JP3245517B2 - NO除去剤およびNOx除去剤およびNO除去ユニットおよびNOx除去ユニット - Google Patents

NO除去剤およびNOx除去剤およびNO除去ユニットおよびNOx除去ユニット

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JP3245517B2
JP3245517B2 JP11284995A JP11284995A JP3245517B2 JP 3245517 B2 JP3245517 B2 JP 3245517B2 JP 11284995 A JP11284995 A JP 11284995A JP 11284995 A JP11284995 A JP 11284995A JP 3245517 B2 JP3245517 B2 JP 3245517B2
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奈保子 薄
一男 梨本
義和 田代
隆弘 中島
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松下精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気中に含まれるNO
(一酸化窒素)を除去するNO除去剤、および一酸化窒
素とNO2(二酸化窒素)を除去するNOx(窒素酸化
物)除去剤と上流側に調湿装置を設けたNO除去ユニッ
トおよびNOx除去ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車などの増加によりNOxの
濃度が上昇し、しばしば環境基準値を上回るようになっ
てきており、NOxを除去する材料開発が要望されてい
る。
【0003】従来、この種のNOx除去技術は大別する
と、(1)前処理技術としての燃料からの含窒素化合物
の除去、(2)燃料燃焼中のサーマルNOxの低減、
(3)乾式法である分解法、接触還元法、吸着法、吸収
法、また湿式法である酸化吸収法、酸化還元吸収法、錯
塩吸収法等のNOxの後処理技術がある。
【0004】このような除去方法は、NO2の除去性能
はあるが、NOに対しては常温での反応性は低く、除去
性能は劣る。NOを除去する方法としては、オゾンなど
でNO2に酸化し、除去する方法、アンモニア還元法や
銅−ゼオライト等の触媒により直接NOを分解する方法
などがある。簡易的にNOを除去する方法として活性ア
ルミナに亜塩素酸ナトリウムや水酸化カリウムを担持し
たもの(特開昭54−10289)や、フェノール樹脂
起源の活性炭を用いたもの(特開平5−76753)や
活性炭に過マンガン酸カリウムを担持したもの(特開平
4−293542)等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方法
は開発中であり、実用化されているものはほとんどない
か、実用化されているものであっても、空気中(酸素濃
度が高い場合)のNOxを除去することは酸化雰囲気と
なるため、触媒を利用してNOxを窒素まで還元するこ
とが非常に困難であり、他の方法についても、高温度が
必要か、あるいはコストが非常に高いという課題があっ
た。
【0006】また、NO2に関してはある程度の除去が
可能であるが、NOに関しては常温での実使用に十分な
除去性能を持ち、かつ低コストなNO除去剤はまだ開発
されておらず、高性能で安価なNO除去剤の開発が熱望
されている。しかも大気中に存在するNOxの大半がN
OでNO2の量は僅かであるため、NOを除去するNO
除去剤が必要である。通常の活性炭にNOxガスを通風
した場合、NO2はある程度除去されるが、NOについ
てはほとんど除去されない。
【0007】また、NO除去剤として一般に用いる場
合、製造後、除去剤の使用に至るまで、長期間保管され
る。通常活性炭はアミン類に対して僅かに分解触媒性を
有するため、経日劣化を起こすという課題があった。
【0008】また、保管時に温度が変化し、劣化するた
め、熱に対する耐久性に優れなければならないという課
題があった。
【0009】また、活性炭を吸着剤として用いる場合、
活性炭の表面が吸着された物質で満たされると除去性能
は低下するので、長時間除去性能を維持させることが難
しいという課題があった。
【0010】また、従来の活性炭ではNO2とNOの両
方に対して高い吸着性能を有するNOx除去剤がないと
いう課題があった。
【0011】また、活性炭上で添着したアミンのアミノ
基が分解されてアンモニアとなり、NOx除去剤が強い
アンモニア臭を発するという課題があった。
【0012】また、空気中の水分に阻害され、NO吸着
性能が低くなるという課題があった。
【0013】本発明は、上記課題を解決するもので、高
い除去性能をもった長寿命のNO除去剤を提供すること
を第1の目的とする。
【0014】第2の目的は、工業的に容易に製造がで
き、低コストのNO除去剤を提供することである。
【0015】第3の目的は、除去性能の長寿命であり熱
に対する耐久性も有するNO除去剤を提供することであ
る。
【0016】第4の目的は、より長寿命で熱に対する耐
久性を向上させることである。第5の目的は、NO2
除去性能ももたせ、よりNOx除去性能を高めたNOx
除去剤を提供することである。
【0017】第6の目的は、よりNO2の除去性能を高
めた、NOx除去剤を提供することである。
【0018】第7の目的は、より製造の簡便な、低コス
トの、NOx除去剤を提供することである。
【0019】第8の目的は、より除去性能の高めた、N
O除去剤を提供することである。第9の目的は、より除
去性能の高めた、NOx除去剤を提供することである。
【0020】第10の目的は、アンモニア臭のない、N
Ox除去剤を提供することである。第11の目的は、よ
りNO除去性能を高めたNO除去ユニットを提供するこ
とである。
【0021】第12の目的は、よりNO除去性能を高め
たNOx除去ユニットを提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、アニリンとアルカリ金属の
塩または水酸化物またはアルカリ土類金属の塩または水
酸化物を添着したものである。
【0023】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、アニリンの代わりに塩化アニリニウムを添着し
たものである。
【0024】また、第3の目的を達成するための第3の
手段は、アルカリ金属の塩または水酸化物またはアルカ
リ土類金属の塩または水酸化物の代わりに炭酸塩を添着
したものである。
【0025】また、第4の目的を達成するための第4の
手段は、アルカリ金属の塩または水酸化物またはアルカ
リ土類金属の塩または水酸化物もしくは炭酸塩を最後に
添着したものである。
【0026】また、第5の目的を達成するための第5の
手段は、1級アミンと2級アミンを有したアミノ化合物
を添着したものである。
【0027】また、第6の目的を達成するための第6の
手段は、1級アミンと2級アミンを有したアミノ化合物
を最初に添着し、アルカリ金属の塩または水酸化物また
はアルカリ土類金属の塩または水酸化物もしくは炭酸塩
を最後に添着したものである。
【0028】また、第7の目的を達成するための第7の
手段は、1級アミンと2級アミンを有したアミノ化合物
と、アニリンもしくは塩化アニリニウムと、アルカリ金
属の塩または水酸化物またはアルカリ土類金属の塩また
は水酸化物もしくは炭酸塩を混合してから、活性炭に添
着したものである。
【0029】また、第8の目的を達成するための第8の
手段は、添着の前処理として活性炭を高温で熱処理した
ものである。
【0030】また、第9の目的を達成するための第9の
手段は、添着の前処理として活性炭を高温で熱処理した
ものである。
【0031】また、第10の目的を達成するための第1
0の手段は、添着の後処理として90℃から150℃の
範囲で乾燥させたものである。
【0032】また、第11の目的を達成するための第1
1の手段は、NO除去剤の上流側に調湿装置を設けたも
のである。
【0033】また、第12の目的を達成するための第1
2の手段は、NOx除去剤の上流側に調湿装置を設けた
ものである。
【0034】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、活
性炭上のアニリンとの反応によってNOを除去し、アル
カリ金属の塩または水酸化物またはアルカリ土類金属の
塩または水酸化物によって経日劣化を防止し長寿命のN
O除去剤を得るものである。
【0035】また、第2の手段の構成により、水溶性で
ある塩化アニリニウムを使用することで水溶液で添着す
ることができ、工業的に製造の容易な低コストのNO除
去剤を得るものである。
【0036】また、第3の手段の構成により、活性炭上
のアニリンを保護する炭酸塩を添着することで熱に対す
る耐久性も有するNO除去剤を得るものである。
【0037】また、第4の手段の構成により、添着する
順番をアニリンを最初にすることで、炭酸塩などがアニ
リンを、活性炭上に吸着されている状態で確実に保護す
ることができるため添着する物質の効果をより発揮する
ことができ、熱に対する耐久性がより向上し、かつより
長寿命のNO除去剤を得るものである。
【0038】また、第5の手段の構成により、1級アミ
ンと2級アミンを有したアミノ化合物を添着することに
より、NO2の吸着性能も高め、NOx除去性能を高め
るものである。
【0039】また、第6の手段の構成により、最初に1
級アミンと2級アミンを有するアミノ化合物を添着する
ことで、アミンを活性炭の細孔内に確実に分散させるこ
とによってNO2除去性能を高めることができ、かつ最
後にアルカリ金属の塩または水酸化物またはアルカリ土
類金属の塩または水酸化物もしくは炭酸塩を添着するこ
とにより熱に対する耐久性が向上し、より長寿命のNO
除去剤を得るものである。
【0040】また、第7の手段の構成により、各添着液
を混合し、1回で添着することで添着の工程数を減らす
ことができ、より製造が簡便で安価な、NOx除去剤を
得るものである。
【0041】また、第8の手段の構成により、熱処理に
より活性炭上のアニリンとNOとの反応を妨害する様々
な官能基や細孔中の水分を飛ばした活性炭を用いること
でNO除去スピードを高め、NO除去性能を向上させた
ものである。
【0042】また、第9の手段の構成により、熱処理に
より活性炭上のアニリンとNOとの反応を妨害する様々
な官能基や細孔中の水分を飛ばした活性炭を用いること
でNO除去スピードを高め、NO除去性能を向上させ、
総合的にNOx除去性能を向上させたものである。
【0043】また、第10の手段の構成により、高温暴
露もしくは通風することでアンモニアを飛ばし、アンモ
ニア臭のないNOx除去剤を得るものである。
【0044】また、第11手段の構成により、NO除去
剤あるいはNOx除去剤の上流側で調湿することによ
り、NOの活性炭への吸着に対する水分の阻害を防ぐこ
とでNO除去性能を高めたNO除去剤を得るものであ
る。
【0045】また、第12手段の構成により、NO除去
剤あるいはNOx除去剤の上流側で調湿することによ
り、NOの活性炭への吸着に対する水分の阻害を防ぐこ
とでNO除去性能を高め、総合的にNOx除去性能を高
めたNOx除去剤を得るものである。
【0046】
【実施例】以下本発明の第1実施例について説明する。
【0047】NOは、非凝縮性のガスであるため、活性
炭のような吸着剤単体では除去することが困難である。
そこでNO除去剤を幅広く検索し、1級アミン、特にア
ニリンはNOとの活性が高いことを見出した。活性炭の
表面にはカルボキシル基など多くの官能基が存在してお
り、このことが活性炭による不均一反応(酸化と還元が
同時に起こる反応)を起こすことが知られている。した
がって、活性炭にNOxガスを通風するとNO2をある
程度吸着することが出来るが、その一部が還元され、N
Oとなって再放出してしまう。そこでNOとの反応性の
高いアニリンを活性炭に添着させることによりNOを除
去することが可能になる。
【0048】活性炭にアニリンを添着した吸着剤による
NO除去性能を説明する。まず、アニリンをアルコール
類と混合し1%溶液に調製する。椰子殻活性炭100g
に対し150mlのアニリン溶液を含浸させる。活性炭
上にアニリンがよく添着するように常温で1〜3時間安
置する。その後軽く溶液を切り、110℃で1時間乾燥
する。次に、アルカリ金属の塩として炭酸ナトリウムや
硝酸カリウム、炭酸カリウム等、または水酸化物として
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等、またはアルカリ
土類金属の塩として炭酸カルシウム、硝酸カルシウム
等、または水酸化物として水酸化カルシウム等の5%水
溶液を調製し、同様にして含浸させる。活性炭とほぼ同
量の純水で3回振り洗いし、活性炭の細孔中に過剰の添
着液が残らないよう110℃で3時間乾燥させる。こう
して作成した吸着剤を横型の内径20mmのガラスカラ
ムに2.5g充填し、片側から約10ppmの一酸化窒
素ガスを空気希釈2.0リットル/分の流量で常時通風
させる。NOのカラム入口濃度および出口濃度を時間毎
に測定し除去率を求めたところ、長時間でかつ高い除去
性能が認められた。さらに1ヶ月常温で放置した後、同
様の方法でNO除去性能を求めたところ、性能はほとん
ど低下していなかった。その結果を図1に示す。なお、
除去率は入口と出口の濃度より(サ)式にて求めた。
【0049】 除去率%=[1−(出口濃度/入口濃度)]×100 (サ) さらにこのような処理は、工業的にも簡単に製造ができ
るため、低コストで高性能のNO除去剤を提供すること
ができる。
【0050】なお、含浸の方法は上記の水溶液に含浸さ
せる方法と、活性炭の細孔が水分を含んで飽和状態にな
る量の水溶液を上記濃度にて調製し、活性炭にスプレー
等で振りかける方法があるが、どちらでもよい。後者の
場合、その溶液の重量は活性炭重量に対し約40%であ
る。この場合、工業的に製造する際に余剰添着液の廃棄
の必要がなく、容易に製造できる低コストのNO除去剤
を提供することができる。
【0051】また、通常の活性炭ではNOxを含むガス
が通風すると一部のNO2が還元されて出口からNOが
放出するという問題があるが、本発明はNOとの反応性
を有するアニリンを添着しているためNOの放出を抑え
ることができる。
【0052】なお、含浸させるアニリンの濃度は、1%
から4%の範囲が最適であるが、10%以下であればよ
い。それ以上の場合は活性炭の細孔が塞がれ、除去性能
が低下し、また出口よりアンモニアが排出される。添着
する物質の量が少量でもNOを除去することができるた
め、経済的なNO除去剤を提供できる。
【0053】また、アルカリ金属の塩または水酸化物ま
たはアルカリ土類金属の塩または水酸化物については、
5%水溶液が最も適しているが、1〜20%以内であれ
ばよい。また、溶剤のアルコール類は、除去性能、製造
の容易さ、コスト等の点からエタノールが最も適してい
る。
【0054】なお、添着させる担体は、本発明では椰子
殻活性炭を用いたが、破砕炭もしくはペレット状の造粒
炭でもよく、その他繊維状活性炭、繊維、表面積の大き
い吸着剤等多孔質物質であればよい。
【0055】次に本発明の第2実施例について説明す
る。塩化アニリニウムを添着することで水溶液による添
着を可能にし、工業的に低コストで容易に製造すること
ができる。
【0056】このNO除去剤のNO除去性能を説明す
る。まず、等量の塩酸水溶液にアニリンを溶解させ、塩
化アニリニウムを作成する。この塩化アニリニウムのア
ニリン量としてアニリンの1%水溶液を調製し、第1実
施例と同様の方法で含浸、乾燥させる。次にアルカリ金
属の塩または水酸化物またはアルカリ土類金属の塩また
は水酸化物を第1実施例と同様にして添着させる。こう
して作成した吸着剤を用いて第1実施例と同様の条件で
除去性能を求めたところ、高いNO除去性能を示した。
【0057】なお、含浸させるアニリンの濃度は、1%
から4%の範囲が最適であるが、10%以下であればよ
い。それ以上の場合は活性炭の細孔が塞がれ、除去性能
が低下し、また出口よりアンモニアが排出される。ま
た、アルカリ金属の塩または水酸化物またはアルカリ土
類金属の塩または水酸化物については、5%水溶液が最
も適しているが、1〜20%以内であればよい。このよ
うな添着方法によると、水溶液によるアニリンの添着が
可能になり工業的に製造する場合、低コストでかつ余剰
添着液の廃棄処理も安易になる。
【0058】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。アルカリ金属の塩または水酸化物またはアルカリ土
類金属の塩または水酸化物の代わりに炭酸塩を添着する
ことでアニリンの活性炭上での分解を防止し、より長寿
命であり、かつ熱に対する耐久性を有することができ
る。
【0059】このNO除去剤のNO除去性能を説明す
る。第1実施例と第2実施例で示したように、アニリン
もしくは塩化アニリニウムを添着させる。次に炭酸塩
(炭酸ナトリウム或いは炭酸カルシウム或いは炭酸カリ
ウム等)の5%水溶液を調製する。1〜3時間含浸後、
活性炭とほぼ同量の純水で3回振り洗いして過剰の炭酸
塩を洗浄し、110℃で3時間乾燥させる。こうして作
成した吸着剤を用いて第1実施例と同様の条件で除去性
能を求めたところ、高いNO除去性能を示した。また、
熱に対する耐久性を試験するため50℃と70℃に3週
間から1ヶ月高温暴露させたのち、同一条件で除去試験
を行ったところ、除去性能はほとんど低下していなかっ
た。その結果を図2に示す。
【0060】活性炭はアミンに対して僅かに分解触媒性
を有しており、また表面にはカルボキシル基等様々な官
能基が存在しているが、これらが活性炭上のアニリンを
分解してしまい、除去性能が低下すると考えられる。特
に製造してから実使用となるまで倉庫などに保管される
が、その際一時的に保管雰囲気が高温になることもあ
り、その時劣化が著しく起こることがある。炭酸塩を添
着し、大量に覆うことにより、炭酸塩が活性炭表面のカ
ルボキシル基の反応性を抑制しアニリンの分解を抑えて
いるのではないかと考えられる。したがって、より長寿
命であり、かつ熱に対する耐久性も有するNO除去剤を
得ることができる。
【0061】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。活性炭にアニリンを添着した後、アルカリ金属の塩
または水酸化物またはアルカリ土類金属の塩または水酸
化物もしくは炭酸塩を添着することでより長寿命で、か
つ熱に対する耐久性をより向上させることができる。
【0062】このNO除去剤のNO除去性能を説明す
る。第1実施例と第2実施例で示したように、まず、ア
ニリンもしくは塩化アニリニウムを添着させる。最後に
アルカリ金属の塩として硝酸カリウム、塩化カリウム
等、または水酸化物として水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等、またはアルカリ土類金属の塩として炭酸カル
シウム、硝酸カルシウム等、または水酸化物として水酸
化カルシウム等もしくは炭酸塩として炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム等を添着する。こうして作成した吸着剤を
用いて第1実施例と同様の条件で除去性能を求めたとこ
ろ、高いNO除去性能を示した。また、熱に対する耐久
性を試験するため50℃と70℃に3週間から1ヶ月高
温暴露させたのち、同一条件で除去試験を行ったとこ
ろ、除去性能はほとんど低下していなかった。これに対
してアルカリ金属の塩または水酸化物またはアルカリ土
類金属の塩または水酸化物もしくは炭酸塩を先に添着し
たものは若干除去性能が低下していた。これは活性炭上
にアニリンが吸着している状態で、炭酸塩などが直接活
性炭に吸着されることなく、アニリンを確実に保護する
ことができるためと考えられる。
【0063】このように活性炭にアニリンを添着した
後、アルカリ金属の塩または水酸化物またはアルカリ土
類金属の塩または水酸化物もしくは炭酸塩を添着するこ
とでより長寿命で、かつ熱に対する耐久性をより向上さ
せたNO除去剤を得ることができる。
【0064】次に本発明の第5実施例について説明す
る。1級アミンと2級アミンを有するアミノ化合物につ
いては、広く検索と実験を行い、エチレンアミン類がN
2とNOの除去に特に有効であることを見い出した。
エチレンアミン類を添着することでNOx除去性能を高
めることが出来る。
【0065】このNOx除去剤のNOx除去性能を説明
する。エチレンアミンを水と混合し5%溶液に調製す
る。椰子殻活性炭100gに対し150mlのエチレン
アミン溶液を含浸させる。活性炭上にアミンがよく添着
するように常温で1〜3時間安置する。その後軽く溶液
を切り、110℃で1時間乾燥する。次に、前述したよ
うにアニリンとアルカリ金属の塩として硝酸カリウム、
塩化カリウム等、または水酸化物として水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等、またはアルカリ土類金属の塩と
して炭酸カルシウム、硝酸カルシウム等、または水酸化
物として水酸化カルシウム等もしくは炭酸塩として炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム等を添着する。こうして作成
した吸着剤を横型の内径20mmのガラスカラムに1.
0g充填し、片側から約5ppmのNO2ガスと5pp
mのNOガスを空気希釈7.5リットル/分の流量で常
時通風させる。NO2のカラム入口濃度および出口濃度
を時間毎に測定し除去率を求めたところ、高い除去性能
が認められた。NOの除去性能はエチレンアミンを添着
しないものと比較してやや低下するが、NO2の除去性
能が非常に高く、高いNOx除去性能を示した。
【0066】なお、添着する1級アミンと2級アミンを
有するアミノ化合物については、エチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン等が特に
有効である。
【0067】なお、添着する溶液の濃度は5%が最適で
あるが、1〜20%であればよい。それ以上の場合は活
性炭の細孔が塞がれ、除去性能が低下し、また出口より
アンモニアが排出される。
【0068】なお、添着する溶液の溶剤はアルコール類
でも水でも同等の除去性能を示す。次に本発明の第6実
施例について説明する。
【0069】最初に1級アミンと2級アミンを有するア
ミノ化合物を添着し、最後にアルカリ金属の塩または水
酸化物またはアルカリ土類金属の塩または水酸化物もし
くは炭酸塩を添着する。この手順で作成したNOx除去
剤はより高いNO2除去性能を有する。
【0070】このNOx除去剤のNOx除去性能を説明
する。最初に第5実施例と同様の方法でトリエチレンテ
トラミン等の1級アミンと2級アミンを有するアミノ化
合物を添着する。次に第1実施例もしくは第2実施例と
同様の方法でアニリンもしくは塩化アニリニウムを添着
させ、最後に第1実施例と同様の方法でアルカリ金属の
塩として硝酸カリウム、塩化カリウム等、または水酸化
物として水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等、または
アルカリ土類金属の塩として炭酸カルシウム、硝酸カル
シウム等、または水酸化物として水酸化カルシウム等も
しくは炭酸塩として炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等を
添着する。こうして作成した吸着剤を用いて第5実施例
と同様の条件で除去性能を求めたところ、図3に示した
ようにアニリンを最初に添着したものより高いNO2
去性能を示した。これは最初にNO2と反応性のある1
級アミンと2級アミンを有するアミン化合物を添着する
ことで直接活性炭上に確実に分散することができるため
と考えられる。また、熱に対する耐久性を試験するため
50℃と70℃に3週間から1ヶ月高温暴露させたの
ち、同一条件で除去試験を行ったところ、除去性能はほ
とんど低下していなかった。これに対してアルカリ金属
の塩または水酸化物またはアルカリ土類金属の塩または
水酸化物もしくは炭酸塩を先に添着したものは若干除去
性能が低下していた。
【0071】次に本発明の第7実施例について説明す
る。1級アミンと2級アミンを有するアミノ化合物とア
ニリンもしくは塩化アニリニウムとアルカリ金属の塩ま
たは水酸化物またはアルカリ土類金属の塩または水酸化
物もしくは炭酸塩を混合してから、これを1回で活性炭
に添着する。これにより添着工程数を減少させることが
できる。
【0072】このNOx除去剤の添着方法と除去性能を
説明する。まず、等量の塩酸水溶液にアニリンを溶解さ
せ、塩化アニリニウムを作成する。この塩化アニリニウ
ムのアニリン量としてアニリンの1%水溶液を、椰子殻
活性炭100gに対し150ml調製する。これにエチ
レンアミン類の5%相当量を撹拌しながら溶解させる。
さらにアルカリ金属の塩または水酸化物またはアルカリ
土類金属の塩または水酸化物もしくは炭酸塩の5%相当
量を撹拌しながら溶解させる。活性炭に含浸させ、1時
間室温で安置した後、活性炭とほぼ同量の純水で3回振
り洗いした後110℃で3時間乾燥させる。こうして作
成した吸着剤を用いて第5実施例と同様の方法で除去性
能を求めたところ各添着溶液を別々に添着したものと同
等の除去性能が得られた。
【0073】なお、各溶液の濃度はアニリンが1〜10
%の範囲、エチレンアミン類とアルカリ金属の塩または
水酸化物またはアルカリ土類金属の塩または水酸化物も
しくは炭酸塩が1〜20%の範囲がよいが、アニリンが
1%、エチレンアミン類が5%、アルカリ金属の塩また
は水酸化物またはアルカリ土類金属の塩または水酸化物
もしくは炭酸塩が5%の場合が最も適している。その濃
度比で各2倍の濃度でもよい。
【0074】このように添着の工程数を低減することで
簡便に製造でき、より安価なNOx除去剤を提供するこ
とができる。
【0075】次に、本発明の第8実施例について説明す
る。添着する前に活性炭を熱処理することでより除去性
能を高く、かつ長寿命化することができる。
【0076】このNO除去剤のNO除去性能を説明す
る。通常の活性炭を高温の炉にいれ、250℃〜100
0℃で約3時間焼成する。十分に活性炭を常温まで冷却
した後、第1実施例〜第4実施例で述べたように各添着
液を添着する。こうして作成した吸着剤を用いて第1実
施例と同様の条件で除去性能を求めたところ、非常に高
いNO除去性能を示した。また、熱に対する耐久性を試
験するため50℃と70℃に3週間から1ヶ月高温暴露
させたのち、同一条件で除去試験を行ったところ、除去
性能はほとんど低下していなかった。その結果を図4に
示す。高温で焼成することにより、活性炭表面に存在す
るNOの反応の妨げになったりアミンを分解する細孔中
の水分やカルボキシル基などの官能基などを完全に飛ば
してしまい、活性炭とアミンの吸着をより強固なものに
できるためと考えられる。なお、焼成の温度については
800℃前後が最適である。このように添着する前に活
性炭を熱処理することでより除去性能の高い、かつ長寿
命であるNO除去剤を得ることができる。
【0077】次に本発明の第9実施例について説明す
る。第8実施例と同様に上述の前処理を行った後、第5
実施例〜第7実施例で述べたように各添着液を添着す
る。第5実施例と同様の方法で除去性能を求めたとこ
ろ、高いNOx除去性能を示した。なお、焼成の温度に
ついては800℃前後が最適である。このように添着す
る前に活性炭を熱処理することでより除去性能の高い、
かつ長寿命であるNOx除去剤を得ることができる。
【0078】次に本発明の第10実施例について説明す
る。アミン類を添着した添着活性炭が強いアンモニア臭
を発するため、1級アミンと2級アミンを有するアミノ
化合物を添着した後、高温暴露、もしくは通風させるこ
とによりこの問題は解決される。
【0079】この後処理方法と除去性能を説明する。添
着した後、NOx除去剤のアンモニア臭気濃度を測定し
ながら、臭気がなくなるまで高温暴露、もしくは通風を
続ける。アンモニア臭気濃度の測定方法は次の通りであ
る。2リットル三角フラスコにサンプル1gを入れ、密
閉してから10分後のアンモニア臭気濃度をアンモニア
用検知管で測定する。この方法で第5、6、7または9
実施例の方法で作成した本発明品の臭気濃度を測定した
ところ、約4ppmであり、高いアンモニア臭気濃度を
示した。これに対し、100gの活性炭に添着処理をし
た後、110℃でオーブン中での高温暴露を始めたもの
について上記の方法で1時間毎にアンモニア臭気濃度を
測定したところ、6時間後に0.1ppmまで濃度が低
下した。暴露中は、むらの起きないよう、ときどき撹拌
する。この除去剤のNOx除去性能を第5実施例と同様
の方法で求めたところ、性能の劣化はみられなかった。
暴露する温度は、添着したアミンの分解温度以下の比較
的低温の90℃から150℃の範囲で適切であり、低温
であるほどアンモニア臭がなくなるまでの時間が長くな
る。その範囲以上の温度になると、アミンが劣化して、
除去性能が低下してしまう。なお、大量に除去剤を作成
する場合には、むらが起こりやすくなるため、上記の範
囲の温度の熱風を直接活性炭に通風した方がよい。通風
の場合はより低温で効果があり、100kgのNOx除
去剤を作成する場合、90℃で約12時間通風すること
によりアンモニア臭がなくなっている。空調機にNOx
除去フィルタとして導入するなどの実使用において、特
に直接除去剤を通風させた処理ガスを建物などの室内に
供給するようなケースでは、アンモニア臭解決のための
この後処理方法は不可欠である。
【0080】次に本発明の第11実施例について図5を
参照しながら説明する。このNO除去ユニットのNO除
去性能を説明する。
【0081】図5に示すように、ダクト2の上流側に調
湿装置1を設け下流側にNO除去剤3を配する。この装
置で、第1実施例と同様の方法で、調湿装置1の例とし
てシリカゲルを用いてガスの相対湿度を約15%RHに
した場合と、除湿せずに約60%RHにした場合のNO
除去性能を比較した。図6に示すように、低湿の方が除
去性能は高い。
【0082】また、調湿手段としてシリカゲル以外にモ
レキュラシーブ等他の除湿剤もしくは塩類飽和水溶液
や、冷凍サイクル方式の除湿機等を用いても良い。
【0083】NO除去性能を特に高めるためには、10
%RH程度の低湿条件が適しており、高くなっても30
%RH以下が望ましい。
【0084】次に本発明の第12実施例について説明す
る。また、図5と同様の装置で第5、6、7または9実
施例で述べたNOx除去剤をNO除去剤の代わりに用い
てもよい。この場合も調湿装置の例としてシリカゲルを
設け、ガスの相対湿度を約15%RHにした場合と除湿
せずに約60%RHにした場合とでNO2除去性能とN
O除去性能を比較した。図7に示すように、NO2除去
性能は高湿の方が高く、NO除去性能は低湿の方が高
い。これは、NO2については、アミンとの反応は化学
反応であり、湿度が高い方が反応性が高くなる。NOに
ついてはガス中の水分の阻害を防ぐことにより吸着性能
が向上したためと考えられる。大気中のNOxは、NO
濃度の方が高いため、NOx除去剤として有効であると
いえる。
【0085】また、調湿手段としてシリカゲル以外にモ
レキュラシーブ等他の除湿剤もしくは塩類飽和水溶液
や、冷凍サイクル方式の除湿機等を用いても良い。
【0086】また、湿度によりNO2除去性能とNO除
去性能が異なることから、ガスの湿度を、塩類飽和水溶
液を通気させるなどの調湿装置で調湿することにより、
NOx除去剤のNO2除去性能とNO除去性能のバラン
スを調整することができる。
【0087】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、活性
炭にアニリンとアルカリ金属の塩または水酸化物または
アルカリ土類金属の塩、もしくは炭酸塩を添着した吸着
剤によれば、空気中に含まれる低濃度のNOに対して高
い除去性能を有し、かつ経日劣化を起こさない、長期間
高い除去性能を維持する寿命が長いNO除去剤を提供で
きるという実用上大きな効果が得られる。
【0088】また、活性炭を担体としており、添着させ
る物質の量は少量でもNOを除去することができるた
め、経済的なNO除去剤を提供できる。
【0089】また、NOとの反応性のあるアニリンを添
着することにより、活性炭をNOxを含むガスが通気す
る際にNO2が還元されてNOとなって放出されるのを
防止した、総合的なNOx除去性能を有するNOx除去
剤を提供できる。
【0090】また、アニリンを水溶液で添着することに
より、低コストで工業的に製造の容易なNO除去剤を得
るものである。
【0091】また、炭酸塩を添着することにより熱に対
する耐久性も有したNO除去剤を得るものである。
【0092】また、アニリンを最初に添着させることに
より、添着する物質の効果をより発揮することができ、
熱に対する耐久性がより向上した、かつより長寿命のN
O除去剤を得るものである。
【0093】また、NO2除去性能を持つエチレンアミ
ン類を添着させることでNO2吸着性能も高め、NOx
除去性能の高いNO除去剤を得るものである。
【0094】また、最初にエチレンアミン類を添着し、
最後にアルカリ金属の塩または水酸化物またはアルカリ
土類金属の塩または水酸化物もしくは炭酸塩を最後に添
着することにより、よりNO2除去性能の高い、かつ熱
に対する耐久性がより向上した、かつより長寿命のNO
x除去剤を得るものである。
【0095】また、前処理として活性炭を高温で焼成す
ることにより、NO除去性能の高い、より長寿命のNO
除去剤および高性能のNOx除去剤を得るものである。
【0096】また、添着の工程数を減らすことにより、
より製造が簡便で安価な、NOx除去剤を得るものであ
る。
【0097】また、添着後に高温暴露することによりア
ンモニア臭のない、NOx除去剤を得るものである。
【0098】また、NO除去剤の上流側に調湿手段を設
けることで、よりNO除去性能を高めることができる。
【0099】また、NOx除去剤の上流側に調湿手段を
設けることで、よりNO除去性能を高め、総合的にNO
x除去性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の一酸化窒素除去性能を示
す図
【図2】同第3実施例の一酸化窒素除去性能を示す図
【図3】同第6実施例の二酸化窒素除去性能を示す図
【図4】同第8実施例の一酸化窒素除去性能を示す図
【図5】同第11実施例のNO除去ユニットを示す図
【図6】同第11実施例のNO除去ユニットの一酸化窒
素除去性能を示す図
【図7】同第12実施例のNOx除去ユニットの二酸化
窒素除去性能と一酸化窒素除去性能を示す図
【符号の説明】
1 調湿装置 3 NO除去剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 隆弘 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61 号 松下精工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−64568(JP,A) 特開 平5−161842(JP,A) 特開 昭62−183838(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/34

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭に塩化アニリニウム溶液と、アル
    カリ金属の塩または水酸化物溶液またはアルカリ土類金
    属の塩または水酸化物溶液を含浸乾燥させ、塩化アニリ
    ニウムとアルカリ金属の塩または水酸化物またはアルカ
    リ土類金属の塩または水酸化物を添着したNO除去剤。
  2. 【請求項2】 アルカリ金属の塩または水酸化物または
    アルカリ土類金属の塩または水酸化物の代わりに炭酸塩
    を添着した請求項記載のNO除去剤。
  3. 【請求項3】 活性炭に塩化アニリニウム溶液を含浸乾
    燥させて、塩化アニリニウムを添着後、この活性炭にア
    ルカリ金属の塩または水酸化物溶液またはアルカリ土類
    金属の塩または水酸化物溶液もしくは炭酸塩溶液を含浸
    乾燥させて、アルカリ金属の塩または水酸化物またはア
    ルカリ土類金属の塩または水酸化物もしくは炭酸塩を添
    着した請求項1または2記載のNO除去剤。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載のNO除去剤
    に1級アミンと2級アミンを有したアミノ化合物を添着
    したNOx除去剤。
  5. 【請求項5】 活性炭に1級アミンと2級アミンを有し
    たアミノ化合物を添着し、塩化アニリニウムを添着した
    後、アルカリ金属の塩または水酸化物またはアルカリ土
    類金属の塩または水酸化物もしくは炭酸塩を添着した請
    求項記載のNOx除去剤。
  6. 【請求項6】 添着の前処理として活性炭を高温で熱処
    理した請求項1、2または3記載のNO除去剤。
  7. 【請求項7】 添着の前処理として活性炭を高温で熱処
    理した請求項4または5記載のNOx除去剤。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3または6記載のNO除
    去剤の上流側に調湿装置を設けたNO除去ユニット。
  9. 【請求項9】 請求項4、5または7記載のNOx除去
    剤の上流側に調湿装置を設けたNOx除去ユニット。
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