JP3245862B2 - 新規スルホン酸誘導体およびその医薬用途 - Google Patents

新規スルホン酸誘導体およびその医薬用途

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JP3245862B2 JP50797494A JP50797494A JP3245862B2 JP 3245862 B2 JP3245862 B2 JP 3245862B2 JP 50797494 A JP50797494 A JP 50797494A JP 50797494 A JP50797494 A JP 50797494A JP 3245862 B2 JP3245862 B2 JP 3245862B2
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acid
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清隆 大野
淳之 大竹
伸太郎 西尾
和弘 星
俊次 塚本
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Toray Industries Inc
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/77Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D307/93Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems condensed with a ring other than six-membered
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、トロンボキサンA2に起因する疾患の治療薬
として用いられるシクロペンタ[b]ベンゾフラン環を
有するスルホン酸誘導体に関する。
背景技術 1975年にSamuelssonらによって発見されたトロンボキ
サンA2(TXA2)は強い血小板凝集作用ならびに平滑筋収
縮作用を有している(Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.72
巻、2994頁(1975年)参照のこと。)。トロンボキサン
A2は、これらの作用によって狭心症、心筋梗塞といった
虚血性心疾患、脳血管障害、気管支喘息などの疾患を発
生させる一因と考えられている。したがって、狭心症、
心筋梗塞といった虚血性心疾患、脳血管障害、気管支喘
息などの疾患の治療にはトロンボキサンA2の作用を抑制
することが有効である。トロンボキサンA2の作用を抑制
する薬剤として、トロンボキサンA2受容体拮抗薬が報告
されている(Circulation、81巻、Suppl I、I−69
(1990年)参照のこと。)。
トロンボキサンA2受容体拮抗薬は、トロンボキサンA2
に起因する疾患の治療薬として注目を集めており、高活
性、高持続性のトロンボキサンA2受容体拮抗薬が求めら
れている。
発明の開示 本発明者等は、新規な構造を有するトロンボキサンA2
受容体拮抗薬を探索した結果、強力なトロンボキサンA2
受容体拮抗作用を有する化合物としてシクロペンタ
[b]ベンゾフラン環を有するスルホンアミド誘導体を
見出だした。すなわち、本発明は一般式[I]: [式中、 R1は (i)−COOR2(ここでR2は(1)水素、(2)薬理学
的に許容される陽イオン、又は(3)炭素数1〜14のア
ルキルを表す)または基: (ここでR3は炭素数1〜4のアルキルを表す)であり; Aは (i)−(CH2)n−(ここでnは0〜3の整数を表
す)、 (ii)−CH=CH−、または基: (ここでR4,R5は(1)水素または(2)炭素数1〜4
のアルキルを表し、R4,R5は同一でも異なっていてもよ
い)であり; Bは式[II]又は式[III]: {ここでR6は (i)水素、 (ii)−OR9(ここでR9は(1)水素、(2)炭素数1
〜4のアルキル、(3)炭素数2〜5のアシル基、また
は(4)炭素数7〜11のアロイル基を表わす)、 (iii)ハロゲン、 (iv)シアノ、または (ここで1は5〜7の整数を表し、R10は水素、フェニ
ル基を表す)を表し、 Yは−(CH2)m−(ここでmは0又は1を表す)であ
り、 Wは 又は−O−であり、 R7は (i)水素、または (ii)炭素数1〜4のアルキルであり、 R8は (i)炭素数1〜14のアルキル、または (ii)−Z−R11(ここでZは原子価結合又はCtH2t(こ
こでtは1〜5の整数)で示される直鎖又は分岐アルキ
レンであり、R11はアリール基、又はアルキル、メトキ
シ、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素、トリフルオロメチ
ル、ニトロ、シアノ、フェニルおよびフェノキシからな
る群から選ばれた1〜4個によって置換された炭素数6
〜16のアリール基を表す)である}である] で表わされるスルホン酸誘導体;並びに該新規スルホン
酸誘導体を有効成分とするトロンボキサンA2受容体拮抗
薬に関するものである。
式(I)で示される化合物のうち、 Bが式(II)又は式(III′) (式中R6,R7,R8,YおよびWは前記定義に同じ)で示され
る化合物が好ましく用いられる。
中でも下記式(I′)に示されるスルホンアミド誘導
体および(I″)に示されるスルホン酸エステル誘導体
が好ましいものである。
(式中、R1,R6,R7,R8,AおよびYは前記定義に同じ) [式中、 R60は (1)水素、 (2)薬理学的に許容される陽イオン、 (3)炭素数1〜14のアルキルであり、 R20,R30はそれぞれ、独立に水素または炭素数1〜4
のアルキルであり、 R40は−(CH2)n−R50(ここでnは0〜5の整数で
あり、R50は非置換またはアルキル、メトキシ、塩素、
臭素、フッ素、ヨウ素、トリフルオロメチル、ニトロ、
シアノ、フェニル、フェノキシの1〜4個によって置換
されたアリールである)である] また、上記一般式(I′)に示されるスルホンアミド
誘導体のうち、 R6が、 (i)水素、 (ii)−OR2(ここでR2は(1)水素、(2)炭素数1
〜4のアルキル又は(3)アシル基である)であり、 R8が、 (i)炭素数1〜14のアルキル、 (ii)−Z−R11(ここでZは原子価結合又はCtH2t(こ
こでtは1〜4の整数)で示される直鎖又は分岐アルキ
レンであり、R11はフェニル基、又はアルキル、メトキ
シ、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素、トリフルオロメチ
ル、ニトロ、シアノ、フェニルおよびフェノキシからな
る群から選ばれた1〜4個によって置換されたフェニル
基を表す)、 (iii)−Z−R12(ここでZは前記定義に同じであり、
R12は1−ナフチル基、2−ナフチル基、又はアルキ
ル、メトキシ、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素、トリフル
オロメチル、ニトロ、シアノ、フェニルおよびフェノキ
シからなる群から選ばれた1〜4個によって置換された
1−ナフチル基もしくは2−ナフチル基を表す)であ
り、R1,R7,AおよびYは前記定義に同じであるスルホン
アミドが好ましい。
R2が薬理学的に許容される陽イオンの場合には、金属
陽イオン、アンモニウム、アミン陽イオン又は第4級ア
ンモニウム陽イオンが挙げられる。特に好ましい金属陽
イオンはアルカリ金属類、例えばリチウム、ナトリウ
ム、カリウム及びアルカリ土類金属、例えばマグネシウ
ム、カルシウムから誘導されるものである。勿論、その
他の金属、例えばアルミニウム、亜鉛、および鉄の陽イ
オン型も本発明に包含される。
薬理学的に許容されるアミン陽イオンは、第1級、第
2級又は第3級アミンから誘導されるものである。より
好ましいアミンの例は、メチルアミン、ジメチルアミ
ン、トリエチルアミン、エチルアミン、ジブチルアミ
ン、トリイソプロピルアミン、N−メチルヘキシルアミ
ン、デシルアミン、ドデシルアミン、アリルアミン、ク
ロチルアミン、シクロペンチルアミン、ジシクロヘキシ
ルアミン、ベンジルアミン、ジベンジルアミン、α−フ
ェニルエチルアミン、β−フェニルエチルアミン、エチ
レンジアミン、ジエチレントリアミン、及び18個までの
炭素原子を含有する同様な、脂肪族、脂環式及び複素環
式アミン類、例えば1−メチルピペリジン、4−エチル
モルホリン、1−イソプロピルピロリジン、2−メチル
ピロリジン、4−ジメチルピペラジン、2−メチルピペ
リジンが挙げられる。更に水溶性又は親水性基を含有す
るアミン類、例えばモノ−、ジ−およびトリエタノール
アミン、エチルジエチルアミン、N−ブチルエタノール
アミン、2−アミノ−1−ブタノール、2−アミノ−2
−エチル−1,3−プロパンジオール、トリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン、N−フェニルエタノールアミ
ン、N−(p−tert−アミノフェニル)ジエタノールア
ミン、ガラクタミン、N−メチルグルタミン、N−メチ
ルグルコサミン、エフェドリン、フェニルエフリン、エ
ピネフリン、プロカイン等、更には塩基性アミノ酸、具
体的にはリジン、アルギニンが挙げられる。
R2またはR8に示される炭素数1〜14のアルキルを表す
例としては、直鎖または分岐鎖アルキル基であるメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、
ヘプチル、オクチル、ノニル、デカニル、ウンデカニ
ル、ドデシル、イソプロピル、sec−ブチル、t−ブチ
ル、iso−ブチル、1−メチルペンチル、4−メチルペ
ンチル、1−メチルヘキシル、5−メチルヘキシル、1
−メチルヘプチル、6−メチルヘプチル、1−メチルオ
クチル、7−メチルオクチル、8−メチルノニル、9−
メチルデカニル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチル
ブチル、1,1−ジメチルペンチル、4,4−ジメチルペンチ
ル、1,1−ジメチルヘキシル、5,5−ジメチルヘキチル、
1,1−ジメチルヘプチル、6,6−ジメチルヘプチル、1,1
−ジメチルオクシル、1,1−ジメチルノニル、1,1−ジメ
チルデカニル、1,1,2,2−テトラメチルペンチル、1,1,
3,3−テトラメチルペンチル、1,1,2,2−テトラメチルヘ
キシル、1,1,3,3−テトラメチルヘキシル、2,2,3,3−テ
トラメチルヘキシル等をあげる事ができる。なかでも、
R2がアルキル基を表わす場合、炭素原子数1〜4のアル
キルが好ましく用いられる。
R3、R4、R5、R7、R9に示される炭素数1〜4のアルキ
ルを表す例としては、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、イソプロピル、sec−ブチル、t−ブチル、イソブ
チル等をあげる事ができる。
Aが−(CH2)n−である具体的な例としては、原子
価結合、メチレン、エチレン、トリアルキレン等をあげ
る事ができる。また、Aが を表わす場合、R14およびR15は、好ましくは、独立に水
素またはメチル基が用いられる。
R10がアリール基又はアルキル、メトキシ、塩素、臭
素、フッ素、ヨウ素、トリフルオロメチル、ニトロ、シ
アノ、フェニルおよびフェノキシからなる群から選ばれ
た1〜4個によって置換されたアリール基である具体的
な例としては、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチ
ル、p−トリル、m−トリル、o−トリル、p−エチル
フェニル、p−プロピルフェニル、p−ブチルフェニ
ル、p−アニシル、m−アニシル、o−アニシル、p−
クロロフェニル、m−クロロフェニル、o−クロロフェ
ニル、p−ブロモフェニル、m−ブロモフェニル、o−
ブロモフェニル、p−フルオロフェニル、m−フルオロ
フェニル、o−フルオロフェニル、p−ヨードフェニ
ル、m−ヨードフェニル、o−ヨードフェニル、p−ト
リフルオロメチルフェニル、m−トリフルオロメチルフ
ェニル、o−トリフルオロメチルフェニル、p−ニトロ
フェニル、p−シアノフェニル、4−ビフェニル、p−
フェノキシフェニル、3,4−ジメチルフェニル、2,4−ジ
メチルフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、2,4−ジク
ロロフェニル、2,5−ジクロロフェニル、2,6−ジクロロ
フェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロフェ
ニル、2−クロロ−4−フルオロフェニル、3−クロロ
−4−メチルフェニル、3−フルオロ−4−メチルフェ
ニル、3−クロロ−4−フェノキシフェニル等をあげる
ことができる。
R11が1−ナフチル基,2−ナフチル基またはアルキ
ル、メトキシ、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素、トリフル
オロメチル、ニトロ、シアノ、フェニルおよびフェノキ
シからなる群から選ばれた1〜4個によって置換された
1−ナフチル基もしくは2−ナフチル基である具体的な
例としては、1−ナフチル、2−ナフチル、4−メチル
−1−ナフチル、4−メチル−2−ナフチル、6−メチ
ル−1−ナフチル、6−メチル−2−ナフチル、4−ク
ロロ−1−ナフチル、4−クロロ−2−ナフチル、4−
フルオロ−1−ナフチル、4−フルオロ−2−ナフチ
ル、4−ブロモ−1−ナフチル、4−ブロモ−2−ナフ
チル、4−ヨード−1−ナフチル、4−ヨード−2−ナ
フチル、4−トリフルオロメチル−1−ナフチル、4−
トリフルオロメチル−2−ナフチル、4−ニトロ−1−
ナフチル、4−ニトロ−2−ナフチル、4−シアノ−1
−ナフチル、4−シアノ−2−ナフチル、4−フェニル
−1−ナフチル、4−フェニル−2−ナフチル、4−フ
ェノキシ−1−ナフチル、4−フェノキシ−2−ナフチ
ル等をあげることができる。
Zに示されるCtH2tの具体的な例としては、メチレ
ン、メチルメチレン、ジメチルメチレン、エチルメチレ
ン、エチレン、1−メチルエチレン、1,2−ジメチルエ
チレン、1,1−ジメチルエチレン、トリメチレン、1−
メチルトリメチレン、2−メチルトリメチレン、テトラ
メチレン等をあげることができる。
前記一般式[I]で表される化合物には不斉炭素が存
在するが、本発明の一般式[I]で表される化合物には
可能なすべての立体異性体が含まれる。
前記一般式[I]で表される化合物は、シクロペンタ
[b]ベンゾフラン環を骨格として命名される。
1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン 本発明に含まれる化合物の命名をその構造式とともに
例示する。
(1R,2R,3aS,8bR)−1−ベンゼンスルホンアミド−2
−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸 (1S,3aS,8bR)−1−(m−クロロベンゼンスルホンア
ミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸 本発明の化合物の具体的な例をこの命名法に従って列
記する。RS表示は示さないが、各化合物には可能なすべ
ての立体異性体が含まれる。
1−メタンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒド
ロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオ
キシ酢酸、 1−エタンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒド
ロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオ
キシ酢酸、 1−プロパンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル
オキシ酢酸、 1−ブタンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒド
ロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオ
キシ酢酸、 1−ペンタンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル
オキシ酢酸、 1−ヘキサンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル
オキシ酢酸、 1−ヘプタンンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸、1−オクタンスルホンアミド−2,3,3a,8
b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ン−5−イルオキシ酢酸、1−デカンスルホンアミド−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−ベンゼンスルホ
ンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(p
−トルエンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒド
ロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオ
キシ酢酸、1−(m−トルエンスルホンアミド)−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−イルオキシ酢酸、1−(o−トルエンスル
ホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−
(p−メトキシベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸、1−(m−メトキシベンゼンス
ルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1
−(o−メトキシベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8
b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ン−5−イルオキシ酢酸、1−(p−クロロベンゼンス
ルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1
−(m−クロロベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸、1−(o−クロロベンゼンスル
ホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、 1−(p−ブロモベンゼンスルホンアミド)−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−イルオキシ酢酸、1−(m−ブロモベンゼン
スルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、
1−(o−ブロモベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8
b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ン−5−イルオキシ酢酸、1−(p−フルオロベンゼン
スルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、
1−(m−フルオロベンゼンスルホンアミド)−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−イルオキシ酢酸、1−(o−フルオロベンゼ
ンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢
酸、1−(p−ヨードベンゼンスルホンアミド)−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−イルオキシ酢酸、1−(m−ヨードベンゼ
ンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢
酸、1−(o−ヨードベンゼンスルホンアミド)−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−イルオキシ酢酸、1−(p−トリフルオロ
メチルベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸、1−(m−トリフルオロメチルベンゼン
スルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、
1−(o−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミ
ド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(p−
ニトロベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸、1−(p−シアノベンゼンスルホンアミ
ド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(4−
ビフェニルスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒド
ロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオ
キシ酢酸、1−(p−フェノキシベンゼンスルホンアミ
ド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(p−
フェノキシベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸、1−(3,4−ジメチルベンゼンスル
ホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、 1−(2,4−ジメチルベンゼンスルホンアミド)−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(3,4−ジメトキ
シベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒド
ロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオ
キシ酢酸、1−(3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミ
ド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(2,4
−ジクロロベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸、1−(3,5−ジクロロベンゼンスル
ホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−
(2,6−ジクロロベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸、1−(2−クロロ−4−フルオ
ロベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒド
ロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオ
キシ酢酸、1−(3−クロロ−4−メチルベンゼンスル
ホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−
(3−フルオロ−4−メチルベンゼンスルホンアミド)
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(3−クロロ
−4−フェノキシベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8
b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ン−5−イルオキシ酢酸、1−フェニルメタンスルホン
アミド−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(2−
フェニルエタンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸、1−(1−ナフタレンスルホンアミド)
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(2−ナフタ
レンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢
酸、2−ヒドロキシ−1−メタンスルホンアミド−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−イルオキシ酢酸、1−エタンスルホンアミ
ド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢
酸、2−ヒドロキシ−1−プロパンスルホンアミド−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−ブタンスルホンア
ミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢
酸、 2−ヒドロキシ−1−ペンタンスルホンアミド−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−イルオキシ酢酸、1−ヘキサンスルホンア
ミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢
酸、1−ヘプタンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−ヒドロキシ−1−
オクタンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ
酢酸、1−デカンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−ベンゼンスルホン
アミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ
酢酸、2−ヒドロキシ−1−(p−トルエンスルホンア
ミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−ヒドロ
キシ−1−(m−トルエンスルホンアミド)−2,3,3a,8
b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ン−5−イルオキシ酢酸、2−ヒドロキシ−1−(o−
トルエンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキ
シ酢酸、 2−ヒドロキシ−1−(p−メトキシベンゼンスルホ
ンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−ヒ
ドロキシ−1−(m−メトキシベンゼンスルホンアミ
ド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−ヒドロ
キシ−1−(o−メトキシベンゼンスルホンアミド)−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(p−クロロベ
ンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸、1−(m−クロロベンゼンスル
ホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル
オキシ酢酸、1−(o−クロロベンゼンスルホンアミ
ド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢
酸、1−(p−ブロモベンゼンスルホンアミド)−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−イルオキシ酢酸、 1−(m−ブロモベンゼンスルホンアミド)−2−ヒ
ドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(o
−ブロモベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(p−フルオロ
ベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8
b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ン−5−イルオキシ酢酸、1−(m−フルオロベンゼン
スルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸、1−(o−フルオロベンゼンスルホン
アミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキ
シ酢酸、2−ヒドロキシ−1−(p−ヨードベンゼンス
ルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2
−ヒドロキシ−1−(m−ヨードベンゼンスルホンアミ
ド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−ヒドロ
キシ−1−(o−ヨードベンゼンスルホンアミド)−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−ヒドロキシ−1−
(p−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド)−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−ヒドロキシ−1
−(m−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド)
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−ヒドロキシ−
1−(o−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミ
ド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−ヒドロ
キシ−1−(p−ニトロベンゼンスルホンアミド)−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(p−シアノベン
ゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−イルオキシ酢酸、1−(4−ビフェニルスルホンア
ミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ
酢酸、2−ヒドロキシ−1−(p−フェノキシベンゼン
スルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、
2−ヒドロキシ−1−(3,4−ジメチルベンゼンスルホ
ンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、 2−ヒドロキシ−1−(2,4−ジメチルベンゼンスル
ホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−
ヒドロキシ−1−(3,4−ジメトキシベンゼンスルホン
アミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−ヒド
ロキシ−1−(3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミ
ド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(2,4
−ジクロロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(3,5−ジク
ロロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−イルオキシ酢酸、1−(2,6−ジクロロベ
ンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸、1−(2−クロロ−4−フルオ
ロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−イルオキシ酢酸、1−(3−クロロ−4−メ
チルベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−イルオキシ酢酸、1−(3−フルオロ−4
−メチルベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(3−クロロ−
4−フェノキシベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロ
キシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−ヒドロ
キシ−1−フェニルメタンスルホンアミド−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸、2−ヒドロキシ−1−(2−フ
ェニルエタンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル
オキシ酢酸、2−ヒドロキシ−1−(1−ナフタレンス
ルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2
−ヒドロキシ−1−(2−ナフタレンスルホンアミド)
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−ベンゼンスル
ホンアミド−2−メトキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキ
シ酢酸、2−メトキシ−1−(p−トルエンスルホンア
ミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、 2−メトキシ−1−(p−メトキシベンゼンスルホン
アミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(p
−クロロベンゼンスルホンアミド)−2−メトキシ−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸、 1−(p−ブロモベンゼンスルホンアミド)−2−メ
トキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(p−
フルオロベンゼンスルホンアミド)−2−メトキシ−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸、 1−(p−ヨードベンゼンスルホンアミド)−2−メ
トキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−メトキ
シ−1−(p−トリフルオロメチルベンゼンスルホンア
ミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−メトキ
シ−1−(p−ニトロベンゼンスルホンアミド)−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−イルオキシ酢酸、1−(p−シアノベンゼ
ンスルホンアミド)−2−メトキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸、1−(4−ビフェニルスルホンアミ
ド)−2−メトキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢
酸、2−メトキシ−1−(p−フェノキシベンゼンスル
ホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−
メトキシ−1−フェニルメタンスルホンアミド−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−イルオキシ酢酸、2−メトキシ−1−(2−
フェニルエタンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸、2−メトキシ−1−(1−ナフタレンス
ルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2
−メトキシ−1−(2−ナフタレンスルホンアミド)−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(N−メチルベ
ンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸、2−ヒドロキシ−1−(N−
(メチル)フェニルメタンスルホンアミド)−2,3,3a,8
b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ン−5−イルオキシ酢酸、 2−ヒドロキシ−1−(N−メチル−2−フェニルエ
タンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢
酸、1−((N−メチルベンゼンスルホンアミド)メチ
ル)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢
酸、2−ヒドロキシ−1−((N−(メチル)フェニル
メタンスルホンアミド)メチル)−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸、2−ヒドロキシ−1−((N−メチル−
2−フェニルエタンスルホンアミド)メチル)−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−イルオキシ酢酸、1−((ベンゼンスルホン
アミド)メチル)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸、2−ヒドロキシ−1−((フェニルメ
タンスルホンアミド)メチル)−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル
オキシ酢酸、2−ヒドロキシ−1−((2−フェニルエ
タンスルホンアミド)メチル)−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル
オキシ酢酸、 1−ベンゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−カルボン酸、2−ヒドロキシ−1−フェニ
ルメタンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン
酸、2−ヒドロキシ−1−(2−フェニルエタンスルホ
ンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸、1−((ベ
ンゼンスルホンアミド)メチル)−2−ヒドロキシ−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−カルボン酸、2−ヒドロキシ−1−
((フェニルメタンスルホンアミド)メチル)−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−カルボン酸、2−ヒドロキシ−1−((2−
フェニルエタンスルホンアミド)メチル)−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−カルボン酸、1−ベンゼンスルホンアミド−2−
ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフラン−5−酢酸、 2−ヒドロキシ−1−フェニルメタンスルホンアミド
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−酢酸、 2−ヒドロキシ−1−(2−フェニルエタンスルホン
アミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−酢酸、1−((ベンゼンス
ルホンアミド)メチル)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−酢酸、2−ヒドロキシ−1−((フェニルメタン
スルホンアミド)メチル)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酢酸、2
−ヒドロキシ−1−((2−フェニルエタンスルホンア
ミド)メチル)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酢酸、1−ベンゼン
スルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸、1−
(p−トルエンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プ
ロピオン酸、1−(p−メトキシベンゼンスルホンアミ
ド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸、1−(p−ク
ロロベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロ
ピオン酸、1−(p−ブロモベンゼンスルホンアミド)
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−プロピオン酸、1−(p−フルオロ
ベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロピオ
ン酸、1−(p−ヨードベンゼンスルホンアミド)−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−プロピオン酸、1−(p−トリフルオロ
メチルベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プ
ロピオン酸、1−(p−ニトロベンゼンスルホンアミ
ド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸、1−(p−シ
アノベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロ
ピオン酸、1−(4−ビフェニルスルホンアミド)−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−プロピオン酸、1−(p−フェノキシベ
ンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン
酸、1−フェニルメタンスルホンアミド−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−プロピオン酸、1−(2−フェニルエタンスルホン
アミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸、 1−(1−ナフタレンスルホンアミド)−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−プロピオン酸、1−(2−ナフタレンスルホンア
ミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸、1−ベンゼン
スルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プ
ロピオン酸、1−(p−トルエンスルホンアミド)−2
−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸、 1−(p−メトキシベンゼンスルホンアミド)−2−
ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸、1−(p
−クロロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−プロピオン酸、 1−(p−ブロモベンゼンスルホンアミド)−2−ヒ
ドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸、1−(p−
フルオロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−プロピオン酸、 1−(p−ヨードベンゼンスルホンアミド)−2−ヒ
ドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸、1−(p−
トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド)−2−ヒ
ドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸、1−(p−
ニトロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−プロピオン酸、1−(p−シアノベンゼ
ンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−プロピオン酸、1−(4−ビフェニルスルホンアミ
ド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン
酸、1−(p−フェノキシベンゼンスルホンアミド)−
2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸、2−
ヒドロキシ−1−フェニルメタンスルホンアミド−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−プロピオン酸、2−ヒドロキシ−1−(2
−フェニルエタンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
プロピオン酸、 1−(1−ナフタレンスルホンアミド)−2−ヒドロ
キシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸、1−(2−ナ
フタレンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8
b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ン−5−プロピオン酸、1−((ベンゼンスルホンアミ
ド)メチル)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロ
ピオン酸、2−ヒドロキシ−1−((フェニルメタンス
ルホンアミド)メチル)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン
酸、2−ヒドロキシ−1−((2−フェニルエタンスル
ホンアミド)メチル)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン
酸、1−ベンゼンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−ア
クリル酸、1−(p−トルエンスルホンアミド)−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−アクリル酸、1−(p−メトキシベンゼン
スルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、1−
(p−クロロベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−アクリル酸、1−(p−ブロモベンゼンスルホンア
ミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、1−(p−フル
オロベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−アク
リル酸、1−(p−ヨードベンゼンスルホンアミド)−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−アクリル酸、1−(p−トリフルオロ
メチルベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−ア
クリル酸、1−(p−ニトロベンゼンスルホンアミド)
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−アクリル酸、1−(p−シアノベン
ゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、
1−(4−ビフェニルスルホンアミド)−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−アクリル酸、1−(p−フェノキシベンゼンスルホ
ンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、 1−フェニルメタンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−アクリル酸、 1−(2−フェニルエタンスルホンアミド)−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−アクリル酸、1−(1−ナフタレンスルホン
アミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、1−(2−ナ
フタレンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−アクリル
酸、1−ベンゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−アクリル酸、1−(p−トルエンスルホ
ンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒド
ロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−アクリ
ル酸、1−(p−メトキシベンゼンスルホンアミド)−
2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、1−
(p−クロロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、1−(p−ブロ
モベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−アクリル酸、1−(p−フルオロベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−ア
クリル酸、 1−(p−ヨードベンゼンスルホンアミド)−2−ヒ
ドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、1−(p−ト
リフルオロメチルベンゼンスルホンアミド)−2−ヒド
ロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、1−(p−ニト
ロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−アクリル酸、1−(p−シアノベンゼンスル
ホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−アク
リル酸、1−(4−ビフェニルスルホンアミド)−2−
ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、1−(p−
フェノキシベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−アクリル酸、 2−ヒドロキシ−1−フェニルメタンスルホンアミド
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−アクリル酸、 2−ヒドロキシ−1−(2−フェニルエタンスルホン
アミド)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、1−(1−ナ
フタレンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8
b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ン−5−アクリル酸、1−(2−ナフタレンスルホンア
ミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−アクリル
酸、1−((ベンゼンスルホンアミド)メチル)−2−
ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、2−ヒドロ
キシ−1−((フェニルメタンスルホンアミド)メチ
ル)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、2−ヒドロキシ
−1−((2−フェニルエタンスルホンアミド)メチ
ル)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、1−ベンゼンス
ルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酪
酸、2−ヒドロキシ−1−フェニルメタンスルホンアミ
ド−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−酪酸、2−ヒドロキシ−1−
(2−フェニルエタンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−酪酸、1−((ベンゼンスルホンアミド)メチル)
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酪酸、2−ヒドロ
キシ−1−((フェニルメタンスルホンアミド)メチ
ル)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−酪酸、2−ヒドロキシ−1−
((2−フェニルエタンスルホンアミド)メチル)−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−酪酸、2−ベンゼンスルホンアミド−1
−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酪酸、2−
ベンゼンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ
酢酸、2−(p−クロロベンゼンスルホンアミド)−1
−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、2−
(p−クロロベンゼンスルホンアミド)−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−イルオキシ酢酸、 2−ベンゼンスルホンアミド−1−ヒドロキシ−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−カルボン酸、2−ベンゼンスルホンアミド
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−カルボン酸、2−ベンゼンスルホン
アミド−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酢酸、2−
ベンゼンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酢酸、2−
ベンゼンスルホンアミド−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−プロピオン酸、2−ベンゼンスルホンアミド−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−プロピオン酸、2−ベンゼンスルホンア
ミド−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸、
2−ベンゼンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒド
ロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−アクリ
ル酸、2−ベンゼンスルホンアミド−1−ヒドロキシ−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−酪酸、2−ベンゼンスルホンアミド−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−酪酸、1−ベンゼンスルホンアミド−
2−クロロ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフラン−5−イル−オキシ酢酸、1−
ベンゼンスルホンアミド−2−ピペリジル−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イル−オキシ酢酸、1−ベンゼンスルホンアミド
−2−(4−フェニルピペリジル)−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イル−オキシ酢酸、1−ベンゼンスルホンアミド−2−
シアノ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イル−オキシ酢酸、およびこ
れらのメチルエステル、エチルエステル、プロピルエス
テル、イソプロピルエステル、ブチルエステル、ペンチ
ルエステル、ヘキシルエステル、ヘプチルエステル、オ
クチルエステル、デシルエステル等をあげることができ
る。
本発明の式(I′)で表わされる具体的な例として
は、 1−(フェニルスルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸、1−((p−トリル)スルホニルオ
キシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−((m
−トリル)スルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル
オキシ酢酸、1−((o−トリル)スルホニルオキシ)
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−((p−エチ
ルフェニル)スルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸、1−((p−プロピルフェニル)スルホ
ニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−
((p−ブチルフェニル)スルホニルオキシ)−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−イルオキシ酢酸、1−((p−メトキシフェ
ニル)スルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキ
シ酢酸、1−((p−クロロフェニル)スルホニルオキ
シ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−((m
−クロロフェニル)スルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−イルオキシ酢酸、1−((o−クロロフェニル)ス
ルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、
1−((p−ブロモフェニル)スルホニルオキシ)−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸、 1−((p−フルオロフェニル)スルホニルオキシ)
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−((m−フル
オロフェニル)スルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸、1−((o−フルオロフェニル)スル
ホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1
−((p−ヨードフェニル)スルホニルオキシ)−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−イルオキシ酢酸、1−((p−トリフルオ
ロメチルフェニル)スルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−イルオキシ酢酸、 1−((p−ニトロフェニル)スルホニルオキシ)−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−((p−シアノ
フェニル)スルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル
オキシ酢酸、1−((4−ビフェニリル)スルホニルオ
キシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ−酢酸、1−
((p−フェノキシフェニル)スルホニルオキシ)−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−((3,4−ジメチ
ルフェニル)スルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸、 1−((2,5−ジクロロフェニル)スルホニルオキ
シ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−((2,
6−ジクロロフェニル)スルホニルオキシ)−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸、1−((3,4−ジクロロフェニ
ル)スルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ
酢酸、1−((3,5−ジクロロフェニル)スルホニルオ
キシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−((2
−クロロ−4−フルオロフェニル)スルホニルオキシ)
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−((3−クロ
ロ−4−メチルフェニル)スルホニルオキシ)−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−イルオキシ酢酸、1−((1−ナフチル)ス
ルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、
1−((2−ナフチル)スルホニルオキシ)−2,3,3a,8
b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ン−5−イルオキシ酢酸、1−(ベンジルスルホニルオ
キシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸、1−(フェ
ネチルスルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキ
シ酢酸およびこれらのメチルエステル、エチルエステ
ル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、ペンチ
ルエステル、ヘキシルエステル、ヘプチルエステル、オ
クチルエステル、デシルエステル等をあげることができ
る。
本発明に含まれる化合物のうち、Bが一般式(II)又
は(III)(式中R6がOH、R7が水素、Yが原子価結合で
ある)、R1がCOOMeである化合物は工程Aに示す方法に
よって製造することができる。
式中、A、R8は前記定義に同じであり、R12はメチル
又はエチルである。
工程A−1は二重結合に対して、ブロモヒドリンの付
加反応を行う工程である。本工程は化合物IVをジメチル
スルホキシド−水混合溶媒に溶かし、N−ブロモコハク
酸イミド(NBS)を作用させることによって実施され
る。
工程A−2はブロモヒドリンをエポキシ化する工程で
ある。本工程は塩基として炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム等のアルカリを用いることによって実施される。溶媒
としてメタノールが用いられる。R12がエチルを表す場
合は、本工程でR12はメチルに変換される。
工程A−3は脱臭素工程である。本工程は酢酸カリウ
ム、酢酸ナトリウム等のアルカリを共存させ、パラジウ
ム−炭素、パラジウム−硫酸バリウム、ラネ−ニッケル
等の触媒を用いて、常圧〜10気圧の水素雰囲気下で実施
される。Aが−CH=CH−を表す場合は、本工程でAは−
CH2CH2−に変換される。工程A−3で得られる化合物VI
IのうちAが−CH2CH2CH2−である化合物は特開昭57−14
4276に製造法の一例が記載されている。
工程A−4はエポキシドをアジドで開環する工程であ
る。本工程はメタノール−水混合溶媒中でアジ化ナトリ
ウムを還流温度で反応させることによって実施される。
本工程では、メチルエステルが加水分解されてカルボン
酸が生成するが、メタノール、エタノール、テトラヒド
ロフラン、酢酸エチル等の溶媒中でジアゾメタンを加え
ることによってカルボン酸はメチルエステルに変換され
る。工程A−4で得られる化合物は1−アジド体VIIIと
2−アジド体IXの混合物として得られる。1−アジド体
VIIIと2−アジド体IXはカラムクロマトグラフィー(順
相シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン混合溶媒を
展開液として用いれば、通常好ましい分離が達成され
る。)の技術によって分離される。
工程A−5は化合物VIIIのアルコールをテトラヒドロ
ピラニルエーテルで保護する工程である。本工程はp−
トルエンスルホン酸を触媒として2,3−ジヒドロピラン
を−78℃〜室温で反応させることにより実施される。溶
媒としてエーテル、テトラヒドロフラン等が好ましく用
いられる。
工程A−6はアジドを還元してアミンを得る工程であ
り、通常のいわゆる水素添加の条件によって実施され
る。すなわち、パラジウム−炭素、パラジウム−硫酸バ
リウム、ラネ−ニッケル等の触媒を用いて、常圧〜10気
圧の水素雰囲気下で実施される。溶媒として、メタノー
ル、テトラヒドロフラン、ベンゼン等が用いられる。化
合物XIは化合物VIより工程A−2を省略して工程A−4
から工程A−6までと同様の一連の操作の実施によって
も製造することができる。
工程A−7はアミンXIをスルホンアミドへ変換する工
程である。本工程はトリエチルアミン、ジイソプロピル
エチルアミン、ピリジン等の塩基共存下で R8SO2Cl (式中R8は前記定義に同じ) と反応させることによって実施される。溶媒としては、
テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジオキサン、
ベンゼン、トルエン、塩化メチレン、クロロホルム等が
用いられるが、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチ
ルアミン、ピリジン等の塩基を溶媒としても達成され
る。反応温度は−78℃〜100℃の間から選択される。
工程A−8は化合物XIIのテトラヒドロピラニル基を
除去し、化合物XIII(a)を得る工程である。本工程は
メタノール、エタノール、含水テトラヒドロフラン、含
水ジオキサン等の溶媒中で実施される。触媒の酸として
は、p−トルエンスルホン酸、塩酸、硫酸などが用いら
れる。
工程A−9から工程A−12まではアジドIXからスルホ
ンアミドXVIIを製造する工程で工程A−5から工程A−
8までと同様にして実施される。さらに、工程A−10で
得られる化合物XVは化合物VIより工程A−3を省略して
工程A−4、工程A−9,工程A−10と同様の一連の操作
の実施によっても製造することができる。化合物XIII
(a)は化合物VIIIのアルコールを保護せずに、工程A
−6と工程A−7と同様の一連の操作を実施しても製造
することができる。化合物XVIIは化合物IXのアルコール
を保護せずに、工程A−10と工程A−11と同様の一連の
操作を実施しても製造することができる。
本発明に含まれる化合物のうちBが式[II](式中、
R7が水素、Yが原子価結合)、R1がCOOMeである化合物
は工程Bに示す方法によっても製造することができる。
式中、A、R8は前記定義に同じであり、R13は炭素数
1〜4のアルキルである。
工程B−1はアジドを還元してアミンを得る工程であ
り、工程A−6と同様にして実施される。
工程B−2は化合物XVIIIのアミンをスルホンアミド
に、アルコールをスルホン酸エステルにそれぞれ変換す
る工程であり、工程A−7と同様にして実施される。工
程B−3は適当な塩基を用いてアジリジンに閉環する工
程である。本工程は塩基として炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム、ナトリウムメトキシド、ジアザビシクロウンデ
セン(DBU)、ジアザビシクロノネン(DBN)等が用いて
実施される。溶媒として、メタノール、テトラヒドロフ
ラン、エーテル、塩化メチレン、ジメチルスルホキシド
等が用いられる。
工程B−4はアジリジンを開環して化合物XIII(b)
を得る工程である。本工程はアジリジンXXを酢酸中で還
流することによって実施される。反応速度を高めるため
に酢酸ナトリウム、酢酸カリウムを加えることが好まし
い。
工程B−5は化合物XIII(b)のアセチル基を除去す
る工程である。本工程は化合物XIII(b)をメタノール
に溶解し、つづいて適当な塩基を加えることによって実
施される。塩基としては、通常、無水炭酸カリウム、ナ
トリウムメトキシド、カリウムメトキシドが好ましく用
いられる。
工程B−4、工程B−5により本発明に含まれる化合
物のうちBが式[II]、R1がCOOMe、R6がOH又はOAc、R7
が水素、Yが原子価結合である化合物が得られる。
工程B−6はアジリジンXXを開環して化合物XIII
(c)を得る工程である。本工程はナトリウムアルコキ
シド(NaOR13:R13は炭素数1〜4のアルキルを表す。)
をアルコール(R13OH)を溶媒として反応させることに
よって実施される。工程B−6により本発明に含まれる
化合物のうちBが式[II]、R1がCOOMe、R6がOR13(R13
は炭素数1〜4のアルキルを表す。)、R7が水素、Yが
原子価結合である化合物が得られる。
工程B−7はアジリジンXXを開環して化合物XIII
(d)を得る工程である。本工程はジメチルスルホキシ
ド、ヘキサメチルホスホリックトリアミド中で、アジリ
ジンXXに水素化ホウ素ナトリウム、シアン化水素化ホウ
素ナトリウムを反応させることによって実施される。反
応温度は室温〜150℃で行われるが、50〜100℃が好まし
い。工程B−7により、本発明に含まれる化合物のうち
Bが式[II](式中、R6が水素、R7が水素、Yが原子価
結合)、R1がCOOMeである化合物が得られる。
工程B−8は、アジリジンXXを開環して化合物XIII
(e)を得る工程である。本工程は、アジリジンを環状
2級アミンと共に加熱することにより実施される。好ま
しい溶媒としてはメタノール、エタノールなどが挙げら
れるが、無溶媒でアジリジンXXとアミンを加熱しても達
成される。本発明に含まれる化合物のうち、Bが式[I
I]、R6が環状アミン、R7が水素である化合物が工程B
−8により得られる。
本発明に含まれる化合物のうちBが式[II](式中、
R6がOH又はOAc、R7が水素、Yが−CH2−)、R1がCOOMe
である化合物は工程Cに示す方法によって製造すること
ができる。
工程Cの出発原料XXIは特開昭58−124778、特開昭62
−265279、特願昭62−262021、特願平2−64870に製造
法の一例がのべられている。
式中、A、R8は前記定義に同じである。
工程C−1は化合物XXIのヒドロキシル基をメタンス
ルホン酸エステルにし、つづいて、置換反応によってア
ジドに変換する工程である。メタンスルホン酸エステル
化反応はトリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピ
リジン等の塩基共存下でメタンスルホニルクロライドと
反応させることによって実施される。溶媒としては、テ
トラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジオキサン、ベ
ンゼン、トルエン、塩化メチレン、クロロホルム等が用
いられる。反応温度は−100℃〜50℃の間から選択され
るが、通常、−50℃〜室温が好ましい。次の置換反応は
メタノール−水混合溶媒中でアジ化ナトリウムを還流温
度で反応させることによって実施される。
工程C−2はアジドを還元してアミンを得る工程であ
り、工程A−6と同様にして実施される。
工程C−3はアミンをスルホンアミドに変換する工程
であり、工程A−7と同様にして実施される。
工程C−4は化合物XIII(e)のアセチル基を除去す
る工程であり、工程B−5と同様にして実施される。
本発明に含まれる化合物のうちBが式[II](式中、
R6がOH)、Aが−CH=CH−、R1がCOOMeである化合物は
工程Dに示す方法によって製造することができる。
式中、Y、R7、R8は前記定義に同じである。
工程Dの出発原料XXIVは工程Aに製造法の一例が述べ
られている。
工程D−1はエステルをアルコールに還元する工程で
ある。本工程は水素化リチウムアルミニウムによる還
元、あるいは銅クロマイト触媒による接触水素添加法等
によって実施される。還元剤として水素化リチウムアル
ミニウムを用いる場合、溶媒としては、テトラヒドロフ
ラン、ジメトキシエタン、エーテル等が用いられる。
工程D−2はアルコールをアルデヒドに酸化する工程
であり、種々の酸化剤がこの目的のために使用できる。
無水クロム酸−ピリジン錯体、ジメチルスルホキシド−
ジシクロヘキシルカルボジイミド、二酸化マンガン等の
酸化剤が本工程では好ましく用いられる。
工程D−3はアルデヒドを炭素鎖が2つ長いα、β不
飽和エステルに変換する工程である。本工程はカルボア
ルコキシメチレントリフェニルホスホラン又はトリアル
キルホスホノアセテートと金属水素化物(水素化ナトリ
ウム、水素化カリウム等)から生成する塩をアルデヒド
XXVIに加えることによって実施される。工程D−4は化
合物XXVIIのテトラヒドロピラニル基を除去する工程で
あり、工程A−8と同様にして実施される。
本発明に含まれる化合物のうちBが式[II](R6がO
H、R7が炭素数1〜4のアルキル)、R1がCOOMeである化
合物は工程Eに示す方法によって製造することができ
る。
式中、A、Y、R8は前記定義に同じであり、R14は炭
素数1〜4のアルキルである。
工程Eの出発原料XXVIIIは工程Aに製造法の一例が述
べられている。
工程E−1は化合物XXVIIIのアミド水素をアルキル基
に変換する工程である。本工程は適当な塩基存在下で R14−X (式中、R14は炭素数1〜4のアルキルであり、Xはヨ
ウ素、臭素または塩素を表す) と反応させることによって実施される。塩基としては、
炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、リチウムジイソプロピ
ルアミド、トリエチルアミン、水素化ナトリウム、酸化
銀等が用いられ、溶媒としては、メタノール、エタノー
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド等が用いられる。
工程E−2は化合物XXIXのテトラヒドロピラニル基を
除去する工程であり、工程A−8と同様にして実施され
る。
本発明に含まれる化合物のうちBが式[II]、R1が−
C(=O)Me、R6がOH、である化合物は工程Fに示す方
法によって製造することができる。
式中、A、Y、R7、R8は前記定義に同じであり、R15
はOH又はOTHPである。
工程Fの出発原料XXXは工程Aに製造法の一例が述べ
られている。
工程F−1はエステルXXXにジムシルアニオンを付加
させる工程である。本工程はジメチルスルホキシドと水
素化ナトリウム等の塩基から生成するジムシルアニオン
をテトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等の溶媒中で
エステルXXXに反応させることによって実施される。
工程F−2は化合物XXXIの炭素−硫黄結合を切断する
工程である。本工程は還元剤として種々の還元剤が用い
られるが、通常、亜鉛が好ましく用いられ、酢酸酸性中
で実施される。溶媒として酢酸、エタノール、メタノー
ル等が用いられる。本工程で、R15がOTHPを表す場合
は、還元反応が起きるとともに、テトラヒドロピラニル
基が除去され、R15はOHに変換される。
本発明に含まれる化合物のうちBが式[II]、R1がCO
OMe、Aが−OCH2−である化合物は工程Gに示す方法に
よっても製造することができる。
式中、Y、R6、R7、R8は前記定義に同じである。
工程Gの出発原料XXXIIは工程Fに製造法の一例が述
べられている。
工程G−1はメチルケトンをアセテートに変換する工
程である。本工程は過酢酸、m−クロロ過安息香酸等の
過酢酸をメチルケトンXXXIIに反応させることによって
実施される。溶媒としては、ジクロロメタン、クロロホ
ルム等が好んで用いられる。反応を促進するために炭酸
水素ナトリウム等の塩基を加えてもよい。工程G−2は
アセテートを加水分解してフェノールに変換する工程で
ある。本工程は化合物XXXIIIをメタノールに溶解し、つ
づいて適当な塩基を加え、−30℃〜70℃で実施される
が、通常0℃〜室温で好ましい結果が得られる。塩基と
しては、炭酸カリウム、ナトリウムメトキシド、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムが好んで用いられる。
工程G−3は化合物XXXIVのフェノールをエーテル化
する工程である。本工程は適当な塩基で化合物XXXIVの
フェノール性水素を引き抜き、つづいてブロモ酢酸メチ
ルと反応させることによって実施される。塩基として
は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水素化ナトリ
ウム、水素化カリウム、炭酸カリウム等が用いられ、溶
媒としては、メタノール、エタノール、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、
ジメトキシエタン等が用いられる。
本発明に含まれる化合物のうち化合物XIII(a)〜XI
II(j)のジアステレオマーは種々の方法で製造するこ
とができるが、一例として工程Hに示す方法で製造する
ことができる。
式中、A,R8は前記定義に同じであり、R16は水素又はO
R17(ここでR17は炭素数1〜4のアルキル又はアセチル
を表す)、R12はメチル又はエチルである。
工程H−1は化合物IVの二重結合をエポキシ化する工
程である。本工程は過酢酸、過安息香酸、m−クロロ過
安息香酸等の過酸を用いて実施される。溶媒としては、
塩化メチレン、クロロホルム等が好んで用いられる。本
工程においては、エポキシドの酸素とベンゾフラン環が
トランス配置にあるエポキシドXXXVが得られる。
工程H−2は脱臭素化し、つづいてエポキシドをアジ
ドで開環する工程であり、工程A−3、工程A−4と同
様の一連の操作によって実施される。
工程H−3は化合物XXXVIのアジドをアミンに還元
し、得られたアミノアルコールのアミンをスルホンアミ
ドに、アルコールをスルホン酸エステルに変換し、つづ
いて塩基存在下でアジリジンに開環して化合物XXXVIIを
得る工程である。本工程は工程A−6,A−7,B−3と同様
の一連の操作によって実施される。
工程H−4は化合物XXXVIIのアジリジン環を開環する
工程であり、工程B−4又は工程B−6又は工程B−7
と同様にして実施される。化合物XXXVIIを工程B−4と
同様に実施して得られる化合物XIII(K)(R16はOAcで
ある。)を工程B−5と同様にしてアセチル基を除去す
ることによって化合物XIII(K)(R16はOHである。)
を製造することができる。
本発明に含まれる化合物のうちBが式[II]、R1がCO
OHである化合物は工程Iに示す方法によって製造するこ
とができる。
式中、A,Y,R6,R7,R8は前記定義に同じである。工程I
−1はメチルエステルの加水分解の工程である。本工程
は含水エタノール、含水メタノール、含水ジオキサン、
含水テトラヒドロフラン等の溶媒中で塩基と反応させる
ことによって実施される。塩基としては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
のような無機塩基が好ましく用いられる。反応温度は−
20℃〜150℃の範囲から選択されるが、通常、室温で好
ましい反応速度が得られる。工程I−2は工程I−1と
同様にして実施される。
本発明に含まれる化合物のうちBが式[III]、R1がC
OOHである化合物は化合物I(Bは式[III]、R1はCOOM
eである。)を用いて工程I−1と同様に実施すること
によって製造することができる。
工程A、工程Hの化合物IVは特開昭57−144277に製造
法の一例が述べられているが、工程Jに示す方法によっ
ても製造することができる。
式中、R4は前記定義に同じで、R12はメチル又はエチ
ルで、R18は炭素数1〜4のアルキルである。
工程Jの出発原料XXXXは特開昭57−144277にその製造
法の一例が述べられている。
工程J−1は化合物XXXXの臭素をホルミル基に置換す
る工程である。本工程は適当な塩基を用いて酸素のオル
ト位の臭素を引き抜き、相当するフェニルアニオンと
し、つづいてジメチルホルムアミドを反応させることに
よって実施される。臭素を引き抜くための塩基として
は、ブチルリチウム、フェニルリチウム、シクロヘキシ
ルマグネシウムクロリド等が用いられる。溶媒として
は、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなどが用い
られ、−78℃〜100℃で引き抜き反応を行い、ホルミル
化は0℃〜50℃で実施される。
工程J−2は化合物XXXXIのホルミル基を炭素鎖が1
つ長いエステルに変換する工程である。本工程は適当な
塩基存在下でメチルメチルスルフィニルメチルスルフィ
ド(FAMSO)を付加させ、つづいて酸処理によってエス
テルを製造する工程である。最初の付加反応はテトラヒ
ドロフラン、ジメトキシエタン等の溶媒中でN−ベンジ
ルトリメチルアミン等を塩基として用いて実施される。
酸処理はメタノール、エタノール等の溶媒中で塩酸、硫
酸を用いて実施される。
工程J−3はアルデヒドを炭素鎖が2つ長いα,β不
飽和エステルに変換する工程であり、工程D−3と同様
にして実施される。
工程J−4は化合物XXXXの臭素を水酸基に置換する工
程である。本工程は工程J−1と同様にして酸素のオル
ト位の臭素を引き抜き、相当するフェニルアニオンと
し、つづいてホウ酸トリメチルで処理してアリールボロ
ン酸誘導体に導き、さらに過酸化水素で酸化することに
よって実施される。本工程は相当するフェニルアニオン
を酸素、過安息香酸t−ブチル、t−ブチルヒドロペル
オキシド、五酸化モリブデン/ピリジン/HMPA錯体で酸
化することによっても実施できる。
工程J−5は化合物XXXXIVのフェノールをエーテル化
する工程である。本工程は適当な塩基で化合物XXXXIVの
フェノール性水素を引き抜き、つづいて (式中、R4は前記定義と同じであり、R12はメチルまた
はエチルを表す)と反応させることによって実施され
る。塩基としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸カリウム
等が用いられ、溶媒としては、メタノール、エタノー
ル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テ
トラヒドロフラン、ジメトキシエタン等が用いられる。
工程J−6はエステルのα位にアルキル基を導入する
工程である。本工程は適当な塩基によってエステルのα
位の水素を引き抜き、つづいて R18−X (式中、R18は炭素数1〜4のアルキルであり、Xはヨ
ウ素、臭素又は塩素を表す) を反応させることによって実施される。塩基としては、
ナトリウムアミド、リチウムアミド、リチウムジイソプ
ロピルアミド等が用いられる。溶媒はテトラヒドロフラ
ン、ジメトキシエタンが好んで用いられる。
本発明の化合物のうちR1がCOOR2でR2が水素又は陽イ
オンでない場合、すなわちエステル残基である場合の化
合物は、相当するR2が水素であるカルボン酸をエステル
化することによって製造することができる。エステル化
方法は種々知られているが、ジアゾアルカンを作用させ
る方法、混合酸無水物法等が本発明化合物の製造には特
に好ましく用いられる。ジアゾアルカンを用いる方法で
はカルボン酸とジアゾアルカンとを溶媒中で接触させる
事により、容易に目的物を得る事ができる。ジアゾアル
カンとしてはジアゾメタン、ジアゾエタン、ジアゾプロ
パン、ジアゾデカン等をあげる事ができるが、勿論これ
らに限定されない。第二の混合酸無水物法は最も適用範
囲が広く本発明のエステル化合物は大半はこの方法によ
って製造される。この方法はまずカルボン酸の塩にクロ
ロ炭酸エチル、塩化ピバロイル、p−トルエンスルホン
酸塩化物を反応させ混合酸無水物を生成させ、ついで過
剰量のアルコールR′2OH(R′は炭素数1〜14のア
ルキル)を加えて加熱すればよい。アルコールの具体例
をあげると、メタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール、オクタノール、デカノール、イソプロパノ
ール、2−エチルヘキサノール等をあげる事ができるが
これに限定される事はない。
工程A〜Jの化合物は光学活性体の構造式をもって示
されているが、この構造式はd体、l体及びdl体を表わ
すものとする。工程A〜Jはd体、l体及びdl体につい
て全く同様に適用できるものである。
光学活性体の製造例の詳細が参考例38〜43、実施例67
〜74に述べてある。参考例38,39の原料は特開昭58−124
778、特開昭59−161371にその製造法の一例が述べてあ
る。
工程A〜Hをdl体で実施した場合、ラセミ体で得られ
る一般式[I]で表される化合物は光学活性のカラムク
ロマトグラフィーの技術によって容易にそのd体、l体
に分離できる。
一般式(I)においてBが式(II)を表わし、Wが−
O−である化合物は、Bが式(II′): で表わされる化合物と、次の式: R4SO2Cl (式中R4は前記の意味を有する) により表わされる化合物との反応により製造することが
できる。
式(I′)で表わされる化合物の製造は特に、次の様
にして製造することができる。
式(I′)の化合物のうち、R60がメチル(Me)であ
る化合物は工程A′に示す方法によって製造することが
できる。式中、R20,R30,R40は前記定義に同じである。
工程A′−1は化合物IIの二重結合をエポキシ化する
工程である。本工程は過酢酸、過安息香酸、m−クロロ
過安息香酸等の過酸を用いて実施される。溶媒として
は、塩化メチレン、クロロホルム等が好んで用いられ
る。本工程においては、エポキシドの酸素とベンゾフラ
ン環がトランス配置にあるエポキシドIIIが得られる。
工程A′−2は脱臭素工程である。本工程は酢酸カリ
ウム、酢酸ナトリウム等のアルカリを共存させ、パラジ
ウム−炭素、パラジウム−硫酸バリウム、ラネーニッケ
ル等の触媒を用いて、常圧〜10気圧の水素雰囲気下で実
施される。
工程A′−3はエポキシドを開環してアルコールに還
元する工程である。還元剤としては種々のヒドリド試
薬、例えば、水素化アルミニウムリチウム、水素化ホウ
素リチウム、水素化ビスメトキシエトキアルミニウムナ
トリウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化ア
ルミニウム等が用いられる。
工程A′−4は化合物IVのフェノールをエーテル化す
る工程である。本工程は適当な塩基で化合物IIIのフェ
ノール性水素を引き抜き、つづいて (式中、R20,R30は前記定義に同じ)と反応させること
によって実施される。塩基としては、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、炭酸カリウム等が用いられ、溶媒としては、メタノ
ール、エタノール、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等
が用いられる。
工程A′−5は化合物VIをスルホン酸エステルへ変換
する工程である。本工程はトリエチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン、ピリジン等の塩基共存下で、 R40SO2Cl (式中R40は前記定義に同じ)と反応させることによっ
て実施される。溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジ
メトキシエタン、ジオキサン、ベンゼン、トルエン、塩
化メチレン、クロロホルム等が用いられるが、トリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン等の
塩基を溶媒としても達成される。
本発明に含まれる化合物のうちR60が水素である化合
物は工程Bに示す方法によって製造することができる。
式中、R20,R30,R40は前記定義に同じである。
工程B′−1はメチルエステルの加水分解の工程であ
る。本工程は含水エタノール、含水メタノール、含水ジ
オキサン、含水テトラヒドロフラン等の溶媒中で塩基と
反応させることによって実施される。塩基としては、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウムのような無機塩基が好ましく用いられる。反
応温度は−20℃〜150℃の範囲から選択されるが、通
常、室温で好ましい反応速度が得られる。
工程A′の化合物IIは特願平4−249288に製造法の一
例が述べられている。本発明の化合物のうちR1が水素又
は陽イオンでない場合、すなわちエステル残基である場
合の化合物は、相当するR1が水素であるカルボン酸をエ
ステル化することによって製造することができる。エス
テル化方法は種々知られているが、ジアゾアルカンを作
用させる方法、混合酸無水物法等が本発明化合物の製造
には特に好ましく用いられる。ジアゾアルカンを用いる
方法ではカルボン酸とジアゾアルカンとを溶媒中で接触
させる事により、容易に目的物を得る事ができる。ジア
ゾアルカンとしてはジアゾメタン、ジアゾエタン、ジア
ゾプロパン、ジアゾデカン等をあげる事ができるが、勿
論これらに限定されない。第二の混合酸無水物法は最も
適用範囲が広く本発明のエステル化合物は大半はこの方
法によって製造される。この方法はまずカルボン酸の塩
にクロロ炭酸エチル、塩化ピバロイル、p−トルエンス
ルホン酸塩化物を反応させ混合酸無水物を生成させ、つ
いで過剰量のアルコールR60OH(R60は前記定義に同じ、
但し、水素、陽イオンではない。)を加えて加熱すれば
よい。アルコールの具体例をあげると、メタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール、オクタノール、
デカノール、イソプロパノール、2−エチルヘキサノー
ル等をあげる事ができるがこれに限定される事はない。
本発明の化合物は光学活性体の構造式をもって示され
ているが、この一般式はd体、l体及びdl体を表わすも
のとする。工程A′〜B′はd体、l体及びdl体につい
て全く同様に適用できるものである。
工程A′〜B′をdl体で実施した場合、ラセミ体で得
られる一般式[I]で表される化合物は光学活性のカラ
ムクロマトグラフィーの技術によって容易にそのd体、
l体に分離できる。
本発明の化合物はトロンボキサンA2拮抗作用を持つこ
とにより強力な血小板凝集抑制作用、血管収縮抑制作
用、気管支筋収縮抑制作用等の薬理作用を有しており、
高血圧症、心筋梗塞、狭心症、PTCA後の血栓形成、脳梗
塞、一過性脳虚血発作、末梢循環障害(バャージャー氏
病、レイノー病、ベーチェット病、血栓性血小板減少性
紫斑症、肝、腎障害等)、動脈硬化症、糖尿病に併発す
る血小板機能障害、網膜血管閉塞症、高脂血症、ループ
ス腎炎、片頭痛、振動病、気管支喘息、アレルギー性疾
患等の治療と予防に有効である。
この目的のためには、通常静脈注射、動注、筋注、経
皮、皮下又は経口で本発明の化合物が投与できる。通常
経口又は直腸投与の際には1μg/kg/日〜100kg/kg/日の
範囲で1日1〜4回にわけて投与される。点滴静注又は
動注の場合には1ng/kg/分〜100μg/kg/分の範囲で投与
すれば好ましい結果が得られる。通常の静注、筋注、皮
下注の場合には0.1μg/kg/日〜100mg/mg/日の範囲で1
日1〜4回にわけて投与する。これらの投与の場合、そ
の投与量は上記の範囲から患者の年令、性別、状態及び
薬剤の投与回数等を考慮して選択される。
本発明の化合物は、澱粉、乳糖、白糖、ブドウ糖、微
結晶セルロース、ある種の粘土のような賦形剤、着色
剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、被覆剤を含む固形物の形
で経口投与できる。又本発明の化合物は、これらの殺菌
溶液の形で非経口的に投与してもよく、また他の溶質、
たとえば液を等張するに十分な塩化ナトリウム又はグル
コース等を含んでいてもよい。本発明の化合物は化学構
造上の安定性を有しているため、製剤上の難点はなく、
上記経口用の製剤(錠剤、散剤、顆粒剤)および各種注
射剤、坐剤、軟膏、ローション剤、貼付剤等幅広い投与
法を応用できる。
実施例 以下、本発明を実施例を挙げてさらに具体的に説明す
る。
参考例1 (1SR,2RS,3aSR,8bRS)−7−ブロモ−1,2−エポキシ−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−カルボン酸メチルエステル(1) 特開昭57−144277号公報記載の方法で製造した(3aS
R,8bSR)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒドロ−3H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエス
テル(12g)をDMSO−水(18:1)150mlに溶解し、0℃で
N−ブロモコハク酸イミド(NBS,10.2g)を加え、1時
間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液(15ml)水(80ml)を加え、酢酸エチル(300ml,100m
l)で抽出した。有機層を水(100ml×2)、飽和食塩水
(100ml)で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃
縮した。残渣を無水THF(100ml)、無水メタノール(10
0ml)に溶かし、炭酸カリウム(8.3g)を加え、室温で
終夜攪拌した。反応混合物に塩化アンモニウム水溶液
(8gを水300mlに溶かした溶液)を加え、THF、メタノー
ルを留去した。残渣を塩化メチレン(300ml,100ml)で
抽出し、有機層を飽和食塩水(100ml)で洗い、硫酸マ
グネシウムで乾燥後濃縮した。得られた残渣をカラムク
ロマトグラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘ
キサン 8/1)で精製すると表題化合物(10.4g,82%)
が得られた。
mp:175.5−176.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3094,3028,2994,2942,1711,1603,1446,1
419,1330,1303,1274,1210,1156,1108,1062,1033,1002,9
78,953,884,845,824,783,712,644,619,532,437cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.16−2.35(1H,m),2.52(1
H,d,J=16.3Hz),3.87(3H,s),3.65−3.95(3H,m),5.
40−5.60(1H,m),7.50−7.55(1H,m),7.85−7.95(1
H,m) MASS(EI法、m/e):310(M+) 参考例2 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−ヒドロキシ
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエステル(2) (1SR,2RS,3aSR,8bRS)−7−ブロモ−1,2−エポキシ
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエステル(1)
(9.4g)をメタノール(300ml)に溶解し、10%パラジ
ウム活性炭(800mg)、酢酸ナトリウム(3.7g)を加え
水素雰囲気下、室温で3時間攪拌し、反応混合物を濾過
後濃縮した。得られた残渣をメタノール(200ml)に溶
かした溶液をアジ化ナトリウム(5.9g)水溶液(40ml)
に加え、24時間還流させた。反応混合物を0℃に冷却
し、1規定の塩酸(92ml)を加え、さらに飽和食塩水
(100ml)を加えて、塩化メチレン(200ml×3)で抽出
した。有機層を合わせて0℃に冷却し、ジアゾメタンの
エーテル溶液を加えて、生成したカルボン酸をエステル
化した。この溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10
0ml)と、飽和食塩水(100ml)で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後濃縮した。得られた残渣をカラムクロ
マトグラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘキ
サン 1/8−1/4)で分離精製すると、低極性の留分とし
て(1SR,2SR,3aSR,8bRS)−2−アジド−1−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエステル
が、高極性の留分として表題化合物(2.55g,30.6%)が
得られた。
mp:150.5−151.5℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3496,3004,2960,2936,2922,2114,1707,1
613,1454,1325,1257,1222,1185,1141,1087,1056,1035,1
013,982,959,932,876,851,828,810,789,754,692,650,61
7,491cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.90−2.10(1H,m),2.28−
2.60(1H,m),3.60−4.00(2H,m),3.88(3H,s),4.10
−4.30(1H,m),5.30−5.55(1H,m),6.92(1H,s,J=7.
7Hz),7.25−7.50(1H,m),7.70−7.85(1H,m) MASS(EI法、m/e):275(M+) 参考例3 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒド
ロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチル
エステル(3) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエステル
(2)(2.5g)を無水THF(40ml)に溶かし、触媒量の
p−トルエンスルホン酸と2,3−ジヒドロピラン(1.64m
l)を加え、室温で16時間攪拌した。反応混合物に飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液(50ml)を加え、酢酸エチル
(150ml,100ml)で抽出し、有機層あわせて水(50m
l)、飽和食塩水(50ml)で洗い、硫酸マグネシウムで
乾燥後濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフ
ィー(シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン 1/1
0)で精製すると表題化合物(3.2g,98%)が得られた。
IR(液膜法):2950,2875,2854,2666,2494,2232,2109,
1717,1609,1452,1354,1325,1294,1272,1214,1189,1137,
1077,1036,1006,965,938,913,870,816,758,694,617cm-1 NMR(400Hz,CDCl3,δ):1.01−1.55(6H,m),2.20−
2.35(1H,m),2,45,2.57(1H,ddd,J=5.5,7.3,14.7H
z),3.40−3.50(1H,m),3.61−3.65,3.78−3.82(1H,
m),3.67,3.71(1H,dd,J=4.3,8.5Hz),3.88,3.89(3H,
s),3.90,4.00(1H,t,J=4.3Hz),4.07,4.20(1H,q,J=
5.5Hz),4.60−4.70(1H,m),5.40(1H,ddd,J=3.6,7.
3,9.1Hz),6.88−6.91(1H,m),7.37−7.42(1H,m),7.
73−7.77(1H,m) MASS(EI法、m/e):359(M+) 参考例4 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
カルボン酸メチルエステル(4) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチ
ルエステル(3)(1.63g)をメタノール(20ml)に溶
かし、10%パラジウム活性炭(160mg)を加え、水素雰
囲気下、室温で2時間攪拌した。反応混合物を濾過し、
濾液を濃縮した。得られた残渣を塩化メチレン(12ml)
に溶かし、トリエチルアミン(2.52ml)およびベンゼン
スルホニルクロリド(1.16ml)を加えて、室温で1時間
攪拌した。反応液に氷冷下、1規定塩酸(13.6ml)、水
(10ml)を加え、酢酸エチル(60ml,20ml)で抽出し
た。有機層をあわせて、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
(20ml)、水(20ml×2)、飽和食塩水(20ml)で洗
い、濃縮した。得られた残渣を、カラムクロマトグラフ
ィー(シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン)で精
製すると、表題化合物(1.91g)が収率89%で得られ
た。
IR(液膜法):3264,2952,1711,1611,1452,1325,1278,
1214,1164,1071,1036,1007,973,913,870,756,731,690,6
46cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):0.7−2.2(8H,m),3.2−4.5
(6H,m),3.86(3H,s),5.2−5.8(2H,m),6.7−7.0(1
H,m),7.2−8.0(7H,m) MASS(EI法、m/e):473(M+) 参考例5 (3aSR,8bSR)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒドロ−5−
(2−メチルスルフィニル−2−メチルチオエテニル)
−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン(5) 特開昭57−144277号公報記載の方法で製造した(3aS
R,8bSR)−5,7−ジブロモ−3a,8b−ジヒドロ−3H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン(20g)を無水THF(80ml)
に溶かし、アルゴン下でシクロヘキシルマグネシウムク
ロリドのTHF溶液(1.90N,40ml,76mmol)を加えて、40℃
で2時間攪拌した。この反応溶液を室温に戻して、N,N
−ジメチルホルムアミド(DMF,14.6ml)を滴下し、1時
間攪拌した。反応液は氷冷下6規定の塩酸(100ml)で
中和し、酢酸エチル(400ml,200ml×2)で抽出した。
有機層を合わせて飽和食塩水(200ml)で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、アルデヒド体の粗精製物を
得た。次に残渣を無水THF(100ml)に溶かし、メチルメ
チルスルフィニルメチルスルフィド(FAMSO,9.9ml),N
−ベンジルトリメチルアンモニウムハイドロオキシド
(40%水溶液:Triton B,4.0ml)を加え、2時間還流し
た。反応液に水(100ml)を加え、THFを留去した。残渣
を酢酸エチル(150ml×2)で抽出し、水(50ml)食塩
水(50ml)で洗浄した後に、無水硫酸マグネシウムで乾
燥して、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン 1/20)で
精製すると表題化合物(14.7g,63%)が得られた。
IR(液膜法):3464,3064,3000,2924,2838,2114,1713,
1591,1441,1354,1325,1299,1270,1247,1187,1065,998,9
80,948,909,878,833,775,748,714,669cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.34(3H,s),2.75(3H,s),
2.80−2.95(2H,m),4.30−4.50(1H,m),5.40−5.60
(1H,m),5.60−5.90(2H,m),7.29−7.32(1H,d),7.7
0(1H,s),8.20−8.25(1H,m) MASS(EI法、m/e):370(M+) 参考例6 (3aSR,8bSR)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒドロ−3H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酢酸メチルエステ
ル(6) (3aSR,8bSR)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒドロ−5−
(2−メチルスルフィニル−2−メチルチオエテニル)
−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン(5)(14.6
g)をメタノール(400ml)に溶かし氷冷下で5.24規定の
塩酸メタノール溶液を(56ml)加えて2時間攪拌した。
反応液に飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加え中和し、濃
縮した。残渣を酢酸エチル(300ml×2)で抽出し、水
(50ml)、食塩水(50ml)で洗浄した後に、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をカラムクロマト
グラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン
1/20)で精製すると表題化合物(12.1g,99%)が得ら
れた。
IR(液膜法):2968,2920,1738,1462,1435,1350,1305,
1203,1160,1102,1058,998,980,951,911,880,866,832,76
2,721,704,630,584,567,516,412cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.70−2.90(1H,m),3.53(1
H,bs),3.69(1H,s),4.30−4.50(1H,m),5.40−5.60
(1H,m),5.65−5.90(2H,m),7.10−7.30(2H,m) MASS(EI法、m/e):308(M+) 参考例7 (1SR,2RS,3aSR,8bRS)−7−ブロモ−1,2−エポキシ−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−酢酸メチルエステル(7) 参考例1と同様にして(3aSR,8bSR)−7−ブロモ−3
a,8b−ジヒドロ−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−酢酸メチルエステル(11.2g)から表題化合物
(9.7g)を得た。
mp:166.0−167.5℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3040,2962,2928,1736,1464,1431,1394,1
346,1311,1263,1224,1199,1158,1069,1046,1033,1009,9
77,915,884,874,841,828,774,743,721,669,636,594,58
0,557,518,429cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.10−2.40(1H,m),2.45−
2.75(1H,m),3.45−3.60(2H,m),3.68(3H,),3.60−
3.90(3H,m),5.35−5.50(1H,m),7.15−7.40(2H,m) MASS(EI法、m/e):324(M+) 参考例8 (1RS,2RS,3aSR,8bSR)−1−アジド−2−ヒドロキシ
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−酢酸メチルエステル(8) 参考例2と同様にして(1SR,2RS,3aSR,8bRS)−7−
ブロモ−1,2−エポキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酢酸メチルエ
ステル(7)(8.7g)から(1SR,2SR,3aSR,8bRS)−2
−アジド−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酢酸メチ
ルエステルおよび表題化合物(2.31g,31%)を得た。
IR(液膜法):3428,2956,2498,2230,2108,1738,1622,
1601,1483,1458,1348,1257,1160,1087,1062,1040,1013,
955,864,750cm-1 NMR(500MHz,CDCl3,δ):2.17−2.25(1H,m),2.39−
2.46(1H,m),3.52(1H,d,J=16.0Hz),3.65(1H,d,J=
16.0Hz),3.68(3H,s),3.74(1H,dd,J=3.0,8.5Hz),
3.90−3.95(1H,m),4.15(1H,bs),5.29(1H,ddd,J=
2.4,6.7,8.5Hz),6.87(1H,t,J=7.4Hz),7.01(1H,d,J
=7.4Hz),7.19(1H,d,J=7.4Hz) MASS(EI法、m/e):289(M+) 参考例9 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒド
ロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酢酸メチルエステ
ル(9) 参考例3と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
アジド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酢酸メチル
エステル(8)(2.15g)から表題化合物(2.75g,99.0
%)を得た。
mp:107.0−108.0℃ IR(KBr):2954,2108,1748,1597,1464,1433,1400,135
2,1257,1212,1189,1158,1120,1083,1029,1011,949,909,
855,812,746cm-1 NMR(500MHz,CDCl3,δ):1.20−1.60(6H,m),2.02−
2.15(1H,m),2.45−2.62(1H,m),3.45−3.53(1H,
m),3.69,3.70(3H,s),3.55−3.85(4H,m),3.89,3.97
(1H,t,J=5.5Hz),4.04,4.14(1H,q,J=6.1Hz),4.65
(1H,m),5.20(1H,ddd,J=4.3,7.3,9.1Hz),6.83,6.84
(1H,t,J=7.4Hz),7.04(1H,d,J=7.4Hz),7.14,7.18
(1H,d,J=7.4Hz) MASS(EI法、m/e):373(M+) 参考例10 (3aSR,8bSR)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒドロ−3H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸メチル
エステル(10) 特開昭57−144277号公報記載の方法で製造した(3aS
R,8bSR)−5,7−ジブロモ−3a,8b−ジヒドロ−3H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン(10g)を無水THF(40ml)
に溶かし、アルゴン下でシクロヘキシルマグネシウムク
ロリドのTHF溶液(1.90N,20ml)を加え、40℃で2時間
攪拌した。この反応溶液を室温に戻して、N,N−ジメチ
ルホルムアミド(DMF,7.3ml)を滴下し、1時間攪拌し
た。反応は氷冷下6規定の塩酸(50ml)で中和し、酢酸
エチル(200ml,100ml×2)で抽出した。有機層を合わ
せて飽和食塩水(100ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、アルデヒド体の粗精製物を得た。つぎに
0℃で水素化ナトリウム(60%ミネラルオイルディスパ
ージョン 2.15g)を無水THF(40ml)、無水DMSO(70m
l)に懸濁させたところに、トリメチルホスホノアセテ
ート(9.78g)の無水THF(40ml)溶液を滴下し、30分攪
拌した。次に、先に得たアルデヒドの無水THF(60ml)
溶液を滴下し、30分攪拌した。反応液に酢酸(3.3ml)
を加えて、濃縮した。残渣を酢酸エチル(200ml×2)
で抽出し、水(100ml)、食塩水(100ml)で洗浄した後
に、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣を
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/
シクロヘキサン 1/20)で精製すると表題化合物(8.93
g,88.0%)が得られた。
mp:143.0−144.0℃(酢酸エチル再結晶) IR(KBr法):3386,3064,2992,2946,1818,1777,1707,1
632,1582,1437,1354,1340,1328,1305,1238,1174,1112,1
069,1031,1002,984,946,899,866,835,777,723,708,632,
609,592,565,542,485,455,420cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.80−3.00(2H,m),3.79(3
H,s),4.30−4.45(1H,m),5.50−5.85(3H,m),6.65
(1H,d,J=16.0Hz),7.20−7.30(2H,m),7.56(1H,d,J
=16.0Hz) MASS(EI法、m/e):320(M+) 参考例11 (1SR,2RS,3aSR,8bRS)−7−ブロモ−1,2−エポキシ−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−アクリル酸メチルエステル(11) 参考例1と同様にして(3aSR,8bSR)−7−ブロモ−3
a,8b−ジヒドロ−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−アクリル酸メチルエステル(10)(6.0g)から表
題化合物(3.7g,58.8%)を得た。
mp:167.5−168.5℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):2956,1717,1638,1454,1336,1305,1280,1
243,1203,1176,1015,980,909,884,862,841,716,669,64
2,427cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.15−2.45(1H,m),2.50−
2.75(1H,m),3.78(3H,s),3.65−3.95(3H,m),5.35
−5.60(1H,m),6.61(1H,d,J=16.0Hz),7.23−7.36
(2H,m),7.55(1H,d,J=16.0Hz) MASS(EI法、m/e):336(M+) 参考例12 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−ヒドロキシ
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−プロピオン酸メチルエステル(12) 参考例2と同様にして(1SR,2RS,3aSR,8bRS)−7−
ブロモ−1,2−エポキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−アクリル酸メ
チルエステル(11)(3.6g)から(1SR,2SR,3aSR,8bS
R)−2−アジド−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プ
ロピオン酸メチルエステルおよび表題化合物(0.87g,2
6.9%)を得た。
mp:62.5−63.5℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3526,2996,2950,2904,2238,2112,1715,1
599,1481,1458,1421,1375,1352,1336,1307,1263,1209,1
191,1106,1067,1042,1011,971,953,895,861,837,787,74
8,640,619,592,514,484cm-1 NMR(500MHz,CDCl3,δ):1.97(1H,d,J=6.1Hz),2.1
8(1H,dt,J=3.6,14.7Hz),2.49(1H,dt,J=6.1,14.7H
z),2.56−2.70(2H,m),2.80−2.95(2H,m),3.63(3
H,s),3.74(1H,dd,J=4.3,8.5Hz),3.90(1H,t,J=3.6
Hz),4.15−4.20(1H,m),5.25−5.28(1H,m),6.83(1
H,t,J=7.3Hz),6.99(1H,d,J=7.3Hz),7.13(1H,d,J
=7.3Hz) MASS(EI法、m/e):303(M+) 参考例13 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒド
ロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸メチ
ルエステル(13) 参考例3と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
アジド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン
酸メチルエステル(12)(0.87g)から表題化合物(1.0
1g)を得た。
IR(液膜法):2934,2110,1740,1562,1510,1460,1359,
1257,1193,1131,1071,1038,1023,982,965,915,870,793,
754cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.15−1.55(6H,m),2.00−
2.20(1H,m),2.45−2.70(3H,m),2.80−2.90(2H,
m),3.45−3.53(1H,m),3.67(3H,s),3.60−3.85(2
H,m),3.89,3.97(1H,t,J=4.9Hz),4.06,4.14(1H,q,J
=5.9Hz),4.61−4.65,4.67−4.71(1H,m),5.20(1H,d
dd,J=4.4,7.3,8.8Hz),6.78,6.79(1H,t,J=7.3Hz),
6.97(1H,d,J=7.3Hz),7.08,7.12(1H,d,J=7.3Hz) MASS(EI法、m/e):387(M+) 参考例14 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−ヒドロキシ
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−酪酸メチルエステル(14) 特開昭57−144276号公報記載の方法で製造した(1SR,
2RS,3aSR,8bRS)−1,2−エポキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酪
酸メチルエステル(1.65g)のメタノール溶液(50ml)
をアジ化ナトリウム(1.17g,18.0mmol)を水(10ml)に
溶かした溶液に加え、24時間還流させた。反応混合物を
0℃に冷却し、1規定の塩酸(19ml)を加え、さらに飽
和食塩水(25ml)を加えて、塩化メチレン(50ml×3)
で抽出した。有機層を合わせて0℃に冷却し、ジアゾメ
タンのエーテル溶液を加えて、生成したカルボン酸をエ
ステル化した。この溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液(20ml)と、飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後濃縮した。得られた残渣をカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/シクロ
ヘキサン 1/8−1/4)で精製すると、低極性の留分とし
て(1SR,2SR,3aSR,8bRS)−2−アジド−1−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−酪酸メチルエステルが、高極
性の留分として表題化合物(0.57g,30.0%)が得られ
た。
IR(液膜法):3388,2938,2496,2364,2230,2106,1736,
1599,1560,1541,1481,1456,1375,1257,1193,1151,1089,
1029,957,864,764,745cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.81−2.05(2H,m),2.15−
2.23(2H,m),2.25−2.33(2H,m),2.43−2.52(1H,
m),2.53−2.69(2H,m),3.64(3H,s),3.74(1H,dd,J
=3.9,8.3Hz),3.90(1H,t,J=3.4Hz),4.17−4.20(1
H,bs),5.25(1H,ddd,J=2.9,6.8,8.8Hz),6.83(1H,t,
J=7.8Hz),6.97(1H,d,J=7.8Hz),7.11(1H,d,J=7.8
Hz) MASS(EI法,m/e):317(M+) 参考例15 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒド
ロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酪酸メチルエステ
ル(15) 参考例3と同様にして(1RS,2RS,3aRS,8bRS)−1−
アジド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酪酸メチル
エステル(14)(560mg)から表題化合物(695mg,98
%)を得た。
IR(液膜法):3338,2932,2854,2662,2492,2232,2108,
1742,1599,1481,1456,1354,1325,1259,1201,1135,1079,
1036,965,913,870,818,764,745,710cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.15−1.60(6H,m),1.88−
1.97(2H,m),2.00−2.18(1H,m),2.31−2.37(2H,
m),2.46−2.61(2H,m),3.45−3.53(1H,m),3.66(3
H,s),3.60−3.85(2H,m),3.89,3.97(1H,t,J=5.4H
z),4.06,4.14(1H,q,J=5.9Hz),4.63−4.68(1H,m),
5.18(1H,ddd,J=3.9,7.3,8.8Hz),6.79,6.80(1H,t,J
=7.8Hz),6.95(1H,d,J=7.8Hz),7.07,7.11(1H,d,J
=7.8Hz) MASS(EI法,m/e):401(M+) 参考例16 (3aSR,8bSR)−7−ブロモ−5−ヒドロキシ−3a,8b−
ジヒドロ−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン(16) 特開昭57−144277号公報記載の方法で製造した(3aS
R,8bSR)−5,7−ジブロモ−3a,8b−ジヒドロ−3H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン(42.7g)を無水THF(120m
l)に溶かし、アルゴン下で塩化シクロヘキシルマグネ
シウムのTHF溶液(1.52N,107ml)を加えて、40℃で1.5
時間攪拌した。この反応溶液にホウ酸トリメチル(19.9
ml)のTHF(50ml)溶液を−10℃で加え、そのままの温
度で1時間攪拌した後、酢酸(10.0ml)および35%過酸
化水素水(23.6ml)を水(25ml)で薄めた溶液を加え
た。反応混合物を室温に戻して18時間攪拌した後、亜硫
酸水素ナトリウム(41g)を水(200ml)に溶かした溶液
を0℃で攪拌しながらゆっくり加え、濾過した。濾液の
THFを減圧留去し、残渣を酢酸エチル(600ml,200ml)で
抽出した。有機層を飽和食塩水(200ml)で洗い、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮後、残渣をカラムク
ロマトグラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘ
キサン 1/10)で精製すると、表題化合物(28.9g,84
%)が得られた。
mp:110−111℃(酢酸エチル/n−ヘキサンから再結
晶) IR(KBr法):3430,2900,1600,1460,1420,1360,1300,1
280,1260,1220,1160,1150,1050,970,940,890,840,810,7
60,740,720,700,600cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.6−3.1(2H,m),4.38(1H,
br.d,J=8Hz),5.02(1H,br.s),5.4−5.9(3H,m),6.8
−7.0(2H,m) MASS(EI法,m/e):252(M+) 参考例17 (3aSR,8bSR)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒドロ−3H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メ
チルエステル(17) 水素化ナトリウム(60%ミネラルオイルディスパージ
ョン,3.95g,)を無水THF(50ml)に懸濁させて、この中
に(3aSR,8bSR)−7−ブロモ−5−ヒドロキシ−3a,8b
−ジヒドロ−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン(1
6)(25.0g)の無水THF(100ml)溶液を0℃でゆっくり
加え、0℃で15分間攪拌した。この反応溶液にブロモ酢
酸メチル(18.7ml)を加え、室温で18時間攪拌した。得
られた反応混合物に塩化アンモニウム(18g)を水(200
ml)に溶かした溶液を0℃で加え、酢酸エチル(400m
l)で抽出し、有機層を水(200ml),飽和食塩水(200m
l)で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し
た。得られた残渣を酢酸エチル/n−ヘキサンで再結晶す
ると、白色結晶の表題化合物(27.6g,86%)が得られ
た。母液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン 1/5)で
精製すると、表題化合物(3.9g,12%)が得られた(全
収率98%)。
mp:96−96.5℃(酢酸エチル/n−ヘキサンから再結
晶) IR(KBr法):2920,1730,1620,1580,1490,1430,1330,1
290,1240,1200,1180,1110,1100,1010,1000,980,940,90
0,840,830,790,740,710cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.7−3.0(2H,m),3.79(3H,
s),4.47(1H,br.d,J=8Hz),4.68(2H,s),5.4−5.9
(3H,m),6.81(1H,d,J=1.8Hz),6.9−7.05(1H,m) MASS(EI法,m/e):324(M+) 参考例18 (1SR,2RS,3aSR,8bRS)−7−ブロモ−1,2−エポキシ−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(18) 参考例1と同様にして(3aSR,8bSR)−7−ブロモ−3
a,8b−ジヒドロ−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(17)(18.4g)
から表題化合物(13.8g,72%)を得た。
mp:160.5−161℃(酢酸エチルから再結晶) IR(KBr法):2950,1770,1730,1610,1580,1480,1420,1
390,1290,1280,1200,1110,1020,1000,960,920,900,860,
840,820,790,760,730,640,590,500,420cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.28(1H,ddd,J=1.7,7.6,1
6.1Hz),2.59(1H,d,J=16.1Hz),3.66(1H,br.s),3.7
1(1H,br.s),3.75−3.85(1H,m),3.79(3H,s),4.64
(1H,d,J=16.2Hz),4.69(1H,d,J=16.2Hz),5.40(1
H,t,J=7.6Hz),6.87(1H,d,J=1.8Hz),7.05−7.1(1
H,m) MASS(EI法,m/e):340(M+) 参考例19 (1SR,2RS,3aSR,8bRS)−1,2−エポキシ−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−イルオキシ酢酸メチルエステル(19) (1SR,2RS,3aSR,8bRS)−7−ブロモ−1,2−エポキシ
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(1
8)(31.4g)をエタノール(1.5l)に溶かし、10%パラ
ジウム活性炭(3.17g),酢酸ナトリウム(11.3g)を加
え、水素雰囲気下、5時間攪拌した。反応混合物をセラ
イトを用いて濾過した後、エタノールを減圧除去した。
残渣を酢酸エチル(11)に溶かし、1規定塩酸(200m
l),飽和食塩水(150ml)で洗い、硫酸ナトリウムで乾
燥した後、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル:シクロヘキサン/酢酸エチル1/1〜1/2)
にて精製すると表題化合物(20.04g)が83%の収率で得
られた。
mp:111〜112℃(シクロヘキサン/クロロホルムから
再結晶) IR(KBr法):2940,1760,1620,1597,1491,1466,1431,1
381,1338,1307,1286,1270,1228,1191,1118,1033,994,97
1,897,849,772,741,719,704cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):6.73−7.00(3H,m),5.37(1
H,brt,J=7.7Hz),4.68(2H,s),3.76(3H,s),3.66−
3.83(3H,m),2.59(1H,brd,J=15.9Hz),2.24(1H,dd,
J=7.0,16.0Hz) MASS(EI法,m/e):262(M+) 参考例20 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−7−ブロモ−2
−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチル
エステル(20)および(1RS,2SR,3aSR,8bRS)−2−ア
ジド−7−ブロモ−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸メチルエステル(20') アジ化ナトリウム(2.50g)を水(25ml)、メタノー
ル(80ml)に溶かした溶液に(1SR,2RS,3aSR,8bRS)−
7−ブロモ−1,2−エポキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキ
シ酢酸メチルエステル(18)(4.35g)を加え、24時間
還流した。反応混合物を0℃に冷却し、1規定塩酸(40
ml)を加え、さらに飽和食塩水(50ml)を加えて、塩化
メチレン(300ml,100ml×2)で抽出した。有機層を合
わせて0℃に冷却し、ジアゾメタンのエーテル溶液を加
えて生成したカルボン酸をエステル化した。この溶液を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20ml)と飽和食塩水
(80ml)の混合液で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン 1/5〜1
/2.5)で分離精製すると低極性の留分として(1SR,2SR,
3aSR,8bRS)−2−アジド−7−ブロモ−1−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(20')(3.28g,収率67%)および高極性の留分とし
て(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−7−ブロモ−
2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチ
ルエステル(20)(1,56g,収率32%)が得られた。
1−アジド体(20) mp:107−107.5℃(酢酸エチル/n−ヘキサンから再結
晶) IR(KBr法):3450,2880,2100,1750,1610,1590,1480,1
430,1400,1290,1250,1230,1200,1110,1080,1020,970,94
0,920,880,860,850,830,820,760,730,650,600,570cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.85−2.0(1H,m),2.23(1
H,dt,J=3.2,15.0Hz),2.47(1H,ddd,J=5.5,6.5,15.0H
z),3.72(1H,dd,J=3.5,8.7Hz),3.79(3H,s),3.91
(1H,t,J=3.5Hz),4.15−4.25(1H,m),4.68(1H,d,J
=16.1Hz),4.71(1H,d,J=16.1Hz),5.35(1H,ddd,J=
3.2,6.5,8.7Hz),6.88(1H,d,J=1.8Hz),7.05−7.1(1
H,m) MASS(EI法,m/e):383(M+) 2−アジド体(20') IR(液膜法):3480,2950,2100,1750,1610,1590,1480,
1430,1190,1120,1000,940,880,860,750cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.85−2.0(2H,m),2.46(1
H,dd,J=6.4,14.3Hz),3.68(1H,ddd,J=6.4,8.4,11.0H
z),3.81(3H,s),3.97(1H,t,J=8.3Hz),4.1−4.25
(1H,m),4.70(2H,s),5.75−5.85(1H,m),6.89(1H,
d,J=1.8Hz),7.05−7.1(1H,m) MASS(EI法,m/e):383(M+) 参考例21 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−ヒドロキシ
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(2
1)および(1SR,1SR,3aSR,8bRS)−2−アジド−1−ヒ
ドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエス
テル(21') 参考例20と同様にして(1SR,2RS,3aSR,8bRS)−1,2−
エポキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエス
テル(19)(10.0g)から(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
アジド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ
酢酸メチルエステル(21)(4.44g)および(1SR,2SR,3
aSR,8bRS)−2−アジド−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(21')(6.33g)
を得た。
1−アジド体(21) IR(液膜法):3472,2956,2105,1760,1622,1597,1491,
1464,1439,1379,1296,1224,1195,1116,1035,951,762,72
9cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):6.94(1H,dd,J=1.0,7.3H
z),6.84(1H,t,J=7.3Hz),6.75(1H,brd,J=7.8Hz),
5.33(1H,ddd,J=3.0,6.9,8.8Hz),4.73,4.69(each1H,
ABq,J=16.1Hz),4.17(1H,m),3.90(1H,brt,J=3.9H
z),3.78(3H,s),3.74(1H,dd,J=3.9,8.3Hz),2.47
(1H,ddd,J=5.9,6.8,14.6Hz),2.23(1H,m),2.01(1
H,brd,J=5.4Hz) MASS(EI法):305(M+) 2−アジド体(21') mp:85〜86℃(シクロヘキサン/酢酸エチルから再結
晶) IR(KBr法):3366,2092,1775,1620,1491,1466,1454,1
439,1315,1290,1249,1236,1203,1185,1166,1125,1104,1
060,1009,963,777,741cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):6.94(1H,d,J=7.3Hz),6.8
2(1H,t,J=7.3Hz),6.76(1H,dd,J=1.0,7.3Hz),5.28
(1H,m),4.72(2H,s),4.17(1H,q,J=8.3Hz),4.00
(1H,t,J=8.3Hz),3.80(3H,s),3.66(1H,ddd,J=6.
4,8.3,10.7Hz)2.46(1H,dd,J=6.3,14.6Hz)1.87−1.9
6(2H,m) MASS(EI法):305(M+) 参考例22 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−7−ブロモ−2
−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル
オキシ酢酸メチルエステル(22) 参考例3と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
アジト−7−ブロモ−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸メチルエステル(20)(1.41g)から
表題化合物(1.67g)を得た。
IR(液膜法):2950,2100,1760,1620,1580,1480,1430,
1350,1190,1120,1070,1030,960,900,860,750cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.15−1.65(6H,m),2.1−2.
3(1H,m),2.4−2.6(1H,m),3.45−3.55(1H,m),3.6
−3.75(5H,m),3.9−4.2(2H,m),4.6−4.7(3H,m),
5.25−5.35(1H,m),6.85−6.9(1H,m),7.0−7.1(1H,
m) MASS(EI法,m/e):467(M+) 参考例23 (1SR,2SR,3aSR,8bSR)−2−アジド−7−ブロモ−1
−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル
オキシ酢酸メチルエステル(23) 参考例3と同様にして(1SR,2SR,3aSR,8bRS)−2−
アジド−7−ブロモ−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸メチルエステル(20')(2.79g)から
表題化合物(3.08g)を得た。
IR(液膜法):2950,2100,1760,1620,1480,1440,1360,
1260,1200,1120,1100,1080,1040,960,900,860,820,760c
m-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.4−2.1(7H,m),2.2−2.6
(1H,m),3.4−4.4(5H,m),3.80(3H,s),4.6−5.0(3
H,m),5.1−5.4(1H,m),6.8−6.9(1H,m),7.2−7.3
(1H,m) MASS(EI法,m/e):467(M+) 参考例24 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒド
ロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メ
チルエステル(24) 参考例3と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
アジド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ
酢酸メチルエステル(21)(4.44g)から表題化合物
(4.87g)を得た。
IR(液膜法):2950,2876,2106,1767,1620,1597,1487,
1464,1441,1354,1261,1197,1120,1079,1038,1006,967,9
13,870,789,764,729cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):6.73−6.98(3H,m),5.16−
5.38(1H,m),4.66(2H,s),3.78(3H,s),3.37−4.23
(6H,m),2.03−2.71(2H,m),1.23−1.62(6H,m) MASS(EI法,m/e):389(M+) 参考例25 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸メチルエステル(25) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−7−ブロモ−
2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(22)(908mg)をメタノ
ール(20ml)に溶かし、酢酸ナトリウム(318mg)と10
%パラジウム活性炭(100mg)を加え、水素雰囲気下、
室温で18時間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン
(1ml)を加え、濾過後、濃縮した。残渣に水(50ml)
を加え、塩化メチレン(100ml,50ml×3)で抽出した。
有機層を合わせて、飽和食塩水(50ml)で洗い、硫酸マ
グネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣を塩化メチレン
(8ml)に溶かし、トリエチルアミン(0.81ml)および
ベンゼンスルホニルクロリド(0.50ml)を加えて、室温
で3時間攪拌した。反応液に1規定塩酸(8ml)、水(1
5ml)を加え、分液した。水層を塩化メチレン(50ml×
2)で再抽出し、有機層を合わせて飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液(25ml)、水(25ml)、飽和食塩水(25ml)
で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得
られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:
塩化メチレン/アセトニトリル 5/1)で分離精製する
と表題化合物(725mg)が74%の収率で得られた。
IR(液膜法):3276,3026,2952,1756,1622,1599,1491,
1466,1441,1381,1325,1220,1195,1164,1118,1094,1073,
1035,1007,971,893,868,851,756,690,667,584cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.0−1.8(6H,m),1.9−2.6
(2H,m),3.2−4.1(5H,m),3.77(3H,s),4.2−4.5(1
H,m),4.66(2H,s),5.1−5.4(1H,m),6.6−7.1(3H,
m),7.4−8.1(5H,m) MASS(EI法,m/e):503(M+) 参考例26 2−((3aSR,8bSR)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒドロ−
3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキ
シ)−プロピオン酸エチルエステル(26) (3aSR,8bSR)−7−ブロモ−5−ヒドロキシ−3a,8b
−ジヒドロ−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン(1
6)(5.2g)をメタノール(50ml)に溶かしたところ
へ、水酸化カリウム(1.37g)のメタノール溶液(30m
l)を加え1時間攪拌した。メタノールを留去し、エタ
ノールで共沸した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド
(DMF:80ml)に溶かしたところへ、2−ブロモ−プロピ
オン酸エチル(5.42ml)のDMF(10ml)溶液を滴下し、
2時間攪拌した。反応液のDMFを減圧で留去した後に残
渣を酢酸エチル(200ml×2)で抽出した。有機層を合
わせて水(50ml×2)、飽和食塩水(50ml)で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/シク
ロヘキサン 1/10)で精製すると表題化合物(17.2g,98
%)が得られた。
IR(液膜法):2988,2942,1752,1605,1466,1377,1338,
1290,1236,1193,1133,1104,1075,1046,1002,911,859,83
2,733,710cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.25(3H,t,J=7.0Hz),1.59
(3H,d,J=6.8Hz),2.80−3.00(2H,m),4.21(2H,q,J
=7.0Hz),4.10−4.50(1H,m),4.83(1H,q,J=6.8H
z),5.40−5.70(1H,m),5.60−5.90(2H,m),6.80−6.
90(1H,m),6.95−7.00(1H,m) MASS(EI法,m/e):352(M+) 参考例27 2−((3aSR,8bSR)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒドロ−
3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキ
シ)−2−メチルプロピオン酸エチルエステル(27) 0℃に冷却したジイソプロピルアミン(4.29ml)の無
水THF(30ml)溶液に1.62規定のn−ブチルリチウム溶
液(18.8ml)を加え30分攪拌した。次に反応液を−78℃
に冷却して、2−((3aSR,8bSR)−7−ブロモ−3a,8b
−ジヒドロ−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ)−プロピオン酸エチルエステル(26)
(7.15g)の無水THF溶液(20ml)溶液を加えて30分攪拌
した。そこへヘキサメチルホスホリックトリアミド(HM
PA:5.3ml)を加え、続いてヨウ化メチル(3.8ml)の無
水THF溶液(10ml)を滴下し、2時間攪拌した。反応液
を塩化アンモニウム水溶液で中和した後に酢酸エチル
(200ml×2)で抽出した。有機層をまとめて、水(50m
l)、食塩水(50ml)で洗浄した後に、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥して、濃縮した。残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン
1/20)で分離精製すると表題化合物(4.6g,57.1%)が
得られた。
IR(液膜法):3064,2988,2942,1738,1603,1466,1419,
1383,1367,1338,1292,1238,1191,1139,1071,1025,1002,
988,948,911,861,833,762,712cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.32(3H,t,J=7.0Hz),1.56
(3H,s),2.80−2.85(2H,m),4.24(2H,q,J=7.0Hz),
4.20−4.45(1H,m),5.40−5.60(1H,m),5.60−5.85
(2H,m),6.80−6.83(1H,m),6.85−7.03(1H,m) MASS(EI法,m/e):368(M+) 参考例28 2−((1SR,2RS,3aSR,8bRS)−7−ブロモ−1,2−エポ
キシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ)−2−メチルプ
ロピオン酸メチルエステル(28) 参考例1と同様にして2−((3aSR,8bSR)−7−ブ
ロモ−3a,8b−ジヒドロ−3H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラニルオキシ)−2−メチルプロピオン酸エチル
(27)(3.74g)から表題化合物(2.78g,74.0%)を得
た。
IR(液膜法):3462,2994,2952,2846,1742,1605,1593,
1468,1423,1386,1367,1336,1299,1234,1195,1141,1102,
1075,1038,1017,975,940,911,868,845,830,804,758,656
cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.55(3H,s),1.56(3H,s),
2.10−2.20(1H,m),2.40−2.70(1H,m),3.60−3.90
(3H,m),3.77(3H,s),5.20−5.50(1H,m),6.90−7.0
0(1H,m),7.02−7.10(1H,m) MASS(EI法,m/e):368(M+) 参考例29 2−((1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−ヒド
ロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ)−2−メチルプ
ロピオン酸メチルエステル(29) 参考例2と同様にして2−((1SR,2RS,3aSR,8bRS)
−7−ブロモ−1,2−エポキシ−2,3,3a,8b−テトラヒド
ロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオ
キシ)−2−メチルプロピオン酸メチルエステル(28)
(2.74g)から2−((1SR,2SR,3aSR,8bRS)−2−アジ
ド−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ)−
2−メチルプロピオン酸メチルエステルおよび表題化合
物(820mg,33%)を得た。
IR(液膜法):3480,2992,2952,2504,2230,2108,1740,
1609,1481,1462,1383,1367,1270,1197,1174,1141,1091,
1044,1013,957,932,870,847,814,764,737cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.52(3H,s),1.58(3H,
s),1.97(1H,bs),2.20(1H,dt,J=3.7,14.7Hz),2.45
(1H,ddd,J=5.4,6.3,14.7Hz),3.73(1H,dd,J=3.7,8.
8Hz),3.78(3H,s),3.74(1H,dd,J=3.0,8.5Hz),3.91
(1H,t,J=3.7Hz),4.15−4.25(1H,m),5.27−5.30(1
H,m),6.73−6.80(1H,m),6.96−7.00(1H,m) MASS(EI法,m/e):333(M+) 参考例30 2−((1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テト
ラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキ
シ)−2−メチルプロピオン酸メチルエステル(30) 参考例3と同様にして2−((1RS,2RS,3aSR,8bRS)
−1−アジド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル
オキシ)−2−メチルプロピオン酸メチル(29)(817m
g)から表題化合物(850mg,83%)を得た。
IR(液膜法):3338,2948,2874,2106,1740,1609,1597,
1481,1460,1383,1367,1265,1197,1174,1137,1081,1038,
1021,1006,965,913,870,847,814,764,737cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.56,1.58(3H,s),1.57,1.
59(3H,s),2.04,2.15(1H,ddd,J=4.4,6.8,14.3Hz),
2.48−2.62(1H,m),3.47−3.52(1H,m),3.61−3.84
(2H,m),3.76,3.77(3H,s),3.89,3.97(1H,t,J=5.4H
z),4.03−4.15(1H,m),4.63−4.68(1H,m)5.20(1H,
ddd,J=4.4,7.3,9.3Hz),6.67−6.76(1H,m),6.90−6.
96(1H,m) MASS(EI法,m/e):417(M+) 参考例31 (1RS,2SR,3aSR,8bRS)−1,2−(N−ベンゼンスルホニ
ルイミノ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエ
ステル(31) (1SR,2SR,3aSR,8bRS)−2−アジド−1−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(21')(10.0g)をメタノール(100ml)、テトラヒ
ドロフラン(150ml)に溶かし10%パラジウム活性炭(6
70mg)を加え、水素雰囲気下、室温で6時間攪拌した。
反応混合物を濾過後、濃縮した。残渣をピリジン(150m
l)に溶かし、ベンゼンスルホニルクロリド(16.8ml)
を加えて、80℃で4時間攪拌した。ピリジンを減圧下で
留去し、残渣に酢酸エチル(300ml)を加え、1規定塩
酸(100ml)で洗った。有機層を飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液(100ml)、水(100ml)、飽和食塩水(100m
l)で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し
た。残渣をメタノール(150ml)、テトラヒドロフラン
(150ml)に溶かし、無水炭酸カリウム(5.89g)を加
え、室温で3時間攪拌した。反応混合物に酢酸(5.3m
l)を加え、さらに水(150ml)を加え、酢酸エチル(20
0ml×2)で抽出した。有機層を水(150ml)、飽和食塩
水(150ml)で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮
した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン)で精製すると表
題化合物(10.11g)が77%の収率で得られた。
mp:103−104℃(酢酸エチル/n−ヘキサンから再結
晶) IR(液膜法):3260,2954,1771,1620,1595,1493,1448,
1392,1352,1323,1309,1294,1220,1201,1170,1154,1114,
1098,1087,1050,1023,998,949,903,878,864,847,758,72
1,690,611,580,563cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.14(1H,dt,J=4.9,15.3H
z),2.61(1H,dd,J=7.7,15.3Hz),3.43(1H,t,J=4.9H
z),3.70(1H,d,J=4.9Hz),3.77(3H,s),4.16(1H,d,
J=7.7Hz),4.69(2H,s),5.07(1H,dt,J=4.9,7.7H
z),6.7−7.0(3H,m),7.5−7.8(3H,m),7.9−8.1(2
H,m) MASS(EI法,m/e):401(M+) 参考例32 (1RS,2SR,3aSR,8bRS)−7−ブロモ−1,2−エポキシ−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(32) (3aSR,8bSR)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒドロ−3H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(17)(11.0g)を塩化メチレン(150m
l)に溶かし、m−クロロ過安息香酸(14.6g)を加え、
室温で22時間攪拌した。反応混合物にチオ硫酸ナトリウ
ムを水(100ml)に溶かした溶液を0℃でゆっくり加え
た。得られた混合物を塩化メチレンで抽出(150ml×
2)し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(150m
l)、水(150ml)、飽和食塩水(150ml)で洗い、硫酸
マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得られた残渣をカラ
ムクロマトグラフィーで精製すると表題化合物(9.26
g)が得られた。
mp:111−112℃(酢酸エチル/n−ヘキサンから再結
晶) IR(KBr法):2960,1736,1620,1584,1491,1423,1325,1
290,1265,1199,1122,1102,1033,1013,1002,973,938,86
8,835,816,785,648cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.9−1.2(1H,m),2.70(1H,
d,J=7.6,15.8Hz),3.5−3.7(2H,m),3.79(3H,s),4.
15(1H,br.d,J=8Hz),4.63(2H,s),5.10(1H,d,J=3.
5,7.6Hz),6.8−6.9(1H,m),7.0−7.1(1H,m) MASS(EI法,m/e):340(M+) 参考例33 (1RS,2SR,3aSR,8bRS)−1,2−エポキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(33) 参考例19と同様にして(1RS,2SR,3aSR,8bRS)−7−
ブロモ−1,2−エポキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢
酸メチルエステル(32)(421mg)から表題化合物(288
mg)を得た。
mp:76−77℃(酢酸エチル/n−ヘキサンから再結晶) IR(KBr法):2996,1748,1620,1591,1491,1468,1437,1
386,1286,1226,1191,1123,1104,1042,977,955,940,835,
806,791,764,725,708cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.9−2.2(1H,m),2.70(1H,
dd,J=7.3,15.5Hz),3.56(1H,t,J=2.4Hz),3.70(1H,
d,J=2.4Hz),3.78(3H,s),4.17(1H,d,J=7.9Hz),4.
71(2H,s),4.9−5.2(1H,m),6.7−7.0(3H,m) MASS(EI法,m/e):262(M+) 参考例34 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−2−アジド−1−ヒドロキシ
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1−H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(34) 参考例20と同様にして(1RS,2SR,3aSR,8bRS)−1,2−
エポキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエス
テル(33)(2.00g)から表題化合物(2.30g)を得た。
IR(液膜法)3494,2958,2110,1742,1622,1597,1491,1
464,1439,1377,1193,1114,1040,961,847,766,727cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.19(1H,ddd,J=3.5,6.1,1
4.6Hz),2.22(1H,d,J=3.9Hz),2.60(1H,dt,J=6.7,1
4.6Hz),3.74(1H,dd,J=3.9,8.8Hz),3.78(3H,s),3.
8−3.9(1H,m),4.1−4.2(1H,m),4.71(1H,d,J=16.4
Hz),4.73(1H,d,J=16.4Hz),5.36(1H,ddd,J=3.5,6.
7,8.8Hz),6.75−6.85(2H,m),6.9−6.95(1H,m) MASS(EI法,m/e):305(M+) 参考例35 (1RS,2RS,3aSR,8bSR)−2−ベンゼンスルホンアミド
−1−ベンゼンスルホニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1−H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸メチルエステル(35) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−2−アジド−1−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1−H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(34)(185mg)をメタノール(6ml)に溶かし10%パ
ラジウム活性炭(20mg)を加え、水素雰囲気下、室温で
2時間攪拌した。反応混合物を濾過後、濃縮した。残渣
をピリジン(6ml)に溶かし、ベンゼンスルホニルクロ
リド(0.38ml)を加えて、80℃で3時間攪拌した。反応
混合物に0℃で0.1規定塩酸(25ml)を加え、酢酸エチ
ル(50ml×2)で抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液(25ml)、水(25ml)、飽和食塩水(25m
l)で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し
た。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ
ゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン 1/5−1/2)で精製
すると表題化合物(164mg)が収率48%で得られた。
IR(液膜法):3292,3030,2958,1756,1622,1597,1491,
1464,1450,1367,1340,1299,1224,1189,1096,951,855,75
4,688,cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.9−2.6(2H,m),3.75(3H,
s),3.7−4.0(2H,m),4.5−4.9(3H,m),5.1−5.5(2
H,m),6.4−6.8(3H,m),7.2−8.0(10H,m) MASS(EI法,m/e):559(M+) 参考例36 (1SR,2RS,3aSR,8bRS)−1,2−(N−ベンゼンスルホニ
ルイミノ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエ
ステル(36) (1RS,2RS,3aSR,8bSR)−2−ベンゼンスルホンアミ
ド−1−ベンゼンスルホニルオキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1−H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−イルオキシ酢酸メチルエステル(35)(1.25g)を
ジメチルスルホキシド(20ml)に溶かし、ジアザビシク
ロウンデセン(DBU,0.67ml)を加え、室温で2時間攪拌
した。反応混合物に0.2規定塩酸(25ml)を加え、酢酸
エチル(50ml×2)で抽出した。有機層を水(25ml)、
飽和食塩水(25ml)で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥
後、濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン)で精製
すると表題化合物(764mg)が85%の収率で得られた。
mp:133−134℃(酢酸エチル/n−ヘキサンから再結
晶) IR(KBr法):2958,1773,1622,1597,1493,1435,1319,1
294,1197,1156,1120,1091,1013,1000,967,870,799,733,
688,600,555cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.41(1H,ddd,J=3.2,7.3,1
6.1Hz),2.69(1H,d,J=16.1Hz),3.35−3.45(1H,m),
3.75−3.85(2H,m),3.80(3H,s),4.69(2H,s),5.33
(1H,t,J=7.3Hz),6.37(1H,d,J=7.3Hz),6.43(1H,
d,J=7.3Hz),6.65−6.7(1H,m),7.2−7.3(2H,m),7.
4−7.5(3H,m) MASS(EI法,m/e):401(M+) 参考例37 (1SR,2RS,3aSR,8bSR)−2−アセトキシ−1−アジド
メチル−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(37) 特開昭62−265279号公報記載の方法で製造した(1SR,
2RS,3aSR,8bSR)−2−アセトキシ−1−ヒドロキシメ
チル−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(567mg)を塩化メチレン(5ml)に溶かし−78℃に冷
却した。この溶液に、トリエチルアミン(0.4ml),メ
タンスルホニルクロリド(0.16ml)を加えアルゴン雰囲
気下、−78℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を水(50m
l)に注ぎ、酢酸エチル(30mlx2)で抽出した。有機層
を合わせて、飽和食塩水(20ml)で洗い、硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、濃縮した。残渣を水−メタノール(4:1,5m
l)の混合液に溶かし、アジ化ナトリウム(270mg)を加
えアルゴン雰囲気下5.5時間還流した。反応溶液を室温
まで冷却後、水(50ml)に注ぎ、酢酸エチル(30mlx2)
で抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水(20ml)で
洗い、硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。得られた残
渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:シクロヘ
キサン/酢酸エチル 2/1)で精製すると、表題化合物
(534mg)が88%の収率で得られた。
IR(液膜法):2958,2106,1734,1620,1597,1491,1464,
1371,1243,1193,1098,1058,847,764,729cm-1 NMR(90MHZ,CDCl3,δ):6.68−6.93(3H,m),5.09−
5.42(1H,m),4.98(1H,q,J=5.5Hz),4.72(2H,s),3.
78(3H,s),3.42−3.75(3H,m),2.24−2.76(3H,m),
1.82(3H,s) MASS(EI法,m/e):361(M+) 実施例1 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチル
エステル(38) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチ
ルエステル(3)(1.08g)をメタノール(15ml)、無
水THF(15ml)に溶かし、10%パラジウム活性炭(100m
g)を加え、水素雰囲気下、室温で、3時間攪拌した。
反応液を濾過、濃縮し、残渣を塩化メチレン(20ml)に
溶かし、トリエチルアミン(1.69mml)およびベンゼン
スルホニルクロリド(0.77ml)を加えて、室温で3時間
攪拌した。反応液に1規定塩酸(13ml)、水(15ml)を
加え、分液した。水層を塩化メチレン(50ml)で再抽出
し、有機層をあわせて、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
(30ml)、水(30ml)、飽和食塩水(30ml)で洗い、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をメタノ
ール(100ml)に溶かし、触媒量のp−トルエンスルホ
ン酸を加え、室温で15時間攪拌した。反応液に水(40m
l)を加え、炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、メタ
ノールを濃縮した。残渣を塩化メチレン(60ml)で2回
抽出し、有機層を水(40ml)、飽和食塩水(40ml)で洗
い、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。得られた
残渣を、メルク社ローバーカラム(酢酸エチル/シクロ
ヘキサン 2/1)で精製すると表題化合物(1.03mg)が
収率88%で得られた。
mp:139.0〜134.0℃ IR(KBr法):3434,3166,2956,1665,1603,1437,1296,1
214,1145,1035,919,890,861,754,716,687,549cm-1 NMR(500MHz,CDCl3,δ):2.13(1H,ddd,J=4.3,7.3,1
4.6Hz),2.54(1H,dt,J=7.3,14.6Hz),2.71(1H,d,J=
3.6HZ),3.46(1H,q,J=5.5Hz),3.62(1H,dd,J=5.5,
9.1Hz),3.85(3H,s),4.08−4.12(1H,m),5.30(1H,d
dd,J=4.3,7.3,9.1Hz),5.48−5.50(1H,m),6.70−6.7
3(1H,m),6.92−6.94(1H,m),7.52−7.56(2H,m),7.
60−7.64(1H,m),7.67−7.69(1H,m),7.79−7.93(2
H,m) MASS(EI法,m/e):389(M+) 元素分析(C19H19NO6Sとして) 計算値 C:58.60、H:4.92、N:3.60、S:8.23 実測値 C:58.49、H:5.05、N:3.74、S:8.33 実施例2 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸(39) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミ
ド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチ
ルエステル(38)(700mg,)をメタノール(40ml)に溶
かし、2規定水酸化ナトリウム(1ml)を加え、室温
で、15時間攪拌した。反応液を濃縮し、残渣に水(10m
l)を加え、1規定塩酸(1.1ml)で中和した。得られた
溶液を塩化メチレン(50ml)で2回抽出し、有機層を水
(40ml)、飽和食塩水(40ml)で洗い、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、濃縮した。得られた残渣を、酢酸エチル
で再結晶すると、白色結晶の表題化合物(623mg)が収
率93%で得られた。
mp:177.5〜178.5℃ IR(KBr法):3496,3188,1684,1615,1454,1311,1218,1
160,1069,936,882,853,754,721,688,594,542cm-1 NMR(400MHz,CDCl3−DMSO,δ):2.0.4−2.11(1H,
m),2.50−2.52(1H,m),3.37−3.40(1H,m),3.68−3.
70(2H,m),4.06−4.08(1H,m),5.32−5.36(1H,m),
6.70−6.73(1H,m),7.01−7.03(1H,m),7.50−7.53
(2H,m),7.56−7.59(1H,m),7.68−7.70(2H,m),7.9
1−7.93(1H,m),11.0−12.5(1H,BS) MASS(EI法,m/e):375(M+) 元素分析(C18H17NO6Sとして) 計算値 C:57.59、H:4.56、N:3.73、S:8.54 実測値 C:57.50、H:4.69、N:3.87、S:8.60 実施例3 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酢酸メチルエステ
ル(40) 実施例1と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
アジド−2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−酢酸メチルエステル(9)(1.08g)から表題化
合物(1.01g)を収率86%で得た。
mp:183.5〜184.5℃ IR(KBr法):3516,3252,2976,2956,1721,1599,1481,1
456,1437,1408,1390,1365,1313,1290,1274,1220,1199,1
178,1151,1127,1096,1073,1044,1011,965,926,876,861,
830,793,756,719,690,623,584,559,518,422cm-1 NMR(500MHz,CDCl3,δ):2.05(1H,ddd,J=4.3,6.1,1
4.7Hz),2.46(1H,dt,J=6.1,14.1Hz),2.85(1H,d,4.9
Hz),3.45(1H,q,J=5.3Hz),3.52(1H,d,J=16.5Hz),
3.57(1H,d,J=16.5Hz),3.57−3.59(1H,m),3.67(3
H,m),4.01−4.05(1H,m),5.12−5.16(1H,m),6.66−
6.67(2H,m),6.93−6.95(1H,m),7.53−7.56(2H,
m),7.60−7.63(1H,m),7.91−7.93(2H,m) MASS(EI法,m/e):403(M+) 元素分析(C20H21NO6Sとして) 計算値 C:59.54、H:5.25、N:3.47、S:7.95 実測値 C:59.57、H:5.35、N:3.64、S:7.96 実施例4 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酢酸(41) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
ベンゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−酢酸メチルエステル(40)(620mg)から表題化
合物(540mg)を得た。
mp:165.0〜166.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3274,1715,1597,1450,1398,1309,1276,1
222,1166,1083,1040,961,915,859,789,758,719,687,569
cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.95−2.01(1H,m),2.45
(1H,dt,J=5.8,14.6Hz),2.0−3.0(1H,bs),3.39(1
H,q,J=5.4Hz),3.47(1H,d,J=16.6Hz),3.52(1H,d,J
=16.6Hz),3.69(1H,dd,J=4.4,8.8Hz),4.03(1H,q,J
=5.8Hz),3.0−4.0(1H,m)5.16(1H,ddd,4.4,6.8,8.8
Hz),6.64(1H,t,J=7.3Hz),6.73(1H,d,J=7.3Hz),
6.94(1H,d,7.3Hz),7.49−7.53(3H,m),7.91−7.93
(2H,m) MASS(EI法,m/e):389(M+) 元素分析(C19H19NO6Sとして) 計算値 C:58.60、H:4.92、N:3.60、S:8.23 実測値 C:58.59、H:5.07、N:3.72、S:8.35 実施例5 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸メチ
ルエステル(42) 実施例1と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
アジド−2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−プロピオン酸メチルエステル(13)(0.99g)か
ら表題化合物(885mg)を収率83%で得た。
mp:157.5〜158.5℃ IR(KBr法):3520,3268,2942,2904,1729,1597,1450,1
307,1278,1201,1154,1091,1062,1023,938,888,849,804,
760,737,721,694,623,584,559cm-1 NMR(500MHz,CDCl3,δ):2.00−2.06(1H,m),2.50−
2.63(3H,m),2.74(1H,d,J=3.0Hz),2.77−2.87(2H.
m),3.44(1H,q,J=5.5Hz),3.57(1H,dd,J=5.5,9.1H
z),3.62(3H,s),4.08−4.11(1H,m),5.09(1H,d,J=
6.7Hz),5.13−5.18(1H,ddd,4.9,7.3,8.5Hz),6.55(1
H,d,J=7.3Hz),6.60(1H,t,J=7.3Hz),6.90(1H,d,J
=7.3Hz),7.52−7.56(1H,m),7.60−7.64(1H,m),7.
91−7.94(1H,m) MASS(EI法,m/e):417(M+) 元素分析(C21H23NO6Sとして) 計算値 C:60.42、H:5.55、N:3.36、S:7.68 実測値 C:60.44、H:5.58、N:3.45、S:7.70 実施例6 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−プロピオン酸(4
3) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
ベンゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−プロピオン酸メチルエステル(42)(730mg)か
ら表題化合物(540mg)を得た。
mp:150.5〜151.5℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3442,3202,3062,2970,2934,1698,1597,1
462,1421,1344,1309,1249,1214,1199,1172,1149,1087,1
069,1040,1027,987,967,940,897,849,824,787,756,745,
719,687,619,584,553,470,414cm-1 NMR(500MHz,CDCl3,δ):1.95(1H,ddd,J=4.9,7.3,1
3.4Hz),1.8−2.5(1H,bs)2.41−2.61(3H,m),2.76−
2.87(2H,m),3.0−3.4(1H,bs),3.35(1H,q,J=5.5H
z)3.64(1H,dd,J=5.6,9.1Hz),4.03−4.07(1H,m),
5.12(1H,ddd,4.9,6.7,9.1Hz),6.58(1H,t,J=7.3H
z),6.64(1H,d,J=7.3Hz),6.90(1H,d,J=7.3Hz),7.
49−7.52(2H,m),7.55−7.58(1H,m),7.91−7.93(2
H,m) MASS(EI法,m/e):403(M+) 元素分析(C20H21NO6Sとして) 計算値 C:59.54、H:5.25、N:3.47、S:7.95 実測値 C:59.53、H:5.23、N:3.60、S:7.94 実施例7 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酪酸メチルエステ
ル(44) 実施例1と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
アジド−2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−酪酸メチルエステル(15)(685mg)から表題化
合物(570mg)を収率77%で得た。
mp:113.0〜114.0℃ IR(KBr法):3442,3200,1742,1595,1452,1344,1309,1
265,1193,1168,1100,1067,1035,940,903,843,824,785,7
58,745,719,690,619,580,561cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.80−1.97(2H,m),2.01−
2.07(1H,m),2.18−2.30(2H,m),2.49−2.82(3H,
m),2.84(1H,d,J=3.5Hz),3.45(1H,q,J=5.3Hz),3.
57(1H,dd,5.3,8.8Hz),3.63(3H,s),4.07−4.12(1H,
m),5.00(1H,d,J=6.9Hz),5.14(1H,ddd,J=4.4,7.3,
8.8Hz),6.53(1H,d,J=7.3Hz),6.60(1H,t,J=7.3H
z),6.88(1H,d,J=7.3Hz),7.52−7.57(1H,m),7.60
−7.65(1H,m),7.91−7.94(1H,m) MASS(EI法,m/e):431(M+) 元素分析(C22H25NO6Sとして) 計算値 C:61.24、H:5.84、N:3.25、S:7.43 実測値 C:61.12、H:5.92、N:3.41、S:7.56 実施例8 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−酪酸(45) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
ベンゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−酪酸メチルエステル(44)(430mg)から表題化
合物(360mg)を得た。
mp:145.0〜146.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3333,2938,2640,1715,1593,1452,1398,1
334,1261,1191,1149,1125,1085,1044,1025,922,866,79
9,758,717,688,594,576,553,478,449cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.76−2.02(4H,m),2.15−
2.28(2H,m),2.40−2.59(1H,m),3.37(1H,q,J=5.4H
z),3.65(1H,dd,J=4.8,9.2Hz),4.04−4.09(1H,m),
5.12(1H,ddd,J=4.9,6.8,8.8Hz),6.57−6.64(2H,
m),6.85−6.87(1H,m),7.45−7.59(4H,m),7.91−7.
94(2H,m) MASS(EI法,m/e):417(M+) 実施例9 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メ
チルエステル(46) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−7−ブロモ−
2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(22)(1.64g)をメタノ
ール(25ml)に溶かし、酢酸ナトリウム(561mg)と10
%パラジウム活性炭(250mg)を加え、水素雰囲気下、
室温で15時間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン
(1.4ml)を加え、濾過後、濃縮した。残渣に水(50m
l)を加え、塩化メチレン(100ml×3)で抽出した。有
機層を合わせて、飽和食塩水(50ml)で洗い、硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をピリジン(15ml)
に溶かし、ベンゼンスルホニルクロリド(1.31ml)を加
えて、室温で1時間攪拌した。反応液に塩化メチレン
(120ml)を加え、さらに0℃で3規定塩酸(70ml)を
加え、分液した。水層を塩化メチレン(70ml)で再抽出
し、有機層を合わせて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
(50ml)、水(30ml)、飽和食塩水(50ml)で洗い、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をメタノ
ール(80ml)に溶かし、触媒量のp−トルエンスルホン
酸を加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液(50ml)、水(80ml)を加え、
塩化メチレン(100ml,80ml×2)で抽出した。有機層を
合わせて水(80ml)、飽和食塩水(50ml)で洗い、硫酸
マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得られた残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル:塩化メチレン/ア
セトニトリル 20/1〜5/1)で精製すると表題化合物
(1.13g)が79%の収率で得られた。
mp:149−149.5℃(酢酸エチルから再結晶) IR(KBr法):3460,3220,3020,1750,1620,1600,1490,1
440,1390,1340,1310,1290,1220,1200,1160,1150,1110,1
060,1030,1010,930,890,750,740,720,680,580,560cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.10(1H,ddd,J=4.7,7.1,1
4.8Hz),2.53(1H,dt,J=6.7,14.8Hz),2.55−2.65(1
H,m),3.47(1H,q,J=5.9Hz),3.58(1H,dd,J=5.9Hz,
8.8Hz),3.76(3H,s),4.05−4.15(1H,m),4.66(1H,
d,J=16.2Hz),4.68(1H,d,J=16.2Hz),4.82(1H,d,J
=5.9Hz),5.21(1H,ddd,J=4.7,6.7,8.8Hz),6.35−6.
45(1H,m),6.62(1H,t,J=7.8Hz),6.65−6.75(1H,
m),7.5−7.7(3H,m),7.85−7.95(2H,m) MASS(EI法,m/e):419(M+) 元素分析(C20H21NO7Sとして) 計算値 C:57.27、H:5.05、N:3.34、S:7.64 実測値 C:57.23、H:5.05、N:3.44、S:7.73 実施例10 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
(47) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
ベンゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(1.83g)から表
題化合物(1.56g)を得た。
mp:195−196℃(酢酸エチルから再結晶) IR(KBr法):3490,3160,2900,1720,1620,1590,1480,1
460,1430,1330,1310,1290,1270,1200,1150,1120,1090,1
060,970,940,900,770,760,720,690,620,600,560cm-1 NMR(400MHz,CDCl3+DMSO−d6,δ):2.03(1H,ddd,J
=4.8,7.3,13.8Hz),2.48(1H,dt,J=6.8,13.8Hz),3.3
9(1H,q,J=4.9Hz),3.68(1H,dd,J=4.9,8.9Hz),4.0
−4.1(1H,m),4.59(1H,d,J=16.4Hz),4.61(1H,d,J
=16.4Hz),5.21(1H,ddd,J=4.8,6.8,8.9Hz),6.45−
6.55(1H,m),6.60(1H,t,J=7.6Hz),6.65−6.70(1H,
m),7.45−7.65(4H,m),7.9−7.95(2H,m) MASS(EI法,m/e):405(M+) 元素分析(C19H19NO7Sとして) 計算値 C:56.29、H:4.72、N:3.45、S:7.91 実測値 C:56.24、H:4.75、N:3.61、S:8.05 実施例11 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(p−トルエンスルホン
アミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキ
シ酢酸メチルエステル(48) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−7−ブロモ−
2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(22)(625mg)からベン
ゼンスルホニルクロリドのかわりにp−トルエンスルホ
ニルクロリド(771mg)を用いる以外は実施例9と同様
にして表題化合物(425mg)を得た。
mp:131.5−132.5℃(酢酸エチル/n−ヘキサンより再
結晶) IR(KBr法):3430,3188,1734,1597,1495,1470,1435,1
350,1307,1288,1267,1203,1193,1166,1149,1108,1087,1
064,1033,1006,940,895,864,818,760,725,663,559,547c
m-1 NMR(500MHz,CDCl3,δ):2.09(1H,ddd,J=4.8,7.0,1
4.7Hz),2.44(3H,s),2.52(1H,dt,J=7.0,14.7Hz),
2.73(1H,d,J=3.7Hz),3.42(1H,q,J=,5.8Hz),3.59
(1H,dd,J=5.8,9.1Hz),3.77(3H,s),4.05−4.1(1H,
m),4.67(1H,d,J=15.9Hz),4.68(1H,d,J=15.9Hz),
5.09(1H,d,J=5.8Hz),5.20(1H,ddd,J=4.8,7.0,9.1H
z),6.43(1H,d,J=7.3Hz),6.62(1H,t,J=7.3Hz),6.
67(1H,d,J=7.3Hz),7.32(2H,d,J=8.3Hz),7.79(2
H,d,J=8.3Hz) MASS(EI法,m/e):433(M+) 元素分析(C21H23NO7Sとして) 計算値 C:58.19、H:5.35、N:3.23、S:7.40 実測値 C:58.18、H:5.37、N:3.16、S:7.44 実施例12 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(p−トルエンスルホン
アミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキ
シ酢酸(49) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(p−トルエンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(48)
(235mg)から表題化合物(183mg)を得た。
mp:201−202℃(酢酸エチル/メタノール/n−ヘキサ
ンより再結晶) IR(KBr法):3500,3196,2924,1723,1624,1599,1491,1
462,1435,1334,1305,1274,1199,1160,1118,1098,1064,9
73,938,897,814,727,708,671,567,530cm-1 NMR(500MHz,DMSO−d6,δ):2.02(1H,ddd,J=4.9,7.
3,14.0Hz),2.4−2.5(1H,m),2.42(3H,s),3.3−3.4
(1H,m),3.68(1H,dd,J=4.9,9.2Hz),4.0−4.1(1H,
m),4.59(1H,d,J=16.5Hz),4.61(1H,d,J=16.5Hz),
5.15−5.25(1H,m),6.53(1H,d,J=7.6Hz),6.60(1H,
t,J=7.6Hz),6.65(1H,d,J=7.6Hz),7.30(2H,d,J=
8.3Hz),7.4−7.6(1H,m),7.79(2H,d,J=8.3Hz) MASS(EI法,m/e):419(M+) 元素分析(C20H21NO7Sとして) 計算値 C:57.27、H:5.05、N:3.34、S:7.64 実測値 C:57.51、H:5.12、N:3.22、S:7.65 実施例13 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(p−メトキシベンゼン
スルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸メチルエステル(50) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−7−ブロモ−
2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(22)(620mg)からベン
ゼンスルホニルクロリドのかわりにp−メトキシベゼン
スルホニルクロリド(818mg)を用いる以外は実施例9
と同様にして表題化合物(395mg)を得た。
mp:147−148℃(酢酸エチル/n−ヘキサンより再結
晶) IR(KBr法):3534,3274,1742,1597,1495,1468,1446,1
299,1265,1203,1154,1106,1067,1025,936,895,835,725,
669,563cm-1 NMR(500MHz,CDCl3,δ):2.08(1H,ddd,J=4.9,7.3,1
4.7Hz),2.54(1H,dt,J=7.1,14.7Hz),2.78(1H,d,J=
5.5Hz),3.35−3.45(1H,m),3.58(1H,dd,J=5.5,8.9H
z),3.77(3H,s),3.88(3H,s),4.05−4.15(1H,m),
4.67(1H,d,J=16.1Hz),4.69(1H,d,J=16.1Hz),5.05
(1H,br.d,J=6Hz),5.20(1H,ddd,J=4.9,7.1,8.9H
z),6.46(1H,d,J=7.3Hz),6.6−6.7(2H,m),6.98(2
H,d,J=9.2Hz),7.84(2H,d,J=9.2Hz) MASS(EI法,m/e):449(M+) 元素分析(C21H23NO8Sとして) 計算値 C:56.12、H:5.16、N:3.12、S:7.13 実測値 C:56.47、H:5.15、N:3.29、S:7.20 実施例14 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(p−メトキシベンゼン
スルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸(51) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(p−メトキシベンゼンスルホンアミノ)−2−ヒドロ
キシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(50)(276mg)から表題化合物(198mg)を得た。
mp:195−196℃(メタノール/酢酸エチル/n−ヘキサ
ンより再結晶) IR(KBr法):3480,3182,1725,1626,1599,1491,1460,1
435,1330,1299,1263,1197,1154,1118,1100,1067,1031,9
75,938,901,837,804,770,727,700,669,574cm-1 NMR(500MHz,DMSO−d6,δ):1.85−2.0(1H,m),2.2
−2.25(1H,m),3.55−3.6(1H,m),3.84(3H,s),3.9
−3.95(1H,m),4.56(1H,d,J=16.5Hz),4.57(1H,d,J
=16.5Hz),4.6−4.65(1H,m),5.15−5.25(1H,m),6.
4−6.45(1H,m),6.6−6.65(1H,m),7.15(2H,d,J=9.
2Hz),7.75−7.85(3H,m) MASS(EI法,m/e):435(M+) 元素分析(C20H21NO8Sとして) 計算値 C:55.17、H:4.86、N:3.22、S:7.36 実測値 C:55.21、H:4.88、N:3.24、S:7.35 実施例15 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(p−フルオロベンゼン
スルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸メチルエステル(52) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−7−ブロモ−
2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(22)(616mg)からベン
ゼンスルホニルクロリドのかわりにP−フルオロベンゼ
ンスルホニルクロリド(771mg)を用いる以外は実施例
9と同様にして表題化合物(363mg)を得た。
mp:118−119℃(酢酸エチル/n−ヘキサンより再結
晶) IR(KBr法):3530,3270,1738,1622,1595,1493,1468,1
444,1332,1296,1282,1265,1238,1201,1170,1158,1108,1
075,4013,938,901,839,762,727,669,547cm-1 NMR(500MHz,CDCl3,δ):2.10,(1H,ddd,J=4.9,7.3,
14.7Hz),2.54,(1H,dt,J=7.0,14.7Hz),2.7−2.75(1
H,br.s),3.43(1H,q,J=5.8Hz),3.57(1H,dd,J=5.8,
8.9Hz),3.77(3H,s),4.05−4.1(1H,m),4.67(1H,d,
J=16.5Hz),4.69(1H,d,J=16.5Hz),5.1−5.15(1H,
m),5.20(1H,ddd,J=4.9,7.0,8.9Hz),6.44(1H,d,J=
6.7Hz.),6.6−6.7(2H,m),7.15−7.25(2H,m),7.9−
7.95(2H,m) MASS(EI法,m/e):437(M+) 元素分析(C20H20FNO7Sとして) 計算値 C:54.92、H:4.61、N:3.20、S:7.33 実測値 C:55.11、H:4.64、N:3.11、S:7.41 実施例16 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(p−フルオロベンゼン
スルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸(53) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(p−フルオロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロ
キシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(52)(280mg)から表題化合物(200mg)を得た。
mp:222−223℃(メタノール/酢酸エチル/n−ヘキサ
ンより再結晶) IR(KBr法):3496,3186,1725,1595,1491,1462,1435,1
334,1294,1276,1238,1199,1166,1154,1120,1096,1065,9
75,938,899,843,727,673,567,542,530cm-1 NMR(500MHz,DMSO−d6,δ):2.0−2.1(1H,m),2.4−
2.5(1H,m),3.35−3.45(1H,m),3.68(1H,dd,J=4.9,
9.1Hz),4.0−4.1(1H,m),4.59(1H,d,J=16.5Hz),4.
60(1H,d,J=16.5Hz),5.21(1H,ddd,J=4.3,7.3,9.1H
z),6.55−6.7(3H,m),7.15−7.25(2H,m),7.78(1H,
d,J=6.7Hz),7.9−8.0(2H,m) MASS(EI法,m/e):423(M+) 元素分析(C19H18FN7OSとして) 計算値 C:53.90、H:4.28、N:3.31、S:7.57 実測値 C:53.96、H:4.25、N:3.08、S:7.66 実施例17 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(p−クロロベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(54) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−7−ブロモ−2
−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒ
ドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル
オキシ酢酸メチルエステル(22)(609mg)からベンゼ
ンスルホニルクロリドのかわりにp−クロロベンゼンス
ルホニルクロリド(823mg)を用いる以外は実施例9と
同様にして表題化合物(400mg)を得た。
mp:128−129℃(酢酸エチル/n−ヘキサンより再結
晶) IR(KBr法):3570,3524,3330,1760,1620,1597,1491,1
468,1437,1396,1379,1338,1282,1226,1193,1162,1110,1
029,1015,973,955,924,861,837,766,752,729,611,559,4
82cm-1 NMR(500MHz,CDCl3,δ):2.09(1H,ddd,J=4.9,7.3,1
4.7Hz),2.54(1H,dt,J=6.9,14.7Hz),2.7(1H,br.
s,),3.4−3.45(1H,m),3.55−3.6(1H,m),3.78(3H,
s),4.0−4.1(1H,m),4.68(1H,d,J=16.5Hz),4.69
(1H,d,J=16.5Hz),5.1−5.25(2H,m),6.41(1H,d,J
=7.3Hz),6.6−6.75(2H,m),7.49(2H,d,J=8.9Hz),
7.83(2H,d,J=8.9Hz) MASS(EI法,m/e):453(M+) 元素分析(C20H20ClNO7Sとして) 計算値 C:52.91、H:4.44、N:3.09、S:7.06 実測値 C:53.01、H:4.57、N:3.17、S:7.32 実施例18 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(p−クロロベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸(55) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(p−クロロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(54)(304mg)から表題化合物(221mg)を得た。
mp:219−220℃(メタノール/酢酸エチル/n−ヘキサ
ンより再結晶) IR(KBr法):3494,3184,1723,1620,1595,1491,1462,1
435,1336,1276,1199,1162,1118,1096,1065,973,938,89
9,822,758,638,557,542cm-1 NMR(500MHz,DMSO−d6,δ):1.8−1.9(1H,m),2.2−
2.3(1H,m),3.55−3.6(1H,m),3.85−3.9(1H,m),4.
58(2H,s),4.65−4.7(1H,m),5.15−5.2(1H,m),6.4
5−6.5(1H,m),6.6−6.65(2H,m),7.70(2H,d,J=8.5
Hz),7.87(2H,d,J=8.5Hz),8.12(1H,d,J=7.3Hz) MASS(EI法,m/e):439(M+) 元素分析(C19H18ClNO7Sとして) 計算値 C:51.88、H:4.12、N:3.18、S:7.29 実測値 C:51.82、H:4.18、N:3.23、S:7.45 実施例19 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(m−クロロベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(56) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(436mg)からベンゼンスルホニ
ルクロリドのかわりにm−クロロベンゼンスルホニルク
ロリド(473mg)を用いる以外は実施例1と同様にして
表題化合物(455mg)を得た。
mp:110.0〜110.5℃ IR(KBr法):3496,3152,2914,1740,1622,1597,1491,1
468,1435,1419,1325,1294,1232,1199,1160,1108,1067,1
027,1002,975,938,895,857,843,785,766,725,681,671,6
19,596,555,536,499,416cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.06−2.13(1H,m),2.49−
2.56(1H,m),2.66(1H,d,J=3.9Hz),3.43−3.49(1H,
m),3.55−3.59(1H,m),3.77(3H,s),4.04−4.10(1
H,m),4.68(2H,s),5.17−5.22(1H,m),5.24(1H,d,J
=7.3Hz),6.45−6.47(1H,m),6.63−6.68(2H,m),7.
44−7.48(1H,m),7.56−7.58(1H,m),7.77−7.79(1
H,m),7.89−7.90(1H,m) MASS(EI法,m/e):453(M+) 元素分析(C20H20ClNO7Sとして) 計算値 C:52.92、H:4.44、N:3.09、S:7.06、Cl:7.
81 実測値 C:52.66、H:4.46、N:3.13、S:7.29、Cl:7.
79 実施例20 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(m−クロロベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸(57) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(m−クロロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(56)(298mg)から表題化合物(230mg)を得た。
mp:219.0〜220.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3488,3178,2898,2598,1723,1657,1626,1
597,1578,1562,1543,1491,1464,1435,1359,1336,1296,1
276,1199,1162,1118,1067,1040,1009,975,938,901,843,
787,772,727,700,679,671,644,619,598,574,534,501,46
6,445,433,422cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.00−2.06(1H,m),2.38−
2.45(1H,m),3.43−3.47(1H,m),3.65−3.68(1H,
m),4.00−4.04(1H,m),2.8−4.0(2H,bs),4.59(2H,
s),5.19−5.23(1H,m),6.58−6.67(3H,m),7.45−7.
49(1H,m),7.53−7.55(1H,m),7.80−7.83(1H,m),
7.90−7.93(2H,m) MASS(EI法,m/e):439(M+) 実施例21 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(o−クロロベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(58) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(412mg)からベンゼンスルホニ
ルクロリドのかわりにとo−クロロベンゼンスルホニル
クロリド(447mg)を用いる以外は実施例1と同様にし
て表題化合物(438mg)を得た。
mp:139.0〜140.0℃ IR(KBr法):3528,3268,3192,2988,2962,1748,1601,1
576,1487,1448,1392,1325,1247,1193,1168,1096,1040,9
61,938,899,862,760,710,665,586,567,474cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.04−2.15(1H,m),2.40
(1H,d,J=4.5Hz),2.47−2.54(1H,m),3.40−3.44(1
H,m),3.68−3.71(1H,m),3.75(3H,s),4.11−4.15
(1H,m),4.64(1H,d,J=16.6Hz),4.69(1H,d,J=16.6
Hz),5.25−5.30(1H,m),5.38(1H,d,J=6.4Hz),6.50
−6.53(1H,m),6.62−6.68(2H,m),7.42−7.46(1H,
m),7.54−7.60(2H,m),8.11−8.13(1H,m) MASS(EI法,m/e):453(M+) 元素分析(C20H20NO7Sとして) 計算値 C:52.92、H:4.44、N:3.09、S:7.06、Cl:7.
81 実測値 C:52.92、H:4.46、N:2.99、S:7.15、Cl:7.
71 実施例22 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(o−クロロベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸(59) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(o−クロロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(58)(324mg)から表題化合物(285mg)を得た。
mp:210.5〜212.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3502,1727,1626,1597,1491,1460,1435,1
336,1263,1197,1166,1116,1071,1046,938,903,843,756,
727,710,667,588,559,472,439cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.02−2.08(1H,m),2.46−
2.53(1H,m),2.4−3.2(2H,bs),3.41−3.45(1H,m),
3.72−3.76(1H,m),4.06−4.10(1H,m),4.58(1H,d,J
=16.4Hz),4.62(1H,d,J=16.4Hz),5.21−5.26(1H,
m),6.49−6.51(1H,m),6.58−6.66(2H,m),7.31−7.
34(1H,m),7.38−7.42(1H,m),7.49−7.57(2H,m),
8.09−8.12(1H,m) MASS(EI法,m/e):439(M+) 実施例23 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(p−ブロモベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(60) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(480mg)からベンゼンスルホニ
ルクロリドのかわりにp−ブロモベンゼンスルホニルク
ロリド(631mg)を用いる以外は実施例1と同様にして
表題化合物(350mg)を得た。
IR(液膜法):3280,1736,1624,1576,1560,1543,1491,
1460,1392,1218,1193,1164,1093,1069,1011,824,756cm
-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.05−2.1(1H,m),2.4−2.
5(1H,m),2.7(1H,bs),3.42(1H,q,J=6.3Hz),3.5−
3.6(1H,m),3.78(3H,s),4.0−4.15(1H,m),4.68(2
H,s),5.1−5.2(1H,m),5.25(1H,d,J=6.8Hz),6.3−
6.4(1H,m),6.6−6.7(2H,m),7.64−7.67(2H,m),7.
74−7.76(2H,m) MASS(EI法,m/e):497(M+) 実施例24 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(p−ブロモベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸(61) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(p−ブロモベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(60)(139.7mg)から表題化合物(108mg)を得た。
mp:223.0〜223.5℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3492,3186,2920,2604,1725,1624,1599,1
576,1491,1462,1435,1392,1336,1323,1274,1199,1164,1
118,1094,1067,1009,973,938,897,841,820,785,770,75
8,741,725,704,629,603,557,540,420cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.0−2.1(1H,m),2.4−2.4
5(1H,m),2.6−3.0(1H,bs),3.40−3.45(1H,m),3.6
5−3.7(1H,m),3.96−4.05(2H,m),4.59(2H,s),5.1
5−5.25(1H,m),6.55−6.6(1H,m),6.6−6.7(2H,
m),7.62−7.65(2H,m),7.77−7.80(2H,m),7.85(1
H,d,J=6.5Hz) MASS(EI法,m/e):483(M+) 元素分析(C19H18BrNO7Sとして) 計算値 C:47.12、H:3.75、N:2.89、S:6.62、Br:1
6.50 実測値 C:46.75、H:3.84、N:2.84、S:6.90、Br:1
6.25 実施例25 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(P−ヨードベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(62) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(424mg)からベンゼンスルホニ
ルクロリドのかわりにp−ヨードベンゼンスルホニルク
ロリド(659mg)を用いる以外は実施例1と同様にして
表題化合物(542mg)を得た。
mp:159.5〜160.5℃ IR(KBr法):3502,3274,2924,1744,1620,1597,1570,1
493,1444,1386,1330,1294,1241,1203,1164,1112,1056,1
009,944,893,843,822,754,731,596,555cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.01−2.04(1H,m),2.45−
2.52(1H,m),3.34−3.38(1H,m),3.55(1H,bs),3.65
−3.68(1H,m),3.76(3H,s),4.00−4.05(1H,m),4.6
7(2H,s),5.17−5.22(1H,m),6.55−6.57(1H,m),6.
62−6.72(2H,m),7.61−7.63(2H,m),7.67−7.69(1
H,m),7.83−7.85(2H,m) MASS(EI法,m/e):545(M+) 元素分析(C20H20INO7Sとして) 計算値 C:44.05、H:3.70、N:2.57、S:5.88、I:23.
27 実測値 C:43.89、H:3.72、N:2.52、S:5.87、I:22.
94 実施例26 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(P−ヨードベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸(63) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(P−ヨードベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(62)(337mg)から表題化合物(293mg)を得た。
mp:219.5〜221.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3486,3152,2916,2604,1939,1723,1624,1
599,1572,1491,1462,1435,1386,1323,1263,1199,1160,1
118,1093,1064,1006,973,936,897,841,816,785,772,73
3,702,625,603,557,538,458cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.99−2.04(1H,m),2.35−
2.41(1H,m),3.41−3.45(1H,m),3.64−3.67(1H,
m),3.97−4.01(1H,m),2.8−3.8(2H,bs),4.58(2H,
s),5.18−5.23(1H,m),6.54−6.56(1H,m),6.62−6.
67(2H,m),7.63−7.65(2H,m),7.85−7.91(3H,m) MASS(EI法,m/e):531(M+) 元素分析(C19H18INO7Sとして) 計算値 C:42.95、H:3.41、N:2.64、S:6.03、I:23.
88 実測値 C:42.72、H:3.42、N:2.64、S:6.02、I:23.
87 実施例27 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(p−トリフルオロメチ
ルベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(64) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(490mg)からベンゼンスルホニ
ルクロリドのかわりにp−トリフルオロメチルベンゼン
スルホニルクロリド(616mg)を用いる以外は実施例1
と同様にして表題化合物(420mg)を得た。
mp:139.5〜141.0℃ IR(KBr法):3562,3518,3280,3106,3050,2968,2928,1
937,1763,1620,1597,1493,1468,1439,1406,1325,1296,1
230,1203,1168,1110,1064,1033,1017,963,938,895,841,
822,785,758,725,712,623,598,549,472,429,410cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.04−2.11(1H,m),2.50−
2.56(1H,m),2.7(1H,bs),3.44−3.55(2H,m),3.78
(3H,s),4.04−4.06(1H,m),4.65−4.67(2H,m),5.1
2−5.17(1H,m),5.40(1H,d,J=7.3Hz),6.29−6.31
(1H,m),6.55−6.59(1H,m),6.63−6.65(1H,m),7.7
8(2H,d,J=8.0Hz),8.02(2H,d,J=8.0Hz) MASS(EI法,m/e):487(M+) 元素分析(C21H20F3NO7Sとして) 計算値 C:51.75、H:4.14、N:2.87、S:6.58、F:11.
69 実測値 C:51.67、H:4.18、N:2.94、S:6.55、F:11.
65 実施例28 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(p−トリフルオロメチ
ルベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−イルオキシ酢酸(65) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(p−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド)−
2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチ
ルエステル(64)(240mg)から表題化合物(203mg)を
得た。
mp:225.0〜226.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3632,3196,1721,1657,1638,1626,1562,1
510,1491,1462,1435,1406,1330,1274,1145,1098,1064,7
16,623,594,538,507,456,412cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.99−2.05(1H,m),2.42−
2.49(1H,m),2.6−3.1(1H,bs),3.41−3.45(1H,m),
3.63−3.69(1H,m),3.86(1H,bs),3.99−4.02(1H,
m),4.59(2H,s),5.17−5.22(1H,m),6.52−6.54(1
H,m),6.58−6.67(2H,m),7.75−7.77(2H,m),8.00
(1H,d,J=6.8Hz),8.05−8.07(2H,m) MASS(EI法,m/e):473(M+) 実施例29 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(P−シアノベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(66) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(455mg)からベンゼンスルホニ
ルクロリドのかわりにP−シアノベンゼンスルホニルク
ロリド(472mg)を用いる以外は実施例1と同様にして
表題化合物が(362mg)を得た。
mp:146.0〜147.0℃ IR(KBr法):3500,2234,1769,1657,1618,1562,1491,1
462,1435,1402,1342,1284,1228,1203,1164,1114,1031,9
57,919,849,774,725,632,572,516,443,431,414cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.01(1H,ddd,J=4.9,7.3,1
4.0Hz),2.48(1H,dt,J=6.7,14.0Hz),3.40(1H,t,J=
6.1Hz),3.52(1H,d,J=3.6Hz),3.66(1H,dd,J=5.5,
9.1Hz),3.76(3H,s),3.96−4.01(1H,m),4.65(1H,
d,J=16.4Hz),4.68(1H,d,J=16.4Hz),5.19(1H,ddd,
J=4.9,7.3,9.1Hz),6.62−6.69(3H,m),7.76−7.79
(2H,m),7.93(1H,bs),8.02−8.04(2H,m) MASS(FAB法,m/e):443(M−H)− 元素分析(C21H20NO7Sとして) 計算値 C:56.75、H:4.54、N:6.30、S:7.21 実測値 C:56.75、H:4.68、N:6.29、S:6.93 実施例30 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(P−ニトロベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(67) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフランイルオキシ酢酸メチル
エステル(24)(447mg)からベンゼンスルホニルクロ
リドのかわりにP−ニトロベンゼンスルホニルクロリド
(510mg)を用いる以外は実施例1と同様にして表題化
合物(379mg)を得た。
mp:87.0〜88.5℃ IR(KBr法):3554,1771,1698,1620,1524,1491,1435,1
352,1284,1222,1197,1166,1120,922,855,777,739,609,5
47cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.94(1H,ddd,J=4.9,7.9,1
3.4Hz),2.40−2.46(1H,m),3.33−3.37(2H,m),3.60
(1H,dd,J=5.4,8.5Hz),3.69(3H,s),3.92−3.95(1
H,m),4.57−4.62(2H,m),5.09−5.14(1H,m),6.54−
6.62(3H,m),7.88(1H,d,J=6.7Hz),8.01−8.03(2H,
m),8.22−8.24(2H,m) MASS(FAB法,m/e):463(M−H)− 元素分析(C20H19N2O9Sとして) 計算値 C:51.72、H:4.34、N:6.03、S:6.90 実測値 C:51.68、H:4.64、N:5.80、S:6.77 実施例31 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(P−ニトロベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸(68) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(P−ニトロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(67)(180mg)から表題化合物(139mg)を得た。
mp:208.5〜210.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3502,1750,1599,1531,1491,1462,1435,1
354,1263,1199,1166,1118,1065,938,899,855,739,685,6
05,534,431cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.98−2.04(1H,m),2.41−
2.48(1H,m),2.60−3.20(2H,bs),3.47(1H,q,J=6.4
Hz),3.67(1H,dd,J=5.4,9.3Hz),3.98(1H,q,J=5.9H
z),4.68(1H,d,J=16.6Hz),4.63(1H,d,J=16.6Hz),
5.17−5.22(1H,m),6.61−6.70(3H,m),8.10−8.13
(2H,m),8.15−8.16(1H,m),8.30−8.34(2H,m), MASS(FAB法,m/e):449(M−H)− 実施例32 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(2,4−ジフルオロベンゼ
ンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸メチルエステル(69) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(431mg)からベンゼンスルホニ
ルクロリドのかわりに2,4−ジフルオロベンゼンスルホ
ニルクロリド(472mg)を用いる以外は実施例1と同様
にして表題化合物(406mg)を得た。
mp:120.0〜121.0℃ IR(KBr法):3494,3130,2966,2920,1773,1740,1607,1
543,1491,1466,1433,1336,1280,1224,1197,1166,1120,1
069,1002,969,940,897,849,826,787,729,671,619,590,5
59,540,522,472,455,416cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.08−2.14(1H,m),2.48
(1H,d,J=4.4Hz),2.49−2.56(1H,m),3.42−3.46(1
H,m),3.63−3.66(1H,m),3.77(3H,s),4.08−4.12
(1H,m),4.66(1H,d,J=6.1Hz),4.70(1H,d,J=6.1H
z),5.22−5.27(2H,m),6.62−6.64(1H,m),6.67−6.
73(2H,m),6.97−7.03(2H,m),7.90−7.95(1H,m), MASS(EI法,m/e):455(M+) 元素分析(C20H19F2NO7Sとして) 計算値 C:52.75、H:4.20、N:3.08、S:7.04、F:8.3
4 実測値 C:52.75、H:4.23、N:3.06、S:7.13、F:8.3
6 実施例33 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(2,4−ジフルオロベンゼ
ンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸(70) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒ
ドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエス
テル(69)(283mg)から表題化合物(230mg)を得た。
mp:203.0〜204.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3496,3172,1725,1607,1491,1466,1433,1
336,1276,1199,1166,1120,1069,971,940,903,849,770,7
27,671,619,524,435cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.99−2.05(1H,m),2.46−
2.53(1H,m),2.57−2.60(1H,m),2.4−3.03(1H,b
s),3.40−3.44(1H,m),3.70−3.74(1H,m),4.02−4.
07(1H,m),4.58−4.63(2H,m),5.18−5.22(1H,m),
6.66−6.68(3H,m),6.93−6.99(2H,m),7.89−7.95
(2H,m) MASS(EI法,m/e):441(M+) 元素分析(C19H17N2O7Sとして) 計算値 C:51.70、H:3.88、N:3.17、S:7.26、F:8.6
1 実測値 C:51.58、H:3.82、N:3.12、S:7.35、F:8.6
4 実施例34 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(3,4−ジクロロベンゼン
スルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸メチルエステル(71) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(506mg)からベンゼンスルホニ
ルクロリドのかわりに3,4−ジクロロベンゼンスルホニ
ルクロリド(638mg)を用いる以外は実施例1と同様に
して表題化合物(480mg)を得た。
mp:135.5〜136.5℃ IR(KBr法):3500,3148,2368,1738,1657,1620,1599,1
562,1543,1510,1491,1460,1373,1323,1292,1241,1199,1
164,1100,1067,1033,1002,975,886,818,764,679,638,60
5,532,462,420,410cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.09−2.15(1H,m),2.52−
2.59(1H,m),2.61(1H,d,J=3.9Hz),3.44−3.50(1H,
m),3.55−3.58(1H,m),3.78(3H,s),4.05−4.14(1
H,m),4.66−4.70(2H,m),5.03(1H,d,J=6.8Hz),5.1
8−5.23(1H,m),6.49−6.51(1H,m),6.65−6.71(2H,
m),7.57−7.59(1H,m),7.69−7.72(1H,m),7.97−7.
98(1H,m) MASS(EI法,m/e):487(M+) 元素分析(C20H19Cl2NO7Sとして) 計算値 C:49.19、H:3.92、N:2.87、S:6.57、Cl:1
4.52 実測値 C:49.38、H:3.93、N:3.09、S:6.66、Cl:1
4.43 実施例35 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(3,4−ジクロロベンゼン
スルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸(72) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド)−2−ヒド
ロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(71)(202mg)から表題化合物(153mg)を得た。
mp:239.0〜240.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3492,3180,2914,1721,1657,1626,1599,1
562,1543,1510,1491,1460,1435,1373,1336,1276,1199,1
164,1118,1100,1067,1035,975,938,901,818,785,772,72
7,702,679,640,578,528,511,458,414cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.99−2.05(1H,m),2.41−
2.48(1H,m),2.7−3.2(1H,bs),3.4−3.45(1H,m),
3.64−3.68(1H,m),3.8−3.9(1H,bs),3.98−4.02(1
H,m),4.60(2H,s),5.17−5.22(1H,m),6.65−6.69
(3H,m),7.57(1H,d,J=8.3Hz),7.75(1H,dd,J=8.3,
1.9Hz),7.93(1H,d,J=6.8−Hz),8.02(1H,d,J=1.9H
z) MASS(FAB法,m/e):472(M−H)− 実施例36 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−フェニルメタンスルホン
アミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ
酢酸メチルエステル(73) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(480mg)からベンゼンスルホニ
ルクロリドのかわりにベンジルスルホニルクロリド(46
8mg)を用いる以外は実施例1と同様にして表題化合物
(395mg)を得た。
mp:157.5〜158.0℃ IR(KBr法):3516,3314,1754,1657,1620,1562,1543,1
491,1437,1377,1315,1294,1274,1228,1193,1166,1114,1
075,942,774,725,700,601,549cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.10−2.20(1H,m),2.50−
2.60(1H,m),3.56−3.59(1H,m),3.61−3.66(1H,
m),3.77(3H,s),4.05−4.10(1H,m),4.35(1H,d,J=
14.0Hz),4.38(1H,d,J=14.0Hz),4.45(1H,d,J=6.8H
z),4.65−4.75(2H,m),5.18−5.23(1H,m),6.74−6.
76(1H,m),6.80−6.84(1H,m),6.91−6.92(1H,m),
7.37−7.43(5H,m) MASS(EI法,m/e):433(M+) 元素分析(C21H23NO7Sとして) 計算値 C:58.19、H:5.35、N:3.23、S:7.40 実測値 C:58.17、H:5.37、N:3.13、S:7.45 実施例37 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−フェニルメタンスルホン
アミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ
酢酸(74) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
フェニルメタンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(73)
(144mg)から表題化合物(101mg)を得た。
mp:223.5〜225.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3464,3150,2910,2608,2364,1725,1626,1
595,1491,1460,1433,1361,1307,1294,1272,1199,1172,1
143,1120,1067,1035,971,940,903,845,772,727,698,62
3,605,545,518cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.00−2.08(1H,m),2.50−
2.80(3H,m),3.65−3.70(2H,m),4.03−4.10(1H,
m),4.34(1H,d,J=13.7Hz),4.38(1H,d,J=13.7Hz),
4.62(1H,d,J=6.8Hz),4.67(1H,d,J=6.8Hz),5.15−
5.20(1H,m),6.72−6.80(2H,m),6.96−6.98(1H,
m),7.04−7.06(1H,m),7.34−7.38(3H,m),7.42−7.
48(2H,m) MASS(EI法,m/e):419(M+) 実施例38 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(2−フェニルエタンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(75) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(470mg)からベンゼンスルホニ
ルクロリドのかわりにフェネチルスルホニルクロリド
(494mg)を用いる以外は実施例1と同様にして表題化
合物(450mg)を得た。
mp:142.5〜143.0℃ IR(KBr法):3528,3308,2954,1756,1618,1491,1433,1
311,1274,1222,1189,1151,1110,1067,975,924,758,729,
702,601,513,424cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.08(1H,ddd,J=5.4,8.3,1
3.7Hz),2.55(1H,dt,J=6.8,13.7Hz),2.61(1H,d,J=
4.9Hz),3.13−3.17(2H,m),3.34−3.46(2H,m),3.52
−3.62(2H,m),3.78(3H,s),3.92−3.98(1H,m),4.5
4(1H,d,J=7.8Hz),4.68−4.75(2H,m),5.18(1H,dd
d,J=4.9,7.4,8.8Hz),6.72−6.81(2H,m),6.98−7.00
(1H,m),7.20−7.22(2H,m),7.24−7.27(1H,m),7.3
2−7.34(2H,m) MASS(FAB法,m/e):446(M−H)− 元素分析(C22H25NO7Sとして) 計算値 C:59.05、H:5.63、N:3.13、S:7.16 実測値 C:58.70、H:5.41、N:3.28、S:7.11 実施例39 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(2−フェニルエタンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸(76) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(2−フェニルエタンスルホンアミド)−2−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(75)(158mg)から表題化合物(130mg)を得た。
mp:193.0〜194.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3458,1723,1624,1597,1491,1460.1435,1
265,1199,1135,1118,1067,940,845,772,727,698,542cm
-1 NMR(500MHz,DMSO,δ):1.97−2.03(1H,m),2.55−
2.60(2H,m),2.0−3.4(2H,bs),3.08−3.20(2H,m),
3.31−3.45(2H,m),3.60(1H,q,J=7.3Hz),3.68(1H,
dd,J=6.1,9.1Hz),4.01−4.04(1H,m),4.64(1H,d,J
=16.3Hz),4.65(1H,d,J=16.3Hz),5.15−5.20(1H,
m),6.72−6.78(2H,m),7.10−7.13(2H,m),7.19−7.
23(3H,m),7.27−7.30(2H,m) MASS(EI法,m/e):433(M+) 元素分析(C21H23NO7Sとして) 計算値 C:58.19、H:5.35、N:3.23、S:7.40 実測値 C:58.06、H:5.28、N:3.46、S:7.56 実施例40 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(2−ナフタレンスルホ
ンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒド
ロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオ
キシ酢酸メチルエステル(77) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(417mg)からベンエンスルホニ
ルクロリドのかわりに2−ナフタレンスルホニルクロリ
ド(548mg)を用いる以外は実施例1と同様にして表題
化合物(380mg)を得た。
mp:112.5〜114.0℃ IR(KBr)法:3490,3142,1740,1622,1597,1491,1468,1
435,1294,1232,1199,1156,1131,1108,1067,1027,1002,9
61,897,816,783,667,644,621,538,476cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.05−2.10(1H,m),2.50−
2.5(1H,m),3.50−3.55(2H,m),3.56−3.60(1H,m),
3.74(3H,m),4.07−4.12(1H,m),4.63(2H,s),5.08
(1H,d,J=6.9Hz),5.17−5.22(1H,m),6.26−6.28(1
H,m),6.32−6.36(1H,m),6.54−6.56(1H,m),7.61−
7.69(2H,m),7.86−8.01(4H,m),8.46(1H,s), MASS(EI法,m/e):469(M+) 元素分析(C24H23NO7Sとして) 計算値 C:61.40、H:4.94、N:2.98、S:6.83 実測値 C:61.45、H:5.00、N:2.97、S:6.95 実施例41 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(2−ナフタレンスルホ
ンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒド
ロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオ
キシ酢酸(78) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(2−ナフタレンスルホンアミド)−2−ヒドロキシ−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(77)
(153mg)から表題化合物(102m)を得た。
mp:215.0〜216.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3482,1721,1626,1597,1491,1462,1433,1
263,1199,1158,1120,1067,901,841,814,750,725,667,62
1,534,478cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.98−2.04(1H,m),2.40−
2.60(1H,m),2.80−3.20(1H,bs),3.45−3.50(1H,
m),3.67−3.70(1H,m),3.80(1H,bs),4.03−4.07(1
H,m),4.55(2H,s),5.17−5.22(1H,m),6.37−6.44
(2H,m),6.55−6.57(1H,m),7.58−7.67(2H,m),7.7
9(1H,d,J=6.8Hz),7.91−8.00(4H,m),8.45(1H,s) MASS(FAB法,m/e):454(M−H)− 実施例42 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−メタンスルホンアミド−
2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチ
ルエステル(79) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(485mg)からベンゼンスルホニ
ルクロリドのかわりにメタンスルホニルクロリド(0.19
ml)を用いる以外は実施例1と同様にして表題化合物
(219mg)を得た。
mp:119.0〜120.0℃ IR(KBr法):3444,3254,3030,2974,2938,1775,1622,1
593,1562,1543,1491,1464,1398,1350,1299,1247,1220,1
197,1147,1114,1033,975,951,917,886,855,781,766,73
7,598,534,511,420cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.05−2.20(1H,m),2.60−
2.7(1H,m),2.83(1H,d,J=4.4Hz),3.05(3H,s),3,6
0−3.65(2H,m),3.79(3H,s),4.05−4.10(1H,m),4.
71(1H,d,J=16.2Hz),4.74(1H,d,J=16.2Hz),4.92
(1H,d,J=7.0Hz),5.20−5.25(1H,m),6.75−6.77(1
H,m),6.81−6.84(1H,m),7.00−7.05(1H,m) MASS(EI法,m/e):357(M+) 元素分析(C15H19NO7Sとして) 計算値 C:50.41、H:5.36、N:3.92、S:8.97 実測値 C:50.39、H:5.37、N:3.92、S:9.15 実施例43 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−メタンスルホンアミド−
2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸(8
0) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
メタンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−イルオキシ酢酸メチルエステル(79)(167mg)か
ら表題化合物(142mg)を得た。
mp:228.5〜230.0℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3446,3248,3024,2968,2936,2692,2598,1
926,1738,1622,1595,1491,1466,1433,1350,1263,1195,1
149,1116,1065,1029,998,982,955,919,888,857,830,79
7,777,764,731,598,561,536,511,437cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.95−2.05(1H,m),2.50−
2.60(1H,m),3.03(3H,s),2.8−3.2(1H,bs),3.55−
3.60(1H,m),3.64−3.70(1H,m),3.99−4.05(1H,
m),4.5(1H,bs),4.59−4.70(2H,m),5.15−5.20(1
H,m),6.72(1H,d,J=7.0Hz),6.73−6.78(1H,m),7.0
6−7.08(1H,m),7.23−7.25(1H,m), MASS(EI法,m/e):343(M+) 元素分析(C14H17NO7Sとして) 計算値 C:48.97、H:4.99、N:4.08、S:9.34 実測値 C:48.70、H:5.10、N:3.91、S:9.29 実施例44 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ブタンスルホンアミド−
2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチ
ルエステル(81) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(480mg)からベンゼンスルホニ
ルクロリドのかわりにブタンスルホニルクロリド(0.32
ml)を用いる以外は実施例1と同様にして表題化合物
(312mg)を得た。
mp:131.0〜132.0℃ IR(KBr)法:3518,3318,2966,2936,2876,1760,1618,1
591,1562,1543,1489,1466,1429,1377,1292,1226,1183,1
145,1120,1069,1029,986,971,932,859,830,766,731,70
6,679,600,540,499,422cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):0.94(3H,t,J=7.Hz),1.4
−1.5(2H,m),1.75−1.85(2H,m),2.05−2.20(1H,
m),2.60−2.70(1H,m),2.86(1H,d,J=4.0Hz),3.05
−3.15(2H,m),3.55−3.65(2H,m),3.79(3H,s),4.0
5−4.10(1H,m),4.64(1H,d,J=6.2Hz),4.70(1H,d,J
=16.0Hz),4.74(1H,d,J=16.0Hz),5.2−5.25(1H,
m),6.75−6.78(1H,m),6.80−6.83(1H,m),6.97−6.
99(1H,m), MASS(EI法,m/e):399(M+) 元素分析(C18H25NO7Sとして) 計算値 C:54.12、H:6.31、N:3.51、S:8.03 実測値 C:54.06、H:6.33、N:3.54、S:8.13 実施例45 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ブタンスルホンアミド−
2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸(8
2) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
ブタンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−イルオキシ酢酸メチルエステル(81)(249mg)か
ら表題化合物(203mg)を得た。
mp:191.0〜191.5℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3450,3166,2876,2606,1725,1624,1597,1
491,1460,1435,1363,1272,1197,1118,1050,973,940,89
9,843,772,727,700,615,578,528cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):0.94(3H,t,J=7.4,Hz),1.
4−1.5(2H,m),1.75−1.85(2H,m),1.95−2.05(1H,
m),2.50−2.60(2H,m),3.0−3.15(2H,m),3.50−3.6
0(1H,m),3.65−3.70(1H,m),4.0−4.05(1H,m),4.3
(1H,bs),4.62(1H,d,J=16.5Hz),4.65(1H,d,J=16.
5Hz),5.15−5.20(1H,m),6.7−6.8(2H,m),7.05−7.
10(1H,m),7.15(1H,d,J=7.7Hz), MASS(EI法,m/e):385(M+) 元素分析(C17H23NO7Sとして) 計算値 C:52.98、H:6.01、N:3.63、S:8.32 実測値 C:52.96、H:6.02、N:3.43、S:8.52 実施例46 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−オクタンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メ
チルエステル(83) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−アジド−2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(24)(428mg)からベンゼンスルホニ
ルクロリドのかわりにオクタンスルホニルクロリド(0.
43ml)を用いる以外は実施例1と同様にして表題化合物
(370mg)を得た。
mp:60.5〜61.5℃ IR(KBr法):3558,3472,3348,3190,2922,2860,1748,1
649,1620,1597,1495,1466,1398,1352,1311,1241,1191,1
176,1139,1114,1056,1031,1015,971,938,890,843,789,7
58,721,569,526,466cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):0.86−0.90(3H,m),1.2−
1.35(8H,m),1.38−1.48(2H,m),1.78−1.86(2H,
m),2.08−2.14(1H,m),2.59−2.66(1H,m),2.90(1
H,d,J=3.9Hz),3.06−3.10(2H,m),3.58−3.62(2H,
m),3.78(3H,s),4.05−4.15(1H,m),4.72(2H,s),
4.76(1H,d,J=7.3Hz),5.19−5.24(1H,m),6.75−6.7
7(1H,m),6.79−6.83(1H,m),6.97−6.99(1H,m) MASS(EI法,m/e):455(M+) 実施例47 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−オクタンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
(84) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
オクタンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(83)(250mg)
から表題化合物(210mg)を得た。
mp:196.0〜197.5℃(酢酸エチルより再結晶) IR(KBr法):3478,3278,2922,2858,1736,1622,1595,1
491,1462,1433,1263,1197,1151,1122,913,777,725,636,
600,433cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):0.86−0.89(3H,m),1.2−
1.35(8H,m),1.36−1.45(2H,m),1.78−1.86(2H,
m),2.00−2.07(1H,m),2.55−2.62(1H,m),3.04−3.
08(2H,m),3.51−3.56(1H,m),3.66−3.70(1H,m),
3.99−4.05(1H,m),3.2−4.2(2H,bs),4.63(1H,d,J
=16.4Hz),4.68(1H,d,J=16.4Hz),5.16−5.22(1H,
m),6.74−6.80(3H,m),7.07(1H,m) MASS(EI法,m/e):441(M+) 元素分析(C21H31NO7Sとして) 計算値 C:55.93、H:7.27、N:3.26、S:7.46 実測値 C:55.67、H:7.01、N:3.43、S:7.36 実施例48 2−((1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホン
アミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキ
シ)−2−メチルプロピオン酸メチルエステル(85) 実施例1と同様にして2−((1RS,2RS,3aSR,8bRS)
−1−アジド−2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−イルオキシ)−2−メチルプロピオン酸メ
チルエステル(30)(460mg)から表題化合物(370mg)
を得た。
IR(液膜法):3506,3276,2998,2954,1736,1609,1481,
1460,1386,1367,1292,1145,1075,907,866,754,690,667c
m-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.50(3H,s),1.53(3H,
s),2.04−2.10(1H,m),2.49(1H,dt,J=6.3,14.2H
z),2.72(1H,d,J=3.9Hz),3.42−3.48(1H,m),3.58
(1H,dd,J=4.9,8.8Hz),3.76(3H,s),4.05−4.11(1
H,m),5.05(1H,d,J=6.9Hz),5.17(1H,ddd,J=4.4,7.
3,8.8Hz),6.41(1H,d,J=7.8Hz),6.56(1H,t,J=7.8H
z),6.65(1H,d,J=7.8Hz),7.52−7.55(2H,m),7.59
−7.63(1H,m),7.90−7.92(2H,m) MASS(EI法,m/e):447(M+) 実施例49 2−((1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホン
アミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1
H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキ
シ)−2−メチルプロピオン酸(86) 実施例2と同様にして2−((1RS,2RS,3aSR,8bRS)
−1−ベンゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−イルオキシ)−2−メチルプロピオン酸メ
チルエステル(85)(350mg)から表題化合物(315mg)
を得た。
IR(KBr法):3398,2352,1717,1549,1560,1543,1508,1
460,1261,1160,1044,909,864,754,690cm-1 NMR(400MHz,CDCl3−DMSO,δ):1.49(3H,s),1.53
(3H,s),2.00−2.06(1H,m),2.40−2.47(1H,dt,J=
5.9,14.6Hz),2.70−3.40(1H,bs),3.44−3.50(1H,
m),3.60−3.67(1H,m),4.07−4.14(2H,m),5.18(1
H,ddd,J=3.9,6.8,8.3Hz),5.46(1H,d,J=6.8Hz),6.5
0(1H,d,J=7.3Hz),6.61(1H,t,J=7.3Hz),6.75(1H,
d,J=7.3Hz),7.52−7.56(2H,m),7.60−7.64(1H,
m),7.90−7.93(1H,m) MASS(EI法,m/e):433(M+) 実施例50 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−(E)−アクリル
酸メチルエステル(87) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミ
ド−2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−カルボン酸メチルエステル(4)(853mg)を無水THF
(10ml)に溶かし、−20℃でリチウムアルミニウムヒド
リド(137mg)を加え、15分間攪拌した。反応混合物に
水(10ml)をゆっくり加え、続いて、1規定塩酸(15m
l)を加え、酢酸エチル(50ml,20ml)で抽出した。有機
層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20ml)、水(20m
l)、飽和食塩水(20ml)で洗い、硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮した。得られた残渣を、塩化メチレン(10
ml)に溶かし、二酸化マンガン(782mg)を加え室温で
6時間攪拌し、二酸化マンガン(469mg)を12時間おき
に3回加えた。最後に二酸化マンガンを加えてから12時
間攪拌し、反応混合物を濾過した。結晶をTHF(20mlx
3)で洗浄し、濾液を合わせて濃縮した。次に水素化ナ
トリウム(60%ミネラルオイルディスパージョン(201m
g)を無水THFに懸濁させ、DMSO(8ml)を加え、0℃に
冷却した。この中へジメトキシホスホリル酢酸メチル
(0.874ml)を加え0℃で30分間攪拌した。この反応混
合液に上記合成したアルデヒドのTHF(6ml)溶液を0℃
で加えそのままの温度で20分間攪拌した。えられた反応
溶液を酢酸で中和し、濃縮した。残渣に水(30ml)加
え、酢酸エチル(40mlx2)で抽出した。有機層を水(30
mlx2)、飽和食塩水(30ml)で洗い、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後濃縮した。得られた残渣をメタノール(20m
l)に溶かし、濃塩酸3滴加え、室温で1時間攪拌し
た。得られた反応混合物に炭酸水素ナトリウムを加えて
中和し、濃縮した。残渣に水(30ml)を加え、酢酸エチ
ル(40mlx2)で抽出した。有機層を水(30ml)、飽和食
塩水(30ml)で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃
縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シ
リカゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン)で分離精製す
ると、表題化合物が、(602mg)が81%の収率で得られ
た。
mp:222.0〜221.0℃(THF/n−ヘキサンより再結晶) IR(KBr法):3420,3132,2916,1628,1607,1589,1483,1
450,1330,1296,1261,1201,1162,1096,1075,1027,982,90
9,870,849,793,750,721,690,617,586,555cm-1 NMR(400MHz,DMSO,δ):1.97(1H,br.d.J=15.0Hz),
2.2−2.3(1H,m),3.35−3.45,3.55−3.65(1H,m),3.6
9(3H,s),3.90−3.95(1H,m),4.65(1H,d,J=2.9H
z),5.3−5.4(1H,m),6.60(1H,d,J=16.1Hz),6.7−
6.8(2H,m),7.3−7.4(1H,m),7.55(1H,d,J=16.1H
z),7.6−7.7(3H,m),7.85−7.95(2H,m),8.00−8.05
(1H,m) MASS(EI法,m/e):415(M+) 元素分析(C21H21NO6Sとして) 計算値 C:60.71、H:5.09、N:3.37、S:7.72 実測値 C:60.80、H:5.32、N:3.60、S:7.77 実施例51 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−(E)−アクリル
酸(88) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
ベンゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−(E)−アクリル酸メチルエステル(250mg)か
ら表題化合物(166mg)を得た。
mp:231〜232℃(メタノール/酢酸エチル/n−ヘキサ
ンより再結晶) IR(KBr法):3432,3190,2978,1680,1628,1607,1589,1
452,1421,1311,1216,1203,1172,1087,1069,1029,988,94
0,909,750,719,688,588,559cm-1 NMR(400MHz,DMSO,δ):1.96(1H,br.d.J=15.0Hz),
2.2−2.3(1H,m),3.35−3.45(1H,m),3.55−3.65(1
H,m),3.90−3.95(1H,m),4.66(1H,d,J=3.4Hz),5.3
−5.4(1H,m),6.51(1H,d,J=16.1Hz),6.7−6.8(2H,
m),7.25−7.35(1H,m),7.48(1H,d,J=16.1Hz),7.6
−7.75(3H,m),7.85−7.95(2H,m),8.03(1H,d,J=7.
3Hz),12.26(1H,br.s) MASS(EI法,m/e):401(M+) 元素分析(C20H19NO6Sとして) 計算値 C:59.84、H:4.77、N:3.49、S:7.99 実測値 C:59.82、H:4.81、N:3.54、S:8.10 実施例52 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メ
チルエステル(46) (1RS,2SR,3aSR,8bRS)−1,2−(N−ベンゼンスルホ
ニルイミノ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチル
エステル(31)(155mg)を酢酸(2ml)に溶かし、酢酸
ナトリウム(95mg)を加え、3時間還流した。反応溶液
を冷却し、酢酸エチル(50ml)、水(30ml)を加え、こ
の混合物に0℃で炭酸水素ナトリウム(3.5g)をゆっく
り加え、分液した。水層を酢酸エチル(30ml)で再抽出
し、有機層を合わせて、水(30ml)、飽和食塩水(30m
l)で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し
た。残渣を無水メタノール(4ml)に溶かし、ナトリウ
ムメトキシドのメタノール溶液(5.22規定,0.03ml)を
加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液を酢酸で中和
し、濃縮した。残渣に水(25ml)を加え、酢酸エチル
(50ml,20ml)で抽出し、有機層を合わせて、水(20m
l)、飽和食塩水(20ml)で洗った。無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、濃縮し、得られた残渣を残渣をカラムク
ロマトグラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘ
キサン 1/1〜2/1)で精製すると表題化合物(141mg)
が収率87%で得られた。
スペクトルデータは、実施例9で製造した化合物(4
6)と同じである。
実施例53 (1SR,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(89) (1RS,2SR,3aSR,8bRS)−1,2−(N−ベンゼンスルホ
ニルイミノ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチル
エステル(31)(1.00g)をHMPA(8ml)に溶かし、NaCN
BH3(626mg)を加え、70℃で4.5時間攪拌した。反応溶
液に酢酸エチル(100ml)を加え、水(40ml)で洗っ
た。水層を酢酸エチル(40ml)で再抽出し、有機層を合
わせて水(30ml)、飽和食塩水(10ml)の混合溶媒で2
回、飽和食塩水(40ml)で洗い、無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン 1/1)で
精製すると表題化合物(595mg)が収率59%で得られ
た。
mp:129−130℃(酢酸エチル/n−ヘキサンから再結
晶) IR(KBr法):3260,2954,1771,1620,1595,1493,1448,1
392,1352,1323,1309,1294,1220,1201,1170,1154,1114,1
098,1087,1050,1023,998,949,903,878,864,847,758,72
1,690,611,580,563cm-1 NMR(500MHz,CDCl3,δ):1.55−1.6(1H,m),1.65−
1.7(1H,m),2.0−2.1(1H,m),2.15−2.2(1H,m),3.6
5−3.7(1H,m),3.77(3H,s),3.85(1H,d,J=7.9Hz),
4.67(1H,d,J=16.5Hz),4.68(1H,d,J=16.5Hz),4.77
(1H,d,J=6.1Hz),5.3−5.35(1H,m),6.65−6.75(3
H,m),7.55−7.65(3H,m),7.9−7.95(2H,m) MASS(EI法,m/e):403(M+) 元素分析(C20H21NO6Sとして) 計算値 C:59.54、H:5.25、N:3.47、S:7.95 実測値 C:59.61、H:5.28、N:3.61、S:8.14 実施例54 (1SR,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸(90) 実施例2と同様にして(1SR,3aSR,8bRS)−1−ベン
ゼンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(89)(260mg)から表題化合物(206m
g)を得た。
mp:148−149℃(酢酸エチル/n−ヘキサンから再結
晶) IR(KBr法):3250,2972,2934,1738,1620,1595,1493,1
468,1454,1437,1350,1317,1296,1249,1205,1154,1114,1
085,1017,990,948,936,905,878,760,727,692,613,578,5
63cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.5−1.6(1H,m),1.7−1.8
(1H,m),1.95−2.2(2H,m),3.6−3.7(1H,m),3.85
(1H,d,J=7.8Hz),4.69(1H,d,J=16.6Hz),4.71(1H,
d,J=16.6Hz),4.73(1H,d,J=6.4Hz),5.3−5.35(1H,
m,),6.7−6.8(3H,m),7.5−7.65(3H,m),7.85−7.95
(2H,m) MASS(EI法,m/e):389(M+) 元素分析(C19H19NO6Sとして) 計算値 C:58.60、H:4.92、N:3.60、S:8.23 実測値 C:58.59、H:4.92、N:3.51、S:8.43 実施例55 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−メトキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチ
ルエステル(91) (1RS,2SR,3aSR,8bRS)−1,2−(N−ベンゼンスルホ
ニルイミノ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチル
エステル(31)(500mg)をメタノール(5ml)に溶か
し、ナトリウムメトキシドのメタノール溶液(5.22N,0.
60ml)を加え、6時間還流した。反応混合物を酢酸で中
和し、水(20ml)を加えて酢酸エチル(60ml×2)で抽
出した。有機層を水(20ml)、飽和食塩水(20ml)で洗
い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得られ
た残渣を残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル:酢酸エチル/シクロヘキサン 1/1)で精製すると
表題化合物(474mg)が得られた。
mp:140−141℃(酢酸エチル/n−ヘキサンより再結
晶) IR(KBr法):3268,2930,1773,1620,1597,1493,1450,1
394,1373,1319,1294,1203,1158,1114,1027,893,762,71
9,688,582cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.15−2.2(1H,m),2.26(1
H,ddd,J=5.4,6.8,14.7Hz),2.94(3H,s),3.6−3.75
(3H,m),3.76(3H,s),4.66(2H,s),4.98(1H,d,J=
6.8Hz),5.2−5.3(1H,m),6.65−6.75(3H,m),7.55−
7.65(3H,m),7.9−7.95(2H,m) MASS(EI法,m/e):433(M+) 元素分析(C21H23NO7Sとして) 計算値 C:58.19、H:5.35、N:3.23、S:7.40 実測値 C:58.09、H:5.51、N:3.28、S:7.37 実施例56 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−メトキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸(9
2) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
ベンゼンスルホンアミド−2−メトキシ−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−イルオキシ酢酸メチルエステル(91)(190mg)か
ら表題化合物(154mg)を得た。
mp:177−178℃)(酢酸エチル/n−ヘキサンより再結
晶) IR(KBr法):3268,2928,1771,1626,1595,1493,1435,1
371,1321,1294,1193,1166,1114,1093,1067,1046,977,94
6,920,895,841,764,721,694,679,617,582,561cm-1 NMR(400MHz,DMSO−d6,δ):1.95−2.05(1H,m),2.2
−2.3(1H,m),2.79(3H,s),3.45−3.5(1H,m),3.55
−3.6(2H,m),4.56(2H,s),5.2−5.25(1H,m),6.34
(1H,d,J=7.3Hz),6.6−6.65(2H,m),7.6−7.7(3H,
m),7.85−7.95(2H,m),8.11(1H,d,J=7.3Hz) MASS(EI法,m/e):419(M+) 元素分析(C20H21NO7Sとして) 計算値 C:57.27、H:5.05、N:3.34、S:7.64 実測値 C:56.96,H:5.34、N:3.68、S:7.62 実施例57 (1RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(93) 実施例53と同様にして(1SR,2RS,3aSR,8bRS)−1,2−
(N−ベンゼンスルホニルイミノ)−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸メチルエステル(36)(200mg)から表
題化合物(75mg)を得た。
mp:133−134℃(酢酸エチル/n−ヘキサンより再結
晶) IR(KBr法):3284,2978,2958,1750,1622,1591,1491,1
462,1446,1361,1319,1292,1226,1197,1156,1123,1091,9
69,940,922,760,733,719,690,594,563,538cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.25−1.35(1H,m),1.65−
1.75(2H,m),2.1−2.2(1H,m),3.78(3H,s),3.85−
4.0(2H,m),4.33(1H,d,J=9.8Hz),4.69(1H,d,J=1
6.4Hz),4.71(1H,d,J=16.4Hz),5.25−5.3(1H,m),
6.7−6.85(3H,m),7.5−7.6(3H,m),7.85−7.9(2H,
m) MASS(EI法,m/e):403(M+) 元素分析(C20H21NO6Sとして) 計算値 C:59.54、H:5.25、N:3.47、S:7.95 実測値 C:59.33、H:5.29、N:3.51、S:7.76 実施例58 (1RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−イルオキシ酢酸(94) 実施例2と同様にして(1RS,3aSR,8bRS)−1−ベン
ゼンスルホンアミド−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(93)(100mg)から表題化合物(67m
g)を得た。
mp:188−189℃(酢酸エチル/n−ヘキサンより再結
晶) IR(KBr法):3288,2956,1717,1624,1591,1491,1450,1
359,1319,1286,1236,1199,1156,1123,1091,938,920,89
0,760,735,719,690,594cm-1 NMR(400MHz,DMSO−d6,δ):1.2−1.4(2H,m),1.65
−1.75(1H,m),1.8−1.9(1H,m),3.6−3.7(1H,m),
3.82(1H,t,J=7.5Hz),4.61(2H,s),5.17(1H,dd,J=
5.4,7.5Hz),6.7−6.8(2H,m),6.91(1H,d,J=6.8H
z),7.5−7.7(4H,m),7.8−7.85(2H,m) MASS(EI法,m/e):389(M+) 元素分析(C19H19NO6Sとして) 計算値 C:58.60、H:4.92、N:3.60、S:8.23 実測値 C:58.42、H:4.85、N:3.61、S:8.27 実施例59 (1SR,2RS,3aSR,8bSR)−2−アセトキシ−1−((ベ
ンゼンスルホンアミド)メチル)−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(95) (1SR,2RS,3aSR,8bSR)−2−アセトキシ−1−アジ
ドメチル−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエス
テル(37)(390mg)をメタノール(5ml)に溶かし、10
%パラジウム活性炭(40mg)を加え、水素雰囲気下、室
温で4時間攪拌した。反応混合物をセライトを用いて濾
過後、濃縮した。残渣を塩化メチレン(5ml)に溶か
し、トリエチルアミン(0.15ml,1.06mmol),ベンゼン
スルホニルクロリド(0.10ml)を加え、室温下、17時間
攪拌した。反応溶液を水(50ml)に注ぎ、酢酸エチル
(30mlx2)で抽出した。有機層を合わせ、1規定塩酸
(20ml),飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20ml),飽
和食塩水(20ml)で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥後、濃
縮した。得られた残渣を、カラムクロマトグラフィー
(シリカゲル:シクロヘキサン/酢酸エチル 1/1)で
精製すると、表題化合物(160mg)が31%の収率で得ら
れた。
NMR(90MHZ,CDCl3,δ):6.63−7.95(8H,m),4.79−
5.61(3H,m),4.69(2H,s),3.78(3H,s),3.60−3.75
(2H,m),2.92−3.14(2H,m),2.00−2.50(2H,m),1.7
6(3H,s) MASS(EI法,m/e):475(M+) 実施例60 (1SR,2RS,3aSR,8bSR)−1−((ベンゼンスルホンア
ミド)メチル)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(96) (1SR,2RS,3aSR,8bSR)−2−アセトキシ−1−
((ベンゼンスルホンアミド)メチル)−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−イルオキシ酢酸メチルエステル(95)(160mg)を
メタノール(2ml)に溶かし、5.92規定ナトリウムメト
キサイドメタノール溶液(0.05ml)を加え、アルゴン雰
囲気下、室温で2.5時間攪拌した。反応溶液を酢酸で中
和した後、水(50ml)に注ぎ、酢酸エチル(30mlx3)で
抽出した。有機層を合わせ、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液(30ml)で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し
た。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ク
ロロホルム/メタノール 95/5)で精製すると、表題化
合物(94mg)が64%の収率で得られた。
mp:126℃(酢酸エチル/シクロヘキサンから再結晶) IR(KBr法):3466,3174,2958,2930,1758,1731,1620,1
593,1510,1491,1466,1450,1325,1309,1272,1253,1193,1
166,1098,1079,1038,789,758,727,690,592,540,518,50
1,418cm-1 NMR(500MHZ,CDCl3,δ):7.87(2H,m),7.59(1H,
m),7.52(2H,M),6.82(1H,brd,J=6.7Hz),6.77(1H,
t,J=8.0Hz),6.72(1H,dd,J=1.2,7.9Hz),5.13(1H,d
dd,J=4.9,6.7,8.5Hz),5.02(1H,brm),4.72,4.68(ea
ch1H,ABq,J=16.5Hz),3.97(1H,m),3.78(3H,s),3.3
5(1H,t,J=8.6Hz),3.30(1H,ddd,J=5.5,7.9,12,8H
z),3.08(1H,ddd,J=4.9,7.9,12.8Hz),2.57(1H,m),
1.93−2.07(3H,m) MASS(EI法,m/e):433(M+) 元素分析(C21H23NO7Sとして) 計算値 C:58.21、H:5.35、N:3.23、S:7.38 実測値 C:58.06、H:5.33、N:3.21、S:7.46 実施例61 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(N−メチルベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸メチルエステル(97) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミ
ド−2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸メチルエステル(25)(375mg)のア
セトン(8ml)溶液に炭酸カリウム(154mg)、ヨウ化メ
チル(0.14ml)を加え、5時間還流した。反応混合物を
冷却し、酢酸(0.15ml)を加えた後、水(30ml)を加
え、酢酸エチル(40ml×2)で抽出した。有機層を合わ
せて水(30ml)、飽和食塩水(30ml)で洗い、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をメタノール
(15ml)に溶かし、濃塩酸を3滴加え、室温で3時間攪
拌した。反応溶液を炭酸水素ナトリウムで中和し、濃縮
した。残渣に酢酸エチル(50ml)を加え、水(20ml×
2)、飽和食塩水(20ml)で洗い、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、濃縮した。得られた残渣をカラムクロマト
グラフィー(シリカゲル:塩化メチレン/アセトニトリ
ル 4/1)で精製すると表題化合物(300mg)が93%の収
率で得られた。
IR(液膜法):3516,3026,2958,1758,1622,1595,1491,
1464,1448,1379,1330,1222,1193,1154,1114,1091,1027,
1002,946,861,832,754,716,690,667,586cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.95−2.05(1H,m),2.25−
2.35(1H,m),2.6−2.7(1H,m),2.96(3H,s),3.6−3.
7(1H,m),3.78(3H,s),4.05−4.15(2H,m),4.70(2
H,s),5.13(1H,ddd,J=6.1,7.6,9.3Hz),6.32(1H,d,J
=7.8Hz),6.60(1H,t,J=7.8Hz),6.68(1H,d,J=7.8H
z),7.45−7.6(3H,m),7.8−7.85(2H,m) MASS(EI法,m/e):433(M+) 実施例62 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−(N−メチルベンゼンス
ルホンアミド)−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イ
ルオキシ酢酸(98) 実施例2と同様にして(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−
(N−メチルベンゼンスルホンアミド)−2−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(97)(180mg)から表題化合物(101mg)を得た。
mp:194−195℃(メタノール/水から再結晶) IR(KBr法):3502,2950,1742,1622,1591,1491,1464,1
448,1427,1328,1290,1257,1203,1158,1122,1110,1089,1
031,969,944,891,855,833,774,748,735,719,683,590,56
9cm-1 NMR(400MHz,DMSO−d6,δ):1.69(1H,ddd,J=6.3,9.
3,13.2Hz),2.4−2.5(1H,m),2.78(3H,s),3.6−3.7
(1H,m),3.9−4.0(1H,m),4.08(1H,t,J=8.1Hz),4.
65(2H,s),4.89(1H,d,J=6.8Hz),5.05−5.15(1H,
m),6.65−6.75(3H,m),7.5−7.7(3H,m),7.85−7.9
(2H,m),12.9−13.0(1H,m) MASS(EI法,m/e):419(M+) 元素分析(C20H21NO7Sとして) 計算値 C:57.27、H:5.05、N:3.34、S:7.64 実測値 C:57.30、H:5.11、N:3.43、S:7.79 実施例63 (1SR,2SR,3aSR,8bRS)−2−ベンゼンスルホンアミド
−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メ
チルエステル(99) 実施例9と同様にして(1SR,2SR,3aSR,8bSR)−2−
アジド−7−ブロモ−1−テトラヒドロピラニルオキシ
−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]
ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(2
3)(3.07g)から表題化合物(2.15g)を得た。
mp:119−120℃(酢酸エチルから再結晶) IR(KBr法):3420,3280,2930,1760,1730,1620,1590,1
490,1440,1330,1290,1200,1150,1120,1090,1000,940,77
0,760,740,720,690,610,600,560cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.74(1H,ddd,J=5.5,11.6,
14.3Hz),2.31(1H,dd,J=6.6,14.3Hz),2.55−2.65(1
H,m),3.25−3.4(1H,m),3.79(3H,s),3.96(1H,t,J
=8.4Hz),4.1−4.2(1H,m),4.68(1H,d,J=16.3Hz),
4.70(1H,d,J=16.3Hz),5.15−5.25(2H,m),6.7−6.7
5(1H,m),6.79(1H,t,J=7.6Hz),6.94(1H,d,J=7.6H
z),7.45−7.6(3H,m),7.8−7.9(2H,m) MASS(EI法,m/e):419(M+) 元素分析(C20H21NO7Sとして) 計算値 C:57.27、H:5.05、N:3.34 S:7.64 実測値 C:57.38、H:5.24、N:3.16 S:7.34 実施例64 (1SR,2SR,3aSR,8bRS)−2−ベンゼンスルホンアミド
−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
(100) 実施例2と同様にして(1SR,2SR,3aSR,8bRS)−2−
ベンゼンスルホンアミド−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(99)(500mg)
から表題化合物(287mg)を得た。
mp:181−182℃(酢酸エチルから再結晶) IR(KBr法):3480,3270,2930,1710,1620,1590,1480,1
450,1320,1280,1230,1190,1150,1120,1110,1090,1000,9
40,900,850,800,770,750,730,720,690,600,560cm-1 NMR(400MHz,CDCl3+DMSO−d6,δ):1.55−1.7(1H,
m),1.75−1.9(1H,m),3.1−3.2(1H,m),3.78(1H,t,
J=8.5Hz),4.07(1H,t,J=8.5Hz),4.58(2H,s),5.0
−5.1(1H,m),6.6−6.7(2H,m),6.8−6.9(1H,m),7.
5−7.6(3H,m),7.7−7.75(1H,m),7.8−7.85(2H,m) MASS(EI法,m/e):405(M+) 元素分析(C19H19NO7Sとして) 計算値 C:56.29、H:4.72、N:3.45、S:7.91 実測値 C:56.34、H:4.74、N:3.37、S:7.98 実施例65 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシメチル
メチル ケトン(101) 無水DMSO(2ml)に水素化ナトリウム(60%ミネラル
オイルディスパージョン,162mg)を加え、70℃で1時間
攪拌した。反応混合物に0℃で無水THF(2ml)を加え、
つづいて(1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホ
ンアミド−2−テトラヒドロピラニルオキシ−2,3,3a,8
b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(25)(510m
g)の無水THF(2ml)溶液を加え、0℃で30分間攪拌し
た。反応溶液を1規定塩酸(4.3ml)で中和し、水(40m
l)を加え、酢酸エチル(100ml×2)で抽出した。有機
層を合わせて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40ml)、
水(40ml×2)、飽和食塩水(40ml)で洗い、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣を酢酸(8ml)
に溶かし、亜鉛粉末(659mg)を加え、10分間還流し
た。反応溶液を冷却し、濾過した。濾液に酢酸エチル
(120ml)、水(120ml)を加え、この混合物に0℃で炭
酸水素ナトリウム(14.1g)をゆっくり加え、分液し
た。水層を酢酸エチル(120ml)で再抽出し、有機層を
合わせて、水(60ml×2)、飽和食塩水(60ml)で洗
い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得られ
た残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:酢酸
エチル/シクロヘキサン 1/1〜1/2)で精製すると表題
化合物(211mg)が収率52%で得られた。
mp:179−180℃(メタノールから再結晶) IR(KBr法):3500,3236,2904,1738,1620,1599,1489,1
460,1431,1419,1336,1299,1255,1232,1214,1187,1154,1
104,1060,969,938,886,843,774,754,743,727,683,615,5
84,559,545,536cm-1 NMR(500MHz,DMSO−d6,δ):1.85−1.9(1H,m),2.10
(3H,s),2.2−2.3(1H,m),3.35−3.4(1H,m),3.55−
3.6(1H,m),3.85−3.95(1H,m),4.6−4.65(1H,m),
4.68(2H,s),5.25−5.35(1H,m),6.3−6.35(1H,m),
6.55−6.65(2H,m),7.6−7.7(3H,m),7.85−7.9(2H,
m),7.95−8.0(1H,m) MASS(EI法,m/e):403(M+) 実施例66 (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミド
−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸エ
チルエステル(102) (1RS,2RS,3aSR,8bRS)−1−ベンゼンスルホンアミ
ド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
(47)(150mg)のテトラヒドロフラン(1.5ml)溶液に
トリエチルアミン(0.051ml),クロロぎ酸エチル(0.0
35ml)を加え、室温で30分間攪拌した。反応混合物にエ
タノール(1.1ml)、トリエチルアミン(0.051ml)を加
え、室温で1時間攪拌した。得られた溶液を酢酸エチル
(50ml)で抽出した。有機層を水(20ml)、飽和食塩水
(20ml)で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮
した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル:酢酸エチル/シクロヘキサン 1/1)で精製す
ると表題化合物(126mg)が得られた。
mp:124.5−125.5℃(酢酸エチル/n−ヘキサンより再
結晶) IR(KBr法):3504,3252,2978,1769,1738,1620,1595,1
495,1452,1303,1263,1197,1151,1106,1079,1033,940,90
5,864,845,756,721,690cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.27(3H,t,J=7.1Hz),2.0
8(1H,ddd,J=4.9,7.3,14.2Hz),2.52(1H,dt,J=6.6,1
4.2Hz),2.74(1H,d,J=3.9Hz),3.4−3.45(1H,m),3.
58(1H,dd,J=5.4,8.8Hz),4.05−4.1(1H,m),4.23(2
H,q,J=7.1Hz),4.65(2H,s),5.05−5.15(2H,m),6.3
7(1H,d,J=6.8Hz),6.55−6.7(2H,m),7.5−7.65(3
H,m),7.9−7.95(2H,m) MASS(EI法,m/e):433(M+) 元素分析(C21H23NO7Sとして) 計算値 C:58.19、H:5.35、N:3.23、S:7.40 実測値 C:58.11、H:5.42、N:3.36、S:7.45 参考例38 (3aS,8bS)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒドロ−3H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエ
ステル(103) 特開昭59−161371号公報記載の方法で製造した(3aS,
8bS)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒドロ−3H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸(30g)をメタ
ノール(850ml)に溶解し、95%硫酸(1.1ml)を加え、
15時間還流した。反応混合物より析出した結晶を濾取し
た。結晶は、酢酸エチル(600ml)に溶解し、1%飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液(200ml)、飽和食塩水(200
ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃
縮乾固した。濾液は減圧下で濃縮し、残渣を塩化メチレ
ンに溶解し、1%炭酸水素ナトリウム水溶液(200m
l)、飽和食塩水(150ml)で洗浄し、さらに無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した後濃縮乾固した。得られた残渣を
合わせて、酢酸エチルより結晶化を行い、表題化合物
(25.8g)を針状結晶として得た。また、母液をクロマ
トグラフィー(シリカゲル:n−ヘキサン/酢酸エチル/
塩化メチレン 10:1:2)で精製し、表題化合物(3.8g)
を結晶として得た(計29.6g,収率94%)。
mp:155−159℃(酢酸エチルより再結晶) [α]D25−168.64(c 0.472,MeOH) IR(KBr法):2988,2952,1709,1603,1437,1346,1328,1
274,1199,1154,1046,1025,998,949,897,876,828,783,73
9,710,621,561,516,462cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.91(2H,m),3.88(3H,s),
4.37(1H,br,d,J=7.5Hz),5.6−5.9(3H,m),7.4−7.5
(1H,m),7.8−7.9(1H,m) MASS(EI法,m/e):294(M+) 参考例39 (3aR,8bR)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒドロ−3H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエ
ステル(104) 参考例38と同様にして特開昭58−124778号公報記載の
方法で製造した(3aR,8bR)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒ
ドロ−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−カル
ボン酸(30g)から表題化合物(29.0g,収率92%)を得
た。
mp:153−158℃(酢酸エチルより再結晶) [α]D25+168.29(c 0.492,MeOH) IR(KBr法):3088,3054,2988,2952,2914,1771,1711,1
603,1437,1346,1330,1274,1212,1199,1154,1046,1025,9
98,949,897,876,828,783,737,710,621,561,516,464,414
cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.91(2H,m),3.88(3H,s),
4.37(1H,d,br,J=7.3Hz),5.6−5.9(3H,m),7.4−7.5
(1H,m),7.82(1H,d,J=2.2Hz) MASS(EI法,m/e):294(M+) 参考例40 (1S,2R,3aS,8bR)−7−ブロモ−1,2−エポキシ−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−カルボン酸メチルエステル(105) 参考例1と同様にして(3aS,8bS)−7−ブロモ−3a,
8b−ジヒドロ−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−カルボン酸メチルエステル(103)(23.0g)から表
題化合物(12.5g,収率51.3%)を得た。
mp:234−236℃(酢酸エチルより再結晶) [α]D25−106.36(c 0.440,CHCl 3) IR(KBr法):3086,3028,2990,2950,1709,1603,1450,1
419,1332,1307,1274,1212,1156,1100,1064,1029,1004,9
78,953,882,843,826,785,712,640,621,534,433cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.30(1H,ddd,J=1.3,7.5,1
5.8Hz),2.70(1H,d,J=15.8Hz),3.71(3H,br),3.87
(3H,s),5.50(1H,t,J=7.7Hz),7.5−7.6(1H,m),7.
90(1H,d,J=2.2Hz) MASS(EI法,m/e):310(M+) 参考例41 (1R,2S,3aR,8bS)−7−ブロモ−1,2−エポキシ−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−カルボン酸メチルエステル(106) 参考例1と同様にして(3aR,8bR)−7−ブロモ−3a,
8b−ジヒドロ−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−カルボン酸メチルエステル(104)(28.5g)から表
題化合物(24.2g,収率80.5%)を得た。
mp:233−235℃(酢酸エチルより再結晶) [α]D25+106.52(c 0.506,CHCl3) IR(KBr法):3086,3028,2990,2950,1711,1603,1450,1
421,1332,1307,1274,1212,1156,1100,1064,1029,1004,9
78,953,882,843,826,785,712,640,621,534,435cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.30(1H,ddd,J=1.3,7.5,1
6.3Hz),2.70(1H,d,J=16.3Hz),3.70(3H,br,s),3.8
7(3H,s),5.49(1H,t,J=7.5Hz),7.51(1H,d,J=2.2H
z),7.90(1H,d,J=2.2Hz) MASS(EI法,m/e):310(M+) 参考例42 (1R,2R,3aS,8bR)−1−アジド−7−ブロモ−2−ヒ
ドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエステル
(107) (1S,2R,3aS,8bR)−7−ブロモ−1,2−エポキシ−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラン−5−カルボン酸メチルエステル(105)(11.
9g)をメタノール(250ml)に溶解し、1.27Mアジ化ナト
リウム水溶液(0.114mol)を加え、4時間還流した。反
応混合物は減圧下で濃縮し、メタノールを除去した後、
3N塩酸を加え、酢酸エチル(400ml+100ml×2)で抽出
した。有機層は水(150ml×2)、飽和食塩水(150ml)
で洗浄した。得られた抽出液は、0℃に冷却下、ジアゾ
メタンを加え、30分間攪拌した。さらに酢酸(0.1ml)
を加え、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル:n−ヘキサン/酢酸エチル/塩化メチレン
3:1:1)にて精製し、酢酸エチル/n−ヘキサンより結
晶化し表題化合物(4.2g)を得た。
mp:144−146℃(酢酸エチル/n−ヘキサンより再結
晶) [α]D25+60.90(c 0.550,MeOH) IR(KBr法):3520,3098,2958,2942,2892,2500,2232,2
114,1721,1603,1437,1357,1328,1296,1267,1193,1162,1
135,1075,1033,1006,973,953,926,876,851,808,787,72
9,700,675,609,555,516,426,412cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.1−2.6(3H,m),3.6−3.9
(2H,m),3.88(3H,s),4.24(1H,m),5.44(1H,m),7.
5−7.6(1H,m),7.87(1H,d,J=2.2Hz) MASS(EI法,m/e):353(M+) 参考例43 (1S,2S,3aR,8bS)−1−アジド−7−ブロモ−2−ヒ
ドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエステル
(108)参考例42と同様にして(1R,2S,3aR,8bS)−7−
ブロモ−1,2−エポキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メ
チルエステル(106)(21.3g)から表題化合物(6.2g)
を得た。
mp:144−146℃(酢酸エチル/n−ヘキサンより再結
晶) [α]D25−60.91(c 0.504,MeOH) IR(KBr法):3522,2958,2232,2114,1721,1603,1452,1
357,1328,1296,1267,1234,1193,1162,1075,1033,973,95
3,926,876,851,789,729,675,555,516cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.24−2.47(3H,m),3.63(2
H,m),3.88(3H,s),4.24(1H,m),5.44(1H,ddd,J=3.
1,6.2,8.6Hz),7.49(1H,dd,J=1.1,2.2Hz),7.87(1H,
m) MASS(EI法,m/e):353(M+) 実施例67 (1R,2R,3aS,8bR)−1−ベンゼンスルホンアミド−2
−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエス
テル(109) (1R,2R,3aS,8bR)−1−アジド−7−ブロモ−2−
ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエステ
ル(107)(3.9g)をメタノール(50ml)に溶解し、酢
酸ナトリウム(1.8g),10%パラジウム活性炭(400mg)
を加え、水素雰囲気下室温で20時間攪拌した。反応混合
物はセライト濾過を行い、濾液を濃縮した。残渣を水
(60ml)に溶解し、酢酸エチル(100ml+30ml×2)で
抽出した。有機層を水(40ml)、飽和食塩水(40ml)で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。得ら
れた残渣を塩化メチレン(70ml)に溶解し、−70℃に冷
却下、トリエチルアミン(6.0ml)、ベンゼンスルホニ
ルクロリド(1.79ml)を加え、アルゴン雰囲気化−70℃
で3時間攪拌した。反応混合物にメタノール(2.0ml)
を加え、室温まで温度を上昇させた後、1N塩酸(100m
l)を加えた。さらに塩化メチレン(100ml+40ml×2)
で抽出し、有機層は、1%炭酸水素ナトリウム水溶液
(50ml)、水(50ml)、飽和食塩水(50ml)で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/n−ヘキ
サン 2:1)で精製し、表題化合物(3.38g)を収率79%
で得た。
[α]D25+138.31(c 0.582,MeOH) IR(液膜法):3492,3264,3024,2956,1707,1611,1450,
1284,1216,1191,1162,1094,1067,1035,928,853,806,75
6,721,690,667,588,445,420,404cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.8−2.7(2H,m),2.85(1H,
br,s),3.4−4.2(3H,m),3.85(3H,s),5.31(1H,ddd,
J=4.0,6.5,8.5Hz),5.76(1H,br,s),6.6−7.0(2H,
m),7.4−7.75(4H,m),7.8−8.0(2H,m) MASS(EI法,m/e):389(M+) 実施例68 (1S,2S,3aR,8bS)−1−ベンゼンスルホンアミド−2
−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエス
テル(110)実施例67と同様にして(1S,2S,3aR,8bS)−
1−アジド−7−ブロモ−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
−5−カルボン酸メチルエステル(108)(4.0g)から
表題化合物(3.36g)を収率76%で得た。
[α]D25−150.39(c 0.508,MeOH) IR(液膜法):3454,3264,3026,2956,1707,1611,1450,
1284,1216,1191,1162,1094,1067,1035,928,853,808,75
4,721,690,667,586,451cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.12(1H,ddd,J=4.7,6.7,1
4.7Hz),2.55(1H,dt,J=6.4,14.7Hz),2.75(1H,s,b
r),3.4−3.7(2H,m),3.85(3H,s),4.11(1H,q,J=5.
6Hz),5.30(1H,ddd,J=4.1,6.4,8.8Hz),5.5−5.8(1
H,s,br),6.70(1H,t,J=7.5Hz),6.94(1H,d,J=6.6H
z),7.5−7.75(4H,m),7.8−8.0(2H,m) MASS(EI法,m/e):389(M+) 実施例69 (1R,2R,3aS,8bR)−1−ベンゼンスルホンアミド−2
−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル メチル ケトン
(111) 実施例65と同様にして(1R,2R,3aS,8bR)−1−ベン
ゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−カルボン酸メチルエステル(109)(400mg)から表題
化合物(330mg)を収率86%で得た。
[α]D25+143.41(c 0.516,MeOH) IR(液膜法):3454,3158,3024,2926,1655,1601,1446,
1367,1330,1294,1241,1216,1156,1116,1081,1040,1021,
967,917,882,859,828,754,688,669,466,422,412,406cm
-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.0−3.0(3H,m),2.55(3H,
s),3.4−3.8(2H,m),4.0−4.2(1H,s),5.27(1H,dd
d,J=4.6,6.3,8.6Hz),5.84(1H,br,s),6.6−6.95(2
H,m),7.4−7.7(4H,m),7.8−8.0(2H,m) MASS(EI法,m/e):373(M+) 実施例70 (1S,2S,3aR,8bS)−1−ベンゼンスルホンアミド−2
−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル メチル ケトン
(112) 実施例65と同様にして(1S,2S,3aR,8bS)−1−ベン
ゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−カルボン酸メチルエステル(110)(3.25g)から表題
化合物(1.67g)を収率53.7%で得た。
[α]D25−145.52(c 0.514,MeOH) IR(液膜法):4216,3268,3024,1671,1605,1448,1367,
1313,1286,1216,1162,1094,1071,928,758,688,669,478,
464,447,439,431,412,404cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):2.07(1H,ddd,J=4.6,7.0,1
4.3Hz),2.4−2.7,(1H,m),2.55(3H,s),2.85(1H,s,
br),3.4−3.75(2H,m),4.16(1H,m),5.27(1H,ddd,J
=4.4,7.3,8.4Hz),5.85(1H,s),6.6−6.9(2H,m),7.
5−7.7(4H,m),7.8−8.0(2H,m) MASS(EI法,m/e):373(M+) 実施例71 (1R,2R,3aS,8bR)−1−ベンゼンスルホンアミド−2
−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチル
エステル(113) (1R,2R,3aS,8bR)−1−ベンゼンスルホンアミド−
2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル メチル ケト
ン(111)(219mg)を塩化メチレン(4ml)に溶解し、
炭酸水素ナトリウム(197mg,2.3mmol)、メタクロロ過
安息香酸(力価70%,289mg)を加え、室温で2時間攪拌
した。反応混合物に3%亜硫酸ナトリウム水溶液(15m
l)を加え、塩化メチレン(15ml+10ml×2)で抽出し
た。有機層は、水(15ml)、飽和食塩水(15ml)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後,濃縮した。残渣を
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル:シクロヘキサ
ン/酢酸エチル 1:2)で精製し、(1R,2R,3aS,8bR)−
1−ベンゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−イルアセテート(190mg)を得た。
上記の方法で製造した(1R,2R,3aS,8bR)−1−ベン
ゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イル アセテート(448mg)をメタノールに溶解し、
0.61N水酸化カリウム/メタノール溶液(1.9ml)を加
え、室温で20分間攪拌した。反応混合物を5%塩化アン
モニウム水溶液に加え、酢酸エチル(50ml+30ml×2)
で抽出した。有機層は、飽和食塩水(30ml)で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル:塩化メチレン/メタ
ノール 20:1〜7:1)で精製し、(1R,2R,3aS,8bR)−1
−ベンゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8
b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ン−5−オール(376mg)を得た。
上記の方法で製造した(1R,2R,3aS,8bR)−1−ベン
ゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−オール(342mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(6m
l)に溶解し、5.2Nナトリウムメトキシド/メタノール
溶液(0.21ml,1.09mmol)を滴下した。さらにブロモ酢
酸メチル(0.10ml)を加え、アルゴン雰囲気下室温で2
時間攪拌した。反応混合物を1.5%塩化アンモニウム水
溶液(20ml)に加え、20%n−ヘキサン/酢酸エチル
(40ml+20ml×2)で抽出した。有機層を水(20ml)、
飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル:クロロホルム/メタノール 15:1)で精
製し、さらに酢酸エチル/ジエチルエーテルより結晶化
し、表題化合物(209mg)を得た。
mp:105.5−106.5℃(酢酸エチル/ジエチルエーテル
より再結晶) [α]D25+59.99゜(c 0.495,MeOH) IR(KBr法):3498,3232,2348,1756,1620,1599,1491,1
439,1334,1294,1222,1193,1156,1108,938,886,758,727,
688,584,559,424cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):2.09(1H,ddd,J=4.9,7.3,1
4.7Hz),2.53(1H,dt,J=6.8,14.7Hz),2.71(1H,d,J=
3.9Hz),3.46(1H,q,J=6.8Hz),3.59(1H,dd,J=5.4,
8.8Hz),3.77(3H,s),4.09(1H,m),4.64−4.71(2H,
m),5.07(1H,d,J=6.8Hz),5.23(1H,ddd,J=4.9,6.8,
8.8Hz),6.38(1H,d,J=7.2Hz),6.59−6.68(2H,m),
7.52−7.56(2H,m),7.59−7.64(1H,m),7.92(2H,m) MASS(EI法,m/e):419(M+) 元素分析(C20H21NO7Sとして) 計算値 C:57.27、H:5.05、N:3.34、S:7.64 実測値 C:57.17、H:5.08、N:3.35、S:7.75 実施例72 (1S,2S,3aR,8bS)−1−ベンゼンスルホンアミド−2
−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチル
エステル(114) (1S,2S,3aR,8bS)−1−ベンゼンスルホンアミド−
2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イル メチル ケト
ン(112)(1.57g)を塩化メチレン(30ml)に溶解し、
炭酸水素ナトリウム(2.12g)、メタクロロ過安息香酸
(力価70%,4.61g)を加え、室温で5時間攪拌した。反
応混合物に4%亜硫酸ナトリウム水溶液(100ml)を加
え、塩化メチレン(100ml+50ml×2)で抽出した。有
機層は飽和食塩水(50ml×2)で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後濃縮乾固した。残渣をカラムクロ
マトグラフィー(シリカゲル:n−ヘキサン/酢酸エチル
1:1〜1:2)で精製し、(1S,2S,3aR,8bS)−1−ベン
ゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イル アセテート(1.26g)を得た。
上記の方法で製造した(1S,2S,3aR,8bS)−1−ベン
ゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イル アセテート(1.14g)をメタノール(15ml)に
溶解し、0.61N水酸化カリウム/メタノール溶液(5.0m
l)を加え、室温で30分間攪拌した。反応混合物を5%
塩化アンモニウム水溶液(30ml)に加え、酢酸エチル
(60ml+30ml×2)で抽出した。有機層は、飽和食塩水
(30ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、
濃縮乾固した。残渣は、カラムクロマトグラフィー(シ
リカゲル:クロロホルム/メタノール 20:1〜10:1)で
精製し、(1S,2S,3aR,8bS)−1−ベンゼンスルホンア
ミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−オール(940m
g)を得た。
上記の方法で製造した(1S,2S,3aR,8bS)−1−ベン
ゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−オール(846mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(12m
l)に溶解し、5.2Nナトリウムメトキシド/メタノール
溶液(0.54ml)を滴下した。さらにブロモ酢酸メチル
(0.27ml)を加え、アルゴン雰囲気下室温で2時間攪拌
した。反応混合物を5%塩化アンモニウム水溶液(50m
l)に加え、15%n−ヘキサン/酢酸エチル(80ml+40m
l×2)で抽出した。有機層を水(30ml)、飽和食塩水
(30ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、濃縮乾固した。残渣はカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル:クロロホルム/メタノール 20:1〜10:
1)で精製し、酢酸エチル−ジエチルエーテルより結晶
化を行い、表題化合物(604mg)を得た。
mp:106−106.5℃(酢酸エチル/ジエチルエーテルよ
り再結晶) [α]D25−59.49(c 0.474,MeOH) IR(KBr法):3498,3234,2906,1756,1620,1599,1489,1
450,1334,1294,1222,1193,1156,1108,1056,975,938,88
6,841,758,727,687,619,584,557,445cm-1 NMR(500MHz,CDCl3,δ):2.08(1H,ddd,J=4.9,7.3,1
4.0Hz),2.52(1H,dt,J=6.7,14.0Hz),2.68(1H,d,J=
4.3Hz),3.45(1H,q,J=6.1Hz),3.58(1H,dd,J=5.5,
9.2Hz),3.77(3H,s),4.05−4.12(1H,m),4.68(2H,
m),5.19−5.24(2H,m),6.38(1H,d,J=7.3Hz),6.60
(1H,t,J=7.3Hz),6.65(1H,d,J=7.3Hz),7.54(2H,
t,J=7.3Hz),7.62(1H,m),7.92(2H,m) MASS(EI法,m/e):419(M+) 元素分析(C20H21NO7Sとして) 計算値 C:57.27、H:5.05、N:3.34、S:7.64 実測値 C:57.22、H:5.10、N:3.53、S:7.50 実施例73 (1R,2R,3aS,8bR)−1−ベンゼンスルホンアミド−2
−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸(11
5) 実施例2と同様にして(1R,2R,3aS,8bR)−1−ベン
ゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸メチルエステル(113)(250mg)から
表題化合物を定量的に得た。
IR(液膜法):3260,2938,1734,1624,1597,1491,1466,
1448,1294,1193,1162,1096,1035,959,897,859,756,723,
690,667,584,487,474,462,445,435,426,410cm-1 NMR(400MHz,DMSO−d6,δ):7.98(1H,dd,J=7.0H
z),7.89(1H,dd,J=1.5,7.8Hz),7.61−7.69(3H,m),
6.57−6.63(2H,m),6.33(1H,d,J=6.8Hz),5.20(1H,
m),4.65(1H,d,J−2.8Hz),4.55(2H,s),3.91(1H,s,
br),3.56(1H,dd,J=2.4,8.8Hz),2.22(1H,dt,J=6.
3,14.2Hz),1.88(1H,d,br,J=14.2Hz) MASS(EI法,m/e):405(M+) 実施例74 (1S,2S,3aR,8bS)−1−ベンゼンスルホンアミド−2
−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸(11
6) 実施例2と同様にして(1S,2S,3aR,8bS)−1−ベン
ゼンスルホンアミド−2−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸メチルエステル(114)(250mg)から
表題化合物を定量的に得た。
IR(KBr法):3436,3268,3028,2934,1738,1624,1597,1
491,1466,1450,1294,1245,1193,1160,1096,1035,1000,9
59,897,859,756,723,690,667,584,553,530,478,449,43
3,416,408cm-1 NMR(400MHz,DMSO−d6,δ):7.98(1H,d,J=6.8Hz),
7.89(1H,dd,J=1.5,7.8Hz),7.61−7.69(3H,m),6.57
−6.63(2H,m),6.33(1H,d,J−6.8Hz),5.20(1H,m),
4.65(1H,s,br),4.55(2H,s),3.90(1H,s,br),3.56
(1H,dd,J=2.4,8.8Hz),2.22(1H,dt,J=6.4,14.2H
z),1.88(1H,d,br,J=14.2Hz) MASS(EI法,m/e):405(M+) 参考例44 (1RS,2SR,3aSR,8bRS)−1,2−エポキシ−5−ヒドロキ
シ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン(117) (3aSR,8bSR)−7−ブロモ−3a,8b−ジヒドロ−5−
ヒドロキシ−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン(1
0.0g)を塩化メチレン(150ml)に溶かし、m−クロロ
過安息香酸(25.2g)を加え、室温で2時間攪拌した。
反応混合物にチオ硫酸ナトリウム(58.8g)を水(200m
l)に溶かした溶液を0℃でゆっくり加えた。得られた
混合物を塩化メチレンで抽出(600ml,200ml×2)し、
有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200ml)、飽
和食塩水(200ml)で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥
後、濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン(20
ml)、メタノール(80ml)に溶かし、この溶液に酢酸ナ
トリウム(3.89g)、10%パラジウム活性炭(1.00g)を
加え、水素雰囲気下で24時間室温で攪拌した。反応混合
物をセライトを用いて濾過した後、溶媒を減圧除去し
た。残渣に酢酸エチル(150ml)を加え、水(80ml)、
飽和食塩水(80ml)で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シ
リカゲル:シクロヘキサン/酢酸エチル 10/1〜2/1)
で精製し、表題化合物(3.77g)を51%の収率で得た。
m.p.:121−122℃(酢酸エチル/n−ヘキサンより再結
晶) IR(KBr法):2900−3500,1615,1600,1468,1312,1288,
1270,1220,1179,1038,963,832,814,770,722cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.9−2.2(1H,m),2.71(1H,
dd,J=7.6,15.8Hz),3.57(1H,t,J=2.7Hz),3.72(1H,
d,J=2.7Hz),4.20(1H,d,J=7.6Hz),5.0−5.2(2H,
m),6.7−6.9(3H,m) MASS(EI法,m/e):190(M+) 参考例45 (1SR,3aSR,8bRS)−1,5−ジヒドロキシ−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
(118) (1RS,2SR,3aSR,8bRS)−1,2−エポキシ−5−ヒドロ
キシ−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン(117)(2.40g)を無水テトラヒド
ロフラン(80ml)に溶かし、水素化アルミニウムリチウ
ム(717mg)を加え、2時間還流した。反応混合物を0
℃に冷却し、水(30ml)をゆっくり加え、さらに3規定
塩酸(40ml)を加えた。得られた混合物を酢酸エチル
(150ml,100ml×2)で抽出し、有機層を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液(50ml)、飽和食塩水(50ml)で洗
い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得られ
た残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:シク
ロヘキサン/酢酸エチル 3/1)で精製し、表題化合物
(2.10g)を87%の収率で得た。
m.p.:145−146℃(酢酸エチル/n−ヘキサンより再結
晶) IR(KBr法):2000−3500,1599,1479,1446,1398,1296,
1245,1185,1149,1052,1031,977,940,861,824,772,760,7
25cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.3−2.4(4H,m),3.63(1H,
d,J=8.0Hz),4.0−4.2(1H,m),4.8−5.0(1H,m),5.2
−5.4(1H,m),6.5−6.8(3H,m),9.02(1H,s) MASS(EI法,m/e):192(M+) 参考例46 (1SR,3aSR,8bRS)−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−
イルオキシ酢酸メチルエステル(119) (1SR,3aSR,8bRS)−1,5−ジヒドロキシ−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
(118)(1.62g)をメタノール(20ml)に溶かし、水酸
化カリウム(581mg)を加え、室温で30分間攪拌した。
反応混合物を濃縮し、残渣をジメチルホルムアミド(30
ml)に縣濁し、ブロモ酢酸メチル(1.44ml)を加え、室
温で2時間攪拌した。得られた反応混合物に塩化アンモ
ニウム水溶液(40ml)を加え、酢酸エチル(100ml×
3)で抽出した。有機層を水(50ml×3)、飽和食塩水
(50ml)で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮
した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル:アセトニトリル/塩化メチレン 1/15)で精製
し、表題化合物(2.04g)を92%の収率で得た。
IR(液膜法):3100−3700,2960,1742,1620,1597,149
1,1464,1439,1377,1296,1226,1195,1114,1006,980,965,
942,859,820,768,727cm-1 NMR(90MHz,CDCl3,δ):1.6−1.95(3H,m),2.05−2.
4(2H,m),3.7−3.9(1H,m),3.78(3H,s),4.2−4.4
(1H,m),4.71(2H,s),5.3−5.6(1H,m),6.6−7.0(3
H,m) MASS(EI法,m/e):264(M+) 実施例75 (1SR,3aSR,8bSR)−1−(フェニルスルホニルオキ
シ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(120) (1SR,3aSR,8bRS)−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸メチルエステル(119)(492mg)をピ
リジン(5ml)に溶かし、ベンゼンスルホニルクロリド
(0.70ml)を加えて、室温で17時間攪拌した。反応液を
3規定塩酸(30ml)の中に滴下し、酢酸エチル(100ml,
50ml)で抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液(30ml)、水(30ml)、飽和食塩水(30ml)で洗
い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得られ
た残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:シク
ロヘキサン/酢酸エチル 2/1)で精製し、表題化合物
(623mg)を83%の収率で得た。
mp:90−91℃(酢酸エチル/n−ヘキサンから再結晶) IR(KBr法):2980,1754,1622,1595,1493,1468,1450,1
354,1299,1224,1191,1112,1073,949,922,895,868,849,8
28,772,758,729,714,687,607,586,547cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.7−1.8(1H,m),1.85−1.
95(1H,m),2.1−2.3(2H,m),3.77(3H,s),4.00(1H,
d,J=7.3Hz),4.67(1H,d,J=16.1Hz),4.69(1H,d,J=
16.1Hz),4.85(1H,d,J=3.9Hz),5.35−5.45(1H,m),
6.65−6.8(3H,m),7.55−7.7(3H,m),7.95−8.0(2H,
m) MASS(EI法,m/e):404(M+) 元素分析(C20H20O7Sとして) 計算値 C:59.40、H:4.98、S:7.93 実測値 C:59.29、H:5.22、S:7.97 実施例76 (1SR,3aSR,8bSR)−1−(フェニルスルホニルオキ
シ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸(121) (1SR,3aSR,8bSR)−1−(フェニルスルホニルオキ
シ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステ
ル(120)(200mg)をメタノール(8ml)を、テトラヒ
ドロフラン(2ml)に溶かし、1規定水酸化ナトリウム
(1.5ml)を加え、0℃で3時間攪拌した。反応混合物
を濃縮し、残渣に水(20ml)を加え、1規定塩酸(1.5m
l)で中和した。得られた混合物を酢酸エチル(50ml×
2)で抽出し、有機層を水(20ml)、飽和食塩水(20m
l)で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し
た。得られた残渣を酢酸エチル/n−ヘキサンで再結晶
し、表題化合物(140mg)を得た。
mp:158−159℃ IR(KBr法):2400−3400,1734,1622,1593,1491,1435,
1367,1261,1185,1116,949,913,762,725,685,594,551,51
1cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.65−1.8(1H,m),1.85−
1.95(1H,m),2.1−2.25(2H,m),4.01(1H,d,J=7.3H
z),4.68(1H,d,J=16.9Hz),4.71(1H,d,J=16.9Hz),
4.85(1H,d,J=3.9Hz),5.35−5.45(1H,m),6.7−6.8
(3H,m),7.55−7.7(3H,m),7.95−8.0(2H,m) MASS(EI法,m/e):390(M+) 元素分析(C19H18O7Sとして) 計算値 C:58.45、H:4.65、S:8.21 実測値 C:58.35、H:4.79、S:8.23 実施例77 (1SR,3aSR,8bSR)−1−((p−トリル)スルホニル
オキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メチルエス
テル(122) (1SR,3aSR,8bRS)−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸メチルエステル(119)(195mg)から
ベンゼンスルホニルクロリドのかわりにp−トルエンス
ルホニルクロリド(423mg)を用いる以外は実施例1と
同様にして表題化合物(270mg)を得た。
mp:101−102℃(酢酸エチル/n−ヘキサンから再結
晶) IR(KBr法):2800−3000,1754,1620,1597,1493,1468,
1437,1354,1296,1226,1193,1178,1114,953,919,895,87
4,864,818,770,727,669,551cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.65−1.8(1H,m),1.85−
1.9(1H,m),2.1−2.25(2H,m),2.47(3H,s),3.77(3
H,s),3.99(1H,d,J=7.3Hz),4.67(1H,d,J=16.1H
z),4.69(1H,d,J=16.1Hz),4.83(1H,d,J=3.9Hz),
5.35−5.45(1H,m),6.65−6.8(3H,m),7.38(2H,d,J
=8.1Hz),7.83(2H,d,J=8.1Hz) MASS(EI法,m/e):418(M+) 元素分析(C20H22O7Sとして) 計算値 C:60.28、H:5.30、S:7.66 実測値 C:60.26、H:5.29、S:7.64 実施例78 (1SR,3aSR,8bSR)−1−((p−トリル)スルホニル
オキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸(123) 実施例2と同様にして(1SR,3aSR,8bSR)−1−
((p−トリル)スルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸メチルエステル(122)(151mg)から
表題化合物(116mg)を得た。
mp:165−166℃(メタノール/酢酸エチル/n−ヘキサ
ンから再結晶) IR(KBr法):2300−3300,1744,1715,1620,1595,1493,
1429,1369,1294,1261,1172,1118,1096,953,922,893,87
4,861,810,770,729,669,551,509cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.65−1.75(1H,m),1.85−
1.95(1H,m),2.1−2.25(2H,m),2.47(3H,s),4.01
(1H,d,J=7.8Hz),4.69(1H,d,J=16.8Hz),4.71(1H,
d,J=16.8Hz),4.83(1H,d,J=3.9Hz),5.35−5.45(1
H,m),6.7−6.8(3H,m),7.38(2H,d,J=8.3Hz),7.83
(2H,d,J=8.3Hz) MASS(EI法,m/e):404(M+) 元素分析(C20H20O7Sとして) 計算値 C:59.40、H:4.98、S:7.93 実測値 C:59.32、H:4.92、S:7.81 実施例79 (1SR,3aSR,8bSR)−1−((p−クロロフェニル)ス
ルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸メ
チルエステル(124) (1SR,3aSR,8bRS)−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸メチルエステル(119)(330mg)から
ベンゼンスルホニルクロリドのかわりにp−クロロベン
ゼンスルホニルクロリド(660mg)を用いる以外は実施
例1と同様にして表題化合物(455mg)を得た。
mp:123−123.5℃(酢酸エチル/n−ヘキサンから再結
晶) IR(KBr法):2980,1765,1620,1593,1491,1441,1398,1
371,1296,1218,1199,1189,1112,1085,949,922,897,868,
835,803,752,727,658,621,567,511,484cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.7−1.8(1H,m),1.85−1.
95(1H,m),2.05−2.3(2H,m),3.77(3H,s),4.03(1
H,d,J=7.7Hz),4.70(1H,d,J=16.1Hz),4.72(1H,d,J
=16.1Hz),4.87(1H,d,J=3.9Hz),5.40(1H,dd,J=5.
1,7.7Hz),6.65−6.85(3H,m),7.55−7.65(2H,m),7.
85−7.95(2H,m) MASS(EI法,m/e):438(M+) 元素分析(C20H19ClO7Sとして) 計算値 C:54.73、H:4.36、S:7.30 実測値 C:54.51、H:4.42、S:7.22 実施例80 (1SR,3aSR,8bSR)−1−((p−クロロフェニル)ス
ルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シ
クロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
(125) 実施例2と同様にして(1SR,3aSR,8bSR)−1−
((p−クロロフェニル)スルホニルオキシ)−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(124)(230
mg)から表題化合物(194mg)を得た。
mp:168−169℃(メタノール/酢酸エチル/n−ヘキサ
ンから再結晶) IR(KBr法):2700−3700,1731,1620,1595,1491,1435,
1365,1294,1276,1263,1189,1116,1100,948,920,897,82
8,764,623,557,487cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.65−1.8(1H,m),1.85−
1.95(1H,m),2.1−2.3(2H,m),4.05(1H,d,J=7.8H
z),4.69(1H,d,J=16.6Hz),4.72(1H,d,J=16.6Hz),
4.87(1H,d,J=4.4Hz),5.35−5.45(1H,m),6.7−6.85
(3H,m),7.55−7.65(2H,m),7.85−7.95(2H,m) MASS(EI法,m/e):424(M+) 元素分析(C19H17ClO7Sとして) 計算値 C:53.71、H:4.03、S:7.55 実測値 C:53.49、H:4.05、S:7.33 実施例81 (1SR,3aSR,8bSR)−1−((p−フルオロフェニル)
スルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
メチルエステル(126) (1SR,3aSR,8bRS)−1−ヒドロキシ−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5
−イルオキシ酢酸メチルエステル(119)(195mg)から
ベンゼンスルホニルクロリドのかわりにp−フルオロベ
ンゼンスルホニルクロリド(431mg)を用いる以外は実
施例1と同様にして表題化合物(275mg)を得た。
mp:106−107℃(酢酸エチル/n−ヘキサンから再結
晶) IR(KBr法):2800−3100,1765,1620,1593,1493,1444,
1371,1296,1224,1201,1187,1154,1112,973,951,938,92
2,895,851,801,729,675,569,551cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.7−1.8(1H,m),1.85−1.
95(1H,m),2.1−2.3(2H,m),3.77(3H,s),4.03(1H,
d,J=7.8Hz),4.67(1H,d,J=16.1Hz),4.70(1H,d,J=
16.1Hz),4.86(1H,d,J=3.9Hz),5.35−5.45(1H,m),
6.65−6.85(3H,m),7.25−7.35(2H,m),7.95−8.05
(2H,m) MASS(EI法,m/e):422(M+) 元素分析(C20H19FO7Sとして) 計算値 C:56.87、H:4.53、S:7.59 実測値 C:56.81、H:4.55、S:7.57 実施例82 (1SR,3aSR,8bSR)−1−((p−フルオロフェニル)
スルホニルオキシ)−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−
シクロペンタ[b]ベンゾフラン−5−イルオキシ酢酸
(127) 実施例2と同様にして(1SR,3aSR,8bSR)−1−
((p−フルオロフェニル)スルホニルオキシ)−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラン−5−イルオキシ酢酸メチルエステル(126)(1
60mg)から表題化合物(124mg)を得た。
mp:162−163℃(メタノール/酢酸エチル/n−ヘキサ
ンから再結晶) IR(KBr法):2300−3300,1731,1624,1595,1491,1435,
1365,1276,1263,1238,1187,1156,1118,1098,946,922,89
5,882,839,779,557cm-1 NMR(400MHz,CDCl3,δ):1.65−1.8(1H,m),1.85−
1.95(1H,m),2.1−2.3(2H,m),4.04(1H,d,J=7.3H
z),4.69(1H,d,J=16.8Hz),4.72(1H,d,J=16.8Hz),
4.86(1H,d,J=3.9Hz),5.35−5.45(1H,m),6.7−6.85
(3H,m),7.2−7.35(2H,m),7.95−8.05(2H,m) MASS(EI法,m/e):408(M+) 元素分析(C19H17FO7Sとして) 計算値 C:55.88、H:4.20、S:7.85 実測値 C:55.81、H:4.20、S:7.82 実施例83 血小板凝集抑制作用 ヒト肘正中静脈より採血した血液を800rpm10分間遠心
し、上部を多血小板血漿(PRP)として採取する。PRPを
小試験管に分注し、TXA2作用薬U−46619(フナコシ)
を添加し(最終濃度1〜4μM),血小板凝集を誘発さ
せ、その大きさを血小板凝集測定装置(ヘマトレーサー
1、二光バイオサイエンス)により濁度の変化として測
定する。化合物はU−46619添加の1分前に加え、凝集
を50%抑制する濃度をIC50値として計算する。
本方法で本発明の化合物の活性を評価した結果を表1
にまとめて示す。
表1から明らかな通り、本発明の化合物は対象化合物
と比較して同等もしくはそれ以上の血小板凝集抑制作用
を有している。
実施例84 血管収縮抑制作用 体重150〜200gの雌雄のlong Evansラットを使用す
る。動物を断頭により屠殺した後、胸部大動脈を摘出し
外膜を剥離し、約2cmのI2旋標本とする。血管標本は37
℃に保温され、95%酸素+5%炭酸ガスで通気している
栄養液10mlを含むマグヌス管に保持する。栄養液はNaCl
118.3、KCl4.7、CaCl2 2.5、MgSO4、1.2、KH2PO4 1.2、
NaHCO3 25、D−glucose11.1、EDTA 0.03mmol、および
アトロピン、フェントラミン、メピラミン、シプロヘプ
タジン、プロプラノロール、インドメタシンをそれぞれ
1μg/mlを含有し、pHは7.4に調整したものを用いた。
血管の収縮は等尺性トランスジューサー(Harward UF−
1 TransducerおよびSekonic SS−250F Graphrecorder)
を用いて測定する。摘出した血管はマグヌス装置装着後
3時間の平衡化時間を置き、この間30分おきに新鮮な栄
養液と置換する。この後TXA2作用薬U−46619の10ng/ml
(最大収縮の約75%になる)を30分間適用し血管を収縮
させ、この間の安定最大収縮をコントロール収縮(C1)
とする。次に血管を栄養液にて数回洗浄し薬物を除去
し、30分間の回復期間の後、被検薬物を種々の濃度で10
分間適用し再びU−46619の10ng/mlを30分間適用し血管
を収縮させ、この間の安定最大収縮を被検薬物の収縮
(C2)とする。薬物によるU−46619誘発血管収縮の抑
制率を次式より求め、抑制率が50%以上である最小濃度
を最小有効濃度MICとして求める。
((C1−C2)/C1)×100=抑制率(%) 本方法で本発明の化合物の活性を評価した結果を表2
にまとめて示す。
表2より明らかな通り、本発明の化合物は対象化合物
と比較して同等もしくはそれ以上の血管収縮抑制作用を
有している。
実施例85 受容体結合実験 New Zealand Whiteウサギより血液をACD液(1.175gク
エン酸ナトリウム、0.685gクエン酸、1g Dextroseを50m
lの蒸留水に溶解)を含む容器に採取し、室温にて180×
gで10分間遠心し多血小板血漿を得る。さらにこの多血
小板血漿を室温にて2800×gで遠心し血小板を沈殿させ
る。この血小板を50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.2、NaC1
0.154M含有)にて再懸濁し、再び4℃2800×gで15分間
遠心する。この操作を2回繰り返し洗浄血小板を作成
し、最終濃度10mg/ml(湿重量)になるように調整す
る。TXA2のリガンドとしてはトリチウムラベルのSQ2954
8([3H]SQ29548)を用い、拮抗実験においては10mg/m
lの血小板浮遊液500μlに最終濃度3nMの[3H]SQ29548
を20μl加えるとともに、適当な溶媒に溶かした被検薬
物を2.6μl加え、25℃で60分間インキュベーションし
た後、セルハ−ブスター法によりガラスフフィルター上
に濾過し、フィルターを50mMトリス塩酸緩衝液(3×4m
l)で洗浄し、シンチレーションカウンターにて放射活
性を測定し、血小板に結合した[3H]SQ29548の量を求
める。また、飽和試験においては最終濃度0.1〜50nMに
なるように[3H]SQ29548を20μl加え、非特異的結合
を見るために最終濃度1μMのBM13505を2.6μl加えて
結合実験を実施する。[3H]SQ29548の結合を50%抑制
する被検薬物の濃度をIC50値として求める。
本方法で本発明の化合物の活性を評価した結果を表3
にまとめて示す。
表3より明らかな通り、本発明の化合物は対象化合物
と比較して同等もしくはそれ以上のTXA2受容体拮抗作用
を有している。
産業上の利用可能性 本発明の化合物は生体内の安定性に優れ、かつ強力な
トロンボキサンA2受容体拮抗作用を有しているため、血
小板凝集抑制作用、血管収縮抑制作用、気管支筋収縮抑
制作用等の薬理作用を有しており、医薬品として有用で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 307/77 A61K 31/34 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式〔I〕: 〔式中、 R1は、 (i)−COOR2(ここでR2は(1)水素、(2)薬理学
    的に許容される陽イオン、又は(3)炭素数1〜14のア
    ルキルを表す)または (ここでR3は炭素数1〜4のアルキルを表す)であり; Aは (i)−(CH2)n−(ここでnは0〜3の整数を表
    す)、 (ii)−CH=CH−または (ここでR4,R5は(1)水素または(2)炭素数1〜4
    のアルキルを表し、R4,R5は同一でも異なっていてもよ
    い)であり; そして Bは式〔II〕又は式〔III〕: {ここで、R6は (i)水素、 (ii)−OR9(ここでR9は(1)水素、(2)炭素数1
    〜4のアルキル、(3)炭素数2〜5のアシル基、また
    は(4)炭素数7〜11のアロイル基を表わす)、 (iii)ハロゲン、(iv)シアノまたは (ここでは5〜7の整数を表し、R10は水素、フェニ
    ル基を表す)を表し Yは−(CH2)m−(ここでmは0又は1を表す)であ
    り、 Wは 又は−O−であり、 R7は (i)水素、または (ii)炭素数1〜4のアルキルであり、 R8は (i)炭素数1〜14のアルキル、または (ii)−Z−R10(ここでZは原子価結合又はCtH2t(こ
    こでtは1〜5の整数)で示される直鎖又は分岐アルキ
    レンであり、R10はアリール基、又はアルキル、メトキ
    シ、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素、トリフルオロメチ
    ル、ニトロ、シアノ、フェニルおよびフェノキシからな
    る群から選ばれた1〜4個によって置換された炭素原子
    数6〜16個のアリール基を表す)を表す}である〕 で表される新規スルホン酸誘導体。
  2. 【請求項2】一般式(I)記載のスルホン酸誘導体にお
    いて、 Bが式(II)又は式(III′): (式中R6,R7,R8,YおよびWは請求項1に記載の定義に同
    じ) であることを特徴とする請求項1記載のスルホン酸誘導
    体。
  3. 【請求項3】一般式(I′): (式中、R1,R6,R7,R8,AおよびYは請求項1に記載した
    定義に同じ)記載のスルホンアミド誘導体であることを
    特徴とする請求項1または2記載の新規スルホン酸誘導
    体。
  4. 【請求項4】一般式(I′)記載のスルホンアミド誘導
    体において、 R6が (i)水素 (ii)−OR2(ここでR2は(1)水素、(2)炭素数1
    〜4のアルキル又は(3)アシル基である)であり、 R8が (i)炭素数1〜14のアルキル、 (ii)−Z−R10(ここでZは原子価結合又はCtH2t(こ
    こでtは1〜4の整数)で示される直鎖又は分岐アルキ
    レンであり、R10はフェニル基又はアルキル、メトキ
    シ、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素、トリフルオロメチ
    ル、ニトロ、シアノ、フェニルおよびフェノキシからな
    る群から選ばれた1〜4個によって置換されたフェニル
    基を表す)、 (iii)−Z−R11(ここでZは請求項1に記載した定義
    に同じであり、R11は1−ナフチル基、2−ナフチル基
    又はアルキル、メトキシ、塩素、臭素、フッ素、ヨウ
    素、トリフルオロメチル、ニトロ、シアノ、フェニルお
    よびフェノキシからなる群から選ばれた1〜4個によっ
    て置換された1−ナフチル基もしくは2−ナフチル基を
    表す)であり、 R1,R7,AおよびYは請求項1に記載した定義に同じであ
    ることを特徴とする請求項3記載のスルホン酸誘導体。
  5. 【請求項5】一般式〔I″〕 〔式中、 R60は (1)水素、 (2)薬理学的に許容される陽イオン、 (3)炭素数1〜14のアルキルであり、 R20,R30はそれぞれ、独立に水素または炭素数1〜4の
    アルキルであり、 R40は−(CH2)n−R50(ここでnは0〜5の整数であ
    り、R50は非置換またはアルキル、メトキシ、塩素、臭
    素、フッ素、ヨウ素、トリフルオロメチル、ニトロ、シ
    アノ、フェニル、フェノキシの1〜4個によって置換さ
    れたアリールである)である〕で表される請求項1また
    は2に記載の新規スルホン酸エステル誘導体。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載の新規
    スルホン酸誘導体を有効成分として含有することを特徴
    とするトロンボキサンA2受容体拮抗薬。
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