JP3244458U - 収納ボックスおよび収納ボックス装置 - Google Patents

Abstract

【課題】形状寸法や数量等が多種多様な各種の小物類を整然とコンパクトに整理収納することができる収納ボックスを提供する。【解決手段】収納ボックス１は、矩形平面輪郭形状を有し、上方が開口する収納容器の形態とされ、前後方向Ｘへ伸縮可能に摺動嵌合する内側収納部２と外側収納部３が一体的に組み合わされてなり、前後方向Ｘへの伸縮動作は、内側収納部２と外側収納部３の底部に設けられた伸縮案内構造１５と、内側および外側両収納部２、３の嵌合接触面同士の摺動案内とにより行われる。これにより、収納ボックス１の収納スペースの大きさを、収納すべき小物類の形状寸法や数量等に応じて適宜調整することができる。【選択図】図１

Description

本考案は収納ボックスおよび収納ボックス装置に関し、さらに詳細には、浴室の脱衣場などに設置される洗面化粧台の足元収納部に載置して、各種の小物類を収納保持する収納技術に関する。

通常、一般家庭の浴室の脱衣場には、手洗い、洗顔、歯磨き、化粧といった身支度をしやすい洗面化粧台が設置されている。

洗面化粧台は、上記のような身支度のしやすい小物置などがある鏡面台の機能設備を備えるとともに、その足元下部は開き戸等により開閉可能な収納部となっており、石鹸、歯ブラシ、各種洗剤、あるいは入浴剤など未使用の小物類の収納空間などとして利用されているが、ここには排水管設備も存在しており、これがデッドスペースとなって収納空間を狭めていた。

従来、このような狭い収納空間の有効利用を目的として、上記小物類を整理収納するための収納ボックスが各種開発されていた。

実用新案登録第３１９０６９７号

しかしながら、従来の収納ボックスは、具体的な形状寸法においてはそれぞれ異なるものの、いずれのものも基本的構造においては単純な箱型容器の形態のものであるという点で共通しているところ、小物類といっても、上述したように、石鹸、歯ブラシ、各種洗剤、あるいは入浴剤など、形状寸法や数量等が多種多様であり、単純な箱型容器では、これら多種多様な小物類を、その形状寸法を含めて整然とコンパクトに整理収納するには不十分で、改良の余地があった。

本考案は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、形状寸法や数量等が多種多様な各種の小物類を整然とコンパクトに整理収納することができる収納ボックスを提供することにある。

本考案の他のもう一つの目的とするところは、上記収納ボックスを組み合わせ収納する収納ボックス装置を提供することにある。

上記目的を達成するため、本考案の収納ボックスは、各種の小物類を収納保持するものであって、矩形平面輪郭形状を有し、上方が開口する収納容器の形態とされ、一方向へ伸縮可能に摺動嵌合する内側収納部と外側収納部が一体的に組み合わされてなり、上記一方向への伸縮動作は、上記内側収納部と外側収納部の底部に設けられた伸縮案内構造と、上記内側および外側両収納部の嵌合接触面同士の摺動案内とにより行われることを特徴とする。

好適な実施態様として、以下の構成が採用される。
（１）上記伸縮案内構造は、上記外側収納部の底部に伸縮案内スリットが上記伸縮方向へ延びて設けられるとともに、この伸縮案内スリットに沿って摺動する係合突起が上記内側収納部の底面に設けられてなり、上記伸縮案内スリットの一部に、上記係合突起が上下方向に挿通係合するための係脱貫通穴が設けられている。

（２）上記内側収納部が、所定の平面開口面積を有する固定収納スペースを有するとともに、上記外側収納部が、上記伸縮動作により平面開口面積を調整可能な可変収納スペースを有してなり、上記固定収納スペースは、仕切板により複数の区画スペースを区画形成可能な構造とされている。

本考案の収納ボックス装置は、矩形平面輪郭形状を有し、上方が開口する収納容器の形態とされた外側収納ボックス内に、上記収納ボックスが取り外し可能に組み合わせ収納されてなることを特徴とする。

好適な実施態様として、以下の構成が採用される。
上記外側収納ボックスの底部に移動用車輪が設けられるとともに、上記外側収納ボックスに移動用操作部が設けられている。

上記外側収納ボックスの側壁上端部に上記収納ボックスに対する小物類収納・取出凹部が設けられている。

本考案の収納ボックスは、矩形平面輪郭形状を有し、上方が開口する収納容器の形態とされ、一方向へ伸縮可能に摺動嵌合する内側収納部と外側収納部が一体的に組み合わされてなり、上記一方向への伸縮動作は、上記内側収納部と外側収納部の底部に設けられた伸縮案内構造と、上記内側および外側両収納部の嵌合接触面同士の摺動案内とにより行われるから、以下に列挙する特有の効果が得られ、多種多様な各種の小物類を整然とコンパクトに整理収納することができる収納ボックスを提供することができる。

（１）収納ボックスが、矩形平面輪郭形状を有し、上方が開口する収納容器の形態とされ、一方向へ伸縮可能に摺動嵌合する内側収納部と外側収納部が一体的に組み合わされてなることにより、収納スペースの大きさを、収納すべき小物類の形状寸法や数量等に応じて適宜調整することができ、多種多様な小物類に対応した使い方が可能である。

（２）上記内側収納部が、所定の平面開口面積を有する固定収納スペースを有するとともに、上記外側収納部が、上記伸縮動作により平面開口面積を調整可能な可変収納スペースを有する構造とされることにより、収納スペースの大きさをより自由にかつ細かく調整することができ、上記（１）の効果が有効に発揮される。

（３）上記固定収納スペースが、仕切板により複数の区画スペースを区画形成可能な構造とすることにより、固定収納スペースの大きさについても、目的に応じて適宜区画して調整することができる。

（４）本考案の収納ボックス装置によれば、上記（１）～（３）の効果が得られることに加え、矩形平面輪郭形状を有し、上方が開口する収納容器の形態とされた外側収納ボックス内に、上記収納ボックスが取り外し可能に組み合わせ収納されてなるから、外側収納ボックスと収納ボックスとの組み合わせ使用により、収納ボックス装置の収納スペースが、上記収納ボックスの上述した独自の収納スペースの調整自由度も加わって、多種多様な各種の小物類に対応した調整使用が可能である。

本考案に係る実施形態１である収納ボックスを示し、図１（ａ）は同収納ボックスを上方から見た斜視図、図１（ｂ）は同収納ボックスの平面図である。 同じく同収納ボックスを示し、図２（ａ）は同収納ボックスを下方から見た斜視図、図２（ｂ）は同収納ボックスの底面図である。 同収納ボックスの断面構造を示す図１（ｂ）におけるIII-III線に沿った断面図である。 同じく同収納ボックスの断面構造を示す図１（ｂ）におけるIV-IV線に沿った断面図である。 同収納ボックスの伸縮案内構造を示し、図５（a）は同伸縮案内構造の底面図、図５（ｂ）は同伸縮案内構造の図５（a）におけるＢ－Ｂ線に沿った断面図である。 本考案に係る実施形態２である収納ボックス装置を示す上方から見た斜視図である。 同収納ボックス装置の外側収納ボックスを示し、図７（a）は同外側収納ボックスの上方から見た斜視図、図７（ｂ）は同外側収納ボックスの平面図である。 同じく同外側収納ボックスを示し、図８（ａ）は同外側収納ボックスを下方から見た斜視図、図８（ｂ）は同外側収納ボックスの底面図である。

以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面全体にわたって同一の符号は同一の構成部材または要素を示している。

実施形態１
本考案に係る収納ボックスを図１～図４に示し、この収納ボックス１は、具体的には、例えば、浴室の脱衣場などに設置される洗面化粧台の足元収納部に載置されて、石鹸、歯ブラシ、各種洗剤、あるいは入浴剤など、未使用の各種小物類の収納保持に好適に使用されるものである。

収納ボックス１は、一方向（本実施形態においては前後方向）Ｘへ伸縮可能に摺動嵌合する内側収納部２と外側収納部３が一体的に組み合わされてなるプラスチック製の射出成形品である。

具体的には、内側収納部２は、図示されるように、平面コ字形状に形成された三方側壁４、５、６と平板状の底部７とからなるとともに、その前後方向中央部に固定枠壁８が設けられてなる一体成形品であり、前側が解放された形態とされている。

外側収納部３は、図示されるように、平面コ字形状に形成された三方側壁９、１０、１１と平板状の底部１２とからなる一体成形品であり、前側が解放された形態とされている。

そして、これら前側が解放された内側収納部２と外側収納部３は、図示されるように、互いに向かい合わせに対向配置されて、前後方向Ｘへ伸縮可能な状態で相互に一体的に嵌合組み合わされてなる。

この組み合わせ嵌合状態において、内側収納部２の左右両側壁４、６と底部７は、外側収納部３の左右両側壁９、１１と底部１２の内側に摺接状に、つまり、前後方向Ｘへ摺動可能に組み合わせ嵌合される。

これに関連して、上記内側収納部２と外側収納部３の底部７、１２には、伸縮案内構造１５が設けられている。

上記伸縮案内構造１５は、上記外側収納部３の底部１２に伸縮案内スリット１５ａが上記伸縮方向つまり前後方向Ｘへ延びて設けられるとともに、この伸縮案内スリット１５ａに沿って摺動する係合突起１５ｂが上記内側収納部３の底部７に設けられている。

これに関連して、図２に示すように、収納ボックス１の底面の四隅、つまり内側収納部２の底部７の裏面７ａの後端両側部位と外側収納部３の底部１２の裏面１２ａの後端両側部位には、収納ボックス１を床面等の平面（図示省略）上に載置支持するための支持部１３、１３、…がそれぞれ一体に設けられており、これにより、上記伸縮案内構造１５は、収納ボックス１が上記床面等の平面上に載置された際に、この載置平面に接触することなく有効に伸縮案内動作を行う。

そして、内側収納部２と外側収納部３を前後方向Ｘ方向へ相対的に引いたり押したりすることにより、上記伸縮案内構造１５の係合突起１５ｂが上記伸縮案内スリット１５ａに沿って摺動しながら、上記内側および外側両収納部２、３の嵌合接触面同士、つまり、側壁４、５および９、１０と底部７および１２の接触面同士が摺動案内面として作用して、これにより、内側収納部２と外側収納部３が前後方向Ｘへガタつきなく円滑に伸縮動作する。

上記係合突起１５ｂは、図３および図５に示すように、上記伸縮案内スリット１５ａの幅寸法Ｗａよりも大きな幅寸法Ｗｂを有するとともに、幅寸法Ｗａよりも細い接続部１５ｃにより内側収納部２の底部７に一体接続されている。これにより、上記係合突起１５ｂは、伸縮案内スリット１５ａと協働して上記伸縮案内構造１５を構成するとともに、内側収納部２と外側収納部３との組付け・分解構造としての機能も兼備する。

この目的のため、上記伸縮案内スリット１５ａの一部には、上記係合突起１５ｂが上下方向に挿通係合するための係脱貫通穴１６が連続して設けられている。

本実施形態においては、上記係脱貫通穴１６は、図１～図３に示すように、伸縮案内スリット１５ａの後端に設けられており、つまり、内側収納部２と外側収納部３が最も接近した状態において、上記係合突起１５ｂが上記係脱貫通穴１６に対して上下に対向一致（図５（ａ）の二点鎖線の状態）するように設定されている。

したがって、内側収納部２が外側収納部３に上記のように最も接近して、係合突起１５ｂと係脱貫通穴１６が上下に対向一致した状態で、係合突起１５ｂを係脱貫通穴１６に対して、外側収納部３の底部１２の上側から下側へ相通させてから、内側収納部２と外側収納部３を相対的に引き離すことで、両者２、３は一体的に組付けられ、逆に、この両者２、３の組付け状態から、内側収納部２と外側収納部３を最も接近させて、係合突起１５ｂと係脱貫通穴１６が上下に対向一致した状態で、係合突起１５ｂを係脱貫通穴１６に対して、外側収納部３の底部１２の下側から上側へ相通させ、そのまま上側へ引き抜くことで、内側収納部２と外側収納部３が組付け状態が解除されて、両者２、３は分解されることになる。

また、収納ボックス１の収納スペースについて、内側収納部２は、三方側壁４、５、６、底部７および固定枠壁８から形成されてなる、所定の矩形平面開口面積を有する固定収納スペースＡを有するとともに、外側収納部３は、三方側壁、９、１０、１１および底部１２と、内側収納部２の固定枠壁８および底部７とから形成されてなり、内側および外側収納部２、３の上記伸縮動作により矩形平面開口面積を調整可能な可変収納スペースＢを有してなる。

上記固定収納スペースＡは、さらに、仕切板２０、２０、…により任意の複数の区画スペースＣ、Ｃ、…を区画形成可能な構造とされている。

具体的には、図３および図４に示すように、後側壁５と固定枠壁８に対向して設けられた上下縦方向に延びる一対の仕切溝２１、２１が横方向へ所定間隔をもって複数個所（図示の場合は９個所）配列されてなり、これら一対の仕切溝２１、２１に、上記仕切板２０の下半部両側縁２０ａ、２０ａが上下方向へ抜差し可能に挿入される構造とされている。

これに対応して、上記一対の仕切溝２１、２１の形成高さは、上記仕切板２０の下半部両側縁２０ａ、２０ａの高さに対応して低く設定されており、これにより、仕切溝２１、２１に対する仕切版２０の抜差し操作を容易に行うことができる。

なお、仕切板２０、２０、…により区画形成される区画スペースＣ、Ｃ、…の大きさは、仕切版２０、２０、…の使用枚数および仕切溝２１、２１、…に対する位置決め挿入個所を適宜選択して調整することにより、任意に設定することが可能である。

上記可変収納スペースＢは、上述したように、内側収納部２と外側収納部３を前後方向Ｘへ相対的に引いたり押したりして、その大きさが適宜変化調整される。

具体的には、上記可変収納スペースＢが最大となるのは、図１～図３に示すように、内側収納部２と外側収納部３が最大に伸びた状態で、内側収納部２の固定枠壁８と外側収納部３の後側壁１１との間隔寸法ＬＢが最大になるときである。そして、本実施形態においては、このとき、図１～図３、図５に示すように、上記伸縮案内構造１５の係合突起１５ｂが伸縮案内スリット１５ａの前端に当接停止した状態にある。

逆に、上記可変収納スペースＢが最小となるのは、具体的には図示しないが、内側収納部２と外側収納部３が最小に縮んだ状態で、内側収納部２の固定枠壁８と外側収納部３の後側壁１１との間隔寸法ＬＢが最小になる。このとき、図１～図３、図５において、係脱貫通穴１６が設けられた上記伸縮案内スリット１５ａの後端に当接停止した状態にある。

したがって、外側収納部３の可変収納スペースＢの大きさは、上記最大の状態と最小の状態の範囲内で、自由にかつ無段階に適宜調整可能である。

しかして、以上のように構成された収納ボックス１は、具体的には図示しないが、浴室の脱衣場などに設置される洗面化粧台の足元収納部等に載置して小物類の収納保持に好適に使用される。収納ボックス１の上記足元収納部等に対する載置方向は、載置スペースや目的に応じて任意である。

この場合、対象となる小物類が石鹸、歯ブラシ、各種洗剤、あるいは入浴剤など、多種多様であるところ、収納ボックス１の収納スペースが、内側収納部２の固定収納スペースＡと外側収納部３の可変収納スペースＢを有し、さらに上記固定収納スペースＡも、任意の複数の区画スペースＣ、Ｃ、…に区画形成可能な構造とされているので、形状寸法の異なる小物類を整然とコンパクトに整理収納することができる。

以上詳述したように、本実施形態の収納ボックス１によれば、以下に列挙する特有の効果が得られる。

（ａ）収納ボックス１が、矩形平面輪郭形状を有し、上方が開口する収納容器の形態とされ、前後方向Ｘへ伸縮可能に摺動嵌合する内側収納部２と外側収納部３が一体的に組み合わされてなることにより、収納スペースの大きさを、収納すべき小物類の形状寸法や数量等に応じて適宜調整することができ、多種多様な小物類に対応した使い方が可能である。

（ｂ）上記内側収納部２が、所定の平面開口面積を有する固定収納スペースＡを有するとともに、上記外側収納部３が、上記伸縮動作により平面開口面積を調整可能な可変収納スペースＢを有する構造とされることにより、収納スペースの大きさを、より自由にかつ細かく調整することができ、上記（ａ）の効果が有効に発揮される。

（ｃ）上記固定収納スペースＡが、仕切板２０、２０、…により複数の区画スペースＣ、Ｃ、…を区画形成可能な構造とされることにより、固定収納スペースＡの大きさについても、目的に応じて適宜区画して調整することができる。

実施形態２
本実施形態は図６～図８に示されており、実施形態１の収納ボックス１が組み合わせ収納された収納ボックス装置２５である。

すなわち、本実施形態の収納ボックス装置２５は、図６に示すように、外側収納ボックス２６内に上記収納ボックス１が取り外し可能に組み合わせ収納されてなる。

上記外側収納ボックス２６は、図７および図８に示すように、矩形平面輪郭形状を有し、上方が開口する収納容器の形態とされてなるプラスチック製の射出成形品である。

図示の実施形態の外側収納ボックス２６は、図６に示すように、上記収納ボックス１がちょうど２つ並べて収納される長さＬ２６と、収納ボックス１の内側収納部２と外側収納部３が最大に伸びた状態（図１～図３に示す状態）で、収納ボックス１が外側収納ボックス２６内にちょうどぴったり収納される幅Ｗ２６とを有する箱型容器の形態とされている。

また、外側収納ボックス２６の高さＨ２６は、収納ボックス１の高さよりも少し高く設定されている。これに関連して、外側収納ボックス２６の前側壁２７の上端部には、収納ボックス１、１に対する小物類収納・取出凹部２８が設けられており、これにより、収納ボックス１、１内への小物類の収納および取出しが容易な構造とされている。

図８に示すように、上記外側収納ボックス２６の底部２９の裏面の四隅には、移動用車輪３０を回転可能にかつ取り外し可能に軸支する２種類の支持ブラケット３１、３２がそれぞれ一体に設けられている。一方の支持ブラケット３１は、移動用車輪３０を前後方向に回転移動するように軸支するものであり、他方の支持ブラケット３２は、移動用車輪３０を左右方向に回転移動するように軸支するものであり、これら支持ブラケット３１または３２が、目的に応じて適宜選択使用される。

図示の実施形態においては、支持ブラケット３１、３１、…が使用されて、これら支持ブラケット３１、３１、…に、移動用車輪３０がそれぞれ取付け軸支されて、外側収納ボックス２６が前後方向へ移動可能とされている。

また、具体的には図示しないが、上記支持ブラケット３１または３２と移動用車輪３０の組に替えて、回転可能な車輪が支軸まわりに３６０°自由回動する構造を有する自在キャスタを使用することにより、上記外側収納ボックス２６は、前後左右方向はもちろん、どの方向へも自由に移動可能とされる。

これに関連して、外側収納ボックス２６の長手方向両端における上端に移動用操作部としての把手２９、２９が一体に設けられている。

しかして、以上のように構成された収納ボックス装置２５においては、実施形態１の収納ボックス１が、大型の外側収納ボックス２６内に、二つ取り外し可能に組み合わせ収納されてなるから、二つの収納ボックス１、１の一方または両方を、外側収納ボックス２６から取り出して、実施形態１で説明したように、収納ボックス１を単独で独立して使用できるとともに、二つの収納ボックス１、１の一方または両方を、上記外側収納ボックス２６内に、組み合わせ収納して使用することもできる。

これにより、実施形態１において前述した上記収納ボックス１の効果が有効に発揮されるばかりでなく、外側収納ボックス２６と収納ボックス１との組み合わせ使用により、収納ボックス装置２５の収納スペースが、上記収納ボックス１の前述した独自の収納スペースＡ、Ｂの調整自由度も加わって、多種多様な各種の小物類に対応した調整使用が可能である。
その他の構成および作用は実施形態１と同様である。

なお、上述した実施形態１および２はあくまでも本考案の好適な実施態様を示すものであって、本考案はこれら実施形態に限定されることなく、その範囲内において種々設計変更可能である。

例えば、収納ボックス１および外側収納ボックス２６を構成する各部の具体的な構造は、同様な機能を有する限り図示の実施形態に限定されず、他の構造も採用可能である。

１ 収納ボックス
２ 内側収納部
３ 外側収納部
４、５、６ 内側収納部の側壁
７ 内側収納部の底部
８ 内側収納部の固定枠壁
９、１０、１１ 外側収納部の側壁
１２ 外側収納部の底部
１５ 伸縮案内構造
１５ａ 伸縮案内スリット
１５ｂ 係合突起
１６ 係脱貫通穴
２０ 仕切板
２１ 仕切溝
２５ 外側収納ボックス装置
２６ 外側収納ボックス
２７ 外側収納ボックスの前側壁
２８ 外側収納ボックスの小物類収納・取出凹部
２９ 外側収納ボックスの把手（移動用操作部）
Ａ 収納ボックスの固定収納スペース
Ｂ 収納ボックスの可変収納スペース
Ｃ 収納ボックスの区画スペース
Ｘ 収納ボックスにおける一方向（前後方向）

Claims (6)

1. 各種の小物類を収納保持するものであって、
   矩形平面輪郭形状を有し、上方が開口する収納容器の形態とされ、
   一方向へ伸縮可能に摺動嵌合する内側収納部と外側収納部が一体的に組み合わされてなり、
   前記一方向への伸縮動作は、前記内側収納部と外側収納部の底部に設けられた伸縮案内構造と、前記内側および外側両収納部の嵌合接触面同士の摺動案内とにより行われる
   ことを特徴とする収納ボックス。
2. 前記伸縮案内構造は、前記外側収納部の底部に伸縮案内スリットが前記伸縮方向へ延びて設けられるとともに、この伸縮案内スリットに沿って摺動する係合突起が前記内側収納部の底面に設けられてなり、
   前記伸縮案内スリットの一部に、前記係合突起が上下方向に挿通係合するための係脱貫通穴が設けられている
   ことを特徴とする請求項１に記載の収納ボックス。
3. 前記内側収納部が、所定の平面開口面積を有する固定収納スペースを有するとともに、前記外側収納部が、前記伸縮動作により平面開口面積を調整可能な可変収納スペースを有してなり、
   前記固定収納スペースは、仕切板により複数の区画スペースを区画形成可能な構造とされている
   ことを特徴とする請求項１に記載の収納ボックス。
4. 矩形平面輪郭形状を有し、上方が開口する収納容器の形態とされた外側収納ボックス内に、請求項１に記載の収納ボックスが取り外し可能に組み合わせ収納されてなる
   ことを特徴とする収納ボックス装置。
5. 前記外側収納ボックスの底部に移動用車輪が設けられるとともに、前記外側収納ボックスに移動用操作部が設けられている
   ことを特徴とする請求項４に記載の収納ボックス装置。
6. 前記外側収納ボックスの側壁上端部に前記収納ボックスに対する小物類収納・取出凹部が設けられている
   ことを特徴とする請求項４に記載の収納ボックス装置。

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