JP3246027B2 - ドアロアモール - Google Patents

ドアロアモール

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JP3246027B2
JP3246027B2 JP00922793A JP922793A JP3246027B2 JP 3246027 B2 JP3246027 B2 JP 3246027B2 JP 00922793 A JP00922793 A JP 00922793A JP 922793 A JP922793 A JP 922793A JP 3246027 B2 JP3246027 B2 JP 3246027B2
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新一 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドアロアモールに関する
ものであり、特に、車両のドアの下端に沿って固定され
て、ドアとボディとの間隙を閉塞するドアロアモールに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のドアロアモールとして、
図4に示す技術を挙げることができる。図4は従来のド
アロアモールの断面図である。
【0003】図に示す従来のドアロアモール50は、ド
アの下端の外側に固定される外付けタイプのものであ
り、そのモール本体51は、二層押出成形により、ステ
ンレス(SUS)製の略平板状のインサート52の周囲
を、軟質樹脂材料としてのポリ塩化ビニル(PVC)か
らなる表皮部53により被覆した略平板状の構成とされ
ている。インサート52の裏面側(ドアパネル1側)に
は長手方向に間隔を置いて複数のクリップ54が埋設固
定され、クリップ54を介してドアロアモール50をド
アパネル1の下端に沿って固定可能となっている。モー
ル本体51の下端には、長手方向全体にわたってポリ塩
化ビニル製のシールリップ55が表皮部53に連続して
押出により一体形成されている。
【0004】また、ドアロアモール50のモール本体5
1及びシールリップ55の表面には、意匠的効果を付与
するため所定色の着色が要求され、その表面処理とし
て、塗装の他、ドアロアモール50成形用の樹脂材料に
顔料を混合して、押出成形品としてのモール本体51の
表皮部53若しくはシールリップ55自体に着色をする
材着がある。ここで、前記材着は、日光等による樹脂材
料の劣化等を考慮して、黒または濃灰色等の黒系統の色
に限定されることから、特に高級車等において、ドアロ
アモール50の全体をボディ色と同色として外観に高級
感を付与することが要求される場合は、一般に塗装が使
用される。
【0005】そして、上記のように構成された従来のド
アロアモール50は、モール本体51の裏面のクリップ
54を介してドアパネル1下端に沿って固定され、ドア
の閉成時にはそのシールリップ55の先端をドアパネル
1の下方のロッカモール2の外側面に弾性的に当接させ
て、ドアパネル1とロッカモール2との間隙を遮蔽する
一方、ドアロアモール50の全体に施した着色により特
有の意匠的効果を付与する。このとき、シールリップ5
5は全体を軟質樹脂材料であるポリ塩化ビニルにより形
成されているため、ドアの閉成時におけるシールリップ
55の先端とロッカモール2表面との重複長さ(以下シ
ールラップ量という)の分だけその先端部付近が外方に
撓んで、シールラップ量を吸収する。これにより、シー
ルリップ55の先端がロッカモール2の外側面に密着し
てシール機能を発揮し、車外の泥または雨滴等の異物が
ドアとロッカモール2の間隙から車内に進入することを
防止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の環境保護
及び省資源化等への関心の高まりから、自動車用部品に
関しても、軽量化及びリサイクル性を考え、その全体を
樹脂化する傾向にあり、その材料をステンレス及びポリ
塩化ビニル樹脂から、例えば、硬質樹脂材料としてのオ
レフィン系樹脂材料及び軟質樹脂材料としてのスチレン
系樹脂材料に置換することが提案されている。
【0007】ここで、ドアロアモールのシールリップを
形成する軟質樹脂材料として、ポリ塩化ビニルの代わり
にスチレン系樹脂材料を使用し、その表面に塗装を施し
た場合、図4の従来技術の場合と同様に、シールラップ
量の分だけシールリップが外方に撓むことになる。しか
し、スチレン系樹脂材料に関しては、ドアロアモールに
塗装により着色する、いわゆる塗装仕様に対応できる塗
料、即ち、シールリップ表面の形状変化に追従可能な塗
料の軟質化については開発が遅れている。したがって、
現在の塗料による表面塗装では、シールリップの形状変
化に表面の塗料が追従できず、塗膜に皺または亀裂等が
入る。一方、ドアロアモール50のシールリップ55を
形成する軟質樹脂材料としてポリ塩化ビニルを使用した
従来技術においては、シールリップ55を形成するポリ
塩化ビニルの表面に塗装可能で、かつ、シールリップ5
5の形状変化に追従する塗料は存在するが、ポリ塩化ビ
ニルでは、特にモール本体51の強度及び形状維持の点
で不十分である。
【0008】そこで、本発明は、ドア閉成時のシールラ
ップ量により表面の塗膜に影響が及ばないドアロアモー
ルの提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるドアロア
モールは、ドアの下端に沿って固定されるモール本体を
硬質樹脂材料により形成するとともに、下方へ延びる硬
質樹脂材料からなるリップ部を前記モール本体の長手方
向に延設し、前記リップ部のボディ側の裏面下端部に長
手方向全体に圧縮永久歪を約50%以上に確保できる軟
質樹脂材料からなるシール部を一体形成し、ドアの閉成
時にボディ側に弾性的に密着するものである。
【0010】
【作用】本発明においては、ドアの閉成時に、リップの
ボディ側のシール部がボディに密着し、シール機能を発
揮するとともに、ボディとの重複長さであるシールラッ
プ量を吸収する。このとき、リップ部は硬質樹脂材料に
より形成されているため、シールラップ量程度のシール
部の変形によっては影響を受けることはなく、形状変化
を生じることがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0012】図1は本発明の第一実施例のドアロアモー
ルの断面図である。
【0013】なお、図中、従来例と同一符号及び同一記
号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは、重複する説明を省略する。
【0014】図に示すように、第一実施例のドアロアモ
ール10は、硬質樹脂材料及び軟質樹脂材料を二層押出
成形することにより全体を略平板状に形成されている。
【0015】即ち、モール本体11は、硬質樹脂材料と
して、オレフィン系合成樹脂材料、例えば、タルク及び
ガラス繊維等を混入したポリプロピレン(PP)を使用
し、ドアパネル1下端の取付凹部1aを遮蔽する略平板
状に形成されている。なお、モール本体11の上端部
は、長手方向全体にわたって延びるリップ状の上側リッ
プ部12とされ、上側リップ部12の先端をドアパネル
1の取付凹部1aの上縁に当接させるようになってい
る。
【0016】モール本体11の裏面側にはドアパネル1
の取付凹部1aへの取付用のクリップ13が間隔を置い
て複数埋設固定されている。そして、モール本体11の
裏面の前記クリップ13より下方位置には、支持突部1
4が前記硬質樹脂材料としてのポリプロピレンより一体
形成され、その先端をドアパネル1の取付凹部1aの表
面に当接させてモール本体11を取付凹部1aに対し所
定の姿勢に保持する。
【0017】モール本体11の下端には長手方向全体に
わたって、前記硬質樹脂材料としてのポリプロピレン
(PP)からなる下側リップ部15が連続して一体形成
されている。
【0018】即ち、第一実施例のドアロアモール10
は、モール本体11及び従来例のシールリップ55にほ
ぼ対応する形状の下側リップ部15を、硬質樹脂材料に
より一体的に押出成形して、従来例のモール本体51内
部に埋設したステンレス製のインサート52を硬質樹脂
材料により置換するとともに、下側リップ部15を軟質
樹脂材料ではなく硬質樹脂材料により形成している。な
お、モール本体11及び下側リップ部15を構成する硬
質樹脂材料としては、ステンレスと同等の線膨張率を達
成し、強度及び形状維持等の要求を満たすものであれ
ば、前記オレフィン系樹脂材料以外の硬質樹脂材料を使
用することができる。
【0019】一方、下側リップ部15の裏面下端部には
長手方向全体にわたって、外方に二段に彎曲する断面形
状のシール部16が、軟質樹脂材料としてのスチレン系
合成樹脂材料、例えば、スチレン−エチレン−ブチレン
−スチレンブロック共重合体(SEBS)を使用して一
体形成され、下側リップ部15との間に中空部17を形
成している。なお、シール部16を構成する軟質樹脂材
料としては、圧縮永久歪を約50%以上に確保できるも
のであれば、前記スチレン系樹脂材料以外の軟質樹脂材
料を使用することができる。また、シール部16の彎曲
量は、シール機能を円滑に発揮し、かつ、シールラップ
量(通常はドアパネル1の板厚程度)を確実に吸収でき
るよう、シールラップ量に若干の寸法を加えた寸法とさ
れる。
【0020】なお、ドアロアモール10の意匠面を構成
するモール本体11の表面及び下側リップ部15の表面
には、硬質樹脂材料としてのオレフィン系樹脂材料用の
塗料により、例えば、ボディと同色の塗装が施されてい
る。
【0021】上記のように構成された第一実施例のドア
ロアモール10は、モール本体11の裏面をドアパネル
1の取付凹部1a表面に対向させ、クリップ13をドア
パネル1の対応する位置に形成した取付孔(図示略)に
挿着することにより、ドアパネル1の下端に沿って固定
される。そして、ドアの閉成時には、ドアロアモール1
0の下側リップ部15の下端部裏面に位置するシール部
16の彎曲部外周面が、ロッカパネル2の外側面に弾性
的に当接し、ロッカモール2に対しシール性を確保する
とともに、ドアロアモール10は、その全体によりドア
とロッカモール2との間隙を遮蔽する。更に、ドアロア
モール10は、その意匠面としてのモール本体11の表
面及び上下両リップ部12,15表面の全体に施した着
色により、特有の意匠的効果を発揮する。
【0022】また、ドアの閉成時に、従来例のドアロア
モール50では、シールリップ55全体が外方に撓んで
シールラップ量を吸収するため、シールラップ量の分だ
けシールリップ55表面が形状変化し、シールリップ5
5表面の塗膜に応力による影響が及んでいたが、第一実
施例のドアロアモール10によれば、硬質樹脂材料から
なる下側リップ部15ではなく、下側リップ部15の裏
面に一体形成した軟質樹脂材料からなるシール部16に
よりシールラップ量を吸収するため、下側リップ部15
自体は撓まず、下側リップ部15表面の塗膜に応力によ
る影響が及ぶことはない。
【0023】次に、本発明による別の実施例を以下に説
明する。なお、各実施例においては上記第一実施例との
相違点のみを説明し、上記第一実施例と同一の構成につ
いては図面に同一符号を付してその説明を省略する。
【0024】図2は本発明の第二実施例のドアロアモー
ルのシール部を示す要部断面図である。
【0025】図において、第二実施例のドアロアモール
20は、下側リップ部15の下端部裏面の長手方向全体
にわたって延設されるシール部21を、スポンジゴム等
の発泡樹脂材料により、第一実施例のシール部16と略
同一外形の断面二段彎曲状に形成した点において第一実
施例と異なるものであり、その他の構成は第一実施例の
ドアロアモール10と同様である。なお、シール部21
の彎曲量は、シール機能を円滑に発揮し、かつ、シール
ラップ量を確実に吸収できるよう、第一実施例と同様、
シールラップ量に若干の寸法を加えた寸法とされる。
【0026】したがって、第二実施例のドアロアモール
20においても、第一実施例のドアロアモール10と同
様、硬質樹脂材料からなる下側リップ部15ではなく、
下側リップ部15の裏面に一体形成した軟質樹脂材料か
らなるシール部21によりシールラップ量を吸収するた
め、下側リップ部15自体は撓まず、下側リップ部15
表面の塗膜に応力による影響が及ぶことはない。
【0027】図3は本発明の第三実施例のドアロアモー
ルのシール部を示す要部断面図である。
【0028】図において、第三実施例のドアロアモール
30は、第一実施例における下側リップ部15の下端部
裏面のシール部16の代わりに、下側リップ部15の下
端の長手方向全体にわたって、第一実施例のシール部1
6の軟質樹脂材料と同様の軟質樹脂材料により、上方に
彎曲するリップ状のシール部31を延設した点において
第一実施例と異なるものであり、その他の構成は第一実
施例のドアロアモール10と同様である。なお、図3に
示す第三実施例のドアロアモール30のシール部31の
彎曲量Aは、シール機能及びシールラップ量吸収機能等
を円滑に発揮するよう、シールラップ量に若干の寸法を
加えた寸法とされる。
【0029】したがって、第三実施例のドアロアモール
30においても、第一実施例のドアロアモール10と同
様、硬質樹脂材料からなる下側リップ部15ではなく、
下側リップ部15の下端に一体形成した軟質樹脂材料か
らなるシール部31によりシールラップ量を吸収するた
め、下側リップ部15自体は撓まず、下側リップ部15
表面の塗膜に応力による影響が及ぶことはない。
【0030】このように、上記実施例のドアロアモール
10,20,30は、ドアパネル1の下端の取付凹部1
aに沿ってクリップ13により固定されるモール本体1
1を硬質樹脂材料としてのオレフィン系樹脂材料により
形成するとともに、前記モール本体11の下端の長手方
向全体に延設され、ドアパネル1の下方のロッカモール
2の外側面へと延びる下側リップ部15を同様の硬質樹
脂材料により一体形成し、前記下側リップ部15の下端
部裏面に、ドアの閉成時にロッカモール2の外側面に密
着するシール部16,21を、軟質樹脂材料としてのス
チレン系樹脂材料若しくは発泡樹脂材料により断面彎曲
状に一体形成し、或いは、前記下側リップ部15の下端
に、上方に彎曲し、かつ、ドアの閉成時にロッカモール
2の外側面に密着するリップ状のシール部31を、軟質
樹脂材料としてのスチレン系樹脂材料により一体形成し
たものである。
【0031】したがって、上記実施例は、ドアの閉成時
に、下側リップ部15の裏面側に位置するシール部1
6,21,31がボディとしてのロッカモール2の外側
面に密着し、シール機能を発揮するとともに、ロッカモ
ール2の外側面との重複長さであるシールラップ量を吸
収する。このとき、モール本体11及び下側リップ部1
5は硬質樹脂材料により形成されているため、シールラ
ップ量程度のシール部16,21,31の変形によって
は影響を受けることはなく、形状変化を生じることがな
く、シール部16,21,31のみが弾性変形してシー
ルラップ量を吸収する。
【0032】その結果、下側リップ部15表面に塗装を
施した場合、意匠面を構成する下側リップ部16の表面
が彎曲等の変形を生じて、その塗膜に亀裂等を生じるこ
とはなく、ドアロアモール10,20,30の外観品質
が良好に維持される。よって、従来の塗料を使用して、
ドアロアモール10,20,30の意匠面であるモール
本体11及び下側リップ部15の表面に塗装を施しても
外観品質が損なわれることはなく、ドアロアモール1
0,20,30の全体を樹脂化するために、特別の塗料
を開発する必要がない。
【0033】更に、ドアロアモール10,20,30の
全体を樹脂化して、従来例のドアロアモール50の補強
用のステンレス製のインサート52を省略することがで
き、自動車用部品としてのドアロアモール10,20,
30の軽量化を図ることができるとともに、全体が樹脂
であるドアロアモール10,20,30を粉砕等により
材料として容易に再利用可能となり、そのリサイクル性
を向上することができる。
【0034】また、上記のように、硬質樹脂材料をオレ
フィン系樹脂材料とし、軟質樹脂材料をスチレン系樹脂
材料とした場合は、材料費を安価にすることができると
いう効果を奏する。しかし、第一実施例で述べたよう
に、例えば、硬質樹脂材料としてアクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン(ABS)を使用する等、他の樹脂
材料を使用することは無論可能である。
【0035】ところで、上記実施例のドアロアモール1
0,20,30は、ドアパネル1の外側に固定される外
付タイプのものとして構成されているが、本発明を実施
する場合には、これに限定されるものではなく、ドアの
下端に固定されてドアとロッカモール2との間隙を遮蔽
すべく機能するものであればよい。例えば、本発明のド
アロアモール10,20,30を、モール本体11をド
アパネル1の内側に両面テープまたはビス等により固定
するいわゆる内付タイプのものに具体化することも可能
である。この場合も、ドア下端からロッカモール2へと
垂下するリップ部15下端のシール部16,21,31
によりシールラップ量を吸収して、リップ部15が形状
変化することを防止でき、上記実施例と同様の効果を奏
することができる。
【0036】また、上記実施例のシール部16,21,
31は中空二段彎曲状、中実二段彎曲状またはリップ状
に形成されているが、シールラップ量を吸収し、良好な
シール製を発揮できる限りにおいて、中空または中実の
一段彎曲状等、他の形状としてもよい。また、モール本
体11の上端部を構成する上側リップ部12は、シール
機能を必要としないため、上記実施例ではモール本体1
1と同様の硬質樹脂材料により形成されているが、これ
を軟質樹脂材料に置換することも無論可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明のドアロアモール
は、ドアの下端に沿って固定されるモール本体を硬質樹
脂材料により形成するとともに、下方へ延びる硬質樹脂
材料からなるリップ部を前記モール本体の長手方向に延
設し、前記リップ部のボディ側の裏面下端部に長手方向
全体に圧縮永久歪を約50%以上に確保できる軟質樹脂
材料からなるシール部を一体形成し、ドアの閉成時にボ
ディ側に弾性的に密着するものである。したがって、ド
アの閉成時に、リップのボディ側のシール部がボディに
密着し、シール機能を発揮するとともに、ボディとの重
複長さであるシールラップ量を吸収する。このとき、モ
ール本体及びリップ部は硬質樹脂材料により形成されて
いるため、シールラップ量程度のシール部の変形によっ
ては影響を受けることはなく、形状変化を生じることが
ない。その結果、モール本体及びリップ部表面に塗装を
施した場合、意匠面を構成するモール本体及びリップ部
の表面が彎曲等の変形を生じて、その塗膜に亀裂等を生
じることはなく、外観品質が良好に維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例のドアロアモールの
断面図である。
【図2】図2は本発明の第二実施例のドアロアモールの
シール部を示す要部断面図である。
【図3】図3は本発明の第三実施例のドアロアモールの
シール部を示す要部断面図である。
【図4】図4は従来のドアロアモールの断面図である。
【符号の説明】
2 ロッカモール 11 モール本体 15 下側リップ部 16 シール部 21 シール部 31 シール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの下端に沿って固定される硬質樹脂
    材料からなるモール本体と、 前記モール本体の長手方向に延設されて下方へ延びる硬
    質樹脂材料からなるリップ部と、 前記リップ部のボディ側の裏面下端部に長手方向全体
    一体形成され、ドアの閉成時にボディ側に弾性的に密着
    する圧縮永久歪を約50%以上に確保できる軟質樹脂材
    料からなるシール部と、 を具備することを特徴とするドアロアモール。
JP00922793A 1993-01-22 1993-01-22 ドアロアモール Expired - Lifetime JP3246027B2 (ja)

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