JP2646178B2 - 野菜類栽培方法とそれに用いる野菜類栽培用培地 - Google Patents

野菜類栽培方法とそれに用いる野菜類栽培用培地

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、葉もの野菜等の野菜類
を栽培する野菜類栽培方法と、その方法に用いる野菜類
栽培用培地に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、野菜類を栽培する際には、土壌に
野菜類の種子を播き付けた後、その種子から発芽、生育
させる野菜類の成長段階に応じて、窒素、燐酸、カリウ
ム等の各種肥料を必要時期に必要量野菜類栽培中の土壌
に与えている。そして、野菜類を栄養不足や栄養過多に
陥らせずに順調に揃って生育し続けている。
【0003】ところで、野菜類栽培において、各種肥料
を必要時期に必要量土壌に与える施肥作業は、多大な手
数を要する。
【0004】そのため、本発明者は、本願と同時に出願
した特許願において、面倒な施肥作業を不要とする野菜
類栽培用有機質培地を開発した。
【0005】この有機質培地は、おが屑又はコーンコブ
(とうもろこしの芯)等と米糠とを主成分とするきのこ
栽培に用いた培地、又はおから、コーンコブ又はアルコ
ール醸造の際の米、麦又は芋類の残渣をほぼ100%に
有機肥料化したものであって、窒素、燐酸、カリウム、
ミネラル等の各種栄養素をバランス良く含んでいる。こ
の有機質培地を用いて野菜類を栽培すれば、施肥作業を
行わずとも、その有機質培地から野菜類に各種栄養素を
必要な時期に必要量吸収させて、野菜類を栄養不足や栄
養過多に陥らせずに揃って順調に生育し続けることがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実験による
と、上記のような有機質培地を用いて野菜類を栽培した
場合においても、その野菜類栽培中の有機質培地に各種
追肥用肥料を適宜時期に適宜量与えれば、その野菜類を
より高品質に順調に揃って生育できることが確認されて
いる。
【0007】しかしながら、野菜類栽培中の有機質培地
に各種追肥用肥料を適宜時期に適宜量与えることは前述
のように多大な手数を要し、野菜類栽培の人件費をコス
トアップさせる要因となる。
【0008】そこで、本発明者は、鋭意研究の末、野菜
類栽培中の培地に各種追肥用肥料を適宜時期に適宜量与
えずとも、野菜類栽培中の培地に各種追肥用肥料を適宜
時期に適宜量与えた場合と同じように、野菜類を良品質
に揃って順調に発芽、生育できる野菜類栽培方法と、そ
れに用いる野菜類栽培用培地を開発した。
【0009】即ち、本発明は、野菜類栽培中の培地に追
肥を施さずとも、野菜類を高品質に揃って順調に発芽、
生育し続けることのできる野菜類栽培方法と、それに用
いる野菜類栽培用培地を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の野菜類栽培方法は、上層がきのこ栽
培に用いた培地をほぼ100%に有機肥料化してなる有
機質培地からなり、下層が肥料層又は肥料を混入した土
壌からなる野菜類栽培用培地の上層の有機質培地に野菜
類の種子を播き付けて、その種子から野菜類を発芽させ
ると共に、その種子から伸長する野菜類の根部を前記上
層の有機質培地を通してその下層の肥料層又は土壌に蔓
延させて、その肥料層又は土壌に含まれる肥料を野菜類
に吸収させながら、前記種子から発芽させた野菜類を生
育することを特徴としている。
【0011】本発明の第1の野菜類栽培方法において
は、有機肥料化する培地に、おが屑と米糠とを主成分と
する培地、又は粉状又は粒状のコーンコブと米糠とを主
成分とする培地を用いることを好適としている。
【0012】本発明の第2の野菜類栽培方法は、本発明
の第1の野菜類栽培方法において、上層の有機質培地
に、きのこ栽培に用いた培地を有機肥料化してなる有機
質培地に代えて、おから、粉状又は粒状のコーンコブ又
はアルコール醸造の際の米、麦又は芋類の残渣をほぼ1
00%に有機肥料化してなる有機質培地を用いることを
特徴としている。
【0013】本発明の第1の野菜類栽培用培地は、上層
がきのこ栽培に用いた培地をほぼ100%に有機肥料化
してなる有機質培地からなり、下層が肥料層又は肥料を
混入した土壌からなることを特徴としている。
【0014】本発明の第1の野菜類栽培用培地において
は、有機肥料化する培地に、おが屑と米糠とを主成分と
する培地、又は粉状又は粒状のコーンコブと米糠とを主
成分とする培地を用いることを好適としている。
【0015】本発明の第2の野菜類栽培用培地は、上層
の有機質培地に、きのこ栽培に用いた培地を有機肥料化
してなる有機質培地に代えて、おから、粉状又は粒状の
コーンコブ又はアルコール醸造の際の米、麦又は芋類の
残渣をほぼ100%に有機肥料化してなる有機質培地を
用いることを特徴としている。
【0016】
【作用】本発明の第1、第2の野菜類栽培方法において
は、きのこ栽培に用いた培地、又はおから、コーンコブ
又はアルコール醸造の際の米、麦又は芋類の残渣をほぼ
100%に有機肥料化してなる上層の有機質培地に野菜
類の種子を播き付けている。即ち、窒素、燐酸、カリウ
ム等の各種栄養素をバランス良く含む有機質培地に野菜
類の種子を播き付けている。
【0017】そのため、野菜類の種子に有機質培地から
各種栄養素をバランス良く吸収させて、その種子から野
菜類の芽や根部を順調に発芽、伸長させることができ
る。それと共に、野菜類の種子が、窒素、燐酸、カリウ
ム等の肥料が偏って多量に含まれた土壌に播かれた場合
のように、いわゆる肥料焼けを起こして、発芽不良に陥
るのを防止できる。
【0018】また、本発明の第1、第2の野菜類栽培方
法においては、上層の有機質培地に播いた野菜類の種子
から伸長する野菜類の根部を上層の有機質培地を通して
その下層の肥料層又は肥料を混入した土壌に蔓延させて
いる。そして、その下層の肥料層又は土壌に含まれる肥
料を野菜類にその根部を通して吸収させている。
【0019】そのため、その下層の肥料層に追肥用肥料
を用いたり、その下層の土壌に追肥用肥料を混入したり
することにより、野菜類栽培中の培地に追肥を施さずと
も、下層の肥料層又は土壌に蔓延させた野菜類の根部に
肥料層又は土壌に含まれる追肥用肥料を吸収させて、水
を補給し続けるだけで、野菜類を高品質に揃って順調に
発芽、生育し続けることができる。
【0020】本発明の第1、第2の野菜類栽培用培地に
おいては、その上層が各種栄養素を過不足なくバランス
良く含む野菜類の種子の肥料焼けを防ぐことのできる有
機質培地からなり、その下層が追肥用肥料を含む肥料層
又は土壌とからなっている。
【0021】そのため、その野菜類栽培用培地を用いて
本発明の第1、第2の野菜類栽培方法により野菜類を栽
培すれば、培地に追肥を施さなくとも水を補給し続ける
だけで、野菜類を高品質に順調に揃って発芽、生育させ
ることができる。
【0022】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。図1は本発明の第1、第2の野菜類栽培方法の好適
な実施例を示し、詳しくはその栽培方法の説明図を示し
ている。以下に、この野菜類栽培方法を説明する。
【0023】上端が広く開口したコンテナ10内に、上
層が有機質培地20からなり、下層が肥料層又は肥料を
含む土壌30からなる、野菜類栽培用培地40を収容し
ている。
【0024】本発明の第1の野菜類栽培方法では、上層
の有機質培地20に、おが屑と米糠とを主成分とするき
のこ栽培に用いた培地、又は粉状又は粒状のコーンコブ
と米糠とを主成分とするきのこ栽培に用いた培地をほぼ
100%に有機肥料化してなる培地を用いている。な
お、上層の有機質培地20には、豆滓等を主成分とする
きのこ栽培に用いた培地をほぼ100%に有機肥料化し
てなる培地を用いても良い。
【0025】本発明の第2の野菜類栽培方法では、上層
の有機質培地20に、おから、粉状又は粒状のコーンコ
ブ又はアルコール醸造の際の米、麦又は芋類の残渣をほ
ぼ100%に有機肥料化してなる培地を用いている。
【0026】これらのきのこ栽培に用いた培地、又はお
から、コーンコブ又はアルコール醸造の際の米、麦又は
芋類の残渣は、それらを例えば畑地等に雨ざらし状態に
長期間放置して、腐敗、醗酵させることにより、ほぼ1
00%に有機肥料化している。
【0027】下層の肥料層又は肥料を混入した土壌30
には、窒素、燐酸、カリウム等の追肥用の無機肥料又は
腐葉土等の追肥用の有機肥料からなる肥料層、又はそれ
らの追肥用の無機肥料又は有機肥料を混入した土壌を用
いている。
【0028】コンテナ10底部には、通水孔10aを複
数個開口して、コンテナ10内に水が溜まらないように
している。
【0029】有機質培地20と肥料層又は肥料を混入し
た土壌30とからなる野菜類栽培用培地40は、コンテ
ナ10内に収容する前又は収容した後に、蒸気滅菌等し
て、その培地40に含まれる雑菌を死滅させている。そ
して、野菜類栽培用培地40を用いて栽培する野菜類5
0が培地40に含まれる雑菌によりその発育が阻害され
たり虫食い状態となったり連作障害を起こしたりするの
を防いでいる。
【0030】次いで、コンテナ10内に収容した野菜類
栽培用培地40の上層の有機質培地20に葉もの野菜等
の野菜類の種子52を播き付けている。具体的には、野
菜類の種子52を上層の有機質培地20内に所定深さに
埋め込んでいる。
【0031】次いで、野菜類の種子52を播き付けた野
菜類栽培用培地40を収容したコンテナ10を、ハウス
60内に収容している。ハウス60には、温度調整機
器、湿度調整機器、換気装置等の環境機器を備えて、ハ
ウス60内の気象条件を野菜類栽培に好適な気象条件に
保持している。そして、野菜類50を、風雨等の自然災
害から保護しながら、野菜類栽培に好適な気象条件下に
置いている。その際には、ハウス60内空間にコンテナ
10を上下に複数段に積み重ねて収容して、ハウス60
内空間に多数のコンテナ10をスペースの無駄なく収容
できるようにしている。それと共に、ハウス60内空間
の上段とその下段とに積み重ねたコンテナ10を一定期
間をおいて順次繰り返し置き換え続けて、ハウス60内
空間の上段とその下段とに積み重ねたコンテナ10内の
野菜類栽培用培地40で栽培中の野菜類の発育状態を遅
速なく一定に揃えている。
【0032】次いで、ハウス60内に収容したコンテナ
10内の野菜類栽培用培地40に播き付けた野菜類の種
子52から野菜類の芽54及びその根部56をそれぞれ
発芽、伸長させている。
【0033】その際には、コンテナ10内の野菜類栽培
用培地40に、水を補給し続けている。コンテナ10内
に溜まった余分な水は、通水孔10aを通してコンテナ
10外方に排出し続けている。
【0034】野菜類の根部56は、上層の有機質培地2
0を通してその下層の肥料層又は肥料を混入した土壌3
0に伸長、蔓延させている。そして、野菜類50にその
根部56から肥料層又は土壌30に含まれる追肥用の肥
料を吸収させている。種子52から発芽させた野菜類の
芽54は、上層の有機質培地20を通してその上方に伸
長させている。そして、野菜類50を収穫可能な状態ま
でに生育し続けている。
【0035】なお、野菜類栽培に好適な春季から秋季等
にかけての時期には、野菜類栽培用培地40を収容した
コンテナ10を屋外に置いて、野菜類50を自然環境に
任せて生育しても良く、そのようにしても、野菜類50
を高品質に揃って順調に生育し続けることができる。
【0036】また、きのこ栽培に用いた培地、又はおか
ら、粉状又は粒状のコーンコブ又はアルコール醸造の際
の米、麦又は芋類の残渣を、雑菌を混入させぬようにし
て、有機肥料化して有機質培地20を形成すると共に、
雑菌を含まぬ肥料層又は肥料を混入した雑菌を含まぬ土
壌を形成する等して、それらをコンテナ10内に収容
し、有機質培地20と肥料層又は肥料を混入した土壌3
0とからなる野菜類栽培用培地40を蒸気滅菌等して、
その培地40に含まれる雑菌を死滅させる工程を省いて
も良い。
【0037】図2は本発明の第1、第2の野菜類栽培用
培地の好適な実施例を示し、詳しくはその培地をコンテ
ナ内に収容した状態の断面図を示している。以下に、こ
の野菜類栽培用培地を説明する。
【0038】図の野菜類栽培用培地40は、前述図1に
示したコンテナ10と同様な構造をしたコンテナ10内
に収容している。
【0039】コンテナ10内に収容した野菜類栽培用培
地40は、その上層が有機質培地20からなり、その下
層が肥料層又は肥料を混入した土壌30からなってい
る。
【0040】本発明の第1の野菜類栽培用培地40で
は、上層の有機質培地20に、おが屑と米糠とを主成分
とするきのこ栽培に用いた培地、又は粉状又は粒状のコ
ーンコブと米糠とを主成分とするきのこ栽培に用いた培
地をほぼ100%に有機肥料化してなる培地を用いてい
る。なお、上層の有機質培地20には、粉状又は粒状の
豆滓等を主成分とするきのこ栽培に用いた培地をほぼ1
00%に有機肥料化してなる培地を用いても良い。
【0041】本発明の第2の野菜類栽培用培地40で
は、上層の有機質培地20に、おから、粉状又は粒状の
コーンコブ又はアルコール醸造の際の米、麦又は芋類の
残渣をほぼ100%に有機肥料化してなる培地を用いて
いる。
【0042】これらの上層の有機質培地20は、前述図
1に示した本発明の第1、第2の野菜類栽培方法の上層
の有機質培地20と同様にして形成している。
【0043】上層の有機質培地20は、図2に示したよ
うに、野菜類の種子52をその有機質培地20に所定深
さに埋め込んだ状態に播き付けた際に、野菜類の種子5
2がその下層の肥料層又は肥料を含む土壌30からの影
響を受けて肥料焼けを起こすのを防ぐことのできる厚さ
にコンテナ10内上部に層状に収容している。
【0044】本発明の第1、第2の野菜類栽培用培地4
0では、下層の肥料層又は肥料を混入した土壌30に、
窒素、燐酸、カリウム等の追肥用の無機肥料又は腐葉土
等の追肥用の有機肥料からなる肥料層又は窒素、燐酸、
カリウム等の追肥用の無機肥料又は腐葉土等の追肥用の
有機肥料を混入した土壌を用いている。
【0045】下層の肥料層又は肥料を混入した土壌30
は、図2に示したように、野菜類の種子52から伸長し
た根部56を肥料層又は土壌30に蔓延させた際に、そ
の根部56が肥料層又は土壌30を突き抜けてコンテナ
10内底部にはびこることなく、その根部56の多くが
肥料層又は土壌30内に余裕を持って蔓延可能な厚さに
コンテナ10内下部に層状に収容している。
【0046】図2に示した第1、第2の野菜類栽培用培
地は、以上のように構成していて、この培地を用いて前
述図1に示した本発明の第1、第2の野菜類栽培方法に
より葉もの野菜等の野菜類を栽培すれば、前述図1に示
した本発明の第1、第2の野菜類栽培方法のように野菜
類の根部56に下層の肥料層又は土壌30に含まれる追
肥用の肥料を吸収させて、野菜類50を高品質に揃って
順調に発芽、生育し続けることができる。
【0047】なお、図2では、野菜類栽培用培地40を
コンテナ10内に収容しているが、野菜類栽培用培地4
0はハウス60内の床面等に直接に置いたり、屋外の畑
地等に直接に又は通水孔の空いたビニールシート等を介
して置いたりしても良く、そのようにしても、その野菜
類栽培用培地40を用いて本発明の第1、第2の野菜類
の栽培方法により、野菜類50を、培地40に追肥を施
さずとも水を補給し続けるだけで、高品質に揃って順調
に生育し続けることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1、第
2の野菜類栽培用培地を用いて本発明の第1、第2の野
菜類栽培方法により葉もの野菜等の野菜類を栽培すれ
ば、野菜類を、培地に面倒な追肥を施さずとも水を補給
し続けるだけで、高品質に揃って順調に発芽、生育し続
けることができる。
【0049】また、廃棄処分に多大な手数とコストを要
していたきのこ栽培に用いた培地、豆腐の残渣であるお
から、コーンを収穫した後の残渣であるコーンコブ、ア
ルコール醸造の際に排出される米、麦又は芋類の残渣に
残る各種栄養素を有効利用してミネラル分等を含む高品
質で美味な野菜類を生育できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の野菜類栽培方法の説明図である。
【図2】本発明の野菜類栽培用培地をコンテナ内に収容
した状態の断面図である。
【符号の説明】 10 コンテナ 20 有機質培地 30 肥料層又は肥料を混入した土壌 40 野菜類栽培用培地 50 野菜類 52 野菜類の種子 54 野菜類の芽 56 野菜類の根部 60 ハウス

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上層がきのこ栽培に用いた培地をほぼ1
    00%に有機肥料化してなる有機質培地からなり、下層
    が肥料層又は肥料を混入した土壌からなる野菜類栽培用
    培地の上層の有機質培地に野菜類の種子を播き付けて、
    その種子から野菜類を発芽させると共に、その種子から
    伸長する野菜類の根部を前記上層の有機質培地を通して
    その下層の肥料層又は土壌に蔓延させて、その肥料層又
    は土壌に含まれる肥料を野菜類に吸収させながら、前記
    種子から発芽させた野菜類を生育することを特徴とする
    野菜類栽培方法。
  2. 【請求項2】 有機肥料化する培地に、おが屑と米糠と
    を主成分とする培地を用いた請求項1記載の野菜類栽培
    方法。
  3. 【請求項3】 有機肥料化する培地に、粉状又は粒状の
    コーンコブと米糠とを主成分とする培地を用いた請求項
    1記載の野菜類栽培方法。
  4. 【請求項4】 上層の有機質培地に、きのこ栽培に用い
    た培地を有機肥料化してなる有機質培地に代えて、おか
    ら、粉状又は粒状のコーンコブ又はアルコール醸造の際
    の米、麦又は芋類の残渣をほぼ100%に有機肥料化し
    てなる有機質培地を用いた請求項1記載の野菜類栽培方
    法。
  5. 【請求項5】 上層がきのこ栽培に用いた培地をほぼ1
    00%に有機肥料化してなる有機質培地からなり、下層
    が肥料層又は肥料を混入した土壌からなる野菜類栽培用
    培地。
  6. 【請求項6】 有機肥料化する培地に、おが屑と米糠と
    を主成分とする培地を用いた請求項5記載の野菜類栽培
    用培地。
  7. 【請求項7】 有機肥料化する培地に、粉状又は粒状の
    コーンコブと米糠とを主成分とする培地を用いた請求項
    5記載の野菜類栽培用培地。
  8. 【請求項8】 上層の有機質培地に、きのこ栽培に用い
    た培地を有機肥料化してなる有機質培地に代えて、おか
    ら、粉状又は粒状のコーンコブ又はアルコール醸造の際
    の米、麦又は芋類の残渣をほぼ100%に有機肥料化し
    てなる有機質培地を用いた請求項5記載の野菜類栽培用
    培地。
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