JP3244180B2 - 膝関節エンドプロテーゼ - Google Patents

膝関節エンドプロテーゼ

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JP3244180B2
JP3244180B2 JP04277491A JP4277491A JP3244180B2 JP 3244180 B2 JP3244180 B2 JP 3244180B2 JP 04277491 A JP04277491 A JP 04277491A JP 4277491 A JP4277491 A JP 4277491A JP 3244180 B2 JP3244180 B2 JP 3244180B2
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    • A61F2/30Joints
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大腿骨部、半月板要素
及び脛骨部を有し、大腿骨部及び脛骨部は支持面によっ
て半月板要素の関連する支持面に当接し、その際大腿骨
部の球面状に形成された支持面は半月板要素の凹型の球
面状支持面に当接する膝関節エンドプロテーゼに係わ
る。
【0002】
【従来の技術】西独特許第25 50 704 C2号
から、大腿骨部の球面状に湾曲した支持面と、脛骨部の
実質的に平らな支持面との間に2つの人工半月板要素が
配置されている膝関節エンドプロテーゼが公知である。
大腿骨部及び半月板要素の湾曲支持面は製造に非常に手
間が掛かり、その際製造公差のために、大きい面圧が生
じることは実際上ほとんど回避され得ない。この点で一
定の補償を可能にするべく、半月板要素は軟質プラスチ
ックによって形成されている。支持面の外形寸法の些細
なずれと、その結果としての面圧及びピーク荷重とによ
って比較的急速に消耗が進み、損傷に至る恐れが有り、
従ってこの膝関節エンドプロテーゼの耐用期間はかなり
短い。プラスチックは、公知のように圧縮荷重を付与さ
れると変形したままとなる傾向を有し、本来相補的であ
る支持面の外形寸法が変わってしまう。半月板要素を、
例えばポリエチレンのような軟質プラスチックで形成す
ると、実際上かなりの時間が経過した後も半月板要素は
変形したままということになり、その結果大腿骨部及び
半月板要素の支持面の本来の相補的構造はもはや保証さ
れ得ず、エンドプロテーゼ全体の機能性が問題となる。
半月板要素は脛骨部の平らな支持面上で、直線運動のみ
でなく、大腿骨部の球面状に湾曲した支持面の中心を通
り、かつ脛骨部の平らな支持面と直交する軸線周囲への
回動も行ない得る。従って、大腿骨部の回動角度範囲を
規定する付加的なストッパが設けられている。この点に
関して、線状、更には点状の当接によって大きい面圧が
生じ、ピーク荷重が不利なほど大きくなり、損傷が起こ
るという危険が有る。
【0003】西独特許第35 28 204 A1号か
らは、大腿骨部及び脛骨部が各々案内機構を有する膝関
節エンドプロテーゼが公知である。案内機構は好ましく
は、屈曲位置を球欠面内に実現するべく互いに共働する
溝及び突起として形成されている。案内機構は、大腿骨
部と脛骨部とが互いに反対方向へ回動し得、それによっ
て本物の膝関節に対応して付加的な自由度が得られるよ
うに形成されている。この膝関節エンドプロテーゼでも
大腿骨部の支持面は球面状に湾曲した面として形成され
ているが、この例の場合大腿骨部の支持面は、対応して
湾曲した脛骨部の支持面において支持されている。補助
として半月板要素も用いることは行なわれず、従って運
動の推移は本物の膝関節のものにさほど緻密には対応し
ない。
【0004】更に、米国特許第42 24 696号か
らは、プラスチック製の半月板要素のための湾曲支持面
を有する脛骨部を含むエンドプロテーゼが公知であり、
その際脛骨部の湾曲支持面の中心は大腿骨部の領域に位
置する。大腿骨部及び脛骨部の支持面は実質的に互いに
同軸に位置し、かつ本物の関節部分の表面構造にほぼ対
応して湾曲するように形成されている。ただ1つのプラ
スチック製半月板要素が設置されており、この要素の凸
型の湾曲支持面がただ1つの脛骨部の凹型湾曲支持面に
対応して当接する。このような膝関節エンドプロテーゼ
では、製造に掛かる手間が少なくなく、また線接触に起
因する面圧を実際上排除し得ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、冒頭
に述べたようなエンドプロテーゼを、運動及び負荷時に
生理学的膝関節機能が満たされるように改良することを
目的とする。力は可能なかぎり大きい面に伝達され得る
べきであり、特に線または点接触に起因する局所的ピー
ク荷重は回避されるべきである。エンドプロテーゼは小
型であるべきである。更に、相対運動可能部分に関する
良好な摩擦学的特性と、力を伝達する部分の静力学的安
定とが保証されるべきである。また、相対運動可能な構
成要素間の摩擦力は最小限とされるべきである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、特許請求の
範囲第1項にその特徴を記した本発明によって達成され
る。
【0007】
【作用】本発明の提供する膝関節エンドプロテーゼは、
信頼でき、かつ場所を取らない構造で、生理学的な運動
学及び静力学特性が最適に実現されることを保証する。
大腿骨部の支持面は球面状に形成されており、一方脛骨
部の支持面は円柱面状に形成されており、その際半月板
要素の関連する支持面は対応して球面状または円柱面状
に形成されている。伸開線状に湾曲した支持面を有する
身体独自の顆とは対照的に、2つの大腿骨部は球面状の
支持面を有し、これらの支持面、及び対応する半月板要
素の凹型球面状支持面は高い精度で製造され得る。同様
のことは脛骨部及び半月板要素の、互いに同軸に位置す
る円柱面状支持面にも認められる。脛骨部の円柱軸線は
屈曲軸線に対応して、脛骨部が不動に載置された脛骨プ
ラトーに対して実質的に平行に位置する。脛骨部の、凸
型の円柱面状に形成された支持面の回転軸線は脛骨の領
域に有り、それによって半月板要素が円柱面上を強制的
に案内されることが保証され、かつ半月板要素の先に述
べたような回動が確実に防止される。両面凹型であるこ
の半月板要素の、大腿骨部を通る垂直軸線周囲への許容
しがたい回動を阻止するストッパは不要である。大腿骨
部の球面状支持面と、脛骨部の円柱面状支持面とが組み
合わせられることにより、円柱面上で半月板要素の面制
御及び強制案内が好ましく実現する。その時々の屈曲位
置に従って、半月板要素は脛骨部及び大腿骨部に関して
確実に所定のように位置合わせされ、従って付加的なス
トッパ、制限要素等は必要ない。
【0008】好ましくは、2つの脛骨部の円柱面の軸線
は共通の一平面内に位置し、この共通の平面は脛骨部及
び大腿骨部が伸展位置を取る際には実質的に2つの大腿
骨部の球面状支持面の球中心も含む。2つの半月板要素
は両面凹型に形成されており、その際大腿骨部に関連す
る方の支持面は球面状に、また脛骨部に関連する方の支
持面は円柱面状に形成されている。半月板要素は変形し
ない硬質材料、特に酸化物セラミックによって特に好ま
しく製造され得、それによって膝関節エンドプロテーゼ
の多年に及ぶ長い耐用期間が保証される。このことは、
半月板要素が、特により高弾性もしくはより軟質である
他のプラスチックから成る従来公知の膝関節エンドプロ
テーゼの場合と対照的である。好ましくは、半月板要素
は大腿骨部及び脛骨部と同じ材料から成り、その際移植
学において実証された生体適合材料、特にセラミックが
適用される。本物の膝関節の場合のように、脛骨部が大
腿骨部に関して伸展した位置では回動がロックされ、特
に2つの大腿骨部の球面状支持面の球中心が実質的に脛
骨部支持面の円柱軸線と同じ平面内に位置する。屈曲の
際には上記球中心が背側へ変位し、それによって回動が
可能となる。半月板要素は脛骨部に関して2つの空間方
向にしか運動できず、即ち円柱軸線周囲への回動と円柱
軸線に平行な並進としか可能でない。脛骨プラトーと直
交する垂直軸線周囲への回動は円柱面によって防止され
る。新たな伸展の際にも、半月板要素は脛骨部の凸型の
円柱面状支持面上を強制的に案内され、このように凸型
に湾曲した脛骨部支持面に沿って強制的に案内されるこ
とにより、半月板要素は伸展位置で元の位置を取り戻
す。
【0009】より優れた機能を達成するべく、本発明の
範囲内で脛骨部支持面を脛骨プラトーの一方または両方
の側部に向かって傾斜させて、案内機能と生体適合性と
を改善することも可能である。脛骨プラトー上に配置さ
れる2つの脛骨部の円柱軸線が脛骨プラトーに関して同
一方向へか、または互いに反対方向へ傾けられ得、その
際傾斜角度は必要に応じて予め決定され得る。2つの円
柱軸線の、互いに同じであるかまたは異なる傾斜角度は
0〜±45度であり得、0〜±20度が好ましいことが
判明した。半月板要素が脛骨部の円柱面状支持面に関し
て周方向及び/または軸線方向に運動可能である点が重
要である。大腿骨部、半月板要素及び脛骨部は各々の支
持面によって、大腿骨部及び脛骨部のいかなる回動角度
位置においても大面積にわたって互いに当接し、その際
線接触及びピーク荷重は確実に回避れさる。特に好まし
くは、半月板要素は大腿骨部及び脛骨部と同じ材料によ
って形成され得、全体として長い耐用期間と高い機能上
の安全性とが達成される。半月板要素が円柱軸線方向に
おいて脛骨部の側方まで案内されることは好ましく防止
され得、それによって補償運動が可能となる。大腿骨部
と、半月板要素と、脛骨部との結合は、靭帯及び筋肉を
伴う完全な運動器官によって解剖学的に最適に維持さ
れ、その際面接触の持続が保証され、線接触及び過負荷
は確実に回避される。そのうえ、脛骨及び大腿骨の関節
面を造形することによって、関節の自由で組織を損なわ
ない運動性が解剖学的必要条件に対応して実現されてい
る。
【0010】本発明による膝関節エンドプロテーゼの長
所及び特徴を、添付図面に基づき以下に詳述する。
【0011】
【実施例】図1に、本発明による膝関節エンドプロテー
ゼを身体側面側から見たところを概略的に示す。このエ
ンドプロテーゼは大腿骨部2を含み、大腿骨部2の支持
面4は球面状に形成されている。半月板要素6は、やは
り球面状である第1の支持面8を有する。第1の支持面
8は大腿骨部2の支持面4と同心に位置し、しかも支持
面4と同じ球半径を有する。両面凹型の半月板要素6
は、円柱面状である第2の支持面10も有する。
【0012】本発明のエンドプロテーゼは円柱面状の支
持面14を有する脛骨部12も含み、支持面14には半
月板要素6の、該面14と同軸である支持面10が当接
する。後段に更に詳述するように、屈曲時、半月板要素
6は円柱面状支持面14に沿って運動し、その際この運
動を制限するために、好ましくは制限部16、18が脛
骨部12上に配置されている。脛骨部12は脛骨プラト
ー20と不動に結合されている。場合によっては、脛骨
部12と脛骨プラトー20とを一体に形成することも可
能である。脛骨プラトー20下側には切削先端24を具
えた円柱形の突出部22が設けられており、これらの突
出部22は、ここには専ら一点鎖線26で概略的に示し
た取り付けねじが用いられることにより、骨への確実な
固定を可能にする。
【0013】脛骨部12を、脛骨プラトー20の対応す
る凹部内に配置され、かつそこに取り付けられる分離し
た構成要素ともし得ることを破線25によって示す。管
形の突出部22はその内側に、取り付けねじ29用のテ
ーパ付き戻り止め孔27を具えている。取り付けねじ2
9は安全要素によって脛骨プラトー20中で緩むのを防
止されているが、必要であればねじ29を緩めて脛骨プ
ラトー20を脛骨から取り外すことができる。取り付け
ねじの緩みを防止するべく突出部22内側に、例えば好
ましくはねじ山付きボルト用のねじ山を設けることも可
能である。
【0014】図2に、本物の顆状突起に対応して2つの
大腿骨部1、2を含む本発明の膝関節エンドプロテーゼ
を腹側から見たところを示す。図2からは、図1と併せ
て見れば、2つの大腿骨部1、2が球形に形成されて、
中心31、32と球面状支持面3、4とを有することが
明らかに知見される。大腿骨部1、2の半径は、好まし
くは互いに等しい。しかし、2つの半径を別個の大きさ
とすることも原則として可能である。その場合は、2つ
の中心31と32とを結ぶ結合線34が脛骨部11、1
2の支持面の円柱軸線38、39に対して平行であるこ
とが前提条件となる。円柱軸線38と39とは共通の平
面40内に位置する。好ましくは、エンドプロテーゼ伸
展位置では中心31、32も同じ平面40内に位置す
る。それによって、伸展位置において、脛骨プラトー2
0と直交する垂直軸線周囲への回動に対するロックが確
実に保証される。あるいは他の場合には、本発明の範囲
内で円柱軸線38、39を、互いに対して所与の角度を
成す別々の平面内に配置することも可能である。更に別
の構成では、中心31、32及び/または中心31と3
2との結合線34は平面40外に配置され得、それによ
って上記垂直軸線に関する回動のロック、及び/または
本物の膝関節が行なうような回動の自在な実現がその時
々の必要性に応じて可能となる。そのうえ、このように
して所望の過伸展が規定されている。
【0015】脛骨部11、12の支持面、及び2つの半
月板要素5、6の対応する支持面が円柱面状に形成され
ることによって、円柱軸線に平行な運動が双方向矢印3
6に対応して実現し得る。しかもこの運動によって、2
つの中心31と32との間隔の、機能によって条件付け
られる変化が確実に補償される。中心31と32との間
隔が変化しても、脛骨プラトー20及び両脛骨部11、
12の横断方向運動性と、その他の点では不変である配
置とによって互いに対応する支持面同士の面状の当接が
確実に保証され、その際線接触と、その結果としての大
きい面圧とは回避される。脛骨部11、12の円柱面状
支持面13、14は脛骨の領域に位置する回転軸線3
8、39に関して回転半径43、44を有し、これと相
補的に、2つの半月板要素5、6の対応する凹型支持面
が形成されている。円柱半径43と44とは等しいこと
が好ましいが、ここに図示しない変形例では円柱半径4
3、44を互いに異なる大きさとすることも可能であ
る。
【0016】一点鎖線35で示したように、脛骨部1
1、12の円柱面状支持面13、14もしくは円柱軸線
38、39は脛骨プラトー20に対して角度37だけ傾
斜して配置され得る。それによって円柱軸線38、39
は、脛骨プラトー20に垂直な脛骨軸線33に対して勾
配を有する。傾斜角度もしくは勾配は、2つの脛骨部支
持面13、14それぞれについて別の大きさとされ得
る。更に、2つの脛骨部支持面13、14の傾斜は互い
に反対方向へ実現され得る。このように、脛骨部支持面
13、14が脛骨プラトー20の一方または両方の側部
に向かって傾斜することにより、案内機能及び生体適合
性が必要に応じて著しく改善され得る。いずれの変形例
でも、大腿骨部1、2と、半月板要素5、6と、脛骨部
11、12とは、互いに対応する各々の支持面により大
面積にわたって当接し合う。半月板要素5、6は、好ま
しくは大腿骨部1、2及び脛骨部11、12と同じ材料
から成る。半月板要素にも、大腿骨部及び脛骨部にも、
移植学で保証された材料、特にセラミックが用いられ
る。
【0017】図3に、過伸展5度での大腿骨部2を実線
で示す。これに対して、屈曲位置に有る大腿骨部2及び
半月板要素6は一点鎖線で示す。屈曲時、中心32は線
41に対応して湾曲した軌跡を辿る。大腿骨部2の球半
径42は25〜40mmであり、一方脛骨部12の円柱
半径44は40〜60mmに規定され得る。ここで重要
であるのは、円柱半径44が球半径42に1より大きい
係数を乗じて得られる値を有するということである。そ
の際、係数は1.1〜2.5で、好ましくは1.2〜
2.0である。大腿骨部2は約180度の角度範囲にわ
たって伸長し、その内側の輪郭は段状となっている。
【0018】図4に、大腿骨部2の段状の内側輪郭を一
点鎖線で示す。大腿骨部2をこのように形成することに
よって、安定な構造の下に材料の節約と重量の減少とが
達成され、そのうえ大腿骨への確実な固定も可能とな
る。大腿骨部2の幅46は半月板要素6の幅48より小
さい。2つの幅46と48との差は、双方向矢印50の
方向で許容可能な最大角度での回動の際に大腿骨部2の
支持面4が半月板要素6の、該支持面4と同心に位置す
る支持面8に完全に支持されるように規定される。脛骨
部12の幅52も半月板要素6の幅48より大きく、そ
れによって先に述べた横断方向運動が可能となる。様々
な面部分同士の間の移行部に丸みを付けて、縁が鋭くな
るのを回避することは自明である。
【0019】図5には、脛骨プラトー20に垂直な脛骨
軸線33を有する脛骨54も概略的に示す。脛骨部12
の円柱軸線39は、脛骨軸線33とは交わらず、背側に
距離60だけずらして配置されている。距離60は範囲
62内で必要に応じて規定され、その際範囲62は10
mm以下であり得る。場合によっては、円柱軸線39を
範囲64内で脛骨軸線33から腹側にずらして配置する
ことも可能である。ここに図示した特定の例では、過伸
展5度において大腿骨部支持面4の球中心32と円柱軸
線39とは脛骨プラトーに垂直な同一平面40内に位置
し、この平面40は脛骨軸線33に対し上記距離60を
置いて平行に規定されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による膝関節エンドプロテーゼを身体側
面側から見たところを示す概略的側面図である。
【図2】本発明のエンドプロテーゼを腹側から見たとこ
ろを示す概略的正面図である。
【図3】屈曲及び伸展位置に有る本発明のエンドプロテ
ーゼを拡大して示す、図1に類似の側面図である。
【図4】図3のエンドプロテーゼをIVの方向に見たと
ころを示す説明図である。
【図5】円柱軸線の位置説明のための、図3に類似の側
面図である。
【符号の説明】
1,2 大腿骨部 4,8,10,14 支持面 5,6 半月板要素 11,12 脛骨部
フロントページの続き (72)発明者 フライムート・フイツエトウム ドイツ連邦共和国、デー−6830・シユベ ツツインゲン、ホルンダーベーク・2 (72)発明者 バルター・フント ドイツ連邦共和国、デー−7602・オーバ ーキルヒ−シユターデルホーフエン、リ ングシユトラーセ・20・アー (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 2/38 WPI(DIALOG)

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大腿骨部、半月板要素及び脛骨部を有す
    る膝関節エンドプロテーゼであって、大腿骨部及び脛骨
    部は支持面によって半月板要素の関連する支持面に当接
    し、その際大腿骨部の球面状に形成された支持面は半月
    板要素の凹型の球面状支持面に当接し、 脛骨部の支持面が凸型の円柱面状に形成されており、こ
    の支持面は半月板要素の、該支持面と同軸に配置された
    凹型円柱面状支持面に当接し、半月板要素は脛骨部の円
    柱面状支持面上を強制的に案内され、半月板要素の、大
    腿骨部の中心を通る軸線周囲への回転は防止されている
    ことを特徴とする膝関節エンドプロテーゼ。
  2. 【請求項2】 半月板要素が脛骨部の円柱面状支持面に
    関して周方向もしくは軸線方向に、または周方向にも軸
    線方向にも運動可能であり、その際半月板要素は円柱軸
    線周囲に回動可能であり、また円柱軸線に対して平行に
    並進可能であることを特徴とする請求項1に記載のエン
    ドプロテーゼ。
  3. 【請求項3】 脛骨プラトー上に2つの脛骨部が互いか
    ら離隔して配置されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のエンドプロテーゼ。
  4. 【請求項4】 前記2つの脛骨部の円柱面状支持面の円
    柱半径が互いに等しいことを特徴とする請求項3に記載
    のエンドプロテーゼ。
  5. 【請求項5】 前記2つの脛骨部の円柱面状支持面の円
    柱半径が40〜60mmであることを特徴とする請求項
    3または4に記載のエンドプロテーゼ。
  6. 【請求項6】 2つの脛骨部の円柱軸線が実質的に同一
    平面内に配置されており、大腿骨部が脛骨部に関して伸
    展した位置において2つの大腿骨部の中心及び/または
    これらの中心を結ぶ結合線は、前記円柱軸線に対し実質
    的に平行に位置することを特徴とする請求項1から5の
    いずれか一項に記載のエンドプロテーゼ。
  7. 【請求項7】 大腿骨部が脛骨部に関して伸展した位置
    において2つの大腿骨部の中心及び/またはこれらの中
    心を結ぶ結合線は、実質的に前記同一平面内に位置する
    ことを特徴とする請求項6に記載のエンドプロテーゼ。
  8. 【請求項8】 半月板要素が大腿骨部及び/または脛骨
    部と実質的に同じ硬 度を有する材料から成ることを特徴
    とする請求項1から7のいずれか一項に記載のエンドプ
    ロテーゼ。
  9. 【請求項9】 前記半月板要素が大腿骨部及び/または
    脛骨部と同じ材料から成ることを特徴とする請求項8に
    記載のエンドプロテーゼ。
  10. 【請求項10】 脛骨プラトーが、脛骨部を受容するの
    とは反対の側に突出部を有し、この突出部の内側に、取
    り付けねじ用のテーパ付き戻り止め孔が設けられてお
    り、及び/または取り付けねじが緩むのをねじ山付きボ
    ルトで防止するべくねじ山が設けられていることを特徴
    とする請求項1から9のいずれか一項に記載のエンドプ
    ロテーゼ。
  11. 【請求項11】 前記突出部が管形であることを特徴と
    する請求項10に記載のエンドプロテーゼ。
  12. 【請求項12】 脛骨部の、特に円柱面状に形成された
    支持面の円柱半径が大腿骨部の球半径に1より大きい係
    数を乗じて得られる値を有し、その際係数は1.1〜
    2.5であることを特徴とする請求項1から11のいず
    れか一項に記載のエンドプロテーゼ。
  13. 【請求項13】 前記係数が1.2〜2.0であること
    を特徴とする請求項12に記載のエンドプロテーゼ。
  14. 【請求項14】 脛骨部がその支持面の少なくとも一方
    の端部に、半月板要素の運動を制限する制限部を有する
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記
    載のエンドプロテーゼ。
  15. 【請求項15】 脛骨部の円柱軸線が脛骨プラトーに関
    して所与の角度だけ傾斜して配置されており、従って脛
    骨プラトーに垂直な脛骨軸線に対して勾配を有すること
    を特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の
    エンドプロテーゼ。
  16. 【請求項16】 脛骨部の円柱軸線が脛骨プラトーに垂
    直な脛骨軸線から背側または腹側に、特に10mmまで
    の範囲内で所与の距離だけずらして配置されていること
    を特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の
    エンドプロテーゼ。
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