JP3245369U - ケーブル誤切断防止治具 - Google Patents
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Abstract
Description
本考案は、通信ケーブル等の敷設工事に用いる治具に係り、特にケーブルを束ねる結束バンドの切断を行う際に好適なケーブル誤切断防止治具に関する。
オフィスビルなどを含む商業施設や工場には、多くの通信用ケーブルが敷設されており、設備の増設や変更に伴い、これらの通信ケーブルも増設や移設、撤去が成される。一般的に、このように多くのケーブルを敷設する施設では、機器単位、あるいは接続先単位にケーブルを纏めるケーブル束が作られる。具体的には、結束バンド等の結束具を用いてケーブル束を括るというものである。このため、これらのケーブルの増設や移設、撤去などを行う場合には、ケーブル束の括りをほどく必要がある。
ここで、ケーブル束は、結束バンド等で括られているため、これをほどくには、結束バンドを切断する必要が生じる。しかし、通信用ケーブルは細く、被覆の薄いものも多いため、ニッパーやハサミ、カッターなど、切断用工具を結束バンドとケーブルとの間に差し込んだ際、ケーブルの被覆を傷つけたり、ケーブル自体を切断してしまうといった、いわゆる誤切断が生じる事があった。
このような実情の下、特許文献1には、結束バンドを切断する際にケーブルの誤切断を防止するための治具が開示されている。特許文献1に開示されている治具は、切断刃保護スティック本体と称される幅の狭い平板部材(以下、スティック本体と称す)と、このスティック本体を収容するケース、及びスティック本体をケースから突出させるための作用部と称されるスライダーとを基本として構成されている。スティック本体は、可撓性を有する素材であり、これを通信用ケーブルと結束バンドとの間に差し込む事で、結束バンドを切断する際に、工具の刃が通信用ケーブルに接触しないようにするといった作用を担う。
このようなケーブルの誤切断防止治具によれば、工具の刃が通信用ケーブルに接触しなくなるため、通信用ケーブルが傷ついたり切断されてしまったりする虞が無い。しかし、特許文献1に開示されている誤切断防止治具では、スティック本体の構成をカッターの刃に模しているため、その幅が狭い。このため、使用に際して工具の刃がスティック本体からズレてしまう場合もある。また、構成要素が多く、単価が高くなってしまうといった問題もある。
そこで本考案では、結束バンドとケーブルとの間への差し込みが容易で、使用に際して工具の刃にズレが生じ難く、かつ安価に製造する事のできるケーブル誤切断防止治具を提供する事を目的とする。
上記目的を達成するための本考案に係るケーブル誤切断防止治具は、可撓性を有する板材により構成され、ケーブル束を結束する結束バンドを切断する際に用いる治具であって、前記ケーブル束と前記結束バンドとの間に差し込む治具本体と、平面視において前記治具本体の両側部に設けられ、前記結束バンドに引っ掛かることで前記治具本体の位置決めを成す位置決め片と、を有し、前記治具本体は、幅方向の中心に、長手方向に沿う溝が設けられていることを特徴とする。
また、上記のような特徴を有するケーブル誤切断防止治具における前記治具本体は、前記ケーブル束と前記結束バンドとの間に差し込まれる際に先端側に位置する端部に、その幅が先細りとなる傾斜を設けるようにすると良い。このような特徴を有する事によれば、ケーブル束と結束バンドとの間への治具本体の差し込みが、より容易なものとなる。
また、上記のような特徴を有するケーブル誤切断防止治具における前記位置決め片には、前記治具本体との接合部であって、前記治具本体の先端側に位置する端部に、前記位置決め片の長手方向に沿った切欠きが設けられ、当該切欠きを前記結束バンドに引っ掛ける構成とすることが望ましい。このような特徴を有する事によれば、位置決めが確実なものとなり、治具本体を安定させることができる。
さらに、上記のような特徴を有するケーブル誤切断防止治具における前記位置決め片と前記治具本体との接合部には、長手方向に沿う溝が設けられているようにすると良い。このような特徴を有する事によれば、治具本体を基点として位置決め片を折り曲げることができる。このため、結束バンドに対して位置決め片が引っ掛かりやすくなる。
上記のような特徴を有するケーブル誤切断防止治具は、結束バンドとケーブルとの間への差し込みが容易で、使用に際して工具の刃にズレが生じ難い。また、安価に製造する事もできる。
以下、本考案のケーブル誤切断防止治具に係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、図1は、実施形態に係るケーブル誤切断防止治具の構成を示す平面図であり、図2は同正面図、図3は、溝部分で折り曲げた状態を示す正面図であり、図4は、図3の状態における右側面図である。
[構成]
本実施形態に係るケーブル誤切断防止治具10は、ケーブル束50(図5参照)を結束する結束バンド52(図5参照)を切断する際に用いる治具であって、可撓性を有する板材により構成される事を基本とし、治具本体12と、位置決め片14とから成る。可撓性を有する板材としては、ポリエチレン(PE)や、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)などの一般的な合成樹脂であれば良い。なお、接触によりケーブル、あるいはケーブルの被覆を傷つける虞がなければ、薄板状の金属により構成しても良い。
本実施形態に係るケーブル誤切断防止治具10は、ケーブル束50(図5参照)を結束する結束バンド52(図5参照)を切断する際に用いる治具であって、可撓性を有する板材により構成される事を基本とし、治具本体12と、位置決め片14とから成る。可撓性を有する板材としては、ポリエチレン(PE)や、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)などの一般的な合成樹脂であれば良い。なお、接触によりケーブル、あるいはケーブルの被覆を傷つける虞がなければ、薄板状の金属により構成しても良い。
治具本体12は、ケーブル束50と結束バンド52との間に差し込まれ、結束バンド52を切断するための工具40の刃42(図7参照)がケーブル50a(図5参照)に接触することを防ぐ役割を担う要素である。治具本体12は、差し込み方向に沿った短冊状の体を成し、差し込み方向における先端側に位置する端部に、その幅が先細りとなる傾斜12aが設けられている。このような構成とすることで、ケーブル束50と結束バンド52との隙間への差し込みが容易となる。
また、本実施形態に係る治具本体12には、幅方向の中心に、長手方向(差し込み方向)に沿うように溝16が設けられている。溝16は、治具本体12の厚みを薄くするように設けられていれば良く、その具体的な形態を問うものでは無い(図2に示す例では、溝16をV字溝としている)。このため治具本体12は、溝16に沿って撓み易くなっている。このような構成とすることで、結束バンド52を切断するための工具40の刃42をケーブル誤切断防止治具10(治具本体12)に押し当てた際、溝16がガイドとなると共に、治具本体12が谷折り状に撓むこととなる。これにより工具40の刃42は、治具本体12の谷部に沿ってガイドされることとなり、治具本体12の幅が狭い場合であっても、工具40の刃42が治具本体12からズレてしまい、ケーブル束50に接触してしまうといった事態を避ける事ができる。
位置決め片14は、治具本体12をケーブル束50と結束バンド52との間に差し込んだ際、結束バンド52に引っ掛かることで治具本体12の差し込み過多を避け、位置決めを成す役割を担う要素である。具体的には、位置決め片14は、平面視において治具本体12の両側部に設けられている。また、本実施形態に係る位置決め片14には、治具本体12との接合部に切欠き18が設けられている。切欠き18は、位置決め片14の先端側(治具本体12における先端側と同じ)に、位置決め片14の一部における長手方向長さを短くするように形成されている。図1に示す形態では、治具本体12との接合部側に設けられている。切欠き18に結束バンド52を入れ込むようにして位置決め片14を引っ掛ける事により、冶具本体12の位置決めを安定させることができる。
また、本実施形態に係るケーブル誤切断防止治具10では、治具本体12と位置決め片14との接合部に、長手方向に沿った溝20を設けるようにしている。このような構成とする事により、位置決め片14を厚み方向へ撓ませる(折り曲げる)ことが容易となる。治具本体12を基点として位置決め片14を折り曲げる事で、治具本体12をケーブル束50と結束バンド52との間に差し込んだ際、切欠き18に結束バンド52が嵌り込むこととなる。
[作用・効果]
次に、図5から図8を参照して、本実施形態に係るケーブル誤切断防止治具の使用方法について説明する。
まず、図5に示すような結束バンド52で纏められたケーブル束50に対し、ケーブル束50と結束バンド52との隙間に治具本体12を挿入する。この時、位置決め片14を溝20に沿って曲げておくことで、治具本体12の挿入に伴い、切欠き18に結束バンド52が介入することとなる(図6参照)。これにより、ケーブル束50に対するケーブル誤切断防止治具10の位置決めが成される。
次に、図5から図8を参照して、本実施形態に係るケーブル誤切断防止治具の使用方法について説明する。
まず、図5に示すような結束バンド52で纏められたケーブル束50に対し、ケーブル束50と結束バンド52との隙間に治具本体12を挿入する。この時、位置決め片14を溝20に沿って曲げておくことで、治具本体12の挿入に伴い、切欠き18に結束バンド52が介入することとなる(図6参照)。これにより、ケーブル束50に対するケーブル誤切断防止治具10の位置決めが成される。
図6に示すようにケーブル束50に対してケーブル誤切断防止治具10を配置した後、治具本体12の溝16に沿って工具40の刃42を押し当てつつ、図7、図8に示すように、結束バンド52と治具本体12との間に刃42を挿入する。この時、治具本体12は、刃42による押圧で谷折りに撓むこととなり、工具40の刃42を安定してガイドすることができる。これにより、工具40の刃42が治具本体12からズレてケーブル50aに接触するといった事故を防ぐことができる。
工具40の刃42が結束バンド52と治具本体12との間に挿入された後、工具40により結束バンド52を切断する。
このように、本実施形態に係るケーブル誤切断防止治具10によれば、結束バンド52とケーブル束50との間への差し込みを容易に行う事ができる。また、本実施形態に係るケーブル誤切断防止治具10は、使用に際して工具40の刃42にズレが生じ難い。さらに、平板状の部材のみで構成されているため、治具自体を安価に製造する事が可能となる。
このように、本実施形態に係るケーブル誤切断防止治具10によれば、結束バンド52とケーブル束50との間への差し込みを容易に行う事ができる。また、本実施形態に係るケーブル誤切断防止治具10は、使用に際して工具40の刃42にズレが生じ難い。さらに、平板状の部材のみで構成されているため、治具自体を安価に製造する事が可能となる。
10………ケーブル誤切断防止治具、12………治具本体、12a………傾斜、14………位置決め片、16………溝、18………切欠き、20………溝、40………工具、42………刃、50………ケーブル束、50a………ケーブル、52………結束バンド。
Claims (4)
- 可撓性を有する板材により構成され、ケーブル束を結束する結束バンドを切断する際に用いる治具であって、
前記ケーブル束と前記結束バンドとの間に差し込む治具本体と、
平面視において前記治具本体の両側部に設けられ、前記結束バンドに引っ掛かることで前記治具本体の位置決めを成す位置決め片と、を有し、
前記治具本体は、幅方向の中心に、長手方向に沿う溝が設けられていることを特徴とするケーブル誤切断防止治具。 - 前記治具本体は、前記ケーブル束と前記結束バンドとの間に差し込まれる際に先端側に位置する端部に、その幅が先細りとなる傾斜を設けたことを特徴とする請求項1に記載のケーブル誤切断防止治具。
- 前記位置決め片には、前記治具本体との接合部であって、前記治具本体の先端側に位置する端部に、前記位置決め片の長手方向に沿った切欠きが設けられ、当該切欠きを前記結束バンドに引っ掛ける構成としたことを特徴とする請求項2に記載のケーブル誤切断防止治具。
- 前記位置決め片と前記治具本体との接合部には、長手方向に沿う溝が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のケーブル誤切断防止治具。
Priority Applications (1)
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JP2023004195U JP3245369U (ja) | 2023-11-22 | 2023-11-22 | ケーブル誤切断防止治具 |
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JP2023004195U Active JP3245369U (ja) | 2023-11-22 | 2023-11-22 | ケーブル誤切断防止治具 |
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2023
- 2023-11-22 JP JP2023004195U patent/JP3245369U/ja active Active
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