JP3244489U - デュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱 - Google Patents

Abstract

本考案は殺菌消臭ゴミ箱に関し、特にデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱に関し、箱蓋内側面に取付けられた隔離キャビティと、隔離キャビティ内に取付けられたデュアルバンド紫外線ランプとをさらに含み、デュアルバンド紫外線ランプは、直射殺菌紫外光波及びオゾン殺菌紫外光波を同時に生成できるランプであり、前記隔離キャビティは光反射カバー本体及び透明石英ガラスを含み、光反射カバー本体の開口は箱本体の内部キャビティに向かい、透明石英ガラスは形状及びサイズが光反射カバー本体の開口面に適合し、且つシリカゲルシールリングを介して光反射カバー本体の開口に覆着されることを構造要点とする。その利点は以下のとおりであり、紫外線ランプの動作環境を効果的に改善し、且つ隔離キャビティ外の内部回路と機械部品に影響を与えることを回避し、耐用年数を延ばし且つ使用コストを削減し、紫外線ランプの光透過及び照射問題を解決し、二重消毒殺菌紫外線はゴミ箱内を十分且つ効果的に消毒殺菌することができ、消毒殺菌効果を大幅に向上させる。

Description

本考案は殺菌消臭ゴミ箱に関し、特にデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱に関する。本考案は蓋付きのゴミ箱に適用される。

従来の家庭用ゴミ箱は一般的に箱蓋を備え、箱蓋の開き方式として足踏み、感知及びタッチ式などの形式が挙げられる。特にキッチンで使用されるゴミ箱は、箱内のゴミが細菌を繁殖しやすく且つ臭い匂いを散発し、人々の生活環境を汚染し、さらに人の嗅覚及び健康に影響を与え、衛生上の隠れたおそれがある。上記問題を解決するために、従来技術は紫外線光波による殺菌を採用し、すなわちゴミ箱内に直射紫外線ランプを取付けて箱内環境を殺菌するが、このような紫外線直射による殺菌を採用する解決手段に以下の不足が存在する。
１、直射殺菌の紫外線ランプから照射された紫外線は直線に沿って伝播するしかできず、箱内を消毒殺菌する時に照射されない位置が多く、消毒殺菌に死角があり、したがって消毒殺菌効果が低い。
２、従来技術における紫外線ランプは光透過と殺菌効果を確保するために、常にむき出し形態を採用し、すなわち紫外線ランプは遮断せずに箱内に向かい、箱内の環境が悪く、紫外線ランプの動作条件に直接影響を与えるため、耐用年数も大幅に短縮され、使用コストが高く、普及しにくい。

本考案の目的は、従来技術の不足に基づいて、消毒殺菌の死角を回避し、消毒殺菌効果を向上させ、紫外線ランプの動作環境を改善し、その耐用年数を延ばし、使用コストを削減するデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱を提供することである。

本考案の目的は、以下の手段により実現される。
箱本体、箱蓋及び制御回路を含むデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱であって、箱蓋内側面に取付けられた隔離キャビティと、隔離キャビティ内に取付けられたデュアルバンド紫外線ランプとをさらに含み、デュアルバンド紫外線ランプは、直射殺菌紫外光波及びオゾン殺菌紫外光波を同時に生成できるランプであり、前記隔離キャビティは光反射カバー本体及び透明石英ガラスを含み、光反射カバー本体の開口は箱本体の内部キャビティに向かい、透明石英ガラスは形状及びサイズが光反射カバー本体の開口面に適合し、且つシリカゲルシールリングを介して光反射カバー本体の開口に覆着され、前記デュアルバンド紫外線ランプの駆動回路の制御入力端は制御スイッチにより制御回路の駆動制御端に接続されることを構造要点とする。

したがって、本考案の要点は以下を含む。
１）外部空気を隔離する隔離キャビティを設け、その中に光反射カバー本体及び密封接続された透明石英ガラスによってデュアルバンド紫外線ランプを密封し、汚れた時にガラス面を拭くだけでよく、このようにゴミ箱内の劣悪な環境は隔離キャビティにおける紫外線ランプに影響を与えにくく、紫外線ランプの動作環境を最適化し、耐用年数を延ばし且つ使用コストを削減する。
２）透明石英ガラスは紫外線の光透過率を向上させることができ、光反射カバーは隔離キャビティにおける他の大部分の紫外線光波を透明石英ガラスに反射し且つガラスを透過して箱内に照射させることができ、有効光波の強度及び数を大幅に向上させ、紫外線ランプの光透過及び照射問題を解決する。
３）デュアルバンド紫外線ランプは直射殺菌とオゾン殺菌の二重消毒殺菌を提供し、直射殺菌の紫外線光波は比較的高い光子エネルギーを有し、微生物の細胞膜と細胞核を透過し、そのＤＮＡの分子結合を破壊し、それに複製能力を失わせ又は活性を失わせて死亡させることができ、オゾン殺菌の紫外線光波エネルギーは空気中のＯ_２（酸素）をＯ_３（オゾン）に変えることができ、オゾンは強い酸化作用を有し、箱内に漂い且つ細菌を効果的に死滅することができ、オゾンの拡散性は、直射殺菌紫外線が直線に沿って伝播するしかできず消毒に死角があるという欠点をちょうどよく補うことができ、二種類の消毒殺菌紫外線はゴミ箱内を十分且つ効果的に消毒殺菌することができ、消毒殺菌効果を大幅に向上させる。また、消毒酸化プロセスにおいて、余分なオゾンは３０ｍｉｎ内に結合して酸素となり、したがってオゾン汚染を回避することができる。
４）隔離キャビティを設けることにより、オゾン殺菌紫外光波に良好な殺菌環境基礎を提供し、オゾンは、強い腐食性を有するため、隔離キャビティを設けた場合では隔離キャビティ及び箱本体のキャビティ内のみに拡散でき、箱蓋内部空間の回路デバイス及び機械部品に影響を与えない。

本考案はさらに、以下のように具体化することができる。

前記光反射カバー本体はプラスチックメッキ部材、内側面に光反射膜が付いた樹脂カバー本体、又は内側面が光を反射するように設けられたステンレス金属部材であってもよい。

光反射カバー本体は劣化しにくく、腐食酸化されにくい材料を採用し、発生したオゾンによる腐食を回避することができ、且つ光波に対する反射効果を向上させる。

前記直射殺菌紫外光波は２４０～２８０ｎｍの紫外線光波であり、波長が２５４ｎｍの直射殺菌紫外線光波が好ましい。

直射殺菌紫外線光波は短波殺菌紫外線（ＵＶＣ）とも呼ばれ、２５３．７～２５４ｎｍ波長の紫外線の光子エネルギーが最も強く、消毒殺菌効果が最も高い。

前記オゾン殺菌紫外光波は１６５～２００ｎｍの紫外線光波であり、波長が１８５ｎｍのオゾン殺菌紫外線光波が好ましい。

オゾン殺菌紫外線光波（ＵＶＤの光波の一部）は空気中に照射され、空気中のＯ_２（酸素ガス）をＯ_３（オゾン）に変えることができ、１８５ｎｍのオゾン殺菌紫外線光波は効果の好ましいバンドである。

前記シリカゲルシールリングは断面が横倒しになるＵ字形のシールリングであり、前記透明石英ガラスのエッジ部は当該Ｕ字形構造の内部キャビティ内に位置し、これにより透明石英ガラスのエッジはシリカゲルシールリング内に完全に被覆される。

箱蓋の下側面に取付けられた隔離キャビティは箱蓋が頻繁に上下反転することにより振動を生じる可能性があり、前記透明石英ガラスは振動を受けて破裂しやすく、エッジが完全に被覆された構造は透明石英ガラスの振動による損傷を低減することができ、構造の信頼性を保証する。また、シリカゲルは、紫外線照射による劣化を防止することもできる。

前記制御スイッチはホールセンサー、角度センサ、又はリミットスイッチであり、いずれも分離可能な制御駆動素子及び測定制御素子を含み、制御駆動素子はそれぞれデュアルバンド紫外線ランプ及び制御回路に接続される。

例えば、角度センサの制御駆動素子は箱蓋の主回転軸に取付けられ、箱蓋（又は蓋板、箱蓋は蓋板及び環状ケーシングからなる）が所定角度だけ開いたとき（すなわち、箱蓋又は蓋板が開いたとき）、制御回路は角度センサの信号を受信することにより紫外線ランプへの給電を遮断して消灯させ、箱蓋（又は蓋板）が設定角度まで閉まったとき（箱蓋又は蓋板が閉まったとき）、消毒殺菌のために、紫外線ランプを開くように制御する。ホールセンサーは制御駆動素子としてのホール素子及び測定制御素子としての磁石を含む場合、磁石がホール素子の測定範囲から離れると（すなわち、箱蓋又は蓋板が開いたとき）、紫外線ランプをオフにし、磁石がホール素子の測定範囲に入ると（箱蓋又は蓋板が閉まったとき）、紫外線ランプをオンにする。このように、箱蓋又は蓋板が開くとき、紫外線による人の目や皮膚の損傷を防止するために、制御スイッチは信号を発信し、制御回路はデュアルバンド紫外線ランプの消灯を制御し、箱蓋又は蓋板が閉まるとき、箱内をタイムリーに消毒殺菌するために、制御スイッチは信号を発信して制御回路に紫外線ランプをタイムリーにオンにさせる。

前記箱蓋の一側は箱本体にヒンジで接続され、ヒンジ接続箇所の箱蓋側には、制御回路を収納するケースが設けられ、当該ケース内に凹溝が設けられ、隔離キャビティは当該凹溝に取付けられ、前記制御スイッチの制御駆動素子及び測定制御素子はそれぞれ箱蓋及び箱本体に取付けられる。

箱蓋と箱本体は取り外し不可能な接続構造である場合、隔離キャビティは箱蓋につれて上下反転し、そのため、制御スイッチは箱蓋の側辺又は開口辺に取付けられることが好ましい。

前記箱蓋は環状ケーシング及び蓋板を含み、蓋板の一側縁は環状ケーシングにヒンジで接続され、前記環状ケーシングは箱本体上に嵌着され、その内部キャビティ内に制御回路が取付けられ、隔離キャビティは当該環状ケーシングが設けられた凹溝内に取付けられ、前記制御スイッチは２セット設けられ、そのうちの１セットの制御駆動素子及び測定制御素子は環状ケーシング及び箱本体上にそれぞれ取付けられ、もう１セットの制御駆動素子及び測定制御素子はそれぞれ蓋板及び環状ケーシングに取付けられる。

正常に使用する時、蓋板は上下に反転して制御スイッチをトリガすることができ、環状ケーシングを箱本体から取り外す必要がある場合にも、制御スイッチをトリガすることができ、それにより紫外線の漏洩による人体への障害を効果的に回避する。

要すると、本考案により提供されるデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱は、光反射カバー及び透明石英ガラス付きの隔離キャビティを採用してデュアルバンド紫外線ランプを取付け、紫外線ランプの動作環境を効果的に改善し、且つ隔離キャビティ外の内部回路と機械部品に影響を与えることを回避し、耐用年数を延ばし且つ使用コストを削減し、紫外線ランプの光透過及び照射問題を解決し、二重消毒殺菌紫外線はゴミ箱内を十分且つ効果的に消毒殺菌することができ、消毒殺菌効果を大幅に向上させる。

本考案の実施例１に記載のデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱の構造概略図である。 図１に示す殺菌消臭ゴミ箱の構造分解図である。 前記デュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱における隔離キャビティの構造概略図である。 隔離キャビティの構造分解図である。 本考案の実施例１に記載のデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱の断面構造概略図である。 本考案の実施例２に記載のデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱の構造概略図である。 図６に示される殺菌消臭ゴミ箱の構造分解図である。 図６に示される殺菌消臭ゴミ箱における箱蓋部分の断面構造概略図である。

以下、実施例を組み合わせて本考案についてさらに説明する。

＜実施例１＞
本実施例はデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱であり、当該ゴミ箱の箱蓋は箱本体から抜き取ることができない（足踏み式ゴミ箱、足触れ式ゴミ箱などが挙げられ、本実施例では足触れ式ゴミ箱を指す）場合、足触れ制御部分、箱蓋の開閉動作部分については公知的な技術であり、実施例１では説明しない。図１～５を参照する。

デュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱は、箱蓋１、箱本体２及び制御回路１３を含み、箱本体２はゴミを収納するために用いられる。箱蓋１は箱本体２の上方開口部にヒンジで接続され、箱本体２に制御回路１３及び蓋開閉駆動装置１４が取付けられ、箱蓋１の下方に空気と隔離する隔離キャビティ３があり、当該隔離キャビティ３の下方に光透過窓が設けられ、ゴミ箱内の環境が悪いため、Ｕ字形構造のデュアルバンド紫外線ランプ３３を空気と隔離する隔離キャビティ３内に配置し、紫外光の透過能力が極めて弱いため、光透過率の極めて高い透明石英ガラス３２を隔離キャビティ３の光透過窓とする必要があり、デュアルバンド紫外線ランプ３３により生成された２５４ｎｍ波長及び１８５ｎｍ波長の紫外線光波は、紫外線が石英ガラス３２で構成された窓を通過してゴミ箱内を照射し、紫外線光波を用いて殺菌消臭を行い、そのうち、２５４ｎｍ波長（短波殺菌紫外線とも呼ばれる）は比較的高い光子エネルギーを有し、微生物を照射する時、微生物の細胞膜と細胞核を透過し、そのＤＮＡの分子結合を破壊し、それに複製能力を失わせ又は活性を失わせて死亡させることができ、１８５ｎｍ波長を空気に照射すると、空気中のＯ_２（酸素ガス）をＯ_３（オゾン）に変えることができ、オゾンは強い酸化作用を有し、細菌を効果的に死滅することができ、オゾンの拡散性は、紫外線が直線に沿って伝播するしかできないので、消毒に死角があるという欠点をちょうどよく補うことができ、殺菌消臭の機能を補強する。

前記隔離キャビティ３は、光反射カバー３１、透明石英ガラス３２及びシリカゲルシールリング３２１からなり、透明石英ガラス３２の周囲は断面が「Ｕ」字形のシリカゲルシールリング３２１で固定保護され、デュアルバンド紫外線ランプ３３は光反射カバー３１及び透明石英ガラス３２で構成される密閉した隔離キャビティ３内に配置される。紫外線が強い劣化能力を有し且つオゾンが強い腐食性を有するため、デュアルバンド紫外線ランプ３３を密閉した隔離キャビティ３内に配置することは、一方では紫外線光波を駆動制御機構のプラスチック構造体に照射させず、箱内のゴミ位置に集中させ、他方では紫外線光波の照射により発生したオゾンを箱蓋１の内部空間内に放散して制御回路及び内部構造デバイスがオゾンにより腐食酸化されることを引き起こさないようにし、また、デュアルバンド紫外線ランプ３３が隔離保護されて汚染されることはなく、光透過窓が汚されると透明石英ガラス３２を拭くだけでよく、紫外線光波の十分な照射量が保証される。前記光反射カバー３１（光反射カバー３１はプラスチックメッキ部材、光反射膜又はステンレス金属部材など、劣化しにくく、腐食酸化されにくい材料であってもよく、本実施例に記載の光反射カバー３１はプラスチックメッキ部材を指す）はゴミ箱内に紫外線光波を反射することができ、有効光波強度を大幅に増加させ、紫外線光波は光反射カバー３１によって反射され、透明石英ガラス３２によってゴミ箱内に照射されるしかなく、前記透明石英ガラス３２はほとんどの２５４ｎｍ波長と１８５ｎｍ波長の紫外線光波を同時に透過させることで、ほとんどの紫外線がゴミ箱内を照射して殺菌し且つゴミ箱内にオゾンを生成して殺菌消臭を行うことを保証することができる。シリカゲルは強い耐劣化能力を有するため、本例で選択されたシリカゲルシールリング３２１は断面が「Ｕ」字形のシールシリカゲルを採用する。

前記箱蓋１は箱本体２から抜き取ることができず、箱本体２に制御スイッチ（この制御スイッチはホール素子、リミットスイッチ、角度センサなどであってもよく、本実施例ではホール素子、すなわちホール素子１３１を採用する）が取付けられ、箱蓋１上に磁石１３２が取付けられ、箱蓋１が開くと、磁石１３２は箱蓋１につれてホール素子１３１の測定範囲から離れ、制御回路１３は、ホール素子１３１の信号を受信した後、紫外線ランプ駆動回路３４を介してデュアルバンド紫外線ランプ３３の消灯を制御し、紫外線を生成しないことで紫外線による人の目や皮膚の損傷を防止する。箱蓋１が所定位置まで閉まると、ホール素子１３１が磁石１３２の接近を検出すれば制御回路１３はデュアルバンド紫外線ランプ３３のオンを制御し、そうでなければ、デュアルバンド紫外線ランプ３３は常に消灯状態にある。

本実施例で言及されない部分は従来技術と同様である。

＜実施例２＞
本実施例はデュアルバンド紫外線ランプによる感知式殺菌消臭ゴミ箱であり、このゴミ箱の箱蓋は箱本体から抜き取ることができる（例えば感知式ゴミ箱が挙げられ、本実施例では感知式ゴミ箱を指す）場合、赤外感知部分、箱蓋開閉動作部分については公知的な技術であり、実施例では説明しない。図３、４、６～８を参照すると、デュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱は、箱蓋１、箱本体２及び制御回路１３を含み、箱本体２はゴミを収納するために用いられる。箱蓋１は環状ケーシング１１（環状ケーシング１１は１１１－環状箱頭部、環状中間体ベース１２２からなる）及び蓋板１２を含み、蓋板１２は環状ケーシング１１上にヒンジで接続され、箱蓋１は箱本体２の上方開口部に配置される。環状箱頭部１１１と環状中間体ベース１１２とを係合して形成された環状ケーシング１１のキャビティ内に制御回路１３及び蓋開閉駆動装置１４が取付けられ、箱蓋１の下方にさらに空気と隔離した隔離キャビティ３に配置された、隔離キャビティ３内のデュアルバンド紫外線ランプ３３が取付けられ、隔離キャビティ３の下方には、光透過率の極めて高い透明石英ガラス３２で構成される光透過窓が設けられ、デュアルバンド紫外線ランプ３３により生成された２５４ｎｍ波長及び１８５ｎｍ波長の紫外線光波は、紫外線が石英ガラス３２で構成される窓を通過してゴミ箱内を照射し、紫外線光波を用いて殺菌消臭を行い、そのうち、１８５ｎｍ波長の紫外線光波はオゾンを生成して殺菌消臭を行うことができ、且つオゾンの拡散性によりオゾンをゴミ箱全体の空間に充満させることができ、紫外線が直線に沿って伝播するしかできず、消毒に死角があるという欠点をちょうどよく補うことができ、殺菌消臭の機能を補強する。

前記隔離キャビティ３、光反射カバー３１、透明石英ガラス３２、シリカゲルシールリング３２１、デュアルバンド紫外線ランプ３３などの構造、材料選択、機能及びデュアルバンド紫外線ランプ３３の殺菌消臭原理は、実施例１における説明を参照してもよく、本実施例では説明しない。

前記箱蓋１は箱本体２から抜き取ることができ、箱蓋１は環状ケーシング１１及び蓋板１２からなり、箱蓋１に制御スイッチ（当該制御スイッチはホール素子、リミットスイッチ、角度センサなどであってもよく、本実施例ではホール素子を採用し、すなわちホール素子１３１、ホール素子１３３である）が取付けられ、箱本体２に磁石１３４が取付けられ、箱蓋１を箱本体２から抜き取るとき、磁石１３４はホール素子１３３の測定範囲から離れ、ホール素子１３３が信号を生成した後、制御回路１３はデュアルバンド紫外線ランプ３３の消灯を制御し、紫外線を生成しないことで紫外線による人の目や皮膚の損傷を防止する。同様に、蓋板１２に磁石１３２が取付けられ、蓋板１２が開くと、磁石１３２は蓋板１２につれてホール素子１３１の測定範囲から離れ、ホール素子１３１が信号を生成した後、制御回路１３はデュアルバンド紫外線ランプ３３の消灯を制御し、紫外線を発生しないことで紫外線による人の目や皮膚の損傷を防止する。蓋板１２が所定位置まで閉まり、且つ箱蓋１が箱本体２の上に配置されるという２つの条件が同時に満たされれば、制御回路１３はデュアルバンド紫外線ランプ３３をオンにして動作するように制御し、そうではなければ、デュアルバンド紫外線ランプ３３は常に消灯状態となる。上記に加えて、紫外線ランプの消毒殺菌時間を設定してもよい。

本考案で言及されない部分は従来技術と同様である。

上記は、本考案の好適な実施例に過ぎず、本考案を限定することを意図するものではなく、本考案の精神と原則内で行われる任意の修正、同等の置換、及び改善などは、いずれも本考案の保護範囲内に含まれるべきである。

１ 箱蓋
１１ 環状ケーシング
１１１ 環状箱頭部
１１２ 環状中間体ベース
１２ 蓋板
１３ 制御回路
１３１ ホール素子
１３２ 磁石
１３３ ホール素子
１３４ 磁石
１４ 蓋開閉駆動装置
２ 箱本体
３ 隔離キャビティ
３１ 光反射カバー
３２ 透明石英ガラス
３２１ シリカゲルシールリング
３３ デュアルバンド紫外線ランプ
３４ 紫外線ランプ駆動回路

Claims (8)

1. 箱本体、箱蓋及び制御回路を含むデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱であって、箱蓋内側面に取付けられた隔離キャビティと、前記隔離キャビティ内に取付けられたデュアルバンド紫外線ランプとをさらに含み、前記デュアルバンド紫外線ランプは、直射殺菌紫外光波及びオゾン殺菌紫外光波を同時に生成できるランプであり、前記隔離キャビティは光反射カバー本体及び透明石英ガラスを含み、前記光反射カバー本体の開口は前記箱本体の内部キャビティに向かい、前記透明石英ガラスは形状及びサイズが前記光反射カバー本体の開口面に適合し、且つシリカゲルシールリングを介して前記光反射カバー本体の開口に覆着され、前記デュアルバンド紫外線ランプの駆動回路の制御入力端は制御スイッチにより前記制御回路の駆動制御端に接続される、
   ことを特徴とするデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱。
2. 前記光反射カバー本体はプラスチックメッキ部材、内側面に光反射膜が付いた樹脂カバー本体、又は内側面が光を反射するように設けられたステンレス金属部材である、
   ことを特徴とする請求項１に記載のデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱。
3. 前記直射殺菌紫外光波は２４０～２８０ｎｍの紫外線光波であり、波長が２５４ｎｍの直射殺菌紫外線光波が好ましい、
   ことを特徴とする請求項１に記載のデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱。
4. 前記オゾン殺菌紫外光波は１６５～２００ｎｍの紫外線光波であり、波長が１８５ｎｍのオゾン殺菌紫外線光波が好ましい、
   ことを特徴とする請求項１に記載のデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱。
5. 前記シリカゲルシールリングは断面が横倒しになるＵ字形のシールリングであり、前記透明石英ガラスのエッジ部は当該Ｕ字形構造の内部キャビティ内に位置し、これにより透明石英ガラスのエッジはシリカゲルシールリング内に完全に被覆される、
   ことを特徴とする請求項１に記載のデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱。
6. 前記制御スイッチはホールセンサー、角度センサ、又はリミットスイッチであり、いずれも分離可能な制御駆動素子及び測定制御素子を含み、前記制御駆動素子はそれぞれ前記制御回路に接続される、
   ことを特徴とする請求項１に記載のデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱。
7. 前記箱蓋の一側は箱本体にヒンジで接続され、ヒンジ接続箇所の箱蓋側には、前記制御回路を収納するケースが設けられ、前記ケース内に凹溝が設けられ、前記隔離キャビティは前記凹溝に取付けられ、前記制御スイッチの制御駆動素子及び測定制御素子はそれぞれ前記箱蓋及び前記箱本体に取付けられる、
   ことを特徴とする請求項１に記載のデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱。
8. 前記箱蓋は環状ケーシング及び蓋板を含み、前記蓋板の一側縁は前記環状ケーシングにヒンジで接続され、前記環状ケーシングは前記箱本体上に嵌着され、その内部キャビティ内に制御回路が取付けられ、前記隔離キャビティは、前記環状ケーシングが設けられた凹溝内に取付けられ、前記制御スイッチは２セット設けられ、そのうちの１セットの制御駆動素子及び測定制御素子は前記環状ケーシング及び前記箱本体上にそれぞれ取付けられ、もう１セットの制御駆動素子及び測定制御素子はそれぞれ前記蓋板及び前記環状ケーシングに取付けられる、
   ことを特徴とする請求項１に記載のデュアルバンド紫外線ランプによる殺菌消臭ゴミ箱。