JP3243536U - 穿刺補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】小動物の皮膚を貫通することなく皮膚表層の皮内への適切な穿刺を可能にする穿刺補助部を提供する。【解決手段】小動物に皮内穿刺する際に針を受ける穿刺補助具10であって、皮膚側に配される硬質部1と硬質部の皮膚側とは反対側に配される衝撃吸収部2とを含む積層部材3を有し、硬質部は平面又は曲面を有し、該平面又は曲面は、タイプAデューロメーターで測定される表面硬度が60以上であり、衝撃吸収部は、表面硬度が0.5以上40以下である。【選択図】図1
Description
本考案は、小動物に皮内穿刺する際に針を受ける穿刺補助具に関する。
従来から、対象動物の皮膚を引き出して指の上や硬質表面上で平らにし、その部分に針を当てて穿刺する技術がある。該穿刺により、例えば針の中空を介して注射液を注入するなどされる。その穿刺は、皮膚表面の表皮とその下の真皮の間の皮内、その下の皮下組織、更にはその下の筋肉や静脈に対してなど種々の深さのものがある。この穿刺に用いる装置について、これまでいくつかの提案がなされてきた。
特許文献1には、注射による投薬の装置として、マクロニードルを含むインジェクションキットが記載されている。該インジェクションキットは、マイクロニードルを有するアダプタと皮膚固定具とを備える。前記皮膚固定具は固定具本体と対向部材とを有し、前記固定具本体は前記アダプタが挿通される第1貫通孔を含む。このインジェクションキットでは、コイルばねの復元力で前記固定具本体と前記対向部材との間に皮膚を挟み、前記アダプタを前記第1貫通孔に挿入し、マイクロニードルを皮膚に穿刺する。その際、前記対向部材が備える凸部が皮膚を押し上げて引張応力を加え、前記アダプタからの下向きの応力に対する抗力となり、皮膚を下向きに変形し難くするとされる。前記凸部の材料は、ウレタンゲル、シリコンゴムなどの弾性体とすることが記載されている。
特許文献2には、マイクロニードルを用いた医療用の経皮投与用途のアプリケータが記載されている。該アプリケータにはマイクロニードルを含むカートリッジ部が含まれ、挟みバネにより一端側が接続された上板部及び下板部を含むことが記載されている。前記上板部には前記カートリッジ部が嵌め込まれた本体部が設置されており、挟みバネの弾力で上板部と下板部との間に皮膚(例えば、肘関節裏側、耳たぶ)を挟持し、マクロニードルが刺さるように位置合わせできるとされる。前記下板部においては、その表面側にウレタンゲルなどの裏打ち材を設けてもよいことが記載されている。
近年、小動物の皮膚表層の皮内に穿刺することへのニーズが高まっている。ここで言う「小動物」とは人の手に乗る程度の小さな動物のことで、例えばマウス、ラット、ハムスター、モルモットなどのげっ歯類が挙げられる。
しかし、このような小動物の皮膚は一般的な動物の皮膚よりも薄い。そのため、小動物の皮内への針の穿刺を正確に行うことは難しく改善の余地があった。
この点、特許文献1における凸部や特許文献2にける下板部のようにゲルなどの軟質の素材が穿刺の土台表層を構成すると、小動物の皮膚と軟質の土台表層とが一緒に沈み込んで針が皮膚の表面へ刺入することすら難しくなることがある。更に、前記軟質土台の下に硬質基材を置いたり、前記硬質基材のみを土台としたりすると、針が、硬質基材まで到達し衝撃を受け流せずに皮膚を貫通してしまうことがある。
しかし、このような小動物の皮膚は一般的な動物の皮膚よりも薄い。そのため、小動物の皮内への針の穿刺を正確に行うことは難しく改善の余地があった。
この点、特許文献1における凸部や特許文献2にける下板部のようにゲルなどの軟質の素材が穿刺の土台表層を構成すると、小動物の皮膚と軟質の土台表層とが一緒に沈み込んで針が皮膚の表面へ刺入することすら難しくなることがある。更に、前記軟質土台の下に硬質基材を置いたり、前記硬質基材のみを土台としたりすると、針が、硬質基材まで到達し衝撃を受け流せずに皮膚を貫通してしまうことがある。
本考案は、上記の点に鑑み、小動物の皮膚を貫通することなく皮膚表層の皮内への適切な穿刺を可能にする穿刺補助部に関する。
本考案は、小動物に皮内穿刺する際に針を受ける穿刺補助具であって、皮膚側に配される硬質部と前記硬質部の前記皮膚側とは反対側に配される衝撃吸収部とを含む積層部材を有し、前記硬質部は平面又は曲面を有し、該平面又は曲面は、タイプAデューロメーターで測定される表面硬度が60以上であり、前記衝撃吸収部は、前記表面硬度が0.5以上40以下である、穿刺補助具を提供する。
本考案の穿刺補助部は、小動物の皮膚を貫通することなく皮膚表層の皮内への適切な穿刺を可能にする。
本考案の穿刺補助部の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。
図1に示すように、本実施形態の穿刺補助具10は、皮膚側10Aに配される硬質部1と、硬質部1の皮膚側10Aとは反対側10Bに配される衝撃吸収部2とを含む積層部材3を有する。ここで言う「皮膚側10A」及び「反対側10B」は、穿刺補助具10において、針の移動(穿刺)方向を基準にした相対的な位置関係を示す。「皮膚側10A」は、穿刺補助具10において、相対的に、穿刺対象の小動物の皮膚を載置する側を言い、針に近い側を意味する。「反対側10B」は、針の移動(穿刺)方向を基準に皮膚側10Aから相対的に離れる側であり、裏面側ともいう。このように、硬質部1は衝撃吸収部2よりも相対的に皮膚側10A、針に近い側に位置する。
本実施形態においては、硬質部1は、皮膚側10Aの面1Aを皮膚の載置面として有する。衝撃吸収部2は、皮膚側10Aの面2Aを、硬質部1における皮膚側10Aとは反対側10Bの面1Bに当接して積層されている。衝撃吸収部2の、面2Aとは反対側の面2Bは、穿刺補助具10の静置台に当接される面である。このようにして積層部材3が形成されている。
ただし、本考案は、皮膚側10Aの硬質部1と反対側10Bの衝撃吸収部2との相対的な配置関係を有する限り、図1に示す実施形態に限定されるものでない。他の好ましい実施形態については、後述する。
図1に示すように、本実施形態の穿刺補助具10は、皮膚側10Aに配される硬質部1と、硬質部1の皮膚側10Aとは反対側10Bに配される衝撃吸収部2とを含む積層部材3を有する。ここで言う「皮膚側10A」及び「反対側10B」は、穿刺補助具10において、針の移動(穿刺)方向を基準にした相対的な位置関係を示す。「皮膚側10A」は、穿刺補助具10において、相対的に、穿刺対象の小動物の皮膚を載置する側を言い、針に近い側を意味する。「反対側10B」は、針の移動(穿刺)方向を基準に皮膚側10Aから相対的に離れる側であり、裏面側ともいう。このように、硬質部1は衝撃吸収部2よりも相対的に皮膚側10A、針に近い側に位置する。
本実施形態においては、硬質部1は、皮膚側10Aの面1Aを皮膚の載置面として有する。衝撃吸収部2は、皮膚側10Aの面2Aを、硬質部1における皮膚側10Aとは反対側10Bの面1Bに当接して積層されている。衝撃吸収部2の、面2Aとは反対側の面2Bは、穿刺補助具10の静置台に当接される面である。このようにして積層部材3が形成されている。
ただし、本考案は、皮膚側10Aの硬質部1と反対側10Bの衝撃吸収部2との相対的な配置関係を有する限り、図1に示す実施形態に限定されるものでない。他の好ましい実施形態については、後述する。
硬質部1は平面又は曲面を有する。この平面又は曲面は、特に皮膚の載置面である皮膚側10Aの面1Aの形状を意味する。「平面」は、小動物の皮膚を平らにすることができる平坦な形状を意味し、表面粗さ程度の微細な凹凸があってもよい。「曲面」は、具体的には、曲線が動いてできる面であり、連続的に曲がった面を意味する。
硬質部1の前記平面又は曲面は、タイプAデューロメーターで測定される表面硬度(A)が60以上である。
この表面硬度(A)は、硬質部1の皮膚側10Aの面1Aの硬さを意味する。ただし、硬質部1が単一の素材又は均一な組成物により構成された多面体である場合は、表面硬度(A)は、いずれの面において測定される値であってもよい。また、硬質部を常温で、もしくは凍結した状態で精密切断機等を用いて切断して得られる面において測定される値であっても良い。
硬質部1は、上記の表面硬度(A)を有することにより、針を押し当てる圧力が付加された際に皮膚と共に沈み込み難くなり、穿刺に伴う皮膚の変形を抑制することができる。すなわち、硬質部1の皮膚側10Aの面1A上で、針を皮膚の表面に刺入させやすくなる。
この観点から、硬質部1の前記平面又は曲面の表面硬度(A)は、80以上が好ましい。
硬質部1の前記平面又は曲面の表面硬度(A)は、現実的には、100以下である。
本明細書において示す「表面硬度」はいずれも前述の「タイプAデューロメーターで測定される表面硬度」を意味する。
この表面硬度(A)は、硬質部1の皮膚側10Aの面1Aの硬さを意味する。ただし、硬質部1が単一の素材又は均一な組成物により構成された多面体である場合は、表面硬度(A)は、いずれの面において測定される値であってもよい。また、硬質部を常温で、もしくは凍結した状態で精密切断機等を用いて切断して得られる面において測定される値であっても良い。
硬質部1は、上記の表面硬度(A)を有することにより、針を押し当てる圧力が付加された際に皮膚と共に沈み込み難くなり、穿刺に伴う皮膚の変形を抑制することができる。すなわち、硬質部1の皮膚側10Aの面1A上で、針を皮膚の表面に刺入させやすくなる。
この観点から、硬質部1の前記平面又は曲面の表面硬度(A)は、80以上が好ましい。
硬質部1の前記平面又は曲面の表面硬度(A)は、現実的には、100以下である。
本明細書において示す「表面硬度」はいずれも前述の「タイプAデューロメーターで測定される表面硬度」を意味する。
衝撃吸収部2の表面硬度(B)は0.5以上40以下である。
この表面硬度(B)は、衝撃吸収部2の皮膚側の面(硬質部1側の面)2Aの硬さを意味する。ただし、衝撃吸収部2が単一の素材又は均一な組成物により構成された多面体である場合は、表面硬度(B)は、いずれの面において測定される値であってもよい。また、衝撃吸収部を鋭利な刃物等で切断して得られる面において測定される値であっても良い。
衝撃吸収部2が上記の表面硬度(B)を有することにより、針を皮膚に押し当てて圧力を加えた際に、硬質部1と衝撃吸収部2とが共に針の移動(穿刺)方向に変形し衝撃を受け流すとともに、受け流しに伴う衝撃や振動が緩和される。これにより、針が皮膚の表面に刺入した後に、針の穿刺を適度な深度で停止することが可能となる。すなわち、針による皮膚の貫通を抑制し、適切な深さへの穿刺を可能にする。
衝撃の受け流し性をより高める観点から、衝撃吸収部2の表面硬度(B)は、20以下が好ましく、10以下がより好ましい。
針の適度な深度での停止性をより高める観点から、衝撃吸収部2の表面硬度(B)は、1以上が好ましい。
この表面硬度(B)は、衝撃吸収部2の皮膚側の面(硬質部1側の面)2Aの硬さを意味する。ただし、衝撃吸収部2が単一の素材又は均一な組成物により構成された多面体である場合は、表面硬度(B)は、いずれの面において測定される値であってもよい。また、衝撃吸収部を鋭利な刃物等で切断して得られる面において測定される値であっても良い。
衝撃吸収部2が上記の表面硬度(B)を有することにより、針を皮膚に押し当てて圧力を加えた際に、硬質部1と衝撃吸収部2とが共に針の移動(穿刺)方向に変形し衝撃を受け流すとともに、受け流しに伴う衝撃や振動が緩和される。これにより、針が皮膚の表面に刺入した後に、針の穿刺を適度な深度で停止することが可能となる。すなわち、針による皮膚の貫通を抑制し、適切な深さへの穿刺を可能にする。
衝撃の受け流し性をより高める観点から、衝撃吸収部2の表面硬度(B)は、20以下が好ましく、10以下がより好ましい。
針の適度な深度での停止性をより高める観点から、衝撃吸収部2の表面硬度(B)は、1以上が好ましい。
(表面硬度の測定方法)
タイプAデューロメーターを用いてJIS K 6253-3に準拠して測定できる。
タイプAデューロメーターを用いてJIS K 6253-3に準拠して測定できる。
以上の通り、本実施形態の穿刺補助具10は、前述の表面硬度を有する、皮膚側10Aの硬質部1と反対側10Bの衝撃吸収部2とを含むことにより、小動物の皮膚の沈み込み変形を抑えて皮膚表面への刺入を円滑に行いながら、針の押圧による衝撃を受け流す機構を有する。
これにより、本実施形態の穿刺補助具10は、小動物の皮膚を貫通することなく皮膚表層の皮内への適切な穿刺を可能にする。
これにより、本実施形態の穿刺補助具10は、小動物の皮膚を貫通することなく皮膚表層の皮内への適切な穿刺を可能にする。
本実施形態の穿刺補助具10は、例えば図2(A)及び(B)に示すようにして用いることができる。
すなわち、平坦な台Pに載置した穿刺補助具10において、小動物Mから皮膚Wを引張伸ばし、硬質部1の皮膚側10Aの面1Aに載置する(図2(A)参照)。次いで、その上方から針91を含む穿刺デバイス9を略垂直に降下させ、皮膚Wを穿刺する(図2(B)参照)。その際、小動物の皮膚が非常に薄いため(例えば300μmであり、人の皮膚の10分の1程度に相当する。)、針91を付勢して穿刺することが好ましい。例えば、針91を含む穿刺デバイス9に対してバネ等によって所定の力を付与して、一定の速度で穿刺を行うことなどが挙げられる。一定の速度を付勢した穿刺は、小動物の薄い皮膚Wの沈み込み変形の抑制と皮膚Wの表面への刺入とをより行いやすくする。
このような使用においても、本実施形態の穿刺補助具10を用いることで、硬質部1で確実に皮膚Wの沈み込み変形を抑制するばかりでなく硬質部1及び衝撃吸収部2の沈み込みで衝撃を適度に受け流して、適切な深度で皮内への適切な穿刺が可能となる。
すなわち、平坦な台Pに載置した穿刺補助具10において、小動物Mから皮膚Wを引張伸ばし、硬質部1の皮膚側10Aの面1Aに載置する(図2(A)参照)。次いで、その上方から針91を含む穿刺デバイス9を略垂直に降下させ、皮膚Wを穿刺する(図2(B)参照)。その際、小動物の皮膚が非常に薄いため(例えば300μmであり、人の皮膚の10分の1程度に相当する。)、針91を付勢して穿刺することが好ましい。例えば、針91を含む穿刺デバイス9に対してバネ等によって所定の力を付与して、一定の速度で穿刺を行うことなどが挙げられる。一定の速度を付勢した穿刺は、小動物の薄い皮膚Wの沈み込み変形の抑制と皮膚Wの表面への刺入とをより行いやすくする。
このような使用においても、本実施形態の穿刺補助具10を用いることで、硬質部1で確実に皮膚Wの沈み込み変形を抑制するばかりでなく硬質部1及び衝撃吸収部2の沈み込みで衝撃を適度に受け流して、適切な深度で皮内への適切な穿刺が可能となる。
穿刺補助具10を用いた小動物の皮膚への穿刺において、針を中空針、すなわち注射針とすることが好ましい。穿刺補助具10を用いることにより、小動物の皮内への投薬を適切に行うことが可能となる。
本考案の穿刺補助具は、皮膚側10Aの硬質部1と反対側10Bの衝撃吸収部2との相対的な配置関係を有する限り、図1に示す実施形態に限定されるものでない。例えば、図3、図4に示すような実施形態であってもよい。なお、図3及び図4に示す実施形態は、図1に示す実施形態とは後述の軟質部4を含む点が異なり、それ以外は共通する。
図3に示す穿刺補助具10Sは、硬質部1の皮膚側10Aに軟質部4を有する。すなわち、穿刺補助具10Sは、皮膚側10Aから順に軟質部4、硬質部1及び衝撃吸収部2が積層された積層部材3Sを有する。軟質部4は、硬質部1よりも表面硬度が低く、かつ、衝撃吸収部2よりも表面硬度が高い。軟質部4が硬質部1よりも表面硬度が低いことで、針先端の潰れを防止することができる。軟質部4が衝撃吸収部2よりも表面硬度が高いことで、針の圧力を軟質部4ではなく衝撃吸収部2で吸収することができ、軟質部4において、皮膚の沈み込み変形を抑えて皮膚の表面への刺入と皮内への適切な穿刺とを可能にする。
図4に示す穿刺補助具10Tは、図3に示す穿刺補助具10Sに更に、硬質部1と衝撃吸収部2との間に軟質部4を有する。すなわち、穿刺補助具10Tは、皮膚側10Aから順に軟質部4、硬質部1、軟質部4及び衝撃吸収部2が積層された積層部材3Tを有する。この場合も、2つの軟質部4が図3に示す穿刺補助具10Sの場合と同様に作用し、穿刺補助具10Tによる穿刺性をより高めることができる。
図3及び図4に示す実施形態において、軟質部4の表面硬度(C)は、皮膚側10Aの面4Aの硬さを意味する。ただし、軟質部4が単一の素材又は均一な組成物により構成された多面体である場合は、表面硬度(C)は、いずれの面において測定される値であってもよい。また、軟質部を鋭利な刃物等で切断して得られる面において測定される値であっても良い。軟質部4の表面硬度(C)は前記(表面硬度の測定方法)により測定される。
硬質部1の皮膚側10Aに配される軟質部4は、皮膚の載置面となることから、前述の硬質部1と同様に、平面又は曲面を有することが好ましく、平面又は曲面を皮膚側10Aの面4Aに有することが好ましい。
硬質部1の皮膚側10Aに配される軟質部4は、皮膚の載置面となることから、前述の硬質部1と同様に、平面又は曲面を有することが好ましく、平面又は曲面を皮膚側10Aの面4Aに有することが好ましい。
軟質部4は衝撃吸収部2よりも厚みが薄く、10mm以下であることが好ましい。これにより、軟質部4における皮膚の表面への刺入と、衝撃吸収部2における針の圧力の吸収との機能分担をより確実にして、皮内への穿刺性をより高めることができる。
この観点から、軟質部4の厚みは、5mm以下がより好ましく、3mm以下が更に好ましく、また0.1mm以上が好ましい。
この観点から、軟質部4の厚みは、5mm以下がより好ましく、3mm以下が更に好ましく、また0.1mm以上が好ましい。
軟質部4の表面硬度(C)の硬質部1の表面硬度(A)に対する比(C/A)は、針先端の潰れをより防止する観点から、0.6以下が好ましく、0.3以下がより好ましく、0.1以下が更に好ましい。
軟質部4の表面硬度(C)の衝撃吸収部2の表面硬度(B)に対する比(C/B)は、軟質部4と衝撃吸収部2との機能分担をより確実にする観点から、1超が好ましく、1.1以上がより好ましく、1.2以上がより好ましく、また20以下が好ましい。
軟質部4の表面硬度(C)の衝撃吸収部2の表面硬度(B)に対する比(C/B)は、軟質部4と衝撃吸収部2との機能分担をより確実にする観点から、1超が好ましく、1.1以上がより好ましく、1.2以上がより好ましく、また20以下が好ましい。
本考案の穿刺補助部は、前述の硬質部1及び衝撃吸収部2の構成を有するものとして、更に下記構成を含むことが好ましい。下記構成は、本考案の穿刺補助具においていずれか1つ又は2つ以上の構成を組み合わせて含むことができる。それゆえ、前述の図1、図2及び図3に示す実施形態において、下記に示すいずれか1つの構成又は2つ以上の構成を組み合わせて含むことができる。
硬質部1の表面硬度(A)の衝撃吸収部2の表面硬度(B)に対する比(A/B)は、皮膚の沈み込み変形を抑制して皮膚の表面への刺入をより良好に行い、針の穿刺をより適度な深度で停止させる観点から、5以上が好ましく、10以上がより好ましく、15以上が更に好ましい。
同様の観点から、前記比(A/B)は、200以下が好ましく、100以下がより好ましく、50以下が更に好ましい。
同様の観点から、前記比(A/B)は、200以下が好ましく、100以下がより好ましく、50以下が更に好ましい。
硬質部1及び衝撃吸収部2は、板状であることが好ましい。これにより、皮膚をより広く平坦に引き出しやすくなる。
硬質部1は、金属、プラスチック、セラミック、硬質ゴムから選ばれる1種又は2種以上により構成されていることが好ましい。
衝撃吸収部2は、軟質ゴム、スポンジ、バネから選ばれる1種又は2種以上により構成されていることが好ましい。前記スポンジは、ポリウレタンスポンジであることが好ましい。
軟質部4は、衝撃吸収部2と同様の素材を用いることが好ましい。この場合、軟質部4及び衝撃吸収部2の表面硬度は、バネの弾性、ゴムやスポンジにおける分子量や添加剤、スポンジにおける発泡倍率(空隙率や空孔の大きさ)等により適宜設定することができる。
衝撃吸収部2は、軟質ゴム、スポンジ、バネから選ばれる1種又は2種以上により構成されていることが好ましい。前記スポンジは、ポリウレタンスポンジであることが好ましい。
軟質部4は、衝撃吸収部2と同様の素材を用いることが好ましい。この場合、軟質部4及び衝撃吸収部2の表面硬度は、バネの弾性、ゴムやスポンジにおける分子量や添加剤、スポンジにおける発泡倍率(空隙率や空孔の大きさ)等により適宜設定することができる。
本考案の穿刺補助具は、積層部材の皮膚側に、穿刺に使用される針の設置部を備え、前記針と前記積層部材との間に穿刺対象の皮膚が配される機構を有することが好ましい。
本考案の穿刺補助具の使用において用いられる針はマイクロニードルであることが好ましい。このマイクロニードルとは、針の長さが5000μm以下、好ましくは4000μm以下、より好ましくは3000μm以下の針のことを言う。本考案の穿刺補助具の使用において前記マイクロニードルを用いることで、前述の小動物の薄い皮膚への皮内穿刺をより好適に行うことができる。
本考案の穿刺補助具の使用において用いられる針はマイクロニードルであることが好ましい。このマイクロニードルとは、針の長さが5000μm以下、好ましくは4000μm以下、より好ましくは3000μm以下の針のことを言う。本考案の穿刺補助具の使用において前記マイクロニードルを用いることで、前述の小動物の薄い皮膚への皮内穿刺をより好適に行うことができる。
以下、本考案を実施例に基づきさらに詳しく説明するが、本考案はこれにより限定して解釈されるものではない。表1中の「-」は、その欄の値等が無いことを意味する。
実施例及び比較例で用いた硬質部は、厚さ10.0mmのステンレス鋼により構成され、表面硬度は100.0であった。衝撃吸収部は、厚さ5.0mmのウレタンスポンジにより構成され、表面硬度は4.0であった。軟質部は、厚さ2.0mmのウレタンスポンジにより構成され、表面硬度は6.0であった。
(実施例1)
表1に示す構成の積層部材を有する実施例1の穿刺補助具試料を作製した(図1参照)。穿刺補助具試料の皮膚側から平面視した面積は100mm2とした。
(実施例1)
表1に示す構成の積層部材を有する実施例1の穿刺補助具試料を作製した(図1参照)。穿刺補助具試料の皮膚側から平面視した面積は100mm2とした。
(実施例2)
表1に示す構成の積層部材を有する実施例2の穿刺補助具試料を作製した(図3参照)。皮膚側から平面視した面積は実施例1と同様にした。
表1に示す構成の積層部材を有する実施例2の穿刺補助具試料を作製した(図3参照)。皮膚側から平面視した面積は実施例1と同様にした。
(比較例1)
表1に示す構成を有する比較例1の穿刺補助具試料を作製した。皮膚側から平面視した面積は実施例1と同様にした。
表1に示す構成を有する比較例1の穿刺補助具試料を作製した。皮膚側から平面視した面積は実施例1と同様にした。
(比較例2)
表1に示す構成の積層部材(皮膚側の軟質部及びその反対側の硬質部)を有する比較例2の穿刺補助具試料を作製した。皮膚側から平面視した面積は実施例1と同様にした。
表1に示す構成の積層部材(皮膚側の軟質部及びその反対側の硬質部)を有する比較例2の穿刺補助具試料を作製した。皮膚側から平面視した面積は実施例1と同様にした。
(比較例3)
表1に示す構成の積層部材(皮膚側の衝撃吸収部及びその反対側の硬質部)を有する比較例3の穿刺補助具試料を作製した。皮膚側から平面視した面積は実施例1と同様にした。
表1に示す構成の積層部材(皮膚側の衝撃吸収部及びその反対側の硬質部)を有する比較例3の穿刺補助具試料を作製した。皮膚側から平面視した面積は実施例1と同様にした。
(試験)
各実施例及び各比較例の穿刺補助具試料を用いて穿刺試験を行った。
針の製造においては、基材シートとして、厚み0.3mmのPLA樹脂からなるシートに、円錐状の突起を3本とこれら円錐状の突起の周囲を囲むように円錐台状の突起9本が配置された押し込み具を超音波振動させながら押し込むことで製造した。
得られた針は、高さ2000μmの円錐状の突起3本と、高さ1700μmの円錐台状の突起9本からなるものであった。
穿刺デバイスは、シリンジをバネで押し出す機構と、バネが縮んだ状態で固定する機構、縮んだ状態のバネを開放するスイッチ機構を有し、前記針を装着した。針の有効高さは300μmであった。
前記穿刺デバイスには染色液を充填し、注液量10μLとした。
前記穿刺デバイスは、各穿刺補助部の皮膚側の上方に設置した。針先端と各穿刺補助具試料の皮膚側の表面との距離は、10mmとした。
マウスを穿刺対象の小動物とした。評価前に、マウスの穿刺対象面の毛を剃毛した後、試験室に少なくとも30分順化させた。
穿刺動作は次のようにして行った。
すなわち、マウスの穿刺対象面の皮膚を延伸し、穿刺補助具試料の上に載置した(図2(A)参照)。その後、マウスの穿刺対象面に対して略垂直方向に、針先端と穿刺対象面の距離が10mmとなるように前記穿刺デバイスを配置し、縮んだバネを開放することで針を付勢した状態で針とマウスの穿刺対象面を接触させた(図2(B)参照)。その後、シリンジから染色液10μLを注液した。
いずれの実施例・比較例も、穿刺速度は、2000mm/秒に設定した。
各実施例及び各比較例の穿刺補助具試料を用いて穿刺試験を行った。
針の製造においては、基材シートとして、厚み0.3mmのPLA樹脂からなるシートに、円錐状の突起を3本とこれら円錐状の突起の周囲を囲むように円錐台状の突起9本が配置された押し込み具を超音波振動させながら押し込むことで製造した。
得られた針は、高さ2000μmの円錐状の突起3本と、高さ1700μmの円錐台状の突起9本からなるものであった。
穿刺デバイスは、シリンジをバネで押し出す機構と、バネが縮んだ状態で固定する機構、縮んだ状態のバネを開放するスイッチ機構を有し、前記針を装着した。針の有効高さは300μmであった。
前記穿刺デバイスには染色液を充填し、注液量10μLとした。
前記穿刺デバイスは、各穿刺補助部の皮膚側の上方に設置した。針先端と各穿刺補助具試料の皮膚側の表面との距離は、10mmとした。
マウスを穿刺対象の小動物とした。評価前に、マウスの穿刺対象面の毛を剃毛した後、試験室に少なくとも30分順化させた。
穿刺動作は次のようにして行った。
すなわち、マウスの穿刺対象面の皮膚を延伸し、穿刺補助具試料の上に載置した(図2(A)参照)。その後、マウスの穿刺対象面に対して略垂直方向に、針先端と穿刺対象面の距離が10mmとなるように前記穿刺デバイスを配置し、縮んだバネを開放することで針を付勢した状態で針とマウスの穿刺対象面を接触させた(図2(B)参照)。その後、シリンジから染色液10μLを注液した。
いずれの実施例・比較例も、穿刺速度は、2000mm/秒に設定した。
〈評価〉
上記を以下の点で評価した。
〇:染色液を皮内に注入でき、皮膚に膨疹が観察された。且つ、針が皮膚を貫通することなく、穿刺面と反対側に染色液の漏れが観察されなかった。
×:針の皮膚への穿刺が不十分であり、染色液が皮膚の表面に漏れ出てしまい、皮膚に膨疹が観察されなかった。又は、針が皮膚を貫通してしまい、穿刺面と反対側の皮膚表面に染色液の漏れが観察された。
上記を以下の点で評価した。
〇:染色液を皮内に注入でき、皮膚に膨疹が観察された。且つ、針が皮膚を貫通することなく、穿刺面と反対側に染色液の漏れが観察されなかった。
×:針の皮膚への穿刺が不十分であり、染色液が皮膚の表面に漏れ出てしまい、皮膚に膨疹が観察されなかった。又は、針が皮膚を貫通してしまい、穿刺面と反対側の皮膚表面に染色液の漏れが観察された。
表1に示すように、各実施例の穿刺補助具を用いた穿刺試験では、染色液の膨疹が観察できた。すなわち、皮内穿刺ができていた。
これに対し、比較例1及び2の穿刺補助具を用いた穿刺試験では、針が深く刺さって皮下まで貫通していた。染色液の膨疹は観られなかった。
また、比較例3の穿刺補助具を用いた穿刺試験では、針の皮膚への穿刺が不十分であり、染色液を皮内に注入することが充分にできず、膨疹の形成が見られなかった。
以上のとおり、各実施例の穿刺補助具を用いれば皮内に穿刺することができることが分かった。
これに対し、比較例1及び2の穿刺補助具を用いた穿刺試験では、針が深く刺さって皮下まで貫通していた。染色液の膨疹は観られなかった。
また、比較例3の穿刺補助具を用いた穿刺試験では、針の皮膚への穿刺が不十分であり、染色液を皮内に注入することが充分にできず、膨疹の形成が見られなかった。
以上のとおり、各実施例の穿刺補助具を用いれば皮内に穿刺することができることが分かった。
1 硬質部
2 衝撃吸収部
3、3S、3T 積層部材
4 軟質部
10、10S、10T 穿刺補助具
2 衝撃吸収部
3、3S、3T 積層部材
4 軟質部
10、10S、10T 穿刺補助具
Claims (10)
- 小動物に皮内穿刺する際に針を受ける穿刺補助具であって、
皮膚側に配される硬質部と
前記硬質部の前記皮膚側とは反対側に配される衝撃吸収部と
を含む積層部材を有し、
前記硬質部は平面又は曲面を有し、該平面又は曲面は、タイプAデューロメーターで測定される表面硬度が60以上であり、
前記衝撃吸収部は、前記表面硬度が0.5以上40以下である、
穿刺補助具。 - 前記硬質部の前記皮膚側に軟質部を有し、
該軟質部は、前記硬質部よりも前記表面硬度が低く、かつ、前記衝撃吸収部よりも前記表面硬度が高い、請求項1記載の穿刺補助具。 - 前記軟質部は、前記衝撃吸収部よりも厚さが薄く、10mm以下である、請求項2記載の穿刺補助具。
- 前記硬質部の前記表面硬度の、前記衝撃吸収部の前記表面硬度に対する比(前記硬質部の表面硬度/前記衝撃吸収部の表面硬度)が、5以上200以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の穿刺補助具。
- 前記硬質部及び前記衝撃吸収部が板状である、請求項1~3のいずれか1項に記載の穿刺補助具。
- 前記硬質部は、金属、プラスチック、セラミック、硬質ゴムから選ばれる1種又は2種以上により構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の穿刺補助具。
- 前記衝撃吸収部は、軟質ゴム、スポンジ、バネから選ばれる1種又は2種以上により構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の穿刺補助具。
- 前記積層部材の前記皮膚側に、穿刺に使用される針の設置部を備え、前記針と前記積層部材との間に穿刺対象の皮膚が配される機構を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の穿刺補助具。
- 前記針はマイクロニードルである、請求項8記載の穿刺補助具。
- 前記硬質部の前記皮膚側に軟質部を有し、
該軟質部は、
前記硬質部よりも前記表面硬度が低く、
前記衝撃吸収部よりも前記表面硬度が高く、
前記衝撃吸収部よりも厚さが薄く、10mm以下であり、
前記硬質部の前記表面硬度の、前記衝撃吸収部の前記表面硬度に対する比(前記硬質部の表面硬度/前記衝撃吸収部の表面硬度)が、5以上200以下であり、
前記硬質部及び前記衝撃吸収部が板状であり、
前記硬質部は、金属、プラスチック、セラミック、硬質ゴムから選ばれる1種又は2種以上により構成され、
前記衝撃吸収部は、軟質ゴム、スポンジ、バネから選ばれる1種又は2種以上により構成されており、
前記積層部材の前記皮膚側に、穿刺に使用される針の設置部を備え、前記針と前記積層部材との間に穿刺対象の皮膚が配される機構を有し、前記針はマイクロニードルである、請求項1記載の穿刺補助具。
Priority Applications (1)
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JP2023002382U JP3243536U (ja) | 2023-07-05 | 2023-07-05 | 穿刺補助具 |
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JP2023002382U JP3243536U (ja) | 2023-07-05 | 2023-07-05 | 穿刺補助具 |
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JP3243536U true JP3243536U (ja) | 2023-08-31 |
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Family Applications (1)
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JP2023002382U Active JP3243536U (ja) | 2023-07-05 | 2023-07-05 | 穿刺補助具 |
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JP (1) | JP3243536U (ja) |
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2023
- 2023-07-05 JP JP2023002382U patent/JP3243536U/ja active Active
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