JP3244044U - 運搬用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】運搬用容器において、大型で重量のある容器の運搬を容易に行うことができるようにする。【解決手段】運搬用容器1は、発泡樹脂製であり、所定の収容空間を有し上方が開口した箱形状の容器本体2と、容器本体2の開口20を施蓋する蓋体3と、容器本体2の外底面に一体成形された複数の桁体4と、を備える。容器本体2は、平面視で略長方形状であり、桁体4は、容器本体2の長手方向の両端部と中央部の3箇所に定間隔で配置されている。【選択図】図1
Description
本考案は、錦鯉等の大型の観賞魚の輸送に用いられる運搬用容器に関する。
近年では、錦鯉等の大型の観賞魚が、国際的にも人気となっており、錦鯉は、輸出重点品目に加えられるようになっている。錦鯉の輸送の際には、一般的に、大型のポリエチレン製袋に、淡水と共に錦鯉を入れ、袋内に十分な酸素を充填してから、袋を密閉し、これを大型の段ボール箱に梱包する。
しかし、錦鯉等の観賞魚は、周囲の温度変化に対して繊細な生き物であり、運搬時の温度を適切に管理する必要がある。そのため、周囲温度の影響を受け易い段ボール箱に替えて、断熱性が高い発泡樹脂製の容器に、錦鯉等を入れた袋を梱包することが望ましい。このような容器としては、マグロ等の大型魚を収容し、輸送するための保冷容器を用いることが想定される(例えば、特許文献1参照)。また、本件出願人らは、錦鯉の輸送に適した発泡樹脂製の運搬用容器を提供している(特許文献2参照)。
しかしながら、錦鯉と水を充填した大型の袋を梱包した容器は、かなりの重量があり、人手で運ぼうとすると、複数人で持ち運ぶ必要がある。そのため、一般的には、錦鯉を梱包した容器を平板状パレットの上に載置し、パレットごと容器をフォークリフトで持ち上げて搬送する。ところが、従来の運搬用容器では、パレット上に容器を載置する際には、結局、人手で容器を持ち運ぶことになる。
本考案は、上記課題を解消するものであって、大型で重量のある容器の運搬を容易に行うことができる運搬用容器を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、本考案は、発泡樹脂製の運搬用容器であって、所定の収容空間を有し上方が開口した箱形状の容器本体と、前記容器本体の開口を施蓋する蓋体と、前記容器本体の底面に一体成形された複数の桁体と、を備え、前記容器本体は、平面視で略長方形状であり、前記桁体は、前記容器本体の長手方向の両端部と中央部の3箇所に定間隔で配置されていることを特徴とする。
上記運搬用容器において、前記蓋体は、所定の収容空間を有し下方が開口した箱形状であることが好ましい。
上記運搬用容器において、前記桁体は、その底面に設けられた凹部を有し、前記蓋体は、その天面において前記桁体と対峙する位置に設けられた凸部を有し、前記桁体の凹部に前記蓋体の凸部が嵌合することが好ましい。
上記運搬用容器において、前記容器本体の外側面と外底面との成す角部のうち、前記桁体が設けられていない箇所が面取りされて面取り部となっていることが好ましい。
上記運搬用容器において、前記容器本体の内底面のうち、両端部に近接する箇所が、内側面に向けて緩やかに傾斜していることが好ましい。
本考案によれば、容器本体の外底面に桁体を、容器本体と一体的に設けたので、運搬用容器を直接的にフォークリフトで運搬することができ、大型で重量のある容器の運搬を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る運搬用容器について、図1乃至図5を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の運搬用容器1は、所定の収容空間S1を有し上方が開口した箱形状の容器本体2と、容器本体2の開口20を施蓋する蓋体3と、容器本体2の外底面21aに一体成形された複数の桁体4と、を備える。なお、以下の説明において、図1に示す斜視図の左下方向を正面方向とする。すなわち、運搬用容器1は、正面(背面)方向の面が水平方向に長い直方体形状の外観を有する。
容器本体2(桁体4)及び蓋体3を構成する材料は、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂といった発泡合成樹脂であり、本実施形態では、発泡ポリスチレン(EPS(expanded polystyrene))が用いられる。
図2(a)(b)に示すように、容器本体2は、平面視で略長方形状であり、略長方形状の底板部21と、底板部21の4辺に立設された4つの側壁(長辺側側壁22、短手辺側側壁23)から構成される。容器本体2の平面視の外寸は、例えば、長手辺の長さが1180mm、短手辺の長さが420mmとされる。図示した構成によれば、例えば、側壁22、23の厚さが40mmであり、開口20の長手辺の長さが1100mm、開口20の短手辺の長さが340mmとされる。開口20の周縁には、蓋体3と嵌合するように内側が凸状に外側が凹状となった本体側周枠24が設けられている。
容器本体2の収容空間S1は、底板部21の上面(内底面21b)と、4つの側壁22、23の内側面22a、23aによって構成され、各面が成す隅部は、緩やかに丸みを帯びるように形成される。容器本体2の収容空間S1は、中央部分の深さが最も深く、例えば、最大で275mmとされる。底板部21の厚さは、例えば、60mmとされ、側壁22、23の高さ(桁体4を含まない高さ)は、325mmとされる。
また、容器本体2の内底面21bのうち、両端部に近接する箇所が、内側面22a、23aに向けて緩やかに傾斜している(後述する図5(c)も参照)。そのため、上記収容空間S1に錦鯉と水・空気を入れた袋が収容された際に、傾斜面が袋をソフトにサポートし、袋が収容空間S1内で転がることを抑制し、袋内の錦鯉に不要なストレスを与えることを低減することができる。
桁体4は、容器本体2の長手方向の両端部と中央部の3箇所に定間隔で配置されている。桁体4は、容器本体2の底面視で略長方形状であり、その長手辺の長さが、容器本体2の短手辺の長さと略等しい。桁体4の短手辺の長さは、中央部の桁体4Aと両端部の桁体4Bで異なっており、大きな荷重がかかる中央部の桁体4Aの方が幅広となっている。桁体4の高さは、例えば、75mmとされる。
また、桁体4は、その底面に設けられた凹部41を有する。凹部41は、底面視で略長方形状であり、容器本体2の外底面21aと概ね等しいで高さまで彫り込まれている。この凹部41は、桁体4の肉抜きを目的とするだけでなく、後述する蓋部3の凸部35と嵌合する役割を果たす。また、両端部の桁体4Bの外端部には、容器本体2を持ち運ぶ際に、指を引っ掛け易くする凹状の持ち手部42が設けられている。
蓋体3の収容空間S2は、天板部31の下面(内天面31b)と、4つの側壁32、33の内側面32a、33aによって構成され、各面が成す隅部は、緩やかに丸みを帯びるように形成される。蓋体3の収容空間S2も、中央部分の深さが最も深く、例えば、最大で170mmとされる。天板部31の厚さは、例えば、40mmとされ、側壁32、33の高さは、210mmとされる。
容器本体2の外側面22b、23bと外底面21aとの成す角部のうち、桁体3が設けられていない箇所は、面取りされ、面取り部25とされている。面取り部25は、中央の桁体3Aと両端部の桁体3Bとの夫々の間に位置し、フォークリフトのフォークが差し込まれる箇所である。そのため、上記箇所が面取り部25とされることで、フォークの接触等によって、容器本体2の外表面が破損することを抑制することができる。また、容器本体2と蓋体3とを結束バンドで固定する場合にも、面取り部25の箇所に結束バンドを回すことで、容器本体2の破損を抑制することができる。
蓋体3は、所定の収容空間S2を有し、下方が開口した箱形状となっている。具体的には、蓋体3は、平面視で略長方形状であり、略長方形状の天板部31と、天板部31の4辺に立設された4つの側壁(長辺側側壁32、短手辺側側壁33)から構成される。蓋体3の平面視の外寸は、容器本体2の平面視の外寸と略等しい。蓋体3の開口30の寸法も、容器本体2の開口20の寸法と略等しい。開口30の周縁には、容器本体2と嵌合するように内側が凹状に外側が凸状となった蓋側周枠34が設けられている。
また、蓋体3は、その天板部31の上面(天面)において桁体4と対峙する位置に設けられた凸部35を有する。この凸部35は、桁体4の凹部41に嵌合する形状とされている。凸部35の高さは、例えば、10mmとされる。また、両端部の凸部35の外端部には、蓋体3を持ち運ぶ際に、指を引っ掛け易くする凹状の持ち手部36が設けられている。
上述したように構成された容器本体2及び蓋体3は、図4(a)(b)及び図5(a)(b)に示すように、互いに組み合わせられて、内部に収容空間S1、S2を有する運搬用容器1となる(特に図5(c)参照)。運搬用容器1は、容器本体2の収容空間S1だけでなく、蓋体3側にも収容空間S2があるので、例えば、錦鯉と水を入れた袋に、多くの空気を更に充填して、袋の容積が大きくなっても、余裕をもって蓋体3で施蓋することができる。また、容器本体2及び蓋体3は、発泡樹脂製なので所定の弾性を有しており、本体側周枠24と蓋側周枠34とを嵌合させると、密閉性の高い収容空間S1、S2が得られる。そのため、例えば、袋から水漏れしても、容器内で水を留め、外部への水漏れを抑制することができる。
また、運搬用容器1は、容器本体2の外底面21aに桁体3を、容器本体2と一体的に設けているので、運搬用容器1を直接的にフォークリフトで運搬することができる。そのため、運搬用容器1に錦鯉や水などが収容されて、一つの運搬用容器1が大荷重になった場合でも、人手ではなく、フォークリフトを用いることができるので、大型で重量のある容器の運搬を容易に行うことができる。また、それ自体が大きな部材であるパレットが不要になり、パレット上に容器を載せ替える必要もないので、運搬の工程が簡略化され、運搬効率が向上する。
更に、蓋体3の凸部35上に、桁体4の凹部41が嵌まるように、蓋体3上に容器本体2を載置することで、下段の運搬用容器1の蓋体3の上に、上段の運搬用容器1の容器本体2をズレることなく載置することができ、複数の運搬用容器1を安定的に積み重ねることができる。また、複数の運搬用容器1積み重ねた状態のままフォークリフトで搬送する際にも安定性が向上する。また、運搬用容器1は、発泡樹脂製なので、断熱性が高いので、錦鯉に温度変化のストレスを与え難く、錦鯉の運搬に適している。
なお、本考案は、箱形状の容器本体2と、蓋体3と、容器本体2の外底面21aに一体成形された桁体4と、を備え、桁体4間にフォークリフトのフォークを差し込むことで、フォークリフトでの搬送を可能とした構成であれば、上記実施形態に限らず、種々の変形が可能である。上述した実施形態では、桁体4は略長方形であり、その長辺の長さが容器本体2の短手辺の長さが略等しく、3つの桁体4を備えた構成を示したが、例えば、桁体が略正方形であり、6つの桁体を備えた構成であってもよい。また、荷重が集中する中央の桁体4Aのみが略長方形であり、両端部の桁体が略正方形であってもよい。
1 運搬用容器
2 容器本体
20 開口
21a 外底面
22a、23a 内側面
22b、23b 外側面
25 面取り部
3 蓋体
4、4A、4B 桁体
S1、S2 収容空間
2 容器本体
20 開口
21a 外底面
22a、23a 内側面
22b、23b 外側面
25 面取り部
3 蓋体
4、4A、4B 桁体
S1、S2 収容空間
Claims (5)
- 発泡樹脂製の運搬用容器であって、
所定の収容空間を有し上方が開口した箱形状の容器本体と、前記容器本体の開口を施蓋する蓋体と、前記容器本体の外底面に一体成形された複数の桁体と、を備え、
前記容器本体は、平面視で略長方形状であり、
前記桁体は、前記容器本体の長手方向の両端部と中央部の3箇所に定間隔で配置されていることを特徴とする運搬用容器。 - 前記蓋体は、所定の収容空間を有し下方が開口した箱形状であることを特徴とする請求項1に記載の運搬用容器。
- 前記桁体は、その底面に設けられた凹部を有し、
前記蓋体は、その天面において前記桁体と対峙する位置に設けられた凸部を有し、
前記桁体の凹部に前記蓋体の凸部が嵌合することを特徴とする請求項1に記載の運搬用容器。 - 前記容器本体の外側面と外底面との成す角部のうち、前記桁体が設けられていない箇所が面取りされて面取り部となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の運搬用容器。
- 前記容器本体の内底面のうち、両端部に近接する箇所が、内側面に向けて緩やかに傾斜していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の運搬用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023002869U JP3244044U (ja) | 2023-08-08 | 2023-08-08 | 運搬用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2023002869U JP3244044U (ja) | 2023-08-08 | 2023-08-08 | 運搬用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3244044U true JP3244044U (ja) | 2023-10-05 |
Family
ID=88203991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2023002869U Active JP3244044U (ja) | 2023-08-08 | 2023-08-08 | 運搬用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3244044U (ja) |
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2023
- 2023-08-08 JP JP2023002869U patent/JP3244044U/ja active Active
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Legal Events
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3244044 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |