JP3246009U - 標識装置 - Google Patents

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株式会社ハナイ
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Abstract

【課題】走行車両からの視認性が高く、風によって倒れにくく、可搬性に優れ、設置が容易な道路標識を提供する。【解決手段】標識装置1は、断面が円形または多角形で、細い鋼材によって形成された枠体2を有している。枠体2を設置面に対して立設させる脚部材3を有し、脚部材3は細幅の長尺状の板状体として構成され枠体2に対して直交する角度で可逆的に固定できるように形成されている。標識部4は矢印形状を持つ板状体によって形成されており、その外縁を枠体の内側に部分的に固定している。脚部材3は枠体2を立設する際に枠体の両端縁8、9が設置面に接地するように構成されている。この構造によって、風を受けても倒れにくく可搬性に優れた標識装置を提供できる。【選択図】図1

Description

本考案は、車両を誘導するための標識装置に関するものである。
道路工事等の際に車両の進路を誘導するために路面に載置される標識装置があり、このような載置型の標識装置として特許文献1~3記載の技術が知られている。これらの特許文献に記載されている標識装置は、2枚の板状の標識板の上部を回動可能に連結し、下部を開いた状態で設置することによって自立させるようになっている。そして、板状の標識板には矢印を表した標識部を設けることで、車両の進路を示すようになっている。
特開2000-045235号公報 特開2016-042109号公報 特許第2787055号公報
標識板の中に設けた矢印を表した意匠部位は、車両からの視認性を高くするために面積を大きくすることが望ましい。しかしながら、標識板自体や意匠部位の面積が広いと風を受ける面積が大きくなるので、風の影響によって道路標識が倒れてしまう場合がある。そのため、風の影響を低減させるために標識板の意匠部位以外の部分に風の通過を許容する抜き穴を設けた構造を採用するなどの工夫も見られる。
一方、上記のような道路に載置する道路標識は、車両からの視認性を高めるために一定程度の大きさに形成した標識部を持ちつつ風を受けても倒れにくく、持ち運びを容易にするために軽量であり、かつ設置が容易な構造を備えたものが好ましい。
本願は、上記種々の要求を満たすために考案したものであって、走行車両からの視認性が高く、風によって倒れにくく、過般性に優れ、設置が容易な道路標識の提供を課題とするものである。
上記課題を解決するために本考案は以下の構成を有する。即ち、
断面が円形若しくは多角形の線経が細い鋼材によって形成された枠体と、
当該枠体を設置面に対して立設させる脚部材と、
矢印形状の外形を有する板状体によって形成された標識部を有し、
前記標識部の外縁を前記枠体の内側に部分的に固定したことを特徴とする標識装置。
また本考案は、上記標識装置において
前記脚部材は、前記枠体の下部中央に固定される細幅の長尺状の板状体として構成されるとともに、
当該枠体と直交する方向と当該枠体に沿った方向の双方に対して可逆的に固定できるよう構成されていることを特徴とする。
また本考案は、上記標識装置において、
前記枠体を立設した際に、当該枠体の両端縁が設置面に接地するよう構成されていることを特徴とする。
また本考案は、上記標識装置において、
前記枠体の高さと横幅の比率が略2:3であり、
前記枠体内の全領域に対する標識部の面積比が40~50%であり、
前記枠体の高さが45cm~60cmの時における当該枠体を構成する線材の線経が5~10mmであることを特徴とする。
本願に係る標識装置は、断面が円形または多角形で、細い鋼材によって形成された枠体を有している。この枠体が適度に撓むことによって風をいなし、風圧による標識装置の転倒を防止する効果を有している。また、枠体を設置面に対して立設させる脚部材は、細幅の長尺状の板状体として構成され、枠体に対して直交若しくは平行方向を成す向きに可逆的に固定できるように設計されている。これにより、未使用時、収容時および運搬時において脚部材が邪魔にならないようになっている。
標識部は矢印形状を持つ板状体によって形成されており、その外縁を枠体の内側に部分的に固定している。この構造により標識部の面積は枠体の内側領域全体の面積と同等かそれよりも小さくすることができ、枠体の内側領域全体を通風性の無い板によって形成した場合と比較して風圧を受けにくく、標識装置が風受けて倒れることを防止する効果を高めている。
本願に係る標識装置の外観斜視図である。 本願に係る標識装置の側面図である。
以下、本考案を実施するための形態について図を用いて説明する。図1は本考案に係る標識装置1の外観図を表している。標識装置1は略矩形の枠体2と長尺状の脚部材3と標識部4を有している。標識装置1の全高は大凡45cm~60cmであり、矩形を成す全高と全幅の寸法比は大凡2:3を成している。
枠体2は、一例としてSUS304等のステンレス鋼によって形成された直径5~10mm程度の線経を有する鋼材を略矩形に折り曲げることによって形成されている。なお、鋼材の断面形状は円形若しくは四角形等の多角形である。SUS304を用いたのは、耐錆効果があり細い線経であっても荷重によって降伏しにくい強度を有しているからである。
枠体2は、上縁を構成する水平部5と、水平部の両端からそれぞれ垂下する側縁部6、7と、側縁部下端の角部にそれぞれ形成した接地部8、9と、両接地部から中央にそれぞれ向かう下縁部10、11から構成されている。なお、枠体2の素材は、直径5~10mm程度の線経であって風圧を受けた際に弾性的に撓んで降伏しない剛性を保つものであれば鉄鋼、アルミニウム鋼等の他の鋼材を用いてもよい。
2つの下縁部10、11は、両接地部8、9の中間に設けた基部12に固定されている。基部12は、枠体2と脚部材3を結合させる剛性の高い構造物であり、脚部材3とともに枠体2を設置面に対して起立させる支持手段として機能する部位である。
本実施例における脚部材3は、全長が標識装置1の全高と略同一程度の長さを有し、全幅が5~6cmの細長の金属板として形成されたものである。脚部材3は、長手方向の中心位置が基部12に対する固定部となっており、やや下方に向けて傾斜させた両端の先端が設置面との接触部13、14となっている。
標識装置1を立設する際には、脚部材3の長手方向を、枠体2の長手方向(下縁部10、11に沿った方向)と直交する向きで配置することにより、枠体2を支えて転倒を防ぐようになっている。
また、脚部材3を固定している基部12は、脚部材3の取り付け方向を可逆的に変えて固定できるようになっており、長手方向を枠体2の長手方向に沿った向きの状態で固定できるようになっている。これは、標識装置1を収納したり運搬するときの状態であり、脚部材3を枠体2に沿った状態にして運搬等を行い、設置時に展開して標識装置1を路面に直立させるものである。
標識部4は外形を矢印形状に形成した板状体として形成されている。標識部4の表面および裏面には再帰反射性の塗料が塗布されており、車両のヘッドライトの光などを反射して視認性を高めている。本実施例では、標識部4の外縁にそって黄色の塗装15が施されており、内部は赤色の塗装16が施されている。
枠体2によって囲まれた略矩形の領域17は空間であり、この空間に標識部4が配置されている。矢印形状を成す標識部4は、枠体2の上縁を構成する水平部5と、水平部5の両端からそれぞれ垂下する側縁部6、7と、基部12付近の下縁部10、11に対して小さな取り付け金具20を用いて取り付けられている。
標識部4は枠体2で囲まれた開口空間である領域17の一部に配置されるようになっており、枠体2で囲まれた領域17の面積に占める標識部4の表面積の割合は、設計思想としては、標識部の面積比が40~50%となるように考慮されている。
本実施例に示した標識部4の表面積の割合は、大凡40%である。その結果、枠体2で囲まれる領域の残り60%が表裏貫通した空間になっている。
上記構成の標識装置1は、使用している金属の総量が小さいため、一般的な大きさの標識と比較して軽量である。そのため、同じ外形の標識装置を金属や樹脂によって一枚板として作ってしまうと板の全面が風を受けてしまい、風によって倒れたり向きが変わるといった影響が生じやすくなる。
標識装置1に作用する風の影響は、詳細には、標識部4の外縁や背面で生じる渦流などによる脈動や共振的な力の影響を考慮する必要がある。しかし、それは標識部4の形状、標識部4に作用する風速、風向やそれらの変動を含めて正確にシミュレーションするのは実質的に困難である。そのため、代替的に標識部4に均一な風力が作用するものと仮定して実験し評価を行った。その結果、風速20m/s程度の風を受けても倒れないことを確認した。標識装置1は、外形を構成する平面の約60%が表裏貫通した空間であり、風圧を受けるのが実質的に標識部のみである。この構造によって、風圧によって生じる実質的な押圧力を大幅に軽減できたものと推測される。
また、標識装置1の外縁を構成する枠体2は、外形全体と比較して線経の細い鋼線によって形成されている。線経は実験によって最適なもの(5mm)が選定されているが、想定した風速(本実施例では風速20m/s)を受けても降伏限度を超えずに、弾性的に撓むことができるものであればよい。
このように形成した枠体2は、風を受けると風の流れに応じて弾性的に撓んだり、捻れたりといった変形を繰り返しながら、標識部4に当たった風をいなすように変形する。これにより、瞬間的に強い風が当たった場合でも転倒することなく、標識装置として機能させることができるようになっている。
上記のように、標識装置1は標識部の4周囲を大きな開口として作用させることで風の影響を軽減し、枠体2を撓ませることによって風の影響をさらに軽減させるようになっている。一方、この構造は標識装置1の軽量化にも寄与するものであり、大きい標識部4を有するにも拘わらず、軽量に形成されている。さらに、標識装置1を立設させる際に用いる脚部材3は、未使用時には標識装置1の平面に沿った状態にできるため、多数の標識装置1を重ねて収容したり、トラックの荷台に搭載する際にもかさばらず、非常に運搬しやすいものとなっている。
以上説明したように標識装置1は、断面が円形または多角形で、風の影響を受けにくい細い鋼材によって形成された枠体2を有している。また、枠体2を設置面に対して立設させる脚部材3を有し、脚部材3は細幅の長尺状の板状体として構成され枠体2に対して可逆的に無機を変えて固定できるように構成されている。標識部4は矢印形状を持つ板状体によって形成されており、その外縁を枠体2の内側に対して部分的に固定している。さらに、脚部材3は枠体2の下部中央に固定され、枠体2と直交する方向および枠体2に沿った方向の両方に対して可逆的に固定できる構造を有している。設置時には枠体2の両端縁と脚部材3の接触部13、14の4点と基部12が設置面に接地して標識装置1を支えるようになっている。
なお、本実施例では全高が45cm~60cmの時を基準として各部のサイズを定めているが、当然ながらこれを超えるサイズに形成することも可能である。例えば、全高を90cm程度といった大きめのサイズに形成する場合には、この全高に合わせて各部のサイズを比例的に変動させることで強度と耐風性を備えた標識装置を提供することができるものである。
以上、本考案に係る実施の形態を説明したが、これは一例であって考案の技術的範囲の限定を意図したものではない。また、例示した各例および技術的要素は、実用新案登録請求の範囲を逸脱しない範囲において適宜組み合わせ、省略、置き換え、変更、追加を伴って使用することができるものであり、これらについても本明細書に記載されているものであり本考案の技術的範囲に属するものである。
本考案は、車両の誘導に用いる標識装置や広告表示を行う看板等に利用可能である。
1 標識装置
2 枠体
3 脚部材
4 標識部
5 水平部
6、7 側縁部
8、9 接地部
10、11 下縁部
12 基部
13、14 接触部
15 塗装
16 塗装
17 領域
20 取り付け金具

Claims (4)

  1. 断面が円形若しくは多角形の線経が細い鋼材によって形成された枠体と、
    当該枠体を設置面に対して立設させる脚部材と、
    矢印形状の外形を有する板状体によって形成された標識部を有し、
    前記標識部の外縁を前記枠体の内側に部分的に固定したことを特徴とする標識装置。
  2. 前記脚部材は、前記枠体の下部中央に固定される細幅の長尺状の板状体として構成されるとともに、
    前記枠体と直交する方向と前記枠体に沿った方向の双方に対して可逆的に固定できるよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の標識装置。
  3. 前記枠体を立設した際に、当該枠体の両端縁が設置面に接地するよう構成されていることを特徴とする請求項2記載の標識装置。
  4. 前記枠体の高さと横幅の比率が略2:3であり、
    前記枠体内の全領域に対する標識部の面積比が40~50%であり、
    前記枠体の高さが45cm~60cmの時における当該枠体を構成する線材の線経が5~10mmであることを特徴とする請求項3記載の標識装置。
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