JP3245579U - マッサージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 人体に直接作用するマッサージ器具を、使用者の嗜好や身体的特徴に合わせて多様に変更することが可能な、マッサージ装置を提供する。【解決手段】 マッサージ装置1は、マッサージ動作を行う動作部2と、動作部2の動作を制御する制御部と、制御部を操作する操作部11と、マッサージ器具1を取付けるための取付部3と、を備える。取付部3と動作部2は、連結手段21、31により着脱自在に連結され、取付部3は、マッサージ器具4を着脱自在に固定するための固定手段を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、人体をマッサージするためのマッサージ装置に関するものである。
性欲を処理するための手段の一つとして、人体、特に生殖器をマッサージするための装置が一般に用いられている。特に、高齢者や障がい者のように、自力でマッサージを行うことが難しい者にとっては、その必要性が高い。
このような目的で用いられるマッサージ装置は、従来では専ら男性の生殖器に対してピストン運動のようなマッサージを行うものであった。この場合、使用者は、視覚的情報などの外部情報とは関係なく生殖器をマッサージされている状態であり、有効な性欲処理を行うことが難しかった(例えば特許文献1参照)。
これに対して、使用者が視聴している動画内での性行為に対応し、マッサージの強度を変更するようなものもあるが、これも所定の動画に対して、その性行為の態様に応じ、使用者により予め装置内に記録されたマッサージ強度を再現するものであり、対応できる動画が限定されるという問題があった(例えば特許文献2参照)。
さらには、従来のマッサージ装置は、速度や動作範囲が一定のものであったり、人体に直接作用する作用部が一定のものであったりと、使用者の嗜好や身体的特徴に合わせたマッサージを行うことが困難であった。
特開2020-81721号公報 特許第6995237号公報
この考案は、上記事情に鑑み、人体に直接作用するマッサージ器具を、使用者の嗜好や身体的特徴に合わせて多様に変更することが可能な、マッサージ装置を提供することである。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の考案は、人体をマッサージするためのマッサージ装置であって、前記マッサージ装置は、マッサージ動作を行う動作部と、動作部の動作を制御する制御部と、前記制御部を操作する操作部と、マッサージ器具を取付けるための取付部と、を備え、前記取付部と前記動作部は、連結手段により着脱自在に連結され、前記取付部は、マッサージ器具を着脱自在に固定するための固定手段を備える、
ることを特徴とする、マッサージ装置である。
請求項2に記載の考案は、前記連結手段は、ネジ式、スナップフィット式、スライド式、はめ込み式、引っかけ式のいずれか1または2以上の組み合わせからなる、ことを特徴とする、請求項1に記載の、マッサージ装置である。
請求項3に記載の考案は、前記固定手段は、嵌合式、ベルト止め式、接着式、吸着式のいずれか1または2以上の組み合わせからなる、ことを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の、マッサージ装置である。
請求項4に記載の考案は、前記取付部は、弾性を有する素材で形成されており、前記連結手段と、前記固定手段は、素材の弾性を利用して前記動作部及び前記マッサージ器具を着脱する、ことを特徴とする、請求項1に記載のマッサージ装置である。
この考案によれば、取付部と動作部は、連結手段により着脱自在に連結され、さらに取付部は、マッサージ器具を着脱自在に固定するための固定手段を有するので、使用者の嗜好や身体的特徴に合わせて取付部やマッサージ器具を変更することが可能である。
考案の実施の形態に係るマッサージ装置の概略の正面図(a)と側面図(b)である。 考案の実施の形態に係るマッサージ装置の動作部と取付部の概略の正面図(a)と斜視図(b)である。 考案の実施の形態に係るマッサージ装置の動作機構を示す概略の正面図(a)と側面図(b)である。 考案の実施の形態の取付部の実施例を示す概略の正面図(a)と側面図(b)と底面図(c)である。 考案の実施の形態に係る動作部の実施例を示す概略の正面図(a)と側面図(b)と底面図(c)である。 考案の実施の形態に係るマッサージ装と取付部の脱着状態(a)と装着状態(b)の実施例を示す概略の斜視図である。
本考案の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、図面において、図面中の各部の構成の大きさ、間隔、数、その他詳細は、視認と理解の助けのために、実際の物に比べて大幅に誇張、簡略化して表現している。
図1は、実施の形態に係る、人体をマッサージするためのマッサージ装置1の概略の正面図(a)、側面図(b)である。
マッサージ装置1は、人体のマッサージに供される装置であり、内部機器類を収納する筐体であるとともに使用時に使用者に把持される部分となる本体部10と、マッサージ動作を行う動作部2と、動作部2の動作を制御する制御部と、使用者自身で動作部2を操作する場合に使われる操作部11を有している。また、マッサージ装置1の動作部2には、人体に直接作用するマッサージ器具4を取付ける取付部3が、動作部2に着脱自在に取り付けられている。
本体部10は、本実施の形態では、一部を切り欠いた中空の円柱形状をしている。材質はプラスチックで構成されており、大きさは使用者が把持しやすいように、円柱の上面または底面の最大直径が5~10cm、長さが20~30cmに設定されている。
動作部2は、本体部10に接続されており、一定の動きをするものである。本実施の形態では、後述するように、本体部10に収納されている機械的動作を創出する動作機器に接続されており、本体部の長手方向Dに沿ってスライドするようにピストン運動的な往復運動をするように構成されている。
ここで、動作部2の動作機構について、図3に基づいて説明する。本実施の形態では、側面にネジを形成した軸に、該ネジに対応するナットを挿通させ、ナットと軸の間に金属製の小球を介在させ、電気的な動力により軸を回転させる力を用いて、ナットを軸の長手方向に移動させる「ボールねじ式」を用いた。
図2は、動作部2と取付部3の概略の正面図(a)、斜視図(b)である。動作部2は、連結手段21を介して、マッサージ器具4を取り付ける取付部3の連結手段31と着脱自在に連結している。また、動作部2が動く向きに貫通孔である駆動孔H1、ガイド孔H2が形成されている。駆動孔H1は、後述するように、動作部2をボールねじ式で動かすために、内部にナットが備えられている(図示略)。駆動孔H1の径はΦ5~10mmで形成されている。動作部2の素材は、重量、加工性、構造強度、弾性を考慮すると、ABSやPOMといったプラスチックを使用することが好ましい。
ガイド孔H2は、動作部2が動作中にブレないように、その動作方向を制限して、動作精度を確保するためのものである。こちらには駆動孔H1のようなナットを備える必要はないが、スムースな摺動を確保するために、内壁に金属製のパイプまたはスライド用のベアリングを備えることが好ましい。ガイド孔H2の径は、Φ3~10mmで形成されている。
図3は、マッサージ装置1の動作機構を示す概略の正面図(a)と側面図(b)である。動作機構は、動作部2と、駆動孔H1に挿通したスクリューロッドSRと、ガイド孔H2に挿通したガイドロッドGRと、スクリューロッドSRに接続されたモータMと、スクリューロッドSRを回転できるように取り付けられたベアリングプーリーBPを備えている。ここで、ガイドロッドGR、モータM、ベアリングプーリーBPは、本体部10の内側に固定されている。固定部分や固定するための部品の詳細の説明と図示は省略するが、周知の手段を用いることができる。また、前述のように、駆動孔H1の内部のナットとスクリューロッドSRのネジの隙間には、摺動用に金属製の小球が介在している。連結手段21は、本体部10に形成されたスリット状の穴から、本体部10の外に露出している。
スクリューロッドSRは、側面にネジが形成された金属製の円柱であり、一端がモーターMの回転軸にソケット(図示略)により接続されており、他端がベアリングプーリーBPの穴に取り付けられている。モーターMが回転することで、その長手方向を軸として、図の回転方向Rの向きに回転運動をする。回転の向きは、モーターMの回転方向に伴い、変化する。スクリューロッドSRのネジは、前述の動作部2の駆動孔H1の内部のナットと介在する小球に対応する大きさと形状で形成されている。
モーターMの回転に伴い、スクリューロッドSRが回転方向Rの向きで回転することで、スクリューロッドSRのネジが、駆動孔H1内部のナットを動かし、これにより動作部2がスクリューロッドSRの長手方向に沿った運動をする。動作の向きとストローク範囲、速さは、モーターMの回転方向、回転量、回転速度を変えることで、無段階で調整できる。
取付部3は、マッサージ器具4を取り付けられるような形状をしており、円筒形状のマッサージ器具4を取り付けられるように、固定手段を有している。固定手段は例えば、長方形の平板を円弧状に歪ませた形状と、円弧の両端近傍に設置したベルトBで、マッサージ器具4の外周を固定する手段が考えられる。ベルトBを取付部3に接続する手段としては、取付部3にベルト穴を形成したり、面ファスナーを使用したりする方法が考えられる。また、取付部3は連結手段31により、動作部2と着脱自在に接続している。
マッサージ器具4は、人体に直接触れてマッサージを行う部位であり、本実施の形態では、一方向がドーム状の蓋により塞がれた、中空の円筒形状をしている。中空内部は、緊張した男性の生殖器が適度な圧迫感をもって挿入される程度の長さと径で形成されている。素材は、シリコンゴムのような弾力性を有したエラストマー材料が使用されている。
また、マッサージ器具4は、前述のとおり、動作部2にベルトBにより着脱自在に取り付けられている。
次に、図4に、考案の実施の形態に係る取付部の実施例を示す概略の正面図(a)と側面図(b)と底面図(c)を示す。この実施例において、取付部3の固定手段は、プラスチックのような弾性を有する素材を、長方形の平板を略C形状に形成して、その弾力でマッサージ器具4を嵌合して固定している。ここで、固定手段の形状は、マッサージ器具4を取付けたときに、マッサージ器具4が動作する方向から視て略C形状になるような向き(図4(a))としている。
また、連結手段31は、本実施例ではスナップ部311とフック部312を有している。スナップ部311は、いわゆるスナップフィット式で部材を接合するための構造あり、取付部3の連結手段31を動作部2の連結手段21に押入するときに、スナップ部311は弾性的に変形をし、所定の位置まで押入されたときに変形が開放されてスナップ部311の凸部が連結手段21に引っかかることで連結手段21に嵌合する。
また、フック部312は2個形成されており、動作部2の連結手段21に形成された切欠き212に引っかけることで取付部3を動作部2も固定する。
動作部2の連結手段21は、両端が屈曲した板状の部材の一方にロの字型の開口2111個と、反対側に切欠き212が2個形成されている。部材の素材は、取付部3と同様に、プラスチックのような弾性を有する素材を用いることが好ましい。
取付部3を動作部2に連結する場合、取付部3のフック部312を切欠き212に係合させて、スナップ311を開口211に挿入して押入する。このとき、スナップブ311は、開口211のヘリよりわずかに外に位置するように形成されており、弾性的に内側に変形をしながら、開口211の内部に挿入される。そして、前述の通り、所定の位置まで押入されたときに変形が開放されてスナップ部311の凸部が連結手段21に引っかかることで連結手段21に嵌合する。ここで、取付部3を脱着した状態と装着した状態の概略の斜視図を図6に示す。
この考案によれば、取付部3と動作部2は、連結手段21、31により着脱自在に連結され、さらに取付部3は、マッサージ器具4を着脱自在に固定するための固定手段を有するので、使用者の嗜好や身体的特徴に合わせて取付部やマッサージ器具を変更することが可能である。
以上、本考案の実施の形態について説明したが、本願考案の範囲は以上の実施の形態に限られるものではなく、これと同視しうる他の形態に対しても及ぶ。
例えば、本実施の形態では、動画の解析は画像情報のみによって行っていたが、音声も解析の対象とすることで、さらに詳細な解析が可能であり、より満足感を得ることが可能である。
また、マッサージ装置1とマッサージ器具4が別構成になっているため、マッサージ装置1をテーブルなどの重量物に固定することで、使用者が本体部10を把持せずにフリーハンドで行うことができるので、独力で行うことが難しい障がい者や高齢者でもマッサージを行うことが可能となる。
さらには、本実施の形態は、専ら男性を対象としているが、例えばマッサージ器具4を男性の生殖器を模した形状とすることで、女性向けとしても使用することが可能である。
また、動作部2の動作機構は、動作部2のストロークが変更できるように、両端を接続して無限軌道状に閉じたベルトに動作部2を接続して、滑車でベルトを滑動させることで動作部2を移動させる「ベルト式」でもよい。
また、スクリューロッドSRと駆動孔H1内のナットの隙間に金属製の小球を介在させず、ナット側にもスクリューロッドSRと略同じ形状のネジを形成して、ナットがスクリューロッドSR状を直接摺動する構成でもよい。この場合、スクリューロッドSRとナットのネジの潤滑性を十分確保する必要があるが、より構成を簡略化することが可能である。
また、ナットは、必ずしも動作部2と別構成にするする必要はなく、貫通孔H1の内壁にネジを形成してこれをナットとし、これにスクリューロッドSRを挿通することで、さらに構成の簡略化が可能である。この場合、ナット側のネジの摩耗を抑えるために、駆動部313の素材はなるべく高硬度のものを使うとより効果的である。
さらに、マッサージは性欲処理に限定されずに、取付部311にマッサージの目的に応じたマッサージ器具4を取り付けることで、肩や腰など、人体の様々な部位のマッサージに使用できる。
また連結手段21、31は、実施例ではスナップフィット式と引っかけ式であったが、これに限られず、ネジ式、スライド式、はめ込み式なども使用できる。ネジ式の場合は、連結手段21、31にそれぞれ相適合するネジとナットを形成することで、両者を固定することが可能である。また、スライド式の場合は、同様に相適合するレールとガイドを形成し、両者を連結する方法である。また、はめ込み式は、連結手段21、31のいずれかを一方に対し、他方をその弾性力によりはめ込みことで固定する方法である。
また、さらに固定手段は、実施例では嵌合式、ベルト止め式を例に挙げたが、これ以外にも接着式、吸着式なども使用できる。
1 マッサージ装置
10 本体部
11 操作部
2 動作部
21 連結手段
211 開口
212 切欠き
3 取付部
31 連結手段
311 スナップ部
312 フック部
4 マッサージ器具
H1 駆動孔
H2 ガイド孔
SR スクリューロッド
GR ガイドロッド
BP ベアリングプーリー
M モーター

Claims (4)

  1. 人体をマッサージするためのマッサージ装置であって、
    前記マッサージ装置は、マッサージ動作を行う動作部と、動作部の動作を制御する制御部と、前記制御部を操作する操作部と、マッサージ器具を取付けるための取付部と、を備え、
    前記取付部と前記動作部は、連結手段により着脱自在に連結され、
    前記取付部は、マッサージ器具を着脱自在に固定するための固定手段を備える、
    ることを特徴とする、マッサージ装置。
  2. 前記連結手段は、ネジ式、スナップフィット式、スライド式、はめ込み式、引っかけ式のいずれか1または2以上の組み合わせからなる、ことを特徴とする、請求項1に記載の、マッサージ装置。
  3. 前記固定手段は、嵌合式、ベルト止め式、接着式、吸着式のいずれか1または2以上の組み合わせからなる、ことを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の、マッサージ装置。
  4. 前記取付部は、弾性を有する素材で形成されており、前記連結手段と、前記固定手段は、素材の弾性を利用して前記動作部及び前記マッサージ器具を着脱する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のマッサージ装置。
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