JP3245850U - ナイフ - Google Patents

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徳修 蘇
光宇 侯
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Abstract

【課題】使用時のブレードの安定性、操作の利便性、及び未使用時の安全性の兼ね合いを図るナイフを提供する。【解決手段】ナイフは、柄本体10と、延出・退避可能な、柄本体の内部に収納されたブレード20と、柄本体に係合され、ロック位置とロック解除位置との間に移動可能な操作ノブ30とを備え、ブレードが延出状態になり操作ノブがロック位置にある場合、ブレードはブレード当接構造によって第1の延出部11又は第2の延出部12に向かって揺動できないように制限され、且つ、ブレードはブレード当接構造に対して延出・退避でき、また、ブレードが退避状態になり操作ノブがロック位置にある場合、ブレード止め構造が出し入れ経路Pに位置し、ブレードが退避状態に維持される。【選択図】図2

Description

本考案は、ナイフに関し、特に、ブレード安定機構とブレード止め機構を有するナイフに関するものである。
従来の、延出・退避可能なナイフ、例えば、ユーティリティナイフは、柄と、調整器と、ブレードとを備え、該調整器と該ブレードは該柄の内部に配置され、該調整器は、該柄に対する該ブレードの延出・退避の駆動に用いられるものであり、これにより、該ブレードを柄の外方に延出させて使用可能になり、又は、該ブレードを該柄の内方に完全に退避させて携帯や収納が容易になる。
中国実用新案登録第208867220号には、ロックナット付きユーティリティナイフが開示され、該ユーティリティナイフは、上述した構成に加え、前記柄の後方に設けられているノブを更に備えており、使用者が該ノブを回すにつれ、係止バーが駆動されて該ブレードが該係止バーに固定され、これにより、使用中の該ブレードの自発的な延出・退避や、遊びによる揺動、及び、切断の精度への影響を回避する。
しかしながら、上述のロックナット付きユーティリティナイフは、構造が複雑であり、部品が多すぎるので、製造及び組み立て作業において不便であり、操作についても、該ブレードを固定・緩めるために繰り返して該ノブを旋回する必要があり、且つ、明確なフィードバックが欠如しているので、使用者は、該ブレードが適宜に固定されているか、又は、延出・退避自在になったかを確定するために、複数回の旋回動作を繰り返さなければならない。従って、上述のユーティリティナイフには、製造上、使用上の欠陥がある。
また、米国特許第8793881号には、ブレードロック付きユーティリティナイフ(UTILITY KNIFE WITH BLADE LOCK)が開示され、該ユーティリティナイフは、押しブロックを備えており、切断作業の実行のために、該ブレードを前記柄から延出させた場合、使用者が該押しブロックを押圧することにより、該ブレードは係合されて固定される。しかし、上記のユーティリティナイフにおける押しブロックは該ブレードをロックしていることから、使用者は該ブレードを延出・退避しようとする場合、該押しブロックをロック解除位置に押し戻す必要があるので、使用過程における微調整は困難である。
上述のことから、ユーティリティナイフを例としての従来のナイフでは、使用時のブレードの安定性、操作の利便性、及び未使用時の安全性の兼ね合いが配慮されていないので、改善の余地がある。
本考案は、従来のナイフにおける、使用時のブレードの安定性、操作の利便性、及び未使用時の安全性の兼ね合いが配慮されていないとの問題点に鑑みてなされたものであり、ブレード安定機構を含み、上記問題点を有効的に解消できるナイフを提供することを目的としている。
本考案のナイフは、
内部にブレード収納空間を有し、先端において対向する両側にそれぞれ位置する第1の延出部及び第2の延出部を有し、前記第1の延出部と前記第2の延出部との間に前記ブレード収納空間と連通する開口部が形成されている柄本体と、
出し入れ経路に沿って前記開口部と前記ブレード収納空間との間に往復移動可能なブレードであって、前記柄本体の前記開口部から延出して延出状態になり、前記開口部の内方に退避して退避状態になることが可能な、前記ブレード収納空間に収納されているブレードと、
前記第1の延出部と同じ側に位置し、前記柄本体に係合されると共に、ロック位置とロック解除位置との間に移動可能な操作ノブであって、ブレード当接構造と、弾性変形により前記ブレード当接構造に対する位置を変更可能なブレード止め構造とが設けられている突出部を含む操作ノブと、を備え、
前記操作ノブが前記ロック位置にある場合には、前記突出部と前記出し入れ経路とが互いに干渉し、
前記ブレードが前記延出状態になると共に、前記操作ノブが前記ロック位置にある場合には、前記ブレードは、前記ブレード当接構造によって、前記第1の延出部又は前記第2の延出部に向かって揺動できないように制限されており、且つ、前記ブレードは、前記ブレード当接構造に対して延出・退避でき、
前記ブレードが前記退避状態になると共に、前記操作ノブが前記ロック位置にある場合には、前記ブレード止め構造が前記出し入れ経路に位置することによって、前記ブレードが前記退避状態に維持される。
上述の技術特徴によれば、本考案のナイフは、前記ブレードが前記延出状態になると共に、前記操作ノブが前記ロック位置にある場合、前記ブレードが前記ブレード当接構造による制限によって任意に揺れないので、使用者は高精度の切断作業を行うことができる。且つ、使用者は先行して該操作ノブの位置を調整しなくても、使用の状況や必要に応じて該ブレードの延出や退避を調整できるので、本考案のナイフは、操作の利便性を有する。また、前記ブレードが前記退避状態になると共に、前記操作ノブが前記ロック位置にある場合、前記操作ノブのブレード止め構造によって該ブレードの延出を防止することができ、これにより、使用者が該ブレードを携帯するときに、該ブレードの非意図的な延出で人や物に傷つけることを避ける。また、前記ブレード止め構造は、弾性変形により前記ブレード当接構造に対する位置を変更可能であるので、ブレード安定機能及びブレード止め機能は別々に制御されて、分離、変形によりブレード安定及びブレード止めの品質を高めることができる。故に、本考案は、従来のナイフにおける、使用時のブレードの安定性、操作の利便性、及び未使用時の安全性の兼ね合いが配慮されていないとの問題点を有効的に解消でき、これにより、使用時のブレードの安定性、操作の利便性、及び未使用時の安全性の兼ね合いを図るナイフを提供する。
本考案の第1の好適な実施例に係る外観斜視図である。 第1の好適な実施例に係る、一部を省略しかつ局部拡大したブレードの分解斜視図である。 第1の好適な実施例に係る、ブレードが延出状態になると共に、操作ノブがロック解除位置にある場合の、局部拡大した側面視断面図である。 第1の好適な実施例に係る、ブレードが延出状態になると共に、操作ノブがロック位置にある場合の、局部拡大した側面視断面図である。 第1の好適な実施例に係る、ブレードが退避状態になると共に、操作ノブがロック位置にある場合の、局部拡大した側面視断面図である。 本考案の第2の好適な実施例に係る外観斜視図である。 第2の好適な実施例に係る局部拡大した外観平面図である。 第2の好適な実施例に係る、操作ノブの底面視斜視図である。 第2の好適な実施例に係る局部斜視断面図である。 本考案の第3の好適な実施例に係る外観斜視図である。 第3の好適な実施例に係る、局部拡大した外観平面図である。 本考案の第4の好適な実施例の外観斜視図である。 第4の好適な実施例に係る、局部拡大した外観平面図である。 第4の好適な実施例に係る、一部を省略しかつ局部拡大したブレードの分解斜視図である。 第4の好適な実施例に係る、局部拡大した外観側面図である。 本考案の第5の好適な実施例に係る、局部拡大した外観平面図である。 本考案の第6の好適な実施例に係る、操作ノブの底面視斜視図である。 第6の好適な実施例に係る、局部拡大した側面視断面図である。 本考案の第7の好適な実施例に係る局部斜視断面図である。 第7の好適な実施例に係る、一部を省略しかつ局部拡大したブレードの分解斜視図である。 第7の好適な実施例に係る、ブレードが延出状態になると共に、操作ノブがロック解除位置にある場合の、局部拡大した側面視断面図である。 第7の好適な実施例に係る、ブレードが延出状態になると共に、操作ノブがロック位置にある場合の、局部拡大した側面視断面図である。 第7の好適な実施例に係る、ブレードが退避状態になると共に、操作ノブがロック位置にある場合の、局部拡大した側面視断面図である。 第7の好適な実施例に係る、局部拡大した斜視断面図である。
本考案はナイフであり、好適な実施例がユーティリティナイフである。本考案の第1の好適な実施例では、図1~図4に示すように、柄本体10と、ブレード20と、操作ノブ30と、を備え、柄本体10は、内部にブレード20を収納するブレード収納空間101を有し、先端において対向する両側にそれぞれある第1の延出部11及び第2の延出部12を有し、且つ、第1の延出部11と第2の延出部12との間には、ブレード収納空間101と連通する開口部13が形成されている。
図2~図5に示すように、ブレード20は、出し入れ経路Pに沿って開口部13とブレード収納空間101との間に往復移動可能なものであり、柄本体10の開口部13から延出して図3に示すような延出状態になり、開口部13の内方に退避して図5に示すような退避状態になることが可能なものである。
図2~図5に示すように、操作ノブ30は、第1の延出部11と同じ側に位置し、柄本体10に係合されている。操作ノブ30は、図4に示すようなロック位置と、図3に示すようなロック解除位置との間に移動可能なものである。具体的には、第1の好適な実施例では、柄本体10は、第1の延出部11に近接するスロット14が設けられ、操作ノブ30は摺動可能にスロット14に係合され、且つ、スロット14の両端はそれぞれ、操作ノブ30のロック位置とロック解除位置に対応する。
図4、5に示すように、操作ノブ30は、本体と、突出部31とを備えている。該本体は、操作ノブ30における、スロット14の両端の間に位置する部位であり、突出部31は、該本体の前端から開口部13へ延在したものであり、ブレード当接構造311と、ブレード止め構造とが設けられている。操作ノブ30が前記ロック位置にある場合、図5に示すように、突出部31は、第1の延出部11と第2の延出部12との間に進入して、突出部31と出し入れ経路Pとが互いに干渉する。詳しくは、図3に示すように、操作ノブ30がロック解除位置にある場合、ブレード20は、延出・退避自在に移動可能になる。図4に示すように、ブレード20が延出状態になると共に、操作ノブ30がロック位置にある場合、ブレード20は、ブレード当接構造311によって、第1の延出部11又は第2の延出部12に向かって揺動できないように制限されており、且つ、ブレード20は、ブレード当接構造311に対して延出・退避できる。なお、図5に示すように、ブレード20が退避状態になると共に、操作ノブ30がロック位置にある場合、ブレード止め構造312が出し入れ経路Pに位置することによって、ブレード20は、突出部31を押しのけて開口部13から延出することができなく、これにより、ブレード20が退避状態に維持される。
図4に示すように、操作ノブ30の突出部31のブレード当接構造311がブレード20に当接すると、操作ノブ30はロック位置にあり、突出部31と出し入れ経路Pとが相互に干渉し、また、ブレード20の、開口部13から延出した部位及びブレード当接構造311によって制限された部位は、ブレード当接構造311の作用により第1の延出部11又は第2の延出部12に向かって揺動できなく、即ち、ブレード20は、任意に揺れない工作状態になるが、ブレード当接構造311は、ブレード20を堅固に押さえロックしていないと共に、第1の延出部11と突出部31は弾性を有することから、ブレード20は、延出(露出)状態であっても、操作ノブ30がロック位置にあるときに延出・退避自在に動作可能になり、これにより、使用者は、前記ブレードを使用する過程において、該ブレード20の延出長さを調整し、又は、該ブレード20を柄本体10の内部に退避させることができる。
図5に示すように、操作ノブ30がロック位置にある状態で、ブレード20が退避状態に戻ると、突出部31は、出し入れ経路Pに支障をきたすことから、ブレード20は出し入れ経路Pに沿って押し出されると、突出部31のブレード止め構造312によって妨げられて、退避状態に維持される。
上述の技術特徴によれば、第1の好適な実施例のブレードにおいて、ブレード20が前記延出状態になると共に、操作ノブ30が前記ロック位置にある場合、ブレード20がブレード当接構造311による制限によって任意に揺れないので、使用者は高精度の切断作業を行うことができる。且つ、使用者は先行して操作ノブ30の位置を調整しなくても、使用の状況や必要に応じて該ブレード20の延出や退避を調整できるので、本考案のナイフは、操作の利便性を有する。また、ブレード20が前記退避状態になると共に、操作ノブ30が前記ロック位置にある場合、操作ノブ30のブレード止め構造312によって該ブレード20の延出を防止することができ、これにより、使用者が該ブレードを携帯するときに、該ブレード20の非意図的な延出で人や物に傷つけることを避ける。故に、本考案は、従来のナイフにおける、使用時のブレードの安定性、操作の利便性、及び未使用時の安全性の兼ね合いが配慮されていないとの問題点を有効的に解消できるナイフを提供する。
第1の好適な実施例において、図2~図5に示すように、操作ノブ30の突出部31は、一体成形された部材であり、即ち、ブレード当接構造311とブレード止め構造312は、一体成形された部材における異なる部位であり、その内、ブレード当接構造311は、突出部31の底部に位置し第2の延出部12に近接する部位であり、ブレード止め構造312は、該ブレード当接構造311における、開口部13から離れた操作ノブ30の本体側に近接する部位である。これにより、操作ノブ30の構造は、より簡素化することから、その製造、生産は容易になり、前述した使用時のブレードの安定性(ブレード安定機能)、操作の利便性、及び未使用時の安全性(ブレード止め機能)の兼ね合いを図る効果を達成できる。
具体的には、第1の好適な実施例において、図1~図4に示すように、ブレードは、柄本体10を貫通するように設けられ、第2の延出部12と隣り合うと共に、柄本体10のブレード収納空間101に配置され、ブレード20が係合するブレード保持台40を更に備えている。第1の延出部11が弾性を有し、且つ、ブレード20と、操作ノブ30のブレード当接構造311と、ブレード保持台40との厚さの合計が、第1の延出部11と第2の延出部12との間の最も狭い距離以上である。
そのため、ブレード20が前記延出状態になると共に、操作ノブ30が前記ロック位置にある場合、ブレード20は、力を受けると、第1の延出部11又は第2の延出部12に向かって変形して、ブレード20と、操作ノブ30のブレード当接構造311と、ブレード保持台40との厚さの合計が増え、更に、第1の延出部11が外方へ押さえられて弾性変形し、その際、第1の延出部11の弾性回復力によって、ブレード20に対する押圧力が増加し、これにより、ブレード20は、第1の延出部11又は第2の延出部12に向かって任意に揺動できない。そして、図4に示すように、ブレード20と、操作ノブ30のブレード当接構造311と、ブレード保持台40との厚さの合計を、第1の延出部11と第2の延出部12との間の最も狭い距離よりも大きくすると、ブレード20が延出状態になると共に、操作ノブ30がロック位置にある場合、第1の延出部11の弾性回復力によって、操作ノブ30の突出部31がブレード20を押し付けて、ブレード20はより搖動しにくくなる。
図3に示すように、操作ノブ30が前記ロック解除位置にある場合、突出部31は、第1の延出部11の内面111から離間し、且つ、突出部31は弾性を有することから、力を受けて第1の延出部11の内面111に向かって揺動可能であり、これにより、ブレード20を突出部31と第2の延出部12との間に通過させることが可能になる。そうすると、操作ノブ30は、前記ロック位置にある状態において、完全にブレード20の出し入れ経路Pから後退する必要がなく、若干干渉が存在する状況で、ブレード20が延出過程において突出部31に当接するときに、突出部31は揺動し変位して、ブレード20を開口部13から延出させて延出状態になることができる。操作ノブ30が完全に出し入れ経路Pから後退する必要がないことから、ナイフの全体の内部構造のコンパクトを維持でき、余分な、無駄なスペースはなく、且つ、柄本体10がより小さい体積を有することによって、使用者は、該ナイフを容易に把握し、携帯することができる。
図2~図5に示すように、スロット14は、少なくとも2つのレール141が設けられており、操作ノブ30は、スロット14に係合し、レール141の上面側に当接する。よって、操作ノブ30が前記ロック解除位置から前記ロック位置へ移動する場合には、図3及び図4に示すように、操作ノブ30は、レール141に当接しながら移動し、突出部31を開口部13へ移動させる。これに対して、操作ノブ30が前記ロック位置から前記ロック解除位置へ移動する場合には、操作ノブ30は、レール141に当接しながら移動し、突出部31を、開口部13から離れる方向、即ち、操作ノブ30の本体に向かう方向へ移動させる。また、本考案の第1の好適な実施例において、レール141は、開口部13に向かって傾くことから、操作ノブ30が前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動する場合には、突出部31は、開口部13及び第2の延出部12へ移動して、ブレード20の出し入れ経路Pに進入し、ブレード安定機能やブレード止め機能を奏する。
図1に示すように、柄本体10は、柄本体10上の表面にある、第1の延出部11と第2の延出部12との間に介在する側面102を有し、該ナイフには、摺動可能に該側面102に設けられた調節器201が設けられ、該調節器201は、柄本体10の内部に嵌め込んでブレード20と係合することにより、柄本体10に対するブレード20の延出・退避動作を駆動し、また、調節器201とブレード20との係合方式、及び調節器201と柄本体10との係合方式は、従来技術であり、第1の好適な実施例では、単に、上述の操作ノブ30に係る技術特徴をこのようなナイフに適用できることを例示する。
図2に示すように、第1の好適な実施例では、柄本体10のスロット14の内周面には、2つのスロット位置決め部142が設けられ、操作ノブ30の外周面には、操作ノブ位置決め部301が設けられている。操作ノブ30が前記ロック位置や前記ロック解除位置にある場合、操作ノブ位置決め部301はそれぞれ、その中の1つのスロット位置決め部142に対応し、操作ノブ30の位置切替状態をより明確にさせ、これにより、使用者は操作ノブ30が前記ロック位置又は前記ロック解除位置にあるかを明確に把握でき、操作性を向上させ、使用者にフィードバック感を付与する。また、第1の好適な実施例では、スロット位置決め部142は、凹槽であり、操作ノブ位置決め部301は、凸縁であり、これにより、凹凸嵌合を実現する。スロット位置決め部142と操作ノブ位置決め部301は、その他の構造であってもよく、操作ノブ30が前記ロック位置や前記ロック解除位置にあるときに相互に嵌合可能な、該機能を実現できる構造であればよい。
また、図2及び図3に示すように、操作ノブ30は、操作ノブ30の両側にそれぞれ設けられている複数の係合フック302を含み、操作ノブ30がスロット14に係合するときに、それら係合フック302は、柄本体10の内部に進入して係合し、操作ノブ30の脱落を防止する。
図6~図9に示すように、本考案の第2の好適な実施例と第1の好適な実施例との相違については、以下にて説明する。まず、第2の好適な実施例では、図6に示すように、調節器201Aと操作ノブ30Aは、柄本体10Aにおける同一の面に位置するとともに、第1の延出部11Aと同一の面に位置し、調節器201Aは、操作ノブ30Aよりも柄本体10Aの後端に位置し、ブレード20Aの延出長さを調節できる。操作ノブ30Aは、第1の延出部11Aに近接し、ブレード当接構造311A及びブレード止め構造312Aと、操作ノブ30Aの本体との間の距離をより短くするので、操作ノブ30Aが前記ロック位置に移動する過程において、ブレード安定機能及びブレード止め機能を実現する位置により良い精度で移動でき、従って、ブレード20Aに対するブレード安定機能及びブレード止め機能の実現に有利である。
次は、図8及び図9を参照すると、ブレード当接構造311Aとブレード止め構造312Aとは、間隔を空けて操作ノブ30Aの底部から開口部13Aへ延在しており、ブレード当接構造311Aとブレード止め構造312Aが相互に分離し個別に動作可能であり、且つ、操作ノブ30Aが前記ロック位置にあるときに、ブレード止め構造312Aは弾性変形して、ブレード当接構造311Aに対する位置を変更することができる。具体的には、ブレード当接構造311Aとブレード止め構造312Aは、開口部13Aに位置して左右に隣り合うように配列される。こうすると、該ナイフを製造するときに、第1の延出部11Aの内側の左、右の異なる箇所に異なる構造を形成することができる。よって、操作ノブ30Aが前記ロック位置に移動し、ブレード当接構造311Aとブレード止め構造312Aを開口部13Aに進入させるときに、ブレード当接構造311Aとブレード止め構造312Aはそれぞれ、第1の延出部11Aの内側の異なる構造に当接し、ブレード止め構造312Aを弾性変形させてブレード当接構造311Aに対する位置を変更し、また、ブレード安定機能とブレード止め機能は個別に制御可能であるので、ブレード当接構造311Aとブレード止め構造312Aを分離して変形することにより、ブレード安定及びブレード止めの品質を向上させることができる。
具体的な実施において、第2の好適な実施例では、ブレード止め構造312Aは、ブレード当接構造311Aよりも弾性率が大きいので、ブレード当接構造311Aは、ブレード20Aに容易に押しのけられなく、ブレード20Aが搖動することなく良好なブレード当接効果を発揮できる。これに対して、操作ノブ30Aは、弾性が相対的に大きいブレード止め構造312Aを備えることから、ブレード20Aが延出状態と退避状態との間でスムーズに変形できるので、ブレード止め構造312Aは、ブレード20Aの延出状態での使用に影響しなく、且つ、ブレード20Aが退避状態になったときに、ブレード20Aが再び延出しようと、ブレード止め構造312Aによって止められる。
第2の好適な実施例において、操作ノブ30Aは、一体成形された構造であることから、ブレード当接構造311Aとブレード止め構造312Aの材質は、弾性において相違がないが、ブレード当接構造311Aとブレード止め構造312Aはそれぞれ、突出するビーム状であり、且つ、ブレード当接構造312Aと操作ノブ30Aの本体との接続部位は細長い形状を呈していることから、ブレード止め構造312Aの弾性は、ブレード当接構造311Aの弾性より高い。その他の実施可能な態様において、ブレード止め構造312Aの弾性がブレード当接構造311Aの弾性より高いとの技術特徴は、構造、材料の変更によって達成できる。
図10及び図11に示すように、本考案の第3の好適な実施例と第2の好適な実施例はほぼ同一であるが、主に、柄本体10Bには、第1の延出部11Bと隣り合う、少なくとも1つの弱化の構造112Bが設けられており、第1の延出部11Bが弱化の構造112Bに対して弾性変形可能である点において相違する。第3の好適な実施例において、図11に示すように、柄本体10Bは、それぞれ第1の延出部11Bの両側に位置する2つの弱化の構造112Bを含み、且つ、該弱化の構造112Bは、柄本体10Bの先端に形成され、柄本体10Bの内、外面を貫通する凹溝であり、第1の延出部11Bは、柄本体10Bの他の部位との連結度が該弱化の構造112Bによって低下しているので、柄本体10Bの他の部位、例えば該2つの弱化の構造112Bに対して変形しやすくなり、これにより、第1の延出部11Bの弾性を高める。同様な原理に基づき、弱化の構造112Bは、柄本体10Bの内面又は外面に形成された凹溝又は凹孔であってもよく、又は、柄本体10Bにおける、第1の延出部11Bの両側にある複数の貫通孔であってもよい。
その他の実施可能な態様において、弱化の構造112Bの数量及び位置は変更可能であり、構造の強度を低下することにより第1の延出部11Bの弾性を向上させることができればよい。それ以外、第1の延出部11Bの弾性変形の能力を高めるために、本考案の第4の好適な実施例の方式を採用してもよい。以下、説明する。
図12~15に示すように、第4の好適な実施例においては、別の外形があり、寸法がより大きいナイフが開示され、前述の実施例とは、第1の延出部11Cは、柄本体10Cの先端から更に前方へ延在したものであり、スロット14Cは、第1の延出部11Cの上までに延在し、操作ノブ30Cの一部が第1の延出部11Cの上に位置する点において相違する。調節器201Cは、同様に、操作ノブ30Cとともに柄本体10Cにおける同一の面に位置し、ブレード20Cをブレード保持台40Cに対して延出・退避させることに用いられる。ブレード保持台40Cは、第2の延出部12Cから突出し、且つ、ブレード保持台40Cの、第2の延出部12Cから突出した部分は、第1の延出部11Cと合わせて、第1の延出部11Cよりも僅かに長い。図15に示すように、柄本体10Cにおいて第1の延出部11Cと第2の延出部12Cとの間の側辺の構造が除去されて、(第1の延出部11Cと第2の延出部12Cとの間に形成されている)開口部から窪んでいる弱化の構造112Cが形成されていることから、柄本体10Cの先端の構造の強度を弱化させ、第1の延出部11Cを、柄本体10Cの他の部位に対して容易に弾性変形させ、且つ、操作ノブ30Cの突出部は、弱化の構造112Cに対応する位置にある。よって、弱化の構造の設置に加えて、第1の延出部11Cの弾性を高めるための他の技術手段を提供することで、第1の延出部11Cを容易に変形させて、前述した通り、ブレード安定の効果を高める。また、第1の延出部11Cの厚さを調整することにより、第1の延出部11Cの弾性を変え、更に、ブレード20Cを締める力を調整することができる。
図16に示すように、本考案の第5の好適な実施例と第4の好適な実施例とは、柄本体10Dには、第1の延出部11Dの両側にある2つの弱化の構造112Dが設けられている点において相違する。このように、より長い第1の延出部11Dとその両側の弱化の構造112Dとを兼ね備えることにより、第1の延出部11Dの弾性を一層向上させる。
図17A及び図17Bに示すように、本考案の第6の好適な実施例と前述した好適な実施例とは、操作ノブ30Eにおけるブレード止め構造312Eとブレード当接構造311Eも、左右に間隔を空けて隣り合うように設置され、且つ、操作ノブ30Eも一体成形された構造であるが、ブレード止め構造312Eは、フック部313Eを有し、ブレード20Eが前記退避状態になると共に、操作ノブ30Eが前記ロック位置にある場合に、フック部313Eが前記出し入れ経路に位置することにより、ブレード20Eは、前記出し入れ経路に沿って移動するときにフック部313Eに当接し得る点において相違する。フック部313Eの技術特徴によれば、操作ノブ30Eが前記ロック位置にある場合に、望ましいブレード止め効果を提供することで、ブレード20Eが退避状態に維持されることができる。本考案の第6の好適な実施例において、柄本体10Eは、第1の当接構造151Eと、第2の当接構造152Eとを含み、その内、第1の当接構造151Eは、第1の延出部11Eからスロット14Eへ延在したものであり、操作ノブ30Eが前記ロック位置へ移動する場合には、ブレード止め構造312Eは、第1の当接構造151Eと当接して第2の延出部12Eに向かって(下向き)変形し、フック部313Eによってブレード止め効果を提供する。第2の当接構造152Eは、柄本体10Eの内部に突設し、ブレード止め構造312Eの下方に位置したものであり、操作ノブ30Eが前記ロック解除位置に移動する場合には、ブレード止め構造312Eのビーム状の部位の底部は、第2の当接構造152Eと当接して、上方へ揺動し、フック部313Eを前記出し入れ経路から退出させる。
図18~図20に示すように、本考案の第7の好適な実施例と前述した好適な実施例とは、操作ノブ30Fの突出部31Fは、組み立て式の構造であり、突出部31Fのブレード当接構造311Fとブレード止め構造312Fは、異なる材質からなり、組み立ての方式で組み合わせてなるものである点において相違する。これにより、操作ノブ30Fが前記ロック位置にあるときに、ブレード止め構造312Fは弾性変形してブレード当接構造311Fに対する位置を変更することができる。突出部31Fは、ブレード当接構造311F及び操作ノブ30Fの本体と一体成形に接続されたブラケット構造314Fを含む。ブレード止め構造312Fは、ブラケット構造314Fに組み立てられる別体式のシート材であり、ブレード止め構造312Fは、フック状となり、フック部313Fを有することから、ブレード20Fが前記退避状態になると共に、操作ノブ30Fが前記ロック位置にあるときに、フック部313Fが前記出し入れ経路に位置することにより、ブレード20Fは、前記出し入れ経路に沿って移動すると、フック部313Fに当接して、フック部313Fによって妨げられて前記退避状態に維持されることができる。
図21及び図22に示すように、第1の延出部11Fの内側面111Fは、傾斜状となり、当接部113Fが設けられており、操作ノブ30Fが前記ロック位置にあるときに、ブレード止め構造312Fは、内側面111Fの当接部113Fによって押し当てられて前記出し入れ経路へ弾性変形し、前記出し入れ経路に位置する。具体的には、第7の好適な実施例において、図20~図22に示すように、ブレード止め構造312Fは、上部が部分的に突出部31Fの他の部位から露出し、該露出した部分で第1の延出部11Fの傾斜した内側面111Fと当接し、当接した部位が前記当接部113Fである。その他の実施可能な態様において、ブレード止め構造312Fの上部は、露出しなく、内側面111Fは、特殊な形状にすることにより、ブレード止め構造312Fと当接して、ブレード止め構造312Fをブレード当接構造311Fに対して弾性変形させることができる。
第7の好適な実施例に係る詳細な操作工程は、以下の通りである。図20及び図21に示すように、操作ノブ30Fが前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動する場合には、突出部31Fは、前記開口部13Fに進入し、第1の延出部11Fと第2の延出部12Fとの間に介在し、その際、ブレード20Fは、前記延出状態になり、ブレード当接構造311Fは、第1の延出部11Fによって制限されてブレード20Fに押圧し、これにより、ブレード安定効果を実現する。その際、ブレード止め構造312Fは、当接部113Fと当接し、前記出し入れ経路へ弾性変形するが、ブレード20Fは、延出状態になっていることから、ブレード止め構造312Fのフック部313Fは、ブレード20Fの上面に接触し、弾性変形してブレード20Fに押圧する。
ブレード当接構造311Fは、突出部31Fの底部に形成されており、図21に示すように、ブレード20Fが前記延出状態になると共に、操作ノブ30Fが前記ロック位置にある状態では、ブレード20Fとブレード当接構造311Fとの接触面積(突出部31Fの、底部のブレード20Fに接触する面積。面接触)が、ブレード20Fとブレード止め構造312Fとの接触面積(フック部313Fの、ブレード20Fに押圧する面積。線接触に類似する)よりも大きいので、より優れたブレード安定効果を確保することができる。
第2~第6の好適な実施例は、いずれも、ブレード20Fとブレード当接構造311Fとの接触面積が、ブレード20Fとブレード止め構造312Fとの接触面積よりも大きいとのような技術特徴を有し、これにより、本考案の達成しようとする技術効果を向上させる。
図21及び図22に示すように、ブレード20Fが前記延出状態から前記退避状態に変更されるときに、ブレード20Fがブレード止め構造312Fのフック部313Fの後に退避すると、フック部313Fは、弾性回復力によって前記出し入れ経路に進入し、また、使用者が再度ブレード20Fを延出させようとすると、ブレード20Fはフック部313Fに押し当てられて、前記退避状態に維持される。使用者は、操作ノブ30Fを前記ロック解除位置に切替しなければ、再度ブレードを延出させることができない。第6の好適な実施例におけるフック部313Eは、ブレード20Eに対して、本実施例に記載されている弾性変形の方式で押圧することができ、また、ブレード20Eが退避した後、弾性回復して、ブレードを止める。
従来のユーティリティナイフは、ブレードの先端に傾き縁が形成されているが、本考案は、以下の説明通り、前述の構造の特徴により優れたブレード止め効果を奏することができる。図23に示すように、ブレード20Fは、開口部13Fに近接する箇所に傾き縁21Fを有し、傾き縁21Fと隣接する、対向する両側がそれぞれ、前方へ突出した切刃側と、後方に位置する刃裏側であり、また、ブレード当接構造311Fとブレード止め構造312Fは、左右に隣り合うように設置され、その内、ブレード止め構造312Fは、傾き縁21Fの切刃側に対応する位置にあり、これにより、使用者がブレード20Fを押し出すと、傾き縁21Fの切刃側は前方へ突出し、開口部13Fに近づくので、傾き縁21Fは、先行してブレード止め構造312Fのフック部313Fに当接し、ブレードを止めることができる。第2~第6の好適な実施例におけるブレード当接構造とブレード止め構造との相対位置、及びブレードの外形は、前述と同様な対応する技術特徴も有する。
ブレード止め構造312Fは、クリープひずみ速度がブレード当接構造311Fの材料よりも低い材料から製作されたものであるのは好ましい。材料に弾性変形を長時間繰り返すとの作用をすると、クリープ現象、即ち、材料が局部的な永久変形を発生して元の状態に戻れない可能性がある。こうすると、操作ノブ30Fによるブレード安定機能やブレード止め機能は、無効になる可能性がある。本考案において、ブレード止め構造312Fは、その機能を実現するために、弾性変形の能力が高いことを要求されることから、ブレード止め構造312Fは、クリープひずみ速度がブレード当接構造311Fの材料よりも低い材料から製作されれば、製品の故障リスクを軽減できる。例えば、量産性を考慮したところ、第7の好適な実施例において、操作ノブ30Fの本体、ブレード当接構造311F、及びブラケット構造314Fは、プラスチック素材で一体成形されたものであり、ブレード止め構造312Fは、金属シートでフック部313Fが一体に形成されており、更に、ブレード止め構造312Fがブラケット構造314Fに組み込まれる。よって、金属材料による良好な弾性により、ブレード止め構造312Fのクリープひずみとの問題を軽減し、本考案のナイフのブレード安定機能とブレード止め機能の安定性を向上させ、使用の寿命を延ばすことができる。
以上の説明は、本考案の好適な実施形態に過ぎず、本考案に対して何ら限定を行うものではない。すべての当業者が、本考案の技術構想を逸脱しない範囲において、本考案に開示されている技術内容に基づいて上記の実施形態に対して行ういかなる部分的な変更や修飾も、その均等な実施例に属し、本考案の技術構想を逸脱しなく、依然としてすべて本考案の技術構想の範囲内にある。

Claims (9)

  1. 内部にブレード収納空間を有し、先端において対向する両側にそれぞれ位置する第1の延出部及び第2の延出部を有し、前記第1の延出部と前記第2の延出部との間に前記ブレード収納空間と連通する開口部が形成されている柄本体と、
    出し入れ経路に沿って前記開口部と前記ブレード収納空間との間に往復移動可能なブレードであって、前記柄本体の前記開口部から延出して延出状態になり、前記開口部の内方に退避して退避状態になることが可能な、前記ブレード収納空間に収納されているブレードと、
    前記第1の延出部と同じ側に位置し、前記柄本体に係合されると共に、ロック位置とロック解除位置との間に移動可能な操作ノブであって、ブレード当接構造と、弾性変形により前記ブレード当接構造に対する位置を変更可能なブレード止め構造とが設けられている突出部を含む操作ノブと、を備え、
    前記操作ノブが前記ロック位置にある場合には、前記突出部と前記出し入れ経路とが互いに干渉し、
    前記ブレードが前記延出状態になると共に、前記操作ノブが前記ロック位置にある場合には、前記ブレードは、前記ブレード当接構造によって、前記第1の延出部又は前記第2の延出部に向かって揺動できないように制限されており、且つ、前記ブレードは、前記ブレード当接構造に対して延出・退避でき、
    前記ブレードが前記退避状態になると共に、前記操作ノブが前記ロック位置にある場合には、前記ブレード止め構造が前記出し入れ経路に位置することによって、前記ブレードが前記退避状態に維持される、
    ことを特徴とするナイフ。
  2. 前記柄本体を貫通するように設けられ、前記第2の延出部と隣り合うと共に、前記ブレード収納空間に位置し、前記ブレードが係合するブレード保持台を更に備え、
    前記第1の延出部が、弾性を有し、且つ、
    前記ブレードと、前記操作ノブの前記ブレード当接構造と、前記ブレード保持台との厚さの合計を、前記第1の延出部と前記第2の延出部との間の最も狭い距離以上とすることにより、
    前記ブレードが前記延出状態になると共に、前記操作ノブが前記ロック位置にある場合には、前記ブレードは、前記第1の延出部又は前記第2の延出部に向かって揺動できない、
    ことを特徴とする請求項1に記載のナイフ。
  3. 前記柄本体には、前記第1の延出部と隣り合う、少なくとも1つの弱化の構造が設けられており、前記第1の延出部が前記弱化の構造に対して弾性変形可能である、
    ことを特徴とする請求項2に記載のナイフ。
  4. 前記ブレード止め構造は、前記ブレード当接構造よりも弾性率が大きく、
    前記ブレード当接構造と前記ブレード止め構造とは間隔を空けて前記操作ノブの底部から前記開口部へ延在している、
    ことを特徴とする請求項1に記載のナイフ。
  5. 前記ブレード止め構造は、前記ブレード当接構造よりも弾性率が大きく、
    前記突出部は、前記ブレード当接構造と一体成形に接続された、前記ブレード止め構造が係合するブラケット構造を含み、
    前記ブレード止め構造は、クリープひずみ速度が前記ブレード当接構造の材料よりも低い材料から製作されたものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のナイフ。
  6. 前記ブレード止め構造は、フック部を有し、
    前記ブレードが前記退避状態になると共に、前記操作ノブが前記ロック位置にある場合には、前記フック部は、前記出し入れ経路に位置することにより、前記出し入れ経路に沿って移動する前記ブレードが当接可能である、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のナイフ。
  7. 前記柄本体は、内部に形成されている当接部を含み、
    前記操作ノブが前記ロック解除位置から前記ロック位置へ移動する場合には、前記ブレード止め構造は、前記当接部によって押し当てられて前記出し入れ経路へ弾性変形する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のナイフ。
  8. 前記操作ノブが前記ロック解除位置にある場合には、前記突出部は、前記第1の延出部の内面から離間し、且つ、力を受けて前記第1の延出部の内面に向かって揺動可能であり、これにより、前記ブレードを前記突出部と前記第2の延出部との間に通過させることが可能になる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のナイフ。
  9. 前記第1の延出部は、傾斜する内側面を有し、
    前記操作ノブが前記ロック位置にある場合には、前記ブレード止め構造は、前記内側面に押し当てられて弾性変形し、前記出し入れ経路に位置する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のナイフ。
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