JP3245280U - すくい具 - Google Patents

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Abstract

【課題】枝の有無にかかわらず竹で作ることができ、汁が少なくても、具材が茹で卵やチクワのように回転しやすい場合でも楽にすくえる樋型のすくい具を提供する。【解決手段】下記の(1)、(2)をネジで固定してできるすくい具。(1)外径D1の円筒を、中心線を通る面で分割して樋型とし、上が凸になるようにまな板に置いた時、元の円筒の側壁の上端と下端にあった隣接する2つの角を切り落として5角形とし、新たにできた角以外のまな板に接する部分を元の円筒の中心線の方向から見た時に鋭角になるように切り落とし、新たにできた角の近くにネジ孔を有するすくい具本体。(2)D1より小さい外径の円筒を、中心線を通る面で分割して樋型とし、片方の端に近い部分にネジ孔を有する取っ手。【選択図】図1

Description

調理や食事に使うすくい具に関するものである。
鍋で調理した汁物から特定の具材を取り出す時に使う道具としては穴あきお玉がよく使われる。竹で作ることができる穴あきお玉が考案されたが、枝が付いている部分を利用するものであった。枝の有無にかかわらず竹で作ることができ、汁が少なくても具材をすくい易いすくい具として、食事用の樋型のスプーンを転用することもできるが、具材が茹で卵やチクワのように回転しやすい場合は、スプーンに上手く載せることができないという問題があった。
実登3242354
実登3238279
放置竹林解消、持続可能な社会実現のため竹の利用拡大が期待される。枝の有無にかかわらず竹で作ることができ、汁が少なくても、具材が茹で卵やチクワのように回転しやすい場合でも楽にすくえる樋型のすくい具を提案する。
下記の(1)、(2)をネジで固定してできるすくい具:(1)外径D1の円筒を、中心線を通る面で分割して樋型とし、上が凸になるようにまな板に置いた時、元の円筒の側壁の上端と下端にあった隣接する2つの角を切り落として5角形とし、新たにできた角以外のまな板に接する部分を元の円筒の中心線の方向から見た時に鋭角になるように切り落とし、新たにできた角の近くにネジ孔を有するすくい具本体、(2)D1より小さい外径の円筒を、中心線を通る面で分割して樋型とし、片方の端に近い部分にネジ孔を有する取っ手。
本考案の器具を使えば、汁物の特定の具材を楽にすくうことができる。竹で作れば放置竹林解消、地域振興にも貢献できる。
1実施例として、本考案のすくい具の1実施例を組み立てる前の状態の斜視図。
鋭利で危険又は商品を傷付ける可能性がある場合は角を面取りするか丸める。材料は竹に限定されない。
外径77mm、長さ80mmの竹筒から幅61mmの樋を切り出し、元の竹筒の上端と下端にあった隣接する2つの角を切り落として5角形とし、新たに生じた角から一番遠い部分を元の竹筒の中心線の方向から見た時に鋭角になるように切り落とし、新たに生じた角の近くにネジ孔を開けてすくい具本体とし、外径30mm、長さ165mmの竹筒を中心線を通る面で2等分し、片方の端の近くにネジ孔を開けて取っ手とし、すくい具本体と取っ手とをネジで固定してすくい具とした。得られたすくい具は、鍋で調理した茹で卵、チクワを含むオデンの具材を一つずつ、ガンモドキを含む具材すべての形を崩さず、食器に楽に移すことができた。
日本の冬の定番料理であるオデンの具材を一つずつ形を崩さずに取り出すのに、家庭やコンビニエンスストアでの需要が期待でき、竹で作れば放置竹林解消、地域振興にも貢献できる。

Claims (1)

  1. 下記の(1)、(2)をネジで固定してできるすくい具:(1)外径D1の円筒を、中心線を通る面で分割して樋型とし、上が凸になるようにまな板に置いた時、元の円筒の側壁の上端と下端にあった隣接する2つの角を切り落として5角形とし、新たにできた角以外のまな板に接する部分を元の円筒の中心線の方向から見た時に鋭角になるように切り落とし、新たにできた角の近くにネジ孔を有するすくい具本体、(2)D1より小さい外径の円筒を、中心線を通る面で分割して樋型とし、片方の端に近い部分にネジ孔を有する取っ手。
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