JP3244558U - 医療用x線撮影装置 - Google Patents

医療用x線撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3244558U
JP3244558U JP2023003363U JP2023003363U JP3244558U JP 3244558 U JP3244558 U JP 3244558U JP 2023003363 U JP2023003363 U JP 2023003363U JP 2023003363 U JP2023003363 U JP 2023003363U JP 3244558 U JP3244558 U JP 3244558U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
base
ray
medical
ray imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023003363U
Other languages
English (en)
Inventor
裕信 小林
忠夫 清水
亘 田中
徹矢 西川
伸 横島
邦宏 西村
正博 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T&S CORPORATION
National Cerebral and Cardiovascular Center
Original Assignee
T&S CORPORATION
National Cerebral and Cardiovascular Center
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by T&S CORPORATION, National Cerebral and Cardiovascular Center filed Critical T&S CORPORATION
Priority to JP2023003363U priority Critical patent/JP3244558U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3244558U publication Critical patent/JP3244558U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】手で持ち運ぶことができる医療用X線撮影装置を提供する。【解決手段】被検者の検査部位にX線を照射するX線照射部10と、被検者の検査部位を透過したX線を受像するX線受像部20とを備えた医療用X線撮影装置1において、X線受像部20が受像した受像データを外部の制御装置に送信可能なコントロールユニット30と、X線照射部10、X線受像部20及びコントロールユニット30に電源を供給するためのバッテリー電源と、平板状の基台40と、基台40の前後方向側に向けて回動可能なアームとを備える。基台40の中央部には、X線受像部20が取り付けられ、基台40の後端部には、コントロールユニット30が取り付けられ、アームは、コントロールユニット30の近傍に軸支された第1アーム51と、第1アーム51に軸支され、X線照射部10を回動可能に軸支している第2アーム52とを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、持ち運び可能な医療用X線撮影装置に関する。
従来から、病院のレントゲン室等にあらかじめ固定して設置されたX線撮影装置に加え、キャスター等により移動可能なX線撮影装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
病院等の床が整備された環境においては、キャスター等を備えたX線撮影装置によれば、X線撮影装置の重量が大きいものであったとしても、キャスター等によりX線撮影装置を移動することができる。
特開2016-154736号公報
近年、国の在宅医療・介護連携の取り組みもあり、訪問診療に関しては、右肩上がりの現状がある。また、災害時における医療体制も急速に確立されてきているが、災害現場ではキャスター等によりX線撮影装置を移動することが困難であり、災害現場での診断機材に関しては整備が不十分である。また、訪問診療や介護施設等において遠隔診療を除く医療行為の範囲は、あまり変化しておらず、使用する医療機器や診断等については限界がある現状である。
このため、災害現場、住宅や介護施設内の転倒に伴う骨折や内臓損傷、または、在宅医療では判断の難しい誤飲性肺炎等を早期に診断できるように、手で持ち運ぶことができる医療用X線撮影装置が求められている。
本考案は、上記課題を解決するものであり、手で持ち運ぶことができる医療用X線撮影装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案は、被検者の検査部位にX線を照射するX線照射部10と、被検者の検査部位を透過したX線を受像するX線受像部20とを備えた医療用X線撮影装置において、
X線受像部20が受像した受像データを外部の制御装置に送信可能なコントロールユニット30と、X線照射部10、X線受像部20及びコントロールユニット30に電源を供給するためのバッテリー電源(制御バッテリー電源32、照射バッテリー電源12及び受像バッテリー電源22)と、平板状の基台40と、基台40の前後方向側に向けて回動可能なアーム(第1アーム51、第2アーム52)とを備え、
基台40の中央部には、X線受像部20が取り付けられ、基台40の後端部または前端部には、コントロールユニット30が取り付けられ、アームは、コントロールユニット30の近傍に軸支された第1アーム51と、第1アーム51に軸支され、X線照射部10を回動可能に軸支している第2アーム52とを有することを特徴とする。
これにより、X線を受像した受像データを表示する画像処理装置を備えておらず、軽量化された医療用X線撮影装置を簡単に手で持ち運ぶことができる。また、バッテリー電源を備えていることから、野外等の不整備な環境であったとしても、その場で被検者の検査部位を検査することができる。
好適には、本考案に係る医療用X線撮影装置においては、第1アーム51は、コントロールユニット30の側面側に軸支されており、第1アーム51の長手方向の長さL1は、基台40の前後方向の長さL3よりも短く、第2アーム52の長手方向の長さL3は、第1アーム51の長手方向の長さL1よりも短く、第1アーム51は、基台40の外縁よりも基台40の内側において前後方向側に向けて回動可能であるとともに、第2アーム52は、第1アーム51よりも基台40の内側において前後方向側に向けて回動可能であることが望ましい。
これにより、アームを折り畳むことにより、アームが基台の左右方向及び前後方向に飛び出ることなく、コンパクトに折り畳むことができ、医療用X線撮影装置の持ち運びやすさが向上する。
好適には、本考案に係る医療用X線撮影装置においては、基台40の外周面の下端側には、面取り状の傾斜面44F、44L、44Rが形成されており、基台40の外周面には、取っ手42、43が取り付けられていることが望ましい。
これにより、寝たきりや横に倒れている臥位状態の被検者の検査部位に対して、下から基台をスライドさせて挿入しやすくなり、臥位状態のまま、被検者の検査部位を検査することができる。
好適には、本考案に係る医療用X線撮影装置においては、基台40の第1方向側(例えば左側)の外周面には、第1取手42が取り付けられており、基台40の前記第1方向に対して垂直な第2方向側(例えば後側)の外周面には、第2取手43が取り付けられていることが望ましい。
これにより、野外等の運搬環境に応じて、第1取手を手で掴むか第2取手を手で掴むかにより複数の運搬方法が選択可能であり、運搬時の利便性が向上する。
本考案によれば、医療用X線撮影装置を簡単に手で持ち運ぶことができ、利便性を向上させることができる。
医療用X線撮影装置を使用するときの斜視図の一例である。 医療用X線撮影装置を運搬するときの斜視図の一例である。 医療用X線撮影装置を底部から視たときの斜視図の一例である。 医療用X線撮影装置の機能的構成を示すブロック図の一例である。 医療用X線撮影装置の使用方法の一例を示す斜視図である。 医療用X線撮影装置の運搬方法の一例を示す斜視図である。 医療用X線撮影装置の変形例の一例を示す斜視図である。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本考案のいくつかの例を示すものであって、本考案の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作の全てが本考案の構成及び動作として必須であるとは限らない。
本実施形態では、医療用X線撮影装置を操作する際に操作者と対向する方向を「前方」と称し、前方とは反対方向を「後方」と称する。また、本実施形態では、医療用X線撮影装置の高さ方向を「上方」と称し、上方と反対方向を「下方」と称し、医療用X線撮影装置の前後方向及び上下方向と垂直方向を「左右方向」と称する。
[医療用X線撮影装置の構成]
図1~図3を参照し、本実施形態の医療用X線撮影装置1の構成について説明する。医療用X線撮影装置1は、手で持ち運び可能な医療用X線撮影装置であって、X線により被検者の検査部位を検査するためのものである。
図1は、医療用X線撮影装置1を使用するときの斜視図の一例である。
図1に示すように、医療用X線撮影装置1は、X線照射部10と、X線受像部20と、コントロールユニット30と、基台40とを備えている。
X線照射部10は、被検者の検査部位にX線を照射する装置であり、X線を照射するための照射バッテリー電源を備えている。また、X線照射部10は、コントロールユニット30と有線により電気的に接続されており、コントロールユニット30からの指示によりX線を照射することが可能に構成されている。なお、X線照射部10は、コントロールユニット30と無線により電気的に接続されていてもよい。
また、X線照射部10は、X線管の管電流が約0.1~1.0mA、X線の照射時間が約100~1000msecに設定されており、被検者に低被ばく線量となるX線を照射することができる。
X線受像部20は、被検者の検査部位を透過したX線を受像する装置であり、X線を受像するための受像バッテリー電源を備えている。また、X線受像部20は、コントロールユニット30と有線により電気的に接続されており、X線を受像した受像データをコントロールユニット30に送信可能に構成されている。なお、X線受像部20は、コントロールユニット30と無線により電気的に接続されていてもよい。
コントロールユニット30は、X線照射部10及びX線受像部20を制御する制御装置であり、X線照射部10及びX線受像部20を制御するための制御バッテリー電源を備えている。また、コントロールユニット30は、X線照射部10にX線の照射を指示したり、X線受像部20から受像データを受信したり、X線受像部20から受信した受像データを外部の制御装置に送信可能に構成されている。
基台40は、X線照射部10、X線受像部20及びコントロールユニット30や各種部材を支持する平板状の台である。
基台40の中央部には、X線受像部20の上下方向の厚みに対応した凹部が形成され、その凹部にX線受像部20が載置されて取り付けられている。
X線受像部20は、基台40から取り外し可能に構成されており、医療用X線撮影装置1を持ち運ぶときには、X線受像部20が取り外された医療用X線撮影装置1と、X線受像部20とを別々に持ち運ぶこともできる。
また、本実施形態においては、基台40の中央部における底部には、X線受像部20よりも小さい矩形状の開口部が形成されており(図3参照)、医療用X線撮影装置1の軽量化が図られている。なお、本実施形態においては、基台40の中央部に小さい矩形状の開口部を形成したが、円状の開口部を形成してもよいし、基台40の中央部に開口部を形成しなくともよい。
また、基台40の後方側の端部には、コントロールユニット30が取り付けられ、コントロールユニット30は、円柱状の保護部材41で覆われている。
保護部材41は、基台40に取り付けられており、保護部材41の左側には、基台40の前後方向側に向けて回動可能なアーム50が取り付けられている。
アーム50は、第1アーム51と第2アーム52との2つのアームから構成されており、複数個所で屈折可能である。なお、アーム50を3つ以上のアームから構成してもよい。
第1アーム51は、基台40の外縁よりも基台40の内側であって、保護部材41の左側の第1軸支部53に軸支されており、基台40の外縁よりも基台40の内側において前後方向側に向けて回動可能である。なお、本実施形態においては、第1アーム51は、保護部材41の左側に軸支されるように構成されているが、保護部材41の右側に軸支されるように構成してもよい。すなわち、第1アーム51は、保護部材41の側面側に軸支されるように構成することが望ましい。
第2アーム52は、第1アーム51よりも基台40の内側であって、第1アーム51の第2軸支部54に軸支されており、第1アーム51よりも基台40の内側において前後方向側に向けて回動可能である。また、第2アーム52は、第3軸支部55においてX線照射部10を回動可能に軸支している。
第1軸支部53を回転軸として第1アーム51を回動させるとともに、第2軸支部54を回転軸として第2アーム52を回動させることにより、X線照射部10をX線受像部20に対して対向させることができる。また、第3軸支部55を回転軸としてX線照射部10を回動させることにより、X線の照射方向を調整することができる。
また、第1アーム51及び第2アーム52には、軽量化を図るために、開口部が設けられている。なお、本実施形態においては、第1アーム51及び第2アーム52に開口部を形成したが、第1アーム51及び第2アーム52に開口部を形成しなくともよい。
基台40の左側の外周面には、第1取手42が取り付けられており、基台40の後側の外周面には、第2取手43(図2及び図3参照)が取り付けられている。この第1取手42または第2取手43を手で掴むことにより、軽量化された医療用X線撮影装置1を持ち運ぶことができる。
なお、本実施形態においては、第1取手42と第2取手43との2つの取手が基台40に取り付けられるように構成したが、第1取手42または第2取手43のいずれか1つの取手のみが基台40に取り付けられるように構成してもよい。
図2は、医療用X線撮影装置1を運搬するときの斜視図の一例である。
図2に示すように、第1アーム51の長手方向の長さL1は、基台40の後端から前端までの前後方向の長さL2よりも短く構成され、第2アーム52の長手方向の長さL3は、第1アーム51の長手方向の長さL1よりも短く構成されている。
そして、医療用X線撮影装置1を運搬するときには、第1アーム51を基台40の前端側に向けて回動させ、第2アーム52をコントロールユニット30側に向けて回動させて、アーム50を折り畳むことにより、アーム50が基台40の左右方向及び前後方向に飛び出ることなく、アーム50をコンパクトに折り畳むことができる。これにより、医療用X線撮影装置1の持ち運びやすさが向上する。
図3は、医療用X線撮影装置1を底部から視たときの斜視図の一例である。
図3に示すように、基台40の外周面の前方かつ下端側には、面取り状の前側傾斜面44Fが形成され、基台40の外周面の左方かつ下端側には、面取り状の左側傾斜面44Lが形成され、基台40の外周面の右方かつ下端側には、面取り状の右側傾斜面44Rが形成されている。
基台40の外周面の下端側に形成された前側傾斜面44F、左側傾斜面44L及び右側傾斜面44Rにより、寝たきりや横に倒れている臥位状態の被検者の検査部位に対して、下から基台40をスライドさせて挿入しやすくなり、被検者の検査部位の検査が容易となる。
なお、本実施形態においては、基台40の外周面の後方かつ下端側には、面取り状の後側傾斜面は形成されていないが、基台40の外周面の後方かつ下端側にも、面取り状の後側傾斜面を形成してもよい。
[医療用X線撮影装置のブロック図]
次に、図4を参照し、医療用X線撮影装置1の機能的構成について説明する。図4は、医療用X線撮影装置1の機能的構成を示すブロック図の一例である。
図4に示すように、コントロールユニット30は、X線照射部10及びX線受像部20と有線または無線にて接続されており、コントロールユニット30は、医療用X線撮影装置1の各種の制御を行う制御部31と、コントロールユニット30に電源を供給するための制御バッテリー電源32と、ノートパソコン、携帯端末等の外部の制御装置100と無線通信を行う無線通信部33とを少なくとも備えている。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などのプロセッサからなり、医療用X線撮影装置1の各種の制御を行う。
制御部31は、外部の制御装置100からX線照射部10にX線を照射させる照射指示情報を受信すると、X線照射部10にX線を照射させる制御を行う。
そして、制御部31は、X線受像部20から被検者の検査部位のX線の受像データを受信すると、X線受像部20から受信した受像データを外部の制御装置100に送信する。
外部の制御装置100は、受像データを受信すると、所定の表示部にX線透視画像を表示させる制御を行うことになる。
X線照射部10は、X線を照射する線源11と、線源11に電源を供給するための照射バッテリー電源12とを少なくとも備えている。照射バッテリー電源12は、例えば、リチウムイオン電池、リチウムイオンバッテリ等から構成されている。
X線受像部20は、X線を受信する受信部21と、受信部21に電源を供給するための受像バッテリー電源22とを少なくとも備えている。受像バッテリー電源22は、例えば、リチウムイオン電池、リチウムイオンバッテリ等から構成されている。
なお、本実施形態の医療用X線撮影装置1においては、X線照射部10、X線受像部20及びコントロールユニット30のそれぞれにバッテリー電源(制御バッテリー電源32、照射バッテリー電源12及び受像バッテリー電源22)を備えるように構成したが、コントロールユニット30の制御バッテリー電源32から、X線照射部10とX線受像部20とに電力を供給するように構成してもよい。
[医療用X線撮影装置の使用方法]
次に、図5を参照し、X線を照射して被検者の検査部位を検査する医療用X線撮影装置1の使用方法の一例について説明する。図5は、医療用X線撮影装置1の使用方法の一例を示す斜視図である。
図5(a)は、寝たきりや横に倒れている臥位状態の被検者の胸部を検査するときの医療用X線撮影装置1の使用方法の一例を示す斜視図である。
図5(a)に示すように、臥位状態の被検者の胸部を検査するときには、被検者の背部の下方から基台40をスライドさせて挿入し、X線照射部10が被検者の胸部と対向するように、第1アーム51と第2アーム52とを回動させる。
その後、外部の制御装置100においてX線照射部10にX線を照射させる操作を行うことにより、X線照射部10からX線が照射され、被検者の胸部を透過したX線を受像した受像データをX線受像部20が受信する。そして、コントロールユニット30は、X線受像部20から受信した受像データを外部の制御装置に送信する。これにより、臥位状態のまま、被検者の胸部を検査することができる。
図5(b)は、臥位状態の被検者の足部を検査するときの医療用X線撮影装置1の使用方法の一例を示す斜視図である。
図5(b)に示すように、臥位状態の被検者の足部を検査するときには、被検者の足部の下方から基台40をスライドさせて挿入し、X線照射部10が被検者の足部と対向するように、第1アーム51と第2アーム52とを回動させる。
その後、外部の制御装置100においてX線照射部10にX線を照射させる操作を行うことにより、X線照射部10からX線が照射され、被検者の足部を透過したX線を受像した受像データをX線受像部20が受信する。そして、コントロールユニット30は、X線受像部20から受信した受像データを外部の制御装置に送信する。これにより、臥位状態のまま、被検者の足部を検査することができる。
図示は省略するが、臥位状態の被検者のその他の部位(頭部、腹部、大腿部、下腿部等)を検査するときについても同様である。
また、図5においては、臥位状態の被検者に対しての医療用X線撮影装置1の使用方法について説明したが、本実施形態の医療用X線撮影装置1は、椅子等に座ってる座位状態の被検者に対しても、座位状態のまま、被検者の検査部位を検査することができる。
[医療用X線撮影装置の運搬方法]
次に、図6を参照し、医療用X線撮影装置1を手で持ち運ぶ運搬方法の一例について説明する。図6は、医療用X線撮影装置1の運搬方法の一例を示す斜視図である。
図6(a)は、第1取手42を手で掴み、医療用X線撮影装置1を持ち運んでいるときの横運搬方法の一例を示す斜視図である。
図6(a)に示すように、第1取手42を手で掴むことにより、医療用X線撮影装置1の基台40の長手方向が水平方向(横方向)の状態で、医療用X線撮影装置1を持ち運ぶことができる。
図6(b)は、第2取手43を手で掴み、医療用X線撮影装置1を持ち運んでいるときの縦運搬方法の一例を示す斜視図である。
図6(b)に示すように、第2取手43を手で掴むことにより、医療用X線撮影装置1の基台40の長手方向が垂直方向(縦方向)の状態で、医療用X線撮影装置1を持ち運ぶことができる。
このように、本実施形態の医療用X線撮影装置1においては、第1取手42が取り付けられた外周面の方向と第2取手43が取り付けられた外周面の方向とはお互いに垂直方向となっており、野外等の運搬環境に応じて、第1取手42を手で掴むか第2取手43を手で掴むかにより複数の運搬方法が選択可能であり、運搬時の利便性が向上する。
以上、本実施形態の医療用X線撮影装置1においては、X線を受像した受像データを表示する画像処理装置を備えておらず、基台40及びアーム50に開口部により軽量化された医療用X線撮影装置1(約10kg)となっているので、医療用X線撮影装置を簡単に手で持ち運ぶことができる。
また、本実施形態の医療用X線撮影装置1においては、X線照射部10、X線受像部20及びコントロールユニット30のそれぞれにバッテリー電源を備えており、野外等の不整備な環境であったとしても、その場で被検者の検査部位を検査することができる。
また、本実施形態の医療用X線撮影装置1においては、アーム50を折り畳むことにより、アーム50が基台40の左右方向及び前後方向に飛び出ることなく、コンパクトに折り畳むことができ、医療用X線撮影装置1の持ち運びやすさが向上する。
また、本実施形態の医療用X線撮影装置1においては、基台40の外周面の下端側には、面取り状の傾斜面44F、44L、44Rが形成されており、臥位状態の被検者の検査部位に対して、下から基台40をスライドさせて挿入しやすくなり、臥位状態のまま、被検者の検査部位を検査することができる。
このように、本実施形態の医療用X線撮影装置1によれば、高齢化社会による在宅医療の充実化を図るとともに、災害発生時の災害場所での診断時間の短縮化を図ることができる。
[変形例1]
本実施形態の医療用X線撮影装置1においては、第1アーム51は、基台40の外縁よりも基台40の内側であって、保護部材41(コントロールユニット30)の側面側に軸支されるように構成したが、コントロールユニット30の後方側の基台40に軸支されるように構成してもよい。
図7は、医療用X線撮影装置1の変形例の一例を示す斜視図である。
図7に示すように、変形例の医療用X線撮影装置100は、アーム500の構成が主に相違している。
アーム500は、第1アーム510と第2アーム520との2つのアームから構成されており、複数個所で屈折可能である。なお、アーム500を3つ以上のアームから構成してもよい。
そして、第1アーム510は、コントロールユニット30の後方側の基台40に軸支され、基台40の前後方向側に向けて回動可能である。
第2アーム520は、第1アーム510に軸支されており、基台40の前後方向側に向けて回動可能である。また、第2アーム520は、X線照射部10を回動可能に軸支している。
このように、変形例の医療用X線撮影装置100においても、医療用X線撮影装置を簡単に手で持ち運ぶことができ、野外等の不整備な環境であったとしても、その場で被検者の検査部位を検査することができる。
[その他の変形例]
本実施形態の医療用X線撮影装置1においては、第1取手42及び第2取手43の取手を備えるように構成したが、いずれの取手も備えないように構成してもよい。医療用X線撮影装置1が取手も備えないとしても、両手で基台40を掴むことにより、軽量化された医療用X線撮影装置1を持ち運ぶことができる。
また、上述の実施形態は、各種の構成等に矛盾が生じない限り、各変形例(なお書き)同士で互いの技術を適用し得ることは、当業者には明らかであろう。
上述の説明は、制限ではなく単なる例示を意図している。従って、実用新案登録請求の範囲を逸脱することなく本考案の実施形態に変更を加えることができることは、当業者には明らかであろう。
本明細書及び実用新案登録請求の範囲で使用される用語は、限定的でない用語として解釈されるべきである。例えば、「含む」という用語は、「含むものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「備える」という用語は、「備えるものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「有する」という用語は、「有するものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。
1 医療用X線撮影装置
10 X線照射部
12 照射バッテリー電源
20 X線受像部
22 受像バッテリー電源
30 コントロールユニット
32 制御バッテリー電源
40 基台
42 第1取手
43 第2取手
44F 前側傾斜面(傾斜面)
44L 左側傾斜面(傾斜面)
44R 右側傾斜面(傾斜面)
50 アーム
51 第1アーム
52 第2アーム
L1 第1アームの長手方向の長さ
L2 基台の長手方向の長さ
L3 第2アームの長手方向の長さ

Claims (4)

  1. 被検者の検査部位にX線を照射するX線照射部と、被検者の検査部位を透過したX線を受像するX線受像部とを備えた医療用X線撮影装置において、
    前記X線受像部が受像した受像データを外部の制御装置に送信可能なコントロールユニットと、
    前記X線照射部、前記X線受像部及び前記コントロールユニットに電源を供給するためのバッテリー電源と、
    平板状の基台と、
    前記基台の前後方向側に向けて回動可能なアームとを備え、
    前記基台の中央部には、前記X線受像部が取り付けられ、
    前記基台の後端部または前端部には、前記コントロールユニットが取り付けられ、
    前記アームは、
    前記コントロールユニットの近傍に軸支された第1アームと、
    前記第1アームに軸支され、前記X線照射部を回動可能に軸支している第2アームとを有する
    ことを特徴とする医療用X線撮影装置。
  2. 前記第1アームは、前記コントロールユニットの側面側に軸支されており、
    前記第1アームの長手方向の長さは、前記基台の前後方向の長さよりも短く、
    前記第2アームの長手方向の長さは、前記第1アームの長手方向の長さよりも短く、
    前記第1アームは、前記基台の外縁よりも前記基台の内側において前後方向側に向けて回動可能であるとともに、
    前記第2アームは、前記第1アームよりも前記基台の内側において前後方向側に向けて回動可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療用X線撮影装置。
  3. 前記基台の外周面の下端側には、面取り状の傾斜面が形成されており、
    前記基台の外周面には、取っ手が取り付けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の医療用X線撮影装置。
  4. 前記基台の第1方向側の外周面には、第1取手が取り付けられており、
    前記基台の前記第1方向に対して垂直な第2方向側の外周面には、第2取手が取り付けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の医療用X線撮影装置。

JP2023003363U 2023-09-14 2023-09-14 医療用x線撮影装置 Active JP3244558U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023003363U JP3244558U (ja) 2023-09-14 2023-09-14 医療用x線撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023003363U JP3244558U (ja) 2023-09-14 2023-09-14 医療用x線撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3244558U true JP3244558U (ja) 2023-11-10

Family

ID=88621263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023003363U Active JP3244558U (ja) 2023-09-14 2023-09-14 医療用x線撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3244558U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11504081B2 (en) Medical imaging system and methods
JP4681020B2 (ja) 患者支持装置およびその組み合わせ
EP2903522B1 (en) Extremity imaging apparatus for cone beam computed tomography
US9301726B2 (en) CT machine for multi-angle scanning of stationary patients
JP5985466B2 (ja) 医療用コンピュータ断層撮影装置
JPH02501445A (ja) 例えば放射線検査のため患者を所望の位置に配置する検査用イス
JP5191809B2 (ja) 医用画像診断装置
JP6611428B2 (ja) マンモ断層撮像システム
JP2000342639A (ja) 手術・診断装置
JP4133317B2 (ja) 患者支持装置および横臥胸部生検方法
JP2015163236A (ja) 検査開口部を備えた医療用x線撮影装置
JP3244558U (ja) 医療用x線撮影装置
US20220183641A1 (en) Multi-axis medical imaging
JP2006212229A (ja) X線断層撮影装置
US5031202A (en) Tower stand cooperating with a patient table for X-ray or similar examination
EP4159133A1 (en) Positron emission tomography (pet)-scanning device
JP2020022652A (ja) 放射線画像撮影システム、撮影台及び放射線画像撮影方法
JP2006149619A (ja) X線画像撮影装置
JP2003180692A (ja) 骨密度測定装置
JPS6216097B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3244558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150