にその光強度分布を大きく変化させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】位相シフトフォトマスク40は、
一般に照明光P1の波長を露光波長λとしたときに、遮
光部42における光波の透過率が1〜4%で、かつ、遮
光部42を透過した照明光P1の位相が透過部41を透
過した照明光P1の位相に対してπだけ遅れるように製
作される。この位相シフトフォトマスク40の回路パタ
ーンの欠陥を図3に示すパターン欠陥検査装置を用いて
検査する場合について考える。
【0034】位相シフトフォトマスク40の回路パター
ンの最小寸法は、検出光学系の解像限界に較べて大き
い。フォトダイオードアレイ31に投影される回路パタ
ーン像は、回路パターンの形状を保っている。これに対
して、異物、傷等のパターン欠陥は、パターンの寸法に
較べてはるかに大きいものから小さいものまで存在す
る。大きいパターン欠陥は、フォトダイオードアレイ3
1にパターン欠陥に対応した形状を保ったまま投影され
る。
【0035】従って、光強度分布44(像)はその大き
いパターン欠陥に対応した形を示す(図7参照)。小さ
いパターン欠陥に基づく像は、解像限界以下となると、
パターン欠陥に対応した形状が保たれない。すなわち、
小さいパターン欠陥に基づく像は、検出光学系の解像力
によって定まる点状の像となる。図7において、45は
その解像限界以下のパターン欠陥による光強度分布を示
している。大きなパターン欠陥は、従来のパターン欠陥
検査で十分容易に検出可能であるので、ここでは、我々
は考察しない。我々は、小さなパターン欠陥について考
察する。
【0036】フォトダイオードアレイ31に到達する光
強度46はパターン欠陥の大きさが変化するに伴って図
8に示すように変化する。原理的には、フォトダイオー
ドアレイ31のノイズをN、フォトダイオードアレイ3
1に到達した光の光電変換信号をSとすると、S/N=
1以上の光強度がフォトダイオードアレイ31に到達し
たときにパターン欠陥を識別できる。S/N=1に相当
する光強度が得られるパターン欠陥の大きさが検出可能
なパターン欠陥の最小寸法Qである。
【0037】ところで、遮光部42を構成する高屈折率
物質(例えば、シリコンナイトライドSiN、モリブデ
ンシリサイトMoSi、シリコンカーバイドSiC)
は、照明光P1の波長を変化させると、屈折率と透過率
とが変化する。露光波長λよりも長い検査波長λ0を適
当に選択すると、照明光P1の検査波長λ0における遮
光部42の透過率を露光波長λにおける遮光部42の透
過率よりも大きくすることができる。例えば、照明光P
1の検査波長λ0における遮光部42の透過率を50
%、透過部41を透過した照明光P1と遮光部42を透
過した照明光P1との位相差をπとする。そして、図9
(a)から図9(h)に示すようにピンホール欠陥5の
大きさを順次に変化させると、その光強度分布47が変
化する。この図9において、48は主として遮光部42
を透過した照明光P1により得られる光強度(フォトダ
イオードアレイ31で光電変換した場合にはベース出力
という)、49は主としてピンホール欠陥5を透過した
照明光P1により得られる光強度、50は遮光部42を
透過した照明光P1とピンホール5を透過した照明光P
1との干渉作用により得られる光強度と考えられる。
【0038】ここで、図10に示すように、遮光部42
を透過した照明光P1に基づくベース出力をBs、この
ベース出力Bsよりも大きな検出出力の最大値をSb、
このベース出力Bsよりも小さな検出出力の最小値をS
sとする。図9(a)〜(h)に示す光強度分布47に
基いて、検査波長λ0における検出出力最大値Sbとベ
ース出力Bsとの差分の絶対値|Sb−Bs|、検査波
長λ0における検出出力最小値Ssとベース出力Bsと
の差分の絶対値|Ss−Bs|を計算する。また、同様
に露光波長λにおける検出出力最大値Sbとベース出力
Bsとの差分の絶対値|Sb−Bs|´と、露光波長λ
における検出出力の最小値Ssとベース出力との差分の
絶対値|Ss−Bs|´とを計算する。この計算結果を
グラフにプロットすると、図11に示すグラフが得られ
る。この図11において、実線は検出出力最大値Sbと
ベース出力Bsとの差分の絶対値|Sb−Bs|を示し
ている。また、一点鎖線は検出出力最小値Ssとベース
出力Bsとの差分の絶対値|Ss−Bs|を示してい
る。
【0039】図11において、露光波長λにおける検出
出力の最大値Sbとベース出力Bsとの差分の絶対値|
Sb−Bs|´及び露光波長λにおける検出出力の最小
値Ssとベース出力Bsとの差分の絶対値|Ss−Bs
|´を破線で示す。
【0040】検査波長λ0における差分の絶対値|Sb
−Bs|は、露光波長λにおける差分の絶対値|Sb−
Bs|´よりもピンホール5の大きさが小さな範囲では
充分大きな信号レベルとして得られる。ここで、仮に信
号検出限界Thrを図11に示すように、測定対象範囲
における検査波長λ0における差分の絶対値|Sb−B
s|と露光波長λにおける差分の絶対値|Sb−Bs|
´との間に設定する。
【0041】すると、露光波長λにおける出力の差|S
b−Bs|´と信号検出限界Thrとの交点から定まる
ピンホールの大きさが露光波長λにおいて検出され得る
ピンホール5の最小寸法Qとなる。露光波長λよりも長
い波長λ0の照明光P1を検出光として用いた場合、検
出出力Ssとベース出力Bsとの差分の絶対値|Ss−
Bs|と信号検出限界Thrとの交点から定まるピンホ
ールの大きさが検出可能なピンホール5の最小寸法Q´
となり、これが露光波長λにおける最小寸法Qより更に
一層小さくできる。
【0042】従って、比較すべき設計データを予めパタ
ーン欠陥検査に用いる照明光P1の波長λ0における遮
光部42の透過率、位相差を考慮して出力の差のデータ
の形態に変換する。そして、データ比較回路24が検出
出力の出力の差と出力の差のデータとを比較することに
より、微小なパターン欠陥を検出できる。
【0043】次に、パターン欠陥検査に用いる照明光P
1の波長λ0における遮光部42の透過率と位相差との
関係を更に詳細に検討する。
【0044】図12は位相差を0.3πから1.7πま
で変化させたときの出力の差|Sb−Bs|、|Ss−
Bs|とパターン欠陥の大きさの関係を示すグラフであ
る。ただし、照明光P1の波長λ0における遮光部42
の透過率は50%である。この図12から明らかなよう
に、出力の差は位相差πを中心にして対称である(例え
ば、0.3πと1.7πとの出力の差は同じ値であ
る)。また、出力の差|Ss−Bs|は位相差πのとき
に最大である。従って、遮光部42を透過した照明光P
1の位相と透過部41を透過した照明光P1の位相との
位相差をπとすると、微小なパターン欠陥の検出の確率
を上げることができる。
【0045】次に、図13から図19に示すように照明
光P1の波長λ0における遮光部42の透過率を10%
から70%まで変化させ、位相差0.3π、0.5π、
0.7π、0.9πについて出力の差をプロットしてグ
ラフ化してみた。これらのグラフから明らかなように、
透過率が高いほどかつ位相差がπに近くなるほど出力の
差|Ss−Bs|の値が大きくなる一方、出力の差|S
b−Bs|が小さくなる傾向にある。
【0046】このように、透過率及び位相差によってそ
の出力の差が変化すると、図20に示すように、遮光部
42の透過率と位相差との選定如何によって、出力の差
|Ss−Bs|の値が微小欠陥パターンの大きい側で信
号検出限界Thr以下となることがある。従って、この
場合、αからβまでの領域の微小欠陥パターンが検出で
きない。ただし、遮光部42の透過率を十分大きくした
場合、図21に示すように出力の差|Ss−Bs|の値
を信号検出限界Thr以上にすることができる。この場
合、出力の差|Ss−Bs|のみを用いて、微小欠陥パ
ターンの検出を行うことができる。図22に示すよう
に、遮光部42の透過率が小さく、出力の差|Ss−B
s|が信号検出限界Thrと略一致するときには、出力
の差|Sb−Bs|と出力の差|Ss−Bs|とを併用
してピンホール欠陥を検出する。
【0047】図23のグラフは、位相差πのとき、信号
検出限界Thrと同レベルの出力の差|Ss−Bs|が
得られる遮光部の透過率Tの最小値と信号検出限界Th
rとの関係を示している。このグラフに示された曲線は
下記の数式に従っている。
【0048】T=(Thr−0.01)1/1.8 従って、露光波長とは異なる波長を有する検査光でパタ
ーンを照明することによって得られた信号に基づいてパ
ターン内の微小欠陥を検出することが可能である。
【0049】検査光は公式T≧(Thr−0.01)
1/1.8を満足させる。
【0050】ここで、Tは検査波長を有する検査光に関
する遮光部の透過率である。また、光透過部を通過した
検出光の信号レベルが1であるという条件のもとで、T
hrは検査回路の信号検出限界である。
【0051】尚、この図23では、0.3よりも大きい
信号検出限界Thrについては曲線が描かれていない。
この透過率未満のときには、出力の差|Ss−Bs|は
信号検出限界Thrを越えない。
【0052】次に、位相差について、透過率Tを10%
から100%変化させたときの出力の差|Ss−Bs|
の最小値を位相差毎に計算した。表1にはその計算値が
まとめて記載されている。
【0053】なお、その計算値は、フォトマスク40が
ない場合にフォトダイオードアレイ31に到達する光強
度が1であるとして計算した。
【0054】
【表1】 この表1に基づき信号検出限界Thrの等値線Q1〜Q
5が図24に示すように求められる。この図24におい
ては、信号検出限界Thrの数値が0.03、0.0
5、0.1、0.2、0.3のときの等値線Q1〜Q5
が描かれている。この各等値線Q1〜Q5の右側の領域
で出力の差|Ss−Bs|が検出できる。
【0055】図24に示す縦軸φの数値をsin(φ/
2)に変換して、等値線Q1〜Q3、Q5を表現し直し
たグラフが図25である。位相差φをsin形式で変換
した透過率Tとは、一次関係式となる。
【0056】この表1から、位相差φとして以下の関係
式を満たすように波長を選択する。
【0057】Thr=0.03かつT=25(%)未満
のとき、 sin(φ/2)=1.17−1.4T Thr=0.03かつT≧25(%)のとき sin(φ/2)=1.0−0.75T Thr=0.05かつT=30(%)未満のとき、 sin(φ/2)=1.2−1.25T Thr=0.05かつT≧30(%)のとき、 sin(φ/2)=1.06−0.77T Thr=0.1のとき、 sin(φ/2)=1.19−0.81T Thr=0.3のとき、 sin(φ/2)=1.40−0.72T となる関係式を解いた時の位相差をφmとしたとき、位
相差φは(2nπ+φm)以上でかつ(2(n+1)π
−φm)以下の範囲内に存在し、nは0を含む正の整数
であり、検出限界Thrがこれらの数値の中間値である
場合には、それらの透過率において内挿して得られる位
相差をφmとしたとき、位相差φは(2nπ+φm)以
上でかつ(2(n+1)π−φm)以下の範囲内に存在
し、nは0を含む正の整数である。
【0058】以上述べたように、位相シフトフォトマス
ク40の回路パターンの微小欠陥検査では、露光波長よ
りも長い波長の検査光を用いて回路パターンの微小欠陥
を検査する。このようにすれば、0.35μm以下のピ
ンホール欠陥の検出を確実に行うことができる。フォト
マスク40は露光波長λよりも長い波長領域で透過率が
増大する物質で構成するのが望ましい。
【0059】例えば、露光波長λとして、超高圧水銀ラ
ンプのi線(波長365nm)を使用するフォトマスク
40の場合には、可視光線を用いて回路パターンの微小
欠陥検査を行うのが望ましい。また、露光波長として、
KrFエキシマレーザー(波長249nm)を使用する
フォトマスク40の場合には超高圧水銀ランプのi線
(波長365nm)を使用し、このi線の波長域におい
て図23に示す関係を満たす物質を使用して遮光部42
を構成するのが望ましい。更に、露光波長として、Ar
Fエキシマレーザー(波長193nm)を使用するフォ
トマスク40の場合には、KrFエキシマレーザー(波
長249nm)を使用し、このKrFエキシマレーザー
の波長域において図23に示す関係を満たす物質を使用
して遮光部42を構成するのが望ましい。
【0060】本発明は、以上説明したように構成したの
で、位相シフトフォトマスクにおける回路パターンの微
小欠陥、すなわち、0.35μm以下のピンホール欠陥
を確実に検出できる。
【0061】このフォトマスクの微小欠陥検査方法によ
れば、検査光の波長λ0として超高圧水銀ランプのi線
(波長365nm)を使用することにすれば、光学材料
の観点から色収差の補正、高NA化に対応できるパター
ン欠陥検査装置が開発可能である。
【0062】上記実施例では、差分の絶対値|Ss−B
s|を用いて、パターン欠陥検査を行うこととして説明
した。しかし、本発明はこれに限られるものではない。
【0063】例えば、フォトダイオードアレイ31の出
力を微分処理し、その微分結果に基づいてパターン欠陥
検査を行うことができる。この場合、フォトダイオード
アレイ31のn番目の位置の微分値Δnは次のようにし
て求める。
【0064】 微分値Δn=(S(n+1)−S(n-1))/d ここで、S(n+1)は第n+1番目の出力を示し、S(n
-1)は第n−1番目の出力を示す。dは各絵素間のピッ
チに相当する。すなわち、その絵素の前後の出力値の差
に基づいて、その中間位置での微分値を求めている。
【0065】微分値を求める方法は、これに限らず別の
方法を採用することもできる。
【0066】また、パターン欠陥検査方法として、隣接
パターン比較法を採用した場合には、検査対象の回路パ
ターンから得られた信号とこれに隣接する回路パターン
から得られた信号とを比較することにより行うことがで
きる。
【0067】更に、パターン欠陥検査方法として、設計
データ比較法を採用した場合には、露光波長と異なる波
長の検査光で理想的な回路パターンを照明したときに得
られる基準信号を形成して、これを予め記憶させ、この
基準信号と検査対象の回路パターンから得られた検出信
号とを比較することにより行うこともできる。
【0068】
【発明の効果】本発明に係わるフォトマスク微小欠陥検
査方法及びその装置は、以上説明したように構成したの
で、0.35μm以下のピンホール欠陥を確実に検出で
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フォトマスクの一例を示す部分断面図であ
る。
【図2】 フォトマスクに形成されたチップ内の回路パ
ターンの欠陥の一例を示す部分拡大図である。
【図3】 フォトマスクのパターンの欠陥検査装置の一
例を示す説明図である。
【図4】 図3に示すフォトダイオードアレイとフォト
マスクとの対応関係を説明するための説明図であって、
(a)はフォトダイオードアレイの平面図、(b)はフ
ォトマスクを載置したXYテーブルの斜視図である。
【図5】 振幅型フォトマスクの一例を示す図であっ
て、(a)はその断面図、(b)はその結像箇所におけ
る光強度分布である。
【図6】 位相シフト型フォトマスクの一例を示す図で
あって、(a)はその断面図、(b)はその結像箇所に
おける光強度分布である。
【図7】 パターン欠陥の大小による光強度分布の相違
を説明するためのグラフである。
【図8】 パターン欠陥の大きさを変化させたときの光
強度の変化を示すグラフである。
【図9】 露光波長よりも長い波長の照明光を検査光と
して用い、パターン欠陥の大きさを変化させたときの光
強度分布の変化を示す図である。
【図10】 出力の差を説明するためのグラフである。
【図11】 出力の差と検出限界との関係を説明するた
めのグラフである。
【図12】 遮光部の透過率が50%のとき、パターン
欠陥の大きさと出力の差との関係を示すグラフである。
【図13】 遮光部の透過率が10%のとき、位相差を
0.3πから0.9πまで0.2πずつ変化させた場合
の、パターン欠陥の大きさと出力の差との関係を示すグ
ラフである。
【図14】 遮光部の透過率が20%のとき、位相差を
0.3πから0.9πまで0.2πずつ変化させた場合
の、パターン欠陥の大きさと出力の差との関係を示すグ
ラフである。
【図15】 遮光部の透過率が30%のとき、位相差を
0.3πから0.9πまで0.2πずつ変化させた場合
の、パターン欠陥の大きさと出力の差との関係を示すグ
ラフである。
【図16】 遮光部の透過率が40%のとき、位相差を
0.3πから0.9πまで0.2πずつ変化させた場合
のパターン欠陥の大きさと出力の差との関係を示すグラ
フである。
【図17】 遮光部の透過率が50%のとき、位相差を
0.3πから0.9πまで0.2πずつ変化させた場合
の、パターン欠陥の大きさと出力の差との関係を示すグ
ラフである。
【図18】 遮光部の透過率が60%のとき、位相差を
0.3πから0.9πまで0.2πずつ変化させた場合
のパターン欠陥の大きさと出力の差との関係を示すグラ
フである。
【図19】 遮光部の透過率が70%のとき、位相差を
0.3πから0.9πまで0.2πずつ変化させた場合
の、パターン欠陥の大きさと出力の差との関係を示すグ
ラフである。
【図20】 出力の差によりパターン欠陥の検出を行う
場合の良否を説明するためのグラフである。
【図21】 出力の差によりパターン欠陥の検出を行う
場合の良否を説明するためのグラフである。
【図22】 出力の差によりパターン欠陥の検出を行う
場合の良否を説明するためのグラフである。
【図23】 位相差πのとき、信号検出限界Thrと同
レベルの出力の差|Ss−Bs|が得られる遮光部の透
過率Tの最小値と信号検出限界Thrとの関係を示すグ
ラフである。
【図24】 表1に基づき求められた信号検出限界Th
rの等値線を示す図である。
【図25】 位相差φをsin形式で変換して信号検出
限界Thrの等値線Qを示したグラフである。
【符号の説明】
40…位相シフトフォトマスク 41…透過部 42…遮光部 P1…照明光(検査光)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東條 徹 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 田畑 光雄 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平6−265480(JP,A) 特開 平7−270327(JP,A) 特開 平5−119468(JP,A) 特開 平5−27410(JP,A) 特開 平4−100045(JP,A) 特開 平2−210250(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/88 - 21/956 G01B 11/24 H01L 21/66 G03F 1/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光用の照明光により結像箇所に投影さ
    れるパターンが、透明基板上に形成された透過部と該透
    過部を透過する照明光の位相に対して位相を遅延させて
    一部の照明光を透過させる遮光部とから形成されたフォ
    トマスクのパターンの微小欠陥検査方法であって、検査光 の波長における遮光部の透過率Tが、信号検出限
    界Thrに基づいて以下に記載する関係式を満たす露光
    用の波長とは異なる波長の検査光で照明することにより
    得られた信号に基づき欠陥を検出することを特徴とする
    フォトマスクのパターンの微小欠陥検査方法。前記透過
    部を透過する検査光による信号レベルが1であるとし
    て、前記検査回路の信号検出限界Thrを計算したと
    き、T≧(Thr−0.01)11.8
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記検査光の
    波長が露光用の照明光の波長よりも長いことを特徴とす
    るフォトマスクのパターンの微小欠陥検査方法。
  3. 【請求項3】 前記透過部を透過する検査光の位相と前
    記遮光部を透過する検査光の位相との位相差φが、前記
    遮光部の透過率Tと信号検出限界Thrとに応じて以下
    に記載する関係式を満たすように選択されていることを
    特徴とする請求項1に記載のフォトマスクのパターンの
    微小欠陥検査方法。 Thr=0.03かつT=25(%)未満のとき、 sin(φ/2)=1.17−1.4T Thr=0.03かつT≧25(%)のとき sin(φ/2)=1.0−0.75T Thr=0.05かつT=30(%)未満のとき、 sin(φ/2)=1.2−1.25T Thr=0.05かつT≧30(%)のとき、 sin(φ/2)=1.06−0.77T Thr=0.1のとき、 sin(φ/2)=1.19−0.81T Thr=0.3のとき、 sin(φ/2)=1.40−0.72T となる関係式を解いた時の位相差をφmとしたとき、 位相差φは(2nπ+φm)以上でかつ(2(n+1)
    π−φm)以下の範囲内に存在し、nは0を含む正の整
    数であり、 検出限界Thrがこれらの数値の中間値である場合に
    は、それらの透過率において内挿して得られる位相差を
    φmとしたとき、 位相差φは(2nπ+φm)以上でかつ(2(n+1)
    π−φm)以下の範囲内に存在し、nは0を含む正の整
    数である。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のフォトマスクのパター
    ンの微小欠陥検査方法において、 前記検査光によりフォトマスクから得られた信号から検
    査波長λ0における検出出力最大値Sbとベース出力B
    sとの差分又は、検査波長λ0における検出出力最小値
    Ssとペース出力Bsとの差分を求め、この差分から欠
    陥を検出するフォトマスクのパターンの微小欠陥検査方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のフォトマスクのパター
    ンの微小欠陥検査方法において、前記検査光によりフォ
    トマスクから得られた信号の微分出力を求め、この微分
    出力から欠陥を検出するフォトマスクのパターンの微小
    欠陥検査方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のフォトマスクのパター
    ンの微小欠陥検査方法において、前記検査光によりフォ
    トマスク上の検出対象である回路パターンから得られた
    信号とこれと隣接する回路パターンから得られた信号と
    を比較することにより欠陥を検出するフォトマスクのパ
    ターンの微小欠陥検査方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のフォトマスクのパター
    ンの微小欠陥検査方法において、 前記検査光によりフォトマスク上の検査対象である回路
    パターンから得られた信号と予め記憶された前記検査光
    により理想的なフォトマスクを照明したときに得られる
    基準信号とを比較することにより欠陥を検出するフォト
    マスクのパターンの微小欠陥検査方法。
  8. 【請求項8】 露光用の照明光により結像箇所に投影さ
    れるパターンが、透明基板上に形成された透過部と該透
    過部を透過する照明光の位相に対して位相を遅延させて
    一部の照明光を透過させる遮光部とから形成されたフォ
    トマスクのパターンを、検査に用いられる検査光の波長
    における遮光部の透過率Tが、信号検出限界Thrに基
    づいて、以下に記載する関係式を満たす露光用の波長と
    は異なる波長の検査光を照明する照明光学系と、 該照明光学系で照明されたフォトマスクのパターン像を
    受光する受光部と、 該受光部で得られた信号に基づき演算処理を施す演算処
    理部と、を有し、 請求項1ないし請求項の何れか1項に記載のフォトマ
    スクのパターンの微小欠陥検査方法を実施するフォトマ
    スクのパターンの微小欠陥検査装置。前記透過部を透過
    する検査光による信号レベルが1であるとして、前記検
    査回路の信号検出限界Thrを計算したとき、T≧(T
    hr−0.01) 1 1.8
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