JP3244151B2 - 割出電気転てつ機 - Google Patents

割出電気転てつ機

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JP3244151B2
JP3244151B2 JP26573693A JP26573693A JP3244151B2 JP 3244151 B2 JP3244151 B2 JP 3244151B2 JP 26573693 A JP26573693 A JP 26573693A JP 26573693 A JP26573693 A JP 26573693A JP 3244151 B2 JP3244151 B2 JP 3244151B2
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良男 丸山
稔 藤井
弘四郎 飯野
久男 渡辺
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は割出電気転てつ機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】割出電気転てつ機は、従来よりよく知ら
れているように、転換ローラと、密着側動作桿及び開口
側動作桿の2本の動作桿とを含む。転換ローラはモータ
によって回転駆動される転換歯車上に、転換歯車の回転
中心から偏心した位置に設けられている。2本の動作桿
は、長手方向の中間部に各々2箇所のエスケープ面を有
し、エスケープ面が転換ローラの回転軌跡内に位置する
ように配置されている。使用状態では、動作桿の一方が
開口側動作桿、他方が密着側動作桿として用いられる。
両動作桿に備えられたエスケープ面は、一端側で開き、
開いた端側の内面に互いに対向する円弧面を有してい
る。エスケープ面はその円弧面に想定された法線が転換
歯車の回転中心を通る円弧面となっている。転換ローラ
がエスケープ面を進行中に、ロックピースの鎖錠ローラ
により動作桿を鎖錠し、ロックピースにより鎖錠桿を鎖
錠する。鎖錠桿が完全に鎖錠されると回路制御器が反対
側に転換され、モータ電源を遮断し、反対側の表示接点
を構成する。以後、転換ローラは惰性によって動作桿を
抜け、ストッパに当って停止する。転換ローラは動作桿
から抜けた位置で停止したままとなる。
【0003】割出転てつ機は、ポイントの転換が列車の
車輪から開口側トングレールに加わる割出力によって行
なわれると共に割出力によって開口側動作桿が駆動さ
れ、開口側動作桿によりロックピースが移動して解錠さ
れた後、開口側動作桿と密着側動作桿が一体となって割
出転換が行なわれる。
【0004】図3は従来の割出電気転てつ機の一例を示
す。図4は図3のA4−A4線上断面図を示す。図に示
す従来の割出電気転てつ機では、密着側動作桿3はエス
ケープ面51、52を有していて、開口側の動作桿2は
エスケープ面41、42を有している。開口側動作桿2
のエスケープ面41は、その円弧面に想定された法線P
1が転換ローラの回転中心O1を通る円弧面となってお
り、転換ローラの回転軌跡と同心円の関係にある。
【0005】トングレールの転換方向が、図3の図示と
逆、つまり、トングレール6が基本レール8に密着し、
トングレール7が基本レール9から離れて規定量移動す
る場合、転換歯車はa方向に回転し、転換ローラ1は回
転中心O1に対し図3と対称の位置となる。このとき
は、トングレール6が密着側となり、これに接続されて
いる動作桿2が密着側動作桿となる。また、トングレー
ル7が開口側となり、これに接続されている動作桿3が
開口側動作桿となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の割出電気転てつ機では、開口側動作桿2のエスケープ
面41は、その円弧面に想定された法線P1が転換ロー
ラの回転中心O1を通る円弧面となっており、転換ロー
ラの回転軌跡と同心円の関係にある。このため、転換ロ
ーラがエスケープ面41の面内で停止した場合、割出力
が加わっても、転換ローラを外側に押出す力が働かず、
開口側動作桿が転換ローラによってロックされ、割出不
能状態に陥る。
【0007】トングレールの転換方向が、図3の図示と
逆、即ち、前述したように、トングレール6が密着側と
なり、これに接続されている動作桿2が密着側動作桿と
なり、トングレール7が開口側となり、これに接続され
ている動作桿3が開口側動作桿となる場合でも、転換ロ
ーラが開口側動作桿3のエスケープ面51の面内で停止
すると、前記と同様の作用で開口側動作桿が転換ローラ
によってロックされ割出不能状態に陥る。
【0008】本発明の課題は、何らかの原因で転換ロー
ラがエスケープ面の面内で停止した場合でも、割出力に
よって転換ローラをエスケープ面の外側に押し出し、割
出可能とした電気転てつ機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、転換ローラと、2本の動作桿とを含む割
出電気転てつ機であって、前記転換ローラは、モータに
よって回転駆動される転換歯車上に、前記転換歯車の回
転中心から偏心した位置に設けられており、前記2本の
動作桿は、長手方向の中間部に切欠による割出カム面と
エスケープ面を有し、前記割出カム面とエスケープ面が
前記転換ローラの回転軌跡内に位置するように配置さ
れ、一方が開口側動作桿、他方が密着側動作桿として用
いられるものであり、前記割出カム面とエスケープ面
は、一端側で開き、開いた端側の内面に互いに対向する
円弧状の面となっており、割出力が加わった時に前記転
換ローラを押す前記割出カム面は、その円弧状の面に対
して想定された法線が、前記回転中心を通ることのない
円弧状の面となっている。
【0010】
【作用】割出カム面とエスケープ面は、一端側で開き、
開いた端側の内面に互いに対向する円弧状の面となって
いる。割出力が加わった時に転換ローラを押す割出カム
面は、その円弧状の面に対して想定された法線が、転換
ローラの回転中心を通ることのない円弧状の面となって
いるから、転換ローラが密着側動作桿のエスケープ面の
面内で停止した場合、割出力が加わると、開口側動作桿
の割出カム面から転換ローラに、転換ローラを外側に押
出す力が働く。このため、開口側動作桿のロックが回避
され、割出が可能になる。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る割出電気転てつ機の平面
図である。本発明に係る割出電気転てつ機Aは、転換ロ
ーラ1と、2本の動作桿2、3とを含んでいる。転換ロ
ーラ1は、図示しないモータによって矢印aの方向に回
転駆動される転換歯車(図示しない)上に、転換歯車の
回転中心O1から半径r1だけ偏心した位置に設けられ
ている。回転中心O1は定点である。これはこの種の電
気転てつ機において周知の構造である。
【0012】動作桿2、3は、長手方向の中間部に切欠
による割出カム面41、51とエスケープ面42、52
を有する。割出カム面41、51とエスケープ面42、
52は転換ローラ1の回転軌跡R内に位置するように配
置されている。動作桿2、3は、一方が開口側動作桿
2、他方が密着側動作桿3として用いられる。開口側動
作桿2は一端21が開口側トングレール6に連結され、
密着側動作桿3は一端31が密着側トングレール7に接
続されている。
【0013】8、9は基本レール、10は列車の車軸、
11、12はロックピース、13、14はロックピース
11、12に取付けられた鎖錠ローラ、15、16は追
従ローラ、17はカム、18は動作桿2、3の間に介在
して設けられたバネ機構である。カム17は図示しない
転換歯車と同軸に設けられている。追従ローラ15、1
6はカム17のカム面に追従して駆動され、それによっ
てロックピース11、12が図示しない鎖錠桿に出入し
て鎖錠、解錠が行なわれる。また、ロクピース11、1
2の駆動時に、鎖錠ローラ13、14によって動作桿
2、3が鎖錠または解錠される。
【0014】トングレールの転換方向が図1の図示とは
逆になり、トングレール6が基本レール8に密着し、ト
ングレール7が基本レール9から離れて規定量移動する
場合は、転換歯車はa方向に回転し、転換ローラ1は回
転01に対し図1と対称の位置となる。このとき、トン
グレール6が密着側となり、これに接続されている動作
桿2が密着側動作桿となる。また、トングレール7が開
口側となり、これに接続されている動作桿3が開口側動
作桿となる。
【0015】動作桿2は割出カム面41とエスケープ面
42を有し、動作桿3は割出カム面51とエスケープ面
52を有している。割出力が加わった時に転換ローラを
押す割出カム面41は、その円弧状の面に対して想定さ
れた法線P1が、転換ローラ1の回転中心O1を通るこ
とのない円弧状の面となっている。図示では、トングレ
ールの転換方向が逆になり、トングレール6が基本レー
ル8に密着し、トングレール7が基本レール9から離れ
て規定量移動し、動作桿3が開口側動作桿、動作桿2が
密着側動作桿として割出動作する場合にも対応するた
め、動作桿3の割出カム面51をも、その円弧状の面に
対して想定された法線P1が転換ローラ1の回転中心O
1を通ることのない円弧状の面としてある。具体的な構
成として、この実施例では、割出カム面41の円弧状の
面を、従来形であるエスケープ面42よりも外側に大き
く開くように形成することによって、法線P1が転換ロ
ーラ1の回転中心O1を通らないようにしてある。この
他、割出カム面41に対する回転中心O1の位置の選定
によっても、同様の関係を得ることができる。
【0016】図2は開口側動作桿2の動作を説明するた
めの図である。列車の車軸10が矢印bの方向に進行す
ると、ポイントの転換が列車の車軸10から開口側トン
グレール6に加わる割出力Fによって行なわれると共
に、割出力Fによって開口側動作桿2が駆動される。こ
こで、割出力Fが加わった時に転換ローラ1を押す割出
カム面41は、その円弧状の面に対して想定された法線
P1が、回転中心O1を通ることのない円弧状の面とな
っているから、転換ローラ1が密着側動作桿3のエスケ
ープ面52の面内で停止した状態で割出力Fが加わる
と、割出カム面41から転換ローラ1に、法線P1の方
向の力F0及び開口側動作桿2と平行する方向の力F2
の他に、転換ローラ1を外側に押出す力F1が働き、転
換ローラ1が矢印cの方向に押し出される。このため、
開口側動作桿2のロックが回避され、割出が可能にな
る。
【0017】割出電気転てつ機の解錠及び鎖錠は、通常
の電気転てつ機と基本的に同じである。転換指令によ
り、モータ及び転換歯車が駆動されると、転換歯車の回
転により、カム17のカム面に当接する追従ローラ1
5、16がカム面の回転軌跡に従って駆動される。追従
ローラ15、16の動きに従ってロックピース11、1
2が動作し、ロックピース11、12の動作に基づいて
ロックピース11、12と鎖錠桿との間で鎖錠または解
錠の動作が行なわれる。同時にロックピース11、12
の駆動時に鎖錠ローラ13、14によって動作桿2、3
が鎖錠または解錠される。
【0018】
【発明の効果】以上のべたように、本発明によれば、何
らかの原因で転換ローラが密着側動作桿のエスケープ面
の面内で停止した場合でも、割出力により開口側動作桿
の割出カム面によって転換ローラをエスケープ面の外側
に押し出し、割出可能とした割出電気転てつ機を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る割出電気転てつ機の平面図であ
る。
【図2】開口側動作桿の動作を説明するための図であ
る。
【図3】従来の割出電気転てつ機の平面図である。
【図4】図3のA4−A4線上断面図である。
【符号の説明】
1 転換ローラ 2、3 動作桿 41、51 割出カム面 42、52 エスケープ面 O1 回転中心 R 回転軌跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 久男 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日 本信号株式会社 与野事業所内 (56)参考文献 特開 平4−71958(JP,A) 特開 昭60−121172(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 5/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転換ローラと、2本の動作桿とを含む割
    出電気転てつ機であって、 前記転換ローラは、モータによって回転駆動される転換
    歯車上に、前記転換歯車の回転中心から偏心した位置に
    設けられており、 前記2本の動作桿は、長手方向の中間部に切欠による割
    出カム面及びエスケープ面を有し、前記割出カム面及び
    エスケープ面が前記転換ローラの回転軌跡内に位置する
    ように配置され、一方が開口側動作桿、他方が密着側動
    作桿として用いられるものであり、 前記割出カム面及びエスケープ面は、一端側で開き、開
    いた端側の内面に互いに対向する円弧状の面を有してお
    り、割出力が加わった時に前記転換ローラを押す前記割
    出カム面は、その円弧状の面に対して想定された法線
    が、前記回転中心を通ることのない円弧状の面となって
    いる割出電気転てつ機。
JP26573693A 1993-09-29 1993-09-29 割出電気転てつ機 Expired - Lifetime JP3244151B2 (ja)

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JP2006214146A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Nippon Signal Co Ltd:The 転てつ機
CN108263432A (zh) * 2016-12-30 2018-07-10 比亚迪股份有限公司 跨座式单轨道岔的道岔梁驱动装置以及跨座式单轨道岔
CN108263421B (zh) * 2016-12-30 2020-07-10 比亚迪股份有限公司 跨座式单轨道岔的道岔梁驱动装置以及跨座式单轨道岔
CN108263422B (zh) * 2016-12-30 2019-11-08 比亚迪股份有限公司 跨座式单轨道岔的道岔梁驱动装置以及跨座式单轨道岔

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