JP3243465B2 - 種植え装置 - Google Patents

種植え装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数のタマネギそ
の他の種を、畑の畝の部分に予め被せられたマルチシー
トを突き破りながら畝の土の中に植える装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タマネギの栽培には、種を直蒔きする場
合と、苗を植える場合があり、一般的には春には種を直
蒔きをし、秋には苗を植えて栽培している。タマネギの
苗を畑の畝に植え付ける場合、畝には予めマルチシート
と呼ばれる黒い塩化ビニルシートを被せて太陽熱を吸収
したり保温、保湿をするので、そのマルチシートに穴を
開けなければタマネギの苗を植えることができない。
【0003】従来は、棒で所定間隔毎に手作業で穴を開
けていたが、穴を開けるのに非常に手間が掛かり、特に
腰を曲げた状態での作業が長時間にわたるので、高齢化
している農家にとって過酷な作業となる。
【0004】このような作業の改善を図るものとして、
特開昭58−98005号公報には、中空パイプからな
る4本の足と、1本の固定尺からなる穴あけ機が開示さ
れており、4本の足を畝のマルチシートの上から突き刺
して引き上げ、開いた穴にタマネギの苗を差し込むもの
である。しかしながら、前掲の特開昭58−98005
号公報に記載された機械では、マルチシートに穴を開け
る手間は旧来に比べて少なくなるが、苗を植える作業は
人手による作業となり、労力が掛かる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、種を直蒔きする
場合は、蒔いた後にマルチシートを畝に被せると芽が出
て茎が成長したときにマルチシートが邪魔になってマル
チシートの上に突き出ることができないためマルチシー
トを使用できない。マルチシートを被せた後に種を直蒔
きするには、マルチシートに穴を開けてから種を蒔くこ
とが考えられるが、手作業では、種を地中に植えること
ができないし、手間も掛かる。従って、直蒔きは、マル
チシートが必要な秋からの種蒔きには適さないと言う問
題があった。
【0006】そこで本発明が解決しようとする課題は、
マルチシートに穴を開ける作業と、種を畝に植える作業
を同時にして、種植えの省力化を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の種植え装置は、畝をまたがって溝を移動で
きる車輪を前後左右に備えた機枠に、パイプ取付枠を昇
降可能に設置し、それらのパイプ取付枠に、下端が鋭角
にカットされた複数のパイプの上端を固定し、このパイ
プの下端に、同パイプの切り口を覆う蓋を開閉自在に取
り付け、同パイプの内部に、前記蓋を開けるための蓋開
け管を摺動自在にはめ込むと共に蓋開け管を固定する管
取付枠を設け、前記蓋開け管の上方に、種を落とし込む
開口を設け、前記パイプ取付枠と管取付枠とをスプリン
グで結合し、前記管取付枠を押し下げるための押し下げ
機構を設けたものである。前記の押し下げ機構は、支点
を機枠に、作用点を管取付枠に取り付けたレバーとする
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示す実施例を参照しながら具体的に説明する。図1
は本発明実施例の全体構成を示す概略斜視図、図2は要
部拡大図である。図1において、1は機枠、2は車輪、
3は車軸である。
【0009】実施例の説明に先立って、本発明の種蒔き
装置に適した種の加工方法について説明する。タマネギ
の種は非常に小さく、機械での取り扱いに不便であるの
で、予め土を平らに伸ばして升目状または円形の型を押
しつけ、それぞれの升目または円形の土の中央部にピン
セット等でタマネギの種を埋め込む。その後、それぞれ
を丸めて1.5cm程度の直径の団子状にする。このと
き、メッシュに元の形の土の塊を入れて揺すると、自動
的に丸くなって団子状の土ができる。これを自然乾燥や
風を当てて乾燥することで、種蒔きに適した、取り扱い
やすい種入り土団子(以下、種団子という)とすること
ができる。なお、使用する土は、消毒して、中に酢と液
肥を混ぜておくとよい。天日に干すと、2週間程度で芽
が出るようになる。
【0010】図1に示す機枠1の上部は、種団子のコン
テナ載せ台として使用できる。機枠1の四隅には支柱4
が設けられており、支柱4には、第1及び第2のパイプ
取付枠5,6が昇降自在に設置され、また補助柱9に
は、第3及び第4のパイプ取付枠7,8が取り付けられ
ている。
【0011】これらのパイプ取付枠5〜8には、図3に
示すように、下端が鋭角にカットされた複数のパイプ1
0の上端がボルト等で固定されている。このパイプ10
の下端には、同パイプの切り口10aを覆う蓋11を蝶
番などで開閉自在に取り付けられている。通常は、蓋1
1は切り口10aを覆うように、また、パイプ10内に
種団子が入ったときに、蓋11が開かないように、スプ
リング(図示せず)によって軽く付圧されている。パイ
プ10の上端部は、パイプ取付枠5,6に対してねじ込
んで取り付けできるように雄ねじが形成されており、パ
イプ10や蓋11が損傷したり土が詰まったりしたとき
は、ねじを外して、交換や補修、清掃ができるようにし
ている。
【0012】図2に戻って、パイプ取付枠5〜8の上方
には、パイプ10内に嵌合する蓋開け管12を取り付け
た管取付枠13〜16が設置され、パイプ取付枠5〜8
と管取付枠13〜16とは、スプリング17を介して結
合されている。蓋開け管12の上部は、種団子を落とし
込みやすいように、広口の種入れ部12aとしている。
管取付枠13〜16はゴムベルトなどにより、通常は上
方に引き上げられている。
【0013】上記のような構成の実施例装置の使用方法
について説明する。機枠1の上に種団子コンテナ(図示
せず)を載せて手押しでタマネギ畑に行き、車輪2が畝
の間の溝の部分を通るようにして種を植えようとする畝
の上部に機枠1を止める。次いで、各蓋開け管12の上
部の種入れ部12aから種団子を落とし込む。種団子
は、蓋開け管12の内部を通ってパイプ10の下端まで
落下し、蓋11により止められる。
【0014】種団子の落とし込み作業が全部終わった
ら、種の植え付け作業にはいる。すなわち、管取付枠1
3〜16を、同時または個別に、レバー等(図示せず)
を用いて押し下げる。そうすると、管取付枠13〜16
とパイプ取付枠5〜8は途中まではスプリング17で結
合されているため同時に下降するが、パイプ10の下端
が畝のマルチシートに接し、さらに管取付枠13〜16
が下降すると、パイプ10の下端でマルチシートが突き
破られ、同時に、パイプ取付枠5〜8がスプリング17
の弾力に抗して畝の土による反力を受けるので、管取付
枠13〜16が下降する距離ほどは下降せず、したがっ
て、蓋開け管12によって蓋11が開かれ、パイプ10
内の種団子が、マルチシートに突き破られた穴を通し
て、畝の土に植え込まれる。
【0015】植え付けが終了したタイミングで軸取付枠
13〜16を引き上げると、パイプ10が畝及びマルチ
シートから上昇し、植え付けが完了する。次に、機枠1
を移動して、次の植え付け地に行って、同様に作業を繰
り返す。
【0016】植え付け後に水や液肥をかけると、種団子
の中の種が発芽し、2週間程度で畝から芽が出てくる。
もし、奇形苗が育成したり、種団子からの発芽が見られ
なかったときは、別に用意したタマネギの苗を植え付け
て、補苗をする。
【0017】なお、上記の説明は、特にタマネギの種に
ついて本発明を適用した例であるが、タマネギ以外の種
についても適用することができる。種が大きい場合は、
種団子を作らず、種を直接パイプに入れることができ
る。
【0018】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、マル
チシートに穴を開ける作業と、種を畝に植える作業を同
時にして、種の植え付けの省力化を図ることができる。
また、苗を植える方法に比べて、作業の手間と時間を省
くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の全体構成を示す概略斜視図で
ある。
【図2】 本発明実施例の要部拡大図である。
【図3】 パイプの詳細を示す拡大図である。
【図4】 パイプの取付状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 機枠、2 車輪、3 車軸、4 支柱、5 第1の
パイプ取付枠、6 第2のパイプ取付枠、7 第3のパ
イプ取付枠、8 第4のパイプ取付枠、9 補助柱、1
0 パイプ、11 蓋、12 蓋開け管、13〜16
管取付枠、17スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 5/00 - 9/08 A01G 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畝をまたがって溝を移動できる車輪を前
    後左右に備えた機枠に、パイプ取付枠を昇降可能に設置
    し、それらのパイプ取付枠に、下端が鋭角にカットされ
    た複数のパイプの上端を固定し、このパイプの下端に、
    同パイプの切り口を覆う蓋を開閉自在に取り付け、同パ
    イプの内部に、前記蓋を開けるための蓋開け管を摺動自
    在にはめ込むと共に蓋開け管を固定する管取付枠を設
    け、前記蓋開け管の上方に、種を落とし込む開口を設
    け、前記パイプ取付枠と管取付枠とをスプリングで結合
    し、前記管取付枠を押し下げるための押し下げ機構を設
    けたことを特徴とする種植え装置。
  2. 【請求項2】 押し下げ機構は、支点を機枠に、作用点
    を管取付枠に取り付けたレバーである請求項1記載の種
    植え装置。
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