JP3238239U - 容器用蓋装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用する際に、蓋を取り外したり、取り付け直したりする操作が不要になる、便利な容器用蓋装置を提供する。【解決手段】蓋ユニット4が上下方向に沿って台座ユニット1側に接近する閉位置に移動すると、作動スイッチ42がバルブユニット2を液体通過口117へ押し動かして該液体通過口117を塞ぐ容器用蓋装置を提供する。【選択図】図2
Description
本考案は容器用蓋装置に関し、特に、スクイズ容器に適用できる容器用蓋装置に関する。
スクイズボトルとも呼ばれるスクイズ容器は、容器本体の胴部が弾性変形可能に形成されて、容器本体の胴部が外力により径方向の内側に向けて弾性変形すると、容器本体内が加圧されるため、容器本体内にある液状の内容物を吐出口に形成されるスリットから吐出することができる。
上記構成を有するため、スクイズ容器を使用しない時には、吐出口を封止する蓋が必要であるが、使用する際はスクイズ容器から蓋を取り外し、そして用が終わるとまた取り付けなおさなければならない蓋はやはり不便である。
上記問題点に鑑みて、本考案は、従来より便利な容器用蓋装置の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本考案は、所定の上下方向における上方に向かって開口する収容空間を囲み、且つ、該収容空間内に挿入される両端開口のストローを有する容器に対応する容器用蓋装置であって、
前記上下方向における上方側から前記容器の前記開口を覆うように前記容器に取り付け可能に構成された台座ユニットと、該台座ユニットに取り付けられる蓋ユニットと、前記台座ユニットと前記蓋ユニットとの間に配置されるバルブユニットと、逆止バルブユニットと、を備え、
前記台座ユニットは、該容器用蓋装置が前記容器に取り付けられる際、前記上下方向における上方側に空気通路を囲む本体部と、前記空気通路の内側に液体通路を囲むように、前記本体部から延伸する上延伸管と、を有すると共に、前記本体部に、該容器用蓋装置が前記容器に取り付けられる際、前記液体通路と前記ストローとの両方に連通する液体通過口が形成されており、
前記バルブユニットは、前記液体通路内に配置され、且つ、前記液体通過口側に移動して該液体通過口を塞ぐことができるように構成されており、
前記蓋ユニットは、前記上下方向に沿って前記台座ユニットに対し、閉位置と開位置との間を往復移動できるように前記台座ユニットに取り付けられていると共に、前記液体通路に連通して前記液体通路からの液体を排出できる排出通路を画成するように構成され、且つ、前記液体通路内に挿入することにより、該蓋ユニットが前記上下方向に沿って前記台座ユニット側に接近して前記閉位置に移動すると、前記バルブユニットを前記液体通過口へ押し動かして該液体通過口を塞ぐ作動スイッチを有するように構成されており、
前記逆止バルブユニットは、該容器用蓋装置が前記容器に取り付けられる際、前記空気通路から前記容器の前記収容空間への流体の流れのみを許容し、前記容器の前記収容空間から前記空気通路への流体の流れを阻止するように前記台座ユニットに配置構成されていることを特徴とする容器用蓋装置を提供する。
前記上下方向における上方側から前記容器の前記開口を覆うように前記容器に取り付け可能に構成された台座ユニットと、該台座ユニットに取り付けられる蓋ユニットと、前記台座ユニットと前記蓋ユニットとの間に配置されるバルブユニットと、逆止バルブユニットと、を備え、
前記台座ユニットは、該容器用蓋装置が前記容器に取り付けられる際、前記上下方向における上方側に空気通路を囲む本体部と、前記空気通路の内側に液体通路を囲むように、前記本体部から延伸する上延伸管と、を有すると共に、前記本体部に、該容器用蓋装置が前記容器に取り付けられる際、前記液体通路と前記ストローとの両方に連通する液体通過口が形成されており、
前記バルブユニットは、前記液体通路内に配置され、且つ、前記液体通過口側に移動して該液体通過口を塞ぐことができるように構成されており、
前記蓋ユニットは、前記上下方向に沿って前記台座ユニットに対し、閉位置と開位置との間を往復移動できるように前記台座ユニットに取り付けられていると共に、前記液体通路に連通して前記液体通路からの液体を排出できる排出通路を画成するように構成され、且つ、前記液体通路内に挿入することにより、該蓋ユニットが前記上下方向に沿って前記台座ユニット側に接近して前記閉位置に移動すると、前記バルブユニットを前記液体通過口へ押し動かして該液体通過口を塞ぐ作動スイッチを有するように構成されており、
前記逆止バルブユニットは、該容器用蓋装置が前記容器に取り付けられる際、前記空気通路から前記容器の前記収容空間への流体の流れのみを許容し、前記容器の前記収容空間から前記空気通路への流体の流れを阻止するように前記台座ユニットに配置構成されていることを特徴とする容器用蓋装置を提供する。
上記構成により、本考案の容器用蓋装置において、蓋ユニットは、上下方向に沿って台座ユニットに対し、閉位置と開位置との間で往復移動できるように台座ユニットに取り付けられていると共に、該蓋ユニットが台座ユニット側に接近して閉位置に移動すると、バルブユニットを液体通過口へ押し動かして該液体通過口を塞ぐ作動スイッチを有するように構成されているので、スクイズ容器を使用する際、本考案の容器用蓋装置もしくは蓋ユニットを取り外したり、取り付けなおしたりする操作は不要になると共に、作動スイッチ及びバルブユニットにより液体通過口を確実に塞ぐことができる便利な容器用蓋装置を提供できる。
以下では図面を参照して本考案の容器用蓋装置の各実施形態について詳しく説明する。
図1~図4に本考案の容器用蓋装置の第1の実施形態の構成が示されており、図1は分解斜視図であり、図2~図4は容器の開口に取り付けられる状態が示される断面図である。
図示のように、本考案の容器用蓋装置は、所定の上下方向における上方に向かって開口する収容空間70を囲み、且つ、該収容空間70内に挿入される両端開口のストロー8を有する容器7に対応するものである。
特に、該容器7としては、胴部が弾性変形可能に形成され、該胴部が外力により径方向の内側に向けて弾性変形すると、収容空間70が加圧されるため、収容空間70にある液状の内容物を吐出することができるスクイズ容器を用いることが好ましい。
本考案の容器用蓋装置は、上下方向における上方側から容器7の開口を覆うように容器7に取り付け可能に構成された台座ユニット1と、該台座ユニット1に取り付けられる蓋ユニット4と、台座ユニット1と蓋ユニット4との間に配置されるバルブユニット2と、逆止バルブユニット3と、を備える。
台座ユニット1は、該容器用蓋装置が容器7に取り付けられる際、上下方向における上方側で空気通路116を囲む本体部11と、空気通路116の内側で液体通路121を囲むように、本体部11から延伸する上延伸管12と、本体部11に接続し、容器7に取り付けられることができるように構成された取付枠13と、本体部11から延伸する接続管14と、を有するように構成されている。
台座ユニット1の本体部11は、液体通過口117及び空気通過口31と、上延伸管12とが形成されているベース板111と、該ベース板111の周縁から上方側、すなわち蓋ユニット4側へ延伸する周壁112と、を有するように形成され、そして取付枠13はベース板111の周縁から下方側へ延伸する構成により、空気通路116は周壁112と上延伸管12との間に画成され、さらに、接続管14は、ベース板111に形成される液体通過口117の周縁から下方へ延伸するので、取付枠13により該容器用蓋装置が容器7に取り付けられる際、接続管14がストロー8に接続することにより、ベース板111に形成される液体通過口117は液体通路121とストロー8との両方に連通するようになる。
バルブユニット2は、液体通路121内に配置され、且つ、液体通過口117側に移動して該液体通過口117を塞ぐことができるように構成されており、この実施形態では、直径が液体通過口117より長い中空の球体状に形成されている。
蓋ユニット4は、上下方向に沿って台座ユニット1に対し、閉位置と開位置との間を往復移動できるように台座ユニット1に取り付けられていると共に、液体通路121に連通して液体通路121からの液体9を排出できる排出通路421を画成するように構成されたものであり、この実施形態では、蓋ユニット4は、上下方向に沿って台座ユニット1に対して往復移動できるように台座ユニット1に取り付けられると共に、台座ユニット1の本体部11を構成するベース板111及び周壁112と共に空気通路116を囲む蓋本体41と、蓋本体41から液体通路121内に挿入する管状体として形成された作動スイッチ42と、管状体として形成された作動スイッチ42の管内と連通するように形成されて排出通路421を囲む排出管422と、を有するように構成されている。作動スイッチ42は、液体通路121内に挿入することにより、該蓋ユニット4が上下方向に沿って台座ユニット1側に接近して閉位置に移動すると、バルブユニット2を液体通過口117へ押し動かして該液体通過口117を塞ぐことができる。
また、この実施形態において、液体通過口117は円孔状に形成されており、蓋ユニット4の蓋本体41は、蓋板部411と、該蓋板部411の外周縁から本体部11側へ延伸する外壁412とを有し、作動スイッチ42は、蓋板部411の液体通過口117に対応する箇所(すなわち、図中の上下方向に対応する位置)から下方へ延伸する円管部423と、円管部423の内周面に形成される複数の作動突起424とを有する。この構成により、該作動スイッチ42は複数の作動突起424で球体状に形成されたバルブユニット2と接触してバルブユニット2を液体通過口117へ押し動かすことができる上、液体通路121内の液体9(流体)は複数の作動突起424の間の隙間を通って排出管422から排出されることができる。
ちなみに、この実施形態では本体部11と蓋本体41により囲まれる空気通路116は外部と連通する必要があるので、周壁112と外壁412が気密的に接する構成を回避すべきであり、周壁112もしくは蓋板部411に外部と連通用の開口を形成することも可能である。
逆止バルブユニット3は、該容器用蓋装置が容器7に取り付けられる際、空気通路116から容器7の収容空間70への流体(空気)の流れのみを許容し、容器7の収容空間70から空気通路116への液体9(流体)の流れを阻止するものであるが、この実施形態では、逆止バルブユニット3は、該容器用蓋装置が容器7に取り付けられる際、空気通路116と容器7の収容空間70との両方に連通するように本体部11に形成される空気通過口31と、本体部11から容器7の収容空間70内へ延伸するバルブモジュール32とを有し、バルブモジュール32は、空気通過口31の周縁から容器7の収容空間70内へ延伸する管状部321と、管状部321内に配置され、且つ空気通過口31側に付勢されるバルブ本体322とを有している。
この構成により、空気通路116と容器7の収容空間70との圧力差によって、収容空間70側の液体9(流体)が管状部321を経由して空気通路116側に流れようとする際、管状部321内の液体9(流体)の流れはバルブ本体322を空気通過口31側に押し付けて該空気通過口31を塞いで空気通路116側への流れを阻止し、そして空気通路116側の流体が管状部321を経由して収容空間70側に流れようとする際には、空気通路116側からの流体(空気)の流れはバルブ本体322に対して作用する付勢力に対抗して該バルブ本体322を空気通過口31から押し退いて収容空間70側への流れを阻止しない、逆止弁の効果を発揮できる。
特に、この第1の実施形態では、蓋ユニット4は、逆止バルブユニット3の空気通過口31に対応して、蓋本体41の蓋板部411から空気通過口31側へ延伸する密封柱43を更に有する。この構成により、該蓋ユニット4が上下方向に沿って台座ユニット1側に接近して閉位置に移動すると、空気通路116側から空気通過口31を塞ぐことができる。
言い換えると、蓋ユニット4は密封柱43を有することにより、蓋ユニット4が上下方向に沿って台座ユニット1側に接近して閉位置に移動すると、逆止バルブユニット3と蓋ユニット4の外側との連通関係を遮断することができる。
更に、この第1の実施形態では、台座ユニット1の周壁112の外周面には、環状の上係合突起113と、上下方向において上係合突起113の下方側にある環状の下係合突起114と、上下方向に沿って延伸する案内突起115とが形成されている。
上記台座ユニット1の周壁112の形状に対応し、外壁412の内周面には、周壁112側に向かって突起するフランジ413と、該フランジ413が突起する先端において形成される係合溝415が形成され、更に該外壁412には案内突起115に対応してその下端面から上下方向に沿って上方へ延伸する案内スリット414が形成されている。
上係合突起113と係合溝415は開位置に対応し、蓋ユニット4が開位置に移動すると、上係合突起113は係合溝415内に嵌めこまれるようになり、下係合突起114とフランジ413は閉位置に対応し、蓋ユニット4が閉位置に移動すると、フランジ413は上係合突起113と下係合突起114との間に嵌めこまれるように構成されている。
そして案内突起115が案内スリット414に嵌めこまれることにより、蓋ユニット4の台座ユニット1に対する相対回転は制限され、蓋ユニット4に形成される密封柱43は確実に空気通路116側から空気通過口31を塞ぐことができる。
本考案の容器用蓋装置は、上記構成により、図2に示されるように該蓋ユニット4が上下方向に沿って台座ユニット1側に接近して閉位置に移動すると、蓋本体41の蓋板部411から延伸する作動スイッチ42に形成される複数の作動突起424はバルブユニット2と接触してバルブユニット2を液体通過口117へ押し動かして該液体通過口117を塞ぐと共に、蓋本体41の蓋板部411から空気通過口31側へ延伸する密封柱43は空気通路116側から逆止バルブユニット3の空気通過口31を塞ぐので、容器7の収容空間70内に収容される液体9(流体)の漏れを確実に阻止することができる。
また、図3に示されるように、蓋ユニット4が上下方向に沿って台座ユニット1側から離れて開位置に移動すると、蓋本体41の蓋板部411から延伸する作動スイッチ42は液体通過口117から離れるので、該容器7の胴部が外力により径方向の内側に向けて弾性変形すると、収容空間70が加圧されるため、収容空間70にある内容物は液体通過口117からバルブユニット2を押し退いて上延伸管12の内側にある液体通路121に進入し、そして更に作動突起424の間の隙間を通って排出管422から排出されることができる。この際、蓋ユニット4に形成される密封柱43も逆止バルブユニット3の空気通過口31から離れるが、逆止バルブユニット3は容器7の収容空間70から空気通路116への液体9(流体)の流れを阻止する逆止弁の効果を発揮するので、収容空間70にある内容物は空気通過口31から空気通路116に進入することはない。
更に、図4に示されるように、蓋ユニット4が開位置に位置したまま、容器7の胴部に与えられた外力が緩められて容器7の胴部が径方向の外側に向けて元の形状に弾性変形しようとすると、収容空間70の体積が増えると共に、収容空間70内の圧力が下がって外部の空気圧が相対的に高圧になるので、相対的に空気圧が高い外部並びに空気通路116内の空気(流体)はバルブ本体322に対して作用する付勢力に対抗して該バルブ本体322を空気通過口31から押し退いて管状部321を経由し、収容空間70側に進入することができるので、容器7の胴部の形状の復元はスムーズになり、次のスクイズでまた図3に示されるように内容物を液体通路121に押し込むことができる。
すなわち、本考案の容器用蓋装置において、蓋ユニット4は、上下方向に沿って台座ユニット1に対し、図2に示される閉位置と図3、図4に示される開位置との間を往復移動できるように台座ユニット1に取り付けられていると共に、該蓋ユニット4が台座ユニット1側に接近して図2に示される閉位置に移動すると、作動スイッチ42でバルブユニット2を液体通過口117へ押し動かして該液体通過口117を塞ぐように構成されているので、スクイズ容器7を使用する際、本考案の容器用蓋装置もしくは蓋ユニット4を取り外したり、取り付けなおしたりする操作は不要になると共に、作動スイッチ42及びバルブユニット2により液体通過口を確実に塞ぐことができる便利な容器用蓋装置を提供できる。
次いで、図5~図7を用いて本考案の容器用蓋装置の第2の実施形態について説明する。図5は第2の実施形態の構成が示されている分解斜視図であり、図6は閉位置に対応する断面図であり、図7は開位置に対応する断面図である。
図示のように、本考案の容器用蓋装置の第2の実施形態では、作動スイッチ42でバルブユニット2を液体通過口117へ押し動かす構成は第1の実施形態と同様であるが、蓋ユニット4が上下方向に沿って台座ユニット1側に接近する閉位置において逆止バルブユニット3と蓋ユニット4の外側との連通関係を遮断する構成及び蓋ユニット4を台座ユニット1に取り付ける構成は第1の実施形態と異なっている。
従って、この第2の実施形態でも液体通過口117を塞ぐ構成としては第1の実施形態と変わらないので、同様な効果を得ることができる。
図5~図7を参照して、まず、蓋ユニット4が上下方向に沿って台座ユニット1側に接近する閉位置において逆止バルブユニット3と蓋ユニット4の外側との連通関係を遮断する構成について説明する。
この第2の実施形態では、蓋ユニット4の蓋本体41は、外壁412と管状体として形成された作動スイッチ42との間に介在するよう、該蓋板部411から本体部11側へ延伸して台座ユニット1の本体部11と共に空気通路116を画成する上環状壁部417を更に有する。
また、蓋ユニット4側の上環状壁部417に対応して、台座ユニット1側には上延伸管12の外側において、ベース板111から蓋本体41側へ延伸する下環状壁部15が形成され、空気通路116を台座ユニット1側のベース板111と下環状壁部15と、蓋ユニット4側の蓋板部411と上環状壁部417との間に画成する構成になっている。台座ユニット1側の下環状壁部15と、蓋ユニット4側の上環状壁部417とは互いに対応し、図6に示される閉位置では、蓋ユニット4側の上環状壁部417が台座ユニット1側の下環状壁部15の内側に気密的に挿入して空気通路116と蓋ユニット4の外側(すなわち、該容器用蓋装置の外側)との連通関係を遮断し、そして蓋ユニット4が上下方向に沿って台座ユニット1側に接近して図7に示される開位置では、蓋ユニット4側の上環状壁部417は台座ユニット1側の下環状壁部15から離れるので、空気通路116は上環状壁部417と下環状壁部15との間の隙間を通って蓋ユニット4の外側と連通するようになり、つまり空気通路116の該容器用蓋装置の外側との連通関係を遮断しないようになる。
上記のように、この第2の実施形態では互いに対応する蓋ユニット4側の上環状壁部417と台座ユニット1側の下環状壁部15とを用いて空気通路116と蓋ユニット4の外側(すなわち、該容器用蓋装置の外側)との連通関係を遮断するので、蓋ユニット4の台座ユニット1に対する相対回転を制限する必要がない点においても第1の実施形態とは異なる。
従って、この第2の実施形態では、蓋ユニット4の台座ユニット1に対する相対回転を用いて蓋ユニット4を台座ユニット1に取り付ける構成が成されている。
すなわち、この第2の実施形態において、周壁112の外周面には、互いに向かい合う上側端面1181と下側端面1182とを有する制限スロット118が凹設されており、蓋ユニット4の外壁412の内周面には、制限スロット118に受け入れられる制限突起416が形成されている。蓋ユニット4が開位置に移動すると、制限スロット118に嵌めこまれている制限突起416は上側端面1181に当接し、蓋ユニット4が閉位置に移動すると、制限スロット118に嵌めこまれている制限突起416は下側端面1182に当接する。この構成により、蓋ユニット4の台座ユニット1に対する上下方向における相対移動は簡単かつ省力化になる。
更に、図示のように、台座ユニット1の周壁112の外周面には、雄ネジ119が突起するように形成されており、蓋ユニット4の外壁412内周面には、雄ネジ119に対応する雌ネジ418が形成されている。この構成により、蓋ユニット4の台座ユニット1に対する上下方向における相対移動は、蓋ユニット4の台座ユニット1に対する相対回転により行われることができ、直感的且つ便利になる。
以上、本考案の好ましい実施形態を説明したが、本考案はこれらに限定されるものではなく、最も広い解釈の精神および範囲内に含まれる様々な構成として、全ての修飾および均等な構成を包含するものとする。
上記構成により、本考案の容器用蓋装置において、蓋ユニットは、上下方向に沿って台座ユニットに対し、閉位置と開位置との間を往復移動できるように台座ユニットに取り付けられていると共に、該蓋ユニットが台座ユニット側に接近して閉位置に移動すると、バルブユニットを液体通過口へ押し動かして該液体通過口を塞ぐ作動スイッチを有するように構成されているので、スクイズ容器を使用する際、本考案の容器用蓋装置もしくは蓋ユニットを取り外したり、取り付けなおしたりする操作は不要になると共に、作動スイッチ及びバルブユニットにより液体通過口を確実に塞ぐことができる便利な容器用蓋装置を提供できる。
1 台座ユニット
11 本体部
111 ベース板
112 周壁
113 上係合突起
114 下係合突起
115 案内突起
116 空気通路
117 液体通過口
118 制限スロット
1181 上側端面
1182 下側端面
119 雄ネジ
12 上延伸管
121 液体通路
13 取付枠
14 接続管
15 下環状壁部
2 バルブユニット
3 逆止バルブユニット
31 空気通過口
32 バルブモジュール
321 管状部
322 バルブ本体
4 蓋ユニット
41 蓋本体
411 蓋板部
412 外壁
413 フランジ
414 案内スリット
415 係合溝
416 制限突起
417 上環状壁部
418 雌ネジ
42 作動スイッチ
421 排出通路
422 排出管
423 円管部
424 作動突起
43 密封柱
7 容器
70 収容空間
8 ストロー
9 液体
11 本体部
111 ベース板
112 周壁
113 上係合突起
114 下係合突起
115 案内突起
116 空気通路
117 液体通過口
118 制限スロット
1181 上側端面
1182 下側端面
119 雄ネジ
12 上延伸管
121 液体通路
13 取付枠
14 接続管
15 下環状壁部
2 バルブユニット
3 逆止バルブユニット
31 空気通過口
32 バルブモジュール
321 管状部
322 バルブ本体
4 蓋ユニット
41 蓋本体
411 蓋板部
412 外壁
413 フランジ
414 案内スリット
415 係合溝
416 制限突起
417 上環状壁部
418 雌ネジ
42 作動スイッチ
421 排出通路
422 排出管
423 円管部
424 作動突起
43 密封柱
7 容器
70 収容空間
8 ストロー
9 液体
Claims (16)
- 所定の上下方向における上方に向かって開口する収容空間を囲み、且つ、該収容空間内に挿入される両端開口のストローを有する容器に対応する容器用蓋装置であって、
前記上下方向における上方側から前記容器の前記開口を覆うように前記容器に取り付け可能に構成された台座ユニットと、該台座ユニットに取り付けられる蓋ユニットと、前記台座ユニットと前記蓋ユニットとの間に配置されるバルブユニットと、逆止バルブユニットと、を備え、
前記台座ユニットは、該容器用蓋装置が前記容器に取り付けられる際、前記上下方向における上方側に空気通路を囲む本体部と、前記空気通路の内側に液体通路を囲むように、前記本体部から延伸する上延伸管と、を有すると共に、前記本体部に、該容器用蓋装置が前記容器に取り付けられる際、前記液体通路と前記ストローとの両方に連通する液体通過口が形成されており、
前記バルブユニットは、前記液体通路内に配置され、且つ、前記液体通過口側に移動して該液体通過口を塞ぐことができるように構成されており、
前記蓋ユニットは、前記上下方向に沿って前記台座ユニットに対し、閉位置と開位置との間を往復移動できるように前記台座ユニットに取り付けられていると共に、前記液体通路に連通して前記液体通路からの液体を排出できる排出通路を画成するように構成され、且つ、前記液体通路内に挿入することにより、該蓋ユニットが前記上下方向に沿って前記台座ユニット側に接近して前記閉位置に移動すると、前記バルブユニットを前記液体通過口へ押し動かして該液体通過口を塞ぐ作動スイッチを有するように構成されており、
前記逆止バルブユニットは、該容器用蓋装置が前記容器に取り付けられる際、前記空気通路から前記容器の前記収容空間への流体の流れのみを許容し、前記容器の前記収容空間から前記空気通路への流体の流れを阻止するように前記台座ユニットに配置構成されていることを特徴とする容器用蓋装置。 - 前記台座ユニットは、前記本体部の前記液体通過口から延伸する接続管を更に有し、
該容器用蓋装置が前記容器に取り付けられる際、前記接続管が前記ストローに接続することにより、前記液体通過口は前記液体通路と前記ストローとの両方に連通することを特徴とする請求項1に記載の容器用蓋装置。 - 前記蓋ユニットは、前記上下方向に沿って前記台座ユニットに対して往復移動できるように前記台座ユニットに取り付けられると共に、前記台座ユニットの本体部と共に前記空気通路を囲む蓋本体と、前記蓋本体から前記液体通路内に挿入する管状体として形成された前記作動スイッチと、を有するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器用蓋装置。
- 前記蓋ユニットの前記蓋本体には、管状体として形成された前記作動スイッチの管内と連通するように形成されて前記排出通路を囲む排出管を更に有するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の容器用蓋装置。
- 前記液体通過口は円孔状に形成されており、
前記バルブユニットは、直径が前記液体通過口より長い球体状に形成されており、
前記蓋ユニットの管状体として形成された前記作動スイッチは前記蓋本体から下方へ延伸する円管部と、前記円管部の内周面に形成される複数の作動突起とを有し、該作動スイッチは前記複数の作動突起で球体状に形成された前記バルブユニットと接触して前記バルブユニットを前記液体通過口へ押し動かすことができる上、前記液体通路内の流体は前記複数の作動突起の間の隙間を通って前記排出管から排出されることを特徴とする請求項4に記載の容器用蓋装置。 - 前記逆止バルブユニットは、該容器用蓋装置が前記容器に取り付けられる際、前記空気通路と前記容器の前記収容空間との両方に連通するように前記本体部に形成される空気通過口と、前記本体部から前記容器の前記収容空間内へ延伸するバルブモジュールとを有し、
前記バルブモジュールは、前記空気通過口の周縁から前記容器の前記収容空間内へ延伸する管状部と、前記管状部内に配置され、且つ前記空気通過口側に付勢されるバルブ本体とを有しており、
前記空気通路と前記容器の前記収容空間との圧力差により、前記収容空間側の流体が前記管状部を経由して前記空気通路側に流れようとする際、前記管状部内の流体の流れは前記バルブ本体を前記空気通過口側に押し付けて該空気通過口を塞いで前記空気通路側への流れを阻止し、そして前記空気通路側の流体が前記管状部を経由して前記収容空間側に流れようとする際、前記空気通路側からの流体の流れは前記バルブ本体に対して作用する付勢力に対抗して該バルブ本体を前記空気通過口から押し退いて前記収容空間側への流れを阻止しないことを特徴とする請求項3に記載の容器用蓋装置。 - 前記蓋ユニットは、前記逆止バルブユニットの前記空気通過口に対応し、前記空気通過口側へ延伸し、該蓋ユニットが前記上下方向に沿って前記台座ユニット側に接近して前記閉位置に移動すると、前記空気通路側から前記空気通過口を塞ぐ密封柱を更に有すること特徴とする請求項6に記載の容器用蓋装置。
- 前記蓋ユニットの前記蓋本体は、蓋板部と、該蓋板部の外周縁から前記本体部側へ延伸する外壁と、前記外壁と管状体として形成された前記作動スイッチとの間に介在するよう、該蓋板部から前記本体部側へ延伸して前記台座ユニットの前記本体部と共に前記空気通路を画成する上環状壁部とを有すること特徴とする請求項6に記載の容器用蓋装置。
- 前記空気通路は、前記台座ユニットの前記本体部から前記蓋ユニットの前記蓋本体側へ延伸する下環状壁部と、前記上環状壁部とにより画成されており、
前記下環状壁部と前記上環状壁部とは互いに対応して、前記蓋ユニットが前記上下方向に沿って前記台座ユニット側に接近して前記閉位置に移動すると、前記空気通路の該容器用蓋装置の外側との連通関係を遮断し、前記蓋ユニットが前記上下方向に沿って前記台座ユニット側に接近して前記開位置に移動すると、前記空気通路の該容器用蓋装置の外側との連通関係を遮断しないように構成されていること特徴とする請求項8に記載の容器用蓋装置。 - 前記台座ユニットの前記本体部は、前記液体通過口と前記空気通過口とが形成されているベース板と、該ベース板の周縁から前記蓋ユニットの前記蓋本体側へ延伸する周壁と、を有するように形成されており、
前記蓋ユニットの前記蓋本体は、蓋板部と、該蓋板部の外周縁から前記本体部側へ延伸する外壁と、を有するように形成されており、
前記周壁の外周面には、上係合突起が形成されており、
前記外壁の内周面には、前記周壁側に向かって突起するフランジと、該フランジが突起する先端において形成される係合溝が形成されており、
前記上係合突起と前記係合溝は前記開位置に対応し、前記蓋ユニットが前記開位置に移動すると、前記上係合突起は前記係合溝内に嵌めこまれることを特徴とする請求項6に記載の容器用蓋装置。 - 前記周壁の外周面には、前記上下方向において前記上係合突起の下方側にある下係合突起が形成されており、
前記下係合突起と前記フランジは前記閉位置に対応し、前記蓋ユニットが前記閉位置に移動すると、前記フランジは前記上係合突起と前記下係合突起との間に嵌めこまれることを特徴とする請求項10に記載の容器用蓋装置。 - 前記台座ユニットの前記本体部が有する前記周壁の外周面には、前記上下方向に沿って延伸する案内突起が形成されており、
前記蓋ユニットの前記外壁には、前記案内突起に対応して該外壁の下端面から前記上下方向に沿って上方へ延伸する案内スリットが形成されており、
前記案内突起が前記案内スリットに嵌めこまれることにより、前記蓋ユニットの前記台座ユニットに対する相対回転は制限されることを特徴とする請求項10に記載の容器用蓋装置。 - 前記台座ユニットの前記本体部は、前記液体通過口と前記空気通過口とが形成されているベース板と、該ベース板の周縁から前記蓋ユニットの前記蓋本体側へ延伸する周壁と、を有するように形成されており、
前記蓋ユニットの前記蓋本体は、蓋板部と、該蓋板部の外周縁から前記本体部側へ延伸する外壁と、を有するように形成されており、
前記周壁の外周面には、互いに向かい合う上側端面と下側端面とを有する制限スロットが凹設されており、
前記蓋ユニットの前記外壁の内周面には、前記制限スロットに受け入れられる制限突起が形成されており、
前記蓋ユニットが前記開位置に移動すると、前記制限スロットに嵌めこまれている前記制限突起は前記上側端面に当接し、
前記蓋ユニットが前記閉位置に移動すると、前記制限スロットに嵌めこまれている前記制限突起は前記下側端面に当接するように構成されたことを特徴とする請求項6に記載の容器用蓋装置。 - 前記台座ユニットの前記周壁の外周面には、雄ネジが突起するように形成されており、
前記蓋ユニットの前記外壁の内周面には、前記雄ネジに対応する雌ネジが形成されていることを特徴とする請求項13に記載の容器用蓋装置。 - 前記蓋ユニットが前記上下方向に沿って前記台座ユニット側に接近して前記閉位置に移動すると、前記逆止バルブユニットと前記蓋ユニットの外側との連通関係が遮断されることを特徴とする請求項1に記載の容器用蓋装置。
- 前記台座ユニットは、前記本体部に接続し、前記容器に取り付けられることができるように構成された取付枠を更に有することを特徴とする請求項1~請求項15のいずれか一項に記載の容器用蓋装置。
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