JP3245273U - 自動傘の安全型内部ベース装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】傘の折り畳みと収納の長さを短縮して持ち運びに便利になる自動傘の安全型内部ベース装置を提供する。【解決手段】内部ベース主体1と、内部ベース主体の内部空洞に取り付けられた制御管と、安全装置と、を備え、安全装置には、同期して回動するリール31とラチェット32、ゼンマイ33、傘を閉じて折り畳む際に中棒4を係止させてラチェットの逆転を防止するための揺動棒、及び安全ケーブル35が含まれており、制御管は、内部ベース主体の下部に取り付けられ、リール、ラチェット、及びゼンマイは、制御管のサイドに取り付けられ、中棒と制御管の底面が位置している水平面の上に位置し、安全ケーブルは、下向きに中棒の底部を通って側方に沿ってリールまで引き回した後、リールに巻き取られる。【選択図】図1
Description
本考案は、日常生活で使用される傘部品に関し、特に、傘を折り畳む際に中棒が自動的に跳ね返ることを防止する安全装置を備えた多段折畳み式自動開閉傘の内部ベース構造の改良に関するものである。
従来技術では、多段折畳み式自動開閉傘は、その使いやすさから人気があるが、ほとんどの多段式折り畳み自動開閉傘は、傘を閉じるために傘を折り畳んだ後でも使用者は力をこめて伸張した中棒の各筒部材をロック状態になるまで圧縮しなければならない。そして、中棒を圧縮する過程中に誤って中棒を放すことによって引き起こされる中棒の跳ね返りによる負傷事故を防ぐために、手元の内部に閉傘安全装置を実装することが一般的である。従来技術にも中棒の跳ね返りを防ぐ安全装置を有する自動開閉傘が多く開示されている。例えば、公開番号がCN101642319A、CN101438877A、CN101653309A、CN201303659Y、CN102197908B等である中国特許がある。
上記の自動開閉傘の構造は大まかに次のとおりである。傘の中棒は、外筒、中筒及び内筒が外側から内側へ順に摺動するように被装されてなり、中棒の内部空洞には傘開きばね、弾丸、押し棒、傘開きケーブル、及び安全ケーブル等が設けられている。ここで、傘開きばねは、中棒の各筒部材が伸びて傘を開くための動力を与え、前記傘開きケーブルは、一端が弾丸に連結され、他端が中棒の上部にある滑車を通って下ろくろに連結される。前記安全ケーブルは、上端が中棒の上部または上ろくろに連結され、下端が手元内の安全装置に連結される。手元内には内部ベースと安全装置が設けられており、当該内部ベースには傘の開閉を制御するための装置が取り付けられ、中棒の内筒の底部が当該内部ベースの内部空洞に挿入して固定され、内部ベースの内部空洞には弾丸を挿入するための制御管が固定されている。前記安全装置は、同軸で同期して回動するリールとラチェット、ゼンマイ、揺動部材等で構成され、前記安全ケーブルの下端がリールに巻き付けられ、揺動部材は、内部ベースにヒンジ結合されており、制御管の内部空洞に延びる突柱部と、ラチェット方向に向かって延びる係止部とが設けられている。
上記の傘の自動開閉の動作過程は次のとおりである。中棒が折り畳んでロックされた傘の完全収納状態では、中棒の外筒の底部が前記内部ベースの内部空洞に挿入されてロックされ、弾丸は前記押し棒によって制御管内に押し込まれてロックされ、前記揺動部材の突柱部は弾丸によって外側に押され、当該揺動部材の係止部がラチェットから離れる方向に外側に揺動し、このとき、リールが回動可能となる。このとき、初めて手元におけるボタンを押すと、外筒が解放され、傘開きばねの作用により外筒と中筒が上方に伸びるが、弾丸がまだ制御管にロックされているため、傘開きケーブルが下ろくろを上方に引っ張って傘生地を開き、同時に安全ケーブルが引き出されてリールが逆転し、ゼンマイが巻き上げて弾性回転エネルギーを蓄える。2回目に手元におけるボタンを押すと、弾丸が解放され、傘生地は傘開きケーブルの引張力を失って傘閉じばねの作用により折り畳まれる。同時に、揺動部材の突柱部は弾丸によって圧迫されず、弾性部材の作用により揺動部材がリセットされ、その係止部がラチェットに接近してラチェットは逆転できず、正方向にしか回転できないが、このとき、中棒を圧縮して傘を閉じることができる。中棒を圧縮する過程では、ゼンマイの作用によりリールが正転して安全ケーブルを巻き取るが、圧縮中に一時停止したり手を放したりしても、ラチェットは逆転できず、安全ケーブルを解放することができない。従って、中棒は安全ケーブルの引っ張りによって跳ね返ることはなく、弾丸が制御管に押し込まれてロックされ、外筒がロックされるまで中棒が圧縮されると、傘は完全に閉じた状態となる。
しかし、このような従来の中棒の跳ね返りを防止する安全装置を有する自動開閉傘において、安全ケーブルは中棒の内筒から制御管の内部空洞または側壁を通って下向きに前記リールに巻き取る必要があるため、安全装置、特にリールが制御管の下に取り付けられているため、手元の長さが長いという問題があり、それに伴って、自動傘が完全に閉じた後でも長さが長くて持ち運びや保管に不便であるという問題がある。内部ベースの上面と中棒の挿入穴の底面との距離を短くすることで内部ベースの長さを短くすると、中筒と内筒の長さが短くなりすぎ、傘を開くときに伸びた後の中棒の長さが足りなく、中棒の挿入位置が短すぎて揺れやすいなどの問題がある。
本考案が解決しようとする技術的問題は、手元の長さを効果的に短縮できる自動傘の安全型内部ベース装置を提供することである。
上記の技術的問題を解決するために本考案が採用した技術的解決策は、自動傘の安全型内部ベース装置を設計・製造することであり、この装置は、内部ベース主体と、前記内部ベース主体の内部空洞に取り付けられた制御管と、傘を閉じて折り畳む際に中棒が自動的に跳ね返ることを防止するための安全装置と、を備え、前記安全装置には、同期して回動するリールとラチェット、ゼンマイ、傘を閉じて折り畳む際に中棒を係止させてラチェットの逆転を防止するための揺動棒、及び安全ケーブルが含まれ、
前記制御管は、内部ベース主体の下部に取り付けられ、前記リール、前記ラチェット、及び前記ゼンマイは、当該制御管のサイドに取り付けられ、前記中棒と制御管の底面が位置している水平面の上に位置し、前記安全ケーブルは、下向きに中棒の底部を通って側方に沿ってリールまで引き回した後、当該リールに巻き取られることを特徴とする。
前記制御管は、内部ベース主体の下部に取り付けられ、前記リール、前記ラチェット、及び前記ゼンマイは、当該制御管のサイドに取り付けられ、前記中棒と制御管の底面が位置している水平面の上に位置し、前記安全ケーブルは、下向きに中棒の底部を通って側方に沿ってリールまで引き回した後、当該リールに巻き取られることを特徴とする。
一実施例において、可動回転軸は、前記内部ベース主体、中棒、及び制御管の下部を横通し、当該内部ベース主体の左右の両側から突出しており、前記リールは、当該可動回転軸の突出した一方端に固定して取り付けられ、前記ラチェット及び前記ゼンマイは当該可動回転軸の突出した他方端に取り付けられている。
この実施例において、前記内部ベース主体の下部に係合されるU字形の底蓋をさらに備え、当該底蓋は、底板と、当該底板の左右の両側に沿って上方に延びる側板と、を含み、左右の側板には前記可動回転軸の端部を挿入するための軸位置決め穴が設けられ、前記底板には2つの糸通し穴が設けられ、前記安全ケーブルは、下向きに一方の糸通し穴を通過した後、上向きに他方の糸通し穴を通過して前記リールに巻き取られる。
別の実施例において、前記内部ベース主体の下部側の側壁には軸柱が外方に突出して固定され、前記リール、前記ラチェット、及びゼンマイが当該軸柱に取り付けられ、当該軸柱は前記リールの中心軸穴に移動自在に嵌合され、前記ラチェットは当該リールの一方側に一体成形されている。
好ましくは、前記ゼンマイは、前記リールと前記ラチェットの内部空洞に取り付けられ、当該ゼンマイは、一端が前記軸柱に連結され、他端が前記リールに連結されている。
このとき、前記内部ベース主体側に係合される側盖シートをさらに含み、当該側盖シートの側壁には軸柱の外端部が挿入される軸穴が設けられ、底部には前記安全ケーブルを通すための糸通し穴が設けられている。
別の実施例において、前記内部ベース主体の下部の左右の側壁には凸軸がそれぞれ外方に突出して固定され、前記ラチェットは一方側の凸軸に移動自在に取り付けられ、前記ゼンマイは前記ラチェットの内部空洞に取り付けられ、前記リールは他方側の凸軸に移動自在に取り付けられ、当該ラチェットとリールにはそれぞれ第1ギヤと第2ギヤが取り付けられ、前記ラチェットの下方には第1ギヤと噛み合う第3ギヤが取り付けられ、前記リールの下方には第2ギヤと噛み合う第4ギヤが取り付けられ、当該第3ギヤと第4ギヤは同期して回動可能に接続されている。
このとき、前記内部ベース主体の下部に係合されるU字形の底蓋をさらに備え、当該底蓋は、底板と、当該底板の左右の両側に沿って上方に延びる側板と、を含み、左右の側板には前記凸軸の端部を挿入するための軸位置決め穴が設けられ、前記底板には2つの糸通し穴が設けられ、前記安全ケーブルは、下向きに一方の糸通し穴を通過した後、上向きに他方の糸通し穴を通過して前記リールに巻き取られる。
前記揺動棒は内部ベース主体の下部にヒンジ結合され、当該揺動棒には、内側に向かって前記制御管の内部空洞に延びる突柱部と、前記ラチェットに向かって横方向に延びる係止部とが設けられ、弾性部材が当該揺動棒を内側に押して前記係止部がラチェットに密着した状態を保つように付勢する。
前記制御管の外側壁には垂直溝が設けられ、前記安全ケーブルは当該垂直溝を通過する。
従来技術と比較して、本考案の自動傘の安全型内部ベース装置は、リール、ラチェット、及びゼンマイを制御管の下ではなくサイドに取り付け、安全ケーブルは下向きに中棒の底部を通って側方に沿ってリールまで引き回すことにより、内部ベースと手元の長さを効果的に短縮することができるので、傘を折り畳んで収納した後の長さを短縮して持ち運びや収納が便利になる。また、手元の長さが同じである場合、本考案の内部ベース装置によれば、中棒を挿入できる深さをより大きくすることができるので、中棒の筒部材の長さを長くすることができ、傘を開いたときに中棒を伸ばすことができる長さをより長くすることができ、傘開きばねの収容スペースを大きくすることができる。
以下、図面に示された実施例を組み合わせてさらに詳細に説明するが、説明の便宜上、以下では傘の中棒が垂直方向に配置され、手元が中棒の底部に取り付けられていると仮定する。
図2、図8または図11に示すように、本考案の自動傘の安全型内部ベース装置は手元7内に取り付けられ、主に内部ベース主体1と、制御管2と、傘開閉制御装置と、安全装置と、を備える。ここで、内部ベース主体1の中央には垂直貫通孔が設けられ、中棒4の内筒の底部及び前記制御管2は当該内部ベース主体1の垂直貫通孔内に固定され、制御管2は内筒の内部空洞に外装して固定され、前記傘開閉制御装置は当該内部ベース主体1の上部に取り付けられ、前記安全装置は当該内部ベース主体1の下部に取り付けられている。
前記傘開閉制御装置は、傘の開閉を制御するために使用され、従来の自動開閉傘の傘開閉制御装置の構造を採用することができるので、ここでの説明は省略する。
前記安全装置は、傘を閉じて折り畳む際に中棒4が自動的に跳ね返るのを防止するために使用され、同期して回動するリール31とラチェット32、ゼンマイ33、傘を閉じて折り畳む際に中棒4を係止させてラチェット32の逆転を防止するための揺動棒34、及び安全ケーブル35を含んでいる。図4、図9または図12に示すように、本考案の特徴として、前記制御管2が内部ベース主体1の下部の内部空洞に固定して取り付けられ、前記リール31、ラチェット32、及びゼンマイ33は当該制御管2のサイドに取り付けられ、前記中棒4と制御管2の底面が位置している水平面の上に位置し、前記安全ケーブル35は、下向きに中棒4の底部を通って側方に沿ってリール31まで引き回した後、当該リール31に巻き取られる。
以下、前記安全装置の構造をいくつかの実施例を用いて説明する。
<実施例1>
図1~図6に示すように、本実施例では、前記安全装置には、前記内部ベース主体1、中棒4、及び制御管2の下部を左右方向に横貫通する可動回転軸11がさらに設けられ、当該可動回転軸11の両端は、内部ベース主体1の左右の側壁の外側にそれぞれ突出されており、当該可動回転軸11が回動可能に配置されている。これに対応して、内部ベース主体1と中棒の内筒の下部の左右の側壁には、当該可動回転軸11を通すための貫通孔が設けられ、図13に示すように、制御管2の下部の左右の側壁には、当該可動回転軸11が貫通可能な横貫通孔22が設けられている。
図1~図6に示すように、本実施例では、前記安全装置には、前記内部ベース主体1、中棒4、及び制御管2の下部を左右方向に横貫通する可動回転軸11がさらに設けられ、当該可動回転軸11の両端は、内部ベース主体1の左右の側壁の外側にそれぞれ突出されており、当該可動回転軸11が回動可能に配置されている。これに対応して、内部ベース主体1と中棒の内筒の下部の左右の側壁には、当該可動回転軸11を通すための貫通孔が設けられ、図13に示すように、制御管2の下部の左右の側壁には、当該可動回転軸11が貫通可能な横貫通孔22が設けられている。
図2に示すように、前記内部ベース装置は、前記内部ベース主体1の下部に係合されるU字形の底蓋5をさらに備え、当該底蓋5は、底板51と、当該底板51の左右の両側に沿って上方に延びる側板52と、を含み、左右の側板52には、いずれも軸位置決め穴53が設けられ、前記可動回転軸11の左右の2つの端部は、それぞれ左右の両側の軸位置決め穴53に挿入して可動回転軸11を位置決めすることができる。
図1及び図6に示すように、前記リール31は当該可動回転軸11の突出した一方の端に被装して固定され、前記ラチェット32とゼンマイ33は当該可動回転軸11の他方の端に取り付けられている。ここで、当該ラチェット32は可動回転軸11に一体成形して固定配置され、このように、リール31とラチェット32とが同期して回動することができる。前記ゼンマイ33はラチェット32の外側に取り付けられ、当該ゼンマイ33の一端は可動回転軸11の端部に固定され、他端は底蓋5の底板51に固定される。
前記底板51には、2つの糸通し穴54が設けられ、一方の糸通し穴54は中棒4内の安全ケーブル35の位置に対応し、他方の糸通し穴54はリール31の位置に対応する。前記安全ケーブル35は、下向きに底板51の対応する糸通し穴54を通した後、上向きに他方の糸通し穴54を通して前記リール31に巻き取られる。
図3、図5、及び図14に示すように、前記揺動棒34の上部は内部ベース主体1の下部の後方にヒンジ結合され、当該揺動棒34の上部には内側に向かって前記制御管2の内部空洞に延びる突柱部341が設けられ、揺動棒34の下部には前記ラチェット32に向かって横方向に延びる係止部342が設けられ、弾性部材343が当該揺動棒34の下部を内側に押して当該係止部342がラチェット32に密着した状態を保つように付勢する。
<実施例2>
図7~図9に示すように、本実施例では、前記内部ベース主体1の下部の左側または右側の側壁には軸柱12が外方に突出して固定され、前記リール31、ラチェット32、及びゼンマイ33が当該軸柱12に取り付けられている。ここで、軸柱12はリール31の中心軸穴311に移動自在に嵌合され、前記ラチェット32は当該リール31の内側に一体成形され、当該リール31とラチェット32とが当該軸柱12の周りを同期して回動させることができる。取り付けに必要なスペースを節約するために、前記ゼンマイ33は前記リール31とラチェット32の内部空洞に取り付けられ、当該ゼンマイ33の一端は前記軸柱12に固定され、他端は前記リール31の内壁に固定される。
図7~図9に示すように、本実施例では、前記内部ベース主体1の下部の左側または右側の側壁には軸柱12が外方に突出して固定され、前記リール31、ラチェット32、及びゼンマイ33が当該軸柱12に取り付けられている。ここで、軸柱12はリール31の中心軸穴311に移動自在に嵌合され、前記ラチェット32は当該リール31の内側に一体成形され、当該リール31とラチェット32とが当該軸柱12の周りを同期して回動させることができる。取り付けに必要なスペースを節約するために、前記ゼンマイ33は前記リール31とラチェット32の内部空洞に取り付けられ、当該ゼンマイ33の一端は前記軸柱12に固定され、他端は前記リール31の内壁に固定される。
本実施例では、前記内部ベース装置は、前記内部ベース主体1の軸柱12が設けられた側に係合される側盖シート6をさらに備え、当該側盖シート6の側壁には軸穴61が設けられ、軸柱12の外端部は当該軸穴61内に挿入して位置決めされ、当該側盖シート6の底部には前記安全ケーブル35を通すための糸通し穴54が設けられている。
前記内部ベース主体1の中央の垂直貫通孔は底部まで貫通しており、前記安全ケーブル35は下向きに中棒4の底部を通し、次に上向きに側盖シート6の底部の糸通し穴54を通した後、リール31に巻き取られる。
図7及び図8に示すように、前記内部ベース主体1の下部の前側壁には前記揺動棒34を収容可能な凹部14が設けられ、揺動棒34は当該凹部14にヒンジ結合される。図15に示すように、当該揺動棒34の上部には、内側に向かって前記制御管2の内部空洞に延びる突柱部341と、前記ラチェット32に向かって横方向に延びる係止部342とが設けられ、当該揺動棒34のヒンジ結合部は下部に位置している。弾性部材343は、当該揺動棒34の上部を内側に押して係止部342がラチェット32に密着した状態を保つように付勢する。
<実施例3>
図10~図12に示すように、本実施例では、前記内部ベース主体1の下部の左右の側壁それぞれには凸軸13が外方に突出して固定され、前記リール31は一方側の凸軸13に移動自在に被装され、前記ラチェット32は他方側の凸軸13に移動自在に被装され、前記ゼンマイ33は当該ラチェット32の内部空洞に取り付けられ、当該ゼンマイ33の一端は凸軸13に固定され、他端はラチェット32の内壁に固定される。当該ラチェット32及びリール31の周囲には、それぞれ第1ギヤ36及び第2ギヤ37が取り付けられている。これに対応して、前記ラチェット32の下方には第1ギヤ36と噛み合う第3ギヤ38が取り付けられ、前記リール31の下方には第2ギヤ36と噛み合う第4ギヤ39が取り付けられている。ここで、第3ギヤ38にはスリーブ381が水平方向内側に延びており、当該スリーブ381内には多角形の内孔が設けられている。前記第4ギヤ39には前記多角形の内孔に適合する多角形凸キー391が水平方向内側に延びており、当該多角形凸キー391は第3ギヤ38の多角形の内孔内に挿入されて、当該第3ギヤ38と第4ギヤ39とが同期回動するように連結され、当該第3ギヤ38と第4ギヤ39が内部ベース主体1の底部に回動可能に取り付けられている。リール31が回動すると、前記第2ギヤ37が第4ギヤ39と第3ギヤ38を回動駆動し、当該第3ギヤ38が第1ギヤ36とラチェット32を回動駆動して、リール31とラチェット32の同期回動が実現できる。
図10~図12に示すように、本実施例では、前記内部ベース主体1の下部の左右の側壁それぞれには凸軸13が外方に突出して固定され、前記リール31は一方側の凸軸13に移動自在に被装され、前記ラチェット32は他方側の凸軸13に移動自在に被装され、前記ゼンマイ33は当該ラチェット32の内部空洞に取り付けられ、当該ゼンマイ33の一端は凸軸13に固定され、他端はラチェット32の内壁に固定される。当該ラチェット32及びリール31の周囲には、それぞれ第1ギヤ36及び第2ギヤ37が取り付けられている。これに対応して、前記ラチェット32の下方には第1ギヤ36と噛み合う第3ギヤ38が取り付けられ、前記リール31の下方には第2ギヤ36と噛み合う第4ギヤ39が取り付けられている。ここで、第3ギヤ38にはスリーブ381が水平方向内側に延びており、当該スリーブ381内には多角形の内孔が設けられている。前記第4ギヤ39には前記多角形の内孔に適合する多角形凸キー391が水平方向内側に延びており、当該多角形凸キー391は第3ギヤ38の多角形の内孔内に挿入されて、当該第3ギヤ38と第4ギヤ39とが同期回動するように連結され、当該第3ギヤ38と第4ギヤ39が内部ベース主体1の底部に回動可能に取り付けられている。リール31が回動すると、前記第2ギヤ37が第4ギヤ39と第3ギヤ38を回動駆動し、当該第3ギヤ38が第1ギヤ36とラチェット32を回動駆動して、リール31とラチェット32の同期回動が実現できる。
本実施例では、前記内部ベース装置は、前記内部ベース主体1の下部に係合されるU字形の底蓋5をさらに備え、当該底蓋5は、底板51と、当該底板51の左右の両側に沿って上方に延びる側板52と、をさらに備え、左右の側板52には、いずれも軸位置決め穴53が設けられ、両側の凸軸13の外端部は左右の両側の軸位置決め穴53にそれぞれ挿入して凸軸13を位置決めすることができる。前記底板51には、2つの糸通し穴54が設けられ、一方の糸通し穴54は中棒4内の安全ケーブル35の位置に対応し、他方の糸通し穴54はリール31の位置に対応する。前記安全ケーブル35は、下向きに底板51の対応する糸通し穴54を通した後、上向きに他方の糸通し穴54を通して前記リール31に巻き取られる。
前記揺動棒34は、内部ベース主体1の下部の後方にヒンジ結合され、図15に示すように、当該揺動棒34の上部には内側に向かって前記制御管2の内部空洞に延びる突柱部341と、前記ラチェット32に向かって横方向に延びる係止部342とが設けられ、当該揺動棒34のヒンジ結合部は下部に位置している。弾性部材343は、当該揺動棒34の上部を内側に押して係止部342がラチェット32に密着した状態を保つように付勢する。
以上の3つの実施例では、図13に示すように、前記制御管2の外側壁には、いずれも垂直溝21が設けられ、前記安全ケーブル35は当該垂直溝21から通過しており、安全ケーブル35は引き続き下向きに中棒4の底部を通って側方にリール31まで引き回した後、当該リール31に巻き取られる。これにより、前記安全装置を制御管2のサイドに配置することができ、当該安全装置が制御管2の下方のスペースを占有する必要がなくなり、その分内部ベースや手元を短くすることもできる。
傘を開くと、図3に示すように、中棒は上方に延びており、このとき弾丸8は制御管2内にロックされたままであり、当該弾丸8は揺動棒34の突柱部341を押して前記係止部342をラチェット32から遠ざけるように移動させる。このとき、リール31は回動可能であり、リール31に巻かれた安全ケーブル35は中棒4の伸長に伴って引き出され、当該リール31が逆転してゼンマイ33が巻き上げることで弾性回転エネルギーを蓄える。図5に示すように、中棒が圧縮されて傘が閉じると、弾丸8は解放されて制御管2から離脱し、揺動棒34の突柱部341が押されなくなり、弾性部材343は前記係止部342がラチェット32に近づくように揺動棒34を内側に押す。このとき、当該ラチェット32は逆転できず、正方向にしか回転できない。このとき、安全ケーブル35は弛緩し、ゼンマイ33が弾性運動エネルギーを解放してリール31が正転するように駆動して安全ケーブル35を巻き取っている。
Claims (10)
- 内部ベース主体(1)と、前記内部ベース主体(1)の内部空洞に取り付けられた制御管(2)と、傘を閉じて折り畳む際に中棒(4)が自動的に跳ね返ることを防止するための安全装置と、を備え、前記安全装置には、同期して回動するリール(31)とラチェット(32)、ゼンマイ(33)、傘を閉じて折り畳む際に中棒(4)を係止させてラチェット(32)の逆転を防止するための揺動棒(34)、及び安全ケーブル(35)が含まれている自動傘の安全型内部ベース装置であって、
前記制御管(2)は、内部ベース主体(1)の下部に取り付けられ、前記リール(31)、前記ラチェット(32)、及び前記ゼンマイ(33)は、当該制御管(2)のサイドに取り付けられ、前記中棒(4)と前記制御管(2)の底面が位置している水平面の上に位置し、前記安全ケーブル(35)は、下向きに中棒(4)の底部を通って側方に沿ってリール(31)まで引き回した後、当該リール(31)に巻き取られることを特徴とする自動傘の安全型内部ベース装置。 - 可動回転軸(11)は、前記内部ベース主体(1)、中棒(4)、及び制御管(2)の下部を横通し、当該内部ベース主体(1)の左右の両側から突出しており、前記リール(31)は、当該可動回転軸(11)の突出した一方端に固定して取り付けられ、前記ラチェット(32)及び前記ゼンマイ(33)は当該可動回転軸(11)の突出した他方端に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動傘の安全型内部ベース装置。
- 前記内部ベース主体(1)の下部に係合されるU字形の底蓋(5)をさらに備え、当該底蓋(5)は、底板(51)と、当該底板(51)の左右の両側に沿って上方に延びる側板(52)と、を含み、左右の側板(52)には前記可動回転軸(11)の端部を挿入するための軸位置決め穴(53)が設けられ、前記底板(51)には2つの糸通し穴(54)が設けられ、前記安全ケーブル(35)は、下向きに一方の糸通し穴(54)を通過した後、上向きに他方の糸通し穴(54)を通過して前記リール(31)に巻き取られることを特徴とする請求項2に記載の自動傘の安全型内部ベース装置。
- 前記内部ベース主体(1)の下部側の側壁には軸柱(12)が外方に突出して固定され、前記リール(31)、前記ラチェット(32)、及びゼンマイ(33)が当該軸柱(12)に取り付けられ、当該軸柱(12)は前記リール(31)の中心軸穴に移動自在に嵌合され、前記ラチェット(32)は当該リール(31)の一方側に一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の自動傘の安全型内部ベース装置。
- 前記ゼンマイ(33)は、前記リール(31)と前記ラチェット(32)の内部空洞に取り付けられ、当該ゼンマイ(33)は、一端が前記軸柱(12)に連結され、他端が前記リール(31)に連結されていることを特徴とする請求項4に記載の自動傘の安全型内部ベース装置。
- 前記内部ベース主体(1)側に係合される側盖シート(6)をさらに含み、当該側盖シート(6)の側壁には軸柱(12)の外端部が挿入される軸穴が設けられ、底部には前記安全ケーブル(35)を通すための糸通し穴(54)が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の自動傘の安全型内部ベース装置。
- 前記内部ベース主体(1)の下部の左右の側壁には凸軸(13)がそれぞれ外方に突出して固定され、前記ラチェット(32)は一方側の凸軸(13)に移動自在に取り付けられ、前記ゼンマイ(33)は前記ラチェット(32)の内部空洞に取り付けられ、前記リール(31)は他方側の凸軸(13)に移動自在に取り付けられ、当該ラチェット(32)とリール(31)にはそれぞれ第1ギヤ(36)と第2ギヤ(37)が取り付けられ、前記ラチェット(32)の下方には第1ギヤ(36)と噛み合う第3ギヤ(38)が取り付けられ、前記リール(31)の下方には第2ギヤ(36)と噛み合う第4ギヤ(39)が取り付けられ、当該第3ギヤ(38)と第4ギヤ(39)は同期して回動可能に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の自動傘の安全型内部ベース装置。
- 前記内部ベース主体(1)の下部に係合されるU字形の底蓋(5)をさらに備え、当該底蓋(5)は、底板(51)と、当該底板(51)の左右の両側に沿って上方に延びる側板(52)と、を含み、左右の側板(52)には前記凸軸(13)の端部を挿入するための軸位置決め穴(53)が設けられ、前記底板(51)には2つの糸通し穴(54)が設けられ、前記安全ケーブル(35)は、下向きに一方の糸通し穴(54)を通過した後、上向きに他方の糸通し穴(54)を通過して前記リール(31)に巻き取られることを特徴とする請求項7に記載の自動傘の安全型内部ベース装置。
- 前記揺動棒(34)は内部ベース主体(1)の下部にヒンジ結合され、当該揺動棒(34)には、内側に向かって前記制御管(2)の内部空洞に延びる突柱部(341)と、前記ラチェット(32)に向かって横方向に延びる係止部(342)とが設けられ、弾性部材(343)が当該揺動棒(34)を内側に押して前記係止部(342)がラチェット(32)に密着した状態を保つように付勢することを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の自動傘の安全型内部ベース装置。
- 前記制御管(2)の外側壁には垂直溝(21)が設けられ、前記安全ケーブル(35)は当該垂直溝(21)を通過することを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の自動傘の安全型内部ベース装置。
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JP2023004085U Active JP3245273U (ja) | 2023-11-10 | 2023-11-10 | 自動傘の安全型内部ベース装置 |
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