JP3244660U - ルーツを辿るサービスツール - Google Patents

Abstract

【課題】依頼者の要請に応じて、その依頼者の家系のルーツを辿るサービスを適切に実施するための情報を管理するルーツを辿るサービスツールを提供する。
【解決手段】ルーツを辿るサービスツール１は、ディスプレイ５１、入力部５３、通信部、メモリ及び処理部６１を有し、これらが同一の筐体内に収容されている。ルーツを辿るサービスは、例えば、家系図旅サービス、人探し旅サービス、生前葬サービスを提供する。家系図旅サービスは、依頼者の家系図を作成したり、家系図を基に前記依頼者の旅行をプラニングする旅行サービス等である。人探し旅サービスは、依頼者が探したい人を探すサービスである。生前葬サービスは、依頼者の生前葬を請け負うサービスである。
【選択図】図３

Description

本考案は、自分のルーツを辿るサービスに用いられるルーツを辿るサービスツールに関するものである。

人生後半になると、自分のルーツを辿りたいと思う人が多い。
また、家系を辿ってみると、自分のルーツとなる場所を知ることができる場合がある

しかしながら、戸籍情報を基に家系図を作ったり、自分のルーツとなる場所を見つけることは容易ではない。
また、自分のルーツを辿る過程で、人生を振り返り、再度会いたい人がいたり、生前葬をしたいと思うこともある。

本考案は、上述した従来の課題を解決するために、依頼者の要請に応じて、その依頼者の家系のルーツを辿るサービスを適切に実施するための情報を管理するルーツを辿るサービスツールを提供することを目的とする。

本考案は、依頼者のルーツを辿るサービスで用いられ、前記依頼者への希望内容のヒアリング、プラン提案、契約、サービス手配、サービス実施をする過程で、前記依頼者の氏名、住所、連絡先を含む個人情報と、前記依頼者からのヒアリング情報と、前記依頼者に対応するプランに関するプラン提案情報と、前記依頼者との間の契約情報と、前記プランに含まれる前記依頼者のルーツを辿るサービスの手配情報とを入力する入力部と、メモリと、前記入力部から入力された各種情報を関連付けて前記メモリに書き込む処理部とを有する、ルーツを辿るサービスツールである。

好適には、前記サービスは、前記依頼者の家系図を作成する家系図作成サービス、前記依頼者が探したい人を探す人探すサービス、前記依頼者の生前葬を請け負う生前葬サービス、前記家系図を基に前記依頼者の旅行をプラニングする旅行サービスの少なくとも一つである。

好適には、家系図には、家族の歴史年表、正没年月日、収集した戸籍謄本、家族の歴史聞取シートが含まれている。

本考案によれば、依頼者の要請に応じて、その依頼者の家系のルーツを辿るサービスを適切に実施するための情報を管理するルーツを辿るサービスツールを提供することができる。

図１は、ルーツを辿るサービスの概要を説明するための図である。 図２は、本考案のルーツを辿るサービスツールが用いられるサービスの流れを説明するためのフローチャート図である。 図３は、図１に示すルーツを辿るサービスに用いられるルーツを辿るサービスツールの機能ブロック図である。

以下、本考案の実施形態に係るルーツを辿るサービスツールについて説明する。
旅と家系図を掛け合わせた自分のルーツを辿るサービスに用いられる。
ルーツを辿るサービスでは家系図を作成して自分の先祖を知り、先祖のゆかりの土地を尋ねる旅に出ることができる。

ルーツを辿るサービスでは、まずお客様の詳細な家系図を明治時代（プランによっては平安時代）までの範囲で作成し、家系図で得た情報をもとに、先祖ゆかりの土地を辿る旅を提案する。
他の旅と違って、行き先には有名な観光地や立派な旅館はないかもしれないが、依頼者にしか感じ取れない何かが待っていることが多い。
ルーツを辿るサービスは、顧客のルーツをもとに提案されているため、世界に一つのオリジナルプランになる。
ルーツを辿るサービスによって得られる経験・想いは顧客だけのものである。

ところで、家系図を自力で作るのは難しい。先祖代々家業が続いている家や歴史上の著名な方の一族など以外は、家系図が作られていない・残っていない場合が多い。
戸籍を取り寄せれば、ある程度自分の家の家系図を作ることはできるが、自治体によっては保存期間が過ぎている戸籍が廃棄処分されている恐れがある。
さらに戸籍を読み解く作業は非常に複雑であり、運良く戸籍を集められたとしても、自力で家系図を作るには多くの労力が必要である。
ルーツを辿るサービスでは家系図専門の優れた技術者が、正確な家系図と歴史上の出来事を照らし合わせた年表や土地の情報資料も同時に作成する。そのため、自分の祖先について誤りのない情報が手に入れられる。

図１は、ルーツを辿るサービスの概要を説明するための図である。
図１に示すように、ルーツを辿るサービスは、例えば、家系図旅サービス、人探し旅サービス、生前葬サービスを有している。
家系図旅サービスは、依頼者の家系図を作成したり、家系図を基に前記依頼者の旅行をプラニングする旅行サービス等である。
提供物には、家系図の他に、家族の歴史年表、正没年月日、収集した戸籍謄本、家族の歴史聞取シートが含まれている。
人探し旅サービスは、依頼者が探したい人を探す人探すサービスである。
生前葬サービスは、依頼者の生前葬を請け負うサービスである。

ルーツを辿るサービスの活用方法は以下の通りである。
ルーツを辿るサービスは、1人で・夫婦で・家族でなどさまざまな旅のパターンに対応している。
夫婦やカップルでお互いのルーツを知る旅はもちろん、終活の一環として自分の人生を振り返るためにも役立つ。
また、子供夫婦や孫と一緒にルーツを辿る旅に行けば、家族全員で自分のルーツを理解できるだけでなく、後世に家系図として自分たちの生きた証が残せる。
このようにルーツを辿るサービスによって得られた経験は、これからの人生をより良いものに変えてくれる。

以下、ルーツを辿るサービスのフローを説明する。
図２は、本考案のルーツを辿るサービスツールが用いられるサービスの流れを説明するためのフローチャート図である。
ステップＳＴ１：
希望内容のヒヤリング
希望のサービス(家系図旅・人探し旅・生前葬パーティー)地域、予算、時期と期間、人数、旅のテーマ、こだわりの条件など依頼者要望を日ありぐする。

ステップＳＴ２：
プランニングと提案：
担当者より依頼者の希望内容に沿ったサービスプランを作成してご提案する。

ステップＳＴ３：
申し込み：
担当者からのプランのご提案後、変更などの打ち合わせを経て、最終的に依頼者の希望に合えば申し込みとサービス代金の支払となる。

ステップＳＴ４：
サービス契約の成立：
サービス事業者からの申込みの承諾と依頼者からの申込金の入金・申込書の提出をもって、契約の成立となる。

ステップＳＴ５：
手配の完了
サービスの手配がすべて完了したら、その旨を依頼者に連絡する。

ステップＳＴ６；
サービスの実施：
依頼者に対して各サービスに沿った案内をする。

図３は、図１に示すルーツを辿るサービスに用いられるルーツを辿るサービスツール（システム）の機能ブロック図である。
図３に示すように、ルーツを辿るサービスツール（システム）１は、例えば、ディスプレイ５１，入力部５３，通信部５５，メモリ５９及び処理部（ＣＰＵ）６１を有し、これが同一の筐体内に収容されている。
ルーツを辿るサービスツール１は、スマートフォンやＰＣ等、並びにそれで動作するアプリケーションプログラムにより実現される。

ディスプレイ５１は、処理部６１からの信号に基づいた画面を表示する。

入力部５３は、タッチパネル、キーボードやマウス等の操作手段から操作情報を入力するインタフェースである。
通信部５５は、外部装置と通信を行う。
メモリ５９は、処理部６１が実行するプログラムを記憶する。
処理部６１は、メモリ５９に記憶されたプログラムＰＲＧ１を実行して、本実施形態で規定するルーツを辿るサービスツール１の処理を行う。

処理部６１は、ディスプレイ５１に各種情報の入力画面を表示する。
ユーザは、キーボードやマウス等の入力部５３を操作して、図２に示す各ステップにおいて以下の情報を入力し、当該情報が入力部５３に入力される。

・依頼者の氏名、住所、連絡先を含む個人情報、
・依頼者からのヒアリング情報、
・依頼者に対応するプランに関するプラン提案情報（例えば、家系図作成、人探し、生前葬等のプラン）
・依頼者との間の契約情報（サービス内容、金額、納期等）、
・プランに含まれる依頼者のルーツを辿るサービスの手配情報（外部組織への発注・提販等に関する情報）

処理部６１は、入力部５３から入力された上述した各種情報を、各依頼者毎に関連付けてメモリ５９に記憶する。

処理部６１は、サービス事業者による操作部５４の操作に応じて、各種情報の表示要求が出されると、当該表示要求に係る情報をメモリ５９から読み出してディスプレイ５１に表示する。

ルーツを辿るサービスによれば、依頼者の自分のルーツが知りたい、家族の歴史を残したい、ユニークな終活をしたいという要請に応えることができる。
また、ルーツを辿るサービスツール１を使うことで、当該ルーツを辿るサービスで使用する情報の管理を効率的に行うことができる。

本考案は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本考案の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。

本考案は、自分のルーツを辿るサービスに用いられるルーツを辿るサービスツールに適用可能である。

１…ルーツを辿るサービスツール

Claims (3)

1. 依頼者のルーツを辿るサービスで用いられ、
   前記依頼者への希望内容のヒアリング、プラン提案、契約、サービス手配、サービス実施をする過程で、
   前記依頼者の氏名、住所、連絡先を含む個人情報と、
   前記依頼者からのヒアリング情報と、
   前記依頼者に対応するプランに関するプラン提案情報と、
   前記依頼者との間の契約情報と、
   前記プランに含まれる前記依頼者のルーツを辿るサービスの手配情報と
   を入力する入力部と、
   メモリと、
   前記入力部から入力された各種情報を関連付けて前記メモリに書き込む処理部と
   を有する
   ルーツを辿るサービスツール。
2. 前記サービスは、
   前記依頼者の家系図を作成する家系図作成サービス、
   前記依頼者が探したい人を探す人探すサービス、
   前記依頼者の生前葬を請け負う生前葬サービス、
   前記家系図を基に前記依頼者の旅行をプラニングする旅行サービス
   の少なくとも一つである
   請求項１に記載のルーツを辿るサービスツール。
3. 家系図には、家族の歴史年表、正没年月日、収集した戸籍謄本、家族の歴史聞取シートが含まれている
   請求項２に記載のルーツを辿るサービスツール。