JP3244553U - カバー装置 - Google Patents

Abstract

【課題】改良されたカバー装置を提供する。【解決手段】カバー装置１は第１の本体部１１、第２の本体部１２、弾性部品１３、シートアセンブリ１４、逆止弁１５及びフィルタ部品１６を含む。第２の本体部は第１の本体部に取り外し可能に取り付けられ、弾性変形可能である。弾性部品は第１の本体部に配置されている。シートアセンブリは第１の本体部に対して移動可能である。シートアセンブリは第１のシート及び第２のシートを含む。第１のシートは弾性部品と取り外し可能に係合し、真空装置に接続されるように構成されている。第２のシートは第１のシートに取り外し可能に係合する。逆止弁は第２のシートに配置されている。フィルタ部品は、第２のシートと第２の本体部との間に配置されている。【選択図】図３

Description

本考案は密閉製品に関し、より具体的には、容器のために適合されたカバー装置に関する。

市場には様々な密閉製品がある。密閉カバーは密閉製品のうちの１つである。密閉カバーをカップ等の容器上に置き、真空ポンプ等の真空装置に接続することにより、容器内に真空環境又は負圧環境を形成し、容器内に貯蔵された物品の貯蔵時間を延ばすことができる。しかしながら、従来の密閉カバーは簡素で直感的な使用を欠いている。したがって、密閉カバーの改良が早急に必要である。

本考案は、上記課題を解決するために容器のために適合されたカバー装置を提供することを目的とする。

上記の目的を実現するために、本考案はカバー装置を開示する。カバー装置は第１の本体部、第２の本体部、弾性部品、シートアセンブリ、逆止弁及びフィルタ部品を含む。第２の本体部は第１の本体部に取り外し可能に取り付けられ、弾性変形可能である。弾性部品は第１の本体部に配置されている。シートアセンブリは第１の本体部に対して移動可能である。シートアセンブリは第１のシート及び第２のシートを含む。第１のシートは弾性部品と取り外し可能に係合し、真空装置に接続されるように構成されている。第２のシートは第１のシートに取り外し可能に係合する。逆止弁は第２のシートに配置されている。フィルタ部品は、第２のシートと第２の本体部との間に配置されている。

本考案の一実施形態によれば、第１のシートは係合部品及び接続部品を含む。係合部品は弾性部品に取り外し可能に係合する。接続部品は係合部品に取り外し可能に係合し、接続部品は、係合部品の外に露出され、真空装置に接続されるように構成された接続構造を含む。

本考案の一実施形態によれば、カバー装置は、第１の本体部と係合部品との間に配置され、係合部品を復帰させるための復帰部品をさらに含む。

本考案の一実施形態によれば、第１のシートは、係合部品と接続部品との間に配置される磁気部品をさらに含む。

本考案の一実施形態によれば、係合部品の外周に少なくとも１つの流路が形成される。弾性部品は、少なくとも１つの流路をブロックするために係合部品の外周と係合するように構成された少なくとも１つの内側リブを含み、弾性部品は、少なくとも１つの流路をブロックしないようにするために係合部品の外周から少なくとも１つの内側リブを外すため弾性変形される。

本考案の一実施形態によれば、第１の本体部は凹部構造を含む。凹部構造は、ベース、第１の壁及び第２の壁を含む。ベースに貫通孔が形成される。第１の壁はベースの外周に隣接するとともに、弾性部品に取り外し可能に係合するように構成されている。第２の壁はベースの内周に隣接し、貫通孔を取り囲み、第２の壁はシートアセンブリと協働するように構成されている。

本考案の一実施形態によれば、カバー装置は、第２の壁にスリーブされるとともに、ベース及び係合部品に当接する復帰部品をさらに含み、該復帰部品は係合部品を復帰させるように構成されている。

本考案の一実施形態によれば、シートアセンブリは第１の位置と第２の位置との間で移動可能である。第２の壁は第１の停止部及び第２の停止部を含む。第１の停止部は、シートアセンブリが第２の位置に位置する場合に係合部品に当接し、第２の停止部は、シートアセンブリが第１の位置に位置する場合に第２のシートに当接する。

本考案の一実施形態によれば、少なくとも１つの第１のガイド構造が係合部品に配置され、少なくとも１つの第２のガイド構造が第２の壁に配置されるとともに、係合部品の回転動作を防止するために少なくとも１つの第１のガイド構造と協働するように構成されている。

本考案の一実施形態によれば、フィルタ部品は、第２の本体部を弾性変形させるために、第２の壁によって画定される空間から貫通孔を介して少なくとも部分的に突出するように第２のシートによって駆動される。

本考案の一実施形態によれば、カバー装置は、係合部品、接続部品及び第２のシートによって画定される空間に配置される密閉部品をさらに含む。

本考案の一実施形態によれば、カバー装置は、第１の本体部と第１のシートとの間に配置される、第１のシートを復帰させるための復帰部品をさらに含む。

本考案の一実施形態によれば、第１のシートの外周に少なくとも１つの流路が形成されている。弾性部品は、少なくとも１つの流路をブロックするために第１のシートの外周に係合するように構成された少なくとも１つの内側リブを含み、弾性部品は、少なくとも１つの流路をブロックしないようにするために少なくとも１つの内側リブを第１のシートの外周から外すため弾性変形される。

本考案の一実施形態によれば、第１の本体部は凹部構造を含む。凹部構造は、ベース、第１の壁及び第２の壁を含む。ベースに貫通孔が形成されている。第１の壁はベースの外周に隣接するとともに、弾性部品に取り外し可能に係合するように構成されている。第２の壁はベースの内周に隣接し、貫通孔を取り囲み、第２の壁はシートアセンブリと協働するように構成されている。

本考案の一実施形態によれば、カバー装置は、第２の壁にスリーブされ、ベース及び前第１のシートに当接する復帰部品をさらに含み、該復帰部品は第１のシートを復帰させるように構成されている。

本考案の一実施形態によれば、シートアセンブリは第１の位置と第２の位置との間で移動可能である。第２の壁は第１の停止部及び第２の停止部を含む。第１の停止部は、シートアセンブリが第２の位置に位置する場合に第１のシートに当接し、第２の停止部は、シートアセンブリが第１の位置に位置する場合に第２のシートに当接する。

本考案の一実施形態によれば、少なくとも１つの第１のガイド構造が第２の壁に配置され、少なくとも１つの第２のガイド構造が第１の本体部に配置されるとともに、第１のシートの回転動作を防止するために少なくとも１つの第１のガイド構造と協働するように構成されている。

本考案の一実施形態によれば、フィルタ部品は、第２の本体部を弾性変形させるために、第１の本体部から少なくとも部分的に突出するように第２のシートによって駆動される。

本考案の一実施形態によれば、シートアセンブリは第１の位置と第２の位置との間で移動可能である。第１の本体部は第１の停止部及び第２の停止部を含む。第１の停止部は、シートアセンブリが第２の位置に位置する場合に第１のシートに当接する。第２の停止部は、シートアセンブリが第１の位置に位置する場合に第２のシートに当接する。少なくとも１つの第１のガイド構造が第１のシートに配置され、少なくとも１つの第２のガイド構造が第１の本体部に配置されるともに、第１のシートの回転動作を防止するために少なくとも１つの第１のガイド構造と協働するように構成されている。

本考案の一実施形態によれば、カバー装置は、第１のシート及び前記第２のシートによって画定される空間に配置される密閉部品をさらに含む。

要約すると、本考案は、容器の内部の圧力が徐々に低下した場合に、シートアセンブリを高い位置、例えば第１の位置から低い位置、例えば第２の位置に動かすことができる。さらに、本考案では、容器の内部の圧力が徐々に上昇した場合に、シートアセンブリを低い位置、例えば第２の位置から高い位置、例えば第１の位置に動かすことができる。したがって、シートアセンブリの位置を観察することにより、容器の内部の圧力を容易に推定できる。さらに、弾性部品が弾性変形されることで弾性部品の少なくとも一部が、例えば弾性部品の内側リブと、シートアセンブリの少なくとも一部、例えばシートアセンブリの第１のシートの係合部品の外周とが駆動されて互いの係合が解除された場合、周囲空気を容器の内部に流入させるための空気流路を形成できる。したがって、本考案は簡素で直感的に用いることができる。

本考案のこれらの及び他の目的は、様々な図及び図面に示す好ましい実施形態の以下の詳細な説明を読んだ後、当業者に明らかになるであろう。

図１は、本考案の一実施形態に係る容器に取り付けられたカバー装置の図である。 図２は、本考案の実施形態に係るカバー装置を別の向きから見た図である。 図３は、本考案の実施形態に係るカバー装置の断面図である。 図４は、本考案の実施形態に係るカバー装置の部分分解図である。 図５は、本考案の実施形態に係るカバー装置の部分分解図である。 図６は、本考案の実施形態に係るカバー装置の断面分解図である。 図７は、本考案の実施形態に係るカバー装置の第１の使用状態の図である。 図８は、本考案の実施形態に係るカバー装置の第２の使用状態の図である。 図９は、本考案の実施形態に係るカバー装置の第３の使用状態の図である。

好ましい実施形態の以下の詳細な説明では、本願の一部を構成し、本考案が実施され得る具体的な実施形態を例示する添付の図面を参照する。この点に関して、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後ろ」等の方向を表す用語は、説明される図の向き関して用いられている。本考案の構成要素は多くの異なる向きに配置できる。このように、方向を表す用語は説明を目的として用いられており、何ら限定するものではない。したがって、図面及び説明は本質的に説明的なものであり、制限的なものではないとみなされる。また、明記されていない場合、「接続」という用語は、間接的又は直接的のいずれかの機械接続を意味することを意図している。そのため、第１の装置が第２の装置に接続されている場合、その接続は、直接的な機械的接続を介したものであり得るか又は他の装置及び接続を介した間接的な機械的接続を介したものであり得る。

図１～図３を参照されたい。図１は、本考案の一実施形態に係る、容器２に取り付けられたカバー装置１の図である。図２は、本考案の一実施形態に係るカバー装置１の別の方向から見た図である。図３は、本考案の実施形態に係るカバー装置１の断面図である。図１～図３に示すように、カバー装置１は、第１の本体部１１、第２の本体部１２、弾性部品１３、シートアセンブリ１４、逆止弁１５及びフィルタ部品１６を含む。第２の本体部１２は第１の本体部１１に取り外し可能に取り付けられ、弾性変形可能である。弾性部品１３は第１の本体部１１に配置されている。シートアセンブリ１４は第１の本体部１１に対して可動である。シートアセンブリ１４は第１のシート１４１及び第２のシート１４２を含む。第１のシート１４１は弾性部品１３と取り外し可能に係合し、容器２の内部から空気を引き出すように構成された図示しない真空装置、例えば真空ポンプに接続されるように構成されている。第２のシート１４２は第１のシート１４１と取り外し可能に係合する。逆止弁１５は第２のシート１４２に配置されている。フィルタ部品１６は、第２のシート１４２と第２の本体部１２との間に配置されている。

本実施形態では、第２の本体部１２及び弾性部品１３はシリコーンゴムでできていてもよい。逆止弁１５は傘弁であり得る。フィルタ部品１６は発泡部品であり得る。しかしながら、本考案はこの実施形態に限定されない。

具体的には、図２及び図３に示すように、第２の本体部１２に少なくとも１つの連通孔１２１が形成され、第１の本体部１１には少なくとも１つの貫通孔１１１が形成されている。逆止弁１５は、少なくとも１つの連通孔１２１及び少なくとも１つの貫通孔１１１を介して容器２の内部から空気を流出させ、周囲の空気が容器２の内部に流入することを防止するためのものである。フィルタ部品１６は、逆止弁１５と少なくとも１つの貫通孔１１１との間に配置され、容器２の内部から少なくとも１つの連通孔１２１及び少なくとも１つの貫通孔１１１を介して流入する空気中の粒子をろ過して、粒子による逆止弁１５の損傷を防止する。

図３～図６を参照されたい。図４及び図５は、本考案の実施形態に係るカバー装置１の部分分解図である。図６は、本考案の実施の形態に係るカバー装置１の断面分解図である。図３～図６に示すように、第１のシート１４１は係合部品１４１１及び接続部品１４１２を含む。係合部品１４１１は、弾性部品１３と取り外し可能に係合する。接続部品１４１２は、係合部品１４１１と取り外し可能に係合し、接続部品１４１２は、係合部品１４１１から露出され、真空装置に接続されるように構成された接続構造１４１２Ａを含む。

図３～図６に示すように、この実施形態では、第１のシート１４１は、係合部品１４１１と接続部品１４１２との間に配置され、接続構造１４１２Ａと真空装置との接続を容易にするために、真空装置を磁気的に引き付ける磁気部品１４１３をさらに含む。

しかしながら、本考案はこの実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、磁性部品を省略し、係合部品と接続部品とを一体的に形成することができる。あるいは、別の実施形態では、係合部品と接続部品とを一体的に形成し、係合部品と接続部品とによって形成される一体構造の内部に磁気部品を埋め込むことができる。

また、図３～図５に示すように、この実施形態では、第２のシート１４２上の外ネジ構造と係合部品１４１１上の内ネジ構造との連携により、第２のシート１４２を第１のシート１４１に回転自在に係合し、第１のシート１４１から回転自在に離脱させることができる。

しかしながら、本考案はこの実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、第２のシート及び第１のシートのうちの一方及び第２のシート及び第１のシートのうちの他方にそれぞれ形成される係合フック及び係合スロットの協働により又は第２のシート及び第１のシートの内側にそれぞれ埋め込まれた２つの磁気部品の協働により、第２のシートを第１のシートに取り外し可能に係合させることができる。

図３に示すように、この実施形態では、カバー装置１は、第１のシート１４１及び第２のシート１４２によって画定される空間に配置される密閉部品１７をさらに含む。具体的には、密閉部品１７は、係合部品１４１１と接続部品１４１２との間の間隙及び/又は係合部品１４１１と第２のシート１４２との間の間隙からの空気漏れを防止するために係合部品１４１１、接続部品１４１２及び第２のシート１４２によって画定される空間に配置することができる。

しかしながれ、本考案はこの実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、密閉部品を係合部品と第２のシートのみによって画定される空間に配置できる。あるいは、別の実施形態では、密閉部品を省略できる。

図３、図４及び図６に示すように、第１の本体部１１は凹部構造１１２を含む。凹部構造１１２は、ベース１１２１、第１の壁１１２２及び第２の壁１１２３を含む。少なくとも１つの貫通孔１１１がベース１１２１に形成されている。第１の壁１１２２は、ベース１１２１の外周に隣接し、弾性部品１３と取り外し可能に係合するように構成されている。第２の壁１１２３はベース１１２１の内周に隣接し、少なくとも１つの貫通孔１１１を取り囲み、第２の壁１１２３はシートアセンブリ１４と協働するように構成されている。

加えて、図３、図４及び図６に示すように、この実施形態では、カバー装置１は、第１の本体部１１と第１のシート１４１との間に配置され、第１のシート１４１を復帰するための復帰部品１８をさらに含む。具体的には、復帰部品１８は第２の壁１１２３にスリーブされ、ベース１１２１及び係合部品１４１１に対して当接させることができる。

しかしながら、本考案はこの実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、第１のシートは弾性部品による弾性力により駆動されて復帰することができ、復帰部品を省略できる。

図６に示すように、この実施形態では、シートアセンブリ１４は、通常動作の間に限られた範囲内でのみ動かすことができる。具体的には、シートアセンブリ１４の移動距離を抑制するために、第２の壁１１２３は、係合部品１４１１及び第２のシート１４２にそれぞれ当接する第１の停止部１１２３Ａ及び第２の停止部１１２３Ｂを有する。

しかしながら、本考案はこの実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、第１の停止部及び第２の停止部を省略できる。

さらに、図４～図６に示すように、第１のシート１４１と第２のシート１４２との係合を促進し、シートアセンブリ１４の安定した動きを確かなものにするため、係合部品１４１１に少なくとも第１のガイド構造１４１１Ｂが配置され、第２の壁１１２３に少なくとも１つの第２のガイド構造１１２３Ｃが配置され、シートアセンブリ１４が第１の本体部１１に対して動かされた場合及び第２のシート１４２が係合部品１４１１と係合した場合に、係合部品１４１１の回転動作を防止するために、少なくとも１つの第１のガイド構造１４１１Ｂと協働するように構成されている。

図３～図６に示すように、容易に圧力を逃がすことができるようにするために、係合部品１４１１の外周に少なくとも１つの流路１４１１Ａが形成されている。弾性部品１３は、少なくとも１つの流路１４１１Ａをブロックするために、係合部品１４１１の外周と係合するように構成された少なくとも１つの内側リブ１３１を含み、弾性部品１３は、少なくとも１つの流路１４１１Ａをブロックせずに圧力を逃がすことができるように、係合部品１４１１の外周と少なくとも１つの内側リブ１３１との係合を解除するために弾性変形する。

カバー装置１の動作原理について以下で詳細に説明する。図７は、本考案の実施形態に係る、第１の使用状態にあるカバー装置１の図である。図８は、本考案の実施形態に係る、第２の使用状態にあるカバー装置１の図である。図９は、本考案の実施形態に係る、第３の使用状態にあるカバー装置１の図である。真空装置が接続構造１４１２Ａに接続される前又は容器２の内部から空気を引き出すために真空装置が作動していない場合、容器２の内部の圧力は実質的に周囲の圧力と等しい。したがって、このとき、カバー装置１は第１の使用状態にある。すなわち、シートアセンブリ１４を第１の位置Ｐ１で位置決めするために、復帰部品１８及び／又は弾性部品１３によってシートアセンブリ１４が第１の位置Ｐ１に駆動され、第２の停止部１１２３Ｂが第２のシート１４２に当接する。真空装置が接続構造１４１２Ａに接続され、図８に示す第１の経路Ｆ１、すなわち、少なくとも１つの連通孔１２１、少なくとも１つの貫通孔１１１、逆止弁１５と第２のシート１４２との間の少なくとも１つの間隙及び接続構造１４１２Ａを介して容器２の内部から空気を引き出すために作動した後、容器２の内部の圧力は徐々に低下し、容器２の内部の圧力と周囲の圧力との差によってシートアセンブリ１４が図７に示す第１の位置Ｐ１から図８に示す第２の位置Ｐ２に移動して、復帰部品１８及び弾性部品１３を弾性変形させる。シートアセンブリ１４が図８に示す第２の位置Ｐ２に位置する場合、第１の停止部１１２３Ａは、シートアセンブリ１４を第２の位置Ｐ２で位置決めするために係合部品１４１１に当接し、フィルタ部品１６は弾性変形され、第２のシート１４２によって駆動されて、第２の壁１１２３によって画定される空間から貫通孔１１１を介して少なくとも部分的に突出し、第２の本体部１２を弾性変形させる。したがって、シートアセンブリ１４の位置を観察することにより、容器２の内部の圧力を容易に推定できる。上記のプロセスの間、少なくとも１つの内側リブ１３１は係合部品１４１１の外周と係合を維持して少なくとも１つの流路１４１１Ａをブロックし、容器２の内部から空気を引き出すのを促進する。

図９に示すように、カバー装置１を容器２から取り外すことを望む場合、弾性部品１３を、例えば外力により弾性変形させて、少なくとも１つの流路１４１１Ａをブロックしないようにするために係合部品１４１１の外周から少なくとも１つの内側リブ１３１を外して、第２の経路Ｆ２、すなわち、少なくとも１つの流路１４１１Ａ、シートアセンブリ１４と第２の壁１１２３との間の少なくとも１つの間隙、少なくとも１つの貫通孔１１１及び少なくとも１つの連通孔１２１を介して容器２の内部に空気を流入させて、圧力を逃がすことができる。上記の圧力除去プロセスの間に、容器２の内部の圧力は、容器２の内部の圧力が周囲圧力と等しくなるまで、すなわち、容器２の内部の圧力と周囲圧力との差が実質的にゼロになるまで徐々に増加するため、シートアセンブリ１４は、復帰部品１８及び／又は弾性部品１３により、図８に示す第２の位置Ｐ２から図７に示す第１の位置Ｐ１に戻るように駆動され、駆動され、第２の停止部１１２３Ｂと第２のシート１４２との当接により第１の位置Ｐ１に位置づけられる。シートアセンブリ１４が図７に示すように第１の位置Ｐ１に移動した後に、カバー装置１を容器２から容易に取り外すことができる。

従来技術と異なり、本考案では、容器の内部の圧力が徐々に低下した場合に、シートアセンブリを高い位置、例えば第１の位置から低い位置、例えば第２の位置に動かすことができる。さらに、本考案では、容器の内部の圧力が徐々に上昇した場合に、シートアセンブリを低い位置、例えば第２の位置から高い位置、例えば第１の位置に動かすことができる。したがって、シートアセンブリの位置を観察することにより、容器の内部の圧力を容易に推定できる。さらに、弾性部品が弾性変形されることで弾性部品の少なくとも一部が、例えば弾性部品の内側リブと、シートアセンブリの少なくとも一部、例えばシートアセンブリの第１のシートの係合部品の外周とが駆動されて互いの係合が解除された場合、周囲空気を容器の内部に流入させるための空気流路を形成できる。したがって、本考案は簡素で直感的に用いることができる。

当業者であれば、本考案の教示を保持しながら、装置及び方法に多数の修正及び変更が行われ得ることを容易に気付くであろう。したがって、上記の開示は、添付の実用新案登録請求の範囲の境界及び限界によってのみ限定されると解釈すべきである。

Claims (20)

1. 第１の本体部と、
   前記第１の本体部に取り外し可能に取り付けられ、弾性変形可能な第２の本体部と、
   前記第１の本体部に配置される弾性部品と、
   前記第１の本体部に対して可動なシートアセンブリであって、該シートアセンブリは、
   前記弾性部品に取り外し可能に係合し、真空装置に接続されるように構成された第１のシートと、
   前記第１のシートに取り外し可能に係合する第２のシートと、
   を含む、シートアセンブリと、
   前記第２のシートに配置される逆止弁と、
   前記第２のシートと前記第２の本体部との間に配置されるフィルタ部品と、
   を含むカバー装置。
2. 前記第１のシートは係合部品及び接続部品を含み、
   前記係合部品は前記弾性部品に取り外し可能に係合し、前記接続部品は前記係合部品に取り外し可能に係合し、前記接続部品は、前記係合部品の外に露出され、前記真空装置に接続されるように構成された接続構造を含む、請求項１に記載のカバー装置。
3. 前記第１の本体部と前記係合部品との間に配置され、前記係合部品を復帰させるための復帰部品をさらに含む、請求項２に記載のカバー装置。
4. 前記第１のシートは、前記係合部品と前記接続部品との間に配置される磁気部品をさらに含む、請求項２に記載のカバー装置。
5. 前記係合部品の外周に少なくとも１つの流路が形成され、
   前記弾性部品は、前記少なくとも１つの流路をブロックするために前記係合部品の外周と係合するように構成された少なくとも１つの内側リブを含み、前記弾性部品は、前記少なくとも１つの流路をブロックしないようにするために前記係合部品の外周から前記少なくとも１つの内側リブを外すため弾性変形される、請求項２に記載のカバー装置。
6. 前記第１の本体部は凹部構造を含み、該凹部構造は、ベース、第１の壁及び第２の壁を含み、
   前記ベースに貫通孔が形成され、前記第１の壁は前記ベースの外周に隣接するとともに、前記弾性部品に取り外し可能に係合するように構成され、
   前記第２の壁は前記ベースの内周に隣接し、前記貫通孔を取り囲み、前記第２の壁は前記シートアセンブリと協働するように構成されている、請求項２に記載のカバー装置。
7. 前記第２の壁にスリーブされるとともに、前記ベース及び前記係合部品に当接する復帰部品をさらに含み、該復帰部品は前記係合部品を復帰させるように構成されている、請求項６に記載のカバー装置。
8. 前記シートアセンブリは第１の位置と第２の位置との間で移動可能であり、前記第２の壁は第１の停止部及び第２の停止部を含み、
   前記第１の停止部は、前記シートアセンブリが前記第２の位置に位置する場合に前記係合部品に当接し、前記第２の停止部は、前記シートアセンブリが前記第１の位置に位置する場合に前記第２のシートに当接する、請求項６に記載のカバー装置。
9. 少なくとも１つの第１のガイド構造が前記係合部品に配置され、
   少なくとも１つの第２のガイド構造が前記第２の壁に配置されるとともに、前記係合部品の回転動作を防止するために前記少なくとも１つの第１のガイド構造と協働するように構成されている、請求項６に記載のカバー装置。
10. 前記フィルタ部品は、前記第２の本体部を弾性変形させるために、前記第２の壁によって画定される空間から前記貫通孔を介して少なくとも部分的に突出するように前記第２のシートによって駆動される、請求項６に記載のカバー装置。
11. 前記係合部品、前記接続部品及び前記第２のシートによって画定される空間に配置される密閉部品をさらに含む、請求項２に記載のカバー装置。
12. 前記第１の本体部と前記第１のシートとの間に配置される、前記第１のシートを復帰させるための復帰部品をさらに含む、請求項１に記載のカバー装置。
13. 前記第１のシートの外周に少なくとも１つの流路が形成され、
    前記弾性部品は、前記少なくとも１つの流路をブロックするために前記第１のシートの外周に係合するように構成された少なくとも１つの内側リブを含み、
    前記弾性部品は、前記少なくとも１つの流路をブロックしないようにするために前記少なくとも１つの内側リブを前記第１のシートの外周から外すため弾性変形される、請求項１に記載のカバー装置。
14. 前記第１の本体部は凹部構造を含み、該凹部構造は、ベース、第１の壁及び第２の壁を含み、
    前記ベースに貫通孔が形成され、前記第１の壁は前記ベースの外周に隣接するとともに、前記弾性部品に取り外し可能に係合するように構成され、前記第２の壁は前記ベースの内周に隣接し、前記貫通孔を取り囲み、前記第２の壁は前記シートアセンブリと協働するように構成されている、請求項１に記載のカバー装置。
15. 前記第２の壁にスリーブされ、前記ベース及び前記第１のシートに当接する復帰部品をさらに含み、該復帰部品は前記第１のシートを復帰させるように構成されている、請求項１４に記載のカバー装置。
16. 前記シートアセンブリは第１の位置と第２の位置との間で移動可能であり、前記第２の壁は第１の停止部及び第２の停止部を含み、
    前記第１の停止部は、前記シートアセンブリが前記第２の位置に位置する場合に前記第１のシートに当接し、前記第２の停止部は、前記シートアセンブリが前記第１の位置に位置する場合に前記第２のシートに当接する、請求項１４に記載のカバー装置。
17. 少なくとも１つの第１のガイド構造が前記第２の壁に配置され、
    少なくとも１つの第２のガイド構造が前記第１の本体部に配置されるとともに、前記第１のシートの回転動作を防止するために前記少なくとも１つの第１のガイド構造と協働するように構成されている、請求項１４に記載のカバー装置。
18. 前記フィルタ部品は、前記第２の本体部を弾性変形させるために、前記第１の本体部から少なくとも部分的に突出するように前記第２のシートによって駆動される、請求項１に記載のカバー装置。
19. 前記シートアセンブリは第１の位置と第２の位置との間で移動可能であり、
    前記第１の本体部は第１の停止部及び第２の停止部を含み、
    前記第１の停止部は、前記シートアセンブリが前記第２の位置に位置する場合に前記第１のシートに当接し、前記第２の停止部は、前記シートアセンブリが前記第１の位置に位置する場合に前記第２のシートに当接し、
    少なくとも１つの第１のガイド構造が前記第１のシートに配置され、
    少なくとも１つの第２のガイド構造が前記第１の本体部に配置されるともに、前記第１のシートの回転動作を防止するために前記少なくとも１つの第１のガイド構造と協働するように構成されている、請求項１に記載のカバー装置。
20. 前記第１のシート及び前記第２のシートによって画定される空間に配置される密閉部品をさらに含む、請求項１に記載のカバー装置。