JP3246082U - 曲がる杖 - Google Patents

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Abstract

【課題】歩行訓練等のリハビリ時に使用することを前提とする曲がる杖を提供する。【解決手段】曲がる杖1は、曲がる杖部と、杖部の一端に設けられたグリップ部とからなり、杖部はグリップ部を把持した使用者の押圧力に対し、杖部の軸心方向に対し直交する方向における許容力以上の押圧力に対して変形するようになっている。杖部は、複数本に分割された円筒状の杖部材5と、杖部材を揺動自在に連結する複数個の連結部材6と、杖部材の一端から他端にかけて収納された可撓性を有する芯材7とからなっている。【選択図】図1

Description

本考案は、曲がる杖に関するものであり、更に詳しくは、介護用品である杖であり、主に歩行訓練等のリハビリ時に使用することを前提とする歩行訓練用の杖に関するものである。
従来から杖は歩行を支え補助する為のモノとして1本杖、松葉杖、四点杖やロフストランドクラッチ等の種類があり、使用する人の歩行状態に合わせて多くの種類やそれに適した形のモノが考案され使用されている。しかし、それらの全てが普段の歩行を安定させる為に使用することが目的であり、下肢筋力の強化やバランス力の向上などリハビリに特化した杖という発想自体が無かった。
実開平2-49527号公報 実用新案登録第3125549号公報
特許文献1の介護杖は脳障碍者や手術後回復者など神経系統の患者を対象者としており、杖の先をバネなどの弾性体に変える事で歩行時に地面から伝わる衝撃を和らげる役割があり、杖先の弾性を調整する事でその人のADLに合わせた使用効果も得られると記載されている。
しかし、特許文献1に開示されたものは、弾性箇所は杖の先だけであり、既に一般的に杖先にゴムを被せている杖が広く普及している。それらを含めこの杖は接地面からの衝撃は和らげると共に、使用者が杖に頼り体重を預けている事により歩行の安全を保つようにしただけのもので、ADLの維持ができても向上は見込めないという問題点があります。
特許文献2の歩行補助用杖は、杖の把持部に角度調整が可能な弾性体でできた、太鼓型形状のものを調整して要介護者の介護状況にあわせて使用するとあります。
しかし、握力が弱っている要介護者に対しては既にロフストランドクラッチ杖と呼ばれるものがあり、こちらは前腕をカフと呼ばれる箇所にはめ、グリップを握る事により2か所で体重が分散できより安定させる事ができます。
このように従来までの杖は持ち手のグリップ部に特化したものと杖先部分に特化した多脚杖等の創意工夫がなされていますが、杖のシャフト部に関しては前提条件として、使用者の安全を第一に考え体重を安定して支える必要がある為に曲がらない、折れない様強固に作られていましたが、それによって使用者が杖に頼り過ぎてしまい、歩行の安定や安全は望めても、歩行状態の維持や向上に繋がって行かないという問題点があります。
本考案の曲がる杖は、上記問題点を解消するためになされたものであり、曲がる杖部と、前記杖部の一端に設けられたグリップ部とからなり、前記杖部は前記グリップ部を把持した使用者の押圧力に対し、前記杖部の軸心方向に対し直交する方向における許容力以上の押圧力に対して変形することを特徴とする。
前記曲がる杖は、複数本に分割された円筒状の杖部材と、前記杖部材を揺動自在に連結する複数個の連結部材と、前記杖部材の一端から他端にかけて収
納された可撓性を有する芯材とからなる事が望ましい。
前記曲がる杖は、前記軸心方向に対し使用者のずれた押圧力により変形する変形量を可変とする変形量可変手段を設けるのが望ましい。
前記曲がる杖部の軸心方向に対し直交する方向における許容力以上の押圧力に対して報知する装置を設け、前記報知装置により使用者の歩行状態の良し悪しが分かる仕組みになっているのが望ましい。
本考案の曲がる杖は、請求項1のように、曲がる杖部と、前記杖部の一端に設けられたグリップ部とからなり、前記杖部は前記グリップ部を把持した使用者の押圧力に対し、前記杖部の軸心方向に対し直交する方向における許容力以上の押圧力に対して変形することを特徴とするものであるから、使用者が自ずとバランス感覚を取らざる得ない状況を作り出せる効果がある。
また、請求項2のように、前記曲がる杖は、複数本に分割された円筒状の杖部材と、前記杖部材を揺動自在に連結する複数個の連結部材と、前記杖部材の一端から他端にかけて収納された可撓性を有する芯材とからなるものであるから、杖にしなりを持たせる効果がある。
また、請求項3のように、前記曲がる杖は、前記許容力を可変とする許容力可変手段を設けたものであるから、使用者の歩行練習内容やADLに合わせた杖におけるしなりの強弱を付ける事ができる効果がある。
また、請求項4のように、前記曲がる杖部の軸心方向に対し直交する方向における許容力以上の押圧力に対して報知する装置を設け、前記報知装置により使用者の歩行状態の良し悪しが分かる仕組みになっているので、使用者の歩行状態の良し悪しが分かる効果がある。
本考案の曲がる杖の要部を断面した実施例の正面図である 図1における「A-A‘」の断面図である 本考案の曲がる杖の要部を断面した実施例2の正面図である 同上の曲がる杖の杖部材の揺動自在に連結する仕組みの図である 同上の曲がる杖を加圧した時の変形図である 同上の曲がる杖の使用状態図である。
考案を実施する為の形態
以下、本考案を実施するための形態について図1乃至図5を参照して詳述す
る。
本考案の曲がる杖1は、曲がる杖部2と、杖部2の一端に設けられたグリップ部3とからなり、杖部2はグリップ部3を把持した使用者の押圧力に対し、杖部2の軸心4方向に対し直交する方向における許容力以上の押圧力に対して変形するようになっている。
曲がる杖1は、複数本に分割された円筒状の杖部材5と、杖部材5を揺動自在に連結する複数個の連結部材6と、杖部材5の一端から他端にかけて収納された可撓性を有する芯材7とからなっている。上記一端から他端にかけては連結部材6と芯材7とが重合する領域に設けられていれば良いものである。
杖部材5は、円筒状の硬質部材から形成されており、熱や錆、経年劣化に強いアルミ、カーボン、チタン、プラスチックのいずれかを使用している。
連結部材6は、各部分の杖部材5を覆うように形成されており、素材は硬質ゴムやエラストマーを使用している。
芯材7は杖の可撓性を決める重要な素材である為、比較的曲がりやすい銅や錫等の素材やフレキシブルパイプ、金属製バネ等を使用している。
図3における芯材7は、グリップ部3から杖の底部材12にかけて杖部2内に収納されている。
曲がる杖1は、軸心4方向に対し使用者のずれた押圧力により変形する許容力を可変とする許容力可変手段8が設けられている。
許容力可変手段8は、杖部材2の各部分の長短のパーツを替える事で自在に行える。例えばより曲げる際は短い杖部材2のパーツを多用する事で各部分が可撓する事でより曲がる。逆に曲げを少なくする際は長めの杖部材2を使用する事で可撓部が少なくなり、曲げが少なくなる構造が生まれる。
曲がる杖1の揺動自在に連結させる手段はまず杖部材2と杖部材2が外れないように密着させている連結部材6を使用者の手で外す事で杖部材2同士をバラバラにし、その後使用者の目的とする許容力の可変に合わせて杖部材2を組み合わせ、その上を覆うように再び連結部材6を使用者の手で被せていく事で杖部材2を揺動自在に連結する事ができる。
許容力可変手段8は、他にもグリップ以外の部材をバネで造ることで圧縮により強度調整をする事が可能であり、他にもグリップ部以外を弾性ゴムで造ることでゴムの弾力を変えることで曲げ揺れ幅の調整をする事ができる。
また、許容力可変手段8は図3に示すように、杖部材2及びグリップ部3に収納した可撓性を有する板材を杖部材2及びグリップ部3に設けた操作ハンドル9を操作することで操作ハンドル9は摺動ガイド溝10に沿って移動し、芯材7と許容力可変板11とが重合する範囲を調整するようにしたものでも構わないものであり、許容力を簡単に可変することができる。グリップ部3にも摺動ガイド溝10が形成されており、操作ハンドル9は摺動ガイド溝10に沿って移動するものである。
杖の底部材12はしなりを受け止めて、接着面から杖がずれないようにシリコンゴムや天然ゴム等のゴムの素材を使用し、杖使用者の安定感を保つ事ができる。又、杖底部材の真ん中辺りをへこませ、そこに磁石13を付けておく事で、リハビリ訓練の際にゲーム性を持つゲームを行う事で楽しく訓練できる仕組みを作る。
曲がる杖1は、使用者の主に身長に合わせて75cmから5cm刻みで120cmまでサイズがあり、使用者のニーズに合わせて選択する事ができる。
曲がる杖1は、円筒状の杖部材2の下シャフト部分を4点杖シャフトに交換する事もでき、使用者のADLに合わせて選択範囲を広げる事ができる。
杖のグリップ部3から芯材7に掛けて杖部の軸心方向に対し直交する方向における許容力以上の押圧力に対して変形するとともに、音声や音で報知する装置を組み入れる。この装置は必要以上に杖が変形すると音量が大きくなり、それによって使用者の歩行状態の良し悪しが分かる仕組みになっている。音声以外に振動で報知するようにしても構わないものであり、杖の変形量に応じて振動の大きさが変わるようにしても構わないものである。
芯材7を中心に、杖部材5が覆い取り換え可能な連結部材6を取り付ける事で完成する。使用時は使用者が曲がる杖1のグリップ部3を持ち、歩行する事で杖2の部分が曲がる。尚、杖の底12の真ん中辺りに磁石13を取り付ける事で、この曲がる杖を使ったゲームを行う際に使用する事が望ましい。
図5の様に各杖部材2を長短選択し使用する事でしなり幅が変わり、使用者の歩行状態に合わせて調整する事ができる。
図5の様に杖にある程度体重を載せ、加圧される事で杖がしなりそのしなりに合わせて使用者がバランスを取りながら歩いて使用する事ができるものである。
1 曲がる杖
2 曲がる箇所
3 グリップ部
4 軸心
5 杖部材
6 連結部材
7 芯材
8 許容力可変手段
9 許容力可変板
10 摺動ガイド溝
11 許容力可変板
12 杖の底部材
13 磁石

Claims (4)

  1. 曲がる杖部と、前記杖部の一端に設けられたグリップ部とからなり、前記杖部は前記グリップ部を把持した使用者の押圧力に対し、前記杖部の軸心方向に対し直交する方向における許容力以上の押圧力に対して変形することを特徴とする曲がる杖。
  2. 前記曲がる杖は、複数本に分割された円筒状の杖部材と、前記杖部材を揺動自在に連結する複数個の連結部材と、前記杖部材の連結部材と重合する領域にかけて収納された可撓性を有する芯材とからなる請求項1に記載の曲がる杖。
  3. 前記曲がる杖は、前記許容力を可変とする許容力可変手段を設けた請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の曲がる杖。
  4. 前記曲がる杖部の軸心方向に対し直交する方向における許容力以上の押圧力に対して報知する装置を設け、前記報知装置により使用者の歩行状態の良し悪しが分かる仕組みになっている請求項1又は請求項2に記載の曲がる杖。
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